JPH09318108A - 通風気化式加湿器の通風部構造 - Google Patents

通風気化式加湿器の通風部構造

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JPH09318108A
JPH09318108A JP8153484A JP15348496A JPH09318108A JP H09318108 A JPH09318108 A JP H09318108A JP 8153484 A JP8153484 A JP 8153484A JP 15348496 A JP15348496 A JP 15348496A JP H09318108 A JPH09318108 A JP H09318108A
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Shoji Komatsu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省エネルギ−効果に優れ、安価で、しかも加
湿効率に優れた通風気化式加湿器の通風部構造を提供す
る。 【解決手段】 上部にトレ−1、下部にドレンパン2が
構成され両側面が開放された枠体4の前記トレ−1の底
部の長手方向に適数の長穴5が設けられ、トレ−1内部
の長手方向には水分湿潤繊維6に埋設され上面部に適当
間隔をあけて吐出口8を設けた給水パイプ7が設けら
れ、さらに前記トレ−1の底部の適数の長穴5には水分
湿潤ネット9を張設した水分湿潤エレメント10の上端
がそれぞれ適合させられ、該水分湿潤エレメント10の
下端が前記ドレンパン2内に安定保持されてなり、好ま
しくは前記水分湿潤繊維6及び水分湿潤繊維ネット9に
銅線28を織り込み、さらに好ましくはトレ−1の両端
内部とドレンパン2両端内部が中空に構成した両端枠体
3a、3aで連結させられてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調機等に使用さ
れる通風気化式加湿器の通風部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種空調機に使用される加湿器と
しては、通風気化式の他、高圧スプレ−式、超音波式、
蒸気発生電極式等が提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記高圧スプレ−式、
超音波式、蒸気発生電極式等の加湿器は、それぞれ電気
等のエネルギ−を必要とし、さらに構造が複雑且つ高価
となり、その管理にも手数を要する。
【0004】一方、通風気化式の加湿器は、省エネルギ
−効果に優れ、安価に提供でき、さらにその取扱にも比
較的手数を要することがないものであるが、用途に応じ
た十分な加湿効率を得るためには工夫が必要である。
【0005】本発明は、省エネルギ−効果に優れ、安価
で、しかも加湿効率に優れた通風気化式加湿器の通風部
構造を提供することを目的とする。
【0006】
【問題を解決しようとする手段】本発明は、前記目的を
達成するため、上部にトレ−、下部にドレンパンが構成
された枠体の前記トレ−の底部の長手方向に適数の長穴
が設けられ、トレ−内部の長手方向には水分湿潤繊維に
埋設され上面部に適当間隔をあけて吐出口を設けた給水
パイプが設けられ、さらに前記トレ−の底部の適数の長
穴には水分湿潤繊維ネットを張設した水分湿潤エレメン
トの上端がそれぞれ適合させられ、該水分湿潤エレメン
トの下端が前記ドレンパン内に安定保持されてなる構成
としたものである。
【0007】また、好ましくは、前記水分湿潤繊維及び
水分湿潤繊維ネットに銅線を織り込むものであり、さら
に好ましくは、トレ−両端内部とドレンパン両端内部が
中空に構成した両端枠体内に充填した水分湿潤繊維で連
結された構成としたものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、図示しない給水源から、給水
制御部17を構成する減圧逆止弁18、加湿制御電磁弁
19に加湿用の水が供給され、さらに面積式流量計21
により給水量が一定に調整された後、配管22を介して
給水パイプ7に必要とする量の水が供給される。
【0009】給水パイプ7に供給された水は、その上面
に開口された吐出口8から水分湿潤繊維6内に流出し、
該水分湿潤繊維6を湿潤する。本発明では、前記給水パ
イプ7の上面に吐出口8が設けられていること及び給水
パイプ7が水分湿潤繊維6に埋設状態にあることからト
レ−1内の水分湿潤繊維6が均等に湿潤される。
【0010】さらにトレ−1内の水分湿潤繊維6に水分
