JPH09311519A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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Publication number
JPH09311519A
JPH09311519A JP8126752A JP12675296A JPH09311519A JP H09311519 A JPH09311519 A JP H09311519A JP 8126752 A JP8126752 A JP 8126752A JP 12675296 A JP12675296 A JP 12675296A JP H09311519 A JPH09311519 A JP H09311519A
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JP
Japan
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image forming
photoconductor
carriage
transfer belt
intermediate transfer
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Application number
JP8126752A
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English (en)
Inventor
Noboru Katakabe
昇 片伯部
Hiroshi Terada
浩 寺田
Hajime Yamamoto
肇 山本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH09311519A publication Critical patent/JPH09311519A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/01Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
    • G03G2215/0103Plural electrographic recording members
    • G03G2215/0109Single transfer point used by plural recording members
    • G03G2215/0116Rotating set of recording members

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の感光体を特定位置に順次切り替えてフ
ルカラー画像を形成する方式において、小型でかつ組
立、調整が容易であり高精度の画像記録を可能とするカラ
ー画像形成装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 それぞれが感光体と現像器からなる複数
の像形成ユニットを像形成位置と待避位置間を順次切り
替えながら像形成位置で各色のトナー像をそれぞれ形成
転写する構成であり、露光手段を像形成位置と待避位置
で取り囲みこれら像形成ユニットの移動軌跡の内側に配
置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラープリンタ、
カラー複写機やカラーファクシミリ等に応用できるカラ
ー画像形成装置、特に電子写真方式を用いて多色のトナ
ー像を重ね合わせカラー画像を形成するカラー画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー画像形成装置の例として、
特開平7−36246号公報を用いてその構成を説明す
る。図11はその従来例のカラー電子写真装置の全体構
成図である。中間転写ベルトユニット101は、転写ベ
ルト102、第1転写ローラ103、第2転写ローラ1
04、クリーナローラ105、廃トナー溜め106、な
どを内包し、ベルト102上でカラー像を重ね合わせ
る。プリンタ中央には黒、シアン、マゼンタ、イエロの
4組の扇型をした像形成ユニット107Bk、107
Y、107M、107Cが像形成ユニット群108を構
成し、図のように円環状に配置されている。像形成ユニ
ット107はプリンタ内に正規に装着されることによ
り、像形成ユニット側とプリンタ側の両者側の機械的駆
動系統・電気回路系統が相互カップリング部材を介して
結合して機械的・電気的に一体化する。円環状に配置さ
れている像形成ユニット107Bk、107Y、107
M、107Cは支持体に支持されており、全体として移
動モータに駆動され、固定されて回転しない円筒状の軸
109の周りに回転移動可能に構成されている。像形成
時には、各像形成ユニットは回転移動によって順次前述
の中間転写ベルト102を支持する第1転写ローラ10
3に対向した像形成位置110に位置することができ
る。像形成位置110はレーザ光111による露光位置
でもある。
【0003】112はプリンタ内の下側に配設したレー
ザ露光装置である。レーザ信号光111は像形成ユニッ
ト107Mと107Cとの間に構成された光路窓口11
3を通って、軸109の一部に開けられた窓を通して軸
109内の固定されたミラー114に入射し、反射され
て像形成位置110にある像形成ユニット107Bkの
露光窓115から像形成ユニット107Bk内に進入
し、像形成ユニット内に上下に配設されている現像器1
16とクリーナ117との間の光路を通って感光体ドラ
ム118の左側面の露光部に入射し母線方向に走査露光
される。感光体118に形成されたトナー像は転写ベル
ト102に転写され、次に、像形成ユニット群108が
90゜回転移動し、イエロの像形成ユニット107Yが
像形成位置110に入れ替わる。先の黒工程と同じ動作
を行い、中間転写ベルト102上の黒トナー像の上にイ
エロトナー像を重ね合わせる。同様の動作をさらにマゼ
ンタ、シアンの像形成ユニットを用いて行い、中間転写
ベルト102上にフルカラー像を完成した後、第3転写
ローラ119で紙にカラー像を転写し、さらに定着機1
