JP3185173B2 - 肥料等運搬送給装置 - Google Patents

肥料等運搬送給装置

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JP3185173B2
JP3185173B2 JP15915796A JP15915796A JP3185173B2 JP 3185173 B2 JP3185173 B2 JP 3185173B2 JP 15915796 A JP15915796 A JP 15915796A JP 15915796 A JP15915796 A JP 15915796A JP 3185173 B2 JP3185173 B2 JP 3185173B2
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正由 松森
啓三 池田
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株式会社サークル鉄工
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に農家において、肥
料や種子芋等を納屋から圃場に運搬し、施肥機のホッパ
ーや種子芋プランターに送給するのに使用する肥料等運
搬送給装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】農家が使用するたとえば肥料についてみ
ると、従来1袋20Kg詰めのものを庭先(納屋)から圃
場へ貨物用トラックで運搬し、そこで開封して当該肥料
を所定の施肥機に供給しているが、この場合の積み卸し
等は殆どが手作業で行われている。
【0003】最近、施肥能率および施肥面積の向上,拡
大に関連して、従来の1袋20Kg詰めのものに替わって
500Kg詰めのものが流通しはじめているが、これは製
造工場から農家への運搬の段階での省力化のために寄与
するところはきわめて大きいと認められる。しかし、農
家では、それを袋詰めのまま庭先から圃場に運搬するの
に、大型機械を必要とすることになるとともに、その袋
詰めのものを圃場で手作業により個別に開封して当該肥
料を施肥機に送給充填するには、作業性が著しく悪く、
施肥能率を上げるのに支障になる。
【0004】一方、粒状の肥料3要素を混合してなる複
合肥料が高価であるのを、安価な粒状単肥を混合使用す
ることにより代替しようとして、庭先から圃場まで運搬
する間に各種の粒状単肥を混合し、圃場において混合肥
料として施肥機に送給するトラック搭載型の肥料混合運
搬送給装置が知られているが、この装置は、混合した肥
料を混合タンクからスクリューオーガにより施肥機のホ
ッパーに供給するものであるために、粒状を粉状化させ
てしまう弊害があるとともに、上記の送給に時間が掛か
り作業能率が悪い等の理由であまり普及していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、農家にはす
でに農産物の搬送の効率化,省力化のために各種のフォ
ークリフト,トラクタフロントローダ等が広く普及し、
これを利用して庭先での重量物の積込み作業は比較的容
易にできると認められること、圃場での施肥機等への送
給にはベルトコンベアが好適であること等に着目し、こ
れらを利用できるようにすることよって上記種々の欠点
を解消した肥料等運搬送給装置を提供しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明肥料等運搬送給装
置の構成は、次のとおりである。 (1)枠基台に対し傾動自在に軸支した傾動機枠に肥料
等の被送給物用のホッパーを乗載設置し、その傾動機枠
の前端に、回動機枠の後端を回動自在に軸支連結すると
ともに、上記傾動機枠の後端に軸支したプーリーと上記
回動機枠の前端に軸支したプーリーとの間に、上記ホッ
パーが繰り出す被送給物を送給するコンベアベルトを巻
回装架し、これにより、同コンベアベルトの全体をその
前端側が後端側より高くなる傾動高位置と平常低位置と
に上下動させることができるようにするとともに、同コ
ンベアベルトの前側半部を後側半部に対し起伏させるこ
とができるようにした肥料等運搬送給装置であること。 (2)上記ホッパーに取り付けた被送給物ガイド片、
上記回動機枠に取り付けた被送給物ガイド壁板、およ
び、この被送給物ガイド壁板の後端に軸支した連繋片に
