JPH09297663A - ディスクアレイ装置 - Google Patents

ディスクアレイ装置

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Publication number
JPH09297663A
JPH09297663A JP8113873A JP11387396A JPH09297663A JP H09297663 A JPH09297663 A JP H09297663A JP 8113873 A JP8113873 A JP 8113873A JP 11387396 A JP11387396 A JP 11387396A JP H09297663 A JPH09297663 A JP H09297663A
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JP
Japan
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data
disk
disk array
network
network circuit
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JP8113873A
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English (en)
Inventor
Takuma Kuno
琢磨 久野
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EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
Original Assignee
EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震や火災等の災害が発生してもデータを復
旧させたり、全てのデータの盗難を防止可能なディスク
アレイ装置を提供する。 【解決手段】 ホストバス5からディスクアレイ装置1
へ転送されたデータはディスクアレイコントローラ10
によりN−1分割されたストライピングデータとそれに
対応するパリティデータを構成する。そして、このN個
のデータを、ディスクアレイコントローラ10が判断で
きるように、例えば(11),(21),(31)・・
・(N1)のN個のディスク装置20に、データの識別
情報を付した上で選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばRAID
(Redundant Arrays of Inexpensive Disks )3,4又
は5のように、パリティデータを備えることでデータの
一部読み出しエラーに対処可能なディスクアレイ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高速アクセスを可能とし、かつ高
信頼性を保証する記憶装置としてディスクアレイが提案
されてきた。ディスクアレイは、キャッシュメモリと例
えばハードディスク装置等の小型のディスク装置を複数
備えることで、大型ディスク装置に対抗する方式として
体系化されている。この体系化された方式はRAIDと
呼ばれ、RAID1からRAID5までが基本的な構成
として考えられている。ここでは、本発明に関係するR
AID3,4,5のディスクアレイについて簡単に説明
する。
【0003】RAID3〜5は基本的に複数のデータデ
ィスクと1台のパリティディスクとから構成されてお
り、データは分割されて複数のデータディスクに記録
(データ・ストライピング)される。また、各データデ
ィスク間で該当するデータ同士を演算することによって
そのデータ群に対応するパリティデータが計算され、パ
リティディスクに記録される。これによって、1台のデ
ータディスクからのデータ読み出し時に読み出しエラー
が起こった場合は、エラーの起こらなかった残りのデー
タディスクから読み出されるデータと、パリティディス
クから読み出されるパリティデータとからエラーの起こ
ったデータディスクから読み出されるはずのデータを生
成することができる。さらに、同じ原理によって1台の
ディスクが故障した場合には、そのディスクを交換した
後、残りの全てのデータディスクとパリティディスクか
ら故障したディスクの内容を復元することができる。
【0004】RAID3では、記録されるデータが1バ
イト単位で分割(バイト・インターリーブ)されてい
る。このため、RAID3ではデータの読み出し時にも
データの書き込み時にも全てのドライブをアクセスする
必要がある。また、RAID3では、データの読み出し
時に常時パリティデータも読み出される。どのデータデ
ィスクにおいても読み出しエラーが発生しなかった場合
は読み出されたパリティデータは使用されない。もし、
あるデータディスクで読み出しエラーが発生した場合
は、エラーの発生していない残りのデータディスクから
読み出された各データとパリティディスクから読み出さ
れたパリティデータを使用してエラーの発生したデータ
