JPH09289521A - バーチャルlan方式 - Google Patents

バーチャルlan方式

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JPH09289521A
JPH09289521A JP10164996A JP10164996A JPH09289521A JP H09289521 A JPH09289521 A JP H09289521A JP 10164996 A JP10164996 A JP 10164996A JP 10164996 A JP10164996 A JP 10164996A JP H09289521 A JPH09289521 A JP H09289521A
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virtual group
lan
switch
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啓義 湯淺
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禎 佐竹
Karudona Mario
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  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】端末の移動に対してダイナミックな自動構成管
理を行うことができるバーチャルLAN方式を提供する
にある。 【解決手段】LANスイッチSは、バーチャル・グルー
プ識別部1が、パケットの宛先及び送信元である一対の
クライアント・アドレス及びクライアント・アドレス
をバーチャル・グループ・エージェントVGEのバー
チャル・グループ登録テーブル2と照合し両方のクライ
アント・アドレスが含まれるバーチャル・グループを識
別し、クライアント・アドレスが一致するが入力ポート
1 …が異なる時にポート変更メッセージをバーチャル
・グループ・エージェントVGEのバーチャル・グルー
プ学習部3に出力する。バーチャル・グループ学習部3
は、ポート変更メッセージを受け取ると、バーチャル・
グループ登録テーブル2を更新し、ダイナミックな自動
構成管理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LANの論理的な
構成管理にかかるバーチャルLANに関するものであ
り、詳細には、ローカルエリア・ネットワーク(以下L
ANと称する)のトラヒックの流れを適正に制御し、伝
送媒体を効率的に利用してネットワーク全体の利用率を
向上させるLANのセグメンテーション(分割方)式と
共に、コンピュータの移動、変更、追加などの管理を容
易にするためのLANの論理的な構成管理方式に関す
る。
【0002】特に、ネットワークをLANスイッチング
技術ベースに、企業を始めとする組織のワークグルー
プ、プロジェクトなどのビジネス構造の変化にダイナミ
ックに対応して変化出来るように、物理的な世界に依存
しない構造を形づくる様に論理的にセグメンテーション
化するバーチャルLAN(以下VLANと称する)方式
に閑する。
【0003】具体的には、端末の移動等に対して自動的
にネットワークを再構成し、さらに、伝送帯域、遅延時
間などの伝送品質を要求に応じてオンデマンドでサポー
トする使先処理及びQOS(Quality of Sevice)の保
証技術に園する。
【0004】
【従来の技術】トラヒックの流れの制御の為には、IE
EE802.1D規格を始めとするブリッジではOSI
のプロトコル階層モデルの第2層の宛先アドレス(D
A)をフィルタリングしてセグメントに分割するが、周
知のように未知(アンノーン)及びマルチキャストは、
フィルタリングされない。
【0005】ブリッジのポートを複数持つマルチポート
ブリッジでは、各ポートを異なったセグメントに分割し
て複数のポートから入力されたパケットを一旦バッファ
に蓄積して、複数のセグメント間でブリッジングする。
LANスイッチによるブリッジでは、各ポート当たり4
000個程度のアドレスを学習でき、LANスイッチは
学習の為に一斉にマルチキャストで全ポートにパケット
を送り、返信パケットの発信元アドレスによって各ポー
トに接続されているスイッチ、インテリジェントHU
B、端末などのMACアドレスを学習することができ
る。
【0006】IEEE802.10(Security Local A
rea Metropolitan Networks)では、暗号キーの配布及び
セキュリテイ・タグ付けを行う方式が検討され、FDD
Iバックボーンに接続された様なブリッジ相互間で、こ
のタグ情報が付加されたパケットを交換する。IEEE
802.10ではSDE PDU(Secure Data Exchan
ge ProtocolData Unit)というパケットフォーマットを
定義しており、これはMACヘッダの後ろに位置するク
リアーヘッダ(Clear Header)及び暗号化の対象となる
プロテクテツド・ヘッダ(Protected Header)で構成さ
れている。このSDEのクリアーヘッダは、IEEE8
02.10LSAP(Link layer Sevice Access Poin
t)、SAID(Security Association Identifier)、及
びオプションのMDF(Management-Defined Field)か
ら構成されている。SDE PDUのプロテクテツドヘ
ッダは、ステーションID、フラグ、フラグメンテーシ
ョン識別子及びセキュリティ・ラベルから構成される。
このタグ付けをバーチャルLAN(以下VLANと称す
る)に応用する試みも行われた。この場合、上記のSA
ID領域をVLANIDとして使用し、LSAPコード
のSDE指示子によってVLANフレームであることが
識別できるようにするので、LSAPの3バイト及びS
AIDの4バイトの合計7バイトのタグ領域が伝送され
る。
【0007】さらに、目下、ブリッジの標準規格IEE
E802.IDを拡張することが検討されている(IE
EE802.Ip)。この主な内容は、ダイナミック・
マルチキャスト・フィルタリング・サービス、伝送遅延
のユーザ優先度による管理、フレームのキューイングを
8個までのユーザー優先度に分けて行う機能、及びフォ
ワーディングを2個のトラヒック・クラス(通常、優
先)に分けて行う機能である。
【0008】この付加機能の為にフィルタリング・デー
タベースは、スタティックなフィルタリングに関して、
任意のポートに対するフォワーディングの時にユーザー
優先度を使うことができ、MACアドレスにグループ・
アドレス及びブロードキャスト・アドレスを含むことが
できる、一方、ダイナミックなフィルタリングに関して
は、学習したポートに対するフォワーディングの時にユ
ーザー優先度を使うことができ、MACアドレスにグル
ープ・アドレス及びブロードキャスト・アドレスを含む
ことはできない。端末がブリッジにグループを登録する
ために、グループ・アドレス登録プロトコル(GAR
P)を使って、ダイナミック・マルチキャスト・グルー
プのメンバーシップに関する情報を交換する。ブリッジ
とブリツジとの間のポートは、代理端末になる。端末が
直接ブリッジと通信して、グループに入ったりグループ
から出ることができる。
【0009】すなわち、ブリッジの標準化では、ダイナ
ミック・マルチキャスト・グループの登録を端末がブリ
ッジに対して行い、このグループはスタティックである
ということを示す。テレビ会議の様なアプリケーション
を優先処理することによって、フレームのフォワーディ
