JPH09298591A - 音声符号化装置 - Google Patents

音声符号化装置

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Publication number
JPH09298591A
JPH09298591A JP8113977A JP11397796A JPH09298591A JP H09298591 A JPH09298591 A JP H09298591A JP 8113977 A JP8113977 A JP 8113977A JP 11397796 A JP11397796 A JP 11397796A JP H09298591 A JPH09298591 A JP H09298591A
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JP
Japan
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low
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Application number
JP8113977A
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English (en)
Inventor
Takuya Kawashima
嶋 拓 也 河
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 留守番電話メッセージを大量に記憶させ、か
つ音質の劣化を最小限に抑える。 【解決手段】 ビットレートの少ないローレート方式で
受信した場合には、復号化することなくそのまま留守番
電話メッセージ記憶部6に記憶し、フルレート方式で受
信した場合には、フルレート復号化部3で一度復号して
からローレート符号化部4に入力することでローレート
符号化データを得、またアナログ音声信号が入力された
場合には、A/D変換してからローレート符号化部4に
入力することでローレート符号化データを得、それぞれ
記憶部6に記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信におい
て、留守番電話機能を有し、異なるビットレートで音声
符号化を行うことのできる音声符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機において留守番電話機
能を実現させる場合、電気通信事業者側と特別な契約を
結び、網側に予め記憶されている案内メッセージに従
い、携帯電話機または一般電話機から留守番電話メッセ
ージを入力し、これを網側でPCMデータとして記憶し
ていた。留守番電話メッセージを利用者が聞きたい場合
には、利用者がその時使用している音声符号化方式に合
わせて、再符号化されてから転送される。
【0003】また、携帯電話機の場合には、携帯電話機
側に記憶手段を有し、受信した留守番電話メッセージデ
ータをPCMデータ等として記憶するものがあり、留守
番電話メッセージ再生要求があった場合には、留守番電
話メッセージはベースバンド部からRF部へと送られ、
基地局に向かって送信される。
【0004】以下、図13を参照して従来の携帯電話機
の留守番電話機能について説明する。まず、留守番電話
メッセージ登録時の動作を説明する。図13において、
留守番電話メッセージ登録要求側の基地局は、フルレー
ト方式を使用して電波を送信する。携帯電話機では、ま
ずRF部131で受信した信号をベースバンド部132
によりフルレート符号化データとして取り出し、フルレ
ート復号化部133で復号する。セレクタ部134は、
一般通話モードであるときは、フルレート復号化部13
3で変換されたPCMデータをD/A変換部135によ
りアナログ信号に変換し、スピーカ136から再生音声
を再生する経路を選択する。一方、留守番電話メッセー
ジ登録モード時には、留守番電話メッセージ登録制御部
137を介して留守番電話メッセージ記憶部138に記
憶する経路を選択し、記憶部138は留守番電話メッセ
ージをPCM形式で記憶する。
【0005】次に、留守番電話メッセージ再生要求時の
動作を説明する。留守番電話メッセージ再生要求信号を
確認すると、セレクタ部142は、留守番電話メッセー
ジ選択制御部139を介して所望の留守番電話メッセー
ジデータを選択し、これをフルレート符号化部143に
よりフルレート符号化データに変換し、ベースバンド部
144およびRF部145を経由して留守番電話メッセ
ージ再生要求側の基地局に転送される。また、留守番電
話メッセージ記憶部138を有する携帯電話機側で再生
要求があった場合には、セレクタ部134は、留守番電
話メッセージ選択制御部139を介して留守番電話メッ
セージデータを選択後、そのデータをD/A変換部13
5に渡し、アナログ信号に変換し、スピーカ136から
留守番電話メッセージを再生する。なお、通常の送話時
には、マイク140から入力された音声信号は、A/D
変換部141によりPCMデータに変換され、セレクタ
部142を経由してフルレート符号化部143によりフ
ルレート符号化データに変換され、ベースバンド部14
4からRF部145を経由して基地局側へと送信され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の携帯電話機では、留守番電話メッセージをPCMデ
ータとして記憶させておく場合、1件当たりのデータ量
が大きくなるため、より多くの留守番電話メッセージを
記憶できないという問題があった。またPCMデータで
はなく、圧縮率を高くした他の符号化方式で記憶させて
おく場合において、別の携帯電話機や電話機から再生要
求があった場合には、符号化・復号化プロセスを複数回
行うことになり、音質が劣化してしまうという問題があ
った。一般には、音声の高能率符号化方式による符号化
・復号化プロセスは、不可逆変換であるため、符号化を
くり返すと音質が劣化してしまう。
【0007】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、留守番電話メッセージを大量に記憶させ
