JPH09284871A - リモコン送信機 - Google Patents

リモコン送信機

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JPH09284871A
JPH09284871A JP9395996A JP9395996A JPH09284871A JP H09284871 A JPH09284871 A JP H09284871A JP 9395996 A JP9395996 A JP 9395996A JP 9395996 A JP9395996 A JP 9395996A JP H09284871 A JPH09284871 A JP H09284871A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
remote control
direction control
control transmitter
contacts
Prior art date
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Application number
JP9395996A
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English (en)
Inventor
Akihito Ikuta
昭仁 生田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 方向コントロール機能を有するリモコン送信
機において、良好な周回操作のキー操作性をもたせなが
ら、コストの低減と薄型化・軽量化を図る。 【解決手段】 プリント配線基板33にキー接点34を
形成し、キー接点34に位置対応するカーボン接点36
を有するカーボン接点付きキーシート35をプリント配
線基板33に貼り付け、カーボン接点36に位置対応す
る方向コントロールキー37をキャビネット31と一体
に形成し、方向コントロールキー37にドーム状の操作
シート45を貼り付けて、平坦状の方向コントロールス
イッチ50を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リモコン送信機に
関するもので、特に8方向あるいは16方向のコントロ
ールスイッチを有するカーナビゲーション用のリモコン
送信機に利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術においては、カーナビゲーシ
ョン用モニターの画面検索等は付属のリモコン送信機に
8方向あるいは16方向のコントロールスイッチを装備
して対応している。図6に従来の技術における8方向コ
ントロールスイッチ付きリモコン送信機の代表的な外観
・構造および回路を示す。
【0003】図6(a)は、リモコン送信機の外観を示
す平面図、図6(b)はその一部破断の断面図である。
図6において、1はキャビネット、2はキャビネット1
上に配置された詳細ボタン、3は同じく広域ボタン、4
はメニューボタン、5はGPSボタン、6はマークボタ
ン、7はポイントプラスボタン、8はポイントマイナス
ボタン、9は電源ボタン、10はキャビネット1の前端
面に設けられた赤外線送信部、11は内部に設けられた
プリント配線基板、12はプリント配線基板11上にマ
ウントされたジョイスティック型の方向コントロールス
イッチ、12aは方向コントロールスイッチ12から上
部に延出された操作レバーとしてのスイッチつまみであ
る。スイッチつまみ12aの軸はキャビネット1に設け
た貫通孔13を貫通している。貫通孔13の周部は、キ
ャビネット1をドーム状に成形した方向指示マーク印刷
部14となっており、この方向指示マーク印刷部14に
は上下左右の4方向と4つの斜め方向を示すシンボルが
印刷されている。
【0004】図7は従来の技術のリモコン送信機の主要
な回路部の構成を示す回路図である。図7において、1
5はICで構成されたリモコン送信用コントローラ、1
6は発振回路、17はリセット回路、18は赤外LED
ドライブ回路であり、赤外LEDドライブ回路18は、
リモコン送信用コントローラ15のREM端子に接続さ
れたドライブトランジスタ19と、このトランジスタ1
9のON/OFFによってON/OFF制御されて赤外
線データを出射する発光ダイオード(LED)20とか
ら構成されている。21は上記の詳細ボタン2、広域ボ
タン3、メニューボタン4、GPSボタン5、マークボ
タン6、ポイントプラスボタン7、ポイントマイナスボ
タン8、電源ボタン9にそれぞれ対応した接点2a〜9
aをもつキーマトリクス回路、22はキーマトリクス回
路21の各接点の一端に接続されてリモコン送信用コン
トローラ15の入力ポートKI1 〜KI4 に接続された
キー入力ライン、23はキーマトリクス回路21の各接
点の他端および方向コントロールスイッチ12の各接点
に接続されてリモコン送信用コントローラ15のスキャ
ンポートKO1 〜KO5 に接続されたキースキャンライ
ンである。
