JPH09316992A - 雨水中の固形物分離装置 - Google Patents

雨水中の固形物分離装置

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JPH09316992A
JPH09316992A JP16055896A JP16055896A JPH09316992A JP H09316992 A JPH09316992 A JP H09316992A JP 16055896 A JP16055896 A JP 16055896A JP 16055896 A JP16055896 A JP 16055896A JP H09316992 A JPH09316992 A JP H09316992A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小枝や木の葉、小石といった固形物の混ざっ
ている雨水を地表からそのまま雨水流入口に流入させた
後、雨水から固形物を分離することができるようにし
て、雨水流入口の清掃を頻繁に行う必要がなく、雨水流
入口を清潔に保つことができるようにする。 【解決手段】 雨水流入槽1の内部を、仕切り壁6によ
って、粗固形物捕集容器設置空間61と水溜め空間62
とに仕切る。雨水流入口3の下方に粗固形物分離機構B
を配備する。粗固形物分離機構Bは、雨水Wと微細固形
物S2を通過させる水通路と、粗固形物S1を受け止め
て粗固形物捕集容器5に入れる粗固形物受渡し部72と
を有する。粗固形物分離機構Bの下方位置に微細固形物
捕集容器9を設置する。水溜め空間62に排水路16を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雨水に混ざってい
る小枝、木の葉、砂、小石などの粗固形物や微細固形物
を地表に降った雨水から分離する装置に関する。特に、
地中に形成された雨水貯留槽に導入される前の雨水から
上記粗固形物や微細固形物を分離するのに適する雨水中
の固形物分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地表に降った雨水を集めて地中に
設置されている雨水貯留槽に一旦貯留し、貯留した雨水
を河川の増水時などを避けてその河川に放流したり、貯
留した上記雨水を徐々に地中に浸透させたりして都市河
川の氾濫を防ぐといった雨水管理や、上記雨水貯留槽に
貯留した上記雨水を公園の植物の潅漑水や防火用水に利
用するといった雨水管理が、注目されている。
【0003】これらの雨水管理を行う上で、上記雨水貯
留槽に流入する雨水に小枝や木の葉などの粗固形物や小
石や砂などの微細固形物が混ざっていると、その雨水貯
留槽の中にそれらの固形物が次第に堆積するのでその雨
水貯留槽を頻繁に清掃しなければならなくなったり、そ
の雨水貯留槽に貯留されている雨水を河川に放流したり
地中に浸透させたり潅漑水に利用したりするときなどに
支障が生じる。このことより、雨水を集めて流すための
側溝の終部から直接に上記雨水貯留槽に雨水を流し込む
ことは好ましくないといえる。
【0004】他方、上記雨水貯留槽に通じる雨水流入口
を、公園の歩道脇などの人が通行する場所や人の集まる
場所に設置と、その雨水流入口のために歩行に支障をき
たすことがあった。そこで、従来は、図5に示したよう
に、上記雨水流入口をグレーチング100で塞ぎ、その
グレーチング100に具備された小さな開口110を通
して地表を流れてきた雨水を上記雨水貯留槽に流入させ
ると共に、そのグレーチング100によって小枝や木の
葉などの比較的大形の粗固形物S1が上記雨水貯留槽に
流入しないようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、雨水
を集めて流すための側溝の終部から直接に上記雨水貯留
槽に雨水を流し込むようにすると、上記雨水貯留槽に流
入する雨水に小枝や木の葉などの粗固形物や小石や砂な
どの微細固形物が混ざり込むと問題がある。
【0006】また、上記したグレーチング100によっ
て雨水とその雨水に混ざっている上記粗固形物S1を分
