JPH09315408A - パイプの梱包方法 - Google Patents

パイプの梱包方法

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JPH09315408A
JPH09315408A JP13516996A JP13516996A JPH09315408A JP H09315408 A JPH09315408 A JP H09315408A JP 13516996 A JP13516996 A JP 13516996A JP 13516996 A JP13516996 A JP 13516996A JP H09315408 A JPH09315408 A JP H09315408A
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JP
Japan
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packing
pipe
pipes
heat
paper
Prior art date
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Pending
Application number
JP13516996A
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English (en)
Inventor
Kunitaka Miyasato
国隆 宮里
Mitsuru Kurihara
満 栗原
Tatsuhiko Miki
達彦 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yonei & Co Ltd
YONEI KK
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Yonei & Co Ltd
YONEI KK
Mitsubishi Plastics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 裸管の搬入から梱包品の搬出まで殆ど人手を
必要とせず、工程全体の一括自動化を図ることができる
パイプの梱包方法を提供する。 【解決手段】 小口径パイプの結束品や大口径のパイプ
を梱包装置入口側の搬送装置に載置して長手方向に移送
するとともに、移送中のパイプの下側に梱包用紙を供給
し、梱包用紙の両側縁部内面同士と両端開口部とを熱シ
ールして包装し、その外周を結束具で結束した後、梱包
装置の出口側から搬出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイプの梱包方法
に関し、詳しくは、パイプ全体を梱包用紙で包んで梱包
する、パイプの全面包装を行う方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パイプ、特に合成樹脂製のパイプの梱包
形態には、市場的に見て、概ね、次の2種類がある。そ
の一つは、パイプの裸管を複数本纏めたものを一束分と
し、この一束分を長手方向の複数箇所で結束し、この結
束品の両端側に袋を被せて袋の上から更に結束するとと
もに、縦紐掛けを行って袋の脱落を防止するようにした
両端部のみの梱包方式であり、他の一つは、上記同様に
一束分のパイプ全体をプラスチック塗布強化紙からなる
梱包用紙で覆い、梱包用紙の合わせ面を適当な方法でシ
ールし、この梱包用紙の周囲を複数箇所更に結束する、
いわゆる全面包装方式である。
【0003】上記全面包装方式は、業界の慣習として、
耐衝撃性を高めた塩化ビニル製パイプ(塩化ビニル製H
I(ハイインパクト)管)を梱包する際に用いられ、両
端部のみの梱包方式は、一般管に適用されている。な
お、一般に、口径(呼径)が100mmを超えるものは
1本ずつ個別に包装され、それ以下のものは、口径に応
じた本数、例えば100mmのものは2本、13mmの
ものは50本を一束としている。
【0004】そして、パイプを全面包装する際、従来
は、適当な方法で所定本数の裸管を一束分とし、この一
束分の裸管の周囲を手で結束した後、この結束品を十分
な大きさの大型梱包用紙の上に人手で移載し、この大型
梱包用紙で結束品の端面も含めて人手により適当な方法
で結束品全面を覆い、梱包用紙の合わせ面や折返し端を
粘着テープ等を用いて人手でシールし、最後に梱包用紙
の外側を人手で結束し、さらに、その後の処理も人手に
