JPH09283292A - 無電極放電灯点灯装置および照明装置 - Google Patents

無電極放電灯点灯装置および照明装置

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JPH09283292A
JPH09283292A JP9152796A JP9152796A JPH09283292A JP H09283292 A JPH09283292 A JP H09283292A JP 9152796 A JP9152796 A JP 9152796A JP 9152796 A JP9152796 A JP 9152796A JP H09283292 A JPH09283292 A JP H09283292A
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JP
Japan
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discharge lamp
electrodeless discharge
high frequency
lighting device
electrodeless
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JP9152796A
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English (en)
Inventor
Ichiro Yokozeki
一郎 横関
Tsutomu Kakiya
勉 垣谷
Kozo Kamimura
幸三 上村
Akihiro Inoue
昭浩 井上
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無電極放電灯の放電の不安定化現象を抑制し
て安定した光出力が得られるとともに、無電極放電灯の
長寿命化を図ることができる無電極放電灯点灯装置を提
供する。 【解決手段】 整流回路1の全波整流出力をそのまま電
力変換回路3の入力電圧とし、この入力電圧をスイッチ
ングさせて、休止期間を持つことなく、かつ振幅の最大
値の100〜70%の範囲で脈動する高周波を得るよう
にした。この高周波を整合回路4を介して励磁コイル5
に印加する。高周波を脈動させた場合の励磁コイル5に
おけるコイル電圧は、エンベロープが100Hzもしく
は120Hz、搬送波がMHzオーダー、変調度が
「1」の振幅変調波となる。また、高周波は無電極放電
灯6の放電を維持させるために最低でも1MHzとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無電極メタルハラ
イドランプ等の無電極放電灯を点灯させる無電極放電灯
点灯装置および照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の無電極放電灯点灯装置は、例えば
図20に示すように商用電源を全波整流する整流回路1
と、この整流回路1の整流出力を平滑して直流出力を得
る直流電源2と、この直流電源2の直流出力を13.5
6MHzの高周波に変換する電力変換回路(所謂インバ
ータ)3と、この電力変換回路3と励起コイル5との間
のインピーダンス整合をとる整合回路4と、励起コイル
5で発生する電磁エネルギーが供給されることで点灯す
る無電極放電灯(例えば無電極メタルハライドランプ、
以下無電極ランプという)6とを有して構成されてい
る。この無電極放電灯点灯装置の各部の出力波形は図2
1に示すようになる。この図において、(a)は商用電
源の出力波形、(b)は整流回路1の整流出力波形、
(c)は直流電源2の出力波形、(d)は電力変換回路
3の出力波形、(e)は励磁コイル5におけるコイル電
圧波形である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の無電極放電灯点灯装置にあっては、次のような問題
点があった。すなわち、無電極ランプ6は長期間使用し
た場合にリング放電(または誘導性の無電極放電)が不
安定化するという現象があるが、従来の無電極放電灯点
灯装置では不安定化状態においてインピーダンス整合を
とれた状態を維持することできなかった。このための次
のような現象が生じていた。 (イ)無電極ランプ6がちらついたり、立ち消えたりす
る。
【0004】(ロ)リング放電の大きさや傾きが変化す
る瞬間に放電のインピーダンスが変わり、この際に場合
によっては電力変換回路3の出力電流の位相が出力電圧
の位相より進む所謂進相モードに陥ってしまうことがあ
り、このようになると電力変換回路3の半導体スイッチ
(例えばパワーMOSFET)が破壊することがある。 (ハ)上記のように、リング放電の大きさや傾きが変化
した場合に放電のインピーダンスが変化するので、無電
極ランプ6に印加する電力を一定に制御することができ
ず、平均的照度を確保することができない。
【0005】そこで本発明は、無電極ランプのリング放
電の不安定化現象を抑制することができる無電極放電灯
点灯装置および照明装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、無電
極放電灯の近傍に配置された励磁コイルと;前記無電極
放電灯が消弧しない範囲で脈動するとともに、脈動波の
周波数が1MHz以下となる波形の高周波を発生して前
