JPH09315583A - 肥料等運搬送給装置 - Google Patents

肥料等運搬送給装置

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JPH09315583A
JPH09315583A JP15915796A JP15915796A JPH09315583A JP H09315583 A JPH09315583 A JP H09315583A JP 15915796 A JP15915796 A JP 15915796A JP 15915796 A JP15915796 A JP 15915796A JP H09315583 A JPH09315583 A JP H09315583A
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machine frame
conveyor belt
fertilizer
tilting
frame
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Masayoshi Matsumori
正由 松森
Keizo Ikeda
啓三 池田
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Circle Tekkojo KK
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SAAKURU TEKKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肥料等の被送給物を庭先でフォークリフト等
で比較的容易に積み込み、圃場の施肥機等への送給をベ
ルトコンベアで、その高低を適宜調整設定して行うこと
ができ、かつ、庭先と圃場間のトラック運送に際して
は、ベルトコンベアを折曲起立させておくことができる
肥料等運搬送給装置を提供。 【解決手段】 肥料等の被送給物用のホッパーe1 ,e
2 と、そのホッパーe1 ,e2 が繰り出す被送給物を送
給するコンベアベルトd1 ,d2 と、同コンベアベルト
1 ,d2 の全体をその前端側が後端側より高くなる傾
動高位置と平常低位置とに上下動させることができるよ
うにしたこと、および、同コンベアベルトd1 ,d2
前側半部を後側半部に対し起伏させることができるよう
にしたことからなる肥料等運搬送給装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に農家において、肥
料や種子芋等を納屋から圃場に運搬し、施肥機のホッパ
ーや種子芋プランターに送給するのに使用する肥料等運
搬送給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】農家が使用するたとえば肥料についてみ
ると、従来1袋20Kg詰めのものを庭先(納屋)から圃
場へ貨物用トラックで運搬し、そこで開封して当該肥料
を所定の施肥機に供給しているが、この場合の積み卸し
等は殆どが手作業で行われている。
【0003】最近、施肥能率および施肥面積の向上,拡
大に関連して、従来の1袋20Kg詰めのものに替わって
500Kg詰めのものが流通しはじめているが、これは製
造工場から農家への運搬の段階での省力化のために寄与
するところはきわめて大きいと認められる。しかし、農
家では、それを袋詰めのまま庭先から圃場に運搬するの
に、大型機械を必要とすることになるとともに、その袋
詰めのものを圃場で手作業により個別に開封して当該肥
料を施肥機に送給充填するには、作業性が著しく悪く、
施肥能率を上げるのに支障になる。
【0004】一方、粒状の肥料3要素を混合してなる複
合肥料が高価であるのを、安価な粒状単肥を混合使用す
ることにより代替しようとして、庭先から圃場まで運搬
する間に各種の粒状単肥を混合し、圃場において混合肥
料として施肥機に送給するトラック搭載型の肥料混合運
搬送給装置が知られているが、この装置は、混合した肥
料を混合タンクからスクリューオーガにより施肥機のホ
ッパーに供給するものであるために、粒状を粉状化させ
てしまう弊害があるとともに、上記の送給に時間が掛か
り作業能率が悪い等の理由であまり普及していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、農家にはす
でに農産物の搬送の効率化,省力化のために各種のフォ
