JPH09294048A - ラダー型sawフィルタ - Google Patents

ラダー型sawフィルタ

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Publication number
JPH09294048A
JPH09294048A JP10596996A JP10596996A JPH09294048A JP H09294048 A JPH09294048 A JP H09294048A JP 10596996 A JP10596996 A JP 10596996A JP 10596996 A JP10596996 A JP 10596996A JP H09294048 A JPH09294048 A JP H09294048A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
type saw
saw filter
ladder type
frequency
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10596996A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Totani
一幸 戸谷
Toshihiro Namita
俊弘 波多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP10596996A priority Critical patent/JPH09294048A/ja
Publication of JPH09294048A publication Critical patent/JPH09294048A/ja
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  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低損失でかつ任意の周波数帯域を遮断するこ
とができるラダー型SAWフィルタを提供する。 【解決手段】 ラダー型SAWフィルタ部10は、1.
9GHzのバンドパスフィルタとして機能する。共振器
5は、1.4GHzの共振周波数をもつ弾性表面波素子
であり、入力端子3、4間に並列に接続されている。共
振器5の共振点においては、インピーダンスはゼロとな
り、出力端子13、14には、信号が伝播されず、1.
4GHzにおける遮断特性が向上する。これにより、低
損失で高遮断帯域を持つラダー型SAWフィルタが実現
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はラダー型SAWフ
ィルタに関するものであり、特にフィルタ特性の向上に
関する。
【0002】
【従来技術およびその課題】今日、弾性表面波を用いた
SAW(surface acoustic wave)フィルタとして、図4
に示すような共振子型SAWフィルタ50が知られてい
る。共振子型SAWフィルタ50は、入力電極51、出
力電極52、および反射器55を備えている。共振子型
SAWフィルタ50は、入力電極51と出力電極52間
の弾性表面波を反射器55で反射させることにより、所
望の周波数の信号のみを通過させるフィルタとして機能
する。
【0003】この共振子型SAWフィルタ50をラダー
形状に接続したラダー型SAWフィルタは、遮断周波数
帯域をフラットに減衰できる特性を有している。
【0004】しかしながら、ラダー型SAWフィルタに
は、以下の様な問題点があった。ラダー型の構造上、ラ
ダーの段数を減らすと、通過帯域の損失を小さくできる
が、一方、遮断帯域の減衰量も小さくなる。すなわち、
ラダー型SAWフィルタにおいては、通過帯域の損失の
低下化と、遮断帯域の減衰量とは背反事象となる。
【0005】この発明は、通過帯域の損失を大きくする
ことなく、任意の周波数帯域を遮断することができるラ
ダー型SAWフィルタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のラダー型SA
Wフィルタは、信号が入力される入力端子、前記入力端
子に与えられた信号のうち、遮断帯域周波数の信号を通
過帯域周波数の信号に対して相対的に遮断して、通過帯
域周波数の信号を抽出するラダー型SAWフィルタ部、
前記抽出した通過帯域周波数の信号を出力する出力端
子、を備え、前記通過帯域周波数に対して、より遮断を
望む周波数に共振する弾性表面波素子を前記入力端子ま
たは前記出力端子に並列に挿入したこと、を特徴とす
る。
【0007】請求項2のラダー型SAWフィルタにおい
ては、前記並列に挿入する弾性表面波素子は複数であ
り、かつ、共振周波数が異なることを特徴とする。
【0008】請求項3のラダー型SAWフィルタにおい
ては、ラダー型SAWフィルタ全体として、π型の接続
構造としたことを特徴とする。
【0009】
【作用および発明の効果】請求項1のラダー型SAWフ
ィルタは、前記通過帯域周波数に対して、より遮断を望
む周波数に共振する弾性表面波素子を前記入力端子また
は前記出力端子に並列に挿入している。したがって、こ
の弾性表面波素子によって、より遮断を望む周波数の信
号を遮断することができる。これにより、低挿入損失化
と遮断帯域減衰量がトレードオフの関係にあるラダーS
AWフィルタにおいて、通過帯域の損失を大きくするこ
となく、任意の周波数帯域を遮断することができる。
【0010】請求項2のラダー型SAWフィルタにおい
ては、前記並列に挿入する弾性表面波素子は複数であ
り、かつ、共振周波数が異なる。したがって、複数の周
波数について、遮断することができる。
【0011】請求項3のラダー型SAWフィルタにおい
ては、ラダー型SAWフィルタ全体として、π型の接続
構造としている。弾性表面波素子については、電極間ピ
ッチを変更するだけで、インピーダンスを変更すること
なく共振周波数を変更することができるという特性を有
する。すなわち、ラダー型SAWフィルタのかかる特性
を十分に発揮することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図面を用いて本発明にかかるラダ
