JPH08283227A - アミノフェノール誘導体 - Google Patents

アミノフェノール誘導体

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JPH08283227A
JPH08283227A JP7089126A JP8912695A JPH08283227A JP H08283227 A JPH08283227 A JP H08283227A JP 7089126 A JP7089126 A JP 7089126A JP 8912695 A JP8912695 A JP 8912695A JP H08283227 A JPH08283227 A JP H08283227A
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JP
Japan
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group
methyl
phenyl
reduced pressure
compound
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Pending
Application number
JP7089126A
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English (en)
Inventor
Shuichi Yokohama
秀一 横濱
Keiichi Kawagoe
敬一 川越
Yasuyuki Takeda
泰幸 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 式(1) 【化1】 (Xは0またはS;Aはアルキレン基;R1 はフェニル
基等;R2 およびR3 はHまたはアルキル基;R4 は置
換カルバモイルアルキル基等;R5 は置換アミノ基等を
示す)で表されるアミノフェノール誘導体、その塩また
はそれらの光学異性体およびこれを有効成分とするガス
トリン受容体拮抗剤、コレシストキニン受容体拮抗剤、
消化管疾患治療剤。 【効果】 この化合物は強力なガストリン受容体拮抗作
用を有するので、特に消化性潰瘍などの消化器系疾患の
予防および治療あるいは中枢神経系疾患治療剤として有
用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガストリンを含むコレ
シストキニン受容体拮抗作用を有し、消化器系疾患およ
び中枢神経系疾患の治療剤として有用なアミノフェノー
ル誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】胃酸分泌を刺激する消化管ホルモンとし
て知られているガストリンは同じく消化管ホルモンであ
るコレシストキニン(CCK)とC末端の5個のアミノ
酸残基が共通であり、共にCCK(コレシストキニン)
ファミリーと呼ばれている。
【0003】一方、そのCCK受容体は膵臓、胆道系な
どの消化管に存在するもの(CCK−A受容体)と脳内
に存在するもの(CCK−B受容体)の2種類に分類さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はガスト
リン受容体および/またはCCK受容体に対し、強力に
拮抗作用を示す化合物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは極
めて数多くのアミノフェノール誘導体を合成し、ガスト
リン受容体またはCCK受容体に対する作用を検討して
きた結果、下記一般式(1)で表される化合物が強力な
ガストリン受容体拮抗作用を有し、医薬として有用であ
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は次の一般式(1):
【0007】
【化2】
【0008】〔式中、Xは酸素原子または硫黄原子を意
味し、Aは直鎖または分岐鎖のアルキレン基を意味し、
1 は置換基を有することもあるフェニル基を意味し、
2 およびR3 は同一または異なって水素原子またはア
ルキル基を意味し、R4 は置換基を有することもあるア
ルキルまたはアルケニル基を意味し、R5 は水酸基、ア
ルコキシル基、アラルキル基、アリール基、置換基を有
することもあるシクロアルキル基または-N(R6)R7(ここ
でR6 およびR7 は同一または異なって水素原子、置換
基を有することもあるアルキル基、アルコキシル基、置
換基を有することもあるフェニル基または、アラルキル
基を意味するか、あるいは隣接する窒素原子と一緒にな
って置換基を有することもある飽和または不飽和の複素
環を形成する)を意味する。〕で表される化合物、その
塩またはそれらの光学異性体を提供するものである。
【0009】また、本発明は上記一般式(1)で表され
る化合物、その塩またはそれらの光学異性体を有効成分
とする抗コレシストキニン剤および抗ガストリン剤を提
供するものである。
【0010】さらにまた、本発明は上記一般式(1)で
表される化合物、その塩またはそれらの光学異性体を有
効成分とする消化性潰瘍、胃炎、直腸・結腸がん、ゾー
リンガー・エリソン症候群および不安症状の予防および
治療剤を提供するものである。
【0011】本発明において「アルキル基」には直鎖ア
ルキル基、分岐鎖アルキル基、環状アルキル基及び一部
に環状アルキル基を有する直鎖又は分岐鎖アルキル基が
含まれ、通常その炭素数は1〜10である。このような
アルキル基の例としては、メチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル
基、第二級ブチル基、第三級ブチル基、n−ペンチル
基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル
基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、アダマン
チル基等が挙げられるが、このうち炭素数1〜6のもの
が特に好ましい。
【0012】また「アルケニル基」には直鎖アルケニル
基、分岐鎖アルケニル基、環状アルケニル基および一部
に環状アルケニル基を有する直鎖または分岐鎖アルケニ
ル基が含まれ、通常その炭素数は2〜8である。このよ
うなアルケニル基の例としてはビニル基、アリル基、1
−プロペニル基、シクロペンテニル基、シクロヘキセニ
ル基等が挙げられるが、このうち炭素数2〜6のものが
特に好ましい。
【0013】また、「アルコキシル基」には直鎖または
分岐鎖のアルコキシル基が含まれ、その炭素数は通常1
〜8である。このようなアルコキシル基の例としては、
メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロ
ポキシ基、n−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、n
−ヘキシルオキシ基等が挙げられるが、このうち炭素数
1〜6のものが特に好ましい。
【0014】「アリール基」にはフェニル基、ナフチル
基、アルキル置換フェニル基等の炭素数6〜14の芳香
族炭化水素基が含まれる。このようなアリール基の例と
してはフェニル基、トルイル基、キシリル基、ナフチル
基等が挙げられる。
【0015】「アラルキル基」にはフェニルC1-8アル
キル基、ナフチルC1-8アルキル基、ビフェニルメチル
基、トリチル基等の炭素数7〜20の芳香族炭化水素−
アルキル基が含まれる。このようなアラルキル基の例と
しては、ベンジル基、フェネチル基、フェニルプロピル
基、ナフチルメチル基、ビフェニルメチル基、トリチル
基等が挙げられる。
【0016】一般式(1)中、Xは、酸素原子又は硫黄
原子を意味するが、酸素原子であることが望ましい。ま
た、Xの結合位置は、ベンゼン環の窒素原子の結合位置
に対してオルト、メタ、パラのいずれでも良いが、オル
トまたはメタがより好ましい。
【0017】Aで示される直鎖または分岐鎖のアルキレ
ン基としては、炭素数1〜18の直鎖または分岐鎖のア
ルキレン基が挙げられるが、炭素数1〜8の直鎖アルキ
レン基がより好ましい。Aの具体例としてはメチレン
基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、
ペンタメチレン基等が挙げられるが、メチレン基が特に
好ましい。
【0018】R1 は、置換基を有することもあるフェニ
ル基を意味するが、該フェニル基に結合する置換基また
は原子としては、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキ
シル基、アルキルチオ基、ヒドロキシル基、カルボキシ
ル基、ヒドロキシアルキル基、ニトロ基、アシル基、シ
アノ基、アミノ基、カルバモイル基、スルファモイル
基、トリフルオロメタンスルホニルアミノ基、アルコキ
シカルボニル基、アルコキシアミノカルボニル基、スル
ホ基、アシルオキシアルキル基、アルコキシアルキル
基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアル
キル基、カルボキシアルキルオキシ基、アルコキシカル
ボニルアルキルオキシ基、スルホアルキル基、アルコキ
シアミノアルキル基、ヒドロキシイミノアルキル基およ
び5−テトラゾリル基から選ばれる1個または2個以上
の置換基または原子を挙げることができる。これらのフ
ェニル基に結合する置換基のうち、C1-8アルキル基、
ヒドロキシC1-8アルキル基、C1-8アシル基、カルボキ
シC1-8アルキル基、C1-8アルコキシカルボニルC1-8
アルキル基、スルホC1-8アルキル基、ヒドロキシイミ
ノC1-8アルキル基、5−テトラゾリル基、N−C1-8
ルキル−N−C1-8アルコキシル基、C1-8アルキルアミ
ノ基、ジ−C1-8アルキルアミノ基(アルキル基は同一
または異なる)、C1-8アルコキシイミノC1-8アルキル
基、アリ−ルC1-8アルコキシイミノC1-8アルキル基等
がより好ましい。
【0019】R1 の特に好ましい例としては、カルボキ
シC1-8アルキルフェニル基およびC1-8アルコキシカル
ボニルC1-8アルキルフェニル基が挙げられる。さらに
好ましい例としては、カルボキシメチルフェニル基、1
−カルボキシエチルフェニル基、アルコキシカルボニル
メチルフェニル基および1−アルコキシカルボニルエチ
ル基が挙げられる。
【0020】R2 およびR3 は同一または異なって水素
原子またはアルキル基を意味するが、当該アルキル基と
しては前記の炭素数1〜8のアルキル基が挙げられる。
このうち、R2 およびR3 はともに水素原子である場合
が特に好ましい。
【0021】R4 は置換基を有することもあるアルキル
またはアルケニル基を意味するが、当該置換基として
は、アリール基、カルボキシル基、アルコキシカルボニ
ル基、アリールオキシカルボニル基、アラルキルオキシ
カルボニル基および-CON(R8)R9(ここでR8 およびR9
は同一または異なって水素原子、置換基を有することも
あるアルキル基、アルコキシル基、アラルキル基、置換
基を有することもあるフェニル基を意味するが、あるい
はR8 およびR9 が隣接する窒素原子と一緒になって置
換基を有することもある飽和または不飽和の複素環を形
成する)が挙げられる。ここで、-N(R8)R9 としては、
アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、ア
ルコキシアミノ基、アラルキルアミノ基、フェニルアミ
ノ基、N−アルキル−N−フェニルアミノ基(当該フェ
ニル基にはハロゲン原子、アルキル基、アルコキシル
基、ヒドロキシル基、シアノ基、ニトロ基、ベンジルオ
キシ基、アルキルチオ基、トリフルオロメチル基および
アセチル基から1または2以上が置換していてもよ
い)、R8 とR9 が隣接する窒素原子と一緒になって形
成される置換基を有することもある飽和または不飽和の
複素環、例えば1−ピロリジニル基、1−ピペリジニル
基、1−ホモピペリジニル基、1−(3,3−ジアルキ
ルピペリジニル)基、8−アザスピロ−[4.5]デカ
ン−8−イル基、1−インドリル基、1−(1,2,
3,4−1H−テトラヒドロキノリル)基等が挙げられ
る。
【0022】好ましいR4 の例としては、N−アルキル
−N−置換フェニルカルバモイルアルキル基が挙げら
れ、このうちN−メチル−N−フェニルカルバモイルメ
チル基が特に好ましい。
【0023】R5 で示される置換基を有することもある
シクロアルキル基としては、シクロプロピル基、シクロ
ブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シク
ロヘプチル基およびアダマンチル基等が挙げられる。ま
たR5 としては-N(R6)R7 で示される基が好ましく、当
該R6 およびR7 で示される置換基を有することもある
アルキル基としては、ハロゲン原子、水酸基、アルコキ
シル基、アセチル基、トリフルオロメチル基から選ばれ
る基が1または2以上置換していてもよいアルキル基が
挙げられるが、このうち炭素数1〜10のアルキル基、
特に炭素数1〜6のアルキル基が好ましい。またR6
よびR7 で示される置換基を有することもあるフェニル
基としては水酸基、ハロゲン原子、アルキル基、アルコ
キシル基、アセチル基、トリフルオロメチル基、ニトロ
基、シアノ基、アルキルチオ基およびベンジルオキシ基
から選ばれた1または2以上の原子または置換基が置換
してもよいフェニル基を挙げることができる。そのう
ち、より好ましいものとしては、ハロゲン原子、アルキ
ル基およびアルコキシ基から選ばれた1または2以上が
置換したフェニル基を挙げることができる。
【0024】また-N(R6)R7 で形成される飽和または不
飽和の複素環としては、1−ピロリジニル基、1−ピペ
リジニル基、1−ホモピペリジニル基、1−モルホリニ
ル基、1−チオモルホリニル基、1−インドリル基およ
び1−(1,2,3,4−1H−テトラヒドロキノリ
ル)基(これらの複素環はアルキル基、ハロゲン原子、
水酸基、トリフルオロメチル基またはアルコキシル基が
置換していてもよい)等が挙げられる。ここでアルキル
基が置換した1−ピペリジニル基の例としては3,3−
ジアルキルピペリジニル基が、アルキル基が置換した1
−ピペラジニル基の例としては4−アルキル−1−ピペ
ラジニル基が挙げられる。
【0025】以上のR5 の中でより好ましい例は-N(R6)
R7であり、特に好ましい例は-N(R6)R7においてR6 が置
換基を有することもあるアルキル基でありR7 が置換基
を有することもあるフェニル基の場合であり、殊更好ま
しい例は-N(R6)R7においてR 6 がメチル基でありR7
置換基を有することもあるフェニル基の場合である。
【0026】上記置換基のうち、特に好ましい組み合わ
せとしては、R1 が1−アルコキシカルボニルメチルフ
ェニル基、2−アルコキシカルボニルエチルフェニル
基、カルボキシメチルフェニル基、1−カルボキシエチ
ルフェニル基であり;R2 およびR3 が水素原子であ
り;R4 がN−メチル−N−フェニルカルバモイルメチ
ル基であり;Xがオルトまたはメタ位で結合している酸
素原子であり;Aがメチレン基であり;R5 が基-N(R6)
R7(ここで、R6 またはR7 の一方が、メチル基または
エチル基であり、他の一方がメトキシ基、臭素原子、塩
素原子またはメチル基で置換されたフェニル基であ
る。)の場合が挙げられる。
【0027】本発明化合物(1)の塩としては医薬上許
容される塩であれば特に限定されないが、ナトリウム
塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩が特に好ましい。
【0028】また、本発明化合物(1)には1または2
以上の不斉炭素が存在し得るので、種々の立体異性体が
存在するが、ラセミ体、光学異性体のいずれも含まれ
る。また本発明化合物(1)は、水和物等の溶媒物の形
態で存在することもある。
【0029】本発明にかかる代表的化合物は、次のとお
りである。 (1) 2−[3−[3−[N−[2−[N−メチル−
N−(3−メチルフェニル)カルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]酢酸(1−73)。 (2)(±)−2−[3−[3−[N−[3−[N−メ
チル−N−(2−メチルフェニル)カルバモイルメチル
オキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニル
カルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]
フェニル]プロピオン酸(1−79)。 (3)(±) −2−[3−[3−[N−[2−[N−
(3−メトキシフェニル)−N−メチルカルバモイルメ
チルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェ
ニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイ
ド]フェニル]プロピオン酸(1−86)。 (4)2−[3−[3−[N−[2−[N−(3−メト
キシフェニル)−N−メチルカルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]酢酸(1−87)。 (5)(±)−2−[3−[3−[N−[2−[N−メ
チル−N−(3,5−ジメチルフェニル)カルバモイル
メチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フ
ェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレ
イド]フェニル]プロピオン酸ナトリウム(1−9
2)。 (6)2−[3−[3−[N−[2−[N−(3,5−
ジメトキシフェニル)−N−メチルカルバモイルメチル
オキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニル
カルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]
フェニル]酢酸(1−85)。 (7)メチル (±)−2−[3−[3−[N−[3−
[N−メチル−N−(3,5−ジメチルフェニル)カル
バモイルメチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル
−N−フェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチ
ル]ウレイド]フェニル]プロピオネート(1−2
0)。 (8)2−[3−[3−[N−(N−メチル−N−フェ
ニルカルバモイルメチル)−N−[2−(N−メチル−
N−フェニルカルバモイルメチルオキシ)フェニル]カ
ルバモイルメチル]ウレイド]フェニル]酢酸(1−9
0)。
【0030】本発明化合物の製造方法について説明す
る。本発明化合物の中で、分子内に不斉炭素を有するも
のは、公知の技術を用いて最終的に光学分割するかある
いは合成中間体を公知の技術で光学分割することによ
り、光学活性体を製造することができる。従って、本明
細書の中ではラセミ体の製造について説明する。
【0031】本発明化合物は例えば次のA法〜C法のい
ずれかの方法によって製造することができる。
【0032】
【化3】
【0033】〔式中、R1、R2、R3、R4、R5、Xお
よびAは前記と同じ意味を示し、CDIはN,N′−カ
ルボニルジイミダゾールを意味する〕
【0034】すなわち、化合物(2)にN,N′−カル
ボニルジイミダゾール(CDI)を反応させて化合物
(3)を生成させ、この化合物(3)を単離してまたは
単離することなく、次いでこれにアミン誘導体(4)を
反応させることにより本発明化合物(1)を製造するこ
とができる。
【0035】反応は、例えばテトラヒドロフラン、N,
N−ジメチルホルムアミド等の不活性溶媒中で、0〜6
0℃、好ましくは室温で化合物(2)にCDIを反応さ
せて、中間体のイミダゾライド(3)を生成させた後、
イミダゾライド(3)を精製することなくアミン誘導体
(4)とトルエン中加熱還流することにより実施するこ
とができる。
【0036】
【化4】
【0037】〔式中、R1、R2、R3、R4、R5、Xお
よびAは前記と同じ意味を示す〕
【0038】すなわち、化合物(2)にイソシアネート
誘導体(5)を反応させることにより本発明化合物
(1)を製造することができる。
【0039】R1 がアルコキシカルボニルアルキルフェ
ニル基のような保護カルボキシル基を有する場合や反応
性の基を有さない場合には上記の反応式どおりに反応を
行えばよく、R1 中に遊離のカルボキシル基が存在する
場合には当該カルボキシル基をエステル残基等により保
護した後に反応を行うのが好ましい。この反応は、例え
ばテトラヒドロフラン等の不活性溶媒中で−10〜60
℃、好ましくは室温で化合物(2)とイソシアネート誘
導体(5)を縮合させればよい。
【0040】さらに、前記反応式中の化合物で末端にエ
ステル基が存在し、エステルが第三級ブチルエステルで
ある場合は、ジクロロメタン等の溶媒中で、酸、好まし
くはトリフルオロ酢酸で処理することにより、また、エ
ステルが第三級ブチルエステル以外のアルキルエステル
である場合には、水酸化アルカリを用いて加水分解する
ことにより、それぞれ対応するカルボン酸誘導体を製造
することができる。また、カルボン酸誘導体を当モルの
水酸化アルカリで処理することにより、対応するカルボ
ン酸のアルカリ金属塩を製造することができる。
【0041】
【化5】
【0042】〔式中、R1、R2、R3、R4、R5、Xお
よびAは前記と同じ意味を示す〕
【0043】すなわち、化合物(2)にトリホスゲンを
反応させ、次いでアミン誘導体(4)を反応させること
によって本発明化合物(1)を製造することができる。
【0044】この反応は、例えば化合物(2)を、クロ
ロホルム等の不活性化溶媒中で、トリエチルアミン、ピ
リジン等の塩基存在下に−78〜50℃、好ましくは−
20℃〜室温でトリホスゲンと反応させた後、引き続い
てアミン誘導体(4)を添加して反応させることによっ
て実施することができる。
【0045】また、前記A法、B法およびC法で用いる
化合物(2)は、例えば次の反応式に従って製造するこ
とができる。
【0046】
【化6】
【0047】〔式中、R10は還元反応で脱離し得る酸素
または硫黄の保護基を示し、R11は酸で脱離し得るアミ
ノ保護基を示し、YおよびZはハロゲン原子を示し、R
2、R3、R4、R5、XおよびAは前記と同じ意味を示
す〕
【0048】原料化合物(6)における酸素または硫黄
の保護基としては、ベンジル基、ベンズヒドリル基等が
好ましい。また、R11として示されるアミノ保護基とし
ては第三級ブトキシカルボニル基等が好ましい。また、
Y、Zで示されるハロゲン原子としては臭素原子、塩素
原子、ヨウ素原子が好ましい。
【0049】化合物(6)と化合物(7)との反応は、
例えばジクロロメタン、クロロホルム、テトラヒドロフ
ラン、酢酸エチル等の不活性溶媒中で、N,N′−ジシ
クロヘキシルカルボジイミドあるいは1−エチル−3−
(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
等の縮合剤存在下、0〜40℃で反応させることにより
行うことができる。本反応において、縮合剤として1−
エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジ
イミド塩酸塩を用いる場合は、塩酸を中和する量の塩基
を必要とし、通常は過剰量の4−ジメチルアミノピリジ
ンを加えることができる。
【0050】化合物(8)から化合物(10)を製造す
るには、例えばテトラヒドロフラン等の不活性溶媒中
で、化合物(8)に30〜60℃、好ましくは50〜6
0℃で、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の塩基を
反応させた後、冷却下、化合物(9)を反応させるのが
好ましい。
【0051】化合物(11)は、化合物(10)のR10
の保護基を一般的に行われる接触還元法で除去すること
によって製造することができる。溶媒としては、エタノ
ール、メタノール、テトラヒドロフラン、酢酸エチルあ
るいはそれらの混合溶液を用い、触媒としては、パラジ
ウム−炭素を用いるのが一般的である。反応は通常、室
温、1気圧で行うが、加温、加圧することもできる。
【0052】化合物(13)は、N,N−ジメチルホル
ムアミド中、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等の塩基の
存在下に化合物(11)に、化合物(12)を室温〜7
0℃、好ましくは50〜70℃で反応させることにより
製造することができる。
【0053】化合物(2)は、化合物(13)をジクロ
ロメタン等の溶媒中、0℃〜室温にて、酸、好ましくは
トリフルオロ酢酸で処理することにより製造することが
できる。
【0054】また、上記反応で用いる中間体化合物(1
3)は次の反応式に従って製造することもできる。
【0055】
【化7】
【0056】〔式中、R2、R3、R4、R5、R11、X、
YおよびZは前記と同じ意味を示す〕
【0057】化合物(15)は、N,N−ジメチルホル
ムアミド中、炭酸カリウムまたは炭酸ナトリウム等の塩
基存在下に化合物(14)と化合物(12)を室温〜7
0℃、好ましくは50〜70℃で反応させることにより
製造することができる。
【0058】化合物(16)は、化合物(15)を、エ
タノール、メタノール、テトラヒドロフランあるいはそ
の混合液を溶媒として、パラジウム−炭素あるいはラネ
ーニッケル等の触媒存在下に接触還元することにより製
造することができる。なお、化合物(15)においてX
がSの場合には触媒はパラジウム−炭素が望ましい。反
応は通常室温で行うが、加温してもよく、水素ガスの圧
力は通常1気圧で行うが、加圧することもできる。この
ニトロ基の還元反応では、他の一般的に知られているニ
トロ基の還元法を用いることもできる。
【0059】化合物(17)は、化合物(16)と化合
物(7)とを、ジクロロメタン、クロロホルム、テトラ
ヒドロフラン、酢酸エチル等の不活性溶媒中で、N,
N’−ジシクロヘキシルカルボジイミドあるいは1−エ
チル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイ
ミド塩酸塩等の縮合剤存在下に、0〜40℃で反応させ
ることにより得ることができる。本反応において、縮合
剤として1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド塩酸塩を用いる場合は、塩酸を中和
する量の塩基を必要とし、通常は過剰量の4−ジメチル
アミノピリジンを加えることができる。
【0060】化合物(17)を原料とする化合物(1
3)の製造は、テトラヒドロフラン等の不活性溶媒中
で、化合物(17)に30〜60℃、好ましくは50〜
60℃で、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の塩基
を反応させた後、−30℃〜室温、好ましくは氷冷下に
化合物(9)を反応させることにより行うことができ
る。
【0061】前記の反応式中の化合物で末端にエステル
が存在する場合は所望により、前記の方法によって対応
するカルボン酸またはその塩に変換することができる。
【0062】上記反応終了後の反応混合物から目的物の
単離、精製は、常法、例えば再結晶、各種クロマトグラ
フィー等を適宜組み合わせて行うことができる。また本
発明化合物(1)の塩は、遊離酸に常法に従って水酸化
アルカリ等により処理するか、または遊離塩基に常法に
従って、塩酸等により処理することにより得られる。
【0063】このようにして得られた本発明化合物
(1)、その塩およびそれらの光学異性体は、強力なガ
ストリン受容体拮抗作用またはCCK受容体拮抗作用を
有する。
【0064】CCK受容体は前記のように膵臓、胆道系
などの消化管に存在するもの(CCK−A受容体)と脳
内に存在するもの(CCK−B受容体)の2種類に分類
され、CCK−A受容体は消化管運動や膵液分泌など
に、CCK−B受容体は精神活動、食欲調節などにそれ
ぞれ関与している。また、ガストリン受容体は主として
胃に存在し、胃酸分泌の調節をつかさどっている。従っ
て、これらの受容体に対する拮抗剤は、消化管および中
枢神経系におけるそれぞれのペプチドホルモン関連疾患
の治療に有用と考えられている(大塚達男 等、「蛋白
質 核酸 酵素」38(11),219〜228,19
93)。さらに分子生物学的研究の進歩に伴い、それぞ
れの受容体についての特徴が明らかとなり、ヒトの胃ガ
ストリン受容体と脳のCCK−B受容体がクローニング
され、両受容体のアミノ酸配列が同一であることが明ら
かとなった(Y−M.Lee 等、J.Biol.Ch
em.,268(11),8164−8169,199
3)。従って、CCK−B受容体もしくはガストリン受
容体に対し拮抗作用を示す化合物は、ヒトにおいて重要
な酸分泌刺激作用を有するホルモンであるガストリンと
胃において拮抗することにより、抗潰瘍剤等の消化器系
疾患治療剤として有用であり、また中枢神経系において
はCCK−B受容体での拮抗作用に基づいて不安、パニ
ック、食欲調節などの治療剤として有用である。
【0065】本発明化合物(1)、その塩およびそれら
の光学異性体のうち、特に好ましい化合物は、強力なガ
ストリン受容体拮抗作用を有するものであり、これらは
消化性潰瘍、胃炎、直腸・結腸がん、ゾーリンガー・エ
リソン症候群、パニック、不安症状等の予防または治療
剤として有用である。
【0066】本発明化合物を含有する医薬は、静脈内注
射、筋肉内注射、皮下注射等の各種注射剤として、ある
いは経口投与、経皮投与等の種々の方法によって投与す
ることができる。これらの投与法の中では静脈内投与お
よび経口投与が好ましい。
【0067】本発明化合物を医薬として使用する場合に
は、本発明化合物と医薬的に許容される担体とを含有す
る医薬組成物として使用するのが好ましい。当該医薬組
成物としては、経口投与用組成物や注射用組成物が挙げ
られ、経口投与用組成物としては、例えば錠剤、散剤、
顆粒剤、カプセル剤や、溶液剤、シロップ剤、エリキシ
ル剤、油性ないし水性の懸濁液等を例示できる。注射用
組成物の場合は組成物中に安定剤、防腐剤、溶解補助剤
等を使用することもできる。
【0068】本発明化合物のヒトに対する投与量は、対
象疾患、症状、体重などによって異なるが、経口投与の
場合通常1〜1000mg/日を1回または数回に分けて
投与するのが好ましい。
【0069】
【実施例】次に参考例および実施例を挙げて本発明をさ
らに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に何ら限
定されるものではない。
【0070】参考例1 N−(2−ベンジルオキシフェ
ニル) −2−(N−第三級ブトキシカルボニルアミノ)
アセタミド(S2):2−ベンジルオキシアニリン(S
1)(230 g)、ジメチルアミノピリジン(147 g )およ
びN−第三級ブトキシカルボニルグリシン(175 g )の
ジクロロメタン溶液を室温で12時間撹拌した。 反応液
を1N塩酸、 水、 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和
食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。 減圧下溶媒を留去し、 180 gの化合物(S2)を白
色粉末として得た。 mp 80-82 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.41 (9H, s), 3.91 (2H, d), 5.12
(2H, s), 5.18 (1H, brs),6.93-7.03 (3H, m), 7.35-7.