【0005】次に、上記のように構成された従来の技術
のリモコン送信機の動作を説明する。通常状態ではリモ
コン送信用コントローラ15の各スキャンポートKO1
〜KO5 のトランジスタはすべてON状態となってい
る。いま、キャビネット1上の各ボタン2〜9のうちい
ずれかのボタンがONにされ、キーマトリクス回路21
内で対応する接点がONになったとすると、入力ポート
KI1 〜KI4 のいずれかに入力が生じ、リモコン送信
用コントローラ15はスキャンポートKO1 〜KO5
すべてのトランジスタを一旦OFFにする。そして、ど
のボタンが押されたのかを調べるために、リモコン送信
用コントローラ15は順次的なスキャンポートKO1
KO5 からのスキャン動作を開始する。まず、スキャン
ポートKO1 のトランジスタをONにし、入力ポートK
1 〜KI4 の状態を読み込み、いずれかに入力がある
かどうかをチェックする。いずれの入力ポートKI1
KI4 にも入力がなければ、スキャンポートKO1 のラ
インに接続されたいずれの接点もONされていないこと
が判別される。このようにして、順次スキャンポートK
1 →KO2 →KO3 →KO4 →KO5 とスキャンして
いく。キャビネット1において例えば詳細ボタン2が押
されているときは、キーマトリクス回路21において対
応する接点2aがONになっているが、スキャンポート
KO4 から出力したときに入力ポートKI1 に入力があ
るので、リモコン送信用コントローラ15は詳細ボタン
2が押されていると判別できる。
【0006】このようなスキャンによりリモコン送信用
コントローラ15はどのボタンが押されているかを判別
すると、発振回路16の発振を開始し、そのボタンに固
有のデータをREM端子から赤外LEDドライブ回路1
8に送出し、赤外LEDドライブ回路18のドライブト
ランジスタ19をドライブして、発光ダイオード20よ
り赤外線データを出射する。その赤外線データはボタン
が押されている間は、一定の周期(数10ms)で繰り
返し送信される。カーナビゲーション装置の本体側で
は、受信した赤外線データに基づいた制御が行われる。
【0007】一方、カーナビゲーション装置の本体のデ
ィスプレイ上でカーソルを動かすときは、プリント配線
基板11上にマウントされている方向コントロールスイ
ッチ12のスイッチつまみ12aを、方向指示マーク印
刷部14のシンボルを指標として親指で希望する方向の
シンボル側へ倒すことにより、図7に示す方向コントロ
ールスイッチ12内の対応する接点がONされる。方向
コントロールスイッチ12の各接点はリモコン送信用コ
ントローラ15のキーマトリクス回路21のキー入力ラ
イン22およびキースキャンライン23に接続されてお
り、接点がONすなわち短絡されることにより、発振回
路16の発振を開始し、その方向に固有のデータをRE
M端子から赤外LEDドライブ回路18に送出し、赤外
LEDドライブ回路18のドライブトランジスタ19を
ドライブして、発光ダイオード20より方向を示す赤外
線データを出射する。カーナビゲーション装置の本体側
のディスプレイでは、受信した方向を示す赤外線データ
に基づいたカーソル移動制御が行われる。例えば、方向
コントロールスイッチ12をシンボル「△」の方向に倒
すと、スキャンポートKO1 と入力ポートKI1 が導通
し、リモコン送信用コントローラ15は上向きの方向デ
ータを生成して、赤外LEDドライブ回路18を介して
送信する。その赤外線の方向データは方向コントロール
スイッチ12がその方向に倒されている間は、一定の周
期(数10ms)で繰り返し送信される。なお、スイッ
チつまみ12aを押し下げると、方向コントロールスイ
ッチ12における実行の接点がONとなり、スキャンポ
ートKO3 と入力ポートKI1が導通し、カーナビゲー
ション装置の本体側において実行処理が行われる。
【0008】カーソル移動のために、スイッチつまみ1
2aを倒した方向から別の方向に変えるときは、一旦親
指を離してスイッチつまみ12aを中立位置に戻した
後、その別の方向に倒し直すか、あるいは、倒した状態
のまま別の方向まで周回させるかする。周回させたとき
は、次々に方向コントロールスイッチ12の各接点がO
N状態に移り変わっていき、連続的に該当する方向デー
タを送信することになる。
【0009】方向コントロールスイッチ12の内部の接
点12bのパターンは図8のように隣接する接点12b
どうしが近接した状態で配置されている。そのため、周
回操作時に、ある接点のショート状態から隣の接点のシ
ョート状態に移行するときに、時間遅れつまりある方向
から次の方向までの間にいずれの接点12bもONされ
ていない間欠の状態が生じることはなく、また、2つの
接点12b,12bに同時接触する二重ショートの状態
も生じない。これはジョイスティック型の方向コントロ
ールスイッチの利点である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術においては、上記のように方向制御のためのプリン
ト配線基板11上にマウントされる大きな特別な方向コ