より、上記コンベアベルト上にその幅員よりやや狭い送
給通路を区画形成していること、上記傾動機枠に対し
上記回動機枠が起立回動するのにともなって、該回動機
枠に取り付けた上記被送給物ガイド壁板も回動し、その
後端下部および上記連繋片の下辺縁が上記コンベアベル
トの上面を押え、これにより同回動機枠が起立回動する
ときにおけるコンベアベルトが所定の張力を保持するよ
うにしてなること。
【0007】上記において、対応するホッパーとコンベ
アベルトとを複数組並列設置し、各組毎単独でまたは任
意の複数組を一斉に運転できるようにすると、たとえば
多畦用施肥機に対しても同時に当該肥料を送給できるか
らその作業能率を大幅に改善することが可能であると
か、各ホッパーに違う種類の肥料を入れたり、同一の種
類の肥料でも送給量を各別に調整できる等のメリットが
ある。
【0008】また、コンベアベルトを、傾動機枠の後端
に前後動自在に装架したスライド軸受けに軸架されたテ
ールプーリーと回動機枠の前端に軸支されたドライブプ
ーリーとの間に巻回装架することにより、そのコンベア
ベルトの前側半部が後側半部に対し起伏するのにともな
いスライド軸受けが前後動して、コンベアベルトが予め
調整設定した張力を保持できるようにするのが好適であ
る。
【0009】さらに、傾動機枠の上下動は、枠基台と傾
動機枠との間に油圧シリンダを架設し、その油圧シリン
ダの作動によって行うことが好ましく、また、回動機枠
の起伏回動は、ホッパーに架設した巻上ウインチの巻上
げワイヤの先端を回動機枠に接続し、ウインチハンドル
の操作により、巻上げワイヤを巻き上げたり、繰り出す
ことによって行うようにすることは、構成が簡単で実施
上適切である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下には、トラックの荷台Bに搭
載する型にした本発明肥料等運搬送給装置Aについて詳
しく説明する。
【0011】aは、各複数本の縦杆1と横杆2(図6)
を縦横に組んでなる枠基台で、トラックの荷台B上にス
ペーサー3を介し固定設置されている。b ,b
は、枠基台aに対し軸支した左右一対の傾動機枠で、こ
れら左右の傾動機枠b ,b の各々は、枠基台aの
上面に設けた軸受け4,4に架設した横架軸5の両端部
に支承した左右の側枠板6 ,6 からなる。
【0012】7(図6)は、傾動機枠b の側枠板6
と傾動機枠b の側枠板6 とを連結するため、
これらの間に架設した横架杆、8は左右の傾動機枠b
,b の側枠板6 ,6 の下側面に架設した横架
杆で、これら両横架杆7,8によって左右一対の可動機
枠b ,b は一体化している。なお、横架杆8の右
端8′所要長さを右の傾動機枠b の側枠板6 の外
方に突出させている(図1,6)。
【0013】9は、傾動機枠b ,b 間の上記横架
杆7と枠基台aとの間に架設した油圧シリンダで、この
油圧シリンダ9を作動させることによって、左右一対の
傾動機枠b ,b を、上記横架軸5を支点にして上
下に同時一体回動できるようにしてある。
【0014】c ,c は、傾動機枠b ,b
に、それと面一をなす延長状態(図3)と直角をなす折
曲折畳み状態(図5)との間で回動自在になるようにし
て連結した左右一対の回動機枠である。その回動機枠c
,c の各々は、側枠板10 ,10 の後端
を、傾動機枠b ,b の側枠板6 ,6 の前端
に、一連の左右中間軸杆c′,c′によって枢支してな
り、さらに、回動機枠c の側枠板10 と回動機枠
の側枠板10 とを横架杆c″(図2,6)で連
結し、一体化させている。
【0015】回動機枠c ,c は、上記延長状態の
とき、その前端をトラックの荷台Bの外方に充分に突出
位置させ、圃場においてその荷台Bから所要の間隔のと
ころに位置させた施肥機等のホッパーCへの肥料等の被
送給物の送給を円滑に行えるようにしてある。一方、上
記回動機枠c ,c は、折曲折畳み状態のとき、上
記荷台Bの幅員内において、後記ホッパーe ,e
の前面に沿って起立し、トラックが公道を走行するのに
支障がないようにしてある。
【0016】d ,d は、上記傾動機枠b ,b
と回動機枠c ,c とに装架したコンベアベル
トである。11 ,11 は、上記傾動機枠b
の側枠板6 ,6 の後端に前後動自在に装架
したスライド軸受け12 ,12 間に軸架したテー
ルプーリー、11 ,11 は、回動機枠c ,c
