JPH09293850A - ソリッドステート撮像装置 - Google Patents

ソリッドステート撮像装置

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JPH09293850A
JPH09293850A JP8342296A JP34229696A JPH09293850A JP H09293850 A JPH09293850 A JP H09293850A JP 8342296 A JP8342296 A JP 8342296A JP 34229696 A JP34229696 A JP 34229696A JP H09293850 A JPH09293850 A JP H09293850A
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layer
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Withdrawn
Application number
JP8342296A
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English (en)
Inventor
Robert Forrest Kwasnick
ロバート・フォレスト・クワスニック
Jianqiang Liu
ジャンキアン・リュウ
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14643Photodiode arrays; MOS imagers

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の光センサ画素(110)および複数の
データ・アドレス線(150)の上に配設された頑強な
上側障壁層(180)を有するソリッドステート撮像装
置を提供する。 【解決手段】 データ・アドレス線スペーサ160が、
データ・アドレス線の側壁と上側障壁層と間に配設され
て、データ・アドレス線の側壁152の近傍に上側障壁
層用の傾斜した基礎部165を構成し、これにより比較
的厚いデータ・アドレス線の周りの段部の領域に障壁層
180の高完全性の段状部185が形成される。該スペ
ーサは残存の光センサ半導体材料(162,164)で
構成される。またスペーサは、典型的にはアレイの下側
にある材料およびデータ・アドレス線の側壁のかど部に
近い領域に対応する位置に配設されて、データ・アドレ
ス線の長さに沿って延在すると共に、それぞれの画素の
光センサ・スイッチング素子に対する結合部を構成する
データ・アドレス線突出部分に沿っても延在する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に大面積ソ
リッドステート撮像装置に関し、特に、このような装置
におけるアドレス線構造並びにアドレス線の上に配設さ
れた材料層の頑強さに関する。
【0002】
【従来の技術】ソリッドステート撮像装置は入射放射線
の検出のために使用することができ、このような撮像装
置は典型的には画素アレイを有すると共に、各画素に電
気的にアクセスするために行および列に配列されたアド
レス線のマトリックスを備えている(一般に、これらの
行および列の内の一方のアドレス線は走査線または走査
アドレス線と称され、他方のアドレス線はデータ線また
はデータ・アドレス線と称される)。各画素は、光セン
サと、典型的には薄膜トランジスタ(TFT)などのよ
うなトランジスタで構成されたスイッチング素子とを有
する。例えば、TFTのゲート電極は走査アドレス線に
結合され、ソース電極(またはドレイン電極)はデータ
・アドレス線に結合される。走査アドレス線に結合され
たTFTの各々は、それぞれのゲート電極に供給された
電気信号によって導通状態に駆動される。TFTに結合
された各画素の光センサの電荷は、TFTに結合された
それぞれのデータ・アドレス線から読み出される。
【0003】医療診断用途に使用される撮像装置では、
患者に与えられる放射線照射はできるだけ小さいことが
望ましい。撮像用の放射線束を低減すると、画像に対応
する光センサ画素で収集される電荷量は少なくなり、従
ってこのような撮像装置は低ノイズ動作を行うように構
