JPH09311006A - 二次元変位センサ及びこれを用いた二次元変位測定装置 - Google Patents

二次元変位センサ及びこれを用いた二次元変位測定装置

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JPH09311006A
JPH09311006A JP15027496A JP15027496A JPH09311006A JP H09311006 A JPH09311006 A JP H09311006A JP 15027496 A JP15027496 A JP 15027496A JP 15027496 A JP15027496 A JP 15027496A JP H09311006 A JPH09311006 A JP H09311006A
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    • B60G2400/00Indexing codes relating to detected, measured or calculated conditions or factors
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】二次元変位を自動的に測定できる二次元変位セ
ンサを提供する。 【解決手段】バンパと車体との面差や隙間などの二次元
変位を測定するセンサであって、バンパの被測定面に当
接される測定基準部12,14を有する第1のポスト1
0と、車体の被測定面に当接される測定基準部22,2
4を有する第2のポスト20と、これらを繋ぐ第1のリ
ンク30と第2のリンク40とを備える。回動軸P2
びP3 にはポテンショメータ50,60が設けられ、回
動軸の回動角を測定する。これらの部材により形成され
る三角形につき幾何学的計算を行い、第1のポスト10
及び第2のポスト20間の面差及び隙間を自動的に測定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二つの物体間の面
差や隙間などの二次元変位を自動的に測定することがで
きる二次元変位センサ、及びこれを用いた二次元変位測
定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】バンパーなどの自動車用外装樹脂部品
は、極高温又は極低温などの使用環境によっては熱変形
が生じるおそれがあることから、開発段階等において、
耐熱耐寒試験による品質評価が行われている。この種の
耐熱耐寒試験は、外装樹脂部品が装着された実車を例え
ば−40℃〜90℃の恒温室に入れ、極恒温及び極低温
における車体との面差や隙間寸法の変化状況を測定し、
外装樹脂部品の品質評価の一項目としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の耐熱
耐寒試験における面差や隙間は、測定者がゲージを用い
て直接測定していたので、−40℃前後の極低温や90
℃前後の極恒温の恒温室に測定者が入室しなければなら
なかった。かかる恒温室内に長時間入室していることは
きわめて困難であるため、測定に要する時間は極力短時
間とする必要があり、このため、測定部位を多くするこ
とや、慎重に測定して測定精度を高めることに制約が生
じていた。また、この種の耐熱耐寒試験は、極恒温や極
低温環境下で長時間行われ経時的な変化も測定する必要
があるが、恒温室への入室間隔も制約されるので、精度
の高い経時変化データを得ることが困難であった。
【0004】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、二次元変位を自動的に測定
できる二次元変位センサを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明の二次元変位センサは、二つ
の物体の任意断面における二次元変位を検出する二次元
変位センサであって、測定すべき二次元変位の前記一方
の物体の被測定面に、直接的又は間接的に当接可能な測
定基準部を有する第1のポストと、前記測定すべき二次
元変位の前記他方の物体の被測定面に、直接的又は間接