ングの遅延時間が保征される。IEEE802.1p
は、標準化のワーキングが始まったばかりで草案段階で
正式な標準化までに内容が変わるかもしれない。
【0010】現在は、LANベンダー各社が独自のVL
ANを構築しているので、VLANのマルチベンダー接
続は困難である。尚IEEE 802.1のInterworki
ng Task Group が、IEEE 802.1p”Traffic
Class and Dynamic Multicast Filtering Seveice in B
ridgedLocal Area Networks(Supplement to 802.1D)"の
標準化を検討中で草案(P802.1p/D1 November 8,1995)
が、標準化グループのメンバーに配布された。同業者が
互いに知り得るので、現時点の公知資料として抜粋要約
した。
【0011】ところで、LANスイッチでは、発信元ア
ドレス(SA)に基づいて各ポートに接続されている端
末のMACアドレスを記憶し、入力パケットの宛先アド
レス(DA)を見て該当するポートに出力する。つまり
りマルチポートブリッジと同様にポート毎にセグメント
分けされる。またLANスイッチでは、各ポートに複数
のMACアドレスを記憶すると、ポート毎にセグメント
分けされるマルチポートブリッジと同様にすることもで
きる。
【0012】LANスイッチの特徴の一つ目は、例えば
或る入力ポートから或る出力ポートへ出力中に、他の入
力ポートから別の出力ポートに転送するなど、データ転
送を同時に並列的に行え、スループットが向上し、端末
が利用できる帯域が増加することである。LANスイッ
チの特徴の二つ目は、複数のポートを束ねてVLANグ
ループを構成することである。
【0013】このVLAN機能付きのLANスイッチ
は、MACアドレスに依存しないで、LANスイッチと
直接接続される端末にポート単位にVLANグループを
割り当てる。LANスイッチは、各ポートがどのVLA
Nグループに属するか、そして、そのポートにどの様な
MACアドレスの端末がVLANグループのメンバーと
してポートに接続されているかという情報を、発信元ア
ドレス(SA)に基づいてLANスイッチのVLANア
ドレス・テーブルに、学習或いは設定により記憶してい
る。
【0014】同一ベンダーのLANスイッチでは、パケ
ット長を長くしてプライベートなVLANグループ情報
を乗せたヘッダをデータリンク層に追加して、このヘッ
ダによってパケットのデータをカプセル化するので、O
SIのプロトコル階層モデルの第2層レベルのVLAN
と呼ぶ。また、このような第2層レベルのVLANグル
ープをスイッチド・ドメインとも呼ぶ。
【0015】このカプセル化によってLANスイッチが
パケットを特定のVLANグループのスイッチのみにル
ーティングできる。そしてLANスイッチのポートを特
定の端末一台(一個のMACアドレス)に占有させる場
合と、複数の端末を接続する場合とがある。また、LA
Nスイッチのポートに一つのVLANグループを割り当
てるのが基本的であるが、ポートにLANスイッチが接
続されていたり、或いは、端末がパケットをカプセル化
することによって複数のVLANグループを割り当てる
ことも可能になる。
【0016】ユニキャスト・パケットは、宛先アドレス
(DA)の端末が接続されているポートに転送される。
同一のVLANグループのパケットは、このVLANグ
ループの複数のスイッチのセグメントにマルチキャスト
される。そしてVLANアドレス・テーブルによりスイ
ッチの出力ポートに、宛先アドレス(DA)の端末が接
続されている時、このポートからパケットを出力する。
一般に、ブロードキャストは、スイッチド・ドメインを
越えて全てのVLANグループに転送されるが、発信元
アドレス(SA)に基づいて特定のポートに転送する方
式もある。
【0017】VLANグループの割り当ては専用の管理
コンソールからスタティックに割り当てる方法と端末が
異なったポート間を移動した場合に自動的に追跡(トラ
ッキング)してダイナミックにポートにVLANグルー
プを割り当てる方法がある。複数のLANスイッチがF
DDIなどのバックボーンに接続されていて、バックボ
ーン経由でVLANグループを割り当てる場合には、デ
ータリンク層でカプセル化されたVLANパケットがバ
ックボーンLANを通過する必要がある。
【0018】周知のように、上記のスイッチド・ドメイ
ンを越えて通信するためには、外部のルーターを経由す
る。WANを経由する場合などルーターを越えてVLA
Nを構成する為には、上記のカプセル化されたパケット
がルーターによって確実に転送されように、ルータにも
VLANの定義が分かっている必要がある。従来から、
OSIのプロトコル階層モデルの第3層レベルのネット
ワーク層のプロトコルとして代表的なインターネット・
プロトコル(IP:RFC791)では、ネットワーク
・アドレスに基づいてルータによってサブネットに分け
て、端末に対しては、DHCP(RFC1541 :Dynamic Ho
st Configuration Protocol)サーバーからDHCPプロ
トコルによってIPアドレスを自動取得させることなど
も標準化されていた。
【0019】ところでルータの性能及びIPアドレスに
は限界があるので、帯域を増やしたり、管理を容易にす
るためには、次の様なスイッチングをベースとするプラ
イベートなバーチャル・ネットワーク・グループ構成が
有効である。OSIのプロトコル階層モデルの第3層レ
ベルの論理的なバーチャル・グループを構成する楊合に
は、バーチャル・ネットワークと呼び、第3層レベルの
スイッチも開発されている。これはプライベートなバー
チャル・ネットワーク・グループを定義するためのヘッ
ダをネットワーク層に追加してカプセル化するもので、
端末のMACアドレスが同一であっても、複数のVLA
Nグループを割り当てることができる。
【0020】一方、非同期転送モード(ATM:Asyncr
onous Transfer Mode )は、当初からトラヒックに対す
る要件が異なる音声、画像、データなどの種々のサービ
スを統合化して、それぞれのサービスに必要な伝送品質
(QOS)をサポートするため、固定長の53バイトの
セルを交換するスイッチング方式であり、バーチャル・
バス、及び、バーチャル・チャンネルをエンド・ツー・
エンドの論理的なバーチャル・ネットワーク・グループ
に対応させることができるので、LANのバーチャル・
ネットワーク・グループの構成をATMと相互接続させ
ることができる。
【0021】主要なLANベンダーのソリューション
は、VLAN機能をバックボーンのATMスイッチで実
現し、既存LANの端末とATM接続の端末との間で、
LANエミュレーションによってLANフレームの相互
通信をサポートしている。ATMインターフェース付き
のLANスイッチをベースにするLANエミュレーショ
ンも、LANスイッチ同様のOSIのプロトコル階層モ
デルの第2層レベルのVLANをサポートする。そし
て、複数のATMインターフェース付きLANスイッチ
がATMバックボーンに接続されていて、ATMバック
ボーンのATMインターフェース付きルータが、VLA
N間のルーティング或いはOSIのプロトコル階層モデ
ルの第3層レベルの論理的なバーチャル・グループをサ
ポートする。
【0022】目下、米国のATMフォーラムでATMと
従来からのインターネットを統合するATM上のマルチ
プロトコル方式の標準化が検討されている。これによ
り、ATMスイッチでOSIのプロトコル階層モデルの
第3層レベルの論理的なバーチャル・グループがWAN
