JPH09286802A - 高マンノース型糖鎖 - Google Patents

高マンノース型糖鎖

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JPH09286802A
JPH09286802A JP8099864A JP9986496A JPH09286802A JP H09286802 A JPH09286802 A JP H09286802A JP 8099864 A JP8099864 A JP 8099864A JP 9986496 A JP9986496 A JP 9986496A JP H09286802 A JPH09286802 A JP H09286802A
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JP
Japan
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manα1
sugar chain
hydrogen atoms
type sugar
2manα1
Prior art date
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Application number
JP8099864A
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English (en)
Inventor
Fumito Matsuura
史登 松浦
Keitaro Hiromi
啓太郎 廣海
Sawao Murao
澤夫 村尾
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高マンノース型糖鎖をアスコルビン酸オキシ
ダーゼ活性維持剤としての使用および該糖鎖を得ること
にある。 【解決手段】 下記一般式 【化1】 (但し式中、R1、R2、R3またはR4は水素原子あ
るいは置換基を示す)で表される高マンノース型糖鎖を
アスコルビン酸オキシダーゼ活性維持剤としての使用お
よび当該糖鎖である。 【効果】 高マンノース型糖鎖をアスコルビン酸オキシ
ダーゼ活性維持剤として使用することにより、還元作用
を持つアスコルビン酸の除去を行う酵素反応系の精度を
上昇させたり、酸素の消費を利用した飲食物の劣化防止
のための脱酸素剤としての効果が期待される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下記一般式
【0002】
【化3】 (但し式中、R1、R2、R3またはR4は水素原子あ
るいは置換基を示す)で表される高マンノース型糖鎖を
アスコルビン酸オキシダーゼ活性維持剤としての使用お
よび該高マンノース型糖鎖に関するものである。
【0003】本発明において、好ましくは、R1がGa
lfβ1→2(但し、Galfはガラクトフラノース型
を示す)としての使用、R2がManα1→6またはM
anα1→2Manα1→6としての使用、R3がMa
nα1→2としての使用、R4がManα1→2または
Manα1→2Manα1→2としての使用等が挙げら
れる。
【0004】そして、より好ましくは、R1、R2、R
3およびR4が水素原子としての使用、R1がGalf
β1→2(但し、Galfはガラクトフラノース型を示
す)、R2、R3およびR4が水素原子としての使用、
R1、R3およびR4が水素原子であり、R2がMan
α1→6としての使用、R1がGalfβ1→2(但
し、Galfはガラクトフラノース型を示す)であり、
R2がManα1→6であり、R3およびR4が水素原
子としての使用、R1およびR3が水素原子であり、R
2がManα1→6であり、R4がManα1→2とし
ての使用、R1がGalfβ1→2(但し、Galfは
ガラクトフラノース型を示す)であり、R2がManα
1→6であり、R3が水素原子であり、R4がManα
1→2としての使用、R1およびR3が水素原子であ
り、R2がManα1→2Manα1→6であり、R4
がManα1→2としての使用、R1およびR3が水素
原子であり、R2がManα1→6であり、R4がMa
nα1→2Manα1→2としての使用、R1がGal
fβ1→2(但し、Galfはガラクトフラノース型を
示す)であり、R2がManα1→2Manα1→6で
あり、R3が水素原子であり、R4がManα1→2と
しての使用、R1がGalfβ1→2(但し、Galf
はガラクトフラノース型を示す)であり、R2がMan