記励磁コイルに供給する高周波発生手段と;を備えるも
のである。この構成によれば、励磁コイルに、無電極放
電灯が消弧しない範囲で脈動し、かつ脈動波の周波数が
1MHz以下となる波形の高周波が印加される。コイル
電圧波形が脈動することにより、無電極ランプにおける
リング放電が管壁に近付いたり離れたりを繰り返しなが
ら維持される。このようにすることで、無電極ランプを
長期間点灯させても放電の不安定化現象がほとんど生じ
なくなり、しかもこれの反復再現性が得られる。ここ
で、無電極放電灯が消弧しない範囲とは、例えば高周波
の振幅の最大値の100〜70%である。また、高周波
発生手段は所謂インバータと呼ばれるものである。した
がって、無電極ランプの放電の不安定化現象が抑制され
て安定した光出力が得られるとともに、無電極ランプの
長寿命化が図れる。
【0007】高周波の振幅を変化させる方法としては、
以下に示す方法が考えられる。 (イ)高周波を発生する高周波発生手段に直流の代わり
に部分平滑波を供給する。これにより、高周波発生手段
からは部分平滑波により脈動した高周波が発生する。
【0008】(ロ)高周波発生手段から発生する高周波
が休止期間を持つことなく、かつ振幅の最大値の100
〜70%の範囲で脈動するように高周波発生手段を制御
する。この場合、次に示す方法が考えられる。 1)高周波発生手段を駆動する駆動信号の振幅を変え
る。例えば高周波発生手段を駆動する駆動回路の電源電
圧の大きさを変える。これにより、高周波発生手段から
発生する高周波の振幅が変化する。 2)高周波発生手段を構成するスイッチ素子のバイアス
量(例えばFETであればゲートバイアス)を変える。
例えば、FETのゲートに負バイアスを印加してその量
を変えるようにする。スイッチ素子のバイアス量を変え
ることにより、高周波発生手段にて発生する高周波の振
幅が変化する。
【0009】3)高周波発生手段を構成するスイッチ素
子に供給する矩形波の駆動信号のデューティを変える。
これにより、高周波発生手段から発生する高周波のレベ
ルが変化する。 4)高周波発生手段の直流の入力電圧の大きさを変え
る。すなわち、高周波発生手段の前段の直流出力手段の
出力を変える。これにより、高周波発生手段から発生す
る高周波のレベルが変化する。
【0010】(ハ)高周波発生手段を駆動する駆動回路
にダンピング抵抗を介挿したり、外したりする。ダンピ
ング抵抗を駆動回路に介挿することにより駆動信号の振
幅が小さくなり、外すと元の大きさに戻る。これによ
り、高周波発生手段にて発生する高周波の振幅が変化す
る。なお、ダンピング抵抗としては通常の抵抗素子の他
にトランジスタなどの半導体の使用も可能である。
【0011】(ニ)高周波発生手段と励磁コイルとの間
に介挿する整合手段にインピーダンス反転特性となる長
さの同軸ケーブルを介挿する。整合手段をインピーダン
ス反転特性とすることで、出力側の負荷インピーダンス
が大きいときには入力側のインピーダンスが小さくな
り、出力側の負荷インピーダンスが小さいときには入力
側のインピーダンスが大きくなる。無電極ランプは無点
灯時にインピーダンスが大きくなり、点灯時に小さくな
る負性特性を有していることから、整合回路は無電極ラ
ンプのインピーダンスが大きくなっているときに入力イ
ンピーダンスが小になり、無電極ランプのインピーダン
スが小さくなっているときに入力インピーダンスが大に
なる。これにより、定電圧を出力する直流出力手段は無
電極ランプのインピーダンスが大きくなっているときに
出力電流を増加し、インピーダンスが小さくなっている
ときに出力電流を減少させることになる。したがって、
無電極ランプの放電が変動しても常に最適な電力が供給
されることから、不安定化現象が抑制されて安定した光
出力が得られるとともに、無電極ランプの長寿命化が図
れる。
【0012】ここで、(ロ)〜(ニ)の場合では、外部
からの制御により高周波発生手段にて発生する高周波の
振幅を変化させることが可能であり、励磁コイルのコイ
ル電圧が所定値を超えたときに開始するようにすればよ
い。また、高周波の周波数は無電極ランプの点灯を維持
させるために最低でも1MHzとする。また、振幅を変
化させたときの高周波の包絡線の周波数は1MHz以下
とする。なお、(イ)項では、高周波に部分平滑波を変
調したようになるので、この場合は包絡線というより振
幅変調波の信号波の周波数と呼ぶのが相応しいと言え
る。この場合、高周波に変調をかける信号としては、正
弦波、矩形波、台形波、パルス状波、三角波またはラン
プ状波のいずれであってもよい。
【0013】ところで、調光、滅光する提案として、平
成5年度照明学会全国大会において報告された『無電極
蛍光ランプにおける調光方法の一検討』(中野智之、岡
本太志、水本武茂の各氏)があり、これは、”直流電源
を断続的に供給し、その供給期間のデューティを可変す
ることで負荷への供給電力を可変する”ようにしたもの
である。この提案は一見本発明と同一のように見える
が、あくまでも調光、滅光を意図して高周波を周期的に
変動させるようにしたものである。これに対して、本発
明は、定常的な光出力を安定させるために必要な手段を
提供したものであり、上記提案とは異なるものである。
とはいえ、本発明の手段によっても若干の光出力の低下
は生ずることがある。そこで、両者の技術的境界線とし
て、本発明は、定常光出力の減量を、定常時(100