成することが必要である。低ノイズ動作を行うために、
各光センサで収集された比較的微小な量の電荷の読み出
しに使用されるデータ・アドレス線は典型的には比較的
厚く形成されている。すなわち、データ・アドレス線を
形成する導電性材料の量は、例えば装置の走査アドレス
線よりも厚い(例えば、データ・アドレス線は典型的に
は0.5〜1μmの厚さを有するのに対して、走査アド
レス線は典型的には最大の厚さが約0.5μmであ
る)。厚いデータ・アドレス線は高抵抗読み出し線に関
連するジョンソン・ノイズ(Johnson nois
e)を低減するのに望ましいものである。ジョンソン・
ノイズは大面積の(例えば、約100cm2 以上の面積
を有する)撮像装置において特に重要な問題である。デ
ータ・アドレス線を形成するための湿式エッチングのよ
うな多くの製造処理では、比較的平坦な上面まで立ち上
がる急峻な側壁(すなわち、垂直な側壁に近いもの)を
有するデータ・アドレス線構造が作られる。
【0004】撮像装置内の種々の部品は、基板上に層状
に形成され、完成された構造内にサンドウィッチ状に挟
まれている。例えば、走査アドレス線およびデータ・ア
ドレス線は、必要な電気的分離およびTFT電極への接
続を行うように両者間に誘電体材料を設けて装置内の相
異なる層に配設される。誘電体材料および半導体材料が
TFTおよび光センサを形成するように堆積され、また
誘電体材料からなる障壁層(ダイオード・パッシベーシ
ョン層とも呼ばれる)が光センサ、データ・アドレス線
およびスイッチング・トランジスタの上に堆積されて、
これらの部品をアレイの共通電極のようなアレイ内の上
側の導電性部品から電気的に絶縁する。障壁層の誘電体
材料は有効な電気的絶縁を形成するために高度の構造的
完全性(integrity)を持っていなければなら
ない。これは、部品間に電気的漏洩を生じさせる欠陥が
障壁層内にあると、ノイズが導入されて、医療診断用撮
像等に使用される撮像装置の性能を劣化させるからであ
る。障壁層(またはダイオード・パッシベーション層)
が比較的厚いデータ・アドレス線の急峻な側壁上に配設
される個所はストレスの高い領域であり、この領域で
は、しばしば障壁層の構造的劣化により障壁層を通る望
ましくない電気的漏洩が生じ、これによりアレイ内にノ
イズの高い又は欠陥の非常に多い画素が生じる。
【0005】
【発明の概要】本発明によれば、複数の光センサ画素お
よび複数のデータ・アドレス線の上に配設された頑強な
上側障壁層を有するソリッドステート撮像装置が提供さ
れる。このソリッドステート撮像装置は、データ・アド
レス線の側壁の近傍に上側障壁層用の傾斜した基礎部を
構成するようにデータ・アドレス線の側壁と上側障壁層
と間に配設されたデータ・アドレス線スペーサを含む。
データ・アドレス線スペーサは残存の光センサ半導体材
料、典型的にはアモルファス・シリコンで構成されてい
る。残存の光センサ半導体材料は、不純物添加シリコン
(doped silicon)層および実質的に真性
なアモルファス・シリコン層のような複数の半導体材料
層を有していてよい。データ・アドレス線スペーサは、
典型的にはアレイの下側にある材料およびデータ・アド
レス線の側壁のかど部に近い領域に対応する位置に配設
されて、データ・アドレス線の長さに沿って延在すると
共に、それぞれの画素の光センサ・スイッチング素子に
対する結合部を構成するデータ・アドレス線突出部分に
沿っても延在する。
【0006】本発明の新規な特徴は特に特許請求の範囲
に記載されている。しかしながら、本発明自身の構成お
よび動作方法は本発明の他の目的および利点と共に添付
図面を参照した以下の説明からより良く理解することが
できよう。添付図面では、同じ符号は同じ構成要素を示
している。
【0007】
【本発明の詳しい説明】X線などの電磁放射線を検出す
る放射線撮像装置のようなソリッドステート撮像装置1
00は、図1に示すように、複数の画素110(図1に
はその代表的なものが示されている)、それぞれの画素
110のに結合されている複数の第1のアドレス線14
0および複数の第2のアドレス線150を有する。本明
細書では、第1のアドレス線140は撮像装置100の
走査線を構成しており、以下「走査アドレス線」と呼
び、また第2のアドレス線150は撮像装置100のデ