α1→6であり、R3が水素原子であり、R4がMan
α1→2Manα1→2としての使用、R1およびR3
が水素原子であり、R2がManα1→2Manα1→
6であり、R4がManα1→2Manα1→2として
の使用、R1が水素原子であり、R2がManα1→2
Manα1→6であり、R3がManα1→2であり、
R4がManα1→2Manα1→2としての使用など
が挙げられる。
【0005】また、本発明は下記一般式
【0006】
【化4】 (但し式中、R1、R2、R3またはR4は水素原子あ
るいは置換基を示す)で表される高マンノース型糖鎖に
関するものである。
【0007】本発明において、好ましくは、R1がGa
lfβ1→2(但し、Galfはガラクトフラノース型
を示す)である高マンノース型糖鎖、R2がManα1
→6またはManα1→2Manα1→6である高マン
ノース型糖鎖、R3がManα1→2である高マンノー
ス型糖鎖、R4がManα1→2またはManα1→2
Manα1→2である高マンノース型糖鎖などが挙げら
れる。
【0008】そして、より好ましくは、R1、R2、R
3およびR4が水素原子である高マンノース型糖鎖、R
1がGalfβ1→2(但し、Galfはガラクトフラ
ノース型を示す)であり、R2、R3およびR4が水素
原子である高マンノース型糖鎖、R1、R3およびR4
が水素原子であり、R2がManα1→6である高マン
ノース型糖鎖、R1がGalfβ1→2(但し、Gal
fはガラクトフラノース型を示す)であり、R2がMa
nα1→6であり、R3およびR4が水素原子である高
マンノース型糖鎖、R1およびR3が水素原子であり、
R2がManα1→6であり、R4がManα1→2で
ある高マンノース型糖鎖、R1がGalfβ1→2(但
し、Galfはガラクトフラノース型を示す)であり、
R2がManα1→6であり、R3が水素原子であり、
R4がManα1→2である高マンノース型糖鎖、R1
およびR3が水素原子であり、R2がManα1→2M
anα1→6であり、R4がManα1→2である高マ
ンノース型糖鎖、R1およびR3が水素原子であり、R
2がManα1→6であり、R4がManα1→2Ma
nα1→2である高マンノース型糖鎖、R1がGalf
β1→2(但し、Galfはガラクトフラノース型を示
す)であり、R2がManα1→2Manα1→6であ
り、R3が水素原子であり、R4がManα1→2であ
る高マンノース型糖鎖、R1がGalfβ1→2(但
し、Galfはガラクトフラノース型を示す)であり、
R2がManα1→6であり、R3が水素原子であり、
R4がManα1→2Manα1→2である高マンノー
ス型糖鎖、R1およびR3が水素原子であり、R2がM
anα1→2Manα1→6であり、R4がManα1
→2Manα1→2である高マンノース型糖鎖、R1が
水素原子であり、R2がManα1→2Manα1→6
であり、R3がManα1→2であり、R4がManα
1→2Manα1→2である高マンノース型糖鎖などが
挙げられる。
【0009】
【従来の技術】アスコルビン酸オキシダーゼ(Asco
rbate oxidase、以下AOXと略す)は
0.5モルの分子状酸素存在下、1モルのアスコルビン
酸を脱水素化し、1モルのデヒドロアスコルビン酸と1
モルの水分子を生ずる反応を触媒する酵素である(E.
C.1.10.3.3)。AOXは、血清や尿等を被検
液として生体成分を測定するに当たって還元作用を持つ
アスコルビン酸の除去を行って目的とする生体成分を測
定する際の酵素反応系の精度を上昇させたり、AOXに
よる酸素消費の反応を利用した飲食物の脱酸素下による
劣化防止方法やそのための脱酸素剤等に利用されてい
る。
【0010】従来、公知のAOXとして植物由来のもの
としてはキュウリ(J.Biochem.,64,18
9−195,1968)及びカボチャ(J.Biol.
Chem.,248,6596−6602,197
3)、微生物由来のものとしてはミロセシウム ベルカ
リア(Myrothecium verrucari
a)(日本栄養・食糧学会誌、40,47−51,19
87)、エーロバクター エロゲネス(Aerobac
ter aerogenes)(日本栄養・食糧学会
誌、40,47−51,1987)、及びアクレモニウ
ム エスピー(Acremonium sp.)HI−
25(FERM BP−3124)(特開平3−236
766号公報)がある。該アクレモニウム sp.(A
cremonium sp.)HI−25株は工業技術
院生命工学工業研究所に受託番号FERMP−1532
