JPH09307603A - 情報伝送表示装置、情報伝送表示方法およびテレビ会議装置 - Google Patents

情報伝送表示装置、情報伝送表示方法およびテレビ会議装置

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JPH09307603A
JPH09307603A JP8121526A JP12152696A JPH09307603A JP H09307603 A JPH09307603 A JP H09307603A JP 8121526 A JP8121526 A JP 8121526A JP 12152696 A JP12152696 A JP 12152696A JP H09307603 A JPH09307603 A JP H09307603A
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JP8121526A
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English (en)
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Takanobu Natsume
高伸 夏目
Yasushi Akamatsu
康至 赤松
Shiro Fukushima
史郎 福島
Masaaki Hayashi
雅明 林
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレゼンテーション等の進行を妨げることな
く、表示データ等の情報の伝送を行なうことができる情
報伝送表示装置等を提供する。 【解決手段】 履歴採取手段70は、リハーサルにおけ
る情報処理手段66による情報の処理の履歴データを採
取する。これに基づいて、主表示データの表示単位ごと
の予定通信時間が算出され、属性記憶手段72に記憶さ
れる。属性記憶手段72には、他に、主表示データの表
示単位ごとの情報量など、当該プレゼンテーションに関
する属性データが記憶される。優先度決定部68は、主
表示データの表示単位ごとの情報量、主表示データの表
示単位ごとの予定通信時間などを参照して、情報の通信
の優先度を決定する。情報処理手段66は、優先度決定
部68の決定した優先度にしたがって、通信手段64を
介して他の情報伝送表示装置54と情報の通信を行な
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報伝送表示装
置、情報伝送表示方法およびテレビ会議装置に関し、特
に、情報の伝送の効率化に関する。
【0002】
【従来の技術】遠隔地に対してプレゼンテーション等を
行なう装置として、テレビ会議装置が知られている。図
14に、従来のテレビ会議装置20の構成を表わすブロ
ック図を示す。テレビ会議装置20は、発表者側のロー
カルマシン22と聴視者側のリモートマシン24とを、
通信回線26を介して接続することにより構成されてい
る。
【0003】ローカルマシン22の記憶部28には、図
15に示すように、各ページごとの表示データが記憶さ
れている。処理部30は、発表者により、入力部36を
介して入力されたページ送り命令等にしたがって、記憶
部28から1ページ分の表示データを取り出し、表示部
34に表示する。発表者は、表示部34を見ながら、説
明を行なう。発表者の音声は、通信回線26の音声チャ
ネルを介して、リモートマシン24に送信される。
【0004】処理部30は、記憶部28から表示データ
を取り出し、送信部32、通信回線26のデータチャネ
ルを介して、リモートマシン24に転送する。リモート
マシン24の処理部40は、転送された表示データを、
受信部42を介して取込み、これを記憶部38に記憶す
る。
【0005】一方、入力部36を介して入力された、上
述のページ送り命令等は、ローカルマシン22の処理部
30、送信部32、通信回線26のデータチャネルを介
して、リモートマシン24に転送される。リモートマシ
ン24の処理部40は、転送されたページ送り命令等に
したがって、記憶部38から1ページ分の表示データを
取り出し、表示部44に表示する。聴視者は、表示部4
4に表示された表示データを見ながら、発表者の説明を
聞く。
【0006】このように、テレビ会議装置20を構成す
るローカルマシン22とリモートマシン24との間で、
同一の情報を共有することにより、遠隔地に対して、リ
アルタイムでプレゼンテーション等を行なうことができ
る(図16参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のテレビ会議装置20には、次のような問題点
があった。従来のテレビ会議装置20においては、ロー
カルマシン22の記憶部28に記憶されている表示デー
タを、一定枚数づつリモートマシン24に転送しつつ、
プレゼンテーションを行なう。この場合、表示データと
ページ送り命令等とは、いずれも、通信回線26のデー
タチャネルを介して送信される。
【0008】したがって、表示データを転送している間
は、発表者により入力されたページ送り命令等は、いっ
たん保留され、一連の表示データの転送が終了した後、
リモートマシン24に転送される。この場合、通信回線
26として、INS(高度情報通信システム)を用いた
場合、3ページ程度の表示データを転送するのに1分程
度かかる。このため、3ページづつ転送するとすると、
入力されたページ送り命令等が、最長1分程度、保留さ
れることになる。このため、命令が速やかにリモートマ
シン24に転送されず、プレゼンテーションをスムーズ
に行なうことができない。
【0009】一方、命令を優先して転送するよう構成す
ると、リモートマシン24への表示データの転送が、発
表者の説明に追い付かず、やはり、プレゼンテーション
