JPH09287574A - 枠体付きポンプ及び同ポンプからなる複合ポンプ - Google Patents

枠体付きポンプ及び同ポンプからなる複合ポンプ

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JPH09287574A
JPH09287574A JP8129068A JP12906896A JPH09287574A JP H09287574 A JPH09287574 A JP H09287574A JP 8129068 A JP8129068 A JP 8129068A JP 12906896 A JP12906896 A JP 12906896A JP H09287574 A JPH09287574 A JP H09287574A
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JP
Japan
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pump
frame
pumps
pipe
suction
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JP8129068A
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Toshinobu Araoka
俊宣 荒岡
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Toyo Denki Industrial Co Ltd
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Toyo Denki Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に複数の圧送ポンプからなる複合ポンプ
を組み立てることができる枠体付きポンプ、及び、この
枠体付きポンプによって組み立てられる複合ポンプを提
供する。 【解決手段】 枠体付きポンプAは、圧送ポンプ11を
矩形枠体10に固定・連結することによって構成され
る。複数の枠体付きポンプAを、上下接続管36や、吸
引側分配接続管47や、吐出側集合接続管50を用い
て、垂直方向又は水平方向に接続することによって、容
易かつ迅速に、高揚程ポンプとして用いることができる
複合ポンプBや、大容量ポンプとして用いることができ
る複合ポンプCを組み立てることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容易に複数の圧送
ポンプからなる複合ポンプを組み立てることができる枠
体付きポンプ、及び、この枠体付きポンプによって組み
立てられる複合ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、設置個所やコスト等の関係から高
揚程ポンプを使用できない場合、高揚程を得るため、複
数の通常の圧送ポンプを接続管を用いて直列に接続した
複合ポンプが用いられている。また、同様に、設置個所
やコスト等の関係から大容量吐出ポンプを使用できない
場合、大容量を得るため、複数の通常の圧送ポンプを接
続管を用いて並列に接続した複合ポンプが用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の複合ポンプは未だ、以下の解決すべき課題を有してい
た。即ち、従来の複合ポンプは、通常の圧送ポンプを直
列に接続したもの、及び並列に接続したもののいずれに
おいても、それぞれの圧送ポンプを載置する載置台を必
要とするため、載置台を設置するため相当広いスペース
を必要とする。また載置台間の距離が一定していないた
め、接続管の長さが圧送ポンプや載置台の大きさごとに
異なることになり、特別仕様になり、配管工事費が増大
する。尚、接続管の長さを一定にするため、単一の載置
台に複数の圧送ポンプを載置することも考えられるが、
この場合、広い載置面を必要とするため、載置台が大型
化し、載置台の製作費が高くつき、また、設置スペース
の確保が困難となる。
【0004】また、これらの複合ポンプは、直列から並
列、又は並列から直列に組み換えることができず、専
ら、高揚程ポンプ若しくは大容量ポンプのいずれかしか
用いることができず、互換性に欠け、使い勝手も悪いも
のとなっていた。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、容易に複数の圧送ポンプからなる複合ポン
プを組み立てることができる枠体付きポンプ、及び、こ
の枠体付きポンプによって組み立てられる複合ポンプを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の枠体付きポンプは、内部にポンプ設置空間を有す