ディスクから読み出されるはずのデータを生成する。そ
して、全てのデータディスクからのデータが揃うとそれ
らのデータを結合し、1つのデータとして出力する。
【0005】一方、RAID4やRAID5では、デー
タの分割が複数バイト単位で行われている。複数バイト
での分割では10バイト、50バイト、100バイトあ
るいは1キロバイト等任意のバイト数で分割することが
考えられる。複数バイトでデータを分割することをブロ
ック分割(ブロック・インターリーブ)という。ブロッ
ク分割を行うことで全てのディスクをアクセスする必要
がなくなる。すなわち、読み出し要求のあるデータが記
録されているデータディスクのみをアクセスすればよ
い。これは、同時に起こった読み出し要求であっても、
別のデータディスクに記録されているデータならば同時
に読み出すことが可能なことを示している。つまり、R
AID4,5では読み出しに関して並列処理ができる。
【0006】なお、RAID4,5の違いについて簡単
に説明すれば、RAID4ではディスクをデータ用とパ
リティ用に固定的に分類したのに対して、RAID5で
はそのような固定的な割当は行わず、領域単位にデータ
とパリティのディスクを決定したものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようにデータ分割
することによって、データの一部読み出しエラー時のデ
ータ復旧といった所定の効果があるが、従来のディスク
アレイ装置におけるデータはディスク装置が配置されて
いる(N,M)行列内のN列に分割配置されており、ユ
ーザはディスク装置交換のため等の理由でN列の位置を
物理的に知っておかなければならない。また、ディスク
装置間のデータ転送はデータバスにより行われるため、
一般的にデータバスの距離は数m程度である。そのた
め、ディスクアレイ装置はユーザの利用する環境と同じ
位置に配置されていた。
【0008】その結果、ディスクアレイ装置を構成する
全てのディスク装置は狭い範囲(例えば1部屋や1つの
建物内)に集中配置されることになり、地震や火災等の
災害が発生した場合には、ほとんど全てのディスク装置
が同時に破壊される可能性が非常に高く、データを復旧
することが不可能であった。
【0009】また、例えば盗難に遭った場合を考える
と、全てのディスク装置が盗まれる可能性が高く、デー
タ流出のセキュリティ面でも弱い。そこで本発明は従来
のディスクアレイ装置の問題を取り除き、地震や火災等
の災害が発生してもデータを復旧させることができ、ま
た盗難に遭った場合でも全てのデータが盗まれることが
なく、さらにユーザ側でのデータ再生も可能なセキュリ
ティ面で強いディスクアレイ装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、少
なくとも3台以上のディスク装置を有し、パリティ・グ
ループ毎に、ストライピングデータに対応するパリティ
データを前記ディスク装置の中の1台に記憶し、残りの
ディスク装置に前記ストライピングデータをそれぞれ記
憶しておき、ディスクアレイコントーラによって各ディ
スク装置からのデータ読み出しが可能なディスクアレイ
装置において、前記各ディスク装置及びディスクアレイ
コントローラは、それぞれネットワーク回路を備え、通
信網によって所定の形態のネットワークを構成するよう
に前記ネットワーク回路間が接続されており、前記ディ
スクアレイコントローラは、前記各ディスク装置に対応
するネットワーク回路の識別情報に基づいて任意のディ
スク装置にアクセスし、各ディスク装置に記憶されてい
るデータの識別情報に基づいて前記アクセスしたディス
ク装置から任意のデータを読み出すことができるように
構成されていることを特徴とするディスクアレイ装置で
ある。
【0011】本発明のディスクアレイ装置では、例えば
RAIDの3,4あるいは5のように、パリティ・グル
ープ毎にストライピングデータとパリティデータとがそ
れぞれ別個のディスク装置に記憶されているので、その
内の1台からの読み出しが不可能となっても、残りのデ
ータを用いれば排他論理演算によってデータを復旧でき
る。また、各ディスク装置及びディスクアレイコントロ
ーラは、それぞれが備えるネットワーク回路間が通信網
によって接続されて所定形態のネットワークを構成して
いる。そして、ディスクアレイコントローラは、各ディ
スク装置に対応するネットワーク回路の識別情報に基づ
いて任意のディスク装置にアクセスし、各ディスク装置
に記憶されているデータの識別情報に基づいてアクセス
したディスク装置から任意のデータを読み出すことがで
きる。
【0012】このネットワークはインターネットを代表
とするように非常に長い距離の間隔をおいてでも構成で
きるので、ディスク装置を非常に広範囲に分散して配置
することが可能となる。そのため、上述したパリティ・
グループ毎のストライピングデータとパリティデータと
が記憶されているディスク装置同士を相当離して配置す
ることもできる。このようにすれば、例えば地震や火災
等の災害が発生しても、パリティ・グループ単位で見た