41 (5H, m), 8.37-8.38 (2H, m)
【0071】参考例2 N−メチル−N−フェニル−2−[N−(2−ベンジル
オキシフェニル)−N−[2−(N−第三級ブトキシカ
ルボニルアミノ)アセチル]アミノ]アセタミド(S
3):水素化ナトリウム(60% in oil )(0.18g)を
テトラヒドロフラン ( 20 ml)に懸濁し、氷冷撹拌下、
化合物(S2)(1.1 g)のテトラヒドロフラン(20ml
)溶液を加え、55〜60℃で1.5時間撹拌した。
反応液を冷却し、 N−メチル−N−フェニル−2−ブロ
モアセタミド(18g)のテトラヒドロフラン(10 ml )
溶液を加え、 室温でさらに2時間撹拌した。 不溶物を濾
去し、 濾液を濃縮後、 残渣にクロロホルムおよび1N塩
酸を加え二層を分離した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒を留
去し、 1.1g の化合物(S3)を粉末として得た。 mp 168-170 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.38 (9H, s), 3.27 (3H, s), 3.37
(1H, d), 3.56 (1H, dd),3.80 (1H, dd), 4.78 (1H,
d), 4.95 (1H, d), 5.00 (1H, d),5.38 (1H, brs), 6.9
4-7.00 (2H, m), 7.12 (2H, m),7.21-7.35 (6H, m), 7.
37-7.43 (3H, m), 7.66-7.68 (1H, m)
【0072】参考例3 N−メチル−N−フェニル−2−[N−[2−(N−第
三級ブトキシカルボニルアミノ)アセチル]−N−(2
−ヒドロキシフェニル)アミノ]アセタミド(S4):
化合物(S3)(41g)および5%パラジウム炭素(50
% wet )(8.15g)を、 テトラヒドロフラン−エタノー
ル(900 ml:300 ml)の混合液に懸濁し、1気圧の水素
雰囲気中2時間撹拌した。 触媒を濾去し、 濾液を減圧下
濃縮した。 残渣をクロロホルムに溶解し、 溶液を無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、32g
の化合物(S4)を得た。 mp 185-188℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.39 (9H, s), 3.30 (1H, d), 3.34
(3H, s), 3.56 (1H, dd),3.80 (1H, dd), 4.74 (1H,
d), 5.19 (1H, brs), 6.81 (1H, m),6.91 (1H, m), 7.0
3 (1H, m),7.23-7.33 (3H, m), 7.42-7.49 (3H, m),10.
6 (1H, s)
【0073】参考例4 N−メチル−N−フェニル−2−[2−[N−[2−
(N−第三級ブトキシカルボニルアミノ)アセチル]−
N−(N−メチル−N−フェニルカルバモイルメチル)
アミノ]フェノキシ]アセタミド(S5):化合物(S
4) (50 g) 、N−メチル−N−フェニル−2−ブロモ
アセタミド(33 g) および無水炭酸カリウム (21 g) の
N,N−ジメチルホルムアミド (500 ml) 溶液を65〜
70℃で2日間撹拌した。反応液を氷水中に注ぎ、酢酸
エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、56 g の
化合物(S5)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.37 (9H, s), 3.24 (3H, s), 3.27
(3H, s), 3.49-3.57 (2H, m),3.76 (1H, dd), 4.35 (2
H, s), 4.73 (1H, d), 5.38 (1H, s),6.64 (1H, d), 6.
96 (1H, t), 7.17-7.42 (11H, m), 7.70 (1H, d)
【0074】参考例5 N−メチル−N−フェニル−2−[2−[N−(2−ア
ミノアセチル)−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)アミノ]フェノキシ]アセタミド(S
6):化合物(S5)(2.0 g) のジクロロメタン (30 m
l) 溶液に氷冷下、トリフルオロ酢酸 (20 ml)を加え、
同温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣を
クロロホルムに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、1.6 g の化合物
(S6)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.71 (2H, brs), 3.16 (2H, s), 3.2
4 (3H, s), 3.28 (3H, s),3.44 (1H, d), 4.34 (2H,
s), 4.78 (1H, d), 6.64 (1H, d),6.97 (1H, t), 7.19-
7.42 (11H, m), 7.68 (1H, d)
【0075】参考例6 N−メチル−N−フェニル−2−(2−ニトロフェノキ
シ)アセタミド(S8):2−ニトロフェノール(S
7) (2.8 g)、無水炭酸カリウム (4.1 g) およびN−
メチル−N−フェニル−2−ブロモアセタミド (4.5 g)
をN,N−ジメチルホルムアミド (50 ml) に懸濁
し、65〜70℃で3時間撹拌した。反応液を氷水中に
注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水、飽和食塩水
で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
下溶媒を留去し、5.4 g の化合物(S8)を得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:3.31 (3H, s), 4.59 (2H, s), 6.97
(1H, d), 7.03 (1H, t),7.24 (2H, d), 7.37-7.49 (4H,
m), 7.81 (1H, d)
【0076】参考例7 N−メチル−N−フェニル−2−(2−アミノフェノキ
シ)アセタミド(S9):化合物(S8)(5.0 g )の
メタノール (100 ml) および酢酸エチル (100 ml) の混
合溶液に5%パラジウム炭素 (50% wet) (1.0 g)を加
え、1気圧の水素雰囲気中30分間撹拌した。反応液を
瀘過後、減圧下溶媒を留去した。残渣をクロロホルムに
溶解し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒
を留去し、5.0 g の化合物(S9)を油状物として得
た。1 H-NMR (CDCl3)δ:3.31 (3H, s), 3.91 (2H, brs), 4.4
3 (2H, s), 6.59-6.63 (2H, m),6.68(1H, d), 6.79 (1
H, d), 7.21 (2H, dd), 7.36-7.46 (3H, m)
【0077】参考例8 N−メチル−N−フェニル−2−[2−[N−[2−
(N−第三級ブトキシカルボニルアミノ)アセチル]ア
ミノ]フェノキシ]アセタミド(S10):化合物(S
9)(5.0 g )およびN−第三級ブトキシカルボニルグ
リシン (3.1 g) のジクロロメタン (100 ml) 溶液に1
−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボ
ジイミド塩酸塩 (4.0 g)および4−ジメチルアミノピリ
ジン(2.6 g)を加え、室温で7時間撹拌した。減圧下溶
媒を留去し、残渣を酢酸エチルおよび1N塩酸に分配し
た。二層を分離し、有機層を水、飽和重曹水、水、飽和
食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下溶媒を留去し、6.6 g の化合物(S9)を粉
末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.48 (9H, s), 3.30 (3H, s), 4.08
(2H, d), 4.43 (2H, s),5.41 (1H, brs), 6.73 (1H,
d), 6.95 (1H, t), 7.03 (1H, t),7.18 (2H, d), 7.42-
7.48 (3H, m), 8.29 (1H, d), 9.64 (1H, s)
【0078】参考例9 N−メチル−N−フェニル−2−[2−[N−[2−
(N−第三級ブトキシカルボニルアミノ)アセチル]−
N−(N−メチル−N−フェニルカルバモイルメチル)
アミノ]フェノキシ]アセタミド(S5):化合物(S
10)(6.0 g )のテトラヒドロフラン (30 ml) 溶液
に氷冷下、水素化ナトリウム (60% in oil) (0.7 g) を
加え、55〜60℃で10分間撹拌した。 この反応液に
氷冷下、N−メチル−N−フェニル−2−ブロモアセタ
ミド(4.0 g)のテトラヒドロフラン (20 ml)溶液を加
え、室温で1時間撹拌した。反応液を氷水中に注ぎ、酢
酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順次洗
浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を
留去後、残渣をn−ヘキサン/ジエチルエーテルで洗浄
し、6.8 g の化合物(S5)を粉末として得た。
【0079】参考例10 N−(2,3−ジメチルフェニル)−2−(2−ニトロ
フェノキシ)アセタミド(S12):2−(2−ニトロ
フェノキシ)酢酸(S11)(5.28g)および2,3−
ジメチルアニリン(3.25g)のジクロロメタン(100 m
l)溶液を氷冷し、1−エチル−3−(3−ジメチルア
ミノプロピル)−カルボジイミド塩酸塩(6.17g)およ
び4−ジメチルアミノピリジン(3.93g)を加え、室温
で一晩撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣をジクロ
ロメタンに溶解し、1N塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を減圧下留去し、7.7 gの化合物(S12)を
得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:2.26 (3H, s), 2.33 (3H, s), 4.80
(2H, s), 7.04-8.09 (7H, m),8.71 (1H, brs)
【0080】参考例11 N−メチル−N−(2,3−ジメチルフェニル)−2−
(2−ニトロフェノキシ)アセタミド(S13):水素
化ナトリウム(60% in oil)(1.36 g)をテトラヒドロ
フラン(100 ml)に懸濁し、氷冷撹拌下、化合物(S1
2)(7.71g)のテトラヒドロフラン(300 ml)溶液を
滴下し、55〜60℃で1.5時間撹拌した。反応液に
氷冷下、ヨウ化メチル(2.1 ml)を加え、室温で一晩撹
拌した。反応液を氷冷水に注ぎ、クロロホルムで抽出し
た。抽出液を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、8.07gの化合
物(S13)を油状物として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:2.15 (3H, s), 2.33 (3H, s), 3.22
(3H, s), 4.38-4.56 (2H, dd),6.96-7.83 (7H, m)
【0081】参考例12 N−メチル−N−(2,3−ジメチルフェニル)−2−
ブロモアセタミド(S15):N−メチル−2,3−ジ
メチルアニリン(S14)(4.6 g )およびトリエチル
アミン (5.0 ml) のジクロロメタン (50 ml)溶液に氷冷
下、2−ブロモアセチルブロマイド (3.0 ml) のジクロ
ロメタン (30 ml)溶液を加え、 室温で2時間撹拌した。
反応液を1N塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、8.
4 g の標題化合物を油状物として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:2.16(3H, s), 2.33 (3H, s), 3.22
(3H, s), 3.59 (2H, q), 7.05 (1H, d),7.15 (1H, d),
7.20 (1H, t)
【0082】参考例13 N−(3,5−ジクロロフェニル)−N−メチル−2−
[3−[N−(2−アミノアセチル)−N−(N−メチ
ル−N−フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノ
キシ]アセタミド(S18):前記参考例と同様にして
製造した、N−(3,5−ジクロロフェニル)−N−メ
チル−2−[3−[N−[2−(N−第三級ブトキシカ
ルボニルアミノ)アセチル]−N−(N−メチル−N−
フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]ア
セタミド(S40) (6.7 g) のジクロロメタン (200
ml) 溶液に氷冷下、トリフルオロ酢酸 (100 ml) を加
え、同温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残
渣をクロロホルムに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、5.2 g の化合物
(18)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.98 (2H, brs), 3.21 (2H, s), 3.2
9 (3H, s), 3.31 (3H, s),4.06 (2H, s), 4.50 (2H, br
s), 6.82 (1H, brs), 6.92 (1H, d),7.17-7.42 (10H,
m)
【0083】参考例14 N−メチル−N−(3,5−ジメチルフェニル)−2−
[3−[N−(2−アミノアセチル)−N−(N−メチ
ル−N−フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノ
キシ]アセタミド(S19):前記参考例と同様にして
製造したN−メチル−N−(3,5−ジメチルフェニ
ル)−2−[3−[N−[2−(N−第三級ブトキシカ
ルボニルアミノ)アセチル]−N−(N−メチル−N−
フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]ア
セタミド(S41) (11.5 g) のジクロロメタン (200
ml) 溶液に氷冷下、トリフルオロ酢酸 (100 ml) を加
え、同温で1.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮
後、残渣をクロロホルムに溶解し、飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、9.6 g の
化合物(S19)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:2.03 (2H, brs), 2.35 (6H, s), 3.2
3 (2H, s), 3.28 (6H, s),4.06 (2H, s), 4.41 (2H,
s), 6.79 (1H, d), 6.86 (1H, s),6.91 (2H, s), 7.02
(1H, s), 7.21-7.42 (7H, m)
【0084】参考例15 N−メチル−N−(3−メチルフェニル)−2−[2−
[N−(2−アミノアセチル)−N−(N−メチル−N
−フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]
アセタミド(S20):前記参考例と同様にして製造し
た、N−メチル−N−(3−メチルフェニル)−2−
[2−[N−[2−(N−第三級ブトキシカルボニルア
ミノ)アセチル]−N−(N−メチル−N−フェニルカ
ルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]アセタミド
(S42)(5.0 g) のジクロロメタン (50 ml)溶液に氷
冷下、トリフルオロ酢酸 (30 ml)を加え、同温で1時間
撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホルム
に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食
塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
減圧下溶媒を留去し、4.1 g の化合物(S20)を粉末
として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.97 (2H, brs), 2.38 (3H, s), 3.2
0 (2H, s), 3.22 (3H, s),3.28 (3H, s), 3.46 (1H,
d), 4.35 (2H, s), 4.74 (1H, d),6.64 (1H, d), 6.95-
7.02 および 7.18-7.42 (11H, m), 7.68 (1H, d)
【0085】参考例16 N−メチル−N−(2,3−ジメチルフェニル)−2−
[3−[N−(2−アミノアセチル)−N−(N−メチ
ル−N−フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノ
キシ]アセタミド(S21):前記参考例と同様の方法
で製造した、N−メチル−N−(2,3−ジメチルフェ
ニル)−2−[3−[N−[2−(N−第三級ブトキシ
カルボニルアミノ)アセチル]−N−(N−メチル−N
−フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]
アセタミド(S43) (5.0 g)のジクロロメタン (50 m
l)溶液に氷冷下、トリフルオロ酢酸 (50 ml)を加え、同
温で30分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣を
クロロホルムに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、4.0 g の標題化合
物を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:2.17 (2H, brs), 2.18 (3H, s), 2.3
3 (3H, s), 3.23 (3H, s),3.28 (3H, s), 3.25 (2H,
s), 4.05 (2H, q), 4.17 (1H, d),4.38 (1H, d), 6.76
(1H, dd), 6.84 (1H, s), 6.93 (1H, d),7.11-7.44 (9
H, m)
【0086】参考例17 N−メチル−N−(2−メチルフェニル)−2−[3−
[N−(2−アミノアセチル)−N−(N−メチル−N
−フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]
アセタミド(S22):前記参考例と同様の方法により
製造した,N−メチル−N−(2−メチルフェニル)−
2−[3−[N−[2−(N−第三級ブトキシカルボニ
ルアミノ) セチル]−N−(N−メチル−N−フェニル
カルバモイルメチル)アミノ] フェノキシ]アセタミド
(S44) (2.2 g) のジクロロメタン (50 ml)溶液に
氷冷下、トリフルオロ酢酸 (20 ml)を加え、同温で1時
間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホル
ムに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和
食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下溶媒を留去し、1.8 g の化合物(S22)を
粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.66 (2H, brs), 2.29 (3H, s), 3.1
7 (2H, s), 3.25 (3H, s),3.29 (3H, s), 4.05 (2H,
q), 4.18 (1H, d), 4.37 (1H, d),6.76 (1H, dd), 6.83
(1H, s), 6.93 (1H, d), 7.20-7.44 (10H, m)
【0087】参考例18 N−メチル−N−(3−メチルフェニル)−2−[3−
[N−(2−アミノアセチル)−N−(N−メチル−N
−フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]
アセタミド(S23):前記参考例と同様の方法により
製造した、N−メチル−N−(3−メチルフェニル)−
2−[3−[N−[2−(N−第三級ブトキシカルボニ
ルアミノ) セチル]−N−(N−メチル−N−フェニル
カルバモイルメチル)アミノ] フェノキシ]アセタミド
(4.5 g)(S45)のジクロロメタン (50 ml)溶液に氷
冷下、トリフルオロ酢酸 (30 ml)を加え、同温で1時間
撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホルム
に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食
塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
減圧下溶媒を留去し、3.7g の標題化合物を油状物とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.75 (2H, brs), 2.39 (3H, s), 3.1
8 (2H, s), 3.29 (3H, s),3.31 (3H, s), 4.05 (2H,
s), 4.40 (2H, s), 6.79 (1H, d),6.84 (1H, s), 6.91
(1H, d), 7.12-7.44 (10H, m)
【0088】参考例19 N−(3,5−ジメトキシフェニル)−N−メチル−2
−[2−[N−(2−アミノアセチル)−N−(N−メ
チル−N−フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェ
ノキシ]アセタミド(S24):前記参考例と同様の方
法により製造した、N−(3,5−ジメトキシフェニ
ル)−N−メチル−2−[2−[N−[2−(N−第三
級ブトキシカルボニルアミノ)アセチル]−N−(N−
メチル−N−フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フ
ェノキシ]アセタミド(S46)(4.7 g )のジクロロ
メタン溶液(12 ml)にトリフルオロ酢酸(12 ml )を
加え、室温で20分間撹拌した。反応液にクロロホルム
および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、二層を分
離した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、4.0 g の化合
物(S24)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.78 (2H, brs), 3.20 (3H, m), 3.2
1 (3H, s), 3.27 (2H, m),3.47 (1H, d),3.83 (6H, s),
4.43 (2H, brs), 4.75 (1H, d),6.34 (2H, m), 6.46
(1H, m), 6.64 (1H, m), 6.95-7.41 (7H, m),7.68 (1H,
d)
【0089】参考例20 N−(3−メトキシフェニル)−N−メチル−2−[2
−[N−(2−アミノアセチル)−N−(N−メチル−
N−フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキ
シ]アセタミド(S25):前記参考例と同様の方法に
より製造した、N−(3−メトキシフェニル)−N−メ
チル−2−[2−[N−[2−(N−第三級ブトキシカ
ルボニルアミノ)アセチル]−N−(N−メチル−N−
フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]ア
セタミド(S47)(2.5 g )のジクロロメタン溶液
(6 ml)にトリフルオロ酢酸(6 ml)を加え、室温で2
0分間撹拌した。反応液にクロロホルムおよび飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液を加え、二層を分離した。有機層
を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下溶媒を留去し、2.0 gの化合物(S25)を
粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.74 (2H,brs), 3.18 (2H, m), 3.23
(3H, s), 3.28 (3H, s),3.45 (1H, d), 3.83 (3H, s),
4.38 (2H, brs), 4.75 (1H, d),6.63-6.65 (1H, m),
6.74-6.80 (2H, m), 6.90-6.99 (2H, m),7.22-7.41 (7
H, m), 7.68-7.70 (1H, m)
【0090】参考例21 N−(2−メトキシフェニル)−N−メチル−2−[2
−[N−(2−アミノアセチル)−N−(N−メチル−
N−フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキ
シ]アセタミド(S26):前記参考例と同様の方法に
より製造した、N−(2−メトキシフェニル)−N−メ
チル−2−[2−[N−[2−(N−第三級ブトキシカ
ルボニルアミノ)アセチル]−N−(N−メチル−N−
フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]ア
セタミド(S48)(2.7 g )のジクロロメタン溶液
(10 ml )にトリフルオロ酢酸(10 ml )を加え、室温
で20分間撹拌した。反応液にクロロホルムおよび飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、二層を分離した。有
機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。減圧下溶媒を留去し、2.5 g の化合物(S2
6)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.87 (2H, brs), 3.16 (3H, s), 3.1
4-3.23 (2H, m), 3.27 (3H, s),3.39-3.49 (1H, m), 3.
