JPH09299123A - 車輪付き鞄 - Google Patents

車輪付き鞄

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Publication number
JPH09299123A
JPH09299123A JP8148206A JP14820696A JPH09299123A JP H09299123 A JPH09299123 A JP H09299123A JP 8148206 A JP8148206 A JP 8148206A JP 14820696 A JP14820696 A JP 14820696A JP H09299123 A JPH09299123 A JP H09299123A
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JP
Japan
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bag body
bag
handle
attached
wheels
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JP8148206A
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English (en)
Inventor
Taneo Wakamatsu
種夫 若松
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Kyowa KK
Original Assignee
Kyowa KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鞄本体を斜めにして曳行することも、使用者
の横に縦長に直立させたままの状態でも曳行することも
できる車輪付き鞄を提供する。 【解決手段】 鞄本体10の上面11と、左側面13と
に提げ手21を夫々設け、右側面12には底足片5,
5,5,5を設ける。また、後面15側には上方に引き
出すことのできる引出式引き手ハンドル20を設ける。
そして、底面16には、前面14側で右側面12と左側
面13とのいずれか一方側に寄った角部位近傍に、該鞄
本体10の厚み方向を向く固定式車軸31aを有した固
定軸式車輪31を取り付け、その他の角部位近傍には、
垂直軸32bによって枢支されたブラケット32cによ
って、該垂直軸32bの延長線には交わらない位置に保
持した水平車軸32aを有したキャスター車輪32を夫
々設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車輪付き鞄に関する
もので、さらに詳しくは、比較的小型で引出式の引き手
ハンドルと車輪とを有し、該引き手ハンドルを握持して
車輪を床面上等を転動させて曳行できるようになした車
輪付き鞄に関するものである。
【0002】従来、この種の車輪付き鞄として「図1
0」に示すようなスーツケースが知られている。この種
スーツケースの一実施態様では、鞄本体10を横長に置
いた状態での底面に二対で合計4つの車輪31,31,
32,32を取り付けてある。そして、この全部の車輪
31,31,32,32を床面F上を転動させて鞄本体
10を曳行したり、鞄本体10の一端に設けた引き手ハ
ンドル20で、該鞄本体10の一端側を「図10」に破
線で示すように、その長手方向の一方側を持ち上げて斜
めにして、二つの固定軸式車輪31,31のみ(後記す
るキャスター車輪32,32側を浮かせ固定軸式車輪3
1,31のみ)で床面F上を曳行したりするようになし
ている。
【0003】なお、上記車輪31,31,32,32の
うち一対は通常の固定軸式車輪31,31(「図10」
の奥手前側に並べて一対設けてある。)を、一対は曳行
方向を容易に変更できるようにキャスター車輪32,3
2(同じく「図10」の奥手前側に並べて一対設けてあ
る。)を使用している。
【0004】しかし、スーツケースよりは小型(一般的
に飛行機の機内に持ち込みが許容される程度の大きさ)
になると、上記のように鞄本体10を横長にして斜めに
してもその大きさからして曳行しずらくなるので、「図
11」に示すように、鞄本体10を縦長にして斜めに倒
して、引出式の引き手ハンドル20を持って曳行するも
のが、キャスターバックなどと称されて(以下、「図1
1」従来例をキャスターバックと称する。)汎用されて
いる。なお、このキャスターバックは、底面16と前面
14との角部位または底面16と後面15との角部位と
のいずれか一方に一対の固定軸式車輪31,31(「図
11」の奥手前側に並べて一対設けてある。)を設けて
なるものである。また、「図11」において符号5aは
底足片を示すものである。
【0005】前記したスーツケースは一対の固定軸式車
輪31,31の間隔が鞄本体10の厚み寸法(本願では
鞄本体を「図1」図示例のように直立させた状態で、鞄
本体10の上下寸法を「高さ」、左右寸法を「幅」、奥
手前方向(「図9」では左右方向)の寸法を「厚み」と