ークリフト,トラクタフロントローダ等が広く普及し、
これを利用して庭先での重量物の積込み作業は比較的容
易にできると認められること、圃場での施肥機等への送
給にはベルトコンベアが好適であること等に着目し、こ
れらを利用できるようにすることよって上記種々の欠点
を解消した肥料等運搬送給装置を提供しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明肥料等運搬送給装
置は、肥料等の被送給物用のホッパーと、そのホッパー
が繰り出す被送給物を送給するコンベアベルトと、同コ
ンベアベルトの全体をその前端側が後端側より高くなる
傾動高位置と平常低位置とに上下動させることができる
ようにしたこと、および、同コンベアベルトの前側半部
を後側半部に対し起伏させることができるようにしたこ
とからなる。
【0007】上記において、対応するホッパーとコンベ
アベルトとを複数組並列設置し、各組毎単独でまたは任
意の複数組を一斉に運転できるようにすると、たとえば
多畦用施肥機に対しても同時に当該肥料を送給できるか
らその作業能率を大幅に改善することが可能であると
か、各ホッパーに違う種類の肥料を入れたり、同一の種
類の肥料でも送給量を各別に調整できる等のメリットが
ある。
【0008】また、コンベアベルトを、スライド軸受け
に軸架したテールプーリーとドライブプーリーとの間に
巻回装架し、そのコンベアベルトの前側半部が後側半部
に対し起伏するのにともないスライド軸受けが前後動し
て、コンベアベルトが予め調整設定した張力を保持する
ことが好適である。
【0009】さらに、基台に対し傾動自在に軸支した傾
動機枠の前端に、回動機枠の後端を回動自在に軸支連結
し、これら傾動機枠の後端に軸支したプーリーと回動機
枠の前端に軸支したプーリーとの間にコンベアベルトを
巻回装架し、上記傾動機枠にホッパーを乗載設置するこ
とによって、上記本発明肥料等運搬送給装置を簡単に具
体化できるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下には、トラックの荷台Bに搭
載する型にした本発明肥料等運搬送給装置Aについて詳
しく説明する。
【0011】aは、各複数本の縦杆1と横杆2(図6)
を縦横に組んでなる枠基台で、トラックの荷台B上にス
ペーサー3を介し固定設置されている。b1 ,b2 は、
枠基台aに対し軸支した左右一対の傾動機枠で、これら
左右の傾動機枠b1 ,b2 の各々は、枠基台aの上面に
設けた軸受け4,4に架設した横架軸5の両端部に支承
した左右の側枠板61 ,62 からなる。
【0012】7(図6)は、傾動機枠b1 の側枠板62
と傾動機枠b2 の側枠板61 とを連結するため、これら
の間に架設した横架杆、8は左右の傾動機枠b1 ,b2
の側枠板61 ,62 の下側面に架設した横架杆で、これ
ら両横架杆7,8によって左右一対の可動機枠b1 ,b
2 は一体化している。なお、横架杆8の右端8′所要長
さを右の傾動機枠b2 の側枠板62 の外方に突出させて
いる(図1,6)。
【0013】9は、傾動機枠b1 ,b2 間の上記横架杆
7と枠基台aとの間に架設した油圧シリンダで、この油
圧シリンダ9を作動させることによって、左右一対の傾
動機枠b1 ,b2 を、上記横架軸5を支点にして上下に
同時一体回動できるようにしてある。
【0014】c1 ,c2 は、傾動機枠b1 ,b2 に、そ
れと面一をなす延長状態(図3)と直角をなす折曲折畳
み状態(図5)との間で回動自在になるようにして連結
した左右一対の回動機枠である。その回動機枠c1 ,c
2 の各々は、側枠板101 ,102 の後端を、傾動機枠
1 ,b2 の側枠板61 ,62 の前端に、一連の左右中
間軸杆c′,c′によって枢支してなり、さらに、回動
機枠c1 の側枠板102 と回動機枠c2 の側枠板101
とを横架杆c″(図2,6)で連結し、一体化させてい
る。
【0015】回動機枠c1 ,c2 は、上記延長状態のと
き、その前端をトラックの荷台Bの外方に充分に突出位
置させ、圃場においてその荷台Bから所要の間隔のとこ
ろに位置させた施肥機等のホッパーCへの肥料等の被送
給物の送給を円滑に行えるようにしてある。一方、上記
回動機枠c1 ,c2 は、折曲折畳み状態のとき、上記荷
台Bの幅員内において、後記ホッパーe1 ,e2 の前面
に沿って起立し、トラックが公道を走行するのに支障が
ないようにしてある。
【0016】d1 ,d2 は、上記傾動機枠b1 ,b2
