JPH09293049A - コンピュータシステムおよびこのシステムで使用されるシリアルインターフェース - Google Patents

コンピュータシステムおよびこのシステムで使用されるシリアルインターフェース

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JPH09293049A
JPH09293049A JP8105366A JP10536696A JPH09293049A JP H09293049 A JPH09293049 A JP H09293049A JP 8105366 A JP8105366 A JP 8105366A JP 10536696 A JP10536696 A JP 10536696A JP H09293049 A JPH09293049 A JP H09293049A
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bus
data
audio
serial interface
video
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JP8105366A
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English (en)
Inventor
Akihiko Shibahara
昭彦 芝原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/14Digital output to display device ; Cooperation and interconnection of the display device with other functional units
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2340/00Aspects of display data processing
    • G09G2340/12Overlay of images, i.e. displayed pixel being the result of switching between the corresponding input pixels
    • G09G2340/125Overlay of images, i.e. displayed pixel being the result of switching between the corresponding input pixels wherein one of the images is motion video

Abstract

(57)【要約】 【課題】P1394などのシリアルインターフェースを
使用してマルチメディアデータの転送効率を図る。 【解決手段】P1394シリアルインターフェース25
とディスプレイコントローラ16との間は動画専用のビ
デオバス33によって直結されると共に、P1394シ
リアルインターフェース25とオーディオコントローラ
22との間は専用のオーディオバス34によって直結さ
れている。ビデオカメラやCRTディスプレイなどの外
部周辺機器との間のマルチメディアデータの転送には、
それらビデオバス33およびオーディオバス34が使用
され、PCIバス30は使用されない。よって、PCI
バス30の占有によるシステム性能の低下を招くことな
く、動画などのマルチメディアデータを外部装置との間
で効率よく転送できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンピュータシス
テムおよびそのコンピュータシステムで使用されるシリ
アルインターフェースに関し、特にIEEE1394ハ
イパフォーマンスシリアルバス等のシリアルインターフ
ェースを使用して動画などのビデオデータ転送を実現で
きるように改良されたコンピュータシステムおよびシリ
アルインターフェースに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、米国の標準化団体であるPCMC
IA(Personal Computer Memo
ry Card International Ass
ociation)、及びJEIDAの標準仕様に準拠
したPCカードソケットを持つ機器が普及しつつある。
このPCカードを、動画データの入出力制御を行うビデ
オキャプチャカード、MPEGデコーダカードなどとし
て用いるべく種々の開発がなされている。
【0003】また、動画データのような大量のデータを
効率よく処理するために、パーソナルコンピュータにお
いては、高速データ転送が可能なPCIローカルバスを
用いたシステムアーキテクチャが普及しつつある。
【0004】しかし、PCIローカルバスを用いても、
そのデータ転送能力には限界がある。このため、前述の
ようにPCカードをビデオキャプチャカードやMPEG
デコーダカードとして使用する場合には、PCIローカ
ルバスのデータ転送能力では不十分である。
【0005】そこで、最近では、ZV(Zoomed
Video)ポートと称する動画専用のバスを使用し
て、PCカードとディスプレイコントローラとを直接接
続する技術が開発され始めている。ZVポートは、シス
テムバスを使用することなく、PCカードがディスプレ
イコントローラ/オーディオコントローラにビデオ/オ
ーディオデータを直接出力することを可能にする。これ
により、大量のビデオデータの転送によってシステムバ
スが長時間占有されるという不具合を解消でき、システ
ムのビデオ処理性能を高めることができる。
【0006】また、通常、パーソナルコンピュータに
は、各種周辺装置との接続のために形状の異なるコネク
タをそれぞれ使用した多数の周辺インターフェースが設
けられており、CD−ROMドライブ、HDD等はSC
SIケーブルで接続し、ディスプレイはCRTケーブル
で接続するなど、それぞれの機器にそれ専用のケーブル
を用いることが必要とされている。
【0007】パーソナルコンピュータに装備可能なコネ
クタ数には制限がある。このため、近年のマルチメディ
ア化により今後益々周辺装置の種類が多様化することが
予想されるが、それに対応することは現状では困難であ
る。特に、高速転送レートを必要とする動画データなど
のマルチメディアデータを扱う周辺装置との接続を考え
ると、コネクタサイズが大きく、且つ転送レートを高め
ると信号線毎の電気的特性のばらつきによりノイズ発生
を招くことがあるパラレルインターフェースよりも、小
型のコネクタを採用できる汎用シリアルインターフェー
スの方が好ましい。
【0008】このような汎用シリアルインターフェース
の1つとして、IEEE1394ハイパフォーマンスシ
リアルバス(以下、P1394と呼ぶ)が知られてい
る。P1394は、シリアル方式の転送動作を行い、転
送速度は、100Mbps、200Mbps、400M
bpsの3種類がある。上位転送速度を持つP1394
ポートは、下位転送速度のポートもサポートしている。
転送モードは、アシンクロナス サブアクションと、ア
イソクロナス サブアクションの2種類がある。前者
は、非同期転送モードと呼ばれ、リアルタイム性が要求
されない一般のデータの転送時に使用される。後者は、
転送帯域を保証した転送モードであり、ビデオデータや
オーディオデータに代表されるリアルタイムデータの転
送が可能である。使用するケーブルは、2組のツイスト
ペアのケーブルと電源ケーブルから成るシンプルなケー
ブルである。
【0009】従って、このP1394は、マルチメディ
ア対応のパーソナルコンピュータの周辺インターフェー
スとして好適である。ここで、352*240の動画像
データをP1394を用いて転送する場合を考える。1
ピクセルを表すビット数を輝度8ビット、色差(UV)
8ビットの合計16ビットとする。この場合、転送レー
トは、 352・240・2byte・30frame=506
8800 5068800・8bit/1000000=40.5
5Mbps となる。P1394で転送できるレートは最低でも10
0Mbpsであるので、動画データ転送に十分に対応す
ることができる。また、640・480の動画像の転送
レートは、上式と同様に計算すると147.45Mbp
sとなり、これは、200Mbpsのレートで転送でき
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たP1394などのシリアルインターフェースは、基本
的には、コンピュータのシステムバスと周辺装置との間
のデータ転送を行うための仕様になっている。このた