が飽和状態になると、上端がトレ−1の底部の長手方向
に設けられた長穴5に適合させられ、前記水分湿潤繊維
に密着させられている水分湿潤エレメント10の水分湿
潤繊維ネット9に水分が毛細管現象で伝達され、該水分
湿潤ネット9が上方から順次湿潤される。
【0011】同時に送気ファン23によって水分湿潤エ
レメント10の背面から空気が直角に通過させられ、該
水分湿潤エレメント10の水分湿潤繊維ネット9に浸透
している水分が気化され、該水分を含んだ空気が水分湿
潤エレメント10の正面から室内等に放出される。
【0012】前記本発明によれば、給水パイプ7を水分
湿潤繊維6に埋設状態にするとともに、トレ−1の底部
の長手方向に設けた長穴5内に水分湿潤繊維ネット9を
張設した水分湿潤エレメント10の上端を適合させ、前
記水分湿潤繊維6に密着させたため、該水分湿潤エレメ
ント10の全面に均等に毛細管現象によって水分が供給
され水分量にバラツキが生じることがない。したがっ
て、給水制御部17により加湿補給水量を適切に調整す
ることにより長期に約85%以上の加湿効率で運転を維
持することができる。
【0013】また、請求項2の発明によれば、室内等に
放出される加湿空気(水及び空気)の殺菌効果ととも
に、水分湿潤エレメント10の付着等物から生じる悪臭
等も消去できる効果が得られる。
【0014】さらに、請求項3の発明によれば、気化さ
れずに下部のドレンパン2に至った水等が両端枠体3
a、3a内に充填された水分湿潤繊維6aの吸い上げ作
用で上部のトレ−1内の水分湿潤繊維6a、6に循環さ
せられ、したがって給水パイプ7から供給する水の供給
量を制御することにより、あるいはドレンに至った水を
循環再使用することにより、排水設備が不要となり、設
置場所の制限をうけなくなるとともに、給水量を100
%有効に気化させることができる。
【0015】すなわち、中空の両端枠体3a、3aが草
木の表皮の働きをし、内部に充填された水分湿潤繊維6
aによる水分吸い上げ作用が助長され、予想以上にドレ
ンパン2の水が上部のトレ−1内に循環させられ、再使
用されるものである。
【0016】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明の全体斜視図、図2は図1
の一部切り欠き略中央縦断面図、図3は一部切り欠き分
解斜視図、図4は水分湿潤エレメントの一部拡大斜視
図、図5は他の実施例を示す要部縦断面図である。
【0017】まず、上部に配置したトレ−1と下部に配
置したドレンパン2の両端部が両端枠体3、3によって
連結されて枠体4が構成される。すなわち、該枠体4の
両側面は開放された構成とされる。
【0018】つぎに前記トレ−1の底部の長手方向に
は、適数の長穴5が設けられる。すなわち、図面実施例
においては、該長穴5は三列設けられている。
【0019】さらに前記トレ−1の内部の長手方向に
は、水分湿潤繊維6に埋設され、上面に適当間隔をあけ
て吐出口8を設けた給水パイプ7が設けられる。図面実
施例では、前記水分湿潤繊維6は予め適当厚さに構成さ
れ、前記給水パイプ7の下部と上部に配置され、該給水
パイプ7を挟持した状態になっている。
【0020】つぎに前記トレ−1の底部の長穴5には水
分湿潤繊維ネット9を張設した水分湿潤エレメント10
の上端が適合させられる。該水分湿潤エレメント10は
予め所定の大きさに構成した矩形枠体11に前記水分湿
潤ネット9を張設して構成されている。
【0021】前記水分湿潤繊維ネット9は、図4に示す
ように構成された通気孔12部に多数のル−プ13が突
出させられてなり、さらには必要に応じて細い銅線28
が織り込まれる。すなわち、銅線28を織り込むと殺菌
効果があり、さらに長期間使用しても悪臭等が発生する
ことがない等の効果が得られる。
【0022】さらに前記水分湿潤エレメント10の下端
が前記ドレンパン2内に安定保持される。図面実施例で
はそれぞれの水分湿潤エレメント10の下端にそれぞれ
保持具14を適合させて安定保持している。
【0023】なお、要求される加湿量等により、水分湿
潤エレメント10の枚数を増加する必要がある場合に
は、トレ−1内の水分湿潤繊維6の均等湿潤のために給
水パイプ7の数も合わせて増加させる必要がある。
【0024】前記給水パイプ7の数の増加は、後述する
配管22をトレ−1の内部で適数に分岐させて給水パイ
プ7を設けることにより行うことができる。
【0025】図中、15は前記トレ−1を密閉する蓋、
16は前記ドレンパン2に連設された集水部、23は送
気ファンである。
【0026】また、17は給水制御部であり、図示しな
い給水源からストレ−ナ及びバキュ−ムブレ−カ−を内
