JPH09314062A - 郵便物区分装置の制御方法 - Google Patents

郵便物区分装置の制御方法

Info

Publication number
JPH09314062A
JPH09314062A JP13911496A JP13911496A JPH09314062A JP H09314062 A JPH09314062 A JP H09314062A JP 13911496 A JP13911496 A JP 13911496A JP 13911496 A JP13911496 A JP 13911496A JP H09314062 A JPH09314062 A JP H09314062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor
mail
sorting
normal mode
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13911496A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Nakamura
秀之 中村
Yoshiki Matsuo
良喜 松尾
Kazuji Urahashi
和次 浦橋
Shoichi Yamagishi
昇一 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Nagano Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Nagano Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp, Nagano Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
Priority to JP13911496A priority Critical patent/JPH09314062A/ja
Publication of JPH09314062A publication Critical patent/JPH09314062A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sorting Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高速による区分処理を行い、また、容易かつ低
コストの実施を可能にする。 【解決手段】小型郵便物を区分けするノーマルモードと
大型郵便物を区分けする低速モードを設け、ノーマルモ
ードでは郵便物導入系Siの搬送コンベアCxa…,C
ya…を所定の回転移動速度Viで間欠的に回転移動さ
せ、かつ郵便物区分系Sdx,Sdyの搬送コンベアC
d…を所定の回転移動速度Vdで連続的に回転移動させ
るとともに、低速モードでは郵便物導入系Siの搬送コ
ンベアCxa…,Cya…の回転移動速度をノーマルモ
ードと同一に設定し、かつ郵便物導入系Siの搬送コン
ベアCxa…,Cya…を間欠的に回転移動させる一回
当たりの回転移動時間tsをノーマルモードのN倍(2
倍)に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は異なる多数の郵便物
を配達区域毎に自動で区分けする郵便物区分装置の制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、異なる多数の郵便物を配達区域毎
に自動で区分けする郵便物区分装置としては、特開昭6
2−266186号公報で開示される郵便物自動区分機
が知られている。
【0003】同公報に開示される郵便物自動区分機をは
じめ、従来の郵便物区分装置は、一般に、郵便物を導入
する郵便物導入系と、この郵便物導入系から供給される
郵便物を目標の区分ボックスまで搬送する郵便物区分系
を備え、郵便物導入系において郵便物の郵便番号が入力
(読取り)されるとともに、郵便物はこの郵便番号に基
づいて郵便物区分系に備える目標の区分ボックスまで搬
送される。
【0004】一方、搬送された郵便物を目標の区分ボッ
クスに取り込む方法は、実開昭64−39356号公報
で知られている。この方法は水平方向に配列させた複数
の搬送コンベアの下方にそれぞれ区分ボックスを配する
とともに、各搬送コンベアを搬送方向後側を回動支点と
して前側が昇降するスイング式に構成し、これにより、
郵便物を区分ボックスに取り込む際は、当該区分ボック
