JP2006337288A - 液晶材料の物性測定方法及び物性測定システム - Google Patents

液晶材料の物性測定方法及び物性測定システム Download PDF

Info

Publication number
JP2006337288A
JP2006337288A JP2005164837A JP2005164837A JP2006337288A JP 2006337288 A JP2006337288 A JP 2006337288A JP 2005164837 A JP2005164837 A JP 2005164837A JP 2005164837 A JP2005164837 A JP 2005164837A JP 2006337288 A JP2006337288 A JP 2006337288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal material
alignment
physical properties
elastic constant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2005164837A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Uchida
龍男 内田
Wakahiko Kaneko
若彦 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku University NUC
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Tohoku University NUC
Fujifilm Holdings Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku University NUC, Fujifilm Holdings Corp filed Critical Tohoku University NUC
Priority to JP2005164837A priority Critical patent/JP2006337288A/ja
Publication of JP2006337288A publication Critical patent/JP2006337288A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

【課題】 液晶材料の弾性定数比やアンカリング強度などの光学特性を、外場を与える大規模な装置を使用することなく、高精度で、簡便に効率よく測定できる液晶材料の物性測定方法及び物性測定システムの提供。
【解決手段】 基板表面に対し、略水平な液晶配向と略垂直な液晶配向を有する基板からなるハイブリッド配向液晶セルの光学特性を、少なくとも2以上の入射角で測定することにより弾性定数比とアンカリング強度とセル厚みとを求める液晶材料の物性測定方法及び物性測定システム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶表示装置の液晶パネルや光学補償素子などに用いられている液晶材料の弾性定数比、アンカリング強度などの物性測定方法及び物性測定システムに関する。
液晶表示装置は、薄型で、軽量であり、また消費電力が小さいことから、近年、テレビやパソコンのモニターなどの表示機器としてCRTの代わりに広く使用されてきている。この液晶表示装置は、通常、対向する基板間に液晶を挟持する液晶セルと偏光板とからなる液晶パネルを備えている。該液晶セルは、配向された液晶分子などから形成され、該偏光板は、トリアセチルセルロースなどからなる保護膜と、ヨウ素にて染色したポリビニルアルコールフィルムなどからなる偏光膜の積層体で形成されている。
前記液晶表示装置としては、バックライトを持つ透過型、バックライトを持たずに自然光や室内灯などの反射光を用いる反射型、及び両者を兼ね備えた半透過型がある。前記透過型液晶表示装置では、偏光板を液晶セルの両側に取り付け、更に一枚以上の光学補償シートを配置する。前記反射型液晶表示装置では、反射板、液晶セル、一枚以上の光学補償シート、及び偏光板の順に配置する。液晶セルは、液晶分子、それを封入するための二枚の基板、及び液晶分子に電圧を加えるための電極層からなる。この液晶セルは、液晶分子の配向状態の違いにより、ON、OFF表示を行い、前記透過型、反射型及び半透過型のいずれにも適用できる。液晶の配向状態としては、TN(Twisted Nematic)、IPS(In−Plane Switching)、OCB(Optically Compensatory Bend)、VA(Vertically Aligned)、ECB(Electrically Controlled Birefringence)、STN(Super Twisted Nematic)のような表示モードが挙げられる。
前記液晶表示装置の問題点の一つとして、表示特性の視野角依存性がある。これに対してはこれまでに上記表示モードによる改善や更にそれぞれの表示モードに応じた光学補償シートを用いる様々な改善がなされてきた。前記光学補償シートは、液晶セル中の液晶分子の配向状態に起因する光学的異方性を補償する手段であり、液晶セル単体では制御することができない視野角依存性を有効に改善することができる。
前記光学補償シートとしては、従来より、延伸複屈折ポリマーフィルムが使用されているが、近年、延伸複屈折ポリマーフィルムからなる光学補償シートに代えて、透明支持体上に低分子又は高分子液晶性化合物から形成された光学異方性層を有する光学補償シートを使用することが試みられている。前記液晶性化合物には、多様な液晶分子の配向形態があるため、液晶性化合物を用いてセル中の液晶分子の配向状態に対応した光学補償を行うことにより、従来の延伸複屈折ポリマーフィルムでは得ることができない光学的性質を実現することが可能である。
このような光学補償シートとしては、液晶材料をハイブリット配向させてフィルム状にする技術が提案されている。該液晶材料としては、例えば、円盤状液晶性化合物(特許文献1参照)、ラグビーボール状化合物(特許文献2参照)、などが提案されている。
