JPH0931042A - カルバモイルメチルウレア誘導体含有医薬組成物及びカルバモイルメチルウレア誘導体の製造中間体 - Google Patents
カルバモイルメチルウレア誘導体含有医薬組成物及びカルバモイルメチルウレア誘導体の製造中間体Info
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- JPH0931042A JPH0931042A JP7182716A JP18271695A JPH0931042A JP H0931042 A JPH0931042 A JP H0931042A JP 7182716 A JP7182716 A JP 7182716A JP 18271695 A JP18271695 A JP 18271695A JP H0931042 A JPH0931042 A JP H0931042A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 CCK−A受容体に関連する副作用が回避さ
れた、ガストリン受容体によって制御される生理学的機
能障害によって誘発される疾患の治療に有用な医薬を開
発する。 【解決手段】 式(I): (式中、R1は水素又は低級アルキル;R2は低級アル
コキシ、低級アルキルアミノ、低級シクロアルキル、置
換されていてもよいフェニル又は置換されていてもよい
複素環;R3は置換されていてもよいフェニル;R4は
置換されていてもよいフェニル、置換されていてもよい
シクロアルキル、置換されていてもよいアルキル又は置
換されていてもよい複素環を表す)で示される化合物又
はその製薬上許容される塩を含有する医薬組成物。
れた、ガストリン受容体によって制御される生理学的機
能障害によって誘発される疾患の治療に有用な医薬を開
発する。 【解決手段】 式(I): (式中、R1は水素又は低級アルキル;R2は低級アル
コキシ、低級アルキルアミノ、低級シクロアルキル、置
換されていてもよいフェニル又は置換されていてもよい
複素環;R3は置換されていてもよいフェニル;R4は
置換されていてもよいフェニル、置換されていてもよい
シクロアルキル、置換されていてもよいアルキル又は置
換されていてもよい複素環を表す)で示される化合物又
はその製薬上許容される塩を含有する医薬組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガストリン及び/
又はCCK−Bに拮抗してそれらの受容体と特異的に結
合し得るカルバモイルメチルウレア誘導体を含有する、
これらガストリン及び/又はCCK−B受容体に関連し
た疾患の治療のための医薬組成物、並びに該カルバモイ
ルメチルウレア誘導体の製造に有用な中間体化合物及び
その製法に関する。
又はCCK−Bに拮抗してそれらの受容体と特異的に結
合し得るカルバモイルメチルウレア誘導体を含有する、
これらガストリン及び/又はCCK−B受容体に関連し
た疾患の治療のための医薬組成物、並びに該カルバモイ
ルメチルウレア誘導体の製造に有用な中間体化合物及び
その製法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】ガストリン及びコレシ
ストキニン(CCK)はいわゆるガストリン群消化管ペ
プチドホルモンに属する生理活性物質である。ガストリ
ン受容体は、上部消化管全体、すい臓、肝臓及び胆道系
等にも存在するが、主に胃底腺壁細胞に存在し、胃酸分
泌を調節している。一方CCK受容体は消化管など末梢
に存在するもの(CCK−A受容体と呼ばれる)と、脳
内に存在する中枢性のもの(CCK−B受容体と呼ばれ
る)との2種類が知られ、前者は消化管運動及び膵液分
泌、後者は中枢作用、食欲等の調節に関与している。従
って、ガストリン及び/又はCCKと拮抗して、これら
の受容体と特異的に結合し得る化合物は、ヒトを含む様
々な動物の消化管及び中枢神経系における、それぞれの
ペプチドホルモン受容体に関連した疾患の治療に有効で
あることが期待されてきた。例えば、そのような化合物
は抗腫瘍薬、あるいは膵炎や胆嚢炎の治療薬、胆石発作
を軽減するための薬物、食欲改善剤、感応性腸症候群
(irritable Bowel Syndrome)の治療薬として有用と考
えられている。一方、消化管及び中枢における受容体に
関する研究の結果、これらの消化管ペプチドホルモンの
生理活性物質としての重要性も明らかにされている
[「脳とペプチド」代謝、Vol.18、 No.10、 33−44 (198
1);J. Hughus,G. Woodruff, D. Horwell, A. McKnight
及びD.Hill, “Gastrin" J. H. Walsh編, Rovan Press,
Ltd., New York 1993, p.169-186;F. Makovec, Drugs
of the Future, 18, 919 (1993);特開昭63-238069号
公報;EP 167,919; US 4820834;EP 284,256; US 500474
1]。
ストキニン(CCK)はいわゆるガストリン群消化管ペ
プチドホルモンに属する生理活性物質である。ガストリ
ン受容体は、上部消化管全体、すい臓、肝臓及び胆道系
等にも存在するが、主に胃底腺壁細胞に存在し、胃酸分
泌を調節している。一方CCK受容体は消化管など末梢
に存在するもの(CCK−A受容体と呼ばれる)と、脳
内に存在する中枢性のもの(CCK−B受容体と呼ばれ
る)との2種類が知られ、前者は消化管運動及び膵液分
泌、後者は中枢作用、食欲等の調節に関与している。従
って、ガストリン及び/又はCCKと拮抗して、これら
の受容体と特異的に結合し得る化合物は、ヒトを含む様
々な動物の消化管及び中枢神経系における、それぞれの
ペプチドホルモン受容体に関連した疾患の治療に有効で
あることが期待されてきた。例えば、そのような化合物
は抗腫瘍薬、あるいは膵炎や胆嚢炎の治療薬、胆石発作
を軽減するための薬物、食欲改善剤、感応性腸症候群
(irritable Bowel Syndrome)の治療薬として有用と考
えられている。一方、消化管及び中枢における受容体に
関する研究の結果、これらの消化管ペプチドホルモンの
生理活性物質としての重要性も明らかにされている
[「脳とペプチド」代謝、Vol.18、 No.10、 33−44 (198
1);J. Hughus,G. Woodruff, D. Horwell, A. McKnight
及びD.Hill, “Gastrin" J. H. Walsh編, Rovan Press,
Ltd., New York 1993, p.169-186;F. Makovec, Drugs
of the Future, 18, 919 (1993);特開昭63-238069号
公報;EP 167,919; US 4820834;EP 284,256; US 500474
1]。
【0003】例えば、胃、十二指腸潰瘍、ゾリンガー−
エリソン症候群、幽門洞G細胞過形成、及びガストリン
活性低下等のガストリン関連疾患の,治療には、ガスト
リン受容体に特異的な拮抗薬が有用と考えられ、胃並び
に十二指腸潰瘍の治療におけるガストリン受容体−特異
的拮抗薬の有用性が指摘されている[代謝29/七、199
2;R. Eissele, H. Patberg, H. Koop, W. Krack, W. L
orenz, A. T. McKnight及びR. Arnold, Gastroenterolo
gy, 103, 1596 (1992)等]。一方、CCK−B受容体拮
抗作用が、オピオイド受容体と特異的に拮抗するオピオ
イド系薬物(硫酸モルヒネ、塩酸モルヒネ等のモルフィ
ン誘導体等)による鎮痛作用の増強と持続に有用である
との報告もある[Drugs of the future 18,919 (1993);
Proc. Natl. Acad. Sci. USA, Vol. 87, P.71, 05 Sep
tember 1990, Neurobiology]。
エリソン症候群、幽門洞G細胞過形成、及びガストリン
活性低下等のガストリン関連疾患の,治療には、ガスト
リン受容体に特異的な拮抗薬が有用と考えられ、胃並び
に十二指腸潰瘍の治療におけるガストリン受容体−特異
的拮抗薬の有用性が指摘されている[代謝29/七、199
2;R. Eissele, H. Patberg, H. Koop, W. Krack, W. L
orenz, A. T. McKnight及びR. Arnold, Gastroenterolo
gy, 103, 1596 (1992)等]。一方、CCK−B受容体拮
抗作用が、オピオイド受容体と特異的に拮抗するオピオ
イド系薬物(硫酸モルヒネ、塩酸モルヒネ等のモルフィ
ン誘導体等)による鎮痛作用の増強と持続に有用である
との報告もある[Drugs of the future 18,919 (1993);
Proc. Natl. Acad. Sci. USA, Vol. 87, P.71, 05 Sep
tember 1990, Neurobiology]。
【0004】従来、上記の治療に有用な化合物として
は、例えば、ガストリン受容体又はCCK受容体に対す
る拮抗作用を有する、閉環型ベンゾジアゼピン系化合物
[例えば特開昭63-238069号公報記載のL-365,260,WO
92/11246号記載のYM022、及び国際出願WO93/14074
及びWO93/14075記載の化合物]や閉環型化合物[マー
チンら(Martin J. Drysdale et al.)の J.Med.
Chem. 35:2573-2581(1992)記載のCI-988、Drugs of
the Future 1993,18(10)記載のRP72540、及びJ.ph
armacol.Exp.Ther.264,480(1993)記載のLY-28851
3]等が報告されている。
は、例えば、ガストリン受容体又はCCK受容体に対す
る拮抗作用を有する、閉環型ベンゾジアゼピン系化合物
[例えば特開昭63-238069号公報記載のL-365,260,WO
92/11246号記載のYM022、及び国際出願WO93/14074
及びWO93/14075記載の化合物]や閉環型化合物[マー
チンら(Martin J. Drysdale et al.)の J.Med.
Chem. 35:2573-2581(1992)記載のCI-988、Drugs of
the Future 1993,18(10)記載のRP72540、及びJ.ph
armacol.Exp.Ther.264,480(1993)記載のLY-28851
3]等が報告されている。
【0005】しかしながら、従来、提供されている化合
物は各レセプターに対する特異性が低かったり、具体的
薬理データを欠くものも多々あり、臨床適用が可能なガ
ストリン受容体拮抗作用を持つ潰瘍治療剤は、未だ提供
されていない。従って、より効率良く治療を行うために
は、各ペプチドホルモンの受容体のサブタイプを相互に
区別し、目的とする受容体と優先的に結合する化合物を
含有する医薬の開発が必要であった。また、従来、ウレ
ア誘導体の合成方法としてカルボニルジイミダゾールを
用いる方法は公知(JOURNAL OF MEDICAL CHEMISTRY,199
5,Vol 38,No.6)であるが、その反応は基質特異性が高
く他の化合物への応用は必ずしも容易ではなかった。
物は各レセプターに対する特異性が低かったり、具体的
薬理データを欠くものも多々あり、臨床適用が可能なガ
ストリン受容体拮抗作用を持つ潰瘍治療剤は、未だ提供
されていない。従って、より効率良く治療を行うために
は、各ペプチドホルモンの受容体のサブタイプを相互に
区別し、目的とする受容体と優先的に結合する化合物を
含有する医薬の開発が必要であった。また、従来、ウレ
ア誘導体の合成方法としてカルボニルジイミダゾールを
用いる方法は公知(JOURNAL OF MEDICAL CHEMISTRY,199
5,Vol 38,No.6)であるが、その反応は基質特異性が高
く他の化合物への応用は必ずしも容易ではなかった。
【0006】
【発明が解決するための課題】本発明者らは、上記の事
情に鑑み、ガストリン受容体及び/又はCCK−B受容
体に対して、選択的で強い親和性を有するが、CCK−
A受容体に対する親和性は十分に低い化合物を開発する
ことを目的として鋭意研究を重ねた結果、ある種のカル
バモイルメチルウレア誘導体が、上記の目的の達成に有
用であることを見い出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、式(I):
情に鑑み、ガストリン受容体及び/又はCCK−B受容
体に対して、選択的で強い親和性を有するが、CCK−
A受容体に対する親和性は十分に低い化合物を開発する
ことを目的として鋭意研究を重ねた結果、ある種のカル
バモイルメチルウレア誘導体が、上記の目的の達成に有
用であることを見い出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、式(I):
【化5】 (式中、R1は水素又は低級アルキル;R2は低級アルコ
キシ、低級アルキルアミノ、低級シクロアルキル、置換
されていてもよいフェニル又は置換されていてもよい複
素環;R3は置換されていてもよいフェニル;R4は置換
されていてもよいフェニル、置換されていてもよいシク
ロアルキル、置換されていてもよいアルキル又は置換さ
れていてもよい複素環を表す)で示される化合物又はそ
の製薬上許容される塩を含有する医薬組成物を提供する
ものである。本発明の目的には、上記の定義に従う全化
合物が適するが、中でも、式(I)において、R1は水
素、R2は低級アルコキシ又は低級アルキルアミノ、と
りわけt−ブトキシ、R3は置換されていていもよいフ
ェニル、とりわけカルボキシフェニル、R4は置換され
ていてもよいフェニル、とりわけフェニルであることが
好ましい。
キシ、低級アルキルアミノ、低級シクロアルキル、置換
されていてもよいフェニル又は置換されていてもよい複
素環;R3は置換されていてもよいフェニル;R4は置換
されていてもよいフェニル、置換されていてもよいシク
ロアルキル、置換されていてもよいアルキル又は置換さ
れていてもよい複素環を表す)で示される化合物又はそ
の製薬上許容される塩を含有する医薬組成物を提供する
ものである。本発明の目的には、上記の定義に従う全化
合物が適するが、中でも、式(I)において、R1は水
素、R2は低級アルコキシ又は低級アルキルアミノ、と
りわけt−ブトキシ、R3は置換されていていもよいフ
ェニル、とりわけカルボキシフェニル、R4は置換され
ていてもよいフェニル、とりわけフェニルであることが
好ましい。
【0007】以下、本発明を更に詳しく説明する。本明
細書中、「ガストリン受容体拮抗薬」又は「CCK−B
受容体拮抗薬」という語句は、ガストリン受容体又はC
CK−B受容体と、それぞれの天然のリガンド(ガスト
リン又はCCK−B)との結合を競合的に阻害する化合
物を指し、「ガストリン拮抗薬」又は「CCK−B拮抗
薬」と相互変換可能に用いられるものとする。化合物
(I)は、ガストリン受容体及び/又はCCK−B受容
体に対して強い親和性を有し、その結果、これら受容体
の天然のリガンドと拮抗して、該受容体と特異的に結合
するものであることから、上記の定義に従い、「ガスト
リン受容体拮抗薬」又は「CCK−B受容体拮抗薬」と
表現されることもある。
細書中、「ガストリン受容体拮抗薬」又は「CCK−B
受容体拮抗薬」という語句は、ガストリン受容体又はC
CK−B受容体と、それぞれの天然のリガンド(ガスト
リン又はCCK−B)との結合を競合的に阻害する化合
物を指し、「ガストリン拮抗薬」又は「CCK−B拮抗
薬」と相互変換可能に用いられるものとする。化合物
(I)は、ガストリン受容体及び/又はCCK−B受容
体に対して強い親和性を有し、その結果、これら受容体
の天然のリガンドと拮抗して、該受容体と特異的に結合
するものであることから、上記の定義に従い、「ガスト
リン受容体拮抗薬」又は「CCK−B受容体拮抗薬」と
表現されることもある。
【0008】上記と同様の理由で、「ガストリン受容体
拮抗作用」又は「CCK−B受容体拮抗作用」なる語句
と、「ガストリン拮抗作用」又は「CCK−B拮抗作
用」なる語句も相互変換可能に用いられる。化合物
(I)における用語を以下のように定義する。「アルキ
ル」とはC1〜C10の直鎖又は分枝状の炭化水素基を意
味し、下記の低級アルキルに加えて、オクチル、ノニ
ル、デシルなどが例示される。「低級アルキル」とは、
C1〜C8の直鎖又は分技状の炭化水素基を意味し、メチ
ル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチ
ル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、i−ペン
チル、ネオペンチル、s−ペンチル、t−ペンチル、n
−ヘキシル、ネオヘキシル、i−ヘキシル、s−ヘキシ
ル、t−ヘキシル、ヘプチル及びオクチル等が例示され
る。好ましくは、C1〜C3の炭化水素基である。
拮抗作用」又は「CCK−B受容体拮抗作用」なる語句
と、「ガストリン拮抗作用」又は「CCK−B拮抗作
用」なる語句も相互変換可能に用いられる。化合物
(I)における用語を以下のように定義する。「アルキ
ル」とはC1〜C10の直鎖又は分枝状の炭化水素基を意
味し、下記の低級アルキルに加えて、オクチル、ノニ
ル、デシルなどが例示される。「低級アルキル」とは、
C1〜C8の直鎖又は分技状の炭化水素基を意味し、メチ
ル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチ
ル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、i−ペン
チル、ネオペンチル、s−ペンチル、t−ペンチル、n
−ヘキシル、ネオヘキシル、i−ヘキシル、s−ヘキシ
ル、t−ヘキシル、ヘプチル及びオクチル等が例示され
る。好ましくは、C1〜C3の炭化水素基である。
【0009】「低級シクロアルキル」とは、C3〜C7、
好ましくは、C3〜C5のシクロアルキルを意味し、シク
ロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘ
キシル、シクロヘプチル等が例示される。「低級アルコ
キシ」とは、C1〜C6の直鎖又は分技状のアルコキシ基
を意味し、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−
プロポキシ、n−ブトキシ、s−ブトキシ、t−ブトキ
シ、n−ペンチルオキシ、i−ペンチルオキシ、ネオペ
ンチルオキシ、s−ペンチルオキシ、t−ペンチルオキ
シ、n−ヘキシルオキシ、ネオヘキシルオキシ、i−ヘ
キシルオキシ、s−ヘキシルオキシ、及びt−ヘキシル
オキシ等が例示される。好ましくは、C1〜C4のアルコ
キシ基であり、特にt−ブトキシが好ましい。
好ましくは、C3〜C5のシクロアルキルを意味し、シク
ロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘ
キシル、シクロヘプチル等が例示される。「低級アルコ
キシ」とは、C1〜C6の直鎖又は分技状のアルコキシ基
を意味し、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−
プロポキシ、n−ブトキシ、s−ブトキシ、t−ブトキ
シ、n−ペンチルオキシ、i−ペンチルオキシ、ネオペ
ンチルオキシ、s−ペンチルオキシ、t−ペンチルオキ
シ、n−ヘキシルオキシ、ネオヘキシルオキシ、i−ヘ
キシルオキシ、s−ヘキシルオキシ、及びt−ヘキシル
オキシ等が例示される。好ましくは、C1〜C4のアルコ
キシ基であり、特にt−ブトキシが好ましい。
【0010】「低級アルキルアミノ」とは、上記低級ア
ルキル基がアミノ基で置換されることにより形成される
基を指し、例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、n−
プロピルアミノ、i−プロピルアミノ、n−ブチルアミ
ノ、t−ブチルアミノ等を挙げることができる。「複素
環」とは、芳香族系及び非芳香族系複素環の両方を意味
し、O、S及びNから独立して選択される1又はそれ以
上の数の同一又は異なるヘテロ原子を有する5−7員の
環を意味する。そのような芳香族系複素環の例として、
フリル、チエニル、テトラゾリル、ピロリル、ピラゾリ
ル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、ピリジ
ニル、オキサジニル又はトリアジニルを挙げることがで
きる。また非芳香族系複素環の例として、ピロリジニ
ル、チアゾリジニル、オキサゾリジニル、イミダゾリジ
ニル、チアゾリニル、オキサゾリニル、イミダゾリニ
ル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオ
モルホリニル、オキサジアゾリル及びジオキサニルを挙
げることができる。
ルキル基がアミノ基で置換されることにより形成される
基を指し、例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、n−
プロピルアミノ、i−プロピルアミノ、n−ブチルアミ
ノ、t−ブチルアミノ等を挙げることができる。「複素
環」とは、芳香族系及び非芳香族系複素環の両方を意味
し、O、S及びNから独立して選択される1又はそれ以
上の数の同一又は異なるヘテロ原子を有する5−7員の
環を意味する。そのような芳香族系複素環の例として、
フリル、チエニル、テトラゾリル、ピロリル、ピラゾリ
ル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、ピリジ
ニル、オキサジニル又はトリアジニルを挙げることがで
きる。また非芳香族系複素環の例として、ピロリジニ
ル、チアゾリジニル、オキサゾリジニル、イミダゾリジ
ニル、チアゾリニル、オキサゾリニル、イミダゾリニ
ル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオ
モルホリニル、オキサジアゾリル及びジオキサニルを挙
げることができる。
【0011】R2の定義における「複素環」としては、
特にピロリジニル、モリホリニル等が好ましく、R4の
定義における「複素環」としては、特にN原子を含有す
るもので、とりわけアミノ保護基により保護されていて
もよいピペリジニルが好ましい。R2の定義において、
「置換されていてもよいフェニル」における置換基とし
ては、アミノ、ヒドロキシ、ハロゲン、低級アルキル、
ハロゲン化低級アルキル等が例示され、これらを1〜3
個、オルト、メタ、パラ位のいずれの位置に有していて
もよい。「ハロゲン」とは、臭素、塩素、フッ素、ヨウ
素を意味する。R2の定義において、「置換されていて
もよい複素環」における置換基としては、アミノ、ヒド
ロキシ、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲン化低級アル
キル等が例示され、これらを1〜3個有していてもよ
い。
特にピロリジニル、モリホリニル等が好ましく、R4の
定義における「複素環」としては、特にN原子を含有す
るもので、とりわけアミノ保護基により保護されていて
もよいピペリジニルが好ましい。R2の定義において、
「置換されていてもよいフェニル」における置換基とし
ては、アミノ、ヒドロキシ、ハロゲン、低級アルキル、
ハロゲン化低級アルキル等が例示され、これらを1〜3
個、オルト、メタ、パラ位のいずれの位置に有していて
もよい。「ハロゲン」とは、臭素、塩素、フッ素、ヨウ
素を意味する。R2の定義において、「置換されていて
もよい複素環」における置換基としては、アミノ、ヒド
ロキシ、ハロゲン、低級アルキル、ハロゲン化低級アル
キル等が例示され、これらを1〜3個有していてもよ
い。
【0012】R3の定義において、「置換されていても
よいフェニル」における置換基としては、ハロゲン、シ
アノ、低級アルコキシ、低級アルキル、ハロゲン化アル
キル、又は−R5−(CH2)n−R6{R5は単結合、−O
−、−S−又は−S(O)−、R6は芳香族複素環又は−
COOR7[R7は、水素、低級アルキル、低級アルケニ
ル(例えばアリル)又はアラルキル]、nは0〜3の整
数を表す}、NO2、NH2、OH、SMe、CONH、
OCF3、CH2CN、CH2OH、CH2OMe、CH2
NH2等が例示され、好ましくは、−COOR7である。
これらは、オルト、メタ、パラ位のいずれに置換してい
てもよい。「アラルキル」とは、アルキル基にアリール
基が置換して形成される基であって、ベンジル、フェニ
ルエチル、メチルベンジル、ナフチルメチル等を意味す
るが、特にベンジルが好ましい。R4の定義において、
「置換されていてもよいフェニル」、「置換されていて
もよいアルキル」、「置換されていてもよい複素環」又
は「置換されていてもよいシクロアルキル」における置
換基としては、アミノ、ヒドロキシ、ハロゲン、低級ア
ルキル、ハロゲン化低級アルキル、低級アルコキシ等の
電子吸引性又は電子供与性の基が例示され、これらを1
〜3個、オルト、メタ、パラ位のいずれの位置に有して
いてもよい。
よいフェニル」における置換基としては、ハロゲン、シ
アノ、低級アルコキシ、低級アルキル、ハロゲン化アル
キル、又は−R5−(CH2)n−R6{R5は単結合、−O
−、−S−又は−S(O)−、R6は芳香族複素環又は−
COOR7[R7は、水素、低級アルキル、低級アルケニ
ル(例えばアリル)又はアラルキル]、nは0〜3の整
数を表す}、NO2、NH2、OH、SMe、CONH、
OCF3、CH2CN、CH2OH、CH2OMe、CH2
NH2等が例示され、好ましくは、−COOR7である。
これらは、オルト、メタ、パラ位のいずれに置換してい
てもよい。「アラルキル」とは、アルキル基にアリール
基が置換して形成される基であって、ベンジル、フェニ
ルエチル、メチルベンジル、ナフチルメチル等を意味す
るが、特にベンジルが好ましい。R4の定義において、
「置換されていてもよいフェニル」、「置換されていて
もよいアルキル」、「置換されていてもよい複素環」又
は「置換されていてもよいシクロアルキル」における置
換基としては、アミノ、ヒドロキシ、ハロゲン、低級ア
ルキル、ハロゲン化低級アルキル、低級アルコキシ等の
電子吸引性又は電子供与性の基が例示され、これらを1
〜3個、オルト、メタ、パラ位のいずれの位置に有して
いてもよい。
【0013】「ハロゲン化アルキル」又は「ハロゲン化
低級アルキル」とは、上記のアルキル基又は低級アルキ
ル基にハロゲン原子が、好ましくは、1〜3個置換した
ものを意味し、−CF3、−CHF2、−CH2F、−C
H2CCl3、−CH2CHClCH3等が例示される。化
合物(I)は、当業者既知の方法を組み合わせて製造す
ることができる。以下に、代表的な方法を示すが、該方
法に限定されるものではない。
低級アルキル」とは、上記のアルキル基又は低級アルキ
ル基にハロゲン原子が、好ましくは、1〜3個置換した
ものを意味し、−CF3、−CHF2、−CH2F、−C
H2CCl3、−CH2CHClCH3等が例示される。化
合物(I)は、当業者既知の方法を組み合わせて製造す
ることができる。以下に、代表的な方法を示すが、該方
法に限定されるものではない。
【0014】方法1:
【化6】 (式中、R1、R2、R3及びR4は上記定義に従い、Xは
ハロゲンを表す。)
ハロゲンを表す。)
【0015】式(II)で示される2−置換アニリン誘導
体と、所望によりN−保護された式(III)で示される
ウレア型化合物との反応は、通常のカップリング反応の
条件下で行う。該カップリング反応は常法に従い、1)
カップリング試薬、例えばジシクロヘキシルカボジイミ
ド、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカ
ルボジイミド等を用いて直接反応させる;2)アミノ酸
(III)を塩化チオニルと反応させて酸クロリドとし、
続いてケトン体(II)と反応させる;あるいは3)アミ
ノ酸(III)をエチルクロロカルボネート等と反応させ
て、活性エステルを合成し、続いてケトン体(II)と反
応させるなどの任意の方法で行うことができる。次い
で、生成物を、例えば、臭化水素の酢酸溶液処理などの
常法により適宜脱保護する。
体と、所望によりN−保護された式(III)で示される
ウレア型化合物との反応は、通常のカップリング反応の
条件下で行う。該カップリング反応は常法に従い、1)
カップリング試薬、例えばジシクロヘキシルカボジイミ
ド、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカ
ルボジイミド等を用いて直接反応させる;2)アミノ酸
(III)を塩化チオニルと反応させて酸クロリドとし、
続いてケトン体(II)と反応させる;あるいは3)アミ
ノ酸(III)をエチルクロロカルボネート等と反応させ
て、活性エステルを合成し、続いてケトン体(II)と反
応させるなどの任意の方法で行うことができる。次い
で、生成物を、例えば、臭化水素の酢酸溶液処理などの
常法により適宜脱保護する。
【0016】得られたアミド化合物(IV)と、式:R2
COCH2Xで示されるハロゲン化物(V)の反応は、
適当な塩基、例えば、アルカリ金属の水酸化物(NaO
H等)や、炭酸塩(K2CO3)の存在下で、ジメチルホ
ルムアミド等の溶媒中で反応させることにより行う。反
応生成物(I)は、さらに置換基R3を適宜修飾するこ
とにより、これも本発明の目的に有用な他の化合物
(I)に誘導される。最終生成物は、当該技術分野で用
いられる常套の精製手段、酢酸エチル等の有機溶媒によ
る抽出、乾燥、濃縮、クロマトグラフィー、適当な溶媒
からの結晶化等によって、精製することができる。
COCH2Xで示されるハロゲン化物(V)の反応は、
適当な塩基、例えば、アルカリ金属の水酸化物(NaO
H等)や、炭酸塩(K2CO3)の存在下で、ジメチルホ
ルムアミド等の溶媒中で反応させることにより行う。反
応生成物(I)は、さらに置換基R3を適宜修飾するこ
とにより、これも本発明の目的に有用な他の化合物
(I)に誘導される。最終生成物は、当該技術分野で用
いられる常套の精製手段、酢酸エチル等の有機溶媒によ
る抽出、乾燥、濃縮、クロマトグラフィー、適当な溶媒
からの結晶化等によって、精製することができる。
【0017】式(III)で示されるウレア型化合物は、
当業者既知の方法で製造されるが、以下の方法により、
効率良く製造することができる。即ち、式(A):
当業者既知の方法で製造されるが、以下の方法により、
効率良く製造することができる。即ち、式(A):
【化7】 (式中、R9は水素又はカルボキシ保護基を表す)で示
されるアニリン誘導体とカルボニルジイミダゾール(C
DI)とを反応させ、その反応生成物に、式(B):
されるアニリン誘導体とカルボニルジイミダゾール(C
DI)とを反応させ、その反応生成物に、式(B):
【化8】 (式中、R1は水素又は低級アルキル、R10は水素又は
カルボキシ保護基を表す)で示されるグリシン又はその
誘導体を反応させて式(C):
カルボキシ保護基を表す)で示されるグリシン又はその
誘導体を反応させて式(C):
【化9】 (式中、R1、R9及びR10は上記定義と同意義である)
で示される化合物を得ることができる。本反応を効率よ
く行うためには、化合物(A)及び化合物(B)におけ
るカルボキシ基を保護しておくのが好ましい。R9及び
R10におけるカルボキシ保護基としては、例えば、Theo
dora W.Greene著の“Protective Groups in Organic Sy
nthesis”等に記載の当業者公知のものを幅広く使用す
ることができるが、好ましくは、低級アルキル(メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル等)、アルキルシリル
(トリメチルシリル、t−ブチルジメチルシリル等)、
アリル基等である。 (反応条件)カルボニルジイミダゾールは、アニリン誘
導体(A)に対して、好ましくは1〜5当量、更に好ま
しくは、1.2〜2当量使用すればよい。化合物(B)
は、アニリン誘導体(A)に対して、好ましくは1〜5
当量、更に好ましくは、1.2〜2当量使用すればよ
い。反応溶媒としては、アミド類(ジメチルホルムアミ
ド等)、ニトリル類(アセトニトリル等)、ハロゲン化
炭化水素類(塩化メチレン等)等が例示される。反応温
度は、約0〜100℃、好ましくは約10〜50℃であ
る。本反応後、所望により、化合物(C)を当業者公知
の脱保護反応(例えば、水素化分解等)に付して、R9
及び/又はR10が水素である化合物(C)が得られる場
合もあるが、この態様も本発明の範囲内である。また、
例えば、R10がアルキルシリルである化合物(C)を用
いた場合には反応中及び/又は後処理(分液、抽出、洗
浄、乾燥、濃縮、濾過等)段階において自動的に脱保護
されてR10が水素である化合物(C)が得られる。尚、
化合物(C)において、R9=R10=水素である場合や
R10=アリルである場合は新規化合物である。本発明は
また、上記化合物(C)及びその製造方法を提供するも
のである。
で示される化合物を得ることができる。本反応を効率よ
く行うためには、化合物(A)及び化合物(B)におけ
るカルボキシ基を保護しておくのが好ましい。R9及び
R10におけるカルボキシ保護基としては、例えば、Theo
dora W.Greene著の“Protective Groups in Organic Sy
nthesis”等に記載の当業者公知のものを幅広く使用す
ることができるが、好ましくは、低級アルキル(メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル等)、アルキルシリル
(トリメチルシリル、t−ブチルジメチルシリル等)、
アリル基等である。 (反応条件)カルボニルジイミダゾールは、アニリン誘
導体(A)に対して、好ましくは1〜5当量、更に好ま
しくは、1.2〜2当量使用すればよい。化合物(B)
は、アニリン誘導体(A)に対して、好ましくは1〜5
当量、更に好ましくは、1.2〜2当量使用すればよ
い。反応溶媒としては、アミド類(ジメチルホルムアミ
ド等)、ニトリル類(アセトニトリル等)、ハロゲン化
炭化水素類(塩化メチレン等)等が例示される。反応温
度は、約0〜100℃、好ましくは約10〜50℃であ
る。本反応後、所望により、化合物(C)を当業者公知
の脱保護反応(例えば、水素化分解等)に付して、R9
及び/又はR10が水素である化合物(C)が得られる場
合もあるが、この態様も本発明の範囲内である。また、
例えば、R10がアルキルシリルである化合物(C)を用
いた場合には反応中及び/又は後処理(分液、抽出、洗
浄、乾燥、濃縮、濾過等)段階において自動的に脱保護
されてR10が水素である化合物(C)が得られる。尚、
化合物(C)において、R9=R10=水素である場合や
R10=アリルである場合は新規化合物である。本発明は
また、上記化合物(C)及びその製造方法を提供するも
のである。
【0018】方法2
【化10】 (式中、R1、R2、R3、R4及びXは上記定義に従
う。) 該方法2の出発物質であるアミノ体(VI)は、例え
ば、上記の式(II)で示されるケトン体に、適当な側鎖
R1を有するN−保護アミノ酸誘導体を反応させ、次い
で脱保護することにより得られる。ケトン体(II)とN
−保護アミノ酸誘導体との反応及び脱保護は、上記の方
法1と同様、通常のカップリング反応及び脱保護の条件
下で行う。アミノ体(VI)と式(VII)で示されるイソ
シアナート誘導体との反応は、室温で適当な溶媒中両者
を混合する事により行う。次いで、方法1と同様にアミ
ド(IV)とハロゲン化物(V)とを反応させて式(I)
の化合物を得、所望により適宜修飾し、本発明の他の化
合物(I)を誘導する。さらに、以下の反応式で示され
る方法によっても製造することができる。
う。) 該方法2の出発物質であるアミノ体(VI)は、例え
ば、上記の式(II)で示されるケトン体に、適当な側鎖
R1を有するN−保護アミノ酸誘導体を反応させ、次い
で脱保護することにより得られる。ケトン体(II)とN
−保護アミノ酸誘導体との反応及び脱保護は、上記の方
法1と同様、通常のカップリング反応及び脱保護の条件
下で行う。アミノ体(VI)と式(VII)で示されるイソ
シアナート誘導体との反応は、室温で適当な溶媒中両者
を混合する事により行う。次いで、方法1と同様にアミ
ド(IV)とハロゲン化物(V)とを反応させて式(I)
の化合物を得、所望により適宜修飾し、本発明の他の化
合物(I)を誘導する。さらに、以下の反応式で示され
る方法によっても製造することができる。
【0019】方法3
【化11】 (式中、R1、R2、R3、R4及びXは上記定義に従い、
Lは低級アルキルを表す。)。出発原料(VIII)は、オ
ルトヨードアニリンとCbzグリシンをカップリングし
て得られるアミド化合物を脱保護することにより得る。
化合物(VIII)とイソシアナート誘導体(VII)を、室
温でトリエチルアミン等の塩基の存在下、適当な溶媒中
で反応させる。次に、方法1と同様にアミド(IX)とハ
ロゲン化物(V)とを反応させてヨード体(X)を合成
する。ヨード体(X)をtrans−ベンジルクロロビ
ストリフェニルホスフィンパラジウムと塩化テトラエチ
ルアンモニウム触媒の存在下に、ヘキサアルキルジチン
と反応させて、アルキルスズ化合物(XI)を得る。該ス
ズ化合物(XI)と酸クロリドを、ジクロロビスアセトニ
トリルパラジウム触媒の存在下に反応させて、化合物
(I)を得る。
Lは低級アルキルを表す。)。出発原料(VIII)は、オ
ルトヨードアニリンとCbzグリシンをカップリングし
て得られるアミド化合物を脱保護することにより得る。
化合物(VIII)とイソシアナート誘導体(VII)を、室
温でトリエチルアミン等の塩基の存在下、適当な溶媒中
で反応させる。次に、方法1と同様にアミド(IX)とハ
ロゲン化物(V)とを反応させてヨード体(X)を合成
する。ヨード体(X)をtrans−ベンジルクロロビ
ストリフェニルホスフィンパラジウムと塩化テトラエチ
ルアンモニウム触媒の存在下に、ヘキサアルキルジチン
と反応させて、アルキルスズ化合物(XI)を得る。該ス
ズ化合物(XI)と酸クロリドを、ジクロロビスアセトニ
トリルパラジウム触媒の存在下に反応させて、化合物
(I)を得る。
【0020】方法4
【化12】 (式中、R1、R2、R3、R4、L及びXは上記定義に従
い、Cbzはベンジルオキシカルボニルを表す) ヨード体(VIII')を方法3と同様にヘキサアルキルジ
チンと反応させてアルキルスズ化合物(XII)を得る。
次に化合物(XII)を酸クロリドと反応させてケトン体
(XIII)を得、脱保護してアミン体(XIII')を得る。
アミン体(XIII')とin situで合成したイソシアナート
を混合することによりウレア化合物(XV)を得、次いで
ハロゲン化合物(V)を方法1と同様に反応させて化合
物(I)を得る。上記の各方法は、化合物(I)の製造
に適した方法の数例にすぎず、適当な出発物質と当該技
術分野で既知の任意の方法を組み合わせて化合物(I)
を製造することは可能であり、そのような方法で製造さ
れた化合物(I)も本発明範囲に包含される。
い、Cbzはベンジルオキシカルボニルを表す) ヨード体(VIII')を方法3と同様にヘキサアルキルジ
チンと反応させてアルキルスズ化合物(XII)を得る。
次に化合物(XII)を酸クロリドと反応させてケトン体
(XIII)を得、脱保護してアミン体(XIII')を得る。
アミン体(XIII')とin situで合成したイソシアナート
を混合することによりウレア化合物(XV)を得、次いで
ハロゲン化合物(V)を方法1と同様に反応させて化合
物(I)を得る。上記の各方法は、化合物(I)の製造
に適した方法の数例にすぎず、適当な出発物質と当該技
術分野で既知の任意の方法を組み合わせて化合物(I)
を製造することは可能であり、そのような方法で製造さ
れた化合物(I)も本発明範囲に包含される。
【0021】化合物(I)は、常用の無機酸又は有機
酸、あるいは無機塩基又は有機塩基と塩を形成する。化
合物(I)の塩には、例えばナトリウム、カリウム等の
アルカリ金属又はカルシウム、マグネシウム等のアルカ
リ土類金属との塩;例えばアンモニウム、トリメチルア
ミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、ジシク
ロヘキシルアミン、N,N'−ジベンジルエチレンジアミ
ン塩等の有機塩基との塩;例えば酢酸、マレイン酸、酒
石酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ギ酸、
トルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸との
塩;例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、燐酸等の無機酸と
の塩;例えばアルギニン、アスパラギン酸、グルタミン
酸等のアミノ酸との塩等が含まれる。好適な塩類は常用
の無機性塩類である。 本発明のカルバモイルメチルウ
レア誘導体(I)の抗酸分泌作用は、インビボ実験(Sc
hild法;実験例1参照)で明らかにされた。次に、種々
の化合物について、インビトロでガストリン受容体拮抗
作用及びCCK−B受容体拮抗作用を調べたところ、カ
ルバモイルメチルウレア誘導体(I)が、これらの2種
類の作用を有することが示された(実験例2参照)。こ
れらの実験の結果から、カルバモイルメチルウレア誘導
体(I)が、抗酸分泌作用を有し、CCK−A受容体と
の間に十分な作用分離性のある、優れたガストリン受容
体及び/又はCCK−B受容体拮抗薬であることが明ら
かになった。
酸、あるいは無機塩基又は有機塩基と塩を形成する。化
合物(I)の塩には、例えばナトリウム、カリウム等の
アルカリ金属又はカルシウム、マグネシウム等のアルカ
リ土類金属との塩;例えばアンモニウム、トリメチルア
ミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、ジシク
ロヘキシルアミン、N,N'−ジベンジルエチレンジアミ
ン塩等の有機塩基との塩;例えば酢酸、マレイン酸、酒
石酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ギ酸、
トルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸との
塩;例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、燐酸等の無機酸と
の塩;例えばアルギニン、アスパラギン酸、グルタミン
酸等のアミノ酸との塩等が含まれる。好適な塩類は常用
の無機性塩類である。 本発明のカルバモイルメチルウ
レア誘導体(I)の抗酸分泌作用は、インビボ実験(Sc
hild法;実験例1参照)で明らかにされた。次に、種々
の化合物について、インビトロでガストリン受容体拮抗
作用及びCCK−B受容体拮抗作用を調べたところ、カ
ルバモイルメチルウレア誘導体(I)が、これらの2種
類の作用を有することが示された(実験例2参照)。こ
れらの実験の結果から、カルバモイルメチルウレア誘導
体(I)が、抗酸分泌作用を有し、CCK−A受容体と
の間に十分な作用分離性のある、優れたガストリン受容
体及び/又はCCK−B受容体拮抗薬であることが明ら
かになった。
【0022】このように、化合物(I)のカルバモイル
メチルウレア誘導体及びその塩は、ガストリン受容体及
び/又はCCK−B受容体に対して強い親和性を有し、
又、インビボでのペンタガストリン刺激による酸分泌に
対する抑制作用をも有する。従って、該カルバモイルメ
チルウレア誘導体とその塩は、CCK−A受容体に関連
する副作用を誘発することのない、ガストリン受容体に
よって制御される生理学的機能障害によって誘発される
疾患、特に胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎、逆流性食道
炎、Zollinger-Ellison症候群の治療薬として有用であ
る。更に、オピオイド系薬物により生ずる鎮痛作用(オ
ピオイド誘発性鎮痛作用)を、増強又は持続させる作用
も有していると考えられ、それらの鎮痛剤との併用効果
も期待される。従って、本発明は、式(I)で示される
化合物と、製剤的に許容される担体、賦形剤等とを含有
する医薬組成物を提供するものである。さらに詳しく
は、本発明は、治療有効量の化合物(I)と、製剤的に
許容される担体とを含有し、CCK−A受容体に関連す
る副作用を誘発することなく、ガストリン受容体によっ
て制御される生理学的機能障害によって誘発される疾
患、特に胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎、逆流性食道炎、
Zollinger-Ellison症候群の治療薬として有用な医薬組
成物を提供するものである。
メチルウレア誘導体及びその塩は、ガストリン受容体及
び/又はCCK−B受容体に対して強い親和性を有し、
又、インビボでのペンタガストリン刺激による酸分泌に
対する抑制作用をも有する。従って、該カルバモイルメ
チルウレア誘導体とその塩は、CCK−A受容体に関連
する副作用を誘発することのない、ガストリン受容体に
よって制御される生理学的機能障害によって誘発される
疾患、特に胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎、逆流性食道
炎、Zollinger-Ellison症候群の治療薬として有用であ
る。更に、オピオイド系薬物により生ずる鎮痛作用(オ
ピオイド誘発性鎮痛作用)を、増強又は持続させる作用
も有していると考えられ、それらの鎮痛剤との併用効果
も期待される。従って、本発明は、式(I)で示される
化合物と、製剤的に許容される担体、賦形剤等とを含有
する医薬組成物を提供するものである。さらに詳しく
は、本発明は、治療有効量の化合物(I)と、製剤的に
許容される担体とを含有し、CCK−A受容体に関連す
る副作用を誘発することなく、ガストリン受容体によっ
て制御される生理学的機能障害によって誘発される疾
患、特に胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎、逆流性食道炎、
Zollinger-Ellison症候群の治療薬として有用な医薬組
成物を提供するものである。
【0023】また、本発明は、治療有効量の化合物
(I)と、製剤的に許容される担体とを含有し、CCK
−A受容体に関連する副作用を誘発することなく、CC
K−B受容体によって制御される生理学的機能障害によ
って誘発される中枢神経系の障害の治療に有効であり、
例えば、食欲調節系の障害によって誘発される疾患の治
療薬、又は抗不安剤として有用な医薬組成物を提供する
ものである。更に、化合物(I)は、オピオイド系薬物
により生ずる鎮痛作用を増強又は持続させる作用を有し
ていると考えられ、それらの鎮痛剤との併用効果も期待
される。化合物(I)は、単独で、あるいは他の薬物と
併用して用いることができる。併用治療は、当業者既知
の方法で、薬理学的に許容し得る任意の1以上の活性成
分と混合して1つの医薬組成物とするか、あるいは、連
続的に投与することにより、行うことができる。
(I)と、製剤的に許容される担体とを含有し、CCK
−A受容体に関連する副作用を誘発することなく、CC
K−B受容体によって制御される生理学的機能障害によ
って誘発される中枢神経系の障害の治療に有効であり、
例えば、食欲調節系の障害によって誘発される疾患の治
療薬、又は抗不安剤として有用な医薬組成物を提供する
ものである。更に、化合物(I)は、オピオイド系薬物
により生ずる鎮痛作用を増強又は持続させる作用を有し
ていると考えられ、それらの鎮痛剤との併用効果も期待
される。化合物(I)は、単独で、あるいは他の薬物と
併用して用いることができる。併用治療は、当業者既知
の方法で、薬理学的に許容し得る任意の1以上の活性成
分と混合して1つの医薬組成物とするか、あるいは、連
続的に投与することにより、行うことができる。
【0024】化合物(I)を含有する医薬組成物は、経口
的又は非経口的に投与することができる。経口投与によ
る場合、本発明の医薬組成物は通常の製剤、例えば、錠
剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤等の固形剤;水剤;油性
懸濁剤;又はシロップ剤もしくはエリキシル剤等の液剤
のいずれかの剤形であり得る。非経口投与の場合、水性
又は油性懸濁注射剤として用いることができる。その調
製に際しては、慣用の賦形剤、結合剤、滑沢剤、水性溶
剤、油性溶剤、乳化剤、懸濁化剤等のいずれも用いるこ
とができ、また他の添加剤、例えば保存剤、安定剤等を
含むものであってもよい。化合物の投与量は、投与方
法、患者の年齢、体重、状態及び疾患の種類によっても
異なるが、通常、経口投与の場合、成人1日当り、約5
〜500mg、好ましくは、約10〜200mg、さら
に好ましくは、約20〜100mgを1〜2回に分割し
て投与すればよい。非経口投与の場合、成人1日当り、
約1〜20mg、好ましくは、約2〜10mgを、好まし
くは1〜2回に分割して投与すればよい。
的又は非経口的に投与することができる。経口投与によ
る場合、本発明の医薬組成物は通常の製剤、例えば、錠
剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤等の固形剤;水剤;油性
懸濁剤;又はシロップ剤もしくはエリキシル剤等の液剤
のいずれかの剤形であり得る。非経口投与の場合、水性
又は油性懸濁注射剤として用いることができる。その調
製に際しては、慣用の賦形剤、結合剤、滑沢剤、水性溶
剤、油性溶剤、乳化剤、懸濁化剤等のいずれも用いるこ
とができ、また他の添加剤、例えば保存剤、安定剤等を
含むものであってもよい。化合物の投与量は、投与方
法、患者の年齢、体重、状態及び疾患の種類によっても
異なるが、通常、経口投与の場合、成人1日当り、約5
〜500mg、好ましくは、約10〜200mg、さら
に好ましくは、約20〜100mgを1〜2回に分割し
て投与すればよい。非経口投与の場合、成人1日当り、
約1〜20mg、好ましくは、約2〜10mgを、好まし
くは1〜2回に分割して投与すればよい。
【0025】以下に実施例を挙げて本発明を詳しく説明
するが、これらは単なる例示にすぎず、本発明の範囲を
制限するものではない。
するが、これらは単なる例示にすぎず、本発明の範囲を
制限するものではない。
【化13】
【0026】製造例1 2−(ベンジルオキシカルボニ
ルグリシルアミノ)ベンゾフェノン 2a1) トリエチルア
ミン(26 ml)を、2-アミノベンゾフェノン(12 g, 60.8 m
mol)、 N-ベンジルオキシカルボニル(Cbz)グリシン(1
2.73 g, 60.8 m mole)、1-(3-ジメチルアミノプロピル)
-3-エチルカルボジイミド塩酸塩(12.25 g, 63.9 m mol)
及び1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(1.07 g, 7.9 m m
ol)のテトラヒドロフラン(250 ml)の混合物の中へ、氷
冷下に滴下する。混合物を1夜、室温で撹拌する。水に
注いで得られた混合物を、酢酸エチルで抽出する。抽出
液を減圧下に留去する。残渣を2-プロパノールから再結
晶する。収率 65% 。mp 115-117 ℃。 IR ν max (KBr): 3306,1693,1637,1538,1534,1521 cm
-1 NMR (CDCl3) δ: 4.07 (2H,d,J=5.8Hz), 5.17 (2H,s),
5.52 (1H,br.s), 7.1-7.69 (9H,m), 8.63 (1H,d,J=8.6
Hz), 11.36 (1H,br.s) 元素分析(C23H20N2O4として) 計算値 C, 71.12; H, 5.19; N, 7.21 実測値: C, 71.35; H, 5.36; N, 7.28
ルグリシルアミノ)ベンゾフェノン 2a1) トリエチルア
ミン(26 ml)を、2-アミノベンゾフェノン(12 g, 60.8 m
mol)、 N-ベンジルオキシカルボニル(Cbz)グリシン(1
2.73 g, 60.8 m mole)、1-(3-ジメチルアミノプロピル)
-3-エチルカルボジイミド塩酸塩(12.25 g, 63.9 m mol)
及び1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(1.07 g, 7.9 m m
ol)のテトラヒドロフラン(250 ml)の混合物の中へ、氷
冷下に滴下する。混合物を1夜、室温で撹拌する。水に
注いで得られた混合物を、酢酸エチルで抽出する。抽出
液を減圧下に留去する。残渣を2-プロパノールから再結
晶する。収率 65% 。mp 115-117 ℃。 IR ν max (KBr): 3306,1693,1637,1538,1534,1521 cm
-1 NMR (CDCl3) δ: 4.07 (2H,d,J=5.8Hz), 5.17 (2H,s),
5.52 (1H,br.s), 7.1-7.69 (9H,m), 8.63 (1H,d,J=8.6
Hz), 11.36 (1H,br.s) 元素分析(C23H20N2O4として) 計算値 C, 71.12; H, 5.19; N, 7.21 実測値: C, 71.35; H, 5.36; N, 7.28
【0027】2) N-ベンジルオキシカルボニルグリシン
(12.6 g, 60 m mol) のヘキサメチルホスホニルトリア
ミド(70 ml) とアセトニトリル (20 ml) の溶液に -4〜
5 ℃でチオニルクロリド (4 ml, 55 m mol) を撹拌下に
滴下した後、 -5 ℃ でさらに 10 分間撹拌する。反応
液に2-アミノベンゾフェノン (9.86 g, 50 m mol) を5
回に分けて加えた後、室温で 3 時間撹拌する。反応液
を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エ
チルで抽出する。有機層を水洗、乾燥(硫酸マグネシウ
ム)した後、減圧濃縮する。得られた粗生成物をジクロ
ロメタンとヘキサンより結晶化して表記化合物 2a (18.