8号で寄託されている(特願平7−331459号明細
書)。
【0011】糖鎖が酵素などの蛋白質の安定化、酵素の
活性化などに影響をおよぼすことは一般的に公知のこと
である。しかしながら、カボチャ由来のAOXの糖鎖構
造はManα1−6(Xylβ1−2)(Manα1−
3)Manβ1−4GlcNAcβ1−4GlcNAc
であるが(G.D’Andreaら(Glycocon
jugate J.,5,151−157,198
8))、当該糖鎖構造は該カボチャ由来AOXに付加し
ていてもその酵素の安定性は必ずしもよくない。即ち酵
素の安定化、活性化に寄与する糖鎖構造は酵素に合った
糖鎖が必要である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明者らは
AOXを安定化させる高マンノース型糖鎖を見出し、ア
スコルビン酸オキシダーゼ活性維持剤として使用する方
法を提供することが本発明の目的である。また、AOX
を安定化させる高マンノース型糖鎖を提供することが本
発明の目的である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
の結果、アクレモニウム エスピー(Acremoni
um sp.)HI−25(FERM P−1532
8)が産生するAOXに付加した高マンノース型糖鎖構
造がアスコルビン酸オキシダーゼを安定化させ、活性維
持剤となり得ることを見出し、本発明を完成した。即
ち、本発明は下記一般式
【0014】
【化5】 (但し式中、R1、R2、R3またはR4は水素原子あ
るいは置換基を示す)で表される高マンノース型糖鎖を
アスコルビン酸オキシダーゼ活性維持剤としての使用お
よび該高マンノース型糖鎖を提供するものである。
【0015】本発明において、好ましくは、R1がGa
lfβ1→2(但し、Galfはガラクトフラノース型
を示す)である高マンノース型糖鎖、R2がManα1
→6またはManα1→2Manα1→6である高マン
ノース型糖鎖、R3がManα1→2である高マンノー
ス型糖鎖、R4がManα1→2またはManα1→2
Manα1→2である高マンノース型糖鎖等が挙げられ
る。
【0016】そして、より好ましくは、R1、R2、R
3およびR4が水素原子である高マンノース型糖鎖、R
1がGalfβ1→2(但し、Galfはガラクトフラ
ノース型を示す)であり、R2、R3およびR4が水素
原子である高マンノース型糖鎖、R1、R3およびR4
が水素原子であり、R2がManα1→6である高マン
ノース型糖鎖、R1がGalfβ1→2(但し、Gal
fはガラクトフラノース型を示す)であり、R2がMa
nα1→6であり、R3およびR4が水素原子である高
マンノース型糖鎖、R1およびR3が水素原子であり、
R2がManα1→6であり、R4がManα1→2で
ある高マンノース型糖鎖、R1がGalfβ1→2(但
し、Galfはガラクトフラノース型を示す)であり、
R2がManα1→6であり、R3が水素原子であり、
R4がManα1→2である高マンノース型糖鎖、R1
およびR3が水素原子であり、R2がManα1→2M
anα1→6であり、R4がManα1→2である高マ
ンノース型糖鎖、R1およびR3が水素原子であり、R
2がManα1→6であり、R4がManα1→2Ma
nα1→2である高マンノース型糖鎖、R1がGalf
β1→2(但し、Galfはガラクトフラノース型を示
す)であり、R2がManα1→2Manα1→6であ
り、R3が水素原子であり、R4がManα1→2であ
る高マンノース型糖鎖、R1がGalfβ1→2(但
し、Galfはガラクトフラノース型を示す)であり、
R2がManα1→6であり、R3が水素原子であり、
R4がManα1→2Manα1→2である高マンノー
ス型糖鎖、R1およびR3が水素原子であり、R2がM
anα1→2Manα1→6であり、R4がManα1
→2Manα1→2である高マンノース型糖鎖、R1が
水素原子であり、R2がManα1→2Manα1→6
であり、R3がManα1→2であり、R4がManα
1→2Manα1→2である高マンノース型糖鎖などが
挙げられる。
【0017】本発明の高マンノース型糖鎖をアスコルビ
ン酸オキシダーゼ活性維持としての使用に当たっては、
高マンノース型糖鎖の群から選ばれた少なくとも一種以
上を活性維持剤とすることにより達成されるものであ
り、この高マンノース型糖鎖の群から選ばれた少なくと
も一種以上を活性維持剤としたアスコルビン酸オキシダ
ーゼは、従来のその他のAOXに比べて活性維持が格段