20で定着する。これが、特開平7−36246号公報
の構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
においてはレーザー露光装置112が移動する像形成ユ
ニットの移動軌跡の外に配置され、レーザー信号光が像
形成ユニットの中心に配置されたミラー114に反射さ
れて像形成位置にある感光体118を露光する構成であ
るため、レーザー露光装置から感光体までの光路が長い
ためレーザービーム径を絞りにくい。またレーザー光学
系がミラー114とレーザー露光装置112に分かれて
おり光学系を単体として調整ができないため組立調整が
煩雑になるとともに走査精度も確保しにくいといった課
題があった。
【0005】また、装置全体をさらに小型化しながら高
画質のフルカラー画像を出力する手段が要求されてい
る。
【0006】本発明はこの様に4本の感光体を1つの像
形成位置に順次切り替えてフルカラー画像を形成する方
式を用いたものにおいて、簡単な構成で装置の組立、調
整が容易であり、容積効率がよく小型でかつ高精細なフ
ルカラー画像出力を実現するカラー画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、それぞれ異なる色の現像器と感光体を組
み合わせた複数の像形成ユニットと、該複数の像形成ユニットを
像形成位置と待避位置の間を移動させる移送手段と、発
光光源を有し基体上所定位置に固定配置され像形成位置
の感光体を画像信号に応じて露光する露光手段と、感光
体上に形成されたトナー像を被転写材上に転写する転写
手段とを備えたものにおいて、前記像形成位置と待避位
置を該露光手段を取り囲むよう配置して前記複数の像形
成ユニットの移動軌跡の内側に前記露光手段を配置した
ことを特徴とするものである。
【0008】また、該露光手段を本体の左右側板に固定
支持し、感光体の軸心と平行な方向に組み立て分解を可
能としたものである。
【0009】さらに本発明は上記構成に加え感光体両端
を像形成位置に正確に位置決めする位置決め手段を有
し、該位置決め手段と該露光手段を同一の左右側板上に
固定支持したことを特徴とするものである。
【0010】また移送手段を複数の像形成ユニットを収
納支持しかつ本体に回転自在に支持されたキャリッジ手
段と、このキャリッジ手段を回転駆動するキャリッジ駆
動手段で構成したことを特徴とし、さらに、像形成ユニ
ットを感光体と感光体上の潜像を現像する現像器とトナ
ーを収納するトナーホッパと感光体上に残留する廃トナ
ーを除去するクリーナとクリーナで除去された廃トナー
を収容する廃トナーケースを含めて構成し、かつキャリ
ッジ手段に収納された状態で隣接する前記像形成ユニッ
ト同士をそのトナーホッパと隣の廃トナーケースを対面
させる形状にしてなることを特徴とするものである。
【0011】また本発明は露光手段を固体走査型のアレ
イヘッドと結像用のレンズアレイで構成し、さらにアレ
イヘッドにLEDアレイを用い、レンズアレイを複数の
像形成ユニットにそれぞれ設けたことを特徴とするもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照しながら説明する。
【0013】(実施の形態1)本発明の1実施例の形態
によるカラー画像形成装置の全体構成と動作について図
1を用いて説明する。
【0014】図1において3はイエロー、マゼンタ、シ
アン、ブラック各色毎に感光体30周りにフ゜ロセス要素を
配設して一体化した像形成ユニットでありそれぞれ以下の部
品で構成される。
【0015】34は感光体30をマイナスに一様に帯電
するコロナ帯電器、35は現像ローラを含めてなる現像
器、39はトナーホッパである。トナーホッパ39内に
は、ポリエステル樹脂に顔料を分散したマイナス帯電性
のトナー32が入っている。このトナー32は現像器3
5の現像ローラ表面に担持され感光体30を現像する。
38は転写後の感光体30表面に残ったトナーを清掃す
るクリーナで、ゴム製のクリーニングブレード36と廃
トナーを溜おく廃トナーケース37よりなる。33はレ
ーザ光が像形成ユニットに進入するために開口した露光
窓である。感光体30の直径は30mm、現像器35の
現像ローラは直径約16mmで、それぞれ像形成ユニット3
の側壁に回転可能に支持されている。
【0016】転写ヘ゛ルトユニット5は像形成位置10で感光体
30上に形成されたトナー像を写し取りこれを記録用紙
に再転写するためのものであり、中間転写ヘ゛ルト50とこ
れを支持するガイドプーリー群及びクリーナ51とクリーニ
ンク゛後の廃トナーを収容する廃トナーケース57を一体
化して装置本体1に着脱自在としたものである。
【0017】中間転写ベルト50は、厚さ約100μm
のエンドレスベルト状の半導電性(中抵抗)のウレタン
を基材とし、表面層はPFA・PTFE等のフッ素樹脂
を用い全体で100〜300μmの厚さとしたフィルム
よりなる。
【0018】また、その周長はA4サイズあるいはレタ
ーサイズをフルカラープリントするために、最大受像紙
サイズであるA4受像紙の長手方向の長さ(297m
m)に、感光体ドラム(直径30mm)の周長の半分よ
り若干長い長さを足した378mmに設定している。
【0019】クリーナ51は、中間転写ベルト50に残
留したトナーを清掃除去するものでありゴム製のクリーニンク
゛フ゛レート゛53及び掻き取ったトナーを廃トナーケース5
7に搬送するスクリュウ52により構成される。このク
リーナ51は、中間転写ベルト50上にカラー像を形成
中には中間転写ベルト50上のトナー像をけずりおとさ
ないようにするため、支点58を中心に回動して中間転
写ベルトから離れる構成としてある。
【0020】中間転写ヘ゛ルト50のガイドプーリーとなる
55Aは中間転写ヘ゛ルト50を駆動する駆動プーリーであ
り、クリーニンク゛フ゛レート゛53のハ゛ックアッフ゜ローラも兼ねる。55B
は中間転写ヘ゛ルト50上のトナー像を記録用紙に転写する
2次転写ローラ9のハ゛ックアッフ゜ローラ、55Cはカ゛イト゛フ゜ーリー
で感光体30から中間転写ローラにトナー像を転写する
1次転写バイアスを印加するローラを兼ねる。55Dは
中間転写ヘ゛ルト50にテンションを与えるテンションプーリで
