JPH09301281A - 超電導電磁推進装置 - Google Patents

超電導電磁推進装置

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JPH09301281A
JPH09301281A JP11495296A JP11495296A JPH09301281A JP H09301281 A JPH09301281 A JP H09301281A JP 11495296 A JP11495296 A JP 11495296A JP 11495296 A JP11495296 A JP 11495296A JP H09301281 A JPH09301281 A JP H09301281A
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JP
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seawater
duct
stator
flow
electrode
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JP11495296A
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English (en)
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Yoichiro Asano
陽一郎 浅野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、推進力を大きくし推進効率を高く
し、高速性に優れたものとして性能を大幅に向上するこ
と。 【解決手段】海水ダクト10の外周側にソレノイド型超
電導マグネット11を設け、かつ海水ダクト10内に外
周海水電極16及び内周海水電極17を取り付け、ソレ
ノイド型超電導マグネット11により発生する磁場B及
び外周海水電極16と内周海水電極17との間に流れる
海水電流iにより海水に旋回流を生じさせ、この旋回流
をダクト軸方向の流れに変換して推進力を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶や水中航走体
に搭載される超電導電磁推進装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる超電導電磁推進の原理は、海水を
吸入するとともに噴射するための海水ダクトを設けると
ともに、この海水ダクト内に磁場Bを発生する超電導マ
グネット及び海水ダクト内に電流(海水電流)iを流す
ための電極(海水電極)を設け、かつ図7の原理図に示
すようにフレミングの左手の法則を応用し、これら磁場
B、電流i、力(推進力)fの各方向が相互に直交する
ように超電導マグネット、海水電極、及び海水ダクトを
配置し、海水に推進力を作用させる方式である。
【0003】図8はかかる超電導電磁推進装置の一例を
示す構成図であって、海水ダクト1の外周側には超電導
マグネット2が設けられ、かつ海水ダクト1の内部には
アノード電極3及びカソード電極4が配置されている。
これらアノード電極3とカソード電極4との間には、海
水電極用電源装置5が接続されるようになっている。
【0004】このような構成であれば、海水ダクト1内
に海水が吸入され、かつ超電導マグネット2により海水
ダクト1内に磁場が発生するとともにアノード電極3と
カソード電極4との間に海水電流が流れると、これら磁
場B及び電流iにより推進力が発生して海水に作用し、
この海水が海水ダクト1から噴出される。そして、この
海水の噴出(推進力)により船舶や水中航走体などが走
行する。
【0005】このような超電導電磁推進装置を実現する
ために超電導マグネット2としては、図9及び図10に
示すようなレーストラック型超電導マグネット2a又は
くら型超電導マグネット2bが用いられている。
【0006】これら型の超電導マグネット2a、2b
は、海水ダクト1を挟むように配置することで、フレミ
ングの左手の法則をそのまま実現して磁場Bを発生でき
るので、電磁推進の有効な方式として使用されてきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