より処理していた。
【0005】また、一部を機械化した手順として、梱包
用紙による結束品の包装や結束に、三方シール包装手段
(ピロー包装機)や自動結束機等の自動機を用いること
もあるが、包装及び結束以外の処理は人手に頼ってい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
全面包装作業においては、人手による作業が多く、自動
機を用いた場合でも完全自動ではなく人手を介在させざ
るを得なかった。結束品の重量は、ものによっては数十
kgにも達するため、重労働であり、昼夜連続稼働体制
にも適応させ難く、また、人件費の高騰により収益性の
低下にもつながっていた。
【0007】そこで本発明は、パイプの全面包装を行う
にあたり、裸管の搬入から梱包品の搬出まで殆ど人手を
必要とせず、工程全体の一括自動化を図ることができる
パイプの梱包方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のパイプの梱包方法は、あらかじめ結束装置
で小口径のパイプを複数本纏めて一束に結束する工程
と、結束されたパイプ束(結束品)を一束ずつ結束装置
から梱包装置の入口側に搬送手段により移送する工程、
あるいは大口径のパイプを一本ずつ搬送手段により梱包
装置の入口側に移送する工程と、該入口側から前記パイ
プ束あるいはパイプをコンベア等の搬送手段により長手
方向に搬送するとともに、該移送中のパイプ束あるいは
パイプの下側に沿うように梱包用紙供給手段から所定幅
の梱包用紙を供給する工程と、梱包装置内において、前
記パイプ束あるいはパイプの下部両側から突出する前記
梱包用紙の両側縁部を把持手段等により挟んで上方に持
上げる工程と、持上げられた梱包用紙の両側の縁部内面
を近接させ、その両外側から加熱手段を圧着させて梱包
用紙の縁部近傍同士を熱シールして筒状にする工程と、
筒状の梱包用紙の両端開口部を加熱手段で挟着して熱シ
ールする工程と、熱シールにより筒状になった梱包用紙
の外周を結束装置により結束具で結束する工程と、外周
が結束され、両端部が熱シールされて梱包されたパイプ
束あるいはパイプを梱包装置の出口側から搬送手段によ
り搬出してコンテナ等の搬送機器に移載する工程とを含
むことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面を参照して
さらに詳細に説明する。図1は、本発明のパイプの梱包
方法を実施するための装置構成の一例を示す平面図で、
図2乃至図14は各工程における状態等を説明するため
の図、図15及び図16は梱包形態例を示す図である。
【0010】まず、図1に示すように、パイプの全面包
装を行うための装置は、図示しない結束装置であらかじ
め所定本数ずつ纏めて結束した結束品A(図2以下参
照)を梱包装置1の入口側1aに移送する入口側第一搬
送装置2と、一本ずつ梱包する大口径のパイプBを同じ
く梱包装置1の入口側1aに移送する入口側第二搬送装
置3と、該入口側1aから梱包装置1の出口側1bまで
連続的に設けられ、結束品Aや大口径のパイプB(以
下、これらを纏めて単にパイプということがある。)
を、その長手方向に移送するベルトコンベア,ローラー
コンベア等からなる搬送装置4と、該搬送装置4の下方
からパイプの下側に沿うように所定幅の長尺の梱包用紙
を連続的に供給する梱包用紙供給装置5と、梱包用紙の
三方を熱シールすることによりパイプを包装する包装装
置6と、包装されたパイプの梱包用紙の外周を結束具で
結束する結束装置7と、包装・結束された梱包品Cに所
定のラベルを貼付するラベル貼付手段8と、梱包品Cを
搬送装置5の出口側1bからパイプ横方向に移動させ、
コンテナや台車等の搬送機器91に移載する出口側搬送
装置9とを備えている。
【0011】まず、図2に示すように、あらかじめ裸管
用の結束装置(図示せず)で小口径のパイプを所定本数
毎に纏めて結束した結束品A、あるいは、台車31で搬
送されてきた大口径のパイプBを梱包装置入口側に移送
する。
【0012】結束品Aを移送する入口側第一搬送装置2
は、裸管用の結束装置から梱包装置1に向けて結束品A
を搬送するローラーコンベア21と、ローラーコンベア
21上の結束品Aを横移動させて昇降アーム22に移載
する移送ベルト23とを備えており、ローラーコンベア
21で搬送されてきた結束品Aは、所定位置で移送ベル
ト23に横取りされて昇降アーム22上に移載された
後、昇降アーム22が下降することにより、梱包装置1