的に当接可能な測定基準部を有する第2のポストと、一
端が、前記任意断面の垂直軸廻りに相対的に回動可能と
なるように、前記第1のポストに軸着された第1のリン
クと、一端が、前記任意断面の垂直軸廻りに相対的に回
動可能となるように、前記第2のポストに軸着され、他
端が、前記任意断面の垂直軸廻りに相対的に回動可能と
なるように前記第1のリンクに軸着された第2のリンク
と、前記第1のポストと前記第1のリンクとの回動軸、
前記第2のポストと前記第2のリンクとの回動軸、及び
前記第1のリンクと前記第2のリンクとの回動軸のうち
少なくとも2つの回動軸の回動角をそれぞれ検出する第
1の角度検出手段及び第2の角度検出手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0006】この請求項1記載の二次元変位センサで
は、第1のポストの測定基準部を一方の物体の被測定面
に、第2のポストの測定基準部を他方の物体の被測定面
に直接的又は間接的に当接させ、このとき、第1のポス
トと第1のリンクとの回動軸(以下P1 ともいう)、第
2のポストと第2のリンクとの回動軸(以下P2 ともい
う)、及び第1のリンクと第2のリンクとの回動軸(以
下P3 ともいう)の3点で形成される三角形の幾何学的
性質を利用することにより、二つの物体の任意断面にお
ける二次元変位を検出する。
【0007】すなわち、測定すべき二つの物体の任意断
面における二次元変位は、その任意断面のX−Y平面に
おける2つの回動軸P1 ,P2 の座標で置き換えること
ができる。また、第1のリンク及び第2のリンクの長
さ、つまり三角形の2辺の長さはそれぞれ既知であり、
第1の角度検出手段及び第2の角度検出手段により三角
形の2つの内角が求められるので、幾何学的計算により
2つの回動軸P1 ,P2の点座標を求めることができ
る。したがって、本発明の二次元変位センサを用いれ
ば、測定すべき二次元変位を自動的に測定することがで
きる。
【0008】請求項1記載の二次元変位センサにおい
て、3つの回動軸P1 ,P2 ,P3 で形成される三角形
がどのような三角形であっても、幾何学的計算により二
次元変位を求めることができるが、請求項2記載の二次
元変位センサは、前記第1のポスト及び前記第1のリン
クの回動軸と、前記第2のポスト及び前記第2のリンク
の回動軸とが、前記測定すべき二次元変位方向に対して
非同一直線上に設けられていることを特徴とする。
【0009】測定すべき二次元変位によっては、三角形
の幾何学的な性質上、二次元変位が三角形の内角の変化
に大きく反映されないことも生じ得る。つまり、3つの
回動軸P1 ,P2 ,P3 で形成される三角形の形状によ
っては、二次元変位センサの感度が鈍くなることもある
が、この請求項2記載の二次元変位センサでは、感度が
鈍くなる範囲を避けて構成されているので、測定精度が
著しく向上することになる。
【0010】また、上記目的を達成するために、請求項
3記載の二次元変位測定装置は、請求項1又は2記載の
二次元変位センサと、前記二次元変位センサの第1の角
度検出手段及び第2の角度検出手段からの出力信号に基
づいて、前記測定すべき二次元変位を演算する演算手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0011】この請求項3記載の二次元変位測定装置で
は、上述した請求項1又は2記載の二次元変位センサを
備え、しかもこの二次元変位センサからの出力信号を演
算処理する演算手段をも備えているので、二次元変位の
測定を自動的に行うことができる。
【0012】
【発明の効果】請求項1記載の二次元変位センサによれ
ば、三角形の幾何学的性質を利用して計算により簡単に
二次元変位を求めることができるので、測定者による誤
差がなくなり測定精度が向上する。また、第1の角度検
出手段及び第2の角度検出手段からの出力により計算で
きるので、測定者が接近し難い環境であっても二次元変
位を容易に測定することができる。
【0013】請求項2記載の二次元変位センサによれ
ば、上述した請求項1記載の二次元変位センサの効果に
加え、測定感度が高くなり、測定精度が向上する。
【0014】請求項3記載の二次元変位測定装置によれ