め、たとえ、P1394などのシリアルインターフェー
スを周辺インターフェースとしてパーソナルコンピュー
タに装備したとしても、それを使用して動画データなど
のマルチメディアデータを周辺装置との間で転送する場
合には、PCIローカルバスなどのシステムバスがそれ
によって占有されてしまい、これによってシステム性能
が低下されるという問題が発生する。
【0011】この発明はこのような点に鑑みてなされた
ものであり、システムバスを占有することなく、P13
94などのシリアルインターフェースを利用してビデオ
やオーディオなどのマルチメディアデータを外部周辺装
置との間で効率よく転送できるようにし、マルチメディ
ア化に好適なコンピュータシステムおよびそれに使用さ
れるシリアルインターフェースを提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、各種周辺装
置が接続可能に構成され、通信対象の周辺装置との間で
シリアルデータ転送を行うシリアルインターフェースを
有するコンピュータシステムであって、動画データの表
示処理機能を持つディスプレイコントローラと、前記シ
リアルインターフェースと前記ディスプレイコントロー
ラとの間に設けられ、前記ディスプレイコントローラか
ら出力されるビデオデータを前記シリアルインターフェ
ースに転送するビデオバスとを具備し、前記シリアルイ
ンターフェースは、前記ビデオバスを介して前記ディス
プレイコントローラから転送されるビデオデータを入力
し、その入力されたビデオデータを前記周辺装置に転送
する手段を具備し、前記ディスプレイコントローラから
前記シリアルインターフェースにビデオデータを直接的
に転送できるようにしたことを特徴とする。
【0013】このコンピュータシステムにおいては、P
1394等のシリアルインターフェースが設けられてお
り、このシリアルインターフェースとディスプレイコン
トローラとの間は専用のビデオバスによって直結されて
いる。シリアルインターフェースは、ディスプレイコン
トローラからビデオバスを介して転送されるビデオデー
タを入力し、そのビデオデータを周辺装置にシリアル転
送する。よって、システムバスを占有することなく、ビ
デオデータを外部周辺装置に効率よく転送できるように
なる。
【0014】また、前記ビデオバスは、前記ディスプレ
イコントローラと前記シリアルインターフェースとの間
を双方向で接続する双方向バスから構成することが好ま
しい。この場合、前記シリアルインターフェースには、
前記シリアルインターフェースに接続された周辺装置か
らシリアル転送されるビデオデータを受信し、その受信
したビデオデータをビデオバス上に出力する手段を具備
することにより、システムバスを介さずに、周辺装置か
らのビデオデータを直接的にディスプレイコントローラ
に入力することが可能となる。
【0015】また、PCカードが装着可能なPCカード
ソケットと、このPCカードソケットと前記ディスプレ
イコントローラとの間に設けられ、前記PCカードから
のビデオデータを前記ディスプレイコントローラに転送
する第2のビデオバスとをさらに具備してZVポート対
応のシステムアーキテクチャを採用した場合には、PC
カードからのビデオデータをディスプレイコントローラ
によって画面表示すると同時に、それをシリアルインタ
ーフェースを介して周辺装置に転送することが可能とな
る。
【0016】また、前記ビデオバスとしては、ZVポー
トとの接続や互換性などを考慮して、ビデオデータを転
送するためのビデオデータバスと、水平および垂直同期
信号を転送するための水平および垂直同期信号線とを含
むバスを利用することが好ましい。シリアルインターフ
ェースは汎用のインターフェースであるため、水平およ
び垂直同期信号線などは通常定義されていない。したが
って、ビデオバス上のビデオデータを周辺装置に送信す
る場合には、前記水平および垂直同期信号線上の水平お
よび垂直同期信号から水平同期位置および垂直同期位置
を検出し、それら水平同期位置および垂直同期位置をそ
れぞれ示す水平同期位置情報および垂直同期位置情報を
前記入力ビデオデータ列に付加する手段を設けることに
より、入力ビデオデータをシリアルデータの転送フォー
マットに変換することが好ましい。
【0017】同様にして、周辺装置からのビデオデータ
をディスプレイコントローラに送る場合には、周辺装置
から転送されるデータ列から、そこに含まれる前記水平
および垂直位置情報を抜き出して前記ビデオデータバス
上に出力すべきビデオデータを生成する手段と、前記抜
き出した水平および垂直位置情報に基づいて前記水平お
よび垂直同期信号線上に出力すべき水平および垂直同期
信号を生成する手段とによって、シリアルデータからビ
デオデータのフォーマットへの変換を行うことが望まし
い。
【0018】また、ディスプレイコントローラだけでな
く、オーディオコントローラとシリアルインターフェー
スとの間にもオーディオデータ転送専用のオーディオバ
スを設け、これによってオーディオコントローラとシリ
アルインターフェースとを直結してもよい。この場合に
は、前記ビデオバスを介して前記ディスプレイコントロ
ーラから転送されるビデオデータと前記オーディオバス
を介して前記オーディオコントローラから転送されるオ
ーディオデータとを同期させて前記周辺装置に転送する
ために、前記ビテオバスを介して前記ディスプレイコン
トローラから転送されるビデオデータが入力される第1
のFIFOバッファと、前記オーディオバスを介して前
記オーディオコントローラから転送されるオーディオデ
ータが入力される第2のFIFOバッファと、前記第1
および第2のFIFOバッファを、それらFIFOバッ
ファにデータが満たされる順に選択し、その選択したF
IFOバッファからデータを読み出す手段とをシリアル
インターフェースに設けることが好ましい。これによ
り、転送レートが互いに異なるビデオデータとオーディ
オデータとを容易に同期させて周辺装置に転送すること
ができる。
【0019】また、この発明は、システムバスと各種周
辺装置との間のデータ転送を行うシリアルインターフェ
ースを有するコンピュータシステムであって、動画デー
タの表示処理機能を持つディスプレイコントローラと、
音声情報を入出力制御するオーディオコントローラと、
前記シリアルインターフェースと前記ディスプレイコン
トローラとの間に設けられ、その間を双方向で接続する
双方向ビデオバスと、前記シリアルインターフェースと
前記ディスプレイコントローラとの間に設けられ、その
間を双方向で接続する双方向オーディオバスとを具備
し、前記シリアルインターフェースは、前記双方向ビデ
オバスを介して前記ディスプレイコントローラから転送
されるビデオデータを入力する手段と、前記双方向オー
ディオバスを介して前記オーディオコントローラから転
送されるオーディオデータを入力する手段と、前記入力
したビデオデータおよびオーディオデータを同期させ
て、前記シリアルインターフェースに接続された周辺装
置に送信する手段と、前記シリアルインターフェースに
接続された周辺装置から送信されるデータを受信し、そ
の受信データの種類に応じて、前記受信データを、前記
システムバス、前記双方向ビデオバス、および前記双方
向オーディオバスに振り分ける手段とを具備することを
特徴とする。
【0020】この構成により、ビデオデータおよびオー
ディオデータについてはシステムバスを介さずに周辺装
置との間で転送することができると共に、リアルタイム
性が要求されない他のデータについてはシステムバスを
使用した転送を行うことができ、1つのシリアルインタ
ーフェースで様々な周辺装置をサポートすることが可能
となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。図1には、この発明の一実施形態
に係わるコンピュータシステムの構成が示されている。
このコンピュータシステムは、バッテリ駆動可能なノー
トブックタイプまたはラップトップタイプのポータブル
コンピュータであり、そのシステムボード上には、PC
Iバス30、第1のビデオバス31、第1のオーディオ
バス32、第2のビデオバス33、および第2のオーデ
ィオバス34が設けられている。
【0022】PCIバス30は、このコンピュータシス
テムのシステムバスとして利用される。PCIバス30
はクロック同期型の入出力バスであり、PCIバス30
上の全てのサイクルはPCIバスクロックに同期して行
われる。PCIバスクロックの周波数は最大33MHz
である。PCIバス30は、時分割的に使用されるアド
レス/データバスを有している。このアドレス/データ
