JPH09300115A - コアドリルの据え付け方法および芯出し治具 - Google Patents

コアドリルの据え付け方法および芯出し治具

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JPH09300115A
JPH09300115A JP14232896A JP14232896A JPH09300115A JP H09300115 A JPH09300115 A JP H09300115A JP 14232896 A JP14232896 A JP 14232896A JP 14232896 A JP14232896 A JP 14232896A JP H09300115 A JPH09300115 A JP H09300115A
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drill
core
drilled
centering jig
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JP14232896A
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English (en)
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Katsumi Iida
克己 飯田
Tomoo Arai
智雄 新井
Kazuhiko Kobari
和彦 小針
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ISHIHARA KIKAI KOGYO KK
Original Assignee
ISHIHARA KIKAI KOGYO KK
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28DWORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
    • B28D1/00Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor
    • B28D1/02Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing
    • B28D1/04Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with circular or cylindrical saw-blades or saw-discs
    • B28D1/041Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with circular or cylindrical saw-blades or saw-discs with cylinder saws, e.g. trepanning; saw cylinders, e.g. having their cutting rim equipped with abrasive particles

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  • Drilling And Boring (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コアドリルの迅速、容易な芯出し、および、
安全性に優れた芯出しを可能とする。 【構成】 軸部11の先端に指示片12を一体的に有して芯
出し治具10が成形され、軸部の軸線方向に沿った摺動の
もとで引き出し可能に、コアドリル14のベース16に格納
されている。そして、その引き出し位置での指示片12に
よってコアドリル14のコアビット18の中心線01に相当す
る位置を指示可能に、ベース16からの芯出し治具10の引
き出し長さが設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、穿孔対象物の穿
孔位置にコアビットを一致させてコアドリルを据え付け
るためのコアドリルの据え付け方法および芯出し治具に
関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート製の壁、梁、床やヒューム
管等の穿孔対象物に所定径の円形孔を穿孔するために、
コアドリルが広く使用されている。
【0003】このようなコアドリルは、モータの出力軸
への装着のもとでコアビットを回転自在に支持するドリ
ル本体と、ドリル本体をスライド可能に支持する支柱