ることができ、かつ音質の劣化を最小限に抑えることの
できる音声符号化装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、ビットレートの少ないローレート方式で
受信した場合には、復号化することなくそのまま留守番
電話メッセージ記憶部に記憶し、フルレート方式で受信
した場合には、フルレート復号化部で一度復号してから
ローレート符号化部に入力することでローレート符号化
データを得、またアナログ音声信号が入力された場合に
は、A/D変換してからローレート符号化部に入力する
ことでローレート符号化データを得、それぞれ記憶部に
記憶するようにしたものである。これにより、留守番電
話メッセージを大量に記憶させることができ、かつ音質
の劣化を最小限に抑えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、留守番電話機能を有し、ビットレートの異なる2つ
の音声符号化方式で符号化を行う装置において、ビット
レートの少ないロービット方式で受信した時は、ロービ
ット符号化データを復号化することなく、留守番電話メ
ッセージ記憶部に記憶し、ビットレートの多いフルレー
ト方式で受信した時は、フルレート符号化データをフル
レート復号化部でPCMデータに変換し、次いでローレ
ート符号化部でローレート符号化データに変換してから
留守番電話メッセージ記憶部に記憶し、留守番電話メッ
セージ再生要求があった場合には、ローレート方式で接
続された時は、留守番電話メッセージ記憶部に記憶され
ているローレート符号化データを復号することなく送出
し、フルレート方式で接続された時は、留守番電話メッ
セージ記憶部に記憶されているローレート符号化データ
をローレート復号化部でPCMデータに変換し、次いで
フルレート符号化部でフルレート符号化データに変換し
てから送出することを特徴とする音声符号化装置であ
り、ローレート方式で受信した場合には、信号を復号化
することなく留守番電話メッセージデータを記憶でき、
フルレート方式で受信した場合には、信号を一度復号
し、その復号信号をローレート符号化部に入力すること
でローレート符号化データを得、またアナログ音声信号
が入力された場合には、これをローレート符号化部に入
力することでローレート符号化データが得られる。この
ように、受信した信号をローレート符号化データに変換
してから留守番電話メッセージ記憶部に記憶させること
で、大量の留守番電話メッセージを記憶することができ
る。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は、受信し
たフルレート符号化データをローレート符号化データと
して記憶する際に、フルレート方式で受信したフルレー
ト符号化データから必要なパラメータを抽出してローレ
ート符号化部で利用可能なデータに変換するデータ整形
部を備えた請求項1記載の音声符号化装置であり、フル
レート方式で受信したデータを、ローレート符号化部で
符号化する際に、より原音に近い音声を分析しているフ
ルレート符号化データを利用することで、複数回符号化
を行うことによって生じる歪みを少なくすることがで
き、大量かつ音質の高い留守番電話メッセージを記憶す
ることができる。
【0011】本発明の請求項3に記載の発明は、受信し
たフルレート符号化データをローレート符号化データと
して記憶する際に、フルレート復号化部で復号され、次
いでローレート符号化部により符号化されたローレート
符号化データを受け取り、このデータをフルレート符号
化データから得られるパラメータで置換するデータ変換
部を備えた請求項1記載の音声符号化装置であり、フル
レート方式で受信したデータを、フルレート復号化部で
復号後、その復号データをローレート符号化部に入力す
ることでローレート符号化データを生成し、このローレ
ート復号化音声のパラメータの一部を、より原音に近い
音声を分析しているフルレート符号化データに符号化デ
ータ変換部によって適切に変換して置き換えることで、
ローレート符号化部を変更することなく、複数回符号化
を行うことによって生じる歪みを最小限に抑え、聴感上
の音声品質を向上させることができる。
【0012】本発明の請求項4に記載の発明は、留守番
電話メッセージ記憶部に記憶されているローレート符号
化データをフルレート符号化データに変換してから送出
する際に、ローレート符号化データからフルレート方式
とローレート方式で共通の意味を持つ変換可能なパラメ
ータを抽出し、これをフルレート符号化部に利用可能な
データに変換してからフルレート符号化部に出力するデ
ータ整形部を備えた請求項1記載の音声符号化装置であ
り、留守番電話メッセージデータを記憶する音声符号化
方式がローレート方式であり、留守番電話メッセージ再
生要求側の音声符号化方式がフルレート方式で接続され
た場合に、ローレート復号化部で復号化された音声波形
から、フルレート方式で符号化する際に声道情報パラメ
ータやフレームパワーを求めるのではなく、ローレート
方式で符号化する際に算出された声道情報パラメータや
フレームパワーを利用することで、異なる音声符号化方
式によって複数回符号化されることによって生じる歪み
を最小限に抑え、聴感上の音声品質を向上させることが
できる。
【0013】本発明は請求項5に記載の発明は、留守番
電話メッセージ記憶部に記憶されているローレート符号
化データをフルレート符号化データに変換してから送出
する際に、ローレート復号化部で復号され、次いでフル
レート符号化部により符号化されたフルレート符号化デ
ータを受け取り、このデータからフルレート方式とロー
レート方式で共通の意味を持つ変換可能なパラメータを
抽出し、このパラメータでフルレート符号化データを置
換するデータ変換部を備えた請求項1記載の音声符号化
装置であり、留守番電話メッセージデータを記憶する音
声符号化方式がローレート方式であり、留守番電話メッ
セージ再生要求側の音声符号化方式がフルレート方式で
接続された場合に、ローレート復号化部で復号化し、さ
らにフルレート符号化部で符号化する必要があるが、こ
のままだと聴感的にかなり劣化している可能性が高いた