称することにする。)に略一致して、この車輪の間隔が
狭いので安定性が悪いという問題点を有している。さら
に、この種スーツケースは車輪間隔が狭いことによる安
定性の悪さにより、曳行中に重心が揺れ、使用者はこの
重心の揺れに抗して引き手20を握持しながら鞄本体1
0を曳行しなくてはならないので、曳行しずらく、意外
と疲れるいう問題点が指摘されている。
【0006】上記に対して、「図11」のキャスターバ
ックは車輪31,31の間隔を鞄本体10の幅寸法まで
広げることができるのでスーツケースよりも曳行時に安
定性がよいとされている。しかし、この従来のキャスタ
ーバックは鞄本体10を曳行する場合は必ず該鞄本体1
0を斜めにして引かなくてはならず、この状態は占有す
る面積が広く、人込み中では意外と他の人の通行に支障
をきたすという問題点を有するものである。
【0007】すなわち、上記従来のスーツケースも、キ
ャスターバックも、鞄本体10を使用者の体の後ろで斜
めにして曳行すると、使用者の体格に合わせて鞄本体1
0の傾斜角度が適宜に適合されて非常に曳行し易く、重
たい荷物も容易に曳行できる利点を有している。しか
し、このような使用方法は専有面積が広いので、人込み
の中では他人が気付かずに鞄本体10に衝突したりして
他人の通行の支障となるもので、人込みの中では鞄本体
10は使用者の横に近づけて位置させて、最も占有スペ
ースが少ないように直立状態のまま曳行することが望ま
しいものであるとされている。また、鞄本体10を使用
者の前方で直立させ、これを押して進む方法も他人に迷
惑をかけない使用法とされている。
【0008】そして、「図10」の従来例のスーツケー
スでは、前記もしたように4つの車輪31,31,3
2,32を床面F上に接触させ、該車輪31,31,3
2,32を床面F上等を転動させて、鞄本体10を使用
者の横に位置させて曳行することもできるので他人に迷
惑をかけることが少ないとされている。さらには、図示
はしていないが他の実施態様として、4つの車輪を鞄本
体10を縦長にしておいた状態での底面にも取り付け
て、より専有面積を小さくして曳行できるようになした
ものも提案されている。
【0009】しかし、「図11」の従来例では、鞄本体
10を直立状態では曳行できないので、鞄本体10は比
較的小型ではあるにもかかわらず、人込み中では意外と
他人の通行に迷惑をかけることが多いという問題点が指
摘されているものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は上記問
題点を解決すべくなされたもので、前記したような比較
的小型で引き手ハンドルと車輪とを有し、鞄本体を斜め
にして曳行することも、使用者の横に縦長に直立させた
ままの状態でも曳行することもできる車輪付き鞄を提供
することを課題としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明の構成は、縦長に置いた状態での鞄本体10
の上面11と、左側面13とに提げ手21を夫々設け、
該鞄本体10の右側面12には底足片5,5,5,5を
設け、上記鞄本体10の後面15側に、上方に引き出す
ことのできる引出式引き手ハンドル20を設け、また、
上記鞄本体10の底面16には、前面14側で右側面1
2と左側面13とのいずれか一方側に寄った角部位近傍
に、該鞄本体10の厚み方向を向く固定式車軸31aを
有した固定軸式車輪31を取り付け、上記底面16の四
隅のうち固定軸式車輪31を取り付けた角部位を除く他
の三か所の角部位近傍には、垂直軸32bによって枢支
されたブラケット32cによって、該垂直軸32bの延
長線には交わらない位置に保持した水平車軸32aを有
したキャスター車輪32を夫々設けてなる技術的手段を
講じたものである。
【0012】それ故、本発明車輪付き鞄は一対の提げ手
21,21を設けているので、この提げ手21,21を
握持して、縦長あるいは横長の手提げ鞄として使用でき
る作用を呈するものである。なお、横長の手提げ鞄とし
て使用した場合、底足片5,5,5,5を床面F上に接
触させて安定的に直立させることができ、縦長の手提げ
鞄として使用する場合は、固定軸式車輪31と3つのキ
ャスター車輪32,32,32とが床面F上に接して安
定的に直立させることができる作用を呈するものであ
る。
【0013】そして、この車輪31,32,32,32
は一つが固定軸式車輪31で他の三つがキャスター車輪
32,32,32であり、該固定軸式車輪31の車軸3
1aは鞄本体10の厚み方向を向くようになしてあるの
で、鞄本体10の厚み方向を使用者の体の左右方向(肩
幅方向)にむけて、鞄本体10を直立させた状態で、全
ての車輪31,32,32,32を床面Fに接触させて
曳行することができる作用を呈するものである。
【0014】そして、上記の鞄本体10を直立させた状
態でも、三つの車輪がキャスター車輪32,32,32
であるので、曳行方向転換が容易となる作用を呈するも
のである。なお、鞄本体10を曳行する場合、通常は引
き手ハンドル20を引き出して使用するが、上面11の
提げ手21を握持して曳行しても無論よいものである。
