JPH09282567A - 異常検出装置 - Google Patents
異常検出装置Info
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- JPH09282567A JPH09282567A JP11551196A JP11551196A JPH09282567A JP H09282567 A JPH09282567 A JP H09282567A JP 11551196 A JP11551196 A JP 11551196A JP 11551196 A JP11551196 A JP 11551196A JP H09282567 A JPH09282567 A JP H09282567A
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- light
- laser light
- glass
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 固定側部材に対し板ガラスを移動させること
なく、単に破損させただけでも、異常が検出されるよう
にして、異常の発生がより確実に検出されるようにする
異常検出装置の提供する。上記課題を達成する異常検出
装置の構成が簡単に、かつ、安価となるようにする。上
記固定側部材に対する異常検出装置の設置等の取り扱い
作業が容易にできるようにする。 【解決手段】 板ガラス3の端面にレーザ光Lを反射す
る反射体5を形成する。同上板ガラス3のガラス面に沿
った方向でこの板ガラス3の内部にレーザ光Lを照射す
る投光器6を設けると共に、そのレーザ光Lを受光する
受光器9を設ける。
なく、単に破損させただけでも、異常が検出されるよう
にして、異常の発生がより確実に検出されるようにする
異常検出装置の提供する。上記課題を達成する異常検出
装置の構成が簡単に、かつ、安価となるようにする。上
記固定側部材に対する異常検出装置の設置等の取り扱い
作業が容易にできるようにする。 【解決手段】 板ガラス3の端面にレーザ光Lを反射す
る反射体5を形成する。同上板ガラス3のガラス面に沿
った方向でこの板ガラス3の内部にレーザ光Lを照射す
る投光器6を設けると共に、そのレーザ光Lを受光する
受光器9を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば窓などのよ
うに板ガラスを有する部位に設けられ、板ガラスを破損
させたり移動させたりしたときに作動するようにした異
常検出装置に関するものである。
うに板ガラスを有する部位に設けられ、板ガラスを破損
させたり移動させたりしたときに作動するようにした異
常検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、建物の窓は壁などの固定側部材
に形成された開口と、この開口を開閉するよう上記固定
側部材に対して移動可能に設けられるガラス戸とで構成
され、このガラス戸は板ガラスを備えている。従来、上
記窓から空き巣等の侵入者が不法に侵入することを防止
する異常検出装置として、次のように構成されたものが
ある。
に形成された開口と、この開口を開閉するよう上記固定
側部材に対して移動可能に設けられるガラス戸とで構成
され、このガラス戸は板ガラスを備えている。従来、上
記窓から空き巣等の侵入者が不法に侵入することを防止
する異常検出装置として、次のように構成されたものが
ある。
【0003】即ち、上記開口の開口縁にリミットスイッ
チなどの開閉スイッチが取り付けられ、このスイッチは
上記ガラス戸が全閉状態から開くように移動したときに
接点が閉じる(もしくは開く)よう設定されている。そ
して、侵入者がガラス戸の板ガラスを破損させて、ロッ
クを外すなどして、ガラス戸を開けたときには上記開閉
スイッチの接点が閉じ(もしくは開き)、これにより、
警報装置等の回路が通電して異常が知らされるようにな
っている。
チなどの開閉スイッチが取り付けられ、このスイッチは
上記ガラス戸が全閉状態から開くように移動したときに
接点が閉じる(もしくは開く)よう設定されている。そ
して、侵入者がガラス戸の板ガラスを破損させて、ロッ
クを外すなどして、ガラス戸を開けたときには上記開閉
スイッチの接点が閉じ(もしくは開き)、これにより、
警報装置等の回路が通電して異常が知らされるようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものでは、例えば、侵入者がガラス戸の板ガラスを破損