ば、二次元変位センサからの出力に対して幾何学的計算
も自動的に行うので、測定部位を多くしたり、測定間隔
を短く設定することが可能となり、測定精度をより高め
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の二次元変位センサの
実施形態を示す斜視図、図2は同じく使用状態を示す斜
視図、図3及び図4は同じく二次元変位センサの測定原
理を説明するための正面図である。
【0016】図1に示すように、本実施形態の二次元変
位センサ100は、第1のポスト10及び第2のポスト
20、これらを接続する第1のリンク30及び第2のリ
ンク40から構成されている。
【0017】第1のポスト10は、測定すべき物体の一
方に固定される部材であって、第2のポスト20は測定
すべき物体の他方に固定される部材である。例えば、図
4に示すように、車体VとバンパBとの面差Mと隙間S
を測定する場合には、第1のポスト10は、当該第1の
ポスト10の測定基準部である底面12を例えば車体V
の平面部V1に当接させ、もう一つの測定基準部である
側面14を車体Vの垂直部V2に揃えて固定する。ま
た、第2のポスト20は、同図に示すように、当該第2
のポスト20の測定基準部である底面22を例えばバン
パBの平面部B1に当接させ、もう一つの測定基準部で
ある側面24をバンパBの垂直部B2に揃えて固定す
る。
【0018】このように、第1のポスト10及び第2の
ポスト20は、測定すべき面差M及び隙間Sの被測定面
V1,V2,B1,B2に、直接的又は間接的に当接可
能な測定基準部12,14,22,24を有しており、
本実施形態では、それぞれの底面12,22が被測定面
V1,B1に直接的に当接される測定基準部であり、そ
れぞれの側面14,24が被測定面V2,B2に間接的
に当接される測定基準部である。
【0019】第1のポスト10には、第1のリンク30
の一端が回動軸P1 を中心に回動可能に接続されてい
る。また、第2のポスト20には、第2のリンク40の
一端が回動軸P2 を中心に回動可能に接続されている。
さらに、第1のリンク30の他端と第2のリンク40の
他端も、それぞれの一端から等しい距離R(図4参照)
で、回動軸P3 を中心に回動可能に接続されている。こ
れら3つの回動軸P1 ,P2 ,P3 は、全て平行に設け
られており、これにより第1のポスト10、第2のポス
ト20、第1のリンク30及び第2のリンク40の4つ
の部材は、これら回動軸P1 ,P2 ,P3 に垂直な平面
PLに平行に移動することとなり、この平面PLが測定
すべき任意断面となって、この平面PL内のX方向の変
位とY方向の変位とが求められる。
【0020】また、本実施形態の二次元変位センサ10
0は、図3に示すように、第1のポスト10と第2のポ
スト20のそれぞれの測定基準面12,14,22,2
4を互いに揃えたときに、回動軸P1 及びP2 が測定変
位方向、すなわち同図に示すX−Y方向に沿う直線上に
位置しないように形成されている。これは測定感度をよ
り高めるためであり、その原理は後述する。
【0021】第2のポスト20と第2のリンク40との
回動軸P2には、この回動軸廻りの回動角ωを測定する
ために、第1の角度測定手段であるポテンショメータ5
0が設けられており、第1のリンク30と第2のリンク
40との回動軸P3 にも、この回動軸廻りの回動角ψを
測定するための第2の角度測定手段であるポテンショメ
ータ60が設けられている。これらのポテンショメータ
50,60は、回転角ω,ψが電圧差で出力されるもの
であり、それぞれの出力信号は、図2に示すようにデー
タ収集器70を介してパーソナルコンピュータ80に入
力される。
【0022】なお、本実施形態では、第1の角度検出手
段であるポテンショメータ50を第2のポスト20と第
2のリンク40との回動軸P2 に設けたが、この回動軸
2に設ける代わりに第1のポスト10と第1のリンク
30との回動軸P1 に設けても良い。また、第2の角度
検出手段であるポテンショメータ60も第1のリンク3
0と第2のリンク40との回動軸P3 にのみ限定され
ず、要するに、3つの回動軸P1 ,P2 ,P3 のうち少
なくとも2つの回動軸にポテンショメータ50,60が