と、支柱の固定されるベースとを備えている。そして、
支柱に沿ったドリル本体のスライドのもとで、先端のコ
アビットを穿孔対象物に対して回転させながら押し込
み、この押し込みのもとでのコアビットの進行によって
穿孔対象物を穿孔するように、この種のコアドリルは構
成されている。
【0004】この種のコアドリルは、たとえば、穿孔対
象物の所定位置に突設されたアンカーボルト、および、
アンカーボルトへのナットの螺合によるベースの固定に
よって、穿孔対象物に対して据え付け可能となってい
る。
【0005】そして、コアドリルによる穿孔作業は、通
常、以下の手順により行われる。
【0006】 穿孔対象物の穿孔中心にマーキングを
施し、穿孔すべき径の円を描く。 の穿孔中心を中心として、コアビットの中心とア
ンカーボルトの挿通されるベースの挿通孔との間の距離
を半径とする円弧を描く。 の円弧上の所定位置にアンカーボルトを突設し、
アンカーボルトに対するナットの仮締めによって、ベー
スを穿孔対象物に対して仮止めする。 ドリル本体をベースの支柱に装着するとともに、ド
リル本体にコアビットを装着する。
【0007】 ドリル本体を支柱に沿って仮にスライ
ドさせ、で描いた円とコアビットとを一致させるよう
にベース、ひいてはコアドリルを全体的に移動させてそ
の位置を決定する。 で描いた円とコアビットとの一致した位置でナッ
トを本締めし、このナットの本締めのもとでのベースの
固定によって、コアドリルを穿孔対象物に対して据え付
ける。 モータを起動し、コアドリルを回転させながらドリ
ル本体を支柱に沿ってスライドさせ、穿孔対象物に対す
るコアビットの進行によって、穿孔対象物を穿孔する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、公知
のコアドリルにおいては、仮止め状態のベースの支柱に
ドリル本体およびコアビットを装着し、その重量化した
状態でコアビットの位置を穿孔位置となる円に正確に一
致させなければならないため、据え付け位置の調整、設
定作業、つまりはコアドリルの芯出し作業が迅速、容易
に行えない。
【0009】また、このようなコアドリルの芯出し作業
においては、ベースが穿孔対象物に対して仮止めされて
いるにすぎないため、垂直の壁面等を穿孔対象物とした
場合、ナットを緩めた際に、重量化したコアドリル全体
の位置、向き等が、アンカーボルトを中心とした回動に
よってずれやすい。従って、重量化したコアドリルの位
置、向き等のずれに起因する安全性の低下を伴う虞れが
ある。
【0010】この発明は、コアドリルの迅速、容易な芯
出し、および、安全性に優れた芯出しを可能とするコア
ドリルの据え付け方法および芯出し治具の提供を目的と
している。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明のコアドリルの据え付け方法によれば、ベ
ースの対応する挿通孔へのアンカーボルトの挿通を伴っ
て、ベースを穿孔対象物に対して設置する。また、その
引き出しによって先端の指示片でコアビットの中心線に
相当する位置を指す芯出し治具をベースから引き出して
指示片を穿孔中心に一致させるとともに、その一致した
位置でのアンカーボルトの延出端へのナットの螺着によ
って、ベースを穿孔対象物に対して固定する。
【0012】そして、この固定されたベースの支柱に対
するドリル本体の装着、および、ドリル本体へのコアビ
ットの装着によって、コアドリルを穿孔対象物に対して
据え付ける。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0014】図1、図2に示すように、この発明に係る
コアドリルの芯出し治具10は、軸部11の先端に指示片12
を一体的に有する略L 形状に形成され、自己の軸線方向
に沿った軸部の摺動のもとで引き出し可能に、コアドリ
ル14のベース16に格納されている。
【0015】図1を見るとわかるように、コアドリル14
は、モータの出力軸17への装着のもとでコアビット18を
回転自在に支持するドリル本体20と、ドリル本体をスラ
イド可能に支持する支柱22と、支柱の固定される上記の
ベース16とを備えている。そして、支柱22に沿ったドリ
ル本体20のスライドのもとで、先端のコアビット18をコ
ンクリート製の壁、梁、床やヒューム管等の穿孔対象物
26に対して回転させながら押し込み、この押し込みのも
とでの、穿孔対象物に対するコアビットの進行によって
穿孔対象物を穿孔するように、この種のコアドリル14は
構成されている。
【0016】図1、図2に示すように、この種のコアド
リル14は、通常、穿孔対象物26の穿孔位置からの所定距