ントロールスイッチ12を用いているため、パーツその
ものの材料費および取り付けの作業費等のコストが高く
なるという問題がある。また、ジョイスティック型の大
きな方向コントロールスイッチを使用しなければならな
いことから、構造的に薄型化・軽量化することができな
いという問題もある。
【0011】本発明はこうした方向コントロール機能付
きのリモコン送信機について、従来の技術と同様のキー
操作性を有しながら、コストを低減するとともに薄型化
・軽量化を図ることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1の
方向コントロール機能を有するリモコン送信機は、環状
に並べた複数の方向コントロールキーをキャビネットと
一体にして構成してあることを特徴としている。環状複
数の方向コントロールキーからなる方向コントロールス
イッチが平坦状になり、大きく突出するジョイスティッ
ク型の従来の方向コントロールスイッチに比べて、周回
操作を含めて従来と同様の方向コントロール操作性を有
しながら、コストを低減するとともに薄型化・軽量化を
図ることができる。
【0013】本発明に係る請求項2の方向コントロール
機能を有するリモコン送信機は、上記請求項1におい
て、環状複数の方向コントロールキーの上に環状ドーム
状の操作シートを貼り付けてあることを特徴としてい
る。操作シートの上で指を周回操作するので、スムーズ
な操作が行える。
【0014】本発明に係る請求項3の方向コントロール
機能を有するリモコン送信機は、上記請求項1または請
求項2において、二重押し状態の検出時には、直前の送
信データと一致する方の送信データを送信するように構
成したことを特徴としている。方向コントロールスイッ
チが平坦状となっていて周回操作時にある方向から次の
方向に移るときに2つのキー接点が同時にONされるこ
とがあるが、この場合でも、直前の送信データに優先度
をもたせたので、周回操作の際の誤動作を防止できる。
【0015】本発明に係る請求項4の方向コントロール
機能を有するリモコン送信機は、上記請求項1から請求
項3までのいずれかにおいて、周回操作時にキー接点が
OFFになったときには、一定時間にわたり送信データ
の出力を延長することを特徴としている。方向コントロ
ールスイッチが平坦状となっていて周回操作時にある方
向から次の方向に移るときにいずれのキー接点もOFF
になってしまうことがあるが、この場合でも、引き続き
送信データを出力するようにしたので、周回操作時に送
信データが途切れて間欠になることを防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
リモコン送信機について図面を用いて詳細に説明する。
このリモコン送信機はカーナビゲーション装置用のもの
である。
【0017】図1はリモコン送信機の一部分を上下方向
で4階層に分けて示したものであり、図1(a)はプリ
ント配線基板の部分平面図、図1(b)はカーボン接点
付きシートの部分平面図、図1(c)は方向コントロー
ルキーの部分平面図、図1(d)はキャビネット上面の
操作シートの部分平面図である。図2は図1(d)での
A−A′線矢視の断面図、図3は操作シートの部分を示
す一部破断の斜視図である。
【0018】これらの図において、31はリモコン送信
機のキャビネット、32はキャビネット31の前端面に
設けられた赤外線送信部、33はキャビネット31の内
部に設けられたプリント配線基板、34はプリント配線
基板33上に比較的大きな間隔をおいて円周上に形成さ
れたキー接点(一対の接点が対向している)、34aは
その中心部に形成された実行用キー接点、35は前記複
数のキー接点34,34aに位置対応したカーボン接点
36,36aを有するカーボン接点付きキーシートであ
り、このカーボン接点付きキーシート35はプリント配
線基板33に貼り付けられている。37はキャビネット
31の上板部分に角Cの字形の溝38を周方向に等間隔
に形成することによりカーボン接点36に位置対応して
周方向等間隔に複数形成された方向コントロールキー、
39は複数の溝38の形成の結果、中央部に残った円板
部、40は円板部39の中央部分に形成されたほぼ36
0°より小さい円弧溝、41は円弧溝40の内側に残さ
れた実行用コントロールキー、42は方向コントロール
キー37とキャビネット31とをつなぐネック部分、4
3は実行用コントロールキー41と円板部39とをつな
ぐネック部分、44は円板部39とキャビネット31と
をつなぐ細長い梁部分である。45は方向コントロール
キー37および実行用コントロールキー41に対応して
その上側においてキャビネット31に貼り付けられた同
心円状のドームを有する操作シートであり、この操作シ
ート45には上下左右の4方向と4つの斜め方向と実行
を示すシンボルが印刷されている。この操作シート45
は、方向コントロール操作時のガイドとして、また親指
をスライドさせて連続的にキー操作するときにスムーズ
に指を移動させることができるように設けられている。
