JPH09311115A - 液晶の弾性定数比および誘電率異方性の測定方法 - Google Patents

液晶の弾性定数比および誘電率異方性の測定方法

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JPH09311115A
JPH09311115A JP16656296A JP16656296A JPH09311115A JP H09311115 A JPH09311115 A JP H09311115A JP 16656296 A JP16656296 A JP 16656296A JP 16656296 A JP16656296 A JP 16656296A JP H09311115 A JPH09311115 A JP H09311115A
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liquid crystal
curve
elastic constant
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electric field
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Tatsuo Uchida
龍男 内田
Masatoshi Kagawa
昌俊 賀川
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 プレティルト角θが0゜でない場合にも
精度のよい結果が簡単に得られる液晶の弾性定数比およ
び誘電率異方性の測定方法を提供する。 【解決手段】 θを測定し、θを考慮したC−V曲
線の高電圧領域における所定の直線近似式の切片から誘
電率異方性を求め、次いで低電圧領域におけるパラメー
タをフレデリクス閾値Vにしぼり、該Vを実測C−
V曲線と所定の理論式による計算C−V曲線とのカーブ
フィッティングによって決定し、その値を用いて前記直
線近似式の傾きαを求め、該αと前記誘電率異方性とを
該直線近似式に代入して弾性定数比を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶の弾性定数比
および誘電率異方性の測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ある種の物質では液相と結晶相の間の温
度領域において、結晶のもつ分子配列の規則性をある程
度保持しつつ液体の持つ流動性を兼ね備えた状態をと
る。この状態を液晶状態と呼び、この特徴を有する物質
は一般に液晶と呼ばれている。液晶は夫々の分子配列の
状態により、スメティック液晶、ネマティック液晶、コ
レステリック液晶の三種類に分類されるが、工業的に利
用されているほとんどがネマティック液晶であり、特に
断らない限り本発明でいう液晶はネマティック液晶をさ
す。
【0003】液晶の構成分子は図4の分子模型図に示す
ように棒状の形状をしており、長軸と平行および垂直な
方向で光学的かつ電気的に異方性を持つ。このため電界
の印加によって分子の配列が変化し、それに伴って光学
特性が変化する。また、この変化は常に低い電界で生
じ、さらに非常に薄い試料で大きな光学的特性変化が得
られるため、液晶を利用することにより低電圧、低電
力、薄型、軽量の電気光学素子が実現できる。
【0004】液晶を電気光学デバイスとして利用すると
き、印加電界と液晶の分子配列との関係を理論計算する
ことが不可欠になる。かかる理論計算では、液晶を分子
論的に取り扱うのでなく、高精度の近似解が簡単に得ら
れるOseen、Frank、Zocherらの連続弾
性体理論が適用される。連続弾性体理論では、図5に示
されるような微少領域を考え、その中の個々の液晶分子
の長軸の向きの平均値を「向き」とし「大きさ」を1と
した「ダイレクタ」なるベクトルが定義される。
【0005】ダイレクタは界面または外場の影響で、図
6の歪み形態図に示すように、(a)スプレイ、(b)
ツイスト、(c)ベンドと呼ばれ夫々の弾性定数がK