バスは、32ビット幅である。PCIバス30上のデー
タ転送サイクルは、アドレスフェーズとそれに後続する
1以上のデータフェーズとから構成される。アドレスフ
ェーズにおいてはアドレスおよび転送タイプが出力さ
れ、データフェーズでは8ビット、16ビット、24ビ
ットまたは32ビットのデータが出力される。
【0023】第1のビデオバス31および第1のオーデ
ィオバス32は、ZV(Zoomed Video)ポ
ートを構成するためのものであり、第1のビデオバス3
1はPCカードソケットとディスプレイコントローラ
(VGA)16との間をポイントツーポイント形式で直
接接続し、PCカード20または21からのビデオデー
タをディスプレイコントローラ(VGA)16に転送す
る1方向のバスである。この第1のビデオバス31は、
水平同期信号(HREF)線、垂直同期信号(VSYN
C)線、ピクセルクロック(PCLK)線、8ビット幅
の輝度データ(Y)線、8ビット幅の色差データ(U
V)線とから構成されている。
【0024】第1のオーディオバス32はPCカードソ
ケットとオーディオコントローラ15との間をポイント
ツーポイント形式で直接接続し、PCカード20または
21からのオーディオデータをオーディオコントローラ
22に転送する1方向のバスである。この第1のオーデ
ィオバス32は、IISフォーマットのデジタルオーデ
ィオデータをシリアル転送するためのシリアルデータ
(SDATA)線、シリアルデータの転送タイミングを
示すクロック信号(SCLK)線、シリアルデータ(S
DATA)線に現在転送中のオーディオデータデータが
LチャネルかRチャネルかを示す信号(LRCLK)線
から構成される。
【0025】第2のビデオバス33および第2のオーデ
ィオバス34は、シリアルインターフェース25を利用
して周辺装置との間でビデオ、およびオーディオのマル
チメディアデータをリアルタイム転送するための使用さ
れる。
【0026】第2のビデオバス33は、ディスプレイコ
ントローラ(VGA)16とシリアルインターフェース
25との間をポイントツーポイント形式で直接接続し、
シリアルインターフェース25に接続された各種周辺装
置とディスプレイコントローラ(VGA)16との間の
ビデオデータの転送に使用される双方向バスである。こ
の実施形態では、第2のビデオバス33としては、第1
のビデオバス31との接続の容易性を図るために、第1
のビデオバス31と同様のバス構成が採用されている。
すなわち、第2のビデオバス33は、HREF線、VS
YNC線、ピクセルクロックPCLK線、8ビット幅の
Y線、8ビット幅のUV線から構成されている。
【0027】第2のオーディオバス34は、オーディオ
コントローラ22とシリアルインターフェース25との
間をポイントツーポイント形式で直接接続し、シリアル
インターフェース25に接続された各種周辺装置とオー
ディオコントローラ22との間におけるオーディオデー
タの転送に使用される双方向バスである。この第2のオ
ーディオバス34についても、第1のオーディオバス3
2との接続の容易性を図るために、第1のオーディオバ
ス32と同様のバス構成が採用されている。すなわち、
第2のオーディオバス34は、SDATA線、SCLK
線、LRCLK線から構成されている。
【0028】また、システムボード上には、CPU1
1、メモリ12、HDD13、CD−ROMやDVDな
どが接続されるSCSIコントローラ14、ディスプレ
イコントローラ(VGA)16、PCカードデバイスコ
ントローラ19、オーディオコントローラ22、および
シリアルインターフェース25などが設けられている。
【0029】CPU11は、例えば、米インテル社によ
って製造販売されているマイクロプロセッサ“Pent
ium”などによって実現されている。メモリ13は、
オペレーティングシステム、デバイスドライバ、実行対
象のアプリケーションプログラム、および処理データな
どを格納するメモリデバイスであり、複数のDRAMモ
ジュールによって構成されている。このメモリ13は、
システムボード上に予め実装されるシステムメモリと、
ユーザによって必要に応じて装着される拡張メモリとか
ら構成される。これらシステムメモリおよび拡張メモリ
を構成するDRAMモジュールとしては、シンクロナス
DRAMやRambusなどが利用される。
【0030】ディスプレイコントローラ16は、PCI
バス30のバスマスタの1つであり、ビデオメモリ(V
RAM)18の画像データをLCD17や外部のCRT
ディプレイに表示するものであり、VGA仕様のテキス
トおよびグラフィクス表示の他、動画表示をサポートす
る。
【0031】この動画表示モードでは、ディスプレイコ
ントローラ16は、PCカード20または21からのビ
デオデータを第1のビデオバス31を介して入力してそ
れをLCD17に画面表示すると共に、その画面表示と
同期して、表示中のビデオデータを第2のビデオバス3
3を介してシリアルインターフェース25に送信する。
シリアルインターフェース25に送信されたビデオデー
タは、所定のシリアル転送プロトコルに従って外部の周
辺装置、例えば、CRTディスプレイ、ビデオカメラ、
ビデオカセットレコーダ、MPEGエンコーダカード等
にリアルタイムに転送される。
【0032】また、ディスプレイコントローラ16は、
シリアルインターフェース25および第2のビデオバス
33を介して外部の周辺装置から転送されるビデオデー
タを入力し、それを画面表示する機能も有する。
【0033】オーディオコントローラ22は、CPU1
1の制御の下にオーディオデータの入出力制御を行うも
のであり、PCカード20または21からのオーディオ
データを第1のオーディオバス32を介して入力してそ
れをアンプ23を介してスピーカ24から再生させると
共に、そのオーディオ再生と同期して、再生中のオーデ
ィオデータを第2のオーディオバス34を介してシリア
ルインターフェース25に送信する。シリアルインター
フェース25に送信されたオーディオデータは、シリア
ル転送プロトコルに従って外部の周辺装置、例えば、オ
ーディオ機器、ビデオカセットレコーダ、ビデオカメ
ラ、MPEGエンコーダカード等にリアルタイムに転送
される。
【0034】また、オーディオコントローラ22は、シ
リアルインターフェース25および第2のオーディオバ
ス34を介して外部の周辺装置から転送されるオーディ
オデータを入力し、それをスピーカ24に再生させる機
能も有している。
【0035】PCカードデバイスコントローラ19は、
PCIデバイスの1つであり、CPU11の制御の下に
PCMCIA仕様の16ビットPCカードとカードバス
仕様の32ビットPCカードとを制御するものであり、
ZVポートもサポートしている。このPCカードデバイ
スコントローラ17は、ノーマルモードとマルチメディ
アモード(ZVポートモード)の2つの動作モードを有
している。
【0036】ノーマルモードは、モデムカードなどのよ
うな通常のPCカードを制御するためのものであり、P
CIバス30とPCカードとの間でデータ転送を行い、
ZVポートは使用しない。
【0037】マルチメディアモード(ZVポートモー
ド)は、ビデオキャプチャカード、MPEGエンコーダ
カード、MPEGデコーダカードなど動画を扱うPCカ
ードがPCカードソケットに装着されている場合に使用
されるモードである。このモードにおいては、ZVポー
トを構成する第1のビデオバス31および第1のオーデ
ィオバス32が使用され、PCカードからのビデオデー
タは第1のビデオバス31を介してディスプレイコント
ローラ16に転送され、またPCカードからのオーディ
オデータは第1のオーディオバス32を介してオーディ
オコントローラ22に転送される。
【0038】ノーマルモードとマルチメディアモードの
動作モードの切り替えは、CPU11などによって行わ
れる。すなわち、CPU11は、PCカードソケットに
装着されているPCカードから属性情報を読み取り、そ
の属性情報によって装着されているPCカードの種類を
検出する。装着されているPCカードがマルチメディア
モード対応のカードであれば、CPU11は、PCカー
ドコントローラ19をマルチメディアモードに切り替え
る。これらノーマルモード,マルチメディアモードそれ
ぞれにおけるPCカードインタフェースを図2に示す。
【0039】図2に示されているように、ノーマルモー
ドでは、68ピンから構成されるPCカードインターフ
ェースはPCMCIA仕様で規定された標準ピンアサイ
ンルールに従って使用される。一方、マルチメディアモ
ードでは、アドレスピン(A25−A7)等は、PCカ
ードからの422形式の画像フォーマットデータ(デジ