で広帯域を持ってサポートされる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなポート単
位でVLANグループを設定する方式では、バーチャル
・グループ専用のポートが必要で、複数の端末が接続さ
れているポートは全て同じVLANグループに限定され
る。端末が移動する時には、指定されたポートに接続す
るか、或いは端末が接続されているポートのVLANグ
ループの設定をその都度スタティックにネットワーク管
理者が設定しなければならないという間題がある。
【0024】また、帯域外でVLANグループを設定す
るブリッジIEEE802.1pの標準化では、スタテ
ィックなVLANグループで尚且つ、マルチキャストの
グループの優先処理のみしかサポートされていない。一
方、ポート単位ではなく、端末毎に異なった複数のVL
ANグループを設定する為の現状の手段は、パケットに
余分なヘッダ或いはタグを追加するために、中間に、こ
のヘッダ或いはタグの定義が分からない他のベンダーの
機器が介在するとVLANグループを他のベンダーの機
器を中継して拡張することができなかった。
【0025】本発明は上記の点に鑑みて為されたもの
で、その目的とするところは、従来の伝統的な標準規格
に準拠し、パケットに余分なヘッダ或いはタグを追加し
ないで、しかもLANスイッチのポートに依存しないで
端末毎にユニキャスト及びマルチキャストの優先処理を
サポートするバーチャル・グループを構成し、端末の移
動に対してダイナミックな自動帯成管理を行うことがで
きるバーチャルLANを提供するにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、パケットに余分なヘッダ或い
はタグを追加せず且つLANスイッチのポートに依存し
ないでパケットの特徴に基づいて端末ごとにバーチャル
・グループを構成し、バーチャル・グループ登録テーブ
ルにバーチャル・グループのクライアント・アドレス及
び各グループ毎の優先度を設定するとともに、グループ
単位でユニキャスト及びマルチキャスト・トラヒックの
帯域を割り当て、バーチャル・グループ学習部により端
末の移動に対してダイナミックな自動構成管理を行うバ
ーチャール・グループ・エージェントをLANスイッチ
に備えたことを特徴とする。
【0027】請求項2の発明では、バーチャル・グルー
プ登録テーブルにバーチャル・グループの名称、そのク
ライアント・アドレスを登録するとともに、バーチャル
・グループ・ルーティング・テーブルに、ネットワーク
に分散された各LANスイッチのどのポートにどのバー
チャル・グループが接続されているか最適な接続ポート
アドレスを登録することによって各ポートにLANスイ
ッチをカスケード接続し、ポート毎に複数のバーチャル
・グループを割り当て、各バーチャル・グループ毎にメ
ンバーのMACアドレスを登録し、各バーチャル・グル
ープのポート間の最適なルーティング・パスを選択する
バーチャル・グループ・エージェントをLANスイッチ
に備えたことを特徴とする。
【0028】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明において、ネットワークに分散された各LANスイッ
チに各バーチャル・グループの接続ポートを分散すると
ともに、各LANスイッチにバーチャル・グループ登録
テーブルを分散し、各LANスイッチに分散したバーチ
ャール・グループ・エージェントが互いに協調しなが
ら、各LANスイッチに分散された上記バーチャル・グ
ループ登録テーブルをダイナミックに管理することを特
徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施形態により説明
する。本発明バーチャルLANにおいて重要な役割を持
つLANスイッチについて図1に基づいて説明する。本
発明バーチャルLANは図2に示すような標準規格に準
拠したフレーム・フォーマットのパケットに余分なヘッ
ダ或いはタグを追加しないで、しかもLANスイッチの
ポートに依存しないでパケットのクライアントアドレス
によって端末毎にバーチャル・グループを構成する。
【0030】ここでクライアントアドレスは、LANの
媒体アクセス方式で決まるMACアドレス、ネットワー
クOS或いは通信プロトコルで決まるネットワーク・ア
ドレス、及びアプリケーションソフトウェア或いはユー
ザーの定義によって決まるアプリケーション・アドレス
などの特徴の集合を表している。図1に示すLANスイ
ッチSでは、バーチャル・グループ識別部1が、パケッ
トの宛先及び送信元である一対のクライアント・アドレ
ス及びクライアント・アドレスをバーチャル・グル
ープ・エージェントVGAのバーチャル・グループ登録
テーブル2と照合し両方のクライアント・アドレスが含
まれるバーチャル・グループを識別し、端末の移動に対
してバーチャル・グループ識別の結果、クライアント・
アドレスが一致するが入力ポート41 …が異なる時にポ
ート変更メッセージをバーチャル・グループ・エージェ
ントVGAのバーチャル・グループ学習部3に出力す
る。
【0031】バーチャル・グループ学習部3は、端末の
移動に対してダイナミックな自動構成管理を行うための
もので、ポート変更メッセージを受け取ると、バーチャ
ル・グループ・エージェントVGAに設けたバーチャル
・グループ登録テーブル2を更新し、ダイナミックな自
動構成管理を行う。バーチャル・グループ登録テーブル
2は各グループ毎に設けられるもので、図3に示すよう
に、クライアント・アドレス及び各バーチャル・グルー
プ毎の優先度の設定ができ、バーチャル・グループ・エ
ージェントVGAに設けたバーチャル・グループ制御部
6は、このバーチャル・グループ優先順位に応じて、グ
ループ単位でユニキャスト、マルチキャスト、及びブロ
ードキャストの各トラヒック・タイプの帯域を割り当て
る。
【0032】またバーチャル・グループ制御部6はスケ
ジューリング制御によって、フォワーディング部5か
ら、パケットを指示された出力ポート71 …に転送させ
る。更にバーチャル・グループ・エージェントVGAに
設けたバーチャル・グループ・ルーティング・テーブル
8はバーチャル・グループがLANに分散された各LA
Nスイッチのどのポートに接続されているか最適な接続
ポートアドレスを登録する。このバーチャル・グループ
・ルーティング・テーブル8はバーチャル・グループ別
に構成され、図1の場合のバーチャル・グループ・ルー
ティング・テーブル8の構造は、バーチャル・グループ
識別及びバーチャル・グループ学習の為のバーチャル・
グループ登録テーブル2と同様な構造を持つものであ
る。尚図1のLANスイッチSでは、パケットの宛先及
び送信元である一対のクライアント・アドレス及びク
ライアント・アドレスをバーチャル・グループ登録テ
ーブル2と照合し、パケットの宛先及び送倍元の両方の
クライアント・アドレスが含まれるバーチャル・グルー
プを識別するので、図3に示した様にバーチャル・グル
ープ登録テーブル2と同じ構造体で定義でき、実装上一
つにまとめることも可能である。
【0033】図3の構造のバーチャル・グループ・ルー
ティング・テーブル8では最適な接続ポートアドレス
が、ルーティング接続ポートとして登録される。すなわ
ち、分散されたLANスイッチの構成では、各LANス
イッチのポートに他のLANスイッチがカスケード接続
されるので、LANスイッチが接続されている接続ポー
トは、その端末が接続されているホームスイッチに至る
最適なルートに当たるポート名となる。
【0034】そして端末の移動に対してバーチャル・グ
ループ識別の結果、クライアント・アドレスが一致する
がポートが異なり、バーチャル・グループ識別部1がポ
