JPH09295926A - 点火の容易な線香の製造 - Google Patents
点火の容易な線香の製造Info
- Publication number
- JPH09295926A JPH09295926A JP14479496A JP14479496A JPH09295926A JP H09295926 A JPH09295926 A JP H09295926A JP 14479496 A JP14479496 A JP 14479496A JP 14479496 A JP14479496 A JP 14479496A JP H09295926 A JPH09295926 A JP H09295926A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- incense stick
- sulfur
- incense
- production
- stick
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cosmetics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 風吹下,高湿度下の野外においても容易に点
火する線香の製造を目的とする。 【構成】 硫黄の粉末を線香製造時にその一端に練り込
みあるいは硫黄を加熱融解しまた溶媒で溶解し,それら
に線香の一端を浸漬して付着あるいは浸透させて点火を
容易にすることを特徴とした線香の製造に関するもので
ある。
火する線香の製造を目的とする。 【構成】 硫黄の粉末を線香製造時にその一端に練り込
みあるいは硫黄を加熱融解しまた溶媒で溶解し,それら
に線香の一端を浸漬して付着あるいは浸透させて点火を
容易にすることを特徴とした線香の製造に関するもので
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,特に風の吹く屋外や
高湿度下において点火を容易ならしめた線香の製造に関
するものである。
高湿度下において点火を容易ならしめた線香の製造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の線香は,点火を容易にする材料の
付加はなく,一般には20〜30本程度を紙で巻くかあ
るいは紙製の帯封で束ねてあり,使用に供する際は束の
まゝあるいは点火を容易にする為に束をバラしてマッチ
等の火炎にかざして点火する。しかし屋外では特に風の
吹いている状況下,高湿度下では,マッチ等の小さな火
炎はその燃焼が継続せずまた高湿度下では燃焼温度が低
く何れの場合も線香への点火は容易でない。
付加はなく,一般には20〜30本程度を紙で巻くかあ
るいは紙製の帯封で束ねてあり,使用に供する際は束の
まゝあるいは点火を容易にする為に束をバラしてマッチ
等の火炎にかざして点火する。しかし屋外では特に風の
吹いている状況下,高湿度下では,マッチ等の小さな火
炎はその燃焼が継続せずまた高湿度下では燃焼温度が低
く何れの場合も線香への点火は容易でない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の現状に
鑑みて,風吹下,高湿度下においても僅かな種火から容
易に点火出来ることを解決の課題としたものである。
鑑みて,風吹下,高湿度下においても僅かな種火から容
易に点火出来ることを解決の課題としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】硫黄は常温下では固体で
あり,ある種の溶媒には容易に溶解するが水には溶解し
ない。またその熱融点は結晶の形態によって若干異なる
が,およそ113〜120℃であり当該温度以上で容易
に融解する。発火温度は190℃前後で比較的に低く,
マッチ等の僅かな火炎でも瞬時に点火し小さな青い炎を
あげて燃焼する。風速が3〜4m/秒程度までは消える
事なくまた高湿度下でも容易に点火燃焼する。本発明は
これらのことを解決の手段とすることを特徴とするもの
である。
あり,ある種の溶媒には容易に溶解するが水には溶解し
ない。またその熱融点は結晶の形態によって若干異なる
が,およそ113〜120℃であり当該温度以上で容易
に融解する。発火温度は190℃前後で比較的に低く,
マッチ等の僅かな火炎でも瞬時に点火し小さな青い炎を
あげて燃焼する。風速が3〜4m/秒程度までは消える
事なくまた高湿度下でも容易に点火燃焼する。本発明は
これらのことを解決の手段とすることを特徴とするもの
である。
【0005】
【作用】このような物性を有する硫黄を,線香の一端に
含有あるいは付着させることによって,風吹下・高湿度
下においても僅かな種火で点火を容易にすることができ
る。
含有あるいは付着させることによって,風吹下・高湿度
下においても僅かな種火で点火を容易にすることができ
る。
【0006】
【実施例】線香材料の20〜30%容量の硫黄粉末を水
によってそれに練り込むと硫黄は水に溶解しないがその