89 g, 97.3%) を得る。
(12.6 g, 60 m mol) のヘキサメチルホスホニルトリア
ミド(70 ml) とアセトニトリル (20 ml) の溶液に -4〜
5 ℃でチオニルクロリド (4 ml, 55 m mol) を撹拌下に
滴下した後、 -5 ℃ でさらに 10 分間撹拌する。反応
液に2-アミノベンゾフェノン (9.86 g, 50 m mol) を5
回に分けて加えた後、室温で 3 時間撹拌する。反応液
を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エ
チルで抽出する。有機層を水洗、乾燥(硫酸マグネシウ
ム)した後、減圧濃縮する。得られた粗生成物をジクロ
ロメタンとヘキサンより結晶化して表記化合物 2a (18.
89 g, 97.3%) を得る。
【0028】製造例2 (−)−及び (+)−2−(ベンジ
ルオキシカルボニルアラニルアミノ)ベンゾフェノン 2
b, 2c N-ベンジルオキシカルボニル-L-アラニンを用いて上記
製造例1と同様に処理し、(-)-2b体を得る。収率 74.
0% 。 mp 95 ℃。 [α] D 24 -16.7 (c 1.046, CHCl3 ) IR ν max (KBr): 3290,1728,1697,1585,1512 cm-1 NMR (CDCl3) δ: 1.52 (3H,d,J=7.0Hz), 4.45 (1H,
m), 5.14 (2H,s), 5.45 (1H,d,J=5.0Hz), 7.12 (1H,dt,
J=1.8,8.0Hz), 7.2-7.7 (13H,m), 8.65 (1H,d, J=10.0H
z) 元素分析(C24H22N2O4として) 計算値: C, 71.63; H, 5.51; N, 6.96 実測値: C, 71.64; H, 5.49; N, 6.99 (+)-体 (化合物 2c)も、N-ベンジルオキシカルボニル-
d-アラニンを出発物質とし、(-)-体(化合物2b)と同様に
合成する。 [a]D 23 +13.6 (c 1.01, CHCl3)。
ルオキシカルボニルアラニルアミノ)ベンゾフェノン 2
b, 2c N-ベンジルオキシカルボニル-L-アラニンを用いて上記
製造例1と同様に処理し、(-)-2b体を得る。収率 74.
0% 。 mp 95 ℃。 [α] D 24 -16.7 (c 1.046, CHCl3 ) IR ν max (KBr): 3290,1728,1697,1585,1512 cm-1 NMR (CDCl3) δ: 1.52 (3H,d,J=7.0Hz), 4.45 (1H,
m), 5.14 (2H,s), 5.45 (1H,d,J=5.0Hz), 7.12 (1H,dt,
J=1.8,8.0Hz), 7.2-7.7 (13H,m), 8.65 (1H,d, J=10.0H
z) 元素分析(C24H22N2O4として) 計算値: C, 71.63; H, 5.51; N, 6.96 実測値: C, 71.64; H, 5.49; N, 6.99 (+)-体 (化合物 2c)も、N-ベンジルオキシカルボニル-
d-アラニンを出発物質とし、(-)-体(化合物2b)と同様に
合成する。 [a]D 23 +13.6 (c 1.01, CHCl3)。
【0029】製造例3 2−(グリシルアミノ)ベンゾフ
ェノン ハイドロブロミド 3a 製造例1で得た、N−ベンジルオキシカルボニル誘導体
(2a, 3.13 g, 8.06 mmol) と30% 臭化水素酸の酢酸溶
液の混合物を1時間撹拌する。過剰のエーテルを加え、
生じた沈殿を濾取する。エーテルで洗浄した後、乾燥し
て臭化水素酸塩(化合物3a) 2.50 g (92%)を得る。 NMR (CDCl3) δ: 3.42 (2H,br.s), 4.11 (2H,br.s),
6.95 (1H,t,J= 7.8Hz), 7.3-8.22 (9H,m), 10.80 (1H,b
r.s)
ェノン ハイドロブロミド 3a 製造例1で得た、N−ベンジルオキシカルボニル誘導体
(2a, 3.13 g, 8.06 mmol) と30% 臭化水素酸の酢酸溶
液の混合物を1時間撹拌する。過剰のエーテルを加え、
生じた沈殿を濾取する。エーテルで洗浄した後、乾燥し
て臭化水素酸塩(化合物3a) 2.50 g (92%)を得る。 NMR (CDCl3) δ: 3.42 (2H,br.s), 4.11 (2H,br.s),
6.95 (1H,t,J= 7.8Hz), 7.3-8.22 (9H,m), 10.80 (1H,b
r.s)
【0030】製造例4 (−)−及び (+)−2−(アラニ
ルアミノ)ベンゾフェノン ハイドロブロミド 3b 及び 3
c 製造例2で調製した 化合物 2b 及び 2c を出発物質と
し、上記製造例3と同様に処理し、目的の化合物3b及び
3cを得る。
ルアミノ)ベンゾフェノン ハイドロブロミド 3b 及び 3
c 製造例2で調製した 化合物 2b 及び 2c を出発物質と
し、上記製造例3と同様に処理し、目的の化合物3b及び
3cを得る。
【0031】製造例5 2−(N'−(m−トリル)ウレイ
ドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン 4a m-トリルイソシアナート(0.846 g, 6.35 m mol)のジメ
チルホルムアミド(3 ml)溶液を、製造例3で調製した塩
3a (1.937 g, 5.78 m mol)のジメチルホルムアミド(8
ml)溶液に加える。トリエチルアミン(32 ml)を0 ℃で加
える。混合物を0℃で30分、次いで室温で一夜撹拌す
る。水、次いで10%塩酸を加える。混合物を酢酸エチル
で抽出する。抽出物を水洗、乾燥(硫酸ナトリウム)
後、減圧下に溶媒を留去する。残渣をアセトニトリルか
ら再結晶し、目的化合物 4a (1.39g; 収率 62%)を得
る。 IR ν max (KBr): 3310,1684,1639,1590,1523 cm-1 NMR (CDCl3) δ: 2.21 (3H,s), 4.07 (2H,d,J=5.4Hz),
5.93 (1H,t,J=5.7Hz),6.83 (1H,m), 7.07-7.65 (13H,
m), 8.56 (1H,d,J=8.8Hz), 11.20(1H,s) 元素分析(C23H21N3O3として) 計算値: C, 71.30; H, 5.46; N, 10.85 実測値: C, 71.45; H, 5.54; N, 10.90
ドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン 4a m-トリルイソシアナート(0.846 g, 6.35 m mol)のジメ
チルホルムアミド(3 ml)溶液を、製造例3で調製した塩
3a (1.937 g, 5.78 m mol)のジメチルホルムアミド(8
ml)溶液に加える。トリエチルアミン(32 ml)を0 ℃で加
える。混合物を0℃で30分、次いで室温で一夜撹拌す
る。水、次いで10%塩酸を加える。混合物を酢酸エチル
で抽出する。抽出物を水洗、乾燥(硫酸ナトリウム)
後、減圧下に溶媒を留去する。残渣をアセトニトリルか
ら再結晶し、目的化合物 4a (1.39g; 収率 62%)を得
る。 IR ν max (KBr): 3310,1684,1639,1590,1523 cm-1 NMR (CDCl3) δ: 2.21 (3H,s), 4.07 (2H,d,J=5.4Hz),
5.93 (1H,t,J=5.7Hz),6.83 (1H,m), 7.07-7.65 (13H,
m), 8.56 (1H,d,J=8.8Hz), 11.20(1H,s) 元素分析(C23H21N3O3として) 計算値: C, 71.30; H, 5.46; N, 10.85 実測値: C, 71.45; H, 5.54; N, 10.90
【0032】製造例6 (+)−及び (−)−2−(1−
(N'−(m−トリル)ウレイド)エチルカルバモイル)ベン
ゾフェノン 4b, 4c 製造例4で調製した化合物 3b及び3cを出発物質として
用い、製造例5と同様に処理することにより、対応する
化合物4b及び4cを得る。化合物(4b) 収率 75.0%; mp 160 ℃ [α]D 23 +18.8 (c 1.075, CHCl3) IR ν max (nujol): 3298,1683,1651,1636,1582,1552
cm-1 NMR (CDCl3) δ: 1.45 (3H,d,J=7.0Hz), 2.19 (3H,
s), 4.61 (1H,qui,J=7.0Hz), 5.95 (1H,br.s), 6.79 (1
H,br.s), 7.0-7.7 (12H,m), 8.55 (1H,d,J=8.6Hz),11.3
2 (1H,s) 元素分析(C24H23N3O3として) 計算値: C, 71.80; H, 5.77; N, 10.49 実測値: C, 71.63; H, 5.88; N, 10.55化合物(4c) [a]D 23 −21.6 (c 1.012, CH
Cl3)
(N'−(m−トリル)ウレイド)エチルカルバモイル)ベン
ゾフェノン 4b, 4c 製造例4で調製した化合物 3b及び3cを出発物質として
用い、製造例5と同様に処理することにより、対応する
化合物4b及び4cを得る。化合物(4b) 収率 75.0%; mp 160 ℃ [α]D 23 +18.8 (c 1.075, CHCl3) IR ν max (nujol): 3298,1683,1651,1636,1582,1552
cm-1 NMR (CDCl3) δ: 1.45 (3H,d,J=7.0Hz), 2.19 (3H,
s), 4.61 (1H,qui,J=7.0Hz), 5.95 (1H,br.s), 6.79 (1
H,br.s), 7.0-7.7 (12H,m), 8.55 (1H,d,J=8.6Hz),11.3
2 (1H,s) 元素分析(C24H23N3O3として) 計算値: C, 71.80; H, 5.77; N, 10.49 実測値: C, 71.63; H, 5.88; N, 10.55化合物(4c) [a]D 23 −21.6 (c 1.012, CH
Cl3)
【0033】
【化14】
【0034】製造例7 2−(N'−(m−(ベンジルオ
キシカルボニル)フェニル)ウレイドメチルカルバモイ
ル)ベンゾフェノン 6a 製造例3で調製した化合物 3a と対応するイソシアナー
トを用い、製造例5の方法と同様にして調製する。mp 1
57-159 ℃ IR ν max (KBr): 3360,1720,1680,1635,1584,1560,15
20 cm-1 NMR (DMSO-d6) δ: 3.74 (2H,d,J=5.2Hz), 5.33 (2H,
s), 6.51(1H,br.s), 7.20-7.70 (16H,m), 7.88 (1H,d,J
=8.8Hz), 8.06 (1H,br.s), 9.13 (1H,s), 10.53 (1H,s) 元素分析(C30H25N3O5として) 計算値: C, 71.00; H, 4.97; N, 8.28 実測値: C, 71.15; H, 5.06; N, 8.30
キシカルボニル)フェニル)ウレイドメチルカルバモイ
ル)ベンゾフェノン 6a 製造例3で調製した化合物 3a と対応するイソシアナー
トを用い、製造例5の方法と同様にして調製する。mp 1
57-159 ℃ IR ν max (KBr): 3360,1720,1680,1635,1584,1560,15
20 cm-1 NMR (DMSO-d6) δ: 3.74 (2H,d,J=5.2Hz), 5.33 (2H,
s), 6.51(1H,br.s), 7.20-7.70 (16H,m), 7.88 (1H,d,J
=8.8Hz), 8.06 (1H,br.s), 9.13 (1H,s), 10.53 (1H,s) 元素分析(C30H25N3O5として) 計算値: C, 71.00; H, 4.97; N, 8.28 実測値: C, 71.15; H, 5.06; N, 8.30
【0035】製造例8 2−(N'−(m−(2−プロペニ
ルオキシカルボニル)フェニル)ウレイドメチルカルバモ
イル)ベンゾフェノン 6b 製造例7と同様、化合物 3a と対応するイソシアナート
から合成する。mp 68-71℃。 IRνmax (KBr):3350,1718,1692,1659,1595,1580,1557,
1520 cm-1 NMR (CDCl3) δ: 4.12 (2H,d,J=5.6Hz), 4.77 (2H,d,
J=5.6Hz), 5.20-5.43 (2H,m), 5.88-6.10 (2H,m), 7.04
-7.18 (3H,m), 7.36-7.70 (10H,m),7.90 (1H,br.s), 8.
54 (1H,d,J=8.6Hz) 元素分析(C26H23N3O5として) 計算値: C, 68.26; H, 5.07; N, 9.19 実測値: C, 68.30; H, 5.19; N, 9.16
ルオキシカルボニル)フェニル)ウレイドメチルカルバモ
イル)ベンゾフェノン 6b 製造例7と同様、化合物 3a と対応するイソシアナート
から合成する。mp 68-71℃。 IRνmax (KBr):3350,1718,1692,1659,1595,1580,1557,
1520 cm-1 NMR (CDCl3) δ: 4.12 (2H,d,J=5.6Hz), 4.77 (2H,d,
J=5.6Hz), 5.20-5.43 (2H,m), 5.88-6.10 (2H,m), 7.04
-7.18 (3H,m), 7.36-7.70 (10H,m),7.90 (1H,br.s), 8.
54 (1H,d,J=8.6Hz) 元素分析(C26H23N3O5として) 計算値: C, 68.26; H, 5.07; N, 9.19 実測値: C, 68.30; H, 5.19; N, 9.16
【0036】製造例9 2−(N'−(m−(2−プロペニ
ルオキシカルボニルメチル)フェニル)ウレイドメチルカ
ルバモイル)ベンゾフェノン 6c 製造例7と同様、化合物 3a と対応するイソシアナート
から合成する。mp 125-127 ℃。 IR ν max (KBr): 3330,1740,1682,1639,1600,1560,15
20 cm-1 NMR (CDCl3) δ: 3.55 (2H,s), 4.08 (2H,d,J=5.8H
z), 4.56 (2H,d,J=5.8Hz),5.13-5.32(2H,m), 6.91-5.98
(2H,m), 6.91-6.99 (1H,m), 7.05-7.32 (6H,m),7.38-
7.70 (7H,m), 8.57 (1H,d,J=8.6Hz) 元素分析(C27H25N3O5として) 計算値: C, 68.78; H, 5.34; N, 8.91 実測値: C, 68.89; H, 5.46; N, 8.88
ルオキシカルボニルメチル)フェニル)ウレイドメチルカ
ルバモイル)ベンゾフェノン 6c 製造例7と同様、化合物 3a と対応するイソシアナート
から合成する。mp 125-127 ℃。 IR ν max (KBr): 3330,1740,1682,1639,1600,1560,15
20 cm-1 NMR (CDCl3) δ: 3.55 (2H,s), 4.08 (2H,d,J=5.8H
z), 4.56 (2H,d,J=5.8Hz),5.13-5.32(2H,m), 6.91-5.98
(2H,m), 6.91-6.99 (1H,m), 7.05-7.32 (6H,m),7.38-
7.70 (7H,m), 8.57 (1H,d,J=8.6Hz) 元素分析(C27H25N3O5として) 計算値: C, 68.78; H, 5.34; N, 8.91 実測値: C, 68.89; H, 5.46; N, 8.88
【0037】製造例10 2−(N'−(m−(2−プロペ
ニルオキシカルボニルメチルオキシ)フェニル)−ウレイ
ドメチルカルバモイル)ベンゾフェノン 6d 製造例7と同様、化合物 3a と対応するイソシアナート
から合成する。mp 147-149 ℃。 IR νmax(KBr):3330,1748,1680,1653,1638,1605,1563,
1530,1500 cm-1 NMR (CDCl3)δ:4.11 (2H,d,J=5.8 Hz), 4.58 (2H,s),
5.18-5.37 (2H,m),5.70-5.99 (2H,m), 6.60 (1H,dd,J=
7.6,2.6 Hz), 6.90 (1H,d,J=9.0Hz), 7.05-7.18 (4H,
m), 7.40-7.71 (7H,m), 8.59 (1H,d,J=10.0Hz), 11.28
(1H,s) 元素分析(C27H25N3O6として) 計算値: C, 66.52; H, 5.17; N, 8.62 実測値: C, 66.54; H, 5.25; N, 8.66
ニルオキシカルボニルメチルオキシ)フェニル)−ウレイ
ドメチルカルバモイル)ベンゾフェノン 6d 製造例7と同様、化合物 3a と対応するイソシアナート
から合成する。mp 147-149 ℃。 IR νmax(KBr):3330,1748,1680,1653,1638,1605,1563,
1530,1500 cm-1 NMR (CDCl3)δ:4.11 (2H,d,J=5.8 Hz), 4.58 (2H,s),
5.18-5.37 (2H,m),5.70-5.99 (2H,m), 6.60 (1H,dd,J=
7.6,2.6 Hz), 6.90 (1H,d,J=9.0Hz), 7.05-7.18 (4H,
m), 7.40-7.71 (7H,m), 8.59 (1H,d,J=10.0Hz), 11.28
(1H,s) 元素分析(C27H25N3O6として) 計算値: C, 66.52; H, 5.17; N, 8.62 実測値: C, 66.54; H, 5.25; N, 8.66
【0038】製造例11 2−(N'−(m−(2−プロペ
ニルオキシカルボニルメチルチオ)フェニル)−ウレイド
メチルカルバモイル)ベンゾフェノン 6e 製造例7と同様、化合物 3a と対応するイソシアナート
から合成する。 IR ν max (CHCl3): 3350,1733,1682,1640,1584,1521
cm-1 NMR (CDCl3) δ: 3.60, (2H,s), 4.09 (2H,d,J=5.6H
z), 4.47-4.62 (2H,m), 5.10-5.31 (2H,m), 5.70-5.93
(1H,m), 6.00-6.15 (1H,br.s), 6.92-7.20 (4H,m), 7.3
2-7.71 (9H,m), 8.56 (1H,d,J=8.6 Hz) 元素分析(C27H25N3O5Sとして) 計算値: C, 63.94; H, 5.05; N, 8.28; S, 6.32 実測値: C, 63.96; H, 5.18; N, 8.24; S, 6.29
ニルオキシカルボニルメチルチオ)フェニル)−ウレイド
メチルカルバモイル)ベンゾフェノン 6e 製造例7と同様、化合物 3a と対応するイソシアナート
から合成する。 IR ν max (CHCl3): 3350,1733,1682,1640,1584,1521
cm-1 NMR (CDCl3) δ: 3.60, (2H,s), 4.09 (2H,d,J=5.6H
z), 4.47-4.62 (2H,m), 5.10-5.31 (2H,m), 5.70-5.93
(1H,m), 6.00-6.15 (1H,br.s), 6.92-7.20 (4H,m), 7.3
2-7.71 (9H,m), 8.56 (1H,d,J=8.6 Hz) 元素分析(C27H25N3O5Sとして) 計算値: C, 63.94; H, 5.05; N, 8.28; S, 6.32 実測値: C, 63.96; H, 5.18; N, 8.24; S, 6.29
【0039】製造例12 2−(N'−(m−(2−(トリ
フェニルメチル)テトラゾール−5−イル)フェニル)ウ
レイドメチルカルバモイル)ベンゾフェノン 6f 3−アミノベンゾニトリルからEPO 508769 A1 に開示の
方法に準じて合成した3−アミノ−(1H−(トリフェニル
メチル)−テトラゾル−5−イル)ベンゼン(567 mg,3.52
m mol) より in situ で合成したイソシアナートと 3
a から製造例5に記載の方法と同様にして合成する。粉
末。 IRνmax(KBr):3375,1695,1660,1640,1595,1580,1560,1
513 cm-1 NMR (CDCl3) δ: 4.06 (2H,d,J=5.8Hz), 5.91 (1H,b
r.s), 6.95-7.80 (28H,m), 7.91 (1H,s), 8.50 (1H,d,1
0.0 Hz) 元素分析(C42H33N7O30.5H2Oとして) 計算値: C, 72.82; H, 4.95; N,14.15 実測値: C, 72.92; H, 5.17;
N,13.16
フェニルメチル)テトラゾール−5−イル)フェニル)ウ
レイドメチルカルバモイル)ベンゾフェノン 6f 3−アミノベンゾニトリルからEPO 508769 A1 に開示の
方法に準じて合成した3−アミノ−(1H−(トリフェニル
メチル)−テトラゾル−5−イル)ベンゼン(567 mg,3.52
m mol) より in situ で合成したイソシアナートと 3
a から製造例5に記載の方法と同様にして合成する。粉
末。 IRνmax(KBr):3375,1695,1660,1640,1595,1580,1560,1
513 cm-1 NMR (CDCl3) δ: 4.06 (2H,d,J=5.8Hz), 5.91 (1H,b
r.s), 6.95-7.80 (28H,m), 7.91 (1H,s), 8.50 (1H,d,1
0.0 Hz) 元素分析(C42H33N7O30.5H2Oとして) 計算値: C, 72.82; H, 4.95; N,14.15 実測値: C, 72.92; H, 5.17;
N,13.16
【0040】製造例13 2−(N'−(m−(2−(トリ
フェニルメチル)テトラゾール−5−イルメチルオキシ)
フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェ
ノン 6g製造例7と同様、化合物 3a と3−アミノ−
(1H−(トリフェニルメチル)テトラゾリルメトキシ
ベンゼンからトリフォスゲンとin situで得られたイソ
シアナートから合成する。 IRνmax (KBr):3380, 1690,1660,1639,1600,1580,155
3,1520 cm-1 NMR (CDCl3) δ: 4.04 (2H,d,J=5.8Hz), 5.24 (2H,s),
5.93 (1H,t,J=5.8Hz),6.61-6.69 (1H,m), 6.88-7.65
(24H,m), 8.59 (1H,d,J=8.8 Hz),11.28 (1H, s) 元素分析(C43H35N7O40.5CH3C6H5として) 計算値: C, 73.50; H, 5.17; N, 12.90 実測値: C, 73.30; H, 5.37; N, 12.90
フェニルメチル)テトラゾール−5−イルメチルオキシ)
フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェ
ノン 6g製造例7と同様、化合物 3a と3−アミノ−
(1H−(トリフェニルメチル)テトラゾリルメトキシ
ベンゼンからトリフォスゲンとin situで得られたイソ
シアナートから合成する。 IRνmax (KBr):3380, 1690,1660,1639,1600,1580,155
3,1520 cm-1 NMR (CDCl3) δ: 4.04 (2H,d,J=5.8Hz), 5.24 (2H,s),
5.93 (1H,t,J=5.8Hz),6.61-6.69 (1H,m), 6.88-7.65
(24H,m), 8.59 (1H,d,J=8.8 Hz),11.28 (1H, s) 元素分析(C43H35N7O40.5CH3C6H5として) 計算値: C, 73.50; H, 5.17; N, 12.90 実測値: C, 73.30; H, 5.37; N, 12.90
【0041】製造例14 2−(N'−(m−(トリフルオ
ロメチルフェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベ
ンゾフェノン 6t 製造例3で調製した化合物3aとm-(トリフルオロメチル)
フェニルイソシアナートを用い、製造例5の方法と同様
にして調製する。収率74%。 mp.177-178℃。NMR (CDCl3) δ:4.15 (2H,s), 5.97-6.
32 (1H,br.s), 7.30-7.73 (13H,m), 8.53 (1H,d,J=8.6H
z), 11.27 (1H,s)
ロメチルフェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベ
ンゾフェノン 6t 製造例3で調製した化合物3aとm-(トリフルオロメチル)
フェニルイソシアナートを用い、製造例5の方法と同様
にして調製する。収率74%。 mp.177-178℃。NMR (CDCl3) δ:4.15 (2H,s), 5.97-6.
32 (1H,br.s), 7.30-7.73 (13H,m), 8.53 (1H,d,J=8.6H
z), 11.27 (1H,s)
【0042】製造例15 2−(N'−(m−クロロフェ
ニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン
6u m−クロロフェニルイソシアナート(756 mg,4.92 mmo
l)のテトラヒドロフラン(8 ml)溶液を、製造例3で
調製した塩3a (1.341 g,4 mmol)のテトラヒドロフラ
ン(50 ml)溶液に加える。トリエチルアミン(1.67 μ
l,12 mmol)を0℃で加え、混合物を0℃で30分、次いで
室温で一夜撹拌する。水、次いで10%塩酸を加え、混合
物を酢酸エチルで抽出する。抽出物を水洗、乾燥(硫酸
ナトリウム)後、減圧下に溶媒を留去する。残渣をジク
ロロメタン/ジイソプロピルアルコールから再結晶し、
目的化合物 6u(1.43 g;収率73%)を調製する。 IRνmax(KBr):1691,1639,1593,1556,1523cm-1 NMR(CDCl3)δ:4.08 (2H,s), 6.90-7.33 (5H,m), 7.40-
7.73 (8H,m), 8.54 (1H,d,J=8.2Hz), 11.21 (1H,s)
ニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン
6u m−クロロフェニルイソシアナート(756 mg,4.92 mmo
l)のテトラヒドロフラン(8 ml)溶液を、製造例3で
調製した塩3a (1.341 g,4 mmol)のテトラヒドロフラ
ン(50 ml)溶液に加える。トリエチルアミン(1.67 μ
l,12 mmol)を0℃で加え、混合物を0℃で30分、次いで
室温で一夜撹拌する。水、次いで10%塩酸を加え、混合
物を酢酸エチルで抽出する。抽出物を水洗、乾燥(硫酸
ナトリウム)後、減圧下に溶媒を留去する。残渣をジク
ロロメタン/ジイソプロピルアルコールから再結晶し、
目的化合物 6u(1.43 g;収率73%)を調製する。 IRνmax(KBr):1691,1639,1593,1556,1523cm-1 NMR(CDCl3)δ:4.08 (2H,s), 6.90-7.33 (5H,m), 7.40-
7.73 (8H,m), 8.54 (1H,d,J=8.2Hz), 11.21 (1H,s)
【0043】製造例16 2−(N'−(m−ブロモフェ
ニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン
6v m−ブロモアニリン(846 mg,4.92 mmol)、トリホスゲ
ン(551 mg,1.72 mmol)とトリエチルアミン(960 μ
l,6.9 mmol)のテトラヒドロフラン(50 ml)溶液より
EP−508796−A1記載の方法で調製したm−ブロモイ
ソシアナートの溶液に製造例3で調製した化合物3a(1.
341g,4 mmol)のテトラヒドロフラン(10 ml)溶液を
氷冷下で加える。更にトリエチルアミン(558μl,4 mm
ol)を加え、製造例5の方法と同様に処理して化合物6v
(1.45 g,収率68%)を調製する。 IRνmax(KBr):1682,1638,1590,1554,1523 cm-1 NMR(CDCl3+CD3OD)δ:4.10 (2H,d,J=5.7Hz), 6.11 (1
H,br.s), 6.99-7.30 (5H,m), 7.41-7.70 (8H,m), 8.54
(1H,d,J=8.4Hz), 11.23 (1H,s)
ニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン
6v m−ブロモアニリン(846 mg,4.92 mmol)、トリホスゲ
ン(551 mg,1.72 mmol)とトリエチルアミン(960 μ
l,6.9 mmol)のテトラヒドロフラン(50 ml)溶液より
EP−508796−A1記載の方法で調製したm−ブロモイ
ソシアナートの溶液に製造例3で調製した化合物3a(1.
341g,4 mmol)のテトラヒドロフラン(10 ml)溶液を
氷冷下で加える。更にトリエチルアミン(558μl,4 mm
ol)を加え、製造例5の方法と同様に処理して化合物6v
(1.45 g,収率68%)を調製する。 IRνmax(KBr):1682,1638,1590,1554,1523 cm-1 NMR(CDCl3+CD3OD)δ:4.10 (2H,d,J=5.7Hz), 6.11 (1
H,br.s), 6.99-7.30 (5H,m), 7.41-7.70 (8H,m), 8.54
(1H,d,J=8.4Hz), 11.23 (1H,s)
【0044】製造例17 2−(N'−(m−シアノフェ
ニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン
6w m−シアノアニリン(581 mg,4.92 mmol)、トリホスゲ
ン(551 mg,1.72 mmol)とトリエチルアミン(960μ
l,6.9 mmol)のテトラヒドロフラン(50 ml)溶液より
EP−508796−A1記載の方法で調製したm−ブロモイ
ソシアナートの溶液に製造例3で調製した化合物3a(1.
341g,4 mmol)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を氷
冷下で加える。更にトリエチルアミン(558μl,4 mmo
l)を加え、製造例5の方法と同様に処理して化合物6w
(1.4 g,収率88%)を調製する。 IRνmax(KBr):2230,1686,1638,1603,1589,1558,1522 c
m-1 NMR(CDCl3+ CD3OD)δ:4.09 (2H,d,J=
5.7Hz), 7.09−7.72 (13H,
m), 8.53 (1H,d,J=8.7Hz),
11.22 (1H,s)
ニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン
6w m−シアノアニリン(581 mg,4.92 mmol)、トリホスゲ
ン(551 mg,1.72 mmol)とトリエチルアミン(960μ
l,6.9 mmol)のテトラヒドロフラン(50 ml)溶液より
EP−508796−A1記載の方法で調製したm−ブロモイ
ソシアナートの溶液に製造例3で調製した化合物3a(1.
341g,4 mmol)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を氷
冷下で加える。更にトリエチルアミン(558μl,4 mmo
l)を加え、製造例5の方法と同様に処理して化合物6w
(1.4 g,収率88%)を調製する。 IRνmax(KBr):2230,1686,1638,1603,1589,1558,1522 c
m-1 NMR(CDCl3+ CD3OD)δ:4.09 (2H,d,J=
5.7Hz), 7.09−7.72 (13H,
m), 8.53 (1H,d,J=8.7Hz),
11.22 (1H,s)
【0045】製造例18 2−(N'−(m−メトキシフ
ェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノ
ン 6x m−メトキシフェニルイソシアナート(734 mg,4.92 m
mol)のテトラヒドロフラン(8 ml)溶液を製造例3で
調製した塩3a(1.341 g,4 mmol)のテトラヒドロフラ
ン(50 ml)溶液に加える。トリエチルアミン(558μ
l,4 mmol)を0℃で加え、混合物を0℃で30分、次
いで室温で一夜撹拌する。水、次いで10%塩酸を加
え、混合物を酢酸エチルで抽出する。抽出物を水洗、乾
燥(硫酸ナトリウム)後、減圧下に溶媒を留去する。残
渣をジクロロメタン/ジイソプロピルエーテルから再結
晶し、目的化合物6x((1.29 g,80%)を調製する。 IRνmax(KBr):1693,1640,1619,1606,1591,1560,1515 c
m-1 NMR(CDCl3)δ:3.68 (3H,s), 4.08 (2H,d,J=2.9Hz), 5.
99(1H,d,J=5.8Hz),6.56(1H,dd,J=8.0,1.8Hz), 6.79 (1
H,dd,J=7.4,1.0Hz), 7.00-7.16 (3H,m), 7.37-7.69 (8
H,m), 8.55 (1H,d,J=7.8Hz), 11.27 (1H,s)
ェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノ
ン 6x m−メトキシフェニルイソシアナート(734 mg,4.92 m
mol)のテトラヒドロフラン(8 ml)溶液を製造例3で
調製した塩3a(1.341 g,4 mmol)のテトラヒドロフラ
ン(50 ml)溶液に加える。トリエチルアミン(558μ
l,4 mmol)を0℃で加え、混合物を0℃で30分、次
いで室温で一夜撹拌する。水、次いで10%塩酸を加
え、混合物を酢酸エチルで抽出する。抽出物を水洗、乾
燥(硫酸ナトリウム)後、減圧下に溶媒を留去する。残
渣をジクロロメタン/ジイソプロピルエーテルから再結
晶し、目的化合物6x((1.29 g,80%)を調製する。 IRνmax(KBr):1693,1640,1619,1606,1591,1560,1515 c
m-1 NMR(CDCl3)δ:3.68 (3H,s), 4.08 (2H,d,J=2.9Hz), 5.