る矩形枠体と、該矩形枠体の底部に基部が固定連結され
る圧送ポンプとを具備する。
【0007】請求項2記載の枠体付きポンプからなる複
合ポンプは、同一寸法及び同一形状を有する前記枠体付
きポンプを垂直方向に複数個積み重ね、前段の圧送ポン
プの吐出口と次段の圧送ポンプの吸引口とを上下接続管
によって着脱自在に接続することによって構成される。
【0008】請求項3記載の枠体付きポンプからなる複
合ポンプは、同一寸法及び同一形状の前記枠体付きポン
プを水平方向に複数個数並列し、吸引側搬送配管の下流
側開口を吸引側分配接続管によって前記枠体付きポンプ
のそれぞれの吸引口に着脱自在に接続すると共に、吐出
側搬送配管の上流側開口を吐出側集合接続管によって前
記枠体付きポンプのそれぞれの吐出口に着脱自在に接続
することによって構成される。
【0009】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した幾つかの実施の形態につき説明
し、本発明の理解に供する。
【0010】(第1の実施の形態)図1〜図4を参照し
て、本発明の第1の実施の形態に係る枠体付きポンプA
の構成を具体的に説明する。図3及び図4に示すよう
に、枠体付きポンプAは、実質的に、矩形枠体10と、
この矩形枠体10に固定される圧送ポンプ11とからな
る。
【0011】まず、図1及び図2を参照して、矩形枠体
10の構成について説明する。図示するように、矩形枠
体10は、それぞれ水平矩形枠からなる上部枠12と下
部枠13とを、垂直前部柱14、15と、垂直後部柱1
6、17とによって連結することによって構成されてい
る。
【0012】下部枠13の内部には、底部の一例である
十字形状の底板18が配設されており、底板18の前、
後端部及び左、右側部は、それぞれ、下部枠13の前、
後枠部材13a、13b及び左、右枠部材13c、13
dに固定・連結されている。
【0013】底板18の中央部の前後、左右隅部には、
4個のボルト挿通孔19が設けられており、このボルト
挿通孔19は、図2に示すように、圧送ポンプ11の基
部の一例であるケーシング基板20に設けられた4個の
ボルト挿通孔21と整合する位置に設けられている。
【0014】なお、下部枠13の4隅には開口22〜2
5が設けられており、これらの開口22〜25を利用し
て電線ケーブル等を配線することができる。
【0015】また、図1に示すように、矩形枠体10を
構成する上部枠12と、下部枠13と、垂直前部柱1
4、15と、垂直後部柱16、17とには、それぞれ、
2個のボルト挿通孔26が設けられている。これらのボ
ルト挿通孔26は、後述するように、他の枠体付きポン
プAが上下左右に隣接された際に、隣接された枠体付き
ポンプAに設けられたボルト挿通孔26と整合可能とな
る。
【0016】次に、上記した構成を有する矩形枠体10
に固定される圧送ポンプ11の構成について、図3及び
図4を参照して説明する。図示するように、ケーシング
基板20上にはモータケーシング28が一体的に連結さ
れており、モータケーシング28の一長手方向側には、
図示しないモータによって回転駆動されるインペラを内
蔵するインペラケーシング29が連結されている。この
インペラケーシング29の中央部には吸引口30が設け
られており、その周壁の上部には吐出口31が設けられ
ている。吸引口30と吐出口31には、それぞれ、フラ
ンジ32、33が取付けられている。
【0017】そして、図2に示すように、上記構成を有
する圧送ポンプ11のケーシング基板20に設けられた
4個のボルト挿通孔21を矩形枠体10の底板18に設
けられた4個のボルト挿通孔19と整合した後、連結ボ
ルト34を挿通し、ナット35と共に、矩形枠体10の
底板18に、圧送ポンプ11のケーシング基板20を緊
締することによって、圧送ポンプ11を矩形枠体10に
固定・連結することができ、枠体付きポンプAを構成す
ることができる。
【0018】このように、枠体付きポンプAは、単に、
市販の圧送ポンプ11を矩形枠体10に固定・連結する
ことのみによって構成できるので、安価に製作すること
ができる。また、後述するように、複数の枠体付きポン
プAを、上下接続管36や、吸引側分配接続管47や、
吐出側集合接続管50を用いて、垂直方向又は水平方向
に接続することによって、容易かつ迅速に、高揚程ポン
プとして用いることができる複合ポンプBや、大容量ポ
ンプとして用いることができる複合ポンプCを組み立て
ることができる。
【0019】(第2の実施の形態)図5及び図6を参照
して、本発明の第2の実施の形態に係る複合ポンプBの
構成について説明する。図示するように、本実施の形態
に係る複合ポンプBは、実質的に、同一寸法及び同一形
状を有する前記した枠体付きポンプAを垂直方向に2個
積み重ねると共に、前段(図5及び図6では下段)の圧
