JPH09304322A - 湿度検出器およびそれを用いたエンジン制御装置 - Google Patents
湿度検出器およびそれを用いたエンジン制御装置Info
- Publication number
- JPH09304322A JPH09304322A JP11995596A JP11995596A JPH09304322A JP H09304322 A JPH09304322 A JP H09304322A JP 11995596 A JP11995596 A JP 11995596A JP 11995596 A JP11995596 A JP 11995596A JP H09304322 A JPH09304322 A JP H09304322A
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- Japan
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- humidity
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- humidity detector
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Abstract
(57)【要約】
【課題】熱式空気流量計の湿度による精度低下を防止
し、エンジン制御システムの制御精度を維持する。 【解決手段】エンジンに吸入される空気の通路内壁に吸
水膜を介して感湿抵抗体を配置した湿度センサを設け、
その出力に応じて燃料供給量を調節する。
し、エンジン制御システムの制御精度を維持する。 【解決手段】エンジンに吸入される空気の通路内壁に吸
水膜を介して感湿抵抗体を配置した湿度センサを設け、
その出力に応じて燃料供給量を調節する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は湿度検出器及びそれ
を用いたエンジン制御装置に関する。
を用いたエンジン制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】絶対湿度によりエンジンへの燃料供給量
を補正する例は、例えば特開平5−346336号公報があ
る。又、湿度検出器は特開平6−50925号公報がある。
を補正する例は、例えば特開平5−346336号公報があ
る。又、湿度検出器は特開平6−50925号公報がある。
【０００３】これらの従来例、特開平5−346336 号公報
では、湿度検出器の配設方法については具体的に示され
ておらず、又特開平6−50925号公報の湿度検出器は、小
形かつ平面構造であるため、自動車に利用するには不十
分なものであった。
では、湿度検出器の配設方法については具体的に示され
ておらず、又特開平6−50925号公報の湿度検出器は、小
形かつ平面構造であるため、自動車に利用するには不十
分なものであった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、自動
車に利用するに適する湿度検出器を実現すると共に、エ
ンジンの吸入空気の湿度分を補正して供給燃料量を制御
する高精度エンジン制御装置を提供することにある。
車に利用するに適する湿度検出器を実現すると共に、エ
ンジンの吸入空気の湿度分を補正して供給燃料量を制御
する高精度エンジン制御装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】自動車に利用するに適す
る湿度検出器とするため、感温抵抗体を可とう性のある
電気的絶縁基板に設けると共に、エンジンに吸入される
空気通路の内壁に配設した。その際、吸水体を空気通路
内壁と絶縁基板に介設した。
る湿度検出器とするため、感温抵抗体を可とう性のある
電気的絶縁基板に設けると共に、エンジンに吸入される
空気通路の内壁に配設した。その際、吸水体を空気通路
内壁と絶縁基板に介設した。
【０００６】さらに、本発明の湿度検出器を用いたエン
ジン制御装置では、燃料供給量を基本供給量に、湿度検
出器と湿度検出器とから算出した絶対湿度に対応する係
数を乗する様にした。これらに本発明の特徴がある。
ジン制御装置では、燃料供給量を基本供給量に、湿度検
出器と湿度検出器とから算出した絶対湿度に対応する係
数を乗する様にした。これらに本発明の特徴がある。
【０００７】エンジンに吸入される空気は５００kg／ｈ
と高速，大量である。従って湿度検出体の面積が広く必
要となる。可とう性の感湿抵抗体は、吸入空気通路内壁
に丸めて設けてあるので、面積を大きくとることがで
き、高速，大量の空気中の湿度を検出することができ
る。又、エンジンの吸気通路内壁には結露により水が付
着する。これを吸水体が吸い取るので湿度検出器の検出
誤差が発生しない。
と高速，大量である。従って湿度検出体の面積が広く必
要となる。可とう性の感湿抵抗体は、吸入空気通路内壁
に丸めて設けてあるので、面積を大きくとることがで
き、高速，大量の空気中の湿度を検出することができ
る。又、エンジンの吸気通路内壁には結露により水が付
着する。これを吸水体が吸い取るので湿度検出器の検出
誤差が発生しない。
【０００８】さらに、空気中の湿度でエンジンの燃焼に
直接影響するのは絶対湿度であるので、基本燃料供給量
に絶対湿度に応じた係数を乗じることにより、湿度分に
よるエンジンの燃焼低下を防止できる。
直接影響するのは絶対湿度であるので、基本燃料供給量
に絶対湿度に応じた係数を乗じることにより、湿度分に
よるエンジンの燃焼低下を防止できる。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図によって説明
する。
する。
【００１０】図１は本発明の湿度検出器構断面図、図２
はそれを立体的に表したもの。図３はさらに展開したも
のである。図４は、本発明の湿度検出器の回路図であ
る。
はそれを立体的に表したもの。図３はさらに展開したも
のである。図４は、本発明の湿度検出器の回路図であ
