JPH09284626A - 画像生成装置 - Google Patents

画像生成装置

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JPH09284626A
JPH09284626A JP8098673A JP9867396A JPH09284626A JP H09284626 A JPH09284626 A JP H09284626A JP 8098673 A JP8098673 A JP 8098673A JP 9867396 A JP9867396 A JP 9867396A JP H09284626 A JPH09284626 A JP H09284626A
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image
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unit
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control
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JP8098673A
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Hiroki Horikoshi
宏樹 堀越
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Canon Inc
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/48Increasing resolution by shifting the sensor relative to the scene

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画素ずらしにより異る解像度の複数の静止画
像を順次生成して受信側に伝送する場合に、受信側で解
像度を要求できると共に生成処理を中止させるようにす
る。 【解決手段】 レンズ制御部107は平行平板又は可変
プリズムを含むレンズ部101を制御して画素ずらしを
行い、撮像部102で各ずらし位置で撮像し複数の画像
を得、これを合成して高解像度静止画像を得る。この
際、画素ずらしの画素ピッチを異ならせることで異なる
解像度の複数の静止画像を得、これを順次圧縮符号化し
て出力する。この処理中に受信側から中止制御情報が送
られて来ると処理を中止してその後の無駄な処理、伝送
を行わないようにする。あるいは受信側から解像度の要
求があると、その要求解像度の静止画像が出力されたと
ころで処理を中止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高解像度静止画像
情報を伝送する静止画像伝送システム等に用いて好適な
画像生成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナル・コンピュータの高性
能化やマルチメディア化、また、プリンタ、モニタ等の
カラー化や高解像度化などに伴い、文書やカラー図面、
写真などの高精細なカラー静止画像を手軽に扱える環境
が整いつつある。高解像度の静止画像を入力する手段と
してはスキャナが広く普及しているが、データの取り込
みに時間がかかったり、平面画像しか入力できないなど
といった欠点が指摘されている。このため近年、スキャ
ナに代る様々な手法による高解像度カメラが提案されて
いる。
【0003】その中でも標準的な解像度のカメラを用い
て高解像度の静止画像入力を実現する装置が注目を集め
ている。多くの標準的な解像度のカメラは、有効画素が
38万画素程度であり、高精細な静止画像を扱えるほど
には解像度が高くないのが一般的である。このような標
準的な解像度のカメラを用いて、より高解像度の静止画
像を取り込む手法として、光軸を水平・垂直方向に小数
画素単位でずらして取り込んだ後に合成する方式があ
る。
【0004】図4は画素ずらしによる入力画像の合成
(高解像度画像の形成)を説明する概念図である。光軸
をずらす手法としては、傾斜可能な透明な平行平板を用
いるものや可変プリズムを用いるものなどが一般的であ
る。図4(a)に示すように、frame#0のフレー
ム画像を先ず撮像した後、光軸を1/2画素ピッチづつ
水平・垂直方向に順次ずらしながらframe#1〜#
3の画像をそれぞれ撮像して4枚の画像を得、これらの
画像を合成することにより、図4(b)のような高解像
度静止画像を得ることができる。尚、この図4について
は後述により詳細に説明する。
【0005】上記のような手法を用いてパーソナル・コ
ンピュータなどに取り込まれた静止画像情報は、モニタ
に表示、あるいはプリンタ等より出力したり、圧縮符号