【0015】なお、固定軸式車輪31とキャスター車輪
32,32,32とで鞄本体10を直立させた状態で曳
行する際に、キャスター車輪32,32,32は曳行方
向の変更を容易となすことは前記したが、固定軸式車輪
31は曳行方向が無意味にやたらと変わるのを防ぐ、す
なわち、該固定軸式車輪31が真直ぐに進み易いように
案内する作用を呈するものである。
【0016】次ぎに、鞄本体10を傾斜させて曳行する
場合は、引き手ハンドル20を有した前面14と後面1
5とのいずれか一方(図示例では後面15)を使用者側
に向けて直立した鞄本体10より引き手ハンドル20を
引き出し、その上端の握持部20aを握持して、使用者
側に引き寄せるようにして、該鞄本体10を前面14と
後面15とがその上端側が使用者側に近づくように傾斜
させる。すると、引き手ハンドル20を設けた側(図で
は後面15側)の底面16にはキャスター車輪32,3
2が設けてあるので、このキャスター車輪32,32は
自動的に各水平車軸32aが前面14と後面15とに平
行となる。そして、以後、引き手ハンドル20を引くこ
とで前面14または後面15側の2つのキャスター車輪
32,32が床面上等を転動して鞄本体10を曳行でき
る作用を呈するものである。
【0017】また、「請求項2」の発明は、縦長に置い
た状態での鞄本体10の上面11と、左側面13とに提
げ手21を夫々設け、該鞄本体10の右側面12には底
足片5,5,5,5を設け、上記鞄本体10の後面15
側に、上方に引き出すことのできる引出式引き手ハンド
ル20を設け、また、上記鞄本体10の底面16には、
前面14側で右側面12と左側面13とのいずれか一方
側に寄った角部位近傍に、該鞄本体10の厚み方向を向
く固定式車軸31aを有した固定軸式車輪31を取り付
け、上記底面16の四隅のうち固定軸式車輪31を取り
付けた角部位を除く他の三か所の角部位近傍には、垂直
軸32bによって枢支されたブラケット32cによっ
て、該垂直軸32bの延長線には交わらない位置に保持
した水平車軸32aを有したキャスター車輪32を夫々
設け、上記固定軸式車輪31及びキャスター車輪32,
32,32のうち少なくとも後面側の二つのキャスター
車輪32,32を締着螺子34,34,34・・・で底
面16に締着してなる技術的手段を講じたものである。
【0018】それ故本発明は、前記「請求項1」の作用
に加え、締着螺子34,34,34・・・によってキャ
スター車輪32,32を底面16に締着してなるので、
締着螺子34,34,34・・・を着装することで該キ
ャスター車輪32,32を容易に交換可能となす作用を
呈するものである。
【0019】また、「請求項3」の発明は、縦長に置い
た状態での鞄本体10の上面11と、左側面13とに提
げ手21を夫々設け、該鞄本体10の右側面12には底
足片5,5,5,5を設け、上記鞄本体10の後面15
に上面に至る凹部15aを設け、この凹部15aには蓋
状の引き手ハンドルユニット本体22を取り付け、この
引き手ハンドルユニット本体22内には一対のハンドル
昇降案内パイプ28,28を収納し、鞄本体10の上方
からこのハンドル昇降案内パイプ28,28内に逆U字
状に構成した引き手ハンドル20の両側足片部20b,
20bを抜き差し可能に挿入し、また、上記鞄本体10
の底面16には、前面14側で右側面12と左側面13
とのいずれか一方側に寄った角部位近傍に、該鞄本体1
0の厚み方向を向く固定式車軸31aを有した固定軸式
車輪31を取り付け、上記底面16の四隅のうち固定軸
式車輪31を取り付けた角部位を除く他の三か所の角部
位近傍には、垂直軸32bによって枢支されたブラケッ
ト32cによって、該垂直軸32bの延長線には交わら
ない位置に保持した水平車軸32aを有したキャスター
車輪32を夫々設けてなる技術的手段を講じたものであ
る。
【0020】それ故、本発明は「請求項1」の発明の作
用に加え、引き手ハンドルユニット本体22を鞄本体1
0に取り付けたことで、引き手ハンドル20を体裁よく
鞄本体10に取り付けられる作用を呈するものである。
【0021】また、「請求項4」の発明は、縦長に置い
た状態での鞄本体10の上面11と、左側面13とに提
げ手21を夫々設け、該鞄本体10の右側面12には底
足片5,5,5,5を設け、上記鞄本体10の後面15
に上面に至る凹部15aを設け、この凹部15aには蓋
状の引き手ハンドルユニット本体22を取り付け、この
引き手ハンドルユニット本体22内には一対のハンドル
昇降案内パイプ28,28を収納し、鞄本体10の上方
からこのハンドル昇降案内パイプ28,28内に逆U字
状に構成した引き手ハンドル20の両側足片部20b,
20bを抜き差し可能に挿入し、また、上記鞄本体10
の底面16には、前面14側で右側面12と左側面13
とのいずれか一方側に寄った角部位近傍に、該鞄本体1
0の厚み方向を向く固定式車軸31aを有した固定軸式
車輪31を取り付け、上記底面16の四隅のうち固定軸
式車輪31を取り付けた角部位を除く他の三か所の角部
位近傍には、垂直軸32bによって枢支されたブラケッ
ト32cによって、該垂直軸32bの延長線には交わら
