JPH09311751A - 静電式デジタイジング・パネル及び静電式デジタイジング・パネルにおけるノイズ低減方法 - Google Patents

静電式デジタイジング・パネル及び静電式デジタイジング・パネルにおけるノイズ低減方法

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JPH09311751A
JPH09311751A JP2553797A JP2553797A JPH09311751A JP H09311751 A JPH09311751 A JP H09311751A JP 2553797 A JP2553797 A JP 2553797A JP 2553797 A JP2553797 A JP 2553797A JP H09311751 A JPH09311751 A JP H09311751A
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noise
signal
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物体がデジタイジング・パネルに近接するこ
とによって生成された信号の振幅を測定する場合、大き
なインパルスタイプのノイズ源が有する影響を最小限に
する新しく且つ有効な装置を提供する。 【解決手段】 抵抗層を含むデジタイジング・パネルに
おけるノイズ・インパルスの影響を減らす方法が開示さ
れる。この方法は、物体がデジタイジング・パネルに近
接している時に信号を生成するステップと、その信号を
増幅器で増幅するステップと、抵抗層に結合されたノイ
ズ・インパルスの存在を検出するステップと、ノイズ・
インパルスの検出に応じて、抵抗層から増幅器の入力を
切断するステップとを含む。加えて、物体がデジタイジ
ング・パネルに近接している時に信号を提供するため抵
抗層を含むデジタイジング・パネルが開示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的にデジタイ
ジング・タブレットに関し、特に、コンピュータと関連
する静電式デジタイジング・タプレットまたはパネルに
おけるノイズを減らす方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラスなどの非導電プレートで覆われた
抵抗層を有する静電式デジタイジング・パネルは、当該
技術において周知である。この既知の静電式デジタイジ
ング・タブレットは、2つのモードすなわちタッチモー
ドもしくはペンモードのうちのひとつで操作する。タッ
チモードで操作する場合は、コンピュータは、AC信号
で抵抗層をバイアスできるように従来通りに構成されて
いる。非導電プレートに近づき触れるユーザの指などの
物体は、抵抗層と容量的に結合された負荷として働く。
容量的に結合された負荷により、電流が抵抗層のコーナ
ーを流れるようになる。コンピュータは、当業者により
既知の方法により抵抗層の各コーナーにおける電流に基
づいて、デジタイジング・パネルに対する物体のデカル
ト座標(X,Y)位置を決定する。特に、デジタイジン
グ・パネルに対するスタイラスの位置は、物体が抵抗層
に容量的に結合されることによって発生する抵抗層のコ
ーナーを流れるコーナー電流または信号の割合に基づい
て決定される。
【0003】ペンモードで操作する場合、コンピュータ
は、ハンドヘルド型ペンまたはスタイラスから伝送され
た信号を受信できるように従来通り構成されている。特
に、スタイラスは、通常、スタイラスの先端からAC信
号を伝送するように送信器と関連するコイルを励振する
ための発振器へ電力を供給するバッテリを含む。AC信
号は、先端がデジタイジング・パネルと関連する非導電
プレートに接近したときにスタイラス先端から伝送され
る。伝送されたAC信号は、通常、静電式デジタイジン
グ・パネルと関連する抵抗層と容量的に結合される。こ
の容量的に結合されたAC信号は、既知の方法で、抵抗
層のコーナーそれぞれを通過する電流を含む。タッチモ
ードの場合、デジタイジング・パネルに対するスタイラ
スの位置は、既知の方法で決定される。ペンモードの場
合のスタイラス位置の決定は、スタイラスから伝送され
たAC信号による抵抗層のコーナーを流れるコーナー電
流または信号の割合に基づく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】既知の静電デジタイジ
ング・タブレットにおける問題点のひとつは、抵抗層と
結合される大きなインパルスタイプのノイズ源が存在す
ることである。なお、抵抗層と容量結合される物体に起
因するコーナー信号の大きさは、抵抗層と結合する外部
ノイズ源と比較してかなり小さい。一般的に、外部ノイ
ズ源には、ふたつのタイプ、すなわち、同期ノイズ源お
よび非同期ノイズ源とがある。同期ノイズ源は、コンピ
ュータ内のまたはコンピュータに隣接するサブアッセン
ブリにより生成される。たとえば、デジタイジング・パ
ネルは、通常、LCD(液晶表示装置)画面またはアク
ティブ・マトリックス型画面などの表示画面の上に重ね
る。LCDスクリーンは、LCDスクリーンを駆動する
ための30〜40Hzの方形波を作り出すM電解または
整流クロック(M-field or commutating clock)により