99(1H,d,J=5.8Hz),6.56(1H,dd,J=8.0,1.8Hz), 6.79 (1
H,dd,J=7.4,1.0Hz), 7.00-7.16 (3H,m), 7.37-7.69 (8
H,m), 8.55 (1H,d,J=7.8Hz), 11.27 (1H,s)
【0046】製造例19 2−(N'−(p−クロロフェ
ニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン
6y p−クロロフェニルイソシアナート(756 mg,4.92 mmo
l)のテトラヒドロフラン(8 ml)溶液を製造例3で調
製した塩3a(1.341 g,4 mmol)のテトラヒドロフラン
(50 ml)溶液に加える。トリエチルアミン(558μl,4
mmol)を0℃で加え、混合物を0℃で30分、次いで室温
で一夜撹拌する。水、次いで10%塩酸を加え、混合物を
酢酸エチルで抽出する。抽出物を水洗、乾燥(硫酸ナト
リウム)後、減圧下に溶媒を留去する。残渣をジクロロ
メタン/ジイソプロピルエーテルから再結晶し、目的化
合物6y((1.48g,76%)を調製する。 IRνmax(KBr):1686,1636,1591,1558,1522 cm-1 NMR(CDCl3+CD3OD)δ:4.06 (2H,d,J=5.7Hz), 6.31 (1H,
t,J=6.0Hz), 7.11-7.70(13H,m), 8.52 (1H,d,J=7.5Hz)
ニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン
6y p−クロロフェニルイソシアナート(756 mg,4.92 mmo
l)のテトラヒドロフラン(8 ml)溶液を製造例3で調
製した塩3a(1.341 g,4 mmol)のテトラヒドロフラン
(50 ml)溶液に加える。トリエチルアミン(558μl,4
mmol)を0℃で加え、混合物を0℃で30分、次いで室温
で一夜撹拌する。水、次いで10%塩酸を加え、混合物を
酢酸エチルで抽出する。抽出物を水洗、乾燥(硫酸ナト
リウム)後、減圧下に溶媒を留去する。残渣をジクロロ
メタン/ジイソプロピルエーテルから再結晶し、目的化
合物6y((1.48g,76%)を調製する。 IRνmax(KBr):1686,1636,1591,1558,1522 cm-1 NMR(CDCl3+CD3OD)δ:4.06 (2H,d,J=5.7Hz), 6.31 (1H,
t,J=6.0Hz), 7.11-7.70(13H,m), 8.52 (1H,d,J=7.5Hz)
【0047】製造例20 2−(N'−(p−トリル)ウレ
イドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン 6z p−トリルイソシアナート(655 mg,4.92 mmol)のテ
トラヒドロフラン(8 ml)溶液を製造例3で調製した塩
3a(1.341 g,4 mmol)のテトラヒドロフラン(50 ml)
溶液に加える。トリエチルアミン(558μl,4 mmol)を0
℃で加え混合物を0℃で30分、次いで室温で一夜撹拌す
る。水、次いで10%塩酸を加え混合物を酢酸エチルで抽
出する。抽出物を水洗、乾燥(硫酸ナトリウム)後、減
圧下に溶媒を留去する。残渣をジクロロメタン/ジイソ
プロピルエーテルから再結晶し、目的化合物6z(1.311
g,85%)を調製する。 IRνmax(KBr):1685,1639,1604,1593,1555,1519 cm-1 NMR(CDCl3)δ:2.27 (3H,s), 4.07 (2H,d,J=6.0Hz),5.9
3 (1H,br.s), 7.0-7.29(6H,m), 7.43-7.68 (7H,m), 8.5
6 (1H,d,J=8.4Hz), 11.22 (1H,s)
イドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン 6z p−トリルイソシアナート(655 mg,4.92 mmol)のテ
トラヒドロフラン(8 ml)溶液を製造例3で調製した塩
3a(1.341 g,4 mmol)のテトラヒドロフラン(50 ml)
溶液に加える。トリエチルアミン(558μl,4 mmol)を0
℃で加え混合物を0℃で30分、次いで室温で一夜撹拌す
る。水、次いで10%塩酸を加え混合物を酢酸エチルで抽
出する。抽出物を水洗、乾燥(硫酸ナトリウム)後、減
圧下に溶媒を留去する。残渣をジクロロメタン/ジイソ
プロピルエーテルから再結晶し、目的化合物6z(1.311
g,85%)を調製する。 IRνmax(KBr):1685,1639,1604,1593,1555,1519 cm-1 NMR(CDCl3)δ:2.27 (3H,s), 4.07 (2H,d,J=6.0Hz),5.9
3 (1H,br.s), 7.0-7.29(6H,m), 7.43-7.68 (7H,m), 8.5
6 (1H,d,J=8.4Hz), 11.22 (1H,s)
【0048】製造例21 2−(N'−フェニルウレイド
メチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン 6aa フェニルイソシアナート(440 mg,3.69 mmol)のテト
ラヒドロフラン(8 ml)溶液を製造例3で調製した塩3a
(1.005 g,3 mmol)のテトラヒドロフラン(50 ml)溶
液に加える。トリエチルアミン(911 mg,9 mmol)を0
℃で加え混合物を0℃で30分、次いで室温で一夜撹拌す
る。水、次いで10%塩酸を加え混合物を酢酸エチルで抽
出する。抽出物を水洗、乾燥(硫酸ナトリウム)後、減
圧下に溶媒を留去する。残渣をジクロロメタン/ジイソ
プロピルエーテルから再結晶し、目的化合物6aa(750 m
g,67%)を調製する。 IRνmax(KBr):1685,1638,1595,1583,1556,1523 cm-1 NMR(CDCl3+CD3OD)δ:4.07 (2H,s), 6.
93−7.70 (14H,m), 8.54 (1
H,d,J=8.4Hz),11.22 (1H,s)
メチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン 6aa フェニルイソシアナート(440 mg,3.69 mmol)のテト
ラヒドロフラン(8 ml)溶液を製造例3で調製した塩3a
(1.005 g,3 mmol)のテトラヒドロフラン(50 ml)溶
液に加える。トリエチルアミン(911 mg,9 mmol)を0
℃で加え混合物を0℃で30分、次いで室温で一夜撹拌す
る。水、次いで10%塩酸を加え混合物を酢酸エチルで抽
出する。抽出物を水洗、乾燥(硫酸ナトリウム)後、減
圧下に溶媒を留去する。残渣をジクロロメタン/ジイソ
プロピルエーテルから再結晶し、目的化合物6aa(750 m
g,67%)を調製する。 IRνmax(KBr):1685,1638,1595,1583,1556,1523 cm-1 NMR(CDCl3+CD3OD)δ:4.07 (2H,s), 6.
93−7.70 (14H,m), 8.54 (1
H,d,J=8.4Hz),11.22 (1H,s)
【0049】
【化15】
【0050】製造例22 シクロヘキシル−(2−(ベ
ンジルオキシカルボニルアミノメチルカルバモイル)フ
ェニル)ケトン 12 文献[チャンバー(M.S.Chambers)、ホッブス(S.
C.Hobbs)、フレッチェル(S.R.Fletcher)、マタッ
サ(V.G.Matassa)、ミッチェル(P.J.Mitchel
l)、ワッタ(A.P.Watt)、ベイカー(R.Baker)、フ
リードマン(S.B.Freedman)、パテル(S.Patel)
及びスミス(A.J.Smith)Bioorg.Med.Chem.Let
t.,3,1919(1993)]記載の化合物シクロヘキシル−(2−
アミノフェニル)ケトン11を用い、製造例1の方法に
従って標題化合物を合成する。Mp152−155℃。 IRνmax(KBr):3324,1669,1694,1641,1602,1582,1517 c
m-1 NMR(CDCl3)δ:1.13-1.61 (5H,m), 1.69-1.94 (5H,m),
3.31 (1H,m), 4.09 (1H,d,J=5.6Hz), 5.20 (2H,s), 5.4
9 (1H,m), 7.14 (1H,t,J=8.2Hz),7.20-7.48 (5H,m), 7.
55 (1H,t,J=8.2Hz), 7.93 (1H,d,J=8.0Hz), 8.72 (1H,
d,J=8.6Hz) 元素分析(C23H26N2O4 0.2H2Oとして) 計算値:C,69.40;H,6.68;N,7.04 実測値:C,69.42;H,6.58;N,7.06
ンジルオキシカルボニルアミノメチルカルバモイル)フ
ェニル)ケトン 12 文献[チャンバー(M.S.Chambers)、ホッブス(S.
C.Hobbs)、フレッチェル(S.R.Fletcher)、マタッ
サ(V.G.Matassa)、ミッチェル(P.J.Mitchel
l)、ワッタ(A.P.Watt)、ベイカー(R.Baker)、フ
リードマン(S.B.Freedman)、パテル(S.Patel)
及びスミス(A.J.Smith)Bioorg.Med.Chem.Let
t.,3,1919(1993)]記載の化合物シクロヘキシル−(2−
アミノフェニル)ケトン11を用い、製造例1の方法に
従って標題化合物を合成する。Mp152−155℃。 IRνmax(KBr):3324,1669,1694,1641,1602,1582,1517 c
m-1 NMR(CDCl3)δ:1.13-1.61 (5H,m), 1.69-1.94 (5H,m),
3.31 (1H,m), 4.09 (1H,d,J=5.6Hz), 5.20 (2H,s), 5.4
9 (1H,m), 7.14 (1H,t,J=8.2Hz),7.20-7.48 (5H,m), 7.
55 (1H,t,J=8.2Hz), 7.93 (1H,d,J=8.0Hz), 8.72 (1H,
d,J=8.6Hz) 元素分析(C23H26N2O4 0.2H2Oとして) 計算値:C,69.40;H,6.68;N,7.04 実測値:C,69.42;H,6.58;N,7.06
【0051】製造例23 シクロヘキシル−(2−(アミ
ノメチルカルバモイル)フェニル)ケトン 臭素酸塩 13 上記製造例で得た化合物12を用い、製造例3に記載の
方法に従って標題化合物を合成する。Mp 193−196
℃。 IRνmax(KBr):3432,1702,1645,1605,1588,1533 cm-1 元素分析(C15H21BrN2O2 0.4H2Oとして) 計算値:C,51.70;H,6.31;Br,22.93;N,8.04 実測値:C,51.86;H,6.05;Br,22.86;N,8.04
ノメチルカルバモイル)フェニル)ケトン 臭素酸塩 13 上記製造例で得た化合物12を用い、製造例3に記載の
方法に従って標題化合物を合成する。Mp 193−196
℃。 IRνmax(KBr):3432,1702,1645,1605,1588,1533 cm-1 元素分析(C15H21BrN2O2 0.4H2Oとして) 計算値:C,51.70;H,6.31;Br,22.93;N,8.04 実測値:C,51.86;H,6.05;Br,22.86;N,8.04
【0052】製造例24 シクロヘキシル−(2−(N'
−(m−トリル)ウレイドメチルカルバモイル)フェニル)
ケトン 14a シクロヘキシル−(2−(アミノメチルカルバモイル)フ
ェニル)ケトン 臭素酸塩13とm−トリルイソシアナ
ートを用い、製造例5の方法に従って標題の化合物を合
成する。Mp 192−193℃。 IRνmax(KBr):3328,1669,1644,1594,1583,1559,1518 c
m-1 NMR(CDCl3+CD3OD)δ:1.05-1.52 (5H,m), 1.62-1.89 (5
H,m), 2.32 (3H,s), 4.02 (2H,s), 6.85 (1H,d,J=6.0H
z), 7.09-7.31 (4H,m), 7.55 (1H,m), 7.95 (1H,d,J=9.
6Hz), 8.65 (1H,d,J=8.6Hz) 元素分析(C23H27N2O3 0.2H2Oとして) 計算値:C,69.57;H,6.95;N,10.58 実測値:C,69.37;H,6.85;N,10.53
−(m−トリル)ウレイドメチルカルバモイル)フェニル)
ケトン 14a シクロヘキシル−(2−(アミノメチルカルバモイル)フ
ェニル)ケトン 臭素酸塩13とm−トリルイソシアナ
ートを用い、製造例5の方法に従って標題の化合物を合
成する。Mp 192−193℃。 IRνmax(KBr):3328,1669,1644,1594,1583,1559,1518 c
m-1 NMR(CDCl3+CD3OD)δ:1.05-1.52 (5H,m), 1.62-1.89 (5
H,m), 2.32 (3H,s), 4.02 (2H,s), 6.85 (1H,d,J=6.0H
z), 7.09-7.31 (4H,m), 7.55 (1H,m), 7.95 (1H,d,J=9.
6Hz), 8.65 (1H,d,J=8.6Hz) 元素分析(C23H27N2O3 0.2H2Oとして) 計算値:C,69.57;H,6.95;N,10.58 実測値:C,69.37;H,6.85;N,10.53
【0053】製造例25 シクロヘキシル−(2−(N'
−(m−トリフルオロメチルフェニル)ウレイドメチルカ
ルバモイル)フェニル)ケトン 14b シクロヘキシル−(2−(アミノメチルカルバモイル)フ
ェニル)ケトン 臭素酸塩13とm−(トリフルオロメチ
ル)フェニルイソシアナートを用い、製造例5の方法に
従って標題の化合物を合成する。Mp 207−209℃。IRν
max(KBr):3343,1661,1605,1581,1565,1524 cm-1 NMR(CDCl3+CD3OD)δ:1.13 (1H,m), 1.23-1.48 (4H,m),
1.65-1.89 (5H,m), 3.28 (1H,m), 4.11 (2H,s), 7.10-
7.41 (3H,m), 7.48-7.68 (2H,m), 7.71 (1H,s),7.90 (1
H,d,J=8.2Hz), 8.68 (1H,d,J=8.6Hz) 元素分析(C23H24F3N3O3として) 計算値:C,61.74;H,5.41;N,9.39 実測値:C,61.70;H,5.45;N,9.40
−(m−トリフルオロメチルフェニル)ウレイドメチルカ
ルバモイル)フェニル)ケトン 14b シクロヘキシル−(2−(アミノメチルカルバモイル)フ
ェニル)ケトン 臭素酸塩13とm−(トリフルオロメチ
ル)フェニルイソシアナートを用い、製造例5の方法に
従って標題の化合物を合成する。Mp 207−209℃。IRν
max(KBr):3343,1661,1605,1581,1565,1524 cm-1 NMR(CDCl3+CD3OD)δ:1.13 (1H,m), 1.23-1.48 (4H,m),
1.65-1.89 (5H,m), 3.28 (1H,m), 4.11 (2H,s), 7.10-
7.41 (3H,m), 7.48-7.68 (2H,m), 7.71 (1H,s),7.90 (1
H,d,J=8.2Hz), 8.68 (1H,d,J=8.6Hz) 元素分析(C23H24F3N3O3として) 計算値:C,61.74;H,5.41;N,9.39 実測値:C,61.70;H,5.45;N,9.40
【0054】製造例26 シクロヘキシル−(2−(N'
−(m−(アリルオキシカルボニル)フェニル)ウレイドメ
チルカルバモイル)フェニル)ケトン 14c シクロヘキシル−(2−(アミノメチルカルバモイル)フ
ェニル)ケトン 臭素酸塩(13)とm−(アリルオキシ
カルボニル)フェニルイソシアナートを用い、製造例5
の方法に従って標題の化合物を合成する。Mp 188−19
0℃。 IRνmax(KBr):3335,1720,1660,1582,1557,1524 cm-1 NMR(CDCl3)δ:1.03−1.52 (5H,m),
1.53−1.91 (5H,m), 3.23 (1
H,m), 4.17 (2H,d,J=6.0H
z), 4.79 (2H,d,J=5.8Hz),
5.15−5.48 (2H,m), 5.82−6.
13 (2H,m), 7.12(1H,m), 7.
31 (1H,t,J=13.5Hz), 7.49
(1H,m), 7.70 (1H,m), 7.96
(1H,m), 8.69 (1H,d,J=9.4
Hz), 12.18 (1H,s) 元素分析(C26H29N3O5として) 計算値:C,67.37;H,6.31;N,9.07 実測値:C,67.53;H,6.36;N,9.12
−(m−(アリルオキシカルボニル)フェニル)ウレイドメ
チルカルバモイル)フェニル)ケトン 14c シクロヘキシル−(2−(アミノメチルカルバモイル)フ
ェニル)ケトン 臭素酸塩(13)とm−(アリルオキシ
カルボニル)フェニルイソシアナートを用い、製造例5
の方法に従って標題の化合物を合成する。Mp 188−19
0℃。 IRνmax(KBr):3335,1720,1660,1582,1557,1524 cm-1 NMR(CDCl3)δ:1.03−1.52 (5H,m),
1.53−1.91 (5H,m), 3.23 (1
H,m), 4.17 (2H,d,J=6.0H
z), 4.79 (2H,d,J=5.8Hz),
5.15−5.48 (2H,m), 5.82−6.
13 (2H,m), 7.12(1H,m), 7.
31 (1H,t,J=13.5Hz), 7.49
(1H,m), 7.70 (1H,m), 7.96
(1H,m), 8.69 (1H,d,J=9.4
Hz), 12.18 (1H,s) 元素分析(C26H29N3O5として) 計算値:C,67.37;H,6.31;N,9.07 実測値:C,67.53;H,6.36;N,9.12
【0055】
【化16】
【0056】製造例27 N−(2−ヨードフェニル)−2−(ベンジルオキシカル
ボニルアミノ)アセトアミド 21 ジメチルアセタミド(32 ml)に氷冷下撹拌しながらオ
キシ塩化リン(2.2 ml, 24 mmol)、イミダゾール(2.7
g, 40 mmol)、N−ベンジルオキシカルボニルグリシン
(5.0 g, 24 mmol)を加える。5分間撹拌した後、2−ヨ
ードアニリン(4.4 g, 20 mmol)のDMA(10 ml)溶液を
滴下する。この反応液を50℃で3時間撹拌する。放冷
後、反応液に水と酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液でPH=9とし、水層を酢酸エチルで2回抽出
する。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後濃縮する。残渣にイソプロピルエーテル
(40 ml)を加え析出した固体を濾取し目的化合物(7.1
0 g)を得る。 収率 86% NMR (CDCl3) δ: 4.06 (2H,d,J=5.8Hz), 5.19 (2H,s),
5.44 (1H,brs), 6.80-6.91 (1H,m), 7.20−7.45 (6H,
m), 7.76 (1H,d,J=8.0Hz), 8.12 (1H,brs), 8.21(1H,d,
J=8.0Hz)
ボニルアミノ)アセトアミド 21 ジメチルアセタミド(32 ml)に氷冷下撹拌しながらオ
キシ塩化リン(2.2 ml, 24 mmol)、イミダゾール(2.7
g, 40 mmol)、N−ベンジルオキシカルボニルグリシン
(5.0 g, 24 mmol)を加える。5分間撹拌した後、2−ヨ
ードアニリン(4.4 g, 20 mmol)のDMA(10 ml)溶液を
滴下する。この反応液を50℃で3時間撹拌する。放冷
後、反応液に水と酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液でPH=9とし、水層を酢酸エチルで2回抽出
する。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後濃縮する。残渣にイソプロピルエーテル
(40 ml)を加え析出した固体を濾取し目的化合物(7.1
0 g)を得る。 収率 86% NMR (CDCl3) δ: 4.06 (2H,d,J=5.8Hz), 5.19 (2H,s),
5.44 (1H,brs), 6.80-6.91 (1H,m), 7.20−7.45 (6H,
m), 7.76 (1H,d,J=8.0Hz), 8.12 (1H,brs), 8.21(1H,d,
J=8.0Hz)
【0057】製造例28 2−アミノ−N−(2−ヨー
ドフェニル)アセトアミド 臭素酸塩 22 化合物 21(6.15g)を用い、製造例3に記載の方法に従
って標題化合物(5.2g)を合成した。収率 96%。 NMR (CDCl3) δ: 3.94 (2H,s), 6.99−7.07 (1H,m),
7.37−7.45 (1H,m),7.55(1H,d,J=8.2Hz), 7.92 (1H,d,J
=8.0Hz)
ドフェニル)アセトアミド 臭素酸塩 22 化合物 21(6.15g)を用い、製造例3に記載の方法に従
って標題化合物(5.2g)を合成した。収率 96%。 NMR (CDCl3) δ: 3.94 (2H,s), 6.99−7.07 (1H,m),
7.37−7.45 (1H,m),7.55(1H,d,J=8.2Hz), 7.92 (1H,d,J
=8.0Hz)
【0058】製造例29 N−(2−ヨードフェニル)−2
−(3−m−トリルウレイド)アセトアミド 23 化合物 2(2.67 g)及び m−トリルイソシアネート(0.
96 ml)を用い、製造例5に記載の方法に従って標題化
合物(3.05 g)を合成した。収率 100%。 NMR (DMSO−d6) δ: 2.25 (3H,s), 3.95 (2H,d,J=5.4H
z), 6.48-6.55 (1H,m), 6.73 (1H,d,J=6.8Hz), 6.93-7.
45 (5H,m), 7.61 (1H,dd,J=1.4Hz,8.1Hz), 7.88 (1H,d
d,J=1.4Hz,8.0Hz), 8.79 (1H,s), 9.45 (1H,s)
−(3−m−トリルウレイド)アセトアミド 23 化合物 2(2.67 g)及び m−トリルイソシアネート(0.
96 ml)を用い、製造例5に記載の方法に従って標題化
合物(3.05 g)を合成した。収率 100%。 NMR (DMSO−d6) δ: 2.25 (3H,s), 3.95 (2H,d,J=5.4H
z), 6.48-6.55 (1H,m), 6.73 (1H,d,J=6.8Hz), 6.93-7.
45 (5H,m), 7.61 (1H,dd,J=1.4Hz,8.1Hz), 7.88 (1H,d
d,J=1.4Hz,8.0Hz), 8.79 (1H,s), 9.45 (1H,s)
【0059】製造例30 ((2−ヨードフェニル)−(2
−(3−m−トリルウレイド)アセチル)アミノ)酢酸 te
rt−ブチルエステル 24 N−(2−ヨードフェニル)−2−(3−m−トリルウレイド)
アセトアミド(1.02 g,2.5 mmol)のDMSO(5 ml)溶液
に室温でヨウ化カリウム(83 mg, 0.2 mmol)、臭化テト
ラ−n−ブチルアンモニウム(81 mg, 0.1 mmol)、t−ブ
チルブロモアセテート(0.55 ml, 3.75 mmol)、炭酸カ
リウム(1.04g, 7.5 mmol)を加え室温で2.25時間撹拌
する。反応液に水と酢酸エチルを加え、2 N塩酸でPH=2
とする。水層を酢酸エチルで2回抽出する。有機層を0.1
N塩酸、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後濃縮する。残渣にイソプロピルエーテルを加
え析出した固体を濾取し目的化合物(1.20 g)を得る。
収率 92%。 NMR (CDCl3)δ: 1.45 (9H,s), 2.35 (3H,s), 3.49 (1
H,d,J=17.6Hz), 3.65 (1H,dd,J=4.4Hz,17.6Hz), 3.88
(1H,dd,J=4.4Hz,17.6Hz), 4.92 (1H,d,J=17.6Hz),5.78-
5.82 (1H,m), 6.59 (1H,brs), 6.87 (1H,d,J=7.4Hz),7.
14-7.48 (5H,m), 7.69 (1H,d,J=7.8Hz), 7.95 (1H,d,J=
8.2Hz)
−(3−m−トリルウレイド)アセチル)アミノ)酢酸 te
rt−ブチルエステル 24 N−(2−ヨードフェニル)−2−(3−m−トリルウレイド)
アセトアミド(1.02 g,2.5 mmol)のDMSO(5 ml)溶液
に室温でヨウ化カリウム(83 mg, 0.2 mmol)、臭化テト
ラ−n−ブチルアンモニウム(81 mg, 0.1 mmol)、t−ブ
チルブロモアセテート(0.55 ml, 3.75 mmol)、炭酸カ
リウム(1.04g, 7.5 mmol)を加え室温で2.25時間撹拌
する。反応液に水と酢酸エチルを加え、2 N塩酸でPH=2
とする。水層を酢酸エチルで2回抽出する。有機層を0.1
N塩酸、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後濃縮する。残渣にイソプロピルエーテルを加
え析出した固体を濾取し目的化合物(1.20 g)を得る。
収率 92%。 NMR (CDCl3)δ: 1.45 (9H,s), 2.35 (3H,s), 3.49 (1
H,d,J=17.6Hz), 3.65 (1H,dd,J=4.4Hz,17.6Hz), 3.88
(1H,dd,J=4.4Hz,17.6Hz), 4.92 (1H,d,J=17.6Hz),5.78-
5.82 (1H,m), 6.59 (1H,brs), 6.87 (1H,d,J=7.4Hz),7.
14-7.48 (5H,m), 7.69 (1H,d,J=7.8Hz), 7.95 (1H,d,J=
8.2Hz)
【0060】製造例31 ((2−トリメチルスタニルフ
ェニル)−(2−(3−m−トリルウレイド)アセチル)ア
ミノ)酢酸 tert−ブチルエステル 25 ((2−ヨードフェニル)−(2−(3−m−トリルウレイド)ア
セチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエステル(52 mg,
0.1 mmol)のトルエン(2 ml)溶液に室温でtrans−ベ
ンジルクロロビストリフェニルホスフィンパラジウム
(3.8 mg, 5μmol)、塩化テトラエチルアンモニウム(3
mg, 20 μmol)、ヘキサメチルジチン(50 mg, 0.15 mm
ol)を加え85℃で1時間、100℃で30分間撹拌する。反応
液に氷水を加え撹拌し、水層を酢酸エチルで2回抽出す
る。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後濃縮する。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより精製し目的化合物(35 mg)を得る。
収率 64%。 NMR (CDCl3) δ: 0.29 (9H,s), 1.4
3 (9H,s), 2.29 (3H,s), 3.
56 (1H,d,J=16.8Hz), 3.80
(2H,s), 4.79 (1H,d,J=16.8
Hz), 6.00 (1H,brs), 6.80−
7.61 (9H,m)
ェニル)−(2−(3−m−トリルウレイド)アセチル)ア
ミノ)酢酸 tert−ブチルエステル 25 ((2−ヨードフェニル)−(2−(3−m−トリルウレイド)ア
セチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエステル(52 mg,
0.1 mmol)のトルエン(2 ml)溶液に室温でtrans−ベ
ンジルクロロビストリフェニルホスフィンパラジウム
(3.8 mg, 5μmol)、塩化テトラエチルアンモニウム(3
mg, 20 μmol)、ヘキサメチルジチン(50 mg, 0.15 mm
ol)を加え85℃で1時間、100℃で30分間撹拌する。反応
液に氷水を加え撹拌し、水層を酢酸エチルで2回抽出す
る。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後濃縮する。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより精製し目的化合物(35 mg)を得る。
収率 64%。 NMR (CDCl3) δ: 0.29 (9H,s), 1.4
3 (9H,s), 2.29 (3H,s), 3.
56 (1H,d,J=16.8Hz), 3.80
(2H,s), 4.79 (1H,d,J=16.8
Hz), 6.00 (1H,brs), 6.80−
7.61 (9H,m)
【0061】
【化17】
【0062】製造例32 N−(2−トリブチルスタニ
ルフェニル)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)
アセトアミド 27 N−(2−ヨードフェニル)−2−(ベンジルオキシカルボニ
ルアミノ)アセトアミド(化合物 21)(4.1 g, 0.01 mo
l)のジクロロメタン(80 ml)溶液に室温でジクロロビ
スアセトニトリルパラジウム(190 mg, 0.25 mmol)、ヘ
キサブチルジチン(6.0 ml, 0.012 mol)を加え室温で
一晩撹拌する。反応液に50%フッ化カリウム水溶液を加
え30分間撹拌し、析出物を瀘去する。この操作をもう一
度繰り返した後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥後濃縮する。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにより精製し目的化合物(4.4
g)を得る。収率 77%。 NMR (CDCl3) δ: 0.83-1.65 (27H,m), 4.03 (2H,d,J=
5.6Hz), 5.16 (2H,s), 5.40 (1H,brs), 7.10-7.48(1H,
m), 7.71 (1H,d,J=8.0Hz)
ルフェニル)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)
アセトアミド 27 N−(2−ヨードフェニル)−2−(ベンジルオキシカルボニ
ルアミノ)アセトアミド(化合物 21)(4.1 g, 0.01 mo
l)のジクロロメタン(80 ml)溶液に室温でジクロロビ
スアセトニトリルパラジウム(190 mg, 0.25 mmol)、ヘ
キサブチルジチン(6.0 ml, 0.012 mol)を加え室温で
一晩撹拌する。反応液に50%フッ化カリウム水溶液を加
え30分間撹拌し、析出物を瀘去する。この操作をもう一
度繰り返した後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥後濃縮する。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにより精製し目的化合物(4.4
g)を得る。収率 77%。 NMR (CDCl3) δ: 0.83-1.65 (27H,m), 4.03 (2H,d,J=
5.6Hz), 5.16 (2H,s), 5.40 (1H,brs), 7.10-7.48(1H,
m), 7.71 (1H,d,J=8.0Hz)
【0063】製造例33 N−(2−(2−フルオロベン
ゾイル)フェニル)−2−(ベンジルオキシカルボニルア
ミノ)アセトアミド 28a 2−フルオロベンゾイルクロライド(208 μl, 1.74 mmo
l)のクロロホルム(20 ml)溶液に室温でジクロロビス
アセトニトリルパラジウム(15 mg, 0.044 mmol)を加
える。続いて、N−(2−トリブチルスタニルフェニル)−
2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)アセトアミド(1
g, 1.74 mmol)のクロロホルム(3 ml)溶液を加え50
℃で35分間撹拌する。ジクロロビスアセトニトリルパラ
ジウム(15 mg, 0.044 mmol)を加えさらに10分間撹拌
する。放冷後、反応液に50% フッ化カリウム水溶液を
加え30分間撹拌し、析出物を瀘去する。この操作をもう
一度繰り返した後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮する。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにより精製し目的化合物(57
0 mg)を得る。収率 80%。 NMR (CDCl3) δ: 4.12 (2H,d,J=6.0
Hz), 5.19 (2H,s), 5.50 (1
H,brs), 7.05−7.66 (7H,m),
8.74 (1H,d,J=8.2Hz)
ゾイル)フェニル)−2−(ベンジルオキシカルボニルア
ミノ)アセトアミド 28a 2−フルオロベンゾイルクロライド(208 μl, 1.74 mmo
l)のクロロホルム(20 ml)溶液に室温でジクロロビス
アセトニトリルパラジウム(15 mg, 0.044 mmol)を加
える。続いて、N−(2−トリブチルスタニルフェニル)−
2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)アセトアミド(1
g, 1.74 mmol)のクロロホルム(3 ml)溶液を加え50
℃で35分間撹拌する。ジクロロビスアセトニトリルパラ
ジウム(15 mg, 0.044 mmol)を加えさらに10分間撹拌
する。放冷後、反応液に50% フッ化カリウム水溶液を
加え30分間撹拌し、析出物を瀘去する。この操作をもう
一度繰り返した後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮する。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにより精製し目的化合物(57
0 mg)を得る。収率 80%。 NMR (CDCl3) δ: 4.12 (2H,d,J=6.0
Hz), 5.19 (2H,s), 5.50 (1
H,brs), 7.05−7.66 (7H,m),
8.74 (1H,d,J=8.2Hz)
【0064】製造例34 N−(2−(4−トリフルオロメ
チルベンゾイル)フェニル)−2−(ベンジルオキシカルボ
ニルアミノ)アセトアミド 28b ((2−トリメチルスタニルフェニル)−(2−(3−m−トリ
ルウレイド)アセチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエス
テル(1.0 g)及び 4−トリフルオロメチルベンゾイル
クロライド(364 mg)を用い、化合物 28a の合成法に
従って標題化合物(592 mg)を合成した。収率 74%。 NMR (CDCl3) δ: 4.10 (2H,d,J=6.0Hz), 5.18 (2H,s),
5.50 (1H,brs), 7.08-7.67 (8H,m), 7.76 (4H,s), 8.6
8 (1H,d,J=8.2Hz)
チルベンゾイル)フェニル)−2−(ベンジルオキシカルボ
ニルアミノ)アセトアミド 28b ((2−トリメチルスタニルフェニル)−(2−(3−m−トリ
ルウレイド)アセチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエス
テル(1.0 g)及び 4−トリフルオロメチルベンゾイル
クロライド(364 mg)を用い、化合物 28a の合成法に
従って標題化合物(592 mg)を合成した。収率 74%。 NMR (CDCl3) δ: 4.10 (2H,d,J=6.0Hz), 5.18 (2H,s),
5.50 (1H,brs), 7.08-7.67 (8H,m), 7.76 (4H,s), 8.6
8 (1H,d,J=8.2Hz)
【0065】製造例35 N−(2−(4−シアノベンゾ
イル)フェニル)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミ
ノ)アセトアミド 28c ((2−トリメチルスタニルフェニル)−(2−(3−m−トリ
ルウレイド)アセチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエス
テル(1.0 g)及び 4−シアノベンゾイルクロライド(2
89 mg)を用い、化合物 28a の合成法に従って標題化合
物(551 mg)を合成した。収率 76%。 NMR (CDCl3) δ: 4.09 (2H,d,J=6.0Hz), 5.18 (2H,s),
5.50 (1H,brs), 7.08-7.69(8H,m), 7.74 (2H,d,J=8.6H
z), 7.80 (2H,d,J=8.6Hz), 8.68 (1H,d,J=8.2Hz)
イル)フェニル)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミ
ノ)アセトアミド 28c ((2−トリメチルスタニルフェニル)−(2−(3−m−トリ
ルウレイド)アセチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエス
テル(1.0 g)及び 4−シアノベンゾイルクロライド(2
89 mg)を用い、化合物 28a の合成法に従って標題化合
物(551 mg)を合成した。収率 76%。 NMR (CDCl3) δ: 4.09 (2H,d,J=6.0Hz), 5.18 (2H,s),
5.50 (1H,brs), 7.08-7.69(8H,m), 7.74 (2H,d,J=8.6H
z), 7.80 (2H,d,J=8.6Hz), 8.68 (1H,d,J=8.2Hz)
【0066】製造例36 N−(2−(アダマンタン−1
−カルボニル)フェニル)−2−(ベンジルオキシカルボ
ニルアミノ)アセトアミド 28d ((2−トリメチルスタニルフェニル)−(2−(3−m−トリ
ルウレイド)アセチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエス
テル(2.5 g)及びアダマンタン−1−カルボニルクロラ
イド(866 mg)を用い、化合物 28a の合成法に従って
標題化合物(110mg)を合成した。収率 6%。 NMR (CDCl3) δ: 1.72 (6H,s), 2.0
0 (6H,s), 2.06 (3H,s), 4.
00 (2H,d,J=5.8Hz), 5.20
(2H,s), 5.44 (1H,brs), 7.
09−7.68 (8H,m), 8.28 (2H,
d,J=8.7Hz), 9.57 (1H,brs)
−カルボニル)フェニル)−2−(ベンジルオキシカルボ
ニルアミノ)アセトアミド 28d ((2−トリメチルスタニルフェニル)−(2−(3−m−トリ
ルウレイド)アセチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエス
テル(2.5 g)及びアダマンタン−1−カルボニルクロラ
イド(866 mg)を用い、化合物 28a の合成法に従って
標題化合物(110mg)を合成した。収率 6%。 NMR (CDCl3) δ: 1.72 (6H,s), 2.0
0 (6H,s), 2.06 (3H,s), 4.
00 (2H,d,J=5.8Hz), 5.20
(2H,s), 5.44 (1H,brs), 7.
09−7.68 (8H,m), 8.28 (2H,
d,J=8.7Hz), 9.57 (1H,brs)
【0067】製造例37 N−(2−(1−オキソ−2
−プロピルペンチル)フェニル)−2−(ベンジルオキシ
カルボニルアミノ)アセトアミド 28e ((2−トリメチルスタニルフェニル)−(2−(3−m−トリ
ルウレイド)アセチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエス
テル(2.5 g)及び 2−n−プロピル−n−バレロイルク
ロライド(710 mg)を用い、化合物 28a の合成法に従
って標題化合物(990mg)を合成した。収率 55%。 NMR (CDCl3) δ: 0.88 (6H,t,J=7.0Hz), 1.16-1.84 (8
H,m), 3.43-3.58 (1H,m),4.10 (2H,d,J=5.4Hz), 5.19
(2H,s), 5.44 (1H,brs), 7.10-7.62(7H,m), 7.94(1H,d,
J=8.2Hz), 8.73 (1H,d,J=8.2Hz)
−プロピルペンチル)フェニル)−2−(ベンジルオキシ
カルボニルアミノ)アセトアミド 28e ((2−トリメチルスタニルフェニル)−(2−(3−m−トリ
ルウレイド)アセチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエス
テル(2.5 g)及び 2−n−プロピル−n−バレロイルク
ロライド(710 mg)を用い、化合物 28a の合成法に従
って標題化合物(990mg)を合成した。収率 55%。 NMR (CDCl3) δ: 0.88 (6H,t,J=7.0Hz), 1.16-1.84 (8
H,m), 3.43-3.58 (1H,m),4.10 (2H,d,J=5.4Hz), 5.19
(2H,s), 5.44 (1H,brs), 7.10-7.62(7H,m), 7.94(1H,d,
J=8.2Hz), 8.73 (1H,d,J=8.2Hz)
【0068】製造例38 2−アミノ−N−(2−(2−
フルオロベンゾイル)フェニル)アセトアミド ハイドロ
ブロミド 29a 化合物 28a (530 mg)を用い、製造例3に記載の方法に
従って標題化合物(432 mg)を合成した。収率 94%。 NMR (CD3OD) δ: 3.88 (2H,s), 6.99-7.07 (1H,m), 7.1
8-7.70 (7H,m), 8.20 (1H,d,J=8.0Hz)
フルオロベンゾイル)フェニル)アセトアミド ハイドロ
ブロミド 29a 化合物 28a (530 mg)を用い、製造例3に記載の方法に
従って標題化合物(432 mg)を合成した。収率 94%。 NMR (CD3OD) δ: 3.88 (2H,s), 6.99-7.07 (1H,m), 7.1
8-7.70 (7H,m), 8.20 (1H,d,J=8.0Hz)
【0069】製造例39 2−アミノ−N−(2−(4−トリ
フルオロメチルベンゾイル)フェニル)アセトアミド ハ
イドロブロミド 29b 化合物 28b (550mg)を用い、製造例3に記載の方法に
従って標題化合物(450mg)を合成した。収率 93%。 NMR (CD3OD) δ: 3.90 (2H,s), 7.19-7.67 (3H,m), 7.7
6 (2H,d,J=8.0Hz),7.86(2H,d,J=8.0Hz), 8.19 (1H,d,J=
8.2Hz)
フルオロメチルベンゾイル)フェニル)アセトアミド ハ
イドロブロミド 29b 化合物 28b (550mg)を用い、製造例3に記載の方法に
従って標題化合物(450mg)を合成した。収率 93%。 NMR (CD3OD) δ: 3.90 (2H,s), 7.19-7.67 (3H,m), 7.7
6 (2H,d,J=8.0Hz),7.86(2H,d,J=8.0Hz), 8.19 (1H,d,J=
8.2Hz)
【0070】製造例40 2−アミノ−N−(2−(4−
シアノベンゾイル)フェニル)アセトアミド ハイドロブ
ロミド 29c 化合物 28c (542 mg)を用い、製造例3に記載の方法に
従って標題化合物(484 mg)を合成した。収率 100
%。 NMR (CD3OD) δ: 3.76 (2H,s), 7.29−7.88 (3H,m), 7.
89 (4H,s)
シアノベンゾイル)フェニル)アセトアミド ハイドロブ
ロミド 29c 化合物 28c (542 mg)を用い、製造例3に記載の方法に
従って標題化合物(484 mg)を合成した。収率 100
%。 NMR (CD3OD) δ: 3.76 (2H,s), 7.29−7.88 (3H,m), 7.
89 (4H,s)
【0071】製造例41 2−アミノ−N−(2−(アダ
マンタン−1−カルボニル)フェニル)アセトアミド ハ
イドロブロミド 29d 化合物 28d (100 mg)を用い、製造例3に記載の方法
に従って標題化合物(61 mg)を合成した。 収率 69% NMR (CD3OD) δ: 1.75 (6H,s), 1.97 (6H,s), 2.02 (3
H,s), 3.83 (2H,s),7.22-7.58 (4H,m)
マンタン−1−カルボニル)フェニル)アセトアミド ハ
イドロブロミド 29d 化合物 28d (100 mg)を用い、製造例3に記載の方法
に従って標題化合物(61 mg)を合成した。 収率 69% NMR (CD3OD) δ: 1.75 (6H,s), 1.97 (6H,s), 2.02 (3
H,s), 3.83 (2H,s),7.22-7.58 (4H,m)
【0072】製造例42 2−アミノ−N−(2−(1−
オキソ−2−プロピルペンチル)フェニル)アセトアミド
ハイドロブロミド 29e 化合物 28e(770 mg)を用い、製造例3に記載の方法に
従って標題化合物(522 mg)を合成した。収率 78%。 NMR (CD3OD) δ: 0.88 (6H,t,J=7.2Hz), 1.19-1.83(8H,
m), 3.58-3.73 (1H,m),4.00 (2H,s), 7.26-7.69 (2H,
m), 8.14 (1H,dd,J=1.6Hz,8.2Hz),8.56 (1H,d,J=8.2Hz)
オキソ−2−プロピルペンチル)フェニル)アセトアミド
ハイドロブロミド 29e 化合物 28e(770 mg)を用い、製造例3に記載の方法に
従って標題化合物(522 mg)を合成した。収率 78%。 NMR (CD3OD) δ: 0.88 (6H,t,J=7.2Hz), 1.19-1.83(8H,
m), 3.58-3.73 (1H,m),4.00 (2H,s), 7.26-7.69 (2H,
m), 8.14 (1H,dd,J=1.6Hz,8.2Hz),8.56 (1H,d,J=8.2Hz)
【0073】製造例43 3−(3−(2−(2−フルオ
ロベンゾイル)フェニルカルバモイルメチル)−ウレイ
ド)安息香酸 アリルエステル 30a 3−アミノ安息香酸アリルエステル塩酸塩(261 mg)と
トリホスゲン(145 mg)より製造したイソシアネート及
び化合物 29a(432 mg)を原料として製造例5の方法に
従って標題化合物(391 mg)を合成する。収率 67%。 NMR(CDCl3) δ:4.19 (2H,d,J=5.4Hz), 4.78 (2H,d,J=
5.4Hz), 5.21-5.44(2H,m), 5.79-6.10 (2H,m), 7.03-7.