%)の70%以上とし、100〜70%の範囲で光出力
を安定に得られるようにした。この場合、70%の論拠
は、多くの光源でこれを寿命とする境界線であるからで
ある(意図しない減光量の技術的境界線)。
【0014】一方、無電極ランプの放電の不安定化現象
を抑制する提案として、特開平7−6887号に開示さ
れたものがあり、これはアーク管内で放電を励起するた
めに使用されるRF周波数よりも低い音響共鳴帯の周波
数でRF信号を変調するようにしたものである。しかし
ながら、この方式では、変調をかける信号を音響共鳴周
波数のみに限定しており、このため、音響共鳴周波数の
信号を発生するための音響変調信号発生器を有してい
る。これに対して、本発明では、音響共鳴周波数に限定
していなく、1MHz以下としており、これによって商
用電源そのものを変調用の信号として使用できるので、
コストの削減を図ることができるという利点を有してい
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。 (I )無電極放電灯点灯装置の実施の形態 ( a) 実施の形態1 図1は本発明に係る無電極放電灯点灯装置の実施の形態
1の構成を示すブロック図である。なお、上述した図2
0と共通する部分には同一の符号を付してその説明を省
略する。この実施の形態1の無電極放電灯点灯装置7
は、図1に示すように整流回路(整流手段)1の全波整
流出力をそのまま電力変換回路(高周波発生手段)3の
入力電圧とし、これによって振幅が周期的に変化する高
周波を得るようにしたものである。高周波を脈動させた
場合の励磁コイル5におけるコイル電圧は、エンベロー
プが100Hzもしくは120Hz、搬送波がMHzオ
ーダー、変調度が「1」の振幅変調波となる。この場
合、エンベロープは商用電源周波数が50Hzの場合に
100Hzになり、60Hzの場合に120Hzにな
る。高周波は無電極ランプ6の放電を維持させるために
最低でも1MHzとする。
【0016】図2は整流回路1の出力波形であり、また
図3はコイル電圧波形である。この場合、図3に示すよ
うに、コイル電圧は高周波を商用電源周波数の2倍の周
波数の信号で変調した振幅変調波になっている。コイル
電圧による電磁エネルギーが無電極ランプ6に供給され
ることで、リング放電が管壁に近付いたり離れたりを繰
り返しながら維持されることになる。これにより、無電
極ランプ6を長期間点灯させても不安定化現象がほとん
ど生じなくなり、しかもこれの反復再現性が得られる。
この実施の形態1では、高周波に変調をかけるための信
号として商用電源を利用したので、変調をかける信号を
発生させるための専用の回路を必要とせず、しかも直流
電源2(図20参照)を省略することができるので、コ
ストの大幅な低減を図ることができる。
【0017】( b) 実施の形態2 図4は本発明に係る無電極放電灯点灯装置の実施の形態
2の構成を示すブロック図である。この場合も上述した
図20と共通する部分には同一の符号を付している。こ
の実施の形態2の無電極放電灯点灯装置14は、整流回
路1と電力変換回路3との間にショットニーの分電圧回
路と呼ばれる部分平滑回路(部分平滑手段)8を介在さ
せて、この部分平滑回路8の平滑出力を電力変換回路3
の入力電圧とし、これにより脈動させた高周波を得るよ
うにしたものである。この部分平滑回路8は、3個のダ
イオード9〜11と2個のコンデンサ12、13とを有
し、図示のように、ダイオード9とコンデンサ12とが
直列接続され、またこれらダイオード9とコンデンサ1
2との接続関係を逆にしてダイオード11とコンデンサ
13とが直列接続され、さらにダイオード9とコンデン
サ12との共通接続部分とダイオード11とコンデンサ
13との共通接続部分との間にダイオード10が介挿さ
れた構成になっている。
【0018】図5は部分平滑回路8の出力波形であり、
また図6はコイル電圧波形である。この場合、図6に示
すようにコイル電圧は高周波を部分平滑波の信号で変調
した振幅変調波になっている。この場合も上記実施の形
態1の無電極放電灯点灯装置7と同様にコイル電圧によ
る電磁エネルギーが無電極ランプ6に供給されること
で、リング放電が管壁に近付いたり離れたりを繰り返し
ながら維持される。これにより、無電極ランプ6を長期
間点灯させても不安定化現象がほとんど生じなくなり、
しかもこれの反復再現性が得られる。この実施の形態2
では、高周波に変調をかけるための信号として商用電源
を利用したので、変調をかける信号を発生させるための
専用の回路を必要とせず、しかも直流電源2(図20参
照)に代わって構成が簡素な部分平滑回路8でよいの
で、コストの低減を図ることができる。なお、部分平滑
波形が得られればよいのでショットニーの分電圧回路に
限定されるものではない。
【0019】( c) 実施の形態3 図7は本発明に係る無電極放電灯点灯装置の実施例3の
構成を示すブロック図である。この場合も上述した図2
0と共通する部分には同一の符号を付している。この実
施の形態3の無電極放電灯点灯装置15は、高周波に変
調をかけるのではなく、電力変換回路3を制御部100
により制御して高周波そのものを脈動させようにしたも
のである。この場合、制御部100は、電力変換回路3
から発生する高周波が休止期間を持つことなく、かつ振
幅の最大値の100〜70%の範囲で脈動するように制
御する。高周波そのものの振幅を変化させる方法として