ー型SAWフィルタについて、図1を用いて説明する。
ラダー型SAWフィルタ1は、ラダー型SAWフィルタ
部10、入力端子3、4、出力端子13、14、および
共振器5である。ラダー型SAWフィルタ1は、低損失
でイメージ周波数(1.4GHZ)について十分な遮断
特性を有するPHS用TOPSAWフィルタである。
【0013】ラダー型SAWフィルタ部10は、2つの
共振器7、8を備えている。共振器7、8は、弾性表面
波素子で構成されている。ラダー型SAWフィルタ部1
0は、この2つの共振器7、8によって、1.9GHz
のバンドパスフィルタとして機能する。
【0014】共振器5は、1.4GHzの共振周波数を
もつ弾性表面波素子であり、入力端子3、4間に並列に
接続されている。
【0015】このように、通過帯域周波数(この場合、
1.9GHz)とは、異なる共振周波数(この場合、
1.4GHz)を持つ共振器を入力端子に並列に挿入し
ている。共振器5の共振点においては、インピーダンス
はゼロとなり、出力端子13、14には、信号が伝えら
れず、1、4GHzにおける遮断特性が向上する。これ
により、低損失で高遮断帯域を持つラダー型SAWフィ
ルタが実現する。すなわち、図2に示す様に、前記通過
帯域周波数に対して、より遮断を望むイメージ周波数の
信号を遮断することができる。なお、図2において横軸
は周波数であり、縦軸は減衰量である。
【0016】また、電気的にπ型の接続構造になるよう
に共振器5を配置している。したがって、入出力が中心
軸に対して、対象となり、入出力のインピーダンス整合
を同じにできる。特に、弾性表面波素子については、電
極間ピッチを変更するだけで、インピーダンスを変更す
ることなく共振周波数を変更することができるという特
性を有する。すなわち、ラダー型SAWフィルタのかか
る特性を十分に発揮することができる。
【0017】本実施形態においては、定K型フィルタの
マッチング方法を採用して、図3Bに示すように、影像
的に左右のブロックインピーダンスを同じ値とすること
により、インピーダンス整合をとるようにした。具体的
には、図3Aに示す回路を図3B図に示す等価回路に置
き換え、破線左右のラダーそれぞれでインピーダンス整
合をとる様にした。
【0018】なお、本実施形態においては、1つの共振
器5を並列に挿入するようにしたが、これに限定され
ず、複数挿入するようにしてもよい。これにより、イメ
ージ周波数を複数とすることができる。なお、この際、
全体としてインピーダンス整合をとるようにすればよ
い。
【0019】また、本実施形態においては、共振器5を
入力端子3、4間に挿入したが、出力端子13、14間
に挿入するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態によるラダー型SAWフ
ィルタ1の構成を示す図である。
【図2】ラダー型SAWフィルタ1の周波数特性を示す
図である。
【図3】インピーダンス整合を説明する為の図である。
【図4】従来のラダー型SAWフィルタを示す外観斜視
図である。
【符号の説明】
1・・・・・ラダー型SAWフィルタ 3・・・・・入力端子 4・・・・・入力端子 5・・・・・共振器 10・・・・ラダー型SAWフィルタ部 13・・・・出力端子 14・・・・出力端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号が入力される入力端子、 前記入力端子に与えられた信号のうち、遮断帯域周波数
    の信号を通過帯域周波数の信号に対して相対的に遮断し
    て、通過帯域周波数の信号を抽出するラダー型SAWフ
    ィルタ部、 前記抽出した通過帯域周波数の信号を出力する出力端
    子、 を備えたラダー型SAWフィルタにおいて、 前記通過帯域周波数に対して、より遮断を望む周波数に
    共振する弾性表面波素子を前記入力端子または前記出力
    端子に並列に挿入したこと、 を特徴とするラダー型SAWフィルタ。
  2. 【請求項2】請求項1のラダー型SAWフィルタにおい
    て、 前記並列に挿入する弾性表面波素子は複数であり、か
    つ、共振周波数が異なること、 を特徴とするラダー型SAWフィルタ。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2のラダー型SAW
    フィルタにおいて、 ラダー型SAWフィルタ全体として、π型の接続構造と
    したこと、 を特徴とするラダー型SAWフィルタ。
JP10596996A 1996-04-26 1996-04-26 ラダー型sawフィルタ Pending JPH09294048A (ja)

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JP10596996A JPH09294048A (ja) 1996-04-26 1996-04-26 ラダー型sawフィルタ

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JPH09294048A true JPH09294048A (ja) 1997-11-11

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ID=14421617

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JP (1) JPH09294048A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7733197B2 (en) * 2006-12-25 2010-06-08 Kyocera Corporation Duplexer and communications equipment

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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