ない位置に保持した水平車軸32aを有したキャスター
車輪32を夫々設け、上記固定軸式車輪31及びキャス
ター車輪32,32,32のうち少なくとも後面側の二
つのキャスター車輪32,32を締着螺子34,34,
34・・・で底面16に締着してなる技術的手段を講じ
たものである。
【0022】
【発明の実施の態様】次に、本発明の実施態様を添付図
面にしたがって詳細に説明する。図中、10が従来公知
な鞄本体である。「図1」乃至「図8」に示す実施態様
では、この鞄本体10が合成樹脂で成型されたもので、
開口箱型の本体部10aと、同じく開口箱型の蓋体部1
0bとを、両者の開口縁どうしを合わせ、その一辺部を
ヒンジ4,4等でヒンジ連結して二つ割り箱形となして
ある。(「図2」及び「図3」を参照)
【0023】なお、図中、10hは本体部10aの開口
縁枠、10i,10iは柔軟樹脂で形成したモールを示
すものである。また、「図1」乃至「図8」に示す合成
樹脂成型鞄の実施態様では、図示はしていないが、ヒン
ジ4,4を取り付けた辺と対向する辺側には、本体部1
0aと蓋体部10bとを着脱可能に係止する係止具(従
来公知なもの)及びこの係止を錠止する錠止機構(同じ
く従来公知なもの)が取り付けられるのが一般的であ
る。
【0024】上記鞄本体10は合成樹脂で成型するもの
に代え、布地等を使用して縫製で構成してもよいのは無
論で、布地等を縫製して鞄本体を構成する場合は「図
9」に示すように、箱状の本体部10cにファスナー1
0eで開閉できる蓋体部10d(この蓋体部10dは鞄
本体10の前面14ともなる。)を連結してなる。な
お、このファスナー10eは、一辺部をヒンジ連結辺部
10f(特別なヒンジ機構を取り付けなくても、布地等
の可曲性部材で連結すれば良い。)として残して、他の
全周に渡って設けてなり、図では省略したファスナース
ライダーで該ファスナー10eの噛合を開閉できるよう
になしてあるのは無論である。
【0025】そして、この鞄本体10は縦長に置いた状
態で、図中、11が上面、12が右側面、13が左側
面、14が前面、15が後面、16が底面であり、「図
1」乃至「図8」の合成樹脂成型鞄の実施態様では、こ
の上面11と底面16と右側面12と、左側面13とは
縦二つ割り状に構成されている。また、「図9」の縫製
鞄の実施態様では、上面11と底面16と右側面12
と、左側面13と、後面15とで箱状の本体10cが構
成され、この本体10cにファスナー10eとヒンジ連
結辺部10fとで蓋体10dが開閉可能に連結されてな
るのは従来と同じである。
【0026】そして、上記鞄本体10を縦長に置いた状
態での上面11と、左側面13とに提げ手21を夫々設
け、該鞄本体10の右側面12には底足片5,5,5,
5を設けてある。なお、本願においては左側面13と右
側面12、前面14と後面15とは便宜上区別したもの
で、いずれか他方に変えても差し支えはないものであ
る。
【0027】すなわち、上記鞄本体10は、通常長方体
に形成され、縦長状態での使用と、横長状態での使用と
ができるようになしてあるのも従来と同じで、横長に使
用する場合は底足片5,5,5,5を取り付けた面を下
面と見做して使用すればよく、縦長に使用する場合は無
論後記する車輪31,32,32,32取り付けた面を
下面と見做して使用すればよい。
【0028】そして、上記両提げ手21,21のいずれ
か一方を握持して鞄本体10を提げることで、縦長式の
手提げ鞄として、或いは横長の手提げ鞄として使用でき
るのも従来と同じである。
【0029】なお、上記底足片5,5,5,5と提げ手
21,21とは従来公知なものを使用すればよい。ま
た、「図1」乃至「図8」の合成樹脂成型鞄の実施態様
での底足片5,5,5,5はヒンジ4,4のカバーを兼
ねるもの(従来公知)を使用している。さらに、「図
9」の縫製鞄の実施態様での底足片5,5,5,5と提
げ手21,21とは、本体部10c内に容易には変形し
ない方形の枠40を収納(「図9」に破線で示してあ
る。通常、この枠40は金属または合成樹脂で製造され
る。)して、夫々をこの枠40に固定するようになして
あるのも従来と同じである。
【0030】そして、上記鞄本体10の後面15側に上
方に引き出すことのできる引出式引き手ハンドル20を
設けてある。
【0031】上記引き手ハンドル20も従来公知なもの
が使用でき、ハンドル昇降案内パイプ28,28を鞄本
体10内に収納して取り付ける収納方式と、該ハンドル
昇降案内パイプ28,28を鞄本体10の外に取り付け
る外付方式とがある。図示実施態様及び、「請求項3」
と「請求項4」との発明では、この引き手ハンドル20
は外付方式ではあるが、ユニット化してあたかもハンド
ル昇降案内パイプ28,28を鞄本体10内に収納した
収納方式に見えるようになしてある。
【0032】すなわち、本実施態様では鞄本体10の後
面15に上面11に達する凹部15aを設け、この凹部
15aには蓋状の引き手ハンドルユニット本体22を取
り付け、この引き手ハンドルユニット本体22内には一
対のハンドル昇降案内パイプ28,28を収納し、鞄本