させてこの板ガラスに開口を形成し、ガラス戸を移動さ
せることなく、上記開口から侵入したときには、ガラス
戸が移動しないので、警報装置が作動しないという難点
がある。
ものでは、例えば、侵入者がガラス戸の板ガラスを破損
させてこの板ガラスに開口を形成し、ガラス戸を移動さ
せることなく、上記開口から侵入したときには、ガラス
戸が移動しないので、警報装置が作動しないという難点
がある。
【0005】そこで、投光器を、その光軸が板ガラスの
外面に沿って通るように配設する一方、この光を受けて
電気信号を出力するように受光器を設け、侵入者が上記
光軸を通って光を遮れば受光器の出力が変化し、これを
検出して警報装置等が作動するように回路を組むことが
考えられる。しかし、このような装置の実効を上げるた
めには、板ガラスに沿って多数の光軸を網羅する必要が
あるから、投光器、および受光器の設置数が多くなり、
異常検出装置の構成が複雑になると共に、コストが高く
なるという問題がある。
外面に沿って通るように配設する一方、この光を受けて
電気信号を出力するように受光器を設け、侵入者が上記
光軸を通って光を遮れば受光器の出力が変化し、これを
検出して警報装置等が作動するように回路を組むことが
考えられる。しかし、このような装置の実効を上げるた
めには、板ガラスに沿って多数の光軸を網羅する必要が
あるから、投光器、および受光器の設置数が多くなり、
異常検出装置の構成が複雑になると共に、コストが高く
なるという問題がある。
【0006】また、窓枠に振動スイッチを設けて、侵入
者の侵入を振動により検出する方法も考えられるが、他
の要因で誤作動することが多く、十分な実用性を備える
までには至っていない。
者の侵入を振動により検出する方法も考えられるが、他
の要因で誤作動することが多く、十分な実用性を備える
までには至っていない。
【0007】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、固定側部材に対し板ガラスを移動させる
ことなく、単に破損させただけでも、異常が検出される
ようにして、異常の発生がより確実に検出されるように
する異常検出装置の提供を課題とする。
されたもので、固定側部材に対し板ガラスを移動させる
ことなく、単に破損させただけでも、異常が検出される
ようにして、異常の発生がより確実に検出されるように
する異常検出装置の提供を課題とする。
【0008】また、上記課題を達成する異常検出装置の
構成が簡単に、かつ、安価となるようにすることを課題
とする。
構成が簡単に、かつ、安価となるようにすることを課題
とする。
【0009】また、上記固定側部材に対する異常検出装
置の設置等の取り扱い作業が容易にできるようにするこ
とを課題とする。
置の設置等の取り扱い作業が容易にできるようにするこ
とを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明の異常検出装置は、次の如くである。
の本発明の異常検出装置は、次の如くである。
【0011】なお、この「課題を解決するための手段」
の項において、下記した( )内の用語は、特許請求の
範囲の用語に対応するものである。
の項において、下記した( )内の用語は、特許請求の
範囲の用語に対応するものである。
【0012】請求項1の発明は、板ガラス3の端面にレ
ーザ光Lを反射する反射体5を形成し、同上板ガラス3
のガラス面に沿った方向でこの板ガラス3の内部にレー
ザ光Lを照射する投光器6を設けると共に、そのレーザ
光Lを受光する受光器9を設けたものである。
ーザ光Lを反射する反射体5を形成し、同上板ガラス3
のガラス面に沿った方向でこの板ガラス3の内部にレー
ザ光Lを照射する投光器6を設けると共に、そのレーザ
光Lを受光する受光器9を設けたものである。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、壁(固定側部材)25に対し板ガラス3を移動可能
に支持させ、同上壁(固定側部材)25に投光器6と受
光器9とを支持させたものである。
て、壁(固定側部材)25に対し板ガラス3を移動可能
に支持させ、同上壁(固定側部材)25に投光器6と受
光器9とを支持させたものである。
【0014】請求項3の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記投光器6と受光器9とを上記板ガラス3に支持