94 (12H,m), 8.69 (1H,d,J=8.2Hz)
ロベンゾイル)フェニルカルバモイルメチル)−ウレイ
ド)安息香酸 アリルエステル 30a 3−アミノ安息香酸アリルエステル塩酸塩(261 mg)と
トリホスゲン(145 mg)より製造したイソシアネート及
び化合物 29a(432 mg)を原料として製造例5の方法に
従って標題化合物(391 mg)を合成する。収率 67%。 NMR(CDCl3) δ:4.19 (2H,d,J=5.4Hz), 4.78 (2H,d,J=
5.4Hz), 5.21-5.44(2H,m), 5.79-6.10 (2H,m), 7.03-7.
94 (12H,m), 8.69 (1H,d,J=8.2Hz)
【0074】製造例44 3−(3−(2−(4−トリフ
ルオロメチルベンゾイル)フェニルカルバモイルメチル)
−ウレイド)安息香酸 アリルエステル 30b 化合物 29b(450 mg)を原料とし、製造例5の方法に従
って標題化合物(343mg)を合成する。収率 65%。 NMR(CDCl3) δ:4.14 (2H,d,J=5.7Hz), 4.76 (2H,d,J=
5.4Hz), 5.22-5.41(2H,m), 5.92-6.05 (2H,m), 7.06-7.
76 (11H,m), 7.90 (1H,s), 8.57 (1H,d,J=8.4Hz),11.31
(1H,s)
ルオロメチルベンゾイル)フェニルカルバモイルメチル)
−ウレイド)安息香酸 アリルエステル 30b 化合物 29b(450 mg)を原料とし、製造例5の方法に従
って標題化合物(343mg)を合成する。収率 65%。 NMR(CDCl3) δ:4.14 (2H,d,J=5.7Hz), 4.76 (2H,d,J=
5.4Hz), 5.22-5.41(2H,m), 5.92-6.05 (2H,m), 7.06-7.
76 (11H,m), 7.90 (1H,s), 8.57 (1H,d,J=8.4Hz),11.31
(1H,s)
【0075】製造例45 3−(3−(2−(4−シアノ
ベンゾイル)フェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)
安息香酸 アリルエステル 30c 化合物 29c (472 mg)を原料とし、製造例5の方法に
従って標題化合物(438mg)を合成する。収率 69%。 NMR(CDCl3) δ:4.13 (2H,d,J=5.7Hz), 4.79 (2H,d,J=
5.4Hz), 5.22-5.44(2H,m), 5.79-6.12 (2H,m), 7.06-7.
80 (11H,m), 7.89 (1H,s), 8.58 (1H,d,J=8.4Hz)
ベンゾイル)フェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)
安息香酸 アリルエステル 30c 化合物 29c (472 mg)を原料とし、製造例5の方法に
従って標題化合物(438mg)を合成する。収率 69%。 NMR(CDCl3) δ:4.13 (2H,d,J=5.7Hz), 4.79 (2H,d,J=
5.4Hz), 5.22-5.44(2H,m), 5.79-6.12 (2H,m), 7.06-7.
80 (11H,m), 7.89 (1H,s), 8.58 (1H,d,J=8.4Hz)
【0076】製造例46 3−(3−(2−(アダマンタ
ン−1−カルボニル)フェニルカルバモイルメチル)−ウ
レイド)安息香酸 アリルエステル 30d 化合物 29d (61 mg)を原料として製造例5の方法に従
って標題化合物(44 mg)を合成する。収率 55%。 NMR(CDCl3) δ:1.63(9H,s), 1.90 (6H,s), 4.05 (2H,
d,J=5.8Hz), 4.81 (2H,d,J=6.0Hz), 5.23−5.45 (2H,
m), 5.81−6.12 (2H,m), 7.07−7.98 (12H,m), 8.21(1
H,d,J=8.0Hz)
ン−1−カルボニル)フェニルカルバモイルメチル)−ウ
レイド)安息香酸 アリルエステル 30d 化合物 29d (61 mg)を原料として製造例5の方法に従
って標題化合物(44 mg)を合成する。収率 55%。 NMR(CDCl3) δ:1.63(9H,s), 1.90 (6H,s), 4.05 (2H,
d,J=5.8Hz), 4.81 (2H,d,J=6.0Hz), 5.23−5.45 (2H,
m), 5.81−6.12 (2H,m), 7.07−7.98 (12H,m), 8.21(1
H,d,J=8.0Hz)
【0077】製造例47 3−(3−(2−(1−オキソ
−2−プロピルペンチル)フェニルカルバモイルメチル)
−ウレイド)安息香酸 アリルエステル 30e 化合物 29e(522 mg)を原料として製造例5の方法に従
って標題化合物(321mg)を合成する。収率 43%。 NMR (CDCl3) δ:0.83 (6H,t,J=7.0H
z), 1.12−1.78 (8H,m), 3.4
1−3.56 (1H,m),5.22−5.45
(2H,m), 5.84−6.12 (2H,m),
7.10−7.98 (12H,m), 8.71
(1H,d,J=8.4Hz)
−2−プロピルペンチル)フェニルカルバモイルメチル)
−ウレイド)安息香酸 アリルエステル 30e 化合物 29e(522 mg)を原料として製造例5の方法に従
って標題化合物(321mg)を合成する。収率 43%。 NMR (CDCl3) δ:0.83 (6H,t,J=7.0H
z), 1.12−1.78 (8H,m), 3.4
1−3.56 (1H,m),5.22−5.45
(2H,m), 5.84−6.12 (2H,m),
7.10−7.98 (12H,m), 8.71
(1H,d,J=8.4Hz)
【0078】
【化18】
【0079】製造例48 N−(2−(チオフェン−2
−カルボニル)フェニル)−2−(ベンジルオキシカルボ
ニルアミノ)アセトアミド 34 化合物 33 を用い、化合物 21 の合成法に従って標題化
合物を合成した。mp 115−116.5 ℃。 IR υmax (KBr) : 3274,1716,1671,1619,1601,1579,151
4 cm-1 NMR (CDCl3) δ: 4.04 (2H,d,J=6.0Hz), 5.18 (2H,s),
5.44-5.60 (1H,m),7.15-7.50 (7H,m), 7.56-7.62 (2H,
m), 7.75 (1H,dd,J=4.8Hz, 0.9Hz), 7.84 (1H,dd,J=7.8
Hz, 1.2Hz), 8.55 (1H,d,J=8.1Hz), 10.80 (1H,s) 元素分析 (C21H18N2O4S) 計算値 C, 63.95; H, 4.60; N, 7.10; S, 8.13 実測値 C, 63.97; H, 4.70; N, 7.17; S, 8.03
−カルボニル)フェニル)−2−(ベンジルオキシカルボ
ニルアミノ)アセトアミド 34 化合物 33 を用い、化合物 21 の合成法に従って標題化
合物を合成した。mp 115−116.5 ℃。 IR υmax (KBr) : 3274,1716,1671,1619,1601,1579,151
4 cm-1 NMR (CDCl3) δ: 4.04 (2H,d,J=6.0Hz), 5.18 (2H,s),
5.44-5.60 (1H,m),7.15-7.50 (7H,m), 7.56-7.62 (2H,
m), 7.75 (1H,dd,J=4.8Hz, 0.9Hz), 7.84 (1H,dd,J=7.8
Hz, 1.2Hz), 8.55 (1H,d,J=8.1Hz), 10.80 (1H,s) 元素分析 (C21H18N2O4S) 計算値 C, 63.95; H, 4.60; N, 7.10; S, 8.13 実測値 C, 63.97; H, 4.70; N, 7.17; S, 8.03
【0080】製造例49 2−アミノ−N−(2−(チオ
フェン−2−カルボニル)フェニル)アセトアミド ハイ
ドロブロミド 35 化合物 34 を用い、製造例3に記載の方法に従って標題
化合物を合成した。NMR (CDCl3+CD3OD)δ:5.31 (2H,
s), 7.08-7.24 (2H,m), 7.44-7.54 (2H,m), 7.66 (1H,
d,J=7.8Hz), 7.74 (1H,dd,J=5.0Hz, 1.2Hz), 8.09 (1H,
dd,J=8.2Hz, 1.8Hz), 10.35 (1H,s)
フェン−2−カルボニル)フェニル)アセトアミド ハイ
ドロブロミド 35 化合物 34 を用い、製造例3に記載の方法に従って標題
化合物を合成した。NMR (CDCl3+CD3OD)δ:5.31 (2H,
s), 7.08-7.24 (2H,m), 7.44-7.54 (2H,m), 7.66 (1H,
d,J=7.8Hz), 7.74 (1H,dd,J=5.0Hz, 1.2Hz), 8.09 (1H,
dd,J=8.2Hz, 1.8Hz), 10.35 (1H,s)
【0081】製造例50 N−(2−(チオフェン−2−
カルボニル)フェニル)−2−(3−m−トリルウレイド)
アセトアミド 36a 化合物 35 を用い、製造例15に記載の方法に従って標
題化合物を合成した。mp 208−210℃ IR υmax (KBr) : 3337,1687,1638,1609,1580,1563,151
8 cm-1 NMR (DMSO−d6) δ:2.22 (3H,s), 3.79 (2H,d,J=5.2H
z), 6.50 (2H,t,J=10.8Hz), 6.72 (1H,dd,J=2.6Hz, 0.8
Hz), 7.04-7.32 (5H,m), 7.52-7.70 (3H,m), 7.94(1H,
d,J=8.2Hz), 8.04-8.10 (1H,m), 8.76 (1H,s), 10.33
(1H,s) 元素分析 (C21H19N3O3S) 計算値 C, 64.11; H, 4.87; N, 10.68; S, 8.15 実測値 C, 64.09; H, 4.92; N, 10.74; S, 8.05
カルボニル)フェニル)−2−(3−m−トリルウレイド)
アセトアミド 36a 化合物 35 を用い、製造例15に記載の方法に従って標
題化合物を合成した。mp 208−210℃ IR υmax (KBr) : 3337,1687,1638,1609,1580,1563,151
8 cm-1 NMR (DMSO−d6) δ:2.22 (3H,s), 3.79 (2H,d,J=5.2H
z), 6.50 (2H,t,J=10.8Hz), 6.72 (1H,dd,J=2.6Hz, 0.8
Hz), 7.04-7.32 (5H,m), 7.52-7.70 (3H,m), 7.94(1H,
d,J=8.2Hz), 8.04-8.10 (1H,m), 8.76 (1H,s), 10.33
(1H,s) 元素分析 (C21H19N3O3S) 計算値 C, 64.11; H, 4.87; N, 10.68; S, 8.15 実測値 C, 64.09; H, 4.92; N, 10.74; S, 8.05
【0082】製造例51 3−(3−(2−(チオフェン
−2−カルボニル)フェニルカルバモイルメチル)−ウレ
イド)安息香酸 アリルエステル 36b 化合物 35 を用い、製造例15に記載の方法に従って標
題化合物を合成した。mp 140−141℃ IR υmax (KBr) : 3284,1714,1689,1648,1618,1584,156
0,1520 cm-1 NMR (CDCl3)δ:4.09 (2H,d,J=5.6Hz), 4.77 (2H,dt,J
=5.4Hz, 1.4Hz), 5.25 (1H,dd,J=10.2Hz, 1.2Hz), 5.37
(1H,dd,J=17.2Hz, 1.4Hz), 5.85-6.10 (2H,m),7.05-7.
30 (3H,m), 7.50-7.80 (7H,m), 7.91 (1H,m), 8.45(1H,
dd J=8.2Hz, 0.8Hz), 10.71 (1H,s) 元素分析 (C24H21N2O5S) 計算値 C, 62.19; H, 4.57; N, 9.07; S, 6.92 実測値 C, 62.13; H, 4.74; N, 9.00; S, 6.81
−2−カルボニル)フェニルカルバモイルメチル)−ウレ
イド)安息香酸 アリルエステル 36b 化合物 35 を用い、製造例15に記載の方法に従って標
題化合物を合成した。mp 140−141℃ IR υmax (KBr) : 3284,1714,1689,1648,1618,1584,156
0,1520 cm-1 NMR (CDCl3)δ:4.09 (2H,d,J=5.6Hz), 4.77 (2H,dt,J
=5.4Hz, 1.4Hz), 5.25 (1H,dd,J=10.2Hz, 1.2Hz), 5.37
(1H,dd,J=17.2Hz, 1.4Hz), 5.85-6.10 (2H,m),7.05-7.
30 (3H,m), 7.50-7.80 (7H,m), 7.91 (1H,m), 8.45(1H,
dd J=8.2Hz, 0.8Hz), 10.71 (1H,s) 元素分析 (C24H21N2O5S) 計算値 C, 62.19; H, 4.57; N, 9.07; S, 6.92 実測値 C, 62.13; H, 4.74; N, 9.00; S, 6.81
【0083】
【化19】
【0084】製造例52 N−(2−(4−メトキシベン
ゾイル)フェニル)−2−(ベンジルオキシカルボニルア
ミノ)アセトアミド 40 化合物 39 を用い、化合物 21 の合成法に従って標題化
合物を合成した。mp 97−98℃ IR υmax (KBr) : 3342,1687,1624,1583,1513 cm-1 NMR (CDCl3)δ:3.89 (3H,s), 4.05 (2H,d,J=6.0Hz),
5.16 (2H,s), 5.55-5.58(1H,m), 6.93-6.98 (2H,m), 7.
09-7.14 (1H,m), 7.30-7.42 (5H,m),7.52-7.57 (2H,m),
7.69-7.72 (2H,m), 8.55 (1H,d,J=7.5Hz), 11.06 (1H,
s) 元素分析 (C24H22N2O5) 計算値 C, 68.88; H, 5.30; N, 6.69 実測値 C, 68.91; H, 5.34; N, 6.72
ゾイル)フェニル)−2−(ベンジルオキシカルボニルア
ミノ)アセトアミド 40 化合物 39 を用い、化合物 21 の合成法に従って標題化
合物を合成した。mp 97−98℃ IR υmax (KBr) : 3342,1687,1624,1583,1513 cm-1 NMR (CDCl3)δ:3.89 (3H,s), 4.05 (2H,d,J=6.0Hz),
5.16 (2H,s), 5.55-5.58(1H,m), 6.93-6.98 (2H,m), 7.
09-7.14 (1H,m), 7.30-7.42 (5H,m),7.52-7.57 (2H,m),
7.69-7.72 (2H,m), 8.55 (1H,d,J=7.5Hz), 11.06 (1H,
s) 元素分析 (C24H22N2O5) 計算値 C, 68.88; H, 5.30; N, 6.69 実測値 C, 68.91; H, 5.34; N, 6.72
【0085】製造例53 2−アミノ−N−(2−(4−
メトキシベンゾイル)フェニル)アセトアミド ハイドロ
ブロミド 41 化合物 42 を用い、製造例3に記載の方法に従って標題
化合物を合成した。NMR (D2O)δ:3.67 (2H,s), 3.92
(3H,s), 7.05-7.10 (2H,m), 7.40-7.78(6H,m)
メトキシベンゾイル)フェニル)アセトアミド ハイドロ
ブロミド 41 化合物 42 を用い、製造例3に記載の方法に従って標題
化合物を合成した。NMR (D2O)δ:3.67 (2H,s), 3.92
(3H,s), 7.05-7.10 (2H,m), 7.40-7.78(6H,m)
【0086】製造例54 N−(2−(4−メトキシベン
ゾイル)フェニル)−2−(3−m−トリルウレイド)アセ
トアミド 42a 化合物 41 を用い、製造例15に記載の方法に従って標
題化合物を合成した。mp 無晶形粉末 IR υmax (KBr) : 3313,2925,2855,1654,1597,1581,155
9 cm-1 NMR(CDCl3)δ:2.18 (3H,s), 3.84 (3H,s), 4.02 (2H,
d,J=6.0Hz), 6.10(1H,t,J=6.0Hz), 6.75−6.90 (3H,m),
7.03−7.10 (4H,m), 7.45-7.68 (5H,m), 8.44 (1H,d,J
=7.2Hz), 10.94 (1H,s)
ゾイル)フェニル)−2−(3−m−トリルウレイド)アセ
トアミド 42a 化合物 41 を用い、製造例15に記載の方法に従って標
題化合物を合成した。mp 無晶形粉末 IR υmax (KBr) : 3313,2925,2855,1654,1597,1581,155
9 cm-1 NMR(CDCl3)δ:2.18 (3H,s), 3.84 (3H,s), 4.02 (2H,
d,J=6.0Hz), 6.10(1H,t,J=6.0Hz), 6.75−6.90 (3H,m),
7.03−7.10 (4H,m), 7.45-7.68 (5H,m), 8.44 (1H,d,J
=7.2Hz), 10.94 (1H,s)
【0087】製造例55 3−(3−(2−(4−メトキ
シベンゾイル)フェニルカルバモイルメチル)−ウレイ
ド)安息香酸 アリルエステル 42b 化合物 41 を用い、製造例15に記載の方法に従って標
題化合物を合成した。mp 167−169℃ IR υmax (KBr) : 3371,3275,1715,1690,1641,1591,156
6,1525 cm-1 NMR (CDCl3) δ:3.86 (3H,s), 4.07 (2H,d,J=6.0Hz),
4.78 (2H,dt,J=5.7Hz,1.2Hz), 5.24-5.28 (1H,m), 5.3
5-5.41 (1H,m), 5.94-6.07 (1H,m), 6.43 (1H,t,J=5.4H
z), 6.87-6.95 (2H,m), 7.07-7.12 (1H,m), 7.23-7.29
(1H,m), 7.49-7.55 (2H,m), 7.62-7.67 (3H,m), 7.75-
7.78 (1H,m),7.90-7.91 (1H,m), 8.35 (1H,s), 8.51 (1
H,d,J=7.5Hz), 10.95 (1H,s) 元素分析 (C27H25N3O6) 計算値 C, 66.52; H, 5.17; N, 8.62 実測値 C, 66.37; H, 5.29; N,
8.58
シベンゾイル)フェニルカルバモイルメチル)−ウレイ
ド)安息香酸 アリルエステル 42b 化合物 41 を用い、製造例15に記載の方法に従って標
題化合物を合成した。mp 167−169℃ IR υmax (KBr) : 3371,3275,1715,1690,1641,1591,156
6,1525 cm-1 NMR (CDCl3) δ:3.86 (3H,s), 4.07 (2H,d,J=6.0Hz),
4.78 (2H,dt,J=5.7Hz,1.2Hz), 5.24-5.28 (1H,m), 5.3
5-5.41 (1H,m), 5.94-6.07 (1H,m), 6.43 (1H,t,J=5.4H
z), 6.87-6.95 (2H,m), 7.07-7.12 (1H,m), 7.23-7.29
(1H,m), 7.49-7.55 (2H,m), 7.62-7.67 (3H,m), 7.75-
7.78 (1H,m),7.90-7.91 (1H,m), 8.35 (1H,s), 8.51 (1
H,d,J=7.5Hz), 10.95 (1H,s) 元素分析 (C27H25N3O6) 計算値 C, 66.52; H, 5.17; N, 8.62 実測値 C, 66.37; H, 5.29; N,
8.58
【0088】
【化20】
【0089】製造例56 2−(ベンジルオキシカルボ
ニルグリシルアミノ)ベンゾフェノン(化合物6b)の
別途合成法I (1) 3−(メトキシカルボニルメチルウレイド)安息香
酸アリルエステル45 トリホスゲン(2.5 g, 8.42 mmol)及び3−アミノ安息香
酸アリルエステル塩酸塩(4.0 g, 18.7 mmol)のジクロロ
メタン(80 ml)懸濁液を −20℃ に冷却し、トリエチル
アミン(9.64 ml, 69.2 mmol)を滴下し、30分間撹拌す
る。これにグリシンメチルエステル塩酸塩(2.82 g, 22.
44 mmol)を加える。続いてトリエチルアミン(3.75 ml,
18.7 mmol)を滴下し、−20℃で2.5時間撹拌する。反応
液に氷水を加え撹拌し、水層を酢酸エチルで2回抽出す
る。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後濃縮し、目的化合物(5.27 g)を得る。収率
96% NMR (CDCl3)δ:3.76 (3H,s), 4.08 (2H,s), 4.80 (2H,
d,J=5.5Hz), 5.23-5.45(2H,m), 5.92-6.12 (2H,m), 7.2
8-7.38 (1H,m), 7.67-7.90 (3H,m)
ニルグリシルアミノ)ベンゾフェノン(化合物6b)の
別途合成法I (1) 3−(メトキシカルボニルメチルウレイド)安息香
酸アリルエステル45 トリホスゲン(2.5 g, 8.42 mmol)及び3−アミノ安息香
酸アリルエステル塩酸塩(4.0 g, 18.7 mmol)のジクロロ
メタン(80 ml)懸濁液を −20℃ に冷却し、トリエチル
アミン(9.64 ml, 69.2 mmol)を滴下し、30分間撹拌す
る。これにグリシンメチルエステル塩酸塩(2.82 g, 22.
44 mmol)を加える。続いてトリエチルアミン(3.75 ml,
18.7 mmol)を滴下し、−20℃で2.5時間撹拌する。反応
液に氷水を加え撹拌し、水層を酢酸エチルで2回抽出す
る。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後濃縮し、目的化合物(5.27 g)を得る。収率
96% NMR (CDCl3)δ:3.76 (3H,s), 4.08 (2H,s), 4.80 (2H,
d,J=5.5Hz), 5.23-5.45(2H,m), 5.92-6.12 (2H,m), 7.2
8-7.38 (1H,m), 7.67-7.90 (3H,m)
【0090】(2) (3−アリルオキシカルボニルフェニ
ル)ウレイド酢酸 46 3−(メトキシカルボニルメチルウレイド)安息香酸 ア
リルエステル(5.27 g, 18.7 mmol)のTHF(27 ml)溶液
に、2 N 塩酸(37.4 ml)を加え、2.5時間還流撹拌する。
放冷後、反応液に水と飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を
加え、水層をPH=8 としたのち、酢酸エチルで抽出す
る。水層に濃塩酸を加えPH=1とし、酢酸エチルで抽出
する。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後濃縮する。残渣をトルエンから結晶化し、
目的化合物(3.66 g)を得る。収率 70%。 NMR (DMSO−d6) δ: 3.80 (2H,d,J=5.9Hz), 4.79 (2H,
d,J=5.4Hz), 5.24-5.47 (2H,m), 5.95-6.16 (2H,m), 6.
41 (1H,t,J=5.9Hz), 7.39 (1H,t,J=7.8Hz), 7.50-7.65
(2H,m), 8.14 (1H,s), 9.08 (1H,s)
ル)ウレイド酢酸 46 3−(メトキシカルボニルメチルウレイド)安息香酸 ア
リルエステル(5.27 g, 18.7 mmol)のTHF(27 ml)溶液
に、2 N 塩酸(37.4 ml)を加え、2.5時間還流撹拌する。
放冷後、反応液に水と飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を
加え、水層をPH=8 としたのち、酢酸エチルで抽出す
る。水層に濃塩酸を加えPH=1とし、酢酸エチルで抽出
する。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後濃縮する。残渣をトルエンから結晶化し、
目的化合物(3.66 g)を得る。収率 70%。 NMR (DMSO−d6) δ: 3.80 (2H,d,J=5.9Hz), 4.79 (2H,
d,J=5.4Hz), 5.24-5.47 (2H,m), 5.95-6.16 (2H,m), 6.
41 (1H,t,J=5.9Hz), 7.39 (1H,t,J=7.8Hz), 7.50-7.65
(2H,m), 8.14 (1H,s), 9.08 (1H,s)
【0091】(3) 2−(アリルオキシカルボニルフェニ
ルグリシルアミノ)ベンゾフェノン 6bDMA(40 ml)に冷却
下(−10−0 ℃)、撹拌しながらオキシ塩化リン(2.07 m
l, 22.64 mmol)及びイミダゾール(1.54 g, 22.64 mmol)
を加える。(3−アリルオキシカルボニルフェニル)ウレ
イド酢酸 (3.0 g, 10.78 mmol)のジメチルアセタミド
(10 ml)溶液を滴下し、氷冷下 10分間撹拌する。続い
て、2−アミノベンゾフェノン(2.34 g, 11.86 mmol)のD
MA(5 ml)溶液を滴下する。この反応液を50℃で5.5時間
撹拌する。放冷後、反応液に水と酢酸エチルを加え、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液でPH=9とし、水層を酢酸
エチルで抽出する。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮する。残渣をトルエンか
ら結晶化し、目的化合物(3.63 g)を得る。収率 74%。
ルグリシルアミノ)ベンゾフェノン 6bDMA(40 ml)に冷却
下(−10−0 ℃)、撹拌しながらオキシ塩化リン(2.07 m
l, 22.64 mmol)及びイミダゾール(1.54 g, 22.64 mmol)
を加える。(3−アリルオキシカルボニルフェニル)ウレ
イド酢酸 (3.0 g, 10.78 mmol)のジメチルアセタミド
(10 ml)溶液を滴下し、氷冷下 10分間撹拌する。続い
て、2−アミノベンゾフェノン(2.34 g, 11.86 mmol)のD
MA(5 ml)溶液を滴下する。この反応液を50℃で5.5時間
撹拌する。放冷後、反応液に水と酢酸エチルを加え、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液でPH=9とし、水層を酢酸
エチルで抽出する。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮する。残渣をトルエンか
ら結晶化し、目的化合物(3.63 g)を得る。収率 74%。
【0092】
【化21】
【0093】製造例57 N−tert−ブトキシカル
ボニル−2−ヨードアニリン 47 ヨードアニリン(11.0 g, 0.05 mol)の溶液に、室温でピ
リジン(10.1 ml, 0.10mol)及びジメチルアミノピリジン
(610 mg, 5 mmol)を加える。ジ−tert−ブチルジカーボ
ネート(26.6 ml, 0.125 mol)を滴下し、6時間還流撹拌
する。放冷後、反応液を酢酸エチルで希釈し、氷水を加
えた後、2N 塩酸を加え pH=1とする。この水層を酢
酸エチルで2回抽出する。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮する。この残渣
をメタノール(200 ml)に溶解し、氷冷下撹拌しながら 2
N 水酸化ナトリウム水溶液(50 ml)を加える。室温で2時
間撹拌後、メタノールを減圧留去する。反応液をジクロ
ロメタンで希釈し、氷水を加えた後、2N 塩酸を加えpH
=1とする。この水層を酢酸エチルで2回抽出する。有
機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後濃縮する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより精製し、目的化合物(8.54 g)を得る。収率
54%。 NMR (CDCl3) δ:1.42 (9H,s), 6.71-6.81 (1H,m), 6.8
2 (1H,brs), 7.26-7.36(1H,m), 7.75 (1H,dd,J=1.2Hz,
8.0Hz), 8.05 (1H,dd,J=1.6Hz,8.2Hz)
ボニル−2−ヨードアニリン 47 ヨードアニリン(11.0 g, 0.05 mol)の溶液に、室温でピ
リジン(10.1 ml, 0.10mol)及びジメチルアミノピリジン
(610 mg, 5 mmol)を加える。ジ−tert−ブチルジカーボ
ネート(26.6 ml, 0.125 mol)を滴下し、6時間還流撹拌
する。放冷後、反応液を酢酸エチルで希釈し、氷水を加
えた後、2N 塩酸を加え pH=1とする。この水層を酢
酸エチルで2回抽出する。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮する。この残渣
をメタノール(200 ml)に溶解し、氷冷下撹拌しながら 2
N 水酸化ナトリウム水溶液(50 ml)を加える。室温で2時
間撹拌後、メタノールを減圧留去する。反応液をジクロ
ロメタンで希釈し、氷水を加えた後、2N 塩酸を加えpH
=1とする。この水層を酢酸エチルで2回抽出する。有
機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後濃縮する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより精製し、目的化合物(8.54 g)を得る。収率
54%。 NMR (CDCl3) δ:1.42 (9H,s), 6.71-6.81 (1H,m), 6.8
2 (1H,brs), 7.26-7.36(1H,m), 7.75 (1H,dd,J=1.2Hz,
8.0Hz), 8.05 (1H,dd,J=1.6Hz,8.2Hz)
【0094】製造例58 N−tert−ブトキシカル
ボニル−2−トリメチルスタニルアニリン 48 N−tert−ブトキシカルボニル−2−ヨードアニリン(3.2
0 g, 0.01 mol)のトルエン(65 ml)溶液に、室温で tran
s−ベンジルクロロビストリフェニルホスフィンパラジ
ウム(380 mg, 5μmol)、塩化テトラエチルアンモニウム
(330 mg, 20μmol)、ヘキサメチルジチン(5.1 g, 0.015
mmol)を加え、95℃で2.5時間撹拌する。放冷後、反応
液に氷水を加え撹拌し、析出物を瀘去する。水層を酢酸
エチルで抽出する。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮する。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにより精製し、目的化合物
(2.46g)を得る。収率 69%。 NMR (CDCl3) δ:0.34 (9H,s), 1.51 (9H,s), 6.28 (1
H,brs), 7.07-7.17(1H,m), 7.22-7.43 (2H,m), 7.52 (1
H,d,J=8.6Hz)
ボニル−2−トリメチルスタニルアニリン 48 N−tert−ブトキシカルボニル−2−ヨードアニリン(3.2
0 g, 0.01 mol)のトルエン(65 ml)溶液に、室温で tran
s−ベンジルクロロビストリフェニルホスフィンパラジ
ウム(380 mg, 5μmol)、塩化テトラエチルアンモニウム
(330 mg, 20μmol)、ヘキサメチルジチン(5.1 g, 0.015
mmol)を加え、95℃で2.5時間撹拌する。放冷後、反応
液に氷水を加え撹拌し、析出物を瀘去する。水層を酢酸
エチルで抽出する。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮する。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにより精製し、目的化合物
(2.46g)を得る。収率 69%。 NMR (CDCl3) δ:0.34 (9H,s), 1.51 (9H,s), 6.28 (1
H,brs), 7.07-7.17(1H,m), 7.22-7.43 (2H,m), 7.52 (1
H,d,J=8.6Hz)
【0095】製造例59 2−(N−(ベンジルオキシカ
ルボニル)ピペリジン−4−カルボニル)−N'−ter
t−ブトキシカルボニルアニリン 49 N−(ベンジルオキシカルボニル)ピペリジン−4−カルボ
ン酸(1.10 g,4.18 mmol)を塩化チオニル(1.23 ml)に溶
解し、20分間還流撹拌する。過剰の塩化チオニルを減圧
留去し、残渣をトルエンに溶解する。これに室温でジク
ロロビスアセトニトリルパラジウム(73 mg, 0.209 mmo
l)を加える。続いて、N−tert−ブトキシカルボニル−2
−トリメチルスタニルアニリン(1.50 g, 4.18 mmol)を
加え、55℃で45分間撹拌する。放冷後、反応液に氷水を
加え撹拌し、水層を酢酸エチルで2回抽出する。有機層
を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後
濃縮する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
により精製し、目的化合物(1.49 g)を得る。収率 81
%。 NMR (CDCl3) δ:1.53 (9H,s), 1.63-1.95 (4H,m), 2.
85-3.06 (2H,m), 3.37-3.58 (1H,m), 4.16-4.38 (2H,
m), 5.15 (2H,s), 6.99-7.08 (1H,m),7.36 (5H,s),7.48
-7.57 (1H,m), 7.86 (1H,dd,J=1.2Hz,8.2Hz), 8.51(1H,
dd,J=1.0Hz,8.2Hz)
ルボニル)ピペリジン−4−カルボニル)−N'−ter
t−ブトキシカルボニルアニリン 49 N−(ベンジルオキシカルボニル)ピペリジン−4−カルボ
ン酸(1.10 g,4.18 mmol)を塩化チオニル(1.23 ml)に溶
解し、20分間還流撹拌する。過剰の塩化チオニルを減圧
留去し、残渣をトルエンに溶解する。これに室温でジク
ロロビスアセトニトリルパラジウム(73 mg, 0.209 mmo
l)を加える。続いて、N−tert−ブトキシカルボニル−2
−トリメチルスタニルアニリン(1.50 g, 4.18 mmol)を
加え、55℃で45分間撹拌する。放冷後、反応液に氷水を
加え撹拌し、水層を酢酸エチルで2回抽出する。有機層
を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後
濃縮する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
により精製し、目的化合物(1.49 g)を得る。収率 81
%。 NMR (CDCl3) δ:1.53 (9H,s), 1.63-1.95 (4H,m), 2.
85-3.06 (2H,m), 3.37-3.58 (1H,m), 4.16-4.38 (2H,
m), 5.15 (2H,s), 6.99-7.08 (1H,m),7.36 (5H,s),7.48
-7.57 (1H,m), 7.86 (1H,dd,J=1.2Hz,8.2Hz), 8.51(1H,
dd,J=1.0Hz,8.2Hz)
【0096】製造例60 2−(N−(ベンジルオキシカ
ルボニル)ピペリジン−4−カルボニル)アニリン 50 2−(N−(ベンジルオキシカルボニル)ピペリジン−4−カ
ルボニル)−N'−tert−ブトキシカルボニルアニリン(1.
30 g, 3.0 mmol)の塩化メチレン(6.5 ml)溶液に室温で
アニソール(2.0 ml)を加える。続いて氷冷下撹拌しなが
ら、トリフルオロ酢酸(13.0 ml)を滴下し、その温度で1
時間撹拌する。反応液を酢酸エチルで希釈し、氷水を加
えた後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和する。こ
の水層を酢酸エチルで2回抽出する。有機層を飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮す
る。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより
精製し、目的化合物(987 mg)を得る。収率 99%。 NMR (CDCl3) δ:1.69-1.96 (4H,m), 2.83-3.08 (2H,
m), 3.35-3.53 (1H,m), 4.17-4.39 (2H,m), 5.15 (2H,
s), 6.30 (2H,brs), 6.61-6.70 (2H,m),7.23-7.39 (1H,
m), 7.36 (5H,s), 7.73 (1H,d,J=8.2Hz)
ルボニル)ピペリジン−4−カルボニル)アニリン 50 2−(N−(ベンジルオキシカルボニル)ピペリジン−4−カ
ルボニル)−N'−tert−ブトキシカルボニルアニリン(1.