離するようにしただけでは、粗固形物S1、特に木の葉
などが上記グレーチング100に付着してその開口11
0を塞ぐので、掃除によってその粗固形物S1を上記グ
レーチング100から頻繁に取り除く必要があるばかり
でなく、上記グレーチング100に上記粗固形物S1が
付着していると衛生面からも美観面からも問題がある。
また、公園などの木の葉の多いところでは、グレーチン
グ100の上面が枯れ葉で覆われ、降雨時の水の流れが
遮断され、歩道いっぱいに長時間に亘って水が溜まり、
通行できなくなるという状況が起こっていた。さらに、
水の中に木の葉が長く混入していることにより水が腐敗
しやすくなるといった問題もあった。
【0007】本発明は以上の事情や問題に鑑みてなされ
たものであり、小枝や木の葉などの粗固形物や砂や小石
などの微細固形物の混ざっている雨水が地表を流れてき
た場合に、それらの固形物の混ざっている雨水をそのま
ま雨水流入口に流入させた後、それらの粗固形物や微細
固形物を雨水から分離することができるようにすること
によって、清掃を頻繁に行う必要がなく、しかも、その
雨水流入口を常に清潔に保つことができ、雨水の流れを
遮断することなく、水中に木の葉が溜まることによる水
の腐敗が起こることを防止することができる雨水中の固
形物分離装置を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は、雨水から分離した上記粗
固形物や微細固形物を捕集することができ、しかも捕集
したそれらの固形物をまとめて廃棄することのできる雨
水中の固形物分離装置を提供することを目的とする。
【0009】さらに、本発明は、上記粗固形物や上記微
細固形物を分離した後の雨水を、地中に形成した雨水貯
留槽に導入することのできる雨水中の固形物分離装置を
提供することを目的とする。
【0010】さらに、本発明は、上記雨水流入口から流
入した雨水中からそれに混ざっている上記粗固形物や微
細固形物を無動力で分離して捕集することのできる雨水
中の固形物分離装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る雨水中の固
形物分離装置は、地中に形成された雨水流入槽の上壁部
に雨水流入口が設けられ、上記雨水流入槽に、その内部
を、粗固形物捕集容器を設置するための容器設置空間と
水溜め空間とに仕切る仕切り壁が設けられ、上記雨水流
入口の下方の上記雨水流入槽の内部に、上記雨水流入口
から流入してきた雨水およびその雨水に混ざっている微
細固形物が通過して上記水溜め空間に入ることを許す水
通路とその雨水中の粗固形物を受け止めて上記容器設置
空間に設置された上記粗固形物捕集容器の中へ排出する
粗固形物受渡し部とを有する粗固形物分離機構が配備さ
れ、上記水溜め空間における上記粗固形物分離機構の下
方位置に、上記粗固形物分離機構の水通路を通過した上
記雨水と上記微細固形物とを受け入れかつ受け入れた上
記雨水を上記水溜め空間の中へ導入する微細固形物捕集
容器の設置箇所が設けられ、上記水溜め空間に溜まった
雨水をその水溜め空間から排出する排水路を有する、と
いうものである。
【0012】この発明において、小枝や木の葉などの粗
固形物や小石や砂などの微細固形物の混ざった雨水が地
表を流れて上記雨水流入口に流入すると、上記粗固形物
分離機構の水通路を通過して上記雨水流入槽の水溜め空
間に入った上記雨水とそれに混ざっている上記微細固形
物が、微細固形物捕集容器の設置箇所に設置された上記
微細固形物捕集容器に入った後、その微細固形物が上記
微細固形物捕集容器によって捕集される一方で、雨水が
その微細固形物捕集容器から上記水溜め空間に導入され
る。そして、水溜め空間に溜まった雨水が上記排水路を
経て排出される。
【0013】これに対し、地表を流れてきた雨水に混ざ
っている上記粗固形物は、上記粗固形物分離機構の上記
粗固形物受渡し部によって受け止められた後、上記容器
設置空間に設置された上記粗固形物捕集容器の中へ排出
され、その粗固形物捕集容器によって捕集される。
【0014】上記した固形物分離装置においては、上記