方向コントロールキー37および実行用コントロールキ
ー41は、押したときに弾性を有するようにネック部分
42,43は他の部分におけるキャビネット31の厚み
よりも薄くしてある。操作シート45において、中央の
実行用コントロールキー41に対応するドーム部分45
aは滑らかな湾曲で小さな山のように盛り上がり、その
周囲の方向コントロールキー37に対応する環状のドー
ム部分45bは滑らかな湾曲で小さな山脈のように盛り
上がっている。以上の構成をもって本実施の形態の平坦
状の方向コントロールスイッチ50が構成されている。
【0019】図4は本発明の実施の形態のリモコン送信
機の主要な回路部の構成を示す回路図である。図4にお
いて、51はICで構成されたリモコン送信用コントロ
ーラ、52は従来の技術の場合のリモコン送信機におけ
る図6の詳細ボタン2、広域ボタン3、メニューボタン
4、GPSボタン5、マークボタン6、ポイントプラス
ボタン7、ポイントマイナスボタン8、電源ボタン9に
それぞれ対応した接点2a〜9aをもつキーマトリクス
回路、53は図1(a)のキー接点34,34aからな
るキーマトリクス回路、54はキーマトリクス回路52
の各接点の一端に接続されてリモコン送信用コントロー
ラ51の入力ポートKI1 〜KI4 に接続されたキー入
力ライン、55はキーマトリクス回路52の各接点の他
端およびキーマトリクス回路53の各キー接点に接続さ
れてリモコン送信用コントローラ51のスキャンポート
KO1 〜KO5 に接続されたキースキャンラインであ
る。
【0020】その他の構成については、従来の技術の場
合と同様としてよい。
【0021】平坦状の方向コントロールスイッチ50に
おいて方向を指定する操作は、操作シート45の環状の
ドーム部分45bの上で親指により所望の方向の部分を
押さえる。押さえられた部分の下にある方向コントロー
ルキー37が弾性的に下がり、カーボン接点付きキーシ
ート35の対応するカーボン接点36を対応するプリン
ト配線基板33上のキー接点34に接触させ、このキー
接点34を導通状態とする。その結果、従来の技術で説
明したのと同じ動作により、指定した方向の方向データ
が赤外線送信部32より出射される。親指で操作シート
45の環状のドーム部分45bを周回的にスライドしな
がら押すと、導通状態となるキー接点34が環状に移動
し、赤外線送信部32から出射される方向データの方向
も環状的に変化する。環状のドーム部分45bは滑らか
な湾曲で盛り上がっているから、その上での親指のスラ
イド操作はスムーズに行うことができる。もし、操作シ
ート45がないと、親指で直接に方向コントロールキー
37を押すことになるが、それでは周回操作がスムーズ
にできない。
【0022】本実施の形態の場合、方向コントロールキ
ー37がキャビネット31と一体となった平坦状の方向
コントロールスイッチ50に構成してあるため、従来の
技術の場合のジョイスティック型の方向コントロールス
イッチ12に比べて、リモコン送信機をスリム化・軽量
化および低コスト化することができる。
【0023】ところで、本実施の形態の平坦状の方向コ
ントロールスイッチ50の場合、その構造上、周回的な
スライド等、連続的なキー操作時に、ある方向から次の
方向までの間にいずれのキー接点34もONされていな
い間欠の状態(赤外線送信部32から赤外線データが出
力されずカーナビゲーション装置では動作的な時間遅れ
が生じる)、および2つの方向のキー接点34が同時に
ONされる状態があって赤外線データが正常に出力され
なくなる。そこで、この不都合を以下のようにして解決
している。
【0024】図5は以上の不都合を解消するために、リ
モコン送信機内部のICで構成されたリモコン送信用コ
ントローラ51内のマイクロコンピュータの方向コント
ロールキーに関するプログラムにおいて追加するプログ
ラムのフローチャート例である。
【0025】キー入力による割り込みによって図5の動
作がスタートし、ステップS1で二重押しかどうかを判
断し、二重押しでなければ通常の処理ルーチンへ進む
が、二重押しであれば、ステップS2でそれらが互いに
隣り合った方向のものであるかどうかを判断する。二重
押しでかつ隣り合うものでないときは何もせず、ステッ
プS1に戻る。ステップS2の判断で二重押しが隣り合
うものであるときは、そのときの操作が周回操作である
ととらえ、ステップS3で直前の送信データが今押され
ている2つの方向のどちらかの送信データと一致するか
を判断し、一致するときは、ステップS4でその一致し
ている元の送信データを引き続き送信する。一致しない
ときは、周回操作ではなく、単発的に押されたときに偶
然に2つのキー接点34をONにしていたととらえ、ス
テップS5で斜め方向の送信データを送信する。斜め方
向に優先度をもたせるのは、上下左右方向の操作は行い
やすいのに対して、斜め方向の操作は行いにくい。した
がって、二重押しになっているときには、斜め方向の操
作をしたが、偶然に隣り合う上、下、左または右のキー
接点34がONになってしまった結果であり、本来は斜
め方向の操作であった可能性が高いからである。