起こる交換ノイズを生じる。方形波が状況を変化する
と、比較的高い(30ボルト)信号過度電流が抵抗層に
結合される。一方、非同期ノイズは、不規則に発生し、
静電気、EMI(電磁干渉)などの電源に起因するもの
である。同期ノイズ源と同様に、非同期ノイズ源も抵抗
層に結合される。
【0005】概念的に、デジタイジング・パネルは、デ
ジタイジング・パネルに接近する物体に起因する(既知
の周波数の)非常に小さなコーナー信号要素を増幅し、
一定の帯域外(上述した同期および非同期ノイズ源など
の)他のすべての信号を阻止しなければならない。デジ
タイジング・パネルはまた、デジタイジング・パネルに
対する物体の位置を正確に決定するために、高い精度で
コーナー信号の増幅を測定しなければならない。
【0006】しかしながら、ノイズの多い環境で非常ち
いさな信号を増幅するときは、大きなインパルスタイプ
のノイズ源により、高ゲイン増幅ステージ(high gain
amplifier stage)が非線形状態となり、これによりデ
ジタイジング・パネルに対する物体の位置を正確に決定
するためのデジタイジング・パネルの能力に影響を及ぼ
す。これは、インパルスタイプのノイズが予定された入
力信号よりも大きな数次(several over)であるからで
ある。増幅ステージのゆっくりとした回復時間は、ノイ
ズ現象が終わる時間までに及ぶノイズ現象の継続時間を
延ばすことにより、さらにノイズ・インパルスの有害な
影響を増加させてしまう。
【0007】したがって、物体の報告された位置に悪影
響を及ぼす外部ノイズ信号成分を補正するかまたはろ波
する静電式デジタイジング・パネルが必要とされてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様によれ
ば、抵抗層を含むデジタイジング・パネルにおけるノイ
ズ・インパルスの影響を減らす方法が提供される。この
方法は、物体がデジタイジング・パネルに近接している
時に信号を生成するステップと、その信号を増幅器で増
幅するステップと、抵抗層に結合されたノイズ・インパ
ルスの存在を検出するステップと、ノイズ・インパルス
の検出に応じて、抵抗層から増幅器の入力を切断するス
テップとを含む。
【0009】本発明の別の態様によれば、物体がデジタ
イジング・パネルに近接している時に信号を提供するた
め抵抗層と、信号を増幅するために抵抗層に接続される
入力を有する増幅器と、抵抗層に結合されたノイズ・イ
ンパルスを検出する検出器と、ノイズ・インパルスの検
出に応じて、抵抗層から増幅器の入力を切断し、増幅器
の入力を共通の基準電源へ接続するための機構とを含む
デジタイジング・パネルが開示される。
【0010】したがって、本発明の目的は、静電式デジ
タイジング・パネルにおけるノイズを減らすための新し
く且つ有効な方法を提供することである。
【0011】本発明の別の目的は、静電式デジタイジン
グ・パネルにおけるノイズ干渉を減らす改善された方法
を提供することである。
【0012】本発明の別の目的は、静電式デジタイジン
グ・パネルにおけるノイズを減らすための新しく且つ有
効なデジタイジング・パネルを提供することである。
【0013】本発明のさらに別の目的は、静電式デジタ
イジング・パネルにおけるノイズを減らすための改善さ
れたデジタイジング・パネルを提供することである。
【0014】本発明の別の目的は、物体がデジタイジン
グ・パネルに近接することによって生成された信号の振
幅を測定する場合、大きなインパルスタイプのノイズ源
が有する影響を最小限にする新しく且つ有効な装置を提
供することである。
【0015】本発明のさらに別の目的は、入力源から増
幅ステージの入力を一時的に切断し、層福ステージを所
定時間の間、基準電位に接続する新しく且つ有効な方法
を提供することである。
【0016】本発明の上記目的および他の目的と特徴と
効果は、次の説明および添付の図面から明かとされる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明はさまざまな修正および変
更が可能であるが、特定の実施例が図面の例によって示
され、ここで詳細に説明される。しかしながら、開示さ
れた特定の形式に本発明を制限するものではなく、逆
に、本発明は、添付の請求の範囲によって画定される発
明の趣旨および範囲内の変形、同等のもの、また選択の
対象となるようなものすべてをカバーしている。
【0018】図1には、本発明の特徴を組み込んだノー
トブックや移動コンピュータなどのコンピュータ10の
機能的ブロック図が示されている。コンピュータ10
は、ベースまたはフレーム12と、フレーム12に固定
された静電式デジタイジング・タブレットまたはパネル
14と、コントローラ16と、従来の中央演算装置(C
PU)18とを含む。デジタイジング・パネル14は、
コーナー・ワイヤ20a〜20dを介してコントローラ
16に機能的に接続しており、コントローラ16は、シ
リアルポートなどのシリアル・データ・ライン22を介
してCPU18に機能的に接続されている。
【0019】従来のハンドヘルド型ペンまたはスタイラ
ス23は、後述するようにコンピュータ10がペンモー
ドで操作されるときに、既知の方法でコンピュータ10
にデータを入力するのに用いられる。スタイラス23
は、AC信号23aを伝送するために、送信器(図示せ
ず)と関連するコイル(図示せず)を励振するための発