化処理してHD(ハード・ディスク)などの各種記憶媒
体に蓄積する。また、このような画像入力装置により入
力された高解像度な静止画像情報を通信回線を介して伝
送する静止画像伝送システムの研究が進められている。
【0006】画素ずらし制御による高解像度な画像入力
が可能であり、高解像度静止画像情報を伝送する静止画
像伝送システムについて、簡単な例を挙げて説明する。
図7は画素ずらし制御による入力高解像度静止画像の伝
送を行う静止画像伝送システムの構成例を示すブロック
図である。ここでは、1/2画素ピッチの光軸移動制御
を行うものとする。
【0007】図7において、701は画像入力ブロック
であり、702は画像伝送ブロックである。画像入力ブ
ロック701において、801は光軸可変機能を有する
レンズ部、802は撮像部、803は色処理や各種フィ
ルタ処理等を施す画像処理部、804は入力された画像
情報を一時格納するメモリ部、805はメモリ部804
への入力制御を行うメモリ入力制御部、806はメモリ
部804からの出力制御を行うメモリ出力制御部、80
7はレンズ部801の光軸移動制御を行うレンズ制御部
である。
【0008】画像伝送ブロック702において、808
は画像データを圧縮符号化する符号化部、809は圧縮
符号化データを一時格納するバッファ部、810は符号
化画像データを送信する送信部、811は回線インター
フェース部である。また、812は通信回線、813は
画素ずらし動作およびメモリ入出力動作を制御する入力
制御部であり、画像入力ブロック701に設けられてい
る。814は各部の状態を監視し、全体の動作制御やタ
イミング制御を行う全体制御部である。
【0009】次に動作について説明する。画像入力に先
立ち、レンズ部801においてはレンズ制御部807の
光軸移動制御がなされ、メモリ部804においてはメモ
リ入力制御部805の格納領域制御がなされる。まず、
水平・垂直方向共に画素ずらしなしの原点画像(図4の
frame#0)の静止画像の入力制御が行われる。レ
ンズ部801、撮像部802、画像処理部803を経て
入力された画像情報は、メモリ入力制御部805により
メモリ部804の所定領域に格納される。続いて水平方
向のみ1/2画素ピッチずらした位置(frame#
1)、水平・垂直方向共に1/2画素ピッチずらした位
置(frame#2)、垂直方向のみ1/2画素ずらし
た位置(frame#3)、の順序で画像入力を実行す
る。
【0010】ここで、画像入力・格納に際し、メモリ入
力制御部805により撮像位置に対応した格納位置制御
が行われ、4画面(frame#0〜#3)からなる画
素ずらし画像の合成処理が図4(b)のように行われ、
メモリ部805に格納される。メモリ部805に格納さ
れた高解像度画像は、メモリ出力制御部806の出力制
御により出力処理される。以上のような動作により、単
体の固体撮像素子による有効画素数よりも大きな画素数
の画像、すなわち、解像度を高めた静止画像の生成を実
現することができる。
【0011】ここで、画素ずらし単位を変更することに
より、様々な解像度(分解能)の画像入力処理が可能に
なる。例えば、上述した1/2画素ピッチの光軸移動制
御においては、4フレームからなる画素ずらし画像の入
力・合成処理を行うことにより、水平・垂直2倍の解像
度が得られる。また、1/4画素ピッチの光軸移動制御
においては、同様にして16フレームの入力・合成処理
を行うことにより、更に2倍の解像度に高めた静止画像
入力が実現できる。
【0012】このようにして取り込まれた高解像度静止
画像情報は、符号化部808において圧縮符号化処理さ
れる。バッファ部809においては、符号化部808か
ら入力された符号化画像データをバッファリング処理し
て通信回線の伝送能力に合わせて出力する。バッファ部
809の出力である符号化画像データは、送信部180
により回線インターフェース部811を介して通信回線
812に送出される。
【0013】一般的に、このような画素ずらし手法によ
る高解像度入力においては、例えば1/2画素ピッチの
光軸移動制御による4画面入力の場合には、数百ミリ秒
の処理時間を必要とする。また、これらの静止画像伝送
システムにおいては、内部メモリ(メモリ部805)に
高解像度画像を構築した後に一つの大サイズの全体画像
として伝送するのが一般的である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の静止画像伝
送システムにおける静止画像情報の解像度制御について
は、送信者の判断により決定されたり、予め決められた
解像度を用いるのが一般的であり、受信側の要望を反映
する手段を持たない。このように上記従来の静止画像伝
送システムにおいては、受信側の意志は反映されずに静
止画像情報の解像度が決定されるため、受信側において
解像度が不足していたり、必要以上に高い解像度の静止
画像伝送が行われたりする欠点があった。