前記液晶材料を用いた光学補償シートでは、性能を高めるために、電圧の印可によって駆動される液晶セル内の液晶分子の配向に応じて、できるだけ補償の効果が大きくなるよう配向状態を制御することが重要になる。前記液晶材料に含まれる液晶性化合物の配向状態は、主に上下界面における液晶ダイレクタ(巨視的な分子の配向方向)、弾性定数比及びアンカリング強度などの物性値を測定することにより把握することができる。そのためこれらの物性値を精度よく測定することが要請されている。
前記弾性定数比の測定は、一般的に平行配向セルに磁場や電場などの外場を与えた際に生じる液晶の配向状態の変化を観察することにより行われている。ディスコティック液晶については、殆ど報告されていないが、ホメオトロピック配向液晶セルに磁場を印加する方法(非特許文献1参照)が報告されている。棒状液晶については、両基板に透明電極を施した液晶セルを作製し、液晶の厚み方向に電圧を印加させる手法が報告されている。
しかし、これらの磁場や電場を利用する方法の場合、少なくとも外場を与える手段が必要であり、予め、液晶材料の電気的及び磁気的性質を踏まえた上で、液晶セルの配向方向と外場の方向とを考慮しなければならない。このため、液晶材料の電気的及び磁気的性質が分からない材料を扱う場合には、必ずしも簡便な方法とはいえない。また、前記光学補償シートに用いる液晶材料のように、開発段階において材料の電気的及び磁気的特性を知る必要のない液晶材料の場合には、目的の物性を得るまでに余計な手順を踏まなくてはならないことになる。特に、磁場を掛ける必要がある場合は、大規模な装置を必要とするため、限られた研究機関でしか物性を測定することができないという問題がある。
前記弾性定数比を測定する他の方法として、セルギャップが異なる複数のハイブリッド配向液晶セルの垂直配向界面プレチルト角を測定し、理論式に入れて算出する方法(特許文献3参照)がある。
しかし、この算出方法の場合、前記外場を印加する必要がないという利点はあるが、複数のサンプルを使う必要があるため測定回数が多くなるとともに、アンカリング強度が十分には考慮されていないため、測定精度が低下するという問題点があった。
前記アンカリング強度を測定する方法としては、異なる複数の波長でハイブリッド配向液晶セルのレターデーション入射角特性の測定からプレチルト角を求めることにより、垂直配向界面のアンカリング強度を測定する方法が提案されている(非特許文献2参照)。
しかし、この測定方法の場合、弾性定数比を既知の値とし、固定値を仮定する方向を採用しているので、実際に測定するサンプル状態によっては、やはり精度が低下するという問題は解消できない。
特開平6−214116号公報 特開平10−186356号公報 特願2003−341871号 Liquid Crystals,1988,Vol.3,p369 Proc. of Japan Liquid Crystal Conference,2003,p313
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、液晶材料の弾性定数比やアンカリング強度などの光学特性を、外場を与える大規模な装置を使用することなく、高精度で、簡便に効率よく測定できる液晶材料の物性測定方法及び物性測定システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> 基板表面に対し、略水平な液晶配向と略垂直な液晶配向を有する基板からなるハイブリッド配向液晶セルの光学特性を、少なくとも2以上の入射角で測定することにより弾性定数比とアンカリング強度とセル厚みとを求めることを特徴とする液晶材料の物性測定方法である。
該<1>に記載の液晶材料の物性測定方法においては、前記基板表面に対し、略水平な液晶配向と略垂直な液晶配向を有する基板からなり、ハイブリッド配向させた液晶セルを用いているので、元々液晶材料が変形しているため、前記液晶材料における弾性定数比及びアンカリング強度の測定に必要な前記液晶材料の配向状態を、外場により変えた数種のサンプルの作製や、それらに対する測定工程が不要となる。前記略水平の角度範囲は、前記基板表面に対して0〜40°、前記略垂直の角度範囲は、前記基板表面に対して90〜50°であり、該角度範囲にある前記ハイブリッド配向液晶セルの配向状態について、少なくとも2以上の入射角で測定することにより、配向状態を測定の都度変形することなく、同一のサンプルで、その光学特性を詳細に観察することができ、前記液晶材料の変形を決定する要因である弾性定数比、アンカリング強度及びセル厚みが、同時且つ一意的に決定され、測定が簡便化、高精度化される。
<2> 測定した光学特性値とシミュレーション計算により求めた光学特性値とを比較し、前記光学特性値の差が最小になるパラメータを選択することより、液晶材料の弾性定数比とセル厚みと配向角度分布を同時に決定する前記<1>に記載の液晶材料の物性測定方法である。
<3> パラメータが、液晶材料の弾性定数比とセル厚みと配向角度分布を含む前記<1>から<2>のいずれかに記載の液晶材料の物性測定方法である。
<4> シミュレーション計算が、液晶材料の弾性定数比とセル厚みと配向角度分布とからなる組を少なくとも2組以上仮定し、前記配向角度分布と前記液晶材料の屈折率とから光学特性値を求め、該光学特性値と測定した光学特性値とを比較し、前記光学特性値の差が最小となるよう弾性定数比とセル厚みと配向角度分布とからなる組を同時に決定する前記<1>から<3>のいずれかに記載の液晶材料の物性測定方法である。
<5> 液晶材料の弾性定数比及び配向角度分布から基板界面における、前記液晶材料の配向角度を決定し、該配向角度に基づいてアンカリング強度及びアンカリング強度の比が決定される前記<1>から<4>のいずれかに記載の液晶材料の物性測定方法である。
<6> 入射角方向が、ハイブリッド配向液晶セルの液晶ダイレクタの配向分布を含む平面と略平行で基板表面に垂直な方向を含む平面内にある前記<1>から<5>のいずれかに記載の液晶材料の物性測定方法である。
<7> 光学特性が、レターデーションである前記<1>から<6>のいずれかに記載の液晶材料の物性測定方法である。
<8> 前記<1>から<7>のいずれかに記載の液晶材料の物性測定方法を含む、液晶材料の物性測定システムである。
本発明によると、従来における前記問題を解決でき、液晶材料の弾性定数比やアンカリング強度などの光学特性を、外場を与える大規模な装置を使用することなく、高精度で、簡便に効率よく測定できる液晶材料の物性測定方法及び物性測定システムを提供することができる。
(液晶材料の物性測定方法及び物性測定システム)