ート変更メッセージを出力した時、バーチャル・グルー
プ学習部3がトポロジー変化メッセージをバーチャル・
グループ分散管理部9に送る。この時バーチャル・グル
ープ分散管理部9がトポロジー変化に対して学習してバ
ーチャル・グループ・ルーティング・テーブル8をダイ
ナミックに更新する。
【0035】ところでネットワークに分散された各LA
Nスイッチに各バーチャル・グループの接続ポートが分
散され、更に各LANスイッチにバーチャル・グループ
登録テーブル2及びバーチャル・グループ・ルーティン
グ・テーブル8が分散された場合、各LANスイッチの
バーチャル・グループ識別部1が入力ポート41 …及び
パケットの発信元アドレスをバーチャル・グループ登録
テーブル2と照合し、端末移動などのトポロジー変化を
検出し、バーチャル・グループ登録テーブル2及びバー
チャル・グループ・ルーティング・テーブル8を自動的
に更新するバーチャル・グループ学習部2が有る。
【0036】バーチャル・グループ分散管理部9は、バ
ーチャル・グループ・エージェントとして上記の端末の
移動、LANスイッチの移動などのトポロジーの変化検
出に基づいて、他のLANスイッチと互いに協調しなが
ら、各LANスイッチに分散された上記バーチャル・グ
ループ登録テーブル2及びバーチャル・グループ・ルー
ティング・テーブル8をダイナミックに管理することに
より、ネットワークの複数のLANスイッチ間でバーチ
ャル・グループを共有することになる。
【0037】本来、各LANスイッチに分散されたバー
チャル・グループ・エージェントIを、バーチャル・グ
ループ単位もしくはバーチャル・グループの集合体に対
して代理するバーチャール・グループ・サーバーに設け
る構成も可能である。この場合バーチャル・グループ・
サーバーはバーチャル・グループ・エージェントIの状
悪を管理し、エージェントI間の通信を仲介することが
できると共に、VLANスイッチのエージェント機能と
して互いに協調してバーチャル・グループ登録テーブル
及びバーチャル・グループ・ルーティング・テーブルを
ダイナミックに管理する。バーチャル・グループ・サー
バー内で更新管理されるバーチャル・グループ登録テー
ブル及びバーチャル・グループ・ルーティング・テーブ
ルを、各分散配置されたLANスイッチにキャッシュ
し、バーチャル・グループ・サーバーは、上記テーブル
の変化情報を各LANスイッチに配布する。
【0038】さて、図1において、入力ポート41 …か
らのパケットは、バッファ管理部10が指示するバッフ
ァ11の領域内に記憶され、同時にバッファ管理部10
はこの記憶場所を指し示すパケット・ポインターを生成
する。このパケットの宛先及び発信元の1対のクライア
ント・アドレスをバーチャル・グループ識別部1がバー
チャル・グループ登録テーフル2と照合しバーチャル・
グループを識別した場合、バーフアーポインター・キュ
ーイング・テーブル12のバーチャル・グループ別キュ
ーイング部12aにパケット・ポインターを格納し、共
有メモリであるバッファ11のデータは動かさず、ポイ
ンターのみでキューイングする。ブロードキャスト・パ
ケットの場合には、ブロードキャスト・キューイング部
12bにパケット・ポインターを格納する。更にユニキ
ャスト・アドレスであり、しかもバーチャル・グループ
に該当しない場合には、送信バッファーの該当パケット
の格納アドレスを指し示すポインターが、アンノーン・
グループ・キューイング部12cにキューイングされ
る。
【0039】バーチャル・グループ制御部6は、出力ポ
ート71 …のポート状態検出によって出力ポート71
が空いている時にフォワーディング部5にパケットの送
出を指示する。フォワーディング部5は、指示されたパ
ケットのポインターをバッファ11から読み出し、バッ
ファ11のパケットデータを出力ポート71 …より送出
する。
【0040】パケットのフォワーディングのスケジュー
リング制御に関しては、バーチャル・グループの優先度
に従ってバーチャル・グループ制御部6が、バーチャル
・グループ制御部6内の優先処理タイマー(図示せず)
による制御を行ない、優先度の高い順に短い時間間隔で
バーチャル・グループのキューの順番にパケットをフォ
ワーディングする。
【0041】一般に映像情報などトラヒックが多い通信
を行うバーチャル・グループの優先度が高いが、トラヒ
ックが少なくてもオンラインシステムのトランザクショ
ンやフイードバック制御など確実に許容された時間内に
メッセージが伝えられなければならないバーチャル・グ
ループの優先度も高い。バッチ処理やファイル転送など
で優先度が低いバーチャル・グループのパケットを処理
するタイミングの間隔が最も長く、優先度の高いグルー
プほど短い周期でバッファ11をチェックし、優先度の
高いパケットを先に処理する。
【0042】優先度が高いパケットは、データ入力後、
バーチャル・グループ分散管理部6から設定された優先
処理タイマー設定の許容設定時間以内にフォワーディン
グする。またクライアント・アドレスによって次の3種
類のバーチャル・グループを構成し、これらのプロトコ
ル階層などの定義方法が異なったバーチャル・グループ
を単独で動作させる構成及び混在させた構成が可能であ
る。
【0043】(1−1)MACアドレスをクライアント
・アドレスとして定義したOSIのプロトコル階層モデ
ルの第2層レベルのVLANグループ。 (1−2)通信プロトコル或いはネットワークOSに依
存した複数のネットワーク・アドレスをクライアント・
アドレスとして定義したOSIのプロトコル階層モデル
の第3層レベルのVLANグループ。
【0044】(1−3)ユーザーにより、或いはアプリ
ケーション・ソフトウェアで定義したアプリケーション
・アドレスをクライアント・アドレスとしたバーチャル
・カスタム・グループ。ここでは、(1−1)の構成を
第2層LANスイッチ、(1−2)の構成を第3層LA
Nスイッチ、(1−3)の構成をカスタムLANスイッ
チと呼ぶ。
【0045】バーチャル・グループ識別の順序は、まず
バーチャル・カスタム・グループ、次にバーチャル・ネ
ットワーク・グループ、最後にVLANグループという
カスタムLANスイッチで動作させる。また実装状態及
び選択によってバーチャル・ネットワーク・グループの
順に第3層LANスイッチ、或いはMACアドレスのみ
で識別する第2層LANスイッチとして動作する。この
ため、バーチャル・グループ登録テーブル2及びバーチ
ャル・グループ・ルーティングテーブル8のクライアン
ト・アドレスは、第2層LANスイッチではネットワー
クアドレス及びユーザー定義アドレスが空白になってお
り、第3層LANスイッチではユーザー定義アドレスが
空白になっており、カスタムLANスイッチでは、MA
Cアドレス、ネットワークアドレス及びユーザー定義ア
ドレスが全て指定されている。
【0046】端末の移動に対して上記のバーチャル・カ
スタム・グループ、バーチャル・ネットワーク・グルー
プ、及び、VLANグループの各階層順にバーチャル・
グループ識別の結果、クライアント・アドレスが一致す
るがポートが異なる時にポート変更メッセージを出力す
るので、バーチャル・グループ学習部3は、この端末の
ホームスイッチの変更の有無によって動作が異なる。ホ
ームスイッチ変更が無い場合にはバーチャル・グループ
学習部3がバーチャル・グループ登録テーブル2のホー
ムスイッチポートを更新することによってダイナミック
な自動構成管理を行う。ホームスイッチ変更がある場合
はその端末の移動先の新たなホームスイッチのバーチャ
ル・グループ分散管理部9がバーチャル・グループ管理
メッセージを交換して他のLANスイッチのバーチャル
・グループ登録テーブルのホームスイッチ名及びホーム