る。
【００１１】図１で、１はエンジンへ吸入される空気を
導入する通路で、その内側には、石綿で形成される吸水
体１１が貼り付けてある。吸水体１１には、感湿抵抗体
９が接着，固定されている。
導入する通路で、その内側には、石綿で形成される吸水
体１１が貼り付けてある。吸水体１１には、感湿抵抗体
９が接着，固定されている。
【００１２】感湿抵抗体９は、ポリイミドフィルムであ
る絶縁基板１０上に形成されたくし形電極１３ａ，１３
ｂに親水性高分子膜である感湿膜１２を形成して構成す
る。１４ａ，１４ｂは、接続端子で、はんだ１５ａ，１
５ｂでくし形電極を接続されている。２は、樹脂で、空
気通路１の空気漏れを防止するものである。２０は、図
４に示した回路を搭載した回路基板で、接続端子１４
ａ，１４ｂと、リード１６ａ，１６ｂを介して接続され
る。２１は湿度検出器と外部とを電気的に接続するコネ
クタ、２２はその端子、２はカバーである。
る絶縁基板１０上に形成されたくし形電極１３ａ，１３
ｂに親水性高分子膜である感湿膜１２を形成して構成す
る。１４ａ，１４ｂは、接続端子で、はんだ１５ａ，１
５ｂでくし形電極を接続されている。２は、樹脂で、空
気通路１の空気漏れを防止するものである。２０は、図
４に示した回路を搭載した回路基板で、接続端子１４
ａ，１４ｂと、リード１６ａ，１６ｂを介して接続され
る。２１は湿度検出器と外部とを電気的に接続するコネ
クタ、２２はその端子、２はカバーである。
【００１３】空気中の湿度が感湿膜に付着すると、くし
形電極１３ａと１３ｂの間の抵抗が変化する。その割合
は、相対湿度に抵抗値の指数関係で変化する。
形電極１３ａと１３ｂの間の抵抗が変化する。その割合
は、相対湿度に抵抗値の指数関係で変化する。
【００１４】この感湿抵抗値を図４により電気信号Ｈと
して出力する。
して出力する。
【００１５】即ち、発振回路３０で、交流発振信号を出
力し、その信号に応じ定電流回路３１で、感湿抵抗体９
に交流の定電流を印加する。交流を使用するのはイオン
の偏出による感湿劣化を防止するためである。感湿抵抗
９に発生する電圧Ｖは湿度の関数となる。この電圧を増
幅器３２にてインピーダンス変換し、ダイオード３３で
整流，抵抗ＲとコンデンサＣにより平滑し、更に増幅器
３４により湿度信号Ｈを外部へ出力する。
力し、その信号に応じ定電流回路３１で、感湿抵抗体９
に交流の定電流を印加する。交流を使用するのはイオン
の偏出による感湿劣化を防止するためである。感湿抵抗
９に発生する電圧Ｖは湿度の関数となる。この電圧を増
幅器３２にてインピーダンス変換し、ダイオード３３で
整流，抵抗ＲとコンデンサＣにより平滑し、更に増幅器
３４により湿度信号Ｈを外部へ出力する。
【００１６】以上により、自動車に適した湿度検出器を
提供できる。
提供できる。
【００１７】図５は、本発明の湿度検出器を利用したエ
ンジン制御装置の構成、図６は、制御フローチャートの
主要部を示したものである。４０は本発明の湿度検出
器、４１はエアクリーナ、４２はエアフィルタ、４４は
湿度検出器、４３はアクセルペダルに速動して作動する
スロットルバルブ、４５は圧力検出器、４６は燃料をエ
ンジン４８へ供給するインジェクタ、４７はマイクロコ
ンピュータを有する制御器である。
ンジン制御装置の構成、図６は、制御フローチャートの
主要部を示したものである。４０は本発明の湿度検出
器、４１はエアクリーナ、４２はエアフィルタ、４４は
湿度検出器、４３はアクセルペダルに速動して作動する
スロットルバルブ、４５は圧力検出器、４６は燃料をエ
ンジン４８へ供給するインジェクタ、４７はマイクロコ
ンピュータを有する制御器である。
【００１８】制御は、図６のフローに示す様に、制御器
４７ではまず、圧力Ｐを読み込む。圧力Ｐはエンジンへ
吸入される空気流量と一対一の関係がある。次に回転数
Ｎを読み込む。これは図示していない、エンジンのクラ
ンク角センサ等の信号である。更に、湿度Ｈ，温度Ｔを
読み込む。湿度（ここでは相対湿度）Ｈと温度Ｔによ
り、絶対湿度Ａを算出する。これにより燃料補正係数Ｂ
が算出決定される。そこで、基本燃料供給量Ｐ／Ｎ×Ｋ
（Ｋはエンジン個々に決定される）にＢを乗じた燃料供
給量Ｆを決定し、インジェクタ４６を制御する。
４７ではまず、圧力Ｐを読み込む。圧力Ｐはエンジンへ
吸入される空気流量と一対一の関係がある。次に回転数
Ｎを読み込む。これは図示していない、エンジンのクラ
ンク角センサ等の信号である。更に、湿度Ｈ，温度Ｔを
読み込む。湿度（ここでは相対湿度）Ｈと温度Ｔによ
り、絶対湿度Ａを算出する。これにより燃料補正係数Ｂ
が算出決定される。そこで、基本燃料供給量Ｐ／Ｎ×Ｋ
（Ｋはエンジン個々に決定される）にＢを乗じた燃料供
給量Ｆを決定し、インジェクタ４６を制御する。
【００１９】これにより、エンジンの燃焼状態を最適に
制御できる。
制御できる。
【００２０】
【発明の効果】本発明によれば、自動車に供するに適し
た湿度検出器が実現できると共に、エンジンの吸入空気
に含まれる湿度分を補正したエンジン制御ができるの
で、高精度なエンジン制御システムを提供できる。
た湿度検出器が実現できると共に、エンジンの吸入空気
に含まれる湿度分を補正したエンジン制御ができるの
で、高精度なエンジン制御システムを提供できる。
【図１】本発明の湿度検出器の断面図。
【図２】本発明の湿度検出器の斜視図。
【図３】本発明の湿度検出器の展開図。
【図４】本発明の湿度検出器の回路図。
【図５】本発明の湿度検出器を用いたエンジン制御の説
明図。
明図。
【図６】エンジン制御装置の制御フローチャート。
１０…絶縁基板、１１…吸水体、１２…感湿膜、１３…
くし形電極、１４…接続端子。
くし形電極、１４…接続端子。
Claims (3)
- 【請求項１】導電体を表面に設けた可とう性の電気的絶
縁板の、前記導電体上に感湿膜を配置した感湿抵抗体
を、エンジンに吸入される空気を導入する吸気通路の一
部の内壁に吸水体を介して貼り付け形成したことを特徴
とする湿度検出器。 - 【請求項２】請求項１において、前記可とう性の電気的