回動機枠c1 ,c2 とに装架したコンベアベルトであ
る。111 ,111 は、上記傾動機枠b1 ,b2 の側枠
板61 ,62 の後端に前後動自在に装架したスライド軸
受け121 ,122 間に軸架したテールプーリー、11
2 ,112 は、回動機枠c1 ,c2 の側枠板101 ,1
2 の前端に軸支したドライブプーリーで、コンベアベ
ルトd1 ,d2 は、これらテールプーリー111 ,11
1 とドライブプーリー112 ,112 との間に巻回装架
されているものである。したがって、コンベアベルトd
1 ,d2 は油圧シリンダ9により傾動機枠b1,b2
上下動することによって、その全体を前端側が後端側よ
り高くなる傾動高位置と平常低位置とに適宜変位させる
ことができる。なお、13はテンションプーリーであ
る。
【0017】e1 ,e2 は、上記傾動機枠b1 ,b2
乗載設置したホッパーで、それらの底面開口141 ,1
2 をコンベアベルトd1 ,d2 の後端側上面に当接さ
せている。
【0018】151 ,152 は、ホッパーe1 ,e2
前側壁下端に設けた排出口で、肥料等の送給物は、コン
ベアベルトd1 ,d2 の走行にともないその排出口15
1 ,152 から外側前方に送給されることになる。16
1 ,162 は排出口151 ,152 を開閉するシャッタ
ーである。これらのシャッター161 ,162 は、ホッ
パーe1 ,e2 の所要部位に軸架したシャッターハンド
ル171 ,172 の操作により、操作軸杆181 ,18
2に固着したピニオン191 ,192 を回転させ、それ
に噛合するラック201 ,202 を介して上下動する。
211 ,212 は、シャッターハンドル171 ,172
を所要位置に固定するロックピンである。
【0019】ホッパーe1 ,e2 内の被送給物の排出送
給は、回動機枠c1 ,c2 を傾動機枠b1 ,b2 に対し
面一にすることによって、コンベアベルトd1 ,d2
水平な平常低位置に保持し、しかも、そのコンベアベル
トd1 ,d2 の前端を、圃場の施肥機等のホッパーCの
上方所要位置にして行うことができることは、上記した
ところから自ずと明らかである(図3)。
【0020】さらに、圃場の施肥機等のホッパーC′の
上面開口が高いときには、前記のように、油圧シリンダ
9により傾動機枠b1 ,b2 を横架軸5を支点に持ち上
げることによって、ホッパーe1 ,e2 および回動機枠
1 ,c2 も持ち上げられ、コンベアベルトd1 ,d2
が傾動高位置をとって、その前端をホッパーC′の上方
所要位置に移動保持させることができることも明らかで
ある(図4)。
【0021】次に、図6によって上記コンベアベルトd
1 ,d2 の駆動系統について説明する。22は、可動機
枠b2 の側枠板62 の外方に突出させてある前記横架杆
8の右端8′に取り付けたエンジンベース23に乗載設
置したエンジンで、このエンジン22の駆動力が、伝動
ベルト24、中間軸杆c′,c′、伝動ベルト251
252 、減速機261 ,262 および伝動チェーン27
1 ,272 等からなる駆動系統を通じて、前記のドライ
ブプーリー112 ,112 を回転させる。これにより、
コンベアベルトd1 ,d2 が駆動走行する。
【0022】28はメインクラッチハンドルで、そのハ
ンドル操作により、上記伝動ベルト24に付設してある
テンションプーリー29を動作させ、エンジン22の駆
動力を伝達させるか否かを制御できるようにしてある。
301 ,302 は、上記中間軸杆c′,c′と減速機2
1 ,262 との間に張架した伝動ベルト251 ,25
2 に付設したテンションプーリー、311 ,312 はサ
ブクラッチハンドルで、これらのハンドル操作により、
テンションプーリー301 ,302 を動作させることに
よって、エンジン22の駆動力の伝達をドライブプーリ
ー112 ,112 の双方または任意の一方にだけ伝達さ
せるか否か制御できるようにしてある。
【0023】したがって、上記駆動系統によれば、メイ
ンクラッチハンドル28、サブクラッチハンドル3
1 ,312 を操作することにより、コンベアベルトd
1 ,d2の双方を互いに独立させた状態で駆動走行させ
るか停止させるか、あるいは、コンベアベルトd1 ,d
2 の任意の一方を駆動走行させるか停止させるか等を適
宜選択決定できるものである。
【0024】続いて、回動機枠c1 ,c2 をコンベアベ
ルトd1 ,d2 をともなったまま傾動機枠b1 ,b2