【0015】また、例えば水平・垂直1/4画素ずらし
の16画面の入力・合成処理による高解像度静止画像の
場合、各画面の有効画面サイズを水平768×垂直49
4画素とすれば、構成される高解像度静止画像情報の画
像サイズは水平3,072×垂直1,976画素とな
り、一画素あたり16bitとすると12MByteを
超える莫大なデータ量になる。これを符号化処理してデ
ータ量を1/10に圧縮し、128Kbit/秒の伝送
容量をもつ通信回線を用いて伝送した場合は、1分を越
える伝送時間を必要とする。
【0016】このため、不必要に高い解像度の画像伝送
を行うことは、伝送時間や伝送コストの大幅な増大を引
き起こすという問題があった。また、必要な解像度に達
していない場合は、再伝送が可能ではあるものの再度始
めから画像入力・伝送処理を行うために、結果として同
様に伝送時間やコストを無駄に増やすことになるという
問題があった。
【0017】本発明は上記のような問題に鑑みなされた
ものであり、伝送時間を無駄に増やすことなく、また、
受信側にとって過不足のない解像度の静止画像伝送を可
能にする静止画像伝送システム等の画像生成装置を提供
することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明において
は、異なる解像度の画像を順次に生成して外部へ出力す
る画像生成手段と、上記画像生成手段の処理を中止させ
るための制御情報を外部から受信する受信手段と、上記
受信手段が受信した上記制御情報に応じて上記画像生成
手段を制御する制御手段とを設けている。
【0019】請求項2の発明においては、異なる解像度
の画像を順次に生成して外部へ出力する画像生成手段
と、上記画像生成手段が生成する画像の解像度を要求す
る制御情報を外部から受信する受信手段と、上記受信手
段が受信した上記制御情報に応じて上記画像生成手段を
制御する制御手段とを設けている。
【0020】
【作用】請求項1の発明によれば、画像の出力先等から
送られて来る制御情報に応じて画像の生成処理を中止す
ることができるので、無駄な画像の伝送時間をなくすこ
とができる。
【0021】請求項2の発明によれば、画像の出力先等
から送られて来る制御情報に応じた解像度の画像を生成
して出力することができるので、出力先の要求を反映し
た画像を出力することができると共に、その後の無駄な
画像の伝送時間をなくすことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1に本発明の第1の実施
の形態による静止画像伝送システムの全体構成例を示
す。図1において、201は画像入力ブロック、202
は画像伝送ブロックである。画像入力ブロック201に
おいて、101は光軸可変機能を有するレンズ部、10
2は撮像部である。尚、レンズ部101と撮像部102
に関連した詳細な構成については後述する。103は各
種フィルタ処理等を施す画像処理部、104は入力され
た画像データを一時格納するメモリ部、105はメモリ
部104へのの入力制御を行うメモリ入力制御部、10
6はメモリ部104からの出力制御を行うメモリ出力制
御部、107はレンズ部101の光軸移動制御を行うレ
ンズ制御部、115は画素ずらし動作およびメモリ入出
力動作を制御する入出力制御部である。
【0023】画像伝送ブロック202において、108
は画像データを圧縮符号化処理する符号化部、109は
圧縮符号化データを一時格納するバッファ部、110は
符号化画像データを送信する送信部、111は回線イン
ターフェース部、113は通信回線112から制御デー
タを受信する受信部、114は受信した制御情報から画
像伝送の中止を指示する制御情報を識別する制御情報判
別部である(詳細は後述)。112は通信回線、116
は各部の状態を監視し、全体の動作制御やタイミング制
御を行う全体制御部である。
【0024】ここで、本実施の形態における静止画像伝
送システムは、水平・垂直方向共に1/2画素ピッチお
よび1/4画素ピッチの画素ずらし入力制御が可能であ
り、これを圧縮符号化処理して通信回線を介して伝送す
るものである。
【0025】次に、光軸可変機能を有するレンズ部10
1と撮像部102、レンズ制御部108による光軸移動
制御と動作について説明する。図3は光軸移動制御可能
なレンズ・撮像素子周辺の概略的な構成を示すブロック
図である。図3において、図1のレンズ部101はレン
ズとその後段に位置する平行平板とから構成される。3
01はレンズ、302は光軸に対して傾斜可能な透明な
平行平板、303は固体撮像素子である。レンズ制御部
107は、平行平板302の光軸に対する傾きを図3
(a)(b)のように制御することにより、撮像素子3
03の結像位置を移動させるよう動作し、結像位置の異
なる複数枚の画像情報を得ることができる。
【0026】本実施の形態においては、水平・垂直方向