送ポンプ11の吐出口31と次段(図5及び図6では上
段)の圧送ポンプ11の吸引口30とを上下接続管36
によって着脱自在に接続することによって構成される。
【0020】即ち、図5及び図6に示すように、上下接
続管36が、上下2段に積み重ねられた枠体付きポンプ
Aの右側面に沿って配設されている。そして、上下接続
管36の下端部には下段の枠体付きポンプAの吐出口3
1と軸線を同じくする連結部37が形成されており、連
結部37にはフランジ38が取付けられている。一方、
上下接続管36の上端部には上段の枠体付きポンプAの
吸引口30と軸線を同じくする連結部39が形成されて
おり、連結部39にはフランジ40が取付けられてい
る。
【0021】また、図5及び図6に示すように、下段の
枠体付きポンプAの吸引口30には、吸引側搬送配管4
1が、その先端に取付けられたフランジ42を吸引口3
0に取付けられたフランジ32に結合することによっ
て、連結されることになる。一方、上段の枠体付きポン
プAの吐出口31には、吐出側搬送配管43が、その先
端に取付けられたフランジ44を吐出口31に取付けら
れたフランジ33に結合することによって、連結される
ことになる。なお、必要に応じて、枠体付きポンプAの
矩形枠体10同士を、矩形枠体10に設けたボルト挿通
孔26を通した後、相互に緊締することによって、強力
に連結することもできる。
【0022】次に、上記した構成を有する複合ポンプB
の作動について説明する。まず、吸引側搬送配管41を
通して下段の枠体付きポンプAに搬送されてきた泥水等
は、その圧送ポンプ11の作動によって、1段目の昇圧
が行われ、その後、上段の枠体付きポンプAに搬送され
る。そして、この枠体付きポンプAの圧送ポンプ11の
作動によって2段目の昇圧が行われる。その結果、複合
ポンプBは、高揚程ポンプとして機能することができ、
深い竪穴の底部に滞留する泥水等を効果的に外部に排出
することができる。
【0023】また、本実施の形態では、複合ポンプB
は、同一寸法及び同一形状を有する前記した枠体付きポ
ンプAを垂直方向に2個積み重ねると共に、前段の圧送
ポンプ11の吐出口31と次段の圧送ポンプ11の吸引
口30とを上下接続管36によって着脱自在に接続する
ことによって構成される。
【0024】従って、同一寸法・同一形状の上下接続管
36を用いて枠体付きポンプA同士を連結するだけで複
合ポンプBを構成できるので、高揚程ポンプとして用い
ることができる複合ポンプBを容易に組み立てることが
できる。また、枠体付きポンプAの矩形枠体10が載置
台としても機能するので、載置台を設置するためのスペ
ースを別途必要とせず、複合ポンプBの設置スペースの
有効利用を図ることができる。なお、本実施の形態で
は、枠体付きポンプAは2段に積み重ねられているが、
更に高揚程が必要な場合は、段数を増やすことによって
容易に所望の揚程を得ることができる。
【0025】さらに、上下接続管36を取り外した後、
枠体付きポンプAを水平方向に2個並列し、後述する吸
引側分配接続管47と吐出側集合接続管50とを用いる
ことによって、容易に大容量ポンプとして用いることが
できる複合ポンプCを構成することができ、使い勝手を
著しく向上することができる。
【0026】(第3の実施の形態)図7及び図8を参照
して、本発明の第3の実施の形態に係る複合ポンプCの
構成について説明する。図示するように、本実施の形態
に係る複合ポンプCは、実質的に、同一寸法及び同一形
状の枠体付きポンプAを水平方向に2個並列し、吸引側
搬送配管45の下流側開口46を吸引側分配接続管47
によって枠体付きポンプAのそれぞれの吸引口30に着
脱自在に接続すると共に、吐出側搬送配管48の上流側
開口49を吐出側集合接続管50によって枠体付きポン
プAのそれぞれの吐出口31に着脱自在に接続すること
によって構成される。
【0027】即ち、図7及び図8に示すように、吸引側
分配接続管47が左右に並列状態に配列された枠体付き
ポンプAの右側面に沿って配設されている。そして、吸
引側分配接続管47の上流側端部にはフランジ51が取
付けられており、その2つの下流側端部にはフランジ5
2が取付けられている。また、吸引側搬送配管45の下
流側端部にはフランジ53が取付けられている。そし
て、このフランジ53とフランジ51とを連結すること
によって、吸引側搬送配管45と吸引側分配接続管47
とは連通連結されることになる。また、フランジ52と
フランジ32とを連結することによって、吸引側分配接
続管47と吸引口30とが連通連結されることになる。
【0028】また、図7及び図8に示すように、吐出側
集合接続管50の2つの上流側端にはフランジ54が取
付けられており、その下流側端にはフランジ55が取付
けられている。そして、フランジ54とフランジ33を