ある。中間転写ヘ゛ルト50はこれらのカ゛イト゛フ゜ーリーに掛け渡
されてされて駆動プーリー55Bの回転に従って回転駆
動できるよう構成してある。56は中間転写ヘ゛ルト50を
保護するカバーである。
【0021】図1において図面右端面側が装置前面であ
り、装置本体1にはそのほぼ中央にキャッリッジ2、前
面に前面アリケ゛ータ1A及び天面に天面扉17が設けられて
いる。
【0022】キャリッジ2は4色の像形成ユニット3Y,3
M,3C,3BKを収容し、円管21に回転支持されて
装置本体1上で各色の感光体30を像形成位置10とそ
の他の待避位置との間を回転移動できるように構成して
ある。
【0023】天面扉17を開くと像形成ユニット3は装置本
体1の外部から像形成ユニット3の取っ手(図示せず)を持
って、キャリッジ2から着脱が可能となっており、交換
が必要な場合にはキャリッジ2を回転移動させて交換し
たい色の像形成ユニット3を天面扉17の下方に位置させ天
面扉を開いて交換する。
【0024】像形成ユニット3のキャリッジ2内での像形成
動作位置は感光体30にレーザー光8が照射され転写ヘ゛
ルトユニット5と感光体30が接触する像形成位置10のみで
あり、この位置で像形成ユニット3は装置本体1の駆動源や
電源と結合され像形成動作を実行する。その他の位置は
待避位置でありいずれも動作しない。
【0025】前面アリケ゛ータ1Aは装置本体1に対してヒン
ジ軸1Bで蝶合してあり前面に倒し開き操作が可能であ
る。この前面アリケ゛ータ1Aには定着器15、2次転写ロー
ラ9、除電針7紙ガイド13C,13Dおよび紙ガイド
13の前面側が取り付けてあり前面アリケ゛ータ1Aを前方に
倒すとこれらの構成物も同時に倒れてくる。
【0026】その結果装置本体1の前面が大きく解放さ
れ、この部分から転写ヘ゛ルトユニット5の着脱が可能となるま
た、紙詰まり時にも用紙の除去が容易にできる。
【0027】転写ヘ゛ルトユニット5は装置本体1に装着された
ときには所定の位置に確実に位置決めされ、中間転写ヘ゛
ルト50の像形成位置10にある感光体30に対面する部
分がこの感光体30に接触する。また、各部が本体側と
電気的に結合されると同時に駆動プーリー55Aが本体
側の駆動手段と係合し中間転写ヘ゛ルト50は回転可能とな
る。
【0028】なお、除電針7は記録用紙が中間転写ベル
ト50から分離するときにトナー像が乱れないようにす
るためのものである。
【0029】6はキャリッジ2の円管21内に配設した
レーザービームスキャナであり、半導体レーザー、ポリ
ゴンミラー、各種補正用のレンズ系、ミラー等から構成
され、ユニット化されている。このレーザービームスキ
ャナ6は装置本体に固定した支持基盤24に固定されて
おり、キャリッジ2の回転とは無関係に常時静止状態を
保っている。
【0030】レーザービームスキャナ6から出射され、
画像情報の時系列2画素信号に対応した画素信号レーザ
光8は円管21に設けた露光窓22(図6に示す)を通
過し、さらに図1の像形成ユニット3Yの廃トナーケース3
7とトナーホッパ39との間に形成された光路窓33を
通って、像形成位置10にある像形成ユニット3Yの感
光体30の左側面の露光部に入射し母線方向に走査露光
される。
【0031】12は給紙ユニットであり、14は給紙ロ
ーラ、16はレジストローラ、18は排紙ローラ、13
a、13b,13c,13dはこれらのローラ間と中間
転写ヘ゛ルト50と2次転写ローラー9の接触点、定着器1
5との間を結ぶ紙ガイドである。
【0032】次にカラー画像形成工程を説明する。転写
ヘ゛ルトユニット5と各色の像形成ユニット3がそれぞれ所定の位置
に装着された状態で画像形成装置1の電源が投入される
と、定着器15が昇温し、6のポリゴンミラーが回転を
始め準備を完了する。なお、電源投入直後には感光体3
0や中間転写ヘ゛ルト50の状態を整備するイニシャライス゛モート゛を
動作させる場合もある。
【0033】準備が完了するとまず初めに像形成位置1
0にあるイエローの像形成ユニット3Yの像形成行程を開始
する。装置本体1の駆動源に連結されたイエローの感光
体30が像形成位置10で回転を始めると同時に現像器
35、帯電器34、中間転写ヘ゛ルト50が動き始める。中
間転写ヘ゛ルト50は駆動プーリー55Aが本体から駆動さ
れて摩擦力で中間転写ヘ゛ルト50を矢印方向に回動させ
る。このとき感光体30の周速度と中間転写ヘ゛ルト50の
周速度はほぼ等速になるように設定してある。また二次
転写ローラ9とクリーナ51は中間転写ヘ゛ルト50から離
間している。
【0034】感光体30の表面が帯電器34により帯電
されて一様に帯電された部分が露光位置にくる頃に合わ
せて、中間転写ヘ゛ルト50の頭位置を検知する検知手段
(図示しない)が中間転写ヘ゛ルト50の頭位置を検知し、
この検知信号に同期して6から画像信号に合わせたレー
ザー光8が点灯する。一様に帯電された感光体30上に
レーザー光が照射されると画像信号に応じた静電潜像形
成され、この静電潜像は現像器35で順次顕像化されて
トナー像が形成される。感光体30上に形成されたトナ
ー像は次に中間転写ヘ゛ルト50に接触する一次転写位置に
移動しここで中間転写ヘ゛ルト50に順次写し取られる。イ
エローの像形成動作はこの動作をA4一画面分継続して
画像終端が中間転写ヘ゛ルト50に転写され終わるまで継続
して終了し、感光体30と中間転写ヘ゛ルト50は初期位置
に停止する。
【0035】なおこの時、帯電器34は感光体30を−
450Vに帯電し、感光体の露光電位は−50Vであ
る。また感光体30の未帯電域の通過時には、現像ロー
ラには高圧電源により、+100Vの直流電圧を印加
し、静電潜像が書き込まれた感光体30表面の通過時に
は、現像ローラには高圧電源により、−250Vの直流
電圧を印加している。また、中間転写ヘ゛ルト50のガイド
プーリー55Cとテンションプーリー55Dには、+
1.0kVの直流電圧を印加している。
【0036】イエローの像形成が終了して感光体30と
中間転写ヘ゛ルト50が停止すると、次にイエローの感光体
30に係合していた装置本体1の駆動源が感光体1との
結合を解除され、キャリッジ2が矢印方向に90度回転
されてイエローの像形成ユニット3Yが像形成位置10から