蔵した減圧逆止弁18、加湿制御電磁弁19に供給さ
れ、さらに補給水量調整ニ−ドル弁を20を有する面積
式流量計21により加湿補給水量が一定に調整された
後、配管22を介して前記給水パイプ7に必要とする量
の水が供給される構成になっている。
【0027】図5には他の実施例が示されている。すな
わち、両端枠体3a、3aが中空に構成され、該中空部
に水分湿潤繊維6aが充填されている。そして該水分湿
潤繊維6aが前記トレ−1の両端内部、具体的にはトレ
−1内に設けられた給水パイプ7の上面部に延長され、
同時に前記ドレンパン2の両端内部、具体的にはドレン
パン2内の水と連結されている。
【0028】さらに、ドレンパン2内には常時所定量の
水が存在するように水位検出器24が設けられ、該ドレ
ンパン2内の水に水分湿潤エレメント10の下端が浸漬
されている。図中、25は定水量弁、26は開閉弁、2
7は排水弁である。
【0029】この実施例によれば、ドレンパン2内の水
が水分湿潤エレメント10の下端からも湿潤されるとと
もに、両端枠体3a、3a内に充填された水分湿潤繊維
6aの水分吸い上げ作用によりトレ−1内、具体的には
上部のトレ−1内に延長された水分湿潤繊維6a、さら
に水分湿潤繊維6に循環させられ、水の有効利用、すな
わち、すべての水を有効に気化させることができるもの
である。
【0030】なお、この実施例においては、前記水位検
出器24による水位検出信号に基づいて前記開閉弁26
が開閉されて給水が制御され、あるいは前記排水弁27
が開閉されて排水が制御される。もっとも、この排水は
タンク等に導かれ循環再使用することが望ましい。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、省エネルギ−効果に優
れ、安価で、しかも加湿効率に優れた通風気化式加湿器
の通風部構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体斜視図である。
【図2】図1の一部切り欠き略中央縦断面図である。
【図3】一部切り欠き分解斜視図である。
【図4】水分湿潤エレメントの一部拡大斜視図である。
【図5】他の実施例を示す要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 トレ− 2 ドレンパン 3 両端枠体 4 枠体 5 長穴 6 水分湿潤繊維 7 給水パイプ 8 吐出口 9 水分湿潤繊維ネット 10 水分湿潤エレメント 28 銅線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部にトレ−、下部にドレンパンが構成
    され両側面が開放された枠体の前記トレ−の底部の長手
    方向に適数の長穴が設けられ、トレ−内部の長手方向に
    は水分湿潤繊維に埋設され上面部に適当間隔をあけて吐
    出口を設けた給水パイプが設けられ、さらに前記トレ−
    の底部の適数の長穴には水分湿潤繊維ネットを張設した
    水分湿潤エレメントの上端がそれぞれ適合させられ、該
    水分湿潤エレメントの下端が前記ドレンパン内に安定保
    持されてなることを特徴とする通風気化式加湿器の通風
    部構造。
  2. 【請求項2】 水分湿潤繊維及び水分湿潤繊維ネットに
    銅線が織り込まれた請求項1記載の通風気化式加湿器の
    通風部構造。
  3. 【請求項3】 トレ−両端内部とドレンパン両端内部が
    中空に構成した両端枠体内に充填した水分湿潤繊維で連
    結されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の通
    風気化式加湿器の通風部構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011080734A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Zojirushi Corp 空気調和機および空気調和方法
CN103047729A (zh) * 2012-11-10 2013-04-17 摩尔动力(北京)技术股份有限公司 蒸发式加湿器
JP2014202397A (ja) * 2013-04-03 2014-10-27 三菱電機株式会社 加湿器
JP2018179317A (ja) * 2017-04-04 2018-11-15 ダイナエアー株式会社 散布トレイ、三流体熱交換器、及び湿式調湿装置

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