振器(図示せず)へ電力を供給するバッテリ(図示せ
ず)とと送信器(図示せず)を有するコードレス式のス
タイラスであってもよい。本実施例では、信号23aは
約125キロヘルツの周波数を有する。
【0020】静電式デジタイジング・パネル14は、図
2に示されたように既知の材料のいくつかの層を含むも
のでよい。本実施例では、ガラス層24は、ガラス層2
4の下に配されたLCD(液晶表示装置)画面26を保
護する。ガラス層24の上面27は、スタイラス23ま
たはユーザの指(図示せず)などの物体のための書き込
み/タッチング面を画定する。ガラス層24の底面は、
そこに適用されたアクティブ・センサ物質の層28を有
する。本実施例では、アクティブ・センサ物質は、一般
的に静電デジタイジング・パネル用途に用いられるイン
ジウム酸化スズ(ITO:indium-tin-oxide)のメッキ
である。
【0021】コーナー・ワイヤ20a〜20dは、それ
ぞれ、。後述するように、物体がガラス層24に近接し
た結果生じた電流を運ぶために、アクティブITO層2
8の各コーナーに電気的に接続している。ポリエステル
破砕片シールド30は、アクティブITO層28の下側
に取付けられ、壊れた場合にガラス面24が粉々になら
ないようにする。エアーギャップ32は、LCD画面2
6の上面から破砕片シールド30の底面を離す。
【0022】コンピュータ10は、2つのモード、つま
りタッチモードおよびペンモードの内のひとつで操作で
きる。タッチモードで操作する場合は、コンピュータ
は、AC信号でアクティブITO層28をバイアスでき
るように従来通りに構成されている。特に、コントロー
ラ16は、既知の方法でコーナー・ワイヤ20a〜20
dを介してアクティブITO層28の各コーナーへ12
5KHzのバイアス電圧を印加する。物体がデジタイジ
ング・パネル14に近づかない限りは、コンピュータ1
0は、静止状態であり、有限量のDCオフセット電流
は、アクティブITO層28とアクティブITO層28
のすぐ近くのコンピュータの金属構成要素との間の漂遊
容量または寄生容量によって生じる装荷作用によってコ
ーナー・ワイヤ20a〜20dを介して流れる。
【0023】物体は、デジタイジング・パネル14に近
づくにつれ、アクティブITO層28と結合される容量
性負荷として機能する。アクティブITO層28に容量
的に結合される物体は、アクティブITO層28上の負
荷として機能し、この結果、アクティブITO層28の
各コーナーを介して、且つコーナー・ワイヤ20a〜2
0dを介して流れる電流を生じる。コントローラ16
は、当業者に周知の方法でコーナー・ワイヤ20a〜2
0dそれぞれにおける電流に基づいて、デジタル・パネ
ル14に対するユーザの指などの物体のデカルト座標
(X,Y)位置を決定する。
【0024】ペンモードで操作する場合、コンピュータ
10は、スタイラス23から伝送された信号を受信でき
るように従来通り構成されている。特に、スタイラスか
ら伝送された信号に応じてコーナー・ワイヤ20a〜2
0dそれぞれに電流が生成される。コンントローラ16
は、当業者に周知の方法でコーナー・ワイヤ20a〜2
0dそれぞれにおける電流に基づいて、デジタリング・
パネル14に対するスタイラスのデカルト座標(X,
Y)位置を決定する。
【0025】アクティブITO層28と容量的に結合さ
れる物体(スタイラスまたは指)によるアクティブIT
O層28の各コーナー(およびコーナー・ワイヤ20a
〜20dそれぞれ)を通る電流の大きさは、図1に示さ
れたように、アクティブITO層28の各コーナーとガ
ラス層24の特定位置における物体との間のアクティブ
ITO層28の導電率と比例する。特に、物体の位置か
らアクティブITO層28の各コーナーへ延在するライ
ンの相対的厚みは、アクティブITO層28に対する物
体の位置によるアクティブITO層28の各コーナーを
通る電流の大きさを示している。
【0026】よって、物体がアクティブITO層28の
特定のコーナーに対して近ければ近いほど、物体位置お
よびアクティブITO層28の各コーナーとの間に延在
するラインの相対的厚みによって示されるように、アク
ティブITO層28の導電率は高く、またそのコーナー
を通る電流も大きい。さらに、物体がアクティブITO
層28の特定のコーナーから遠ければ遠いほど、アクテ
ィブITO層28の導電率は低く、またそのコーナーを
通る電流も小さい。
【0027】図3には、コントローラ16の単純化した
機能ブロック図が示されている。特に、コントローラ1
6は、多数の電流電圧(I/V)変換器34a〜34d
と、増幅器36a〜36dと、信号変換器38a〜38
dと、ノイズ検出器40と、帰線消去パルス・ジェネレ
ータ42と、入力スイッチ44a〜44dと、出力スイ
ッチ46a〜46dと、X,Y座標計算機48とを含
む。なお、ノイズ検出器40と、帰線消去パルス・ジェ
ネレータと、入力スイッチ44a〜44dと、出力スイ
ッチ46a〜46dとは、コントローラ16の帰線消去
回路49を定義するように共働する。
【0028】I/V変換器または入力検出器34a〜3
4dは、それぞれ、ふたつの機能を有する。I/V変換
器34a〜34dの第1の機能は、従来の方法でコーナ
ー・ワイヤに基準AC信号を供給することにより、タッ
チモードにおけるアクティブITO層28を励振するこ