移動されると同時に、マゼンタの像形成ユニット3Mが像形
成位置10に位置決めされ停止する。マゼンタの像形成
ユニット3Mが停止すると装置本体1の駆動源がマゼンタの
感光体30に係合して像形成ユニット3Mと転写ヘ゛ルトユニット5
が動作を始めイエローの場合と同様の像形成動作を実施
する。その結果中間転写ヘ゛ルト50上にはイエローとマゼ
ンタのトナー像が重ねて形成される。
【0037】以上の動作を次にシアン、ブラックと繰り
返し中間転写ヘ゛ルト50上に4色のトナー像を形成する。
黒トナー像の転写後、画像の先頭が2次転写ローラ9位
置にきたときに、2次転写ローラ9を移動し給紙ユニッ
ト12から送り出された記録用紙を2次転写ローラ9と
中間転写ヘ゛ルト50の間に挟んで送ることにより4色のト
ナー像を一括して記録用紙上に転写する。このとき2次
転写ローラ9には+300Vの電圧を印加している。ト
ナー像の転写された記録用紙は定着機15を通過し定着
され排紙ローラ18から装置外に排出される。
【0038】2次転写後に中間転写ヘ゛ルト50上に残留し
たトナーはクリーニンク゛フ゛レート゛53が中間転写ヘ゛ルト50に接
触してかきとられ、かきとられたトナーはスクリュウ5
2によって廃トナーケース57に収容される。
【0039】2次転写が終了すると再び中間転写ヘ゛ルト5
0と像形成ユニット3は停止し、キャリッジ2が90度回転
して再び、イエロの像形成ユニット3Yが像形成位置1
0に到達しカラー画像形成動作を完了する。
【0040】なお、2次転写は最後のブラックを記録中
に同時に行っても良いがブラックの記録終了後再度中間
転写ヘ゛ルト50を回転させて実施させても良い。
【0041】次に各色の色合わせを正確に行うための像
形成位置10での感光体30の位置決めと駆動機構の詳
細について図2〜図8を用いて説明する。
【0042】図2は像形成ユニット3を支持するキャリッジ
2及び像形成ユニット3の感光体の位置決めと駆動機構を示
す斜視図、図3は像形成位置10を通る面でキャリッジ
2を切断した断面図、図4は像形成位置10にある感光
体30を駆動する駆動機構の斜視図、図5は感光体30
の駆動機構とは反対端面の軸の位置決め機構の平面図、
図6はキャリッジ2をその中央で輪切りにした断面図、
図7は感光体と中間転写ヘ゛ルトを駆動する本体側の駆動機
構の説明図、図8は感光体と中間転写ヘ゛ルトの位置関係を
示す詳細図である。
【0043】キャリッシ゛2は中央の円管21に右側壁20R
と左側壁20Lが固定され、この両側壁20Rと20L
の間に各色の像形成ユニット3を仕切る仕切板23が4カ所
等分割に固定配置されている。円管21には感光体露光
用のレーザー光8が通過する位置に合計4カ所に露光窓
22が設けられている。
【0044】また右側壁20Rには像形成ユニット3の感光
体に固定したカッフ゜リンク゛板42が挿入される部分に右切欠
き26があり正規の位置ではカッフ゜リンク゛板42と右側壁2
0Rが接触しないよう逃げが設けてある。右側壁20L
の外周には感光体軸40の左端に設けられたカラー43が
挿入される左切欠き29が設けてあり、この左切り欠き
29も正規の位置決めされた位置ではカラー43と接触し
ないようにカラー43の外径より大きな切り欠き寸法とな
っている。
【0045】25はカ゛イト゛溝で左側壁20Lにも形成し
てあり、像形成ユニット3の両側壁に設けられたカ゛イト゛ピン
45R,45Lを案内して像形成ユニット3をキャリッシ゛2内で
概略位置決めする。なお、図6に示すように像形成ユニット
3がキャリッシ゛2内に装着された状態ではキャリッシ゛2に対して
像形成ユニット3はカ゛イト゛ピン45R,45Lを中心にしてカ
ッフ゜リンク゛板42と右切り欠き26、またはカラー43と左切
り欠き29との隙間分だけ回動可能である。本実施例で
はこの隙間は約1mm確保してある。また感光体30が像
形成位置10で位置決めされて基準位置にあるとき、感
光体30を正規の位置にあるキャリッシ゛2に対して全方向に
遊びを持たせた構成とするためカ゛イト゛ピン45R,45
Lとカ゛イト゛溝25の放射線方向、また像形成ユニット3の外
形面とキャリッシ゛2各部との間にもそれぞれ隙間を設けてい
る。なお、図面には像形成ユニット3遠心方向の落下防止構
造については示してないが両側壁20R,20Lの外周
面に簡単な出し入れできる突起物を設けてやればよいこ
とは言うまでもない。
【0046】また、キャリッシ゛2上で像形成ユニット3を図6に
示す中心位置に保持するためにバネ等を用いてキャリッシ゛2
から浮かして支持しする構造をとっても良い。
【0047】28は左側壁20Lに固定したキャリッシ゛ギア
であり本体側に設けたキャリッシ゛駆動機構86と連結されて
いる。このキャリッシ゛駆動機構86は駆動源(図示しない)
に連結されるウォーム89およびウォームホイール8
8、ウォームホイール88と一体化されキャリッシ゛ギア28
とかみ合うギア87より構成される。
【0048】なお、キャリッシ゛2は左右の本体側壁1R,1
Lに軸受け46で回転自在に支持される。6は円管21
内を左右の本体側壁1R、1L間に延びた支持基盤24
に固定され、さらにこの支持基盤24は取付固定部材1
9Lに固定されて、図示しないがこの取付固定部材19
Lと支持基盤24及び6は一体となって分解組立が可能
な構成をとっている。取付固定部材19Rと支持基盤2
4の結合を解き取付固定部材19Lを本体側壁から取り
外すと6は円管21に沿って感光体30の軸心方向と平
行な方向に抜き差しができる。なお、6の位置の微調整
が必要な場合には取付固定部材19R、19Lを本体側
壁1R、1Lに微動させて固定できる構成をとればよい
ことは言うまでもない。
【0049】像形成ユニット3の感光体30はその両端にフラ
ンシ゛41が固定され、このフランシ゛41には感光体軸40が
一体的に固定され、この感光体軸40が像形成ユニット3の
側壁で回転自在に軸支される。感光体軸40の右端には
凹面のテーパ面48が形成され、その周りには8枚の爪
47を持ったカッフ゜リンク゛板42が感光体軸40に固定さ
れ、カッフ゜リンク゛板42が回転させられると感光体軸40が
回転し、同時にフランシ゛41、感光体30が回転する構造
となっている。また、感光体軸30の左端にはラジアル