め、フルレート符号化部により生成されたフルレート符
号化データを、ローレート符号化部で符号化するさいに
分析したパラメータの一部を適当な形式に変換してこれ
を置き換えることで、異なる音声符号化方式によって複
数回符号化されることによって生じる歪みを最小限に抑
え、聴感上の音声品質を向上させることができる。
【0014】本発明の請求項6に記載の発明は、留守番
電話メッセージ登録時に受信したフルレート符号化方式
の符号化データのうち、一部のパラメータのみを別の記
憶領域に記憶しておき、ローレート方式で記憶されてい
た音声データをフルレート符号化部で符号化する際に、
別の記憶領域に保存してあったフルレート方式の一部の
パラメータを用いて符号化することを特徴とする請求項
1記載の音声符号化装置であり、フルレート方式で受信
したデータをローレート方式で記憶させておくととも
に、受信したフルレート符号化データのうち一部のパラ
メータを記憶する記憶領域を別に持ち、ローレート符号
化データを復号後、フルレート符号化部により符号化す
る際に、別領域に記憶していた一部のパラメータを利用
することで、複数回符号化されることによって生じる歪
みを最小限に抑え、聴感上の音声品質を向上させること
ができる。
【0015】本発明の請求項7に記載の発明は、留守番
電話メッセージ登録時に受信したフルレート符号化方式
の符号化データのうち、一部のパラメータのみを別の記
憶領域に記憶しておき、ローレート方式で記憶されてい
た音声データをフルレート復号化部で復号し、その復号
データをフルレート符号化部により再符号化し、得られ
たフルレート符号化データを、別の記憶領域に保存して
あったフルレート符号化データの一部のパラメータで置
き換えるデータ変換部を有する請求項6記載の音声符号
化装置であり、フルレート方式で受信したデータをロー
レート方式で記憶させておくとともに、受信したフルレ
ート符号化データのうち一部のパラメータを記憶する記
憶領域を別に持ち、ローレート符号化データを復号後、
フルレート符号化部により符号化した符号化データのう
ち一部のパラメータを別の記憶領域に記憶していた一部
のパラメータに置き換えることで、ローレート符号化部
に変更を加えることなく、複数回符号化されることによ
って生じる歪みを最小限に抑え、聴感上の音声品質を向
上させることができる。
【0016】本発明の請求項8に記載の発明は、受信し
た音声データの伝送誤りの程度によって受信した音声デ
ータをそのままの方式で記憶するか、別の低ビットレー
トの音声符号化方式で再変換してから記憶するかを選択
する伝送状態判定部を備えた請求項1から7のいずれか
に記載の音声符号化装置であり、フルレート方式で留守
番電話メッセージデータを受信した場合は、伝送路の状
態が良好で伝送誤りがある程度低い状態の時には、記憶
メッセージ容量増大化のため、よりデータを圧縮できる
ローレート方式に変換し、伝送路の状態が悪く、信号あ
る程度正しく受けられないと判断した時は、ローレート
方式に変換せずにその状態のまま記憶することで、記憶
量を増大できるとともに最低限度の音質レベルを保つこ
とができる。
【0017】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態を図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実
施の形態における携帯電話機の音声符号化装置の構成を
示している。図1において、1は入力セレクタであり、
登録モードか通常通話モードかの情報を取得して、登録
モードであった場合には、受信する信号に合わせた経路
を選択する。2はA/D変換部であり、マイクから音声
が入力された場合には、アナログ信号をローレート符号
化部3の入力に適したディジタル信号に変換する。3は
フルレート復号化部であり、フルレート符号化データを
PCMデータに復号する。4はローレート符号化部であ
り、復号されたPCMデータをローレート符号化データ
に変換する。5は留守番電話メッセージ登録制御部であ
り、記憶部6の記憶箇所の割り当て等を行う。6は留守
番電話メッセージ記憶部であり、留守番電話メッセージ
を記憶する。7は留守番電話メッセージ選択制御部であ
り、再生要求のあった留守番電話メッセージを記憶部6
から選択する。8はローレート復号化部であり、ローレ
ート符号化データをPCMデータに復号する。9はフル
レート符号化部であり、復号されたPCMデータをフル
レート符号化データに変換する。10はD/A変換部で
あり、ローレート復号化部8で復号されたPCMディジ
タル信号を、スピーカから流すことのできるアナログ信
号に変換する。11は出力セレクタであり、装置が現在
使用している音声符号化方式に合わせて、それに適した
経路を選択する。
【0018】次に、上記音声符号化装置における留守番
電話機能について説明する。まず、留守番電話メッセー
ジを登録する際の動作について説明する。マイクから留
守番電話メッセージを登録しようとする場合は、マイク
から入力された留守番電話メッセージの音声信号は、入
力セレクタ1によりA/D変換部2に入力され、ディジ
タルデータに変換後、ローレート符号化部4に入力さ
れ、ローレート符号化データに変換される。ローレート
符号化データは、留守番電話メッセージ登録制御部5に
より制御され、留守番電話メッセージ記憶部6に記憶さ
れる。また、フルレート符号化データにより留守番電話
メッセージを登録しようとする場合は、入力セレクタ1
によりフルレート符号化データがフルレート復号化部3
に入力され、ローレート符号化部4の入力に適したPC
Mデータに復号される。このPCMデータは、ローレー
ト符号化部4に入力され、ローレート符号化データに変
換される。このローレート符号化データは、留守番電話
メッセージ登録制御部5により制御され、留守番電話メ
ッセージ記憶部6に記憶される。さらに、ローレート符
号化データにより留守番電話メッセージを登録しようと
する場合は、入力セレクタ1により直接記憶部6につな
がる経路が選択され、入力されたローレート符号化デー
タは、留守番電話メッセージ登録制御部5により制御さ
れ、留守番電話メッセージ記憶部6に記憶される。