前記液晶材料の物性測定方法は、弾性定数比とアンカリング強度とセル厚みを、基板表面に対し略水平な液晶配向を有する基板と略垂直な液晶配向を有する基板とからなるハイブリッド配向液晶セルの光学特性を少なくとも2つの入射角での測定から求める物性測定方法である。本発明において、前記略水平の角度範囲は、前記基板表面に対して0〜40°、前記略垂直の角度範囲は、前記基板表面に対して90〜50°である。
前記アンカリング強度は、基板界面におけるアンカリング強度を表し、前記ハイブリッド配向液晶セルの、弾性定数比及び配向角度分布から、前記基板界面における該ハイブリッド配向液晶セルの配向角度を決定し、該配向角のシミュレーション計算と測定した前記光学特性値とを比較し、該光学特性値の差が、最小になるように計算パラメータの値の組を選択することより、ハイブリッド配向液晶セルの弾性定数比とセル厚みと配向角度分布を同時に決定することができる。
本発明の液晶材料の物性測定方法により、本発明の前記液晶材料の物性測定システムを好適に構築することができる。
以下、本発明の液晶材料の物性測定方法の説明を通じて、本発明の液晶材料の物性測定システムの詳細をも明らかにする。
本発明の液晶材料の物性測定方法の概要を図1にブロック図で示す。前記液晶材料の物性測定方法は、図1に示すように、まず、ハイブリッド配向液晶セルを作製し、次に、該ハイブリッド配向液晶セルのレターデーションの入射角特性を測定する。この測定値とシミュレーション計算に基づく計算値とを比較する。そして、前記測定値と計算値との差が最小になる弾性定数比k、垂直配向界面における液晶ダイレクタのプレチルト角ψ、水平配向界面における液晶ダイレクタのプレチルト角ψ及びセル厚みdについてのパラメータセットを決定する。更に、該パラメータセットを図1に示す各数式に代入し、最終的にアンカリング強度(B/k11)、(B/k11)を求める。
前記アンカリング強度(B/k11)、(B/k11)は、以下に説明する光学特性の測定原理に基づいて行われる。
<光学特性の測定原理>
前記光学特性の測定原理は、自由エネルギー密度、自由エネルギー、液晶ダイレクタの配向角度分布、入射角、表面アンカリングエネルギー及びトルクバランスなどを、下記数式(1)〜(9)を用いて順次評価し、最終的にアンカリング強度と弾性定数比とセル厚みを求める原理である。
前記自由エネルギー密度をfとすると、液晶におけるFrank−Oseenの自由エネルギー密度fは、下記数式(1)のように与えられる。
Figure 2006337288
ただし、前記数式(1)において、k11,k22,k33は、弾性定数を表す。それぞれスプレイ(広がり)、ツイスト(ねじれ)、及びベンド(曲がり)に対応した弾性定数を表し、液晶材料に固有の物性値である。nは、任意の点における液晶分子の配向方向を表す無次元の単位ベクトルである。
前記自由エネルギーをFとすると、ハイブリッド配向させたネマチック液晶セルにおいて、前記数式(1)を厚み方向に積分することにより、該自由エネルギーFは、下記数式(2)のように表される。
Figure 2006337288
ただし、前記数式(2)において、dは、セル厚み、ψ(x)は、液晶ダイレクタの配向角度分布関数を表す。d=0は、略平行配向基板表面(水平配向界面)を表し、ψは、水平配向界面における液晶ダイレクタのプレチルト角を表し、d=xは、略垂直配向基板表面(垂直配向界面)を表し、ψは、垂直配向界面における液晶ダイレクタのプレチルト角を表す。
前記数式(2)にEuler−Lagrange式を適用して自由エネルギーFが極小値をとるようにすると、配向角度分布関数ψ(x)に関する微分方程式を表す下記数式(3)が得られる。
Figure 2006337288
前記数式(3)は、前記液晶ダイレクタの配向角度分布をあらわす方程式で、Cは、積分定数を表す。前記数式(3)は、境界条件を与えて数値解として解くことができる。適当な弾性定数比k33/k11と、ψ,ψの値をとったパラメータセットを作成し、それを満たす配向角度分布関数ψ(x)を得る。
次に、前記配向角度分布関数ψ(x)を持った液晶セルの光学特性について説明する。
前記光学特性が、レターデーションReの入射角θに関する光学特性の場合、前記レターデーションReは。下記数式(4)で表される。
Figure 2006337288
ただし、n||が、液晶の常光屈折率(液晶ダイレクタに平行な屈折率)、nが、液晶の異常光屈折率(液晶ダイレクタに垂直な屈折率)を表す。前記数式(4)に前記配向角度分布関数ψ(x)と適当なセル厚みdを与えるとレターデーション入射角特性についての計算値が得られる。
前記配向角度分布は弾性定数比と配向界面のアンカリング強度とセル厚みで一意的に決まるので、測定値と計算値とを比較すると一致するセル厚みd及び弾性定数比kとψとψとCのパラメータセットを持つ配向角度分布関数ψ(x)を決めることができる。
一方、表面アンカリングエネルギーFは、垂直配向界面x=dと水平配向界面x=0において与えられる。
Figure 2006337288
ただし、前記数式(5)において、B,Bは、それぞれ垂直配向界面x=dと水平配向界面x=0におけるアンカリングエネルギーであり、ψ,ψは、前述のようにその界面における液晶ダイレクタのプレチルト角、ψは、配向容易軸を表す。各界面におけるアンカリング角を動かすトルクは、前記数式(5)の微分形から与えられる。
一方、液晶の弾性による変形のトルクは、前記数式(2)の微分形で与えられるが、垂直配向界面x=dと水平配向界面x=0で、それらが釣り合っている場合には、以下の数式(6)及び(7)を得る。
Figure 2006337288
Figure 2006337288
前記数式(6)及び(7)は、アンカリングエネルギーと弾性エネルギーのトルクバランスを示している。
最終的に、前記数式(7)と前記数式(3)から、アンカリング強度に関する以下の数式(8)及び(9)を求めることができる。
Figure 2006337288
Figure 2006337288
ただし、前記数式(8)及び(9)において、弾性定数比kは、(k33/k11)−1を表す。
前記数式(8)と前記数式(9)により、垂直配向界面におけるアンカリング強度(B/k11)及び水平配向界面におけるアンカリング強度(B/k11)を得ることができる。弾性定数k11が既知であれば、垂直配向界面におけるアンカリングエネルギーBの絶対値を定めることができる。
また、アンカリング強度の比についても、前記垂直配向界面におけるアンカリング強度(B/k11)及び水平配向界面におけるアンカリング強度(B/k11)から求めることができる。以上が光学特性の測定原理であり、以下に実際の液晶材料の物性測定方法について説明する。