に向上することを見出した。
【0018】本発明は上記の知見により完成されたもの
である。即ちアスコルビン酸オキシダーゼの活性維持
は、高マンノース型糖鎖を活性維持剤とすることにより
なされ、該アスコルビン酸オキシダーゼ活性維持によ
り、AOXをアスコルビン酸の安定的測定や酸化防止法
に用いることが可能となり、高マンノース型糖鎖をアス
コルビン酸オキシダーゼ活性維持剤としての使用および
該高マンノース型糖鎖を提供し得るものであることが見
出された。本発明の高マンノース型糖鎖をアスコルビン
酸オキシダーゼ活性維持剤としての使用に当たっては、
アスコルビン酸オキシダーゼ1分子に対して、高マンノ
ース型糖鎖の群から選ばれた1種以上を1〜8分子含ま
れることを特徴とする。
【0019】以下に、本発明について詳しく説明する
が、特にこれに限定されるものではない。本発明は、ア
クレモニウム エスピー(Acremonium s
p.)HI−25からAOXを村尾らの方法(Bios
ci.Biotech.Biochem.,56,84
7−852,1992)により精製分離し、該AOXの
N−結合型糖鎖を松浦らの方法(Glycoconju
gate J.,5,13−26,1988)でヒドラ
ジン分解および再アセチル化し、遊離型糖鎖を作製す
る。遊離した糖鎖をp−アミノベンゼン酸エチルエステ
ル(ABEE)で還元的にアミノ化した後、PRE−S
EP C18 カートリッジ(テセック社製、アメリ
カ)及びBio−Gel P−4カラム(200−40
0メッシュ、1.0×45cm)で精製する。
【0020】次に、TSKgel DEAE−5PWカ
ラム(直径0.46×25cm、トーソー社製)による
陰イオン交換高速液体クロマトグラフィーにより、分離
精製をする。中性ABEE−糖鎖の分画はTSKgel
アミド−80カラム(直径0.46×25cm)(ト
ーソー社製)あるいはワコーシル5C18−200カラ
ム(直径0.4×25cm)(和光純薬社製)で行う。
それぞれのABEE−糖鎖の解析は2次元マッピングに
より行う。
【0021】また、単糖の組成は、精製分離したAOX
を1.5M濃度のメタノール性塩酸中でメタノール分解
することにより生じるトリメチルシリルメチル化糖のガ
ス液体クロマトグラフィー(GLC)で分析することに
より行う。単糖の絶対的な立体配座は高野らの方法(B
iosci.Biotech.Biochem.,5
7,1195−1197,1993)により、トリメチ
ルシリルL−2−オクチル化糖をGLC分析することに
より行う。GLCはDB−5充填シリカキャピラリーカ
ラム(0.32mm×25m)(J&W サイエンティ
フィック社製、アメリカ)で行い、カラム温度は50℃
〜170℃まで毎分20℃上昇させ、その後250℃ま
では毎分3℃上昇させる。
【0022】ABEE−糖鎖はシウカヌウらの方法(C
arbohydr.Res.,131,209−21
7,1984)で過メチル化した後、メチル化サンプル
を加水分解し、還元し、アセチル化する。結果として生
じる部分的にメチル化されたアルディトールアセテート
をGC/MS OP−1000ガスクロマトグラフィー
−マススペクトメトリーで解析する。
【0023】ガラクトヘキサピラノシド結合ではなく、
ガラクトフラノシド結合を加水分解するために、ABE
E−糖鎖の0.01N塩酸中で100℃、30分間、穏
和な加水分解を行う。他方、ヒドラジン分解により、A
OXから調製される遊離型N−結合糖鎖中のガラクトフ
ラノシドの加水分解は0.02N塩酸中で100℃、1
50分間行う。
【0024】酸加水分解後の反応混合物は減圧条件下で
乾固蒸発させ、その蒸発乾固物は繰り返し水と蒸発させ
た後、ABEEを付加し、高速液体クロマトグラフィー
による分析を行う。ABEE−糖鎖のNMR分析はAB
EE−糖鎖を繰り返し重水に置換し、Bruker A
M400分光計で行う。FAB−MS分析はJEOL
JMS−HX100マス分光計で行う。以上の操作によ
り、AOX結合糖鎖の構造が明らかとなる。
【0025】高マンノース型糖鎖の群から選ばれる少な
くとも一種を有効成分とするアスコルビン酸オキシダー
ゼの安定化作用は、精製AOXをスタールらの方法(P
roc.Natl.Acad.Sci.USA,73,
4045−4049,1976)による過ヨウ素酸酸化
処理をし、糖鎖機能を破壊したAOXを調製した後、精
製AOXと比較することにより、該有効成分のアスコル
ビン酸オキシダーゼに及ぼす安定化効果として定量化で
きる。
【0026】また、AOX酵素活性は酵素反応液(0.