スの手前に位置する搬送コンベアを前下がりの取込位置
に変位させるとともに、他方、取り込みを行わない場合
には、搬送コンベアを水平となる通過位置に変位させて
郵便物を通過させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、搬送コンベ
アの回転移動速度は、比較的数量の多い小型郵便物(一
般郵便物)を対象に設定した場合、上述した従来の方法
を用いて大型郵便物を区分けする際には、搬送コンベア
が取込位置に変位した後、通過位置に戻る前に、次の大
型郵便物が到達し、誤って区分けされる虞れがある。
【0006】したがって、従来は大型郵便物にも対応で
きるように、搬送コンベアの回転移動速度を小型郵便物
に適する回転移動速度よりも遅い妥協的な速度を設定し
ていたため、比較的数量の多い一般郵便物に対して高速
による区分処理を行うことができない問題があった。
【0007】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、高速による区分処理を行う
ことができるとともに、複雑な制御及び構成を要するこ
となく、容易かつ低コストに実施することができる郵便
物区分装置の制御方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明
は、郵便物M…を導入する郵便物導入系Siと、この郵
便物導入系Siから供給される郵便物M…を目標の区分
ボックスB…まで搬送する郵便物区分系Sdx,Sdy
を備える郵便物区分装置の制御方法において、小型郵便
物を区分けするノーマルモードと大型郵便物を区分けす
る低速モードを設け、ノーマルモードでは郵便物導入系
Siの搬送コンベアCxa…,Cya…を所定の回転移
動速度Viで間欠的に回転移動させ、かつ郵便物区分系
Sdx,Sdyの搬送コンベアCd…を所定の回転移動
速度Vdで連続的に回転移動させるとともに、低速モー
ドでは郵便物導入系の搬送コンベアCxa…,Cya…
の回転移動速度をノーマルモードと同一に設定し、かつ
郵便物導入系Siの搬送コンベアCxa…,Cya…を
間欠的に回転移動させる一回当たりの回転移動時間ts
をノーマルモードのN倍、例えば、2倍に設定すること
を特徴とする。この場合、郵便物区分系Sdx,Sdy
の搬送コンベアCd…は搬送方向後側を回動支点として
昇降するスイング式に構成することにより、郵便物Mの
搬送方向を変更する機能を有する。
【0009】これにより、低速モードにおける郵便物導
入系の搬送コンベアCxa…,Cya…の回転移動速度
は、ノーマルモードと同一に設定されるため、減速制御
等の複雑な制御及び構成は不要になるとともに、トルク
低下などの不具合も生じない。また、郵便物導入系Si
における搬送コンベアCxa…,Cya…を間欠的に回
転移動させる一回当たりの回転移動時間tsはノーマル
モードのN倍、例えば、2倍に設定されるため、ノーマ
ルモードに比べて各郵便物M…同士の間隔はN倍(2
倍)となり、郵便物Mの搬送速度を実質的に低速化させ
た場合と同等の効果が得られる。
【0010】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0011】まず、本実施例に係る制御方法を実施でき
る郵便物区分装置1の構成について、図2〜図8を参照
して説明する。
【0012】郵便物区分装置1は図2及び図3に示すよ
うに、大別して、郵便物M…を導入する郵便物導入系S
iと、この郵便物導入系Siから供給される郵便物M…
を目標の区分ボックスB…まで搬送する第一郵便物区分
系Sdx及び第二郵便物区分系Sdyからなる。
【0013】また、郵便物導入系Siは複数(実施例は
三台)の導入ユニット20a,20b,20cを備え
る。この場合、一台の導入ユニット20aは基本ユニッ
トであり、他の二台の導入ユニット20b,20cは増
設ユニットとなる。増設ユニットとなる導入ユニット2
0b(20cも同じ)は、第一供給コンベアユニットC
xuを備えるユニット本体21と第二供給コンベアユニ
ットCyuからなる。これにより、増設時には、図2に
示すように、各第一供給コンベアユニットCxu…同士
を順次連結することにより一体化して第一供給コンベア
部Cxを構成するとともに、各第二供給コンベアユニッ
トCyu…を各ユニット本体21…に組付け、さらに、
各第二供給コンベアユニットCyu…同士を順次連結す
ることにより一体化して第二供給コンベア部Cyを構成
する。
【0014】そして、第一供給コンベア部Cxの搬送方