89 (3H, s), 4.21-4.35 (2H, m), 4.74 (1H, d),6.69-
7.69 (13H, m)
【0091】参考例22 N−(2−メトキシフェニル)−N−メチル−2−[3
−[N−(2−アミノアセチル)−N−(N−メチル−
N−フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキ
シ]アセタミド(S27):前記参考例と同様の方法に
より製造した、N−(2−メトキシフェニル)−N−メ
チル−2−[3−[N−[2−(N−第三級ブトキシカ
ルボニルアミノ)アセチル]−N−(N−メチル−N−
フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]ア
セタミド(S49)(0.60 g)のジクロロメタン溶液
(2 ml)にトリフルオロ酢酸(2 ml)を加え、室温で2
時間撹拌した。反応液にクロロホルムおよび飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液を加え、二層を分離した。有機層を
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下溶媒を留去し、0.49 gの化合物(S27)を
油状物として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.61 (2H, brs), 3.18 (2H, s), 3.2
2 (3H, s), 3.28 (3H, s),3.87 (3H, s), 4.02 (1H,
d), 4.10 (1H, d), 4.30 (1H, d),4.39 (1H, d), 6.75-
7.44 (13H, m)
【0092】参考例23 N−メチル−N−(3,5−ジメチルフェニル)−2−
[2−[N−(2−アミノアセチル)−N−(N−メチ
ル−N−フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノ
キシ]アセタミド(S28):前記参考例と同様の方法
により製造した、N−メチル−N−(3,5−ジメチル
フェニル)−2−[2−[N−[2−(N−第三級ブト
キシカルボニルアミノ)アセチル]−N−(N−メチル
−N−フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキ
シ]アセタミド(S50) (7.0 g) をジクロロメタン
(100 ml) に溶解し、氷冷下トリフルオロ酢酸 (50 ml)
を加え、同温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮
後、残渣をクロロホルムに溶解し、飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、5.6 g の
化合物(S28)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.98 (2H, brs), 2.34 (6H, s), 3.2
0 (3H, s), 3.27 (3H, s),3.24 (2H, s), 3.49 (1H,
d), 4.36 (2H, s), 4.73 (1H, d),6.64 (1H, d), 6.81
(2H, s), 6.96-7.01 および 7.23-7.42 (8H, m),7.66
(1H, d)
【0093】参考例24 N−エチル−N−(3,5−ジメチルフェニル)−2−
[3−[N−(2−アミノアセチル)−N−(N−メチ
ル−N−フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノ
キシ]アセタミド(S29):前記参考例と同様の方法
で製造した、N−エチル−N−(3,5−ジメチルフェ
ニル)−2−[3−[N−[ 2−(N−第三級ブトキシ
カルボニルアミノ)アセチル]−N−(N−メチル−N
−フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]
アセタミド(S51) (5.5 g)をジクロロメタン (50 m
l)に溶解し、氷冷下トリフルオロ酢酸 (50 ml)を加え、
同温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣を
クロロホルムに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、4.2 g の化合物
(S29)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.14 (3H, t), 1.74 (2H, brs), 2.3
5 (6H, s), 3.19 (2H, s),3.28 (3H, s), 3.75 (2H,
q), 4.06 (2H, s), 4.35 (2H, s),6.77-6.93 (5H, m),
7.03 (1H, s), 7.21-7.42 (6H, m)
【0094】参考例25 N−(3−ブロモフェニル)−N−メチル−2−[3−
[N−(2−アミノアセチル)−N−(N−メチル−N
−フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]
アセタミド(S30):前記参考例と同様の方法により
製造した、N−(3−ブロモフェニル)−N−メチル−
2−[3−[N−[2−(N−第三級ブトキシカルボニ
ルアミノ)アセチル]−N−(N−メチル−N−フェニ
ルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]アセタミ
ド(S52) (10.0 g) をジクロロメタン (100 ml) に
溶解し、氷冷下トリフルオロ酢酸 (100 ml) を加え、同
温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣をク
ロロホルムに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、
水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去し、6.6 g の化合物(S3
0)を油状物として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.80 (2H, brs), 3.18 (2H, s), 3.2
9(3H, s), 3.31 (3H, s),4.06 (2H, s), 4.43 (2H, s),
6.78-6.93 (3H, m), 7.21-7.53 (10H, m)
【0095】参考例26 N−(3−ブロモフェニル)−N−メチル−2−[2−
[N−(2−アミノアセチル)−N−(N−メチル−N
−フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]
アセタミド(S31):前記参考例と同様の方法により
製造した、N−(3−ブロモフェニル)−N−メチル−
2−[2−[N−[2−(N−第三級ブトキシカルボニ
ルアミノ)アセチル]−N−(N−メチル−N−フェニ
ルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]アセタミ
ド(S53) (10.0 g) をジクロロメタン (100 ml) に
溶解し、氷冷下トリフルオロ酢酸 (100 ml) を加え、同
温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣をク
ロロホルムに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、
水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去し、7.8 g の化合物(S3
1)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:2.45 (2H, brs), 3.22 (2H, s), 3.2
7 (6H, s), 3.49 (1H, d),4.38 (2H, s), 4.71 (1H,
d), 6.66 (1H, d), 6.99 (1H, t),7.17-7.52 (10H, m),
7.66 (1H, dd)
【0096】参考例27 N−メチル−N−(2−メチルフェニル)−2−[2−
[N−(2−アミノアセチル)−N−(N−メチル−N
−フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]
アセタミド(S32):前記参考例と同様の方法により
製造した、N−メチル−N−(2−メチルフェニル)−
2−[2−[N−[2−(N−第三級ブトキシカルボニ
ルアミノ)アセチル]−N−(N−メチル−N−フェニ
ルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]アセタミ
ド(S54)(6.5 g) をジクロロメタン (100 ml) に溶
解し、氷冷下トリフルオロ酢酸 (50 ml) を加え、同温
で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣をクロ
ロホルムに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、
水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去し、5.7 g の標題化合物を
油状物として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.74 (2H, brs), 2.26 (3H, s), 3.1
9 (2H, s), 3.17(3H, s),3.27 (3H, s), 3.44 (1H, d),
4.09 (1H, d), 4.32 (1H, d),4.74 (1H, d), 6.63 (1
H, m), 6.97 (1H, d), 7.15-7.42 (10H, m),7.68 (1H,
d)
【0097】参考例28 N−(3−シアノフェニル)−N−メチル−2−[3−
[N−(2−アミノアセチル)−N−(N−メチル−N
−フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]
アセタミド(S33):前記参考例と同様の方法により
製造した、N−(3−シアノフェニル)−N−メチル−
2−[3−[N−[2−(N−第三級ブトキシカルボニ
ルアミノ)アセチル]−N−(N−メチル−N−フェニ
ルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]アセタミ
ド(S55) (3.0 g)のジクロロメタン溶液 (10 ml)に
トリフロオロ酢酸 (10 ml)を加え、室温で1時間撹拌し
た。反応液にクロロホルムおよび飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液を加え、二層を分離した。有機層を水、飽和食
塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
減圧下溶媒を留去し、2.3g の標題化合物を白色粉末と
して得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.67 (2H, brs), 3.17 (2H, s), 3.3
1 (3H, s), 3.35 (3H, s),4.05 (2H, s), 4.45 (2H, br
s), 6.81 (1H, s), 6.89 (2H, d),7.22 (3H, m), 7.34-
7.45 (3H, m), 7.53-7.67(4H, m)
【0098】参考例29 N−メチル−N−(2,3−ジメチルフェニル)−2−
[2−[N−(2−アミノアセチル)−N−(N−メチ
ル−N−フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノ
キシ]アセタミド(S34):前記参考例と同様の方法
で製造した、N−メチル−N−(2,3−ジメチルフェ
ニル)−2−[2−[N−[2−(N−第三級ブトキシ
カルボニルアミノ)アセチル]−N−(N−メチル−N
−フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]
アセタミド(S56)(1.27 g)のジクロロメタン(30
0 ml)溶液に、氷冷撹拌下トリフルオロ酢酸(25 ml )
を加え、室温で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮
後、残渣をクロロホルムに溶解し、水、飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を
留去し、0.92 gの標題化合物を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:2.16 (3H, s), 2.32 (3H, s), 3.16
(3H, s), 3.27 (3H, s),3.43-4.76 (6H, m), 6.62-7.69
(12H, m)
【0099】参考例30 N−(3−クロロフェニル)−N−メチル−2−[3−
[N−(2−アミノアセチル)−N−(N−メチル−N
−フェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]
アセタミド(S35):前記参考例と同様の方法により
製造した、N−(3−クロロフェニル)−N−メチル−
2−[3−[N−[2−(N−第三級ブトキシカルボニ
ルアミノ)アセチル]−N−(N−メチル−N−フェニ
ルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]アセタミ
ド(S57)(18.7 g )のジクロロメタン(200 ml)溶
液に、氷冷撹拌下トリフルオロ酢酸(40 ml)を加え、室
温で2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣をク
ロロホルムに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、
水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。減圧下溶媒を留去し、15.0 g の標題化合物を粉
末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:3.19 (2H, s), 3.30 (3H, s), 3.32
(3H, s), 4.06 (2H, s),4.43 (2H, s), 6.79-7.45 (13
H, m)
【0100】参考例31 N−(2−メトキシフェニル)−N−メチル−2−[2
−[N−[2−[N−(1−イミダゾリル)カルボニル
アミノ]アセチル]−N−(N−メチル−N−フェニル
カルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]アセタミド
(S36):化合物(S26)(2.3 g)のテトラヒドロ
フラン(50 ml )溶液にN,N’−カルボニルジイミダ
ゾール(1.1 g )を加え、室温で2時間撹拌した。反応
液を減圧下濃縮後、残渣に酢酸エチルおよび水を加え、
二層を分離した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、2.7
g の標題化合物を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:3.19 (3H, m), 3.27 (3H, s), 3.62
(1H, m), 3.91 (3H, m),4.07 (2H, m), 4.35 (2H, m),
4.63 (1H, m), 6.67-8.11 (17H, m)
【0101】参考例32 N−(2−メトキシフェニル)−N−メチル−2−[3
−[N−[2−[N−(1−イミダゾリル)カルボニル
アミノ]アセチル]−N−(N−メチル−N−フェニル
カルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]アセタミド
(S37) 化合物(S27)(2.7 g )のテトラヒドロフラン溶液
(50 ml )に、N,N’−カルボニルジイミダゾール
(1.3 g )を加え、室温で2時間撹拌した。反応液を減
圧下濃縮後、残渣に酢酸エチルおよび水を加え、二層を
分離した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、3.1 g の標
題化合物を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:3.23 (3H, s), 3.29 (3H, s), 3.90
(3H, s), 3.98 (2H, d),4.11 (2H, m), 4.36 (1H, d),
4.44 (1H, d), 6.72-8.08 (17H, m)
【0102】参考例33 N−(3−メトキシフェニル)−N−メチル−2−[2
−[N−[2−[N−(1−イミダゾリル)カルボニル
アミノ]アセチル]−N−(N−メチル−N−フェニル
カルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]アセタミド
(S38):化合物(S25)(2.0 g )のテトラヒド
ロフラン溶液(50 ml )にN,N’−カルボニルジイミ
ダゾール(1.0 g )を加え、室温で2時間撹拌した。反
応液を減圧下濃縮後、残渣に酢酸エチルおよび水を加
え、二層を分離した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、
2.4 g の標題化合物を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:3.27 (6H, m), 3.63 (1H, m), 3.84
(3H, s), 3.95 (1H, m),4.09 (1H, m), 4.44 (2H, m),
4.65 (1H, m), 6.59-8.16 (17H, m)
【0103】参考例34 N−(3,5−ジメトキシフェニル)−N−メチル−2
−[2−[N−[2−[N−(1−イミダゾリル)カル
ボニルアミノ]アセチル]−N−(N−メチル−N−フ
ェニルカルバモイルメチル)アミノ]フェノキシ]アセ
タミド(S39):化合物(S24)(4.0 g )のテト
ラヒドロフラン溶液(50 ml )にN,N’−カルボニル
ジイミダゾール(1.9 g )を加え、室温で2時間撹拌し
た。反応液を減圧下濃縮後、残渣に酢酸エチルおよび水
を加え、二層を分離した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留
去し、4.7 g の標題化合物を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:3.23 (3H, s), 3.26 (3H, s), 3.62
(1H, m), 3.81 (6H, s),3.96 (1H, m), 4.08 (1H, m),
4.49 (2H, m), 4.65 (1H, m),6.36-8.16 (16H, m)
【0104】参考例35 第三級ブチル 2−(3−ニトロフェニル)アセテート
(S59):3−ニトロフェニル酢酸(10.0 g)の第三
級ブタノールおよびテトラヒドロフランの混合溶液(70
ml )に室温撹拌下にジ(第三級ブチル)ジカーボネー
ト(18.1 g)および4 −ジメチルアミノピリジン(1.4
g )を加え、同温で1時間撹拌した。反応液を氷水中に
加え、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を1N塩
酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
に溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(n−ヘキサン−酢酸エチル=20:1で溶
出)で精製し、13.3 gの標題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.46(9H, s ),3.65(2H, s ),
7.50(1H, m ),7.62(1H, d ),8.13(1H, d ),8.
16 (1H, s )
【0105】参考例36 第三級ブチル 2−( 3−アミノフェニル)アセテート
(S60):化合物S59(5.2 g )のメタノール(80
ml )溶液に5%パラジウムー炭素(1.0 g 、50%
wet)を加え、1気圧の水素雰囲気中室温で3時間接
触還元に付した。反応液を濾過後、溶媒を減圧下に留去
し、4.3 g の化合物S60を得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.44 (9H, s), 3.42(2H, s) ,3.63
(2H, brs ),6.56-6.60 (2H, m ),6.65(1H, d
),7.09(1H, t )
【0106】参考例37 第三級ブチル (±)−2−(3−ニトロフェニル)プ
ロピオネート(S62):2−(3−ニトロフェニル)
プロピオン酸(18.2 g)および4−ジメチルアミノピリ
ジン(1.2 g )の第三級ブタノール溶液(100 ml)に、
室温撹拌下ジ(第三級ブチル)ジカーボネート(30.5
g)の第三級ブタノール(50 ml )溶液を加え、35〜
40℃で20分間撹拌した。減圧下に溶媒を留去した
後、残渣を酢酸エチルに溶解し、1N塩酸、水、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去
し、23.4 gの標題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.41 (9H, s), 1.51 (3H, d), 3.73
(1H, q), 7.50 (1H, t),7.64 (1H, d), 8.12 (1H, dd),
8.19 (1H, d)
【0107】参考例38 第三級ブチル (±)−2−(3−アミノフェニル)プ
ロピオネート(S63):化合物S62(5.0 g )のメ
タノール(100 ml)溶液に5%パラジウム−炭素(1.0
g 、50% wet)を加え、1気圧の水素雰囲気中室
温で4時間接触還元に付した。反応液を濾過後、溶媒を
減圧下に留去した。残渣をクロロホルムに溶解し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下に留去し、4.
2 g の標題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.40 (9H, s), 1.41 (3H, d), 3.50
(1H, q), 3.63 (2H, brs),6.56 (1H, d), 6.63 (1H,
s), 6.69 (1H, d), 7.10 (1H, t)
【0108】実施例1 メチル ( ±) −2−[3−[3−[N−[3−[N−
(2−メトキシフェニル)−N−メチルカルバモイルメ
チルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェ
ニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイ
ド]フェニル]プロピオネート(1−1):化合物S3
7(0.58 g)のトルエン (50 ml)溶液にメチル (±)
−2−(3−アミノフェニル)プロピオネート(0.36
g)を加え、2時間加熱還流した。反応液を冷却後、 酢
酸エチルおよび水を加え有機層を分離し、 水層を酢酸エ
チルで抽出した後、 有機層を1N塩酸、水および飽和食
塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー (クロロホルム/メタノール=98:2〜9
7:3で溶出)で精製し、0.47 gの化合物(1−1)を
粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.45 (3H, d), 3.22 (3H, s), 3.24
(3H, s), 3.62 (3H, s),3.65 (1H, q), 3.86 (2H, d),
3.88 (3H, s), 4.05 (1H, d),4.13 (1H, d), 4.32 (1H,
d), 4.42 (1H, d), 5.83 (1H, brs),6.86-7.03 (6H,
m), 7.15-7.38 (12H, m)
【0109】実施例2 メチル 2−[3−[3−[N−[3−[N−(2−メ
トキシフェニル)−N−メチルカルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]アセテート(1−2):化合物S37(0.58 g)
のトルエン (50 ml)溶液にメチル 2−(3−アミノフ
ェニル)アセテート(0.33 g)を加え、3時間加熱還流
した。反応液を冷却後、 酢酸エチルおよび水を加え有機
層を分離し、 水層を酢酸エチルで抽出した後、有機層を
1N塩酸、水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー (クロロホルム/
メタノール=98:2〜97:3で溶出)で精製し、0.
39 gの化合物(1−2)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:3.22 (3H, m), 3.24 (3H, s), 3.55
(2H, s), 3.65 (3H, s),3.86 (2H, d), 3.88 (3H, s),
4.05 (1H, d), 4.12 (1H, d),4.32 (1H, d), 4.42 (1H,
d), 5.85 (1H, brs), 6.80-7.03 (6H, m),7.15-7.38
(12H, m)
【0110】実施例3 メチル 2−[3−[3−[N−[2−[N−(2−メ
トキシフェニル)−N−メチルカルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]アセテート(1−3):化合物(S36)(0.77
g)のトルエン(50 ml )溶液にメチル 2−(3−ア
ミノフェニル)アセテート塩酸塩(0.53 g)および4−
ジメチルアミノピリジン(0.32 g)を加え、2時間加熱
還流した。反応液を冷却後、 クロロホルムおよび水を加
え有機層を分離し、 水層をクロロホルムで抽出した後、
有機層を1N塩酸、水および飽和食塩水で順次洗浄後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (クロ
ロホルム/メタノール=98:2〜97:3で溶出)で
精製し、0.28 gの標題化合物を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:3.21 (3H, m), 3.24 (3H, s), 3.36-
3.47 (1H, m), 3.55 (2H, s),3.66 (3H, s), 3.89 (2
H, s), 3.95 (3H, s), 4.28-4.43 (2H, m),4.69 (1H,
m), 5.95 (1H, brs), 6.63-7.06 (5H, m), 7.16-7.43
(12H, m),7.70 (1H, d)
【0111】実施例4 メチル ( ±) −2−[3−[3−[N−[2−[N−
(2−メトキシフェニル)−N−メチルカルバモイルメ
チルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェ
ニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイ
ド]フェニル]プロピオネート(1−4):化合物S3
6(0.77 g)のトルエン(50 ml )溶液にメチル
(±)−2−(3−アミノフェニル)プロピオネート
(0.47 g)を加え、12時間加熱流した。反応液を冷却
後、 クロロホルムおよび水を加え有機層を分離し、 水層
をクロロホルムで抽出した後、 有機層を1N塩酸、水お
よび飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー (クロロホルム/メタノール=9
8:2〜97:3で溶出)で精製し、0.45 gの化合物
(1−4)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.45 (3H, d), 3.24 (3H, s), 3.25
(3H, s), 3.34-3.45 (1H, m),3.63 (3H, s), 3.66 (1H,
m), 3.89 (2H, s), 3.96 (3H, s),4.28-4.43 (2H, m),
4.66-4.74 (1H, m), 5.94 (1H, brs),6.63-7.06 (5H,
m), 7.17-7.43 (12H, m), 7.70 (1H, d)
【0112】実施例5 メチル 2−[3−[3−[N−[2−[N−(3−メ
トキシフェニル)−N−メチルカルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]アセテート(1−5):化合物S38(1.0 g )
のトルエン(50 ml )溶液にメチル 2−(3−アミノ
フェニル)アセテート(0.56 g)を加え、2時間加熱還
流した。反応液を冷却後、 クロロホルムおよび水を加え
有機層を分離し、 水層をクロロホルムで抽出した後、 有
機層を1N塩酸、水および飽和食塩水で順次洗浄後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (クロロホ
ルム/メタノール=99:1〜98:2で溶出)で精製
し、酢酸エチル−エーテルから結晶化を行い、 0.48 gの
化合物(1−5)を結晶性粉末として得た。 mp 124-126 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:3.23 (3H, s), 3.27 (3H, s), 3.52
(1H, m), 3.55 (2H, s),3.65 (3H, s), 3.83 (3H, s),
3.95 (2H, d), 4.45 (2H, brs),4.68 (1H, d), 5.98 (1
H, brs), 6.61 (1H, d), 6.78-7.00 (5H, m),7.14-7.36
(11H, m), 7.69 (1H, d)
【0113】実施例6 メチル ( ±) −2−[3−[3−[N−[2−[N−
(3−メトキシフェニル)−N−メチルカルバモイルメ
チルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェ
ニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイ
ド]フェニル]プロピオネート(1−6):化合物S3
8(1.0 g )のトルエン(50 ml )溶液にメチル
(±)−2−(3−アミノフェニル)プロピオネート
(0.61 g)を加え、2時間加熱還流した。反応液を冷却
後、 クロロホルムおよび水を加え有機層を分離し、 水層
をクロロホルムで抽出した後、 有機層を1N塩酸、水お
よび飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー (クロロホルム/メタノール=9
9:1〜98:2で溶出)で精製し、酢酸エチル- ジエ
チルエーテルから結晶化を行い、 0.71 gの化合物(1−
6)を結晶性粉末として得た。 mp 144-145 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.45 (3H, d), 3.24 (3H, s), 3.29
(3H, s), 3.42 (1H, d),3.62-3.68 (4H, m), 3.84 (3H,
s), 3.96 (2H, brs), 4.46 (2H, brs),4.68 (1H, d),
5.96 (1H, brs), 6.60 (1H, d), 6.83-6.98 (5H, m),7.