対して折曲伸長する構成について説明する。32はホッ
パーe1 ,e2 の正面中央部分に架設した巻上げウイン
チで、それの巻上げワイヤ33の先端を、滑車34を介
して、回動機枠c1 の側枠板102と回動機枠c2 の側
枠板101 との間の前記横架杆c″に結着している。
【0025】ウインチハンドル35の操作により、巻上
げワイヤ33を巻き上げると、回動機枠c1 ,c2 は、
中間軸杆c′,c′を支点に回動し、傾動機枠b1 ,b
2 に対し、それと面一の延長状態(図3実線)から直角
をなす折曲折畳み状態(図3鎖線,図5)、すなわち、
前述のようにトラックの荷台Bの幅員内においてホッパ
ーe1 ,e2 の前面に沿って起立した状態になる。この
起立状態において、反対に、巻上げワイヤ33を繰り出
すことにより、回動機枠c1 ,c2 を元の延長状態に伏
倒させることができる。
【0026】コンベアベルトd1 ,d2 は、肥料等を送
給する場合当然のことながら、テールプーリー111
111 とドライブプーリー112 ,112 との間で所定
の張力を保っていなければ円滑な走行も当該送給物の送
給もできないので、その張力を適正に調整設定していな
ければならない。したがって、上記においてコンベアベ
ルトd1 ,d2 が、回動機枠c1 ,c2の上記起伏回動
にともない同じように直角状態に折曲したり真っ直ぐに
伸長したりする場合に、その折曲を許容し、かつ、伸長
したときに自動的に上記調整設定どおりの適正張力を回
復するように動作するベルトテンション機構が必要にな
るものである。
【0027】次に、そのベルトテンション機構について
説明する。傾動機枠b1 ,b2 と回動機枠c1 ,c2
は、前述のように、前者の側枠板61 ,62 の前端と、
後者の側枠板101 ,102 の後端とを、中間軸杆
c′,c′により枢支している。また、テールプーリー
111 ,111 は、傾動機枠b1 ,b2 の側枠板61
2 の後端に前後動自在に装架した前記スライド軸受け
121 ,122 間に軸架されている。
【0028】361 ,362 は上記側枠板61 ,62
前端近くに取り付けたブラケット、371 ,372 は、
前端をブラケット361 ,362 に摺動自在に貫通支持
させるととにも、後端を上記スライド軸受け121 ,1
2 に連結したテークアップロッド、381 ,382
上記側枠板101 ,102 の後端に架設したテークアッ
プガイドである。
【0029】上記テークアップロッド371 ,37
2 は、先端に軸支したテークアップローラー391 ,3
2 を、上記テークアップガイド381 ,382 の後面
に当接させ、かつ、基端側にベルト調整ナット401
402 を装着している。
【0030】コンベアベルトd1 ,d2 の張力は、ホッ
パーe1 ,e2 内に肥料等の送給物が満杯状態であると
きに掛かる重量によっても、該コンベアベルトd1 ,d
2 がスリップすることなくドライブプーリー112 ,1
2 によって駆動走行するように調整設定される。
【0031】ウインチハンドル35の操作により起立す
る回動機枠c1 ,c2 は、上記のように、中間軸杆
c′,c′を支点に回動するものであるが、このときド
ライブプーリー112 ,112 とテールプーリー1
1 ,111 との間の距離が拡がろうとするのにともな
い、コンベアベルトd1 ,d2 によりテールプーリー1
1 ,111 が前方すなわちドライブプーリー112
112 側に引き寄せられることになり、したがってま
た、回動機枠c1 ,c2 さらに具体的には側枠板1
1 ,102 は、その後端のテークアップガイド3
1 ,382 にテークアップローラー391 ,392
当接させたまま上方に回動し、所定の起立状態になる。
【0032】回動基枠c1 ,c2 を起立状態から元の状
態に伏倒伸長する回動においては、上記と逆の動きを
し、コンベアベルトd1 ,d2 は、当初調整設定してあ
る適正な張力を回復する。
【0033】次に、411 ,412 は、ホッパーe1
2 の前記排出口151 ,152 の左右両側縁に基端を
固定してコンベアベルトd1 ,d2 上に延長位置する被
送給物ガイド片である。421 ,422 は、回動基枠c
1 ,c2 の側枠板101 ,102 に沿ってコンベアベル
トd1 ,d2 上に取付け具431 ,432 により支持し
た被送給物ガイド壁板で、その後端を側枠板101 ,1
2 の後端とほぼ一致させている。441 ,442 は、