をスムーズに行なうことができない。
【0010】この発明は、このような従来のテレビ会議
装置の問題点を解消し、プレゼンテーション等の進行を
妨げることなく、表示データ等の情報の伝送を行なうこ
とができる情報伝送表示装置、情報伝送表示方法および
テレビ会議装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
【0012】
【課題を解決するために案出した技術思想】プレゼンテ
ーション等の進行を妨げることなく、表示データ等の情
報の伝送を行なうために、所定の優先度判定基準に基づ
いて、命令に対する主表示データの通信の優先度を決定
し、決定した優先度にしたがって、他の装置と情報の通
信を行なうこととした。
【0013】すなわち、請求項に記載した発明の構成を
示す第1図に記載しているように、請求項1の情報伝送
表示装置は、命令を含む情報を入力する入力手段58、
複数の表示単位に分割し得る主表示データを含む情報を
記憶する記憶手段60、情報に対応する表示を行なう表
示手段62、情報伝送経路56を介して、他の情報伝送
表示装置54と情報の通信を行なう通信手段64、入力
手段58から入力された命令または通信手段により受信
された命令に基づいて、情報の記憶、表示または通信の
ために、情報の処理を行なう情報処理手段66、を備え
た情報伝送表示装置であって、前記情報処理手段66
は、所定の優先度判定基準に基づいて、命令に対する主
表示データの通信の優先度を決定する優先度決定部68
を備え、優先度決定部68の決定した優先度にしたがっ
て、通信手段64を介して他の情報伝送表示装置54と
情報の通信を行なうことを特徴とする。
【0014】請求項2の情報伝送表示装置は、請求項1
の情報伝送表示装置において、前記優先度決定部68
は、主表示データの表示単位ごとの情報量を参照して、
情報の通信の優先度を決定することを特徴とする。
【0015】請求項3の情報伝送表示装置は、請求項1
の情報伝送表示装置において、前記優先度決定部68
は、主表示データの表示単位ごとの予定通信時間を参照
して、情報の通信の優先度を決定することを特徴とす
る。
【0016】請求項4の情報伝送表示装置は、請求項3
の情報伝送表示装置において、前記情報処理手段66に
おける情報の処理の履歴データを採取する履歴採取手段
70を設け、履歴採取手段70に採取された情報の履歴
を参照して、主表示データの表示単位ごとの予定通信時
間を定めるよう構成したことを特徴とする。
【0017】請求項5の情報伝送表示装置は、請求項1
の情報伝送表示装置において、前記優先度決定部68
は、主表示データの表示単位ごとに予め定められた重要
度を参照して、情報の通信の優先度を決定することを特
徴とする。
【0018】請求項6の情報伝送表示装置は、請求項1
の情報伝送表示装置において、前記優先度決定部68
は、通信手段64により受信された他の情報伝送表示装
置54からの情報を参照して、情報の通信の優先度を決
定することを特徴とする。
【0019】請求項7の情報伝送表示装置は、請求項1
の情報伝送表示装置において、前記優先度決定部68
は、主表示データのうち、通信手段64により既に送信
した主表示データと表示手段62に現に表示されている
主表示データとを参照して、情報の通信の優先度を決定
することを特徴とする。
【0020】請求項8の情報伝送表示装置は、請求項1
ないし請求項7のいずれかの情報伝送表示装置におい
て、通信手段64による情報の通信の状況を、表示手段
62に表示するよう構成したことを特徴とする。
【0021】請求項9のテレビ会議装置は、請求項1な
いし請求項8の情報伝送表示装置のうち1以上の情報伝
送表示装置を、情報伝送経路56を介して複数接続した
ことを特徴とする。
【0022】請求項10の情報伝送表示方法は、命令を
含む情報を入力し、複数の表示単位に分割し得る主表示
データを含む情報を記憶し、情報に対応する表示を行な
い、情報伝送経路56を介して、他の装置54と情報の
通信を行ない、入力された命令または受信された命令に
基づいて、情報の記憶、表示または通信のために、情報
の処理を行なう情報伝送表示方法であって、所定の優先
度判定基準に基づいて、命令に対する主表示データの通
信の優先度を決定し、決定した優先度にしたがって、他
の装置54と情報の通信を行なうことを特徴とする。
【0023】請求項11の情報伝送表示方法は、請求項
10の情報伝送表示方法において、主表示データの表示
単位ごとの情報量を参照して、情報の通信の優先度を決
定することを特徴とする。
【0024】請求項12の情報伝送表示方法は、請求項
10の情報伝送表示方法において、主表示データの表示
単位ごとの予定通信時間を参照して、情報の通信の優先
度を決定することを特徴とする。
【0025】請求項13の情報伝送表示方法は、請求項
10の情報伝送表示方法において、主表示データのう
ち、既に送信した主表示データと現に表示されている主
表示データとを参照して、情報の通信の優先度を決定す
ることを特徴とする。
【0026】請求項14の記憶媒体は、コンピュータが
実行可能なプログラムを記憶したコンピュータ可読の記
憶媒体であって、前記プログラムは、請求項1ないし請
求項13のいずれかの装置又は方法を実現するものであ
ることを特徴とする。
【0027】
【用語の定義】課題を解決するために案出した技術思想
を表現する請求項での用語の概念を、次のとおり定義す
るとともに、その用語と実施形態との関係を説明する。
【0028】「命令」:情報伝送表示装置の動作を指示
するために、入力手段、通信手段等を介して与えられる
情報をいう。実施形態では、図4のステップS22に示
すコマンドおよびコマンドに付随する描画のためのデー
タ等が該当する。
【0029】「主表示データ」:表示手段に表示される