とである。I/V変換器34a〜34dの第2の機能
は、ペンおよびタッチモードの操作でその出力端子にお
いて、コーナー・ワイヤを流れる電流をAC電圧信号に
変換することである。
【0029】なお、I/V変換器34a〜34dの出力
上のAC信号は、各コーナー・ワイヤ20a〜20dを
流れる電流の大きさを示す振幅(約50mV)を有す
る。前述したように、コーナー・ワイヤをを流れる電流
は、デジタイジング・パネル14に近接している物体に
実質的に起因している。なお、I/V変換器34a〜3
4dは、I/V変換器34a〜34dが約10のゲイン
を有しているということにかかわらず、その入力上のノ
イズ・インパルスからI/V変換器34a〜34dが早
急に回復できるようにおおよそ1〜2MHzの帯域を有
する。このようにして、コーナー・ワイヤ20a〜20
d上の1〜5mVの入力信号は、I/V変換器34a〜
34dの出力上の10〜50mV信号に増幅される。
【0030】入力スイッチ44a〜44dは、後述する
ように、増幅器36a〜36dの入力をI/V変換器3
4a〜34dの出力か共通の基準電位のいずれかへ選択
的に結合させる。入力スイッチ44a〜44dがI/V
変換器34a〜34dの出力を増幅器36a〜36dの
入力へ結合させるように構成されている場合、増幅器3
6a〜36dは、I/V変換器34a〜34dからのA
C電圧信号を従来通り増幅する。
【0031】本実施例では、増幅器36a〜36dは、
I/V変換器34a〜34dからのAC電圧信号を増幅
するための約30dBのゲインを提供する高ゲイン増幅
器である。このようにして、増幅器36a〜36dは、
I/V変換器34a〜34dを通るコーナー・ワイヤ2
0a〜20d上のノイズ成分から飽和状態となるように
作動されるように影響を受ける。出力スイッチ46a〜
46dは、後述するように、信号変換器38a〜38d
の入力を増幅記36a〜36dの出力か、共通の標準電
位のいずれかへ選択的に結合される。
【0032】信号変換器38a〜38dは、通常、ろ波
し、整流し、増幅器36a〜36dにより増幅されたア
ナログ電圧信号を既知の方法でデジタル値へ変換してか
ら、ライン50a〜50d上にデジタル値を置く。ライ
ン50a〜50d上のデジタル値は、各コーナー・ワイ
ヤ20a〜20dを流れる電流の大きさを示すバイナリ
表示を有する。
【0033】X,Y座標計算機48は、既知の方法で、
デジタイジング・パネル14に対する物体のデカルト座
標(X,Y)を決定するために、ライン50a〜50d
上にデジタル値を入力する。特に、デジタイジング・パ
ネル14に対する物体の位置は、後述するように物体の
存在によるアクティブITO層28のコーナーおよびコ
ーナー・ワイヤ20a〜20dを流れる電流の大きさを
示すデジタル値の割合に基づいて決定される。
【0034】ノイズもしくはインパルス検出器40は、
コーナー・ワイヤ20a〜20dのひとつにおける電圧
またはノイズ・スパイクなどの非線形現象もしくはイン
パルス信号を検出する。ノイズまたは他の干渉物がデジ
タイジング・パネル14に結合された場合、ノイズは、
通常アクティブITO層28全体に、又4つのコーナー
・ワイヤ20a〜20dの間に散布される。このように
して、1コーナー・ワイヤ20上のノイズ成分がそれ以
外のコーナー・ワイヤ20のノイズ成分を表わす。本実
施例では、ノイズ検出器40は、I/V変換器34dと
並列にコーナー・ワイヤ20dに接続される。しかしな
がら、ノイズ検出器は、各I/V変換器34a〜34d
と並列にそれ以外のコーナー・ワイヤ20a〜20cの
いずれかひとつに接続されてもよい。
【0035】図4には、ノイズ検出器40の例示的概略
図が示されている。図4はまた、I/V変換器34dの
概略図を示す。I/V変換器34dは、演算増幅器(o
pamp)などの増幅器52を含む。その出力と反転入
力(−)とを結合する負帰還レジスタで標準反転モード
に構成される。増幅器52の非反転入力(+)は、約
2.2ボルトなどの正の基準電位に接続される。
【0036】ノイズ検出器40は、第1の増幅器54
と、第2の増幅器56と、独立的OR(XOR)ロジッ
ク・ゲート58とを含み、これらは従来のウインドウ比
較回路装置を定義するよう共働する。ウインドウ比較器
は、コーナー・ワイヤ20d上の入力信号が上限しきい
値電圧レベルを超えて上昇した場合に出力ライン62上
のトリガ・パルスを生成するように構成されている。特
には、増幅器52は、コーナー・ワイヤ20dにつなが
れた非反転入力または端子(+)と、約2.3ボルトな
どの第1の基準電圧を反転入力(−)に供給する抵抗電
圧ディバイダー60につながれた反転入力または端子
(−)とを有する。同様に、増幅器54は、コーナー・
ワイヤ20dにつながれた反転入力(−)と、約2.1
ボルトなどの第2の基準電圧を非反転入力(+)に供給
する抵抗電圧ディバイダー62につながれた非反転電圧
(+)とを有する。
【0037】ノイズ検出器40は、増幅器52の反転入
力(−)を監視して、増幅器52の非反転入力(+)お
よび反転入力(−)がロックが崩される(break loc
k)、すなわち、反転入力(−)における電圧とが非反
転入力(+)における電圧とはもはや等しくなくなると
きを決定する。このようにして、ライン20d上の電圧
または信号が第1の基準電圧を超えた場合、または第2