離だけ離反して突設されたアンカーボルト30を利用し
て、穿孔対象物に対して据え付け可能となっている。
【0017】なお、このようなコアドリル14の構成は公
知であり、その構造自体はこの発明の趣旨でないため、
ここでは詳細に説明しない。
【0018】そして、図1、図2を見るとわかるよう
に、この発明の芯出し治具10は、コアビット18の中心線
01と穿孔対象物26の穿孔すべき孔の中心位置(穿孔中
心)02とを一致させる、いわゆるコアドリル14の芯出し
を可能に、その引き出し位置での指示片12によってコア
ビットの中心線に相当する位置を指示するように構成さ
れている。
【0019】芯出し治具10は、たとえば、ベース16の挿
通孔32への軸部11の遊挿のもとで、図1に実線で示す格
納位置と、同図に一点鎖線で示す引き出し位置との間を
摺動可能に配設され、その引き出し位置が指示片12でコ
アビット18の中心線01に相当する位置を指す指示位置と
なるように、ベースからの引き出し長さが設定されてい
る(図2参照)。
【0020】ベース16からの芯出し治具10の引き出し長
さは、たとえば、挿通孔32からの軸部11の離脱を阻止す
るストッパ34の位置によって設定される。ストッパ34と
して、たとえば、軸部11に嵌着可能な大径のE リング等
の止め金具が利用でき、このE リングと挿通孔周縁32a
との係合のもとで、軸部の離脱が阻止されるとともに、
軸部、つまりは芯出し治具10の引き出し位置が自動的に
設定可能となっている。
【0021】この芯出し治具10においては、その引き出
しを容易とするツマミ35が、指示片12に突設されてい
る。図1に示すように、ツマミ35は、たとえば、ねじ部
35a を一体的に有して成形され、このねじ部への螺着の
もとでの一対のナット36による指示片12の挟持によっ
て、指示片に固定されている。
【0022】そして、コアドリル14においては、通常、
支柱22およびアンカーボルト30の挿通される挿通孔28
が、ベース16のほぼ中心線上にいずれも配置されるた
め、これらとの重なりを避けるように、芯出し治具10
は、この中心線を避けた左右位置、たとえば、図2、図
3に示す正面右方の位置に配設される。
【0023】なお、挿通孔28は、たとえば、ベース16の
中心線に沿った長孔として形成される。
【0024】この発明の芯出し治具10を利用したコアド
リル14の据え付けは、たとえば、以下のようにして行わ
れる。
【0025】 まず、穿孔中心02を、たとえば、図2
に示すような十字線37等によって穿孔対象物26にマーキ
ングし、その穿孔中心から特定の距離だけ離反した箇所
にアンカーボルト30を突設する(図1参照)。たとえ
ば、穿孔中心02を中心とし、コアビットの中心線01から
ベースの挿通孔28までの距離を半径とする円弧を描くこ
とで、アンカーボルト30の突設位置は容易に選定でき
る。
【0026】 次に、挿通孔28へのアンカーボルト30
の挿通のもとで、たとえば、支柱22の固定されたベース
16を穿孔対象物26に対して配置するとともに、芯出し治
具10をベースから引き出し、その先端の指示片12が穿孔
中心02に一致する位置における、アンカーボルトの延出
端へのナット38の螺着により、ベースを穿孔対象物に対
して固定する(図1、図2参照)。
【0027】 そして、ベース16に対する押し込みの
もとでの芯出し治具10の格納の後に、支柱22にドリル本
体20を装着するとともに、ドリル本体にコアドリル18を
装着すれば、穿孔対象物26に対するコアドリル14の据え
付けが終了する(図1参照)。
【0028】上記のように、この発明によれば、引き出
された芯出し治具10の指示片12によってコアビット18の
中心線01に相当する位置が指示されるため、この指示片
を穿孔中心02に一致させることで、コアビットの中心線
と穿孔中心とを一致させる、、いわゆる芯出しが行え
る。
【0029】この方法によれば、従来では必要不可欠で
あった穿孔すべき孔の径の円を描くという準備工程、お
よび、アンカーボルトに対するナットの仮締めのもとで
コアドリルを穿孔対象物に一旦仮止めし、上記の円にコ
アビットの位置を一致させるようにナットを緩めながら
ベースの位置を設定するという調整工程等が省略でき
る。従って、作業工程の簡素化がはかられ、作業性が向
上される。
【0030】そして、この方法では、ドリル本体20、コ
アビット18を装着することなく、ベース16に格納された
芯出し治具10を引き出することでコアドリル14の芯出し
が行える。つまり、コアドリル14の全体的な重量の増加
の原因となるドリル本体20、コアビット18を装着するこ
となく、重量の軽いベース16を穿孔対象物26に対する任
意の位置で固定すれば足りるため、据え付け位置の調