雨水流入槽の上壁部に、上記容器設置空間に通じかつそ
の容器設置空間に上記粗固形物捕集容器を出し入れ可能
な大きさの第1開口と、上記水溜め空間に通じかつ上記
微細固形物捕集容器を出し入れ可能な大きさの第2開口
とが開設されていると共に、これらの第1および第2の
各開口に着脱可能な蓋体を有することが望ましい。
【0015】このものによると、蓋体を取り外して開放
した第1開口を利用して粗固形物捕集容器を地上に取り
出し、それによって捕集されている小枝や木の葉などの
粗固形物をまとめて処分することができる。また、蓋体
を取り外して開放した第2開口を利用して微細固形物捕
集容器を地上に取り出し、それによって捕集されている
小石や砂などの微細固形物をまとめて処分することがで
きる。さらに、通常時には、上記第1開口や第2開口に
上記蓋体を装着しておくことにより、その第1開口や第
2開口が人の通行などの障害になることはない。
【0016】また、上記した固形物分離装置において
は、上記雨水流入口の口縁部上面との間に上記粗固形物
および上記微細固形物の混ざった雨水が通過可能な広さ
の隙間を形成して上記雨水流入口を上方から覆うように
その雨水流入口の上記口縁部に配備される蓋体を有する
ものであることが望ましい。
【0017】このものによると、上記蓋体を配備して上
記雨水流入口を上方から覆っておくことにより、その蓋
体と上記雨水流入口の口縁部上面との間に形成された隙
間を通して上記粗固形物および上記微細固形物の混ざっ
た雨水を上記雨水流入口に流入させることができるもの
である。しかも、上記隙間は、小枝や木の葉などの上記
粗固形物を雨水と共に通過させる広さを有しているの
で、その隙間に、上記粗固形物が引っ掛かったり引っ掛
かった粗固形物が堆積したりして雨水の流入を阻害した
り美観を損ねたりすることがない。
【0018】また、上記した固形物分離装置において
は、上記排水路を、地中に形成された雨水貯留槽に連通
させておくことが可能である。このようにすると、当該
固形物分離装置によって上記粗固形物や上記微細固形物
が分離された後の上記雨水だけが上記雨水貯留槽に導入
されるようになり、その雨水貯留槽には、上記粗固形物
や上記微細固形物のほとんど混ざっていない雨水だけが
貯留されるようになる。
【0019】また、上記した固形物分離装置において
は、上記粗固形物分離機構が、上記水通路を形成する隙
間を隔てて横に並列され、それぞれが個別に、無端状に
連続する往路と復路とを回動可能でかつ上記往路の終部
が上記容器設置空間に設置された上記粗固形物捕集容器
に臨まされる複数条の無端ベルトを備えると共に、上記
往路で受け止めた上記粗固形物などの重量により上記無
端ベルトが回動し得るように上記往路の始部よりもその
終部を下位として複数条の上記無端ベルトが傾斜して配
備されていることが望ましい。
【0020】このような粗固形物分離機構を備える上記
固形物分離装置によると、地表を流れてきた雨水やその
雨水に混ざっている微細固形物は、上記雨水流入口に流
入した後、複数条の無端ベルトの相互間の上記隙間によ
って形成された上記水通路を通過して水溜め空間に入
る。その一方で、雨水と共に上記雨水流入口に流入した
小枝や木の葉などの上記粗固形物が上記無端ベルトの往
路で受け止められると、その無端ベルトが上記粗固形物
などの重量によって回動するので、その粗固形物が上記
粗固形物捕集容器に払い落とされる。したがって、無動
力で上記粗固形物が上記雨水から分離されて上記粗固形
物捕集容器に捕集される。
【0021】この場合、木の葉などの上記粗固形物が無
端ベルトに付着したままその無端ベルトの復路へ移送さ
れることがあり、そのような事態が起こって無端ベルト
の復路に多くの粗固形物が付着したままになると、その
無端ベルトが上記粗固形物などの重量によって回動しな
くなるということが起こり得る。この事態を回避するた
めには、上記往路の終部で複数状の上記無端ベルトのそ
れぞれに付着した上記粗固形物をその無端ベルトの走行
によってそれらの無端ベルトから剥がし取ることにより