ともに1/2画素ピッチ及び1/4画素ピッチの画素ず
らし制御が選択可能であり、例えば、水平・垂直ともに
1/4画素ピッチの画素ずらし制御で16フレームの画
像情報を入力・合成することにより、水平・垂直の各々
の方向について画素密度(分解能)が4倍の画像が得ら
れることになる。また、各画素ずらし画像の入力制御お
よびメモリ格納動作は、入力制御部113の制御により
実行開始される。
【0027】次に以上の構成による画像入力ブロック2
01の基本的な高解像度画像の入力動作を説明する。こ
こでは図4を参照し、1/2画素ピッチの画素ずらし入
力について順次入力される原点位置画像(frame#
0)〜垂直方向1/2画素ずらし画像(frame#
3)の入力動作を簡単に説明する。画像入力に先立ち、
レンズ部101においてレンズ制御部107の光軸移動
制御が行われ、メモリ部104においてはメモリ入力制
御部105の格納領域制御が行われる。まず、水平・垂
直方向共に画素ずらしの原点画像(frame#0)の
静止画像の入力制御が行われる。
【0028】レンズ部101、撮像部102、画像処理
部103を経て入力された画像データは、メモリ入力制
御部105によりメモリ部104に格納され、後段の画
像伝送ブロック202の要求に応じてメモリ出力制御部
106の出力制御により出力処理される。続いて、水平
方向のみ1/2画素ピッチずらした位置(frame#
1)、水平・垂直方向共に1/2画素ピッチずらした位
置(frame#2)、垂直方向のみ1/2画素ずらし
た位置(frame#3)という順序で画像入力を実行
する。尚、各画素ずらし画像の入力制御およびメモリ格
納動作は、入力制御部115の制御に応答して実行され
る。
【0029】このようにして、単体の固体撮像素子によ
る画素数よりも大きな画素数の画像、すなわち、解像度
を高めた画像の取り込みを実現する。上述した1/2画
素ピッチの画素ずらし入力においては、水平および垂直
方向ともにその解像度を2倍に高めた静止画像情報の入
力処理が実現される。
【0030】次に、画像伝送ブロック202の基本的な
静止画像伝送動作を説明する。画像入力ブロック201
により入力処理され出力された各画素ずらし画像データ
は符号化部108により圧縮符号化処理される。バッフ
ァ部109においては、符号化部108から入力された
符号化画像データをバッファリング処理し、通信回線の
伝送能力に合わせて出力し、送信部110はバッファ部
109の出力を回線インターフェース部111を介して
通信回線112に送出する。
【0031】次に、本発明において特徴的な解像度可変
の静止画像情報の入力および伝送制御に関して詳細に説
明する。先ず、可変解像度入力・送信の手順について説
明する。先に述べたとおり、画像入力ブロック201は
1/2画素ピッチ及び1/4画素ピッチの画素ずらし入
力制御が可能である。その画素ずらし量の制御は解像度
を段階的に高める順序で実行する。
【0032】図5は画素ずらし入力の順序を説明する概
念図である。図5において、画素ずらし量を座標、(水
平方向画素ずらし量、垂直方向画素ずらし量)を用いて
表わすと、frame#0(0,0)、frame#1
(1/2,0)、frame#2(1/2,1/2)、
frame#3(0,1/2)、frame#4(1/
4,0)、frame#5(3/4,0)、frame
#6(3/4,1/4)、frame#7(1/2,1
/4)、frame#8(1/4,1/4)、fram
e#9(0,1/4)、frame#10(1/4,1
/2)、frame#11(3/4,1/2)、fra
me#12(3/4,3/4)、frame#13(1
/2,3/4)、frame#14(1/4,3/
4)、frame#15(0,3/4)の順序で入力・
送信処理を行う。すなわち、画素ずらしを行わない標準
解像度の静止画像(frame#0)、1/2画素ずら
しによる水平・垂直2倍の解像度の静止画像(fram
e#0〜frame#3)、1/4画素ずらしによる水
平・垂直4倍の解像度の静止画像(frame#0〜f
rame#15)といった順序で静止画像の取り込みを
実現する。これらは、入力制御部113の制御に従い、
上述の順序で画素ずらし動作、入力およびメモリ格納を
実行する。画像伝送ブロック202においては、メモリ
に格納された画素ずらし画像を順次に符号化部108に
おいて圧縮符号化処理し、バッファ部109を介して送
信部110により通信回線112へ送出する。
【0033】一方、受信部113は通信回線112から
の制御情報を受信し、更に、制御情報判別部114は受
信制御情報の内容を常に監視しており、通信回線112
より画像伝送中止を指示する制御情報の受信を検知する
と、全体制御部116および入力制御部115へ画像伝
送中止を指示する制御情報の受信を通知する。
【0034】次に、上述した3つの解像度の静止画像、
すなわち、画素ずらしを行わない標準解像度の静止画像