スイッチポートを更新する。
【0047】ところで図1に示すようにLANスイッチ
Sには、上記バーチャル・グループ別のバーチャル・グ
ループ・ルーティングテーブル8とバッファー・ポイン
ター・キューイング・テーブル12があるが、分散され
たLANスイッチの構成では、各LANスイッチのポー
トに他のLANスイッチがカスケード接続されるので、
ポート毎に複数のバーチャル・グループ及び複数の端末
が割り当てられ、各端末が直接接続されているLANス
イッチがホームスイッチで、そのホームスイッチポート
に接続されている。
【0048】端末がLANスイッチに直接接続されてい
る場合には、そのLANスイッチのバーチャル・グルー
プ・ルーティング・テーブル8のホームスイッチ名が自
分のスイッチ名である。端末がLANスイッチに直接接
続されていない場合には、ホームスイッチ名が異なり、
接続ポートは、その端末が接続されているホームスイッ
チに至る最適なルートに当たるポート名である。
【0049】端末の移動に対してバーチャル・グループ
学習部3がトポロジー変化メッセージをバーチャル・グ
ループ分散管理部9に送った時、その端末の移動先の新
たなホームスイッチのバーチャル・グループ分散管理部
9がバーチャル・グループ管理メッセージを交換して他
のLANスイッチのバーチャル・グループ登録テーブル
2のホームスイッチ名及びホームスイッチポートを更新
し、ホームスイッチに隣接するLANスイッチのバーチ
ャル・グループ分散管理部9がバーチャル・グループ・
ルーティング・テーブル8のルーティング接続ポート及
びクライアントの距離を更新し、他の隣漢LANスイッ
チにバーチャル・グループ管理メッセージによってトポ
ロジー変化の伴うバーチャル・グループ登録テーブル2
及びバーチャル・グループルーティング・テーブルンの
更新情報を伝送する。他のLANスイッチは、隣接LA
Nスイッチからのバーチャル・グループ管理メッセージ
によってトポロジー変化の伴うバーチャル・グループ登
録テーブル2及びバーチャル・グループ・ルーティング
・テーブル8の更新情報によって自分のバーチャル・グ
ループ登録テーブル2及びバーチャル・グループ・ルー
ティング・テーブルン8を更新し、さらに他のLANス
イッチに順次バーチャル・グループ管理メッセージを伝
えてバーチャル・グループ登録テーブル2及びバーチャ
ル・グループ・ルーティング・テーブル8を更新するこ
とによって、端末の移動に対して学習してバーチャル・
グループ・ルーティング・テーブル8をダイナミックに
更新できる。
【0050】バーチャル・グループ分散管理部9は、バ
ーチャル・グループ・エージェントとして各LANスイ
ッチ開の管理メッセージ交換によって、各LANスイッ
チのMACアドレス、バーチャル・グループなどの各L
ANスイッチ相互の管理情報を交換しながら協調して、
各LANスイッチのバーチャル・グループ・ルーティン
グ・テーブル8の接続ポートの欄に、各LANスイッチ
別にそのLANスイッチの中継段数が少ない最適なルー
ティング・バスに至る接続ポートが示されるようにし
て、更に優先処理に関して遅延時間が保証されるように
LANスイッチの中継段数に応じたスケジューリングの
優先処理タイマー設定を決定する。
【0051】而して図1に示すLANスイッチSでは、
バーチャル・グループ識別及びバーチャル・グループ学
習によって、どのポートにどのLANスイッチが接続さ
れているのかが分かる。更にバーチャル・グループ分散
管理部9は、他のLANスイッチとバーチャル・グルー
プ・ルーティング・テーブル8の変化情報を交換し合う
ので、LANスイッチのトポロジーの変化情報が入った
場合にも、各隣接LANスイッチ間で順次バーチャル・
グループ管理メッセージを伝え合うことによって端末の
移動に対して学習してバーチャル・グループ・ルーティ
ング・テーブル8をダイナミックに更新できる。
【0052】このようにして、バーチャル・グループ・
ルーティングテーブル8には、各バーチャル・グループ
毎にメンバーのクライアント・アドレスが生成され、各
バーチャルドメインのメンバー間の最適のルーティング
パスが登録されているので、バーチャル・グループ制御
部6は、優先処理タイマー設定によって各バーチャル・
グループのポート間の最適なルーティング・バスを選択
してフォワードするので優先度の高いパケットの遅延時
間が保鉦されることになる。
【0053】LANスイッチS自体の移動・変更に関し
ては、バーチャル・グループ分散管理部9がバーチャル
・グループ・ルーティング・テーブル8のルーティング
接続ポート及びクライアントの距離を、隣接LANスイ
ッチ間で順次バーチャル・グループ管理メッセージを伝
え合うことによって更新する。バーチャル・グループの
マルチキャスト及びブロードキャストに関しては、バー
チャル・グループ分散管理部9が設定したバーチャル・
グループ・ルーティングテーブルに基づいて順次ポート
にフォワーディング処理する。
【0054】また宛先のクライアント・アドレスを見
て、予め学習されたポートにフォワードする。ブロード
キャスト及びテーブルに無い宛先アドレスのパケットは
スイッチ・ドメインから出るため全てのポートにマルチ
キャストされる。バーチャル・グループの変更要求に対
して端末のホームスイッチのエージェントが、協調して
バーチャル・グループ登録テーブル2、バーチャル・グ
ループ・ルーティング・テーブル8を更新する。
【0055】ところで、一般的なLANアプリケーショ
ンは、クライアント・サーバーモデルでサーバーのデー
タベースを複数のクライアントが共有し、勘定系業務の
オンライン・トランザクション処理ではデータベースの
多重アクセスするので同期のため遅延時間が問題にな
り、優先度が高く、情報把握・分析・シミュレーション
・意志決定支援のためのデータ抽出(データクエリー)
やデータウェアハウスではインターラクティブに早く結
果が知りたいので通信の高速化、小さな遅延時間が要求
され、マルチキャスト通信のテレビ会議では、更に多量
のデータを小さな遅延時間で送る必要があり、その場合
優先度が高くデータ量が多くなる。また、WAN経由の
バーチャル・コーポレーションでは遠隔地のサーバー間
通信が必要で、エレクトリック・コマースでは、遠隔地
の多くの靖末とインターラクティブに相互通信する必要
がある。さらに、ネットワークを維持管理するための監
視制御メッセージは、最も高い優先度で処理されなけれ
ばならない。
【0056】図4はこの点に鑑みて為された本発明のバ
ーチャルLANを用いたネットワークのシステム構成図
を示しており、このシステムでは図1に示すバーチャル
・グループ・エージェントVGAを備えたLANスイッ
チS1 …が複数分散配置され、各LANスイッチS1
に接続される端末A1 …,B1 …,C1 …はそれぞれ異
なったバーチャル・グループに属する。ここで、注意す
べきことは、VLANグループ(第2層レベル)は、各
端末のネットワーク・インターフェース・カード(NI
C)のMACアドレス毎に一つしか定義できないが、バ
ーチャル・ネットワーク・グループ(第3層レベル)
は、通信プロトコルの異なった複数のグループを定義で
き、バーチャル・カスタム・グループは、さらにアプリ
ケーションレベルで複数のグループを定義できることで
ある。図4では、簡単のため各端末A1 …、B1 …、C
1 …を一つのバーチャル・グループとして通信している
状感を図示している。
【0057】このことを抽象化して図5及び図6に図示
した。図5(a)は、クライアントUが複数のバーチャ
ル・グループVA,VB,VCに属することを示してお
り、アプリケーション或いはプロジェクトによって異な
ったサーバーA,B,Cに接続することを表している。