【0019】次に、留守番電話メッセージを聞く場合の
動作について説明する。この場合、留守番電話メッセー
ジ記憶部6内には、ローレート符号化データが入ってい
るものとする。まず、変調してエア上に送信する必要が
ない場合、例えば携帯電話機内に記憶されている留守番
電話メッセージをその携帯電話機のスピーカで聞く場合
には、留守番電話メッセージ記憶部6内に記憶されてい
るデータから、所望のデータを留守番電話メッセージ選
択制御部7によって選択し、これをローレート復号化部
8に入力してPCMデータを得る。このPCMデータを
D/A変換部10に入力してアナログデータを得ること
によりスピーカから聞くことができる。次に、留守番電
話メッセージ再生要求してきた相手とフルレート方式で
接続されている場合は、留守番電話メッセージ記憶部6
内に記憶されているローレート符号化データから所望の
データを留守番電話メッセージ選択制御部7によって選
択し、これをローレート復号化部8に入力し、PCMデ
ータを得る。このPCMデータをさらにフルレート符号
化部9に入力することで、フルレート方式のデータを
得、これを変調してフルレート方式の音声データを基地
局へ向けて送信する。次に、留守番電話メッセージ再生
要求をしてきた相手とローレート方式で接続されている
場合、留守番電話メッセージ記憶部6内の記憶されてい
るローレート符号化データから所望のデータを留守番電
話メッセージ選択制御部7によって選択し、これを復号
化することなく、そのまま変調してローレート方式の音
声データを基地局へ向けて送信する。
【0020】以上のように、本実施の形態1によれば、
登録しようとしている音声方式によらずに、圧縮効率の
優れたローレート方式で留守番電話メッセージを登録す
ることができるので、記憶メッセージ容量を増大化する
ことができる。また、留守番電話メッセージ記憶部6内
に記憶されている符号化データの符号化方式がローレー
ト方式であっても、留守番電話メッセージ再生要求をし
てきた音声符号化方式に制限されることなく、留守番電
話メッセージを再生することができる。
【0021】(実施の形態2)図2は本発明の第2の実
施の形態における携帯電話機の音声符号化装置の構成を
示している。図2において、21は入力セレクタであ
り、登録モードか通常通話モードかの情報を取得して、
登録モードであった場合には、受信する信号に合わせた
経路を選択する。22はフルレート復号化部であり、フ
ルレート符号化データをPCMデータに復号する。23
はデータ整形部であり、フルレート符号化データから必
要なパラメータを抽出し、さらに適当なパラメータとな
るように変換し、ローレート符号化部24に供給する。
24はローレート符号化部であり、通常のPCMデータ
を符号化する機能に加えて、フルレート復号化部22に
より復号された音声データを符号化する際には、データ
整形部23から得られるパラメータを利用して符号化す
ることができる。25は留守番電話メッセージ登録制御
部であり、26は留守番電話メッセージ記憶部である。
【0022】次に、上記音声符号化装置における動作に
ついて説明する。受信した信号がローレート方式であっ
たならば、この信号は復号化されることなく、留守番電
話メッセージ記憶部26に記憶される。受信した信号が
フルレート方式であったならば、この信号はフルレート
復号化部22とデータ整形部23に入力される。フルレ
ート復号化部22は、符号化データを受け取ると通常通
り復号し、復号されたPCMデータをローレート符号化
部24に供給する。一方、データ整形部23は、受け取
ったフルレート符号化データからフルレート方式とロー
レート方式で同一の意味を表し、かつ変換可能なパラメ
ータを抽出し、ローレート方式に適合するように変換
し、これをローレート符号化部24に供給する。
【0023】以下にデータ整形部23における変換動作
について図3を参照しながら説明する。一例として、両
音声符号化方式が線形等価分離モデルに基づき、声道情
報を表すパラメータを伝送している場合を考え、フルレ
ート方式が反射係数を、ローレート方式がLSP係数を
伝送パラメータに用いている場合を考える。データ整形
部23は、フルレート符号化データを受け取ると、フル
レート方式の符号化データのうち、反射係数LSPi
{i=1,…,10}を反射係数抽出部31で選択し、
これを線形予測係数算出部32で線形予測係数αi {i
=1,…,10}に変換してローレート符号化部24に
供給する。一方、ローレート符号化部24がフルレート
復号化部22からPCMデータを受け取ると、このデー
タから、ハミング窓掛け部33、自己相関関数算出部3
4、ラグ窓掛け部35、線形予測係数算出部36を経由
して、線形予測係数を算出する経路1と、データ整形部
23から線形予測係数を受け取り、この値を使用する経
路2をセレクタ部37で選択し、LSP係数算出部38
でLSP係数を算出する。通常は経路1を選択するが、
本例の場合には経路2を選択する。
【0024】以上のように、本実施の形態2によれば、
声道情報を表す線形予測係数として、より歪みの少ない
波形から分析された値を使うことができ、複数回にわた
る符号化によって生じる歪みを最小限に抑えることがで
きる。
【0025】(実施の形態3)図4は本発明の第3の実
施の形態における携帯電話機の音声符号化装置の構成を
示している。図4において、41は入力セレクタであ
り、登録モードか通常通話モードかの情報を取得して、
登録モードであった場合には、受信する信号に合わせた
経路を選択する。42はフルレート復号化部であり、フ
ルレート符号化データをPCMデータに復号する。43
はローレート符号化部であり、復号されたPCMデータ
をローレート符号化データに変換する。44はデータ変
換部であり、ローレート符号化部43により符号化され
たローレート符号化データを受け取り、フルレート符号
化データから得られるパラメータを変換し、このパラメ
ータに置き換えることでローレート符号化データを変換
する。45は留守番電話メッセージ登録制御部であり、
46は留守番電話メッセージ記憶部である。
【0026】次に、上記音声符号化装置における動作に
ついて説明する。受信した信号がローレート方式であっ