ータ線を構成しており、以下「データ・アドレス線」と
呼ぶ。本発明によるスペーサをデータ・アドレス線に関
連して説明しているが、本発明はアドレス線の命名の仕
方やこのようなアドレス線の特定の電気的接続に関係な
く薄膜撮像装置または表示装置の構造に適用される。
【0008】各画素110は、光センサ120(典型的
にはホトダイオード)と、光センサ・スイッチング素
子、例えばTFTとも称される薄膜電界効果トランジス
タ(FET)130とを有する。撮像装置100におい
ては、走査アドレス線140はそれぞれFET130の
ゲート電極132に結合されており、これらの線に供給
される信号によりFETは導電状態または非導電状態に
される。データ・アドレス線150はそれぞれFET1
30のドレイン電極134に結合されている。各FET
130のソース電極136は各画素の光センサ120の
底部電極122に結合されている。典型的には、ソース
電極136および底部電極122は1つの連続した導電
性材料で構成されている。FET130がスイッチング
素子として使用されるとき、FETの1つの電極をソー
ス電極として指定し、別の1つの電極をドレイン電極と
して指定しても、装置動作または電気的性能について何
の制限も課さないことを注意されたい。
【0009】走査アドレス線140およびデータ・アド
レス線150はマトリックスを形成するように互いにほ
ぼ直角である軸に沿って配列されたアレイ(arra
y)を構成する。走査アドレス線140およびデータ・
アドレス線150は撮像装置100内で相異なる層に配
設され、データ・アドレス線150は画素毎に交差領域
160において走査アドレス線の上に位置する。このよ
うに撮像装置100は、画素アレイ105内に配設され
た複数の画素110を有し、画素アレイにおいては各デ
ータ・アドレス線150が該データ・アドレス線に沿っ
て配設されている光センサ画素に結合されて、これによ
り画素の列を定め、また各走査アドレス線140が該走
査アドレス線に沿って配設されている光センサ画素に結
合されて、これにより画素の行を定めている。
【0010】撮像装置100は、ガラスなどからなる基
板107(図2)を有し、この基板上に走査アドレス線
140(図1)が配設されている。走査アドレス線14
0は典型的にはアルミニウム、チタニウム、モリブデン
などのような導電性材料で構成され、約0.1〜0.5
μmの厚さを有する。ゲート誘電体層135(図2)
が、走査アドレス線140およびゲート電極132(図
1)をアレイ内の他の部品から電気的に絶縁するために
アレイ全体にわたって配設されている。ゲート誘電体層
135(図2)は典型的には約0.3〜0.5μmの厚
さを有し、酸化シリコン、窒化シリコンまたはオキシ窒
化シリコンのような無機誘電体材料で構成されるが、代
わりにポリイミドまたは同様なポリマで構成することも
できる。
【0011】撮像装置の製造処理では、ゲート誘電体層
135の堆積後、ゲート誘電体層135の上にFET半
導体材料層137(例えば、実質的に真性のアモルファ
ス・シリコンとn+ 型シリコンのような不純物添加半導
体材料とから成る層;図示の容易化のため、図2では1
つの層として示されている)が配設され、次いでFET
130のチャンネル領域(図2には図示せず)を形成す
るためにパターン形成される。ここに用いる用語「パタ
ーン形成」とは、ホトリソグラフィック技術などの技術
によって、アレイの上に配設された材料を所望のパター
ンに形成することを表すために用いられる。このような
技術は、アレイに1つの特定の材料層をパターン形成
し、または1つの処理で下側の2つ以上の層をパターン
形成することを含む。半導体材料は典型的には約0.0
5〜0.5μmの厚さを有する。撮像装置100の一実
施態様では、半導体材料および不純物添加半導体材料
(137)の部分は、データ・アドレス線150、FE
T130のソースおよびドレイン電極、ホトダイオード
の底部電極122を形成するために導電性材料が堆積さ
れる所のようなアレイの領域で、ゲート誘電体材料13
5の上に配設したままに残してもよい。撮像装置100
の他の実施態様では、FET130を形成するパターン
形成処理により、半導体材料および不純物添加半導体材
料は図2に断面で示す撮像装置の領域から除去される。