データのうち、予め記憶手段に記憶された複数の表示単
位に分割し得る情報をいい、文字データ、ドットデータ
等を含む。実施形態では、図12に示す、各ページに分
割し得るプレゼンテーションデータが該当する。
【0030】「表示単位」:表示手段に一度に表示され
る主表示データの単位をいう。静止画の場合は1画面分
の主表示データであり、動画の場合は1連の関連する画
面分の主表示データである。実施形態では、図12に示
す1ページ分のデータが該当する。
【0031】「情報伝送経路」:情報の伝えられる経路
をいい、情報伝達媒体、有線、無線、専用、公衆のいか
んを問わない。実施形態では、図1に示す通信回線56
が該当する。
【0032】「予定通信時間」:予め設定した、通信に
要する時間をいう。実施形態では、図5に示すリハーサ
ル時の所要時間が該当する。
【0033】「情報の処理の履歴データ」:既に実施し
た情報の処理に関するデータをいう。実施形態では、図
1に示す履歴採取手段70により採取されたデータが該
当する。
【0034】「表示単位ごとの重要度」:表示単位ごと
に定められる重要さの程度をいう。実施形態では、図5
の重要度が該当する。
【0035】
【発明の効果】請求項1の情報伝送表示装置、請求項1
0の情報伝送表示方法および請求項9のテレビ会議装置
は、所定の優先度判定基準に基づいて、命令に対する主
表示データの通信の優先度を決定し、決定した優先度に
したがって、他の装置54と情報の通信を行なうことを
特徴とする。
【0036】したがって、優先度を適切に設定すること
により、命令と主表示データとを、ともに最適なタイミ
ングで伝送することができる。すなわち、プレゼンテー
ション等の進行を妨げることなく、表示データ等の情報
の伝送を行なうことが可能となる。
【0037】請求項2の情報伝送表示装置および請求項
11の情報伝送表示方法は、主表示データの表示単位ご
との情報量を参照して、情報の通信の優先度を決定する
ことを特徴とする。
【0038】したがって、たとえば、主表示データのう
ち伝送に長時間を要する情報量の多い表示単位が未伝送
の場合には、主表示データの通信の優先度を上げること
で、主表示データの伝送が発表者の説明に追い付かない
という事態を回避することができる。逆に、情報量の少
ない表示単位が未伝送の場合には、命令の優先度を上げ
ることで、入力された命令を速やかに伝送することがで
きる。
【0039】請求項3の情報伝送表示装置および請求項
12の情報伝送表示方法は、主表示データの表示単位ご
との予定通信時間を参照して、情報の通信の優先度を決
定することを特徴とする。
【0040】したがって、予め、各表示単位ごとに説明
の所要時間を定めておき、予定にしたがって各表示単位
を伝送することができる。すなわち、予定にしたがって
プレゼンテーション等を行なうことができる。
【0041】請求項4の情報伝送表示装置は、情報の処
理の履歴データを採取し、採取された情報の履歴を参照
して、主表示データの表示単位ごとの予定通信時間を定
めるよう構成したことを特徴とする。
【0042】したがって、プレゼンテーション等に先立
ってリハーサルを行ない、リハーサルにおける履歴デー
タを参照して、プレゼンテーション等における各表示単
位ごとの説明の所要時間を定めることができる。すなわ
ち、各表示単位ごとに、より現実に近い、説明の所要時
間を定めることができる。
【0043】請求項5の情報伝送表示装置は、主表示デ
ータの表示単位ごとに予め定められた重要度を参照し
て、情報の通信の優先度を決定することを特徴とする。
したがって、たとえば、重要度の高い表示単位は説明の
所要時間が長いものとし、重要度の低い表示単位は説明
の所要時間が短いものとして、主表示データの伝送のタ
イミングを定めることができる。すなわち、重要度を考
慮することで、プレゼンテーション等を円滑に進行する
ことができる。
【0044】請求項6の情報伝送表示装置は、受信され
た他の情報伝送表示装置54からの情報を参照して、情
報の通信の優先度を決定することを特徴とする。
【0045】したがって、他の情報伝送表示装置54か
ら命令や表示データが送られてきた場合には、これらの
データを参照して、送信すべき情報および受信すべき情
報の優先度を決定することができる。すなわち、他の情
報伝送表示装置54から命令や表示データが送られてく
るような場合であっても、プレゼンテーション等の進行
を円滑に行なうことができる。
【0046】請求項7の情報伝送表示装置および請求項
13の情報伝送表示方法は、主表示データのうち、既に
送信した主表示データと現に表示されている主表示デー
タとを参照して、情報の通信の優先度を決定することを
特徴とする。
【0047】したがって、現に表示されている主表示デ
ータに対し、既に送信した主表示データの量がかなり多
い場合には、主表示データの伝送を急ぐ必要はない。こ
の場合、命令の伝送の優先度を高くすることにより、入
力された命令を速やかに伝送することができる。一方、
現に表示されている主表示データに対し、既に送信した
主表示データの量があまり多くない場合には、主表示デ
ータの伝送を急ぐ必要がある。この場合、主表示データ
の伝送の優先度を高くすることにより、主表示データの
伝送が発表者の説明に追い付かないという事態を回避す
ることができる。
【0048】請求項8の情報伝送表示装置は、情報の通
信の状況を、表示手段62に表示するよう構成したこと
を特徴とする。したがって、発表者は、説明を行ないな
がら情報の通信状況を知ることができる。このため、た
とえば、主表示データの伝送状況を見ながら、説明のペ
ース等を調整することができる。
【0049】請求項14の記憶媒体は、請求項1ないし
請求項13のいずれかの情報伝送表示装置、情報伝送表
示方法またはテレビ会議装置装置又は方法をコンピュー