場合には、特定の1つのディスク装置だけが破壊される
だけで済む可能性が高くなる。その場合には、本ディス
クアレイ装置の本来の機能である読み出せなかったデー
タの復旧が可能である。
【0013】したがって、従来のディスクアレイ装置の
場合には、上述した要因から全てのディスク装置がある
程度狭い範囲(1部屋あるいは1つの建物)に集中配置
されるため、地震や火災等の災害が発生した場合には全
てのディスク装置が同時に破壊される可能性が非常に高
く、データを復旧することが不可能であるのに対し、本
発明の場合には、地震や火災等の災害が発生してもデー
タを復旧させることができ、セキュリティ面で非常に好
ましい。
【0014】また、例えば盗難に遭った場合を考える
と、従来のようにある程度狭い範囲に配置されていると
全てのディスク装置が盗まれる可能性が高く、データ流
出のセキュリティ面でも弱いが、本発明の場合には盗難
に遭った場合でも特定の1つのディスク装置が盗まれる
だけである。そのため、本来全てのデータが揃って意味
のあるデータとなる場合には、その一部のデータだけで
は盗んだ側に本来のデータ内容が流出する可能性が非常
に低い。そして、ユーザ側では、その盗まれたデータ無
しでもデータ再生が可能であり、セキュリティ面で非常
に強い。
【0015】このような点から、本発明のディスクアレ
イ装置は、例えば銀行のデータベース等のように、非常
に重要なデータを災害や盗難から守る上で特に有効であ
る。現在でもこのような重要データを複数箇所に記憶さ
せておくことはなされているが、それは同じデータを重
複して記憶させておくのであり、データ総量が多くなる
と共に、上述した盗難に関してはセキュリティ効果が薄
くなる。その点、本発明のディスクアレイ装置は、デー
タ総量の面でも有利であり、盗難に関するセキュリティ
効果の面では非常に高いと言える。
【0016】なお、上述したように、ネットワークは長
距離に構成される場合が多いので、データ要求に対する
レスポンスは従来のものに比べて低くなる。しかし、上
述したように重要なデータに対するセキュリティを優先
して考慮する場合には、本案の構成が非常に有効とな
る。
【0017】そして、ネットワークの構成の仕方も、1
つのネットワーク回路が1つの経路でしかディスクアレ
イコントローラのネットワーク回路と接続できないので
はなく、請求項2に示すように、ディスク装置側のネッ
トワーク回路が、複数の経路によってディスクアレイコ
ントローラのネットワーク回路と接続されるよう構成す
ることが考えられる。このようにすれば、例えば災害に
よって1つの経路での通信が不可能になっても別の経路
で通信できるので、重要なデータに対するセキュリティ
を優先する場合には好ましい。
【0018】また、1つのネットワーク回路を複数のデ
ィスク装置が共用している場合には、請求項3に示すよ
うに、それら複数のディスク装置の識別情報にも基づく
ようにすれば、任意のディスク装置から任意のデータを
読み出すようにすることができる。但し、この場合に
は、1つのネットワーク回路を共用する複数のディスク
装置同士は狭い範囲内に配置されるため、同じパリティ
・グループのストライピングデータあるいはパリティデ
ータを記憶しないようにして、災害等で一度に破壊等さ
れてしまうことを防ぐことが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態を図を参照して説明する。 [第1実施形態]図1は、例えば銀行等のデータベース
システム用の大容量記憶装置として第1実施形態のディ
スクアレイ装置を適用した場合の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【0020】データベースシステムはディスクアレイ装
置1とそのディスクアレイ装置1に対してデータの読み
出し・書き込み等の指示を与えるメインコンピュータ5
0とから構成されており、両者はホストバス5を介して
接続されている。ディスクアレイ装置1へはホストバス
5を介して外部からデータを入力したり、ディスクアレ
イ装置1からホストバス5を介して外部へデータを出力
することができる。
【0021】ディスクアレイ装置1は、ディスクアレイ
コントローラ10と大容量のデータを記憶しておく3台
以上(本実施形態ではN×M台)のディスク装置20と
を備えている。前記ディスクアレイコントローラ10
は、ディスクアレイ装置全体の制御手段であるCPU1
1と、アレイ管理ソフトウェア等の動作プログラムを記
憶している記憶手段としてのROM12と、CPU11
のワークエリアであるRAM13と、メインコンピュー
タ50等とのインタフェースを取るためにホストバス5
と接続されているインタフェース装置14と、キャッシ
ュメモリ15と、複数台(本実施形態ではN個)のRA
IDネットワーク回路17等を備えている。
【0022】キャッシュメモリ15は、ディスク装置2
0から外部へ出力されるデータ及び外部からディスク装
置20へ入力されるデータのディスクキャッシュとして
動作する。また、RAIDネットワーク回路17は、デ
