JPH09308643A - 悪い寝相を防止する装置 - Google Patents

悪い寝相を防止する装置

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JPH09308643A
JPH09308643A JP15016496A JP15016496A JPH09308643A JP H09308643 A JPH09308643 A JP H09308643A JP 15016496 A JP15016496 A JP 15016496A JP 15016496 A JP15016496 A JP 15016496A JP H09308643 A JPH09308643 A JP H09308643A
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JP
Japan
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bedding
user
preventing
sleeping
shoulders
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Application number
JP15016496A
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English (en)
Inventor
Ryuji Takagishi
隆二 高岸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 睡眠中の悪い寝相を防止することにより悪い
寝相に起因する肩、腕、手等の炎症、傷み等を予防す
る。 【解決手段】 寝具の下部における両側部にはそれぞれ
紐体の一端を取り付け、各紐体の他端には寝具使用者の
各前腕に嵌め付ける前腕嵌付具を取り付け、各紐体は寝
具使用者が各前腕を肩よりも上方に持ち上げることを防
止するに適した長さを有するようにしたことを特徴とす
る悪い寝相を防止する装置。寝具における寝具使用者の
左右の肩と上腕とに対応する部分を寝具における他の部
分よりも柔軟な材料により構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は悪い寝相を防止する
装置に関するものであり、特に、睡眠中の悪い寝相を防
止することにより悪い寝相に起因する肩、腕、手等の炎
症、傷み等を予防するようにした装置に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】上述の如き悪い寝相を防止するようにし
た好ましい装置は知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の如き悪
い寝相を防止する装置を新規に提供しようとしてなされ
たものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の如き悪い
寝相を防止する装置を提供するものである。まず、防止
すべき悪い寝相の主な例を図4〜9を参照して説明す
る。
【0005】[悪い寝相](図4、図5) 両手1a、1bを図5に示すように相互に組み合わせた
状態で両手1a、1bを頭3と枕5との間に置く。この
寝相においては、手首(手根)、手の甲(手背)、掌
(手掌)又は指が頭3と枕5との間で圧迫されて炎症を
起こすおそれがある。特に枕5が硬い場合には、この炎
症はひどくなる。また、肘を折り曲げ、腕を肩よりも上
方に上げた状態が長時間維持されるため、腕の筋肉痛、
肩凝り等が生ずるおそれもある。
【0006】[悪い寝相](図6) 一方の腕を折り曲げて当該一方の手を頭3と枕5との間
に置く。この寝相においては、頭の重みにより手首や親
指のつけ根附近が強く圧迫されて炎症を起こすおそれが
ある。また、肘は長時間折り曲げられ、肩には頭の重み
がかかるため、肘や肩も炎症を起こし、激しく痛むこと
がある。
【0007】[悪い寝相](図7、図8) 両腕を組んだ状態で横向きに寝る。図7に示す如く右肩
を下にして横向きに寝た場合を例にとって説明すると、
右手1aとその指とが左の腋の下7に挟まれる。換言す
れば、左腕が右手1aにより右手1aの甲の上に支持さ
れた状態となる。従って、右手1aの甲は左腕により上
方から押下されることになるため、右手の手首は内側に
限界まで折り曲げられた状態となる。このような状態が
長時間継続すると、右手の手首や甲が痺れ、やがて炎症
を起こすおそれがある。以上のことは左肩を下にして横
向きに寝た場合も同様である。
【0008】[悪い寝相](図9) 顎を引き、背中を丸めて俯せ気味になり、一方の肩から
肘附近までに体重をかけて寝る。この場合、下になって
いる当該一方の肩から肘附近までが体重により圧迫さ
れ、痛みと炎症を生ずるおそれがある。この症状は寝具
が硬いほどひどくなる。特に、肩が激しく痛み、腕が上
がらなくなることもある。
【0009】上記の如き悪い寝相を防止するために、本
発明は下記の装置を提供する。
【0010】(1)寝具の下部における両側部にはそれ
ぞれ紐体の一端を取り付け、各紐体の他端には寝具使用
者の各前腕に嵌め付ける前腕嵌付具を取り付け、各紐体
は寝具使用者が各前腕を肩よりも上方に持ち上げること
を防止するに適した長さを有するようにしたことを特徴
とする悪い寝相を防止する装置(請求項1)。なお、特
許請求の範囲を含む本明細書において「上方」とは寝具
に横たわった寝具使用者の頭部方向、即ち図1、図2に
おける上方をいい、「下方」とは寝具に横たわった寝具
使用者の足部方向、即ち図1、図2における下方をい
い、「下部」とは下方の部分をいうものとする。
【0011】(2)前記悪い寝相を防止する装置におい
ては、寝具における寝具使用者の左右の肩と上腕とに対
応する部分を寝具における他の部分よりも柔軟な材料に
より構成することが望ましい(請求項2)。
【0012】
【作用】
[請求項1の悪い寝相を防止する装置]請求項1の装置
を使用する際には、寝具使用者は左右各前腕に前腕嵌付
具を嵌め付けた状態で寝具上にて寝ればよい。一端を寝