体10の上方からこのハンドル昇降案内パイプ28,2
8内に逆U字状に構成した引き手ハンドル20の両側足
片部20b,20bを抜き差し可能に挿入してある。
【0033】すなわち、「図6」乃至「図8」に最も明
らかに示すように、22が引き手ハンドルユニット本体
で、縦断面略逆L字状に形成され、内側に一対のパイプ
保持溝22a,22aを設けてある。なお、この引き手
ハンドルユニット本体22の上部折り曲げ先端部22d
は上面11に重ねられ鋲孔22b,22bより挿通した
鋲51で上面11に鋲着され、後面15の内側より固定
螺子52,52,52・・・(「図8」参照)を螺子筒
22c,22c,22c・・・(「図6」参照)に螺締
することで、上記凹部15aを蓋するようになして、こ
の引き手ハンドルユニット本体22が外部より見ると後
面15の一部を構成するようになして後面15に固定し
てある。
【0034】なお、「図9」の縫製鞄の実施態様では、
後面15を柔軟生地で製造してあるので引き手ハンドル
ユニット本体22を上記固定螺子52,52,52・・
・で締着することができないので、該引き手ハンドルユ
ニット本体22は縦断面略コの字状に構成し、上端折り
曲げ部22dが上面11上に下端折り曲げ部22eが底
面16の下に重なり(「図9」参照)、共に前記した枠
40に鋲着等で固定するようになしている。
【0035】そして、上記パイプ保持溝22a,22a
内にハンドル昇降案内パイプ28,28を保持させ、こ
のハンドル昇降案内パイプ28,28内に上方から逆U
字状に構成した引き手ハンドル20の両側足片部20
b,20bを抜き差し可能に挿入してなる。
【0036】なお、上記引き手ハンドル20はその引出
量を調整した状態に係止できるようになしてある。この
引出量の調整・係止機構は多段式・無段式の両方式が知
られており、そのいずれを使用してもよいが、図示実施
態様では多段式を採用している。
【0037】すなわち、ハンドル昇降案内パイプ28,
28に上下方向に一定の間隔を設けて複数の係止孔28
a,28a,28a・・・を設け(「図6」参照)、引
き手ハンドル20の両側足片部20b,20bの下部に
はこの係止孔28aに係止する係止爪23(「図7」参
照)を夫々取り付けてある。
【0038】そして、上記係止爪23はスプリング23
aで係止方向に、すなわち係止孔28aを設けた面に向
け付勢して係止孔28aよりその先端部23cが突出す
るようになしてあるが、係止孔28aへの該係止を外部
より脱着可能となしてあるのは無論で、図示例では引き
手ハンドル20の握持部20aに設けた押しボタン24
を押し下げることで係止爪23が側足片部20bの内側
に引っ込んで、ハンドル昇降案内パイプ28,28の係
止孔28aへの係止が脱着される(外される)ようにな
してある。
【0039】なお、引き手ハンドル20の握持部20a
内には、「図7」に示すように、上記押しボタン24
と、常時はスプリング24bで中央方向(「図7」左方
向)に向けて付勢された一対のスライダー24a,24
a(一方のスライダー24aは図では省略)とが収納さ
れている。そして、該押しボタン24はその下面両側に
外側に向かって上昇する斜面部24cが、スライダー2
4aの上面で握持部20aの中央側部位には、握持部2
0aの中央に向かって下降する斜面24dが設けられ、
この両斜面24c,24dが摺動面となって 押しボタ
ン24を押し下げるとスライダー24a,24aがスプ
リング24b,24bの付勢力に抗して両側(「図7」
右側)に移動し、押しボタン24より手を離すとスプリ
ング24b,24bでスライダー24a,24aが中央
側(「図7」左側)に戻るようになしてある。
【0040】そして、両側足片部20b,20b内の下
部には、前記係止爪23,23と、この各係止爪23,
23をその係止先端部23cを外方に向け押す方向に付
勢するスプリング23a,23aとが収納されている。
この両側足片部20b,20bの下端には底面27aと
側面通孔27bとを有した下部部屋27を固着し、上記
係止爪23とスプリング23aとは、係止先端部23c
を側面通孔27bより外方に貫出してこの下部部屋27
内に収納してある。なお、この下部部屋27は合成樹脂
で成型して側足片部20bの外側に嵌着して側足片部2
0bの摺動子としても利用できるようになしてある。
【0041】また、上記各係止爪23には、その係止先
端部23c側の上面に先端側が下降する斜面23bを設
けてある。さらに、該係止爪23の上方には、一端側
(係止爪23の後端側)を軸25aで下部部屋27に枢
支され他端が下方に向けて回動すると該係止爪23の斜
面23b上に滑り伝動を行ない、この係止爪23をスプ
リング23aの付勢力に抗して押し戻す(「図7」左方
向に移動する)回動爪25を収納してある。
【0042】さらに、上記両側足片部20b,20b内
には下端を上記回動爪25,25上に望ませ、上端には
前記スライダー24a,24aが左右両側方向に移動す
ることで押し下げられる斜面部26aを有した昇降操作
棒26を昇降自在に収納してある。
【0043】したがって、「図7」図示状態ではハンド