連結することによって、各枠体付きポンプAの吐出口3
1は吐出側集合接続管50に連通連結される。また、吐
出側集合接続管50のフランジ55と吐出側搬送配管4
8の上流側端に取付けられたフランジ56とを連結する
ことによって、吐出側集合接続管50と吐出側搬送配管
48とが連通連結される。
【0029】次に、上記した構成を有する複合ポンプC
の作動について説明する。まず、吸引側搬送配管45及
び吸引側分配接続管47を通して、泥水等が各枠体付き
ポンプA内に搬送される。その後、各枠体付きポンプA
内で泥水等は昇圧された後、それぞれの吐出口31から
吐出側集合接続管50内に吐出される。吐出された泥水
等は合流して吐出側搬送配管48に搬送される。その結
果、複合ポンプCは、大容量ポンプとして機能すること
ができ、大容量の泥水等を効果的に搬送することができ
る。
【0030】また、本実施の形態では、複合ポンプC
は、同一寸法及び同一形状の枠体付きポンプAを水平方
向に2つ並列し、吸引側分配接続管47と吐出側集合接
続管50によって、これらの枠体付きポンプAを相互に
接続することによって構成される。
【0031】従って、同一寸法・同一形状の吸引側分配
接続管47と吐出側集合接続管50を介して枠体付きポ
ンプA同士を連結するだけで複合ポンプCを構成できる
ので、大容量ポンプとして用いることができる複合ポン
プCを容易に組み立てることができる。なお、本実施の
形態では、2個の枠体付きポンプAが並列されている
が、更に大容量が必要な場合は、並列数を増やすことに
よって容易に所望の容量を得ることができる。
【0032】さらに、吸引側分配接続管47と吐出側集
合接続管50を取り外した後、枠体付きポンプAを上下
方向に2個積み重ね、前述した上下接続管36を用いる
ことによって、容易に高揚程ポンプとして用いることが
できる複合ポンプBを構成することができ、使い勝手を
著しく向上することができる。
【0033】以上、本発明を、幾つかの実施の形態を参
照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形
態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他
の実施の形態や変容例も含むものである。
【0034】例えば、図9に示すように、矩形枠体10
の下部枠13に固着されたブラケット59に着脱自在に
底板57を取付け、この底板57上に圧送ポンプ11の
ケーシング基板20を取付ける構成とすることもでき
る。この場合、ボルト挿通孔58の位置が異なる各種底
板を備えることによって、同一の矩形枠体10を用い
て、型式の異なる各種圧送ポンプを取付けることができ
ることになる。
【0035】また、以下の変容例も考えられる。 配管接続方法は、フランジ継手に限らず、ビクトリッ
クジョイント等のゴム製カップリングを用いることがで
きる。 圧送ポンプと配管との接続は、矩形枠体の外部のみな
らず、矩形枠体の内部において行うこともできる。 配管の材質は鋼管に限らず、ゴムホースや塩化ビニル
管等も好適に用いることができる。 矩形枠体同士の連結は連結ボルトに限らず、市販のク
ランプ装置を用いることもできる。 圧送ポンプとしては、定容積型ポンプの他、非容積型
ポンプも用いることができる。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の枠体付きポンプにおいて
は、内部にポンプ設置空間を有する矩形枠体と、矩形枠
体の底部に基部が固定連結される圧送ポンプとを具備す
る。従って、枠体付きポンプは、単に、市販の圧送ポン
プを矩形枠体に固定・連結することのみによって構成で
きるので、安価に製作することができる。また、同一形
状、同一大きさの複数の枠体付きポンプを各種接続管を
用いて、垂直方向又は水平方向に接続することによっ
て、容易かつ迅速に、高揚程ポンプや大容量ポンプとし
て用いることができる機能の異なる複数の複合ポンプを
自由に組み立てることができる。
【0037】請求項2記載の枠体付きポンプからなる複
合ポンプは、同一寸法及び同一形状を有する請求項1記
載の枠体付きポンプを垂直方向に複数個積み重ね、前段
の圧送ポンプの吐出口と次段の圧送ポンプの吸引口とを
上下接続管によって着脱自在に接続することによって構
成される。
【0038】このように、上下接続管を用いて枠体付き
ポンプ同士を連結するだけで複合ポンプを構成できるの
で、高揚程ポンプとして用いることができる複合ポンプ
を容易に組み立てることができる。また、枠体付きポン
プの矩形枠体が載置台としても機能するので、載置台を
設置するためのスペースを別途必要とせず、複合ポンプ
の設置スペースの有効利用を図ることができる。
【0039】さらに、上下接続管を取り外した後、枠体
付きポンプを水平方向に複数個数並列し、別途用意した