被送給物ガイド壁板421 ,422 の後端に支軸4
1 ,452 により連結して、該後端と上記被送給物ガ
イド片411 ,412 の前端との間を常時閉じておくこ
とができるようにして設けた連繋片である。
【0034】これら被送給物ガイド片411 ,412
連繋片441 ,442 および被送給物ガイド壁板4
1 ,422 は、コンベアベルトd1 ,d2 の幅員より
やや狭い送給通路を区画形成し、肥料等の当該送給物を
積層状態で誘導送給する。
【0035】回動機枠c1 ,c2 が、上記のように起立
すべく中間軸杆c′,c′を支点に回動するとき、それ
にともない、被送給物ガイド壁板421 ,422 も回動
し、それらの後端下部で、コンベアベルトd1 ,d2
上面を押える状態になるとともに、上記連繋片441
442 の下辺縁もまたコンベアベルトd1 ,d2 の上面
に押える状態となる(図9)。したがって、回動機枠c
1 ,c2 が起立回動するとき、コンベアベルトd1 ,d
2 による前記したテールプーリー111 ,111 の前方
への引き寄せ動作が円滑に行われるものである。
【0036】上記においては、連繋片441 ,44
2 は、コンベアベルトd1 ,d2 の上面に当接したとこ
ろでその回動を止め、側枠板101 ,102 がさらに回
動することになり、したがって、回動機枠c1 ,c2
起立状態になったときには、被送給物ガイド片411
412 の前側部分、連繋片441 ,442 および被送給
物ガイド壁板421 ,422 の後端部分が重合する(図
5)。
【0037】図6の符号45はエンジンベース23に乗
載設置した油圧パッケージで、この油圧パッケージ45
は、エンジン22により伝動ベルト46を介し運転さ
れ、傾動機枠b1 ,b2 を上下動する前記油圧シリンダ
9を作動させる。
【0038】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明肥料等運搬送給装置によれば次の効果を奏する。
【0039】本装置は、これをトラックの荷台に搭載設
置しておいて、農家の庭先でそのホッパーへの肥料等の
被送給物の積込みを、たとえばフォークリフトを使用し
て簡単に行い、圃場に運搬できる。圃場では、そのホッ
パーから繰り出される被送給物をコンベアベルトで施肥
機等へ送給するようにしたので、スクリューオーガを採
用する従来装置のように肥料等の被送給物をその送給時
に粉状化してしまうおそれがない。
【0040】しかも、そのコンベアベルト全体を、前端
側が後端側より高くなる傾動高位置と平常低位置とに上
下動させることができるようにしているので、圃場で使
用される施肥機等の高さに適宜適合させ、当該被送給物
を円滑に送給できる。さらに、上記コンベアベルトは、
前側半部を後側半部に対し起伏させることができるよう
にしているから、農家の庭先と圃場との間のトラックに
よる運搬時には、コンベアベルトの上記前側半部を起立
させておくことにより、荷台の幅員内に納めた状態にし
ておくことができ、公道の運搬走行に支障がない。
【0041】対応するホッパーとコンベアベルトとを複
数組並列設置し、その各組毎単独であるいは任意の複数
組を一斉に運転できるようにすることによって、たとえ
ば多畦用施肥機に対しても同時に当該肥料を送給できる
からその作業能率を大幅に改善することが可能であり、
また、対応する施肥機のホッパーに違う種類の肥料を入
れたり、同一の種類の肥料でも送給量を各別に調整しな
がら送給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一つである肥料等運搬送給
装置の正面図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】同上の側面図である。
【図4】同上のコンベアベルトを傾動高位置にした状態
の側面図である。
【図5】同上の回動機枠(したがってまたコンベアベル
ト)を起立させた状態の側面図である。
【図6】左右のホッパーを取り外した状態を示す平面図
である。
【図7】同上の側面図である。
【図8】同上のコンベアベルトを傾動高位置にした状態
の側面図である。
【図9】回動機枠(したがってまたコンベアベルト)を
起立回動させているときの要部の側面図である。
【図10】コンベアベルト上に被送給物ガイド壁板等に
よって送給通路を区画形成している状態を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