タを用いて実現するためのプログラム、を記憶したこと
を特徴とする。
【0050】したがって、コンピュータに読取らせるこ
とにより、情報伝送表示装置等を実現することができ
る。すなわち、さらに容易に、プレゼンテーション等の
進行を妨げることなく、表示データ等の情報の伝送を行
なう情報伝送表示装置等を実現することができる。
【0051】
【発明の実施の形態】図1に、この発明の一実施形態に
よるテレビ会議装置50の全体構成を示す。テレビ会議
装置50は、情報伝送表示装置(ローカルマシン)52
と他の情報伝送表示装置(リモートマシン)54とを、
情報伝送経路(通信回線)56を介して接続することに
より、構成されている。
【0052】ローカルマシン52において、入力手段5
8は、命令を含む情報を入力する。記憶手段60は、複
数の表示単位に分割し得る主表示データを含む情報を記
憶する。表示手段62は、情報に対応する表示を行な
う。表示手段62は、通信手段64による情報の通信の
状況をも表示する。
【0053】通信手段64は、情報伝送経路56を介し
て、他の情報伝送表示装置54と情報の通信を行なう。
情報処理手段66は、入力手段58から入力された命令
または通信手段により受信された命令に基づいて、情報
の記憶、表示または通信のために、情報の処理を行な
う。
【0054】情報処理手段66は、所定の優先度判定基
準に基づいて、命令に対する主表示データの通信の優先
度を決定する優先度決定部68を備えており、優先度決
定部68の決定した優先度にしたがって、通信手段64
を介して他の情報伝送表示装置54と情報の通信を行な
う。
【0055】履歴採取手段70は、情報処理手段66に
おける情報の処理の履歴データを採取する。採取した履
歴データは属性記憶手段72に記憶される。また、履歴
データに基づいて、主表示データの表示単位ごとの予定
通信時間が算出され、属性記憶手段72に記憶される。
属性記憶手段72には、他に、主表示データの表示単位
ごとの情報量、主表示データの表示単位ごとに予め定め
られた重要度など、当該プレゼンテーションに関する属
性データが記憶される。
【0056】優先度決定部68は、主表示データの表示
単位ごとの情報量、主表示データの表示単位ごとの予定
通信時間、または主表示データの表示単位ごとに予め定
められた重要度を参照して、情報の通信の優先度を決定
する。優先度決定部68は、また、通信手段64により
受信された他の情報伝送表示装置54からの情報をも参
照して、情報の通信の優先度を決定する。
【0057】なお、この実施形態においては、リモート
マシン54の構成は、上述のローカルマシン52と、ほ
ぼ同様である。
【0058】図1のテレビ会議装置50の各機能をCP
Uを用いて実現した場合のハードウェア構成の一例を、
図2に示す。なお、図2は、テレビ会議装置50のうち
ローカルマシン52を表わしたものである。リモートマ
シン54も、同様である。
【0059】記憶手段60および属性記憶手段72であ
るハードディスク2には、プレゼンテーションのための
プログラム、主表示データの他、履歴データ等の属性デ
ータが記憶されている。主メモリ4には、ハードディス
ク2に記憶されたプログラム等がロードされる。優先度
決定部68を含む情報処理手段66および履歴採取手段
70であるCPU6は、主メモリ4にロードされたプロ
グラムを実行する。
【0060】入力手段であるキーボード8、マウス10
を介して、CPU6に命令が送られる。表示手段である
CRT12は、主表示データ、データの転送状況等を表
示する。また、外部機器(図示せず)との間でのプログ
ラムや各種データの授受は、FDD(フレキシブルディ
スクドライブ)14を介して、フレキシブルディスク
(図示せず)により行なわれる。
【0061】通信手段64である通信制御部16は、通
信回線56(図1参照)を介して、リモートマシン54
と命令、主表示データ等の通信を行なう。
【0062】発表者の発表内容等は、マイク18を介し
て入力され、通信制御部16、通信回線56の音声チャ
ネルを介して、リモートマシン54に伝送される。ま
た、リモートマシン54から伝送された音声情報は、ス
ピーカ19を通じて発表者に伝達される。発表者の顔な
どの視覚情報は、テレビカメラ17を介して取込まれ、
通信制御部16、通信回線56を介して、リモートマシ
ン54に伝送される。
【0063】図3、図4は、テレビ会議装置50を用い
て、プレゼンテーションを行なう場合のフローチャート
である。図2〜図4に基づいて、図5〜図10を参照し
つつ、この場合の処理について説明する。
【0064】CPU6は、まず、発表者がキーボード8
またはマウス10を介して入力した指定に基づいて、優
先度決定方法の決定を行なう(ステップS2)。この実
施形態においては、発表者は、優先度決定方法として、
次の3つのうち1つを選択することができる。
【0065】第1の選択肢は、主表示データの表示単位
ごとの情報量を参照して、情報の通信の優先度を決定す
る方法である。なお、ハードディスク2には、図12に
示すように、主表示データであるプレゼンテーションデ
ータ(静止画)が複数のページに分割可能に記憶されて
いる。プレゼンテーションデータの各ページが、表示単
位に該当する。したがって、プレゼンテーションデータ
は、1ページづつCRT12に表示される。
【0066】第1の選択肢が選択された場合は、各ペー
ジごとの情報量(たとえば、文字のみで構成されたプレ
ゼンテーションデータにおいては、各ページごとの文字
数)を参照して、プレゼンテーションデータの転送の優
先度を決定することになる。
【0067】第2の選択肢は、ページごとの予定通信時
間を参照して、情報の通信の優先度を決定する方法であ
る。この実施形態においては、ページごとの予定通信時
間は、前もって行なうリハーサルの結果に基づいて定め