5mMのアスコルビン酸、0.05mMの塩酸、0.5
mMのエチレンジアミン4酢酸ナトリウム、0.1Mの
リン酸2水素カリウム、5mMのリン酸水素2ナトリウ
ム、最終pH5.6)1mlを試験管に入れ、30℃で
5分間インキュベートした後に、適当に希釈した酵素液
0.1mlを添加して撹拌し、反応を停止して、245
nmの吸光度Asを測定する。
【0027】また、酵素反応液1mlと0.2Nの塩酸
3mlを試験管中で混合撹拌し、30℃で5分間インキ
ュベートした後に、先述と同じ酵素液0.1mlを加え
撹拌し、245nmの吸光度を測定してブランク吸光度
Abを求める。これにより得られたAsとAbから、以
下の式により酵素液の酵素活性値が導き出される。 活性値(u/ml)=(As−Ab)×0.52×(希
釈率)
【0028】本発明による高マンノース型糖鎖の群から
少なくとも一種を有効成分としたAOXの安定化剤は、
AOXを共に使用することによって、還元作用を持つア
スコルビン酸の除去を行うAOX酵素反応系の精度を上
昇させたり、AOXによるアスコルビン酸酸化時の酸素
の消費を利用した飲食物の劣化防止方法及びそのための
脱酸素剤等に安定的に利用されるという効能を有する。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、実施例にもとづいて本発明
を説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。 実施例1 アクレモニウム sp.からのAOX(アスコルビン酸
オキシダーゼ)の分離精製 (1)アクレモニウム sp.の培養 CM培地(ショ糖20g/l 、リン酸二水素カリウム
0.5g/l 、リン酸水素二カリウム0.5g/l 、塩
化カリウム0.5g/l 、硫酸マグネシウム・7水塩
0.5g/l 、硫酸第1鉄・7水塩0.01g/l 、硝
酸ナトリウム3g/l、酵母エキス4g/l 、ペプトン
10g/l )に、AOX生産菌であるアクレモニウム
エスピー(Acremonium sp.)HI−25
株(FERMP−15328)を植菌し28℃で10日
間撹拌培養して、アスコルビン酸オキシダーゼ活性(総
活性、1,030,000ユニット)を含む培養液10
0Lを得た。
【0030】(2)AOXの精製 上記(1)で得られたアスコルビン酸オキシダーゼ活性
を含む培養物から村尾らの方法(Biosci.Bio
tech.Biochem.,56,847−852,
1992)にしたがってAOXを精製し、総活性として
120,000ユニット(86mg)を得た。
【0031】実施例2 アクレモニウム sp.からのAOXの糖鎖構造解析 (1)AOXからの糖鎖の分離精製 50mgのAOXのN−結合型糖鎖を松浦らの方法(G
lycoconjugate J.,5,13−26,
1988)でヒドラジン分解及び再アセチル化し、遊離
型糖鎖を作製した。次に、太田ら(Glycoconj
ugate J.,8,400−413,1991)及
び松浦ら(Glycoconjugate J.,5,
13−26,1988)の方法にならって、遊離した糖
鎖をp−アミノベンゼン酸エチルエステル(ABEE)
で還元的にアミノ化した後、PRE−SEP C18
カートリッジ(テセック社製、アメリカ)及びBio−
Gel P−4カラム(200−400メッシュ、1.
0×45cm)で精製した。
【0032】次に、TSKgel DEAE−5PWカ
ラム(直径0.46×25cm、トーソー社製)による
陰イオン交換高速液体クロマトグラフィーにより、分離
精製をした。該カラムは10mMリン酸2水素1ナトリ
ウムで10分間溶出させた後、10mM〜170mMの
リン酸2水素1ナトリウム緩衝液で直線的勾配の下で、
流速0.5ml/分で溶出した。図1中において、バー
で示した部分をプールした。分画N及び分画AIはそれ
ぞれ中性糖鎖及びモノリン酸化糖鎖のABEE誘導体に
相当した。
【0033】中性ABEE−糖鎖の分画Nは溶媒A(ア
セトニトリル−水(9:1))と溶媒B(アセトニトリ
ル−水(1:9))の80:20の比率の混合物で平衡
化したTSKgel アミド−80カラム(直径0.4
6×25cm)(トーソー社製)高速液体クロマトグラ
フィーで行った。サンプルの負荷後、溶出は直線的勾配
で溶媒Aと溶媒Bとが50:50の比率になるまで、4
0℃、0.8ml/分で、60分間行った。図2に示し
たように、分画Nをa〜lまでの12分画として集め
た。
【0034】次に、それぞれの高マンノース型ABEE
−糖鎖及びグリコシダーゼ消化産物の2次元マッピング
解析は、TSKgel アミド−80カラム(直径0.