軸受けとなるカラー43が回転自在に取り付けてある。
【0050】次に感光体30を正確に像形成位置10に
位置決めするために装置本体1の両側壁1R,1Lに設
けた感光体駆動機構60とテ゛ィテント機構80について説明
する。
【0051】感光体駆動機構60は右本体側壁1Rに設
けられ、出力軸70、出力軸70と一体的に回転するカッ
フ゜リンク゛板61、出力軸駆動ギア71及びこれらを駆動す
る駆動機構からなる。出力軸70は右本体側壁1Rとこ
れに固定された基板67の間でそれぞれに固定された軸
受け77にスラスト方向に移動可能かつ回転可能に支持され
る。
【0052】出力軸70の先端は感光体30のテーパ面
48に倣う凸面のテーパ面を有する先端テーパ部75を
形成し、反対側端部はスラスト軸受け69に少ない面積で接
触するよう球面を形成している。出力軸駆動ギア71は
回転方向と同じ方向の左ねじれのハスバ歯車で原動側ギ
ア72とかみ合い出力軸70に固定されている。74は
軸受け77と出力軸駆動ギア71間に挿入された圧縮バ
ネで、出力軸70とカッフ゜リンク゛板61を感光体30側のカッ
フ゜リンク゛板42から離間した位置(図4に示す位置)に常
時負勢しておくためのものである。出力軸70はスラスト軸
受け69を動かす駆動手段によって図4に示す離間位置
と、図3に示すテーパ面48と先端テーパ部75が係合
する係合位置の間をバネ力に抗して移動可能であるが、
いずれの位置においても出力軸駆動ギア71が原動側ギ
ア72にかみ合っているように原動側ギア72は広い歯
幅を有している。出力軸70がスラスト方向に移動するとき
出力軸駆動ギア71と原動側ギア72は互いの歯面で滑
りながら移動する。
【0053】カッフ゜リンク゛板61は感光体30側のカッフ゜リンク゛
板42と噛み合い動力を伝達するためのもので、カッフ゜リン
ク゛板42と同様先端に8枚のカッフ゜リンク゛爪65を持つ。こ
のカッフ゜リンク゛板61は出力軸70に対して回転方向はピン
64によって固定されるが、スラスト方向には所定量移動可
能に構成されており、カッフ゜リンク゛爪65の先端とカッフ゜リンク゛
板42の爪47の先端同士が衝突したとき一時的に逃げ
ておくためのものであり、また先端テーパ面同士の係合
動作を妨げないための構成である。常時はバネ62によ
って先端ストッパ63の位置に負勢されている。
【0054】次に左本体側壁1Lに設けたテ゛ィテント機構8
0について説明する。テ゛ィテント機構80はカ゛イト゛板81、テ
゛ィテントレバー82、テ゛ィテントレバー82を動かすソレノイ
ド85等から構成される。カ゛イト゛板81は像形成位置1
0近傍で感光軸40の左端に設けたカラー43をカ゛イト゛し、
キャリッシ゛2の中心位置から正規の遠心方向位置にカラー43
を位置決めするためのもので左本体側壁1Lに固定され
る。テ゛ィテントレバー82は支軸83によって左本体側壁1
Lに回動自在に取り付けられ先端V溝でカラー43をカ゛イト゛
板81に押しつけカラー43を像形成位置10に正確に位
置決めする。テ゛ィテントレバー82はフ゜ランシ゛ャー85にレバー
84を介して繋がれておりフ゜ランシ゛ャー85の吸着力により
テ゛ィテントレバー82は揺動しそのV溝がカラー43をカ゛イト゛板
81に強く押しつる。
【0055】なお、感光体駆動機構60の出力軸70と
テ゛ィテント機構80のV溝位置は6と正確な平行度をもって
設置され、軸受けのガタ等は最小限に抑えられており、
感光体駆動機構60とテ゛ィテント機構80が動作したときに
は感光体30は常に一定の像形成位置10に精度よく位
置決めされる。
【0056】次に感光体30と中間転写ヘ゛ルト50を駆動
する駆動機構について説明する。図7において90は感
光体30と中間転写ヘ゛ルト50を駆動する本体駆動機構で
駆動源としてのモーター95とこれに繋がる減速ギア9
3、92からなる。92は図4で示した原動側ギア72
と同一である。
【0057】減速ギア93は駆動プーリー55Aに固定
されたプーリーギア94に転写ヘ゛ルトユニット5が装着された
ときかみ合うように構成している。また、減速ギア92
は出力軸駆動ギア71にかみ合い感光体30を回転す
る。91は減速ギア92、93にかみ合うモーターギア
である。
【0058】なお、これらのギアの回転比はすべて整数
比に設定してある。駆動プーリー55Aの外径は30mm
で4回転で周長378mmの中間転写ヘ゛ルト50を正確に一
回転させる構成とし、これに繋がるプーリーギア94と
減速ギア93の回転比は1対2、減速ギア93とモータ
ギア91の回転比は1対3に設定している。また感光体
30の外径も30mmで中間転写ヘ゛ルト50の1回転中に正
確に4回転し駆動プーリー55Aの回転と同期する。出
力軸駆動ギア71と減速ギア92の回転比は1対2、減
速ギア92とモータギア91の回転比は1対3である。
【0059】なお、感光体30の外周と中間転写ヘ゛ルト5
0の外周は転写の中抜けを防止するため両者間に若干の
速度差を持たせたい場合や、中間転写ヘ゛ルト50の厚さで
ベルトの周速が変化する場合等は、感光体30の外径、
駆動プーリー55Aの外径、およびベルト周長を適切に
調整して中間転写ヘ゛ルト50の1回転に対する駆動プーリ
ー55Aの回転比及び感光体30の回転比をそれぞれ整
数倍に設定する。
【0060】また、本実施例では転写ヘ゛ルトユニット5のカ゛イト
゛フ゜ーリー55Cは外径20mmとしこれも中間転写ヘ゛ルト50
との回転比を整数倍にしており、好ましくはハ゛ックアッフ゜ロー
ラー55B、テンションローラ55Dも整数倍にすると良い。
【0061】図8は像形成位置10にある感光体30と
中間転写ヘ゛ルト50の位置関係を説明する図である。図8
において転写ヘ゛ルトユニット5は図示しない位置決め手段によ
って装置本体1の左右の本体側壁1R,1L間に位置決
め固定されるが、この時像形成位置10に位置決めされ
た感光体30の外周はカ゛イト゛ローラ55Cとテンションローラ55D
の共通接線よりベルト内部に約1mmほど食い込んだ位置
にある。これによって中間転写ヘ゛ルト50に与えられた張
力にによって中間転写ヘ゛ルト50と感光体30の外周面に
は一定の圧接力が与えられ両者が均一に接触する。本実
施例ではテンションローラ55Dに約2〜3Kgのバネ力を図示す