具の下部における側部に取り付け、他端を前腕嵌付具に
取り付けた各紐体は寝具使用者が各前腕を肩よりも上方
に持ち上げることを防止するに適した長さを有するた
め、寝具使用者は各前腕を肩よりも上方に持ち上げ、或
いは一方の前腕を体の他方の側に位置させることができ
ない。従って、寝具使用者が上述した悪い寝相〜を
とることは確実に防止される。
【0013】[請求項2の悪い寝相を防止する装置]請
求項2の装置においては、寝具における寝具使用者の左
右の肩と上腕とに対応する部分を寝具における他の部分
よりも柔軟な材料により構成しているため、図3に示す
ように寝具使用者が横向き状態で寝た場合には下になっ
ている肩は当該柔軟な材料により構成されている部分に
適度に沈む。従って、当該下になっている肩に過度の負
担がかかることはない。因みに、寝具使用者の左右の肩
と上腕とに対応する部分が寝具における他の部分と同様
の材料により構成されているときには、寝具使用者が横
向き状態で寝た場合には下になっている肩が圧迫され、
肩凝り等を生ずるおそれがある。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。符合11に示すものは蒲団、マ
ットレス等の寝具である。寝具11の下部における両側
部にはそれぞれ紐体13a、13bの一端を取り付け
る。即ち、一例として図1、図2に示すように、寝具1
1の裏面に支持板15を固定し、該支持板15の両端に
それぞれ係止環17a、17a・・・、17b、17b
・・・を取り付け、紐体13a、13bの一端にはフッ
ク19a、19bを取り付け、該フック19a、19b
を係止環17a、17bに係止する。なお、図示の事例
においては、支持板15の両端にそれぞれ複数個の係止
環17a、17a・・・、17b、17b・・・を取り
付けているため、フック19a、19bを係止する係止
環を選択することにより紐体13a、13bの一端の取
り付け位置を調節することができる。各紐体13a、1
3bの他端には寝具使用者の各前腕に嵌め付ける前腕嵌
付具21a、21bを取り付ける。前腕嵌付具21a、
21bは一例として各前腕に適合する略筒状体とする。
各紐体13a、13bは寝具使用者が各前腕を肩よりも
上方に持ち上げることを防止するに適した長さを有する
ようになる。
【0015】寝具11における寝具使用者の左右の肩と
上腕とに対応する部分31a、31bを寝具における他
の部分よりも柔軟な材料により構成することが望まし
い。当該部分31a、31bを構成する柔軟な材料は例
えばスポンジ、綿等とする。
【0016】
【発明の効果】
[請求項1の悪い寝相を防止する装置]請求項1の装置
においては、寝具使用者は各前腕を肩よりも上方に持ち
上げ、或いは一方の前腕を体の他方の側に位置させるこ
とができない。従って、寝具使用者が上述した悪い寝相
〜をとることは確実に防止される。故に、このよう
な悪い寝相に起因する肩、腕、手等の炎症、傷み等は確
実に予防される。
【0017】[請求項2の悪い寝相を防止する装置]請
求項2の装置においては、寝具における寝具使用者の左
右の肩と上腕とに対応する部分を寝具における他の部分
よりも柔軟な材料により構成しているため、寝具使用者
が横向き状態で寝た場合でも下になっている肩に過度の
負担がかかることはない。故に、寝具使用者が横向き状
態で寝ることに起因する肩凝り等は確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による悪い寝相を防止する装置の使用状
態を示す斜視図である。
【図2】同上装置において寝具使用者が腕を限界まで上
方に上げた状態を示す斜視図である。
【図3】同上装置において寝具使用者が横向き状態で寝
た場合を示す断面図である。
【図4】悪い寝相を示す説明図である。
【図5】同上悪い寝相における両手を示す説明図であ
る。
【図6】悪い寝相を示す説明図である。
【図7】悪い寝相を示す説明図である。
【図8】同上悪い寝相における手の状態を示す説明図
である。
【図9】悪い寝相を示す説明図である。
【符号の説明】
1a 手 1b 手 3 頭 5 枕 7 腋の下 11 寝具 13a 紐体 13b 紐体 15 支持板 17a 係止環 17b 係止環 19a フック 19b フック 21a 前腕嵌付具 21b 前腕嵌付具 31a 寝具使用者の肩と上腕とに対応する部分 31b 寝具使用者の肩と上腕とに対応する部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 寝具の下部における両側部にはそれぞれ
    紐体の一端を取り付け、各紐体の他端には寝具使用者の
    各前腕に嵌め付ける前腕嵌付具を取り付け、各紐体は寝
    具使用者が各前腕を肩よりも上方に持ち上げることを防
    止するに適した長さを有するようにしたことを特徴とす
    る悪い寝相を防止する装置。
  2. 【請求項2】 前記寝具における寝具使用者の左右の肩
    と上腕とに対応する部分を寝具における他の部分よりも
    柔軟な材料により構成したことを特徴とする請求項1の
    悪い寝相を防止する装置。
JP15016496A 1996-05-21 1996-05-21 悪い寝相を防止する装置 Pending JPH09308643A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004069112A1 (ja) * 2003-02-10 2004-08-19 Yoshino, Kenichi 上半身良肢位固定具
JP2007510442A (ja) * 2003-10-17 2007-04-26 ダウエス,ジョーダン 寝具類利用性増強具
KR101446763B1 (ko) * 2012-11-23 2014-10-01 광주광역시 광산구 팔고정장치
JP2018525202A (ja) * 2015-08-14 2018-09-06 パヴィーニ、マリーPAVINI, Marie 医療保護用運動拘束システムおよび方法

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