タルYUVデータ:8ビットの輝度データY、8ビット
の色差データUV)の出力、および水平・垂直同期信号
(HREF,VSYNC)、ピクセルクロック(PCL
K)の出力に使用され、I/Oカード用として用意され
たI/Oポートアクノリッジピン(INPACK)およ
びオーディオ出力線(SPKR)はPCカードからのオ
ーディオデータ(SDATA)出力および現在のオーデ
ィオデータ出力が左チャネルか右チャネルかを示す信号
(LRCK)の出力に使用される。
【0040】図1のシリアルインターフェース25は、
各種周辺装置をコンピュータシステムに接続するするた
めの汎用のインターフェースであり、ここでは、シリア
ルインターフェース25としてP1394を使用する場
合を例にとって説明する。
【0041】P1394シリアルインターフェース25
は3つのP1394ポートA〜Cを有しており、それら
各P1394ポートに対応するシリアルコネクタにケー
ブル接続された外部周辺装置との間でシリアル転送を行
う。このシリアル転送は、パケット転送を利用して実行
される。転送モードには、前述したようにアンシンクロ
ナスモードとアイソクロナスモードとがある。アイソク
ロナスモードの転送は、アンシンクロナスモードの転送
よりも優先して、一定期間毎に必ず実行される。これに
より、アイソクロナスモード転送を利用すれば、ビデオ
やオーディオなどのマルチメディアデータをリアルタイ
ムに転送することができる。
【0042】各P1394ポートと周辺装置との間のデ
ータ転送レートは、100Mbps以上である。各P1
394ポートに対応するシリアルコネクタには、P13
94の規格に準拠した各種周辺装置を接続することがで
きる。シリアルコネクタに接続されるケーブルは、2組
のツイストペア線と電源ラインからなる。ツイストペア
線は、シリアルデータ転送のためのシリアルバスとして
使用されるものであり、差動形式でドライブされる。
【0043】ここで、シリアルインターフェース25を
利用して実行される各種周辺装置との間のデータ転送の
原理を説明する。シリアルインターフェース25は、P
CIバス30、第2のビデオバス33、第2のオーディ
オバス34にそれぞれ接続されており、これらPCIバ
ス30、第2のビデオバス33、および第2のオーディ
オバス34の各々について、各P1394ポートに接続
された周辺装置との間のシリアルデータ転送を行う。
【0044】メモリ12またはHDD13に格納されて
いるデータをPCIバス30およびシリアルインターフ
ェース25を介して外部周辺装置に転送する場合には、
シリアルインターフェース25はシリアルSCSIイン
ターフェースとして利用される。この場合、CPU11
は、メモリ12またはHDD13に格納されているデー
タを、シリアルインターフェース25にライトする。シ
リアルインターフェース25は、書き込まれたデータを
IEEE1394規格に従ったシリアル転送プロトコル
でシリアル転送するためのP1394フォーマットのパ
ケットに変換し、そして、P1394ポートA〜Cのい
ずれかに接続された通信対象の外部周辺装置にそのパケ
ットをアンシンクロナスモードで送信する。
【0045】また、動画などのビデオデータを転送する
場合には、シリアルインターフェース25は、ディスプ
レイコントローラ16から出力されるビデオデータを第
2のビデオバス33を介して入力し、それを前述のP1
394フォーマットのパケットに変換する。そして、そ
のパケットは、アイソクロナスモードで外部周辺装置に
リアルタイムに転送される。同様にして、オーディオデ
ータを転送する場合には、シリアルインターフェース2
5は、オーディオコントローラ22から出力されるオー
ディオデータを第2のオーディオバス34を介して入力
し、それをP1394フォーマットのパケットに変換す
る。そして、そのパケットは、アイソクロナスモードで
外部周辺装置にリアルタイムに転送される。
【0046】ビデオデータとオーディオデータを同期さ
せて外部周辺装置に送る場合には、シリアルインターフ
ェース25は、ビデオデータに対応するビデオパケット
とオーディオデータに対応するオーディオパケットとを
それら転送レートに合わせてリアルタイムに同期を取り
ながら、外部周辺装置にリアルタイム転送する。
【0047】外部周辺装置からP1394ポートに入力
されるデータは、シリアルインターフェース25によっ
て、一般データ、ビデオデータ、オーディオデータに振
り分けられ、一般データはPCIバス30上に、ビデオ
データは第2のビデオバス31上に、オーディオデータ
は第2のオーディオバス34上に出力される。PCIバ
ス30上に出力された一般データは、CPU11によっ
てRAM11またはHDD12に格納される。また、第
2のビデオバス33上に出力されたビデオデータは、デ
ィスプレイコントローラ16によって読み込まれ、LC
D17に画面表示される。第2のオーディオバス34上
に出力されたオーディオデータは、オーディオコントロ
ーラによって読み込まれ、AMP21、Speaker
22を介して再生される。
【0048】このようなシリアルインターフェース25
の採用により、ビデオデータおよびオーディオデータに
ついてはPCIバス30を介さずに周辺装置との間でリ
アルタイムに転送することができると共に、リアルタイ
ム性が要求されない他の一般データについてはPCIバ
ス30を使用した転送を行うことができ、1つのシリア
ルインターフェースで様々な周辺装置をサポートするこ
とが可能となる。
【0049】次に、図3を参照して、ディスプレイコン
トローラ16とオーディオコントローラ22それぞれの
基本構成を説明する。ディスプレイコントローラ16に
は、図示のように、グラフィックス表示制御回路(Grap
hics)161、ビデオ表示制御回路(Video )162、
マルチプレクサ163等が設けられている。
【0050】グラフィックス表示制御回路161は、V
GA互換のグラフィックスコントローラであり、ビデオ
メモリ(VRAM)18に描画されたVGAのグラフィ
クスデータをRGBビデオデータに変換してLCD17
に表示するものであり、VRAM143に格納されたY
UVデータをRGBビデオデータに変換するYUV−R
GB変換回路も有している。また、グラフィックス表示
制御回路161には、各種グラフィクス演算を行うハー
ドウェアロジックや描画のためのアクセラレータなども
含まれている。
【0051】ビデオ表示制御回路162は、第1のビデ
オバス31を介してPCカード20または21から転送
される動画などのビデオデータ(デジタルYUVデー
タ)、あるいは第2のビデオバス33を介して外部周辺
装置から転送されるビデオデータ(デジタルYUVデー
タ)を貯えるビデオバッファ、及び同バッファに貯えら
れたYUVデータをグラフィックス表示制御回路161
に送ってVRAM18に書き込ませる回路と、YUVデ
ータをRGBビデオデータに変換するYUV−RGB変
換回路等をもつ。ビデオバッファは、動画データ入力用
と動画データ表示処理用に交互に切り替えて使用される
2つのバッファを含んでおり、ダブルバッファリングリ
ング可能な構造となっている。
【0052】マルチプレクサ163は、グラフィックス
表示制御回路161とビデオ表示制御回路162の出力
データの一方を選択、またはグラフィックス表示制御回
路161からのVGAグラフィクス上にビデオ表示制御
回路162からのビデオ出力を合成してLCD17に送
る。この場合、LCD17に送られる動画などのビデオ
データについてはマルチプレクサ163によって第2の
ビデオバス33上にも出力されて、シリアルインターフ
ェース25に送られる。
【0053】このディスプレイコントローラ16におけ
る動画データの表示形態は、第1のビデオバス31また
は第2のビデオバス33を介して入力した動画データを
VRAM18に書き込まずに、マルチプレクサ163に
よってそのままグラフィクスデータと重ね合わせてオー
バーレイ表示するモードと、VRAM18に動画データ
を書き込み、そのVRAM18からグラフィクスデータ
と動画データを選択的に読み出して表示するVRAMモ
ードとがある。
【0054】前者のオーバーレイ表示モードにおいて、
第1のビデオバス31から入力した動画データの画面表
示と周辺装置への転送とを同時に行う場合には、第1の
ビデオバス31から第2のビデオバス33にビデオデー
タの流れを分岐させることにより、ディスプレイコント
ローラ16をバイパスしてPCカードからの動画データ
をシリアルインターフェース25に直接転送することも
可能である。また、この場合には、ディスプレイコント
ローラ16のZVポート用の入力ポートに第1および第