たならば、この信号はフルレート復号化部42に入力さ
れる。フルレート復号化部42は、符号化データを受け
取ると通常通り復号し、復号されたPCMデータをロー
レート符号化部43に供給し、ローレート符号化部43
は、ローレート符号化データとして出力する。データ変
換部44は、このローレート符号化データとフルレート
符号化データを受け取り、ローレート符号化データを、
フルレート符号化データのうち、フルレート方式とロー
レート方式とで同一の意味を表し、かつ変換可能なパラ
メータを適当な変換処理を加えたもので置き換えること
でデータ変換を行う。
【0027】以下にデータ変換部44における動作につ
いて図5を参照しながら説明する。一例として、両音声
符号化方式が線形等価分離モデルに基づき、声道情報を
表すパラメータを伝送している場合を考え、フルレート
方式が反射係数を、ローレート方式がLSP係数を伝送
パラメータに用いている場合を考える。データ変換部4
4は、フルレート符号化データを受け取り、反射係数抽
出部51により反射係数を抽出する。次に、線形予測係
数算出部52により反射係数から線形予測係数に変換
し、さらにLSP係数算出部53によりLSP係数に変
換し、LSP量子化部54により量子化され、LSP係
数は通常の符号化された時と同一の形式に変換される。
最後に、データ変換部55により、ローレート符号化部
43によって算出された符号化データのうち、LSP係
数をデータ変換部55内で算出されたLSP’で置き換
えることによりデータ変換を行う。なお、その他のパラ
メータについては変更を加えない。
【0028】以上のように、本実施の形態3によれば、
ローレート符号化部43に変更を加えることなく、高音
質でかつ効率よく留守番電話メッセージを記憶すること
ができる。
【0029】(実施の形態4)図6は本発明の第4の実
施の形態における携帯電話機の音声符号化装置の構成を
示している。図6において、61は留守番電話メッセー
ジ記憶部であり、留守番電話メッセージを記憶する。6
2は留守番電話メッセージ選択制御部であり、再生要求
のあった留守番電話メッセージを記憶部61から選択す
る。63はローレート復号化部あり、ローレート符号化
データをPCMデータに復号する。64はデータ整形部
であり、ローレート符号化データから、フルレート方式
とローレート方式で共通の意味を持ち、変換可能なパラ
メータを抽出し、さらに適当なパラメータとなるように
変換し、フルレート符号化部65に供給する。65はフ
ルレート符号化部であり、通常のPCMデータを符号化
する機能に加えて、ローレート復号化部63により復号
された音声データを符号化する際には、データ整形部6
4から得られるパれメータを利用して符号化することが
できる。66は出力セレクタであり、装置がいま現在使
用している音声符号化方式に合わせて、それに適した経
路を選択する。
【0030】次に、上記音声符号化装置の動作について
説明する。まず、再生要求のあった留守番電話メッセー
ジがローレート方式で記憶されており、かつ再生要求を
送ってきた相手とフルレート方式で接続された時の動作
を図7を参照しながら説明する。一例として、ここで
は、フルレート方式とローレート方式がともに声道情報
を表すパラメータを伝送する符号化方式であり、フルレ
ート方式が反射係数LPCを、ローレート方式がLSP
係数を伝送するものとする。
【0031】まず、留守番電話メッセージデータがロー
レート復号化部63およびデータ整形部64に入力され
る。ローレート復号化部63では、通常通りに復号デー
タを生成する。一方、データ整形部64では、受け取っ
たローレート符号化データから、LSP係数抽出部71
によりLSP係数を抽出し、線形予測係数算出部72に
より線形予測係数α’を算出する。続いて、この線形予
測係数α’から、反射係数算出部73により反射係数L
PC’を求める。フルレート符号化部65は、フルレー
ト復号化部63により復号された音声を受け取るが、こ
のとき、反射係数および線形予測係数は算出せず、デー
タ整形部64により算出された反射係数LPC’および
線形係数α’を受け取り、これ以降この係数を使用して
符号化を行う。
【0032】以上のように、本実施の形態4によれば、
ローレート符号化データをフルレート符号化データとし
て再符号化する場合にも、歪みを最小限に抑えた符号化
が可能になる。
【0033】(実施の形態5)図8は本発明の第5の実
施の形態における携帯電話機の音声符号化装置の構成を
示している。図8において、81は留守番電話メッセー
ジ記憶部であり、留守番電話メッセージを記憶する。8
2は留守番電話メッセージ選択制御部であり、再生要求
のあった留守番電話メッセージを記憶部61から選択す
る。83はローレート復号化部あり、ローレート符号化
データをPCMデータに復号する。84はフルレート符
号化部である。85はデータ変換部であり、フルレート
符号化部84により符号化されたフルレート符号化デー
タを受け取り、フルレート方式とローレート方式とで共
通の意味を持つ変換可能なパラメータを抽出して変換
し、このパラメータに置き換えることでフルレート符号
化データに変換する。86は出力セレクタであり、装置
が現在使用している音声符号化方式に合わせて、それに
適した経路を選択する。
【0034】次に、上記音声符号化装置の動作について
説明する。まず、留守番電話メッセージ再生要求を送っ
てきた相手とローレート方式で接続されている場合は、
留守番電話メッセージ選択制御部82により留守番電話
メッセージ記憶部81から所望の留守番電話メッセージ
を選択し、そのままローレート符号化データとして送出
する。次に、留守番電話メッセージ再生要求のあった相
手とフルレート方式で接続されている場合は、留守番電
話メッセージ選択制御部82により留守番電話メッセー
ジ記憶部81から所望の留守番電話メッセージを選択
し、ローレート復号化部83に入力し、復号した音声デ
ータをさらにフルレート符号化部84に入力し、フルレ
ート符号化データを生成する。ただし、このままでは複
数回の符号化を行ったために音質がかなり劣化している
可能性があるため、より原音に近い音声波形を分析して
いるフルレート符号化データを利用して高音質化を図