上記粗固形物捕集容器に払い落とす粗固形物掻取り部材
を備えておくとよい。こうしておくと、上記無端ベルト
の回動に伴ってその往路の終部で上記粗固形物掻取り部
材によってその無端ベルトからそれに付着している上記
粗固形物が剥がし取られて上記粗固形物捕集容器に確実
に払い落とされる。
【0022】また、上記粗固形物分離機構として、上記
水通路を形成する隙間を隔てて横に並列され、それぞれ
が個別に、無端状に連続する往路と復路とを回動可能で
かつ上記往路の終部が上記容器設置空間に設置された上
記粗固形物捕集容器に臨まされる複数条の無端チェン
と、それら複数条の無端チェンを回動させるための駆動
源と、を備えるものを採用することも可能である。
【0023】このような粗固形物分離機構を備える上記
固形物分離装置によると、地表を流れてきた雨水やその
雨水に混ざっている微細固形物は、上記雨水流入口に流
入した後、複数条の無端チェンの相互間の上記隙間によ
って形成された上記水通路を通過して水溜め空間に入
る。その一方で、雨水と共に上記雨水流入口に流入した
小枝や木の葉などの上記粗固形物が上記無端チェンの往
路で受け止められ、上記駆動源によってその無端チェン
が回動されると、その粗固形物が上記粗固形物捕集容器
に払い落とされる。
【0024】このような駆動源で駆動される無端チェン
を備えた上記粗固形物分離機構を採用する場合において
も、上記往路の終部で複数条の上記無端チェンのそれぞ
れに付着した上記粗固形物をその無端チェンの走行によ
ってそれらの無端チェンから剥がし取ることにより上記
粗固形物捕集容器に払い落とす粗固形物掻取り部材を備
える、という構成を採用することが可能であり、そのよ
うにしておくと、上記無端チェンが駆動源によって回動
されるのに伴ってその往路の終部で上記粗固形物掻取り
部材によりその無端チェンに付着している上記粗固形物
が剥がし取られて上記粗固形物捕集容器に確実に払い落
とされる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
る雨水中の固形物分離装置Aを概略的に示した縦断面
図、図2は上記固形物分離装置Aに採用されている粗固
形物分離機構Bを概略的に示した一部省略斜視図、図3
は公園に設置された上記固形物分離装置Aを示す説明図
である。
【0026】図1のように、この固形物分離装置Aの雨
水流入槽1はコンクリートを打設して地中に形成されて
いる。なお、この雨水流入槽1を鋼板やFRPなどの合
成樹脂で製作してそれを地中に埋設してもよい。この雨
水流入槽1の上壁部2は、地表面Gと同一または略同一
のレベルになっており、その一部に雨水流入口3が開設
され、この雨水流入口3は、その口縁部31に配備され
た蓋体4によってその上方から覆われている。
【0027】上記蓋体4はその脚部41を上記口縁部3
1に載架することによって配備されているのであり、そ
の下端部42と上記口縁部31との間には、小枝や木の
葉などの粗固形物S1および小石や砂などの微細固形物
S2の混ざっている雨水Wが矢符で示したように通過で
きる広さの隙間Hが形成されている。図例の蓋体4に
は、ドーム形の骨組み43の頂部にモニュメント44を
取り付けた装飾蓋が採用されており、このような装飾蓋
を上記蓋体4に採用すると、蓋体4の本来の設置目的で
あるところの、上記粗固形物S1や上記微細固形物S2
の混ざっている雨水が上記雨水流入口3に流入すること
を可能にすると共に、上記雨水流入口3を覆ってその雨
水流入口3から人が落ちるという危険性を無くするとい
う機能が果たされることは勿論、その蓋体4によって景
観の向上を図ることができるという利点がある。したが
って、公園などの人の通行する場所や人の集まる場所に
設置される上記固形物分離装置Aにおいては、上記装飾
蓋を上記蓋体4に採用することが特に有益である。
【0028】上記雨水流入槽1には、その内部を、粗固
形物捕集容器5を設置するための容器設置空間61と水
溜め空間62とに仕切る仕切り壁6が立ち上げられてお
り、この仕切り壁6によって仕切られた上記水溜め空間
62の上方に上記雨水流入口3が開設されている。そし