以下に説明するように本発明はいずれの実施態様にも等
しく適用できる。
【0012】半導体材料が堆積されパターン形成された
後、撮像装置の製造はソース・ドレイン金属層の堆積お
よびパターン形成を続け、該金属層はソース電極13
6、ドレイン電極134、データ・アドレス線150お
よび典型的には光センサの底部電極122(図1)を形
成するようにパターン形成される。データ・アドレス線
150は、典型的にはモリブデン、クロミウムなどの導
電性金属で構成され、約0.5〜1μmの厚さを有す
る。データ・アドレス線を形成する金属のパターン形成
は通常は湿式エッチング処理で行われるが、これはほぼ
垂直である急峻な側壁部152を生成する。ここで使用
されている用語「ほぼ垂直」とは、データ・アドレス線
が堆積された下側の材料に対する垂直線から約30゜以
内の傾斜を側壁部が有することを表すために用いられ
る。次いで、FETパシベーション層139がアレイの
上に堆積されパターン形成され、FETパシベーション
層139はホトダイオードの底部電極122の上部から
除去されるが、データ・アドレス線150およびFET
130の上には配設されたままに残される。
【0013】次いで、光センサ120を形成するため、
不純物添加および真性の光感知材料(いずれも典型的に
はシリコン)の層を堆積しパターン形成して、底部電極
122の上に配設される例えばホトダイオード本体部1
25(図2)を構成する。典型的には、ホトダイオード
本体部は、底部電極122の上に配設された第1の不純
物添加半導体材料層124、半導体材料層126および
第2の不純物添加半導体材料層128を有する。3つの
半導体材料層は典型的にはn+ 型シリコン(層12
4)、ほぼ真性アモルファス・シリコン(層126)お
よびp+ 型シリコン(層128)で構成される(例え
ば、p-i-nダイオード構造を構成する)。
【0014】光センサ120を形成するために堆積され
る光感知材料は、典型的にはプラズマ増強化学蒸着(P
ECVD)法で堆積される。このPECVD法により堆
積された材料層は、典型的には、(データ・アドレス線
アドレス線の側壁152のような)急峻な段状境界部を
有する構造の近くにある堆積部分が、比較的平坦である
即ち急峻な側壁として現れない撮像装置表面の隣接部分
の上の堆積部分よりも一層厚く且つ広くなっている。例
えば、真性シリコンの半導体材料層126が撮像装置1
00の表面の上に所与の厚さに堆積される場合(半導体
材料層126はホトダイオード本体部125の最も厚い
部分を構成しているのでホトダイオード本体部125を
形成する全ての堆積された層の代表としてここで考察す
る)、比較的厚いデータ・アドレス線150の急峻な側
壁部152の上の真性シリコン層(126)の厚さは、
比較的薄い走査アドレス線140の上および比較的薄い
FET130のアイランド構造の上に堆積される真性シ
リコン層(126)の厚さよりも大きくなる。例えば、
典型的には急峻な側壁を持つデータ・アドレス線150
によって画成される領域(すなわち、上側のFETパシ
ベーション層139の地形(トポグラフィ)が下側のデ
ータ・アドレス線150の急峻な側壁の地形に対応する
領域)における半導体材料層126の厚さは、アレイの
隣接構造の上の領域における半導体材料層126の厚さ
よりも約0.5μm厚い。
【0015】ホトダイオード本体部125を形成するた
めの光感知材料すなわち半導体材料層124、126お
よび128のパターン形成は、典型的には(ホトダイオ
ード本体部のような)シリコン層を残すのが望ましい領
域を保護するように撮像装置の上にホトレジスト・マス
クを形成し、その後で露出したシリコン層を除去するよ
うに反応性イオン・エッチング処理のようなエッチング
を行うホトリソグラフィック技術を使用して達成され
る。
【0016】ホトダイオード本体部125を形成するエ
ッチング・ステップに続いて、障壁層180(ホトダイ
オード・パシベーション層とも称される)が撮像装置1
00の上に堆積される。障壁層180は典型的には酸化
シリコンまたは窒化シリコンのような無機誘電体材料ま
たはそれらの層の組合せで構成される。例えば、典型的
には障壁層180はPECVD処理で堆積された窒化シ
リコン層で構成され、公称の厚さは約0.2〜0.5μ