30 g, 3.0 mmol)の塩化メチレン(6.5 ml)溶液に室温で
アニソール(2.0 ml)を加える。続いて氷冷下撹拌しなが
ら、トリフルオロ酢酸(13.0 ml)を滴下し、その温度で1
時間撹拌する。反応液を酢酸エチルで希釈し、氷水を加
えた後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和する。こ
の水層を酢酸エチルで2回抽出する。有機層を飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮す
る。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより
精製し、目的化合物(987 mg)を得る。収率 99%。 NMR (CDCl3) δ:1.69-1.96 (4H,m), 2.83-3.08 (2H,
m), 3.35-3.53 (1H,m), 4.17-4.39 (2H,m), 5.15 (2H,
s), 6.30 (2H,brs), 6.61-6.70 (2H,m),7.23-7.39 (1H,
m), 7.36 (5H,s), 7.73 (1H,d,J=8.2Hz)
【0097】製造例61 3−(3−(2−(N−(ベンジ
ルオキシカルボニル)ピペリジン−4−カルボニル)フェ
ニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸 アリル
エステル 51 2−(N−(ベンジルオキシカルボニル)ピペリジン−4−カ
ルボニル)アニリン(677mg)と2−(ベンジルオキシカルボ
ニルグリシルアミノ)ベンゾフェノン(化合物 46)(556m
g)を原料として、化合物 6bの合成法に従って標題化
合物(780mg)を合成する。収率 65%。 NMR (DMSO−d6) δ:1.13-1.39 (2H,m), 1.54-1.79 (2
H,m), 2.80-3.06(2H,m), 3.52-3.69 (1H,m), 3.74-3.98
(2H,m), 3.88 (2H,d,J=6.0Hz),3.76 (2H,d,J=5.2Hz),
5.06 (2H,s), 5.20-5.43 (2H,m), 5.90-6.13 (1H,m),
6.83 (1H,t,J=6.0Hz), 7.18-7.68 (10H,m), 8.05 (1H,
d,J=7.8Hz),8.15 (1H,s), 8.45 (1H,d,J=7.8Hz), 9.28
(1H,s), 11.60 (1H,s)
ルオキシカルボニル)ピペリジン−4−カルボニル)フェ
ニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸 アリル
エステル 51 2−(N−(ベンジルオキシカルボニル)ピペリジン−4−カ
ルボニル)アニリン(677mg)と2−(ベンジルオキシカルボ
ニルグリシルアミノ)ベンゾフェノン(化合物 46)(556m
g)を原料として、化合物 6bの合成法に従って標題化
合物(780mg)を合成する。収率 65%。 NMR (DMSO−d6) δ:1.13-1.39 (2H,m), 1.54-1.79 (2
H,m), 2.80-3.06(2H,m), 3.52-3.69 (1H,m), 3.74-3.98
(2H,m), 3.88 (2H,d,J=6.0Hz),3.76 (2H,d,J=5.2Hz),
5.06 (2H,s), 5.20-5.43 (2H,m), 5.90-6.13 (1H,m),
6.83 (1H,t,J=6.0Hz), 7.18-7.68 (10H,m), 8.05 (1H,
d,J=7.8Hz),8.15 (1H,s), 8.45 (1H,d,J=7.8Hz), 9.28
(1H,s), 11.60 (1H,s)
【0098】実施例A CDIを用いる2−(アリルオ
キシカルボニルフェニルグリシルアミノ)ベンゾフェノ
ン(化合物6b)の合成
キシカルボニルフェニルグリシルアミノ)ベンゾフェノ
ン(化合物6b)の合成
【化22】 (1) 窒素気流下、N,N'−カルボニルジイミダゾール
(CDI)5.69 g(1.5当量)、DMF 25 mlの懸濁液に、氷
冷下、m−アリルオキシカルボニルアニリン5.00 gのDM
F 20 ml溶液を5 ℃以下、30分で滴下する。同温で1時
間30分撹拌後、グリシンメチルエステル塩酸塩3.53 g
(1.2当量)を加え、室温で2時間撹拌する。この反応液
を1 N−塩酸50 ml及び酢酸エチル50 mlの混合物にあ
け、分液した。有機層を水25 mlで2回洗浄し、水層を酢
酸エチル25 mlで抽出する。有機層を合わせ、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、化合物45の結晶性残
渣6.55g(95.8 %)を得る。
(CDI)5.69 g(1.5当量)、DMF 25 mlの懸濁液に、氷
冷下、m−アリルオキシカルボニルアニリン5.00 gのDM
F 20 ml溶液を5 ℃以下、30分で滴下する。同温で1時
間30分撹拌後、グリシンメチルエステル塩酸塩3.53 g
(1.2当量)を加え、室温で2時間撹拌する。この反応液
を1 N−塩酸50 ml及び酢酸エチル50 mlの混合物にあ
け、分液した。有機層を水25 mlで2回洗浄し、水層を酢
酸エチル25 mlで抽出する。有機層を合わせ、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、化合物45の結晶性残
渣6.55g(95.8 %)を得る。
【0099】(2) 窒素気流下、グリシン9.13 g(1.3当
量)のDMF40 ml懸濁液に氷冷下、トリメチルシリルクロ
ライド16.0 ml(1.35当量)を6分間で滴下し、室温で1.5
時間、40℃で0.5時間撹拌する。次いで、氷冷撹拌し、
O−シリルグリシン反応液を得る。窒素気流下、N,N'−
カルボニルジイミダゾール 22.77 g(1.5当量)のDMF80 m
l懸濁液に氷冷下、m−アリルオキシカルボニルアニリ
ン20.00 gのDMF 60 ml溶液を5 ℃以下、10分で滴下し、
DMF10 mlで洗浄する。同温度で1.5時間撹拌した後、上
記のO−シリルグリシン反応液を加え、室温で2時間撹
拌する。この反応液を酢酸エチル300 ml、氷水200 ml、
2.5N−HCl200 ml及び食塩60gにあけ、分液する。有機
層を、水200 ml、飽和重曹水200 ml、飽和重曹水100 ml
+水100 mlで洗浄する。水層は酢酸エチル200 ml、次い
で、100 mlで順次逆抽する。重曹アルカリ層を合わせ、
酢酸エチル260 mlを加え、撹拌下、濃塩酸10mlを滴下
し、分液する。有機層は10 %食塩水で2回洗浄する。水
層は酢酸エチル130 mlで逆抽する。有機層を合わせ、無
水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、トルエン200
mlを加え、さらに減圧濃縮し、化合物 46のスラリー液
とし、一晩冷置後、濾過、トルエン20 mlで2回洗浄し、
化合物 46の結晶を21.7 g(83.3 %)得る。該化合物 46
を用い、製造例 57と同様の方法で処理して、化合物 6b
を得る。
量)のDMF40 ml懸濁液に氷冷下、トリメチルシリルクロ
ライド16.0 ml(1.35当量)を6分間で滴下し、室温で1.5
時間、40℃で0.5時間撹拌する。次いで、氷冷撹拌し、
O−シリルグリシン反応液を得る。窒素気流下、N,N'−
カルボニルジイミダゾール 22.77 g(1.5当量)のDMF80 m
l懸濁液に氷冷下、m−アリルオキシカルボニルアニリ
ン20.00 gのDMF 60 ml溶液を5 ℃以下、10分で滴下し、
DMF10 mlで洗浄する。同温度で1.5時間撹拌した後、上
記のO−シリルグリシン反応液を加え、室温で2時間撹
拌する。この反応液を酢酸エチル300 ml、氷水200 ml、
2.5N−HCl200 ml及び食塩60gにあけ、分液する。有機
層を、水200 ml、飽和重曹水200 ml、飽和重曹水100 ml
+水100 mlで洗浄する。水層は酢酸エチル200 ml、次い
で、100 mlで順次逆抽する。重曹アルカリ層を合わせ、
酢酸エチル260 mlを加え、撹拌下、濃塩酸10mlを滴下
し、分液する。有機層は10 %食塩水で2回洗浄する。水
層は酢酸エチル130 mlで逆抽する。有機層を合わせ、無
水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、トルエン200
mlを加え、さらに減圧濃縮し、化合物 46のスラリー液
とし、一晩冷置後、濾過、トルエン20 mlで2回洗浄し、
化合物 46の結晶を21.7 g(83.3 %)得る。該化合物 46
を用い、製造例 57と同様の方法で処理して、化合物 6b
を得る。
【0100】
【化23】
【0101】実施例1 2−(N−(ピロリジノカルボニ
ルメチル)−N−(N'−(m−トリル)ウレイドメチルカ
ルボニル)アミノ)ベンゾフェノン 5a 製造例 5 で調製したアミド 4a (300 mg)、ブロモアセ
チルピロリジン(17.35mg)、炭酸カリウム(120 mg)及び
ヨウ素カリウム(10 mg) のジメチルホルムアミド (5 m
l) 溶液を一夜攪拌する。水に入れた後、混合物を酢酸
エチルで抽出する。抽出物を水洗、乾燥(硫酸ナトリウ
ム)後、減圧下に溶媒を留去する。残渣をアセトニトリ
ルから再結晶する。収率 53%。mp 204−205 ℃。 IRνmax(KBr):3310,1655,1637,1560 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.81 (4H,m), 2.28 (3H,s), 3.34 (4
H,m), 3.78 (1H,d,J=18.0Hz), 3.81 (1H,d,J=16.4Hz),
3.99 (1H,d,J=17.2Hz), 4.82 (1H,d,J=16.4Hz), 5.78
(1H,br.s), 6.80-7.79 (13H,m) 元素分析(C29H30N4O4として) 計算値:C, 69.86; H, 6.06; N, 11.24 実測値:C, 69.72; H, 6.17; N, 11.04
ルメチル)−N−(N'−(m−トリル)ウレイドメチルカ
ルボニル)アミノ)ベンゾフェノン 5a 製造例 5 で調製したアミド 4a (300 mg)、ブロモアセ
チルピロリジン(17.35mg)、炭酸カリウム(120 mg)及び
ヨウ素カリウム(10 mg) のジメチルホルムアミド (5 m
l) 溶液を一夜攪拌する。水に入れた後、混合物を酢酸
エチルで抽出する。抽出物を水洗、乾燥(硫酸ナトリウ
ム)後、減圧下に溶媒を留去する。残渣をアセトニトリ
ルから再結晶する。収率 53%。mp 204−205 ℃。 IRνmax(KBr):3310,1655,1637,1560 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.81 (4H,m), 2.28 (3H,s), 3.34 (4
H,m), 3.78 (1H,d,J=18.0Hz), 3.81 (1H,d,J=16.4Hz),
3.99 (1H,d,J=17.2Hz), 4.82 (1H,d,J=16.4Hz), 5.78
(1H,br.s), 6.80-7.79 (13H,m) 元素分析(C29H30N4O4として) 計算値:C, 69.86; H, 6.06; N, 11.24 実測値:C, 69.72; H, 6.17; N, 11.04
【0102】実施例2 2−(N−(t−ブトキシカルボ
ニルメチル)−N−(N'−(m−トリル)ウレイドメチル
カルボニル)アミノ)ベンゾフェノン 5b 化合物 4bを出発物質として用い、実施例1と同様にし
て、目的化合物 5b を調製する。収率 50%。mp 183−1
84 ℃。 IRνmax(KBr):3344,1746,1658,1618,1561 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.39 (9H,s), 2.28 (3H,s), 3.65 (1
H,d,J=17.8Hz),3.77 (1H,d,J=17.8Hz), 4.01 (1H,d,J=1
7.4Hz), 4.64 (1H,d,J=17.4Hz), 5.90 (1H,br.s), 6.81
-6.84 (1H,d,J=6.0Hz), 6.95-7.81 (13H,m) 元素分析(C29H31N3O5として) 計算値:C, 69.44; H, 6.23; N, 8.38 実測値:C, 69.14; H, 6.28; N, 8.33
ニルメチル)−N−(N'−(m−トリル)ウレイドメチル
カルボニル)アミノ)ベンゾフェノン 5b 化合物 4bを出発物質として用い、実施例1と同様にし
て、目的化合物 5b を調製する。収率 50%。mp 183−1
84 ℃。 IRνmax(KBr):3344,1746,1658,1618,1561 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.39 (9H,s), 2.28 (3H,s), 3.65 (1
H,d,J=17.8Hz),3.77 (1H,d,J=17.8Hz), 4.01 (1H,d,J=1
7.4Hz), 4.64 (1H,d,J=17.4Hz), 5.90 (1H,br.s), 6.81
-6.84 (1H,d,J=6.0Hz), 6.95-7.81 (13H,m) 元素分析(C29H31N3O5として) 計算値:C, 69.44; H, 6.23; N, 8.38 実測値:C, 69.14; H, 6.28; N, 8.33
【0103】実施例3 2−(N−(シクロプロピルカル
ボニルメチル)−N−(N'−(m−トリル)ウレイドメチ
ルカルボニル)アミノ)ベンゾフェノン 5c 化合物 4cを出発物質として用い、実施例2と同様にし
て、目的化合物 5cを調製する。収率 3.3%。mp 114−
118 ℃。 IRνmax(KBr):3391,1650,1611,1596,1556 cm-1 NMR (CDCl3)δ:1.16 (4H,m), 1.94 (1H,br.s), 3.23
(3H,s), 3.43-4.67(4H,m), 6.07 (1H,br.s), 6.79 (2H,
d,J=6.4Hz), 7.04-7.40 (13H,m),8.27 (1H,s)
ボニルメチル)−N−(N'−(m−トリル)ウレイドメチ
ルカルボニル)アミノ)ベンゾフェノン 5c 化合物 4cを出発物質として用い、実施例2と同様にし
て、目的化合物 5cを調製する。収率 3.3%。mp 114−
118 ℃。 IRνmax(KBr):3391,1650,1611,1596,1556 cm-1 NMR (CDCl3)δ:1.16 (4H,m), 1.94 (1H,br.s), 3.23
(3H,s), 3.43-4.67(4H,m), 6.07 (1H,br.s), 6.79 (2H,
d,J=6.4Hz), 7.04-7.40 (13H,m),8.27 (1H,s)
【0104】実施例4 2−(N−(m−アミノベンジ
ル)−N−(N'−(m−トリル)ウレイドメチルカルボニ
ル)アミノ)ベンゾフェノン 5d ブロモアセチルピロリジンではなく、m−(BOC−Aアミ
ノ)ベンジルブロミドを用い、実施例1と同様の方法で
N−アルキル化を行う。得られたBOC体に,4N−塩化水
素の酢酸エチル溶液を加え、一夜攪拌する。炭酸ナトリ
ウム水溶液でアルカリ性にした後、酢酸エチルで抽出す
る。抽出物を水洗、乾燥(硫酸ナトリウム)後、減圧下
に溶媒を留去する。収率 12%。mp 96−100 ℃。 IRνmax(KBr):3359,1662,1594,1555 cm-1 NMR (CDCl3)δ:2.22 (3H,s), 3.48 (2H,br.s), 3.98
(2H,m), 4.27 (2H,d,J=14.4Hz), 5.07 (1H,d,J=14.4H
z), 6.32-7.69 (17H,m) 元素分析(C30H28N4O3・0.2H2Oとして) 計算値:C, 72.62; H, 5.77; N, 11.29 実測値:C, 72.49; H, 5.88; N, 11.49
ル)−N−(N'−(m−トリル)ウレイドメチルカルボニ
ル)アミノ)ベンゾフェノン 5d ブロモアセチルピロリジンではなく、m−(BOC−Aアミ
ノ)ベンジルブロミドを用い、実施例1と同様の方法で
N−アルキル化を行う。得られたBOC体に,4N−塩化水
素の酢酸エチル溶液を加え、一夜攪拌する。炭酸ナトリ
ウム水溶液でアルカリ性にした後、酢酸エチルで抽出す
る。抽出物を水洗、乾燥(硫酸ナトリウム)後、減圧下
に溶媒を留去する。収率 12%。mp 96−100 ℃。 IRνmax(KBr):3359,1662,1594,1555 cm-1 NMR (CDCl3)δ:2.22 (3H,s), 3.48 (2H,br.s), 3.98
(2H,m), 4.27 (2H,d,J=14.4Hz), 5.07 (1H,d,J=14.4H
z), 6.32-7.69 (17H,m) 元素分析(C30H28N4O3・0.2H2Oとして) 計算値:C, 72.62; H, 5.77; N, 11.29 実測値:C, 72.49; H, 5.88; N, 11.49
【0105】実施例5 2−(N−(t−ブトキシカルボ
ニルメチル)−N−(2−(N'−(m−トリル)ウレイド)
エチルカルボニル)アミノ)ベンゾフェノン 5e、5f 化合物 4b, 4c を出発物質として用いそれぞれ、実施例
2と同様の方法で合成する。化合物 5e 収率 31.2% [α]D 24 +14.4 (c 1.151, CHCl3 ) IRνmax (nujol):3368,1741,1665,1642,1553 cm-1 NMR (CDCl3+CD3OD)δ:1.0-1.5 (9H,m), 2.31及び2.28
(total 3H,s),3.65-3.80 (1H,m), 4.35-4.75 (2H,m),
6.75-7.90 (13H,m) 元素分析(C30H33N3O5・0.5H2Oとして) 計算値:C, 68.68; H, 6.53; N, 8.01 実測値:C, 68.67; H, 6.52; N,
8.22化合物 5f [a]D 23 −18.3 (c 0.717, CHCl3)
ニルメチル)−N−(2−(N'−(m−トリル)ウレイド)
エチルカルボニル)アミノ)ベンゾフェノン 5e、5f 化合物 4b, 4c を出発物質として用いそれぞれ、実施例
2と同様の方法で合成する。化合物 5e 収率 31.2% [α]D 24 +14.4 (c 1.151, CHCl3 ) IRνmax (nujol):3368,1741,1665,1642,1553 cm-1 NMR (CDCl3+CD3OD)δ:1.0-1.5 (9H,m), 2.31及び2.28
(total 3H,s),3.65-3.80 (1H,m), 4.35-4.75 (2H,m),
6.75-7.90 (13H,m) 元素分析(C30H33N3O5・0.5H2Oとして) 計算値:C, 68.68; H, 6.53; N, 8.01 実測値:C, 68.67; H, 6.52; N,
8.22化合物 5f [a]D 23 −18.3 (c 0.717, CHCl3)
【0106】
【化24】
【0107】実施例6 2−(N−(tert−ブトキシ
カルボニルメチル)−N'−(m−(ベンジルオキシカルボ
ニル)フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベン
ゾフェノン 7a 製造例7で調製した化合物 6aを用い、実施例2の化合
物 5bの製造方法に従って合成する。 mp 85−88 ℃。 IRνmax(KBr):3380,1720,1661,1597,1555 cm-1 NMR (DMSO−d6)δ:1.36 (9H,s), 3.53-3.85 (2H,m),
3.73 (1H,d,J=16.8Hz), 4.14 (1H,d,J=16.8Hz), 5.33
(2H,s), 6.38 (1H,br.s), 7.30-7.85 (17H,m), 8.05 (1
H,br,s), 9.09 (1H,s) 元素分析(C36H35N3O7として) 計算値:C, 69.55; H, 5.67; N, 6.76 実測値:C, 69.41; H, 5.74; N, 6.79
カルボニルメチル)−N'−(m−(ベンジルオキシカルボ
ニル)フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベン
ゾフェノン 7a 製造例7で調製した化合物 6aを用い、実施例2の化合
物 5bの製造方法に従って合成する。 mp 85−88 ℃。 IRνmax(KBr):3380,1720,1661,1597,1555 cm-1 NMR (DMSO−d6)δ:1.36 (9H,s), 3.53-3.85 (2H,m),
3.73 (1H,d,J=16.8Hz), 4.14 (1H,d,J=16.8Hz), 5.33
(2H,s), 6.38 (1H,br.s), 7.30-7.85 (17H,m), 8.05 (1
H,br,s), 9.09 (1H,s) 元素分析(C36H35N3O7として) 計算値:C, 69.55; H, 5.67; N, 6.76 実測値:C, 69.41; H, 5.74; N, 6.79
【0108】実施例7 2−(N−(tert−ブトキシ
カルボニルメチル)−N'−(m−(アリルオキシカルボニ
ル)フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾ
フェノン 7b 化合物 6bを出発物質として用い、実施例2の方法に従
って標題の化合物を合成する。mp 105−107℃。 IRνmax(KBr):3385,1743,1722,1662,1597,1558 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.39 (9H,s), 3.65 (1H,d,J=17.2Hz),
3.80 (1H,dd,J=17.2, 4.6Hz), 4.63 (1H,d,J=17.2Hz),
4.79 (2H,d,J=5.8Hz), 5.20-5.46(2H,m), 5.82-6.14
(2H,m), 7.01 (1H,s), 7.22-7.86 (12H,m), 7.96 (1H,b
r.s) 元素分析(C32H33N3O7として) 計算値:C, 67.24; H, 5.82; N, 7.35 実測値:C, 66.98; H, 5.80; N, 7.31
カルボニルメチル)−N'−(m−(アリルオキシカルボニ
ル)フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾ
フェノン 7b 化合物 6bを出発物質として用い、実施例2の方法に従
って標題の化合物を合成する。mp 105−107℃。 IRνmax(KBr):3385,1743,1722,1662,1597,1558 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.39 (9H,s), 3.65 (1H,d,J=17.2Hz),
3.80 (1H,dd,J=17.2, 4.6Hz), 4.63 (1H,d,J=17.2Hz),
4.79 (2H,d,J=5.8Hz), 5.20-5.46(2H,m), 5.82-6.14
(2H,m), 7.01 (1H,s), 7.22-7.86 (12H,m), 7.96 (1H,b
r.s) 元素分析(C32H33N3O7として) 計算値:C, 67.24; H, 5.82; N, 7.35 実測値:C, 66.98; H, 5.80; N, 7.31
【0109】実施例8 2−(N−(tert−ブトキシ
カルボニルメチル)−N'−(m−(2−プロペニルオキシ
カルボニルメチル)フェニル)ウレイドメチルカルボニル
アミノ)ベンゾフェノン 7c 化合物 6c を出発物質として用い、実施例2の方法に従
って標題の化合物を合成する。mp 122−124 ℃。 IRνmax(KBr):3360,1740,1662,1645,1610,1595,1560 c
m-1 NMR (CDCl3) δ:1.40 (9H,s), 3.59 (2H,s), 3.64 (1
H,d,J=17.2Hz),3.77(1H,dd,J=17.0, 5.0Hz), 4.00 (1H,
dd,J=17.0, 5.0Hz), 4.53-4.61(2H,m), 4.64 (1H,d,J=1
7.2Hz), 5.13-5.32 (2H,m), 5.72-5.99 (2H,m), 6.75
(1H,s), 6.89-6.97 (1H,m), 7.11-7.30 (4H,m), 7.4-7.
67 (6H,m), 7.72-7.84 (3H,m) 元素分析(C33H35N3O7として) 計算値:C, 67.68; H, 6.02; N, 7.18 実測値:C, 67.68; H, 6.09; N, 7.19
カルボニルメチル)−N'−(m−(2−プロペニルオキシ
カルボニルメチル)フェニル)ウレイドメチルカルボニル
アミノ)ベンゾフェノン 7c 化合物 6c を出発物質として用い、実施例2の方法に従
って標題の化合物を合成する。mp 122−124 ℃。 IRνmax(KBr):3360,1740,1662,1645,1610,1595,1560 c
m-1 NMR (CDCl3) δ:1.40 (9H,s), 3.59 (2H,s), 3.64 (1
H,d,J=17.2Hz),3.77(1H,dd,J=17.0, 5.0Hz), 4.00 (1H,
dd,J=17.0, 5.0Hz), 4.53-4.61(2H,m), 4.64 (1H,d,J=1
7.2Hz), 5.13-5.32 (2H,m), 5.72-5.99 (2H,m), 6.75
(1H,s), 6.89-6.97 (1H,m), 7.11-7.30 (4H,m), 7.4-7.
67 (6H,m), 7.72-7.84 (3H,m) 元素分析(C33H35N3O7として) 計算値:C, 67.68; H, 6.02; N, 7.18 実測値:C, 67.68; H, 6.09; N, 7.19
【0110】実施例9 2−(N−(tert−ブトキシ
カルボニルメチル)−N'−(m−(2−プロペニルオキシ
カルボニルメチルオキシ)フェニル)ウレイドメチルカル
ボニルアミノ)ベンゾフェノン 7d 化合物 6dを出発物質として用い、実施例2の方法に従
って標題の化合物を合成する。mp 134−136 ℃。 IRνmax(KBr):3390,1760,1739,1660,1650,1610,1560,1
500 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.40 (9H,s), 3.63 (1H,d,J=17.4Hz),
3.76 (1H,dd,J=17.4, 3.6Hz), 4.00 (1H,dd,J=17.4,
3.6Hz), 4.62 (2H,s), 4.64 (1H,d,J=17.4Hz), 4.69 (1
H,d,J=5.6Hz), 5.19-5.38 (2H,m), 5.77-6.01 (2H,m),
6.57 (1H,dd,J=7.6,2.6Hz), 6.73-6.87 (2H,m), 7.00-
7.18 (2H,m),7.37-7.68 (6H,m), 7.72-7.84 (3H,m) 元素分析(C33H35N3O8として) 計算値:C, 65.88; H, 5.86; N, 6.98 実測値:C, 65.76; H, 5.89; N, 6.92
カルボニルメチル)−N'−(m−(2−プロペニルオキシ
カルボニルメチルオキシ)フェニル)ウレイドメチルカル
ボニルアミノ)ベンゾフェノン 7d 化合物 6dを出発物質として用い、実施例2の方法に従
って標題の化合物を合成する。mp 134−136 ℃。 IRνmax(KBr):3390,1760,1739,1660,1650,1610,1560,1
500 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.40 (9H,s), 3.63 (1H,d,J=17.4Hz),
3.76 (1H,dd,J=17.4, 3.6Hz), 4.00 (1H,dd,J=17.4,
3.6Hz), 4.62 (2H,s), 4.64 (1H,d,J=17.4Hz), 4.69 (1
H,d,J=5.6Hz), 5.19-5.38 (2H,m), 5.77-6.01 (2H,m),
6.57 (1H,dd,J=7.6,2.6Hz), 6.73-6.87 (2H,m), 7.00-
7.18 (2H,m),7.37-7.68 (6H,m), 7.72-7.84 (3H,m) 元素分析(C33H35N3O8として) 計算値:C, 65.88; H, 5.86; N, 6.98 実測値:C, 65.76; H, 5.89; N, 6.92
【0111】実施例10 2−(N−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル)−N'−(m−(2−プロペニルオキ
シカルボニルメチルチオ)フェニル)ウレイドメチルカル
ボニルアミノ)ベンゾフェノン 7e 化合物 6eを出発物質として用い、実施例2の方法に従
って標題の化合物を合成する。mp 155−157 ℃。 IRνmax(KBr):3380,1740,1650,1595,1550 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.40 (9H,s), 3.63 (1H,d,J=17.4Hz),
3.67 (2H,s),3.78 (1H,dd,J=17.2, 5.6Hz), 4.01 (1H,
dd, 17.2, 5.6Hz), 4.55-4.62(2H,m), 4.73 (1H,d,J=1
7.4Hz), 5.16-5.32 (2H,m), 5.73-6.00 (2H,m),6.86(1
H,s), 6.96-7.07 (1H,m), 7.08-7.16 (2H,m), 7.33 (10
H,m) 元素分析(C33H35N3O7Sとして) 計算値:C, 64.17; H, 5.71; N, 6.80; S, 5.19 実測値:C, 64.22; H, 5.80; N, 6.79; S, 5.08
シカルボニルメチル)−N'−(m−(2−プロペニルオキ
シカルボニルメチルチオ)フェニル)ウレイドメチルカル
ボニルアミノ)ベンゾフェノン 7e 化合物 6eを出発物質として用い、実施例2の方法に従
って標題の化合物を合成する。mp 155−157 ℃。 IRνmax(KBr):3380,1740,1650,1595,1550 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.40 (9H,s), 3.63 (1H,d,J=17.4Hz),
3.67 (2H,s),3.78 (1H,dd,J=17.2, 5.6Hz), 4.01 (1H,
dd, 17.2, 5.6Hz), 4.55-4.62(2H,m), 4.73 (1H,d,J=1
7.4Hz), 5.16-5.32 (2H,m), 5.73-6.00 (2H,m),6.86(1
H,s), 6.96-7.07 (1H,m), 7.08-7.16 (2H,m), 7.33 (10
H,m) 元素分析(C33H35N3O7Sとして) 計算値:C, 64.17; H, 5.71; N, 6.80; S, 5.19 実測値:C, 64.22; H, 5.80; N, 6.79; S, 5.08
【0112】実施例11 2−(N−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル)−N'−(m−(2−(トリフェニル
メチル)テトラゾール−5−イル)フェニル)ウレイドメ
チルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン 7f 化合物 6fを出発物質として用い、実施例2の方法に従
って標題の化合物を合成する。粉末。 IRνmax(KBr):3380,1740,1662,1595,1560,1515 cm-1 NMR(CDCl3)δ:1.40 (9H,s), 3.63 (1H,d,J=17.2Hz),
3.80 (1H,d,J=17.2Hz), 3.99 (1H,dd,J=17.2, 4.6Hz),
4.63 (1H,d, 17.2Hz), 5.71 (1H,br.s), 6.70 (1H,s),
7.00-7.90 (28H,m) 元素分析(C48H43N7O5・0.5CH3C6H5として) 計算値:C, 73.29; H, 5.61; N, 11.62 実測値:C, 72.95; H, 5.76; N, 11.31
シカルボニルメチル)−N'−(m−(2−(トリフェニル
メチル)テトラゾール−5−イル)フェニル)ウレイドメ
チルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン 7f 化合物 6fを出発物質として用い、実施例2の方法に従
って標題の化合物を合成する。粉末。 IRνmax(KBr):3380,1740,1662,1595,1560,1515 cm-1 NMR(CDCl3)δ:1.40 (9H,s), 3.63 (1H,d,J=17.2Hz),
3.80 (1H,d,J=17.2Hz), 3.99 (1H,dd,J=17.2, 4.6Hz),
4.63 (1H,d, 17.2Hz), 5.71 (1H,br.s), 6.70 (1H,s),
7.00-7.90 (28H,m) 元素分析(C48H43N7O5・0.5CH3C6H5として) 計算値:C, 73.29; H, 5.61; N, 11.62 実測値:C, 72.95; H, 5.76; N, 11.31
【0113】実施例12 2−(N−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル)−N'−(m−(2−(トリフェニル
メチル)テトラゾール−5−イルメチルオキシ)フェニ
ル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン
7g 化合物 6gを出発物質として用い、実施例2の方法に
従って標題の化合物を合成する。 IRνmax(KBr):3380,1740,1662,1600,1548 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.39 (9H,s), 3.64 (1H,d,J=17.4Hz),
3.76 (1H,dd,J=17.8, 4.6Hz), 3.98(1H,dd,J=17.8, 4.
6Hz), 4.64 (1H,d, 17.4Hz), 5.28(2H,s), 5.81 (1H,b
r.s), 6.58-6.73 (2H,m), 6.83-6.91 (1H,m), 6.99-7.6
6 (23H,m), 7.71-7.83 (3H,m) 元素分析(C49H45N7O6・0.3CH3C6H5として) 計算値:C, 71.74; H, 5.58; N, 11.46 実測値:C, 71.58; H, 5.65; N, 11.38
シカルボニルメチル)−N'−(m−(2−(トリフェニル
メチル)テトラゾール−5−イルメチルオキシ)フェニ
ル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン
7g 化合物 6gを出発物質として用い、実施例2の方法に
従って標題の化合物を合成する。 IRνmax(KBr):3380,1740,1662,1600,1548 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.39 (9H,s), 3.64 (1H,d,J=17.4Hz),
3.76 (1H,dd,J=17.8, 4.6Hz), 3.98(1H,dd,J=17.8, 4.
6Hz), 4.64 (1H,d, 17.4Hz), 5.28(2H,s), 5.81 (1H,b
r.s), 6.58-6.73 (2H,m), 6.83-6.91 (1H,m), 6.99-7.6
6 (23H,m), 7.71-7.83 (3H,m) 元素分析(C49H45N7O6・0.3CH3C6H5として) 計算値:C, 71.74; H, 5.58; N, 11.46 実測値:C, 71.58; H, 5.65; N, 11.38
【0114】実施例13 2−(N−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル)−N'−(m−トリフルオロメチル
フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェ
ノン 7t 化合物 6tを出発物質として用い、実施例2の方法に従
って標題の化合物を合成する。粉末。 NMR(CDCl3)δ:1.36 (9H,s), 3.68
(1H,d,J=17.2Hz), 3.79 (1
H,d,J=17.4Hz), 4.10(1H,d,
J=17.4Hz), 4.61 (1H,d,J=1
7.2Hz), 7.07−7.88 (13H,m)
シカルボニルメチル)−N'−(m−トリフルオロメチル
フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェ
ノン 7t 化合物 6tを出発物質として用い、実施例2の方法に従
って標題の化合物を合成する。粉末。 NMR(CDCl3)δ:1.36 (9H,s), 3.68
(1H,d,J=17.2Hz), 3.79 (1
H,d,J=17.4Hz), 4.10(1H,d,
J=17.4Hz), 4.61 (1H,d,J=1
7.2Hz), 7.07−7.88 (13H,m)
【0115】
【化25】
【0116】実施例14 2−(N−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル)−N'−(m−クロロフェニル)ウレ
イドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン 7u 製造例15で調製したアミド 6u(977 mg,2 mmol)ブロ
モ酢酸t−ブチル(420μg,2.6 mmol)、炭酸カリウ
ム(359 mg,2.6 mmol)及びヨー化カリウム(33 mg,
0.2 mmol)のジメチルホルムアミド(6 ml)溶液を一夜攪
拌する。水に入れた後、混合物を酢酸エチルで抽出す
る。抽出物を水洗、乾燥(硫酸ナトリウム)後、減圧下
に溶媒を留去する。残渣をトルエンから再結晶する。収
率 58%;Mp,160−161 ℃。 IRνmax(KBr):1742,1662,1644,1595,1546 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.37 (9H,s), 3.67 (1H,d,J=17.2Hz),
3.77 (1H,dd,J=17.4, 5.6Hz), 4.05 (1H,dd,J=17.4,
5.6Hz), 4.05 (1H,dd,J=17.2, 5.6Hz), 4.60 (1H,d,J=1
7.2Hz), 6.12 (1H,br.s), 6.89 (1H. br.s,), 7.06 (1
H,m), 7.25 (2H,s), 7.41-7.69 (7H,m), 7.80 (2H,m) 元素分析(C28H28N3O5Clとして) 計算値:C,64.43;H,5.41;Cl,6.79;N,8.05 実測値:C,64.19;H,5.54;Cl,6.65;N,7.93
シカルボニルメチル)−N'−(m−クロロフェニル)ウレ
イドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン 7u 製造例15で調製したアミド 6u(977 mg,2 mmol)ブロ
モ酢酸t−ブチル(420μg,2.6 mmol)、炭酸カリウ
ム(359 mg,2.6 mmol)及びヨー化カリウム(33 mg,
0.2 mmol)のジメチルホルムアミド(6 ml)溶液を一夜攪
拌する。水に入れた後、混合物を酢酸エチルで抽出す
る。抽出物を水洗、乾燥(硫酸ナトリウム)後、減圧下
に溶媒を留去する。残渣をトルエンから再結晶する。収
率 58%;Mp,160−161 ℃。 IRνmax(KBr):1742,1662,1644,1595,1546 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.37 (9H,s), 3.67 (1H,d,J=17.2Hz),
3.77 (1H,dd,J=17.4, 5.6Hz), 4.05 (1H,dd,J=17.4,
5.6Hz), 4.05 (1H,dd,J=17.2, 5.6Hz), 4.60 (1H,d,J=1
7.2Hz), 6.12 (1H,br.s), 6.89 (1H. br.s,), 7.06 (1
H,m), 7.25 (2H,s), 7.41-7.69 (7H,m), 7.80 (2H,m) 元素分析(C28H28N3O5Clとして) 計算値:C,64.43;H,5.41;Cl,6.79;N,8.05 実測値:C,64.19;H,5.54;Cl,6.65;N,7.93
【0117】実施例15 2−(N−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル)−N'−(m−ブロモフェニル)ウレ
イドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン 7v 製造例16で調製した化合物6vを出発物質として用い、実
施例14の方法に従って標題の化合物を合成する。 IRνmax(KBr):1741,1663,1593,1539 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.38 (9H,s), 3.67 (1H,d,J=17.2Hz),
3.78 (1H,dd,J=17.2, 4.4Hz), 4.04 (1H,dd,J=17.4,
4.4Hz), 4.61 (1H,d,J=17.2Hz),6.09 (1H,br.s), 6.95-
7.27 (5H.m), 7.42-7.70 (6H,m), 7.76-7.85 (3H,m) 元素分析(C28H28N3O5Brとして) 計算値:C,59.37;H,4.98;Br,14.11;N,7.42 実測値:C,59.25;H,4.98;Br,13.85;N,7.33
シカルボニルメチル)−N'−(m−ブロモフェニル)ウレ
イドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン 7v 製造例16で調製した化合物6vを出発物質として用い、実
施例14の方法に従って標題の化合物を合成する。 IRνmax(KBr):1741,1663,1593,1539 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.38 (9H,s), 3.67 (1H,d,J=17.2Hz),
3.78 (1H,dd,J=17.2, 4.4Hz), 4.04 (1H,dd,J=17.4,
4.4Hz), 4.61 (1H,d,J=17.2Hz),6.09 (1H,br.s), 6.95-
7.27 (5H.m), 7.42-7.70 (6H,m), 7.76-7.85 (3H,m) 元素分析(C28H28N3O5Brとして) 計算値:C,59.37;H,4.98;Br,14.11;N,7.42 実測値:C,59.25;H,4.98;Br,13.85;N,7.33
【0118】実施例16 2−(N−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル)−N'−(m−シアノフェニル)ウレ
イドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン 7w 製造例17で調製した化合物 6wを出発物質として用い、
実施例 14の方法に従って標題の化合物を合成する。 IRνmax(KBr):2228,1741,1664,1594,1553 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.36 (9H,s), 3.69 (1H,d,J=17.2Hz),
3.73 (1H,dd,J=17.2, 6.0Hz), 4.12 (1H,dd,J=17.2,
6.0Hz), 4.60 (1H,d,J=17.2Hz),6.41 (1H,br.s), 7.08-
7.33 (4H,m), 7.43-7.91 (10H,m) 元素分析(C29H28N4O5 0.4H2Oとして) 計算値:C,67.01;H,5.58;N,10.78 実測値:C,66.98;H,5.56;N,10.71
シカルボニルメチル)−N'−(m−シアノフェニル)ウレ
イドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン 7w 製造例17で調製した化合物 6wを出発物質として用い、
実施例 14の方法に従って標題の化合物を合成する。 IRνmax(KBr):2228,1741,1664,1594,1553 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.36 (9H,s), 3.69 (1H,d,J=17.2Hz),
3.73 (1H,dd,J=17.2, 6.0Hz), 4.12 (1H,dd,J=17.2,
6.0Hz), 4.60 (1H,d,J=17.2Hz),6.41 (1H,br.s), 7.08-
7.33 (4H,m), 7.43-7.91 (10H,m) 元素分析(C29H28N4O5 0.4H2Oとして) 計算値:C,67.01;H,5.58;N,10.78 実測値:C,66.98;H,5.56;N,10.71
【0119】実施例17 2−(N−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル)−N'−(m−メトキシフェニル)ウ
レイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン7x 製造例 18 で調製した化合物 6x を出発物質として用
い、実施例 14 の方法に従って標題の化合物を合成す
る。Mp,153−155 ℃。 IRνmax(KBr):1743,1663,1646,1608,1556,1575 cm-1 NMR(CDCl3)δ:1.39 (9H,s), 3.64 (1H,d,J=17.2Hz),
3.75 (3H,s), 3.78(1H,dd,J=17.2,4.0Hz), 4.03 (1H,d
d,J=17.2,4.0Hz), 4.63 (1H,d,J=17.2Hz), 6.00 (1H,b
r.s), 6.51-6.58 (1H,m), 6.68-6.77 (1H.m), 6.98-7.1
6(3H,m), 7.40-7.67(6H,m), 7.40-7.67 (6H,m) 元素分析(C29H31N3O6 として) 計算値:C,67.30;H,6.04;N,8.12 実測値:C,67.30;H,6.10;N,8.16
シカルボニルメチル)−N'−(m−メトキシフェニル)ウ
レイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン7x 製造例 18 で調製した化合物 6x を出発物質として用
い、実施例 14 の方法に従って標題の化合物を合成す
る。Mp,153−155 ℃。 IRνmax(KBr):1743,1663,1646,1608,1556,1575 cm-1 NMR(CDCl3)δ:1.39 (9H,s), 3.64 (1H,d,J=17.2Hz),
3.75 (3H,s), 3.78(1H,dd,J=17.2,4.0Hz), 4.03 (1H,d
d,J=17.2,4.0Hz), 4.63 (1H,d,J=17.2Hz), 6.00 (1H,b
r.s), 6.51-6.58 (1H,m), 6.68-6.77 (1H.m), 6.98-7.1
6(3H,m), 7.40-7.67(6H,m), 7.40-7.67 (6H,m) 元素分析(C29H31N3O6 として) 計算値:C,67.30;H,6.04;N,8.12 実測値:C,67.30;H,6.10;N,8.16
【0120】実施例18 2−(N−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル)−N'−(p−クロロフェニル)ウレ
イドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン 7y 製造例 19 で調製した化合物 6y を出発物質として用
い、実施例 14 の方法に従って標題の化合物を合成す
る。Mp,196−197 ℃。 IRνmax(KBr):1742,1660,1578,1548 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.37 (9H,s), 3.66 (1H,d,J=17.2Hz),
3.77 (1H,dd,J=17.4,4.4Hz), 4.07 (1H,dd,J=17.4,4.4
Hz), 4.61 (1H,d,J=17.2Hz), 6.10(1H,br.s), 7.06-7.2
8 (6H,m), 7.43-7.83 (8H,m) 元素分析(C28H28N3O5Clとして) 計算値:C,64.43;H,5.41;Cl,6.79;N,8.05 実測値:C,64.41;H,5.49;Cl,6.90;N,8.04
シカルボニルメチル)−N'−(p−クロロフェニル)ウレ
イドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン 7y 製造例 19 で調製した化合物 6y を出発物質として用
い、実施例 14 の方法に従って標題の化合物を合成す
る。Mp,196−197 ℃。 IRνmax(KBr):1742,1660,1578,1548 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.37 (9H,s), 3.66 (1H,d,J=17.2Hz),
3.77 (1H,dd,J=17.4,4.4Hz), 4.07 (1H,dd,J=17.4,4.4
Hz), 4.61 (1H,d,J=17.2Hz), 6.10(1H,br.s), 7.06-7.2
8 (6H,m), 7.43-7.83 (8H,m) 元素分析(C28H28N3O5Clとして) 計算値:C,64.43;H,5.41;Cl,6.79;N,8.05 実測値:C,64.41;H,5.49;Cl,6.90;N,8.04
【0121】実施例19 2−(N−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル)−N'−(p−トリル)ウレイドメチ
ルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン 7z 製造例 20 で調製した化合物 6z を出発物質として用
い、実施例 14 の方法に従って標題の化合物を合成す
る。Mp,182−183 ℃。 IRνmax(KBr):1742,1661,1598,1577,1548 cm-1 NMR(CDCl3)δ:1.43 (9H,s), 2.28 (3H,s), 3.64 (1H,
d,J=17.2Hz), 3.74(1H,dd,J=17.4,4.0Hz), 4.01 (1H,d
d,J=17.4,4.0Hz), 4.63 (1H,d,J=17.2Hz), 5.77 (1H,b
r.s),7.00-7.22 (4H,m), 7.42-7.83 (10H,m) 元素分析(C29H31N3O5として) 計算値:C,69.44;H,6.23;N,8.38 実測値:C,69.68;H,6.33;N,8.34
シカルボニルメチル)−N'−(p−トリル)ウレイドメチ
ルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン 7z 製造例 20 で調製した化合物 6z を出発物質として用
い、実施例 14 の方法に従って標題の化合物を合成す
る。Mp,182−183 ℃。 IRνmax(KBr):1742,1661,1598,1577,1548 cm-1 NMR(CDCl3)δ:1.43 (9H,s), 2.28 (3H,s), 3.64 (1H,
d,J=17.2Hz), 3.74(1H,dd,J=17.4,4.0Hz), 4.01 (1H,d
d,J=17.4,4.0Hz), 4.63 (1H,d,J=17.2Hz), 5.77 (1H,b
r.s),7.00-7.22 (4H,m), 7.42-7.83 (10H,m) 元素分析(C29H31N3O5として) 計算値:C,69.44;H,6.23;N,8.38 実測値:C,69.68;H,6.33;N,8.34
【0122】実施例20 2−(N−(tert−ブトキシカ
ルボニルメチル)−N'−フェニルウレイドメチルカルボ
ニルアミノ)ベンゾフェノン 7aa 製造例21で調製した化合物6aaを出発物質として用
い、実施例14の方法に従って標題の化合物を合成す
る。Mp,166−167 ℃。 IRνmax(KBr):1743,1662,1598,1553,1498 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.39 (9H,s), 3.65 (1H,d,J=17.4Hz),
3.79 (1H,dd,J=17.6, 4.2Hz), 4.04 (1H,dd,J=17.6,
4.2Hz), 4.64 (1H,d,J=17.4Hz), 5.97(1H,br.s),7.01
(2H,br.s), 7.16-7.30 (5H,m), 7.40-7.85 (7H,m) 元素分析(C28H29N3O5として) 計算値:C,68.98;H,6.00;N,8.62 実測値:C,68.94;H,6.03;N,8.62
ルボニルメチル)−N'−フェニルウレイドメチルカルボ
ニルアミノ)ベンゾフェノン 7aa 製造例21で調製した化合物6aaを出発物質として用