る。リハーサルにおける各ページごとの所要時間が予定
通信時間に該当する。
【0068】第3の選択肢は、各ページごとに予め定め
られた重要度を参照して、情報の通信の優先度を決定す
る方法である。たとえば、プレゼンテーションの結論に
関するページは重要度が高く、参考資料に関するページ
は重要度が低くなるよう設定することができる。重要度
の設定は、発表者が予め行なう。
【0069】優先度決定方法が決定されると、CPU6
は、つぎに、選択された優先度決定方法に関する属性デ
ータを取込む(ステップS4)。上述の、各選択肢にお
ける各ページごとの情報量、各ページごとのリハーサル
時の所要時間、各ページごとの重要度等の属性データ
は、ハードディスク2に記憶されている。
【0070】属性データのデータ形式(1ページ分)の
一例を、図5に示す。ハードディスク2には、図5に示
すような属性データが、全ページ分、記憶されている。
第1の選択肢が指定された場合を例に説明する。第1の
選択肢が指定された場合、CPU6は、属性データのう
ち、各ページごとの「情報量」を取込む。
【0071】つぎに、CPU6は、取込んだ属性データ
について、統計的分析を行なう(ステップS6)。図6
は、統計的分析を行なうことにより作成された分布曲線
である。横軸がページ番号、縦軸が各ページごとの情報
量である。すなわち、図6は、各ページごとの情報量の
分布状態を表わす。
【0072】つぎに、CPU6は、各ページの通信の優
先度を50(初期値)に設定する(ステップS8)。優
先度=50が、優先度の標準値である。
【0073】つぎに、CPU6は、図6の分布曲線にし
たがって、まず、分布曲線の第1ページに対応する部分
の傾きを調べるとともに、第1ページが分布曲線の中央
部(ヘ)に属するか、否かを調べる(ステップS1
0)。この実施形態においては、中央部(ヘ)は、全情
報量の70%の情報量を含む範囲である。すなわち、と
もに全情報量の15%を含む端部(イ)および(ニ)を
除いた部分が、中央部(ヘ)=(ロ)+(ハ)である。
【0074】図6に示すように、分布曲線の第1ページ
に対応する部分の傾き>0であるが、第1ページは分布
曲線の中央部(ヘ)に属しない。したがって、CPU6
は、第1ページの優先度を、次式にしたがって変更する
(ステップS14)、 優先度=優先度−a ・・・(式1)。
【0075】なお、ステップS10において、該当ペー
ジに対応する部分の傾き>0(つまり該当ページが
(ホ)に属し)、かつ、該当ページが分布曲線の中央部
(ヘ)に属する場合、CPU6は、該当ページの優先度
を、次式にしたがって変更する(ステップS12)、 優先度=優先度+a ・・・(式2)。
【0076】すなわち、CPU6は、該当ページが、図
6の(ロ)(ハッチング部分)に属する場合は、優先度
を上げ、該当ページが、図6の(ロ)に属しない場合
は、優先度を下げるよう調整する。
【0077】該当ページが、図6の(ロ)に属する場合
に優先度を上げるのは、該当ページの情報量が比較的多
く、かつ、未転送のプレゼンテーションデータが多量に
残っていることから、プレゼンテーションデータの転送
を速やかに行なう必要があるからである。
【0078】一方、該当ページが、(イ)に属する場合
に優先度を下げるのは、該当ページの情報量が比較的小
さいからであり、該当ページが、(ハ)または(ニ)に
属する場合に優先度を下げるのは、未転送のプレゼンテ
ーションデータがあまり残っていないからである。この
ような場合、プレゼンテーションデータの転送を速やか
に行なう必要がなく、むしろ、コマンドの転送の優先度
を上げるのが妥当と判断されるからである。
【0079】式1および式2における「a」は、図6の
分布曲線の尖度(とがり具合)に基づいて設定する。図
7Aに示すように、尖度が所定のしきい値β以上の場
合、「a」は、次式で表わされる、 a=2a0
【0080】一方、図7Bに示すように、尖度が所定の
しきい値βを越えない場合、「a」は、次式で表わされ
る、 a=0.5a0、 ただし、a0は定数である。
【0081】このようにして、CPU6は、プレゼンテ
ーションデータの全ページについて、各ページごとに優
先度の調整を行なう(ステップS16、ステップS1
8)。
【0082】最終ページ(図6の例では、第50ペー
ジ)まで優先度の調整を行なった後、CPU6は、第1
ページのデータを、図2の通信制御部16を介して、リ
モートマシン54(図1参照)に転送する(ステップS
20)。
【0083】その後、CPU6は、コマンドの受け付け
および受け付けたコマンドの処理を開始する(ステップ
S22)。
【0084】つぎに、CPU6は、通信制御部16を介
してリモートマシン54からコマンドが転送されてきた
か否かを判断する(ステップS24)。コマンドが転送
され、かつ、優先度情報bが付加されていれば(ステッ
プS26)、当該優先度情報bに基づいて、これから送
ろうとしているページの優先度を、次式にしたがって再
調整する(ステップS28)、 優先度=優先度+b ・・・(式3)。
【0085】優先度情報bは、リモートマシン54(図
1参照)から、コマンドとともに転送されてくる情報で
あり、正負いずれの値でもよい。たとえば、リモートマ
シン54から描画コマンドが入力された場合、リモート
マシン54は、描画コマンド(描画データを含む)とと
もに、負値をもつ優先度情報bを、ローカルマシン52
(図1参照)側に転送する。
【0086】負値の優先度情報bをローカルマシン52
側に送ることで、ローカルマシン52がリモートマシン
54に転送しようとしているページの転送の優先度を強
制的に下げさせることができる。
【0087】次に、CPU6は、再調整された優先度に
基づいて、該当ページのデータをリモートマシン54に
転送する(ステップS30)。
【0088】図8Aに、優先度=50(標準値)の場合