は、次のものが考えられる。 ・ドライブ波形の振幅変化 ・負バイアス量の変化 ・矩形波デューティの変化
【0020】以下、各場合について説明する。 (イ)ドライブ波形の振幅変化 電力変換回路3は、実際には図8の回路図に示す駆動回
路16によって駆動されるようになっており、この駆動
回路16の電源電圧V2 を制御部100Aからの制御信
号により変化させることで駆動正弦波形の振幅が変化
し、電力変換回路3のFET3A、3Bのゲート印加電
圧が変化する。これにより、電力変換回路3の出力が変
化する。この場合、電力変換回路3はその前段に設けら
れた直流電源2からの直流出力を入力し、この直流出力
をスイッチングすることで高周波を得るようにしてい
る。電圧V1 が直流電源2の直流出力である。
【0021】(ロ)負バイアス量の変化 図9は負バイアス量を制御できるようにした電力変換回
路20の構成を示す回路図であり、上述した電力変換回
路3にコンデンサ21、抵抗22、トランジスタ23お
よびダイオード24を追加したものである。コンデンサ
21と抵抗22は並列接続されてパルストランス17の
二次巻線17Bの一端と接地との間に直列に介挿されて
いる。トランジスタ23はそのコレクタがダイオード2
4を介してパルストランス17の二次巻線17Bの他端
とFET20Bのゲートとの間に接続されており、エミ
ッタが接地されている。トランジスタ23のベースには
制御部100Bから制御信号(直流電圧)が印加され
る。ダイオード24は、そのカソードをトランジスタ2
3側に向けて介挿されている。このダイオード24はト
ランジスタ23のコレクタ・エミッタ間に逆電圧が印加
された際の保護として使用される。
【0022】コンデンサ21はFET20Bに負バイア
スをかけるためのものである。FET20Bは正弦波で
駆動されることから、コンデンサ21は図示のようにト
ランジスタ23のエミッタ側が正になるように充電され
る。充電された電荷は抵抗22により放電されてコンデ
ンサ21の直流電圧が低下する。コンデンサ21の直流
電圧が低下すると、トランジスタ23がオンし、コンデ
ンサ21の充電を開始する。これにより、再びコンデン
サ21の直流電圧が上がる。この動作を繰り返してコン
デンサ21の充電量が一定値に収束する。
【0023】この状態でトランジスタ23のベースバイ
アスを変化させると導通状態が変化し、これによってコ
ンデンサ21の充電量が変化するので、コンデンサ21
の直流電圧が以前とは異なる値になる。コンデンサ21
の直流電圧が変わることで駆動正弦波が図10に示すよ
うに、全体のレベルが変化し、電力変換回路20の出力
が変化する。このように、トランジスタ23のベースバ
イアスを制御部100Bにより制御することで電力変換
回路20の出力が変化する。
【0024】(ハ)矩形波デューティの変化 図11に示すように、電力変換回路3のFET3A、3
Bのゲート印加電圧のデューティを制御部100Cによ
り変化させることで、電力変換回路3の出力の振幅が変
化する。この場合、FET3A、3Bのゲートに印加す
る電圧の波形が矩形波であり、駆動回路25より出力さ
れる。この実施の形態3においても、コイル電圧による
電磁エネルギーが無電極ランプ6に供給されることで、
リング放電が管壁に近付いたり離れたりを繰り返しなが
ら維持される。これにより、無電極ランプ6を長期間点
灯させても不安定化現象がほとんど生じなくなり、しか
もこれの反復再現性が得られる。この実施の形態3で
は、電力変換回路3の駆動回路16の電源電圧を変化さ
せたり、電力変換回路3における負バイアス量を変化さ
せたり、あるいは電力変換回路3への矩形波のデューテ
ィを変化させるだけの簡単な構成でよいので、コストの
上昇を低く抑えることができる。
【0025】( d) 実施の形態4 図12は本発明に係る無電極放電灯点灯装置の実施の形
態4の構成を示すブロック図である。この場合も上述し
た図20と共通する部分には同一の符号を付している。
この実施の形態4の無電極放電灯点灯装置27は、直流
電源26の直流出力の大きさを変させることにより、脈
動した高周波を得るようにしたものである。すなわち、
直流電源26は制御部110からの制御信号を入力する
ことで例えば50V→40V→50V→・・・のよう
に、高い電圧と低い電圧(あくまでも相対的関係)を交
互に繰り返す。直流電源26の直流出力の大きさが変わ
ることにより、電力変換回路3の高周波が脈動する。こ
の場合、電力変換回路3から発生する高周波が休止期間
を持つことなく、かつ振幅の最大値の100〜70%の
範囲で脈動するように制御する。
【0026】この実施の形態4においても、コイル電圧
による電磁エネルギーが無電極ランプ6に供給されるこ
とでリング放電が管壁に近付いたり離れたりを繰り返し
ながら維持される。これにより、無電極ランプ6を長期
間点灯させても不安定化現象がほとんど生じなくなり、
しかもこれの反復再現性が得られる。この実施の形態4
では、直流電源26の出力を変化させるだけの簡単な構
成でよいので、コストの上昇を低く抑えることができ
る。
【0027】( e) 実施の形態5 図13は本発明に係る無電極放電灯点灯装置の実施の形
態5の構成を示すブロック図である。この場合も上述し
た図20と共通する部分には同一の符号を付している。
この実施の形態5の無電極放電灯点灯装置32は、直流
電源2の出力を断続させることによって脈動した高周波