46×25cm)(トーソー社製)およびワコーシル5
C18−200カラム(直径0.4×25cm)(和光
純薬社製)で行った。TSKgel アミド−80カラ
ムからのABEE−糖鎖の溶出位置はグルコースユニッ
トの数として表し、ワコーシル5C18−200カラム
のODSカラムからの溶出位置はグルコースABEEに
対するのと同様に相対的な保持時間で表した。
【0035】TSKgel アミド−80カラムは、前
記したように溶媒A(アセトニトリル−水(9:1))
と溶媒B(アセトニトリル−水(1:9))の80:2
0の比率の混合物で平衡化したTSKgel アミド−
80カラム(直径0.46×25cm)(トーソー社
製)高速液体クロマトグラフィーで行った。サンプルの
負荷後、溶出は直線的勾配で溶媒Aと溶媒Bとが50:
50の比率になるまで、40℃,0.8ml/分間で、
60分間行った。
【0036】ワコーシル5C18−200カラムは10
0mM酢酸中で9%〜11%のアセトニトリルの直線的
勾配で、40℃、0.8ml/分の流速で、60分間溶
出した。上記2方法での解析結果を図3に示した。次
に、モノガラクトシル化高マンノース型ABEE−糖鎖
及びαマンノシダーゼ消化及び穏和な酸加水分解産物の
2次元マッピング解析はTSKgel アミド−80カ
ラム(直径0.46×25cm)(トーソー社製)およ
びワコーシル5C18−200カラム(直径0.4×2
5cm)(和光純薬社製)で行い、この2方法での解析
結果を図4に示した。
【0037】ABEE−糖鎖のNMR(核磁気共鳴)分
析はABEE−糖鎖を繰り返し重水に置換し、Bruk
er AM400分光計で行い、分画Nのピークfにお
けるABEE−糖鎖の400MHzプロトンNMRによ
る解析をした。その結果を図5(a)に示した。また、
ピークXについても同様に解析した。その結果を図5
(b)に示した。さらに、ABEE誘導体糖鎖構造由来
の標的グループのプロトン化学シフトは表1に示すとお
りである。
【0038】
【表1】
【0039】次に、分画Nのピークhおよび分画Nのピ
ークjにおけるABEE−糖鎖のA.saitoiαマ
ンノシダーゼI(天野らの方法(J.Bioche
m.,99,1645−1654,1986)にて調
製)による消化産物(100mM酢酸ナトリウム緩衝
液、pH5.0、37℃、24時間反応)のTSKge
l アミド−80高速液体クロマトグラフィーによる解
析を行った。そのクロマトグラムを図6に示した。
【0040】また、単糖の組成は、精製分離したAOX
を1.5M濃度のメタノール性塩酸中でメタノール分解
することにより生じるトリメチルシリルメチル化糖のガ
ス液体クロマトグラフィー(GLC)で分析することに
より行った。単糖の絶対的な立体配座は高野らの方法
(Biosci.Biotech.Biochem.,
57,1195−1197,1993)により、トリメ
チルシリルL−2−オクチル化糖をGLC分析すること
により行った。GLCはDB−5充填シリカキャピラリ
ーカラム(0.32mm×25m)(J&W サイエン
ティフィック社製、アメリカ)で行い、カラム温度は5
0℃〜170℃まで毎分20℃上昇させ、その後250
℃までは毎分3℃上昇させた。
【0041】ABEE−糖鎖はシウカヌウらの方法(C
arbohydr.Res.,131,209−21
7,1984)で過メチル化した後、メチル化サンプル
を加水分解し、還元し、アセチル化した。結果として生
じる部分的にメチル化されたアルディトールアセテート
をGC/MS OP−1000ガスクロマトグラフィー
−マススペクトメトリーで解析した。
【0042】ガラクトヘキサピラノシド結合ではなく、
ガラクトフラノシド結合を加水分解するために、ABE
E−糖鎖の0.01N塩酸中で100℃、30分間、穏
和な加水分解を行った。他方、ヒドラジノ分解により、
AOXから調製される遊離型N−結合糖鎖中のガラクト
フラノシドの加水分解は0.02N塩酸中で100℃、
150分間行った。
【0043】酸加水分解後の反応混合物は減圧条件下で
乾固蒸発させ、その蒸発乾固物は繰り返し水と蒸発させ
た後、ABEEを付加し、高速液体クロマトグラフィー
による分析を行った。FAB−MS分析はJEOL J
MS−HX100マス分光計で行った。以上の実験結果
から解明できたアクレモニウム sp.のAOXの中性
N−結合型糖鎖の構造を下記に示した。即ち、分画Nピ
ークaの構造を下記に示した。
【0044】
【化6】 即ち、分画Nピークcの構造を下記に示した。
【0045】
【化7】 即ち、分画Nピークeの構造を下記に示した。
【0046】
【化8】 即ち、分画Nピークfの構造を下記に示した。
【0047】
【化9】 即ち、分画Nピークgの構造を下記に示した。
【0048】
【化10】 即ち、分画Nピークhの構造を下記に示した。
【0049】
【化11】 即ち、分画Nピークiの構造の1つを下記に示した。
【0050】
【化12】 即ち、分画Nピークiの構造のもう1つを下記に示し
た。
【0051】
【化13】 即ち、分画Nピークjの構造の1つを下記に示した。
【0052】
【化14】 即ち、分画Nピークjの構造のもう1つを下記に示し
た。
【0053】
【化15】 即ち、分画Nピークkの構造を下記に示した。
【0054】
【化16】 即ち、分画Nピークlの構造を下記に示した。
【0055】
【化17】
【0056】実施例3 糖鎖によるアスコルビン酸オキシダーゼの安定化 (1)糖鎖機能を破壊したAOXの調製 精製AOX300ユニットに対し、過ヨウ素酸ナトリウ
ム(シグマ社製)10mM添加し、50mM酢酸緩衝液
(pH5.0)中で4℃,1時間、暗中で反応させ、糖
鎖機能を破壊したAOXを調製した。
【0057】(2)糖鎖機能を破壊したAOXの安定性
評価 精製AOX50ユニットと糖鎖機能を破壊したAOX5
0ユニットをそれぞれ0.1Mリン酸緩衝液(pH7.