11、K22、K33で表される歪みを生じ、この歪み
エネルギーと加えた外場のエネルギーとの総和が最小に
なるように液晶層全体の分子配列が決まる。すなわち、
歪みの弾性定数K11、K22、K33は液晶の分子配
列を考えるうえで非常に重要なパラメータであるが、中
でも特にK33とK11とが基本的なパラメータであ
る。
【0006】従来提案されている弾性定数比K33/K
11の測定方法は次の2つに大別される。 (I)液晶層にHe−Ne等のレーザ光を入射させ、液
晶特有の揺らぎによる散乱の強度及びスペクトル幅から
測定する。 (II)電界あるいは磁界をセルに印加し、セルの容量
(電気容量の意、以下同じ)あるいはリタデーションの
変化を測定することで液晶の分子配向変化を検出する。
【0007】しかし、方法(I)は測定がかなり難し
く、液晶層と基板との界面での散乱を無視できない等、
ある程度の誤差を許容しなければならない。また、方法
(II)でも、磁界を用いる場合は磁界方向を液晶の分
子配向と垂直かつ一様にする必要があり、かなり大がか
りな装置が必要となる。これに対し方法(II)で電界
を用いる場合は装置が簡便で済むという利点がある。な
かでも容量測定は、リタデーション測定のように常光、
異常光に対する液晶の屈折率n、nおよび液晶層厚
さといった多くのパラメータを正確に求める必要がない
ので、測定の煩雑さがなく最も簡単な方法であり、これ
を「電界印加−容量変化測定法」と呼ぶ。
【0008】電界印加−容量変化測定法では、連続弾性
体理論に基づいて印加電圧Vとセルの容量Cとの関係
(C−V曲線)を計算し、得られた計算値と実測値とを
比較してK33/K11を求める。この類の手法をカー
ブフィッティングという。図7は、液晶セルの模式図で
あり、1は液晶セル、2は配向膜、3はITO(インジ
ウム錫酸化物)電極、4はガラス基板、5は電源であ
る。図7に示すように平行配向させた液晶セル1におけ
る印加電圧Vと容量Cとは、ガラス基板面に対する液晶
分子長軸の傾き角をθ、液晶層中央におけるθの最大値
をθとすると次式(1)、(2)で表される。
【0009】但し、Vはフレデリクス転移の閾電圧
(フレデリクス閾値)でπ{K11/(ε−ε)}
1/2、Cは電界を印加しない状態での容量(キャパ
シタンス)、γはε/ε−1、κはK33/K11
−1、ε、εは液晶の誘電率であり夫々分子長軸に
平行および垂直方向に対応する(H.Gluler,e
t.al.:Z.Naturforsh.,72a(1
972)966参照)。
【0010】式(1)、(2)を直接用いてパラメータ
33/K11およびε/εを種々変えてC−V曲
線をカーブフィッティングするのは膨大な時間を要して
現実的でないため、次のような簡便な方法が提案されて
いる。すなわち、比較的高い電圧を印加した場合θ
90゜と近似できる条件より上式(1)、(2)をC
/CとV/Vとの近似直線関係を与える次式(3)に
書き換え、C/C軸上の切片(1+γ)からε/ε
を求め、さらにγの値を次式(4)で与えられる傾き
αに代入してK33/K11を算出する「直線近似
法」と称される方法である(T.Uchida and
Y.Takahashi:Mol.Cryst.Li
q.Cryst.,72(1981)133参照)。
【0011】
【数2】
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、直線近
似法は、プレティルト角θが0゜であることを前提と
しているためθ=0゜の液晶セルを作製しで測定する
必要がある。しかし、実際にはθが完全に0゜である
液晶セルを作製することは困難であり、また、一般に市
場に流布している液晶セルは、高分子配向膜をラビング
したθ≠0゜のものが一般的であることから、直線近
似法を適用できる範囲は非常に狭いのが現状である。
【0013】そこで本発明は、プレティルト角θが0
゜でない場合にも精度のよい結果が簡単に得られる液晶
の弾性定数比および誘電率異方性の測定方法を提供する