に設けられた搬送装置4上に移載され、図3に示す状態
となる。
【0013】また、大口径のパイプBを移送する入口側
第二搬送装置3は、巻上げ装置32に接続した複数本の
ロープ33と、パイプBを横方向に移送するための傾斜
台あるいは移送ベルト34と、パイプBを1本ずつ送出
すためのストッパー35とを備えており、台車31で搬
送されてきた大口径のパイプBは、その下方を巻くよう
に通されたロープ33が巻上げ装置32で巻上げられる
ことにより移送ベルト34上に移載された後、ストッパ
ー35の出没動作により1本ずつが梱包装置1の搬送装
置4上に移載される。
【0014】次に、図3に示すように、結束品Aを載置
した搬送装置4で結束品Aを長手方向に搬送しながら、
結束品Aと搬送装置4との間に梱包用紙Dを供給する。
なお、図4以下において、結束品A,梱包用紙D,搬送
装置4等の間を離間させて図示しているものがあるが、
これは説明上離間させたものであって、実際には密着し
た状態になっている。
【0015】図5は、梱包用紙供給装置5の一例を示す
斜視図であって、所定幅の梱包用紙Dは、搬送装置4の
搬送方向に対して直角方向の一側から供給される。長尺
のロール状で提供される梱包用紙Dは、複数のローラー
51,51により巻ぐせを矯正された後、搬送装置4の
下部に入り込む。そして、搬送方向に対して45度の角
度に設置された方向転換ロール52により搬送方向上手
側に向きを変え、さらに、下部ガイドローラー53で上
方に向きを変えた後、上部繰出しガイドローラー54を
介して搬送装置4の上面に繰出され、前記図4に示す状
態になる。また、梱包用紙Dの供給とパイプの搬送とは
連動して行われ、パイプの長さに応じた梱包用紙Dが繰
出されてカットされる。
【0016】包装装置6では、まず、図6に示すよう
に、結束品Aの下部両側から突出する梱包用紙Dの両側
縁部を把持手段61,61で挟み、図7に示すように、
該把持手段61,61を上方に回動させて梱包用紙両側
縁部を上方に持上げ、結束品Aを梱包用紙Dの中央部に
位置させる。これにより、結束品Aが搬送装置4上を斜
めに進んできたり、一方に偏って進んできた場合でも、
結束品Aを用紙中央に位置させることができる。
【0017】次に、図8に示すように、把持手段61,
61で梱包用紙Dの両側縁部内面同士を近接させた状態
で、その両外側からヒートバー等の加熱手段62,62
を圧着させ、図9に示すように、梱包用紙Dの縁部近傍
同士を熱シールして梱包用紙Dを筒状にする。
【0018】次いで、図10に示すように、筒状になっ
た梱包用紙Dの前後両端の開口部近傍をヒートバー等の
加熱手段63,63で挟着し、図11に示すように、熱
シールすることにより梱包用紙Dの両開口部を閉じる。
【0019】これにより、結束品Aの全体を梱包用紙D
で覆った状態になる。なお、長手方向の熱シールは、全
体を一度に行う必要はなく、適当な長さのヒートバーを
用いて結束品A(梱包用紙D)を間欠的に搬送しながら
複数回に分けて行うことができる。また、両端開口部の
熱シールも、両方同時に行うことなく、前方開口部を熱
シールした後、結束品Aを前進させて同じヒートバーで
後方開口部を熱シールすることもでき、この場合は、前
進量を調節することにより、包装するパイプの長さに応
じた位置で熱シールすることができる。
【0020】次に、図12に示すように、結束装置7で
梱包用紙Dの外周を結束具71で結束する。この結束具
71による結束は、通常、図13に示すように、前端部
近傍,中央部,後端部近傍の3箇所に行われ、搬送装置
4で結束品Aを間欠的に前進させることにより、1台の
結束装置7で3箇所の結束を行うことができる。
【0021】このようにして包装・結束されることによ
り、図13に示す状態となった梱包品Cは、梱包装置1
の出口側1bに搬送され、ラベル貼付手段8で品名ラベ
ル81の貼付が行われ、必要に応じて端面の処理が施さ
れた後、図14に示すように、搬送装置4の傾動により
滑り止め92を有し、上昇部93を備えた出口側搬送装
置9に移載され、該出口側搬送装置9により搬送機器9
1の上部まで搬送された後、昇降アーム94を介してコ
ンテナや台車等の搬送機器91に移載される。
【0022】なお、上記説明では、図15に示すよう
に、小口径パイプの結束品Aを梱包する例を挙げたが、
図16に示すように、大口径のパイプBのときには、1
本ずつを梱包用紙Dで梱包するだけの違いであり、各装
置の動作は全く同一である。