の基準電圧を下回った場合、コーナー・ワイヤ20a〜
20d上のノイズ現象は示され、ロジック・ゲート58
は出力ライン60上のトリガ信号またはパルスを生成す
る。なお、ノイズ検出器40は、コーナー・ワイヤ20
dの変化の率がノイズ現象の存在を示す所定変化率しき
い値を超えた場合を決定する変化(dv/dt)検出器
の率として実現される。
【0038】ライン60上のトリガ信号に応じて、帰線
消去パルス・ジェネレータ42は、入力スイッチ44a
〜44dおよび出力スイッチ46a〜46dとを駆動す
るため出力ライン64にコントロール信号または帰線消
去パルスを生成する。特に、ライン64上の帰線消去パ
ルスは、入力スイッチ44a〜44dを作動して、I/
V変換器34a〜34dの出力から増幅器36a〜36
dの入力を切断し、所定の時間の間、増幅器36a〜3
6dの入力をアース(ground)として示される共通の基
準電位に接続する。ライン64上の帰線消去パルスは、
出力スイッチ46a〜46dを作動して、信号変換器3
8a〜38dの入力を増幅器36a〜36dの出力から
切断し、同じ所定の時間の間、共通の基準電位に信号変
換器38a〜38dの入力を接続する。
【0039】I/V変換器34a〜34dを介して増幅
器36a〜36dへ結合されたノイズ現象またはインパ
ルスは、増幅器36a〜36dの入力と信号変換器38
a〜38dの入力とを共通の基準電位に結合した結果と
して、X,Y座標ジェネレータ48に到達しないよう防
止されている。加えて、増幅器38a〜38d上のノイ
ズ・インパルスの影響は、増幅器36a〜38dの入力
を共通の基準電位に結合することによって最小限にされ
る。さらに、共通のモード・エラーは、信号ジェネレー
タ38a〜38dの入力を共通の基準電位に結合するこ
とによりX,Y座標計算機48に取り入れられる。な
お、共通のモード・エラーは、ノイズ・インパルスを
X,Y座標ジェネレータ48に結合されるようにするこ
とにより生じる座標測定誤差よりも小さい。
【0040】帰線消去パルス・ジェネレータ42は、高
周波数クロック源(high frequencyclock source)(図
示せず)から作動する従来のタイミング回路(図示せ
ず)として実現される。特に、ノイズ検出器40からの
トリガ信号は、タイミング回路と関連するカウンタを、
タイミング回路が所定の時間が経過した時点で「タイム
アウト」となるように所定の時間にリセットする。
【0041】図5には、帰線消去回路49と関連する交
換ネットワーク66のブロック図が示されている。説明
を容易にするために、交換ネットワーク66は、コーナ
ー・ワイヤ20dと、コーナー・ワイヤ20dに対応す
るコントローラ16の構成要素とに関連するものとして
以下に説明される。しかしながら、帰線消去回路49
は、上述するように、そのような交換ネットワーク66
が4つあり、それぞれ各コーナー・ワイヤ20a〜20
dおよび対応するコントローラの構成要素に関連してい
る。
【0042】図5に示されたように、交換ネットワーク
66は、第1のスイッチ68と、第2のスイッチ70
と、第3のスイッチ72と、第4のスイッチ74とを含
む。なお、第1および第3のスイッチ68、72は、入
力スイッチ44dを定義するように共働き、第2および
第4のスイッチ70、74は、出力スイッチ46dを定
義するように共働する。帰線消去パルス・ジェネレータ
42からの出力千64は、第1の制御ラインと、第2の
制御ラインとを含む。第1の制御ライン76は、スイッ
チ68および70の制御入力に接続され、第2の制御ラ
イン79は、スイッチ72および74の制御入力に接続
される。本実施例では、スイッチ68、70、72およ
び74は、従来の伝送ゲートスイッチとして実現され
る。
【0043】作動中、帰線消去パルス・ジェネレータ4
2が静止状態(すなわち、ノイズ検出器からトリガ信号
が受信されない)の場合、交換ネットワーク66は、増
幅器36dへの入力はI/V変換器34dの出力に接続
され、共通の基準電位からは絶縁されるように構成され
る。すなわち、第1のスイッチ68は閉位置にあり、第
3のスイッチ72は開位置にある。そのようにして、ス
イッチ68は常時閉スイッチであり、スイッチ72は常
時開スイッチである、つまり帰線消去パルス・ジェネレ
ータ42からのライン76上の制御信号は閉位置にスイ
ッチ68を保持し、ライン78上の制御信号は開位置ス
イッチ72を保持する。
【0044】交換ネットワーク66はまた、信号変換器
38dの入力が増幅器36dの出力に接続され、共通
の基準出電位からは絶縁するように構成される。すなわ
ち、第2のスイッチ70は閉位置にあり、第4のスイッ
チ74は開位置にある。このようにして、スイッチ70
は、常時閉スイッチであり、スイッチ74は常時開スイ
ッチである、つまり帰線消去パルス・ジェネレータ42
からのライン76上の制御信号は閉位置にスイッチ70
を保持し、ライン78上の制御信号は開位置スイッチ7
4を保持する。
【0045】コーナー・ワイヤ20d上のノイズ現象が
ノイズ検出器40により検出された場合、トリガ信号は
ライン62を介して帰線消去パルス・ジェネレータ42
へ送信される。それに応じて、帰線消去パルス・ジェネ
レータ42は同時に、制御ライン76、79を介して制
御信号を生成する。ライン76上に生成された制御信号