レーストラック型又はくら型超電導マグネット2a、2
bでは、励磁したときにマグネット自体に大きなフープ
応力が発生し、かつこのフープ応力がこれらの超電導マ
グネット2a、3bの断面形状が円でないことから不均
一となる。
【0008】このために、これらの超電導マグネット2
a、3bがフープ応力により変形しないように、これら
超電導マグネット2a、3bの周りに補強材を取り付け
る必要がある。
【0009】図11はレーストラック型超電導マグネッ
ト2aの周りに補強材6を取り付けた構成図であり、図
12はくら型超電導マグネット2bの周りに補強材7を
取り付けた構成図である。
【0010】又、これら超電導マグネット2a、2bで
は、微小でも変形が生じるとクエンチ、すなわち抵抗の
無い超電導状態が熱、応力等の原因により破壊され、抵
抗が発生する現象が発生し、励磁電流が消滅して磁場B
を発生できなくなることがある。
【0011】このようなクエンチをの発生を防止するた
めに補強材6、7を取り付けるために、海水ダクト1に
対して超電導マグネット2a、2bの大きさが相対的に
大きくなり、磁場Bを海水に作用させる海水面積が小さ
くなり、推進力が出せなくなる。
【0012】このようなことから推進力や推進効率を向
上させるために磁場Bを大きくすると効果的であるが、
これだと磁場Bの2乗に比例してフープ応力が大きくな
り、ますます補強材6、7が大きくなってその占める割
合が大きくなる。
【0013】このため、レーストラック型又はくら型超
電導マグネット2a、2bを用いた超電導電磁推進装置
では、性能向上の点で従来のプロペラ推進方式による高
速性や推進効率を凌ぐことは非常に困難である。そこで
本発明は、性能を大幅に向上できる超電導電磁推進装置
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、ダク
トの外周側に配置され、ダクト内に流れる流体の流れ方
向に対して略同一方向に磁場を発生するソレノイド型超
電導マグネットと、ダクト内の外周側と内周側とにそれ
ぞれ配置され、流体の流れ方向に対して略垂直方向に電
流を流す第1及び第2の電極と、とを備え、ソレノイド
型超電導マグネットにより発生する磁場及び第1と第2
の電極との間に流れる電流により流体に旋回流を生じさ
せ、この旋回流をダクト軸方向の流れに変換して推進力
を得る超電導電磁推進装置である。
【0015】このような超電導電磁推進装置であれば、
ソレノイド型超電導マグネットを用いることにより、こ
のソレノイド型超電導マグネットを励磁したときに発生
するフープ応力はマグネット自体で負担できるので、補
強材は基本的に不要となるか、又は必要としても重量、
容積的に十分許容できるレベルとなり、ソレノイド型超
電導マグネットをダクトに対して重量、容積面で相対的
に小さくできる。
【0016】そして、ダクトに第1及び第2の電極を取
り付けることにより、ソレノイド型超電導マグネットに
より発生する磁場に対して略垂直方向に電流を流し、こ
れら磁場及び電流によりフレミングの左手の法則に従っ
て流体に旋回流を発生し、この旋回流を推進力に変換す
る。
【0017】請求項2によれば、請求項1記載の超電導
電磁推進装置において、ダクトの流入口側に流体を整流
する第1のステータを設けるとともに、ダクトの流出口
側に流体の旋回流を軸方向の流れに変換する第2のステ
ータを設けた。
【0018】このような超電導電磁推進装置であれば、
ダクトに流入する流体を第1のステータにより整流し、
ダクト内で発生する流体の旋回流を第2のステータによ
りダクトの軸方向の流れに変換して推進力を得る。
【0019】請求項3によれば、請求項1記載の超電導
電磁推進装置において、ダクトの流入口側に流体を整流
する第1のステータ及び第1の可変ピッチステータを設
けるとともに、ダクトの流出口側に流体の旋回流を軸方
向の流れに変換する第2のステータ及び第2の可変ピッ
チステータを設けた。
【0020】このような超電導電磁推進装置であれば、
ダクトに流入する流体を第1のステータにより整流し、
ダクト内で発生する流体の旋回流を第2のステータによ
りダクトの軸方向の流れに変換して推進力を得、かつ第
1及び第2の可変ピッチステータにより例えば船舶や水