と1/2画素ずらしによる水平・垂直2倍の解像度の静
止画像と1/4画素ずらしによる水平・垂直4倍の解像
度の静止画像の入力および送信に関する制御及び動作に
ついて図2のフローチャートを参照しながら詳細に説明
する。先に述べた通り、画素ずらし量の制御は解像度を
段階的に高める順序で実行し、可変解像度入力のため
に、以下のような三段階の入力処理を行う。すなわち、
一段回目は、ステップS1〜S3による標準解像度であ
る画素ずらしを行わない画像情報(frame#0)の
入力段階(第1入力段階)であり、二段回目は、ステッ
プS4〜S9による水平・垂直2倍の解像度を得るため
の残りの1/2画素ずらしによる画像情報(frame
#1〜frame#3)の入力段階(第2入力段階)で
あり、三段回目は、ステップS10〜S14による水平
・垂直4倍の解像度を得るための残りの1/4画素ずら
しによる画像情報(frame#4〜frame#1
5)の入力段階(第3入力段階)である。
【0035】各段階の入力制御は入力制御部115によ
って実行される。次の入力段階への移行は、ステップS
3、S9において符号化部108からの移行要求に基づ
き実行される。各入力段階の入力処理が完了すると、画
像入力ブロック201は待機状態に移行する。一方、符
号化部108においては、各入力段階の最終部分画像情
報の圧縮符号化処理が完了した後にバッファ部109の
データ残量を監視し、残量が所定量以下になると、入力
制御部115に対して次の入力段階への移行要求を行
う。この移行要求に応答して、画像入力ブロック201
は次入力段階へと移行し、入力制御部115の入力制御
に従い次部分画像情報の入力処理を行う。
【0036】入力制御部115は、全体制御部116か
らの入力動作開始指示に従い、画像入力ブロック201
の各部を制御すると同時に、制御情報判別部114から
の制御情報受信通知の監視を開始する。入力制御部11
5は、まず、ステップS1で第1入力段階である標準解
像度画像(frame#0)の入力制御を実行し、ステ
ップS2で画像入力ブロック201は標準解像度画像
(frame#0)の入力動作を実行する。画像入力ブ
ロック201は、標準解像度画像である部分画像(fr
ame#0)の入力が完了すると、ステップS3で符号
化部108による次入力段階への移行要求までの期間は
待機状態となり、符号化部108からの移行要求に応答
して、第2入力段階へ移行する。
【0037】続いて、ステップS5〜S8による第2入
力段階である2倍解像度画像(frame#1〜fra
me#3)の入力制御の実行により、画像入力ブロック
201は2倍解像度画像(frame#1〜frame
#3)の入力動作を行う。2倍解像度画像入力が完了す
るとステップS9で再び待機状態へ移り、符号化部10
8からの移行要求に応答して第3入力段階へと移行す
る。最後にステップS10〜S14による第3入力段階
である4倍解像度画像(frame#4〜frame#
15)の入力制御の実行により、画像入力ブロック20
1は4倍解像度画像の入力動作を行う。
【0038】各段階で得られた部分画像情報(fram
e#0〜frame#15)は、符号化部108により
圧縮符号化処理され、バッファ部109を介して送信部
110より通信回線112へ送出される。
【0039】ここで、入力制御部115は、上述の第1
入力段階の開始から第3入力段階の完了までの期間中に
ステップS5、S10において制御情報判別部114か
らの制御情報受信通知を監視している。前述したよう
に、制御情報判別部114において、受信部113が通
信回線112から受信した制御情報の中に画像伝送の中
止を要求する受信制御情報の到来を検知すると、全体制
御部116および入力制御部115に対して画像受信側
からの画像伝送中止を指示する制御情報の受信が行われ
た旨通知する。これに基づき入力制御部115は、何れ
の入力段階であっても、画像入力ブロック201がその
入力処理を中止するように各部へ指示を実行する。同様
にして全体制御部116の制御により圧縮符号化および
送信動作を中止する。
【0040】以上の動作により、画素ずらし制御による
高解像度静止画像情報の入力および伝送において、解像
度が徐々に高まる順序で入力された各画素ずらし画像を
圧縮符号化して伝送する際に、画像送信先からの制御信
号を監視し、画像伝送の中止を指示する制御信号の受信
に応答して残りの画素ずらし入力および送信処理を中止
することにより、画像送信先にとって過不足のない解像
度による静止画像伝送が容易に可能になり、必要以上の
解像度伝送による伝送時間およびコストの増大を回避で
きるとともに、最適な解像度による効率的な静止画像伝
送を実現することができる。
【0041】次に第2の実施の形態について説明する。
上述した第1の実施の形態においては、解像度が徐々に
高まる順序で入力された各画素ずらし画像を圧縮符号化
して伝送する際に、画像送信先からの画像伝送の中止を