は、スイッチ68、70を開状態から閉状態へと変更さ
せ、よって増幅器36dの入力をI/V変換器34dの
出力から切断し、且つ信号変換器38dの入力を増幅器
36dの出力から切断する。ライン78上に生成された
制御信号は、スイッチ72、74を閉状態から開状態へ
と変更させ、よって増幅器36dの入力と信号変換器3
8dの入力を共通の基準電位へ接続する。
【0046】なお、ノイズ検出器40がノイズ現象を検
出し、帰線消去パルス・ジェネレータ42へその発生を
信号で伝えると、I/V変換器34は、それに応じて飽
和を開始する増幅器36dにノイズ現象を結合する。加
えて、増幅器36dのスルーレートは、スイッチ70、
74が状態を交換する前にノイズ現象の増幅された部分
が信号変換器38dへ行かないようにする。このように
して、ノイズ検出器40および帰線消去パルス・ジェネ
レータ42ができるだけ素早く動作して、増幅器36お
よび信号変換器38dの入力を共通の基準電位に結合す
ることが望まれる。前述したように、増幅器の入力を共
通の基準電位に迅速に結合することにより、ノイズ現象
がX,Y座標ジェネレータ42に到達しないようにし、
増幅器36d上のノイズ現象の影響を最小限にする。加
えて、信号変換器38dの入力を共通の基準電位に結合
することにより、共通のモード・エラーがX,Y座標ジ
ェネレータ48へ取り入れられる。その共通のモード・
エラーは、X,Y座標ジェネレータ48を介して結合さ
れたノイズ・インパルスにより生じたエラーよりも小さ
い。
【0047】図6A〜6Dには、帰線消去回路49があ
る場合とない場合の増幅器36a〜36dからの出力信
号上にノイズ現象が持ち得る影響を示す複数のグラフが
示されている。図6A〜6Dでは、電圧レベル80は共
通の基準電位を表わす。電圧レベル82は増幅器36a
〜36dの予想される入力信号範囲を表わし、電圧レベ
ル842は増幅器36a〜36dの予想される入力信号
範囲を表わし、電圧レベル86はコントローラ16内の
電源レール(power supply rails)の電圧レベルを表わ
す。
【0048】図6Aは、帰線消去回路49なしの増幅器
36a〜36dに加えられた入力信号を示す。特に、入
力信号の振幅は、同期または非同期ノイズ現象またはイ
ンパルス88が時間t1で起こるまでは、増幅器36a
〜36dの予想される入力信号範囲82内にある。な
お、増幅器36a〜36dの入力のダイナミック・レン
ジは通常の作動レベルよりも大きい。たとえば、増幅器
36a〜36dの通常動作レベルはおおよそ50mVで
ある。しかしながら、1.0ボルトのノイズ・インパル
スが増幅器36a〜36dに加えられてもよい。1.0
ボルトのダイナミック・レンジの入力能力を有する(す
なわち飽和していない)増幅器が選択された場合、その
増幅器のゲインは、デジタイジング・パネル14に近接
する物体に起因するコーナー信号成分を増幅するに十分
な高さではないはずである。
【0049】図6Bは、帰線消去回路49なしの増幅器
36a〜36dからの出力信号を示す。時間t1におい
て、増幅器36a〜36dは飽和を開始し、出力信号は
電源レール86に追い込まれる。時間t2において、増
幅器は回復し、線形出力信号は復元される。t1からt2
までの出力信号の陰のついた部分は、ノイズ・インパル
ス88(図6A)によって生じたエラー(入力信号のロ
ス)を示す。ノイズ・インパルス88(図6A)の期間
は増幅器の飽和時間よりも短いことがわかる。通常、増
幅器は、ノイズ現象の継続時間の10倍長い時間、乱さ
れる。すなわち、100ナノ秒のノイズ現象の場合、増
幅器が回復し、通常の出力信号範囲84に戻るのに1マ
イクロ秒かかる。
【0050】図6Cは、帰線消去回路49ありの増幅器
36a〜36dに加えられた入力信号を示す。時間t1
において、ノイズ検出器40は、コーナー・ワイヤ20
d上のノイズ・インパルス88(図6A)を検出し、帰
線消去パルス・ジェネレータ42をトリガし、スイッチ
が元の状態に戻されるまでの所定時間、スイッチ68、
70、72および74の状態を変更する。よって、増幅
器36a〜36dは、図6Aに示されたように、時間t
1からt3までの間、共通の基準電位に接続された入力を
有する。
【0051】t1からt3の時間は、増幅器が回復する、
または交換ネットワーク66によって消される前にノイ
ズ・インパルスを増幅する影響から解決されるのに通常
必要な時間に基づいて選択される。特に、ノイズ・イン
パルスの約30%は、スイッチ68、70、72および
74が状態を変える前に増幅器36a〜36dへの入力
へ到達する。
【0052】たとえノイズ・インパルス立ち上がり時間
の約30%が増幅器36a〜36dによって増幅された
としても、増幅器36a〜36dは、100%のノイズ
・インパルス88が増幅器により増幅されるよりも早く
回復することが可能である。さらに、信号変換器38a
〜38dの入力が共通の基準電位に変換されることによ
って、増幅器36a〜36dにより増幅されたノイズ・
インパルスの部分は信号変換器38a〜38dへ送られ
ることはない。帰線消去パルス・ジェネレータ42は、
時間t1からt3までの間隔をユーザが選べるようにす
るために、必要によってユーザがプログラム可能にして
もよい。既知の遅延素子90(図5)は、交換ネットワ
ークに必要なだけ長いノイズ・インパルスを遅らせて、