2のビデオバス31,33を共通接続するだけで良いの
で、第2のビデオバス33専用の出力ポートを設ける必
要はなくなる。
【0055】オーディオコントローラ22は、FM音源
221やPCM音源222などからのオーディオデータ
と、第1のオーディオバス33を介してPCカード20
または21から入力されるオーディオデータ、あるいは
第2のオーディオバス34を介して周辺装置から入力さ
れるオーディオデータを選択し、その選択したオーディ
オデータをD/A変換してAMP23、スピーカ24に
送るマルチプレクサ223が設けられている。選択され
たオーディオデータを再生しながらそれを周辺装置に転
送する場合には、マルチプレクサ223は、選択したオ
ーディオデータをD/A変換せずに第2のオーディオバ
ス34上に出力する。
【0056】第1のオーディオバス33を介してPCカ
ード20または21から入力されるオーディオデータを
再生しながらそれを周辺装置に転送する場合には、第1
のオーディオバス32から第2のオーディオバス34に
オーディオデータの流れを分岐させることにより、オー
ディオコントローラ22をバイパスしてPCカードから
のオーディオデータをシリアルインターフェース25に
直接転送することも可能である。また、この場合には、
オーディオコントローラ22のZVポート用の入力ポー
トに第1および第2のオーディオバス32,34を共通
接続するだけで良いので、第2のオーディオバス34専
用の出力ポートを設ける必要はなくなる。
【0057】図4には、前述のディスプレイコントロー
ラ16のさらに具体的な構成例が示されている。ここで
は、第2のビデオバス33とのインターフェース専用の
ブロックとして、ビデオデータ入出力回路164が設け
られており、第2のビデオバス33を介したビデオデー
タ転送は全てビデオデータ入出力回路164を利用して
実行される。
【0058】前述のビデオオーバーレイ表示モードにお
ける動画データの流れはパス1であり、このモードで
は、ビデオデータ入出力回路164を介してシリアルイ
ンターフェース25に送られる動画データの流れはパス
4、またはバス5である。パス4においては、マルチプ
レクサ163から出力されるLCD表示用のデジタルR
GBデータはビデオデータ入出力回路164によってデ
ジタルYUVデータに変換されて、第2のビデオバス3
3上に出力される。これにより、パス4を使用した場合
には、動画だけでなく、その背景のグラフィクスをも一
緒に転送することができる。パス5においては、第1の
ビデオバス31からビデオ制御回路162に入力される
デジタルYUVデータがビデオデータ入出力回路164
に分岐入力され、その分岐入力されたデジタルYUVデ
ータがビデオデータ入出力回路164を介して第2のビ
デオバス33上に出力される。
【0059】VRAMモードにおける動画データの流れ
はパス2および3であり、このモードでは、ビデオデー
タ入出力回路164を介してシリアルインターフェース
25に送られる動画データの流れはパス4となる。
【0060】動画データをVRAM18に書き込む場
合、その動画データは、図5に示されているように、デ
ジタルYUVデータの形式でVRAM18のオフスクリ
ーンエリアに書き込まれる。デジタルYUVデータは、
パックドピクセルなどのグラフィクスデータ形式と比べ
ると、少ないデータサイズで同一色数を表現できる。し
たがって、デジタルYUVデータの形式を利用すること
により、動画データ転送の効率化、およびVRAM18
の記憶容量の節約を行うことができる。
【0061】次に、図6を参照して、P1394シリア
ルインターフェース25の具体的な構成の一例を説明す
る。P1394シリアルインターフェース25は、図示
のように、PCIバスインターフェース(PCI I/
F)40、パケットスイッチコントローラ(Packe
t Switch)41、リンクレイヤコントローラ
(Link Layer)42、物理レイヤコントロー
ラ(Physical Layer)43で構成され
る。
【0062】すなわち、P1394の規格では、典型的
なシリアルインターフェースのためのハードウェアはリ
ンクレイヤコントローラ(Link Layer)42
と物理レイヤコントローラ(Physical Lay
er)43とで構成されるが、この実施形態では、ホス
トシステムバスとして使用されているPCIバス30、
動画データ転送用の第2のビデオバス31およびオーデ
ィオデータ転送用の第2のオーディオバス32それぞれ
と周辺装置との間のシリアルデータ転送をサポートする
ために、PCIバスインターフェース(PCI I/
F)40、およびパケットスイッチコントローラ(Pa
cket Switch)41がさらに設けられてい
る。
【0063】PCIバスインターフェース(PCI I
/F)40は、PCIバス30とパケットスイッチコン
トローラ(Packet Switch)41との間の
インターフェースであり、PCIバス30上の信号線群
と、PCIバスインターフェース(PCI I/F)4
0とパケットスイッチコントローラ(PacketSw
itch)41との間の信号線群(INT ̄,R/W
 ̄,CA ̄,ADDR、DATA)との間で、それら信
号線群をそれぞれ使用したデータ転送プロトコルを双方
向で変換する。
【0064】ここで、INT ̄は負論理の割り込み要求
信号であり、ホストシステムのCPU11に対してシリ
アルインターフェース25からの割り込み要求の発生を
PCIバス30を介して通知するために使用される。こ
のINT ̄は、PCIバス30上のデバイス宛の一般デ
ータが、シリアルインターフェース25のFIFOバッ
ファに蓄積されて読み出し可能になったことを通知する
ため等に使用される。
【0065】R/W ̄はリード・ライトイネーブル信号
であり、シリアルインターフェース25に対するPCI
バス30上のバストランザクションがリードサイクル
か、ライトサイクルかを示す。CA ̄は負論理のサイク
ルアクノリッジ信号であり、シリアルインターフェース
25のコンフィグレーションレジスタまたはFIFOバ
ッファに対するアクセスの完了を、CPU11に通知す
るために使用される。
【0066】パケットスイッチコントローラ(Pack
et Switch)41は、リンクレイヤコントロー
ラ42と、PCIバスインターフェース(PCI I/
F)40、第2のビデオバス33、および第2のオーデ
ィオバス34それぞれとの間のインターフェースであ
り、PCIバス30との間で一般データを授受するため
のFIFOバッファ、第2のビデオバス33との間でビ
デオデータを授受するためのFIFOバッファ、および
第2のオーディオバス34との間でオーディオデータを
授受するためのFIFOバッファを有している。
【0067】また、このパケットスイッチコントローラ
(Packet Switch)41には、周辺装置と
の間のビデオデータの入出力、およびオーディオデータ
の入出力をそれぞれ制御するためのレジスタ群として、
ビデオデータの出力を制御するレジスタVOE(Vid
eo Output Enable)、ビデオデータの
入力を制御するレジスタVIE(Video Inpu
t Enable)、オーディオデータの出力を制御す
るレジスタAOE(Audio OutputEnab
le)、オーディオデータの入力を制御するレジスタA
IE(Audio Input Enable)が設け
られている。これらレジスタはCPU11によってリー
ド/ライト可能であり、それぞれ0が設定された時にデ
ィセーブルで1が設定された時にイネーブルとなる。各
レジスタに対する設定値は、外部周辺装置に対してビデ
オデータの送信だけを行うとか、ビデオデータとオーデ
ィオデータの受信を行うなどの、外部周辺装置との間で
行うシリアルデータ転送の種類によって決定される。
【0068】リンクレイヤコントローラ42は、その内
部機能として、送受信用FIFO、トランスミッタ機
能、レシーバ機能、サイクルタイマ、サイクルモニタ、
CRCによるエラー検出生成機能、ホストインタフェー
ス機能、物理レイヤコントローラ43とのインターフェ
ース機能がある。
【0069】送受信用FIFOとしては、アンシンクロ
ナスモード転送に使用される第1の送信用FIFOバッ
ファ、アイソクロナスモード転送に使用される第2の送
信用FIFOバッファ、および受信用のFIFOバッフ
ァとが用意されており、第1の送信用FIFOバッファ
に格納されたデータについてはアンシンクロナス転送さ
れ、第2の送信用FIFOバッファに格納されたデータ
についてはアイソクロナス転送される。
【0070】リンクレイヤコントローラ42と物理レイ