15-7.38 (11H, m), 7.69 (1H, d)
【0114】実施例7 メチル 2−[3−[3−[N−[2−[N−(3,5
−ジメトキシフェニル)−N−メチルカルバモイルメチ
ルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニ
ルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイ
ド]フェニル]アセテート(1−7):化合物S39
(1.0 g )のトルエン(50 ml )溶液にメチル 2−
(3−アミノフェニル)アセテート(0.54 g)を加え、
2時間加熱還流した。反応液を冷却後、 クロロホルムお
よび水を加え有機層を分離し、 水層をクロロホルムで抽
出した後、 有機層を1N塩酸、水および飽和食塩水で順
次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶
媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー (クロロホルム/メタノール=99:1〜98:2で
溶出)で精製し、酢酸エチル−ジエチルエーテルから結
晶化を行い、 0.58 gの化合物(1−7)を結晶性粉末と
して得た。 mp 164-166℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:3.25 (3H, s), 3.27 (3H, m), 3.47
(1H, d), 3.55 (2H, s),3.66 (3H, s), 3.81 (6H, s),
3.96 (2H, m), 4.51 (2H, brs),4.68 (1H, d), 5.93 (1
H, brs), 6.38-6.62 (4H, m), 6.88-7.00 (2H, m),7.15
-7.39 (10H, m), 7.70 (1H, d)
【0115】実施例8 メチル ( ±) −2−[3−[3−[N−[2−[N−
(3,5−ジメトキシフェニル)−N−メチルカルバモ
イルメチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N
−フェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]
ウレイド]フェニル]プロピオネート(1−8):化合
物S39(1.0 g )のトルエン(50 ml )溶液にメチル
(±)−2−(3−アミノフェニル)プロピオネート
(0.58 g)を加え、2時間加熱還流した。反応液を冷却
後、 クロロホルムおよび水を加え有機層を分離し、 水層
をクロロホルムで抽出した後、 有機層を1N塩酸、水お
よび飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー (クロロホルム/メタノール=9
9:1〜98:2で溶出)で精製し、酢酸エチルを加え
て結晶化を行い、 0.63 gの化合物(1−8)を粉末とし
て得た。 mp 188-189 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.45 (3H, m), 3.28 (6H, m), 3.48
(1H, d), 3.62-3.68 (4H, m),3.81 (6H, s), 3.96 (2H,
d), 4.51 (2H, brs), 4.68 (1H, d),5.95 (1H, brs),
6.40-6.62 (4H, m), 6.88-7.00 (2H, m),7.15-7.40 (10
H, m), 7.69-7.71 (1H, d)
【0116】実施例9 メチル (±)−2−[3−[3−[N−[3−[N−
エチル−N−(3,5−ジメチルフェニル)カルバモイ
ルメチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−
フェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウ
レイド]フェニル]プロピオネート(1−9):化合物
S29(1.0 g) のテトラヒドロフラン (20 ml)溶液に
N,N’−カルボニルジイミダゾール (0.36 g) を加
え、この混合物を室温で15分間撹拌した。反応液を減
圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解し、有機層を
水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をトルエン (30 m
l)に溶解した。この溶液にメチル (±)−2−(3−
アミノフェニル)プロピオネート (0.72 g) を加え、こ
の混合物を1時間加熱還流後、減圧下濃縮、残渣をクロ
ロホルムおよび1N塩酸に分配した。二層を分離し、有
機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノー
ル=50:1で溶出)で精製した。溶出液を減圧下濃縮
し、残渣を酢酸エチル/ジエチルエーテルより結晶化を
行い、0.7 g の化合物(1−9)を結晶性粉末として得
た。 mp 121-123 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.14 (3H, t), 1.44 (3H, d), 2.35
(6H, s), 3.24 (3H, s),3.62 (3H, s), 3.64 (1H, q),
3.75 (2H, q), 3.86 (2H, d),4.08 (2H, s), 4.38 (2H,
s), 5.84 (1H, br s), 6.79 (1H, d),6.89 (2H, s),
6.91 (1H, d), 6.99 (1H, d), 7.03 (1H, s),7.15-7.38
(11H, m) MS (m/z) : 708 (M+1)+
【0117】実施例10 メチル (±)−2−[3−[3−[N−[3−[N−
(3−ブロモフェニル)−N−メチルカルバモイルメチ
ルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニ
ルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイ
ド]フェニル]プロピオネート(1−10):参考例の
化合物S30(1.5 g) のテトラヒドロフラン (20 ml)溶
液にN,N’−カルボニルジイミダゾール (0.5 g)を加
え、この混合物を室温で15分間撹拌した。反応液を減
圧下濃縮後、残渣をトルエン (30 ml)に溶解した。この
溶液にメチル (±)−2−(3−アミノフェニル)プ
ロピオネート (1.0 g) を加え、この混合物を1時間加
熱還流後、減圧下濃縮、残渣をクロロホルムおよび1N
塩酸に分配した。二層を分離し、有機層を水、飽和食塩
水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減
圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(クロロホルム/メタノール=50:1で溶
出)で精製した。溶出液を減圧下濃縮し、残渣を酢酸エ
チル/ジエチルエーテルより結晶化を行い、1.3 g の化
合物(1−10)を結晶性粉末として得た。 mp 142-144 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.42 (3H, d), 3.21(3H, s), 3.31
(3H, s), 3.61 (3H, s), 3.62 (1H, q),3.88 (2H, s),
4.09 (2H, s), 4.47 (2H, s), 6.09 (1H, brs),6.86-6.
93 (3H, m), 7.01 (1H, d), 7.11-7.50 (13H, m), 7.94
(1H, s) MS (m/z) : 744 (M+) 元素分析(C37H38N5O7Brとして) 計算値: C, 59.68 ; H, 5.14 ; N, 9.40 実測値: C, 59.23 ; H, 5.14 ; N, 9.29
【0118】実施例11 メチル 2−[3−[3−[N−[3−[N−(3−ブ
ロモフェニル)−N−メチルカルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]アセテート(1−11):化合物S30(1.2 g)
のテトラヒドロフラン (20 ml)溶液にN,N’−カルボ
ニルジイミダゾール (0.4 g)を加え、この混合物を室温
で15分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣をト
ルエン (30 ml)に溶解した。この溶液にメチル2−(3
−アミノフェニル)アセテート (0.73 g) を加え、この
混合物を1時間加熱還流後、減圧下濃縮、残渣をクロロ
ホルムおよび1N塩酸に分配した。二層を分離し、有機
層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール
=50:1で溶出)で精製した。溶出液を減圧下濃縮
し、残渣を酢酸エチル/ジエチルエーテルより結晶化を
行い、0.8 g の化合物(1−11)を結晶性粉末として
得た。 mp 141-143 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:3.23(3H, s), 3.30 (3H, s), 3.53
(2H, s), 3.64 (3H, s), 3.85 (2H, d),4.09 (2H, s),
4.46 (2H, s), 6.08 (1H, brs), 6.82-6.91 (3H, m),7.
02 (1H, d), 7.11-7.48 (13H, m), 7.93 (1H, brs) 元素分析(C37H36N5O7Brとして) 計算値: C, 59.18 ; H, 4.97 ; N, 9.59 実測値: C, 58.94 ; H, 4.96 ; N, 9.46
【0119】実施例12 メチル 2−[3−[3−[N−[3−[N−エチル−
N−(3,5−ジメチルフェニル)カルバモイルメチル
オキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニル
カルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]
フェニル]アセテート(1−12):化合物S29(1.0
g) のテトラヒドロフラン (20 ml)溶液にN,N’−カ
ルボニルジイミダゾール (0.36 g) を加え、この混合物
を室温で15分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残
渣をクロロホルムに溶解し、有機層を水、飽和食塩水で
順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
溶媒を留去し、残渣をトルエン (30 ml)に溶解した。こ
の溶液にメチル 2−(3−アミノフェニル)アセテー
ト (0.70 g) を加え、この混合物を3時間加熱還流後、
減圧下濃縮、残渣をクロロホルムおよび1N塩酸に分配
した。二層を分離し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗
浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を
留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム/メタノール=50:1で溶出)で精製
した。溶出液を減圧下濃縮し、残渣を酢酸エチル/ジエ
チルエーテルより結晶化を行い、0.4 g の化合物(1−
12)を結晶性粉末として得た。 mp 104-106 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.14 (3H, t), 2.35 (6H, s), 3.24
(3H, s), 3.54 (2H, s),3.65 (3H, s), 3.75 (2H, q),
3.86 (2H, s), 4.08 (2H, s),4.38 (2H, s), 5.84 (1H,
brs), 6.79 (1H, d), 6.89 (2H, s),6.91 (1H, d), 6.
99 (1H, d), 7.03 (1H, s), 7.14-7.37 (11H, m) MS (m/z) : 694 (M+1)+
【0120】実施例13 メチル 2−[3−[3−[N−[3−[N−(3−シ
アノフェニル)−N−メチルカルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]アセテート(1−13):化合物S33(1.0 g)
のテトラヒドロフラン溶液 (30 ml)にN,N’−カルボ
ニルジイミダゾール (0.5 g)を加え、この混合物を室温
で2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣を酢酸
エチル (200 ml) に溶解した。溶液を水、飽和食塩水で
順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒
を留去し、残渣にトルエン (40 ml)およびメチル 2−
(3−アミノフェニル)アセテート (0.7g)を加え、混
合物を1時間加熱還流した。反応液に酢酸エチル (150
ml) を加え、溶液を1N塩酸、水および飽和食塩水で順
次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を
留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
クロロホルム/メタノール=20:1で溶出)で精製
し、0.7 g の化合物(1−13)を白色粉末として得
た。 mp 86-90℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:3.24 (3H, m), 3.33 (3H, s), 3.52
(2H, s), 3.64 (3H, s),3.84 (2H, d), 4.09 (2H, s),
4.47 (2H, brs), 6.06 (1H, brs),6.84-7.01 (4H, m),
7.11-7.36 (9H, m), 7.60-7.65 (4H, m),7.89 (1H, s)
【0121】実施例14 メチル (±)−2−[3−[3−[N−[3−[N−
(3−クロロフェニル)−N−メチルカルバモイルメチ
ルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニ
ルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイ
ド]フェニル]プロピオネート(1−14):化合物S
35(5.0 g )のテトラヒドロフラン(300 ml)溶液を
氷冷し、N,N’−カルボニルジイミダゾール(2.12
g)を加え、室温で4時間撹拌した。反応溶液を減圧下
濃縮し、残渣のうち2.37gをトルエン(150 ml)に溶解
した。この溶液にメチル (±)−2−(3−アミノフ
ェニル)プロピオネート(0.91 g)を加え、7時間加熱
還流した。反応溶液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホル
ムに溶解し、1N塩酸水溶液、水、飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶液を減圧下濃
縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(クロロホルム:メタノール=30:1)で精製
し、ジクロロメタン/ ジエチルエーテルより結晶化を行
い、0.74 gの化合物(1−14)を結晶性粉末として得
た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.45 (3H, d), 3.26 (3H, s), 3.32
(3H, s), 3.58-3.68 (4H, m),3.85 (2H, d), 4.08 (2H,
s), 4.11 (2H, s), 5.77 (1H, brs),6.81-7.39 (18H,
m)
【0122】実施例15 メチル 2−[3−[3−[N−[3−[N−メチル−
N−(3−メチルフェニル)カルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]アセテート(1−15):化合物S23(3.0 g
)のテトラヒドロフラン(300 ml)溶液を氷冷し、
N,N’−カルボニルジイミダゾール(1.23 g)を加
え、室温で5時間撹拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、
残渣のうち2 gをトルエン(150 ml)に溶解した。この
溶液にメチル 2−(3−アミノフェニル)アセテート
(1.16 g)を加え、5時間加熱還流した。反応溶液を減
圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解し、1N塩酸水
溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。溶液を減圧下濃縮後、得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタ
ノール=30:1)で精製し、酢酸エチル/ジエチルエ
ーテルより結晶化を行い、0.57 gの化合物(1−15)
を結晶性粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:2.38 (3H, s), 3.25 (3H, s), 3.31
(3H, s), 3.55 (2H, s),3.66 (3H, s), 3.85 (2H, d),
4.08 (2H, s), 4.43 (2H, s),5.80 (1H, brs), 6.79-6.
99 および 7.13-7.40 (18H, m)
【0123】実施例16 メチル (±)−2−[3−[3−[N−[3−[N−
メチル−N−(3−メチルフェニル)カルバモイルメチ
ルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニ
ルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイ
ド]フェニル]プロピオネート(1−16):化合物S
23(3.0 g )のテトラヒドロフラン(300 ml)溶液を
氷冷し、N,N’−カルボニルジイミダゾール(1.23
g)を加え、室温で5時間撹拌した。反応溶液を減圧下
濃縮し、残渣のうち1.8 gをトルエン(150 ml)に溶解
した。この溶液にメチル (±)−2−(3−アミノフ
ェニル)プロピオネート(1.14 g)を加え、5時間加熱
還流した。反応溶液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホル
ムに溶解し、1N塩酸水溶液、水、飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶液を減圧下濃
縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(クロロホルム/ メタノール=30:1)で精製
し、酢酸エチル/ジエチルエーテルより結晶化を行い、
0.56 gの化合物(1−16)を結晶性粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.48 (3H, d), 2.39 (3H, s), 3.26
(3H, s), 3.31 (3H, s),3.63 (3H, s), 3.85 (2H, d),
4.08 (2H, s), 4.43 (2H, s),5.69 (1H, brs), 6.80-
7.41 (17H, m)
【0124】実施例17 メチル (±)−2−[3−[3−[N−[2−[N−
メチル−N−(2,3−ジメチルフェニル)カルバモイ
ルメチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−
フェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウ
レイド]フェニル]プロピオネート(1−17):化合
物S34(2.43 g)のテトラヒドロフラン(300 ml)溶
液を氷冷し、N,N’−カルボニルジイミダゾール(1.
07 g)を加え、室温で4時間撹拌した。反応溶液を減圧
下濃縮し、残渣のうち1.5 gをトルエン(150 ml)に溶
解した。この溶液にメチル (±)−2−(3−アミノ
フェニル)プロピオネート(0.93 g)を加え、7時間加
熱還流した。反応溶液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホ
ルムに溶解し、1N塩酸水溶液、水、飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶液を減圧下濃
縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(クロロホルム/ メタノール=30:1)で精製
し、0.37 gの化合物(1−17)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.45 (3H, d), 2.16-2.34 (6H, m),
3.23 (3H, s), 3.24 (3H, s),3.62-3.68 (5H, m), 3.96
-4.70 (5H, m), 5.97 (1H, brs),6.59-7.70 (17H, m)
【0125】実施例18 メチル 2−[3−[3−[N−[2−[N−メチル−
N−(2,3−ジメチルフェニル)カルバモイルメチル
オキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニル
カルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]
フェニル]アセテート(1−18):化合物S34(2.
37 g)のテトラヒドロフラン(300 ml)溶液を氷冷し、
N,N’−カルボニルジイミダゾール(2.12 g)を加
え、室温で4時間撹拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、
残渣のうち2.37gをトルエン(150 ml)に溶解した。こ
の溶液にメチル 2−(3−アミノフェニル)アセテー
ト(1.53 g)を加え、7時間加熱還流した。反応溶液を
減圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解し、1N塩酸
水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。溶液を減圧下濃縮後、得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メ
タノール=30:1)で精製し、0.38 gの化合物(1−
18)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:2.16-2.34 (6H, m), 3.14-3.23 (6H,
m), 3.65 (3H, s),3.47-4.69 (8H, m), 6.00 (1H, br
s), 6.59-7.69 (17H, m)
【0126】実施例19 メチル 2−[3−[3−[N−[3−[N−メチル−
N−(3,5−ジメチルフェニル)カルバモイルメチル
オキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニル
カルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]
フェニル]アセテート(1−19):化合物S19(3.
15 g)のテトラヒドロフラン(150 ml)溶液を氷冷し、
N,N’−カルボニルジイミダゾール(1.26 g)を加
え、室温で4時間撹拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、
得られた残渣の一部(2.03 g)をトルエン(100 ml)に
溶解して、メチル 2−(3−アミノフェニル)アセテ
ート(1.15 g)を加え、6時間加熱還流した。次に反応
溶液を減圧下濃縮し、残渣をクロロホルムに溶解して、
1N塩酸水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。溶液を減圧下濃縮し、得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホ
ルム:メタノール=50:1)で精製し、さらに、酢酸
エチル−n−ヘキサンで再結晶し、0.86 gの化合物(1
−19)を結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:2.34 (6H, s), 3.26-3.66 (6H, m),
3.56 (2H, s), 3.66 (3H, s),3.85 (2H, s), 4.08 (2H,
s), 4.43 (2H, s), 5.69 (1H, brs),6.79-7.41 (17H,
m)
【0127】実施例20 メチル (±)−2−[3−[3−[N−[3−[N−
メチル−N−(3,5−ジメチルフェニル)カルバモイ
ルメチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−
フェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウ
レイド]フェニル]プロピオネート(1−20):化合
物S19(3.15 g)のテトラヒドロフラン(150 ml)溶
液を氷冷し、N,N’−カルボニルジイミダゾール(1.
26 g)を加え、室温で4時間撹拌した。反応溶液を減圧
下濃縮し、得られた残渣の一部(1.50 g)をトルエン
(100 ml)に溶解して、メチル (±)−2−(3−ア
ミノフェニル)プロピオネ−ト(0.92g)を加え、6時
間加熱還流した。次に反応溶液を減圧下濃縮し、残渣を
クロロホルムに溶解して、1N塩酸水溶液、水、飽和食
塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶液
を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(クロロホルム:メタノール=50:
1)で精製し、さらに、酢酸エチル−n−ヘキサンで再
結晶し、0.67 gの化合物(1−20)を結晶として得
た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.48 (3H, d), 2.34 (6H, s), 3.26
(3H, s), 3.29 (3H, s),3.63-3.68 (4H, m), 3.84 (2H,
s), 4.08 (2H, s), 4.43 (2H, s),5.70 (1H, brs), 6.
79-7.41 (17H, m)
【0128】実施例21 メチル 2−[3−[3−[N−[2−[N−メチル−
N−(3,5−ジメチルフェニル)カルバモイルメチル
オキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニル
カルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]
フェニル]アセテート(1−21):化合物S28 (1.
0 g)のテトラヒドロフラン (20 ml)溶液にN,N’−カ
ルボニルジイミダゾール (0.37 g) を加え、この混合物
を室温で15分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残
渣をクロロホルムに溶解し、有機層を水、飽和食塩水で
順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
溶媒を留去し、残渣をトルエン (30 ml)に溶解した。こ
の溶液にメチル 2−(3−アミノフェニル)アセテー
ト (0.68 g) を加え、この混合物を3時間加熱還流後、
減圧下濃縮、残渣をクロロホルムおよび1N塩酸に分配
した。二層を分離し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗
浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を
留去し、残渣を酢酸エチル/ジエチルエーテルより結晶
化を行い、0.85 gの化合物(1−21)を結晶性粉末と
して得た。 mp 191-192 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:2.35 (6H, s), 3.22 (3H, s), 3.24
(3H, s), 3.52 (1H, d),3.54 (2H, s), 3.65 (3H, s),
3.95 (2H, s), 4.43 (2H, s),4.68 (1H, d), 6.61 (1H,
d), 6.85-6.87 (3H, m), 6.98 (1H, t),7.03 (1H, s),
7.12-7.36 (9H, m), 7.53 (1H, brs), 7.69 (1H, d) MS (m/z) : 680 (M+1)+
【0129】実施例22 メチル (±)−2−[3−[3−[N−[2−[N−
メチル−N−(3,5−ジメチルフェニル)カルバモイ
ルメチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−
フェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウ
レイド]フェニル]プロピオネート(1−22):化合
物S28(1.0 g) のテトラヒドロフラン (20 ml)溶液に
N,N’−カルボニルジイミダゾール (0.37 g) を加
え、この混合物を室温で15分間撹拌した。反応液を減
圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解し、有機層を
水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をトルエン (30 m
l)に溶解した。この溶液にメチル (±)−2−(3−
アミノフェニル)プロピオネート (0.73 g) を加え、こ
の混合物を3時間加熱還流後、減圧下濃縮、残渣をクロ
ロホルムおよび1N塩酸に分配した。二層を分離し、有
機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣を酢酸エチ
ル/ジエチルエーテルより結晶化を行い、0.9 g の標題
化合物を結晶性粉末として得た。 mp 186-188 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.44 (3H, d), 2.35 (6H, s), 3.22
(3H, s), 3.25 (3H, s),3.52 (1H, d), 3.61 (3H, s),
3.62 (1H, q), 3.95 (2H, s),4.44 (2H, s), 4.68 (1H,
d), 6.61 (1H, d),6.82-7.20 および 7.23-7.36 (14H,
m), 7.52 (1H, brs), 7.69 (1H, d) MS (m/z) : 694 (M+1)+
【0130】実施例23 メチル 2−[3−[3−[N−[2−[N−(3−ブ
ロモフェニル)−N−メチルカルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]アセテート(1−23):化合物S31(1.5 g)
のテトラヒドロフラン (20 ml)溶液にN,N’−カルボ
ニルジイミダゾール (0.5 g)を加え、この混合物を室温
で15分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣をク
ロロホルムに溶解し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗
浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を
留去し、残渣をトルエン (30 ml)に溶解した。この溶液
にメチル 2−(3−アミノフェニル)アセテート (0.