る。すなわち、フルレート符号化部84により生成され
た符号化データは、データ変換部85に入力されて符号
データ変換が行われる。
【0035】以下にデータ変換部85の動作について図
9を参照しながら説明する。一例として、ここでは、フ
ルレート方式とローレート方式がともに声道情報を表す
パラメータを伝送する符号化方式であり、フルレート方
式が反射係数LPCを、ローレート方式がLSP係数を
伝送するものとする。データ変換部85では、ローレー
ト符号化データを受け取ると、LSP係数抽出部91に
よりLSP係数を抽出し、線形予測係数算出部92によ
りLSP係数から線形予測係数を算出し、反射係数算出
部93により反射係数LPCに変換する。さらに、フル
レート符号化データと等しい形式に変換するため、反射
係数量子化部94により、量子化された反射係数LP
C’が算出される。最後に、フルレート符号化部84に
より生成されたフルレート符号化データの反射係数LP
Cを上記LPC’で置き換えることで符号化データの変
換を完了する。
【0036】以上のように、本実施の形態5によれば、
符号化部や復号化部に変更を加えることなく、ローレー
ト符号化した音声データをさらにフルレート符号化した
ときに生じる歪みを最小限に抑えることができ、高音質
化を図ることができる。
【0037】(実施の形態6)図10は本発明の第6の
実施の形態における携帯電話機の音声符号化装置の構成
を示す。図10において、101は入力セレクタ、10
2はフルレート復号化部、103はローレート符号化
部、104は留守番電話メッセージ登録制御部、105
は留守番電話メッセージ記憶部、106は留守番電話メ
ッセージ選択制御部、107はローレート復号化部、1
08はフルレート符号化部、109は出力セレクタであ
り、これらは図1に示したものと同じである。110は
フルレート符号化データ整形部、11は留守番電話登録
制御部、112はフルレート符号化データ記憶部、11
3は留守番電話メッセージ選択制御部、114は方式フ
ラグ部である。なお、111から113は104から1
06と共用化することができる。
【0038】次に、上記音声符号化装置の動作について
説明する。まず、留守番電話メッセージ登録時の動作に
ついて説明する。留守番電話メッセージ登録要求をして
きた相手とローレート方式で接続されている場合は、受
信した信号をそのまま復号化することなく、ローレート
方式のままで留守番電話メッセージ記憶部105に記憶
する。留守番電話メッセージ登録要求をしてきた相手と
フルレート方式で接続されている場合は、受信した信号
をフルレート復号化部102で復号し、これをローレー
ト符号化部103によりローレート符号化データに変換
し、留守番電話メッセージ登録制御部104を介して留
守番電話メッセージ記憶部105に記憶する。またこれ
とは別に、受信したフルレート符号化データをフルレー
ト符号化データ整形部110に入力し、フルレート符号
化データの一部のパラメータを留守番電話メッセージ登
録制御部111を介してフルレート符号化データ記憶部
112に記憶する。このとき、方式フラグ部114に
は、登録したメッセージが受信時フルレート方式であっ
たというフラグを立てておく。
【0039】次に、留守番電話メッセージ再生時の動作
を説明する。留守番電話メッセージ再生要求をしてきた
相手とローレート方式で接続されている場合は、ローレ
ート方式で留守番電話メッセージ記憶部105に記憶さ
れている留守番電話メッセージをそのまま送出する。フ
ルレート方式で接続されている場合は、記憶されている
メッセージがフルレート方式で受信したか、ローレート
方式で受信したかにより動作が異なる。受信した時の方
式が何であるかは方式フラグ部114に格納してある。
所望のメッセージが登録時にローレート方式で受信した
ものならば、留守番電話メッセージ記憶部105から所
望のメッセージを選択して、ローレート復号化部107
で復号してから、フルレート符号化部108でフルレー
ト符号化データに変換して送出する。なお、この時、実
施の形態4に記載の方法を使用してもよい。逆に、所望
のメッセージが登録時にフルレート方式で受信したもの
ならば、フルレート符号化部108で符号化する際に、
ローレート復号化部107で復号した復号データだけで
なく、フルレート符号化データ記憶部112に記憶され
ているフルレート符号化データの一部のパラメータを用
いてフルレート符号化する。
【0040】以上のように、本実施の形態6によれば、
使用するフルレート符号化データ記憶部112に記憶さ
れている一部のパラメータは、受信時のパラメータであ
るため、これを用いることで複数回符号化することによ
って生じる歪みを最小限に抑えることができる。一例と
して、フルレート方式が1フレーム20msで138b
itで、声道情報を表すパラメータを記録するパラメー
タとして36bitが割り当てられているとし、一方、
ローレート方式として1フレーム40msで138bi
tであった場合、フルレート方式で記憶する場合には、
40ms当たり276bit必要であるが、本実施の形
態では138+36×2=210bitで済み、約76
%の記憶量で済むことになる。
【0041】(実施の形態7)図11は本発明の第7の
実施の形態における携帯電話機の音声符号化装置の構成
を示しており、図10に示した上記実施の形態6におけ
る構成にデータ変換部115を追加したものである。以
下、本実施の形態における動作を上記実施の形態6と異
なる部分についてのみ説明する。
【0042】留守番電話メッセージ再生時において、留
守番電話メッセージ再生要求をしてきた相手とローレー
ト方式で接続されている場合は、ローレート方式で留守
番電話メッセージ記憶部105に記憶されている留守番
電話メッセージをそのまま送出する。フルレート方式で
接続されている場合は、記憶されているメッセージがフ
ルレート方式で受信したか、ローレート方式で受信した
かにより動作が異なる。受信した時の方式が何であるか
は方式フラグ部114に格納してある。所望のメッセー
ジが登録時にローレート方式で受信したものならば、留
守番電話メッセージ記憶部105から所望のメッセージ
を選択して、ローレート復号化部107で復号してか