ヤコントローラ43とのインターフェースは、データD
[0:7]線、そのインターフェースの4つの状態(ア
イドル状態、物理レイヤからのステータス情報の入力を
示すステータス状態、物理レイヤからのパケット入力を
示すレシーブ状態、物理レイヤへのパケット送信のため
にバスコントロールがリンクレイヤに与えられているこ
とを示すトランスミット状態)を示す2つの信号(CT
L0,CTL1)線、物理レイヤにアクセスするための
信号(LREQ)線、アイソーレーションバリアの存在
を示す信号(ISO ̄)線、クロック信号(SCLK)
線を利用して行われる。
【0071】物理レイヤコントローラ43は、リンクレ
イヤコントローラ42の制御に従って、シリアルバスを
実際にドライブするためのものであり、その内部機能と
して、送信データ符号のエンコード/デコード機能、ケ
ーブル通電状態の監視機能を有している。この物理レイ
ヤコントローラ43には、3ポートのP1394コネク
タが接続できる。各ポートには、ツイストペアケーブル
(TPA,TPA ̄)が2組と、電源線CPSとが定義
されている。
【0072】PCIバス30から入力されるデータは、
PCIバスインターフェース40によって、アドレス部
とデータ部に分割されそれぞれADDR、DATA
[0:31]の信号線に出力される。パケットスイッチ
コントローラ41には、PCIバスインターフェース4
0から出力される一般データと、第2のビデオバス33
からのビデオデータと、第2のオーディオバス34から
のオーディオデータとが入力される。これらの入力デー
タは、各専用のFIFOバッファに格納され、FIFO
バッファがフルの状態になった順番に、そのFIFOバ
ッファに格納されているデータがリンクレイヤコントロ
ーラ42に送られる。この場合、ビデオデータとオーデ
ィオデータについては、リンクレイヤコントローラ42
のアイソクロナス転送用の送信FIFOバッファに格納
され、一般データについてはアンシンクロナス転送用の
送信FIFOバッファに格納される。
【0073】アイソクロナス転送用の送信FIFOバッ
ファに格納されたデータはリンクレイヤコントローラ4
2および物理レイヤコントローラ43を介してP139
4フォーマットのパケットに変換されて、シリアルバス
にアイソクロナス転送される。このアイソクロナス転送
では、一定時間毎にパケット送信のためのフレームサイ
クルが実行され、そのときにリンクレイヤコントローラ
42のアイソクロナス転送用の送信FIFOバッファに
格納されたデータが送られる。また、アンシンクロナス
転送用の送信FIFOバッファに格納されたデータはリ
ンクレイヤコントローラ42および物理レイヤコントロ
ーラ43を介してP1394フォーマットのパケットに
変換されて、シリアルバスにアイソクロナス転送され
る。
【0074】この時のリンクレイヤコントローラ42と
物理レイヤコントローラ43間のインターフェース動作
は次のように行われる。リンクレイヤコントローラ42
が物理レイヤコントローラ43にパケットを送信すると
きは、LREQ信号を通して、物理レイヤコントローラ
43に対してアクセスを要求する。物理レイヤコントロ
ーラ43がこの要求を受け取ると、リンクレイヤコント
ローラ42に対してアクセスを許可する。リンクレイヤ
コントローラ42が送信パケットを用意する間、データ
バスD[0:7]はホールドされる。リンクレイヤコン
トローラ42はデータ転送ができる状態になると、D
[0:1]に最初のビットを送るとともにCTL信号に
トランスミットをアサートする。トランスミットステー
トは、データの最後のビットが送信されるまでCTL信
号に保持される。この動作終了後、リンクレイヤコント
ローラ42はバス使用権を開放する。物理レイヤコント
ローラ43は、シリアルバスに対してアービトレーショ
ンを行い、パケットを送信する。
【0075】一方、物理レイヤコントローラ43がシリ
アルバスからパケットを受信すると、CTL信号線にレ
シーブステータスを保持しながらD[0:1]に受信し
たパケットを送信し、リンクレイヤコントローラ42に
転送する。このパケットは受信用FIFOに格納され
る。リンクレイヤコントローラ42は、受信パケットの
存在を割り込み信号でパケットスイッチコントローラ4
1に通知する。パケットスイッチコントローラ41は、
受信用FIFOからデータを読み込み、そのデータの種
類を識別する。この識別は、パケットのヘッダ部に付加
されている宛先アドレスなどの属性情報に基づいて行う
ことができる。この結果、リンクレイヤコントローラ4
2からのデータは、そのデータの種類毎に各専用のFI
FOバッファに格納され、そしてそのFIFOバッファ
に対応する転送先、PCIバスインターフェース40、
第2のビデオバス33、または第2のオーディオバス3
4に転送される。
【0076】なお、リンクレイヤコントローラ42およ
び物理レイヤコントローラとしては、それぞれ、例え
ば、米テキサスインスツルメンツ社のTSB12C01
AおよびTSB11C01を使用することができる。
【0077】次に、図7を参照して、パケットスイッチ
コントローラ41の内部構造を説明する。パケットスイ
ッチコントローラ41は、ビデオフォーマットエンコー
ダ/デコーダ(Video Format Encod
er/Decoder)であるVFED80と、オーデ
ィオフォーマットエンコーダ/デコーダ(Audio
Format Encoder/Decoder)であ
るAFED81と、3つのFIFOバッファ82,8
3,84と、オーディオ・ビデオフォーマッタ(Aud
io Video Formatter)85と、パケ
ットセレクタ86とで構成される。3つのFIFOバッ
ファ82,83,84は、それぞれ一般データ用、ビデ
オデータ用、およびオーディオデータ用のFIFOバッ
ファである。
【0078】PCIバスインターフェース40から出力
されたデータは、FIFOバッファ82に格納される。
第2のビデオバス33のY[0:7]とUV[0:7]
の信号線によって入力されるビデオデータは、まず、V
FED80によって取り込まれ、2ピクセル分のデータ
単位でオーディオ・ビデオフォーマッタ85に出力され
る。オーディオ・ビデオフォーマッタ85では、HRE
F,VSYNCの信号から入力ビデオデータ列の水平同
期位置および垂直同期位置が検出され、それら水平同期
位置および垂直同期位置をそれぞれ示す水平同期位置情
報および垂直同期位置情報が入力ビデオデータ列の該当
位置に挿入されて、FIFOバッファ83に格納され
る。オーディオの場合は、SDATAの信号線によって
入力されるシリアルオーディオデータをAFED81が
SCLK、LRCLKを使用してパラレルデータに変換
してオーディオ・ビデオフォーマッタ85に送り、そこ
でL/R識別情報などが付加された通常のPCMフォー
マットに変換されてFIFOバッファ84に格納され
る。
【0079】FIFOバッファ82〜84のフルになる
時間順に、パケットセレクタ86は各FIFOからのデ
ータの読み出しを行う。そして、FIFOバッファ82
から読み出したデータはリンクレイヤコントローラ42
のアンシンクロナス転送用のFIFOに書き込まれ、F
IFOバッファ83および84から読み出したビデオデ
ータおよびオーディオデータはアイソクロナス転送用の
FIFOに書き込まれる。
【0080】通常、ビデオデータはオーディオデータよ
りも転送レートが高いため、PCカードから同期して読
み出されるビデオデータおよびオーディオデータを周辺
装置に転送する場合には、転送レートの高いビデオデー
タ用のFIFO83の方がオーディオデータ用のFIF
O84よりも早くフル状態になるので、アイソクロナス
転送用のFIFOに書き込まれるデータはビデオデータ
の方がオーディオデータよりも多くなる。これにより、
アイソクロナス転送のフレームによって転送されるデー
タ量もビデオデータの方が多くなるので、PCカードか
ら読み出されるビデオデータおよびオーディオデータの
転送レートの関係が保持されたまま、それらを同期させ
た状態でリアルタイムに外部周辺装置に転送することが
できる。
【0081】リンクレイヤコントローラ42から受信し
たパケットデータがパケットセレクタ86に送られる
と、そのパケットの種類によって格納先がFIFO82
〜84に振り分けられる。
【0082】FIFOバッファ83に格納されるビデオ
データは、オーディオ・ビデオフォーマッタ85で垂直
位置情報、水平位置情報が抜かれ、この情報を利用して
HIREF,VSYNC信号が生成される。HIRE
F,VSYNC信号は、VFED80から出力されるY
[0:7],UV[0:7]信号と同期して、第2のビ