向先端は、第一郵便物区分系Sdxにおける垂直方向区
分ユニット60に備える搬送コンベア10に接続する。
この場合、搬送コンベア10とこの搬送コンベア10に
接続する第一供給コンベア部Cxに備える搬送コンベア
Cxdは直角搬送部8を構成する。この直角搬送部8
は、図7に示すように、搬送コンベア10を搬送コンベ
アCxdに対して段差を介して下方に配設するととも
に、直角方向に組み合わせる。したがって、搬送コンベ
ア10は第一供給コンベア部Cxの一部となる。一方、
第二供給コンベア部Cyの搬送方向先端は、第二郵便物
区分系Sdyにおける垂直方向区分ユニット61に備え
る搬送コンベア22に接続する。この場合、搬送コンベ
ア22と第二供給コンベア部Cyは直線上に接続する。
【0015】次に、導入ユニット20aの具体的構成に
ついて、図4〜図6を参照して説明する。なお、他の導
入ユニット20b,20cも基本的な構成は導入ユニッ
ト20aと同じである。
【0016】ユニット本体21は機体25を備え、この
機体25には導入機構部4を備える。導入機構部4は導
入コンベア部2を備え、この導入コンベア部2は搬送方
向後側に配設したフィードコンベア部26と、同前側に
配設した投入コンベア部27からなるとともに、このフ
ィードコンベア部26は、さらに、第一フィードコンベ
ア26aと第二フィードコンベア26bからなる。ま
た、フィードコンベア部26と投入コンベア部27の間
には、昇降により郵便物Mの通過を遮断し又は通過を許
容するシャッタ機構部28を設ける。なお、第一フィー
ドコンベア26aの側方に位置する機体25の内壁面2
5aは、第二フィードコンベア26b及び投入コンベア
部27の側方に位置する機体25の内壁面25bよりも
コンベア側にオフセットさせる。これにより、郵便物M
が内壁面25bに接触するのを回避できる。
【0017】一方、第一フィードコンベア26aの搬送
方向右方に位置する機体25にはテーブル29を配設す
る。作業者Hはこのテーブル29の手前で作業を行うこ
とができる。また、第一フィードコンベア26aの搬送
方向左方に位置する機体25上にはディスプレイ30を
配設する。なお、31は郵便物M…を収容するスタッカ
であり、ユニット本体21の隣にセットする。32はス
タッカ31の内部に収容した郵便物M…を順次上昇させ
るリフト機構部である。
【0018】また、導入機構部4は郵便物M…に関する
情報を入力する情報入力部3を備える。情報入力部3
は、テーブル29上に設けた郵便番号等を入力するキー
ボード33をはじめ、投入コンベア部27の上方に支持
フレーム35を介して支持されるバーコードリーダ3
6、第一フィードコンベア26aの近傍に付設して郵便
物Mがセットされたことを検出する第一センサ37、郵
便物Mのサイズを検出する第二センサ38、郵便物Mの
高さを検出する第三センサ39、郵便物Mが第二フィー
ドコンベア26bに到達したことを検出する第四センサ
40、第二フィードコンベア26bを駆動する駆動モー
タのトルクに基づいて郵便物Mの重量を検出する第五セ
ンサ42等の各種センサを含む。なお、図5中、43は
第一フィードコンベア26aを駆動する駆動モータ及び
伝達機構を含む駆動部、44は第二フィードコンベア2
6bを駆動する駆動モータ及び伝達機構を含む駆動部、
45は投入コンベア部27を駆動する駆動モータ及び伝
達機構を含む駆動部をそれぞれ示す。
【0019】一方、投入コンベア部27の搬送方向前方
には、振分コンベア部6を配設する。振分コンベア部6
は投入コンベア部27に対して段差を介して下方に配設
する。振分コンベア部6は第一コンベア6xと第二コン
ベア6yを備える。また、第二コンベア6yの横方にお
ける郵便物Mの搬送経路上には、郵便物Mの一端寄りが
当接する当接部47を配設する。このため、第二コンベ
ア6yは第一コンベア6xに対してオフセットさせて配
する。これにより、第一コンベア6x,第二コンベア6
y及び当接部47は郵便物Mの方向を略直角方向に変換
する方向変換部7を構成する。なお、第一コンベア6x
及び第二コンベア6yは駆動モータ及び伝達機構を含む
駆動部48により、正方向又は逆方向に回転移動する。
【0020】そして、振分コンベア部6の搬送方向前方
及び後方には、第一供給コンベアユニットCxu及び第
二供給コンベアユニットCyuをそれぞれ配する。この
場合、第一供給コンベアユニットCxu及び第二供給コ
ンベアユニットCyuは振分コンベア部6よりも下方に
位置する。また、第一供給コンベアユニットCxuは四
