JPH09306330A - 感振装置付漏電器遮断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震等の大きな振動に起因した停電又は建物
の崩壊時に電機器具の電源を切らずに人が逃避した場
合、再送電又は送電のまま、電機器具の故障及び発熱体
の上に物が乗っている状態では、火災等の原因となる。 【解決手段】 漏電遮断器（１）の一時側電源により作
動する感振装置の電気回路を作成し、接点（４）と抵抗
（３）を介して漏電遮断器（１）の二次側の電圧側より
漏電遮断器（１）の一次側の接地側に電流が流れるよう
に回路を構成し感振装置又は停電により作動した場合に
漏電遮断器（１）に見掛上の漏電信号を与え漏電遮断器
（１）を働かせ電源を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業の利用分野】この発明は、地震に於ける電機器具
の転倒及びその他の要因により既存の電気回路の故障が
発生するしないにかかわらず送電を遮断し二次的災害を
防止する装置である。

【０００２】

【従来の技術】従来、漏電遮断器は電気的に地絡した時
および過電流のときのみの働きであった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】地震発生時に使用して
いる電熱発生器等の電源が遮断されず通電状態であれば
電熱発生器等が過熱して非常に危険であるため、地震発
生時にいち早く漏電遮断器を働かせるために見掛上の漏
電電気回路を構成する為の感振装置を組合わせたもので
ある。

【０００４】

【問題を解決するため課題】従来の装置は、機械的に感
振装置を配線遮断器に組込むか、感振装置により電磁開
閉器を作動させ電路を遮断する方式であるため、設置に
は手間が掛りまたは現状の装置を取替えなければ設置が
できないという問題があった。

【０００５】

【作用】本発明は、現状の開閉装置を改造すること無
く、配線を付足すのみで安価に設置ができ、確実に作動
し遮断器の容量を問わない装置を提供することを目的と
している。

【０００６】

【実施例】図１の配線の様に組立てられた部材を、すで
に設置されている漏電遮断器（１）等の電源一次側と電
源二次側に配線取付けをする事により、停電時および設
置場所に大きな揺れを感じた時に、接点（４）が閉とな
り抵抗（３）を通じ電流が発生し漏電遮断器（１）を確
実に作動にさせ、電路を遮断するよう働く。

【０００７】

【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
動作をするので、以下に記載されるような効果を奏す
る。地震が発生し、感振装置に大きな揺れが与えられた
とき感振装置の接点（１０）が開きリレー（８）が電磁
力を失いリレー接点（４）は閉じて漏電遮断器（１）の
一次側接地側と二次側電圧側の間に抵抗（３）を介して
電気回路が構成され電流が発生し見掛上の漏電となる、
この為漏電遮断器（１）は漏電と認識し電路を遮断す
る。また、復帰は手動とし接点（６）押す事により漏電
遮断器（１）の一次側に電圧が加わった時のみ手動復帰
できる様にすることにし、先に停電が起こり次いで感振
装置が働いた時の誤作動を防止する。以上のように、直
接電源回路を遮断しない為、遮断容量を考える事なく設
置できる効果を有する

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の配線図である。

【符号の説明】

１ 漏電遮断器 ２ 一次側電源ランプ ３ 抵抗 ４ リレー接点 ５ 動作用変圧器 ６ 手動押しボタン接点 ７ 自己保持用リレー接点 ８ リレー ９ 整流器 １０ 感振装置接点 １１ コンデンサー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 感振装置及び停電により作動した接点
   （４）を通じ抵抗（３）を介して漏電遮断器（１）の二
   次側電圧側より一次側接地側に至る見掛上の漏電電気回
   路。以上のごとく構成された電源遮断装置。