絶縁板はポリイミドフィルムであり、前記吸気通路の一
部の内壁に設けた吸水体は石綿である湿度検出器。 - 【請求項３】請求項１または２において、前記湿度検出
器の出力信号と、エンジンに吸入される空気の温度を検
出した信号と、エンジンの吸入空気流量を検出した信号
とエンジンの回転数信号とを入力とし、前記空気流量信
号とエンジン回転数信号から決定したエンジンへの供給
基本燃料量に、湿度信号と湿度信号から算出した補正値
を乗じた供給燃料量を出力するエンジン制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11995596A JPH09304322A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 湿度検出器およびそれを用いたエンジン制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11995596A JPH09304322A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 湿度検出器およびそれを用いたエンジン制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09304322A true JPH09304322A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=14774346
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11995596A Pending JPH09304322A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 湿度検出器およびそれを用いたエンジン制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09304322A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100412883B1 (ko) * | 2001-10-11 | 2003-12-31 | 현대자동차주식회사 | 고 습도상태에서 운전성 향상을 위한 차량용 엔진 제어 방법 |
| US7534332B2 (en) | 2004-03-09 | 2009-05-19 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Gas sensor manufacturing process, and gas sensor |
| JP2016109047A (ja) * | 2014-12-08 | 2016-06-20 | 日産自動車株式会社 | エンジンの点火時期制御装置 |
| WO2017130527A1 (ja) * | 2016-01-27 | 2017-08-03 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関制御装置 |
| CN110987089A (zh) * | 2019-12-26 | 2020-04-10 | 华中科技大学 | 单金属层电极的多功能柔性变胞传感器、制备方法及应用 |
-
1996
- 1996-05-15 JP JP11995596A patent/JPH09304322A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100412883B1 (ko) * | 2001-10-11 | 2003-12-31 | 현대자동차주식회사 | 고 습도상태에서 운전성 향상을 위한 차량용 엔진 제어 방법 |
| US7534332B2 (en) | 2004-03-09 | 2009-05-19 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Gas sensor manufacturing process, and gas sensor |
| JP2016109047A (ja) * | 2014-12-08 | 2016-06-20 | 日産自動車株式会社 | エンジンの点火時期制御装置 |
| WO2017130527A1 (ja) * | 2016-01-27 | 2017-08-03 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関制御装置 |
| DE112016005150T5 (de) | 2016-01-27 | 2018-08-02 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Steuervorrichtung für einen Verbrennungsmotor |
| JPWO2017130527A1 (ja) * | 2016-01-27 | 2018-09-27 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関制御装置 |
| US10677183B2 (en) | 2016-01-27 | 2020-06-09 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Internal combustion engine control apparatus |
| CN110987089A (zh) * | 2019-12-26 | 2020-04-10 | 华中科技大学 | 单金属层电极的多功能柔性变胞传感器、制备方法及应用 |
| CN110987089B (zh) * | 2019-12-26 | 2021-01-15 | 华中科技大学 | 单金属层电极的多功能柔性变胞传感器、制备方法及应用 |
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