の、1ページ分のデータの転送パタンの一例を示す。こ
の場合、データdのコマンドcに対する転送比率は、4
対1である。図8Aの状態から、優先度を上げると、図
8Bのようになる。図8Bの場合、データdのコマンド
cに対する転送比率は、6対1である。一方、図8Aの
状態から、優先度を下げると、図8Cのようになる。図
8Cの場合、データdのコマンドcに対する転送比率
は、3対1である。
【0089】CPU6は、CRT12に、データの転送
状況を表示する(ステップS32)。図9Aに示すよう
に、CRT12の一部に、プレゼンテーションデータの
総ページ数、既にリモートマシン54に転送したページ
数、現在CRT12に表示しているデータのページ番号
が表示される。発表者は、この表示を参考にしながら、
プレゼンテーションを進行することができる。
【0090】転送状況の表示は、図9Bに示すように、
棒グラフ102と矢印104とにより表わすこともでき
る。棒グラフ102において、総ページ数に対する転送
済みページ数の比率が、ハッチング部分で表わされる。
矢印104が、現在の表示ページを表わす。
【0091】また、図10Aに示すように、現在転送中
のページの転送が完了するまでの時間を表示することが
できる。転送が完了するまでの時間の表示は、上述の場
合同様、図10Bに示すように、棒グラフ106により
表わすこともできる。棒グラフ106においては、当該
ページ1ページ分の転送所要時間に対する転送済みデー
タの転送に要した時間の比率が、ハッチング部分で表わ
される。
【0092】図9の表示と図10の表示とを、切換え可
能に構成することができる。また、図9の表示と図10
の表示とを、自動的に切換えるよう構成することもでき
る。たとえば、図9に示す転送済みページ数と表示ペー
ジ番号との差が、所定値以上の場合には図9の表示を行
ない、当該差が、所定値未満の場合には図10の表示を
行なうよう構成することができる。
【0093】このように構成すると、発表者は、データ
の転送が進んでいる場合には、データの転送状況の概略
を把握しつつを進行することができ、データの転送が遅
れている場合は、CRT12を見ながら、きめ細かい時
間配分を行なうことができる。
【0094】上述の処理(ステップS24〜ステップS
32)を最終ページまで繰り返すことにより、データの
転送を行なう(ステップS34)。この後、CPU6
は、制御をステップS22に戻す。このようにして、デ
ータの転送を行ないながら、プレゼンテーションを進行
することができる。
【0095】なお、上述の実施形態においては、第1の
選択肢が選択された場合、すなわち、各ページごとの情
報量を参照してプレゼンテーションデータの転送の優先
度を決定する場合の処理について説明したが、第2の選
択肢、すなわち、リハーサルにおける各ページごとの所
要時間を参照して情報の通信の優先度を決定する方法を
選択した場合や、第3の選択肢、すなわち、各ページご
とに予め定められた重要度を参照して情報の通信の優先
度を決定する方法を選択した場合の処理も、同様であ
る。
【0096】また、上述の実施形態においては、各ペー
ジごとの情報量、リハーサルにおける各ページごとの所
要時間または各ページごとに予め定められた重要度の3
つの要素のうち1つを選択し、選択した要素を参照して
情報の通信の優先度を決定するよう構成したが、3つの
要素のうち任意の2つの要素から選択するよう構成する
こともできる。また、選択肢を設けず、いずれか1つの
要素のみを参照して情報の通信の優先度を決定するよう
構成することもできる。さらに、3つの要素のうち任意
の2つ以上の要素をともに参照して情報の通信の優先度
を決定するよう構成することもできる。
【0097】また、上述の実施形態においては、主表示
データの表示単位ごとの予定通信時間を定めるために、
リハーサルにおける各ページごとの所要時間を参照する
よう構成したが、リハーサル時の履歴を参照せずに予定
通信時間を定めるよう構成することもできる。
【0098】また、上述の実施形態においては、通信手
段64により受信された他の情報伝送表示装置54から
の情報を参照して、情報の通信の優先度を決定するよう
構成したが、他の情報伝送表示装置54からの情報を参
照せずに、情報の通信の優先度を決定するよう構成する
こともできる。
【0099】つぎに、図11に、この発明の他の実施形
態によるテレビ会議装置を用いて、プレゼンテーション
を行なう場合のフローチャートを示す。図11のフロー
チャートに表わされる処理を行なうためのテレビ会議装
置の全体構成は、図1に示すテレビ会議装置50と、ほ
ぼ同様である。ただし、この実施形態においては、優先
度決定部68は、主表示データのうち、通信手段64に
より既に送信した主表示データと表示手段62に現に表
示されている主表示データとを参照して、情報の通信の
優先度を決定するよう構成されている。なお、この実施
形態におけるテレビ会議装置の各機能をCPUを用いて
実現した場合のハードウェア構成の一例は、図2に示す
構成と同様である。
【0100】図2、図11に基づいて、図12〜図13
を参照しつつ、この場合の処理について説明する。CP
U6は、まず、各ページの通信の優先度を50(初期
値)に設定する(ステップS40)。上述の実施形態同
様、優先度=50が、優先度の標準値である。
【0101】つぎに、CPU6は、第1ページのデータ
を、図2の通信制御部16を介して、リモートマシン5
4(図1参照)に転送する(ステップS42)。その
後、CPU6は、コマンドの受け付けおよび受け付けた
コマンドの処理を開始する(ステップS44)。
【0102】つぎに、CPU6は、次式に基づいて、優
先度の調整を行なう(ステップS46)、 転送済みのページ数−現在表示中のページ番号<下限値・・・(式4)。
