JPH09283454A - 電気炉の温度制御装置 - Google Patents

電気炉の温度制御装置

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JPH09283454A
JPH09283454A JP11968396A JP11968396A JPH09283454A JP H09283454 A JPH09283454 A JP H09283454A JP 11968396 A JP11968396 A JP 11968396A JP 11968396 A JP11968396 A JP 11968396A JP H09283454 A JPH09283454 A JP H09283454A
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JP
Japan
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furnace
temperature
electric furnace
wafer boat
boat
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Pending
Application number
JP11968396A
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English (en)
Inventor
Masaaki Ueno
正昭 上野
Minoru Nakano
稔 中野
Kazuo Tanaka
和夫 田中
Yukio Akita
幸男 秋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気炉へのウェーハボート投入速度を低下さ
せずに、その際の炉内温度のオーバシュートを防ぐ。 【解決手段】 電気炉11内部へのウェーハボート12
の投入時は内部温度センサ18A〜18Dの位置を変え
る。この測定値に基づいて炉内温度をフィードバック制
御する。または、ウェーハボート12の上昇に対応し
て、内部温度センサ18から内部温度センサ20に切り
換えて検出する。この結果、ウェーハボートの投入に際
して最適位置のセンサによる炉内温度測定値により、ヒ
ータ15を介して炉内温度をフィードバック制御するこ
とができる。よって、炉内温度、特に縦型では最上部の
炉内温度のオーバシュートを防ぐことができる。よっ
て、ウェーハボート投入時の炉内温度を短時間で安定化
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電気炉の温度制御
装置、詳しくは縦型拡散装置・CVD装置等の半導体製
造のための電気炉の温度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気炉の制御装置としては、例え
ば図4に示すようなものが知られている。この縦型の電
気炉41においては、その底部開口から縦型のウェーハ
ボート42がボートローダ43により出し入れ可能に設
けられている。すなわち、ウェーハボート42は多数の
ウェーハ44を搭載した状態で上下動自在に電気炉41
の下方に設けられている。電気炉41の内部を加熱する
ためのヒータ45は炉管に上下方向に沿って設置され、
その通電は制御装置により制御されている。また、この
電気炉41の炉管外壁には、上下方向に沿って複数個の
熱電対(外部温度センサ46)が固設されている。ま
た、炉内壁には上下方向に沿って一定間隔で複数個の炉
内温度センサ(熱電対)、すなわち上部センサ47A,
中上部センサ47B,中下部センサ47C,下部センサ
47Dが設けられている。そして、図示していない制御
装置では、これらの温度センサ46,47A〜47Dか
らの測定値を入力として、炉内温度を目的値にフィード
バック制御する。すなわち、ヒータ45への通電を制御
することでその炉内温度を制御していた。なお、このと
きの炉内温度センサ47A〜47Dは、ウェーハの熱処
理時にボートに搭載された全ウェーハが同一の温度に保
たれたことを検出可能な位置に固定してある。
【0003】以上の構成に係る電気炉の温度制御装置に
あっては、炉内へのボート投入は、以下のようにして行
っていた。すなわち、炉内温度を所定の設定値(例えば
800℃)に安定させておき、この状態でウェーハを搭
載したボートを下方から所定の速度で上昇させることに
より行う。このとき、搭載したウェーハは室温であるた
め、炉内温度センサ47D,47C,47B,47Aで
の測定値はこの順序で急激に低下することとなる。よっ