a 基台 b1 ,b2 傾動機枠 c1 ,c2 回動機枠 d1 ,d2 コンベアベルト e1 ,e2 ホッパー 9 油圧シリンダ 111 テールプーリー 112 ドライブプーリー 121 ,122 スラド軸受け 32 巻上げウインチ 33 巻上げワイヤ 35 ウインチハンドル 371 ,372 テークアップロッド 381 ,382 テークアップガイド 391 ,392 テークアップローラー 401 ,402 ベルト調整ナット 411 ,412 被送給物ガイド片 421 ,422 被送給物ガイド壁板 441 ,442 連繋片

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】肥料等の被送給物用のホッパーと、そのホ
    ッパーが繰り出す被送給物を送給するコンベアベルト
    と、同コンベアベルトの全体をその前端側が後端側より
    高くなる傾動高位置と平常低位置とに上下動させること
    ができるようにしたこと、および、同コンベアベルトの
    前側半部を後側半部に対し起伏させることができるよう
    にしたことからなる肥料等運搬送給装置。
  2. 【請求項2】対応するホッパーとコンベアベルトとが、
    複数組並列設置され、各組毎単独であるいは任意の複数
    組を一斉に運転できるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の肥料等運搬送給装置。
  3. 【請求項3】コンベアベルトが、スライド軸受けに軸架
    したテールプーリーとドライブプーリーとの間に巻回装
    架され、コンベアベルトの前側半部が後側半部に対し起
    伏するのにともないスライド軸受けが前後動することに
    より、コンベアベルトが予め調整設定した張力を保持す
    るようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の
    肥料等運搬送給装置。
  4. 【請求項4】基台に対し傾動自在に軸支した傾動機枠の
    前端に、回動機枠の後端を回動自在に軸支連結し、この
    傾動機枠の後端に軸支したプーリーと回動機枠の前端に
    軸支したプーリーとの間にコンベアベルトを巻回装架
    し、上記傾動機枠にホッパーを乗載設置してなることを
    特徴とする請求項1,2または3記載の肥料等運搬送給
    装置。
  5. 【請求項5】枠基台と傾動機枠との間に油圧シリンダを
    架設し、この油圧シリンダの作動によって、傾動機枠を
    傾動高位置と平常低位置とに上下動させるようにしてな
    ることを特徴とする請求項4記載の肥料等運搬送給装
    置。
  6. 【請求項6】ホッパーに架設した巻上げウインチの巻上
    げワイヤの先端を回動機枠に接続し、ウインチハンドル
    の操作により、巻上げワイヤを巻き上げるか繰り出すか
    によって、傾動機枠に対し回動機枠を起伏回動させるよ
    うにしてなることを特徴とする請求項4または5記載の
    肥料等運搬送給装置。
  7. 【請求項7】傾動機枠にスライド軸受けを前後動自在に
    装架し、そのスライド軸受けに後端を連結したテークア
    ップロッドの先端に軸支したテークアップローラーを、
    回動機枠の後端に架設したテークアップガイドの後面に
    当接させ、かつ、該テークアップロッドの基端側にベル
    ト調整ナットを装着してなることを特徴とする請求項
    4,5または6記載の肥料等運搬送給装置。
  8. 【請求項8】ホッパーに取り付けた被送給物ガイド片、
    回動機枠に取り付けた被送給物ガイド壁板、およびこの
    被送給物ガイド壁板の後端に軸支した連繋片により、コ
    ンベアベルト上にその幅員よりやや狭い送給通路を区画
    形成していること、傾動機枠に対し回動機枠が起立回動
    するのにともなって、被送給物ガイド壁板も回動し、そ
    の後端下部および上記連繋片の下辺縁がコンベアベルト
    の上面を押えるようにしていること、これにより回動機
    枠が起立回動するときにおけるコンベアベルトが所定の
    張力を保持するようにしてなることを特徴とする請求項
    4,5,6または7記載の肥料等運搬送給装置。
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