つの独立した搬送コンベアCxa,Cxb,Cxc,C
xdを連結して構成し、搬送方向最後端の搬送コンベア
Cxaの上方には待機コンベアCxsを設ける。なお、
待機コンベアCxsは振分コンベア部6よりも下方に位
置し、郵便物Mは振分コンベア部6から待機コンベアC
xs上に投入される。
【0021】第二供給コンベアユニットCyuも四つの
独立した搬送コンベアCya,Cyb,Cyc,Cyd
を連結して構成し、搬送方向最後端の搬送コンベアCy
aの上方には待機コンベアCysを設ける。待機コンベ
アCysは振分コンベア部6よりも下方に位置し、郵便
物Mは振分コンベア部6から待機コンベアCys上に投
入される。
【0022】この場合、第一供給コンベアユニットCx
uにより搬送される郵便物Mの長手方向は搬送方向に一
致するため、第一供給コンベアユニットCxuの幅寸法
は、第二供給コンベアユニットCyuの幅寸法よりも小
さくできる。なお、図6中、51,52,53,54,
55は搬送コンベアCya,Cyb,Cyc,Cyd,
Cysを駆動する駆動モータ及び伝達機構を含む駆動部
をそれぞれ示す。
【0023】次に、第一郵便物区分系Sdxの具体的構
成について、図7及び図8を参照して説明する。なお、
第二郵便物区分系Sdyは第一郵便物区分系Sdxに対
して対称的に構成する点を除き、基本的な構成は第一郵
便物区分系Sdxと同じである。
【0024】第一郵便物区分系Sdxは図2及び図3に
示すように、垂直方向区分ユニット60と、この垂直方
向区分ユニット60の後端に順次連結する複数の水平方
向区分ユニット90a,90b,90c…からなる。こ
の水平方向区分ユニット90a,90b,90c…は任
意に拡張又は縮小可能である。
【0025】垂直方向区分ユニット60は、下部に水平
方向の主コンベア部72を有する。主コンベア部72
は、固定した搬送コンベア73…と、搬送方向後側を回
動支点とし、前側が上下に変位する切換コンベア74…
を交互に配列させて構成する。また、垂直方向区分ユニ
ット60における水平方向区分ユニット90aに結合す
る部位には、上下方向に計五段に配した水平な搬送コン
ベア75…を配設する。各搬送コンベア75…は搬送方
向後側を回動支点とし、前側が上下に移動することによ
り、水平となる通過位置又は前下がりとなる取込位置に
選択的に変位する。そして、二段目の搬送コンベア75
と搬送方向最前部の切換コンベア74間、三段目の搬送
コンベア75と搬送方向における前から二番目の切換コ
ンベア74間、四段目の搬送コンベア75と同三番目の
切換コンベア74間、最上段の搬送コンベア75と搬送
方向最後部の切換コンベア74間には、それぞれ斜めに
配した傾斜コンベア76…を架設する。この場合、各傾
斜コンベア76…の上端は対応する各搬送コンベア75
…に接続するとともに、各傾斜コンベア76…の下端は
対応する各切換コンベア74…の上方に位置させる。こ
れにより、各切換コンベア74…の前側を前上がりの取
込位置に変位させれば、各切換コンベア74…は各傾斜
コンベア76…の下端に接続されるとともに、各切換コ
ンベア74…の前側を水平となる通過位置に変位させれ
ば、各切換コンベア74…は前方の搬送コンベア73…
に接続される。なお、切換コンベア74…を前方の搬送
コンベア73…に接続した際は、傾斜コンベア76…の
下端と主コンベア部72間に郵便物M…が通過する隙間
が生ずる。
【0026】図中、77は搬送コンベア73及び切換コ
ンベア74を駆動する駆動モータ及び伝達機構を含む駆
動部、78は回転するクランク軸により切換コンベア7
4の前側を昇降させる昇降機構、79は傾斜コンベア7
6及び搬送コンベア75を駆動する駆動モータ及び伝達
機構を含む駆動部をそれぞれ示す。各駆動部77,79
及び昇降機構78は便宜上一組だけを図示した。なお、
傾斜コンベア76は必要により複数のコンベアを組合わ
せて構成してもよい。また、最上段に位置する傾斜コン
ベア76の上方には正面視三角形状のデッドスペースが
生ずるため、このデッドスペースを利用して、各種周辺
機器80や制御盤81等を配設する。
【0027】他方、水平方向区分ユニット90a…は、
図3に示すように、縦五段,横四列の計二十の区分ボッ
クスB…を備える。図8に、水平方向区分ユニット90
aにおける最上段の原理構成を示す。なお、一段目から
四段目までは図示しないが、当該最上段の構成と同じで
ある。最上段の構成は着脱式の四個の区分ボックスB…
が水平方向に順次配されるとともに、各区分ボックスB