mの範囲にある。この誘電体材料層は装置の要素間の電
気的漏洩を防止するのに重要であり、障壁層180は頑
強であること、すなわち高度の完全性を有し、この層の
電気的絶縁特性を劣化させる構造的欠陥を持たないこと
が必要である。
【0017】本発明によれば、撮像装置100に更にデ
ータ・アドレス線スペーサ160が配設される。データ
・アドレス線スペーサ160は、FETパシベーション
層139の地形が下側のデータ・アドレス線150(図
2)の急峻な側壁152によって定められている領域に
おいて、FETパシベーション層139の上に傾斜した
基礎部165を形成するように配設される。特に、関心
のある地形は、データ・アドレス線の側壁152とデー
タ・アドレス線の下側にある構造との交差部における段
部である。スペーサ160は光センサの残存の半導体材
料、すなわちホトダイオード本体部125の形成中にア
レイの上に堆積されたデータ・アドレス線150の近傍
の半導体材料であって、ホトダイオード本体部125を
形成するために使用される上述したエッチング・ステッ
プの後にデータ・アドレス線の側壁152の近くの領域
に残存する半導体材料で構成される。ここに使用されて
いる「データ・アドレス線の側壁の近く」などの用語
は、スペーサ160がデータ・アドレス線150と物理
的に密に接触しているか或いはデータ・アドレス線の側
壁152の地形に対応する地形を持つ上側の層と密に接
触しているかに拘わらず、データ・アドレス線150と
下側のアレイ構造との間の段部に対応する地形を有する
領域に配設された材料を表すために用いられる。
【0018】図2に示すように、スペーサ160は典型
的には、第1の不純物添加半導体材料層124からの残
存の材料で構成された第1のスペーサ層162と、半導
体材料層126からの残存の材料で構成された少なくと
も第2のスペーサ層164とを有する。スペーサ160
は典型的には図2に示すように現れる。スペーサ160
は更に、第2の不純物添加半導体材料層128からの残
存の材料(図2のスペーサ160では示されていない)
を有していてもよいが、典型的には形成処理によりその
材料層はデータ・アドレス線の側壁部152の近くの領
域から除去されてしまう。
【0019】スペーサ160の部分は、ホトダイオード
本体部125を形成するエッチング・ステップ後に残
る。典型的には反応性イオン・エッチングを使用して、
不純物添加シリコン層(124および128)および真
性シリコン層(126)が除去されるが、(上述したよ
うに)データ・アドレス線の急峻な側壁部152の近く
に堆積されたこれらのシリコン層の部分が余分な厚さを
有しているので、これらのシリコン層の部分は、反応性
イオン・エッチングによって撮像装置100の他の領域
の上の堆積されたシリコンの比較的厚くない部分が除去
される際に完全に除去されない。このように、ホトダイ
オード本体部を形成するためにシリコンを撮像装置10
0の他の部分から除去するエッチング処理中に、処理
「ウィンドウ」、すなわち堆積されたシリコン層12
4、126および128が走査アドレス線140の上お
よびFET130の上の領域から除去されるが、データ
・アドレス線の側壁部152の近くに幾分かの残存のシ
リコン材料が残る時点が存在する。真性シリコン層12
6の種々の厚さ(下側の地形に左右される)および撮像
装置100にわたる実質的に均一な反応性イオン・エッ
チング速度(例えば、約+10〜−10%)を組み合わ
せて、スペーサ160の形成の条件が作成される。例え
ば、データ・アドレス線の側壁部152の近くのシリコ
ン層124、126および128の余分な厚さ(例え
ば、隣接領域よりも約0.5μm以上厚い、これはアレ
イの平坦な領域の上のシリコンの厚さよりも約33%厚
い)は、データ・アドレス線の側壁152の近くに配設
されるスペーサの形成に役立つ。しかしながら、ほぼ均
一なエッチング処理の場合でも、シリコンのエッチング
では、アレイ(例えば、撮像装置100のパネル)の中
心近くに配設されたスペーサ160の方がアレイの縁部
近くに配設されたスペーサよりも大きな断面積を有する
という「目玉(bull’s eye)」効果を生じ
る。状況によっては、目玉効果により、アレイの縁部近
くのデータ・アドレス線に沿ったシリコンのスペーサが