92 g) を加え、この混合物を半時間加熱還流後、減圧下
濃縮、残渣をクロロホルムおよび1N塩酸に分配した。
二層を分離し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロ
ロホルム/メタノール=50:1で溶出)で精製した。
溶出液を減圧下濃縮し、残渣を酢酸エチル/ジエチルエ
ーテルより結晶化を行い、1.2 g の化合物(1−23)
を結晶性粉末として得た。 mp 99-102 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:3.21(3H, s), 3.23 (3H, s), 3.53
(2H, s), 3.60 (1H, d), 3.64 (3H, s),3.91 (2H, s),
4.44 (2H, s), 4.66 (1H, d), 6.66 (1H, brs),6.85 (1
H, d), 6.99 (1H, t), 7.11-7.60 (14H, m), 7.67 (1H,
d) MS (m/z) : 730 (M+)
【0131】実施例24 メチル (±)−2−[3−[3−[N−[2−[N−
(3−ブロモフェニル)−N−メチルカルバモイルメチ
ルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニ
ルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイ
ド]フェニル]プロピオネート(1−24):化合物S
31(1.5 g) のテトラヒドロフラン (20 ml)溶液にN,
N’−カルボニルジイミダゾール (0.5 g)を加え、この
混合物を室温で15分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮
後、残渣をクロロホルムに溶解し、有機層を水、飽和食
塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
減圧下溶媒を留去し、残渣をトルエン (30 ml)に溶解し
た。この溶液にメチル (±)−2−(3−アミノフェ
ニル)プロピオネート (1.0 g)を加え、この混合物を3
0分間加熱還流後、減圧下濃縮し、残渣をクロロホルム
および1N塩酸に分配した。二層を分離し、有機層を
水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=5
0:1で溶出)で精製した。溶出液を減圧下濃縮し、残
渣を酢酸エチル/ジエチルエーテルより結晶化を行い、
1.2 g の化合物(1−24)を結晶性粉末として得た。 mp 130-132 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.43 (3H, d), 3.22(3H, s), 3.25
(3H, s), 3.56-3.65 (2H, m),3.62 (3H, s), 3.92 (2H,
s), 4.45 (2H, s), 4.66 (1H, d),6.07 (1H, brs), 6.
65 (1H, brs), 6.87 (1H, d), 6.99 (1H, brs),7.12-7.
52 (14H, m), 7.67 (1H, d) MS (m/z) : 744 (M+) 元素分析(C37H38N5O7Brとして) 計算値: C, 59.68 ; H, 5.14 ; N, 9.40 実測値: C, 59.31 ; H, 5.13 ; N, 9.31
【0132】実施例25 メチル 2−[3−[3−[N−[2−[N−メチル−
N−(2−メチルフェニル)カルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]アセテート(1−25):化合物S32(1.0 g)
のテトラヒドロフラン (20 ml)溶液にN,N’−カルボ
ニルジイミダゾール (0.38 g) を加え、この混合物を室
温で15分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣を
トルエン (30 ml)に溶解した。この溶液にメチル2−
(3−アミノフェニル)アセテート (0.69 g) を加え、
この混合物を30分間加熱還流後、減圧下濃縮、残渣を
クロロホルムおよび1N塩酸に分配した。二層を分離
し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メ
タノール=50:1で溶出)で精製した。溶出液を減圧
下濃縮し、残渣をn−ヘキサン/酢酸エチル/ジエチル
エーテルより結晶化を行い、0.8 g の化合物(1−2
5)を結晶性粉末として得た。 mp 124-126 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:2.27 (3/2H, s), 2.29 (3/2H, s),
3.21(3H, s), 3.22 (3H, s),3.51 (1H, d), 3.55 (2H,
s), 3.65 (3H, s), 3.94 (2H, d),4.18 (1H, d), 4.41
(1H, d), 4.67 (1H, d), 6.02 (1H, brs),6.62 (1H,
m), 6.87 (1H, d), 6.98 (1H, t), 7.13-7.41 (14H,
m),7.69 (1H, d) MS (m/z) : 666 (M+1)+
【0133】実施例26 メチル (±)−2−[3−[3−[N−[2−[N−
メチル−N−(2−メチルフェニル)カルバモイルメチ
ルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニ
ルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイ
ド]フェニル]プロピオネート(1−26):化合物S
32 (1.0 g)のテトラヒドロフラン (20 ml)溶液にN,
N’−カルボニルジイミダゾール (0.38 g) を加え、こ
の混合物を室温で15分間撹拌した。反応液を減圧下濃
縮後、残渣をトルエン (30 ml)に溶解した。この溶液に
メチル(±)−2−(3−アミノフェニル)プロピオネ
ート (0.75 g) を加え、この混合物を30分間加熱還流
後、減圧下濃縮し、残渣をクロロホルムおよび1N塩酸
に分配した。二層を分離し、有機層を水、飽和食塩水で
順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(クロロホルム/メタノール=50:1で溶出)で
精製した。溶出液を減圧下濃縮し、残渣をn−ヘキサン
/酢酸エチル/ジエチルエーテルより結晶化を行い、0.
7 g の化合物(1−26)を結晶性粉末として得た。 mp 137-139 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.45 (3H, d), 2.27 (3/2H, s), 2.3
0 (3/2H, s), 3.23 (6H, s),3.50 (1H, d), 3.62 (3H,
s), 3.65 (1H, q), 3.94 (2H, d),4.17 (1H, d), 4.41
(1H, d), 4.67 (1H, d), 5.99 (1H, brs),6.63 (1H,
d), 6.88 (1H, d), 6.98 (1H, t), 7.14-7.37 (14H,
m),7.69 (1H, d) MS (m/z) : 680 (M+1)+
【0134】実施例27 メチル 2−[3−[3−[N−[2−[N−メチル−
N−(3−メチルフェニル)カルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]アセテート(1−27):化合物S20(1.0 g)
のテトラヒドロフラン (20 ml)溶液にN,N’−カルボ
ニルジイミダゾール (0.38 g) を加え、この混合物を室
温で15分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣を
クロロホルムに溶解し、有機層を水、飽和食塩水で順次
洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒
を留去し、残渣をトルエン (30 ml)に溶解した。この溶
液にメチル 2−(3−アミノフェニル)アセテート
(0.69 g) を加え、この混合物を1時間加熱還流後、減
圧下濃縮、残渣をクロロホルムおよび1N塩酸に分配し
た。二層を分離し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ク
ロロホルム/メタノール=50:1で溶出)で精製し
た。溶出液を濃縮し、得られた残渣をn−ヘキサン/酢
酸エチル/ジエチルエーテルより結晶化を行い、0.8 g
の化合物(1−27)を結晶性粉末として得た。 mp 133-135 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:2.40 (3H, s), 3.23 (3H, s), 3.27
(3H, s), 3.49 (1H, d),3.55 (2H, s), 3.66 (3H, s),
3.95 (2H, s), 4.42 (2H, s),4.68 (1H, d), 6.60 (1H,
d), 6.87 (1H, d), 6.98 (1H, t),7.03-7.06 および
7.14-7.38 (14H, m), 7.69 (1H, d) MS (m/z) : 666 (M+1)+
【0135】実施例28 メチル (±)−2−[3−[3−[N−[2−[N−
メチル−N−(3−メチルフェニル)カルバモイルメチ
ルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニ
ルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイ
ド]フェニル]プロピオネート(1−28):化合物S
20(1.0 g) のテトラヒドロフラン (20 ml)溶液にN,
N’−カルボニルジイミダゾール (0.38 g) を加え、こ
の混合物を室温で15分間撹拌した。反応液を減圧下濃
縮後、残渣をクロロホルムに溶解し、有機層を水、飽和
食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下溶媒を留去し、残渣をトルエン (30 ml)に溶
解した。この溶液にメチル (±)−2−(3−アミノ
フェニル)プロピオネート (0.75 g) を加え、この混合
物を3時間加熱還流後、減圧下濃縮、残渣をクロロホル
ムおよび1N塩酸に分配した。二層を分離し、有機層を
水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=5
0:1で溶出)で精製した。溶出液を濃縮し、得られた
残渣をn−ヘキサン/酢酸エチル/ジエチルエーテルよ
り結晶化を行い、0.6 g の標題化合物を結晶性粉末とし
て得た。 mp 142-145 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.45 (3H, d), 2.40 (3H, s), 3.24
(3H, s), 3.27 (3H, s),3.47 (1H, d), 3.63 (3H, s),
3.65 (1H, q), 3.95 (2H, s),4.42 (2H, s), 4.68 (1H,
d), 6.60 (1H, d), 6.89 (1H, d),6.96-7.38 (15H,
m), 7.70 (1H, d) MS (m/z) : 688 (M+1)+
【0136】実施例29 メチル 2−[3−[3−[N−[3−[N−メチル−
N−(2,3−ジメチルフェニル)カルバモイルメチル
オキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニル
カルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]
フェニル]アセテート(1−29):化合物S21(1.0
g) のテトラヒドロフラン (20 ml)溶液にN,N’−カ
ルボニルジイミダゾール (0.37 g) を加え、この混合物
を室温で15分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残
渣をクロロホルムに溶解し、有機層を水、飽和食塩水で
順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
溶媒を留去し、残渣をトルエン (30 ml)に溶解した。こ
の溶液にメチル 2−(3−アミノフェニル)アセテー
ト (0.68 g) を加え、この混合物を2時間加熱還流後、
減圧下濃縮、残渣をクロロホルムおよび1N塩酸に分配
した。二層を分離し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗
浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を
留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム/メタノール=50:1で溶出)で精製
した。溶出液を濃縮し、残渣を酢酸エチル/ジエチルエ
ーテルより結晶化を行い、0.85 gの化合物(1−29)
を結晶性粉末として得た。 mp 169-171 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:2.19 (3H, s), 2.33 (3H, s), 3.22
(3H, s), 3.23 (3H, s),3.53 (2H, s), 3.64 (3H, s),
3.85 (2H, d), 4.08 (2H, s),4.40 (2H, s), 6.00 (1H,
brs), 6.78 (1H, d), 6.86 (1H, d),6.91 (1H, s), 7.
03 (1H, d), 7.12-7.36 (12H, m), 7.72 (1H, s) MS (m/z) : 680 (M+1)+ 元素分析(C38H41N5O7として) 計算値: C, 67.14 ; H, 6.08 ; N, 10.30 実測値: C, 67.05 ; H, 6.08 ; N, 10.22
【0137】実施例30 メチル (±)−2−[3−[3−[N−[3−[N−
メチル−N−(2,3−ジメチルフェニル)カルバモイ
ルメチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−
フェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウ
レイド]フェニル]プロピオネート(1−30):化合
物S21(1.0 g) のテトラヒドロフラン (20 ml)溶液に
N,N’−カルボニルジイミダゾール (0.37 g) を加
え、この混合物を室温で15分間撹拌した。反応液を減
圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解し、有機層を
水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をトルエン (30 m
l)に溶解した。この溶液にメチル (±)−2−(3−
アミノフェニル)プロピオネート (0.73 g) を加え、こ
の混合物を3.5時間加熱還流後、減圧下濃縮、残渣を
クロロホルムおよび1N塩酸に分配した。二層を分離
し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メ
タノール=50:1で溶出)で精製した。溶出液を濃縮
し、残渣を酢酸エチル/ジエチルエーテルより結晶化を
行い、0.83 gの化合物(1−30)を結晶性粉末として
得た。 mp 181-182 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.44 (3H, d), 2.19 (3H, s), 2.33
(3H, s), 3.23 (6H, s),3.62 (3H, s), 3.65 (1H, q),
3.85 (2H, d), 4.08 (2H, s),4.19 (1H, d), 4.40 (1H,
d), 5.90 (1H, brs), 6.78 (1H, d),6.89 (2H, m), 7.
00 (1H, d), 7.12-7.37 (12H, m), 7.44 (1H, s) MS (m/z) : 694 (M+1)+ 元素分析(C39H43N5O7として) 計算値: C, 67.52 ; H, 6.25 ; N, 10.09 実測値: C, 67.14 ; H, 6.25 ; N, 10.02
【0138】実施例31 メチル 2−[3−[3−[N−[3−[N−メチル−
N−(2−メチルフェニル)カルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]アセテート(1−31):化合物S22(1.5 g)
のテトラヒドロフラン (20 ml) 溶液にN,N’−カル
ボニルジイミダゾール (0.56 g) を加え、この混合物を
室温で15分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣
をクロロホルムに溶解し、有機層を水、飽和食塩水で順
次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶
媒を留去し、残渣をトルエン (30 ml)に溶解した。この
溶液にメチル 2−(3−アミノフェニル)アセテート
(1.1 g)を加え、この混合物を30分間加熱還流後、減
圧下濃縮、残渣をクロロホルムおよび1N塩酸に分配し
た。二層を分離し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ク
ロロホルム/メタノール=50:1で溶出)で精製し
た。溶出液を濃縮し、1.1 g の化合物(1−31)を粉
末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:2.30 (3H, s), 3.21 (3H, s), 3.25
(3H, s), 3.52 (2H, s),3.63 (3H, s), 3.85 (2H, d),
4.08 (2H, s), 4.21 (1H, d),4.41 (1H, d), 6.15 (1H,
brs), 6.77 (1H, d), 6.83 (1H, d),6.91 (1H, s), 7.
02-7.38 (14H, m), 8.11 (1H, brs)
【0139】実施例32 メチル (±)−2−[3−[3−[N−[3−[N−
メチル−N−(2−メチルフェニル)カルバモイルメチ
ルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニ
ルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイ
ド]フェニル]プロピオネート(1−32):化合物S
22(1.5 g) のテトラヒドロフラン (20 ml)溶液にN,
N’−カルボニルジイミダゾール (0.56 g) を加え、こ
の混合物を室温で15分間撹拌した。反応液を減圧下濃
縮後、残渣をクロロホルムに溶解し、有機層を水、飽和
食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下溶媒を留去し、残渣をトルエン (30 ml)に溶
解した。この溶液にメチル (±)−2−(3−アミノ
フェニル)プロピオネート (1.1 g)を加え、この混合物
を30分間加熱還流後、減圧下濃縮、残渣をクロロホル
ムおよび1N塩酸に分配した。二層を分離し、有機層を
水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=5
0:1で溶出)で精製した。溶出液を濃縮し、1.2 g の
化合物(1−32)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.42 (3H, d), 2.30 (3H, s), 3.21
(3H, s), 3.25 (3H, s),3.59 (3H, s), 3.63 (1H, q),
3.86 (2H, d), 4.09 (2H, s),4.21 (1H, d), 4.41 (1H,
d), 6.14 (1H, brs), 6.77 (1H, d),6.86 (1H, d), 6.
91 (1H, s), 7.03 (1H, d), 7.10-7.42 (13H, m),8.05
(1H, brs)
【0140】実施例33 メチル 2−[3−[3−[N−(N−メチル−N−フ
ェニルカルバモイルメチル)−N−[2−(N−メチル
−N−フェニルカルバモイルメチルオキシ)フェニル]
カルバモイルメチル]ウレイド]フェニル]アセテート
(1−33):化合物S6(3.9 g )をテトラヒドロフ
ラン (150 ml) に溶解後、この溶液にN,N’−カルボ
ニルジイミダゾール (1.6 g)を加え室温で20分間撹拌
した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をクロロホルムに溶
解後、有機層を1N塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄し
た。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去
し、残渣をトルエン (150 ml) に溶解した。メチル 2
−(3−アミノフェニル)アセテート (2.9 g)をこの溶
液に加え、20時間加熱還流後、反応液を減圧下濃縮
し、残渣をクロロホルムおよび1N塩酸に分配した。二
層を分離し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム/メタノール=39:1で溶出)で精製
し、3.6 g の化合物(1−32)を結晶性粉末として得
た。 mp 147-149 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:3.22(3H, s), 3.27 (3H, s), 3.54
(2H, s), 3.55 (1H, d), 3.64 (3H, s),3.92 (2H, d),
4.40 (2H, s), 4.68 (1H, d), 6.06 (1H, brs),6.62 (1
H, d), 6.86 (1H, d), 6.98 (1H, t), 7.12-7.52 (15H,
m),7.68 (1H, d) MS (m/z) : 652 (M+1)+ 元素分析(C36H37N5O7として) 計算値: C, 66.35 ; H, 5.72 ; N, 10.75 実測値: C, 66.41 ; H, 5.67 ; N, 10.71
【0141】実施例34 第三級ブチル 2−[3−[3−[N−[3−[N−エ
チル−N−(3,5−ジメチルフェニル)カルバモイル
メチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フ
ェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレ
イド]フェニル]アセテート(1−34):化合物S2
9(1.0 g) のテトラヒドロフラン (20 ml)溶液にN,
N’−カルボニルジイミダゾール (0.36 g) を加え、こ
の混合物を室温で15分間撹拌した。反応液を減圧下濃
縮後、残渣をクロロホルムに溶解し、有機層を水、飽和
食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下溶媒を留去し、残渣をトルエン (50 ml)に溶
解した。この溶液に第三級ブチル 2−(3−アミノフ
ェニル)アセテート (0.83 g) を加え、この混合物を
2.5時間加熱還流後、減圧下濃縮、残渣をクロロホル
ムおよび1N塩酸に分配した。二層を分離し、有機層を
水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=5
0:1で溶出)で精製し、0.9 g の化合物(1−34)
を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.14 (3H, t), 1.42 (9H, s), 2.35
(6H, s), 3.25 (3H, s),3.46 (2H, s), 3.75 (2H, q),
3.85 (2H, d), 4.08 (2H, s),4.38 (2H, s), 5.73 (1H,
brs), 6.78-7.11 および 7.18-7.38 (17H, m)
【0142】実施例35 第三級ブチル 2−[3−[3−[N−[3−[N−
(3−ブロモフェニル)−N−メチルカルバモイルメチ
ルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニ
ルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイ
ド]フェニル]アセテート(1−35):化合物S30
(1.2 g) のテトラヒドロフラン (20 ml)溶液にN,N’
−カルボニルジイミダゾール (0.4 g)を加え、この混合
物を室温で15分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、
残渣をトルエン (30 ml)に溶解した。この溶液に第三級
ブチル 2−(3−アミノフェニル)アセテート (0.91
g) を加え、この混合物を1時間半加熱還流後、減圧下
濃縮、残渣をクロロホルムおよび1N塩酸に分配した。
二層を分離し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロ
ロホルム/メタノール=50:1で溶出)で精製し、1.
2 g の化合物(1−35)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.42 (9H, s), 3.26(3H, s), 3.31
(3H, s), 3.46 (2H, s), 3.84 (2H, d),4.08 (2H, s),
4.45 (2H, s), 5.79 (1H, brs), 6.81-7.00 および7.16
-7.49 (18H, m)
【0143】実施例36 第三級ブチル (±)−2−[3−[3−[N−[3−
[N−(3−ブロモフェニル)−N−メチルカルバモイ
ルメチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−
フェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウ
レイド]フェニル]プロピオネート(1−36):化合
物S30(1.2 g) のテトラヒドロフラン (20 ml)溶液に
N,N’−カルボニルジイミダゾール (0.4 g)を加え、
この混合物を室温で15分間撹拌した。反応液を減圧下
濃縮後、残渣をトルエン (30 ml)に溶解した。この溶液
に第三級ブチル (±)−2−(3−アミノフェニル)
プロピオネート (0.97 g) を加え、この混合物を1時間
加熱還流後、減圧下濃縮、残渣をクロロホルムおよび1
N塩酸に分配した。二層を分離し、有機層を水、飽和食
塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(クロロホルム/メタノール=50:1で溶
出)で精製し、1.1 gの化合物(1−36)を粉末とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.38 (9H, s), 1.39 (3H, d), 3.26
(3H, s), 3.31 (3H, s), 3.54 (1H, q),3.85 (2H, d),
4.08 (2H, s), 4.46 (2H, s), 5.78 (1H, brs),6.80-7.
00 および7.16-7.50 (18H, m)
【0144】実施例37 第三級ブチル (±)−2−[3−[3−[N−[3−
[N−エチル−N−(3,5−ジメチルフェニル)カル
バモイルメチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル
−N−フェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチ
ル]ウレイド]フェニル]プロピオネート(1−3
7):化合物S29(1.0 g) のテトラヒドロフラン (20
ml)溶液にN,N’−カルボニルジイミダゾール (0.36
g) を加え、この混合物を室温で15分間撹拌した。反
応液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解し、有
機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をトルエン
(30 ml)に溶解した。この溶液に第三級ブチル (±)
−2−(3−アミノフェニル)プロピオネート (0.89
g) を加え、この混合物を2時間加熱還流後、減圧下濃
縮、残渣をクロロホルムおよび1N塩酸に分配した。二
層を分離し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホ
ルム/メタノール=50:1で溶出)で精製し、1.0 g
の化合物(1−37)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.14 (3H, t), 1.37-1.39 (12H, m),
2.35 (6H, s), 3.24 (3H, s),3.55 (1H, q), 3.74 (2
H, q), 3.87 (2H, s), 4.09 (2H, s),4.39 (2H, s), 5.
78 (1H, brs), 6.80-7.04 および 7.19-7.38 (17H, m)
【0145】実施例38 第三級ブチル ( ±) −2−[3−[3−[N−[3−
[N−(2−メトキシフェニル)−N−メチルカルバモ
イルメチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N
−フェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]
ウレイド]フェニル]プロピオネート(1−38):化
合物S37(0.58 g)のトルエン溶液に第三級ブチル
(±)−2−(3−アミノフェニル)プロピオネート
(0.44 g)を加え、3時間加熱還流した。反応液を冷却
後、 酢酸エチルおよび水を加え有機層を分離し、 水層を
酢酸エチルで抽出した後、 有機層を1N塩酸、水および
飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー (クロロホルム/メタノール=98:
2で溶出)で精製し、0.44 gの化合物(1−38)を油
状物として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.38 (9H, s), 1.39 (3H, d), 3.22
(3H, s), 3.24 (3H, s),3.54 (1H, q), 3.87 (2H, s),
3.88 (3H, s), 4.05 (1H, d),4.13 (1H, d), 4.32 (1H,
d), 4.42 (1H, d), 5.77 (1H, brs),6.80-7.40 (18H,
m)
【0146】実施例39 第三級ブチル 2−[3−[3−[N−[3−[N−
(2−メトキシフェニル)−N−メチルカルバモイルメ
チルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェ
ニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイ
ド]フェニル]アセテート(1−39):化合物S37
(0.58 g)のトルエン溶液に第三級ブチル 2−(3−
アミノフェニル)アセテート(0.41 g)を加え、3時間
加熱還流した。反応液を冷却後、酢酸エチルおよび水を
加え有機層を分離し、 水層を酢酸エチルで抽出した後、
有機層を1N塩酸、水および飽和食塩水で順次洗浄後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (クロ
ロホルム/メタノール=98:2で溶出)で精製し、0.
35 gの化合物(1−39)を油状物として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.42 (9H, s), 3.22 (3H, s), 3.26
(3H, s), 3.46 (2H, s),3.85 (2H, d), 3.88 (3H, s),
4.04 (1H, d), 4.12 (1H, d),4.32 (1H, d), 4.42 (1H,
d), 5.63 (1H, brs), 6.80-7.42 (18H, m)
【0147】実施例40 第三級ブチル 2−[3−[3−[N−[2−[N−メ
チル−N−(2,3−ジメチルフェニル)カルバモイル
メチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フ
ェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレ
イド]フェニル]アセテート(1−40):化合物S3
4(1.74 g)のテトラヒドロフラン(100 ml)溶液を氷
冷し、N,N’−カルボニルジイミダゾール(1.23 g)
を加え、室温で4時間撹拌した。反応溶液を減圧下濃縮
後、得られた残渣をトルエン(100 ml)に溶解し、第三
級ブチル 2−(3−アミノフェニル)アセテート(1.