整、設定作業が迅速、容易に行える。
【0031】特に、従来の方法で垂直の壁面等の穿孔対
象物26にコアドリル14を据え付けようとした場合におい
ては、コアドリルの据え付け位置をドリル本体20、コア
ビット18の装着状態で調整しようとすると、ナット38を
緩めたときに、コアドリルがアンカーボルト30を支点と
した回動のもとで全体的にずれる虞れがある。しかしな
がら、この発明においては、重量の軽いベース16を垂直
の穿孔対象物26に沿って支持すれば足りるとともに、ナ
ット38の仮締めによるベースの仮止めが不要となるた
め、ベースが位置の調整、設定時に重量でずれることも
なく、据え付け作業の安全性が十分に確保できる。
【0032】そして、この発明のコアドリルの芯出し治
具10によれば、上記方法が適切に遂行できるばかりでな
く、据え付け作業の終了後においては、その押し込みの
もとでベース16の内部に格納できるため、コアビット18
の装着時、および、コアビットによる穿孔作業の際の妨
げとなることもない。
【0033】ここで、この芯出し治具10を格納位置で保
持可能とするとよい。この格納位置での芯出し治具10の
保持は、たとえば、一対の板ばね40からなる保持手段42
による一対向方向からの軸部11の挟持によって可能とな
る。
【0034】一対の板ばね40は、たとえば、引き出し方
向への摺動に対する特定の抵抗力を軸部11に付与可能
に、上下位置で傾斜して配置される。
【0035】なお、一対の板ばね40、つまりは保持手段
42によって芯出し治具の軸部11に付与される抵抗力は、
自重のもとでの引き出し方向への芯出し治具10の摺動、
つまりはベース16からの芯出し治具の突出を阻止すると
ともに、作業者の手動による芯出し治具の引き出しを保
障可能とする程度に設定される。また、このような板ば
ね40からなる保持手段42においては、引き出し方向への
摺動に対して、対応する抵抗力が軸部11に付与されるに
すぎないため、格納方向への芯出し治具10の押し込みは
容易に確保できる。
【0036】このような構成によれば、芯出し治具10
が、保持手段40によって格納位置に保持されるため、格
納時における不意な突出等が確実に防止できる。従っ
て、この点においても、コアビット18の装着時やコアビ
ットによる穿孔作業の際の安全性、作業性が向上される
とともに、搬送時等における安全性や作業性も十分に高
く維持できる。
【0037】また、このように、特定の抵抗力を軸部11
に付与する挟持のもとで芯出し治具10を保持可能とする
構成によれば、軸部の軸線を中心とした指示片12の自重
のもとでの回動も、必然的に阻止される。つまり、上記
のような保持手段42で芯出し治具10を保持可能とすれ
ば、格納位置での指示片12の角度、つまり、指示片の格
納角度がその抵抗力のもとで任意に設定できるため、図
3に実線で示すような、穿孔対象物26に対する非当接位
置に指示片の格納角度を設定することで、格納時におけ
る指示片の安全性が更に向上される。
【0038】そして、芯出し治具10の引き出し時におい
ては、図3に一点鎖線で示すような、穿孔対象物26に対
する当接位置に指示片12を回動、設定することで、指示
片によるコアビットの中心線01に相当する位置の指示が
容易に確保できる。
【0039】なお、軸部11の軸線を中心とした指示片12
の回動は、ツマミ35での操作のもとで容易に得られる。
【0040】ここで、この実施の形態においては、指示
片12に別体のツマミ35を突設しているが、格納位置から
の引き出しを容易とすれば足りるため、これに限定され
ず、たとえば、軸部11を指示片から突出させ、この突出
端をツマミとして利用してもよい。
【0041】また、保持手段42は芯出し治具10を格納位
置で保持すれば足りるため、一対の板ばね40による軸部
11の挟持に限定されず、たとえば、永久磁石等を保持手
段とし、この永久磁石による指示片12の吸着によって、
芯出し治具を格納位置に保持可能とする構成としてもよ
い。
【0042】更に、この発明の実施の形態においては、
芯出し治具10をベース16に引き出し可能に格納した構成
として例示しているが、これに限定されず、たとえば、
芯出し治具をベースに対して分離して設け、ベースの据
え付け時にその基端をベースの所定箇所に連結する構成
としてもよい。
【0043】このような構成においては、ベース16への
軸部基端の連結状態でのベースからの延出長さが、指示
片12でのコアビットの中心線01に相当する位置を指示可
能とする長さに設定される。
【0044】しかしながら、この実施の形態のように、
芯出し治具10をベース16に対して引き出し可能に格納す
れば、芯出し治具の紛失、準備忘れ等の作業時の不手際