中航走体の進行スピードに応じた最適効率に調整でき、
さらに第1と第2の電極に流れる電流、ソレノイド型超
電導マグネットの極性を逆にすれば、旋回流を逆転させ
て、効率良く逆推する。
【0021】
【発明の実施の形態】
(1) 以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参
照して説明する。図1は超電導電磁推進装置の軸方向の
断面構成図であり、図2はA−A断面図である。
【0022】かかる超電導電磁推進装置は、船舶の船底
部又は水中航走体に取り付けられている。筒状の海水ダ
クト10には、ソレノイド型超電導マグネット11がマ
グネット固定部材12により固定されている。
【0023】このうち海水ダクト10は耐水圧構造であ
り、ソレノイド型超電導マグネット11は海水から受け
る反力、すなわち海水旋回力、推進力を十分伝達できる
強度を有している。
【0024】ソレノイド型超電導マグネット11は、ソ
レノイド型であることから、図3に示すようにボビン1
3に超電導線材11aを巻回して作製され、かつクライ
オスタット14内に収納されて超電導状態が保持されて
いる。
【0025】このソレノイド型超電導マグネット11に
は、超電導マグネット励磁用電源装置15が接続されて
いる。この超電導マグネット励磁用電源装置15は、ソ
レノイド型超電導マグネット11を励磁するもので、励
磁電流の極性を変えて磁場Bの極性を変える機能を有し
ている。
【0026】ここで、ソレノイド型超電導マグネット1
1は、図3に示すように励磁したときに発生するフープ
応力Fをマグネット自体で負担することができるので、
補強材6aは不要となり、又は補強材6aを必要として
も重量、容積的に十分許容できるレベルとなる。
【0027】従って、ソレノイド型超電導マグネット1
1は、磁場Bが作用する領域、すなわち海水通路容積に
対してかなりの軽量設計が可能となる。一方、海水ダク
ト10の内面には外周海水電極16が取り付けられ、か
つ中心部には内周海水電極17が取り付けられている。
【0028】これら外周海水電極16及び内周海水電極
17は、ソレノイド型超電導マグネット11により発生
する磁場Bに対して略垂直方向に海水電流iが流れるよ
うに海水ダクト10に取り付けられている。
【0029】これら外周海水電極16及び内周海水電極
17は、海水電極用電源装置18が接続されている。こ
の海水電極用電源装置18は、外周海水電極16と内周
海水電極17との間に海水電流iを流すもので、この海
水電流iの増減制御及び極性変換を行って、推進力の制
御、前進・逆進の操作を任意に行うための機能を有して
いる。
【0030】海水ダクト10の流入口側、すなわち海水
ダクト10の前方側には、海水を整流する前方ステータ
19が設けられている。又、海水ダクト10の流出口
側、すなわち海水ダクト10の後方側には、磁場及び海
水電流iにより発生した海水の旋回流をダクト軸方向の
流れに変換する翼ピッチの付けられた後方ステータ20
が設けられている。
【0031】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。ソレノイド型超電導マグネット11が超
電導マグネット励磁用電源装置15により励磁される
と、海水ダクト10の軸方向と同一方向に磁場Bが発生
する。
【0032】これと共に外周海水電極16と内周海水電
極17との間に海水電極用電源装置18から電流が供給
されると、これら外周海水電極16と内周海水電極17
との間に磁場Bの発生方向に対して垂直方向に海水電流
iが流れる。
【0033】このような状態に、海水が前方ステータ1
9により整流されて海水ダクト10内に流入し、かつ海
水ダクト10内に磁場Bが発生すると共に海水電流iが
流れると、これら磁場B及び海水電流iにより海水に、
図2に示すようにフレミングの左手の法則に従ってA−
A断面から見て左回りに旋回流が発生する。
【0034】この海水の旋回流は、翼ピッチの付けられ
た後方ステータ20により海水ダクト10の軸方向の流
れに変換されて、海水ダクト10後方の流出口から噴出
される。
【0035】従って、海水ダクト10後方の流出口から
の海水の噴出により、その反力として進行方向に推進力
が得られる。一方、超電導マグネット励磁用電源装置1