の側枠板10 ,10の前端に軸支したドライブ
プーリーで、コンベアベルトd ,d は、これらテ
ールプーリー11 ,11 とドライブプーリー11
,11 との間に巻回装架されているものである。
【0017】したがって、コンベアベルトd ,d
は油圧シリンダ9により傾動機枠b ,b を上下動
することによって、その全体を前端側が後端側より高く
なる傾動高位置と平常低位置とに適宜変位させることが
できる。なお、13はテンションプーリーである。
【0018】e ,e は、上記傾動機枠b ,b
に乗載設置したホッパーで、それらの底面開口14
,14 をコンベアベルトd ,d の後端側上
面に当接させている。
【0019】15 ,15 は、ホッパーe ,e
の前側壁下端に設けた排出口で、肥料等の送給物
は、コンベアベルトd ,d の走行にともないその
排出口15 ,15 から外側前方に送給されること
になる。16 ,16 は排出口15 ,15
開閉するシャッターである。これらのシャッター16
,16 は、ホッパーe ,e の所要部位に軸架
したシャッターハンドル17 ,17 の操作によ
り、操作軸杆18,18 に固着したピニオン19
,19 を回転させ、それに噛合するラック20
,20 を介して上下動する。21 ,21 は、
シャッターハンドル17 ,17 を所要位置に固定
するロックピンである。
【0020】ホッパーe ,e 内の被送給物の排出
送給は、回動機枠c ,c を傾動機枠b ,b
に対し面一にすることによって、コンベアベルトd
,d を水平な平常低位置に保持し、しかも、その
コンベアベルトd ,d の前端を、圃場の施肥機等
のホッパーCの上方所要位置にして行うことができるこ
とは、上記したところから自ずと明らかである(図
3)。
【0021】さらに、圃場の施肥機等のホッパーC′の
上面開口が高いときには、前記のように、油圧シリンダ
9により傾動機枠b ,b を横架軸5を支点に持ち
上げることによって、ホッパーe ,e および回動
機枠c ,c も持ち上げられ、コンベアベルトd
,d が傾動高位置をとって、その前端をホッパー
C′の上方所要位置に移動保持させることができること
も明らかである(図4)。
【0022】次に、図6によって上記コンベアベルトd
,d の駆動系統について説明する。22は、可動
機枠b の側枠板6 の外方に突出させてある前記横
架杆8の右端8′に取り付けたエンジンベース23に乗
載設置したエンジンで、このエンジン22の駆動力が、
伝動ベルト24、中間軸杆c′,c′、伝動ベルト25
,25 、減速機26 ,26 および伝動チェ
ーン27 ,27 等からなる駆動系統を通じて、前
記のドライブプーリー11 ,11 を回転させる。
これにより、コンベアベルトd ,d が駆動走行す
る。
【0023】28はメインクラッチハンドルで、そのハ
ンドル操作により、上記伝動ベルト24に付設してある
テンションプーリー29を動作させ、エンジン22の駆
動力を伝達させるか否かを制御できるようにしてある。
30 ,30 は、上記中間軸杆c′,c′と減速機
26 ,26 との間に張架した伝動ベルト25
,25 に付設したテンションプーリー、31
,31 はサブクラッチハンドルで、これらのハン
ドル操作により、テンションプーリー30 ,30
を動作させることによって、エンジン22の駆動力の伝
達をドライブプーリー11 ,11 の双方または任
意の一方にだけ伝達させるか否か制御できるようにして
ある。
【0024】したがって、上記駆動系統によれば、メイ
ンクラッチハンドル28、サブクラッチハンドル31
,31 を操作することにより、コンベアベルトd
,d の双方を互いに独立させた状態で駆動走行させ
るか停止させるか、あるいは、コンベアベルトd
の任意の一方を駆動走行させるか停止させるか等
を適宜選択決定できるものである。
【0025】続いて、回動機枠c ,c をコンベア
ベルトd ,d をともなったまま傾動機枠b
に対して折曲伸長する構成について説明する。3
2はホッパーe ,e の正面中央部分に架設した巻
上げウインチで、それの巻上げワイヤ33の先端を、滑
車34を介して、回動機枠c の側枠板10 と回動
機枠c の側枠板10 との間の前記横架杆c″に結
着している。
【0026】ウインチハンドル35の操作により、巻上
げワイヤ33を巻き上げると、回動機枠c ,c
は、中間軸杆c′,c′を支点に回動し、傾動機枠b