デオバス33上に出力される。オーディオデータも同様
にオーディオ・ビデオフォーマッタ85でSCLK,L
RCLK信号が生成されAFED81から出力されるシ
リアルオーディオデータSDATA信号と同期して第2
のオーディオバス34上に出力される。
【0083】以上のように、この実施形態においては、
P1394シリアルインターフェース25とディスプレ
イコントローラ16との間は動画専用のビデオバス33
によって直結されると共に、P1394シリアルインタ
ーフェース25とオーデイオコントローラ22との間は
専用のオーディオバス34によって直結されており、外
部周辺機器との間のマルチメディアデータの転送には、
それらビデオバス33およびオーディオバス34が使用
され、システムバスは使用されない。よって、システム
バスの占有によるシステム性能の低下を招くことなく、
動画などを外部装置との間で効率よく転送できるように
なる。また、このようにビデオバス33およびオーディ
オバス34との入出力インターフェースを有するP13
94シリアルインターフェース25の構成は、周辺装置
を接続するためのコネクタ数の低減を図ることができる
ので、パーソナルコンピュータのようなシステムのみな
らず、マルチメディアデータを取り扱うセットトップボ
ックスに対しても適用することができる。
【0084】図8には、この発明の第2実施形態に係る
コンピュータシステムの構成が示されている。このシス
テムは、図1に示した第1実施形態のPCカードコント
ローラの代わりにMPEG2デコーダ26を設け、その
MPEG2デコーダ26内部のビデオデコーダ261と
ディスプレイコントローラ16とを第1のビデオバス3
1で直結すると共に、MPEG2デコーダ26内部のオ
ーディオデコーダ262とオーディオコントローラ22
とを第1のオーディオバス32で直結した構成であり、
その他の点は全て第1実施形態と同じである。
【0085】このシステムにおいても、CD−ROMや
DVDから読み出される圧縮符号化された音声付きの動
画をMPEG2デコーダ26によってデコードして表示
および再生する場合には、表示再生中のビデオデータお
よびオーディオデータをそれぞれ第2のビデオバス33
および第2のオーディオバス34を介してシリアルイン
ターフェース25に送ることにより、それらビデオデー
タおよびオーディオデータを効率よく外部周辺装置に送
信することができる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、システムバスを占有することなく、P1394など
のシリアルインターフェースを利用してビデオやオーデ
ィオなどのマルチメディアデータを外部周辺装置との間
で効率よく転送できるようになり、マルチメディア化に
好適なコンピュータシステムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係るコンピュータ
システムの構成を示すブロック図。
【図2】同第1実施形態のシステムで使用されるPCカ
ードのノーマルモードとマルチメディアモードそれぞれ
におけるPCカードインタフェースを示す図。
【図3】同第1実施形態のシステムで使用されるディス
プレイコントローラとオーディオコントローラの基本構
成を示すブロック図。
【図4】同第1実施形態のシステムで使用されるディス
プレイコントローラの他の構成例を示すブロック図。
【図5】同第1実施形態のシステムで使用されるビデオ
メモリに対する動画データの格納形式を示す図。
【図6】同第1実施形態のシステムで使用されるシリア
ルインターフェースの構成を示すブロック図。
【図7】図6のシリアルインターフェースに設けられて
いるパケットスイッチコントローラの具体的構成の一例
を示すブロック図。
【図8】この発明の第2の実施形態に係るコンピュータ
システムの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
11…CPU、16…ディスプレイコントローラ、22
…オーディオコントローラ、25…P1394シリアル
インターフェース、31,33…ビデオバス、32,3
4…オーディオバス、40…PCIバスインターフェー
ス、41…パケットスイッチコントローラ、42…リン
クレイヤコントローラ、43…物理レイヤコントロー
ラ、82,83,84…FIFOバッファ、85…オー
ディオ・ビデオフォーマッタ、86…パケットセレク
タ。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種周辺装置が接続可能に構成され、通
    信対象の周辺装置との間でシリアルデータ転送を行うシ
    リアルインターフェースを有するコンピュータシステム
    であって、 動画データの表示処理機能を持つディスプレイコントロ
    ーラと、 前記シリアルインターフェースと前記ディスプレイコン
    トローラとの間に設けられ、前記ディスプレイコントロ
    ーラから出力されるビデオデータを前記シリアルインタ
    ーフェースに転送するビデオバスとを具備し、 前記シリアルインターフェースは、 前記ビデオバスを介して前記ディスプレイコントローラ
    から転送されるビデオデータを入力し、その入力された
    ビデオデータを前記周辺装置に転送する手段を具備し、 前記ディスプレイコントローラから前記シリアルインタ
    ーフェースにビデオデータを直接的に転送できるように
    したことを特徴とするコンピュータシステム。
  2. 【請求項2】 前記ビデオバスは、前記ディスプレイコ
    ントローラと前記シリアルインターフェースとの間を双
    方向で接続する双方向バスから構成され、 前記シリアルインターフェースは、 前記シリアルインターフェースに接続された周辺装置か
    ら転送されるビデオデータを受信し、その受信したビデ
    オデータを前記ビデオバス上に出力する手段をさらに具
    備することを特徴とする請求項1記載のコンピュータシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 PCカードが装着可能なPCカードソケ
    ットと、 このPCカードソケットと前記ディスプレイコントロー
    ラとの間に設けられ、前記PCカードからのビデオデー
    タを前記ディスプレイコントローラに転送する第2のビ
    デオバスとをさらに具備し、 前記PCカードからのビデオデータは、前記ディスプレ
    イコントローラによって画面表示されると共に、前記シ
    リアルインターフェースを介して周辺装置に転送される
    ように構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    コンピュータシステム。
  4. 【請求項4】 前記ビデオバスは、ビデオデータを転送
    するためのビデオデータバスと、水平および垂直同期信
    号を転送するための水平および垂直同期信号線とを含
    み、 前記シリアルインターフェースと前記周辺装置とを接続
    するケーブルには、シリアルデータ転送のための1以上
    の信号線が含まれており、 前記シリアルインターフェースは、 前記ビデオバス上のビデオデータを前記周辺装置に転送
    するための転送フォーマットに変換する手段を具備し、
    この変換手段は、 前記水平および垂直同期信号線上の水平および垂直同期
    信号に基づいて、前記ビデオデータバスから入力した入
    力ビデオデータ列に対応する水平同期位置および垂直同
    期位置を検出し、その水平同期位置および垂直同期位置
    をそれぞれ示す水平同期位置情報および垂直同期位置情
    報を前記入力ビデオデータ列に付加することを特徴とす
    る請求項1記載のコンピュータシステム。
  5. 【請求項5】 前記ビデオバスは、ビデオデータを転送
    するためのビデオデータバスと、水平および垂直同期信
    号を転送するための水平および垂直同期信号線とを含
    み、 前記シリアルインターフェースと前記周辺装置とを接続
    するケーブルには、シリアルデータ転送のための1以上
    の信号線が含まれており、 前記シリアルインターフェースは、 前記ビデオバス上のビデオデータを前記周辺装置に転送
    するための転送フォーマットに変換する第1の変換手段
    と、前記周辺装置からのビデオデータを前記ビデオバス
    上に出力するための転送フォーマットに変換する第2の
    変換手段とを具備し、 前記第1の変換手段は、 前記水平および垂直同期信号線上の水平および垂直同期