5からソレノイド型超電導マグネット11に与える励磁
の極性、又は海水電極用電源装置18から外周海水電極
16と内周海水電極17との間に流す電流の極性のうち
いずれか一方を変えると、磁場Bの発生方向又は海水電
流iの流れる方向が逆極性になる。
【0036】このように磁場Bの発生方向又は海水電流
iの流れる方向を逆極性に変えると、海水の旋回流の方
向が逆転し、海水は逆流する。このとき、海水ダクト1
0に設けられた後方ステータ20は、海水が逆流するの
で、海水ダクト10の後方部が負圧となり、制動力が発
生する。
【0037】このように上記第1の実施の形態において
は、海水ダクト10の外周側にソレノイド型超電導マグ
ネット11を設けるとともに海水ダクト10内に外周海
水電極16及び内周海水電極17を取り付け、ソレノイ
ド型超電導マグネット11により発生する磁場B及び外
周海水電極16と内周海水電極17との間に流れる海水
電流iにより海水に旋回流を生じさせ、この旋回流をダ
クト軸方向の流れに変換して推進力を得るようにしたの
で、ソレノイド型超電導マグネット11を励磁したとき
に発生するフープ応力Fはマグネット自体で負担できる
ので、補強材は基本的に不要となるか、又は必要として
も重量、容積的に十分許容できるレベルとなり、ソレノ
イド型超電導マグネット11を海水ダクト10に対して
重量、容積面で相対的に小さくできる。
【0038】従って、海水ダクト10に対してソレノイ
ド型超電導マグネット11の大きさを相対的に小さくし
て磁場Bを海水に作用させる海水面積を大きくでき、こ
れにより推進力を大きくできるとともに推進効率を高く
でき、高速性に優れたものにでき、性能向上を図ること
ができる。
【0039】すなわち、従来のレーストラック型又はく
ら型超電導マグネットを使用した場合と比較して、大幅
に海水ダクト10に対する海水通路面積をとることがで
き、高速性に優れ、高い推進効率を実現できる。
【0040】又、海水中に駆動部分が存在しないので、
構造的に信頼性が高く、制御応答性が速く、かつ定常的
に稼働する部分がないことから極めて静粛かつ振動をな
くすことができる。
【0041】さらに、構造的にも単純なため、海水電流
i又は磁場Bのいずれか一方を制御するだけで、簡単に
逆推進を含む操作ができる。このような推進装置であれ
ば、小型で複雑な構造を採用できない水中航走体や巡航
速度がおおむね決まっている遠洋航海用船舶に搭載する
に最適である。 (2) 次に本発明の第2の実施の形態について説明する。
なお、図1及び図2と同一部分には同一符号を付してそ
の詳しい説明は省略する。
【0042】図4は超電導電磁推進装置の軸方向の断面
構成図であり、図5はB−B断面図である。海水ダクト
10には、上記第1の実施の形態と同様に、ソレノイド
型超電導マグネット11がマグネット固定部材12によ
り固定され、かつ海水ダクト10の内面には外周海水電
極16が取り付けられるとともに中心部には内周海水電
極17が取り付けられている。
【0043】一方、海水ダクト10の前方側には、海水
を整流する前方ステータ19が設けられるとともに、前
方可変ピッチステータ30が設けられている。この前方
可変ピッチステータ30は、前方可変ピッチステータ駆
動装置31により回転駆動するもので、推進スピードに
応じて最適なピッチ角を取って推進効率を最適化する機
能を有している。
【0044】又、海水ダクト10の後方側には、磁場及
び海水電流iにより発生した海水の旋回流をダクト軸方
向の流れに変換する翼ピッチの付けられた後方ステータ
20が設けられるとともに、後方可変ピッチステータ3
2が設けられている。
【0045】この後方可変ピッチステータ32は、後方
可変ピッチステータ駆動装置33により回転駆動するも
ので、推進スピードに応じて最適なピッチ角を取って推
進効率を最適化する機能を有している。
【0046】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。ソレノイド型超電導マグネット11が超
電導マグネット励磁用電源装置15により励磁される
と、海水ダクト10の軸方向と同一方向に磁場Bが発生
する。
【0047】これと共に外周海水電極16と内周海水電
極17との間に海水電極用電源装置18から電流が供給