を得るようにしたものである。直流電源2の出力の断続
は、直流電源2と電力変換回路3との間に介挿したスイ
ッチ30を制御部120によってオン/オフさせること
により行う。この場合、制御部120は、電力変換回路
3から発生する高周波が休止期間を持つことなく、かつ
振幅の最大値の100〜70%の範囲で脈動するように
制御する。
【0028】この実施の形態5においても、コイル電圧
による電磁エネルギーが無電極ランプ6に供給されるこ
とでリング放電が管壁に近付いたり離れたりを繰り返し
ながら維持される。これにより、無電極ランプ6を長期
間点灯させても不安定化現象がほとんど生じなくなり、
しかもこれの反復再現性が得られる。この実施の形態5
では、直流電源2の出力を断続させるだけの簡単な構成
でよいので、コストの上昇を低く抑えることができる。
【0029】( f) 実施の形態6 図14は本発明に係る無電極放電灯点灯装置の実施の形
態6の構成を示すブロック図である。この場合も上述し
た図20と共通する部分には同一の符号を付している。
この実施の形態6の無電極放電灯点灯装置33は、通常
は脈動のない高周波を発生し、無電極ランプ6が不安定
化した場合に脈動した高周波を発生するようにしたもの
である。すなわち、コイル電圧を検出することで無電極
ランプ6の放電の不安定化を検出し、不安定化したとき
に電力変換回路3を駆動するための正弦波に電源周波の
信号を重畳させ、これによって脈動させた高周波を得
る。
【0030】この図において、発振部40は電力変換回
路3を正弦波駆動するための正弦波を発生するものであ
る。分圧器41は全波整流出力を分圧するものであり、
外部よりオン/オフ制御可能なスイッチ42を介して整
流回路1の出力端に接続されている。スイッチ42の分
圧器41側と発振部40との間にはコンデンサ43が介
挿されている。このコンデンサ43により、分圧器41
にて分圧された全波整流出力が発振部40からの正弦波
信号に重畳される。検出部44はコイル電圧を分圧して
整流・平滑する。比較部45は検出部44の検出出力と
基準値とを比較し、検出出力が基準値を超えたときに出
力を”H”レベルにする。
【0031】このような構成において、無電極ランプ6
のリング放電の不安定化が生ずると、コイル電圧が通常
時に比べて高くなったり、低くなったりする。この状態
になると検出部44の検出出力が比較部45の基準値を
超えて、出力が”H”レベルになり、スイッチ42がオ
フする。これにより、分圧器41にて分圧された全波整
流出力が発振部40からの正弦波信号に重畳され、電力
変換回路3の高周波が図15に示すように脈動する。こ
の結果、無電極ランプ6のリング放電の不安定化現象が
抑制される。
【0032】( g) 実施の形態7 図16は本発明に係る無電極放電灯点灯装置の実施の形
態7の構成を示す回路図である。この図では、電力変換
回路3およびこの電力変換回路3を駆動する駆動回路5
0のみを示したものである。この実施の形態7の無電極
放電灯点灯装置53は、駆動回路50にダンピング抵抗
51を介挿したり、外したりすることにより、駆動回路
50の出力を変化させて、脈動した高周波を発生するよ
うにしたものである。ダンピング抵抗51の駆動回路5
0への介挿/取り外しは、ダンピング抵抗51と直列に
接続したスイッチ52をオン/オフすることにより行
う。このオン/オフ制御は制御部130によって行わ
れ、制御部130は電力変換回路3から発生する高周波
が休止期間を持つことなく、かつ振幅の最大値の100
〜70%の範囲で脈動するように制御する。スイッチ5
2を動作させるタイミングは実施の形態6と同様に無電
極ランプ6の放電が不安定化したときでよい。
【0033】この実施の形態7においても、コイル電圧
による電磁エネルギーが無電極ランプ6に供給されるこ
とでリング放電が管壁に近付いたり離れたりを繰り返し
ながら維持される。これにより、無電極ランプ6を長期
間点灯させても不安定化現象がほとんど生じなくなり、
しかもこれの反復再現性が得られる。この実施の形態で
は、駆動回路50にダンピング抵抗を介挿させたり、外
したりするだけの簡単な構成でよいので低コスト化を実
現できる。
【0034】また、この実施の形態7では、次のような
利点も得られる。すなわち、無電極ランプ6の始動時に
は定常動作時よりも大きな電力を供給することが望まし
いが、無電極ランプ6が点灯していないときの整合回路
4以降のQ値が非常に高くなっているので、このような
状態で設計値から外れた動作点をとってしまうと電力変
換回路3のFET3A、3Bの破壊につながる。そこ
で、始動時にのみダンピング抵抗51を介挿してQ値を
下げるようにし、始動した後はダンピング抵抗51を外
してQ値を上げるようにする。これにより、電力変換回
路3の各素子のバラツキによらず大電力を必要とする始
動時により正確な駆動電流を与えることができ、確実に
始動することができる。
【0035】( h) 実施の形態8 図17は本発明に係る無電極放電灯点灯装置の実施の形
態8の構成を示す回路図である。この図では、電力変換
回路3、整合回路60および励磁コイル69を示すとと
もに、無電極ランプ6の等価回路を示したものである。
この実施の形態8の無電極放電灯点灯装置74は、イン
ピーダンス反転機能を有する整合回路60を用いること
により、無電極ランプ6の不安定化を抑制するものであ
る。整合回路60は、L型整合回路61とπ型整合回路