…の上方には四つの搬送コンベアCd…をそれぞれ配設
する。各搬送コンベアCd…は垂直方向区分ユニット6
0に設けた搬送コンベア75と同一の水平面上に配列す
る。したがって、搬送コンベア75…は搬送コンベアC
d…と同一の動作を行う。また、各搬送コンベアCd…
は搬送方向後側を回動支点として前側が昇降するスイン
グ式に取付ける。これにより、水平となる実線で示した
通過位置又は前下がりとなる仮想線で示した取込位置に
選択的に変位する。なお、92は各搬送コンベアCd…
を駆動する駆動モータ及び伝達機構を含む駆動部、93
は回転するクランク軸により搬送コンベアCdの前側を
昇降させる昇降機構をそれぞれ示す。この昇降機構93
は便宜上一組だけを図示した。
【0028】次に、本発明に係る制御方法を含む郵便物
区分装置1の全体の動作について、図1〜図8を参照し
て説明する。
【0029】郵便物M…を収容したスタッカ31…は導
入ユニット20a…の隣にセッティングする。一方、郵
便物区分装置1は本発明に従って、一般郵便物を区分け
するノーマルモードと大型郵便物を区分けする低速モー
ドを選択できる。最初に、ノーマルモードを選択した場
合の動作について説明する。
【0030】まず、作業者Hはスタッカ31から郵便物
Mを取り出し、キーボード33により郵便番号を入力す
るとともに、郵便物Mを第一フィードコンベア26a上
の定位置に載せる。この場合、郵便物Mの短辺は内壁面
25aに当接させる。なお、郵便番号は数字読取装置に
より自動で読取らせてもよい。
【0031】第一フィードコンベア26a上の郵便物M
は、第一センサ37により検出され、第一フィードコン
ベア26a及び第二フィードコンベア26bが回転移動
する。これにより、郵便物Mは第一フィードコンベア2
6aから第二フィードコンベア26bに搬送される。第
二フィードコンベア26bに搬送された郵便物Mはシャ
ッタ機構部28に係止して搬送が遮断されるとともに、
第四センサ40によりその到達が検出され、第一フィー
ドコンベア26a及び第二フィードコンベア26bの回
転移動が停止する。そして、第二センサ38により郵便
物Mのサイズが検出され、大型郵便物の場合にはその旨
がランプやブザー等で報知される。また、第三センサ3
9により郵便物Mの高さが検出されるとともに、第五セ
ンサ42により郵便物Mの重量が検出され、規定値を越
えている場合には、ランプやブザー等で報知される。こ
れにより、いずれの場合も作業者Hは当該郵便物Mを取
り去ることができる。
【0032】一方、郵便物Mが規定を満たしている場合
には、シャッタ機構部28が下降して郵便物Mの搬送が
許容される。したがって、作業者Hが次の郵便物Mを第
一フィードコンベア26a上に載せれば、第一フィード
コンベア26a及び第二フィードコンベア26bが回転
移動するため、第二フィードコンベア26b上の郵便物
Mは投入コンベア部27に搬送される。投入コンベア部
27は常時回転移動しており、第二フィードコンベア2
6bから搬送された郵便物Mは、投入コンベア部27を
介して振分コンベア部6に搬送される。この場合、投入
コンベア部27と振分コンベア部6の相対高さ及び投入
コンベア部27の移動速度の設定により、郵便物Mを第
一コンベア6x上の定位置に投入できる。なお、郵便物
M(書留郵便物)のバーコードは投入コンベア部27に
より搬送される際に、バーコードリーダ36によって読
取られる。
【0033】そして、郵便物Mが振分コンベア部6に搬
送されれば、不図示のセンサにより検出され、キーボー
ド33から入力した郵便番号に基づいて、振分コンベア
部6(第一コンベア6x及び第二コンベア6y)は正方
向又は逆方向に回転移動し、郵便物M…は第一供給コン
ベア部Cx又は第二供給コンベア部Cyに振り分けられ
る。
【0034】即ち、郵便物Mを第一郵便物区分系Sdx
に供給する場合には、振分コンベア部6が正方向に回転
移動し、第一コンベア6x上の郵便物Mは、そのまま第
一供給コンベア部Cxの待機コンベアCxs上に投入さ
れる。他方、郵便物Mを第二郵便物区分系Sdyに供給
する場合には、振分コンベア部6が逆方向に回転移動
し、第一コンベア6x上の郵便物Mは、方向変換部7を
介して第二供給コンベア部Cyの待機コンベアCys上
に投入される。方向変換部7では郵便物Mの一端寄りが
当接部47に当接し、その搬送が阻止されるとともに、
郵便物Mの他端側は、第二コンベア6yにより搬送され
るため、結果的に、郵便物Mの方向は搬送されるに従っ