されると、これら外周海水電極16と内周海水電極17
との間に磁場Bの発生方向に対して垂直方向に海水電流
iが流れる。
【0048】このような状態に、海水が前方ステータ1
9により整流されて海水ダクト10内に流入し、かつ海
水ダクト10内に磁場Bが発生すると共に海水電流iが
流れると、これら磁場B及び海水電流iにより海水に、
図5に示すようにフレミングの左手の法則に従ってB−
B断面から見て左回りに旋回流が発生する。
【0049】このとき、前方可変ピッチステータ30
は、前方可変ピッチステータ駆動装置31の回転駆動に
より前方ステータ19と同様に、海水ダクト10の軸方
向に対して、ピッチ角をおおよそ0°とし海水流の整流
を行う。
【0050】一方、後方可変ピッチステータ32は、後
方可変ピッチステータ駆動装置33により回転駆動によ
り推進スピードに応じて最適なピッチ角を取って推進効
率を最適化する。
【0051】このようにして海水の旋回流は、翼ピッチ
の付けられた後方ステータ20により海水ダクト10の
軸方向の流れに変換されて、海水ダクト10後方の流出
口から噴出される。
【0052】従って、海水ダクト10後方の流出口から
の海水の噴出により、その反力として進行方向に推進力
が得られる。これに対して、逆推進する場合、超電導マ
グネット励磁用電源装置15からソレノイド型超電導マ
グネット11に与える励磁の極性を逆にして磁場Bの発
生方向を逆にするか、又は海水電極用電源装置18から
外周海水電極16と内周海水電極17との間に流す電流
の極性を変えて海水電流iの流れる方向を逆にする。
【0053】そのうえ、後方可変ピッチステータ32
は、後方可変ピッチステータ駆動装置33の回転駆動に
より後方ステータ20と同様に、海水ダクト10の軸方
向に対して、ピッチ角をおおよそ0°とし海水流の整流
を行う。
【0054】一方、前方可変ピッチステータ30は、前
方可変ピッチステータ駆動装置31により回転駆動によ
り推進スピードに応じて最適なピッチ角を取って推進効
率を最適化する。
【0055】このようにして海水が後方ステータ20に
より整流されて海水ダクト10内に流入し、かつ海水ダ
クト10内に磁場Bが発生すると共に海水電流iが流れ
ると、これら磁場B及び海水電流iにより海水に、図6
に示すようにフレミングの左手の法則に従って右回りに
旋回流が発生する。
【0056】この海水の旋回流は、前方ステータ19に
より海水ダクト10の軸方向の流れに変換されて、海水
ダクト10前方の流入口から噴出される。従って、海水
ダクト10前方の流入口からの海水の噴出により、その
反力として進行方向に推進力が得られる。
【0057】このように上記第2の実施の形態によれ
ば、上記第1の実施の形態と同様に、ソレノイド型超電
導マグネット11を励磁したときに発生するフープ応力
Fはマグネット自体で負担できるので、補強材は基本的
に不要となるか、又は必要としても重量、容積的に十分
許容できるレベルとなり、ソレノイド型超電導マグネッ
ト11を海水ダクト10に対して重量、容積面で相対的
に小さくできる。
【0058】従って、海水ダクト10に対してソレノイ
ド型超電導マグネット11の大きさを相対的に小さくし
て磁場Bを海水に作用させる海水面積を大きくでき、こ
れにより推進力を大きくできるとともに推進効率を高く
でき、高速性に優れたものにでき、性能向上を図ること
ができる。
【0059】又、海水中に駆動部分が存在しないので、
構造的に信頼性が高く、制御応答性が速く、極めて静粛
かつ振動をなくすことができる。さらに、海水ダクト1
0に前方可変ピッチステータ30及び後方可変ピッチス
テータ32を設けてそれぞれ回転駆動するようにしたの
で、推進スピードに応じて最適なピッチ角を取って推進
効率を最適化でき、かつ海水を積極的に逆噴射して逆推
進できる。このような推進装置であれば、変速・逆推進
を頻繁に行う船舶に搭載するに最適である。
【0060】
【発明の効果】以上詳記したように本発明の請求項1〜
3によれば、性能を大幅に向上できる超電導電磁推進装
置を提供できる。又、本発明の請求項2及び3によれ
ば、補強材を基本的に不要にでき、かつソレノイド型超
電導マグネットをダクトに対して重量、容積面で相対的
に小さくでき、推進力を大きくできるとともに推進効率