<物性測定方法>
−ハイブリッド配向液晶セルの作製−
前記ハイブリッド配向液晶セルとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、基板表面に対し略水平な液晶配向を有する基板と略垂直な液晶配向を有する基板とを組み合わせた棒状ネマチックからなる液晶セルなどが挙げられる。前記略水平の角度範囲は、前記基板表面に対して0〜40°、前記略垂直の角度範囲は、前記基板表面に対して90〜50°であり、該角度範囲になる液晶セルが好ましい。
前記基板としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、
無アルカリガラス板などの透明なガラス基板などが挙げられる。
前記液晶配向としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、配向膜により形成され、該配向膜は前記ガラス基板に塗布されて水平配向性を示すものや垂直配向性を示すものなどのように、異なる方向の液晶配向などが挙げられる。
前記配向膜は、必要に応じてラビングなどの配向処理及び焼成などの熱処理をする。前記配向膜としては、液晶材料を配向させることができるものであれば、特に制限はなく、公知の液晶用配向剤の中から目的に応じて適宜選択して形成することができる。
次に、前記配向膜の表面に所望するセル厚みに対応するサイズのギャップスペーサを散布する。ギャップスペーサとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、無アルカリガラスを使用した、日本電気ガラス(株)製マイクロ・ロットなどの市販品などが挙げられる。
次に、配向方向の異なる1対の前記ガラス基板の該配向膜塗布面を内側にして重ね合わせ、液晶材料の注入口を残して周囲を接着剤で封止しガラス基板積層体を形成する。前記接着剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、市販のエポキシ系接着剤などが挙げられる。前記接着剤が乾くまでの間は、前記ガラス基板積層体に圧力をかけて固定しておくことが望ましい。
前記乾燥が終了した後、前記液晶材料を前記注入口から真空注入する。前記真空注入方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、真空槽の中に、前記液晶材料を満たした皿状の容器の上方に、前記ガラス基板積層体の注入口が下(容器側)を向くように該ガラス基板積層体を配置し、必要なときに前記注入口を前記容器の中に浸すことができるようにしておく。そして、前記真空槽内を十分減圧した後、前記ガラス基板積層体を液晶容器の中に浸し、その後真空槽内の圧力を元に戻すことで、前記液晶材料が前記ガラス基板積層体内に注入される。前記注入が完了したら、前記注入口を接着剤で封止して前記液晶材料が充填された液晶セルが完成する。
図2に前記液晶セルの断面図を示す。図2に示すように、前記液晶セルは、ガラス基板1の表面に垂直に配向された垂直配向膜4を有する該ガラス基板1と、ガラス基板1aの表面に水平に配向された水平配向膜2を有する該ガラス基板1aと、液晶ダイレクタ3a、3b、3cを含む液晶材料が、前記ガラス基板1と前記ガラス基板1aとの間隙であるセル厚みdのスペースに充填され封止されたハイブリッド配向液晶セルである。
前記液晶ダイレクタ3cは、垂直配向膜4の近傍においては、前記ガラス基板1に略垂直、即ち、該ガラス基板に対して90〜50°で配向され、前記ガラス基板1a方向に徐々に角度を変え、即ち、液晶ダイレクタ3のプレチルト角ψは、ψ、ψ、ψの順に小さくなり、水平配向膜2の近傍においては、前記液晶ダイレクタ3aは前記ガラス基板1aに略水平、即ち、前記ガラス基板1aに対して0〜40°で配向されている。
−レターデーションの入射角特性の測定−
前記レターデーションの入射角特性の測定としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、図3に示す分光エリプソメトリ装置を使用して、前記液晶セルのレターデーションの入射角度依存性、即ち、前記液晶セルに入射する光の入射角に対応するレターデーションの値を測定することにより行われる。
図3に示すように、前記分光エリプソメトリ装置は、光源5と、該光源5から出射した光を受光する受光器10の中間に、該光源5の側から、偏光子6、回転位相子7、被測定物を載置し、矢印方向にモータ制御により回転する回転台座8及び検光子9が順に配置されている。
前記入射角方向としては、前記液晶材料の光学特性を測定し得るもので、例えば、図4に示すように、ハイブリッド配向液晶セルの液晶ダイレクタ3cの長手方向であって、基板1の表面に垂直な方向を含む平面内の任意の方向が挙げられる。
被測定液晶セルを、前記回転台座8上に載置し、光源5からの光を、偏光子6、回転位相子7を通過させて該被測定液晶セルに入射し、該被測定液晶セルを通過させ、検光子9を通過させて受光器10で受光させる。前記受光器10で偏光解析により前記レターデーションReが測定される。更に、回転台座8を回転させ、前記入射角を変えながら偏光解析により順次レターデーションを測定する。得られたデータから入射角θを横軸に、レターデーションReを縦軸にしてプロットすると図5に示すようなレターデーション入射角特性の曲線が得られる。図5において、「□」は測定値を示し、「−」は計算値を示す。
―測定値と計算値の比較―
測定した前記レターデーションの入射角特性の測定値と、前記数式(6)から計算したレターデーションの入射角特性の計算値と比較する。
前記計算としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、弾性定数kを−0.5から+0.5、ψを50°〜90°、ψを0°〜10°の範囲で設定し、配向角度分布関数ψ(x)を計算する。この配向角度分布関数ψ(x)を一つづつ前記数式(6)に代入し、計算値を求め、入射角θ毎に該計算値と測定値との差分を取ることにより両者を比較する。
―パラメータセットの決定―
前記パラメータセットの決定は、前記差分を比較して、最も小さい値を好適なパラメータとして決定する。具体的には、前記差分の2乗和が最も小さくなるようにセル厚みdを決定する。前記差分をnとすると、2乗和は下記数式で表される。
Figure 2006337288