て、上記水溜め空間62と上記容器設置空間61との間
に亘って粗固形物分離機構Bが配備され、この粗固形物
分離機構Bに粗固形物掻取り部材8が付設されている。
【0029】粗固形物分離機構Bは、上記雨水流入口3
から流入してきた雨水Wおよびその雨水に混ざっている
微細固形物S2が通過して上記水溜め空間62に入るこ
とを許す水通路71とその雨水W中の粗固形物S1を受
け止めて上記容器設置空間61に設置された上記粗固形
物捕集容器5の中へ排出する粗固形物受渡し部72とを
有する。
【0030】この実施形態で採用されている粗固形物分
離機構Bは、図2に示したように複数条の無端ベルト7
3…を有する。この複数条の無端ベルト73…は、それ
らの相互間に上記水通路71を形成する隙間を隔てて横
に並列されており、かつ、それぞれの無端ベルト73…
が、それらの無端ベルト73…によって形成される無端
状に連続する往路74と復路75とを個別に回動可能に
なっている。すなわち、それぞれの無端ベルト73は、
その往路74の始部74aと終部74bとが各別に一対
ずつのプーリ76,77に巻き掛けられており、かつ、
それらのプーリ76,77が支軸78,79に回転自在
に支持されている。そして、それぞれの無端ベルト73
において、上記往路74の終部74bが、上記容器設置
空間61に設置された上記粗固形物捕集容器5に臨まさ
れ(図1参照)ていると共に、上記往路75の始部74
aよりもその終部74bが下位になるように傾斜してい
る。この傾斜角は、上記往路74で受け止めた上記粗固
形物S1などの重量によりそれぞれの上記無端ベルト7
3が回動し得る角度に定められている。それぞれの上記
無端ベルト73は、その往路74に位置する部分が上記
した粗固形物受渡し部72に相当している。また、図例
の無端ベルト73においては、所定間隔おきに水溜め凹
所81を備えている。そのため、上記往路74において
この水溜め凹所81に溜まった水の重量が上記無端ベル
ト73を回動させるための負荷として役立つので、上記
往路74で上記無端ベルト73に受け止められた上記粗
固形物S1の重量だけでその無端ベルト73を回動させ
るようにしたものに比べてその無端ベルト73の回転が
円滑に行われる。なお、上記往路74で上記水溜め凹所
81に溜まった水は、その往路74の終部74bから復
路75に移行するときのその水溜め凹所81の反転によ
り水溜め空間62に排出される。
【0031】上記粗固形物掻取り部材8は、上記往路7
4の終部74bで複数条の上記無端ベルト73のそれぞ
れに付着した上記粗固形物S1をその無端ベルト73の
走行によってそれらの無端ベルト73から剥がし取るこ
とにより上記粗固形物捕集容器5(図1参照)に払い落
とす作用を発揮する。このような粗固形物掻取り部材8
としては、図2に示したように、複数条の上記無端ベル
ト73…の往路74の終部74bに沿って横架された水
平杆83から櫛歯状に複数の掻取り片84…,85…を
突設させたものを好適に採用することができる。図例の
粗固形物掻取り部材8における上記掻取り片84…,8
5…は、上記往路74の終部74bにおいて相隣接する
無端ベルト73,73の相互間の隙間に突入された掻取
り片84と、上記往路74の終部74bにおいてそれぞ
れの無端ベルト73に接触された掻取り片85とを有し
ており、前者の掻取り片84は、相隣接する無端ベルト
73,73の相互間の隙間を跨いでそれらの無端ベルト
73,73に付着した粗固形物S1を剥がし取るのに有
効であり、後者の掻取り片85は、無端ベルト73の表
面に付着した粗固形物S1を剥がし取るのに有効であ
る。
【0032】図1に示したように、上記水溜め空間62
における上記粗固形物分離機構Bの下方位置に、上記粗
固形物分離機構Bの上記水通路71を通過した雨水Wと
その雨水Wに混ざっている上記微細固形物S2とを受け
入れかつ受け入れた上記雨水Wを上記水溜め空間62の
中へ導入する微細固形物捕集容器9の設置箇所63が設
けられ、その設置箇所63に上記微細固形物捕集容器9
が設置されている。この微細固形物捕集容器9として