ら、フルレート符号化部108でフルレート符号化デー
タに変換し、データ変換部115では何も変更を加えず
に送出する。なお、この時、実施の形態4に記載の方法
を使用してもよい。逆に、所望のメッセージが登録時に
フルレート方式で受信したものならば、フルレート符号
化データ記憶部112に記憶されているフルレート符号
化データの一部のパラメータで、フルレート符号化部1
08から出力されたフルレート符号化データをデータ変
換部115で置き換え、置き換えた符号化データを送出
する。
【0043】以上のように、本実施の形態7によれば、
使用するフルレート符号化データ記憶部112に記憶さ
れている一部のパラメータは、受信時のパラメータであ
るため、これを用いることで複数回符号化することによ
って生じる歪みを最小限に抑えることができる。また、
実施の形態6と異なり、フルレート符号化部108に対
しても変更を加える必要がないので、本装置を容易に実
現することができる。なお、データ圧縮率に関しては実
施の形態6と等しい。
【0044】(実施の形態8)図12は本発明の第8の
実施の形態における携帯電話機の音声符号化装置の構成
を示している。図12において、121はローレート方
式用伝送路復号化部であり、122はフルレート用伝送
路復号化部であり、誤り検出や誤り訂正を実行するため
伝送路符号化されて送られてきた符号化データを復号
し、音声復号化部にデータを送出する。123は伝送状
態判定部であり、ローレート用伝送路復号化部121か
らCRC等の誤り情報を得る。124は入力セレクタで
あり、登録モードか通常通話模ートかの選択を行い、登
録モードであった場合には、受信する信号に合わせた経
路を選択する。125はフルレート復号化部であり、1
26はローレート符号化部である。127は留守番電話
メッセージ登録制御部であり、128は留守番電話メッ
セージ記憶部である。
【0045】次に、上記音声符号化装置の動作について
説明する。留守番電話メッセージ登録要求をしてきた相
手がローレート方式であった場合は実施の形態1の場合
と同じである。留守番電話メッセージ登録要求をしてき
た相手がフルレート方式であった場合は、まず、留守番
電話メッセージ登録モードに入ると、留守番電話メッセ
ージ記憶部128を持つ携帯電話機またはその他の電話
機から、メッセージを入れてくださいという旨のアナウ
ンスメッセージを相手側に送出する。アナウンスメッセ
ージを送出している間も、相手側からの電波は受信でき
るため、伝送状態判定部123は、アナウンスメッセー
ジを相手側に送出してから相手がメッセージを入れるま
での時間に、ローレート方式用伝送路復号化部121か
ら伝送路の状態を表すパラメータ、例えばCRCエラー
回数等を受け取り、この情報を基にフルレート方式のま
ま記憶させるか、またはローレート方式に変換してから
記憶させるかの判断を行う。この判断に従い、この後に
送られてくる留守番電話メッセージを留守番電話メッセ
ージ記憶部128に記憶する。
【0046】以上のように、本実施の形態8によれば、
フルレート方式で留守番電話メッセージを登録する際、
伝送路の状態が良好であれば、記憶量を圧縮できるロー
レート方式で記憶し、伝送路が劣悪である時は、そのま
まの符号化方式で記憶することにより、最低限の音声品
質を保つことができる。
【0047】
【発明の効果】本発明は、上記実施の形態から明らかな
ように、受信したデータがフルレート方式であったとし
ても、ローレート符号化データとして記憶できるように
したものであり、留守番電話メッセージの記憶容量を増
大化することができる。また、フルレート方式からロー
レート方式、またはローレート方式からフルレート方式
へと音声データを異なる符号化方式で再符号化を行う際
に、先に符号化したデータを補助的に使用することによ
り、高音質化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における留守番電話
機の音声符号化装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施の形態における留守番電話
機の音声符号化装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるデータ整形
部の構成を示すブロック図
【図4】本発明の第3の実施の形態における留守番電話
機の音声符号化装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の第3の実施の形態におけるデータ変換
部の構成を示すブロック図
【図6】本発明の第4の実施の形態における留守番電話
機の音声符号化装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の第4の実施の形態におけるデータ整形
部の構成を示すブロック図
【図8】本発明の第5の実施の形態における留守番電話
機の音声符号化装置の構成を示すブロック図
【図9】本発明の第5の実施の形態におけるデータ整形
部の構成を示すブロック図
【図10】本発明の第6の実施の形態における留守番電
話機の音声符号化装置の構成を示すブロック図
【図11】本発明の第7の実施の形態における留守番電
話機の音声符号化装置の構成を示すブロック図
【図12】本発明の第8の実施の形態における留守番電
話機の音声符号化装置の構成を示すブロック図
【図13】従来例における留守番電話機の構成を示すブ
ロック図
【符号の説明】