62とを組み合わせた構成になっており、さらにこれら
の間に所定の長さの同軸ケーブル(伝送線路)68を介
挿している。L型整合回路61はコイル63とコンデン
サ64とから構成され、π型整合回路62はコイル65
とコンデンサ66、67とから構成されている。L型整
合回路61と電力変換回路3とはコンデンサ69によっ
て接続されており、π型整合回路62の出力側には抵抗
70および励磁コイル71がそれぞれ並列に接続されて
いる。無電極ランプ6をコイル72と抵抗73との等価
回路で表している。
【0036】L型整合回路61とπ型整合回路62との
間に所定の長さの同軸ケーブル68を設けることによっ
て、電力変換回路3と励磁コイル71との間のインピー
ダンスの増減を反転させることが可能になる。すなわ
ち、整合回路60の入力側から見たインピーダンスを入
力インピーダンスとし、負荷である無電極ランプ6のイ
ンピーダンスを出力インピーダンスとすると、負荷が大
のときに入力インピーダンスを小さくでき、負荷が小の
ときに入力インピーダンスを大きくできる。無電極ラン
プ6はインピーダンスが無点灯時に大きく、点灯時に小
さくなる負性特性を有していることから、無点灯時のイ
ンピーダンスが大きくなっているときに入力インピーダ
ンスが小になるので、定電圧を出力する直流電源は電流
の供給を増加することになり、逆に点灯時のインピーダ
ンスが小さくなっているときに入力インピーダンスが大
になるので、直流電源は電流の供給を減少することにな
る。整合回路60の各素子の値は無電極ランプ6が点灯
したときに最適な電力の供給になるように決めておけば
よい。
【0037】図18は同軸ケーブル68を設けた場合と
そうでない場合の負荷変動時の出力変動を示すグラフで
ある。この場合、横軸の規格化Raは無電極ランプ6の
抵抗73の抵抗値の変化の割り合いを示すものであり、
例えば定常時の抵抗値が2.021Ωであるときに3.
000Ωに変化すると、その際の変化の割り合いは3.
000/2.021=1.484になる。他方、縦軸の
規格化Plmpは高周波の変化の割り合いを示すもので
あり、例えば定常時の高周波が300Wであるときに2
70Wに変化すると、その際の変化の割り合いは270
/300=0.9になる。
【0038】このようにして、同軸ケーブル68を設け
ない場合、すなわちケーブル長td=0の場合は”○”
で示すようにインピーダンスの反転が生じないが、ケー
ブル長td =18.4nsecの場合は”●”で示すよ
うにインピーダンスの反転が起こる。この場合の整合回
路60の各素子の値は図中に示した通りである。インピ
ーダンス反転を起こさせることによって、負抵抗特性を
有する無電極ランプ6に安定して電力を供給することが
可能になる。つまり、無電極ランプ6の放電が不安定化
してもその都度最適な電力が供給されるから、結果的に
放電の不安定化現象が抑制される。
【0039】なお、脈動させた高周波の包絡線の形状そ
のもの、または高周波を変調する信号の形状は、正弦波
状やパルス状以外にも矩形波状、台形波状、三角波状ま
たはランプ波状のいずれの形状であってもよいし、周期
は一定、不定いずれであってもよい。また、変調度も
「1」に限定しない。要は励磁コイル5に印加する高周
波が脈動していればよいのである。また、高周波は無電
極ランプ6を安定して点灯させるために少なくとも1M
Hz必要であり、また高周波の包絡線の周波数は1MH
zが好ましい。
【0040】(II)照明装置の実施の形態 図19は本発明に係る照明装置の実施の形態の構成を示
す図である。この図において、耐熱プラスチックまたは
金属で円形状に形成された板部材としてのベースプレー
ト80の下面中心には、ソケット81を介して無電極ラ
ンプ(例えば無電極メタルハライドランプ)6が設けら
れている。この無電極ランプ6の頂部には、補助放電管
82が突設されており、ベースプレート80からは補助
放電管82の先端部が突き出ている。また、ベースプレ
ート80の下面には、励起コイル5の基端がビズ止めさ
れており、この励起コイル5が無電極ランプ6の外周部
に2回巻き付けられている。無電極ランプ6および励起
コイル5はアクリル樹脂で半球状に形成された下カバー
83で覆われており、この下カバー83の上端縁がベー
スプレート80の外周部に固定されている。この下カバ
ー83は、無電極ランプ6の配光を調整するとともに、
無電極ランプ6および励起コイル5に手が触れるのを防
いだり、塵埃や虫が侵入するのを防いでいる。ベースプ
レート80と下カバー83等が照明装置本体を構成して
いる。
【0041】一方、ベースプレート80の上面には実装
基板84が立設されており、この実装基板43には、図
1、図4、図8、図9、図11、図12、図13、図1
4、図16または図17のいずれか一つに示した無電極
放電灯点灯装置7、14、15、27、32、33、5
3、74を構成する電子部品が搭載されている。無電極
放電灯点灯装置7、14、15、27、32、33、5
3または74から無電極ランプ6の補助放電管82の先
端部の電極(図示略)に高電圧が印加されて補助放電管
82に補助放電を起こさせた後、励起コイル5に高周波
電流が供給されて無電極ランプ6の発光管部が点灯され
る。85は外部放熱器であり、ヒートパイプ86を通し
て伝達されてくる無電極ランプ6の発熱を外部に放散す
る。87は上カバーであり、下カバー83に接続され
る。この実施の形態によれば、無電極放電灯点灯装置