い、実施例14の方法に従って標題の化合物を合成す
る。Mp,166−167 ℃。 IRνmax(KBr):1743,1662,1598,1553,1498 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.39 (9H,s), 3.65 (1H,d,J=17.4Hz),
3.79 (1H,dd,J=17.6, 4.2Hz), 4.04 (1H,dd,J=17.6,
4.2Hz), 4.64 (1H,d,J=17.4Hz), 5.97(1H,br.s),7.01
(2H,br.s), 7.16-7.30 (5H,m), 7.40-7.85 (7H,m) 元素分析(C28H29N3O5として) 計算値:C,68.98;H,6.00;N,8.62 実測値:C,68.94;H,6.03;N,8.62
【0123】実施例21 2−[(tert−ブトキシ
カルボニルメチル)−[3−(m−(カルボキシフェニル)
ウレイドメチルカルボニル]]アミノベンゾフェノン ナ
トリウム塩 8ha 1)2−(N'−(m−(2−プロペニルオキシカルボニ
ル)フェニル)ウレイドメチルカルバモイル)ベンゾフ
ェノン 6b m−(3−プロペニルオキシ)アニリン(1.3 g,6.80 mmo
l)、トリホスゲン(665mg,2.38 mmol)とトリエチルア
ミン(996μl,7.14 mmol)のテトラヒドロフラン(50
ml)溶液よりEP−508796−A1記載の方法で調製したm
−(3−プロペニルオキシカルボニル)フェニルイソシア
ナートの溶液に製造例3で調製した化合物3a(1.852
g,5.53 mmol)のテトラヒドロフラン(10 ml)溶液を
氷冷下で加える。更にトリエチルアミン(810μg,5.80
mmol)を加え、製造例15の方法と同様に処理して化
合物(1.678 g,収率68 %)を調製する。Mp 68−71
℃。 IRνmax(KBr):3350,1718,1692,1659,1595,1580,1557,1
520 cm-1 NMR (CDCl3) δ:4.12 (2H,d,J=5.6Hz), 4.77 (2H,d,J=
5.6Hz), 5.20-5.43 (2H,m), 5.88-6.10 (2H,m), 7.04-
7.18 (3H,m), 7.36-7.70 (10H,m),7.90 (1H,br.s), 8.5
4 (1H,d,J=8.6Hz) 元素分析(C26H23N3O5として) 計算値:C,68.26;H,5.07;N,9.19 実測値:C,68.30;H,5.19;N,9.16
カルボニルメチル)−[3−(m−(カルボキシフェニル)
ウレイドメチルカルボニル]]アミノベンゾフェノン ナ
トリウム塩 8ha 1)2−(N'−(m−(2−プロペニルオキシカルボニ
ル)フェニル)ウレイドメチルカルバモイル)ベンゾフ
ェノン 6b m−(3−プロペニルオキシ)アニリン(1.3 g,6.80 mmo
l)、トリホスゲン(665mg,2.38 mmol)とトリエチルア
ミン(996μl,7.14 mmol)のテトラヒドロフラン(50
ml)溶液よりEP−508796−A1記載の方法で調製したm
−(3−プロペニルオキシカルボニル)フェニルイソシア
ナートの溶液に製造例3で調製した化合物3a(1.852
g,5.53 mmol)のテトラヒドロフラン(10 ml)溶液を
氷冷下で加える。更にトリエチルアミン(810μg,5.80
mmol)を加え、製造例15の方法と同様に処理して化
合物(1.678 g,収率68 %)を調製する。Mp 68−71
℃。 IRνmax(KBr):3350,1718,1692,1659,1595,1580,1557,1
520 cm-1 NMR (CDCl3) δ:4.12 (2H,d,J=5.6Hz), 4.77 (2H,d,J=
5.6Hz), 5.20-5.43 (2H,m), 5.88-6.10 (2H,m), 7.04-
7.18 (3H,m), 7.36-7.70 (10H,m),7.90 (1H,br.s), 8.5
4 (1H,d,J=8.6Hz) 元素分析(C26H23N3O5として) 計算値:C,68.26;H,5.07;N,9.19 実測値:C,68.30;H,5.19;N,9.16
【0124】2)2−(N−(tert−ブトキシカルボ
ニルメチル)−N'−(m−(2−プロペニルオキシカルボ
ニル)フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベ
ンゾフェノン 7b 化合物 6bを出発物資として用い、実施例14の方法に
従って合成する。Mp 105−107℃。 IRνmax(KBr):3385,1743,1722,1662,1597,1558 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.39 (9H,s), 3.65 (1H,d,J=17.2Hz),
3.80 (1H,dd,J=17.2,4.6Hz), 4.63 (1H,d,J=17.2Hz),
4.79 (2H,d,J=5.8Hz), 5.20-5.46 (2H,m), 5.82-6.14
(2H,m), 7.01 (1H,s), 7.22-7.86 (12H,m), 7.96 (1H,b
r.s) 元素分析(C32H33N3O7として) 計算値:C,67.24;H,5.82;N,7.35 実測値:C,66.98;H,5.80;N,7.31
ニルメチル)−N'−(m−(2−プロペニルオキシカルボ
ニル)フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベ
ンゾフェノン 7b 化合物 6bを出発物資として用い、実施例14の方法に
従って合成する。Mp 105−107℃。 IRνmax(KBr):3385,1743,1722,1662,1597,1558 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.39 (9H,s), 3.65 (1H,d,J=17.2Hz),
3.80 (1H,dd,J=17.2,4.6Hz), 4.63 (1H,d,J=17.2Hz),
4.79 (2H,d,J=5.8Hz), 5.20-5.46 (2H,m), 5.82-6.14
(2H,m), 7.01 (1H,s), 7.22-7.86 (12H,m), 7.96 (1H,b
r.s) 元素分析(C32H33N3O7として) 計算値:C,67.24;H,5.82;N,7.35 実測値:C,66.98;H,5.80;N,7.31
【0125】3)2−[(tert−ブトキシカルボニル
メチル)−[3−(m−(カルボキシフェニル)ウレイドメ
チルカルボニル]]アミノベンゾフェノン 8h 上記アリルエステル体 7b(820 mg,1.43 mmol)、パラ
ジウムテトラキストリフェニルフォスフィン(41.4 m
g,0.036 mmol)及びトリフェニルフォスフィン(19 m
g,0.072 mmol)のジクロロメタン(0.5 ml)溶液に、
ピロリジン(127μl,1.51 mmol)のジクロルメタン
(0.5 ml)溶液を攪拌下、0 ℃で加える。15分後、反応
液を酢酸エチルで薄め、15 %炭酸水素ナトリウム水溶
液で抽出する。アルカリ層を5 %塩酸でpH=2とし、酢
酸エチルで抽出する。酢酸エチル層を水洗、乾燥(硫酸
ナトリウム)後、減圧下に濃縮し、粉末状の標題の化合
物8h(256 mg;34 %)を得る。 IRν max(KBr):3380,1665,1595,1555 cm-1 NMR(CDCl3) δ:3.69 (1H,d,J=17.2Hz), 3.83 (1H,dd,
J=17.2, 4.6Hz), 4.05 (1H,dd,J=17.2,4.6Hz), 4.70 (1
H,d,J=17.2Hz), 7.17-7.27 (1H,br.s), 7.30-7.85 (12
H,m), 8.17 (1H,s), 8.30-8.41 (1H,m)
メチル)−[3−(m−(カルボキシフェニル)ウレイドメ
チルカルボニル]]アミノベンゾフェノン 8h 上記アリルエステル体 7b(820 mg,1.43 mmol)、パラ
ジウムテトラキストリフェニルフォスフィン(41.4 m
g,0.036 mmol)及びトリフェニルフォスフィン(19 m
g,0.072 mmol)のジクロロメタン(0.5 ml)溶液に、
ピロリジン(127μl,1.51 mmol)のジクロルメタン
(0.5 ml)溶液を攪拌下、0 ℃で加える。15分後、反応
液を酢酸エチルで薄め、15 %炭酸水素ナトリウム水溶
液で抽出する。アルカリ層を5 %塩酸でpH=2とし、酢
酸エチルで抽出する。酢酸エチル層を水洗、乾燥(硫酸
ナトリウム)後、減圧下に濃縮し、粉末状の標題の化合
物8h(256 mg;34 %)を得る。 IRν max(KBr):3380,1665,1595,1555 cm-1 NMR(CDCl3) δ:3.69 (1H,d,J=17.2Hz), 3.83 (1H,dd,
J=17.2, 4.6Hz), 4.05 (1H,dd,J=17.2,4.6Hz), 4.70 (1
H,d,J=17.2Hz), 7.17-7.27 (1H,br.s), 7.30-7.85 (12
H,m), 8.17 (1H,s), 8.30-8.41 (1H,m)
【0126】4)2−[(tert−ブトキシカルボニル
メチル)−[3−(m−(カルボキシフェニル)ウレイドメ
チルカルボニル]]アミノベンゾフェノン ナトリウム塩
8ha 化合物8h(11.266 g,21.2 mmol)のメタノール(700 m
l)と水(50 ml)の溶液を1規定苛性ソーダ水(21.2 m
l)で中和した後、減圧下に濃縮する。得られた残渣に水
(200 ml)を加え、凍結乾燥して標題化合物8ha 12.49
g(100 %)を無色粉末として得る。 NMR(CD3OD)δ:1.42 (9H,s), 3.77
(1H,d,J=17.0Hz), 3.78 (1
H,d,J=17.4Hz), 3.94 (1H,
d,J=17.4Hz), 4.37 (1H,d,J
=17.0Hz), 7.16−7.28 (1H,
m),7.44−7.87 (13H,m) 元素分析(C29H28N3O7Na 2H2Oとし
て) 計算値:C,59.08;H,5.47;N,7.13;Na,3.90 実測値:C,59.19;H,5.48;N,7.42;Na,3.95
メチル)−[3−(m−(カルボキシフェニル)ウレイドメ
チルカルボニル]]アミノベンゾフェノン ナトリウム塩
8ha 化合物8h(11.266 g,21.2 mmol)のメタノール(700 m
l)と水(50 ml)の溶液を1規定苛性ソーダ水(21.2 m
l)で中和した後、減圧下に濃縮する。得られた残渣に水
(200 ml)を加え、凍結乾燥して標題化合物8ha 12.49
g(100 %)を無色粉末として得る。 NMR(CD3OD)δ:1.42 (9H,s), 3.77
(1H,d,J=17.0Hz), 3.78 (1
H,d,J=17.4Hz), 3.94 (1H,
d,J=17.4Hz), 4.37 (1H,d,J
=17.0Hz), 7.16−7.28 (1H,
m),7.44−7.87 (13H,m) 元素分析(C29H28N3O7Na 2H2Oとし
て) 計算値:C,59.08;H,5.47;N,7.13;Na,3.90 実測値:C,59.19;H,5.48;N,7.42;Na,3.95
【0127】実施例22 2−[(tert−ブトキシカ
ルボニルメチル)−[3−(m−(カルボキシフェニル)ウ
レイドメチルカルボニル]]アミノベンゾフェノン カル
シウム塩 8hb 化合物8ha(7.496 g,12.7 mmol)の水(200 ml)の溶液
に塩化カルシウム(1.411 g,12.7 mmol)の水溶液(50
ml)を撹拌下に滴下する。6時間撹拌した後、無色粉末
を濾取して標題化合物5.156 g(70.2 %)を得る。 NMR(CD3OD)δ:1.41 (9H,s), 3.71 (1H,d,J=17.2Hz),
3.79 (1H,d,J=17.4Hz), 3.94 (1H,d,J=17.4Hz), 4.36
(1H,d,J=17.2Hz), 7.17-7.29 (1H,m),7.23-7.90 (13H,
m) 元素分析(C58H56N6O14Ca 3H2Oとして) 計算値:C,60.30;H,5.41;N,7.27;Ca,3.47 実測値:C,60.74;H,5.40;N,7.46;Ca,3.44
ルボニルメチル)−[3−(m−(カルボキシフェニル)ウ
レイドメチルカルボニル]]アミノベンゾフェノン カル
シウム塩 8hb 化合物8ha(7.496 g,12.7 mmol)の水(200 ml)の溶液
に塩化カルシウム(1.411 g,12.7 mmol)の水溶液(50
ml)を撹拌下に滴下する。6時間撹拌した後、無色粉末
を濾取して標題化合物5.156 g(70.2 %)を得る。 NMR(CD3OD)δ:1.41 (9H,s), 3.71 (1H,d,J=17.2Hz),
3.79 (1H,d,J=17.4Hz), 3.94 (1H,d,J=17.4Hz), 4.36
(1H,d,J=17.2Hz), 7.17-7.29 (1H,m),7.23-7.90 (13H,
m) 元素分析(C58H56N6O14Ca 3H2Oとして) 計算値:C,60.30;H,5.41;N,7.27;Ca,3.47 実測値:C,60.74;H,5.40;N,7.46;Ca,3.44
【0128】
【化26】
【0129】実施例23 2−[(tert−ブトキシ
カルボニルメチル)−[3−(m−(カルボキシフェニル)
ウレイドメチルカルボニル]]アミノベンゾフェノン 8h 実施例7で調製したアリルエステル体 7b (820 mg, 1.4
3 m mol)、パラジウムテトラキストリフェニルフォスフ
ィン(41.4 mg, 0.036 m mol)及びトリフェニルフォス
フィン(19 mg, 0.072 m mol)のジクロロメタン(0.5
ml)溶液に、ピロリジン(127μl, 1.51 m mol)のジク
ロルメタン(0.5 ml)溶液を攪拌下、0℃で加える。15
分後、反応液を酢酸エチルで薄め、15 %炭酸水素ナト
リウム水溶液で抽出する。アルカリ層を5 %塩酸でpH=2
とし、酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル層を水洗、乾
燥(硫酸ナトリウム)後、減圧下に濃縮し、粉末状の標
題の化合物(256 mg;34%)を得る。 IRνmax(KBr):3380,1665,1595,1555 cm-1 NMR (CDCl3) δ:3.69 (1H,d,J=17.2Hz), 3.83 (1H,dd,
J=17.2, 4.6Hz), 4.05 (1H,dd,J=17.2, 4.6Hz), 4.70
(1H,d,J=17.2Hz), 7.17-7.27 (1H,br.s), 7.30-7.85 (1
2H,m), 8.17 (1H,s), 8.30-8.41 (1H,m)
カルボニルメチル)−[3−(m−(カルボキシフェニル)
ウレイドメチルカルボニル]]アミノベンゾフェノン 8h 実施例7で調製したアリルエステル体 7b (820 mg, 1.4
3 m mol)、パラジウムテトラキストリフェニルフォスフ
ィン(41.4 mg, 0.036 m mol)及びトリフェニルフォス
フィン(19 mg, 0.072 m mol)のジクロロメタン(0.5
ml)溶液に、ピロリジン(127μl, 1.51 m mol)のジク
ロルメタン(0.5 ml)溶液を攪拌下、0℃で加える。15
分後、反応液を酢酸エチルで薄め、15 %炭酸水素ナト
リウム水溶液で抽出する。アルカリ層を5 %塩酸でpH=2
とし、酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル層を水洗、乾
燥(硫酸ナトリウム)後、減圧下に濃縮し、粉末状の標
題の化合物(256 mg;34%)を得る。 IRνmax(KBr):3380,1665,1595,1555 cm-1 NMR (CDCl3) δ:3.69 (1H,d,J=17.2Hz), 3.83 (1H,dd,
J=17.2, 4.6Hz), 4.05 (1H,dd,J=17.2, 4.6Hz), 4.70
(1H,d,J=17.2Hz), 7.17-7.27 (1H,br.s), 7.30-7.85 (1
2H,m), 8.17 (1H,s), 8.30-8.41 (1H,m)
【0130】実施例24 2−(N−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル)−N'−(m−(カルボキシメチル)
フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェ
ノン 8i実施例8で調製したアリルエステル体 7c を用
い、実施例23と同様にして合成する。 mp 96−98 ℃。 IRνmax(KBr):3380,1739,1661,1594,1555 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.41 (9H,s), 3.57 (2H,s), 3.63 (1
H,d,J=17.2Hz), 3.75 (1H,dd,J=17.0, 5.0Hz), 4.02 (1
H,dd,J=17.0, 5.0Hz), 4.61 (1H,d,J=17.2Hz), 6.42 (1
H,br.s), 6.81-6.97 (2H,m), 7.12-7.24 (1H,m), 7.40-
7.70 (7H,m), 7.71-7.82 (3H,m) 元素分析(C30H31N3O7・0.4H2Oとして) 計算値:C, 65.18; H, 5.80; N, 7.6 実測値:C, 65.15; H, 5.77; N, 7.46
シカルボニルメチル)−N'−(m−(カルボキシメチル)
フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェ
ノン 8i実施例8で調製したアリルエステル体 7c を用
い、実施例23と同様にして合成する。 mp 96−98 ℃。 IRνmax(KBr):3380,1739,1661,1594,1555 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.41 (9H,s), 3.57 (2H,s), 3.63 (1
H,d,J=17.2Hz), 3.75 (1H,dd,J=17.0, 5.0Hz), 4.02 (1
H,dd,J=17.0, 5.0Hz), 4.61 (1H,d,J=17.2Hz), 6.42 (1
H,br.s), 6.81-6.97 (2H,m), 7.12-7.24 (1H,m), 7.40-
7.70 (7H,m), 7.71-7.82 (3H,m) 元素分析(C30H31N3O7・0.4H2Oとして) 計算値:C, 65.18; H, 5.80; N, 7.6 実測値:C, 65.15; H, 5.77; N, 7.46
【0131】実施例25 2−(N−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル)−N'−(m−(カルボキシメチルオ
キシ)フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベン
ゾフェノン 8j 実施例9で調製したアリルエステル体 7d を用い、実施
例23と同様にして合成する。粉末。 IRνmax(KBr):3380,1740,1662,1599,1551 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.41 (9H,s), 3.67 (1H,d,J=17.0Hz),
3.76 (1H,dd,J=17.4, 3.6Hz), 4.06 (1H,dd,J=17.4,
3.6Hz), 4.59 (2H,s), 4.62 (1H,d,J=17.0Hz), 6.38-6.
53 (2H,m), 6.71 (1H,br.s), 7.04-7.26 (2H,m), 7.40-
7.70 (6H,m), 7.73-7.82 (3H,m) 元素分析(C30H31N3O8・0.4H2Oとして) 計算値:C, 63.35; H, 5.64; N, 7.39 実測値:C, 63.34; H, 5.70; N, 7.29
シカルボニルメチル)−N'−(m−(カルボキシメチルオ
キシ)フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベン
ゾフェノン 8j 実施例9で調製したアリルエステル体 7d を用い、実施
例23と同様にして合成する。粉末。 IRνmax(KBr):3380,1740,1662,1599,1551 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.41 (9H,s), 3.67 (1H,d,J=17.0Hz),
3.76 (1H,dd,J=17.4, 3.6Hz), 4.06 (1H,dd,J=17.4,
3.6Hz), 4.59 (2H,s), 4.62 (1H,d,J=17.0Hz), 6.38-6.
53 (2H,m), 6.71 (1H,br.s), 7.04-7.26 (2H,m), 7.40-
7.70 (6H,m), 7.73-7.82 (3H,m) 元素分析(C30H31N3O8・0.4H2Oとして) 計算値:C, 63.35; H, 5.64; N, 7.39 実測値:C, 63.34; H, 5.70; N, 7.29
【0132】実施例26 2−(N−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル)−N'−(m−(カルボキシメチルチ
オ)フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾ
フェノン 8k 実施例10で調製したアリルエステル体 7e を用い、実
施例23と同様にして合成する。 IRνmax(KBr):3380,1738,1661,1595,1547 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.38 (9H,s), 3.60 (2H,s), 3.68 (1
H,d,J=17.4Hz), 3.80 (1H,dd,J=17.2, 5.6Hz), 4.03 (1
H,dd,J=17.2, 5.6Hz), 4.60 (1H,d,J=17.4Hz), 6.28 (1
H,br.s), 6.97-7.24 (4H,m), 7.38-7.70 (7H,m), 7.76-
7.88 (3H,m) 元素分析(C30H31N3O7S・0.5H2Oとして) 計算値:C, 61.42; H, 5.50; N, 7.16; S, 5.47 実測値:C, 61.51; H, 5.51; N, 7.04
シカルボニルメチル)−N'−(m−(カルボキシメチルチ
オ)フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾ
フェノン 8k 実施例10で調製したアリルエステル体 7e を用い、実
施例23と同様にして合成する。 IRνmax(KBr):3380,1738,1661,1595,1547 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.38 (9H,s), 3.60 (2H,s), 3.68 (1
H,d,J=17.4Hz), 3.80 (1H,dd,J=17.2, 5.6Hz), 4.03 (1
H,dd,J=17.2, 5.6Hz), 4.60 (1H,d,J=17.4Hz), 6.28 (1
H,br.s), 6.97-7.24 (4H,m), 7.38-7.70 (7H,m), 7.76-
7.88 (3H,m) 元素分析(C30H31N3O7S・0.5H2Oとして) 計算値:C, 61.42; H, 5.50; N, 7.16; S, 5.47 実測値:C, 61.51; H, 5.51; N, 7.04
【0133】実施例27 2−(N−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル)−N'−(m−(テトラゾール−5−
イル)フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベン
ゾフェノン 8p 実施例11で調製したトリチル体 7f (570 mg, 0.71 m
mol)のテトラヒドロフラン(3 ml)及びエタノール(10 m
l)の溶液に、1N 塩酸(2.9 ml)を加え、室温で攪拌す
る。3時間後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出す
る。有機層を水洗、乾燥(硫酸ナトリウム)後、溶媒を
留去すると標題の化合物(187 mg;33.7%)が得られる。
mp163−175℃。 IRνmax(KBr):3380,1740,1661,1595,1570 cm-1 NMR (CDCl3+CD3OD) δ:1.34 (9H,s), 3.67 (1H,d,J=1
7.4Hz), 3.85 (1H,d,J=17.4Hz), 4.01 (1H,d,J=17.4H
z), 7.07-7.92 (13H,m) 元素分析(C29H29N7O5・H2Oとして) 計算値:C, 60.72; H, 5.45; N, 17.09 実測値:C, 60.86; H, 5.40; N, 16.72
シカルボニルメチル)−N'−(m−(テトラゾール−5−
イル)フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベン
ゾフェノン 8p 実施例11で調製したトリチル体 7f (570 mg, 0.71 m
mol)のテトラヒドロフラン(3 ml)及びエタノール(10 m
l)の溶液に、1N 塩酸(2.9 ml)を加え、室温で攪拌す
る。3時間後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出す
る。有機層を水洗、乾燥(硫酸ナトリウム)後、溶媒を
留去すると標題の化合物(187 mg;33.7%)が得られる。
mp163−175℃。 IRνmax(KBr):3380,1740,1661,1595,1570 cm-1 NMR (CDCl3+CD3OD) δ:1.34 (9H,s), 3.67 (1H,d,J=1
7.4Hz), 3.85 (1H,d,J=17.4Hz), 4.01 (1H,d,J=17.4H
z), 7.07-7.92 (13H,m) 元素分析(C29H29N7O5・H2Oとして) 計算値:C, 60.72; H, 5.45; N, 17.09 実測値:C, 60.86; H, 5.40; N, 16.72
【0134】実施例28 2−(N−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル)−N'−(m−(テトラゾール−5−
イルメチルオキシ)フェニル)ウレイドメチルカルボニル
アミノ)ベンゾフェノン 8q 実施例12で調製したトリチル体 7 g を用い、実施例
27と同様にして標題の化合物を合成する。 IRνmax(KBr):3400,1741,1662,1600,1555 cm-1 NMR (CDCl3+CD3OD) δ:1.39 (9H,s), 3.64 (1H,d,J=1
7.4Hz), 3.81 (1H,d,J=17.4Hz), 4.58(1H,d,J=17.4Hz),
5.28 (2H,dd, 20.1, 14.0Hz), 6.36-6.47 (1H,m), 6.7
7-7.03 (3H,m), 7.44-8.00 (11H,m) 元素分析(C30H31N7O6・0.4H2Oとして) 計算値:C, 60.78; H, 5.41; N, 16.54 実測値:C, 60.87; H, 5.43; N, 16.46
シカルボニルメチル)−N'−(m−(テトラゾール−5−
イルメチルオキシ)フェニル)ウレイドメチルカルボニル
アミノ)ベンゾフェノン 8q 実施例12で調製したトリチル体 7 g を用い、実施例
27と同様にして標題の化合物を合成する。 IRνmax(KBr):3400,1741,1662,1600,1555 cm-1 NMR (CDCl3+CD3OD) δ:1.39 (9H,s), 3.64 (1H,d,J=1
7.4Hz), 3.81 (1H,d,J=17.4Hz), 4.58(1H,d,J=17.4Hz),
5.28 (2H,dd, 20.1, 14.0Hz), 6.36-6.47 (1H,m), 6.7
7-7.03 (3H,m), 7.44-8.00 (11H,m) 元素分析(C30H31N7O6・0.4H2Oとして) 計算値:C, 60.78; H, 5.41; N, 16.54 実測値:C, 60.87; H, 5.43; N, 16.46
【0135】実施例29 2−(N−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル)−N'−(m−(カルボキシメチルス
ルフィニル)フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミ
ノ)ベンゾフェノン 8r 化合物 8k をm−クロロ過安息香酸と常法どおり処理し
て標題化合物を得る。粉末。 NMR (CDCl3)δ:1.43 (9H,s), 3.74 (1H,d,J=17.2Hz),
3.75-3.98 (4H,m), 4.37(1H,d,J=17.2Hz), 7.27-7.86
(13H,m)
シカルボニルメチル)−N'−(m−(カルボキシメチルス
ルフィニル)フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミ
ノ)ベンゾフェノン 8r 化合物 8k をm−クロロ過安息香酸と常法どおり処理し
て標題化合物を得る。粉末。 NMR (CDCl3)δ:1.43 (9H,s), 3.74 (1H,d,J=17.2Hz),
3.75-3.98 (4H,m), 4.37(1H,d,J=17.2Hz), 7.27-7.86
(13H,m)
【0136】
【化27】
【0137】実施例30 2−(N−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル)−N'−(m−(カルボメトキシ)フ
ェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノ
ン 9 l実施例23で調製したカルボン酸 8h を過剰のジ
アゾメタンのエーテル溶液と処理し、化合物 9 1 を得
る。 IRνmax(KBr):3390,1740,1725,1660,1595,1556 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.38 (9H,s), 3.66 (1H,d,J=17.0Hz),
3.80 (1H,dd,J=17.6, 5.6Hz), 4.04 (1H,dd,J=17.6,
5.6Hz), 4.63 (1H,d,J=17.0Hz), 5.96 (1H,br.s),7.11
(1H,s), 7.22-7.32 (1H,m), 7.42-7.69 (8H,m), 7.75-
7.86 (3H,m), 7.96(1H,br.s) 元素分析(C30H31N3O7・1.3H2Oとして) 計算値:C, 63.33; H, 5.95; N, 7.38 実測値:C, 62.12; H, 5.51; N, 7.30
シカルボニルメチル)−N'−(m−(カルボメトキシ)フ
ェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノ
ン 9 l実施例23で調製したカルボン酸 8h を過剰のジ
アゾメタンのエーテル溶液と処理し、化合物 9 1 を得
る。 IRνmax(KBr):3390,1740,1725,1660,1595,1556 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.38 (9H,s), 3.66 (1H,d,J=17.0Hz),
3.80 (1H,dd,J=17.6, 5.6Hz), 4.04 (1H,dd,J=17.6,
5.6Hz), 4.63 (1H,d,J=17.0Hz), 5.96 (1H,br.s),7.11
(1H,s), 7.22-7.32 (1H,m), 7.42-7.69 (8H,m), 7.75-
7.86 (3H,m), 7.96(1H,br.s) 元素分析(C30H31N3O7・1.3H2Oとして) 計算値:C, 63.33; H, 5.95; N, 7.38 実測値:C, 62.12; H, 5.51; N, 7.30
【0138】実施例31 2−(N−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル)−N'−(m−(カルボメトキシメチ
ル)フェニル)ウレイドメチルカルボニル)アミノ)ベンゾ
フェノン 9m 実施例24で調製したカルボン酸 8i を用い、実施例3
0と同様にして標題の化合物を得る。収率 42 %。mp 1
27−129 ℃。 IRνmax(KBr):3359,1740,1658,1562,1494 cm-1 NMR(CDCl3)δ:1.39 (3H,s), 3.55 (2H,s), 3.65 (1H,
d,J=17.6Hz), 3.67(3H,s), 3.77 (1H,d,J=18.2Hz), 4.0
1 (1H,d,J=17.6Hz), 4.64 (1H,d,J=17.6Hz), 5.88(1H,b
r.s), 6.91 (1H,m), 7.15-7.81 (13H,m) 元素分析(C31H33N3O7として) 計算値:C, 66.53; H, 5.94; N, 7.56 実測値:C, 66.41; H, 6.02; N, 7.61
シカルボニルメチル)−N'−(m−(カルボメトキシメチ
ル)フェニル)ウレイドメチルカルボニル)アミノ)ベンゾ
フェノン 9m 実施例24で調製したカルボン酸 8i を用い、実施例3
0と同様にして標題の化合物を得る。収率 42 %。mp 1
27−129 ℃。 IRνmax(KBr):3359,1740,1658,1562,1494 cm-1 NMR(CDCl3)δ:1.39 (3H,s), 3.55 (2H,s), 3.65 (1H,
d,J=17.6Hz), 3.67(3H,s), 3.77 (1H,d,J=18.2Hz), 4.0
1 (1H,d,J=17.6Hz), 4.64 (1H,d,J=17.6Hz), 5.88(1H,b
r.s), 6.91 (1H,m), 7.15-7.81 (13H,m) 元素分析(C31H33N3O7として) 計算値:C, 66.53; H, 5.94; N, 7.56 実測値:C, 66.41; H, 6.02; N, 7.61
【0139】実施例32 2−(N−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル)−N'−(m−(カルボメトキシメチ
ルオキシ)フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)
ベンゾフェノン 9n 実施例25で調製したカルボン酸 8j を用い、実施例3
0の化合物9 lの合成と同様にして合成する。mp 74−77
℃。 IRνmax(KBr):3380,1741,1662,1599,1550 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.40 (9H,s), 3.63 (1H,d,J=17.4Hz),
3.75 (1H,dd,J=17.4, 8.6Hz), 3.63 (1H,d,J=17.4Hz),
4.01 (1H,dd,J=17.4, 8.6Hz), 4.60 (2H,s), 4.63 (1
H,d,J=17.4Hz), 5.82 (1H,br.s), 6.57 (1H,dd,J=7.6,
2.6Hz), 6.72-6.88(2H,m), 7.00-7.18 (2H,m), 7.37-7.
68 (6H,m),7.72-7.85 (3H,m) 元素分析(C31H33N3O8として) 計算値:C, 64.69; H, 5.78; N, 7.30 実測値:C, 64.54; H, 5.85; N, 7.21
シカルボニルメチル)−N'−(m−(カルボメトキシメチ
ルオキシ)フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)
ベンゾフェノン 9n 実施例25で調製したカルボン酸 8j を用い、実施例3
0の化合物9 lの合成と同様にして合成する。mp 74−77
℃。 IRνmax(KBr):3380,1741,1662,1599,1550 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.40 (9H,s), 3.63 (1H,d,J=17.4Hz),
3.75 (1H,dd,J=17.4, 8.6Hz), 3.63 (1H,d,J=17.4Hz),
4.01 (1H,dd,J=17.4, 8.6Hz), 4.60 (2H,s), 4.63 (1
H,d,J=17.4Hz), 5.82 (1H,br.s), 6.57 (1H,dd,J=7.6,
2.6Hz), 6.72-6.88(2H,m), 7.00-7.18 (2H,m), 7.37-7.
68 (6H,m),7.72-7.85 (3H,m) 元素分析(C31H33N3O8として) 計算値:C, 64.69; H, 5.78; N, 7.30 実測値:C, 64.54; H, 5.85; N, 7.21
【0140】実施例33 2−(N−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル)−N'−(m−(カルボメトキシメチ
ルチオ)フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベ
ンゾフェノン 9o 実施例26で調製したカルボン酸 8k を用い、実施例3
0の化合物 9 lの合成と同様にして合成する。mp 131−
133℃。 IRνmax(KBr):3375,1741,1665,1653,1598,1550 cm-1 NMR(CDCl3)δ:1.40 (9H,s), 3.66 (1H,d,J=17.4Hz),
3.67 (2H,s), 3.72(3H,s), 3.82 (1H,dd,J=17.2, 5.6H
z), 4.05 (1H,dd,J=17.2, 5.6Hz), 4.64 (1H,d,J=17.4H
z), 5.99 (1H,br.s), 6.91-7.20 (4H,m), 7.32-7.73 (7
H,m), 7.75-7.87 (3H,m) 元素分析(C31H33N3O7Sとして) 計算値:C, 62.93; H, 5.62; N, 7.10; S, 5.42 実測値:C, 62.84; H, 5.68; N, 7.07; S, 5.26
シカルボニルメチル)−N'−(m−(カルボメトキシメチ
ルチオ)フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベ
ンゾフェノン 9o 実施例26で調製したカルボン酸 8k を用い、実施例3
0の化合物 9 lの合成と同様にして合成する。mp 131−
133℃。 IRνmax(KBr):3375,1741,1665,1653,1598,1550 cm-1 NMR(CDCl3)δ:1.40 (9H,s), 3.66 (1H,d,J=17.4Hz),
3.67 (2H,s), 3.72(3H,s), 3.82 (1H,dd,J=17.2, 5.6H
z), 4.05 (1H,dd,J=17.2, 5.6Hz), 4.64 (1H,d,J=17.4H
z), 5.99 (1H,br.s), 6.91-7.20 (4H,m), 7.32-7.73 (7
H,m), 7.75-7.87 (3H,m) 元素分析(C31H33N3O7Sとして) 計算値:C, 62.93; H, 5.62; N, 7.10; S, 5.42 実測値:C, 62.84; H, 5.68; N, 7.07; S, 5.26
【0141】実施例34 2−(N−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル)−N'−(m−(カルボメトキシメチ
ルスルフィニル)フェニル)ウレイドメチルカルボニルア
ミノ)ベンゾフェノン 9s カルボン酸 8r を用い、実施例30の化合物 9 l
の合成と同様にして合成する。粉末。 NMR(CDCl3) δ:1.41 (9H,s), 3.70 (3H,s),3.73 (1H,
d,J=17.2Hz), 3.74-4.00(4H,m), 4.37 (1H,d,J=17.2H
z), 7.09-7.87 (13H,m)
シカルボニルメチル)−N'−(m−(カルボメトキシメチ
ルスルフィニル)フェニル)ウレイドメチルカルボニルア
ミノ)ベンゾフェノン 9s カルボン酸 8r を用い、実施例30の化合物 9 l
の合成と同様にして合成する。粉末。 NMR(CDCl3) δ:1.41 (9H,s), 3.70 (3H,s),3.73 (1H,
d,J=17.2Hz), 3.74-4.00(4H,m), 4.37 (1H,d,J=17.2H
z), 7.09-7.87 (13H,m)
【0142】
【化28】
【0143】実施例35 2−(N−(ピロリジノカルボ
ニルメチル)−N'−(m−(カルボメトキシ)フェニル)ウ
レイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン 10 製造例9で得た 6c の製造方法と同様の方法で合成した
6m を用い、実施例1と同様の方法で表記化合物を合成
する。収率 30.4%。 mp 189−194 ℃。 IRνmax(KBr):3378,3332,1740,1653,1595,1561 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.84 (4H,m), 3.34
(4H,m), 3.56 (2H,s), 3.6
6 (3H,s),3.82(1H,d,J=16.8
Hz), 3.86 (2H,q,J=17.2H
z), 4.82 (1H,d,J=16.8Hz),
5.84 (1H,br.s), 6.90−6.9
8 (1H,m), 7.17−7.95 (13H,
m) 元素分析(C31H32N4O6として) 計算値:C, 66.89; H, 5.79; N, 10.07 実測値:C, 66.66; H, 5.83; N, 10.05
ニルメチル)−N'−(m−(カルボメトキシ)フェニル)ウ
レイドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン 10 製造例9で得た 6c の製造方法と同様の方法で合成した
6m を用い、実施例1と同様の方法で表記化合物を合成
する。収率 30.4%。 mp 189−194 ℃。 IRνmax(KBr):3378,3332,1740,1653,1595,1561 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.84 (4H,m), 3.34
(4H,m), 3.56 (2H,s), 3.6
6 (3H,s),3.82(1H,d,J=16.8
Hz), 3.86 (2H,q,J=17.2H
z), 4.82 (1H,d,J=16.8Hz),
5.84 (1H,br.s), 6.90−6.9
8 (1H,m), 7.17−7.95 (13H,
m) 元素分析(C31H32N4O6として) 計算値:C, 66.89; H, 5.79; N, 10.07 実測値:C, 66.66; H, 5.83; N, 10.05
【0144】
【化29】
【0145】実施例36 シクロヘキシル−(2−(N−
(t−ブトキシカルボニルメチル)−N−(N'−(m−トリ
ル)ウレイドメチルカルボニル)アミノ)フェニル)ケトン
15a 製造例24で調製した化合物 14a を用い、実施例14
と同様にして、目的化合物 15a を調製する。Mp 128−
130℃。 IRνmax(KBr):3383,1741,1673,1647,1612,1595,1557,1
522 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.10-1.53 (5H,m), 1.47 (9H,s), 1.6
2-1.97 (5H,m), 2.27 (3H,s), 3.60 (1H,d,J=17.2Hz),
3.64 (1H,d,J=17.2Hz), 3.81 (1H,d,J=17.2Hz),4.61 (1
H,d,17.2Hz), 6.78 (1H,m), 7.06-7.20 (4H,m), 7.54-
7.73 (4H,m), 7.91(1H,m) 元素分析(C29H37N3O5として) 計算値:C,68.62;H,7.35;N,8.28 実測値:C,68.42;H,7.34;N,8.32
(t−ブトキシカルボニルメチル)−N−(N'−(m−トリ
ル)ウレイドメチルカルボニル)アミノ)フェニル)ケトン
15a 製造例24で調製した化合物 14a を用い、実施例14
と同様にして、目的化合物 15a を調製する。Mp 128−
130℃。 IRνmax(KBr):3383,1741,1673,1647,1612,1595,1557,1
522 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.10-1.53 (5H,m), 1.47 (9H,s), 1.6
2-1.97 (5H,m), 2.27 (3H,s), 3.60 (1H,d,J=17.2Hz),
3.64 (1H,d,J=17.2Hz), 3.81 (1H,d,J=17.2Hz),4.61 (1
H,d,17.2Hz), 6.78 (1H,m), 7.06-7.20 (4H,m), 7.54-
7.73 (4H,m), 7.91(1H,m) 元素分析(C29H37N3O5として) 計算値:C,68.62;H,7.35;N,8.28 実測値:C,68.42;H,7.34;N,8.32
【0146】実施例37 シクロヘキシル−(2−(N−
(t−ブトキシカルボニルメチル)−N−(N'−(m−ト
リフルオロメチルフェニル)ウレイドメチルカルボニル)
アミノ)フェニル)ケトン 15b 製造例 25 で調製した化合物 14b を用い、実施例 14
と同様にして、目的化合物 15b を調製する。無晶性固
体。 IRνmax(KBr):3374,1741,1741,1685,1651,1597,1560,1
511 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.11-1.60 (5H,m), 1.47 (9H,s), 1.6
3-1.96 (5H,m), 3.20 (1H,m), 3.60 (1H,d,J=17.0Hz),
3.66 (1H,d,J=18.4Hz), 3.82 (1H,d,J=18.4Hz),4.61 (1
H,d,J=17.0Hz), 7.06-7.28 (2H,m), 7.33-7.52 (2H,m),
7.56-7.76 (2H,m), 7.81 (1H,br.s), 7.88 (1H,m) 元素分析(C29H34F3N3O5として) 計算値:C,62.02;H,6.10;F,10.15;N,7.48 実測値:C,61.79;H,6.08;F,9.89;N,7.39
(t−ブトキシカルボニルメチル)−N−(N'−(m−ト
リフルオロメチルフェニル)ウレイドメチルカルボニル)
アミノ)フェニル)ケトン 15b 製造例 25 で調製した化合物 14b を用い、実施例 14
と同様にして、目的化合物 15b を調製する。無晶性固
体。 IRνmax(KBr):3374,1741,1741,1685,1651,1597,1560,1
511 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.11-1.60 (5H,m), 1.47 (9H,s), 1.6
3-1.96 (5H,m), 3.20 (1H,m), 3.60 (1H,d,J=17.0Hz),
3.66 (1H,d,J=18.4Hz), 3.82 (1H,d,J=18.4Hz),4.61 (1
H,d,J=17.0Hz), 7.06-7.28 (2H,m), 7.33-7.52 (2H,m),
7.56-7.76 (2H,m), 7.81 (1H,br.s), 7.88 (1H,m) 元素分析(C29H34F3N3O5として) 計算値:C,62.02;H,6.10;F,10.15;N,7.48 実測値:C,61.79;H,6.08;F,9.89;N,7.39
【0147】実施例38 シクロヘキシル−(2−(N−
(t−ブトキシカルボニルメチル)−N−(N'−(m−(ア
リールオキシカルボニル)フェニル)ウレイドメチルカ
ルボニル)アミノ)フェニル)ケトン 15c 製造例26で調製した化合物14cを用い、実施例14
と同様にして、目的化合物15cを調製する。無晶性固
体。 IRνmax(KBr):3374,1722,1685,1650,1594,1555 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.12-1.95 (10H,m), 1.40 (9H,s), 3.
07 (1H,m), 3.53 (1H,d,J=17.2Hz), 3.73 (1H,d,J=17.4
Hz), 3.93 (1H,d,J=17.4Hz), 4.77-4.82 (2H,m),4.80
(1H,d,J=17.2Hz), 5.19-5.47 (2H,m), 5.89-6.22 (2H,
m), 7.13-7.35 (3H,m), 7.48-7.78 (4H,m), 7.80 (1H,b
r.s) 元素分析(C32H39N3O70.2H2Oとして) 計算値:C,66.12;H,6.68;N,7.23 実測値:C,66.18;H,6.79;N,7.17
(t−ブトキシカルボニルメチル)−N−(N'−(m−(ア
リールオキシカルボニル)フェニル)ウレイドメチルカ
ルボニル)アミノ)フェニル)ケトン 15c 製造例26で調製した化合物14cを用い、実施例14
と同様にして、目的化合物15cを調製する。無晶性固
体。 IRνmax(KBr):3374,1722,1685,1650,1594,1555 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.12-1.95 (10H,m), 1.40 (9H,s), 3.
07 (1H,m), 3.53 (1H,d,J=17.2Hz), 3.73 (1H,d,J=17.4
Hz), 3.93 (1H,d,J=17.4Hz), 4.77-4.82 (2H,m),4.80
(1H,d,J=17.2Hz), 5.19-5.47 (2H,m), 5.89-6.22 (2H,
m), 7.13-7.35 (3H,m), 7.48-7.78 (4H,m), 7.80 (1H,b
r.s) 元素分析(C32H39N3O70.2H2Oとして) 計算値:C,66.12;H,6.68;N,7.23 実測値:C,66.18;H,6.79;N,7.17
【0148】実施例39 シクロヘキシル−(2−(N−
(t−ブトキシカルボニルメチル)−N−(N'−(m−カ
ルボキシフェニル)ウレイドメチルカルボニル)アミ
ノ)フェニル)ケトン 15d 化合物 15c を用い、実施例23と同様にして、目的化
合物 15d を調製する。Mp 175−181℃。 IRνmax(KBr):3379,1735,1685,1610,1595,1554 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.08-1.55 (5H,m), 1.46 (9H,s), 1.6
1-1.98 (5H,m), 3.19 (1H,m), 3.60 (1H,d,J=17.2Hz),
3.66 (1H,d,J=17.0Hz), 3.83 (1H,d,J=17.0Hz),4.62 (1
H,d,J=17.2Hz), 7.27 (1H,t,J=6.0Hz), 7.51-7.75 (5H,
m), 7.86-7.93 (2H,m) 元素分析(C29H35N3O7 1.2H2Oとして) 計算値:C,62.29;H,6.74;N,7.51 実測値:C,62.11;H,6.35;N,7.37
(t−ブトキシカルボニルメチル)−N−(N'−(m−カ
ルボキシフェニル)ウレイドメチルカルボニル)アミ
ノ)フェニル)ケトン 15d 化合物 15c を用い、実施例23と同様にして、目的化
合物 15d を調製する。Mp 175−181℃。 IRνmax(KBr):3379,1735,1685,1610,1595,1554 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.08-1.55 (5H,m), 1.46 (9H,s), 1.6
1-1.98 (5H,m), 3.19 (1H,m), 3.60 (1H,d,J=17.2Hz),
3.66 (1H,d,J=17.0Hz), 3.83 (1H,d,J=17.0Hz),4.62 (1
H,d,J=17.2Hz), 7.27 (1H,t,J=6.0Hz), 7.51-7.75 (5H,
m), 7.86-7.93 (2H,m) 元素分析(C29H35N3O7 1.2H2Oとして) 計算値:C,62.29;H,6.74;N,7.51 実測値:C,62.11;H,6.35;N,7.37
【0149】実施例40 シクロヘキシル−(2−(N−
(t−ブトキシカルボニルメチル)−N−(N'−(m−カ
ルボメトキシフェニル)ウレイドメチルカルボニル)ア
ミノ)フェニル)ケトン 15e 化合物 15d を用い、実施例30と同様にして、目的化
合物 15e を調製する。無晶性固体。 IRνmax(KBr):3380,1724,1664,1594,1555 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.13-1.93 (10H,m), 1.43 (9H,s), 3.