全ての組み合わせについて、前記計算値と測定値との差分が最も小さい値を調べ、セル厚みd及び配向角度分布関数ψ(x)を与えるパラメータセットからk、ψ、ψ0、d、Cの好適値を求めた。
―アンカリング強度―
前記アンカリング強度は、前記パラメータセットによる好適値を前記数式(8)及び(9)に代入して得られる。具体的には、垂直配向界面におけるアンカリング強度(B/k11)、及び水平配向界面におけるアンカリング強度(B/k11)が得られる。
更に、前記垂直配向界面のアンカリング強度(B/k11)、及び前記水平配向界面のアンカリング強度(B/k11)から、アンカリング強度の比も求めることができる。
以上、本発明の液晶材料の物性測定方法及び物性測定システムについて説明した。本発明は上記実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更しても差支えない。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明はこの実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1)
本実施例では、サンプルの作成方法、測定条件についての一例を詳細に示すとともに、この測定方法によって得られた測定値が信頼できるものであることの検証方法も示す。
<液晶セルの作製>
前記液晶セルに用いるガラス基板として、透明なガラス基板を切断して、大きさ100mm×25mmのガラス基板を2個作製した。前記ガラス基板の各切断面を研磨処理した後、界面活性剤で処理し、超音波洗浄装置を用いて純水により洗浄処理した。1個のガラス基板面に水平配向材として、ポリイミド(JSR製、AL1254)をスピンコート装置により塗布し、200℃で、1時間焼成した後、ラビング処理を施して水平配向膜を有するガラス基板Aを作製した。他の1個のガラス基板には垂直配向材として、JSR製JALS204をスピンコート装置により塗布し、200℃で、1時間焼成して垂直配向膜を有するガラス基板Bを作製した。
前記液晶セルのシール材として、三井化学(株)製LCストラクトボンドXN21Sを用い、該シール材に粒径7μmのミクロパールを混合し、ディスペンス装置によりシール形成し、ラビング処理した水平配向膜を有するガラス基板Aの短辺側だけに注入口パターンを設けた。なお、他の3辺には何も設けていない。前記ガラス基板Aを80℃で仮焼成した後、前記垂直配向膜を有するガラス基板Bを前記シール形成した前記ガラス基板Aに重ね、重ねた前記ガラス基板A及び前記ガラス基板Bのすべての辺を金属クリップで挟んで固定した状態で、160℃において、1時間焼成した。焼成後、前記シールを設けなかった3辺を市販の2液型エポキシ接着剤で隙間ができないように固着した。
更に、後の検証に用いるため、前記ガラス基板A及び前記ガラス基板Bと同様の方法で、ガラス基板D及びガラスEを作製し、両方ともラビング処理を施し、アンチパラレル配向になるように前記ガラス基板D及びガラス基板Eを重ねた液晶セルFを作製した。
前記焼成した前記ガラス基板A及び前記ガラス基板Bからなる液晶セルCに、液晶を注入する前に前記液晶セルCの長辺方向のギャップを400〜700nm波長の光学干渉法で計測したところ0.3〜5μmの楔型分布であることが確認できた。
次に棒状ネマチック液晶材料を前記液晶セルCに真空注入する。真空槽の中には、前記棒状ネマチック液晶材料を満たした皿状の容器が載置されており、その容器の上方に、前記液晶セルCの注入口が下を向くように、該液晶セルCをセットし、真空槽内を十分減圧した後、該液晶セルCを前記容器の中に入れ、その後圧力を戻すことにより、前記棒状ネマチック液晶材料を前記液晶セルCの内部に注入した。注入完了後に該液晶セルCの注入口を市販のエポキシ接着剤で封止し、液晶セルを作製した。図6は、液晶セルCに棒状ネマチック液晶材料を注入した状態の断面図を示している。
前記液晶セルをクロスニコル配置の2枚の偏光板間に配置し、配向方向に視角を傾けて目視観察を行ったところ、レターデーションReによる色味の変化が前記液晶セルの基板の法線方向に対して、明らかに非対称であることから、前記液晶セルは、内部の棒状ネマチック液晶材料がハイブリッド配向状態になっているハイブリッド配向液晶セルであることが確認できた。
−レターデーションの入射角依存性の測定−
作成した前記ハイブリッド配向液晶セルのレターデーションの入射角依存性の測定には、分光エリプソメトリ装置(M−2000、J.A.Woollam社製製)を使用した。
前記分光エリプソメトリ装置における測定スポットの直径は、1mm、測定波長範囲は400〜700nmを用いた。
図3に示す前記分光エリプソメトリ装置における回転台座8上に、前記ハイブリッド配向液晶セルのラビング配向が、回転台座8の回転面に対して水平になるように該ハイブリッド配向液晶セルを載置した。図4に示すように、測定光の入射角θが−40°〜50°の範囲で該回転台座8を回転させ、前記入射角θを5°ステップで変えながら偏光解析により順次レターデーションを測定した。
更に、楔型の前記ハイブリッド配向液晶セルにおける測定光を入射させる位置、即ち、測定ポイントをセル厚みが変化する方向(図6に示すラビング方向)に5mmステップで移動し、各ステップ毎のレターデーションをそれぞれの入射角θについて測定した。図7は測定結果を表すグラフで、横軸は入射角、縦軸はレターデーションを表す。セル厚みdは右縦軸に表わされている。各セル厚みdに対して入射角θに対するレターデーション(nm)がプロットされており、前記ハイブリッド配向液晶セルのレターデーションの入射角特性を示している。
測定した前記レターデーションの入射角特性に前記数式(6)から計算したレターデーションの入射角特性の値と比較しフィッティングする。弾性定数kを−0.5から+0.5、界面x=dにおける液晶ダイレクタプレチルト角ψを50°〜90°、界面x=0における液晶ダイレクタプレチルト角ψを0°〜10°の範囲で、配向角度分布関数ψ(x)を計算する。この配向角度分布関数ψ(x)を一つづつ前記数式(6)に代入し計算値を求め、入射角θ毎に該計算値と測定値との差分を取り、その差分の2乗和が最も小さくなるようにセル厚みdを決定する。前記差分をnとすると、2乗和は下記数式で表される。
Figure 2006337288