ィスク装置20とキャッシュメモリ15間のデータ転送
を行うためのものであり、具体的には後述する各ディス
ク装置20が備えているネットワーク回路22と通信す
る。
【0023】一方、ディスク装置20は、いわゆる物理
的なディスクドライブユニットとそれを制御するコント
ロールユニットとが一体化されたものである。そして、
各ディスク装置20はネットワーク回路(図1中ではN
W回路として示す)22を備えている。図1に示すディ
スクアレイ装置1では、1列がM台のディスク装置20
で構成されるディスク装置列がN列存在し、各列を構成
するM台のディスク装置20のネットワーク回路22と
ディスクアレイコントローラ10の対応するRAIDネ
ットワーク回路17とが通信網30によって相互に接続
されている。つまり、ディスクアレイコントローラ10
の1台のRAIDネットワーク回路17についてそれぞ
れM台のディスク装置20のネットワーク回路22が接
続されており、これらM台のディスク装置20からのデ
ータは対応するディスクアレイコントローラ10のRA
IDネットワーク回路17を介してキャッシュメモリ1
5に取り込むことができる。
【0024】また、これら(N×M)台のディスク装置
20に対応するネットワーク回路22には識別情報が設
定されている。これは、ディスクアレイコントローラ1
0のN個の内のいずれのRAIDネットワーク回路17
に接続されているM個の内のネットワーク回路22であ
るかを示す情報である。例えば、ディスクアレイコント
ローラ10の1番目のRAIDネットワーク回路17に
接続されているM個のネットワーク回路22についての
識別情報は(11),(12),……(1M)とし、N
番目のRAIDネットワーク回路17に接続されている
M個のネットワーク回路22についての識別情報は(N
1),(N2),……(NM)とすることが考えられ
る。そして、例えばデータをディスク装置20に記録さ
せる場合には、所定の送り先のネットワーク回路22の
識別情報をデータに付加し、対応するRAIDネットワ
ーク回路17により通信網30を介して送り先となるネ
ットワーク回路22に転送することができる。
【0025】本実施形態においては、ホストバス5から
ディスクアレイ装置1へ転送されたデータはディスクア
レイコントローラ10によりN−1分割され、そのN−
1分割されたデータ(ストライピングデータ)に対応す
るパリティデータが計算される。この各ストライピング
データとそれに対応するパリティデータで1つのパリテ
ィ・グループが構成される。このパリティ・グループの
N個のデータがそれぞれ別々のディスク装置列のいずれ
かに記録される。例えば、上記識別情報で(11),
(21),(31),……(N1)のN個のディスク装
置20に記録される。なお、記憶されるデータにも識別
情報があり、どのネットワーク回路22に対応するディ
スク装置20にどのデータを記録したかは、ネットワー
ク回路22及びデータの識別情報に基づいてディスクア
レイコントローラ10が判断できるようにされている。
【0026】このように、本実施形態のディスクアレイ
装置1では、例えばRAIDの3,4あるいは5のよう
に、パリティ・グループ毎にストライピングデータとパ
リティデータとがそれぞれ別個のディスク装置列に属す
るディスク装置20に記憶されているので、その内の1
台からの読み出しが不可能となっても、残りのデータを
用いれば排他論理演算によってデータを復旧できる。ま
た、各ディスク装置20及びディスクアレイコントロー
ラ10は、それぞれが備えるネットワーク回路17,2
2間が通信網30によって接続されて所定形態のネット
ワークを構成している。そして、ディスクアレイコント
ローラ10は、各ディスク装置20に対応するネットワ
ーク回路22の識別情報に基づいて任意のディスク装置
20にアクセスし、各ディスク装置20に記憶されてい
るデータの識別情報に基づいてアクセスしたディスク装
置から任意のデータを読み出すことができる。
【0027】ディスクアレイコントローラ10とディス
ク装置20が各々のネットワーク回路17,22間を通
信網30によって接続されて構成するネットワークは、
インターネットを代表とするように非常に長い距離の間
隔をおいてでも構成できるので、ディスク装置20を非
常に広範囲に分散して配置することが可能となる。その
ため、上述したパリティ・グループ毎のストライピング
データとパリティデータとが記憶されているディスク装
置20同士を距離的に相当離して配置することもでき
る。このようにすれば、例えば地震や火災等の災害が発
生しても、パリティ・グループ単位で見た場合には、特
定の1つのディスク装置20だけが破壊されるだけで済
む可能性が高くなる。その場合には、本ディスクアレイ
装置1の本来の機能である読み出せなかったデータの復
旧が可能である。
【0028】したがって、従来のディスクアレイ装置の
場合には、上述した要因から全てのディスク装置がある
程度狭い範囲(1部屋あるいは1つの建物)に集中配置
されるため、地震や火災等の災害が発生した場合には全
てのディスク装置が同時に破壊される可能性が非常に高