ことを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、液晶セルに電
圧Vの電界を印加し容量Cを測定して得られた実測C−
V曲線に弾性定数K33、K11および誘電率ε、ε
を含む理論式による計算C−V曲線をカーブフィッテ
ィングさせて弾性定数比K33/K11および誘電率異
方性ε/εを決定する液晶の弾性定数比および誘電
率異方性の測定方法であって、以下(1)〜(4)の手
順で行うことを特徴とする液晶の弾性定数比および誘電
率異方性の測定方法である。 (1)プレティルト角θを測定する。 (2)前記θを考慮した高電圧領域における直線近似
の下記式(3A)の切片から誘電率異方性を求める。 (3)低電圧領域におけるパラメータをフレデリクス閾
値Vにしぼり、該Vを実測C−V曲線と下記式(1
A)(2A)による計算C−V曲線とのカーブフィッテ
ィングによって決定する。 (4)前記Vを用いで下記式(3A)の傾きαを求
め、該αと前記誘電率異方性とを下記式(4A)に代入
して弾性定数比を求める。
【0015】記
【0016】
【数3】
【0017】ここに、V=π{K11/(ε
ε)}1/2、γ−ε/ε−1、κ=K33/K
11−1、x−sinθ、θ:ガラス基板面に対する液
晶分子長軸の傾き角、θ:液晶層中央におけるθの
値、C:θ≠0゜の場合の電界非印加時容量、K
11:スプレイの弾性定数、K33:ベンドの弾性定
数、ε:分子長軸に平行方向の誘電率、ε:分子長
軸に垂直方向の誘電率。
【0018】
【発明の実施の形態】プレティルト角θが0゜でない
場合、式(3)、(4)は上記の式(3A)、(4A)
のように書ける。なお、θ=0゜の場合と区別するた
めに、電界非印加時容量と傾きとをC、αに代えて
、αと表記した。式(3A)、(4A)より、θ
が極端に大きくないときは切片への影響は非常に小さい
が、傾きαは、図8のグラフに示すように無視しえない
程度にθの影響を受ける。例えばθが1゜のときα
/αの誤差は2%程度となる。なお、図8の計算では
ε/ε=3.5としたが、他の値の場合でもこの誤
差発生傾向は変わらない。
【0019】このα/αの誤差はK33/K11に直
接反映される。図9はK33/K11の誤差率のα/α
依存性を示すグラフである。なお、図9の縦軸は式
(4A)からの値(θ≠0゜の場合)の、式(4)か
らの値(θ=0゜の場合)に対する相対誤差率であ
り、計算ではε/ε=3.5として行った。図9に
示されるようにα/αが2%狂うとK33/K11
誤差率は約15%もの値となる。
【0020】よって、K33/K11を精度よく求める
には、まず、プレティルト角θを正確に測定し、その
上で、式(4)ではなく、これを修正した式(4A)を
用いねばならない。なお、θの測定にはクリスタルロ
ーテーション法(T.J.Scheffer and
J.Nehring:J.Appl.Phys.,57
(1985)4520参照)等によるのが好適である。
さらにθ≠0゜だと、C−V曲線におけるフレデリク
ス閾値(以下適宜単に閾値という)が不明確になるとい
う別の問題もある。図10は、θ≠0゜でフレデリク
ス閾値が不明確になる例を示すC−V曲線である。計算
ではV=1V、C=1000pF、K33/K11
=1.0、ε/ε=3.75を用いた。θ=0゜
では図10に破線で示すように電圧Vで明確に閾値が
生じるが、θ≠0゜では不明確である。例えばθ
10゜の場合について点線で示したように、外挿等によ
り強引に実効閾値VCAを決めても、外挿の採り方に左
右され正確な値を得るのは困難である。図11は、傾き
αへの実効閾値VCAの影響を示すグラフであり、各カ
ーブでVCA=Vのときのαが正しいK33/K11
を与える。逆にVCAを正しく求められなければ、傾き
αの誤差に直結する。例えばVCAが0.02V狂うと
αに約2%の狂いを生じ、K33/K11の誤差率は1
5%近くに達する。
【0021】したがって、直線近似法を用いでK33
11を求めようとすれば、フレデリクス閾値も正確に
測定する必要がある。この測定方法を以下に開示する。
MazeはC−V曲線をカーブフィッティングしてフレ