図5(b)は各バーチャル・グループVA,VB,VC
に夫々属するクライアントU1 …が各バーチャル・グル
ープVA,VB,VCに対応して設けた共通のサーバー
Sに接続することを示している。
【0058】図6はVLANグループ(第2層レベル)
をスイッチド・ドメインSA,SB,SCで表し、スイ
ッチド・ドメインSA,SB,SC間の通信及びブロー
ドキャストの障壁をスイッチドメイン間ルーティング・
サービスLSで表すと共に、スイッチドメインSA,S
B,SC間のネットワーク・サービス・サーバーN、及
びネットワーク・マネージメント・サーバーMの配置を
示している。図7はバーチャル・グループ・サビースの
概念を示しており、分散された各LANスイッチSa…
にはバーチャル・グループ・エージェントVGAが備わ
っておりこれらが協調してバーチャル・グループをダイ
ナミックにサポートする。この結果、図8に示す様にバ
ーチャル・グループ登録テーブル2及びバーチャル・グ
ループ・ルーティング・テーブル8が共有テーブルTB
として最適なルーティング及び端末移動に対するダイナ
ミックなバーチャル・グループ構成を実現する。
【0059】図7にLANスイッチSa…のバーチャル
・グループ・エージェントVGBは図1に示した様に、
バーチャル・グループ学習部3、バーチャル・グループ
登録テーブル2、バーチャル・グループ・ルーティング
・テーブル8、バーチャル・グループ分散管理部9及び
バーチャル・グループ制御部6を重要な部分として備
え、これにバーチャル・グループ制御部6でのポート変
更メッセージの抽出機能も重要な部分となっている。
【0060】バーチャル・グループ識別部1では、クラ
イアント・アドレス及びクライアント・アドレス
は、まとめて一つのハッシュ関数で符号化され、同様に
ハッシュ関数で符号化されたバーチャル・グループ登録
テーブル2と照合するので、パケットにヘッダ或いはタ
グを追加する方式と比べて遅延時間の増加が問題になる
ことは無い。
【0061】そして、MACアドレスをクライアント・
アドレスとして定義したOSIのプロトコル階層モデル
の第2層レベルでは、従来の伝統的な標準規格に準拠
し、パケットに余分なヘッダ或いはタグを追加しない
で、伝統的な標準規格に準拠した端末にVLANグルー
プをサポートする。この場合LANスイッチSのバーチ
ャル・グループ識別部1が、パケットの宛先及び送信元
である一対のMACアドレス1及びMACアドレス2を
バーチャル・グループ登録テーブル2と照合し両方のM
ACアドレスが含まれるバーチャル・グループを識別す
る。
【0062】また通信プロトコルに依存した複数のネッ
トワーク・アドレスをクライアントアドレスとして定義
したOSIのプロトコル階層モデルの第3層レベルで
は、従来の伝統的な標準規格に準拠し、パケットに余分
なヘッダ或いはタグを追加しないで、伝統的な標準規格
に準拠した端末にVLANグループをサポートする。こ
の場合LANスイッチSのバーチャル・グループ識別部
1が、パケットの宛先及び送信元である一対のネットワ
ーク・アドレス及びネットワーク・アドレスをバー
チャル・グループ登録テーブル2と照合し両方のネット
ワーク・アドレスが含まれるバーチャル・グループを識
別する。
【0063】更にユーザーにより、或いはアプリケーシ
ョン・ソフトウェアで定義したアプリケーション・アド
レスをクライアント・アドレスとするOSIプロトコル
階層モデルのアプリケーション・レベルでは、従来の伝
統的な標準規格に準拠し、パケットに余分なヘッダ或い
はタグを追加しないで、異なった媒体アクセス方式及び
通信プロトコルが混在したバーチャル・カスタム・グル
ープの設定をサポートする。この場合バーチャル・グル
ープ識別部1は、パケットの宛先及び送信元である一対
のアプリケーション・アドレス及びアプリケーション
・アドレスをバーチャル・グループ登録テーブル2と
照合し両方のアプリケーション・アドレスが含まれるバ
ーチャル・グループを識別する。
【0064】さて図3に示した構造のバーチャル・グル
ープ登録テーブル2には、通常、クライアント・アドレ
ス毎にクライアント名を登録する。VLANグループ、
バーチャル・ネットワーク・グループ、及び、バーチャ
ル・カスタム・グループ毎に異なったクライアント名の
登録も可能であり、一つのMACアドレスに対して、V
LANグループ、バーチャル・ネットワーク・グルー
プ、及び、バーチャル・カスタム・グループがそれぞれ
定義されている場合には、バーチャル・グループ登録テ
ーブル2には、VLANグループを定義する行、バーチ
ャル・ネットワーク・グループを定義する行及びバーチ
ャル・カスタム・グループを定義する行が含まれる。
【0065】バーチャル・グループ識別部1は、バーチ
ャル・カスタム・グループの照合を最も優先し、次にバ
ーチャル・ネットワーク。グループ、最後にVLANグ
ループ、最後にVLANグループを照合する。ここでク
ライアント名は、LANスイッチ、端末などの機器の種
頻の識別コードでもある様に機器の種類も合わせて登録
する。機器の種類がLANスイッチの場合、バーチャル
・グループ分散管理部9はそのLANスイッチのポート
に直接接続されるMACアドレス或いは間接接続されて
いるかを示すスイッチ接続マップ9aに登録する。これ
によりバーチャル・グループ登録テーブル2及びスイッ
チ接続マップ9aを合わせて、ネットワーク全体の接続
マップ情報が得られる。互いに隣接するポート間の接続
が分かるので、トポロジーを接続関係図に描けるのでこ
の接続開係図をマップ(MAP)と呼ぶ。トポロジーが
木(ツリー)構造である場合にはルート探索は容易だ
が、網目(メッシュ)になっている場合には、複数のル
ートの伝送時間的な距離を比較する必要がある。同一の
伝送速度のLANスイッチが多段接続されている場合に
は、段数を距離と見なす。例えば端末A1 から端末A9
に至るパスがいくつ有るかは、各バーチャル・グループ
・ルーティング・テーブル8の各端末のクライアントの
距離の数字に反映されている。
【0066】フォワーディング部5の構成はスイッチの
構成方法に依存する。公知の方式の多くは共有の高速パ
ラレル・バスによる構成で、バスの帯域幅がポートの伝
送帯域の合計の2倍程度に設定され、シヤーシー型のバ
ックプレーンに多く用いられている。またクロスポイン
ト・スイッチによる並列化構成では、入力バッファ型、
出力バッファー型などの方式がある。図1のLANスイ
ッチSの構成は、バッファ11が共有メモリであるの
で、全体構成はバッファー共有型(蓄積交扱型)である
が、フォワーディング部5には上記の各種スイッチング
方式を組み合わせることが可能である。
【0067】また、図2のフレームフォーマットのチェ
ックサムを行わないことによってカットスルー型として
動作させることが可能である。このLANスイッチSの
動作モード、すなわちチェックサムを行う蓄積交換型、
或いは行わないカットスルー型の設定は、バーチャル・
グループ登録テーブル2のグループ・タイプで定義さ
れ、カットスルー型は、LANスイッチSのスループッ
トを高めるが欠陥のあるパケットのフィルタリングがで
きなくなる。フォワーディングの優先度は、上記のスイ
ッチの動作モードよりも、バーチャル・グループ登録テ
ーブル2の優先度の設定が優先する。
【0068】またLANスイッチSが多段接続されてい
るので、パケットの伝送遅延時間は各LANスイッチS
でのポートの空き具合、キューイングの待ち時間によっ
て異なる。この為に、伝送時間をシステムとして協調し
て保証する必要が有る。LANスイッチS間の制御パケ
ットとしては、バーチャル・グループ分散管理部9の間
でバーチャル・グループ管理メッセージが交換される。