く、データを復旧することが不可能であるのに対し、本
発明の場合には、地震や火災等の災害が発生してもデー
タを復旧させることができ、セキュリティ面で非常に好
ましい。
【0029】また、例えば盗難に遭った場合を考える
と、従来のようにある程度狭い範囲に配置されていると
全てのディスク装置が盗まれる可能性が高く、データ流
出のセキュリティ面でも弱いが、本実施形態の場合には
盗難に遭った場合でも特定の1つのディスク装置20が
盗まれるだけである。そのため、本来全てのデータが揃
って意味のあるデータとなる場合には、その一部のデー
タだけでは盗んだ側に本来のデータ内容が流出する可能
性が非常に低い。そして、ユーザ側では、その盗まれた
データ無しでもデータ再生が可能であり、セキュリティ
面で非常に強い。
【0030】このような点から、本ディスクアレイ装置
1を銀行等のデータベースシステム用の大容量の記憶装
置として用いると、非常に重要なデータを災害や盗難か
ら守る上で特に有効である。現在でもこのような重要デ
ータを複数箇所に記憶させておくことはなされている
が、それは同じデータを重複して記憶させておくのであ
り、データ総量が多くなると共に、上述した盗難に関し
てはセキュリティ効果が薄くなる。その点、本ディスク
アレイ装置1は、データ総量の面でも有利であり、盗難
に関するセキュリティ効果の面では非常に高いと言え
る。
【0031】なお、上述したように、ネットワークは長
距離に構成される場合が多いので、データ要求に対する
レスポンスは従来のものに比べて低くなる。しかし、上
述したように重要なデータに対するセキュリティを優先
して考慮する場合には、本構成が非常に有効となる。 [第2実施形態]次に、ネットワークの構成の仕方が異
なる第2実施形態について説明する。ディスクアレイコ
ントローラ10やディスク装置20等は上記第1実施形
態と同様の構成であるので詳しくは説明しない。そし
て、図2においても、ディスクアレイコントローラ10
内の構成としてはRAIDネットワーク回路17だけを
1〜Nの番号を付して示すこととする。また、ディスク
装置20側のネットワーク回路22については上記同
様、識別情報(11),(12),……(1M),……
(NM)を付して区別する。
【0032】上記第1実施形態の場合には、1番目のR
AIDネットワーク回路17には識別情報が(11),
(12),……(1M)のM個のネットワーク回路22
がつながれており、2番目以降も同様であった。それに
対して本第2実施形態の場合には、図2にも示すよう
に、通信網30によって1番目のRAIDネットワーク
回路17と2番目のRAIDネットワーク回路17とが
ループ状に接続されている。したがって、ディスクアレ
イコントローラ10としては、1番目のRAIDネット
ワーク回路17によって、識別情報が(11),(1
2),……(1M)の1列目の各ネットワーク回路22
にはもちろん、(21),(22),……(2M)の2
列目の各ネットワーク回路22にもアクセスが可能であ
る。逆に、2番目のRAIDネットワーク回路17によ
っても、(21),(22),……(2M)の2列目の
各ネットワーク回路22はもちろん、識別情報が(1
1),(12),……(1M)の1列目の各ネットワー
ク回路22にもアクセスが可能である。
【0033】このように1つのネットワーク回路22に
対して1つの経路でしかディスクアレイコントローラ1
0のRAIDネットワーク回路17と接続できないので
はなく、2つの経路によって接続可能に構成しておけ
ば、例えば災害によって1つの経路での通信が不可能に
なっても別の経路で通信できるので、重要なデータに対
するセキュリティを優先する場合には好ましい。例え
ば、識別情報が(11)のネットワーク回路22と識別
情報が(12)のネットワーク回路22との間で通信不
能となった場合、その識別情報が(11)のネットワー
ク回路22に対して1番目のRAIDネットワーク回路
17によってはアクセスできないが、2番目のRAID
ネットワーク回路17によってアクセスできる。 [第3実施形態]上記第2実施形態のネットワークは、
1つのネットワーク回路22に対して2つの経路によっ
て接続可能に構成したものであるが、図3に示す第3実
施形態のネットワークは、通信網30がいわゆるメッシ
ュ状に接続されており、N個あるいずれのRAIDネッ
トワーク回路17からでもNM個あるいずれのネットワ
ーク回路22にアクセスできるようにしたものである。
こうしておけば、災害によって複数の経路での通信が不
可能になっても残りのいずれかの経路で通信できる可能
性が高くなる。 [第4実施形態]図4に示す第4実施形態の場合には、
各ネットワーク回路22と対応するRAIDネットワー
ク回路17とは個別の通信網30によって接続されてい
る。これは、例えば上記第1実施形態のネットワーク構
成の場合には、図1に示す識別情報が(1M)のネット
ワーク回路22のすぐ後にて通信回線が破壊された場合
には、それより後ろのネットワーク回路22、すなわち
識別情報が(11)〜(1,M−1)のネットワーク回