は、通水孔となる網目を有するネット状の側壁を備えた
篭体を好適に用いることができる。
【0033】上記雨水流入槽1の上壁部2には、上記容
器設置空間61に通じかつその容器設置空間61に設置
された上記粗固形物捕集容器5を出し入れ可能な大きさ
の第1開口21と、上記水溜め空間62に通じかつ上記
微細固形物捕集容器9を出し入れ可能な大きさの第2開
口22とが開設され、それらの第1および第2の各開口
21,22に蓋体23,24が着脱可能になっている。
また、上記雨水流入槽1の側壁部15に、上記水溜め空
間62に溜まった雨水Wをその水溜め空間62から溢流
させて排出し得る排水路16が接続されている。なお、
上記容器設置空間61にもその容器設置空間61に溜ま
った雨水を排出するための排水路17が接続されてい
る。そして、これらの排水路16,17が、図3に一点
鎖線で示した雨水貯留槽200に連通されている。
【0034】以上説明した固形物分離装置Aにおいて、
小枝や木の葉などの粗固形物S1や小石や砂などの微細
固形物S2の混ざった雨水Wが地表面Gを流れ、上記蓋
体4と上記雨水流入口3の口縁部31との間の隙間Hを
経て上記雨水流入口3に流入すると、上記微細固形物S
2の混ざっている雨水Wが、上記固形物分離機構7に備
わっている複数条の無端ベルト73の相互間の隙間によ
って形成された上記水通路71を通過して水溜め空間6
1を落下し、その下方に設置されている上記微細固形物
捕集容器9に入り、その微細固形物S2が上記微細固形
物捕集容器9の底に沈殿して捕集され、その雨水Wがそ
の微細固形物捕集容器9から出て上記水溜め空間62に
溜まる。こうして水溜め空間に溜まった雨水の水位が一
定の水位に達すると、その雨水Wが上記排水路16を上
記雨水貯留槽200に流入する。
【0035】その一方で、雨水Wと共に上記雨水流入口
3に流入した小枝や木の葉などの上記粗固形物S1は、
上記無端ベルト73の往路74で受け止められる。こう
して粗固形物S1が上記無端ベルト73の往路74で受
け止められると、その無端ベルト73が上記粗固形物S
1や上記水溜め凹所81に溜まった水の重量によって回
動し、そのような無端ベルト73の回動に伴ってその往
路74の終部74bで上記粗固形物掻取り部材82によ
ってその無端ベルト73からそれに付着している上記粗
固形物S1が剥がし取られて上記粗固形物捕集容器5に
払い落とされる。
【0036】上記粗固形物S1を捕集した上記粗固形物
捕集容器5を、上記蓋体23を取り外して開放した第1
開口21を利用して地上に取り出すようにすれば、地上
でその粗固形物S1をまとめて処分することが可能にな
る。また、上記微細固形物S2を捕集した上記微細固形
物捕集容器9を、上記蓋体24を取り外して開放した第
2開口22を利用して地上に取り出すようにすれば、地
上でその微細固形物S2をまとめて処分することが可能
になる。
【0037】図3に示したように、上記固形物分離装置
Aを公園の歩道301の脇に設置し、その固形物分離装
置Aの上記排水路16,17が連通される雨水貯留槽2
00をその公園の地中に設置しておくことが望ましい。
このようにしておくと、上記装飾蓋により構成された上
記蓋体4が公園の景観を向上させることに役立ち、しか
も、その雨水流入口3に小枝や木の葉などが堆積するこ
とがないので衛生面でも好ましい。
【0038】図4に上記粗固形物分離機構Bの変形例を
示している。この粗固形物分離機構Bは、上記水通路7
1を形成する隙間を隔てて横に並列され、それぞれが個
別に、無端状に連続する往路74と復路75とを回動可
能でかつ上記往路74の終部74bが上記容器設置空間
61(図1参照)に設置された上記粗固形物捕集容器5
(図1参照)に臨まされる複数条の無端チェン73B…
と、それら複数条の無端チェン73B…を回動させるた
めの電動機でなる駆動源70とを備えている。上記無端
チェン73Bは、ステンレス製の短い帯片をピンを介し
て無端状に多数連結したものによって形成されており、
そのような無端チェン73Bがプーリ76,77に巻き
掛けられている。
【0039】図4に示したような駆動源70で駆動され