【0103】すなわち、式4を満たす場合には、これか
ら送ろうとしているページの優先度を、次式にしたがっ
て調整する(ステップS48)、 優先度=優先度+c ・・・(式5)。
【0104】一方、式4を満たさない場合には、これか
ら送ろうとしているページの優先度を、次式にしたがっ
て調整する(ステップS50)、 優先度=優先度−c ・・・(式6)、 式5、式6において「c」は正の定数である。
【0105】式4において、たとえば、下限値=5とす
る。図12の場合、転送済みのページ数=3、現在表示
中のページ番号=2であるから、 式4の左辺=3−2=1 となり、式4を満たす。したがって、図12の場合、式
5が適用され、第4ページのデータ転送の優先度は上が
る。
【0106】一方、図13の場合、転送済みのページ数
=22、現在表示中のページ番号=12であるから、 式4の左辺=22−12=10 となり、式4を満たさない。したがって、図13の場
合、式6が適用され、第4ページのデータ転送の優先度
は下がる。
【0107】このように、転送済みのページ数と現在表
示中のページ番号との差が小さい場合に、データ転送の
優先度を上げるよう構成することで、プレゼンテーショ
ンデータの伝送が発表者の説明に追い付かないという事
態を回避することができる。
【0108】図11のステップS52〜ステップS56
の処理は、図4のステップS30〜ステップS34と同
様である。
【0109】なお、上述の各実施形態においては、CR
T12に、データの転送状況を表示するよう構成した
が、表示態様は、図9、図10に示す態様に限定される
ものではない。また、データの転送状況を表示しないよ
う構成することもできる。
【0110】また、上述の各実施形態においては、同種
の情報伝送装置を2つ接続することにより、テレビ会議
装置を構成したが、同種の情報伝送装置を3つ以上接続
して、テレビ会議装置を構成することもできる。さら
に、テレビ会議装置は、異種の情報伝送装置を含むよう
構成することもできる。
【0111】また、上述の各実施形態においては、CP
U6は、ハードディスク2に記憶されたプログラムにし
たがい、各部を制御する。このプログラムは、FDD1
4を介して、プログラムが記憶されたフレキシブルディ
スクから読み出されてハードディスク2にインストール
されたものである。なお、フレキシブルディスク以外
に、CD−ROM、ICカード等のプログラムを記憶し
たコンピュータ可読の記憶媒体から、ハードディスク2
にインストールさせるようにしてもよい。さらに、通信
回線を用いてダウンロードするようにしてもよい。
【0112】上述の各実施形態においては、プログラム
をフレキシブルディスクからハードディスク2にインス
トールさせることにより、フレキシブルディスクに記憶
させたプログラムを間接的にコンピュータに実行させる
ようにしている。しかし、これに限定されることなく、
フレキシブルディスクに記憶させたプログラムをFDD
14から直接的に実行するようにしてもよい。なお、コ
ンピュータによって、実行可能なプログラムとしては、
そのままのインストールするだけで直接実行可能なもの
はもちろん、一旦他の形態等に変換が必要なもの(例え
ば、データ圧縮されているものを、解凍する等)、さら
には、他のモジュール部分と組合わせて実行可能なもの
も含む。
【0113】なお、上述の各実施形態においては、CP
U6を用いて、図1に示すテレビ会議装置50の各機能
を実現した場合を例に説明したが、当該各機能の一部ま
たは全部を、ハードウェアロジックにより実現するよう
構成することもできる。
【0114】また、上述の各実施形態においては、この
発明をテレビ会議装置に適用した場合を例に説明した
が、この発明はテレビ会議装置に限定されるものではな
く、情報伝送表示装置、情報伝送表示装置一般に適用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態によるテレビ会議装置5
0の全体構成を示す図面である。
【図2】図1のテレビ会議装置50の各機能をCPUを
用いて実現した場合のハードウェア構成の一例を示す図
面である。
【図3】テレビ会議装置50を用いて、プレゼンテーシ
ョンを行なう場合のフローチャートである。
【図4】テレビ会議装置50を用いて、プレゼンテーシ
ョンを行なう場合のフローチャートである。
【図5】属性データのデータ形式(1ページ分)の一例
を示す図面である。
【図6】取込んだ属性データ(各ページごとの情報量)
について、統計的分析を行なうことにより作成された分
布曲線である。
【図7】分布曲線の尖度を説明するための図面である。
【図8】1ページ分のデータの転送パタンの一例を示す
図面である。
【図9】データの転送状況を表示したCRT12の画面
を表わす図面である。
【図10】データの転送状況を表示したCRT12の画
面を表わす図面である。
【図11】この発明の他の実施形態によるテレビ会議装
置を用いて、プレゼンテーションを行なう場合のフロー
チャートである。
【図12】転送済みのページ数と、現在表示中のページ
番号との関係を示す図面である。
【図13】転送済みのページ数と、現在表示中のページ
番号との関係を示す図面である。
【図14】従来のテレビ会議装置20の構成を表わすブ
ロック図である。
【図15】各ページごとの表示データを示す図面であ
る。
【図16】遠隔地に対してプレゼンテーション等を行な
う様子を説明するための図面である。
【符号の説明】
54・・・・・他の情報伝送表示装置 64・・・・・通信手段 66・・・・・情報処理手段 68・・・・・優先度決定部 70・・・・・履歴採取手段 72・・・・・属性記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 雅明 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】命令を含む情報を入力する入力手段、 複数の表示単位に分割し得る主表示データを含む情報を