設けられれば良い。
【0023】次に測定原理及び使用方法を説明する。図
4に示すように、車体VとバンパBとの面差M1 及び隙
間S1 を測定する場合について考える。回動軸P1 ,P
2 を結ぶ直線を斜辺とする直角三角形P12 Aを想定
し、斜辺の長さをL、角度P1 2 Aをθ、P1 Aの長
さをM、P2Aの長さをSとすると、
【数1】M=Lsinθ …(1) S=Lcosθ …(2) となる。
【0024】この長さMは、図3に示す基本状態におけ
る長さM0 に求めるべき面差M1 を加えた値であり、長
さSは、図3に示す基本状態における長さS0 に求める
べき隙間S1 を加えた値である。したがって、上記
(1)及び(2)式からM,Sが求められれば、M0
0 は既知であるので、目的とする面差M1 及び隙間S
1が求められる。
【数2】M1 =M−M0 …(3) S1 =S−S0 …(4)
【0025】図4に示すように、第1の角度検出手段で
あるポテンショメータ50により回動軸P2 廻りの回動
角ωが検出され、第2の角度検出手段であるポテンショ
メータ60により回動軸P3 廻りの回動角ψが検出され
る。また、回動軸P1 ,P3間の距離Rと回動軸P2
3 間の距離Rは等しいので、△P123 は常に二
等辺三角形となる。したがって、回動軸P1 ,P2 間の
距離Lは、二等辺三角形の頂角ψと等辺の長さRとを用
いて、下記(5)式により求められる。また、角度θを
ωとψで表すと、幾何学的関係より下記(6)式のよう
になる。
【数3】L=2Rsin(ψ/2) …(5) θ=ω−(π−ψ)/2 …(6)
【0026】これら(5)式及び(6)式に、既知の長
さRと、ポテンショメータ50,60による測定値を代
入すると、L及びθが求められ、これらL及びθを
(1)式及び(2)式に代入することにより、M及びS
が求められる。そして、これらM及びSを(3)式及び
(4)式に代入することにより目的とする面差M1 と、
隙間S1 とが求められる。
【0027】以上が本実施形態の二次元変位センサ10
0の測定原理であるが、この二次元変位センサ100
は、熱変形などの経時変化を測定する場合に用いて好ま
しい。例えば、極低温や極高温によるバンパの歪みを測
定する場合、図2に示すように、車体VとバンパBとの
間に本実施形態の二次元変位センサ100を複数取り付
け、それぞれの二次元変位センサ100のポテンショメ
ータ50,60からの出力信号をデータ収集器70で収
集する。このデータ収集器70で集められたデータは、
これに接続されたパーソナルコンピュータ80に入力さ
れ、上述した計算が瞬時に実行される。これにより、作
業環境の悪い恒温室に測定者が入室する必要がなくな
り、測定部位を多くしたり、或いは、極恒温や極低温環
境下での長時間にわたる経時的変化も測定することがで
き、精度の高いデータを得ることができる。
【0028】次に、本実施形態の二次元変位センサ10
0の感度について説明する。上述した(1)〜(6)式
より、ポテンショメータ50にて測定される角度ωと、
ポテンショメータ60にて測定される角度ψは、面差
M、隙間S及びリンク長さRを用いて下記のように表さ
れる。
【数4】 ψ=2sin-1{(M2+S21/2/2R} 2tan-1{(M2+S2)/(4R2−M2−S2)}1/2 …(7) ω=tan-1(M/S)+(π−ψ)/2 =tan-1(M/S)+π/2−sin-1{(M2+S21/2/2R} …(8)
【0029】面差Mによる角度ψの変化度合い、すなわ
ち感度は、ψをMで偏微分することで求められる。
【数5】 δψ/δM =[{1−(M2+S2)/4R2}{(M2+S2)/4R2}]1/2・M/2R2 …(9)
【0030】同様にして、隙間Sによる角度ψの感度
は、ψをSで偏微分することにより求められる。
【数6】 δψ/δS =[{1−(M2+S2)/4R2}{(M2+S2)/4R2}]1/2・S/2R2 …(10)
【0031】上記(9)及び(10)式において、δψ
/δM、δψ/δSの値が0近傍のときは、面差M及び
隙間Sが大きくても角度ψの変化は小さく、つまり感度
が鈍い。(9)式の両辺が0となるのは、1−(M2
2)/4R2=0又は M=0又はS=0の場合が考え