    信号に基づいて、前記ビデオデータバスから入力した入
    力ビデオデータ列に対応する水平同期位置および垂直同
    期位置を検出し、その水平同期位置および垂直同期位置
    をそれぞれ示す水平同期位置情報および垂直同期位置情
    報を前記入力ビデオデータ列に付加する手段を含み、 前記第2の変換手段は、 前記周辺装置からのビデオデータ列から、そこに含まれ
    る前記水平および垂直位置情報を抜き出して前記ビデオ
    データバス上に出力すべきビデオデータを生成する手段
    と、 前記抜き出した水平および垂直位置情報に基づいて前記
    水平および垂直同期信号線上に出力すべき水平および垂
    直同期信号を生成する手段とを含むことを特徴とする請
    求項2記載のコンピュータシステム。
  6. 【請求項6】 音声情報を入出力制御するオーディオコ
    ントローラと、 このオーディオコントローラと前記シリアルインターフ
    ェースとの間に設けられ、前記オーディオコントローラ
    から出力されるオーディオデータを前記シリアルインタ
    ーフェースに転送するオーディオバスとをさらに具備
    し、 前記シリアルインターフェースは、 前記オーディオバスを介して前記オーディオコントロー
    ラから転送されるオーディオデータを入力し、その入力
    されたオーディオデータを前記周辺装置に転送する手段
    をさらに具備することを特徴とする請求項1記載のコン
    ピュータシステム。
  7. 【請求項7】 前記オーディオバスは、前記オーディオ
    コントローラと前記シリアルインターフェースとの間を
    双方向で接続する双方向バスから構成され、 前記シリアルインターフェースは、 前記シリアルインターフェースに接続された周辺装置か
    ら転送されるオーディオデータを受信し、その受信した
    オーディオデータを前記オーディオバス上に出力する手
    段をさらに具備することを特徴とする請求項6記載のコ
    ンピュータシステム。
  8. 【請求項8】 PCカードが装着可能なPCカードソケ
    ットと、 このPCカードソケットと前記オーディオコントローラ
    との間に設けられ、前記PCカードからのオーディオデ
    ータを前記オーディオコントローラに転送する第2のオ
    ーディオバスとをさらに具備し、 前記PCカードからのオーディオデータは、前記オーデ
    ィオコントローラによって再生されると共に、前記シリ
    アルインターフェースを介して周辺装置に転送されるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項6記載のコ
    ンピュータシステム。
  9. 【請求項9】 前記シリアルインターフェースは、 前記ビデオバスを介して前記ディスプレイコントローラ
    から転送されるビデオデータと前記オーディオバスを介
    して前記オーディオコントローラから転送されるオーデ
    ィオデータとを同期させて前記周辺装置に転送する同期
    転送手段をさらに具備し、 この同期転送手段は、 前記ビデオバスを介して前記ディスプレイコントローラ
    から転送されるビデオデータが入力される第1のFIF
    Oバッファと、 前記オーディオバスを介して前記オーディオコントロー
    ラから転送されるオーディオデータが入力される第2の
    FIFOバッファと、 前記第1および第2のFIFOバッファを、それらFI
    FOバッファにデータが満たされる順に選択し、その選
    択したFIFOバッファからデータを読み出す手段とを
    含むことを特徴とする請求項6記載のコンピュータシス
    テム。
  10. 【請求項10】 各種周辺装置が接続可能に構成され、
    通信対象の周辺装置との間でシリアルデータ転送を行う
    シリアルインターフェースを有するコンピュータシステ
    ムであって、 動画データの表示処理機能を持つディスプレイコントロ
    ーラと、 音声情報を入出力制御するオーディオコントローラと、 前記シリアルインターフェースと前記ディスプレイコン
    トローラとの間に設けられ、その間を双方向で接続する
    双方向ビデオバスと、 前記シリアルインターフェースと前記ディスプレイコン
    トローラとの間に設けられ、その間を双方向で接続する
    双方向オーディオバスとを具備し、 前記シリアルインターフェースは、 前記コンピュータシステムのシステムバス上のデータを
    入力し、前記シリアルインターフェースに接続された周
    辺装置に送信する手段と、 前記双方向ビデオバスを介して前記ディスプレイコント
    ローラから転送されるビデオデータを入力する手段と、 前記双方向オーディオバスを介して前記オーディオコン
    トローラから転送されるオーディオデータを入力する手
    段と、 前記入力したビデオデータおよびオーディオデータを同
    期させて、前記シリアルインターフェースに接続された
    周辺装置に送信する手段と、 前記シリアルインターフェースに接続された周辺装置か
    ら送信されるデータを受信し、その受信データの種類に
    応じて、前記受信データを、前記システムバス、前記双
    方向ビデオバス、および前記双方向オーディオバスに振
    り分ける手段とを具備することを特徴とするコンピュー
    タシステム。
  11. 【請求項11】 各種周辺装置が接続可能に構成され、
    通信対象の周辺装置との間でシリアルデータ転送を行う
    シリアルインターフェースを有するコンピュータシステ
    ムであって、 動画データの表示処理機能を持つディスプレイコントロ
    ーラと、 前記シリアルインターフェースと前記ディスプレイコン
    トローラとの間に設けられ、前記シリアルインターフェ
    ースからのビデオデータを前記ディスプレイコントロー
    ラに転送するビデオバスとを具備し、 前記シリアルインターフェースは、 そのシリアルインターフェースに接続されている周辺装
    置から受信したビデオデータを、前記ビデオバスに出力
    する手段を具備し、 前記周辺装置から前記ディスプレイコントローラにビデ
    オデータを直接的に転送できるようにしたことを特徴と
    するコンピュータシステム。
  12. 【請求項12】 コンピュータシステムに設けられ、各
    種周辺装置との間のデータ転送を行うシリアルインター
    フェースであって、 前記コンピュータシステムのディスプレイコントローラ
    と前記シリアルインターフェースとの間に設けられたビ
    デオバスに接続され、そのビデオバスを介して前記ディ
    スプレイコントローラから転送されるビデオデータを入
    力する手段と、 その入力したビデオデータを、前記シリアルインターフ
    ェースに接続された周辺装置に転送する手段とを具備す
    ることを特徴とするシリアルインターフェース。
  13. 【請求項13】 コンピュータシステムに設けられ、そ
    のコンピュータシステムのシステムバスと各種周辺装置
    との間のシリアルデータ転送を行うシリアルインターフ
    ェースであって、 前記システムバスに接続され、そのシステムバスとの間
    でデータを授受するシステムバスインターフェース手段
    と、 ディスプレイコントローラと前記シリアルインターフェ
    ースとの間に設けられたビデオバスに接続され、そのビ
    デオバスを介して前記ディスプレイコントローラから転
    送されるビデオデータを入力するビデオバスインターフ
    ェース手段と、 音声情報を入出力制御するオーディオコントローラと前
    記シリアルインターフェースとの間に設けられたオーデ
    ィオバスに接続され、そのオーディオバスを介して前記
    オーディオコントローラから転送されるオーディオデー
    タを入力するオーディオバスインターフェース手段と、 前記入力したビデオデータおよびオーディオデータを同
    期させて、前記シリアルインターフェースに接続された
    周辺装置に送信する手段と、 前記シリアルインターフェースに接続された周辺装置か
    ら送信されるデータを受信し、その受信データの種類に
    応じて、前記受信データを、前記システムバス、前記ビ
    デオバス、および前記オーディオバスに振り分ける手段
    とを具備することを特徴とするシリアルインターフェー
    ス。
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