る方向に付与することにより充分な転写性能が得られた
(この時の中間転写ヘ゛ルト50の幅は約250mmであ
る。)。
【0062】なお、キャリッシ゛2が移動して像形成ユニット3の
切替を行うときには感光体30が像形成位置10から移
動するが、この時感光体30は中間転写ヘ゛ルト50の表面
を擦りながら出し入れされる。中間転写ヘ゛ルト50は一色
の記録で一回転し、色切替時には常時一定位置に停止し
ているため画像の先端Topと終端Endの間は画像が形成さ
れない非画像部となっており切替時に画像が乱されるこ
とはない。また非画像部であるためベルトが擦られて多
少ダメージを受けても画像が劣化することはない。
【0063】次に、以上の構成の駆動機構による装置の
動作を説明する(なお、ここでは、像形成ユニット3のキャリッ
シ゛2への装着動作や、感光体、中間転写ヘ゛ルトのイニシャライス゛
動作の説明は省略する)。
【0064】各色の像形成ユニット3がキャリッシ゛2に装着され
た状態で、キャリッシ゛2駆動用のモータ(図示しない)が回
転してウォーム89を回転させるとキャリッシ゛2が矢印の方
向に回転してイエローの像形成ユニット3Yが像形成位置1
0に運ばれてくる。この時感光体駆動機構60の出力軸
70はバネ74に負勢されて後方に下がり、先端テーパ
部75とカッフ゜リンク゛板61は感光体側のカッフ゜リンク゛板42か
ら離間した位置にありまた、テ゛ィテント機構80のフ゜ランシ゛ャー
85もOFFされテ゛ィテントレバー82は図5に示す波線位
置に待避している。また、感光体と中間転写ヘ゛ルトを駆動
するモータ95は停止している。イエローの感光体30
が中間転写ヘ゛ルト50の表面を擦りながら運ばれてきて像
形成位置近傍に来ると、キャリッシ゛駆動用のモータが停止し
てウォーム89が停止キャリッシ゛2はその位置でロックされ
る。
【0065】キャリッシ゛2が停止すると直ちにフ゜ランシ゛ャー85
がONされテ゛ィテントレバー82が感光体軸40のカラー43
をカ゛イト゛板81に押しつける方向に負勢されそのV溝がカ
ラー43を挟みつけて規定位置に位置決めする。
【0066】同時に、スラスト軸受け69が出力軸70をバ
ネ力に抗して図3左方に押し出す。出力軸70の先端テ
ーパ部75は押し出されると感光体軸40のテーパ面4
8に係合し始め、感光体軸40を出力軸70の軸心に合
わせるように移動させながら、前進する。先端テーパ部
75とテーパ面48が合わさり、さらにスラスト軸受け69
が出力軸70を押しつけると感光体軸40の軸心と出力
軸70の軸心は完全に一致し感光体30は像形成位置1
0に正確に位置決めされる。なおこの時出力軸70で押
しつけられるスラスト力はフランシ゛41の端面が像形成ユニット3
の側板軸受け部を押して、この部分がキャリッシ゛2の左側壁
20Lにあたり左側壁20Lで受けとめられる。また、
先端テーパ部75がテーパ面48と係合するとカッフ゜リンク゛
板42と61も互いに係合し回転力が伝達できる状態と
なる。
【0067】この様にテ゛ィテント機構80と感光体駆動機構
60が動作してイエローの感光体30は正確な位置に位
置決めされるが、感光体30が位置決めされるとき感光
体30と一体となった像形成ユニット3Yも感光体30と共
にキャリッシ゛2内で移動することになる。キャリッシ゛2内で像形
成ユニット3はフリーに保持されているためキャリッシ゛2が像形
成ユニット3の位置決め時の移動動作を妨げることはない。
また、キャリッシ゛2には平歯車28とギア87間にあるバッ
クラッシュ等によって多少の回転方向のガタがあるが、
感光体30はキャリッシ゛2に関係なく本体側の位置決め機構
によって位置決めされるのでこれらの影響はなく正確な
位置決めがなされる。
【0068】次に、感光体30の位置決めが終了する
と、感光体とベルト駆動用のモータ95が回転を開始
し、感光体30Yと中間転写ヘ゛ルト50が回転開始する。
これらが動き始めると、各フ゜ロセス要素が動作を開始し感
光体30上に順次イエローのトナー像が形成され、この
トナー像は順次中間転写ヘ゛ルト50上に転写されていく。
【0069】この作像動作中は出力軸70はスラスト軸受け
69によって左方に押しつけられ、また、ソレノイド8
5はON状態を保ちテ゛ィテントレバー82はカラー42を挟み
続ける。
【0070】中間転写ヘ゛ルト50が1回転すると(この時
感光体30と駆動フ゜ーリー55Aは4回転、カ゛イト゛フ゜ーリー5
5Cは6回転する)イエローの像形成を終了し、モータ
ー95は停止し中間転写ヘ゛ルト50は初期位置に停止す
る。
【0071】中間転写ヘ゛ルト50と感光体30が停止する
とソレノイド85がOFFされテ゛ィテントが解除されると同
時にスラスト軸受け69が右方に後退してバネ74の力で駆
動軸70が後退し、カッフ゜リンク゛板61と先端テーパ部75
がカッフ゜リンク゛板42と感光体軸40から離間し、キャリッシ゛2
の移動が可能となる。
【0072】カッフ゜リンク゛が解除されるとウォーム89が再
び回転し、キャリッシ゛2が図2の矢印方向に回転させられ、
次のマゼンタの像形成ユニット3Mが像形成位置10近傍に
きて停止する。ここで再びテ゛ィテント機構80と感光体駆動
機構が作動してマゼンタの感光体30の位置決め、カッフ゜
リンク゛動作を行い2色目の作像動作に入る。
【0073】この様に順次切り替え動作と作像動作を繰
り返し4色のカラー画像を中間転写ヘ゛ルト50上に形成し、
これを記録紙上に転写するものである。
【0074】なお、本実施例ではキャリッシ゛2の90度の回
転動作を約0.6秒、出力軸のカッフ゜リンク゛の着脱動作をそれ
ぞれ約0.2秒フ゜ロセス速度は約100mmで実施した。
【0075】次に本発明の各色の位置合わせについて述
べる。各色の位置を正確に合わせるためには感光体30
と中間転写ヘ゛ルト50は回転時は常時一定した正確な速度
で回転を継続する必要があることは言うまでもない。本
実施例では感光体30と中間転写ヘ゛ルト50の駆動用モー
ター95にFGサーボモーターを用い、これに加わる負
荷変動を極力抑えるためにモーター95は感光体30と
中間転写ヘ゛ルト50専用の駆動源とした。
【0076】また、中間転写ヘ゛ルト50の画像の頭位置を
正確に一致させるため、各色の記録はモーター95が起
動してから完全に定速走行状態になった後に中間転写ヘ゛