られる。
【0032】1−(M2+S2)/4R2=0のとき、す
なわちM2+S2=(2R)2のときは、M=S=0の点
を中心とした半径2Rの円周上を表しているが、半径が
2Rであるので第1及び第2のリンク30,40が伸び
きってψ=πとなる条件であり、実際の使用時において
は設計上使用できない状態である。したがって、感度が
鈍い領域を避けることができる。
【0033】また、M=0のときも角度ψの感度が鈍い
が、本実施形態の二次元変位センサ100では、上述し
たようにM=0となる領域を避け、予めM0の値を与え
ているので、最も感度が鈍い領域での測定が行われるこ
とがない。つまり、第2のポスト20を第1のポスト1
0に対して面差が下側になる物体に装着する限り、M=
0となることはないので、感度が鈍くなることはない。
【0034】さらに、S=0のときも角度ψの感度が鈍
くなるが、図3に示すように、第1のポスト10と第2
のポスト20の厚さがある限り、実際的にS=0となる
場合はなく、したがって、感度が鈍くなることはない。
【0035】このように、本実施形態の二次元変位セン
サ100では、ポテンショメータ50,60の感度をも
考慮しているので、面差Mや隙間Sに対する応答性が良
く、測定精度が著しく向上することになる。
【0036】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二次元変位センサの実施形態を示す斜
視図である。
【図2】本発明の二次元変位センサ及び二次元変位測定
装置の使用状態を示す斜視図である。
【図3】図1の二次元変位センサを示す正面図である。
【図4】図1の二次元変位センサの測定原理を説明する
ための正面図である。
【符号の説明】
10…第1のポスト 12…測定基準部 14…測定基準部 20…第2のポスト 22…測定基準部 23…測定基準部 30…第1のリンク 40…第2のリンク 50…ポテンショメータ(第1の角度検出手段) 60…ポテンショメータ(第2の角度検出手段) P1 ,P2 ,P3 …回動軸 PL…断面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二つの物体の任意断面における二次元変位
    を検出する二次元変位センサであって、 測定すべき二次元変位の前記一方の物体の被測定面に、
    直接的又は間接的に当接可能な測定基準部を有する第1
    のポストと、 前記測定すべき二次元変位の前記他方の物体の被測定面
    に、直接的又は間接的に当接可能な測定基準部を有する
    第2のポストと、 一端が、前記任意断面の垂直軸廻りに相対的に回動可能
    となるように、前記第1のポストに軸着された第1のリ
    ンクと、 一端が、前記任意断面の垂直軸廻りに相対的に回動可能
    となるように、前記第2のポストに軸着され、他端が、
    前記任意断面の垂直軸廻りに相対的に回動可能となるよ
    うに前記第1のリンクに軸着された第2のリンクと、 前記第1のポストと前記第1のリンクとの回動軸、前記
    第2のポストと前記第2のリンクとの回動軸、及び前記
    第1のリンクと前記第2のリンクとの回動軸のうち少な
    くとも2つの回動軸の回動角をそれぞれ検出する第1の
    角度検出手段及び第2の角度検出手段と、を備えたこと
    を特徴とする二次元変位センサ。
  2. 【請求項2】前記第1のポスト及び前記第1のリンクの
    回動軸と、前記第2のポスト及び前記第2のリンクの回
    動軸とが、前記測定すべき二次元変位方向に対して非同
    一直線上に設けられていることを特徴とする請求項1記
    載の二次元変位センサ。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の二次元変位センサ
    と、 前記二次元変位センサの第1の角度検出手段及び第2の
    角度検出手段からの出力信号に基づいて、前記測定すべ
    き二次元変位を演算する演算手段と、を備えたことを特
    徴とする二次元変位測定装置。
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