微粉末は均等に分布する。このように構成した材料を線
香の製造工程において図1・2に示すようにその一端の
みに付加成形して乾燥する。
によってそれに練り込むと硫黄は水に溶解しないがその
微粉末は均等に分布する。このように構成した材料を線
香の製造工程において図1・2に示すようにその一端の
みに付加成形して乾燥する。
【0007】また,専用の器に入れた硫黄をおよそ15
0℃前後に加熱融解して液状とし,適当な長さに切断し
た線香の一端を,液状となったその硫黄に浸漬して浸透
または付着させた後取り出して常温に戻す。硫黄は短時
間で固体となって図1,2に示すように線香に付着(浸
透を含む)する。
0℃前後に加熱融解して液状とし,適当な長さに切断し
た線香の一端を,液状となったその硫黄に浸漬して浸透
または付着させた後取り出して常温に戻す。硫黄は短時
間で固体となって図1,2に示すように線香に付着(浸
透を含む)する。
【0008】また,硫黄を溶媒で溶解した液に,線香の
一端を浸漬してそれらを浸透させて後,溶媒を蒸散させ
て硫黄を含んだ一端を形成する。
一端を浸漬してそれらを浸透させて後,溶媒を蒸散させ
て硫黄を含んだ一端を形成する。
【0009】このようにして製造した線香は,いずれも
3〜4m/秒の風速下,または湿度70〜80%の状況
下においても,その硫黄を含む部分に点火するといずれ
の場合も,ほぼ瞬時に燃焼をはじめ消えることなくその
燃焼は継続し,硫黄の焼失に前後して火は線香本体に移
って目的を達することが出来る。
3〜4m/秒の風速下,または湿度70〜80%の状況
下においても,その硫黄を含む部分に点火するといずれ
の場合も,ほぼ瞬時に燃焼をはじめ消えることなくその
燃焼は継続し,硫黄の焼失に前後して火は線香本体に移
って目的を達することが出来る。
【0010】なお,ここでは硫黄を使用したが,硫黄と
同じ様に燃焼する他の物質を上記に習って線香の一端に
付加することもその目的,形態,機能は違わないので本
特許に含むものである。
同じ様に燃焼する他の物質を上記に習って線香の一端に
付加することもその目的,形態,機能は違わないので本
特許に含むものである。
【0011】
【発明の効果】以上の発明は次の効果を有する。 (1)風吹下または高湿度下の野外に於ける線香への点
火が極めて容易になる。
火が極めて容易になる。
【図1】本発明のA;平面図,B;側面図,C;底面図
である。
である。
【図2】本発明による束ねた製品の斜視図である。
1硫黄混練り(または付着・浸透)部分 2線香本体 3帯封
Claims (3)
- 【請求項1】 粉末硫黄を線香の製造工程でその一端の
みに練り込むことを特徴とした線香の製造。 - 【請求項2】 硫黄を熱融解して線香の一端に浸透また
は付着させることを特徴とした線香の製造。 - 【請求項3】 硫黄を溶媒で溶解した液を線香の一端に
浸透させた後溶媒を蒸散させて硫黄を含ませることを特
徴とした線香の製造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14479496A JPH09295926A (ja) | 1996-05-01 | 1996-05-01 | 点火の容易な線香の製造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14479496A JPH09295926A (ja) | 1996-05-01 | 1996-05-01 | 点火の容易な線香の製造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09295926A true JPH09295926A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=15370615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14479496A Pending JPH09295926A (ja) | 1996-05-01 | 1996-05-01 | 点火の容易な線香の製造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09295926A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000154130A (ja) * | 1998-09-17 | 2000-06-06 | Takeshi Namiki | 香及び香様燃焼体 |
-
1996
- 1996-05-01 JP JP14479496A patent/JPH09295926A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000154130A (ja) * | 1998-09-17 | 2000-06-06 | Takeshi Namiki | 香及び香様燃焼体 |
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