る無端チェン73Bを備えた上記粗固形物分離機構Bを
備える上記固形物分離装によっても、図2で説明した上
記粗固形物分離機構Bと同じ作用が発揮される。なお、
図4の上記粗固形物分離機構Bは、駆動源70が必要に
応じて駆動される点で、図2のものと異なる。また、図
4の上記粗固形物分離機構Bにおいても、上記往路74
の終部で複数条の上記無端チェン73Bのそれぞれに付
着した上記粗固形物をその無端チェン73Bの走行によ
ってそれらの無端チェン73Bから剥がし取ることによ
り上記粗固形物捕集容器5に払い落とす粗固形物掻取り
部際8を設けることが可能である。
【0040】以上説明した実施形態では、小枝や木の葉
などの粗固形物S1や小石や砂などの微細固形物S2の
混ざった雨水Wが地表面Gを流れ、上記蓋体4と上記雨
水流入口3の口縁部31との間の隙間Hを経て上記雨水
流入口3に流入するようになっているけれども、この点
は、たとえば、雨水を集める側溝の終部に直接に連通す
る雨水流入口を設けておいてもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る雨水中の固形物分離装置に
よると、小枝や木の葉などの粗固形物や砂や小石などの
微細固形物の混ざっている雨水が地表や側溝を流れてき
た場合に、それらの固形物の混ざっている雨水をそのま
ま雨水流入口に流入させた後、それらの粗固形物や微細
固形物を雨水から分離することができるようになるの
で、雨水流入口の清掃を頻繁に行う必要がなく、しか
も、その雨水流入口を常に清潔に保つことができ、美観
を損なうこともなくなり、さらに維持管理費も安価にな
る。また、雨水から分離した上記粗固形物や上記微細固
形物を捕集してそれらの固形物をまとめて廃棄すること
のできるようになるという利便がある。
【0042】さらに、本発明に係る雨水中の固形物分離
装置によると、上記粗固形物や上記微細固形物を分離し
た後の雨水を、地中に形成した雨水貯留槽に導入するこ
とができるので、雨水貯留槽には上記粗固形物や上記微
細固形物の混ざっていない雨水だけを貯留することがで
きるようになり、そのことが、雨水貯留槽に貯留されて
いる雨水の利用性を向上させることにつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である雨水中の固形物分
離装置を概略的に示した縦断面図である。
【図2】上記固形物分離装置に採用されている粗固形物
分離機構を概略的に示した一部省略斜視図である。
【図3】公園に設置された上記固形物分離装置を示す説
明図である。
【図4】上記粗固形物分離機構の変形例を概略的に示し
た一部省略斜視図である。
【図5】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
A 固形物分離装置 W 雨水 S1 粗固形物 S2 微細固形物 H 隙間 1 雨水流入槽 2 上壁部 3 雨水流入口 4 蓋体 5 粗固形物捕集容器 6 仕切り壁 7 粗固形物分離機構 9 微細固形物捕集容器 16 排水路 21 第1開口 22 第2開口 23,24 蓋体 61 容器設置空間 62 水溜め空間 63 微細固形物捕集容器の設置箇所 71 水通路 72 粗固形物受渡し部 73 無端ベルト 73B 無端チェン 74 往路 74a 往路の始部 74b 往路の終部 75 復路 82 粗固形物掻取り部材 200 雨水貯留槽

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に形成された雨水流入槽の上壁部に
    雨水流入口が設けられ、上記雨水流入槽に、その内部
    を、粗固形物捕集容器を設置するための容器設置空間と
    水溜め空間とに仕切る仕切り壁が設けられ、上記雨水流
    入口の下方の上記雨水流入槽の内部に、上記雨水流入口
    から流入してきた雨水およびその雨水に混ざっている微
    細固形物が通過して上記水溜め空間に入ることを許す水
    通路とその雨水中の粗固形物を受け止めて上記容器設置