指示する制御信号の受信に応答して残りの画素ずらし入
力および送信処理を中止する処理について説明した。こ
れに対して第2の実施の形態は、高解像度静止画像情報
の入力・伝送処理の途中で、画像送信先より必要とする
解像度情報を受信し、その要求する解像度の画像を伝送
するようにしたものである。
【0042】第2の実施の形態は、基本構成は上述した
第1の実施の形態の図1と同様である。次に図1及び図
6のフローチャートを参照して第1の実施の形態と異な
る動作について説明する。図6においては、図2のステ
ップS5、S11がS5a、S11aに変更されており
他のステップの処理は図1と同様に行われる。
【0043】図1において、制御情報判別部114は、
受信部113により受信された制御情報から伝送画像の
解像度を指示する制御情報を識別する。すなわち、制御
情報判別部114は受信制御情報の内容を常に監視して
おり、通信回線112より伝送画像に対して要求する解
像度を示す制御情報の受信を検知すると、全体制御部1
16および入力制御部115へ伝送画像の解像度を指示
する制御情報の受信を通知するようにしている。
【0044】入力制御部115は、上記第1入力段階の
開始から第3入力段階の完了までの期間中にステップS
5a、S11aにおいて、制御情報判別部114からの
制御情報受信通知を監視している。制御情報判別部11
4において、受信部113が通信回線112から受信し
た制御情報の中に伝送画像の解像度を指示(要求)する
受信制御情報の到来を検知すると、全体制御部116お
よび入力制御部115に対して画像受信側からの制御情
報の受信が行われた旨通知する。これに基づき入力制御
部115は、何れの入力段階であっても、通知された解
像度(伝送段階)までの画像情報の入力制御を継続した
後、入力処理を中止するように各部へ指示を実行する。
【0045】この場合、ステップS5aで第1入力段階
で得られた画像が要求解像度と一致していれば処理を終
了し、一致していなければ第2入力段階の処理を継続す
る。また、ステップS11aで第2入力段階で得られた
画像が要求解像度と一致していれば処理を終了し、一致
していなければ第3入力段階の処理を継続する。
【0046】以上の動作により、画素ずらし制御による
高解像度静止画像情報の入力および伝送において、解像
度が徐々に高まる順序で入力された各画素ずらし画像を
圧縮符号化して伝送する際に、画像送信先からの制御信
号を監視し、伝送画像の中止段階である解像度を指示す
る制御信号の受信に応答して要求された解像度までの画
素ずらし入力および送信処理を継続実行することによ
り、画像送信先にとって過不足のない解像度による静止
画像伝送が容易に可能になり、必要以上の解像度伝送に
よる伝送時間およびコストの増大を回避できるととも
に、最適な解像度による効率的な静止画像伝送を実現す
ることができる。
【0047】尚、上記第1および第2の実施の形態にお
いては、画素ずらし制御の単位として水平方向と垂直方
向に1/2画素ピッチ又は1/4画素ピッチずらした4
又は16の画像情報の入力により高解像度な静止画像情
報を得る場合について説明したが、本発明は、上記画素
ずらし単位に限定するものではなく、1/3や1/4画
素単位などをはじめとする様々な画素ずらし量に適用で
きる。また、水平方向と垂直方向の分割数が異なるもの
であってもよい。
【0048】また、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、平行平板を用いた画素ずらし方式について説
明したが、可変プリズムを用いた方式や撮像素子を振動
させる方法など、その他のあらゆる画素ずらし手法につ
いても適用できることは明らかである。また、上記第1
および第2の実施の形態においては、図5に示す入力順
序を例に挙げて説明したが、入力順序はこれに限定する
ものではない。
【0049】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、解像度の異なる画像を生成し、順次出力する期間中
に画像出力先、すなわち画像受信側の意志によって画像
の生成を中止させることができる。
【0050】また、請求項2の発明によれば、解像度の
異なる画像を生成し、順次出力する期間中に上記画像受
信側が要求する解像度の画像が出力された後、処理を中
止させるようにすることができる。
【0051】従って、本発明によれば、画像受信先にと
って過不足のない解像度による画像伝送を容易に行うこ
とができ、必要以上の解像度伝送による伝送時間および
コストの増大を回避し、最適な解像度による効率的な画
像伝送を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による静止画像伝送システ
ムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による各画素ずらし