が未然に防止できるため、作業性が一層向上される。
【0045】また、この実施の形態においては、ベース
16を支柱22の固定された状態で穿孔対象物26に対して固
定しているが、これに限定されず、たとえば、支柱の固
定のない状態で、ます、ベースを穿孔対象物に固定し、
その後に支柱をベースに固定してもよい。
【0046】しかしながら、支柱22はさほど重量を持た
ないため、支柱を固定した状態でも、ベース16の位置調
整、支持等の妨げとなることがない。そして、穿孔対象
物26へのベース16の固定前に、支柱22をベースに固定す
れば、支柱の固定作業が煩雑化することもなく、作業性
が向上される。
【0047】なお、コアビットの中心線とアンカーボル
トの挿通される挿通孔との間の距離はコアドリルによっ
て異なるが、その距離はコアドリルのベース、ドリル本
体等の大きさによって決まる、コアドリル毎の固有の距
離であるため、そのコアドリルに応じた長さに芯出し治
具の引き出し長さや延出長さを設定することで、この発
明がいずれのコアドリルにも適用可能となることはいう
までもない。
【0048】上述した発明の実施の形態は、この発明を
説明するためのものであり、この発明を何等限定するも
のでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施さ
れたものも全てこの発明に包含されることはいうまでも
ない。
【0049】
【発明の効果】上記のように、この発明に係るコアドリ
ルの据え付け方法によれば、穿孔すべき孔の径の円を描
く準備工程、および、ナットの仮締めのもとでの位置の
調整工程等が省略できる。従って、作業工程の簡素化が
はかられ、作業性が向上される。
【0050】そして、ベースに格納された芯出し治具を
引き出したり、軸部の基端をベースに連結したりするこ
とでコアドリルの芯出しが行えるため、コアドリルの全
体的な重量の増加の原因となるドリル本体、コアビット
を装着することなく、重量の軽いベースを穿孔対象物に
対する任意の位置で固定すれば足りる。従って、据え付
け位置の調整、設定作業が迅速、容易に行える。
【0051】このように、軽いベースの固定によって穿
孔対象物に対するコアドリルの据え付けを可能とするこ
の方法によれば、特に、垂直の壁面等を穿孔対象物とし
た場合における安全性、作業性の向上がはかられる。
【0052】そして、この発明のコアドリルの芯出し治
具によれば、上記方法が適切に遂行できるばかりでな
く、据え付け作業の終了後においては、その押し込みの
もとでベースの内部に格納できるため、コアビットの装
着時、および、コアビットによる穿孔作業の際の妨げと
なることもない。
【0053】また、一対の板ばねからなる保持手段によ
って軸部を挟持とする構成では、簡単な構成にも拘ら
ず、格納位置での芯出し治具の保持が可能となるため、
格納時における、芯出し治具の不意な突出等が確実に防
止できる。従って、この点においても、コアビットの装
着時やコアビットによる穿孔作業の際の安全性、作業性
が向上されるとともに、搬送時等における安全性や作業
性も十分に高く維持できる。
【0054】そして、特定の抵抗力を軸部に付与するこ
とで芯出し治具を格納位置に保持可能とする構成では、
指示片の自重のもとでの回動も必然的に阻止されるた
め、穿孔対象物に対する非当接位置に指示片の格納角度
を設定することで、格納時における指示片の安全性が更
に向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る芯出し治具の設けられた、コア
ドリルの一部破断の概略側面図である。
【図2】芯出し治具を引き出した状態における、コアド
リルのベースの概略斜視図である。
【図3】芯出し治具の設けられたコアドリルのベースの
概略正面図である。
【符号の説明】
10 コアドリルの芯出し治具 11 軸部 12 指示片 14 コアドリル 16 ベース 18 コアビット 20 ドリル本体 22 支柱 26 穿孔対象物 30 アンカーボルト 40 板ばね 42 保持手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの出力軸への装着のもとでコアビ
    ットを回転自在に支持するドリル本体と;ドリル本体を
    スライド可能に支持する支柱と;支柱の固定されるベー
    スと;を備え、穿孔対象物に突設されたアンカーボルト
    へのベースの固定のもとで、穿孔対象物に対して据え付
    けられるコアドリルにおいて、 穿孔対象物のマーキングの施された穿孔中心から特定距
    離だけ離反した位置にアンカーボルトを突設し、多くと