    空間に設置された上記粗固形物捕集容器の中へ排出する
    粗固形物受渡し部とを有する粗固形物分離機構が配備さ
    れ、上記水溜め空間における上記粗固形物分離機構の下
    方位置に、上記粗固形物分離機構の水通路を通過した上
    記雨水と上記微細固形物とを受け入れかつ受け入れた上
    記雨水を上記水溜め空間の中へ導入する微細固形物捕集
    容器の設置箇所が設けられ、上記水溜め空間に溜まった
    雨水をその水溜め空間から排出する排水路を有すること
    を特徴とする雨水中の固形物分離装置。
  2. 【請求項2】 上記雨水流入槽の上壁部に、上記容器設
    置空間に通じかつその容器設置空間に上記粗固形物捕集
    容器を出し入れ可能な大きさの第1開口と、上記水溜め
    空間に通じかつ上記微細固形物捕集容器を出し入れ可能
    な大きさの第2開口とが開設されていると共に、これら
    の第1および第2の各開口に着脱可能な蓋体を有する請
    求項1に記載した雨水中の固形物分離装置。
  3. 【請求項3】 上記雨水流入口の口縁部上面との間に上
    記粗固形物および上記微細固形物の混ざった雨水が通過
    可能な広さの隙間を形成して上記雨水流入口を上方から
    覆うようにその雨水流入口の上記口縁部に配備される蓋
    体を有する請求項1または請求項2に記載した雨水中の
    固形物分離装置。
  4. 【請求項4】 上記排水路が、地中に形成された雨水貯
    留槽に連通されている請求項1、請求項2、請求項3の
    いずれかに記載した雨水中の固形物分離装置。
  5. 【請求項5】 上記粗固形物分離機構が、上記水通路を
    形成する隙間を隔てて横に並列され、それぞれが個別
    に、無端状に連続する往路と復路とを回動可能でかつ上
    記往路の終部が上記容器設置空間に設置された上記粗固
    形物捕集容器に臨まされる複数条の無端ベルトを備える
    と共に、上記往路で受け止めた上記粗固形物などの重量
    により上記無端ベルトが回動し得るように上記往路の始
    部よりもその終部を下位として複数条の上記無端ベルト
    が傾斜して配備されている請求項1、請求項2、請求項
    3、請求項4のいずれかに記載した雨水中の固形物分離
    装置。
  6. 【請求項6】 上記往路の終部で複数状の上記無端ベル
    トのそれぞれに付着した上記粗固形物をその無端ベルト
    の走行によってそれらの無端ベルトから剥がし取ること
    により上記粗固形物捕集容器に払い落とす粗固形物掻取
    り部材を備える請求項5に記載した雨水中の固形物分離
    装置。
  7. 【請求項7】 上記粗固形物分離機構が、上記水通路を
    形成する隙間を隔てて横に並列され、それぞれが個別
    に、無端状に連続する往路と復路とを回動可能でかつ上
    記往路の終部が上記容器設置空間に設置された上記粗固
    形物捕集容器に臨まされる複数条の無端チェンと、それ
    ら複数条の無端チェンを回動させるための駆動源と、を
    備える請求項1、請求項2、請求項3、請求項4のいず
    れかに記載した雨水中の固形物分離装置。
  8. 【請求項8】 上記往路の終部で複数条の上記無端チェ
    ンのそれぞれに付着した上記粗固形物をその無端チェン
    の走行によってそれらの無端チェンから剥がし取ること
    により上記粗固形物捕集容器に払い落とす粗固形物掻取
    り部材を備える請求項7に記載した雨水中の固形物分離
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107261629A (zh) * 2017-08-03 2017-10-20 郭策 一种水利工程用泥沙分离装置
CN109107265A (zh) * 2018-06-27 2019-01-01 湖州益创环境工程有限公司 一种具有除杂功能的城市雨水过滤机构

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