ルト50の頭位置が検出され、これに同期して感光体30
上へのレーザー光による潜像記録を開始するように、中
間転写ヘ゛ルト50の頭検出穴とセンサの位置を設定している
(いずれも図示していない)。
【0077】さらに、位置精度を確保するためには4本
の感光体30を像形成位置10にて正確に一定位置に再
現性よく決めてやる必要があるが、本発明は上述したよ
うに感光体30の位置決めは左右の本体側壁1R、1L
上に取り付けられた出力軸70とテ゛ィテントレバー82によ
って感光体軸心を支持する構成であり、この時キャリッシ゛2
内で感光体30は一定範囲自在に動けるよう支持されて
いるため、キャリッシ゛2の位置決め精度等に邪魔されること
なく確実に再現性よく位置決めが成される。
【0078】感光体30が本体側壁1R、1Lを基準に
位置決めされ6も同じ本体側壁1R、1Lに位置決めさ
れるので、同一基板上で両者の位置関係を特定でき、位
置決め精度の確保が容易である。
【0079】次に、正確に位置決めされた感光体30を
正確に回転させる必要があるが、本発明は感光体30を
出力軸70で軸ごと掴んで出力軸70と感光体30を一
体化して感光体30を回転させる構成をとっている。こ
れにより感光体30と出力軸70の間で伝達する角速度
に変動は全く生じることはなく出力軸70の角速度が正
確に伝達される。
【0080】次にモーター95から出力軸70または中
間転写ヘ゛ルト50への伝達系によって生じる回転角速度誤
差は、中間転写ヘ゛ルト50の1回転に対し各ギア91、9
2、93、94、71の回転比、及び駆動プーリ55
A、カ゛イト゛フ゜ーリー55Cの回転比をそれぞれ整数倍とし、
一色の記録ごとに常に初期位置にこれらの要素が復帰し
同じ条件で記録を繰り返すようにすることで、これらの
伝達系によって生じる速度変動を各色同期させて色ずれ
を解消できた。
【0081】また、感光体30には感光体の回転中心と
なるテーパ面48のセンタに対する偏心成分がありこれ
が感光体周速の変化となって記録ヒ゜ッチが変化し、各感光
体で偏心量と位相が異なるとこれが色位置ずれになる
が、本実施例では上述したように中間転写ヘ゛ルト50をそ
の張力で感光体30に軽く接触させ感光体30の外周速
度に無関係に一定速度で走行させているので、感光体の
偏心による外周速度の変化は感光体30と中間転写ヘ゛ルト
50の間に滑りが生じることで記録ヒ゜ッチの変化が補正さ
れ色ずれを無くすことができた。
【0082】(実施の形態2)図9は実施の形態1のレ
ーザービームスキャナに代わる露光手段としてLEDア
レイとロッドレンズアレイを用いた例であり、その他は
実施の形態1と全く同様の構成である。図9において2
01は記録画素に対応した多数の発光素子を感光体30
と平行に配列したLEDアレイヘッドであり、205は
LEDアレイヘッド201の光源像を感光体30上に結
像するたロッドレンズを多数LEDアレイヘッド201
に対向して配列したロッドレンズアレイである。LED
アレイヘッド201とロッドレンズアレイ205は支持
基板210上に一定の位置関係で配置固定され、実施の
形態1と同様本体側板1R、1Lに取り付けられる。
【0083】露光動作時にはLEDアレイヘッド201
の各画素が画像情報に応じて点滅し、この光がロッドレ
ンズアレイ205によって感光体30上に結像され潜像
形成がなされる。
【0084】(実施の形態3)図10は実施の形態2と
同様、露光手段としてLEDアレイヘッド201とロッ
ドレンズアレイ205を用いた構成であり、実施の形態
2と異なる点は円管21内に固定配置されるのはLED
アレイヘッド201のみであり、ロッドレンズアレイは
各像形成ユニットにそれぞれ配備した点である。
【0085】本構成によれば円管21の占める断面積を
最小限にできるため像形成ユニット3の占める断面積を
大きくとれ、さらなる装置の小型化が可能となる。
【0086】なお、以上の実施例は4個の像形成ユニッ
ト3をキャリッジ2で支持し回転させる構成としたが、
本発明は必ずしもこの構成に限定されるものではなく、
4個の像形成ユニット3は楕円や、略長方形軌道を回転
させたり、また像形成ユニットを特許公報、特公平6ー
82235号公報に示されるように一定方向を保った状
態のまま回転させる構成も可能でり、いずれにしても像
形成ユニットが回転する移動軌跡の内側にレーザービー
ムスキャナ等の露光装置を配置すれば装置内の空間を有
効に利用でき構成も簡素化されるなど優れた点を数多く
有するものである。
【0087】また、露光装置も以上の例に限定されるも
のではなく、露光光源としてエレクトロルミネセンス
(EL)アレイ等を用いることもできる。
【0088】
【発明の効果】以上のように本発明のカラー画像形成装置
によれば、それぞれ異なる色の現像器と感光体を組み合
わせた複数の像形成ユニットと、該複数の像形成ユニットを像形
成位置と待避位置の間を移動させる移送手段と、発光光
源を有し基体上所定位置に固定配置され像形成位置の感
光体を画像信号に応じて露光する露光手段と、感光体上
に形成されたトナー像を被転写材上に転写する転写手段
とを備えた上で、前記像形成位置と待避位置が該露光手
段を取り囲むようこれらを配置して前記複数の像形成ユ
ニットの移動軌跡の内側に前記露光手段を設けてあるた
め、光源と走査光学手段からなる露光手段を1つのユニ
ットに集約でき、ユニット単体で調整が可能となり光学
手段の調整、組立が簡単にかつ高精度にできる。また、
露光手段にレーザービームスキャナを用いた場合には走
査光学手段から感光体までの光路長をむやみに長くする
必要もなくレーザービーム径を絞りやすく、装置の振動
に対しても影響を受けにくい。また、像形成ユニットが
移動する軌道の内側に露光手段があるので空きスペース
を有効に利用でき装置が小型化できる。また、レーザー
露光装置自身も小型化できる。
【0089】また、該露光手段を本体の左右側板に固定
支持し、感光体の軸心と平行な方向に組み立て分解を可
能としたため他のユニットを分解する必要なく露光手段
のみを本体に組み付け、調整、分解ができ取り扱いやす
い。
【0090】さらに本発明は上記構成に加え感光体両端
を像形成位置に正確に位置決めする位置決め手段と該露