全ての組み合わせについて、前記計算値と測定値との差分が最も小さい値を調べ、セル厚みd及び配向角度分布関数ψ(x)を与えるパラメータセットからk、ψ、ψ0、d、Cの好適値を求めた。
さらにその好適値を前記数式(8)及び(9)に代入して、水平及び垂直配向界面におけるアンカリング強度を得た。ここで、先に作製したアンチパラレル配向の前記液晶セルFを使って配向容易軸角度ψを測定したところ、ψ=0.9°であった。
このようにして得られたセル厚みdにおけるプレチルト角ψ、ψの関係、弾性定数比kの関係、水平及び垂直配向界面におけるアンカリング強度の関係をそれぞれプロットすると図8〜図12に示す結果が得られた。
図10〜図12に示すように、弾性定数比k、垂直配向界面におけるアンカリング強度(B/k11)及び水平配向界面におけるアンカリング強度(B/k11)は、セル厚みdによらずほぼ一定であったことから、この結果の信頼性が検証できた。
以上のようにして弾性定数比kの値が0.0、垂直配向界面のアンカリング強度(B/k11)が10x10/m、水平配向界面のアンカリング強度(B/k11)が35x10/mであることが判った。
更に、前記垂直配向界面のアンカリング強度(B/k11)及び前記水平配向界面のアンカリング強度(B/k11)から、アンカリング強度の比も求めることができる。
従来のような外場を印加する測定方法では、アンカリングエネルギーが弱い場合に弾性定数比は測定ができない。しかし、本発明の物性測定方法では、ハイブリッド配向液晶セルを用いており、入射角を少なくとも2以上測定することにより、最終的にアンカリング強度を求めることができる。そのため、アンカリングエネルギーがむしろ弱い場合において正確な測定が期待できる。更に、外場を印加する方法では、液晶材料が電場で有効な変形を起こすか否かを確認しなければならないうえ、液晶材料の誘電率異方性を考慮する必要がありパラメータが増加するが、本発明の方法ではパラメータは特定されたものから増加することはなく弾性定数比、アンカリング強度及びセル厚みが同時且つ一意的に決定でき、測定が簡便化、高精度化される。
本発明の液晶材料の物性測定方法及び物性測定システムは、液晶表示装置の液晶セルや光学補償シート等に用いられる液晶材料の物性(特に、弾性定数比及びアンカリング強度)の測定に好適に用いられる。
図1は、本発明による測定の流れを示す概略ブロック図である。 図2は、ハイブリッド配向液晶セルの液晶ダイレクタのプレチルト角モデルを示す。 図3は、レターデーション入射角特性の測定に使用した分光エリプソメトリ装置の概略を示す。 図4は、レターデーションの測定に使用したハイブリッド配向液晶セルに対する入射角θを表す断面図を示す。 図5は、レターデーションの入射角特性の測定値と計算値の一例を示す。 図6は、実施例で用いたサンプルのハイブリッド配向液晶セルの断面図示す。 図7は、サンプルのハイブリッド配向液晶セルのレターデーション入射角特性の測定結果を示す。 図8は、実施例で求めたセル厚みに対するプレチルト角の大きさを示す。 図9は、実施例で求めたセル厚みに対するプレチルト角の大きさを示す。 図10は、実施例で求めたセル厚みに対する弾性定数比の大きさを示す。 図11は、実施例で求めたセル厚みに対する垂直配向界面のアンカリング強度の大きさを示す。 図12は、実施例で求めたセル厚みに対する水平配向界面のアンカリング強度の大きさを示す。
符号の説明
1 ガラス基板
1a ガラス基板
2 水平配向膜
3a 液晶ダイレクタ
3b 液晶ダイレクタ
3c 液晶ダイレクタ
4 垂直配向膜
5 光源
6 偏光子
7 回転位相子
8 回転台座
9 検光子
10 受光器
11 ハイブリッド配向液晶セル
12 シール