て、炉内温度を設定値に戻すため、ヒータは各部分での
加熱量を増加させるようにフィードバック制御される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなボート投入
途中での炉内温度制御において、以下の不都合があっ
た。すなわち、上昇するボートがその側方を通過すると
き、例えば中上部に位置する炉内温度センサ47Bでの
測定値が低下する。すると、このセンサ47Bでの測定
値に応答して中上部のヒータ45で加熱することとな
る。この結果、上部に位置する炉内温度センサ47Aで
の測定値は上昇し、図5に示すように、大きくオーバシ
ュートすることになる。そこで、このオーバシュートを
避ける方法としてボート投入速度を低下させることで対
応していた。しかしながら、これではボートの投入に多
くの時間を要するという不具合があった。
【0005】そこで、この発明は、ボート投入速度を低
下させることなく、炉内温度のオーバシュートを防ぐこ
とを、その目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ウェーハボートが出し入れされる電気炉の内部を加
熱するヒータと、電気炉の内部の温度を検出する炉内温
度センサとを備え、炉内温度センサでの検出温度に基づ
いて上記ヒータを制御することにより、炉内温度を制御
する電気炉の温度制御装置において、上記電気炉内部へ
のウェーハボートの投入位置に応じて上記内部温度セン
サによる温度検出位置を変えた電気炉の温度制御装置で
ある。
【0007】この発明に係る電気炉の温度制御装置にあ
っては、電気炉内部へのウェーハボートの投入位置に応
じて内部温度センサによる温度検出位置を変える。例え
ばボートの上昇とともに内部温度センサを変位させ、こ
の変位する温度センサで炉内温度を測定し、この測定値
に基づいて炉内温度をフィードバック制御する。また
は、ボートの上昇に対応して検出する炉内温度センサを
切り換えて、その位置に最適のセンサでの測定値により
フィードバック制御する。この結果、炉内温度、特に縦
型では最上部の炉内温度のオーバシュートを防ぐことが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る電気炉の温
度制御装置の一実施例について図面を参照して説明す
る。図1は一実施例に係る電気炉の温度制御装置の概略
構成を示している。図2は電気炉へのボート投入時のこ
の装置での炉内温度の制御例を示すグラフである。
【0009】図1において示すように、縦型の電気炉1
1にあっては、この電気炉11の内部に、その底面開口
から多数のウェーハを収納したボート12が出し入れさ
れる構成である。ウェーハボート12はボートローダ1
3により上下動される構成であって、付設したエンコー
ダ14でその上下位置は管理されている。炉壁には上下
方向に沿ってヒータ15が配設・固定されており、炉内
を加熱可能である。ヒータ15への通電は図外の制御装
置で制御されている。例えばシリコンウェーハ16はこ
のウェーハボート12に搭載されて炉内に投入・収納さ
れ、ヒータ15によって炉内が所定の温度に加熱される
ことにより、これらのウェーハは熱処理されることとな
る。
【0010】そして、この電気炉11の炉壁外面にはそ
の外部の温度を検出する外部温度センサ(熱電対)17
が上下方向に沿って固定・配設されている。また、同じ
く熱電対で構成される炉内温度センサは、炉内に4個1
8A,18B,18C,18Dだけ等間隔で上下に並ん
で配設されており、ローダ19によりこの炉内を上下に
変位することができる。例えば上部の炉内温度センサ1
8Aは、図示のa位置(下位置)とb位置(上位置)と
の間を上下することができる。そして、この内部温度セ
ンサ18A〜18Dの上下位置は、上記エンコーダ14
で管理されている。これらの外部温度センサ17および
各炉内温度センサ18A〜18Dの測定値は、図示して
いない制御装置に入力される。制御装置では、これらの
検出温度に基づいて上記ヒータ15への通電量などを制
御することにより、その発熱量を制御して炉内温度を制
御することとなる。換言すると、これらの炉内温度セン
サ18A〜18Dは電気炉11内部へのウェーハボート
12の投入位置に応じて(例えば投入時と投入終了時と
に応じて)上下動され、その温度検出位置を変えること
ができるように構成されているものである。
【0011】以上の構成に係る電気炉の温度制御装置に
あっては、図2に示すように、ウェーハボート12の炉
内への投入時は、ウェーハボート12投入時の温度検出
に最適な位置に各炉内温度センサ18A〜18Dを移動