光手段を同一の左右側板上に固定支持した構成であるた
め、像形成位置の感光体と露光手段の位置関係を正確に
位置決めする事が可能であり、感光体を位置決め手段で
直接位置決め支持するので、各色ごとに像形成位置の感
光体の位置がずれるという問題も解消できる。
【0091】また移送手段を複数の像形成ユニットを収
納支持しかつ本体に回転自在に支持されたキャリッジ手
段と、このキャリッジ手段を回転駆動するキャリッジ駆
動手段で構成したためキャリッジ手段を回転駆動するだ
けの簡単な構成で複数の像形成ユニットを同時に切り替
えることができ装置が簡素に構成できる。
【0092】さらに、像形成ユニット3をトナーホッパ
39と廃トナーケース37を含めて構成し、かつキャリ
ッジ2に収納された状態で隣接する前記像形成ユニット
3同士をそのトナーホッパ39と隣の廃トナーケース3
7を対面させる形状にしてあるため像形成ユニット3が
キャリッジ2によって回転させられるドーナツ状スペー
スを無駄なく有効に利用することができ小型が可能であ
る。
【0093】また、露光手段に固体走査型のアレイヘッ
ドと結像用のレンズアレイを用いた構成とすることによ
り、小型で立ち上がりの早い装置が実現できる。またレ
ーザービームスキャナに比べて露光手段をより小型化で
きるため像形成ユニットの移動軌跡の内側に露光手段を
配置する本構成に適している。
【0094】さらに露光手段の光源にLEDアレイを用
い、各色の像形成ユニットにそれぞれ結像用のレンズを
設けてあるため露光手段の専有する面積を最小限に押さ
えることができ、より小型化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるカラー画像形成装置
の全体構成図
【図2】本発明の実施の形態1によるカラー画像形成装置
のキャリッジ及び感光体の位置決めと駆動機構を示す斜
視図
【図3】本発明の図1の像形成位置を通る面でキャリッ
ジを切断した断面図
【図4】本発明のカラー画像形成装置の感光体を駆動する
駆動機構の斜視図
【図5】本発明のカラー画像形成装置の感光体の駆動機構
とは反対端面の軸の位置決め機構の平面図
【図6】本発明のカラー画像形成装置のキャリッジをその
中央部で輪切りにした断面図
【図7】本発明のカラー画像形成装置の感光体と中間転写ヘ
゛ルトを駆動する本体側の駆動機構の説明図
【図8】本発明のカラー画像形成装置の感光体と中間転写ヘ
゛ルトの位置関係を示す詳細図
【図9】本発明の実施の形態2の露光手段と像形成ユニ
ットとの配置図
【図10】本発明の実施の形態3の露光手段と像形成ユ
ニットとの配置図
【図11】従来のカラー画像形成装置の全体構成図
【符号の説明】
1 装置本体 1R 右本体側壁 1L 左本体側壁 2 キャリッジ 3 像形成ユニット 5 転写ヘ゛ルトユニット 6 レーザービームスキャナ 10 像形成位置 24 支持基板 30 感光体 35 現像器 42 カッフ゜リンク゛板 48 テーパ面 50 中間転写ヘ゛ルト 60 感光体駆動機構 61 カッフ゜リンク゛板 70 出力軸 75 先端テーパ部 80 テ゛ィテント機構 82 テ゛ィテントレバー 86 キャリッシ゛駆動機構 201 LEDアレイヘッド 205 ロッドレンズアレイ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ異なる色の現像器と感光体を組
    み合わせた複数の像形成ユニットと、該複数の像形成ユニットを
    像形成位置と待避位置の間を移動させる移送手段と、発
    光光源を有し基体上所定位置に固定配置され該像形成位
    置の感光体を露光する露光手段と、前記感光体上に形成
    されたトナー像を被転写材上に転写する転写手段とを具
    備し、前記像形成位置と前記待避位置を前記露光手段を
    取り囲むよう配置して前記複数の像形成ユニットの移動
    軌跡の内側に前記露光手段を配置したことを特徴とする
    カラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 露光手段が半導体レーザーを光源とする
    レーザービームスキャナであることを特徴とする請求項
    1記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 露光手段は本体の左右側板に固定支持さ
    れ、感光体の軸心と平行な方向に組み立て分解を可能と
    したことを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 感光体両端を像形成位置に正確に位置決
    めする位置決め手段を有し、該位置決め手段と該露光手
    段を同一の左右側板上に固定支持したことを特徴とする
    請求項1記載のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 移送手段が複数の像形成ユニットを収納
    支持しかつ本体に回転自在に支持されたキャリッジ手段
    と、このキャリッジ手段を回転駆動するキャリッジ駆動
    手段から構成されてなることを特徴とする請求項1記載
    のカラー画像形成装置。
  6. 【請求項6】 像形成ユニットは感光体と感光体上の潜
    像を現像する現像器とトナーを収納するトナーホッパと
    感光体上に残留する廃トナーを除去するクリーナとクリ
    ーナで除去された廃トナーを収容する廃トナーケースを
    含めてなり、かつキャリッジ手段に収納された状態で隣
    接する前記像形成ユニット同士はそのトナーホッパと隣
    の廃トナーケースを対面させる形状にしてなることを特
    徴とする請求項5記載のカラー画像形成装置。
  7. 【請求項7】 露光手段が固体走査型のアレイヘッドと
    結像用のレンズアレイからなる請求項1記載のカラー画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 アレイヘッドがLEDアレイであり、レ
    ンズアレイを複数の像形成ユニットにそれぞれ設けたこ
    とを特徴とする請求項7記載のカラー画像形成装置。
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