ル昇降案内パイプ28の係止孔28aに係止爪23の係
止先端部23aが係止されており、ハンドル昇降案内パ
イプ28は引き手ハンドルユニット本体22に固定して
あるので引き手ハンドル20は昇降できないようになっ
ている。そこで、引き手ハンドル20を昇降するには、
押しボタン24を押し下げる。すると、スライダー24
aが両側方向に移動し、昇降操作棒26,26は下降す
る。昇降操作棒26,26が下降すると回動爪25,2
5が回動し、この回動爪25の先端が係止爪23の斜面
23b上を押し、この係止爪23をスプリング23aの
付勢力に抗して側足片部20bの内側に押し戻し(「図
7」右方向に移動)、係止孔28aと係止爪23との係
止を脱着するようになしてある。
【0044】そして、上記鞄本体10の底面16には、
前面14側で、右側面12と左側面13とのいずれか一
方側に寄った角部位近傍に、該鞄本体10の厚み方向を
向く固定式車軸31aを有した固定軸式車輪31を取り
付けてある。
【0045】この固定軸式車輪31は従来公知なものを
使用すればよいが、「図1」乃至「図8」の図示例で
は、「図5」に最も明らかに示すごとく、断面略逆U字
状のブラケット31cによって車輪本体31eとその固
定式車軸31aとを保持し、このブラケット31cを取
付基板31dに溶接止め等で固定している。なお、ブラ
ケット31cはその先端(図5では下端)が開く傾向を
有するので、この取付基板31dのブラケット31cの
外側部位には切り起こし部31j,31jを設けてブラ
ケット31cを補強(ブラケット31cの先端が開かな
いようになす。)している。
【0046】そして、上記取付基板31dを底面16に
鋲着等で固定するようになしてあるが、「図1」乃至
「図8」の合成樹脂成型鞄の図示実施態様では、該取付
基板31dを直接底面16に固定するので、所定の強度
・耐久性を確保するため、底面16の角の車輪取付部位
に凹部16aを形成してこの凹部16aに合成樹脂重ね
板33を嵌着して重ね、この合成樹脂重板33と共にこ
の取付基板31dを底面16に固定するようになしてあ
る。また、この取付基板31dは合成樹脂重板33に設
けた凹部33a内に嵌入して底面16の内側に重ねた座
板31fを介して締着螺子34,34,34・・・等で
固定している。
【0047】なお、「図9」の縫製鞄の実施態様では、
上記固定軸式車輪31は、枠40の底面16部位に、締
着螺子34,34,34・・・等で固定するようになせ
ばよいものである。
【0048】さらに、上記底面16の四隅のうち固定軸
式車輪31を取り付け角部位を除く他の三か所の角部位
近傍には、垂直軸32bによって枢支されたブラケット
32cによって、該垂直軸32bの延長線には交わらな
い位置に保持した水平車軸32aを有したキャスター車
輪32を夫々設けてなる。
【0049】このキャスター車輪32,32,32は従
来公知なものを使用すればよいが、「図1」乃至「図
8」の合成樹脂成型鞄の実施態様では、「図4」に最も
明らかに示すごとく、取付基板32dの下面側に垂直軸
32bで枢支されると共に、ベアリング32gを介装し
て断面略逆U字状のブラケット32cを取り付けてあ
る。
【0050】上記ブラケット32cには水平車軸32a
で車輪本体32eを保持しているが、この水平車軸32
aは上記垂直軸32bの延長線には交わらない位置に保
持してなる。すなわち、水平車軸32aを垂直軸32b
の延長線には交わらない位置に保持することで、鞄本体
10の曳行方向に対して該水平車軸32aはキャスター
車輪機能で常に直交方向に向くようになるものである。
【0051】また「図1」乃至「図8」の合成樹脂成型
鞄の実施態様では、このキャスター車輪32,32,3
2の取り付けは、底面16の角の車輪取付部位に凹部1
6aを形成してこの凹部16aに合成樹脂重板33を嵌
着して重ね、この合成樹脂重板33と共に該取付基板3
2dを底面16に固定するようになしてあるのは固定軸
式車輪31と同じである。
【0052】また、この取付基板32dは合成樹脂重板
33に設けた凹部33a内に嵌入して底面16の内側に
重ねた座板31fを介して締着螺子34,34,34・
・・で固定しているのも従来と同じである。
【0053】なお、「図9」の縫製鞄の実施態様では、
後面15側の一対のキャスター車輪32,32は前記し
た引き手ハンドルユニット本体22の下端折り曲げ部2
2eに固定し、他の一つのキャスター車輪32は枠40
の底面16部位に固定するようになしてある。
【0054】なお、上記車輪31,32,32,32
は、通常は鋲着で緩むことがないように固定するもので
あるが、図示実施態様及び「請求項2」と「請求項4」
の発明では締着螺子34,34,34・・・で固定する
ようになしてある。この締着螺子34,34,34・・
・を使用した理由は、無論交換を可能としたものであ
る。
【0055】上記4つの車輪31,32,32,32
中、後面15側の2つのキャスター車輪32,32は、
鞄本体10を直立させて曳行する場合も、傾斜して曳行
する場合も床面Fに接する。したがって、他の二つの車
輪31,32より早く摩耗することになる。そして、4