ノイズ・インパルス88が増幅器36a〜36dによっ
て増幅されないように状態を変更するために、I/V変
換器34a〜34dの出力とスイッチ68との間の信号
パスに沿って用いられてもよい。
【0053】ノイズ・インパルス88が同期、反復また
は予測可能な原因によるもの場合は、ノイズ検出器40
に関して上述したものと同様の方法で帰線消去回路をト
リガするために外部帰線消去リクエスト・ライン92
(図5)が用いられてもよい。このようにして、外部帰
線消去リクエスト・ラインは、帰線消去回路49がコー
ナー・ワイヤ20a〜20dに結合された交換ノイズを
消去できるように、LCD画面26と関係するM電解ク
ロックなどの同期ノイズの源とつながれてもよい。
【0054】図6Dは、帰線消去回路49か存在し、帰
線消去回路49が原因のエラー(陰の付けられた部分)
の量を示す。帰線消去回路49は、ノイズ・インパルス
が起こった際のエラー(入力信号のロス)の量を最小限
にし、増幅器36a〜36dを回復し、より早く解決す
ることがわかる。
【0055】これまで説明してきたものは、(1)ノイ
ズ・インパルスなどの非線形現象から生じたエネルギー
を最小限にするため、増幅器入力から入力信号を切断
し、(2)増幅器入力の入力を共通の基準電位に接続
し、増幅器をより早く解決できるようにし、(3)増幅
器の出力を切断し、非線形信号が座標測定システムに到
達しないようにし、(4)座標測定システムを共通の基
準電位に接続し、共通のモード・エラーを取り入れるこ
とによりエラーを最小限にする帰線消去回路を有する静
電式デジタイジング・パネルである。
【0056】本発明は、図面およびこれまでの説明で詳
しく説明および記述されたが、このような説明および記
述は、例として考慮されるべきものであり、その文言に
限定されるものではなく、好ましい実施例のみが示さ
れ、記述され、本発明の趣旨を逸脱しないすべての変更
および修正は保護されるべきものであることは理解され
るであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の特徴を組み込んだデジタイジング・
パネルを有するコンピュータの機能的ブロック図であ
る。
【図2】 図1の線2−2に沿ったデジタイジング・パ
ネルの斜視図である。
【図3】 図1に示されたコントローラのブロック図で
ある。
【図4】 図1に示されたコントローラの帰線消去回路
に関するノイズ検出器の概略ブロック図である。
【図5】 図1に示されたコントローラの帰線消去回路
に関する交換ネットワークを示すブロック図である。
【図6】(A)は、帰線消去回路がない場合の図3に示
された増幅器に加えられた入力信号を示すグラフであ
る。(B)は、帰線消去回路がない場合の増幅回路から
の出力信号を示すグラフである。(C)は、帰線消去回
路が存在する場合の図3に示された増幅器に加えられた
入力信号を示すグラフである。(D)は、帰線消去回路
が存在する場合の帰線消去回路に起因するエラーの量を
示すグラフである。
【符号の説明】
10 コンピュータ 12 フレーム 14 静電式デジタイジング・タブレットまたはパネル 16 コントローラ 18 中央演算装置(CPU) 20a〜20d コーナー・ワイヤ 24 ガラス層 28 アクティブITO層 30 破砕片シールド 34a〜34d 電流電圧(I/V)変換器 36a〜36d増幅器 38a〜38d 信号変換器 40 ノイズ検出器 42 帰線消去パルス・ジェネレータ 44a〜44d 入力スイッチ 46a〜46d出力スイッチ 48 X,Y座標計算機 49 帰線消去回路

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタイジング・パネルにおけるノイズ
    ・インパルスの影響を減少する方法において、 物体がデジタイジング・パネルに近接している時に信号
    を生成するステップと、 増幅器により信号を増幅するステップと、 抵抗層に結合されたノイズ・インパルスの存在を検出す
    るステップと、 ノイズ・インパルスの検出に応じて、抵抗層から増幅器
    の入力を切断するステップとからなることを特徴とする
    静電式デジタイジング・パネルにおけるノイズ低減方
    法。
  2. 【請求項2】 切断するステップは、 抵抗層から増幅器の入力を一時的に切断し、所定時間の
    間、共通の基準電源(reference source)に増幅器の入
    力を接続するステップを含むことを特徴とする請求項1
    の静電式デジタイジング・パネルにおけるノイズ低減方
    法。
  3. 【請求項3】 切断するステップは、 抵抗層と増幅器の入力とを接続する第1のスイッチを提
    供するステップと、 増幅器の入力と共通の基準電位とを接続する第2のスイ
    ッチを提供するステップと、 ノイズ・インパルスの検出に応じて、第1および第2の
    スイッチそれぞれを状態を変更させるステップとを含む
    ことを特徴とする請求項1の静電式デジタイジング・パ
    ネルにおけるノイズ低減方法。
  4. 【請求項4】 変更させるステップは、 ノイズ・インパルスの検出に応じて帰線消去パルスを生
    成するステップと、 第1および第2のスイッチに帰線消去パルスを加えるス
    テップと含むことを特徴とする請求項3の静電式デジタ