デリクス閾値を求める方法を提案している(C.Maz
e:Mol.Cryst.Liq.Cryst.,48
(1978)273参照)。これは、式(1)、(2)
の積分範囲を〔0,θ〕から〔θ,θ〕に変更し
て得られる前掲の式(1A)、(2A)を用いた理論計
算値と実測値との間でカーブフィッティングを行う方法
である。しかしながら、この方法によれば、3つのパラ
メータK33/K11、V、ε/εの全てについ
てフィッティングを行わねばならないので煩雑で長時間
の計算を要する。
【0022】これに対し、式(3A)を用いて切片を求
めればε/εは比較的精度よく求まる。残るV
33/K11とに関し、C−V曲線に及ぼすこれらパ
ラメータの影響を調べた例を図12のグラフに示す。図
12の(a)はK33/K11の、(b)はVの影響
を夫々示す。なお、他のパラメータは図10の計算に用
いたのと同じにした。図12より、Vの影響は比較的
大きいが、印加電圧が低い場合、特に1V以下でK33
/K11の影響は無視できるほど小さいことがわかる。
なお、この例では、θ=1゜の場合を示したが、θ
が極端に大きくなければ(10゜程度までなら)同様の
傾向が得られることを確認済である。
【0023】それゆえ、低電圧領域におけるC−V特性
を用いて、パラメータをフレデリクス閾値Vにしぼ
り、該Vを実測C−V曲線と式(1A)、(2A)に
よる計算C−V曲線とのカーブフィッティングによって
決定することで、Vの正確な値が得られる。またこれ
により、計算時間が格段に削減できる。そして、このV
の値を用いて高電圧領域における直線近似の式(3
A)から傾きαを求め、該αと前に求めておいたε
εとを式(4A)に代入することにより、θ≠0゜
での弾性定数比K33/K11を精度よく求めることが
できる。
【0024】
【実施例】液晶材料としてLixon GR−1(チッ
ソ株式会社製)を用い、セル厚8μmのサンドイッチセ
ルを作製し、まずクリスタルローテーション法によりプ
レティルト角θを、そして電界印加−容量変化測定法
によりカーブフィッティングの対象とするC−V曲線を
求めるパラメータ導出実験を行った。なお、厚い配向膜
が容量の測定に大きく影響することに配慮して、配向膜
としては100〜200ÅのPVA(ポリビニルアルコ
ール)膜を用いたが、膜厚をさらに薄くできる場合はP
I (ポリイミド)膜を用いてもよい。
【0025】この結果、プレティルト角θ=1.1゜
が得られた。さらに、式(3A)の切片からε/ε
=3.75を得た。次いで、これらを用いて式(1
A)、(2A)でパラメータをフレデリクス閾値V
しぼって低電圧領域のC−V曲線を計算し、実験曲線と
比較した。図1は、Vのみを変えたカーブフィッティ
ング結果を示す低電圧領域のC−V曲線である。図1に
示すように、V=0.97Vが得られ、この値と前記
ε/εの値とを式(4A)に代入することにより、
33/K11=1.2が得られた。
【0026】次に、本発明方法の妥当性を確認するため
に、パラメータに上記のようにして得た値を当てはめ、
式(1A)、(2A)を用いて印加電圧の広範囲にわた
るC−V曲線を計算し、実測値と比較した。なお、この
実験(確認実験)には上述のパラメータ導出実験と同じ
液晶および配向膜を用いた。図2は、本発明方法で決定
したパラメータを用いた広範囲の印加電圧にわたるC−
V曲線の計算値と実測値との比較図である。実測値と計
算値との間にはかなりよい一致が得られることがわか
る。
【0027】一方、平行配向セルにおける透過率Tの印
加電圧依存性(複屈折効果)は、式(1A)および次式
(5)、(6)で表される。
【0028】
【数4】
【0029】ここに、λは波長、dはセルギャップ、n
effは実効屈折率である。この複屈折効果について、
理論値と実験値とを比較した。なお、透過率Tの測定に
際し、クロスニコル(液晶セルを2枚の偏光子で挟み、
偏光子の偏光方向を互いに直交させること)で偏光子は
光軸と45゜の角度をなすように設定し、λ=589n
mの光を用い、計算では、n=1.75、n=1.