通常、MIB(Management Information Base )をベー
スにサブネットワーク上の個々のデバイスを管理するS
NMP(RFC1157:Simple Network Management Protco
l)、及びサブネットワーク全体を管理するRMON(RF
C1271 :Remote Monitoring)等のネットワーク管理プロ
トコルは、ネットワーク管理プロトコル・エージェント
13と外部のネットワーク管理マネージャーとの間で交
換され、障害管理、セキュリテイ、統計情報の収集など
の業界標準をサポートする。尚図1中14はスイッチ通
信プロトコル制御部である。
【0069】一般的なバーチャルネットワークは、パケ
ット自体にバーチャル・グループ情報が付加されたり、
OSIプロトコル階層モデルの第3層のプロトコルのサ
ブネットアドレスなどの情報でグループ分けされ、LA
NスイッチSはこの情報を照合するが、ルータセグメン
テーションでのサブネットの設定変更などは煩雑で、1
年間に30%近くの端末の変更が伴うシステムでは、ネ
ットワーク管理・維持のコストが無視できない問題とな
っていた。
【0070】本発明のMÅCアドレスのみでバーチャル
・グループを登録するVLANのグループの狙いは、優
先処理、学習の負荷分散、ルーティングの効率アップの
為である。優先処理は、例えば管理グループを最も高
く、遅延時間を保証するタイムクリティカク・グループ
をその次に高く、その次にダイナミックに登録テーブル
を更新するスイッチ制御グループを割り当て、次に高速
端末、最後に優先処理が不要な低速端末を最下位にす
る。管理グループにはSNMP或いはRMONのネット
ワーク管理を設定する。
【0071】通常、優先度が高い管理グループ、タイム
クリティカク・グループは、スタティックに登録し、ス
イッチ、高速端末、優先処理が不要な低速端末などは、
ダイナミックに学習して登録される。図5(a)に示す
ようにクライアントUに、また同図(b)に示すように
サーバーSに複数のバーチャル・グループVA…を集中
させる場合、宛先及び発信元のアドレスの対でクライア
ントアドレスを定義してバーチャル・グループVA…を
識別するので、クライアントが単一のMACアドレスで
複数のサーバーA…に対して第2層レベルの複数のVL
ANグループに属することが可能であるが、サーバーの
場合、クライアントが単一のMACアドレスで複数のバ
ーチャル・グループVA…に属することを保証するため
には、サーバーのネットワークインターフェースカード
(NIC)が単一のMACアドレスのみをサポートして
いるのであれば、複数のNICでLANスイッチと接続
して、バーチャル・グループVA…毎にMACアドレス
を割り当てる方法、または、単一のMACでも第3層レ
ベル以上でバーチャル・ネットワーク・グループ、或い
はバーチャル・カスタム・グループで複数のバーチャル
・グループをサポートする必要がある。
【0072】図6に示すネットワーク・サービス・サー
バーN、或いは図7に示す様にバーチャル・ネットワー
ク・サービス・サーバーVNは各LANスイッチS1
(Sa…)のエージェントを管理すると共に、バーチャ
ル・グループ外の他方式のネットワークとの相互通信を
管理する。LANスイッチS1 …(Sa…)のバーチャ
ル・グループ・エージェントVGAは各LANスイッチ
Sのバーチャル・グループ・エージェントVGA間でバ
ーチャル・グループ管理メッセージを交挽して協調しな
がら端末A1 …,B1 …,C1 …を管理する。
【0073】ネットワーク・サービス・サーバーN或い
はバーチャル・ネットワーク・サービス・サーバーVN
及び各LANスイッチS1 …(Sa…)のバーチャル・
グループ・エージェントVGAとの間でもバーチャル・
グループ管理メッセージを交換して図8に示す様に共有
テーブルTBを構築して協調バーチャル・グループを構
成すると共に、バーチャル・グループの外部とのコミュ
ニケーションがサポートされる。共有テーブルTBは、
図1のバーチャル・グループ登録テーブル2及びバーチ
ャル・グループ・ルーティング・テーブル8を含む。
【0074】図6に示した構成例では、ネットワークサ
ービスサーバーNがバーチャル・グループ登録テーブル
2及びバーチャル・グループ・ルーティング・テーブル
8を管理することも可能で、この場合、そのネットワー
クサービスサーバーNがLANスイッチSにキャッシュ
して提供したルックアップテーブルをクライアント・ア
ドレスと照合する。
【0075】また図6に示した構成では、サーバーA…
からのブロードキャストは、サーバー間のコネクション
でバーチャル・グループ全体に送られることも可能であ
る。例えばバーチャル・グループVAに対応するバーチ
ャルサービスは、当該バーチャル・グループVAに属す
る端末のみが受けられる。またクライアントの出すブロ
ードキャストは、クライアントが属するバーチャル・グ
ループVA…に対して限定して、ネットワークサービス
サーバーNが、バーチャル・グループサーバーA…と協
調してクライアントからのアンノーン・グループのブロ
ードキャストをフォローする。アンノーン・グループの
ブロードキャストに関しては、バーチャル・グループ・
サーバーA…がパケットのプロトコルタイブを見て特定
のネットワーク・サービス・サーバーN或いはバーチャ
ル・グループ・サーバーA…に投げる。新たなバーチャ
ル・グループの設定は、ネットワーク・サービス・サー
バーNが行う。尚図6のMはネットワームマネジメント
サーバを示し、SA…はスイッチドドメインを示す。
【0076】例えばバーチャル・グループVA…毎にバ
ーチヤル・グループ・サーバーA…が割り当てられ、バ
ーチャル・グループA…毎のマルチキャストは、各クラ
イアントからこサーバーA…宛に出されたマルチキャス
ト要求及びサーバーA…が各クライアントに対して行う
マルチキャスト処理に対して、各サーバーA…が予めL
ANスイッチS1 …のバーチャル・グループ・エージェ
ントVGAに登録したマルチキャスト設定により、LA
NスイッチS1 …が上記マルチキャストメッセージのパ
ケット・ポインターをマルチキャストのバーチャル・グ
ループ別のキューイング・テーブルに記憶し、LANス
イッチS1 …がマルチキャスト処理を実行することによ
り、各バーチャル・グループVA…のサーバーA…とL
ANスイッチS1 …とが協調しながらLANスイッチS
1 …がバーチャル・グループVA…のマルチキャストを
サポートする。この場合LANスイッチS1 …がサーバ
ー機能を持っても良い。
【0077】またバーチャル・グループVA…毎にバー
チャル・グループ・サーバーA…が割り当てられ、ブロ
ードキャストは、各クライアントから出されたブロード
キャスト要求に対して、サーバーA…が扱う通信プロト
コルで対応できる場合にはサーバーA…が応答を行い、
サーバーA…が対応できない場合にはサーバーA…がル
ーターLTにフォワーディングする様に、各サーバーA
…が予めLANスイッチS1 …のバーチャル・グループ
・エージェントVGAに登録したブロードキャスト設定
により、LANスイッチS1 …が上記ブロードキャスト
・メッセージのパケット・ポインターをブロードキャス
ト・キューイング・テーブルに記憶し、LANスイッチ
1 …がルーターLTにブロードキャストをフォワーデ
ィングすることにより、各バーチャル・グループVA…
のサーバーA…とLANスイッチS1 …が協調しなが
ら、LANスイッチS1 …がバーチャル・グループVA
…のブロードキャストをサポートする。上記第2層レベ
ルのVLANグループとして動作するLANスイッチの
場合は、バーチャル・グループVA…に関しては、ルー