て略直角方向に変換される。
【0035】なお、振分コンベア部6と待機コンベアC
xs,Cysの相対高さ及び振分コンベア部6の移動速
度の設定により、郵便物Mを待機コンベアCxs,Cy
s上の定位置に投入できる。
【0036】一方、待機コンベアCxs,Cys上の郵
便物Mは、当該待機コンベアCxs,Cysの回転移動
により、搬送コンベアCxb,Cyb上に投入される。
なお、通常は複数の導入ユニット20a…において同時
に作業が行われるため、他の導入ユニットから搬送され
る郵便物Mは、搬送コンベアCxa,Cyaを通って搬
送される。したがって、待機コンベアCxs,Cys上
の郵便物Mは、搬送コンベアCxb,Cybが空くのを
待って搬送される。また、各搬送コンベアCxa…,C
ya…は間欠搬送を行う。即ち、図1(a)に示すよう
に、各搬送コンベアCxa…,Cya…は、回転移動速
度Viにより時間tiの間だけ回転移動させた後、時間
toだけ一旦停止させる動作を繰り返す。この場合、時
間tiはコンベアベルトを半回転移動させる時間を設定
するとともに、停止させる時間toは時間tiの1/2
程度に設定できる。
【0037】そして、郵便物M…は第一供給コンベア部
Cxを介して第一郵便物区分系Sdxに、また、第二供
給コンベア部Cyを介して第二郵便物区分系Sdyにそ
れぞれ供給される。この場合、第一供給コンベア部Cx
には直角搬送部8を含むため、搬送コンベアCxd及び
10を介して直角方向に搬送される。なお、搬送コンベ
アCxdと10の相対高さ及び搬送コンベアCxdの移
動速度の設定により、郵便物Mを搬送コンベア10上の
定位置に投入できる。この搬送コンベアCxd及び10
は常時回転移動する。
【0038】他方、第一郵便物区分系Sdx(第二郵便
物区分系Sdyも同じ)に供給された郵便物Mは、主コ
ンベア部72により搬送されるとともに、切換コンベア
74の切換えにより傾斜コンベア76に搬送される。図
7は、一例として水平方向区分ユニット90aの三段目
に搬送する場合を示す。この場合には、搬送方向におけ
る前から二番目の切換コンベア74を前上がりの取込位
置に変位させる。これにより、郵便物Mは矢印Fに沿っ
て傾斜コンベア76に取込まれる。なお、切換コンベア
74の切換タイミングは、各搬送コンベア73…に郵便
物Mの通過を検出するセンサを付設し、予め設定したN
個(例えば、二個)手前における搬送コンベア73のセ
ンサが検出したことに基づいて、対応する切換コンベア
74を取込位置に変位させる。また、切換コンベア74
に付設したセンサにより、郵便物Mが傾斜コンベア76
に搬送したことを検出して切換コンベア74を水平とな
る通過位置に変位させる。
【0039】そして、郵便物Mが目標の区分ボックスB
に近付いたなら、当該区分ボックスBの手前の搬送コン
ベアCdを前下がりの取込位置に変位させ、郵便物Mを
区分ボックスBに投入させる。図8は、一例として搬送
方向最前部に位置する区分ボックスBに取込む場合を示
す。この場合、搬送方向における前から二番目の搬送コ
ンベアCdを仮想線で示す前下がりの取込位置に変位さ
せて郵便物Mを取込むとともに、郵便物Mの取込みが終
了したなら、実線で示す水平となる通過位置に変位させ
る。なお、搬送コンベアCdを取込位置に変位させるタ
イミングは、各搬送コンベアCd…に郵便物Mの通過を
検出するセンサを付設し、予め設定したN個(例えば、
二個)手前における搬送コンベアCdのセンサが検出し
たことに基づいて、対応する搬送コンベアCdを取込位
置に変位させる。また、搬送コンベアCdに付設したセ
ンサにより郵便物Mの取込みが終了したことを検出し、
搬送コンベアCdを水平となる通過位置に変位させる。
【0040】この場合、搬送コンベア73…,切換コン
ベア74…及び傾斜コンベア76…は連続して回転移動
させるとともに、少なくとも搬送コンベアCd…(75
…)は、図1(a)に示すように、回転移動速度Vdに
より連続して回転移動させる。なお、回転移動速度Vd
は前記回転移動速度Viよりも大きく設定する。
【0041】次に、低速モードの動作について説明す
る。上述したノーマルモードでは比較的数量の多い一般
郵便物(小型郵便物)を対象として、第一郵便物区分系
Sdx及び第二郵便物区分系Sdyにおける搬送コンベ
アCd…(75…)の搬送速度を設定する。したがっ
て、大型郵便物をノーマルモードで搬送させた場合に
は、搬送コンベアCd…を通過位置に戻す前に、次の郵
便物Mが到達する不具合を生じる。このため、低速モー