0)に置換し、60℃、30分間静置した。静置後、そ
れぞれのアスコルビン酸オキシダーゼ活性を測定した結
果、精製AOXは50ユニット、糖鎖機能を破壊したA
OXは20ユニットの回収率であった。
【0058】また、精製AOX20ユニットと糖鎖機能
を破壊したAOX20ユニットをそれぞれ0.1Mリン
酸緩衝液(pH7.0)に置換し、37℃、40日間静
置した。40日後、AOXの活性回収率は精製AOXが
98%、糖鎖機能を破壊したAOXが30%であった。
本結果により、高マンノース型糖鎖をアスコルビン酸オ
キシダーゼ活性維持剤として使用できることが明らかと
なった。
【0059】
【発明の効果】本発明にかかる高マンノース型糖鎖をア
スコルビン酸オキシダーゼ活性維持剤としての使用は、
以上のように、還元作用を持つアスコルビン酸の除去を
行う酵素反応系の精度を上昇させたり、酸素の消費を利
用した飲食物の劣化防止方法およびそのための脱酸素剤
等に利用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】中性糖鎖及びモノリン酸化糖鎖のABEE誘導
体をTSKgel DEAE−5PWカラム(直径0.
46×25cm,トーソー社製)による陰イオン交換高
速液体クロマトグラフィーにより、分離精製をしたもの
である。
【図2】中性ABEE−糖鎖の分画Nを溶媒A(アセト
ニトリル−水(9:1))と溶媒B(アセトニトリル−
水(1:9))の80:20の比率の混合物で平衡化し
たTSKgel アミド−80カラム(直径0.46x
25cm)(トーソー社製)高速液体クロマトグラフィ
ーである。図中、ピークa〜ピークlまでの12分画を
集めた。
【図3】ワコーシル5C18−200カラムによる10
0mM酢酸中で9%〜11%のアセトニトリルの直線的
勾配で溶出したものである。
【図4】モノガラクトシル化高マンノース型ABEE−
糖鎖及びαマンノシダーゼ消化及び穏和な酸加水分解産
物をTSKgel アミド−80カラム(直径0.46
×25cm)(トーソー社製)あるいはワコーシル5C
18−200カラム(直径0.4×25cm)(和光純
薬社製)で行った2次元マッピング解析結果である。
【図5】分画Nのピークf及びピークXにおけるABE
E−糖鎖の400MHzプロトンNMRであり、それぞ
れ(b)と(a)に対応する。
【図6】分画Nのピークh及び分画Nのピークjにおけ
るABEE−糖鎖のA.saitoiαマンノシダーゼ
Iによる消化産物のTSKgel アミドー80高速液
体クロマトグラフィーである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:01)

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式 【化1】 (但し式中、R1、R2、R3またはR4は水素原子あ
    るいは置換基を示す)で表される高マンノース型糖鎖の
    アスコルビン酸オキシダーゼ活性維持剤としての使用。
  2. 【請求項2】 R1がGalfβ1→2(但し、Gal
    fはガラクトフラノース型を示す)である請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 R2がManα1→6またはManα1
    →2Manα1→6である請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 R3がManα1→2である請求項1記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 R4がManα1→2またはManα1
    →2Manα1→2である請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 R1、R2、R3およびR4が水素原子
    である請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 R1がGalfβ1→2(但し、Gal
    fはガラクトフラノース型を示す)であり、R2、R3
    およびR4が水素原子である請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 R1、R3およびR4が水素原子であ
    り、R2がManα1→6である請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 R1がGalfβ1→2(但し、Gal
    fはガラクトフラノース型を示す)であり、R2がMa
    nα1→6であり、R3およびR4が水素原子である請
    求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 R1およびR3が水素原子であり、R
    2がManα1→6であり、R4がManα1→2であ
    る請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 R1がGalfβ1→2(但し、Ga
    lfはガラクトフラノース型を示す)であり、R2がM
    anα1→6であり、R3が水素原子であり、R4がM