52、d=10.75μmとし、ガラス基板の透過率お
よび反射は考慮していない。
【0030】図3は、本発明方法で決定したパラメータ
を用いた透過率の印加電圧依存性の計算値と実測値との
比較図である。図から透過率の極大、極小を与える電圧
がよく一致しでおり、測定したパラメータの値の妥当性
を確認することができる。以上説明したように、本発明
方法の妥当性が確認された。さらに、上記以外にも、θ
の測定値が0.2゜、0.5゜、1.1゜のように異
なる値をもつ液晶セルを用意し、同様の測定を行ったと
ころ、いずれも正確なε/εおよびK33/K11
の値が得られることが確認された。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、プレティルト角が0゜
でない液晶の弾性定数比および誘電率異方性を正確に決
定でき、簡便でかつ精度のよい液晶物性測定方法である
直線近似法の適用範囲を実用域に拡大できるという格段
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】Vのみを変えたカーブフィッティング結果を
示す低電圧領域のC−V曲線である。
【図2】本発明方法で決定したパラメータを用いた広範
囲の印加電圧にわたるC−V曲線の計算値と実測値との
比較図である。
【図3】本発明方法で決定したパラメータを用いた透過
率の印加電圧依存性の計算値と実測値との比較図であ
る。
【図4】液晶の分子模型図である。
【図5】ダイレクタの定義図である。
【図6】ダイレクタの歪みの形態図である。
【図7】液晶セルの模式図である。
【図8】傾きαのプレティルト角θ依存性を示すグラ
フである。
【図9】K33/K11の誤差率のα/α依存性を示
すグラフである。
【図10】θ≠0゜でフレデリクス閾値が不明確にな
る例を示すC−V曲線である。
【図11】傾きαへの実効閾値VCAの影響を示すグラ
フである。
【図12】C−V曲線に及ぼす(a)K33/K11
(b)Vの影響の一例を示すグラフである。
【符号の説明】
1 液晶セル 2 配向膜 3 ITO電極 4 ガラス基板 5 電源 C 容量(キャパシタンス) Cθ=0゜の場合の電界非印加時容量 Cθ≠0゜の場合の電界非印加時容量 K11スプレイの弾性定数 K22ツイストの弾性定数 K33ベンドの弾性定数 T 透過率 V 印加電圧 Vフレデリクス閾値(閾値) VCA 実効閾値 d セルギャップ n常光に対する屈折率 n異常光に対する屈折率 neff実効屈折率 α θ≠0゜の場合の近似直線の傾き αθ=0゜の場合の近似直線の傾き ε分子長軸に平行方向の誘電率 ε分子長軸に垂直方向の誘電率 θ ガラス基板面に対する液晶分子長軸の傾き角 θプレティルト角 θ液晶層中央におけるθの値 λ 波長

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶セルに電圧Vの電界を印加し容量C
    を測定して得られた実測C−V曲線に弾性定数K33
    11および誘電率ε、εを含む理論式による計算
    C−V曲線をカーブフィッティングさせて弾性定数比K
    33/K11および誘電率異方性ε/εを決定する
    液晶の弾性定数比および誘電率異方性の測定方法であっ
    て、以下(1)〜(4)の手順で行うことを特徴とする
    液晶の弾性定数比および誘電率異方性の測定方法。 (1)プレティルト角θを測定する。 (2)前記θを考慮した高電圧領域における直線近似
    の下記式(3A)の切片から誘電率異方性を求める。 (3)低電圧領域におけるパラメータをフレデリクス閾
    値Vにしぼり、該Vを実測C−V曲線と下記式(1
    A)(2A)による計算C−V曲線とのカーブフィッテ
    ィングによって決定する。 (4)前記Vを用いて下記式(3A)の傾きαを求
    め、該αと前記誘電率異方性とを下記式(4A)に代入
    して弾性定数比を求める。 記 【数1】 ここに、V=π{K11/(ε−ε)}1/2
    γ=ε/ε−1、κ=K33/K11−1、x=s
    inθ、θ:ガラス基板面に対する液晶分子長軸の傾き
    角、θ:液晶層中央におけるθの値、C:θ≠0
    ゜の場合の電界非印加時容量、K11:スプレイの弾性
    定数、K33:ベンドの弾性定数、ε:分子長軸に平
    行方向の誘電率、ε:分子長軸に垂直方向の誘電率。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022145248A1 (ja) * 2020-12-28 2022-07-07 Dic株式会社 液晶材料の製造方法及び液晶材料の評価方法とその測定装置、並びに液晶材料

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