ドを設定してこのような不具合を解消した。なお、搬送
コンベアCd…における回転移動速度を減速させること
により低速化した場合には、駆動制御系の構成が複雑と
なり、しかも、トルク低下等を伴う不具合を生ずるた
め、本実施例では間欠搬送を行う第一供給コンベア部C
x及び第二供給コンベア部Cyにおける搬送コンベアC
xa…,Cya…の作動及び停止のタイミングを制御す
るようにした。
【0042】即ち、低速モードでは、図1(b)に示す
ように、搬送コンベアCxa…及びCya…の回転移動
速度はノーマルモードと同一の回転移動速度Viに設定
するとともに、搬送コンベアCd…(75…)の回転移
動速度もノーマルモードと同一の回転移動速度Vdに設
定する一方、搬送コンベアCxa…,Cya…の間欠搬
送時における一回の回転移動時間tsはノーマルモード
の2倍(一般的にはN倍)となるts=2tiに設定し
た。このような設定のみで、低速モードでは、ノーマル
モードに比べて各郵便物M…同士の間隔が2倍となり、
これにより、郵便物Mの搬送速度が実質的に低速化した
と同等の効果を得れるとともに、容易かつ低コストに実
施することができる。
【0043】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
【0044】例えば、低速モードでは、搬送コンベアC
d…(75…)の回転移動速度をノーマルモードと同一
の回転移動速度Vdに設定したが、必ずしも同一に設定
することを要しない。また、低速モードにおける搬送コ
ンベアCxa…,Cya…を停止させる時間toはノー
マルモードと同一に設定してもよいし、異ならせてもよ
い。さらに、各コンベアは駆動ローラと空転ローラ間に
単一又は複数のコンベアベルト(無端ベルト)を架設し
たベルトコンベアを例示したが、他形式のコンベアの使
用を妨げるものではない。その他、細部の構成,形状,
数量,数値等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で任意に変更できる。
【0045】
【発明の効果】このように、本発明に係る郵便物区分装
置の制御方法は、小型郵便物を区分けするノーマルモー
ドと大型郵便物を区分けする低速モードを設け、ノーマ
ルモードでは郵便物導入系の搬送コンベアを所定の回転
移動速度で間欠的に回転移動させ、かつ郵便物区分系の
搬送コンベアを所定の回転移動速度で連続的に回転移動
させるとともに、低速モードでは郵便物導入系の搬送コ
ンベアの速度をノーマルモードと同一に設定し、かつ郵
便物導入系の搬送コンベアの一回の回転移動時間をノー
マルモードのN倍に設定したため、高速による区分処理
を行うことができるとともに、駆動制御系における構成
の複雑化やトルク低下等の不具合を伴うことなく、容易
かつ低コストに実施できるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る郵便物区分装置の制御方法を用い
た搬送コンベアの回転移動速度のタイミングチャート、
【図2】同郵便物区分装置の全体平面図、
【図3】同郵便物区分装置の全体斜視図、
【図4】同郵便物区分装置における導入ユニットの平面
図、
【図5】同郵便物区分装置における導入ユニットの正面
図、
【図6】同郵便物区分装置における導入ユニットの側面
図、
【図7】同郵便物区分装置における垂直方向区分ユニッ
トの正面図、
【図8】同郵便物区分装置における水平方向区分ユニッ
トの一部を示す原理構成図、
【符号の説明】
1 郵便物区分装置 Si 郵便物導入系 Sdx 第一郵便物区分系 Sdy 第二郵便物区分系 B… 区分ボックス Cxa… 搬送コンベア Cya… 搬送コンベア Cd… 搬送コンベア M… 郵便物 Vi 回転移動速度 Vd 回転移動速度 ts 時間 to 時間
フロントページの続き (72)発明者 浦橋 和次 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 山岸 昇一 長野県長野市稲里町下氷鉋1163番地 長野 日本無線株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 郵便物を導入する郵便物導入系と、この
    郵便物導入系から供給される郵便物を目標の区分ボック
    スまで搬送する郵便物区分系を備える郵便物区分装置の
    制御方法において、小型郵便物を区分けするノーマルモ
    ードと大型郵便物を区分けする低速モードを設け、ノー