【0026】ステップS6でキー接点34がOFFに戻
ったかどうかを判断する。平坦状の方向コントロールス
イッチ50の場合には、環状にならぶ複数のキー接点3
4が周方向で比較的大きく離れているため、周回操作の
ときに一時的にキー接点34がOFFになる可能性があ
る。そこで、ステップS7で、それまでONであったキ
ー接点34に対応する方向の送信データを一定時間だけ
(例では送信データの1フレーム分)出力延長させる。
これによって、周回操作時の瞬時の間欠状態を埋めてい
る。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る請求項1のリモコン送信機
によれば、環状複数の方向コントロールキーからなる方
向コントロールスイッチは平坦状であるから、大きく突
出するジョイスティック型の従来の方向コントロールス
イッチに比べて、周回操作を含めて従来と同様の方向コ
ントロール操作性を有しながら、コストを低減するとと
もに薄型化・軽量化を図ることができる。
【0028】本発明に係る請求項2のリモコン送信機に
よれば、環状複数の方向コントロールキーの上に貼り付
けた環状ドーム状の操作シートの存在により、指による
周回操作をスムーズなものにすることができる。
【0029】本発明に係る請求項3のリモコン送信機に
よれば、方向コントロールスイッチが平坦状となってい
て周回操作時にある方向から次の方向に移るときに2つ
のキー接点が同時にONされる二重押しが生じても、直
前の送信データに優先度をもたせて出力させるので、周
回操作の際の誤動作を防止できる。
【0030】本発明に係る請求項4のリモコン送信機に
よれば、方向コントロールスイッチが平坦状となってい
て周回操作時にある方向から次の方向に移るときにいず
れのキー接点もOFFになってしまうことがあるが、こ
の場合でも、引き続き送信データを出力するようにした
ので、周回操作時に送信データが途切れて間欠になるこ
とを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカーナビゲーション
装置用のリモコン送信機の要部の構成を示す階層図であ
る。
【図2】図1におけるA−A′線矢視の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態の操作シートの部分を示す
一部破断の斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態のリモコン送信機の主要な
回路部の構成を示す回路である。
【図5】実施の形態のリモコン送信機の動作説明に供す
るフローチャートである。
【図6】従来の技術における8方向コントロールスイッ
チ付きリモコン送信機の外観を示す平面図と一部破断の
断面図である。
【図7】従来の技術のリモコン送信機の主要な回路部の
構成を示す回路図である。
【図8】従来の技術のリモコン送信機の内部の接点パタ
ーンを示す平面図である。
【符号の説明】
31……キャビネット 32……赤外線送信部 33……プリント配線基板 34……キー接点 34a…実行用キー接点 35……カーボン接点付きキーシート 36……カーボン接点 37……方向コントロールキー 41……実行用コントロールキー 45……操作シート 50……平坦状の方向コントロールスイッチ 51……リモコン送信用コントローラ 52……キーマトリクス回路 53……キーマトリクス回路 54……キー入力ライン 55……キースキャンライン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方向コントロール機能を有するリモコン
    送信機であって、環状に並べた複数の方向コントロール
    キーをキャビネットと一体にして構成してあることを特
    徴とするリモコン送信機。
  2. 【請求項2】 方向コントロール機能を有するリモコン
    送信機であって、環状複数の方向コントロールキーの上
    に環状ドーム状の操作シートを貼り付けてあることを特
    徴とする請求項1に記載のリモコン送信機。
  3. 【請求項3】 方向コントロール機能を有するリモコン
    送信機であって、二重押し状態の検出時には、直前の送
    信データと一致する方の送信データを送信するように構
    成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    のリモコン送信機。
  4. 【請求項4】 方向コントロール機能を有するリモコン
    送信機であって、周回操作時にキー接点がOFFになっ
    たときには、一定時間にわたり送信データの出力を延長
    することを特徴とする請求項1から請求項3までのいず
    れかに記載のリモコン送信機。
JP9395996A 1996-04-16 1996-04-16 リモコン送信機 Pending JPH09284871A (ja)

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