JPH09314159A - 浄化槽 - Google Patents

浄化槽

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JPH09314159A
JPH09314159A JP13232296A JP13232296A JPH09314159A JP H09314159 A JPH09314159 A JP H09314159A JP 13232296 A JP13232296 A JP 13232296A JP 13232296 A JP13232296 A JP 13232296A JP H09314159 A JPH09314159 A JP H09314159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
partition
partition wall
corrugation
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP13232296A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Tanaka
勝也 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH09314159A publication Critical patent/JPH09314159A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各槽内の水流に悪影響を及ぼすことなく、
又、水圧に対する変形に対して充分な強度を有し、低コ
ストで成形性が優れた隔壁を有する浄化槽を提供する。 【解決手段】 各槽間を仕切るために設けられた浄化槽
の隔壁が、連続した波形に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各槽間が隔壁によ
り仕切られた構造の浄化槽に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浄化槽はFRPのハンドレイアッ
プ成形法等により成形され、その各槽間の平坦に形成さ
れた隔壁の水圧等による変形を防止するために、アング
ル材、角材等を用いて補強された構造となっていた。
【0003】一方、近年は、生産性の向上を目指し、プ
レス法による成形加工が主流となりつつある。この成形
法による浄化槽の隔壁の場合には、平坦な隔壁面に格子
状にリブを設けたり、隔壁の肉厚を厚くして強度を確保
するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者のFRPのハンドレイアップ成形法による成形の場合
の、アングル材、角材等を用いて補強する方法において
は、これらの別部品が必要でコストがかかり、更に、加
工工数が多くかかって生産性が悪いといった問題があ
る。
【0005】又、後者のプレス法による成形の場合のリ
ブの一体成形においては、変形を防止するために多くの
リブを設けなければ変形に対する効果が期待できず、
又、肉厚を厚くして強度を確保するようにする場合に
は、重量が増大したり、コスト高となるなどの問題があ
る。
【0006】上記従来の成形法においては、両者ともに
隔壁の表面が平坦にならず、アングル材やリブ等が表面
より出っ張るため、部品等の取り付けが行いにくくな
り、又、各槽内の水流に悪影響を及ぼすといった問題が
ある。
【0007】本発明は、このような上記の問題点に着目
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、各槽内の水流に悪影響を及ぼす
ことなく、又、水圧に対して充分な強度を有し、低コス
トで成形性が優れた隔壁を有する浄化槽を提供するもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の浄化槽に
おいては、各槽間を仕切るために設けられた浄化槽の隔
壁が、連続した波形に形成されていることを特徴とす
る。又、請求項2記載の浄化槽においては、各槽間を仕
切るために設けられた浄化槽の隔壁の内部に中空部が形
成されるとともに、中空部がリブにより仕切られている
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1記載の本発明の浄化槽においては、各
槽間を仕切る隔壁が、連続した波形に形成されているの
で、成形加工が容易に行え、且つ、従来のように補強の
ための別部品を必要としないのでコスト安となり、又、
断面形状の波形効果により水圧による変形に対する十分
な強度が確保される。
【0010】又、請求項2記載の本発明の浄化槽におい
ては、隔壁の内部に中空部が形成されるとともに、中空
部がリブにより仕切られているので、従来のように補強
のための別部品を必要とせず、上記リブにより水圧によ
る変形に対して十分な強度が確保されるとともに、隔壁
の表面を平坦にすることができ、部品の取り付けが容易
に行える。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1記載の本発明の
浄化槽の一例を示す断面図である。図1において、浄化
槽本体10は、上下に2分割された槽体11、12が一
体化されてなり、内部には、隔壁13が3箇所に立設さ
れ、嫌気濾床槽(第一室)14、嫌気濾床槽(第二室)
15、接触ばっ気室16、及び沈澱槽17の各室に区画
されている(内部構造、及び各室の機能等の説明は省略
する)。
【0012】上記図1に示す隔壁13は、図2、及び図
3に示すような形状と断面構造を有する。図2、及び図
3において、隔壁13は浄化槽10の断面形状に合わ
せ、その内部に収まる寸法に製作された枠体13aと、
この枠体13aの内側に設けられた波形の隔壁本体13
bとにより構成されている。
【0013】上記隔壁本体13bの波の高さ、即ち、そ
の幅はほぼ枠体13aの幅に合わせたものとなってい
る。
【0014】この波形の隔壁本体13bは、合成樹脂等
を用い波形に連続して成形加工される。又、波のピッ
チ、及び波の高さは、浄化槽内で発生する水圧に基づい
て設定される。因みに、強度を上げるには、波の高さを
できるだけ高くし、又、波のピッチを小さくする(数を
多くする)ことが望ましい。
【0015】上記実施例においては、波のピッチの方向
を上下に設けた例を示しているが、横方向であっても、
ほぼ同等の補強効果を期待することができる。
【0016】本実施例の隔壁本体13bは、FRPのハ
ンドレイアップ法、或いはプレス法のいずれの加工方法
でも成形加工が可能であり、材料費を抑え、内部の水圧