    マルモードでは前記郵便物導入系の搬送コンベアを所定
    の回転移動速度で間欠的に回転移動させ、かつ前記郵便
    物区分系の搬送コンベアを所定の回転移動速度で連続的
    に回転移動させるとともに、低速モードでは前記郵便物
    導入系の搬送コンベアの回転移動速度をノーマルモード
    と同一に設定し、かつ前記郵便物導入系の搬送コンベア
    を間欠的に回転移動させる一回当たりの回転移動時間を
    ノーマルモードのN倍に設定することを特徴とする郵便
    物区分装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記郵便物区分系の搬送コンベアは搬送
    方向後側を回動支点として昇降するスイング式に構成す
    ることにより、郵便物の搬送方向を変更する機能を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の郵便物区分装置の制
    御方法。
  3. 【請求項3】 低速モードは前記郵便物導入系における
    搬送コンベアの一回の回転移動時間をノーマルモードの
    2倍に設定することを特徴とする請求項1記載の郵便物
    区分装置の制御方法。
JP13911496A 1996-05-31 1996-05-31 郵便物区分装置の制御方法 Pending JPH09314062A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13911496A JPH09314062A (ja) 1996-05-31 1996-05-31 郵便物区分装置の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13911496A JPH09314062A (ja) 1996-05-31 1996-05-31 郵便物区分装置の制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09314062A true JPH09314062A (ja) 1997-12-09

Family

ID=15237825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13911496A Pending JPH09314062A (ja) 1996-05-31 1996-05-31 郵便物区分装置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09314062A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7475520B2 (en) Tray positioning device for stacking of product
CN1671488A (zh) 单程排序组件
JPH08169536A (ja) ワークの自動搬送方法および装置
JP4036027B2 (ja) 区分装置
JPH10236642A (ja) 農産物を載せた受皿の搬送合流装置
JPH09314062A (ja) 郵便物区分装置の制御方法
CN113426704A (zh) 一种高速自动分拣线
JP4450274B2 (ja) 方向転換装置
JP3660791B2 (ja) 農産物の選別装置及びこの装置の運転方法
JP2946300B2 (ja) 郵便物区分装置の郵便物導入機構
JPH09314063A (ja) 郵便物区分装置の垂直方向区分機構
JP2946301B2 (ja) 郵便物区分装置の郵便物方向変換機構
JP2001269626A (ja) 仕分け装置
CN113634511A (zh) 一种用于拉丝机模套收集分拣系统
JPH10278905A (ja) 農産物の選別包装装置
JP4251425B2 (ja) 仕分け装置
JPH09314064A (ja) 郵便物区分装置
JP2001269625A (ja) 仕分け装置
CN215997625U (zh) 一种高速自动分拣线
KR100971826B1 (ko) 배송물 자세 변환 장치 및 배송물 자동 공급 장치
CN216104190U (zh) 一种邮件快速分拣流水线
CN215744932U (zh) 一种用于拉丝机模套收集分拣系统
JP2000043823A (ja) 農産物選別装置における空箱供給装置
JP2001269624A (ja) 仕分けシステム
JP2564092Y2 (ja) パレット荷積み装置のパレット供給装置