,b に対し、それと面一の延長状態(図3実線)か
ら直角をなす折曲折畳み状態(図3鎖線,図5)、すな
わち、前述のようにトラックの荷台Bの幅員内において
ホッパーe ,e の前面に沿って起立した状態にな
る。この起立状態において、反対に、巻上げワイヤ33
を繰り出すことにより、回動機枠c ,c を元の延
長状態に伏倒させることができる。
【0027】コンベアベルトd ,d は、肥料等を
送給する場合当然のことながら、テールプーリー11
,11 とドライブプーリー11 ,11 との間
で所定の張力を保っていなければ円滑な走行も当該送給
物の送給もできないので、その張力を適正に調整設定し
ていなければならない。したがって、上記においてコン
ベアベルトd ,d が、回動機枠c ,c の上
記起伏回動にともない同じように直角状態に折曲したり
真っ直ぐに伸長したりする場合に、その折曲を許容し、
かつ、伸長したときに自動的に上記調整設定どおりの適
正張力を回復するように動作するベルトテンション機構
が必要になるものである。
【0028】次に、そのベルトテンション機構について
説明する。傾動機枠b ,b と回動機枠c ,c
とは、前述のように、前者の側枠板6 ,6
前端と、後者の側枠板10 ,10 の後端とを、中
間軸杆c′,c′により枢支している。また、テールプ
ーリー11 ,11 は、傾動機枠b ,b の側
枠板6 ,6 の後端に前後動自在に装架した前記ス
ライド軸受け12 ,12間に軸架されている。
【0029】36 ,36 は上記側枠板6 ,6
の前端近くに取り付けたブラケット、37 ,37
は、前端をブラケット36 ,36 に摺動自在
に貫通支持させるととにも、後端を上記スライド軸受け
12 ,12 に連結したテークアップロッド、38
,38 は上記側枠板10 ,10 の後端に架
設したテークアップガイドである。
【0030】上記テークアップロッド37 ,37
は、先端に軸支したテークアップローラー39 ,3
を、上記テークアップガイド38 ,38
後面に当接させ、かつ、基端側にベルト調整ナット40
,40 を装着している。
【0031】コンベアベルトd ,d の張力は、ホ
ッパーe ,e 内に肥料等の送給物が満杯状態であ
るときに掛かる重量によっても、該コンベアベルトd
,d がスリップすることなくドライブプーリー11
,11 によって駆動走行するように調整設定され
る。
【0032】ウインチハンドル35の操作により起立す
る回動機枠c ,c は、上記のように、中間軸杆
c′,c′を支点に回動するものであるが、このときド
ライブプーリー11 ,11 とテールプーリー11
,11 との間の距離が拡がろうとするのにともな
い、コンベアベルトd ,d によりテールプーリー
11 ,11 が前方すなわちドライブプーリー11
,11 側に引き寄せられることになり、したがっ
てまた、回動機枠c ,c さらに具体的には側枠板
10 ,10 は、その後端のテークアップガイド3
,38 にテークアップローラー39 ,39
を当接させたまま上方に回動し、所定の起立状態に
なる。
【0033】回動基枠c ,c を起立状態から元の
状態に伏倒伸長する回動においては、上記と逆の動きを
し、コンベアベルトd ,d は、当初調整設定して
ある適正な張力を回復する。
【0034】次に、41 ,41 は、ホッパーe
,e の前記排出口15 ,15 の左右両側縁に
基端を固定してコンベアベルトd ,d 上に延長位
置する被送給物ガイド片である。42 ,42 は、
回動基枠c ,c の側枠板10 ,10 に沿っ
てコンベアベルトd ,d 上に取付け具43
43 により支持した被送給物ガイド壁板で、その後
端を側枠板10 ,10 の後端とほぼ一致させてい
る。44 ,44 は、被送給物ガイド壁板42
,42 の後端に支軸45 ,45 により連結
して、該後端と上記被送給物ガイド片41 ,41
の前端との間を常時閉じておくことができるようにして
設けた連繋片である。
【0035】これら被送給物ガイド片41 ,41
、連繋片44 ,44 および被送給物ガイド壁
板42 ,42 は、コンベアベルトd ,d
幅員よりやや狭い送給通路を区画形成し、肥料等の当該
送給物を積層状態で誘導送給する。
【0036】回動機枠c ,c が、上記のように起
立すべく中間軸杆c′,c′を支点に回動するとき、そ
れにともない、被送給物ガイド壁板42 ,42