07 (1H,m), 3.49 (1H,d,J=17.1Hz), 3.75 (1H,dd,J=17.
1, 5.1Hz), 3.88 (3H,s), 3.90 (1H,dd,J=17.1,5.1Hz),
4.80 (1H,d,J=17.1Hz), 5.87 (1H,br.s), 6.93 (1H,
s), 7.43-7.84 (8H,s), 7.94 (1H,s) 元素分析(C30H37N3O7 0.2H2Oとして) 計算値:C,64.90;H,6.79;N,7.57 実測値:C,64.95;H,6.52;N,7.48
(t−ブトキシカルボニルメチル)−N−(N'−(m−カ
ルボメトキシフェニル)ウレイドメチルカルボニル)ア
ミノ)フェニル)ケトン 15e 化合物 15d を用い、実施例30と同様にして、目的化
合物 15e を調製する。無晶性固体。 IRνmax(KBr):3380,1724,1664,1594,1555 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.13-1.93 (10H,m), 1.43 (9H,s), 3.
07 (1H,m), 3.49 (1H,d,J=17.1Hz), 3.75 (1H,dd,J=17.
1, 5.1Hz), 3.88 (3H,s), 3.90 (1H,dd,J=17.1,5.1Hz),
4.80 (1H,d,J=17.1Hz), 5.87 (1H,br.s), 6.93 (1H,
s), 7.43-7.84 (8H,s), 7.94 (1H,s) 元素分析(C30H37N3O7 0.2H2Oとして) 計算値:C,64.90;H,6.79;N,7.57 実測値:C,64.95;H,6.52;N,7.48
【0150】
【化30】
【0151】実施例41 ((2−(4−トリフルオロ
メチルベンゾイル)フェニル)−(2−(3−m−トリルウ
レイド)アセチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエス
テル 26a 4−トリフルオロメチルベンゾイルクロライド(53μl,
0.36 mmol)のトルエン(4 ml)溶液に室温でジクロロ
ビスアセトニトリルパラジウム(12.5 mg, 0.036 mmo
l)を加える。続いて、((2−トリメチルスタニルフェニ
ル)−(2−(3−m−トリルウレイド)アセチル)アミノ)酢
酸 tert−ブチルエステル(化合物 25 )(200 mg, 0.36
mmol)を加え50 ℃で20分間撹拌する。ジクロロビスア
セトニトリルパラジウム(6.2 mg, 0.018 mmol)を加え
さらに10分間撹拌する。反応液に氷水を加え撹拌し、水
層を酢酸エチルで2回抽出する。有機層を飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮する。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し目
的化合物 26a(93 mg)を得る。収率 46 %。 NMR(CDCl3)δ:1.40 (9H,s), 2.28 (3H,s), 3.70 (1H,
d,J=17.2Hz), 3.80(1H,dd,J=4.4Hz, 17.7Hz), 3.97 (1
H,dd,J=4.6Hz, 17.7Hz), 4.63 (1H,d,J=17.2Hz), 5.77-
5.87 (1H,m), 6.67 (1H,brs), 6.80-7.18 (4H,m), 7.41
-7.94 (8H,m)
メチルベンゾイル)フェニル)−(2−(3−m−トリルウ
レイド)アセチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエス
テル 26a 4−トリフルオロメチルベンゾイルクロライド(53μl,
0.36 mmol)のトルエン(4 ml)溶液に室温でジクロロ
ビスアセトニトリルパラジウム(12.5 mg, 0.036 mmo
l)を加える。続いて、((2−トリメチルスタニルフェニ
ル)−(2−(3−m−トリルウレイド)アセチル)アミノ)酢
酸 tert−ブチルエステル(化合物 25 )(200 mg, 0.36
mmol)を加え50 ℃で20分間撹拌する。ジクロロビスア
セトニトリルパラジウム(6.2 mg, 0.018 mmol)を加え
さらに10分間撹拌する。反応液に氷水を加え撹拌し、水
層を酢酸エチルで2回抽出する。有機層を飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮する。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し目
的化合物 26a(93 mg)を得る。収率 46 %。 NMR(CDCl3)δ:1.40 (9H,s), 2.28 (3H,s), 3.70 (1H,
d,J=17.2Hz), 3.80(1H,dd,J=4.4Hz, 17.7Hz), 3.97 (1
H,dd,J=4.6Hz, 17.7Hz), 4.63 (1H,d,J=17.2Hz), 5.77-
5.87 (1H,m), 6.67 (1H,brs), 6.80-7.18 (4H,m), 7.41
-7.94 (8H,m)
【0152】実施例42 ((2−(2−フルオロベンゾ
イル)フェニル)−(2−(3−m−トリルウレイド)アセ
チル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエステル 26b ((2
−トリメチルスタニルフェニル)−(2−(3−m−トリルウ
レイド)アセチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエステル(化合物 25 )(200 mg)及び 2−
フルオロベンゾイルクロライド(43μl)を用い、化合
物 26a の合成法に従って標題化合物 26b(56 mg)を合
成する。収率 30 %。 NMR(CDCl3)δ:1.41 (9H,s), 2.28 (3H,s), 3.68 (1H,
d,J=17.6Hz), 3.81(IH,dd,J=4.2Hz, 17.5Hz), 4.01 (1
H,dd,J=4.6Hz, 17.5Hz), 4.67 (1H,d,J=17.6Hz), 5.82-
5.95 (1H,m), 5.98-7.75 (13H,m)
イル)フェニル)−(2−(3−m−トリルウレイド)アセ
チル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエステル 26b ((2
−トリメチルスタニルフェニル)−(2−(3−m−トリルウ
レイド)アセチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエステル(化合物 25 )(200 mg)及び 2−
フルオロベンゾイルクロライド(43μl)を用い、化合
物 26a の合成法に従って標題化合物 26b(56 mg)を合
成する。収率 30 %。 NMR(CDCl3)δ:1.41 (9H,s), 2.28 (3H,s), 3.68 (1H,
d,J=17.6Hz), 3.81(IH,dd,J=4.2Hz, 17.5Hz), 4.01 (1
H,dd,J=4.6Hz, 17.5Hz), 4.67 (1H,d,J=17.6Hz), 5.82-
5.95 (1H,m), 5.98-7.75 (13H,m)
【0153】実施例43 ((2−(4−シアノベンゾイ
ル)フェニル)−(2−(3−m−トリルウレイド)アセチ
ル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエステル 26c ((2−トリメチルスタニルフェニル)−(2−(3−m−トリ
ルウレイド)アセチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエス
テル(化合物 25 )(200 mg)及び 4−シアノベンゾイル
クロライド(59 mg)を用い、化合物 26a の合成法に従
って標題化合物 26c(88 mg)を合成する。収率 47
%。1 H NMR(CDCl3)δppm:1.39 (9H,s), 2.29 (3H,s), 3.74
(1H,d,J=17.2Hz),3.80(1H,dd,J=4.6Hz, 17.6Hz), 3.93
(1H,dd,J=4.2Hz, 17.6Hz), 4.60 (1H,d,J=17.2Hz), 5.
82-5.89 (1H,m), 6.73-7.20 (5H,m), 7.42-7.94 (8H,m)
ル)フェニル)−(2−(3−m−トリルウレイド)アセチ
ル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエステル 26c ((2−トリメチルスタニルフェニル)−(2−(3−m−トリ
ルウレイド)アセチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエス
テル(化合物 25 )(200 mg)及び 4−シアノベンゾイル
クロライド(59 mg)を用い、化合物 26a の合成法に従
って標題化合物 26c(88 mg)を合成する。収率 47
%。1 H NMR(CDCl3)δppm:1.39 (9H,s), 2.29 (3H,s), 3.74
(1H,d,J=17.2Hz),3.80(1H,dd,J=4.6Hz, 17.6Hz), 3.93
(1H,dd,J=4.2Hz, 17.6Hz), 4.60 (1H,d,J=17.2Hz), 5.
82-5.89 (1H,m), 6.73-7.20 (5H,m), 7.42-7.94 (8H,m)
【0154】実施例44 ((2−(アダマンタン−1−カ
ルボニル)フェニル)−(2−(3−m−トリルウレイド)
アセチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエステル 26d ((2−トリメチルスタニルフェニル)−(2−(3−m−トリ
ルウレイド)アセチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエステ
ル(化合物 25)(250 mg)及びアダマンタン−1−カルボ
ニルクロライド(89 mg)を用い、化合物 26a の合成法
に従って標題化合物 26d(40 mg)を合成する。収率 1
6 %。1 H NMR (CDCl3)δppm:1.43 (9H,s), 1.71 (6H,s), 1.9
0 (6H,s), 2.05 (3H,s),2.30 (3H,s), 3.69 (1H,d,J=1
7.2Hz), 3.90 (1H,d,J=17.4Hz), 4.01 (1H,d,17.4Hz),
4.63 (1H,d,J=17.2Hz), 5.83 (1H,brs), 6.74-7.46(9H,
m)
ルボニル)フェニル)−(2−(3−m−トリルウレイド)
アセチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエステル 26d ((2−トリメチルスタニルフェニル)−(2−(3−m−トリ
ルウレイド)アセチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエステ
ル(化合物 25)(250 mg)及びアダマンタン−1−カルボ
ニルクロライド(89 mg)を用い、化合物 26a の合成法
に従って標題化合物 26d(40 mg)を合成する。収率 1
6 %。1 H NMR (CDCl3)δppm:1.43 (9H,s), 1.71 (6H,s), 1.9
0 (6H,s), 2.05 (3H,s),2.30 (3H,s), 3.69 (1H,d,J=1
7.2Hz), 3.90 (1H,d,J=17.4Hz), 4.01 (1H,d,17.4Hz),
4.63 (1H,d,J=17.2Hz), 5.83 (1H,brs), 6.74-7.46(9H,
m)
【0155】実施例45 ((2−(1−オキソ−2−プ
ロピルペンチル)−(2−(3−m−トリルウレイド)アセ
チル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエステル 26e((2−
トリメチルスタニルフェニル)−(2−(3−m−トリルウレ
イド)アセチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエステル
(化合物 25)(42 mg)及び 2−n−プロピル−n−バレロ
イルクロライド(12 mg)を用い、化合物 26a の合成法
に従って標題化合物 26e(7 mg)を合成する。収率 18
%。 NMR (CDCl3) δ:0.85-0.91 (6H,m), 1.42 (9H,s), 2.3
0 (3H,s), 3.49 (1H,d,J=17.4Hz), 3.65 (1H,d,17.4H
z), 3.92 (1H,d,17.4Hz), 4.84 (1H,d,J=17.4Hz),5.97
(1H,brs), 6.80-7.18 (5H,m), 7.38-7.78 (4H,m)
ロピルペンチル)−(2−(3−m−トリルウレイド)アセ
チル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエステル 26e((2−
トリメチルスタニルフェニル)−(2−(3−m−トリルウレ
イド)アセチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエステル
(化合物 25)(42 mg)及び 2−n−プロピル−n−バレロ
イルクロライド(12 mg)を用い、化合物 26a の合成法
に従って標題化合物 26e(7 mg)を合成する。収率 18
%。 NMR (CDCl3) δ:0.85-0.91 (6H,m), 1.42 (9H,s), 2.3
0 (3H,s), 3.49 (1H,d,J=17.4Hz), 3.65 (1H,d,17.4H
z), 3.92 (1H,d,17.4Hz), 4.84 (1H,d,J=17.4Hz),5.97
(1H,brs), 6.80-7.18 (5H,m), 7.38-7.78 (4H,m)
【0156】実施例46 ((2−(シクロプロパンカル
ボニル)フェニル)−(2−(3−m−トリルウレイド)ア
セチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエステル 26f ((2−トリメチルスタニルフェニル)−(2−(3−m−トリ
ルウレイド)アセチル)アミノ)酢酸、tert−ブチルエス
テル(化合物 25)(112 mg)及びシクロプロパンカルボニ
ルクロライド(18.1μl)を用い、化合物 26a の合成法に
従って標題化合物26f(45 mg)を合成する。収率 48%。 NMR (CDCl3) δ:1.02-1.14 (2H,m), 1.19-1.31 (2H,
m), 1.41 (9H,s), 2.28 (3H,s), 2.38-2.47 (1H,m), 3.
56 (1H,d,J=17.4Hz), 3.76 (1H,dd,J=5.0Hz,17.5Hz),
3.90 (1H,dd,J=4.6Hz,17.5Hz), 4.82 (1H,d,J=17.4Hz),
5.98-6.07 (1H,m), 6.82 (1H,d,J=7.0Hz), 6.99-7.21
(4H,m), 7.39-7.70(3H,m), 7.81-7.88 (1H,m)
ボニル)フェニル)−(2−(3−m−トリルウレイド)ア
セチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエステル 26f ((2−トリメチルスタニルフェニル)−(2−(3−m−トリ
ルウレイド)アセチル)アミノ)酢酸、tert−ブチルエス
テル(化合物 25)(112 mg)及びシクロプロパンカルボニ
ルクロライド(18.1μl)を用い、化合物 26a の合成法に
従って標題化合物26f(45 mg)を合成する。収率 48%。 NMR (CDCl3) δ:1.02-1.14 (2H,m), 1.19-1.31 (2H,
m), 1.41 (9H,s), 2.28 (3H,s), 2.38-2.47 (1H,m), 3.
56 (1H,d,J=17.4Hz), 3.76 (1H,dd,J=5.0Hz,17.5Hz),
3.90 (1H,dd,J=4.6Hz,17.5Hz), 4.82 (1H,d,J=17.4Hz),
5.98-6.07 (1H,m), 6.82 (1H,d,J=7.0Hz), 6.99-7.21
(4H,m), 7.39-7.70(3H,m), 7.81-7.88 (1H,m)
【0157】実施例47 ((2−(trans−4−メ
チルシクロヘキサン−1−カルボニル)フェニル)−(2
−(3−m−トリルウレイド)アセチル)アミノ)酢酸 t
ert−ブチルエステル 26g ((2−トリメチルスタニルフェニル)−(2−(3−m−トリ
ルウレイド)アセチル)アミノ)酢酸、tert−ブチルエス
テル(化合物 25 112 mg)及び塩化チオニル(120μl)と t
rans−4−メチルシクロヘキサン−1−カルボン酸(29 m
g)より合成した酸クロリドを用い、化合物 26a の合成
法に従って標題化合物26 g(35 mg)を合成する。収率 3
4%。 NMR (CDCl3)δ:0.84-1.93 (9H,m), 0.90 (3H,d,J=6.4H
z), 1.43 (9H,s),2.30 (3H,s),2.90-3.07 (1H,m), 3.48
(1H,d,J=17.2Hz), 3.68 (1H,dd,J=4.6Hz, 17.7Hz), 3.
89 (1H,dd,J=4.6Hz, 17.7Hz), 4.80 (1H,d,J=17.2Hz),
5.85-5.99 (1H,m),6.74 (1H,s), 6.85 (1H,d,J=6.8Hz),
7.02-7.32 (3H,m), 7.47-7.76 (4H,m)
チルシクロヘキサン−1−カルボニル)フェニル)−(2
−(3−m−トリルウレイド)アセチル)アミノ)酢酸 t
ert−ブチルエステル 26g ((2−トリメチルスタニルフェニル)−(2−(3−m−トリ
ルウレイド)アセチル)アミノ)酢酸、tert−ブチルエス
テル(化合物 25 112 mg)及び塩化チオニル(120μl)と t
rans−4−メチルシクロヘキサン−1−カルボン酸(29 m
g)より合成した酸クロリドを用い、化合物 26a の合成
法に従って標題化合物26 g(35 mg)を合成する。収率 3
4%。 NMR (CDCl3)δ:0.84-1.93 (9H,m), 0.90 (3H,d,J=6.4H
z), 1.43 (9H,s),2.30 (3H,s),2.90-3.07 (1H,m), 3.48
(1H,d,J=17.2Hz), 3.68 (1H,dd,J=4.6Hz, 17.7Hz), 3.
89 (1H,dd,J=4.6Hz, 17.7Hz), 4.80 (1H,d,J=17.2Hz),
5.85-5.99 (1H,m),6.74 (1H,s), 6.85 (1H,d,J=6.8Hz),
7.02-7.32 (3H,m), 7.47-7.76 (4H,m)
【0158】実施例48 ((2−(N−(ベンジルオキシ
カルボニル)ピペリジン−4−カルボニル)フェニル)−
(2−(3−m−トリルウレイド)アセチル)アミノ)酢酸
tert−ブチルエステル 26h ((2−トリメチルスタニルフェニル)−(2−(3−m−トリ
ルウレイド)アセチル)アミノ)酢酸、tert−ブチルエス
テル (化合物 25)(420 mg)及び塩化チオニル(220μl)及
びN−(ベンジルオキシカルボニル)ピペリジン−4−カル
ボン酸(198 mg)(J. Med. Chem. 1988, 31, 613−617 記
載の化合物)より合成した酸クロリドを用い、化合物 26
a の合成法に従って標題化合物 26h(232 mg)を合成す
る。収率 48%。 NMR (CDCl3) δ:1.41 (9H,s), 1.50-1.92 (4H,m), 2.2
8 (3H,s), 2.77-3.02 (2H,m), 3.16-3.36 (1H,m), 3.50
(1H,d,J=17.2Hz), 3.72 (1H,dd,J=4.6Hz, 17.6Hz), 3.
85 (1H,dd,J=4.2Hz, 17.6Hz), 4.04-4.34 (2H,m), 4.75
(1H,d,J=17.2Hz), 5.86-5.97 (1H,m), 6.77-7.20 (5H,
m), 7.48-7.73 (4H,m)
カルボニル)ピペリジン−4−カルボニル)フェニル)−
(2−(3−m−トリルウレイド)アセチル)アミノ)酢酸
tert−ブチルエステル 26h ((2−トリメチルスタニルフェニル)−(2−(3−m−トリ
ルウレイド)アセチル)アミノ)酢酸、tert−ブチルエス
テル (化合物 25)(420 mg)及び塩化チオニル(220μl)及
びN−(ベンジルオキシカルボニル)ピペリジン−4−カル
ボン酸(198 mg)(J. Med. Chem. 1988, 31, 613−617 記
載の化合物)より合成した酸クロリドを用い、化合物 26
a の合成法に従って標題化合物 26h(232 mg)を合成す
る。収率 48%。 NMR (CDCl3) δ:1.41 (9H,s), 1.50-1.92 (4H,m), 2.2
8 (3H,s), 2.77-3.02 (2H,m), 3.16-3.36 (1H,m), 3.50
(1H,d,J=17.2Hz), 3.72 (1H,dd,J=4.6Hz, 17.6Hz), 3.
85 (1H,dd,J=4.2Hz, 17.6Hz), 4.04-4.34 (2H,m), 4.75
(1H,d,J=17.2Hz), 5.86-5.97 (1H,m), 6.77-7.20 (5H,
m), 7.48-7.73 (4H,m)
【0159】
【化31】
【0160】実施例49 ((2−(ピペリジン−4−カ
ルボニル)フェニル)−(2−(3−m−トリルウレイド)
アセチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエステル 60 ((2−(N−(ベンジルオキシカルボニル)ピペリジン−4−
カルボニル)フェニル)−(2−(3−m−トリルウレイド)ア
セチル)アミノ)酢酸tert−ブチルエステル、化合物 26
g 9.7 mg(0.015 mmol)をエタノールに溶解し、パラジ
ウムハイドロオキサイドー炭素粉末(2 mg)を加え、水
素雰囲気下(1atm)、室温で24時間撹拌する。反応液を
濾過し、瀘液を減圧濃縮する。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにより精製し、目的化合物60(6.0
mg)を得る。収率 79%。 NMR (CDCl3) δ:1.42 (9H,s), 1.53
−1.76 (2H,m), 1.76−1.92
(2H,m), 2.29 (3H,s), 2.60
−2.82 (2H,m), 3.08−3.28
(3H,m), 3.52 (1H,d,J=17.2
Hz), 3.63−3.76 (1H,m), 3.
79−3.94 (1H,m), 4.77 (1H,
d,J=17.2Hz), 5.99 (1H,br
s), 6.83 (1H,d,J=6.6Hz),
7.02−7.19 (4H,m), 7.46−7.
77 (4H,m)
ルボニル)フェニル)−(2−(3−m−トリルウレイド)
アセチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエステル 60 ((2−(N−(ベンジルオキシカルボニル)ピペリジン−4−
カルボニル)フェニル)−(2−(3−m−トリルウレイド)ア
セチル)アミノ)酢酸tert−ブチルエステル、化合物 26
g 9.7 mg(0.015 mmol)をエタノールに溶解し、パラジ
ウムハイドロオキサイドー炭素粉末(2 mg)を加え、水
素雰囲気下(1atm)、室温で24時間撹拌する。反応液を
濾過し、瀘液を減圧濃縮する。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにより精製し、目的化合物60(6.0
mg)を得る。収率 79%。 NMR (CDCl3) δ:1.42 (9H,s), 1.53
−1.76 (2H,m), 1.76−1.92
(2H,m), 2.29 (3H,s), 2.60
−2.82 (2H,m), 3.08−3.28
(3H,m), 3.52 (1H,d,J=17.2
Hz), 3.63−3.76 (1H,m), 3.
79−3.94 (1H,m), 4.77 (1H,
d,J=17.2Hz), 5.99 (1H,br
s), 6.83 (1H,d,J=6.6Hz),
7.02−7.19 (4H,m), 7.46−7.
77 (4H,m)
【0161】
【化32】
【0162】実施例50 3−(3−(tert−ブト
キシカルボニルメチル(2−(2−フルオロベンゾイル)
フェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸 ア
リルエステル 31a 化合物 30a(350 mg)を原料として化合物 24 の製造方
法に従って標題化合物31a(230 mg)を合成する。収率
65%。 NMR (CDCl3) δ:1.38 (9H,s), 3.72 (1H,d,J=17.6Hz),
3.85 (1H,dd,J=4.4Hz,17.4Hz), 4.04 (1H,dd,J=5.2Hz,
17.4Hz), 4.65 (1H,d,J=17.6Hz), 4.78 (2H,d,J=5.4H
z), 5.20-5.46 (2H,m), 5.91-6.12 (2H,m), 7.05-8.02
(13H,m)
キシカルボニルメチル(2−(2−フルオロベンゾイル)
フェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸 ア
リルエステル 31a 化合物 30a(350 mg)を原料として化合物 24 の製造方
法に従って標題化合物31a(230 mg)を合成する。収率
65%。 NMR (CDCl3) δ:1.38 (9H,s), 3.72 (1H,d,J=17.6Hz),
3.85 (1H,dd,J=4.4Hz,17.4Hz), 4.04 (1H,dd,J=5.2Hz,
17.4Hz), 4.65 (1H,d,J=17.6Hz), 4.78 (2H,d,J=5.4H
z), 5.20-5.46 (2H,m), 5.91-6.12 (2H,m), 7.05-8.02
(13H,m)
【0163】実施例51 3−(3−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル(2−(4−トリフルオロメチルベン
ゾイル)フェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息
香酸アリルエステル 31b 化合物 30b(300 mg)を原料とし、化合物24の製造方
法に従って標題化合物31b(238 mg)を合成する。収率
56%。 NMR (CDCl3) δ:1.36 (9H,s), 3.75 (1H,d,J=17.2Hz),
3.79 (1H,dd,J=4.8Hz,17.6Hz), 4.00 (1H,dd,J=4.8Hz,
17.6Hz), 4.61 (1H,d,J=17.2Hz), 4.78 (2H,d,J=5.4H
z), 5.20-5.44 (2H,m), 5.90-6.12 (2H,m), 7.18-7.96
(13H,m)
シカルボニルメチル(2−(4−トリフルオロメチルベン
ゾイル)フェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息
香酸アリルエステル 31b 化合物 30b(300 mg)を原料とし、化合物24の製造方
法に従って標題化合物31b(238 mg)を合成する。収率
56%。 NMR (CDCl3) δ:1.36 (9H,s), 3.75 (1H,d,J=17.2Hz),
3.79 (1H,dd,J=4.8Hz,17.6Hz), 4.00 (1H,dd,J=4.8Hz,
17.6Hz), 4.61 (1H,d,J=17.2Hz), 4.78 (2H,d,J=5.4H
z), 5.20-5.44 (2H,m), 5.90-6.12 (2H,m), 7.18-7.96
(13H,m)
【0164】実施例52 3−(3−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル(2−(4−シアノベンゾイル)フェ
ニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸アリルエ
ステル31c 化合物 30c(390 mg)を原料として化合物24の製造方
法に従って標題化合物31c(270 mg)を合成する。収率
53%。 NMR (CDCl3) δ:1.36 (9H,s), 3.80 (1H,d,J=17.2Hz),
3.83 (1H,dd,J=4.8Hz,17.6Hz), 3.96 (1H,dd,J=4.8Hz,
17.6Hz), 4.58 (1H,d,J=17.2Hz),4.79 (2H,d,J=5.6H
z), 5.21-5.44 (2H,m), 5.91-6.12 (2H,m), 7.17-7.94
(13H,m)
シカルボニルメチル(2−(4−シアノベンゾイル)フェ
ニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸アリルエ
ステル31c 化合物 30c(390 mg)を原料として化合物24の製造方
法に従って標題化合物31c(270 mg)を合成する。収率
53%。 NMR (CDCl3) δ:1.36 (9H,s), 3.80 (1H,d,J=17.2Hz),
3.83 (1H,dd,J=4.8Hz,17.6Hz), 3.96 (1H,dd,J=4.8Hz,
17.6Hz), 4.58 (1H,d,J=17.2Hz),4.79 (2H,d,J=5.6H
z), 5.21-5.44 (2H,m), 5.91-6.12 (2H,m), 7.17-7.94
(13H,m)
【0165】実施例53 3−(3−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル(2−(アダマンタン−1−カルボニ
ル)フェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸
アリルエステル 31d 化合物 30d(44 mg)を原料として化合物24の製
造方法に従って標題化合物31d(30 mg)を合成する。収
率 56 %。 NMR (CDCl3)δ:1.41 (9H,s), 1.70 (6H,s), 1.92 (6H,
s), 2.05 (3H,s),3.73 (1H,d,J=17.2Hz), 3.93 (1H,dd,
J=4.4Hz, 17.5Hz), 4.07 (1H,dd,J=4.8Hz, 17.5Hz), 4.
63 (1H,d,J=17.2Hz), 4.79 (2H,d,J=5.6Hz) ,5.22-5.46
(2H,m), 5.91-6.13 (2H,m), 7.22-8.02 (9H,m)
シカルボニルメチル(2−(アダマンタン−1−カルボニ
ル)フェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸
アリルエステル 31d 化合物 30d(44 mg)を原料として化合物24の製
造方法に従って標題化合物31d(30 mg)を合成する。収
率 56 %。 NMR (CDCl3)δ:1.41 (9H,s), 1.70 (6H,s), 1.92 (6H,
s), 2.05 (3H,s),3.73 (1H,d,J=17.2Hz), 3.93 (1H,dd,
J=4.4Hz, 17.5Hz), 4.07 (1H,dd,J=4.8Hz, 17.5Hz), 4.
63 (1H,d,J=17.2Hz), 4.79 (2H,d,J=5.6Hz) ,5.22-5.46
(2H,m), 5.91-6.13 (2H,m), 7.22-8.02 (9H,m)
【0166】実施例54 3−(3−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル(2−(1−オキソ−2−プロピルペ
ンチル)フェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息
香酸アリルエステル 31e 化合物 30e(200 mg)を原料とし、化合物24の製造方
法に従って標題化合物31e(14 mg)を合成する。収率
6%。 NMR (CDCl3)δ:0.89 (6H,t,J=7.0Hz), 1.20-1.78 (8H,
m), 1.41 (9H,s), 3.18-3.31 (1H,m), 3.51 (1H,d,J=1
7.2Hz), 3.68 (1H,dd,J=4.6Hz, 17.6Hz), 3.95 (1H,dd,
J=4.6Hz, 17.6Hz), 4.79 (1H,d,J=5.6Hz), 4.83 (2H,d,
J=17.2Hz), 5.22-5.45 (2H,m), 5.91-6.13 (2H,m), 7.1
0-8.00 (9H,m)
シカルボニルメチル(2−(1−オキソ−2−プロピルペ
ンチル)フェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息
香酸アリルエステル 31e 化合物 30e(200 mg)を原料とし、化合物24の製造方
法に従って標題化合物31e(14 mg)を合成する。収率
6%。 NMR (CDCl3)δ:0.89 (6H,t,J=7.0Hz), 1.20-1.78 (8H,
m), 1.41 (9H,s), 3.18-3.31 (1H,m), 3.51 (1H,d,J=1
7.2Hz), 3.68 (1H,dd,J=4.6Hz, 17.6Hz), 3.95 (1H,dd,
J=4.6Hz, 17.6Hz), 4.79 (1H,d,J=5.6Hz), 4.83 (2H,d,
J=17.2Hz), 5.22-5.45 (2H,m), 5.91-6.13 (2H,m), 7.1
0-8.00 (9H,m)
【0167】実施例55 3−(3−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル(2−(2−フルオロベンゾイル)フ
ェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸 32a 化合物 31a(60 mg)を原料とし、実施例21、3)の
方法に従って標題化合物 32a(40 mg)を合成する。収
率 71 %。 NMR (CDCl3) δ:1.48 (9H,s), 3.70 (1H,d,J=17.0Hz),
3.89 (1H,dd,J=3.2Hz,18.1Hz), 4.05 (1H,dd,J=3.2Hz,
18.1Hz), 4.74 (1H,d,J=17.0Hz),7.05-7.80 (13H,m),
8.20 (1H,s), 8.34-8.43 (1H,m)
シカルボニルメチル(2−(2−フルオロベンゾイル)フ
ェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸 32a 化合物 31a(60 mg)を原料とし、実施例21、3)の
方法に従って標題化合物 32a(40 mg)を合成する。収
率 71 %。 NMR (CDCl3) δ:1.48 (9H,s), 3.70 (1H,d,J=17.0Hz),
3.89 (1H,dd,J=3.2Hz,18.1Hz), 4.05 (1H,dd,J=3.2Hz,
18.1Hz), 4.74 (1H,d,J=17.0Hz),7.05-7.80 (13H,m),
8.20 (1H,s), 8.34-8.43 (1H,m)
【0168】実施例56 3−(3−(tert−ブトキ
シカルボニルメチル(2−(4−トリフルオロメチルベン
ゾイル)フェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息
香酸 32b 化合物 31b(130 mg)を原料とし、実施例21、3)の
方法に従って標題化合物 32b(24 mg)を合成する。収
率 20 %。 NMR (CDCl3)δ:1.46 (9H,s), 3.73 (1H,d,J=17.2Hz),
3.84 (1H,dd,J=3.8Hz, 18.8Hz), 3.94 (1H,dd,J=3.8Hz,
18.8Hz), 4.70 (1H,d,J=17.2Hz), 7.17 (1H,brs), 7.2
9-7.98 (11H,m), 8.14 (1H,s), 8.28 (1H,d,J=7.6)
シカルボニルメチル(2−(4−トリフルオロメチルベン
ゾイル)フェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息
香酸 32b 化合物 31b(130 mg)を原料とし、実施例21、3)の
方法に従って標題化合物 32b(24 mg)を合成する。収
率 20 %。 NMR (CDCl3)δ:1.46 (9H,s), 3.73 (1H,d,J=17.2Hz),
3.84 (1H,dd,J=3.8Hz, 18.8Hz), 3.94 (1H,dd,J=3.8Hz,
18.8Hz), 4.70 (1H,d,J=17.2Hz), 7.17 (1H,brs), 7.2
9-7.98 (11H,m), 8.14 (1H,s), 8.28 (1H,d,J=7.6)
【0169】実施例57 3−(3−(tert−ブトキシカ
ルボニルメチル(2−(4−シアノベンゾイル)フェニル
カルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸 32c 化合物 31c(200 mg)を原料とし、実施例21、3)の
方法に従って標題化合物 32c(133 mg)を合成する。収
率 71 %。 NMR (CDCl3) δ:1.47 (9H,s), 3.76 (1H,d,J=17.2Hz),
3.83 (1H,dd,J=4.0Hz,17.6Hz), 3.94 (1H,dd,J=4.0Hz,
17.6Hz), 4.68 (1H,d,J=17.2Hz), 7.16 (1H,brs), 7.3
1-7.94 (m,11H), 8.15 (1H,s), 8.26-8.34 (1H,m)
ルボニルメチル(2−(4−シアノベンゾイル)フェニル
カルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸 32c 化合物 31c(200 mg)を原料とし、実施例21、3)の
方法に従って標題化合物 32c(133 mg)を合成する。収
率 71 %。 NMR (CDCl3) δ:1.47 (9H,s), 3.76 (1H,d,J=17.2Hz),
3.83 (1H,dd,J=4.0Hz,17.6Hz), 3.94 (1H,dd,J=4.0Hz,
17.6Hz), 4.68 (1H,d,J=17.2Hz), 7.16 (1H,brs), 7.3
1-7.94 (m,11H), 8.15 (1H,s), 8.26-8.34 (1H,m)
【0170】実施例58 3−(3−(tert−ブトキシカ
ルボニルメチル(2−(アダマンタン−1−カルボニル)フ
ェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸 32d 化合物 31d(30 mg)を原料とし、実施例21、3)の
方法に従って標題化合物 32d(17 mg)を合成する。収
率 61 %。 NMR (CDCl3)δ:1.49 (9H,s), 1.68 (6H,s), 1.90 (6H,
s), 2.05 (3H,s),3.73 (1H,d,J=17.2Hz), 3.96 (1H,dd,
J=3.6Hz, 18.4Hz), 4.10 (1H,dd,J=3.6Hz, 18.4Hz), 4.
65 (1H,d,J=17.2Hz), 7.19 (1H,brs) ,7.30-7.78 (8H,
m), 8.15 (1H,s),8.34-8.41 (1H,m)
ルボニルメチル(2−(アダマンタン−1−カルボニル)フ
ェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸 32d 化合物 31d(30 mg)を原料とし、実施例21、3)の
方法に従って標題化合物 32d(17 mg)を合成する。収
率 61 %。 NMR (CDCl3)δ:1.49 (9H,s), 1.68 (6H,s), 1.90 (6H,
s), 2.05 (3H,s),3.73 (1H,d,J=17.2Hz), 3.96 (1H,dd,
J=3.6Hz, 18.4Hz), 4.10 (1H,dd,J=3.6Hz, 18.4Hz), 4.
65 (1H,d,J=17.2Hz), 7.19 (1H,brs) ,7.30-7.78 (8H,
m), 8.15 (1H,s),8.34-8.41 (1H,m)
【0171】実施例59 3−(3−(tert−ブトキシカ
ルボニルメチル(2−(1−オキソ−2−プロピルペンチ
ル)フェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸
32e 化合物 31e(14 mg)を原料とし、実施例21、3)の
方法に従って標題化合物 32e(7 mg)を合成する。収率
54 %。 NMR (CDCl3)δ:0.90 (6H,t,J=7.0Hz), 1.18-1.76 (8H,
m), 1.49 (9H,s),3.18-3.34 (1H,m), 3.53 (1H,d,J=17.
2Hz), 3.73 (1H,dd,J=3.6Hz, 18.2Hz), 3.96 (1H,dd,J=
4.6Hz, 17.6Hz), 4.85 (1H,d,J=17.2Hz), 7.20-7.86(7
H,m), 8.23 (1H,s), 8.57 (1H,d,J=7.8)
ルボニルメチル(2−(1−オキソ−2−プロピルペンチ
ル)フェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸
32e 化合物 31e(14 mg)を原料とし、実施例21、3)の
方法に従って標題化合物 32e(7 mg)を合成する。収率
54 %。 NMR (CDCl3)δ:0.90 (6H,t,J=7.0Hz), 1.18-1.76 (8H,
m), 1.49 (9H,s),3.18-3.34 (1H,m), 3.53 (1H,d,J=17.
2Hz), 3.73 (1H,dd,J=3.6Hz, 18.2Hz), 3.96 (1H,dd,J=
4.6Hz, 17.6Hz), 4.85 (1H,d,J=17.2Hz), 7.20-7.86(7
H,m), 8.23 (1H,s), 8.57 (1H,d,J=7.8)
【0172】
【化33】
【0173】実施例60 ((2−(チオフェン−2−カ
ルボニル)フェニル)−(2−(3−m−トリルウレイド)
アセチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエステル 37a 化合物 36a を用い、化合物24の合成法に従って標題
化合物 37a を合成する。mp 116℃。 IRυmax(KBr):3347,1745,1645,1614,1563 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.43 (9H,s), 2.31 (3H,s), 3.70 (1
H,d,J=17.1Hz), 4.74 (1H,d,J=17.1Hz), 3.75 (1H,d,J=
17.4Hz), 4.00 (1H,d,J=17.4Hz), 5.80 (1H,brs),6.67
(1H,m), 6.87 (1H,m), 7.01 (1H,m), 7.10-7.22 (3H,
m), 7.50-7.70 (4H,m), 7.75-7.80 (2H,m) 元素分析 (C27H29N3O5S) 計算値 C, 63.89; H, 5.76; N, 8.28; S, 6.32 実測値 C, 64.01; H, 5.88; N, 8.25; S, 6.51
ルボニル)フェニル)−(2−(3−m−トリルウレイド)
アセチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエステル 37a 化合物 36a を用い、化合物24の合成法に従って標題
化合物 37a を合成する。mp 116℃。 IRυmax(KBr):3347,1745,1645,1614,1563 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.43 (9H,s), 2.31 (3H,s), 3.70 (1
H,d,J=17.1Hz), 4.74 (1H,d,J=17.1Hz), 3.75 (1H,d,J=
17.4Hz), 4.00 (1H,d,J=17.4Hz), 5.80 (1H,brs),6.67
(1H,m), 6.87 (1H,m), 7.01 (1H,m), 7.10-7.22 (3H,
m), 7.50-7.70 (4H,m), 7.75-7.80 (2H,m) 元素分析 (C27H29N3O5S) 計算値 C, 63.89; H, 5.76; N, 8.28; S, 6.32 実測値 C, 64.01; H, 5.88; N, 8.25; S, 6.51
【0174】実施例61 3−(3−(tert−ブトキシカ
ルボニルメチル(2−(チオフェン−2−カルボニル)フ
ェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸 アリ
ルエステル 37b 化合物 36b を用い、化合物24の合成法に従って標題
化合物 37b を合成する。mp 142℃。 IRνmax(KBr):3343,1742,1722,1645,1595,1561 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.40 (9H,s), 3.69 (1H,d,J=17.5Hz),
4.71 (1H,d,J=17.5Hz),3.78 (1H,d,J=17.5Hz), 4.00
(1H,d,J=17.5Hz), 4.80 (2H,dt,J=6.0Hz, 0.8Hz), 5.26
(1H,dd,J=9.0Hz, 1.5Hz), 5.39 (1H,dd,J=17.4Hz,1.8H
z), 5.80-6.08 (2H,m), 7.02 (1H,s), 7.15 (1H,m), 7.
31 (1H,m), 7.50-7.70 (6H,m), 7.78 (2H,m), 7.93 (1
H,m) 元素分析 (C30H31N3O7S) 計算値 C, 62.38; H, 5.41; N, 7.27; S, 5.55 実測値 C, 62.19; H, 5.43; N,
7.26; S, 5.53
ルボニルメチル(2−(チオフェン−2−カルボニル)フ
ェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸 アリ
ルエステル 37b 化合物 36b を用い、化合物24の合成法に従って標題
化合物 37b を合成する。mp 142℃。 IRνmax(KBr):3343,1742,1722,1645,1595,1561 cm-1 NMR (CDCl3) δ:1.40 (9H,s), 3.69 (1H,d,J=17.5Hz),
4.71 (1H,d,J=17.5Hz),3.78 (1H,d,J=17.5Hz), 4.00
(1H,d,J=17.5Hz), 4.80 (2H,dt,J=6.0Hz, 0.8Hz), 5.26
(1H,dd,J=9.0Hz, 1.5Hz), 5.39 (1H,dd,J=17.4Hz,1.8H
z), 5.80-6.08 (2H,m), 7.02 (1H,s), 7.15 (1H,m), 7.