64g)を加え、6時間加熱還流した。反応溶液を減圧下
濃縮後、得られた残渣をクロロホルムに溶解し、1N塩
酸水溶液、水、飽和食塩水で洗浄して、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。減圧下濃縮後、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=
40:1)で精製し、1.48 gの化合物(1−40)を粉
末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.42 (9H, s), 2.18 (3H, d), 2.33
(3H, s), 3.21 (3H, s),3.23 (3H, s), 3.45-4.70 (8H,
m), 5.98 (1H, brs),6.59-7.68 (17H, m)
【0148】実施例41 第三級ブチル (±)−2−[3−[3−[N−[2−
[N−メチル−N−(2,3−ジメチルフェニル)カル
バモイルメチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル
−N−フェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチ
ル]ウレイド]フェニル]プロピオネート(1−4
1):化合物S34(3.31 g)のテトラヒドロフラン
(150 ml)溶液を氷冷し、N,N’−カルボニルジイミ
ダゾール(1.32 g)を加え、室温で2時間撹拌した。反
応溶液を減圧下濃縮後、得られた残渣をトルエン(100
ml)に溶解し、第三級ブチル (±)−2−(3−アミ
ノフェニル)プロピオネート(2.66 g)を加え、6時間
加熱還流した。反応溶液を減圧下濃縮後、得られた残渣
をクロロホルムに溶解し、1N塩酸水溶液、水、飽和食
塩水で洗浄して、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減
圧下濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(クロロホルム/メタノール=20:1)で精製し、
1.46 gの化合物(1−41)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.37-1.45 (12H, m), 2.16-2.34 (6
H, m), 3.23-3.24 (6H, m),3.44-4.70 (7H, m), 5.91
(1H, brs), 6.61-7.70 (17H, m)
【0149】実施例42 第三級ブチル 2−[3−[3−[N−[2−[ N−メ
チル- N−(3,5−ジメチルフェニル)カルバモイル
メチルオキシ] フェニル]−N−(N−メチル−N−フ
ェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレ
イド]フェニル]アセテート(1−42):化合物S2
8(1.5 g) のテトラヒドロフラン (20 ml)溶液にN,
N’−カルボニルジイミダゾール (0.55 g) を加え、こ
の混合物を室温で15分間撹拌した。反応液を減圧下濃
縮後、残渣をクロロホルムに溶解し、有機層を水、飽和
食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下溶媒を留去し、残渣をトルエン (50 ml)に溶
解した。この溶液に第三級ブチル 2−(3−アミノフ
ェニル)アセテート (1.3 g)を加え、この混合物を6時
間加熱還流後、減圧下濃縮、残渣をクロロホルムおよび
1N塩酸に分配した。二層を分離し、有機層を水、飽和
食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下溶媒を留去し、残渣を酢酸エチル/ジエチル
エーテルより結晶化を行い、1.1 g の化合物(1−4
2)を結晶性粉末として得た。 mp 183-185 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.41 (9H, s), 2.35 (6H, s), 3.22
(3H, s), 3.24 (3H, s),3.43 (2H, s), 3.47 (1H, d),
3.95 (2H, s), 4.43 (2H, s),4.68 (1H, d), 6.04 (1H,
brs), 6.61 (1H, d), 6.82-7.20,7.25-7.44 (15H, m),
7.69 (1H, d) MS (m/z) : 722 (M+1)+
【0150】実施例43 第三級ブチル ( ±) −2−[3−[3−[N−[2−
[N−メチル−N−(3,5−ジメチルフェニル)カル
バモイルメチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル
−N−フェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチ
ル]ウレイド]フェニル]プロピオネート(1−4
3):化合物S28(1.5 g )のテトラヒドロフラン
(20 ml)溶液にN,N’−カルボニルジイミダゾール
(0.55 g) を加え、この混合物を室温で15分間撹拌し
た。反応液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解
し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をト
ルエン (50 ml)に溶解した。この溶液に第三級ブチル
(±)−2−(3−アミノフェニル)プロピオネート
(1.4 g)を加え、この混合物を6時間加熱還流後、減圧
下濃縮、残渣をクロロホルムおよび1N塩酸に分配し
た。二層を分離し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留
去し、残渣を酢酸エチル/ジエチルエーテルより結晶化
を行い、0.95 gの化合物(1−43)を結晶性粉末とし
て得た。 mp 146-149 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.36-1.39 (12H, m), 2.35 (6H, s),
3.22 (3H, s), 3.25 (3H, s),3.52-3.55 (2H, m), 3.9
5 (2H, s), 4.44 (2H, s), 4.69 (1H, d),6.07 (1H, br
s), 6.61 (1H, d), 6.86-7.34 (14H, m), 7.49 (1H, br
s),7.69 (1H, d) MS (m/z) : 736 (M+1)+
【0151】実施例44 第三級ブチル 2−[3−[3−[N−[2−[N−
(3−ブロモフェニル)−N−メチルカルバモイルメチ
ルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニ
ルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイ
ド]フェニル]アセテート(1−44):化合物S31
(1.5 g) のテトラヒドロフラン (20 ml)溶液にN,N’
−カルボニルジイミダゾール (0.5 g)を加え、この混合
物を室温で15分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、
残渣をクロロホルムに溶解し、 有機層を1N塩酸、水、
飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。減圧下溶媒を留去し、残渣をトルエン (30 ml)に
溶解した。この溶液に第三級ブチル 2−(3−アミノ
フェニル)アセテート (1.2 g)を加え、この混合物を2
時間加熱還流後、減圧下濃縮、残渣をクロロホルムおよ
び1N塩酸に分配した。二層を分離し、有機層を水、飽
和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(クロロホルム/メタノール=50:1
で溶出)で精製し、1.3 g の化合物(1−44)を粉末
として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.41 (9H, s), 3.23(3H, s), 3.25
(3H, s), 3.44 (2H, s), 3.58 (1H, d),3.92 (2H, s),
4.43 (2H, s), 4.66 (1H, d), 5.97 (1H, brs),6.64 (1
H, brs), 6.88 (1H, d), 6.99 (1H, t), 7.19-7.52 (14
H, m),7.68 (1H, d)
【0152】実施例45 第三級ブチル (±)−2−[3−[3−[N−[2−
[N−(3−ブロモフェニル)−N−メチルカルバモイ
ルメチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−
フェニルカルバモイルメチル)−カルバモイルメチル]
ウレイド]フェニル]プロピオネート(1−45):化
合物S31(1.5 g) のテトラヒドロフラン (20 ml)溶液
にN,N’−カルボニルジイミダゾール (0.5 g)を加
え、この混合物を室温で15分間撹拌した。反応液を減
圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解し、有機層を1
N塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をトルエ
ン (30 ml)に溶解した。この溶液に第三級ブチル
(±)−2−(3−アミノフェニル)プロピオネート
(1.2 g)を加え、この混合物を2時間加熱還流後、減圧
下濃縮、残渣をクロロホルムおよび1N塩酸に分配し
た。二層を分離し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ク
ロロホルム/メタノール=50:1で溶出)で精製し、
1.3 g の化合物(1−45)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.38 (9H, s), 1.40 (3H, d), 3.24
(3H, s), 3.27 (3H, s),3.51-3.54 (2H, m), 3.93 (2H,
s), 4.44 (2H, s), 4.66 (1H, d),5.93 (1H, brs), 6.
63 (1H, brs), 6.90 (1H, d), 6.99 (1H, brs),7.08-7.
53 (14H, m), 7.68 (1H, d)
【0153】実施例46 第三級ブチル 2−[3−[3−[N−[2−[N−メ
チル−N−(2−メチルフェニル)カルバモイルメチル
オキシ] フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニル
カルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]
フェニル]アセテート(1−46):化合物S32(1.5
g) のテトラヒドロフラン (20 ml)溶液にN,N’−カ
ルボニルジイミダゾール (0.56 g) を加え、この混合物
を室温で15分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、ト
ルエン (30 ml)に溶解した。この溶液に第三級ブチル2
−(3−アミノフェニル)アセテート (1.3 g)を加え、
この混合物を2時間加熱還流後、減圧下濃縮、残渣をク
ロロホルムおよび1N塩酸に分配した。二層を分離し、
有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノ
ール=50:1で溶出)で精製し、1.4 g の化合物(1
−46)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.41 (9H, s), 2.27 (3H, s), 3.21
(6H, s), 3.44 (2H, s),3.52 (1H, d), 3.93 (2H, s),
4.17 (1H, d), 4.41 (1H, d),4.67 (1H, d), 6.01 (1H,
brs), 6.62 (1H, m), 6.87 (1H, d),6.97 (1H, t), 7.
15-7.33 (14H, m), 7.69 (1H, d)
【0154】実施例47 第三級ブチル (±)−2−[3−[3−[N−[2−
[N−メチル−N−(2−メチルフェニル)カルバモイ
ルメチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−
フェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウ
レイド]フェニル]プロピオネート(1−47):化合
物S32(1.5 g )のテトラヒドロフラン (20 ml)溶液
にN,N’−カルボニルジイミダゾール (0.56 g) を加
え、この混合物を室温で15分間撹拌した。反応液を減
圧下濃縮後、残渣をトルエン (30 ml)に溶解した。この
溶液に第三級ブチル (±)−2−(3−アミノフェニ
ル)プロピオネート (1.4 g)を加え、この混合物を30
分間加熱還流後、減圧下濃縮、残渣をクロロホルムおよ
び1N塩酸に分配した。二層を分離し、有機層を水、飽
和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(クロロホルム/メタノール=50:1
で溶出)で精製し、1.4 g の化合物(1−47)を粉末
として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.37 (9H, s), 1.39 (3H, d), 2.27
(3/2H, s), 2.31 (3/2H, s),3.23 (6H, s), 3.48 (1H,
d), 3.53 (1H, q), 3.95 (2H, d),4.15 (1H, d), 4.41
(1H, d), 4.67 (1H, d), 5.94 (1H, brs),6.61 (1H,
d), 6.90 (1H, d), 6.97 (1H, t), 7.14-7.38 (14H,
m),7.69 (1H, d)
【0155】実施例48 第三級ブチル 2−[3−[3−[N−[3−[N−
(3,5−ジクロロフェニル)−N−メチルカルバモイ
ルメチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−
フェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウ
レイド]フェニル]アセテート(1−48):化合物S
18(2.5 g )のテトラヒドロフラン (50 ml)溶液に
N,N’−カルボニルジイミダゾール (0.92 g) を加
え、この混合物を室温で30分間撹拌した。反応液を減
圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解し、有機層を
水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をトルエン (50 m
l)に溶解した。この溶液に第三級ブチル 2−(3−ア
ミノフェニル)アセテート (1.9 g)を加え、この混合物
を3時間加熱還流後、減圧下濃縮、残渣をクロロホルム
および1N塩酸に分配した。二層を分離し、有機層を
水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=5
0:1で溶出)で精製した。溶出液を濃縮し、残渣をジ
クロロメタン/ジエチルエーテルより結晶化を行い、1.
2 g の化合物(1−48)を結晶性粉末として得た。 mp 132-135 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.41 (9H, s), 3.24 (3H, s), 3.30
(3H, s), 3.44 (2H, s),3.86 (2H, d), 4.09 (2H, s),
4.52 (2H, brs), 5.93 (1H, brs),6.84-7.03 および 7.
13-7.37 (16H, m), 7.53 (1H, s) MS (m/z) : 763 (M+1)+ 元素分析(C39H41N5O7Cl2として) 計算値: C, 61.42 ; H, 5.42 ; N, 9.18 実測値: C, 61.32 ; H, 5.48 ; N, 9.44
【0156】実施例49 第三級ブチル (±)−2−[3−[3−[N−[3−
[N−(3,5−ジクロロフェニル)−N−メチルカル
バモイルメチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル
−N−フェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチ
ル]ウレイド]フェニル]プロピオネート(1−4
9):化合物S18(2.5 g )のテトラヒドロフラン
(50 ml)溶液にN,N’−カルボニルジイミダゾール
(0.92 g) を加え、この混合物を室温で15分間撹拌し
た。反応液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解
し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をト
ルエン (50 ml)に溶解した。この溶液に第三級ブチル
(±)−2−(3−アミノフェニル)プロピオネート
(2.1 g)を加え、この混合物を2時間加熱還流後、減圧
下濃縮、残渣をクロロホルムおよび1N塩酸に分配し
た。二層を分離し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ク
ロロホルム/メタノール=50:1で溶出)で精製し
た。溶出液を濃縮し、残渣をジクロロメタン/ジエチル
エーテルより結晶化を行い、1.2 g の化合物(1−4
9)を結晶性粉末として得た。 mp 149-152 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.38 (9H, s), 1.40 (3H, d), 3.26
(3H, s), 3.31 (3H, s),3.54 (1H, q), 3.85 (2H, d),
4.08 (2H, s), 4.52 (2H, brs),5.78 (1H, brs), 6.84
(1H, brs), 6.93 (1H, d), 7.00 (1H, d),7.16-7.40 (1
3H, m) MS (m/z) : 777 (M+1)+ 元素分析(C40H43N5O7Cl2として) 計算値: C, 61.86 ; H, 5.58 ; N, 9.02 実測値: C, 61.66 ; H, 5.57 ; N, 9.27
【0157】実施例50 第三級ブチル (±)−2−[3−[3−[N−[3−
[N−メチル−N−(3,5−ジメチルフェニル)カル
バモイルメチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル
−N−フェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチ
ル]ウレイド]フェニル]プロピオネート(1−5
0):化合物S19(2.5 g )のテトラヒドロフラン
(30 ml)溶液にN,N’−カルボニルジイミダゾール
(1.0 g)を加え、この混合物を室温で15分間撹拌し
た。反応液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解
し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をト
ルエン (50 ml)に溶解した。この溶液に第三級ブチル
(±)−2−(3−アミノフェニル)プロピオネート
(2.3 g)を加え、この混合物を5時間加熱還流後、減圧
下濃縮、残渣をクロロホルムおよび1N塩酸に分配し
た。二層を分離し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ク
ロロホルム/メタノール=50:1で溶出)で精製し
た。溶出液を濃縮し、残渣をn−ヘキサン/ジクロロメ
タン/ジエチルエーテルより結晶化を行い、1.8 g の化
合物(1−50)を結晶性粉末として得た。 mp 193-194 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.37 (9H, s), 1.39 (3H, d), 2.34
(6H, s), 3.24 (3H, s),3.29 (3H, s), 3.53 (1H, q),
3.86 (2H, d), 4.08 (2H, s),4.43 (2H, s), 5.85 (1H,
brs), 6.80 (1H, d), 6.92 (3H, brs),6.99-7.01 (2H,
brs), 7.14-7.37 (11H, m) MS (m/z) : 736 (M+1)+ 元素分析(C42H49N5O7として) 計算値: C, 68.55 ; H, 6.71 ; N, 9.52 実測値: C, 68.72 ; H, 6.76 ; N, 9.62
【0158】実施例51 第三級ブチル 2−[3−[3−[N−[2−[N−メ
チル−N−(3−メチルフェニル)カルバモイルメチル
オキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニル
カルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]
フェニル]アセテート(1−51):化合物S20(3.
0 g )のテトラヒドロフラン (50 ml)溶液にN,N’−
カルボニルジイミダゾール (1.12 g) を加え、この混合
物を室温で15分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、
残渣をクロロホルムに溶解し、有機層を水、飽和食塩水
で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
下溶媒を留去し、残渣をトルエン (50 ml)に溶解した。
この溶液に第三級ブチル 2−(3−アミノフェニル)
アセテート (2.6 g) を加え、この混合物を2時間加熱
還流後、減圧下濃縮、残渣をクロロホルムおよび1N塩
酸に分配した。二層を分離し、有機層を水、飽和食塩水
で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(クロロホルム/メタノール=50:1で溶出)
で精製した。溶出液を濃縮し、得られた残渣をジクロロ
メタン/ジエチルエーテルより結晶化を行い、2.7 g の
化合物(1−51)を結晶性粉末として得た。 mp 128-130 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.41 (9H, s), 2.39 (3H, s), 3.23
(3H, s), 3.27 (3H, s),3.44 (2H, s), 3.50 (1H, d),
3.94 (2H, d), 4.42 (2H, s),4.68 (1H, d), 5.98 (1H,
brs), 6.60 (1H, d), 6.87 (1H, d),6.95-7.37 (15H,
m), 7.69 (1H, d) MS (m/z) : 708 (M+1)+
【0159】実施例52 第三級ブチル (±)−2−[3−[3−[N−[2−
[N−メチル−N−(3−メチルフェニル)カルバモイ
ルメチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−
フェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウ
レイド]フェニル]プロピオネート(1−52):化合
物S20(3.0 g )のテトラヒドロフラン (50 ml)溶液
にN,N’−カルボニルジイミダゾール (1.12 g) を加
え、この混合物を室温で15分間撹拌した。反応液を減
圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解し、有機層を
水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をトルエン (50 m
l)に溶解した。この溶液に第三級ブチル (±)−2−
(3−アミノフェニル)プロピオネート (2.8 g)を加
え、この混合物を1時間加熱還流後、減圧下濃縮、残渣
をクロロホルムおよび1N塩酸に分配した。二層を分離
し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メ
タノール=50:1で溶出)で精製した。溶出液を濃縮
し、得られた残渣をジクロロメタン/ジエチルエーテル
より結晶化を行い、2.7 g の化合物(1−52)を結晶
性粉末として得た。 mp 140-142 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.38 (9H, s), 1.39 (3H, d), 2.40
(3H, s), 3.24 (3H, s),3.29 (3H, s), 3.48 (1H, d),
3.53 (1H, q), 3.96 (2H, s),4.42 (2H, s), 4.68 (1H,
d), 6.60 (1H, brs), 6.90 (1H, d),6.97-7.38 (15H,
m), 7.70 (1H, d) MS (m/z) : 722 (M+1)+ 元素分析(C41H47N5O7として) 計算値: C, 68.22 ; H, 6.56 ; N, 9.70 実測値: C, 67.95 ; H, 6.36 ; N, 9.57
【0160】実施例53 第三級ブチル 2−[3−[3−[N−[3−[N−メ
チル−N−(2,3−ジメチルフェニル)カルバモイル
メチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フ
ェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレ
イド]フェニル]アセテート(1−53):化合物S2
1(1.7 g )のテトラヒドロフラン (30 ml)溶液にN,
N’−カルボニルジイミダゾール (0.68 g) を加え、こ
の混合物を室温で15分間撹拌した。反応液を減圧下濃
縮後、残渣をクロロホルムに溶解し、有機層を水、飽和
食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下溶媒を留去し、残渣をトルエン (50 ml)に溶
解した。この溶液に第三級ブチル 2−(3−アミノフ
ェニル)アセテート (1.4 g)を加え、この混合物を2時
間加熱還流後、減圧下濃縮、残渣をクロロホルムおよび
1N塩酸に分配した。二層を分離し、有機層を水、飽和
食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(クロロホルム/メタノール=50:1
で溶出)で精製した。溶出液を濃縮し、1.7 g の化合物
(1−53)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.42 (9H, s), 2.19 (3H, s), 2.33
(3H, s), 3.23 (3H, s),3.25 (3H, s), 3.46 (2H, s),
3.84 (2H, s), 4.08 (2H, s),4.19 (1H, d), 4.40 (1H,
d), 6.78 (1H, d), 6.89-7.39 (16H, m)
【0161】実施例54 第三級ブチル (±)−2−[3−[3−[N−[3−
[N−メチル−N−(2,3−ジメチルフェニル)カル
バモイルメチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル
−N−フェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチ
ル]ウレイド]フェニル]プロピオネート(1−5
4):化合物S21(1.7 g )のテトラヒドロフラン
(50 ml)溶液にN,N’−カルボニルジイミダゾール
(0.68 g) を加え、この混合物を室温で15分間撹拌し
た。反応液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解
し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をト
ルエン (50 ml)に溶解した。この溶液に第三級ブチル
(±)−2−(3−アミノフェニル)プロピオネート
(1.5 g)を加え、この混合物を1.5時間加熱還流後、
減圧下濃縮、残渣をクロロホルムおよび1N塩酸に分配
した。二層を分離し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗
浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を
留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム/メタノール=50:1で溶出)で精製
した。溶出液を濃縮し、1.3 g の化合物(1−54)を
粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.37 (9H, s), 1.39 (3H, d), 2.19
(3H, s), 2.33 (3H, s),3.23 (3H, s), 3.24 (3H, s),
3.54 (1H, q), 3.84 (2H, d),4.07 (2H, s), 4.19 (1H,
d), 4.40 (1H, d), 6.78 (1H, d),6.89-7.38 (16H, m)
【0162】実施例55 第三級ブチル 2−[3−[3−[N−[3−[N−メ
チル−N−(2−メチルフェニル)カルバモイルメチル
オキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニル
カルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]
フェニル]アセテート(1−55):化合物S22(1.5
g) のテトラヒドロフラン (50 ml)溶液にN,N’−カ
ルボニルジイミダゾール (0.56 g) を加え、この混合物
を室温で15分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残
渣をクロロホルムに溶解し、有機層を水、飽和食塩水で
順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
溶媒を留去し、残渣をトルエン (30 ml)に溶解した。こ
の溶液に第三級ブチル 2−(3−アミノフェニル)ア
セテート (1.3 g)を加え、この混合物を半時間加熱還流
後、減圧下濃縮、残渣をクロロホルムおよび1N塩酸に
分配した。二層を分離し、有機層を水、飽和食塩水で順
次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶
媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(クロロホルム/メタノール=50:1で溶出)で精
製した。溶出液を濃縮し、1.5 g の化合物(1−55)
を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.42 (9H, s), 2.30 (3H, s), 3.24
(3H, s), 3.25 (3H, s),3.46 (2H, s), 3.84 (2H, s),
4.07 (2H, s), 4.20 (1H, d),4.40 (1H, d), 6.77 (1H,
d), 6.89 (1H, s), 6.93 (1H, d),6.98 (1H, d), 7.10
-7.41 (14H, m)
【0163】実施例56 第三級ブチル (±)−2−[3−[3−[N−[3−
[N−メチル−N−(2−メチルフェニル)カルバモイ
ルメチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−
フェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウ
レイド]フェニル]プロピオネート(1−56):化合
物S22(1.5 g )のテトラヒドロフラン (50 ml)溶液
にN,N’−カルボニルジイミダゾール (0.56 g) を加
え、この混合物を室温で15分間撹拌した。反応液を減
圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解し、有機層を
水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をトルエン (30 m
l) に溶解した。この溶液に第三級ブチル (±)−2
−(3−アミノフェニル)プロピオネート (1.4 g)を加
え、この混合物を30分間加熱還流後、減圧下濃縮、残
渣をクロロホルムおよび1N塩酸に分配した。二層を分
離し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/
メタノール=50:1で溶出)で精製した。溶出液を濃
縮し、1.5 g の化合物(1−56)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.38 (9H, s), 1.40 (3H, d), 2.30
(3H, s), 3.24 (6H, s),3.54 (1H, q), 3.85 (2H, s),
4.08 (2H, s), 4.20 (1H, d),4.40 (1H, d), 6.78 (1H,
d), 6.89 (1H, s), 6.95 (1H, d),6.98 (1H, d), 7.19
-7.39 (14H, m)
【0164】実施例57 第三級ブチル (±)−2−[3−[3−[N−[3−
[N−メチル−N−(3−メチルフェニル)カルバモイ
ルメチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−
フェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウ
レイド]フェニル]プロピオネート(1−57):化合
物S23(2.0 g )のテトラヒドロフラン (50 ml)溶液
にN,N’−カルボニルジイミダゾール (0.75 g) を加
え、この混合物を室温で1時間撹拌した。反応液を減圧
下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解し、有機層を水、
飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。減圧下溶媒を留去し、残渣をトルエン (50 ml)に
溶解した。この溶液に第三級ブチル (±)−2−(3
−アミノフェニル)プロピオネート (1.9 g)を加え、こ
の混合物を4時間加熱還流後、減圧下濃縮、残渣をクロ
ロホルムおよび1N塩酸に分配した。二層を分離し、有
機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノー
ル=50:1で溶出)で精製し、2.1 g の化合物(1−
57)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.37 (9H, s), 1.42 (3H, d), 2.38
(3H, s), 3.23 (3H, s),3.31 (3H, s), 3.53 (1H, q),
3.85 (2H, d), 4.09 (2H, s),4.43 (2H, s), 5.98 (1H,
brs), 6.80 (1H, d), 6.89-6.91 (2H, m),7.01 (1H,
d), 7.12-7.36 (13H, m), 7.65 (1H, brs)
【0165】実施例58 第三級ブチル 2−[3−[3−[N−[3−[N−メ
チル−N−(3−メチルフェニル)カルバモイルメチル
オキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニル
カルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]
フェニル]アセテート(1−58):化合物S23(1.