回動し、それらの後端下部で、コンベアベルトd
の上面を押える状態になるとともに、上記連繋片
44 ,44 の下辺縁もまたコンベアベルトd
の上面に押える状態となる(図9)。したがっ
て、回動機枠c ,c が起立回動するとき、コンベ
アベルトd,d による前記したテールプーリー1
,11 の前方への引き寄せ動作が円滑に行われ
るものである。
【0037】上記においては、連繋片44 ,44
は、コンベアベルトd ,d の上面に当接したとこ
ろでその回動を止め、側枠板10 ,10 がさらに
回動することになり、したがって、回動機枠c ,c
が起立状態になったときには、被送給物ガイド片4
,41 の前側部分、連繋片44 ,44
よび被送給物ガイド壁板42 ,42 の後端部分が
重合する(図5)。
【0038】図6の符号45はエンジンベース23に乗
載設置した油圧パッケージで、この油圧パッケージ45
は、エンジン22により伝動ベルト46を介し運転さ
れ、傾動機枠b ,b を上下動する前記油圧シリン
ダ9を作動させる。
【0039】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明肥料等運搬送給装置によれば次の効果を奏する。
【0040】すなわち、本装置をトラックの荷台に搭載
設置しておいて、農家の庭先でそのホッパーへの肥料等
の被送給物の積込みを、たとえばフォークリフトを使用
して簡単に行い、圃場に運搬できるとともに、圃場で
は、そのホッパーから繰り出される被送給物をコンベア
ベルトで施肥機等へ送給できるので、スクリューオーガ
を採用する従来装置のように肥料等の被送給物をその送
給時に粉状化してしまうおそれがなく、しかも、そのコ
ンベアベルト全体を、前端側が後端側より高くなる傾動
高位置と平常低位置とに上下動させることができるの
で、圃場で使用される施肥機等の高さに適合させて当該
被送給物を円滑に送給でき、さらに、農家の庭先と圃場
との間のトラックによる運搬時等には、コンベアベルト
の上記前側半部を起立させておくことにより、荷台の幅
員内に納めた状態にしておくことができ、公道の運搬走
行に支障がない。
【0041】さらに、コンベアベルトは、その上に、そ
の幅員よりやや狭い送給通路を区画形成するので、肥料
等の送給物を積層状態で誘導送給することができ、かつ
また、回動機枠を傾動機枠に対し起伏させるときに、回
動機枠に取り付けた被送給物ガイド壁板および連繋片が
コンベアベルトの上面を押えるので、回動機枠が起立回
動するときにおけるコンベアベルトに所定の張力を保持
させることができる。
【0042】また、対応するホッパーとコンベアベルト
とを複数組並列設置し、その各組毎単独であるいは任意
の複数組を一斉に運転できるようにすることによって、
たとえば多畦用施肥機に対しても同時に当該肥料を送給
できるからその作業能率を大幅に改善することが可能で
あり、さらにまた、対応する施肥機のホッパーに違う種
類の肥料を入れたり、同一の種類の肥料でも送給量を各
別に調整しながら送給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一つである肥料等運搬送給
装置の正面図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】同上の側面図である。
【図4】同上のコンベアベルトを傾動高位置にした状態
の側面図である。
【図5】同上の回動機枠(したがってまたコンベアベル
ト)を起立させた状態の側面図である。
【図6】左右のホッパーを取り外した状態を示す平面図
である。
【図7】同上の側面図である。
【図8】同上のコンベアベルトを傾動高位置にした状態
の側面図である。
【図9】回動機枠(したがってまたコンベアベルト)を
起立回動させているときの要部の側面図である。
【図10】コンベアベルト上に被送給物ガイド壁板等に
よって送給通路を区画形成している状態を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