Claims (8)

  1. 基板表面に対し、略水平な液晶配向を有する基板と略垂直な液晶配向を有する基板とからなるハイブリッド配向液晶セルの光学特性を、少なくとも3以上の入射角で測定することにより、弾性定数比とアンカリング強度とセル厚みとを求めることを特徴とする液晶材料の物性測定方法。
  2. 測定した光学特性値とシミュレーション計算により求めた光学特性値とを比較し、前記光学特性値の差が最小になるパラメータを選択することより、液晶材料の弾性定数比とセル厚みと配向角度分布を同時に決定する請求項1に記載の液晶材料の物性測定方法。
  3. パラメータが、液晶材料の弾性定数比とセル厚みと配向角度分布を含む請求項1から2のいずれかに記載の液晶材料の物性測定方法。
  4. シミュレーション計算が、液晶材料の弾性定数比とセル厚みと配向角度分布とからなる組を少なくとも2組以上仮定し、前記配向角度分布と前記液晶材料の屈折率とから光学特性値を求め、該光学特性値と測定した光学特性値とを比較し、前記両光学特性値の差が最小となるよう1組の弾性定数比とセル厚みと配向角度分布とを同時に決定する請求項1から3のいずれかに記載の液晶材料の物性測定方法。
  5. 液晶材料の弾性定数比及び配向角度分布から基板界面における前記液晶材料の配向角度を決定し、該配向角度に基づいてアンカリング強度及びアンカリング強度の比を決定する請求項1から4のいずれかに記載の液晶材料の物性測定方法。
  6. 入射角方向が、ハイブリッド配向液晶セルの液晶ダイレクタの配向分布を含む平面に略平行で基板表面に垂直な方向を含む平面内にある請求項1から5のいずれかに記載の液晶材料の物性測定方法。
  7. 光学特性が、レターデーションである請求項1から6のいずれかに記載の液晶材料の物性測定方法。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の液晶材料の物性測定方法を含む、液晶材料の物性測定システム。
JP2005164837A 2005-06-03 2005-06-03 液晶材料の物性測定方法及び物性測定システム Abandoned JP2006337288A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005164837A JP2006337288A (ja) 2005-06-03 2005-06-03 液晶材料の物性測定方法及び物性測定システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005164837A JP2006337288A (ja) 2005-06-03 2005-06-03 液晶材料の物性測定方法及び物性測定システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006337288A true JP2006337288A (ja) 2006-12-14