を高くでき、高速性に優れ性能向上を図ることができ、
そのうえ構造的に信頼性が高く、制御応答性が速く、か
つ定常的に稼働する部分がないことから極めて静粛かつ
振動をなくすことができる超電導電磁推進装置を提供で
きる。又、本発明の請求項3によれば、海水を積極的に
逆噴射して逆推進できる超電導電磁推進装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる超電導電磁推進装置の第1の実
施の形態を示す構成図。
【図2】同装置のA−A断面図。
【図3】ソレノイド型超電導マグネットを励磁したとき
に発生するフープ応力を示す図。
【図4】本発明に係わる超電導電磁推進装置の第2の実
施の形態を示す構成図。
【図5】同装置のB−B断面図。
【図6】同装置における逆推進のときの作用を示す図。
【図7】超電導電磁推進の原理を示す図。
【図8】超電導電磁推進装置の一例を示す構成図。
【図9】レーストラック型超電導マグネットの外観図。
【図10】くら型超電導マグネットの外観図。
【図11】補強材を取り付けたレーストラック型超電導
マグネットの外観図。
【図12】補強材を取り付けたくら型超電導マグネット
の外観図。
【符号の説明】
10…海水ダクト、 11…ソレノイド型超電導マグネット、 15…超電導マグネット励磁用電源装置、 16…外周海水電極、 17…内周海水電極、 18…海水電極用電源装置、 19…前方ステータ、 20…後方ステータ、 30…前方可変ピッチステータ、 31…前方可変ピッチステータ駆動装置、 32…後方可変ピッチステータ、 33…後方可変ピッチステータ駆動装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクトの外周側に配置され、前記ダクト
    内に流れる流体の流れ方向に対して略同一方向に磁場を
    発生するソレノイド型超電導マグネットと、 前記ダクト内の外周側と内周側とにそれぞれ配置され、
    前記流体の流れ方向に対して略垂直方向に電流を流す第
    1及び第2の電極と、とを具備し、 前記ソレノイド型超電導マグネットにより発生する磁場
    及び前記第1と第2の電極との間に流れる電流により前
    記流体に旋回流を生じさせ、この旋回流を前記ダクト軸
    方向の流れに変換して推進力を得ることを特徴とする超
    電導電磁推進装置。
  2. 【請求項2】 前記ダクトの流入口側に前記流体を整流
    する第1のステータを設けるとともに、前記ダクトの流
    出口側に前記流体の旋回流を軸方向の流れに変換する第
    2のステータを設けたことを特徴とする請求項1記載の
    超電導電磁推進装置。
  3. 【請求項3】 前記ダクトの流入口側に前記流体を整流
    する第1のステータ及び第1の可変ピッチステータを設
    けるとともに、前記ダクトの流出口側に前記流体の旋回
    流を軸方向の流れに変換する第2のステータ及び第2の
    可変ピッチステータを設けたことを特徴とする請求項1
    記載の超電導電磁推進装置。
JP11495296A 1996-05-09 1996-05-09 超電導電磁推進装置 Pending JPH09301281A (ja)

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JP11495296A Pending JPH09301281A (ja) 1996-05-09 1996-05-09 超電導電磁推進装置

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JP (1) JPH09301281A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106428498A (zh) * 2015-08-07 2017-02-22 王元知 电磁推进器

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CN106428498A (zh) * 2015-08-07 2017-02-22 王元知 电磁推进器

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