路22へのアクセスができなくなる可能性が高いことを
考慮したものである。
【0034】このように、第2〜4実施形態の場合で
も、地震や火災等の災害が発生してもデータを復旧させ
ることができ、また盗難に遭った場合でも全てのデータ
が盗まれることがなく、さらにユーザ側でのデータ再生
も可能なため、セキュリティ面で強いディスクアレイ装
置を得ることができる。
【0035】以上、本発明はこのような実施形態に何等
限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範
囲において種々なる形態で実施し得る。例えば、上記各
実施形態では、1つのネットワーク回路22には1つの
ディスク装置20が対応することを前提としていたが、
図5に示すように、1つのネットワーク回路22を複数
のディスク装置20a,20b,20cが共用してもよ
い。この場合にはディスク装置20a〜20cについて
ディスク装置の識別情報(例えばA〜C)にも基づくよ
うにすれば、任意のディスク装置20a〜22cから任
意のデータを読み出すようにすることができる。但し、
この場合には、1つのネットワーク回路22を共用する
複数のディスク装置20a〜20c同士は狭い範囲内に
配置されるため、同じパリティ・グループのストライピ
ングデータあるいはパリティデータを記憶しないように
して、災害等で一度に破壊等されてしまうことを防ぐこ
とが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 銀行等のデータベースシステム用の大容量記
憶装置として第1実施形態のディスクアレイ装置を適用
した場合の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 第2実施形態のディスクアレイ装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図3】 第3実施形態のディスクアレイ装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図4】 第4実施形態のディスクアレイ装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図5】 1つのネットワーク回路を複数のディスク装
置が共用する場合の態様を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…ディスクアレイ装置 5…ホストバス 10…ディスクアレイコントローラ 14…インタフェース装置 15…キャッシュメモリ 17…RAIDネットワーク回路 20,20a〜20c…ディスク装置 22…ネットワーク回路 30…通信網 50…メインコンピュータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3台以上のディスク装置を有
    し、パリティ・グループ毎に、ストライピングデータに
    対応するパリティデータを前記ディスク装置の中の1台
    に記憶し、残りのディスク装置に前記ストライピングデ
    ータをそれぞれ記憶しておき、ディスクアレイコントー
    ラによって各ディスク装置からのデータ読み出しが可能
    なディスクアレイ装置において、 前記各ディスク装置及びディスクアレイコントローラ
    は、それぞれネットワーク回路を備え、通信網によって
    所定の形態のネットワークを構成するように前記ネット
    ワーク回路間が接続されており、 前記ディスクアレイコントローラは、前記各ディスク装
    置に対応するネットワーク回路の識別情報に基づいて任
    意のディスク装置にアクセスし、各ディスク装置に記憶
    されているデータの識別情報に基づいて前記アクセスし
    たディスク装置から任意のデータを読み出すことができ
    るように構成されていることを特徴とするディスクアレ
    イ装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の形態のネットワークは、前記
    ディスク装置側のネットワーク回路が、複数の経路によ
    って前記ディスクアレイコントローラのネットワーク回
    路と接続されるよう構成されたものであることを特徴と
    する請求項1に記載のディスクアレイ装置。
  3. 【請求項3】 前記1つのネットワーク回路を複数のデ
    ィスク装置が共用している場合には、前記ディスクアレ
    イコントローラは、それら複数のディスク装置の識別情
    報にも基づいて任意のディスク装置から任意のデータを
    読み出すことができるように構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載のディスクアレイ装置。
JP8113873A 1996-05-08 1996-05-08 ディスクアレイ装置 Pending JPH09297663A (ja)

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