完全に除去されることがある。少なくともアレイ105
内に配設されたデータ・アドレス線の一部の近くに、望
ましくはアレイ内の全てのデータ・アドレス線の近くに
スペーサ160を形成するように、シリコンのエッチン
グ時間を選択することが望ましい。
【0020】スペーサ160の公称断面形状は、下側の
データ・アドレス線150の急峻な側壁部152の段部
の地形に対応するFETパシベーション層139のかど
部領域の地形155を埋めるようにほぼ三角形である。
スペーサ160のこのほぼ三角の形状は、その上に光セ
ンサの障壁層180を配設するための傾斜した基礎部1
65を構成し、このため障壁層180は傾斜した基礎部
165の上に配設された完全性の高い段状部185を有
するようになる。
【0021】上述したスペーサ160の形成処理により
得られるスペーサ160は、底辺「B」がデータ・アド
レス線の側壁152の高さ「H」の大体半分の大きさで
ある寸法を有する。撮像装置100のスペーサ160の
正確な断面形状はいくつかの要因の関数である。例え
ば、シリコン層124、126および128を堆積する
のに使用されるPECVD法が、従って撮像装置の種々
の地形上に堆積されるシリコンの厚さの厳密な差異が、
スペーサ160の形状に影響を与える(PECVD法は
典型的には、スペーサの形成ではなく所望の電気的特性
を有するシリコンの堆積を行うように制御される)。ま
た、データ・アドレス線150の下側の地形もまたスペ
ーサ160の形状に影響を与え得る。データ・アドレス
線の側壁152の急峻さ(すなわち、ほぼ垂直に近い)
は、データ・アドレス線を形成するエッチング処理によ
って影響され、例えばある金属(例えば、モリブデンお
よびアルミニウム)に対する湿式エッチングは他のエッ
チング処理と異なり垂直な側壁を残す傾向がある。ま
た、シリコン層124、126、128を除去してホト
ダイオード本体部125を形成する反応性イオン・エッ
チング処理もスペーサの形状に影響を与える。反応性イ
オン・エッチングは典型的にはスペーサ形成に異方性が
あり、すなわち方向性がある。反応性イオン・エッチン
グ処理の圧力を増大することにより、エッチングをより
等方性にすることができ、従ってスペーサ160の大き
さを低減することができる。
【0022】スペーサ160は、各データ・アドレス線
150の長さに沿って延在し、更に該データ・アドレス
線からドレイン電極134を形成するように突出してい
るそれぞれのデータ・アドレス線突出部分に沿って延在
する。データ・アドレス線150に沿ってスペーサ16
0内に半導体材料が存在しているが、スペーサが既に電
気的に接続されている導電性構造に隣接して配設されて
いるに過ぎないので、スペーサ内の半導体材料の存在が
アレイ内における電気的漏洩を増大させることはない。
【0023】スペーサ160は、傾斜した基礎部165
を構成して、データ・アドレス線150の近傍に大きな
段部または急な変化が無いか又は殆ど無いようにしたア
レイに障壁層180の高完全性の段状部185が付着す
るように作用する。障壁層180の頑強さは従来の撮像
装置の構造に対して著しく改善される。従来の撮像装置
の構造では、障壁層180は典型的には比較的厚いデー
タ・アドレス線150の所において最も薄く且つ最も大
きいストレスを受ける。従来の撮像装置の障壁層のこの
部分は、湿式および乾式エッチングの両方において一層
速くエッチングを受けやすく、また障壁層中で破壊の生
じる点である。スペーサ160は障壁層180中のスト
レス点を低減し、これによりこの誘電体層の電気的有効
性を高め、且つ障壁層180が湿式および乾式エッチン
グ剤の両方に晒される残りの撮像装置製造処理の際にそ
の残存を高める。本発明のスペーサ160の他の利点
は、データ・アドレス線の側壁の周りの地形を(急峻で
なく)傾斜させたので、後で堆積される(典型的には酸
化インジウム錫などで構成される)共通電極層(図示せ
ず)が撮像装置100全体にわたって一層均一な厚さを
持つようになり、従って一層簡単にパターン形成するこ
とができ、所望の領域から導電性材料を取り除くために
オーバーエッチングする必要性が少い。
【0024】以上、本発明について図示し説明したが、
本発明の真の精神および範囲から逸脱することなく、開