Family

ID=37557963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005164837A Abandoned JP2006337288A (ja) 2005-06-03 2005-06-03 液晶材料の物性測定方法及び物性測定システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006337288A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009022549A1 (ja) * 2007-08-16 2009-02-19 Nippon Oil Corporation 光学フィルムの検査方法
JP2012127933A (ja) * 2010-12-16 2012-07-05 Ind Technol Res Inst 液晶パラメータ測定の方法及び装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009022549A1 (ja) * 2007-08-16 2009-02-19 Nippon Oil Corporation 光学フィルムの検査方法
JP2012127933A (ja) * 2010-12-16 2012-07-05 Ind Technol Res Inst 液晶パラメータ測定の方法及び装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001356072A (ja) プレチルト角検出方法及び検出装置
Xu et al. Effects of cell structure on the reflection of cholesteric liquid crystal displays
JPH02232625A (ja) カイラルスメクチック液晶素子ユニットおよびカイラルスメクチック液晶パネルの支持方法
JP2006337288A (ja) 液晶材料の物性測定方法及び物性測定システム
JP5311354B2 (ja) 液晶表示装置
Tanaka et al. Determination of director profile of twisted nematic liquid crystal cell with tilted surface alignment by renormalized transmission ellipsometry
Kimura et al. Offset of multiple-beam interference inside anisotropic multilayered structure: Determination of polar anchoring strength at nematic liquid crystal-wall interface
JP4303075B2 (ja) 液晶性材料の物性測定方法及び液晶性材料の物性測定装置
Wang et al. A simple method to measure pretilt angles of Inverse twisted Nematic Liquid Crystal cells
JP2778935B2 (ja) ネマチック液晶素子の方位角方向のアンカリングエネルギ−測定方法
Lyum et al. Study of ultra-small optical anisotropy profile of rubbed polyimide film by using transmission ellipsometry
Belyaev et al. Optical properties of hybrid liquid-crystal cells for various angles of incidence of light
Yoshida et al. Light behavior analysis of twisted nematic liquid crystal display
JP4202619B2 (ja) プレチルト角測定方法およびプレチルト角測定装置
Sergan et al. Application of commercially available liquid crystal polymer films for the improvement of color and viewing angle performance of twisted nematic devices
KR20080047689A (ko) 액정표시장치
Goda et al. Characterization of bistable hybrid-twisted nematic liquid crystal mode by means of renormalized transmission spectroscopic ellipsometry
Wang et al. P‐106: Pretilt Angles and Liquid‐Crystal Director‐Deformation Profiles of Inverse Twisted Nematic Liquid Crystal Cells
Gwag MEASUREMENT OF LIQUID CRYSTAL CELL PARAMETERS
JP2002341305A (ja) 界面評価方法および界面評価装置
Chiang et al. Entanglement-free determination of pretilt angles of twisted nematic liquid-crystal cells by phase measurement
McGinty Enhancing the Thermo-Optical Response of Nematic Liquid Crystals
Khan et al. 46.4: Ultra‐Thin O‐Polarizers' Superiority over E‐Polarizers for LCDs
JP2004028710A (ja) プレチルト角検出方法及びプレチルト角検出装置
JP2009063465A (ja) 液晶の物性測定方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20061206

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

A621 Written request for application examination

Effective date: 20080404

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20101125

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A762 Written abandonment of application

Effective date: 20110509

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

A521 Written amendment

Effective date: 20110520

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A521 Written amendment

Effective date: 20110523

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821