1 入力セレクタ 2 A/D変換部 3 フルレート復号化部 4 ローレート符号化部 5 留守番電話メッセージ登録制御部 6 留守番電話メッセージ記憶部 7 留守番電話メッセージ選択制御部 8 ローレート復号化部 9 フルレート符号化部 10 D/A変換部 11 出力セレクタ 21 入力セレクタ 22 フルレート復号化部 23 データ整形部 24 ローレート符号化部 25 留守番電話メッセージ登録制御部 26 留守番電話メッセージ記憶部 41 入力セレクタ 42 フルレート復号化部 43 ローレート符号化部 44 データ変換部 45 留守番電話メッセージ登録制御部 46 留守番電話メッセージ記憶部 61 留守番電話メッセージ記憶部 62 留守番電話メッセージ選択制御部 63 ローレート復号化部 64 データ整形部 65 フルレート符号化部 66 出力セレクタ 81 留守番電話メッセージ記憶部 82 留守番電話メッセージ選択制御部 83 ローレート復号化部 84 フルレート符号化部 85 データ変換部 86 出力セレクタ 101 入力セレクタ 102 フルレート復号化部 103 ローレート符号化部 104 留守番電話メッセージ登録制御部 105 留守番電話メッセージ記憶部 106 留守番電話メッセージ選択制御部 107 ローレート復号化部 108 フルレート符号化部 109 出力セレクタ 110 フルレート符号化データ整形部 111 留守番電話メッセージ登録制御部 112 フルレート符号化データ記憶部 113 留守番電話メッセージ選択制御部 114 方式フラグ部 115 データ変換部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 留守番電話機能を有し、ビットレートの
    異なる2つの音声符号化方式で符号化を行う装置におい
    て、ビットレートの少ないロービット方式で受信した時
    は、ロービット符号化データを復号化することなく、留
    守番電話メッセージ記憶部に記憶し、ビットレートの多
    いフルレート方式で受信した時は、フルレート符号化デ
    ータをフルレート復号化部でPCMデータに変換し、次
    いでローレート符号化部でローレート符号化データに変
    換してから留守番電話メッセージ記憶部に記憶し、留守
    番電話メッセージ再生要求があった場合には、ローレー
    ト方式で接続された時は、留守番電話メッセージ記憶部
    に記憶されているローレート符号化データを復号するこ
    となく送出し、フルレート方式で接続された時は、留守
    番電話メッセージ記憶部に記憶されているローレート符
    号化データをローレート復号化部でPCMデータに変換
    し、次いでフルレート符号化部でフルレート符号化デー
    タに変換してから送出することを特徴とする音声符号化
    装置。
  2. 【請求項2】 受信したフルレート符号化データをロー
    レート符号化データとして記憶する際に、フルレート方
    式で受信したフルレート符号化データから必要なパラメ
    ータを抽出してローレート符号化部で利用可能なデータ
    に変換するデータ整形部を備えた請求項1記載の音声符
    号化装置。
  3. 【請求項3】 受信したフルレート符号化データをロー
    レート符号化データとして記憶する際に、フルレート復
    号化部で復号され、次いでローレート符号化部により符
    号化されたローレート符号化データを受け取り、このデ
    ータをフルレート符号化データから得られるパラメータ
    で置換するデータ変換部を備えた請求項1記載の音声符
    号化装置。
  4. 【請求項4】 留守番電話メッセージ記憶部に記憶され
    ているローレート符号化データをフルレート符号化デー
    タに変換してから送出する際に、ローレート符号化デー
    タからフルレート方式とローレート方式で共通の意味を
    持つ変換可能なパラメータを抽出し、これをフルレート
    符号化部に利用可能なデータに変換してからフルレート
    符号化部に出力するデータ整形部を備えた請求項1記載
    の音声符号化装置。
  5. 【請求項5】 留守番電話メッセージ記憶部に記憶され
    ているローレート符号化データをフルレート符号化デー
    タに変換してから送出する際に、ローレート復号化部で
    復号され、次いでフルレート符号化部により符号化され
    たフルレート符号化データを受け取り、このデータから
    フルレート方式とローレート方式で共通の意味を持つ変
    換可能なパラメータを抽出し、このパラメータでフルレ
    ート符号化データを置換するデータ変換部を備えた請求
    項1記載の音声符号化装置。
  6. 【請求項6】 留守番電話メッセージ登録時に受信した
    フルレート符号化方式の符号化データのうち、一部のパ
    ラメータのみを別の記憶領域に記憶しておき、ローレー
    ト方式で記憶されていた音声データをフルレート符号化
    部で符号化する際に、別の記憶領域に保存してあったフ
    ルレート方式の一部のパラメータを用いて符号化するこ
    とを特徴とする請求項1記載の音声符号化装置。
  7. 【請求項7】 留守番電話メッセージ登録時に受信した
    フルレート符号化方式の符号化データのうち、一部のパ
    ラメータのみを別の記憶領域に記憶しておき、ローレー
    ト方式で記憶されていた音声データをフルレート復号化
    部で復号し、その復号データをフルレート符号化部によ
    り再符号化し、得られたフルレート符号化データを、別
    の記憶領域に保存してあったフルレート符号化データの
    一部のパラメータで置き換えるデータ変換部を有する請
    求項6記載の音声符号化装置。
  8. 【請求項8】 受信した音声データの伝送誤りの程度に
    よって受信した音声データをそのままの方式で記憶する
    か、別の低ビットレートの音声符号化方式で再変換して
    から記憶するかを選択する伝送状態判定部を備えた請求
    項1から7のいずれかに記載の音声符号化装置。
JP8113977A 1996-05-08 1996-05-08 音声符号化装置 Pending JPH09298591A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1033856A1 (en) * 1999-03-01 2000-09-06 Alcatel Digital call-answering and message-recording system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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