つの車輪31,32,32,32のいずれかの摩耗の進
行度が他のものと相違すると鞄本体10を直立させた際
の安定性が悪くなるので交換の必要性が生ずるもので、
鋲着では鋲を切断除去する特別な工具と鋲着工具が必要
で、特別な工場でないと交換できないが、締着螺子3
4,34,34・・・で固定してあるとどこでも交換が
容易となるものである。
【0056】
【発明の効果】本発明は上記のごときで、車輪31,3
2,32,32は一つが固定軸式車輪31で他の三つが
キャスター車輪32,32,32であるので、全車輪3
1,32,32,32を床面Fに付けて鞄本体10を直
立させて、その厚み方向と直交方向に曳行することので
きる車輪付き鞄を提供できるものである。
【0057】また、底面16の四隅のうち固定軸式車輪
31を取り付けた角部位を除く他の三か所の角部位近傍
には、垂直軸32bによって枢支されたブラケット32
cによって、該垂直軸32bの延長線には交わらない位
置に保持した水平車軸32aを有したキャスター車輪3
2を夫々設けてなるので、引出式引き手ハンドル20を
設けた側の二つのキャスター車輪32,32で、該引出
式引き手ハンドル20を握持して従来と同様に鞄本体1
0を前面14と後面15とがその上端が使用者側に近づ
くように傾斜させて曳行できる車輪付き鞄を提供できる
ものである。
【0058】そして、上記車輪31,32,32,32
は一つのみを固定軸式車輪31となしたので、鞄本体1
0を直立させて4つの車輪が床面Fに接触していても方
向転換が容易であり、しかも固定軸式車輪31によって
むやみには進行方向を変更しない車輪付き鞄を提供でき
るものである。
【0059】また、「請求項2」の発明は、後面15側
の二つのキャスター車輪32,32を締着螺子34,3
4,34・・・で締着してあるので、車輪31,32,
32,32が片減りした場合、上記効果に加え、該キャ
スター車輪32,32を容易に交換できる車輪付き鞄を
提供できるものである。
【0060】さらに、「請求項3」の発明は、引き手ハ
ンドルユニット本体22を凹部15に蓋状に取り付ける
ようになしたので、引き手ハンドル20を容易に、かつ
体裁良く取り付けられる車輪付き鞄を提供できるもので
ある。
【0061】さらに、「請求項3」の発明は、上記した
「請求項1」、「請求項2」及び「請求項3」の効果を
有した車輪付き鞄を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明車輪付き鞄の一実施態様を示す後面図で
ある。
【図2】底面図である。
【図3】使用状態右側面図である。
【図4】本発明に使用されるキャスター車輪部位の縦断
面図である。
【図5】本発明に使用される固定車軸式車輪部位の縦断
面図である。
【図6】本発明に使用される引出式引き手ハンドル部位
の斜視図である。
【図7】本発明に使用される引出式引き手ハンドル部位
の要部縦断面図である。
【図8】上記引出式引き手ハンドルの鞄本体への取付部
位の要部縦断面図である。
【図9】別の実施態様の右側面図である。
【図10】従来例正面図である。
【図11】別の従来例右側面図である。
【符号の説明】
5 底足片 10 鞄本体 11 上面 12 右側面 13 左側面 14 前面 15 後面 15a 凹部 16 底面 20 引出式引き手ハンドル 20b 側足片部 21 提げ手 22 引き手ハンドルユニット本体 28 ハンドル昇降案内パイプ 31a 固定式車軸 31 固定軸式車輪 32 キャスター車輪 32a 水平車軸 32b 垂直軸 32c ブラケット 34 締着螺子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦長に置いた状態での鞄本体(10)の
    上面(11)と、左側面(13)とに提げ手(21)を
    夫々設け、該鞄本体(10)の右側面(12)には底足
    片(5,5,5,5)を設け、 上記鞄本体(10)の後面(15)側に、上方に引き出
    すことのできる引出式引き手ハンドル(20)を設け、 また、上記鞄本体(10)の底面(16)には、前面
    (14)側で右側面(12)と左側面(13)とのいず
    れか一方側に寄った角部位近傍に、該鞄本体(10)の
    厚み方向を向く固定式車軸(31a)を有した固定軸式
    車輪(31)を取り付け、 上記底面(16)の四隅のうち固定軸式車輪(31)を
    取り付けた角部位を除く他の三か所の角部位近傍には、
    垂直軸(32b)によって枢支されたブラケット(32
    c)によって、該垂直軸(32b)の延長線には交わら
    ない位置に保持した水平車軸(32a)を有したキャス
    ター車輪(32)を夫々設けてなる車輪付き鞄。
  2. 【請求項2】 縦長に置いた状態での鞄本体(10)の
    上面(11)と、左側面(13)とに提げ手(21)を
    夫々設け、該鞄本体(10)の右側面(12)には底足
    片(5,5,5,5)を設け、 上記鞄本体(10)の後面(15)側に、上方に引き出