【0023】また、結束具によるパイプ等の結束には、
市販の自動結束機を使用することができ、梱包用紙の三
方を熱シールして包装する包装装置としても、市販のピ
ロー包装機を使用することができる。
【0024】さらに、結束品を梱包装置に移送する搬送
装置は、前段の結束装置の配置状態に応じて適宜最適な
構成を採用することができ、大口径パイプの搬送装置や
梱包用紙供給装置も、設備環境等に応じて適宜な構成と
することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパイプの
梱包方法によれば、裸管の搬入から梱包品の搬出までを
完全自動で行うことができ、昼夜連続稼働体制にも容易
に対応でき、無人化による収益性の向上が図れる。ま
た、一貫したラインで形成されるので、設備スペースの
節減も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のパイプの梱包方法を実施するための
装置構成の一例を示す平面図である。
【図2】 梱包装置の入口側搬送装置の一例を示す説明
図である。
【図3】 結束品を搬送装置に載置した状態を示す説明
図である。
【図4】 梱包用紙を供給した状態を示す説明図であ
る。
【図5】 梱包用紙供給装置の一例を示す斜視図であ
る。
【図6】 梱包用紙両側縁部を把持手段で挟んだ状態を
示す説明図である。
【図7】 把持手段により梱包用紙両側縁部を上方に持
上げた状態を示す説明図である。
【図8】 加熱手段で梱包用紙の縁部近傍同士を熱シー
ルする状態を示す説明図である。
【図9】 熱シール後の状態を示す説明図である。
【図10】 梱包用紙の両端開口部を熱シールする状態
を示す説明図である。
【図11】 両端開口部を熱シールしている状態を示す
説明図である。
【図12】 梱包用紙の外周を結束具で結束した状態を
示す説明図である。
【図13】 包装・結束された梱包品の斜視図である。
【図14】 梱包装置の出口側搬送装置の一例を示す説
明図である。
【図15】 結束品の梱包状態を示す斜視図である。
【図16】 大口径パイプの梱包状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…梱包装置、2…入口側第一搬送装置、3…入口側第
二搬送装置、4…搬送装置、5…梱包用紙供給装置、6
…包装装置、7…結束装置、8…ラベル貼付手段、9…
出口側搬送装置、A…結束品、B…大口径のパイプ、C
…梱包品、D…梱包用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三木 達彦 東京都中央区銀座2丁目8番20号 株式会 社ヨネイ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一本乃至複数本のパイプを梱包用紙で梱
    包する方法であって、小口径のパイプを複数本纏めて一
    束に結束する工程と、結束されたパイプ束を一束ずつあ
    るいは大口径のパイプを一本ずつ梱包装置の入口側に移
    送する工程と、該入口側から前記パイプ束あるいはパイ
    プを長手方向に移送するとともに、該移送中の前記パイ
    プ束あるいはパイプの下側に沿うように所定幅の梱包用
    紙を供給する工程と、前記パイプ束あるいはパイプの下
    部両側から突出する前記梱包用紙の両側縁部を上方に持
    上げる工程と、持上げられた梱包用紙の両側の縁部内面
    を近接させ、その両外側から加熱手段を圧着させて梱包
    用紙の縁部近傍同士を熱シールする工程と、梱包用紙の
    両端開口部を加熱手段で挟着して熱シールする工程と、
    熱シールにより筒状となった梱包用紙の外周を結束具で
    結束する工程と、外周が結束され、両端部が熱シールさ
    れて梱包されたパイプ束あるいはパイプを梱包装置の出
    口側から搬出する工程とを含むことを特徴とするパイプ
    の梱包方法。
JP13516996A 1996-05-29 1996-05-29 パイプの梱包方法 Pending JPH09315408A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103612793A (zh) * 2013-10-21 2014-03-05 上海海弋机电科技有限公司 一模四岀塑料线形管材的自动包装装置
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