吸引側分配接続管と吐出側集合接続管とを用いることに
よって、容易に大容量ポンプとして用いることができる
複合ポンプを構成することができ、使い勝手を著しく向
上することができる。
【0040】請求項3記載の枠体付きポンプからなる複
合ポンプは、同一寸法及び同一形状の前記枠体付きポン
プを水平方向に複数個数並列し、吸引側搬送配管の下流
側開口を吸引側分配接続管によって前記枠体付きポンプ
のそれぞれの吸引口に着脱自在に接続すると共に、吐出
側搬送配管の上流側開口を吐出側集合接続管によって前
記枠体付きポンプのそれぞれの吐出口に着脱自在に接続
することによって構成される。このように、吸引側分配
接続管と吐出側集合接続管を用いて枠体付きポンプ同士
を連結するだけで大容量ポンプとして機能する複合ポン
プを構成できるので、複合ポンプを容易に組み立てるこ
とができる。
【0041】さらに、吸引側分配接続管と吐出側集合接
続管を取り外した後、枠体付きポンプを上下方向に複数
個積み重ね、別途用意した上下接続管を用いることによ
って、容易に高揚程ポンプとして用いることができる複
合ポンプを構成することができ、使い勝手を著しく向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る枠体付きポン
プに用いる矩形枠体の斜視図である。
【図2】図1のI−I線による矢視断面図である。
【図3】枠体付きポンプの正面図である。
【図4】図3のII−II線による矢視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る枠体付きポン
プからなる複合ポンプの正面図である。
【図6】図5のIII −III 線による矢視図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る枠体付きポン
プからなる複合ポンプの正面図である。
【図8】図7のIV−IV線による矢視図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る枠体付きポン
プの変容例の説明図である。
【符号の説明】
A 枠体付きポンプ B 複合ポン
プ C 複合ポンプ 10 矩形枠体 11 圧送ポンプ 12 上部枠 13 下部枠 13a 前枠部
材 13b 後枠部材 13c 左枠部
材 13d 右枠部材 14 垂直前部
柱 15 垂直前部柱 16 垂直後部
柱 17 垂直後部柱 18 底板(底
部) 19 ボルト挿通孔 20 ケーシン
グ基板(基部) 21 ボルト挿通孔 22 開口 23 開口 24 開口 25 開口 26 ボルト挿
通孔 28 モータケーシング 29 インペラ
ケーシング 30 吸引口 31 吐出口 32 フランジ 33 フランジ 34 連結ボルト 35 ナット 36 上下接続管 37 連結部 38 フランジ 39 連結部 40 フランジ 41 吸引側搬
送配管 42 フランジ 43 吐出側搬
送配管 44 フランジ 45 吸引側搬
送配管 46 下流側開口 47 吸引側分
配接続管 48 吐出側搬送配管 49 上流側開
口 50 吐出側集合接続管 51 フランジ 52 フランジ 53 フランジ 54 フランジ 55 フランジ 56 フランジ 57 底板 58 ボルト挿通孔 59 ブラケッ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にポンプ設置空間を有する矩形枠体
    と、該矩形枠体の底部に基部が固定連結される圧送ポン
    プとを具備することを特徴とする枠体付きポンプ。
  2. 【請求項2】 同一寸法及び同一形状を有する前記枠体
    付きポンプを垂直方向に複数個積み重ね、前段の圧送ポ
    ンプの吐出口と次段の圧送ポンプの吸引口とを上下接続
    管によって着脱自在に接続することによって構成される
    ことを特徴とする枠体付きポンプからなる複合ポンプ。
  3. 【請求項3】 同一寸法及び同一形状の前記枠体付きポ
    ンプを水平方向に複数個数並列し、吸引側搬送配管の下
    流側開口を吸引側分配接続管によって前記枠体付きポン
    プのそれぞれの吸引口に着脱自在に接続すると共に、吐
    出側搬送配管の上流側開口を吐出側集合接続管によって
    前記枠体付きポンプのそれぞれの吐出口に着脱自在に接
    続することによって構成されることを特徴とする枠体付
    きポンプからなる複合ポンプ。
JP8129068A 1996-04-24 1996-04-24 枠体付きポンプ及び同ポンプからなる複合ポンプ Pending JPH09287574A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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