    anα1→2である請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 R1およびR3が水素原子であり、R
    2がManα1→2Manα1→6であり、R4がMa
    nα1→2である請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 R1およびR3が水素原子であり、R
    2がManα1→6であり、R4がManα1→2Ma
    nα1→2である請求項1記載の方法。
  14. 【請求項14】 R1がGalfβ1→2(但し、Ga
    lfはガラクトフラノース型を示す)であり、R2がM
    anα1→2Manα1→6であり、R3が水素原子で
    あり、R4がManα1→2である請求項1記載の方
    法。
  15. 【請求項15】 R1がGalfβ1→2(但し、Ga
    lfはガラクトフラノース型を示す)であり、R2がM
    anα1→6であり、R3が水素原子であり、R4がM
    anα1→2Manα1→2である請求項1記載の方
    法。
  16. 【請求項16】 R1およびR3が水素原子であり、R
    2がManα1→2Manα1→6であり、R4がMa
    nα1→2Manα1→2である請求項1記載の方法。
  17. 【請求項17】 R1が水素原子であり、R2がMan
    α1→2Manα1→6であり、R3がManα1→2
    であり、R4がManα1→2Manα1→2である請
    求項1記載の方法。
  18. 【請求項18】 下記一般式 【化2】 (但し式中、R1、R2、R3またはR4は水素原子あ
    るいは置換基を示す)で表される高マンノース型糖鎖。
  19. 【請求項19】 R1がGalfβ1→2(但し、Ga
    lfはガラクトフラノース型を示す)である請求項18
    記載の高マンノース型糖鎖。
  20. 【請求項20】 R2がManα1→6またはManα
    1→2Manα1→6である請求項18記載の高マンノ
    ース型糖鎖。
  21. 【請求項21】 R3がManα1→2である請求項1
    8記載の高マンノース型糖鎖。
  22. 【請求項22】 R4がManα1→2またはManα
    1→2Manα1→2である請求項18記載の高マンノ
    ース型糖鎖。
  23. 【請求項23】 R1、R2、R3およびR4が水素原
    子である請求項18記載の高マンノース型糖鎖。
  24. 【請求項24】 R1がGalfβ1→2(但し、Ga
    lfはガラクトフラノース型を示す)であり、R2、R
    3およびR4が水素原子である請求項18記載の高マン
    ノース型糖鎖。
  25. 【請求項25】 R1、R3およびR4が水素原子であ
    り、R2がManα1→6である請求項18記載の高マ
    ンノース型糖鎖。
  26. 【請求項26】 R1がGalfβ1→2(但し、Ga
    lfはガラクトフラノース型を示す)であり、R2がM
    anα1→6であり、R3およびR4が水素原子である
    請求項18記載の高マンノース型糖鎖。
  27. 【請求項27】 R1およびR3が水素原子であり、R
    2がManα1→6であり、R4がManα1→2であ
    る請求項18記載の高マンノース型糖鎖。
  28. 【請求項28】 R1がGalfβ1→2(但し、Ga
    lfはガラクトフラノース型を示す)であり、R2がM
    anα1→6であり、R3が水素原子であり、R4がM
    anα1→2である請求項18記載の高マンノース型糖
    鎖。
  29. 【請求項29】 R1およびR3が水素原子であり、R
    2がManα1→2Manα1→6であり、R4がMa
    nα1→2である請求項18記載の高マンノース型糖
    鎖。
  30. 【請求項30】 R1およびR3が水素原子であり、R
    2がManα1→6であり、R4がManα1→2Ma
    nα1→2である請求項18記載の高マンノース型糖
    鎖。
  31. 【請求項31】 R1がGalfβ1→2(但し、Ga
    lfはガラクトフラノース型を示す)であり、R2がM
    anα1→2Manα1→6であり、R3が水素原子で
    あり、R4がManα1→2である請求項18記載の高
    マンノース型糖鎖。
  32. 【請求項32】 R1がGalfβ1→2(但し、Ga
    lfはガラクトフラノース型を示す)であり、R2がM
    anα1→6であり、R3が水素原子であり、R4がM
    anα1→2Manα1→2である請求項18記載の高
    マンノース型糖鎖。
  33. 【請求項33】 R1およびR3が水素原子であり、R
    2がManα1→2Manα1→6であり、R4がMa
    nα1→2Manα1→2である請求項18記載の高マ
    ンノース型糖鎖。
  34. 【請求項34】 R1が水素原子であり、R2がMan
    α1→2Manα1→6であり、R3がManα1→2
    であり、R4がManα1→2Manα1→2である請
    求項18記載の高マンノース型糖鎖。
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