ティングするがバーチャル・グループVA…以外との通
信は外部のルーターLTに依存する。
【0078】図9に示すシステム構成例では、ATMイ
ンターフェース付きのLANスイッチSSをATMバッ
クボーンに接続することによってATMインターフェー
ス上でエミュレートされた第2層レベルのVLANグル
ープを経由して、ATMインターフェースで中継された
バーチャル・グループを拡張できる。ATMインターフ
ェース付きのLANスイッチSSにバーチャル・グルー
プ・エージェントVGAを組み込むとATMインターフ
ェースに直結した端末A3 2 乃至B4 も含めてVLA
Nグループが統合される。
【0079】ATMインターフェース付きのLANスイ
ッチSS自体がLANエミュレーションに対応すると、
そのポートには既存のLANが直結できる。さらにAT
Mインターフェース付きのSS自体がマルチプロトコル
に対応し、バーチャル・グループ・エージェントVGA
を持つことによって、ATMインターフェース付きのL
ANスイッチSSに共有テーブルTBが構築され、第3
層レベルのバーチャル・ネットワーク・グループさらに
はバーチャル・カスタム・グループもサポートされる。
尚図9中LECはLANエミュレーションクライアント
を示し、各LANスイッチS1 ,S2 にはLANエミュ
レーションサーバー機能(LES,BUS)を備え、サ
ーバーBにはLANエミュレーションサーバー機能(L
ES,BUS、BUS)を備えている。
【0080】
【発明の効果】請求項1の発明は、パケットに余分なヘ
ッダ或いはタグを追加せず且つLANスイッチのポート
に依存しないでパケットの特徴に基づいて端末ごとにバ
ーチャル・グループを構成し、バーチャル・グループ登
録テーブルにバーチャル・グループのクライアント・ア
ドレス及び各グループ毎の優先度を設定するとともに、
グループ単位でユニキャスト及びマルチキャスト・トラ
ヒックの帯域を割り当て、バーチャル・グループ学習部
により端末の移動に対してダイナミックな自動構成管理
を行うバーチャール・グループ・エージェントをLAN
スイッチに備えたので、既存のパケットを変更しない
で、VLANを実現でき、既存の端末を変更なしにバー
チャル・グループに組み入れることが可能であるという
効果がある。
【0081】請求項2の発明は、バーチャル・グループ
登録テーブルにバーチャル・グループの名称、そのクラ
イアント・アドレスを登録するとともに、バーチャル・
グループ・ルーティング・テーブルに、ネットワークに
分散された各LANスイッチのどのポートにどのバーチ
ャル・グループが接続されているか最適な接続ポートア
ドレスを登録することによって各ポートにLANスイッ
チをカスケード接続し、ポート毎に複数のバーチャル・
グループを割り当て、各バーチャル・グループ毎にメン
バーのMACアドレスを登録し、各バーチャル・グルー
プのポート間の最適なルーティング・パスを選択するバ
ーチャル・グループ・エージェントをLANスイッチに
備えたので、媒体アクセス方式、通信プロトコル、アプ
リケーションが混在するバーチャル・グループの設定が
可能で、複数の種類の端末及びプロトコルに対応するサ
ーバーを核とするバーチャル・グループの構成がサポー
トできるという効果がある。
【0082】請求項3の発明は、ネットワークに分散さ
れた各LANスイッチに各バーチャル・グループの接続
ポートを分散するとともに、各LANスイッチにバーチ
ャル・グループ登録テーブルを分散し、各LANスイッ
チに分散したバーチャール・グループ・エージェントが
互いに協調しながら、各LANスイッチに分散された上
記バーチャル・グループ登録テーブルをダイナミックに
管理するので、端末の移動に対してもダイナミックにバ
ーチャル・グループを自動構成でき、しかも多くのLA
Nスイッチが分散している環境で、各LANスイッチの
バーチャル・グループ・エージェントが互いに協調し
て、バーチャル・グループの構成、最適ルーティング・
パスを自動的に修正することができ、更にアプリケーシ
ョン、プロジェクト等のバーチャル・グループ単位の優
先処理によりQOS(Quality of Service)が保証され
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたVLANスイッチの構成図であ
る。
【図2】一般的なLANのMACフレームフォーマット
図である。
【図3】同上のバーチャル・グループ登録テーブル及び
バーチャル・グループ・ルーティング・テーブルの構成
図である。
【図4】本発明の一実施形態のシステム構成図である。
【図5】同上のバーチャル・サービス・グループのイメ
ージ図である。
【図6】同上のスイッチド・グループのイメージ図であ
る。
【図7】同上のバーチャル・グループ・サービスの構成
図である。
【図8】別の実施形態のクローズドなシステムの構成図
である。
【図9】他の実施形態のATMインターフェース付のL
ANスイッチを含むシステム構成図である。
【符号の説明】
S LANスイッチ VGA バーチャル・グループ・エージェント 1 バーチャル・グループ識別部 2 バーチャル・グループ登録テーブル 3 バーチャル・グループ学習部 6 バーチャルグループ制御部 8 バーチャル・グループ・ルーティング・テー
ブル 9 バーチャル・グループ分散管理部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パケットに余分なヘッダ或いはタグを追加
    せず且つLANスイッチのポートに依存しないでパケッ
    トの特徴に基づいて端末ごとにバーチャル・グループを
    構成し、バーチャル・グループ登録テーブルにバーチャ
    ル・グループのクライアント・アドレス及び各グループ
    毎の優先度を設定するとともに、グループ単位でユニキ
    ャスト及びマルチキャスト・トラヒックの帯域を割り当
    て、バーチャル・グループ学習部により端末の移動に対
    してダイナミックな自動構成管理を行うバーチャール・
    グループ・エージェントをLANスイッチに備えたこと
    を特徴とするバーチャルLAN方式。
  2. 【請求項2】バーチャル・グループ登録テーブルにバー
    チャル・グループの名称、そのクライアント・アドレス
    を登録するとともに、バーチャル・グループ・ルーティ
    ング・テーブルに、ネットワークに分散された各LAN
    スイッチのどのポートにどのバーチャル・グループが接
    続されているか最適な接続ポートアドレスを登録するこ
    とによって各ポートにLANスイッチをカスケード接続
    し、ポート毎に複数のバーチャル・グループを割り当
    て、各バーチャル・グループ毎にメンバーのMACアド
    レスを登録し、各バーチャル・グループのポート間の最
    適なルーティング・パスを選択するバーチャル・グルー
    プ・エージェントをLANスイッチに備えたことを特徴
    とするバーチャルLAN方式。
  3. 【請求項3】ネットワークに分散された各LANスイッ
    チに各バーチャル・グループの接続ポートを分散すると
    ともに、各LANスイッチにバーチャル・グループ登録
    テーブルを分散し、各LANスイッチに分散したバーチ
    ャール・グループ・エージェントが互いに協調しなが
    ら、各LANスイッチに分散された上記バーチャル・グ
    ループ登録テーブルをダイナミックに管理することを特
    徴とする請求項1又は2記載のバーチャルLAN方式。
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