a 基台 b ,b 傾動機枠 c ,c 回動機枠 d ,d コンベアベルト e ,e ホッパー 9 油圧シリンダ 11 テールプーリー 11 ドライブプーリー 12 ,12 スライド軸受け 32 巻上げウインチ 33 巻上げワイヤ 35 ウインチハンドル 37 ,37 テークアップロッド 38 ,38 テークアップガイド 39 ,39 テークアップローラー 40 ,40 ベルト調整ナット 41 ,41 被送給物ガイド片 42 ,42 被送給物ガイド壁板 44 ,44 連繋片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−23422(JP,A) 特開 平4−45016(JP,A) 特開 昭61−295911(JP,A) 実開 昭58−94325(JP,U) 実公 昭42−1150(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 65/30 - 65/48 B65G 21/14

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠基台に対し傾動自在に軸支した傾動機枠
    に肥料等の被送給物用のホッパーを乗載設置し、その傾
    動機枠の前端に、回動機枠の後端を回動自在に軸支連結
    するとともに、上記傾動機枠の後端に軸支したプーリー
    と上記回動機枠の前端に軸支したプーリーとの間に、上
    記ホッパーが繰り出す被送給物を送給するコンベアベル
    トを巻回装架し、これにより、同コンベアベルトの全体
    をその前端側が後端側より高くなる傾動高位置と平常低
    位置とに上下動させることができるようにするととも
    に、同コンベアベルトの前側半部を後側半部に対し起伏
    させることができるようにした肥料等運搬送給装置であ
    って、 上記ホッパーに取り付けた被送給物ガイド片、上記回動
    機枠に取り付けた被送給物ガイド壁板、および、この被
    送給物ガイド壁板の後端に軸支した連繋片により、上記
    コンベアベルト上にその幅員よりやや狭い送給通路を区
    画形成していること、さらに、上記傾動機枠に対し上記
    回動機枠が起立回動するのにともなって、該回動機枠に
    取り付けた上記被送給物ガイド壁板も回動し、その後端
    下部および上記連繋片の下辺縁が上記コンベアベルトの
    上面を押え、これにより同回動機枠が起立回動するとき
    におけるコンベアベルトが所定の張力を保持するように
    してなることを特徴とする肥料等運搬送給装置。
  2. 【請求項2】対応するホッパーとコンベアベルトとが、
    複数組並列設置され、各組毎単独であるいは任意の複数
    組を一斉に運転できるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の肥料等運搬送給装置。
  3. 【請求項3】コンベアベルトが、傾動機枠の後端に前後
    動自在に装架したスライド軸受けに軸架されたテールプ
    ーリーと回動機枠の前端に軸支されたドライブプーリー
    との間に巻回装架され、コンベアベルトの前側半部が後
    側半部に対し起伏するのにともないスライド軸受けが前
    後動することにより、コンベアベルトが予め調整設定し
    た張力を保持するようにしたことを特徴とする請求項1
    または2記載の肥料等運搬送給装置。
  4. 【請求項4】枠基台と傾動機枠との間に油圧シリンダを
    架設し、この油圧シリンダの作動によって、傾動機枠を
    傾動高位置と平常低位置とに上下動させるようにしてな
    ることを特徴とする請求項1,2又は3記載の肥料等運
    搬送給装置。
  5. 【請求項5】ホッパーに架設した巻上げウインチの巻上
    げワイヤの先端を回動機枠に接続し、ウインチハンドル
    の操作により、巻上げワイヤを巻き上げるか繰り出すか
    によって、傾動機枠に対し回動機枠を起伏回動させるよ
    うにしてなることを特徴とする請求項1,2,3,また
    は4記載の肥料等運搬送給装置。
  6. 【請求項6】傾動機枠にスライド軸受けを前後動自在に
    装架し、そのスライド軸受けに後端を連結したテークア
    ップロッドの先端に軸支したテークアップローラーを、
    回動機枠の後端に架設したテークアップガイドの後面に
    当接させ、かつ、該テークアップロッドの基端側にベル
    ト調整ナットを装着してなることを特徴とする請求項
    1,2,3,4または5記載の肥料等運搬送給装置。
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