画面毎の入力処理の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態によるレンズ部および撮像
部の構成を示す構成図である。
【図4】(a)は本発明の実施の形態による画素ずらし
(1/2画素)による高解像度画像入力処理の手順を示
す構成図、(b)は画素ずらし(1/2画素)による各
画素ずらし画像の合成処理(高解像度画像の形成)の手
順を示す構成図である。
【図5】画素ずらし(1/4画素)による各画素ずらし
画像の合成処理(高解像度画像の形成)の手順を示す構
成図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態による各画素ずらし
画面毎の入力処理の動作を示すフローチャートである。
【図7】従来の静止画像伝送システムの概略構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
101 レンズ部 102 撮像部 103 画像処理部 108 符号化部 113 受信部 114 制御情報判別部 115 入力制御部 116 全体制御部 302 平行平板 303 固体撮像素子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる解像度の画像を順次に生成して外
    部へ出力する画像生成手段と、 上記画像生成手段の処理を中止させるための制御情報を
    外部から受信する受信手段と、 上記受信手段が受信した上記制御情報に応じて上記画像
    生成手段を制御する制御手段とを備えた画像生成装置。
  2. 【請求項2】 異なる解像度の画像を順次に生成して外
    部へ出力する画像生成手段と、 上記画像生成手段が生成する画像の解像度を要求する制
    御情報を外部から受信する受信手段と、 上記受信手段が受信した上記制御情報に応じて上記画像
    生成手段を制御する制御手段とを備えた画像生成装置。
  3. 【請求項3】 上記画像生成手段は、 被写体像を撮像する撮像手段と、 上記被写体像と上記撮像手段との相対位置を制御する位
    置制御手段と、 上記位置制御手段を制御して、複数の異なる相対位置に
    おいてそれぞれ上記撮像手段で撮像を行わせる撮像制御
    手段と、 上記複数の異なる相対位置で撮像された複数の画像を合
    成して静止画像を生成する合成手段とから成ることを特
    徴とする請求項1又は2記載の画像生成装置。
  4. 【請求項4】 上記位置制御手段は、透明な平行平板を
    用いて画素ずらしを行い、画素ずらしのずらし量、ずら
    し方向を制御することにより上記複数の異なる相対位置
    での複数の画像が得られるように成されている請求項3
    記載の画像生成装置。
  5. 【請求項5】 上記位置制御手段は、可変プリズムを用
    いて画素ずらしを行い、画素ずらしのずらし量、ずらし
    方向を制御することにより上記解像度の異なる複数の画
    像が得られるように成されている請求項3記載の画像生
    成装置。
  6. 【請求項6】 上記静止画像を圧縮符号化する符号化手
    段を設けた請求項3記載の画像生成装置。
  7. 【請求項7】 上記制御手段は、上記制御情報が要求す
    る解像度の画像が出力された後、処理を中止するように
    上記画像生成手段を制御することを特徴とする請求項2
    記載の画像生成装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002135762A (ja) * 2000-10-22 2002-05-10 Nobuo Yamada 携帯端末への画像データ送信機能を持った遠隔画像監視装置
US7411626B2 (en) 2002-03-22 2008-08-12 Olympus Corporation Image acquiring apparatus and image acquiring method
US7649548B1 (en) 1998-01-23 2010-01-19 Nokia Corporation Method and apparatus for transferring image data from an internal camera module
JP2011061414A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Canon Inc 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP2016111652A (ja) * 2014-12-10 2016-06-20 オリンパス株式会社 撮像装置、撮像方法およびプログラム

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