    イジング・パネルにおけるノイズ低減方法。
  5. 【請求項5】 同期ノイズ源からクロック信号を受信し
    たことに応じて、増幅器の入力を抵抗層から切断し、増
    幅器の入力を共通の基準電源に接続するステップをさら
    に有することを特徴とする請求項1の静電式デジタイジ
    ング・パネルにおけるノイズ低減方法。
  6. 【請求項6】 接続するステップは、 デジタイジング・パネルのLCD画面と関連するクロッ
    クでクロック信号を生成するステップを含むことを特徴
    とする請求項5の静電式デジタイジング・パネルにおけ
    るノイズ低減方法。
  7. 【請求項7】 増幅器の出力に接続された信号変換器を
    提供するステップと、 ノイズ・インパルスの検出に応じて、信号交換器の入力
    を増幅器の出力から切断し、信号変換器の入力を共通の
    標準電位に接続するステップをさらに含むことを特徴と
    する請求項1の静電式デジタイジング・パネルにおける
    ノイズ低減方法。
  8. 【請求項8】 抵抗層および前記増幅器の入力とを接続
    する第1のスイッチと、増幅器の入力と共通の基準電位
    (reference potential)との間を接続する第2のスイ
    ッチとを提供するステップと、 増幅器の出力と信号変換器の入力とを接続する第3のス
    イッチと、信号変換器の入力と共通の基準電位とを接続
    する第4のスイッチとを提供するステップと、 ノイズ・インパルスの検出に応じて、第1、第2、第3
    および第4のスイッチそれぞれを状態を変更させるステ
    ップとをさらに含む請求項7の静電式デジタイジング・
    パネルにおけるノイズ低減方法。
  9. 【請求項9】 物体がデジタイジング・パネルに近接し
    ている時に信号を供給する抵抗層と、 前記信号を増幅するため、前記抵抗層に接続された入力
    を有する増幅器と、 前記抵抗層に結合されたノイズ・インパルスを検出する
    検出器と、 前記ノイズ・インパルスの検出に応じて、前記抵抗層か
    ら前記増幅器の入力を切断し、前記増幅器の前記入力を
    共通の基準電源に接続する手段とからなることを特徴と
    するデジタイジング・パネル。
  10. 【請求項10】 前記接続する手段は、 前記増幅器の前記入力を抵抗層から切断し、所定時間の
    間、前記増幅器の前記入力を前記共通の基準電源に接続
    する手段を含むことを特徴とする請求項9のデジタイジ
    ング・パネル。
  11. 【請求項11】 前記接続する手段は、 前記抵抗層と前記増幅器の前記入力とを接続する第1の
    スイッチと、 前記増幅器の前記入力と前記共通の基準電位とを接続す
    る第2のスイッチと、 前記ノイズ・インパルスの検出に応じて、前記第1およ
    び第2のスイッチそれぞれを状況を変化させる手段とを
    含む請求項9のデジタイジング・パネル。
  12. 【請求項12】 前記変化させる手段は、前記ノイズ・
    インパルスの検出に応じて帰線消去パルスを生成する手
    段と、 前記第1および第2のスイッチに前記帰線消去パルスを
    加える手段とを含むことを特徴とする請求項11のデジ
    タイジング・パネル。
  13. 【請求項13】 同期ノイズ電源からクロック信号を受
    信したことに応じて、前記増幅器の前記入力を前記抵抗
    層から切断し、前記増幅器の前記入力を前記共通の基準
    電源に接続する手段をさらに有することを特徴とする請
    求項9のデジタイジング・パネル。
  14. 【請求項14】 前記クロック信号は、デジタイジング
    ・パネルのLCD画面と関連するクロックで生成される
    ことを特徴とする請求項13のデジタイジング・パネ
    ル。
  15. 【請求項15】 前記増幅器の出力に接続された信号変
    換器と、 前記ノイズ・インパルスの検出に応じて、前記信号交換
    器の入力を前記増幅器の前記出力から切断し、前記信号
    変換器の前記入力を前記共通の標準電位に接続する手段
    をさらに有することを特徴とする請求項9のデジタイジ
    ング・パネル。
  16. 【請求項16】 前記増幅器の前記入力を切断する前記
    手段は、前記抵抗層と前記増幅器の前記入力とを接続す
    る第1のスイッチと、前記増幅器の前記入力と前記共通
    の基準電位とを接続する第2のスイッチとを含み、 前記信号変換器の前記入力を切断する手段は、前記増幅
    器の前記出力と前記信号交換器の前記入力とを接続する
    第3のスイッチと、前記信号変換器の前記入力と前記共
    通の基準電位とを接続する第4のスイッチとを含み、 前記デジタイジング・パネルは、前記ノイズ・インパル
    スの検出に応じて、前記第1の第2の第3の第4のスイ
    ッチはそれぞれ状態が変更される手段を含むことを特徴
    とする請求項15のデジタイジング・パネル。
JP2553797A 1996-02-09 1997-02-07 静電式デジタイジング・パネル及び静電式デジタイジング・パネルにおけるノイズ低減方法 Pending JPH09311751A (ja)

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