    も支柱の取り付けられたベースの対応する挿通孔へのア
    ンカーボルトの挿通を伴って、当該ベースを穿孔対象物
    に対して設置し、 その引き出しによって先端の指示片でコアビットの中心
    線に相当する位置を指す芯出し治具を上記ベースから引
    き出して当該指示片を穿孔中心に一致させるとともに、
    その一致した位置での上記アンカーボルトの延出端への
    ナットの螺着によって、ベースを穿孔対象物に対して固
    定し、 この固定されたベースの支柱に対するドリル本体の装
    着、および、ドリル本体へのコアビットの装着によっ
    て、コアドリルを穿孔対象物に対して据え付けるコアド
    リルの据え付け方法。
  2. 【請求項2】 モータの出力軸への装着のもとでコアビ
    ットを回転自在に支持するドリル本体と;ドリル本体を
    スライド可能に支持する支柱と;支柱の固定されるベー
    スと;を備え、穿孔対象物に突設されたアンカーボルト
    へのベースの固定のもとで、穿孔対象物に対して据え付
    けられるコアドリルにおいて、 穿孔対象物のマーキングの施された穿孔中心から特定距
    離だけ離反した位置にアンカーボルトを突設し、多くと
    も支柱の取り付けられたベースの対応する挿通孔へのア
    ンカーボルトの挿通を伴って、当該ベースを穿孔対象物
    に対して設置し、 ベースへの基端の連結によって先端の指示片でコアビッ
    トの中心線に相当する位置を指す芯出し治具を上記ベー
    スに連結して当該指示片を穿孔中心に一致させるととも
    に、その一致した位置での上記アンカーボルトの延出端
    へのナットの螺着によって、ベースを穿孔対象物に対し
    て固定し、 この固定されたベースの支柱に対するドリル本体の装
    着、および、ドリル本体へのコアビットの装着によっ
    て、コアドリルを穿孔対象物に対して据え付けるコアド
    リルの据え付け方法。
  3. 【請求項3】 モータの出力軸への装着のもとでコアビ
    ットを回転自在に支持するドリル本体と;ドリル本体を
    スライド可能に支持する支柱と;支柱の固定されるベー
    スと;を備えたコアドリルにおいて、 軸部の先端に指示片を一体的に有して形成され、軸部の
    軸線方向に沿った摺動のもとで引き出し可能に、ベース
    内に格納されるとともに、 その引き出し位置での指示片によってコアドリルのコア
    ビットの中心線に相当する位置を指示可能に、ベースか
    らの引き出し長さが設定されたことを特徴とするコアド
    リルの芯出し治具。
  4. 【請求項4】 保持手段によって格納位置に保持される
    請求項3記載のコアドリルの芯出し治具。
  5. 【請求項5】 一対の板ばねからなる保持手段での一対
    向方向からの軸部の挟持によって、引き出し方向への軸
    部の摺動に対して特定の抵抗力が付与され、この抵抗力
    によって、自重に起因するベースからの突出の阻止され
    た請求項3記載のコアドリルの芯出し治具。
  6. 【請求項6】 モータの出力軸への装着のもとでコアビ
    ットを回転自在に支持するドリル本体と;ドリル本体を
    スライド可能に支持する支柱と;支柱の固定されるベー
    スと;を備えたコアドリルにおいて、 軸部の先端に指示片を一体的に有して形成され、ベース
    への軸部基端の連結によって先端の指示片でコアビット
    の中心線に相当する位置を指示可能に、ベースからの延
    出長さが設定されたことを特徴とするコアドリルの芯出
    し治具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7214007B2 (en) * 2003-02-03 2007-05-08 Husqvarna Outdoor Products Inc. Composite track, column and other supports, including for machinery
US7487576B2 (en) 2003-02-03 2009-02-10 Husqvarna Outdoor Products Inc. Composite track, column and other supports, including for machinery
KR101247536B1 (ko) * 2012-07-24 2013-03-26 주식회사 완산이엔지 코아드릴 머쉰의 코아드릴 작업시 비트의 흔들림 방지장치

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