7、14、15、27、32、33、53、74に無電
極ランプ6の放電の不安定化現象を抑制する機能が設け
られているので、無電極ランプ6を長期間点灯させても
不安定化現象がほとんど生じなくなり、長期に亘って安
定して使用することができ、照明機器としての信頼性を
著しく高めることができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1、2の発明によれば、無電極ラ
ンプの近傍に配置される励起コイルに、無電極放電灯が
消弧しない範囲すなわち振幅の最大値の100〜70%
の範囲で脈動し、かつその脈動波の周波数が1MHz以
下となる波形の高周波を印加するようにしたので、無電
極ランプの放電の不安定化現象が抑制されて安定した光
出力が得られるとともに、無電極ランプの長寿命化が図
れる。
【0043】請求項3の発明によれば、全波整流出力を
部分平滑した部分平滑出力をスイッチングして高周波を
発生し、この高周波を励起コイルに印加するようにした
ので、無電極ランプの放電の不安定化現象が抑制されて
安定した光出力が得られるとともに、無電極ランプの長
寿命化が図れる。また、部分平滑手段(実施の形態にお
ける部分平滑回路8)で使用し、交流を直流に変換する
直流出力手段(実施の形態における直流電源2)を必要
としないので、装置のコストを低減することができる。
請求項4の発明によれば、少なくとも1MHzの高周波
を発生する高周波発生手段に対し、発生する高周波が休
止期間を持つことなく、かつ振幅の最大値の100〜7
0%の範囲で脈動し、さらに脈動波の周波数が1MHz
以下となるように制御するようにしたので、無電極ラン
プの放電の不安定化現象が抑制されて安定した光出力が
得られるとともに、無電極ランプの長寿命化が図れる。
【0044】請求項5乃至6の発明によれば、励磁コイ
ルにおけるコイル電圧を検出し、その検出値が基準値を
超えたときに、発生する高周波が休止期間を持つことな
く、かつ振幅の最大値の100〜70%の範囲で脈動
し、さらに脈動波の周波数が1MHz以下となるように
高周波発生手段を制御するようにしたので、無電極ラン
プの放電の不安定化現象が生じたときにその現象を抑制
して、その後も継続して安定した光出力を得ることがで
きる。請求項7の発明によれば、整合手段に、全体の特
性が放電インピーダンスに対してインピーダンス反転作
用を成す伝送線路を設けたので、負抵抗特性を有する無
電極ランプに安定して電力を供給でき、無電極ランプの
放電の不安定化現象が生じたときにその現象を抑制する
ことができる。この結果、無電極ランプの放電の不安定
化現象に伴う各種不具合を解消することができ、また整
合回路にインピーダンス反転作用を有する伝送線路を設
けるだけでよいので、装置のコスト上昇を大幅に低く抑
えることができる。
【0045】請求項8乃至10の発明によれば、請求項
1乃至7のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置を用
いたので、無電極ランプの放電の不安化現象を抑制した
信頼性の高い照明装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無電極放電灯点灯装置の実施の形
態1の構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1における全波整流を示す図であ
る。
【図3】実施の形態1における高周波を示す図である。
【図4】本発明に係る無電極放電灯点灯装置の実施の形
態2の構成を示すブロック図である。
【図5】実施の形態2における部分平滑波を示す図であ
る。
【図6】実施の形態2における高周波を示す図である。
【図7】本発明に係る無電極放電灯点灯装置の実施の形
態3の構成を示すブロック図である。
【図8】実施の形態3における高周波の制御方法を説明
するための回路図である。
【図9】実施の形態3における高周波の制御方法を説明
するための回路図である。
【図10】実施の形態3における高周波の制御方法を説
明するための波形図である。
【図11】実施の形態3における高周波の制御方法を説
明するための回路図である。
【図12】本発明に係る無電極放電灯点灯装置の実施の
形態4の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明に係る無電極放電灯点灯装置の実施の
形態5の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明に係る無電極放電灯点灯装置の実施の
形態6の構成を示すブロック図である。
【図15】実施の形態6における高周波を示す図であ
る。
【図16】本発明に係る無電極放電灯点灯装置の実施の
形態7の構成を示すブロック図である。
【図17】本発明に係る無電極放電灯点灯装置の実施の
形態8の構成を示すブロック図である。
【図18】実施の形態8におけるインピーダンス反転を
説明するための図である。
【図19】本発明に係る照明装置の実施の形態の構成を
示す図である。
【図20】従来の無電極放電灯点灯装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図21】従来の無電極放電灯点灯装置の各部の波形を
示す図である。
【符号の説明】
1 整流回路 3 電力変換回路 4 整合回路 5 励磁コイル 6 無電極ランプ 7、14、15、27、32、33、53、73 無電