31 (1H,m), 7.50-7.70 (6H,m), 7.78 (2H,m), 7.93 (1
H,m) 元素分析 (C30H31N3O7S) 計算値 C, 62.38; H, 5.41; N, 7.27; S, 5.55 実測値 C, 62.19; H, 5.43; N,
7.26; S, 5.53
【0175】実施例62 3−(3−(tert−ブトキシ
カルボニルメチル(2−(チオフェン−2−カルボニル)
フェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸 38 化合物 37b を原料として実施例21、3)の方法に従
って標題化合物 38を合成する。mp 184−186℃。 IRνmax(KBr):3385,1735,1698,1648,1560 cm-1 NMR (DMSO-d6) δ:1.38 (9H,s), 3.58 (1H,dd,J=16.8H
z, 4.2Hz), 3.78 (1H,dd,J=16.8Hz, 4.2Hz), 3.72 (1H,
d,J=17.2Hz), 4.29 (1H,d,J=17.2Hz),6.37 (1H,t,J=4.4
Hz), 7.20-7.35 (2H,m), 7.40-7.80 (7H,m), 7.99 (1H,
m), 8.18 (1H,dd,J=5.0Hz, 1.2Hz), 8.99 (1H,s) 元素分析 (C27H27N3O7S・0.2H2O) 計算値 C, 59.92; H, 5.10; N, 7.76; S, 5.92 実測値 C, 59.87; H, 5.17; N,
7.66; S, 5.87
カルボニルメチル(2−(チオフェン−2−カルボニル)
フェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸 38 化合物 37b を原料として実施例21、3)の方法に従
って標題化合物 38を合成する。mp 184−186℃。 IRνmax(KBr):3385,1735,1698,1648,1560 cm-1 NMR (DMSO-d6) δ:1.38 (9H,s), 3.58 (1H,dd,J=16.8H
z, 4.2Hz), 3.78 (1H,dd,J=16.8Hz, 4.2Hz), 3.72 (1H,
d,J=17.2Hz), 4.29 (1H,d,J=17.2Hz),6.37 (1H,t,J=4.4
Hz), 7.20-7.35 (2H,m), 7.40-7.80 (7H,m), 7.99 (1H,
m), 8.18 (1H,dd,J=5.0Hz, 1.2Hz), 8.99 (1H,s) 元素分析 (C27H27N3O7S・0.2H2O) 計算値 C, 59.92; H, 5.10; N, 7.76; S, 5.92 実測値 C, 59.87; H, 5.17; N,
7.66; S, 5.87
【0176】
【化34】
【0177】実施例63 ((2−(4−メトキシベン
ゾイル)フェニル)−(2−(3−m−トリルウレイド)ア
セチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエステル 43a 化合物 42a を用い、化合物 24 の合成法に従って標題
化合物を合成した。mp228−230℃。 IRνmax(KBr):3330,1744,1670,1640,1600 cm-1 NMR (DMSO-d6) δ:1.36(9H,s), 2.22 (3H,s), 3.62 (1
H,dd,J=18Hz, 5.1Hz), 3.68 (1H,d,J=16.8Hz), 3.77 (1
H,dd,J=18.0Hz, 5.1Hz), 3.83 (3H,s), 4.20 (1H,d,J=1
6.8Hz), 6.36 (1H,t,J=5.1Hz), 6.70 (1H,d,J=7.5Hz),
7.05-7.18 (5H,m),7.52-7.76 (5H,m), 8.79 (1H,s) 元素分析 (C30H33N3O6) 計算値 C, 67.78; H, 6.25; N, 7.90 実測値 C, 67.75; H, 6.35; N, 7.98
ゾイル)フェニル)−(2−(3−m−トリルウレイド)ア
セチル)アミノ)酢酸 tert−ブチルエステル 43a 化合物 42a を用い、化合物 24 の合成法に従って標題
化合物を合成した。mp228−230℃。 IRνmax(KBr):3330,1744,1670,1640,1600 cm-1 NMR (DMSO-d6) δ:1.36(9H,s), 2.22 (3H,s), 3.62 (1
H,dd,J=18Hz, 5.1Hz), 3.68 (1H,d,J=16.8Hz), 3.77 (1
H,dd,J=18.0Hz, 5.1Hz), 3.83 (3H,s), 4.20 (1H,d,J=1
6.8Hz), 6.36 (1H,t,J=5.1Hz), 6.70 (1H,d,J=7.5Hz),
7.05-7.18 (5H,m),7.52-7.76 (5H,m), 8.79 (1H,s) 元素分析 (C30H33N3O6) 計算値 C, 67.78; H, 6.25; N, 7.90 実測値 C, 67.75; H, 6.35; N, 7.98
【0178】実施例64 3−(3−(tert−ブトキシカ
ルボニルメチル(2−(4−メトキシベンゾイル)フェニ
ル)カルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸アリルエ
ステル 43b 化合物 42b を用い、化合物24の合成法に従って標題
化合物を合成した。mp190−191℃。 IRνmax(KBr):1741,1721,1645,1599,1566 cm-1 NMR (DMSO-d6)δ:1.38 (9H,s), 3.60-3.85 (3H,m), 3.
84 (3H,s), 4.20 (1H,d,J=16.8Hz), 4.79 (2H,d,J=5.4H
z), 5.27 (1H,d,J=7.5Hz), 5.39 (1H,d,J=17.1Hz), 5.9
8-6.11 (1H,m), 6.38 (1H,t,J=4.5Hz), 7.08 (2H,d,J=
9.0Hz), 7.37 (1H,t,J=8.0Hz), 7.49-7.76 (8H,m), 8.1
0 (1H,s), 9.07(1H,s) 元素分析 (C33H35N3O8) 計算値 C, 65.88; H, 5.86; N, 6.98 実測値 C, 65.70; H, 5.91; N, 6.97
ルボニルメチル(2−(4−メトキシベンゾイル)フェニ
ル)カルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸アリルエ
ステル 43b 化合物 42b を用い、化合物24の合成法に従って標題
化合物を合成した。mp190−191℃。 IRνmax(KBr):1741,1721,1645,1599,1566 cm-1 NMR (DMSO-d6)δ:1.38 (9H,s), 3.60-3.85 (3H,m), 3.
84 (3H,s), 4.20 (1H,d,J=16.8Hz), 4.79 (2H,d,J=5.4H
z), 5.27 (1H,d,J=7.5Hz), 5.39 (1H,d,J=17.1Hz), 5.9
8-6.11 (1H,m), 6.38 (1H,t,J=4.5Hz), 7.08 (2H,d,J=
9.0Hz), 7.37 (1H,t,J=8.0Hz), 7.49-7.76 (8H,m), 8.1
0 (1H,s), 9.07(1H,s) 元素分析 (C33H35N3O8) 計算値 C, 65.88; H, 5.86; N, 6.98 実測値 C, 65.70; H, 5.91; N, 6.97
【0179】実施例65 3−(3−(tert−ブトキシカ
ルボニルメチル(2−(4−メトキシベンゾイル)フェニ
ル)カルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸 44 化合物 43b を原料として実施例21、3) の方法に従
って標題化合物44を合成する。mp 198−200℃。 IRνmax(KBr):1743,1694,1647,1599,1557 cm-1 NMR (CD3OD)δ:1.43 (9H,s), 3.69 (1H,d,J=17.2Hz),
3.79 (1H,d,J=17.4Hz),3.85 (3H,s), 3.94 (1H,d,J=17.
2Hz), 4.39 (1H,d,J=17.2Hz), 7.02-7.05 (2H,m), 7.28
-7.36 (1H,m), 7.49-7.83 (8H,m), 7.97-7.99 (1H,m) 元素分析 (C30H31N3O8) 計算値 C, 64.16; H, 5.56; N, 7.48 実測値 C, 63.76; H, 5.63; N,
7.35
ルボニルメチル(2−(4−メトキシベンゾイル)フェニ
ル)カルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸 44 化合物 43b を原料として実施例21、3) の方法に従
って標題化合物44を合成する。mp 198−200℃。 IRνmax(KBr):1743,1694,1647,1599,1557 cm-1 NMR (CD3OD)δ:1.43 (9H,s), 3.69 (1H,d,J=17.2Hz),
3.79 (1H,d,J=17.4Hz),3.85 (3H,s), 3.94 (1H,d,J=17.
2Hz), 4.39 (1H,d,J=17.2Hz), 7.02-7.05 (2H,m), 7.28
-7.36 (1H,m), 7.49-7.83 (8H,m), 7.97-7.99 (1H,m) 元素分析 (C30H31N3O8) 計算値 C, 64.16; H, 5.56; N, 7.48 実測値 C, 63.76; H, 5.63; N,
7.35
【0180】
【化35】
【0181】実施例66 3−(3−(tert−ブトキシ
カルボニルメチル(2−(N−(ベンジルオキシカルボニ
ル)ピペリジン−4−カルボニル)フェニルカルバモイル
メチル)−ウレイド)安息香酸 アリルエステル 52 3−(3−(2−(N−(ベンジルオキシカルボニル)ピペリジ
ン−4−カルボニル)フェニルカルバモイルメチル)−ウ
レイド)安息香酸 アリルエステル化合物 51 (599 mg)
を原料とし、化合物 24 の合成法に従って標題化合物 52
(140 mg)を合成する。収率 20%。 NMR (CDCl3) δ:1.47-1.74 (2H,m), 1.74-1.94 (2H,
m), 1.39 (9H,s), 2.76-3.04 (2H,m), 3.17-3.37 (1H,
m), 3.53 (1H,d,J=17.6Hz), 3.62 (1H,dd,J=4.4Hz,17.5
Hz), 3.88 (1H,dd,J=4.8Hz,17.5Hz), 4.05-4.33 (2H,
m),4.74 (1H,d,J=17.6Hz), 4.77 (2H,d,J=4.2Hz), 5.12
(2H,s), 5.22-5.44 (2H,m), 5.90-6.17 (2H,m), 7.20-
7.41 (7H,m), 7.47-7.76 (6H,m), 7.93(1H,s)
カルボニルメチル(2−(N−(ベンジルオキシカルボニ
ル)ピペリジン−4−カルボニル)フェニルカルバモイル
メチル)−ウレイド)安息香酸 アリルエステル 52 3−(3−(2−(N−(ベンジルオキシカルボニル)ピペリジ
ン−4−カルボニル)フェニルカルバモイルメチル)−ウ
レイド)安息香酸 アリルエステル化合物 51 (599 mg)
を原料とし、化合物 24 の合成法に従って標題化合物 52
(140 mg)を合成する。収率 20%。 NMR (CDCl3) δ:1.47-1.74 (2H,m), 1.74-1.94 (2H,
m), 1.39 (9H,s), 2.76-3.04 (2H,m), 3.17-3.37 (1H,
m), 3.53 (1H,d,J=17.6Hz), 3.62 (1H,dd,J=4.4Hz,17.5
Hz), 3.88 (1H,dd,J=4.8Hz,17.5Hz), 4.05-4.33 (2H,
m),4.74 (1H,d,J=17.6Hz), 4.77 (2H,d,J=4.2Hz), 5.12
(2H,s), 5.22-5.44 (2H,m), 5.90-6.17 (2H,m), 7.20-
7.41 (7H,m), 7.47-7.76 (6H,m), 7.93(1H,s)
【0182】実施例67 3−(3−(tert−ブトキシカ
ルボニルメチル(2−(N−(ベンジルオキシカルボニル)
ピペリジン−4−カルボニル)フェニルカルバモイルメ
チル)−ウレイド)安息香酸 53 3−(3−(tert−ブトキシカルボニルメチル(2−(N−(ベ
ンジルオキシカルボニル)ピペリジン−4−カルボニル)
フェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸 ア
リルエステル 化合物 52(130 mg)を原料とし、実施例2
1、3) の方法に従って標題化合物 53(96 mg)を合成す
る。収率 78%。 NMR (CDCl3) δ:1.47 (9H,s), 1.51-1.95 (4H,m), 2.8
0-3.08 (2H,m), 3.20-3.44 (1H,m), 3.54 (1H,d,J=17.2
Hz), 3.69-3.98 (2H,m), 4.18-4.38 (2H,m), 4.79 (1H,
d,J=17.2Hz), 5.11 (2H,s), 7.16 (1H,brs), 7.40-7.87
(8H,m), 8.21-8.40 (2H,m)
ルボニルメチル(2−(N−(ベンジルオキシカルボニル)
ピペリジン−4−カルボニル)フェニルカルバモイルメ
チル)−ウレイド)安息香酸 53 3−(3−(tert−ブトキシカルボニルメチル(2−(N−(ベ
ンジルオキシカルボニル)ピペリジン−4−カルボニル)
フェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸 ア
リルエステル 化合物 52(130 mg)を原料とし、実施例2
1、3) の方法に従って標題化合物 53(96 mg)を合成す
る。収率 78%。 NMR (CDCl3) δ:1.47 (9H,s), 1.51-1.95 (4H,m), 2.8
0-3.08 (2H,m), 3.20-3.44 (1H,m), 3.54 (1H,d,J=17.2
Hz), 3.69-3.98 (2H,m), 4.18-4.38 (2H,m), 4.79 (1H,
d,J=17.2Hz), 5.11 (2H,s), 7.16 (1H,brs), 7.40-7.87
(8H,m), 8.21-8.40 (2H,m)
【0183】実施例68 3−(3−(tert−ブトキシカ
ルボニルメチル(2−(ピペリジン−4−カルボニル)フ
ェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸 54 3−(3−(tert−ブトキシカルボニルメチル(2−(N−(ベ
ンジルオキシカルボニル)ピペリジン−4−カルボニル)
フェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸(化
合物 53)(19 mg, 1.49μmol)のエタノール(1.0 ml)溶液
にシクロヘキセン(144μl)、10% パラジウム炭素(15 m
g)を加え、30分間還流撹拌する。反応液を濾過し、瀘液
を減圧濃縮し目的化合物 54(12mg)を得る。収率 79
%。 NMR (CD3OD) δ:1.44 (9H,s), 1.65-2.19 (4H,m), 3.1
7-3.91 (5H,m), 3.64 (1H,d,J=17.2Hz), 3.68 (1H,d,J=
17.2Hz), 3.84 (1H,d,J=17.2Hz), 4.65 (1H,d,J=17.2H
z), 7.12-7.84 (7H,m), 8.17 (1H,m)
ルボニルメチル(2−(ピペリジン−4−カルボニル)フ
ェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸 54 3−(3−(tert−ブトキシカルボニルメチル(2−(N−(ベ
ンジルオキシカルボニル)ピペリジン−4−カルボニル)
フェニルカルバモイルメチル)−ウレイド)安息香酸(化
合物 53)(19 mg, 1.49μmol)のエタノール(1.0 ml)溶液
にシクロヘキセン(144μl)、10% パラジウム炭素(15 m
g)を加え、30分間還流撹拌する。反応液を濾過し、瀘液
を減圧濃縮し目的化合物 54(12mg)を得る。収率 79
%。 NMR (CD3OD) δ:1.44 (9H,s), 1.65-2.19 (4H,m), 3.1
7-3.91 (5H,m), 3.64 (1H,d,J=17.2Hz), 3.68 (1H,d,J=
17.2Hz), 3.84 (1H,d,J=17.2Hz), 4.65 (1H,d,J=17.2H
z), 7.12-7.84 (7H,m), 8.17 (1H,m)
【0184】
【化36】
【0185】実施例69 2−(N−(tert−ブチルカル
バモイルメチル)−N'−(m−(アリールオキシカルバモ
イル)フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベン
ゾフェノン 16a 化合物 6bを出発物質として用い、実施例14の方法に
従って標題の化合物を合成する。粉末。 IRνmax(KBr):3372,3068,2969,2931,1719,1662 cm-1 NMR(CDCl3)δ:1.20 (7H,s), 1.36 (2H,s), 3.76 (1H,
d,J=15.6Hz), 3.84(1H,dd,J=4.8Hz, 17.4Hz), 3.97 (1
H,dd, 1H,J=4.8Hz, 17.1Hz), 4.32 (1H,d,J=15.6Hz),
4.78 (1H,J=3.8Hz), 7.42-7.80 (12H,m), 7.95 (1H,t,J
=1.8Hz) 元素分析(C32H34N4O6・0.2C6H14・0.1H2Oとして) 計算値:C, 67.44; H, 6.31; N, 9.47 実測値:C, 67.19; H, 6.55; N, 9.59
バモイルメチル)−N'−(m−(アリールオキシカルバモ
イル)フェニル)ウレイドメチルカルボニルアミノ)ベン
ゾフェノン 16a 化合物 6bを出発物質として用い、実施例14の方法に
従って標題の化合物を合成する。粉末。 IRνmax(KBr):3372,3068,2969,2931,1719,1662 cm-1 NMR(CDCl3)δ:1.20 (7H,s), 1.36 (2H,s), 3.76 (1H,
d,J=15.6Hz), 3.84(1H,dd,J=4.8Hz, 17.4Hz), 3.97 (1
H,dd, 1H,J=4.8Hz, 17.1Hz), 4.32 (1H,d,J=15.6Hz),
4.78 (1H,J=3.8Hz), 7.42-7.80 (12H,m), 7.95 (1H,t,J
=1.8Hz) 元素分析(C32H34N4O6・0.2C6H14・0.1H2Oとして) 計算値:C, 67.44; H, 6.31; N, 9.47 実測値:C, 67.19; H, 6.55; N, 9.59
【0186】
【化37】
【0187】実施例70 2−(N−(tert−ブチルカル
バモイルメチル)−N'−(m−カルボキシフェニル)ウレ
イドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン16b 化合物16aを出発物質として用い、実施例23と同様に
して合成する。粉末。IRνmax(KBr):3376,3067,2969,1
661 cm-1 NMR(CDCl3+CD3OD):1.24 (9H,s), 3.76 (1H,d,J=15.6H
z), 3.80 (1H,d,J=17.4Hz), 3.99 (1H,d,J=17.4Hz), 4.
40 (1H,d,J=15.6Hz), 7.30-7.89 (13H,m) 元素分析(C29H30N4O6・0.1C6H14・0.25C4H10・0.4H2Oと
して) 計算値:C, 65.06; H, 6.19; N, 9.92 実測値:C, 64.92; H, 6.48; N, 10.22
バモイルメチル)−N'−(m−カルボキシフェニル)ウレ
イドメチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン16b 化合物16aを出発物質として用い、実施例23と同様に
して合成する。粉末。IRνmax(KBr):3376,3067,2969,1
661 cm-1 NMR(CDCl3+CD3OD):1.24 (9H,s), 3.76 (1H,d,J=15.6H
z), 3.80 (1H,d,J=17.4Hz), 3.99 (1H,d,J=17.4Hz), 4.
40 (1H,d,J=15.6Hz), 7.30-7.89 (13H,m) 元素分析(C29H30N4O6・0.1C6H14・0.25C4H10・0.4H2Oと
して) 計算値:C, 65.06; H, 6.19; N, 9.92 実測値:C, 64.92; H, 6.48; N, 10.22
【0188】実施例で製造した化合物(I)のガストリ
ン薬理作用をインビトロ及びインビボ試験で調べた。実験例1 シルド(Schild)法による酸分泌抑制作用の評
価 24時間絶食(自由摂水)した雄性Sprague Dawley系ラ
ット(8週齢)をウレタン麻酔(1.5g/kg,S.C.)し、気管カ
ニューレを装着し、呼吸を確保した。開腹後、経口的に
食道カニューレを前胃部まで挿入し、噴門付近で結紮
し、同時に灌流液回収用として十二指腸から胃内にカニ
ューレを挿入し、幽門部付近で結紮した。また、薬物投
与用カテーテルを十二指腸内に装着結紮した。閉腹後、
食道カニューレを通して胃内を生理食塩水(37℃に加
温)にて灌流し、15分毎に灌流液を採取した。灌流液を
0.01N NaOH溶液で滴定し、酸度を算出した。基礎酸分泌
が安定した時点で、ペンタガストリン(10μg/Kg/hr)を
総頚静脈より持続注入し、90分後(酸分泌が略々最大に
達する時点)に被験化合物をカテーテルを通して十二指
腸内に投与した(0.5%M.C.懸濁)。さらに90分間酸分
泌量の変化を15分毎に観察した。被験化合物の抑制率は
以下の様にして算出した。
ン薬理作用をインビトロ及びインビボ試験で調べた。実験例1 シルド(Schild)法による酸分泌抑制作用の評
価 24時間絶食(自由摂水)した雄性Sprague Dawley系ラ
ット(8週齢)をウレタン麻酔(1.5g/kg,S.C.)し、気管カ
ニューレを装着し、呼吸を確保した。開腹後、経口的に
食道カニューレを前胃部まで挿入し、噴門付近で結紮
し、同時に灌流液回収用として十二指腸から胃内にカニ
ューレを挿入し、幽門部付近で結紮した。また、薬物投
与用カテーテルを十二指腸内に装着結紮した。閉腹後、
食道カニューレを通して胃内を生理食塩水(37℃に加
温)にて灌流し、15分毎に灌流液を採取した。灌流液を
0.01N NaOH溶液で滴定し、酸度を算出した。基礎酸分泌
が安定した時点で、ペンタガストリン(10μg/Kg/hr)を
総頚静脈より持続注入し、90分後(酸分泌が略々最大に
達する時点)に被験化合物をカテーテルを通して十二指
腸内に投与した(0.5%M.C.懸濁)。さらに90分間酸分
泌量の変化を15分毎に観察した。被験化合物の抑制率は
以下の様にして算出した。
【数1】 結果を下記の表1にまとめて示す。本発明化合物は、Y
M−022と比べて、ガストリン及びCCK−B受容体
と、CCK−A受容体との間に十分な作用分離性を示
し、更に、インビボでの作用においても、顕著な差を示
した。
M−022と比べて、ガストリン及びCCK−B受容体
と、CCK−A受容体との間に十分な作用分離性を示
し、更に、インビボでの作用においても、顕著な差を示
した。
【0189】実験例2 ガストリン及びCCKに対する
拮抗作用のインビトロ試験 上記実施例で製造した化合物の薬理効果を、モルモット
胃底腺細胞を用いたガストリン受容体に対する拮抗作
用、マウスの大脳皮質粗膜標本(CCK−B受容体)、
及び膵臓粗膜標本(CCK−A)を用いた拮抗作用の3
項目に関し、インビトロで検討した。実験動物 :雄性Hartley系モルモット(体重450〜6
00g)あるいは雄性ddYマウス(体重24〜30g)
を用いた。
拮抗作用のインビトロ試験 上記実施例で製造した化合物の薬理効果を、モルモット
胃底腺細胞を用いたガストリン受容体に対する拮抗作
用、マウスの大脳皮質粗膜標本(CCK−B受容体)、
及び膵臓粗膜標本(CCK−A)を用いた拮抗作用の3
項目に関し、インビトロで検討した。実験動物 :雄性Hartley系モルモット(体重450〜6
00g)あるいは雄性ddYマウス(体重24〜30g)
を用いた。
【0190】(1) ガストリン受容体拮抗作用 胃底腺細胞の調製 :雄性Hartley系モルモット(体重4
50〜600g)を脱血屠殺後、直ちに胃を取り出し、
コラゲナーゼ処理により胃底腺細胞を調製した。被験化合物の調製と置換アッセイ 被験化合物をDMSO液に溶解し、1mM濃度を作成す
る。次いで、50%DMSO液にて1/10濃度毎に段
階希釈する。[125I]ガストリン(最終濃度0.2nM)
を含む各濃度の被験化合物に胃底腺細胞を加え反応を開
始する。25℃で30分間インキュベーション後、2000
rpmで5分間遠心し、上清を吸引除去する。氷冷したイ
ンキュベーション緩衝液を加え、軽く混合後、直ちに遠
心して上清を吸引除去する。放射能をガンマーカウンタ
ーにより計測する。コントロール総結合数の測定には、
被験化合物の代りに50%DMSO液を用い、また非特
異的結合数の測定には、ヒトガストリンI(最終濃度2
μM)を用い、同様に行った。IC50の算出 :コントロールの特異的な結合数((総結
合数(cpm)−非特異的結合数(cmp))に対する被験化合
物の特異的な結合数(総結合数(cpm)一非特異的結合数
(cpm))の割合(%)を算出し、片対数グラフにプロッ
トして50%を横切る濃度をIC50とした。
50〜600g)を脱血屠殺後、直ちに胃を取り出し、
コラゲナーゼ処理により胃底腺細胞を調製した。被験化合物の調製と置換アッセイ 被験化合物をDMSO液に溶解し、1mM濃度を作成す
る。次いで、50%DMSO液にて1/10濃度毎に段
階希釈する。[125I]ガストリン(最終濃度0.2nM)
を含む各濃度の被験化合物に胃底腺細胞を加え反応を開
始する。25℃で30分間インキュベーション後、2000
rpmで5分間遠心し、上清を吸引除去する。氷冷したイ
ンキュベーション緩衝液を加え、軽く混合後、直ちに遠
心して上清を吸引除去する。放射能をガンマーカウンタ
ーにより計測する。コントロール総結合数の測定には、
被験化合物の代りに50%DMSO液を用い、また非特
異的結合数の測定には、ヒトガストリンI(最終濃度2
μM)を用い、同様に行った。IC50の算出 :コントロールの特異的な結合数((総結
合数(cpm)−非特異的結合数(cmp))に対する被験化合
物の特異的な結合数(総結合数(cpm)一非特異的結合数
(cpm))の割合(%)を算出し、片対数グラフにプロッ
トして50%を横切る濃度をIC50とした。
【0191】(2)CCK−A及びCCK−B受容体拮
抗作用 CCK受容体標品の作製 :雄性ddYマウス(体重24〜
30g)を断頭屠殺後、大脳皮質(CCK−B)及び膵
臓(CCK−A)を速やかに摘出し、50mMトリス塩
酸緩衝(pH=7.4)を加え、テフロン−グラスホモジ
ナイザー及びポリトロンホモジナイザーを用いて、粗膜
標本を調製した。被験化合物の調製と置換アッセイ 被験化合物を、DMSO液に溶解し1mM濃度を作成す
る。次いで、50%DMSO液にて1/10濃度毎に段
階希釈する。[3H]CCK−8(最終濃度1nM)を含
む各濃度の被験化合物に粗膜標本を加え反応を開始す
る。25℃で90分間インキュベーション後、グラスフ
ィルターにて、吸引濾過し、冷却した50mMトリスバ
ッファーにて洗浄する。アクアゾル−2カクテルを加
え、放射能を計測する。コントロール総結合数の測定に
は、被験化合物の代わりに50%DMSO液を用い、ま
た非特異的結合数の測定には、セルレタイド(最終濃度
1μM)を用い、同様に行った。IC50の算出 コントロールの特異的な結合数(総結合数(dpm)−非
特異的結合数(dpm))に対する被験化合物の特異的な結
合数(総結合数(dpm)一非特異的結合数(dpm))の割合
(%)を算出し、片対数グラフにプロットして50%を
横切る濃度をIC50とした。結果を下記の表1に示す。
抗作用 CCK受容体標品の作製 :雄性ddYマウス(体重24〜
30g)を断頭屠殺後、大脳皮質(CCK−B)及び膵
臓(CCK−A)を速やかに摘出し、50mMトリス塩
酸緩衝(pH=7.4)を加え、テフロン−グラスホモジ
ナイザー及びポリトロンホモジナイザーを用いて、粗膜
標本を調製した。被験化合物の調製と置換アッセイ 被験化合物を、DMSO液に溶解し1mM濃度を作成す
る。次いで、50%DMSO液にて1/10濃度毎に段
階希釈する。[3H]CCK−8(最終濃度1nM)を含
む各濃度の被験化合物に粗膜標本を加え反応を開始す
る。25℃で90分間インキュベーション後、グラスフ
ィルターにて、吸引濾過し、冷却した50mMトリスバ
ッファーにて洗浄する。アクアゾル−2カクテルを加
え、放射能を計測する。コントロール総結合数の測定に
は、被験化合物の代わりに50%DMSO液を用い、ま
た非特異的結合数の測定には、セルレタイド(最終濃度
1μM)を用い、同様に行った。IC50の算出 コントロールの特異的な結合数(総結合数(dpm)−非
特異的結合数(dpm))に対する被験化合物の特異的な結
合数(総結合数(dpm)一非特異的結合数(dpm))の割合
(%)を算出し、片対数グラフにプロットして50%を
横切る濃度をIC50とした。結果を下記の表1に示す。
【0192】
【表1】 表 1 受容体 (IC50,nM) ラット抗酸分泌作用化合物番号 ガストリン CCK-B CCK-A ED50,i.d.(mg/kg) 8i 2 3 1700 8h 4 64 5000 0.014 9l 7 56 1350 0.04 8j 3 8 2200 9m 2 11 1350 7f 1 8 1650 7y 42 190 1800 7z 6 66 1900 8ha 2 42 3400 0.003 8hb 3 54 3400 0.007 15b 5 6 1150 0.026 15d 3 6 2000 16a 25 215 4400 16b 6.0 210> 10000 YM-022 2 2 100 0.107
【0193】
【化38】
【0194】上記の結果は、本発明化合物がガストリン
/CCK−B受容体拮抗作用を有することを示してい
る。以下の製剤実施例は、本発明の組成物を例示するも
のである:製剤例1 50mgの活性物質を含み、以下の組成を持つ硬質ゼラ
チンカプセルを通常の方法で調製する: 2-(N-(tert-ブトキシカルボニルメチル)-N'-(m-(2- (トリフェニルメチル)テトラゾール-5-イル)フェニル) ウレイドメチルカルボニルアミノ) ベンゾフェノン 7f ・・・50mg セルロース ・・・18mg ラクトース ・・・55mg コロイドシリカ ・・・ 1mg カルボキシメチルスターチ ナトリウム ・・・10mg タルク ・・・10mg ステアリン酸マグネシウム ・・・ 1mg
/CCK−B受容体拮抗作用を有することを示してい
る。以下の製剤実施例は、本発明の組成物を例示するも
のである:製剤例1 50mgの活性物質を含み、以下の組成を持つ硬質ゼラ
チンカプセルを通常の方法で調製する: 2-(N-(tert-ブトキシカルボニルメチル)-N'-(m-(2- (トリフェニルメチル)テトラゾール-5-イル)フェニル) ウレイドメチルカルボニルアミノ) ベンゾフェノン 7f ・・・50mg セルロース ・・・18mg ラクトース ・・・55mg コロイドシリカ ・・・ 1mg カルボキシメチルスターチ ナトリウム ・・・10mg タルク ・・・10mg ステアリン酸マグネシウム ・・・ 1mg
【0195】製剤例2 50mgの活性物質を含み、以下の組成を持つ硬質ゼラ
チンカプセルを通常の方法で調製する: 2−[(tert−ブトキシカルボニルメチル)−[3−(m− (カルボキシフェニル)ウレイドメチルカルボニル]]アミノ ベンゾフェノン ナトリウム塩 8ha ・・・50mg セルロース ・・・18mg ラクトース ・・・55mg コロイドシリカ ・・・ 1mg カルボキシメチルスターチ ナトリウム ・・・10mg タルク ・・・10mg ステアリン酸マグネシウム ・・・ 1mg
チンカプセルを通常の方法で調製する: 2−[(tert−ブトキシカルボニルメチル)−[3−(m− (カルボキシフェニル)ウレイドメチルカルボニル]]アミノ ベンゾフェノン ナトリウム塩 8ha ・・・50mg セルロース ・・・18mg ラクトース ・・・55mg コロイドシリカ ・・・ 1mg カルボキシメチルスターチ ナトリウム ・・・10mg タルク ・・・10mg ステアリン酸マグネシウム ・・・ 1mg
【0196】製剤例3 50mgの活性物質を含み、以下の組成を持つ錠剤を、通
常の方法で調製する: 2−[(tert−ブトキシカルボニルメチル)−[3−(m− (カルボキシフェニル)ウレイドメチルカルボニル]] アミノベンゾフェノン 8h ・・・ 50mg ラクトース ・・・104mg セルロース ・・・ 40mg ポリビドン ・・・ 10mg カルボキシメチルスターチ ナトリウム ・・・ 22mg タルク ・・・ 10mg ステアリン酸マグネシウム ・・・ 2mg コロイドシリカ ・・・ 2mg ヒドロキシセルロース、グリセロール ・・・フィルム被覆完成錠剤1個 及び酸化チタンの混合物(72:3.5:24.5) の重量が245mgとなる量
常の方法で調製する: 2−[(tert−ブトキシカルボニルメチル)−[3−(m− (カルボキシフェニル)ウレイドメチルカルボニル]] アミノベンゾフェノン 8h ・・・ 50mg ラクトース ・・・104mg セルロース ・・・ 40mg ポリビドン ・・・ 10mg カルボキシメチルスターチ ナトリウム ・・・ 22mg タルク ・・・ 10mg ステアリン酸マグネシウム ・・・ 2mg コロイドシリカ ・・・ 2mg ヒドロキシセルロース、グリセロール ・・・フィルム被覆完成錠剤1個 及び酸化チタンの混合物(72:3.5:24.5) の重量が245mgとなる量
【0197】製剤例4 50mgの活性物質を含み、以下の組成を持つ錠剤を、
通常の方法で調製する: 2−(N−(tert−ブトキシカルボニルメチル) −N'−(m−ブロモフェニル)ウレイドメチル カルボニルアミノ)ベンゾフェノン 7v ・・・ 50mg ラクトース ・・・104mg セルロース ・・・ 40mg ポリビドン ・・・ 10mg カルボキシメチルスターチ ナトリウム ・・・ 22mg タルク ・・・ 10mg ステアリン酸マグネシウム ・・・ 2mg コロイドシリカ ・・・ 2mg ヒドロキシセルロース、グリセロール ・・・フィルム被覆完成錠剤1個 及び酸化チタンの混合物(72:3.5:24.5) の重量が245mgとなる量
通常の方法で調製する: 2−(N−(tert−ブトキシカルボニルメチル) −N'−(m−ブロモフェニル)ウレイドメチル カルボニルアミノ)ベンゾフェノン 7v ・・・ 50mg ラクトース ・・・104mg セルロース ・・・ 40mg ポリビドン ・・・ 10mg カルボキシメチルスターチ ナトリウム ・・・ 22mg タルク ・・・ 10mg ステアリン酸マグネシウム ・・・ 2mg コロイドシリカ ・・・ 2mg ヒドロキシセルロース、グリセロール ・・・フィルム被覆完成錠剤1個 及び酸化チタンの混合物(72:3.5:24.5) の重量が245mgとなる量
【0198】製剤例5 10mgの活性物質を含み、以下の組成を持つ注射用溶
液を調製する。 2-(N-(tert-ブトキシカルボニルメチル)-N'-(m- (カルボキシメチルオキシ)フェニル)ウレイド メチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン 8j ・・・10mg 安息香酸 ・・・80mg ベンジルアルコール ・・・ 0.06cc 安息香酸ナトリウム ・・・80mg エタノール、95% ・・・ 0.4cc 水酸化ナトリウム ・・・24mg プロピレングリコール ・・・ 1.6cc 水 ・・・ 4ccになるまで
液を調製する。 2-(N-(tert-ブトキシカルボニルメチル)-N'-(m- (カルボキシメチルオキシ)フェニル)ウレイド メチルカルボニルアミノ)ベンゾフェノン 8j ・・・10mg 安息香酸 ・・・80mg ベンジルアルコール ・・・ 0.06cc 安息香酸ナトリウム ・・・80mg エタノール、95% ・・・ 0.4cc 水酸化ナトリウム ・・・24mg プロピレングリコール ・・・ 1.6cc 水 ・・・ 4ccになるまで
【0199】製剤例6 10mgの活性物質を含み、以下の組成を持つ注射用水溶
液を調製する。 2−(N−(tert−ブトキシカルボニルメチル) −N'−(p−トリル)ウレイドメチル カルボニルアミノ)ベンゾフェノン 7z ・・・10mg 安息香酸 ・・・10mg ベンジルアルコール ・・・0.06cc 安息香酸ナトリウム ・・・10mg エタノール、95% ・・・0.4cc 水酸化ナトリウム ・・・5mg プロピレングリコール ・・・1.6cc
液を調製する。 2−(N−(tert−ブトキシカルボニルメチル) −N'−(p−トリル)ウレイドメチル カルボニルアミノ)ベンゾフェノン 7z ・・・10mg 安息香酸 ・・・10mg ベンジルアルコール ・・・0.06cc 安息香酸ナトリウム ・・・10mg エタノール、95% ・・・0.4cc 水酸化ナトリウム ・・・5mg プロピレングリコール ・・・1.6cc
【0200】
【発明の効果】カルバモイルメチルウレア誘導体(I)
は、ガストリン受容体及び/又はCCK−B受容体に対
して強い親和性を有し、又、インビボでのペンタガスト
リン刺激による酸分泌に対する抑制作用をも有し、CC
K−A受容体に関連する副作用を誘発することのない、
ガストリン受容体によって制御される生理学的機能障害
によって誘発される疾患、特に胃潰瘍、十二指腸潰瘍、
胃炎、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群の治療
薬として有用である。更に、オピオイド系薬物により生
ずる鎮痛作用(オピオイド誘発性鎮痛作用)を、増強又
は持続させる作用も有していると考えられ、それらの鎮
痛剤との併用効果も期待され、本発明の医薬組成物は、
上記の疾患の治療に有用である。又、化合物(C)は、
上記化合物(I)の合成中間体として有用である。更
に、本発明により、化合物(C)の簡便で安全な製法が
提供される。
は、ガストリン受容体及び/又はCCK−B受容体に対
して強い親和性を有し、又、インビボでのペンタガスト
リン刺激による酸分泌に対する抑制作用をも有し、CC
K−A受容体に関連する副作用を誘発することのない、
ガストリン受容体によって制御される生理学的機能障害
によって誘発される疾患、特に胃潰瘍、十二指腸潰瘍、
胃炎、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群の治療
薬として有用である。更に、オピオイド系薬物により生
ずる鎮痛作用(オピオイド誘発性鎮痛作用)を、増強又
は持続させる作用も有していると考えられ、それらの鎮
痛剤との併用効果も期待され、本発明の医薬組成物は、
上記の疾患の治療に有用である。又、化合物(C)は、
上記化合物(I)の合成中間体として有用である。更
に、本発明により、化合物(C)の簡便で安全な製法が
提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/445 AAH A61K 31/445 AAH C07C 273/00 C07C 273/00 275/42 275/42
Claims (9)
- 【請求項1】 式(I): 【化1】 (式中、R1は水素又は低級アルキル;R2は低級アルコ
キシ、低級アルキルアミノ、低級シクロアルキル、置換
されていてもよいフェニル又は置換されていてもよい複
素環;R3は置換されていてもよいフェニル;R4は置換
されていてもよいフェニル、置換されていてもよいシク
ロアルキル、置換されていてもよいアルキル又は置換さ
れていてもよい複素環を表す)で示される化合物又はそ
の製薬上許容される塩。 - 【請求項2】 式(I): 【化39】 (式中、R1は水素又は低級アルキル;R2は低級アルコ
キシ、低級アルキルアミノ、低級シクロアルキル、置換
されていてもよいフェニル又は置換されていてもよい複
素環;R3は置換されていてもよいフェニル;R4は置換
されていてもよいフェニル、置換されていてもよいシク
ロアルキル、置換されていてもよいアルキル又は置換さ
れていてもよい複素環を表す)で示される化合物又はそ
の製薬上許容される塩を含有する医薬組成物。 - 【請求項3】 前記式(I)中、R1が水素、R2が低級
アルコキシ又は低級アルキルアミノ、R3がカルボキシ
フェニル、及び/又はR4が置換されていていもよいフ
ェニルであることを特徴とする請求項2に記載の医薬組
成物。 - 【請求項4】 式(I)で示される化合物が2−[(te
rt−ブトキシカルボニルメチル)−[3−(m−(カルボ
キシフェニル)ウレイドメチルカルボニル]]アミノベン
ゾフェノンであることを特徴とする、請求項2又は3に
記載の医薬組成物。 - 【請求項5】 ガストリン受容体又はCCK−B受容体
に関連した疾患の治療用である請求項2、3又は4に記
載の医薬組成物。 - 【請求項6】 潰瘍の予防又は治療用である、請求項
2、3、4又は5に記載の医薬組成物。 - 【請求項7】 オピオイド誘発性の鎮痛作用の増強又は
持続用である請求項2、3、4又は5に記載の医薬組成
物。 - 【請求項8】 式(A): 【化2】 (式中、R9は水素又はカルボキシ保護基を表す)で示
される化合物とカルボニルジイミダゾールとを反応さ
せ、その反応生成物に、式(B): 【化3】 (式中、R1は水素又は低級アルキル、R10は水素又は
カルボキシ保護基を表す)で示される化合物を反応させ
ることを特徴とする、式(C): 【化4】 (式中、R1、R9及びR10は上記定義と同意義である)
で示される化合物の製造方法。 - 【請求項9】 化合物(C): 【化40】 (式中、R1、R9及びR10は上記定義と同意義である)
で示される化合物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7182716A JPH0931042A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | カルバモイルメチルウレア誘導体含有医薬組成物及びカルバモイルメチルウレア誘導体の製造中間体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7182716A JPH0931042A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | カルバモイルメチルウレア誘導体含有医薬組成物及びカルバモイルメチルウレア誘導体の製造中間体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0931042A true JPH0931042A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16123197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7182716A Pending JPH0931042A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | カルバモイルメチルウレア誘導体含有医薬組成物及びカルバモイルメチルウレア誘導体の製造中間体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0931042A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6462367B2 (en) | 2000-08-30 | 2002-10-08 | Micron Technology, Inc. | RuSixOy-containing adhesion layers |
US6787449B2 (en) | 2000-08-30 | 2004-09-07 | Micron Technology, Inc. | Method for the formation of RuSixOy-containing barrier layers for high-k dielectrics |
-
1995
- 1995-07-19 JP JP7182716A patent/JPH0931042A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6462367B2 (en) | 2000-08-30 | 2002-10-08 | Micron Technology, Inc. | RuSixOy-containing adhesion layers |
US6617634B2 (en) | 2000-08-30 | 2003-09-09 | Micron Technology, Inc. | RuSixOy-containing adhesion layers and process for fabricating the same |
US6737317B2 (en) | 2000-08-30 | 2004-05-18 | Micron Technology, Inc. | Method of manufacturing a capacitor having RuSixOy-containing adhesion layers |
US6764895B2 (en) | 2000-08-30 | 2004-07-20 | Micron Technology, Inc. | Process for fabricating RuSixOy-containing adhesion layers |
US6787449B2 (en) | 2000-08-30 | 2004-09-07 | Micron Technology, Inc. | Method for the formation of RuSixOy-containing barrier layers for high-k dielectrics |
US6800937B2 (en) | 2000-08-30 | 2004-10-05 | Micron Technology, Inc. | RuSixOy-containing adhesion layers and process for fabricating the same |
US6800521B2 (en) | 2000-08-30 | 2004-10-05 | Micron Technology, Inc. | Process for the formation of RuSixOy-containing barrier layers for high-k dielectrics |
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