    記憶する記憶手段、 情報に対応する表示を行なう表示手段、 情報伝送経路を介して、他の情報伝送表示装置と情報の
    通信を行なう通信手段、 入力手段から入力された命令または通信手段により受信
    された命令に基づいて、情報の記憶、表示または通信の
    ために、情報の処理を行なう情報処理手段、 を備えた情報伝送表示装置であって、 前記情報処理手段は、 所定の優先度判定基準に基づいて、命令に対する主表示
    データの通信の優先度を決定する優先度決定部を備え、 優先度決定部の決定した優先度にしたがって、通信手段
    を介して他の情報伝送表示装置と情報の通信を行なうこ
    とを特徴とする情報伝送表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1の情報伝送表示装置において、 前記優先度決定部は、 主表示データの表示単位ごとの情報量を参照して、情報
    の通信の優先度を決定することを特徴とするもの。
  3. 【請求項3】請求項1の情報伝送表示装置において、 前記優先度決定部は、 主表示データの表示単位ごとの予定通信時間を参照し
    て、情報の通信の優先度を決定することを特徴とするも
    の。
  4. 【請求項4】請求項3の情報伝送表示装置において、 前記情報処理手段における情報の処理の履歴データを採
    取する履歴採取手段を設け、 履歴採取手段に採取された情報の履歴を参照して、主表
    示データの表示単位ごとの予定通信時間を定めるよう構
    成したことを特徴とするもの。
  5. 【請求項5】請求項1の情報伝送表示装置において、 前記優先度決定部は、 主表示データの表示単位ごとに予め定められた重要度を
    参照して、情報の通信の優先度を決定することを特徴と
    するもの。
  6. 【請求項6】請求項1の情報伝送表示装置において、 前記優先度決定部は、 通信手段により受信された他の情報伝送表示装置からの
    情報を参照して、情報の通信の優先度を決定することを
    特徴とするもの。
  7. 【請求項7】請求項1の情報伝送表示装置において、 前記優先度決定部は、 主表示データのうち、通信手段により既に送信した主表
    示データと表示手段に現に表示されている主表示データ
    とを参照して、情報の通信の優先度を決定することを特
    徴とするもの。
  8. 【請求項8】請求項1ないし請求項7のいずれかの情報
    伝送表示装置において、 通信手段による情報の通信の状況を、表示手段に表示す
    るよう構成したことを特徴とするもの。
  9. 【請求項9】請求項1ないし請求項8の情報伝送表示装
    置のうち1以上の情報伝送表示装置を、情報伝送経路を
    介して複数接続したことを特徴とするテレビ会議装置。
  10. 【請求項10】命令を含む情報を入力し、 複数の表示単位に分割し得る主表示データを含む情報を
    記憶し、 情報に対応する表示を行ない、 情報伝送経路を介して、他の装置と情報の通信を行な
    い、 入力された命令または受信された命令に基づいて、情報
    の記憶、表示または通信のために、情報の処理を行なう
    情報伝送表示方法であって、 所定の優先度判定基準に基づいて、命令に対する主表示
    データの通信の優先度を決定し、 決定した優先度にしたがって、他の装置と情報の通信を
    行なうことを特徴とする情報伝送表示方法。
  11. 【請求項11】請求項10の情報伝送表示方法におい
    て、 主表示データの表示単位ごとの情報量を参照して、情報
    の通信の優先度を決定することを特徴とするもの。
  12. 【請求項12】請求項10の情報伝送表示方法におい
    て、 主表示データの表示単位ごとの予定通信時間を参照し
    て、情報の通信の優先度を決定することを特徴とするも
    の。
  13. 【請求項13】請求項10の情報伝送表示方法におい
    て、 主表示データのうち、既に送信した主表示データと現に
    表示されている主表示データとを参照して、情報の通信
    の優先度を決定することを特徴とするもの。
  14. 【請求項14】コンピュータが実行可能なプログラムを
    記憶したコンピュータ可読の記憶媒体であって、 前記プログラムは、請求項1ないし請求項13のいずれ
    かの装置又は方法を実現するものであることを特徴とす
    る記憶媒体。
JP8121526A 1996-05-16 1996-05-16 情報伝送表示装置、情報伝送表示方法およびテレビ会議装置 Pending JPH09307603A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100751525B1 (ko) * 2005-06-24 2007-08-23 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 전자 회의 시스템에서의 회의 단말 장치, 전자 회의 시스템및 표시 화상 제어 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100751525B1 (ko) * 2005-06-24 2007-08-23 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 전자 회의 시스템에서의 회의 단말 장치, 전자 회의 시스템및 표시 화상 제어 방법

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