に対する変形を防止できる十分な強度とすることができ
る。
【0017】図4は、請求項2記載の本発明の浄化槽の
一例を示す断面図である。図4において、浄化槽本体2
0は、上記実施例と同様、上下に2分割された槽体2
1、22が一体化されてなり、内部には、隔壁23が3
箇所に立設され、嫌気濾床槽(第一室)24、嫌気濾床
槽(第二室)25、接触ばっ気室26、及び沈澱槽27
の各室に区画されている(内部構造、及び各室の機能等
の説明は省略する)。
【0018】上記図4に示す隔壁23は、図5に示すよ
うな断面構造を有する。図5において、隔壁23は、上
記実施例と同様、浄化槽20の断面形状に合わせ、その
内部に収まる寸法に製作されている。
【0019】上記隔壁23は、その断面形状が左右対称
形であり、ほぼ中央部で重ね合わされて一体となる構造
であり、内部に中空部23cが形成されるようになって
いる。即ち、この隔壁23は、外面が平坦な本体23a
の内側に適宜間隔の格子状のリブ23bが一体に成形さ
れて設けられており、図5に示すように、対称形に合わ
されることにより、リブ23b同士が当接した状態とな
り、このリブ23b、23b間に中空部23cが形成さ
れる。又、隔壁23の周縁には、フランジ23dが設け
られ、このフランジ23dと隣接するリブ23bとの間
にも、同様の中空部23cが形成される。
【0020】上記左右対称形に合わされた本体23a、
23aは、そのリブ23bの当接する端面同士が接着材
により接着されて一体となり、隔壁23が完成される。
【0021】図6は、図5に示す隔壁23の他の例を示
し、この隔壁33の本体33aより突き出して設けられ
たリブ33bは、その一側面側が、断面形状がL形に形
成され、対称形に合わされた時、隔壁33の直交方向に
当接面ができるようになっている。従って、図5に示す
実施例のリブ23bに比較して、接着面積を大きくかせ
ぐことができ、接着材によるより強力な接着が可能な構
造である。
【0022】本実施例においても、上記実施例と同様、
外面は平坦な面で構成され、内部に中空部33cが形成
され、水圧等による変形に対してより強力な抗力を有す
るものとすることができる。
【0023】上記これらのリブ23bや33bが設けら
れることにより、又、その厚さを増大させることによ
り、本体23a、33aの厚さを薄くし、軽量でコスト
を抑えることが可能となる。
【0024】又、本体23aの外面が平坦であるから、
例えば、図6に示すように、部品1をネジ2により固定
するような場合も、外面のどのような位置にも取り付け
可能であり、且つ、貫通孔とならず、水漏れ等の心配が
ない。
【0025】本実施例の隔壁23、33の本体23a、
33aは、そのリブ23b、33bを一体に、FRPの
ハンドレイアップ法、或いはプレス法のいずれの加工方
法でも成形加工が可能であり、材料費を抑え、内部の水
圧に対する変形を防止できる十分な強度とすることがで
きる。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の浄化槽において
は、各槽間を仕切る隔壁が、連続した波形に形成されて
いるので、成形加工が容易に行え、且つ、従来のように
補強のための別部品を必要としないのでコスト安とな
り、又、断面形状の波形効果により水圧による変形に対
する十分な強度が確保される。
【0027】又、請求項2記載の本発明の浄化槽におい
ては、隔壁の内部に中空部が形成されるとともに、中空
部がリブにより仕切られているので、従来のように補強
のための別部品を必要とせず、上記リブにより水圧によ
る変形に対して十分な強度が確保されるとともに、隔壁
の表面を平坦にすることができ、部品の取り付けが容易
に行える。従って、浄化槽として好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の本発明の浄化槽の一例を示す断
面図。
【図2】図1に示す隔壁の正面図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】請求項2記載の本発明の浄化槽の一例を示す断
面図。
【図5】図4に示す隔壁の断面図。
【図6】隔壁の他の例を示す断面図。
【符号の説明】
1 部品 2 ネジ 10 浄化槽 11、12、21、22 槽体 13、23、33 隔壁 14、24 嫌気濾床槽(第一室) 15、25 嫌気濾床槽(第二室) 16、26 接触ばっ気室 17、27 沈澱槽 13a 枠体 13b 隔壁本体 23a、33a 本体 23b、33b リブ 23c、33c 中空部 23d、33d フランジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各槽間を仕切るために設けられた浄化槽
    の隔壁が、連続した波形に形成されていることを特徴と
    する浄化槽。
  2. 【請求項2】 各槽間を仕切るために設けられた浄化槽
    の隔壁の内部に中空部が形成されるとともに、中空部が
    リブにより仕切られていることを特徴とする浄化槽。
JP13232296A 1996-05-27 1996-05-27 浄化槽 Pending JPH09314159A (ja)

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JP13232296A JPH09314159A (ja) 1996-05-27 1996-05-27 浄化槽

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JP (1) JPH09314159A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013023259A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Ihi Infrastructure Systems Co Ltd 鋼製組立式タンク、及び、該タンクの組立用パネル
CN110155543A (zh) * 2019-03-13 2019-08-23 河北恒瑞复合材料有限公司 一种容器的隔板和地埋式容器

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JP2013023259A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Ihi Infrastructure Systems Co Ltd 鋼製組立式タンク、及び、該タンクの組立用パネル
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