示した実施態様に変更および改変を行うことができるこ
とは当業者に明らかなことであろう。従って、特許請求
の範囲は本発明の真の精神内に入るこのようなすべての
変更および改変をカバーするものであることを理解され
たい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画素アレイを有する撮像装置の一
部の平面図である。
【図2】図1の線I−Iに沿って取ったアレイ領域の一
部の断面図である。
【符号の説明】
105 画素アレイ 110 画素 120 光センサ 122 底部電極 124 第1の不純物添加半導体材料層 125 ホトダイオード本体部 126 真性半導体材料層 128 第2の不純物添加半導体材料層 130 薄膜電界効果トランジスタ 135 ゲート誘電体層 139 FETパシベーション層 140 走査アドレス線 150 データ・アドレス線 152 データ・アドレス線の急峻な側壁部 160 データ・アドレス線スペーサ 162 第1のスペーサ層 164 第2のスペーサ層 165 傾斜した基礎部 180 障壁層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素アレイ内に行および列に配列された
    複数の光センサ画素であて、その各々が光感知半導体材
    料で構成された光センサおよび該光センサに結合された
    関連するスイッチング素子を有する複数の光センサ画素
    と、 前記アレイの列に配設された複数のデータ・アドレス線
    であって、それぞれの列に沿って配設されたそれぞれの
    前記スイッチング素子に電気的に結合されている複数の
    データ・アドレス線と、 前記画素アレイの上に配設された上側障壁層と、 前記データ・アドレス線の少なくとも一部に沿って前記
    障壁層と前記データ・アドレス線の側壁部との間に配設
    されて、前記データ・アドレス線の側壁部の領域に前記
    障壁層用の傾斜した基礎部を構成している複数のデータ
    ・アドレス線スペーサであって、残存の光センサ半導体
    材料で構成されている複数のデータ・アドレス線スペー
    サと、を含んでいることを特徴とするソリッドステート
    撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記データ・アドレス線の各々がほぼ垂
    直な側壁部を有する請求項1記載のソリッドステート撮
    像装置。
  3. 【請求項3】 前記障壁層が、無機誘電体材料および有
    機誘電体材料からなるグループから選択された誘電体材
    料で構成されている請求項1記載のソリッドステート撮
    像装置。
  4. 【請求項4】 前記データ・アドレス線の各々が、約
    0.5〜1μmの厚さを有する請求項1記載のソリッド
    ステート撮像装置。
JP8342296A 1996-03-01 1996-12-24 ソリッドステート撮像装置 Withdrawn JPH09293850A (ja)

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US08/609,436 US5663577A (en) 1996-03-01 1996-03-01 Solid state imager array with address line spacer structure
US08/609436 1996-03-01

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ID=24440796

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JP8342296A Withdrawn JPH09293850A (ja) 1996-03-01 1996-12-24 ソリッドステート撮像装置

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EP0793276A3 (en) 1998-09-23
EP0793276A2 (en) 1997-09-03
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