5 g )のテトラヒドロフラン (50 ml)溶液にN,N’−
カルボニルジイミダゾール (0.56 g) を加え、この混合
物を室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残
渣をクロロホルムに溶解し、有機層を水、飽和食塩水で
順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
溶媒を留去し、残渣をトルエン (50 ml)に溶解した。こ
の溶液に第三級ブチル 2−(3−アミノフェニル)ア
セテート (1.3 g)を加え、この混合物を3.5時間加熱
還流後、減圧下濃縮、残渣をクロロホルムおよび1N塩
酸に分配した。二層を分離し、有機層を水、飽和食塩水
で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(クロロホルム/メタノール=24:1で溶出)
で精製し、1.1 g の化合物(1−58)を粉末として得
た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.41 (9H, s), 2.38 (3H, s), 3.23
(3H, s), 3.31 (3H, s),3.44 (2H, s), 3.85 (2H, d),
4.08 (2H, s), 4.43 (2H, s),5.96 (1H, brs), 6.80 (1
H, d), 6.87-6.91 (2H, m), 7.01 (1H, d),7.12-7.36
(13H, m), 7.64 (1H, brs)
【0166】実施例59 2−[3−[3−[N−[3−[N−エチル−N−
(3,5−ジメチルフェニル)カルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]酢酸(1−59):化合物(1−34)(0.9 g
)のジクロロメタン (20 ml)溶液に氷冷下、トリフル
オロ酢酸 (10 ml)を加え、混合物を室温で1時間撹拌し
た。反応液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解
し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、0.7 g の
化合物(1−59)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.13 (3H, t), 2.33 (6H, s), 3.21
(3H, s), 3.48 (2H, s),3.74-3.78 (4H, m), 4.04 (2H,
s), 4.37 (2H, s), 6.25 (1H, brs),6.74 (1H, d), 6.
79 (1H, d), 6.88 (2H, s), 6.95-7.36 (12H, m),8.06
(1H, s)
【0167】実施例60 2−[3−[3−[N−[3−[N−(3−ブロモフェ
ニル)−N−メチルカルバモイルメチルオキシ]フェニ
ル]−N−(N−メチル−N−フェニルカルバモイルメ
チル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェニル]酢酸
(1−60):化合物(1−35)(1.2 g)のジクロロ
メタン (20 ml)溶液に氷冷下、トリフルオロ酢酸 (10 m
l)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した。反応液を減
圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解し、有機層を
水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去し、0.9 g の化合物(1−
60)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:3.21(3H, s), 3.28 (3H, s), 3.46
(2H, s), 3.78 (2H, s), 4.05 (2H, s),4.44 (2H, s),
6.27 (1H, brs), 6.77-7.47 (17H, m), 8.10 (1H, s) MS (m/z) : 716 (M+)
【0168】実施例61 (±)−2−[3−[3−[N−[3−[N−(3−ブ
ロモフェニル)−N−メチルカルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]プロピオン酸(1−61):化合物(1−36)
(1.1 g)のジクロロメタン (20 ml)溶液に氷冷下、トリ
フルオロ酢酸 (10 ml)を加え、混合物を室温で1時間撹
拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに
溶解し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、0.83
gの化合物(1−61)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.39 (3H, d), 3.21(3H, s), 3.29
(3H, s), 3.59 (1H, q), 3.78 (2H, s),4.04 (2H, s),
4.45 (2H, s), 6.28 (1H, brs), 6.74-7.48 (17H, m),
8.13 (1H, s) MS (m/z) : 730 (M+)
【0169】実施例62 (±)−2−[3−[3−[N−[3−[N−エチル−
N−(3,5−ジメチルフェニル)カルバモイルメチル
オキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニル
カルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]
フェニル]プロピオン酸(1−62):化合物(1−3
7) (1.0 g)のジクロロメタン (20 ml)溶液に氷冷下、
トリフルオロ酢酸 (10 ml)を加え、混合物を室温で1時
間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホル
ムに溶解し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、
0.72 gの化合物(1−62)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3+DMSO-d6)δ:1.13 (3H, t), 1.40 (3H,
d), 2.33 (6H, s), 3.21 (3H, s),3.60 (1H, q), 3.73-
3.78 (4H, m), 4.04 (2H, s), 4.37 (2H, s),6.27 (1H,
brs), 6.72 (1H, d), 6.84 (1H, d), 6.88 (2H, s),6.
93-7.39 (12H, m), 8.08 (1H, s)
【0170】実施例63 ( ±) −2−[3−[3−[N−[3−[N−(2−メ
トキシフェニル)−N−メチルカルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]プロピオン酸(1−63):化合物(1−38)
(0.44 g)のジクロロメタン (1 ml) 溶液にトリフルオ
ロ酢酸(1 ml)を加え室温で2時間撹拌した。反応液に
クロロホルムおよび水を加え、水層を分離し、クロロホ
ルムで抽出した。有機層を集め飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、
残渣にジエチルエーテルを加えて結晶化を行い、0.35 g
化合物(1−63)を結晶性粉末として得た。 mp 115-118 ℃。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:1.30 (3H, d), 3.08 (3H, s), 3.19
(3H, s), 3.56 (1H, q),3.61 (2H, brs), 3.85 (3H,
s), 4.04 (2H, m), 4.26 (1H, d),4.45 (1H, d), 6.27
(1H, brs), 6.79-7.46 (17H, m),8.84 (1H, s),12.18
(1H, brs)
【0171】実施例64 2−[3−[3−[N−[3−[N−(2−メトキシフ
ェニル)−N−メチルカルバモイルメチルオキシ]フェ
ニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカルバモイル
メチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェニル]酢
酸(1−64):化合物(1−39)(0.35 g)のジク
ロロメタン(1 ml)溶液にトリフルオロ酢酸(1 ml)を
加え室温で2時間撹拌した。反応液にクロロホルムおよ
び水を加え、水層を分離し、クロロホルムで抽出した。
有機層を集め飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣にジエチルエ
ーテルを加えて結晶化を行い、0.28 g化合物(1−6
4)を結晶性粉末として得た。 mp 110-113 ℃。1 H-NMR(DMSO-d6)δ 3.08 (3H, s), 3.18 (3H, s), 3.46 (2H, s), 3.60 (2
H, brs),3.85 (3H, s),4.03 (2H, m), 4.26 (1H, d),
4.45 (1H, d),6.29 (1H, brs), 6.76-7.46 (17H, m),
8.80 (1H, s)
【0172】実施例65 2−[3−[3−[N−[2−[N−メチル−N−
(2,3−ジメチルフェニル)カルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]酢酸(1−65):化合物(1−40)(1.48
g)の塩化メチレン(50 ml )溶液を氷冷し、撹拌しな
がら、トリフルオロ酢酸(25 ml )を加えた。室温で3
0分間撹拌後、反応液を減圧下濃縮し、得られた残渣を
クロロホルムに溶解して、水、飽和食塩水で洗浄後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。さらに溶液を減圧下濃
縮し、0.51 gの化合物(1−65)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:2.13 (3H, d), 2.30 (3H, d), 3.14-
3.17 (6H, m), 3.41-4.70 (8H, m),6.32-7.99 (18H, m)
【0173】実施例66 2−[3−[3−[N−[2−[N−メチル−N−
(3,5−ジメチルフェニル)カルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]酢酸 (1−66):化合物(1−42) (0.6
g)のジクロロメタン (20 ml)溶液に氷冷下、トリフルオ
ロ酢酸 (10 ml)を加え、混合物を室温で1時間撹拌し
た。反応液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解
し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をジ
クロロメタン/ジエチルエーテルより結晶化を行い、0.
4 g の化合物(1−66)を結晶性粉末として得た。 mp 227-228℃。1 H-NMR (CDCl3+DMSO-d6)δ:2.35 (6H, s), 3.21(3H,
s), 3.25 (3H, s), 3.48 (2H, s), 3.57 (1H, d),3.67
(1H, d), 3.88 (1H, d), 4.40 (2H, s), 4.74 (1H, d),
6.67 (1H, d), 6.81-6.85 (3H, m), 6.97 (1H, t), 7.0
2 (1H, s),7.12 (1H, t), 7.24-7.42 (8H, m), 7.66 (1
H, d), 8.38 (1H, s) MS (m/z) : 666 (M+1)+
【0174】実施例67 (±)−2−[3−[3−[N−[2−[N−メチル−
N−(3,5−ジメチルフェニル)カルバモイルメチル
オキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニル
カルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]
フェニル]プロピオン酸(1−67):化合物(1−4
3)(0.6 g)のジクロロメタン (20 ml)溶液に氷冷下、
トリフルオロ酢酸 (10 ml)を加え、混合物を室温で1時
間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホル
ムに溶解し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、
残渣をジクロロメタン/ジエチルエーテルより結晶化を
行い、0.38 gの化合物(1−67)を結晶性粉末として
得た。 mp 221-222 ℃。1 H-NMR (CDCl3+DMSO-d6)δ:1.42 (3H, d), 2.35 (6H,
s), 3.22(3H, s), 3.25 (3H, s),3.54-3.62 (2H, m),
3.70 (1H, d), 3.89 (1H, d), 4.40 (2H, s),4.74 (1H,
d), 6.65 (1H, d), 6.85-6.88 (3H, m), 6.97 (1H,
t),7.03 (1H, s), 7.13 (1H, t), 7.23-7.42 (8H, m),
7.66 (1H, d),8.29 (1H, s) MS (m/z) : 680 (M+1)+
【0175】実施例68 (±)−2−[3−[3−[N−[2−[N−メチル−
N−(2,3−ジメチルフェニル)カルバモイルメチル
オキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニル
カルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]
フェニル]プロピオン酸(1−68):化合物(1−4
1)(1.46 g)のジクロロメタン(100 ml)溶液に氷冷
下、トリフルオロ酢酸(20 ml )を加えた。室温で4時
間撹拌後、反応液を減圧下濃縮し、得られた残渣をクロ
ロホルムに溶解して、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。さらに溶液を減圧下濃縮
し、0.31 gの化合物(1−68)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.45 (3H, d), 2.17-2.32 (6H, m),
3.16-3.23 (6H, m),3.52-4.69 (7H, m), 6.28-7.68 (18
H, m)
【0176】実施例69 2−[3−[3−[N−[2−[N−(3−ブロモフェ
ニル)−N−メチルカルバモイルメチルオキシ]フェニ
ル]−N−(N−メチル−N−フェニルカルバモイルメ
チル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェニル]酢酸
(1−69):化合物(1−44) (1.0 g)のジクロロ
メタン (20 ml)溶液に氷冷下、トリフルオロ酢酸 (20 m
l)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した。反応液を減
圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解し、有機層を
水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去し、0.8 g の化合物(1−
70)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:3.17(3H, s), 3.20 (3H, s), 3.47
(2H, s), 3.59 (1H, d), 3.83 (2H, s),4.39 (2H, s),
4.68 (1H, d), 6.33 (1H, brs), 6.65 (1H, brs),6.80
(1H, d), 6.94-7.46 (14H, m), 7.65 (1H, d), 7.88 (1
H, s) MS (m/z) : 716 (M+)
【0177】実施例70 (±)−2−[3−[3−[N−[2−[N−(3−ブ
ロモフェニル)−N−メチルカルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]プロピオン酸(1−70):化合物(1−45)
(1.3 g)のジクロロメタン (20 ml)溶液に氷冷下、トリ
フルオロ酢酸 (20 ml)を加え、混合物を室温で1時間撹
拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに
溶解し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、1.0
g の化合物(1−70)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.40 (3H, d), 3.18(3H, s), 3.19
(3H, s), 3.60-3.62 (2H, m),3.82 (2H, s), 4.39 (2H,
s), 4.68 (1H, d), 6.35 (1H, brs),6.65 (1H, brs),
6.86 (1H, d), 6.96 (1H, t), 7.09-7.47 (13H, m),7.6
4 (1H, d), 7.91 (1H, s) MS (m/z) : 730 (M+)
【0178】実施例71 2−[3−[3−[N−[2−[ N−メチル−N−(2
−メチルフェニル)カルバモイルメチルオキシ] フェニ
ル]−N−(N−メチル−N−フェニルカルバモイルメ
チル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェニル]酢酸
(1−71):化合物(1−46)(1.3 g)のジクロロ
メタン (20 ml)溶液に氷冷下、トリフルオロ酢酸 (10 m
l)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した。反応液を減
圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解し、有機層を
水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去し、0.9 g の化合物(1−
71)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:2.19 (3/2H, s), 2.27 (3/2H, s),
3.15(3H, s), 3.21 (3H, s),3.48 (2H, s), 3.58 (1H,
d), 3.81-3.88 (2H, m), 4.14 (1H, d),4.38 (1H, d),
4.70 (1H, d), 6.34 (1H, brs), 6.63 (1H, t),6.81 (1
H, d), 6.94-7.40 (14H, m), 7.67 (1H, d), 7.82 (1H,
s) MS (m/z) : 652 (M+1)+
【0179】実施例72 (±)−2−[3−[3−[N−[2−[N−メチル−
N−(2−メチルフェニル)カルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]プロピオン酸(1−72):化合物(1−47)
(1.3 g)のジクロロメタン (20 ml)溶液に氷冷下、トリ
フルオロ酢酸 (10 ml)を加え、混合物を室温で1時間撹
拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに
溶解し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、1.0
g の化合物(1−72)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.44 (3H, m), 2.18(3/4H, s), 2.20
(3/4H, s), 2.27 (3/2H, s),3.15(3H, s), 3.20 (3H,
s), 3.57 (1H, d), 3.63 (1H, q),3.80-3.88 (2H, m),
4.13 (1H, d), 4.36 (1H, d), 4.67 (1H, d),6.36 (1H,
brs), 6.63 (1H, t), 6.88 (1H, d), 6.95(1H, t),7.0
5-7.45(13H, m), 7.66 (1H, d), 7.85 (1H, s) MS (m/z) : 666 (M+1)+
【0180】実施例73 2−[3−[3−[N−[2−[N−メチル−N−(3
−メチルフェニル)カルバモイルメチルオキシ]フェニ
ル]−N−(N−メチル−N−フェニルカルバモイルメ
チル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェニル]酢酸
(1−73):化合物(1−51) (1.5 g)のジクロロ
メタン (20 ml)溶液に氷冷下、トリフルオロ酢酸 (20 m
l)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。反応液を減
圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解し、有機層を
水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=1
5:1で溶出)で精製し、0.87 gの化合物(1−73)
を粉末として得た。 mp 195-199 ℃。1 H-NMR (DMSO-d6)δ:2.40 (3H, s), 3.21 (3H, s), 3.2
4 (3H, s), 3.52 (2H, s),3.56-3.60 (2H, m), 3.84 (1
H, dd), 4.56 (3H, brs), 6.34 (1H, brs),6.85 (1H,
d), 6.93 (1H, brs), 7.09-7.51 (14H, m), 7.67 (1H,
d),8.86 (1H, s) MS (m/z) : 652 (M+1)+
【0181】実施例74 (±)−2−[3−[3−[N−[2−[N−メチル−
N−(3−メチルフェニル)カルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]プロピオン酸(1−74):化合物(1−52)
(1.5 g)のジクロロメタン (20 ml)溶液に氷冷下、トリ
フルオロ酢酸 (20 ml)を加え、混合物を室温で1時間撹
拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに
溶解し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム
/メタノール=15:1で溶出)で精製し、0.87 gの化
合物(1−74)を粉末として得た。 mp 174-177 ℃。1 H-NMR (DMSO-d6)δ:1.30 (3H, d), 2.33 (3H, s), 3.1
3 (3H, s), 3.16 (3H, s),3.35-3.55 (3H, m), 3.75 (1
H, dd), 4.49 (3H, brs), 6.24 (1H, brs),6.80 (1H,
d), 6.83 (1H, brs), 7.02-7.44 (14H, m), 7.59 (1H,
d),8.82 (1H, s) MS (m/z) : 666 (M+1)+
【0182】実施例75 2−[3−[3−[N−[3−[N−(3,5−ジクロ
ロフェニル)−N−メチルカルバモイルメチルオキシ]
フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカルバモ
イルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェニ
ル]酢酸(1−75):化合物(1−48) (0.76 g)
のジクロロメタン (20 ml)溶液に氷冷下、トリフルオロ
酢酸 (20 ml)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。
反応液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解し、
有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノ
ール=9:1で溶出)で精製し、0.6 g の化合物(1−
75)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:3.21 (3H, s), 3.28 (3H, s), 3.47
(2H, s), 3.80 (2H, s),4.05 (2H, s), 4.51 (2H, br
s), 6.25 (1H, brs), 6.78 (2H, d),6.95-7.43 (14H,
m), 8.04 (1H, s) MS (m/z) : 707 (M+1)+
【0183】実施例76 (±)−2−[3−[3−[N−[3−[N−(3,5
−ジクロロフェニル)−N−メチルカルバモイルメチル
オキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニル
カルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]
フェニル]プロピオン酸(1−76):化合物(1−4
9) (0.78 g) のジクロロメタン (20 ml)溶液に氷冷
下、トリフルオロ酢酸 (20 ml)を加え、混合物を室温で
2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣をクロロ
ホルムに溶解し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ク
ロロホルム/メタノール=9:1で溶出)で精製し、0.
62 gの化合物(1−76)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.42 (3H, d), 3.23 (3H, s), 3.29
(3H, s), 3.62 (1H, d),3.80 (2H, s), 4.03 (2H, q),
4.52 (2H, brs), 6.28 (1H, brs),6.79-6.97 および 7.
10-7.40 (16H, m), 7.97 (1H, s) MS (m/z) : 721 (M+1)+
【0184】実施例77 (±)−2−[3−[3−[N−[3−[N−メチル−
N−(3,5−ジメチルフェニル)カルバモイルメチル
オキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニル
カルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]
フェニル]プロピオン酸(1−77):化合物(1−5
0) (1.0 g)のジクロロメタン (20 ml)溶液に氷冷下、
トリフルオロ酢酸 (20 ml)を加え、混合物を室温で2時
間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホル
ムに溶解し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホ
ルム/メタノール=9:1で溶出)で精製し、0.8 g の
化合物(1−77)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.39 (3H, d), 2.32 (6H, s), 3.21
(3H, s), 3.28 (3H, s),3.58 (1H, q), 3.78 (2H, s),
4.04 (2H, s), 4.43 (2H, s),6.27 (1H, s), 6.73 (1H,
d), 6.84-7.33 (15H, m), 8.12 (1H, brs) MS (m/z) : 680 (M+1)+
【0185】実施例78 2−[3−[3−[N−[3−[N−メチル−N−(2
−メチルフェニル)カルバモイルメチルオキシ]フェニ
ル]−N−(N−メチル−N−フェニルカルバモイルメ
チル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェニル]酢酸
(1−78):化合物(1−55) (1.5 g)のジクロロ
メタン (20 ml)溶液に氷冷下、トリフルオロ酢酸 (10 m
l)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した。反応液を減
圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解し、有機層を
水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去し、1.0 g の化合物(1−
78)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:2.28 (3H, s), 3.22 (3H, s), 3.24
(3H, s), 3.50 (2H, s),3.78 (2H, s), 4.03 (2H, q),
4.19 (1H, d), 4.39 (1H, d),6.28 (1H, brs), 6.72 (1
H, d), 6.81 (1H, d), 6.87 (1H, s),6.96 (1H, d), 7.