させる。また、投入終了時には、全ウェーハ16が同一
の温度に保たれることを検出するための最適な位置に炉
内温度センサ18A〜18Dを移動させる。いずれもロ
ーダ19を駆動して行うものとする。なお、これらの最
適位置は、ウェーハボート12を実際に炉内に投入した
結果に基づいて決定した位置とする。
【0012】詳しくは、電気炉11へのボート12の投
入が開始されると、炉内温度センサ18A〜18Dをb
の位置に移動させる。これら炉内温度センサ18A〜1
8Dの検出結果に基づいてヒータ15により炉内温度の
制御を行う。ボート12投入後は、これらの炉内温度セ
ンサ18A〜18Dをaの位置に移動させ、同様に温度
制御を行う。なお、bの位置は、ボート投入時、オーバ
シュートを少なくすることができる位置として予め決定
し・設定しておく。また、aの位置は投入後の全ウェー
ハ16が同一温度となることを検出可能な位置として設
定しておく。また、ボート投入中かどうかは、エンコー
ダ14の値により判断する。これにより、炉内上部の温
度がオーバシュートすることなく、所定速度でのボート
12投入が可能となる。
【0013】図3にはこの発明の他の実施例を示してい
る。この図に示すように、この実施例に係る温度制御装
置にあっては、上記aの位置(全ウェーハ同一温度への
制御容易位置)のみならず、あらかじめbの位置(投入
時オーバシュート防止位置)にも複数の熱電対(炉内温
度センサ)20を固設しておくものである。そして、こ
れらの炉内温度センサ18,20をスイッチで切り換え
ることにより、両方の最適位置での炉内温度の測定を可
能とするものである。したがって、ボート投入が開始さ
れると、a位置の炉内温度センサ18からb位置の炉内
温度センサ20に切り換えて、その検出値に基づいて炉
内温度のフィードバック制御を行う。この方式でも炉内
上部温度がオーバシュートすることなく、所定速度での
ボート12の投入が可能となる。その他の構成・作用は
上記実施例の場合と同様である。また、図3では上記炉
内温度センサ18,20を一組だけ図示しているが、実
際には上記実施例と同様に4組の炉内温度センサで構成
するものである。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、ウェーハボート投入
時の炉内温度のオーバシュートを防止することができ
る。かつ、ウェーハボートの投入速度を必要以上に遅く
する必要がない。すなわち、ウェーハボート投入時の炉
内温度を短時間で安定化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る電気炉の温度制御装
置を示す模式図である。
【図2】この発明の一実施例に係る温度制御装置での炉
内温度の変化を説明するグラフである。
【図3】この発明の他の実施例に係る温度制御装置を示
す模式図である。
【図4】従来の電気炉の温度制御装置を示す模式図であ
る。
【図5】従来の温度制御装置での炉内温度の変化を説明
するグラフである。
【符号の説明】
11 電気炉、 12 ウェーハボート、 15 ヒータ、 17 外部温度センサ、 18A〜18D 炉内温度センサ、
フロントページの続き (72)発明者 秋田 幸男 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェーハボートが出し入れされる電気炉
    の内部を加熱するヒータと、 電気炉の内部の温度を検出する炉内温度センサとを備
    え、炉内温度センサでの検出温度に基づいて上記ヒータ
    を制御することにより、炉内温度を制御する電気炉の温
    度制御装置において、 上記電気炉内部へのウェーハボートの投入位置に応じて
    上記内部温度センサによる温度検出位置を変えたことを
    特徴とする電気炉の温度制御装置。
JP11968396A 1996-04-17 1996-04-17 電気炉の温度制御装置 Pending JPH09283454A (ja)

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JP11968396A JPH09283454A (ja) 1996-04-17 1996-04-17 電気炉の温度制御装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100735744B1 (ko) * 2001-04-06 2007-07-06 삼성전자주식회사 반도체장치 제조용 웨이퍼 이송방법
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