極放電灯点灯装置 8 部分平滑回路 16、25、50 駆動回路 30、42、52 スイッチ 40 発振部 41 分圧器 43 コンデンサ 44 検出部 45 比較部 51 ダンピング抵抗 60 整合回路 68 同軸ケーブル 80 バースプレート 81 ソケット 82 補助放電管 83 下カバー 84 実装基板 85 外部放熱器 86 ヒートパイプ 87 上カバー 100、100A、100B、100C、110、12
0、130 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 昭浩 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無電極放電灯の近傍に配置された励磁コ
    イルと;前記無電極放電灯が消弧しない範囲で脈動する
    とともに、脈動波の周波数が1MHz以下となる波形の
    高周波を発生して前記励磁コイルに供給する高周波発生
    手段と;を備えたことを特徴とする無電極放電灯点灯装
    置。
  2. 【請求項2】 前記高周波発生手段は、振幅の最大値の
    100〜70%の範囲で高周波を発生することを特徴と
    する請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 無電極放電灯の近傍に配置された励磁コ
    イルと;交流を全波整流する整流手段と;この整流手段
    からの整流出力を部分平滑する部分平滑手段と;この部
    分平滑手段からの部分平滑出力を駆動信号にしたがって
    スイッチングして高周波を発生して前記励磁コイルに供
    給する高周波発生手段と;を備えたことを特徴とする無
    電極放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 無電極放電灯の近傍に配置された励磁コ
    イルと;入力電圧を駆動信号にしたがってスイッチング
    して少なくとも1MHzの高周波を発生して前記励磁コ
    イルに供給する高周波発生手段と;この高周波発生手段
    から発生する高周波が休止期間を持つことなく、かつ振
    幅の最大値の100〜70%の範囲で脈動し、さらに脈
    動波の周波数が1MHz以下となるように該高周波発生
    手段を制御する制御手段と;を備えたことを特徴とする
    無電力放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 前記励磁コイルにおけるコイル電圧を検
    出するコイル電圧検出手段と;このコイル電圧検出手段
    と所定の基準値とを比較する比較手段と;をさらに備
    え、 前記制御手段は、前記比較手段の比較結果から前記コイ
    ル電圧検出手段の検出値が基準値を超えたと判断すると
    制御を開始することを特徴とする請求項4記載の無電極
    放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】 前記比較手段における基準値は、前記無
    電極放電灯の放電が不安定化したときのコイル電圧に基
    づいて決定したことを特徴とする請求項5記載の無電極
    放電灯点灯装置。
  7. 【請求項7】 入力電圧を駆動信号にしたがってスイッ
    チングして高周波を発生する高周波発生手段と;この高
    周波発生手段と無電極放電灯との間のインピーダンス整
    合をとる整合手段と;この整合手段を介して前記無電極
    放電灯に電磁エネルギーを供給する励起コイルと;を備
    え、 前記整合手段は、全体の特性が放電インピーダンスに対
    してインピーダンス反転作用を成す伝送線路を有するこ
    とを特徴とする無電極放電灯点灯装置。
  8. 【請求項8】 無電極放電灯と;請求項1乃至7のいず
    れかに記載の無電極放電灯点灯装置と;この無電極放電
    灯点灯装置を搭載する基板と;前記無電極放電灯を始動
    させるとともに、この無電極放電灯の発光を照明に用い
    るための照明用部材と;を備えたことを特徴とする照明
    装置。
  9. 【請求項9】 前記無電極放電灯および基板が前記照明
    用部材に一体に保持されていることを特徴とする請求項
    8記載の照明装置。
  10. 【請求項10】 前記無電極放電灯は、無電極メタルハ
    ライドランプであることを特徴とする請求項8乃至9の
    いずれかに記載の照明装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011530794A (ja) * 2008-08-14 2011-12-22 オスラム アクチエンゲゼルシャフト 高圧放電ランプ
JP2013038061A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Samsung Electronics Co Ltd ライトユニット及びその駆動方法
JP2016540479A (ja) * 2013-11-27 2016-12-22 モーメンタム ダイナミックス コーポレーション ライン周波数およびライン電圧acの無線伝送

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