05-7.38 (13H, m), 8.05 (1H, s)
【0186】実施例79 (±)−2−[3−[3−[N−[3−[N−メチル−
N−(2−メチルフェニル)カルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]プロピオン酸(1−79):化合物(1−56)
(1.5 g)のジクロロメタン (20 ml)溶液に氷冷下、トリ
フルオロ酢酸 (10 ml)を加え、混合物を室温で1時間撹
拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに
溶解し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、1.2
g の化合物(1−79)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.42 (3H, d), 2.28 (3H, s), 3.22
(3H, s), 3.24 (3H, s),3.61 (1H, q), 3.77 (2H, s),
4.01-4.06 (2H, m), 4.19 (1H, d),4.39 (1H, d), 6.29
(1H, brs), 6.72 (1H, d), 6.85 (2H, brs),6.95 (1H,
d), 7.07-7.42 (13H, m), 8.06 (1H, s)
【0187】実施例80 2−[3−[3−[N−[3−[N−メチル−N−
(2,3−ジメチルフェニル)カルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]酢酸(1−80):化合物(1−53) (1.3 g)
のジクロロメタン (20 ml)溶液に氷冷下、トリフルオロ
酢酸 (20 ml)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。
反応液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解し、
有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノ
ール=9:1で溶出)で精製し、0.96 gの化合物(1−
80)を粉末として得た。 mp 142-163 ℃。1 H-NMR (DMSO-d6)δ:2.13 (3H, s), 2.28 (3H, s), 3.0
9 (3H, s), 3.18 (3H, s),3.36 (2H, s), 3.60 (2H,
s), 4.03 (2H, s), 4.23 (1H, d),4.39 (2H, s), 6.37
(1H, s), 6.78 (1H, d), 6.90 (1H, s),6.99 (1H, d),
7.07-7.46 (12H, m), 8.85 (1H, s) MS (m/z) : 666 (M+1)+
【0188】実施例81 (±)−2−[3−[3−[N−[3−[N−メチル−
N−(2,3−ジメチルフェニル)カルバモイルメチル
オキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニル
カルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]
フェニル]プロピオン酸(1−81):化合物(1−5
4) (1.3 g)のジクロロメタン (20 ml)溶液に氷冷下、
トリフルオロ酢酸 (20 ml)を加え、混合物を室温で2時
間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホル
ムに溶解し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホ
ルム/メタノール=9:1で溶出)で精製し、0.8 g の
化合物(1−81)を粉末として得た。 mp 135-147 ℃。1 H-NMR (DMSO-d6)δ:1.29 (3H, d), 2.13 (3H, s), 2.2
8 (3H, s), 3.09 (3H, s),3.19 (3H, s), 3.49 (1H,
q), 3.60 (2H, s), 4.03 (2H, s),4.24 (1H, d), 4.40
(1H, d), 6.32 (1H, s), 6.77-6.82 (3H, m),6.90 (1H,
s), 7.00 (1H, d), 7.09-7.46 (11H, m), 8.87 (1H,
s) MS (m/z) : 680 (M+1)+
【0189】実施例82 2−[3−[3−[N−[3−[N−メチル−N−(3
−メチルフェニル)カルバモイルメチルオキシ]フェニ
ル]−N−(N−メチル−N−フェニルカルバモイルメ
チル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェニル]酢酸
(1−82):化合物(1−58) (1.1 g)のジクロロ
メタン (50 ml)溶液に氷冷下、トリフルオロ酢酸 (20 m
l)を加え、混合物を室温で7時間撹拌した。反応液を減
圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに溶解し、有機層を
水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去し、n−ヘキサン/ジエチ
ルエーテルより粉末化を行い、0.8 g の化合物(1−8
2)を粉末として得た。 mp 114-120 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:2.37 (3H, s), 3.22 (3H, s), 3.29
(3H, s), 3.50 (2H, s),3.80 (2H, s), 4.05 (2H, s),
4.42 (2H, s), 6.21 (1H, brs),6.75 (1H, d), 6.82 (1
H, d), 6.89 (1H, s), 6.95 (1H, d),7.08-7.38 (13H,
m), 7.90 (1H, brs) MS (m/z) : 652 (M+1)+
【0190】実施例83 (±)−2−[3−[3−[N−[3−[N−メチル−
N−(3−メチルフェニル)カルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]プロピオン酸(1−83):化合物(1−57)
(2.1 g)のジクロロメタン (50 ml)溶液に氷冷下、トリ
フルオロ酢酸 (20 ml)を加え、混合物を室温で7時間撹
拌した。反応液を減圧下濃縮後、残渣をクロロホルムに
溶解し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、n−
ヘキサン/ジクロロメタン/ジエチルエーテルより粉末
化を行い、1.7 g の化合物(1−83)を粉末として得
た。 mp 120-127 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.42 (3H, d), 2.37 (3H, s), 3.22
(3H, s), 3.29 (3H, s),3.61 (1H, q), 3.78 (2H, s),
4.04 (2H, s), 4.42 (2H, s),6.27 (1H, brs), 6.74 (1
H, d), 6.85 (1H, d), 6.87 (1H, s),6.94 (1H, d), 7.
07-7.42 (13H, m), 8.00 (1H, brs) MS (m/z) : 666 (M+1)+
【0191】実施例84 (±) −2−[3−[3−[N−[2−[N−(3,5
−ジメトキシフェニル)−N−メチルカルバモイルメチ
ルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニ
ルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイ
ド]フェニル]プロピオン酸(1−84):化合物(1
−8)(0.44 g)のテトラヒドロフラン(30 ml )およ
びメタノール(10 ml )の混合液に0.25N水酸化ナ
トリウム水溶液(5 ml)を加え室温で12時間撹拌し
た。 反応液を減圧下濃縮した後、 残渣にクロロホルムお
よび2N塩酸を加え、水層を分離し、クロロホルムで抽
出した。有機層を集め飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をジ
クロロメタン−ジエチルエーテルから結晶化し、0.26 g
の化合物(1−84)を結晶性粉末として得た。 mp 209-210 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.48 (3H, m), 3.22 (6H, s), 3.58
(1H, d), 3.66 (1H, m),3.76-3.86 (8H, m), 4.46 (2H,
brs), 4.69 (1H, dd), 6.34-6.63 (5H, m),6.89-7.02
(3H, m), 7.14-7.37 (7H, m), 7.51-7.76 (3H, m)
【0192】実施例85 2−[3−[3−[N−[2−[N−(3,5−ジメト
キシフェニル)−N−メチルカルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]酢酸(1−85):化合物(1−7)(0.38 g)
のテトラヒドロフラン(30 ml )溶液に0.25N水酸
化ナトリウム水溶液(3 ml)を加え室温で12時間撹拌
した。 反応液を減圧下濃縮した後、 残渣にクロロホルム
および2N塩酸を加え、水層を分離し、クロロホルムで
抽出した。有機層を集め飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣を
ジクロロメタン−ジエチルエーテルから結晶化し、0.24
gの化合物(1−85)を結晶性粉末として得た。 mp 202-203℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:3.22 (3H, s), 3.25 (3H, s), 3.54
(2H, s), 3.56 (1H, m),3.79 (6H, s), 3.87 (2H, d),
4.48 (2H, brs), 4.71 (1H, d),6.31-6.63 (5H, m), 6.
84-7.00 (3H, m), 7.14-7.36 (7H, m),7.48-7.71 (3H,
m)
【0193】実施例86 (±) −2−[3−[3−[N−[2−[N−(3−メ
トキシフェニル)−N−メチルカルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]プロピオン酸(1−86):化合物(1−6)
(0.31 g)のテトラヒドロフラン(4 ml)溶液に0.2
5N水酸化ナトリウム水溶液(4 ml )を加え室温で3
時間撹拌した。 反応液を減圧下濃縮した後、 残渣にクロ
ロホルムおよび2N塩酸を加え、水層を分離し、クロロ
ホルムで抽出した。有機層を集め飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去
し、残渣をジクロロメタン−エーテルから結晶化し、0.
08 gの化合物(1−86)を結晶性粉末として得た。 mp 127-128 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.49 (3H, m), 3.23 (6H, m), 3.55
(1H, d), 3.68 (1H, m),3.80-3.90 (5H, m), 4.41 (2H,
brs), 4.68 (1H, dd),6.31-7.68 (19H, m)
【0194】実施例87 2−[3−[3−[N−[2−[N−(3−メトキシフ
ェニル)−N−メチルカルバモイルメチルオキシ]フェ
ニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカルバモイル
メチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェニル]酢
酸(1−87):化合物(1−5)(0.34 g)のテトラ
ヒドロフラン(3 ml)溶液に0.25N水酸化ナトリウ
ム水溶液(3 ml)を加え室温で3時間撹拌した。 反応液
を減圧下濃縮した後、 残渣にクロロホルムおよび2N塩
酸を加え、水層を分離し、クロロホルムで抽出した。有
機層を集め飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残渣をジクロロメタ
ン−ジエチルエーテルから結晶化し、0.15 gの化合物
(1−87)を結晶性粉末として得た。 mp 184-186 ℃。1 H-NMR (CDCl3)δ:3.23 (3H, s), 3.24 (3H, s), 3.53
(2H, s), 3.58 (1H, m),3.81 (3H, s), 3.85 (2H, m),
4.42 (2H, brs), 4.70 (1H, d),6.34-7.70 (19H, m)
【0195】実施例88 (±) −2−[3−[3−[N−[2−[N−(2−メ
トキシフェニル)−N−メチルカルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]プロピオン酸(1−88):化合物(1−4)
(0.14 g)のテトラヒドロフラン(3 ml)溶液に0.2
5N水酸化ナトリウム水溶液(1.1 ml)を加え室温で2
4時間撹拌した。 反応液を減圧下濃縮した後、残渣にク
ロロホルムおよび1N塩酸を加え、水層を分離し、クロ
ロホルムで抽出した。有機層を集め飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留
去し、0.08 gの化合物(1−88)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.47 (3H, m), 3.16-3.24 (6H, m),
3.52-3.84 (4H, m), 3.88 (3H, m),4.28 (1H, d), 4.36
(1H, d), 4.64-4.70 (1H, m), 6.22-7.48 (17H, m),7.
66 (2H, m)
【0196】実施例89 2−[3−[3−[N−[2−[N−(2−メトキシフ
ェニル)−N−メチルカルバモイルメチルオキシ]フェ
ニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカルバモイル
メチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェニル]酢
酸(1−89):化合物(1−3)(0.35 g)のテトラ
ヒドロフラン(3 ml)溶液に0.25N水酸化ナトリウ
ム水溶液(1 ml)を加え室温で4時間撹拌した。 反応液
を減圧下濃縮した後、 残渣にクロロホルムおよび2N塩
酸を加え、水層を分離し、クロロホルムで抽出した。有
機層を集め飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。減圧下溶媒を留去し、0.11 gの化合物(1
−89)を粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:3.17 (3H, s), 3.23 (3H, s), 3.45-
3.58 (3H, m), 3.86-3.90 (2H, m),3.92 (3H, s), 4.25
(2H, m), 4.66-4.74 (1H, m), 6.27-7.48 (17H, m),7.
69 (2H, m)
【0197】実施例90 2−[3−[3−[N−(N−メチル−N−フェニルカ
ルバモイルメチル)−N−[2−(N−メチル−N−フ
ェニルカルバモイルメチルオキシ)フェニル]カルバモ
イルメチル]ウレイド]フェニル]酢酸(1−90):
化合物(1−33) (0.11 g) をテトラヒドロフラン
(20 ml)に溶解し、1N水酸化ナトリウム水溶液 (20 m
l)を加え、室温で1時間撹拌した。反応液を酢酸エチル
で洗浄後、1N塩酸で酸性とし、クロロホルムで抽出し
た。有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホ
ルム/メタノール=19:1で溶出)で精製した。溶出
液を濃縮し、0.06 gの化合物(1−90)を粉末として
得た。 mp 168-170 ℃。1 H-NMR (DMSO-d6)δ:3.16 (6H, s), 3.33 (2H, s), 3.4
9 (1H, d), 3.75 (1H, dd),4.47-4.53 (4H, m), 6.33
(1H, s), 6.77-7.60 (18H, m), 8.84 (1H, s) MS (m/z) : 638 (M+1)+
【0198】実施例91 2−[3−[3−[ N−[3−[N−メチル−N−
(3,5−ジメチルフェニル)カルバモイルメチルオキ
シ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニルカル
バモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]フェ
ニル]酢酸(1−91):化合物(1−19)(0.10
g)のテトラヒドロフラン(20 ml )溶液に、0.25
N水酸化ナトリウム水溶液 (20 ml)加え、室温で1時間
撹拌した。反応液に1N塩酸水溶液を加えて酸性とし、
クロロホルムで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を
留去し、0.07 gの化合物(1−91)を粉末として得
た。1 H-NMR (CDCl3)δ:2.33 (6H, s), 3.20 (3H, s), 3.28
(3H, s), 3.45-4.48 (8H, m),6.27-7.99 (18H, m)
【0199】実施例92 (±)−2−[3−[3−[N−[2−[N−メチル−
N−(3,5−ジメチルフェニル)カルバモイルメチル
オキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニル
カルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイド]
フェニル]プロピオン酸ナトリウム(1−92):化合
物(1−67)(0.07 g)のエタノール(10 ml )懸濁
液に、1N水酸化ナトリウム水溶液 (0.1 ml) を加え、
室温で10分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、水を
加え、不溶物を濾去した。濾液を濃縮後、凍結乾燥し、
0.07 gの化合物(1−92)を粉末として得た。1 H-NMR (DMSO-d6)δ:1.22 (3H, d), 2.28 (6H, s), 3.1
2 (3H, s), 3.16 (3H, s),3.35-3.60 (4H, m), 3.70 (1
H, m), 4.50 (2H, brs), 6.73 (1H, d),6.84 (1H, br
s), 6.95-7.04 (6H, m), 7.18 (1H, s), 7.31-7.44 (7
H, m),7.58 (1H, d), 9.40 (1H, brs)
【0200】試験例1 ガストリン拮抗作用:本発明化合物の生物活性を、以下
の試験方法で検討した。 実験標本の作出:実験動物にSprague−Dawl
ey系やWistar系などのラットを使用し、一晩絶
食して試験に用いた。ウレタンなどで麻酔した後、気管
カニューレを挿管し、食道を結紮した。腹部を正中切開
して開腹後、幽門部を結紮した。前胃中心部を小さく切
開し、胃内を生理食塩水で洗浄後、二重管カニューレを
挿入し、固定後、開腹部を軽く縫合した。 胃酸分泌測定方法:装着した胃カニューレを介して生理
食塩水を灌流した。灌流は10分毎に2時間(計12
回)行い、採取した灌流液を中和滴定により胃酸分泌量
を測定した。検体無処置ラットを対照に用い、胃酸分泌
の総量からED50値を求めた。
【0201】ガストリン受容体拮抗作用:麻酔ラットに
ペンタガストリンを静脈内に持続注入して胃酸分泌を刺
激し、本発明化合物は刺激物質投与15〜30分前に十
二指腸内投与し、抑制効果を調べた。ペンタガストリン
で刺激した胃酸に対する抑制率から、ガストリン刺激反
応を50%抑制する用量(ED50)を求めた。
【0202】以下に、本発明化合物のガストリン受容体
拮抗作用の具体例を示す。
【0203】
【表1】
【0204】
【発明の効果】本発明化合物は強力なガストリン受容体
拮抗作用を有し、消化器系または中枢神経系疾患治療剤
として有用である。そのうち、特に好ましい化合物はガ
ストリンの胃酸分泌刺激作用を強く遮断するので、消化
性潰瘍などの消化器系疾患の予防および治療剤として有
用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/445 ABE A61K 31/445 ABE C07D 211/10 C07D 211/10 215/08 215/08 295/18 295/18 Z // C07M 7:00

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の一般式(1): 【化1】 〔式中、Xは酸素原子または硫黄原子を意味し、Aは直
    鎖または分岐鎖のアルキレン基を意味し、 R1 は置換基を有することもあるフェニル基を意味し、 R2 およびR3 は同一または異なって水素原子またはア
    ルキル基を意味し、 R4 は置換基を有することもあるアルキル基またはアル
    ケニル基を意味し、 R5 は水酸基、アルコキシル基、アラルキル基、アリー
    ル基、置換基を有することもあるシクロアルキル基また
    は-N(R6)R7(ここでR6 およびR7 は同一または異なっ
    て水素原子、置換基を有することもあるアルキル基、ア
    ルコキシル基、置換基を有することもあるフェニル基ま
    たは、アラルキル基を意味するか、あるいはR6 および
    7 が隣接する窒素原子と一緒になって置換基を有する
    こともある飽和または不飽和の複素環を形成する)を意
    味する。〕で表される化合物、その塩またはそれらの光
    学異性体。
  2. 【請求項2】 R1 が、アルキルアミノ基、ジアルキル
    アミノ基、アルコキシイミノアルキル基、アリールアル
    コキシイミノアルキル基、ハロゲン原子、アルキル基、
    アルコキシル基、アルキルチオ基、ヒドロキシル基、カ
    ルボキシル基、ヒドロキシアルキル基、ニトロ基、アシ
    ル基、シアノ基、アミノ基、カルバモイル基、スルファ
    モイル基、トリフルオロメタンスルホニルアミノ基、ア
    ルコキシカルボニル基、アルコキシアミノカルボニル
    基、スルホ基、アルキルスルホニル基、アシルオキシア
    ルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシアルキル
    基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアル
    キルオキシ基、アルコキシカルボニルアルキルオキシ
    基、スルホアルキル基、N−アルキル−N−アルコキシ
    アミノ基、ヒドロキシイミノアルキル基、5−テトラゾ
    リル基から選ばれる1または2以上の基が置換していて
    もよいフェニル基である請求項1記載の化合物、その塩
    またはそれらの光学異性体。
  3. 【請求項3】 R4 が、アリール基、カルボキシル基、
    アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル
    基、アラルキルオキシカルボニル基および-CON(R8)R
    9(ここでR8 およびR9 は同一または異なって水素原
    子、置換基を有することもあるアルキル基、アルコキシ
    ル基、アラルキル基、置換基を有することもあるフェニ
    ル基を意味するか、あるいはR8 およびR9 が隣接する
    窒素原子と一緒になって置換基を有することもある飽和
    または不飽和複素環を形成する)から選ばれる1または
    2以上の基が置換していてもよいアルキルまたはアルケ
    ニル基である請求項1記載の化合物、その塩またはそれ
    らの光学異性体。
  4. 【請求項4】 -N(R8)R9で形成される飽和または不飽和
    の複素環が、1−ピロリジニル基、1−ピペリジニル
    基、1−ホモピペリジニル基、1−ピペラジニル基、1
    −ホモピペラジニル基、1−(3,3−ジアルキルピペ
    リジニル基、8−アザスピロ−[4.5]デカン−8−
    イル基、1−インドリル基または1−(1,2,3,4
    −1H−テトラヒドロキノリル)基である請求項3記載
    の化合物、その塩またはそれらの光学異性体。
  5. 【請求項5】 -N(R6)R7で形成される飽和または不飽和
    複素環が、1−ピロリジニル基、1−ピペリジニル基、
    3,3−ジアルキルピペリジニル基、1−ホモピペリジ
    ニル基、4−アルキル−1−ピペラジニル基、1−モル
    ホリニル基、1−チオモルホリニル基、1−インドリル
    基または1−(1,2,3,4−1H−テトラヒドロキ
    ノリル)基である請求項1記載の化合物、その塩または
    それらの光学異性体。
  6. 【請求項6】 R6 およびR7 が、同一または異なって
    アルキル基、アルコキシル基、アルコキシアルキル基ま
    たはアラルキル基を示すか、あるいは水酸基、ハロゲン
    原子、アルキル基、アルコキシル基、アセチル基、トリ
    フルオロメチル基、ニトロ基、シアノ基、アルキルチオ
    基およびベンジルオキシ基から選ばれる1または2以上
    の基が置換してもよいフェニル基を示すものである請求
    項1記載の化合物、その塩またはそれらの光学異性体。
  7. 【請求項7】 Xが酸素原子である請求項1記載の化合
    物、その塩またはその光学異性体。
  8. 【請求項8】 R1 が、3−アルコキシカルボニルメチ
    ルフェニル基、3−(1−アルコキシカルボニルエチル
    フェニル)基、3−カルボキシメチルフェニル基または
    3−(1−カルボキシエチル)フェニル基である請求項
    1記載の化合物、その塩またはそれらの光学異性体。
  9. 【請求項9】 R2 およびR3 が水素原子である請求項
    1記載の化合物、その塩またはそれらの光学異性体。
  10. 【請求項10】 R4 が、N−メチル−N−フェニルカ
    ルバモイルメチル基である請求項1記載の化合物、その
    塩またはそれらの光学異性体。
  11. 【請求項11】 Xが、オルトまたはメタ位に結合して
    おり、かつ、酸素原子である請求項1記載の化合物、そ
    の塩またはそれらの光学異性体。
  12. 【請求項12】 R5 が基-N(R6)R7(ここで、R6 およ
    びR7 の一方が、メチル基またはエチル基であり、他方
    がメチル基、メトキシ基、臭素原子および塩素原子から
    選ばれる1または2の基で置換されたフェニル基であ
    る。)である請求項1記載の化合物、その塩またはそれ
    らの光学異性体。
  13. 【請求項13】 2−[3−[3−[N−[2−[N−
    メチル−N−(3−メチルフェニル)カルバモイルメチ
    ルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェニ
    ルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイ
    ド]フェニル]酢酸
  14. 【請求項14】 (±)−2−[3−[3−[N−[3
    −[N−メチル−N−(2−メチルフェニル)カルバモ
    イルメチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N
    −フェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]
    ウレイド]フェニル]プロピオン酸
  15. 【請求項15】 (±) −2−[3−[3−[N−[2
    −[N−(3−メトキシフェニル)−N−メチルカルバ
    モイルメチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−
    N−フェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチ
    ル]ウレイド]フェニル]プロピオン酸
  16. 【請求項16】 2−[3−[3−[N−[2−[N−
    (3−メトキシフェニル)−N−メチルカルバモイルメ
    チルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル−N−フェ
    ニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチル]ウレイ
    ド]フェニル]酢酸
  17. 【請求項17】(±)−2−[3−[3−[N−[2−
    [N−メチル−N−(3,5−ジメチルフェニル)カル
    バモイルメチルオキシ]フェニル]−N−(N−メチル
    −N−フェニルカルバモイルメチル)カルバモイルメチ
    ル]ウレイド]フェニル]プロピオン酸ナトリウム
  18. 【請求項18】 請求項1から17記載の化合物、その
    塩またはそれらの光学異性体を有効成分とする抗コレシ
    ストキニン剤および抗ガストリン剤。
  19. 【請求項19】 請求項1から17に記載の化合物、そ
    の塩またはそれらの光学異性体を有効成分とする消化性
    潰瘍治療剤、予防剤。
  20. 【請求項20】 請求項1から17に記載の化合物、そ
    の塩またはそれらの光学異性体を有効成分とする胃炎の
    予防剤または治療剤。
  21. 【請求項21】 請求項1から17に記載の化合物、そ
    の塩またはそれらの光学異性体を有効成分とする直腸・
    結腸がんの予防または治療剤。
  22. 【請求項22】 請求項1から17に記載の化合物、そ
    の塩またはそれらの光学異性体を有効成分とするゾーリ
    ンガー・エリソン症候群の治療剤。
  23. 【請求項23】 請求項1から17に記載の化合物、そ
    の塩またはそれらの光学異性体を有効成分とする不安症
    状の予防または治療剤。
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