    すことのできる引出式引き手ハンドル(20)を設け、 また、上記鞄本体(10)の底面(16)には、前面
    (14)側で右側面(12)と左側面(13)とのいず
    れか一方側に寄った角部位近傍に、該鞄本体(10)の
    厚み方向を向く固定式車軸(31a)を有した固定軸式
    車輪(31)を取り付け、 上記底面(16)の四隅のうち固定軸式車輪(31)を
    取り付けた角部位を除く他の三か所の角部位近傍には、
    垂直軸(32b)によって枢支されたブラケット(32
    c)によって、該垂直軸(32b)の延長線には交わら
    ない位置に保持した水平車軸(32a)を有したキャス
    ター車輪(32)を夫々設け、 上記固定軸式車輪(31)及びキャスター車輪(32,
    32,32)のうち少なくとも後面(15)側の二つの
    キャスター車輪(32,32)を締着螺子(34,3
    4,34・・・)で底面(16)に締着してなる車輪付
    き鞄。
  3. 【請求項3】 縦長に置いた状態での鞄本体(10)の
    上面(11)と、左側面(13)とに提げ手(21)を
    夫々設け、該鞄本体(10)の右側面(12)には底足
    片(5,5,5,5)を設け、 上記鞄本体(10)の後面(15)に上面(11)に至
    る凹部(15a)を設け、この凹部(15a)には蓋状
    の引き手ハンドルユニット本体(22)を取り付け、こ
    の引き手ハンドルユニット本体(22)内には一対のハ
    ンドル昇降案内パイプ(28,28)を収納し、鞄本体
    (10)の上方からこのハンドル昇降案内パイプ(2
    8,28)内に逆U字状に構成した引き手ハンドル(2
    0)の両側足片部(20b,20b)を抜き差し可能に
    挿入し、 また、上記鞄本体(10)の底面(16)には、前面
    (14)側で右側面(12)と左側面(13)とのいず
    れか一方側に寄った角部位近傍に、該鞄本体(10)の
    厚み方向を向く固定式車軸(31a)を有した固定軸式
    車輪(31)を取り付け、 上記底面(16)の四隅のうち固定軸式車輪(31)を
    取り付けた角部位を除く他の三か所の角部位近傍には、
    垂直軸(32b)によって枢支されたブラケット(32
    c)によって、該垂直軸(32b)の延長線には交わら
    ない位置に保持した水平車軸(32a)を有したキャス
    ター車輪(32)を夫々設けてなる車輪付き鞄。
  4. 【請求項4】 縦長に置いた状態での鞄本体(10)の
    上面(11)と、左側面(13)とに提げ手(21)を
    夫々設け、該鞄本体(10)の右側面(12)には底足
    片(5,5,5,5)を設け、 上記鞄本体(10)の後面(15)に上面に至る凹部
    (15a)を設け、この凹部(15a)には蓋状の引き
    手ハンドルユニット本体(22)を取り付け、この引き
    手ハンドルユニット本体(22)内には一対のハンドル
    昇降案内パイプ(28,28)を収納し、鞄本体(1
    0)の上方からこのハンドル昇降案内パイプ(28,2
    8)内に逆U字状に構成した引き手ハンドル(20)の
    両側足片部(20b,20b)を抜き差し可能に挿入
    し、 また、上記鞄本体(10)の底面(16)には、前面
    (14)側で右側面(12)と左側面(13)とのいず
    れか一方側に寄った角部位近傍に、該鞄本体(10)の
    厚み方向を向く固定式車軸(31a)を有した固定軸式
    車輪(31)を取り付け、 上記底面(16)の四隅のうち固定軸式車輪(31)を
    取り付けた角部位を除く他の三か所の角部位近傍には、
    垂直軸(32b)によって枢支されたブラケット(32
    c)によって、該垂直軸(32b)の延長線には交わら
    ない位置に保持した水平車軸(32a)を有したキャス
    ター車輪(32)を夫々設け、 上記固定軸式車輪(31)及びキャスター車輪(32,
    32,32)のうち少なくとも後面(15)側の二つの
    キャスター車輪(32,32)を締着螺子(34,3
    4,34・・・)で底面(16)に締着してなる車輪付
    き鞄。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020068856A (ko) * 2001-02-23 2002-08-28 배성환 가방 밑판
JP2011037416A (ja) * 2009-08-18 2011-02-24 Trust League:Kk 分離可能キャスターユニット及び当該キャスターユニットを装着したキャリーバッグ。

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0739545B2 (ja) * 1986-03-19 1995-05-01 大日本インキ化学工業株式会社 ポリアリ−レンスルフイド樹脂組成物

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