させたものである。
て、上記投光器6と受光器9とを上記板ガラス3に支持
させたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
により説明する。
【0016】(第1の実施の形態)
【0017】図1〜3は、第1の実施の形態を示してい
る。
る。
【0018】図1において、符号1は窓であって、この
窓1は、固定側部材である建物の壁25に形成された開
口2と、この開口2を塞ぐようにこの開口2に嵌入され
る矩形状の板ガラス3と、この板ガラス3を上記開口2
の開口縁に支持させる桟4とで構成されている。
窓1は、固定側部材である建物の壁25に形成された開
口2と、この開口2を塞ぐようにこの開口2に嵌入され
る矩形状の板ガラス3と、この板ガラス3を上記開口2
の開口縁に支持させる桟4とで構成されている。
【0019】図1、2において、上記窓1に異常検出装
置Aが設けられている。この異常検出装置Aは上記板ガ
ラス3を構成部品としている。この板ガラス3の端面に
は、レーザ光Lを反射する薄膜状の反射体5が設けら
れ、この反射体5は板ガラス3の上端面、および下端面
に設けられている。この反射体5は、反射性塗料の塗
布、金属箔の貼着もしくは蒸着などによって成形され、
上記板ガラス3の端面に強固に固着されている。
置Aが設けられている。この異常検出装置Aは上記板ガ
ラス3を構成部品としている。この板ガラス3の端面に
は、レーザ光Lを反射する薄膜状の反射体5が設けら
れ、この反射体5は板ガラス3の上端面、および下端面
に設けられている。この反射体5は、反射性塗料の塗
布、金属箔の貼着もしくは蒸着などによって成形され、
上記板ガラス3の端面に強固に固着されている。
【0020】図1、および図2において、符号6は光学
系を備えて板ガラス3の下端面に対向するようこの板ガ
ラス3の外方で壁25に固定された投光器、符号7は、
用途に応じ可視または不可視のレーザ光Lを発生するレ
ーザ光線発生装置7であり、例えばヘリウム−ネオンレ
ーザのレーザ管等を備えたものである。このレーザ光線
発生装置7で発生したレーザ光Lは光ファイバ8を介し
て上記投光器6へ送られ、この投光器からガラス面に沿
った方向でガラス内部に照射される。符号9は板ガラス
3の下端面に対向するようこの板ガラス3の外方で壁2
5に固定された受光器(光センサー)であって、ガラス
内部を通って出てきたレーザ光Lを受け、これを電気信
号に変換して検出信号を出力する。上記下端側の反射体
5には、投光器6からのレーザ光Lをガラス内部へ入れ
るための導入窓5aと、ガラス内部のレーザ光Lを受光
器9へ受けさせるための導出窓5bとが開口している。
系を備えて板ガラス3の下端面に対向するようこの板ガ
ラス3の外方で壁25に固定された投光器、符号7は、
用途に応じ可視または不可視のレーザ光Lを発生するレ
ーザ光線発生装置7であり、例えばヘリウム−ネオンレ
ーザのレーザ管等を備えたものである。このレーザ光線
発生装置7で発生したレーザ光Lは光ファイバ8を介し
て上記投光器6へ送られ、この投光器からガラス面に沿
った方向でガラス内部に照射される。符号9は板ガラス
3の下端面に対向するようこの板ガラス3の外方で壁2
5に固定された受光器(光センサー)であって、ガラス
内部を通って出てきたレーザ光Lを受け、これを電気信
号に変換して検出信号を出力する。上記下端側の反射体
5には、投光器6からのレーザ光Lをガラス内部へ入れ
るための導入窓5aと、ガラス内部のレーザ光Lを受光
器9へ受けさせるための導出窓5bとが開口している。
【0021】符号10は受光器9の出力信号を増幅する
アンプ、符号11はアンプ10、およびレーザ光線発生
装置7に接続された制御装置、符号12は制御装置11
に接続された警報装置であって、この制御装置11は上
記レーザ光線発生装置7によるレーザ光Lの発生を制御
すると共に、アンプ10の出力信号の変動を検出し、こ
の信号が変動したときに警報装置12を作動させるよう
になっている。
アンプ、符号11はアンプ10、およびレーザ光線発生
装置7に接続された制御装置、符号12は制御装置11
に接続された警報装置であって、この制御装置11は上
記レーザ光線発生装置7によるレーザ光Lの発生を制御
すると共に、アンプ10の出力信号の変動を検出し、こ
の信号が変動したときに警報装置12を作動させるよう
になっている。
【0022】なお、ここでは、投光器6とレーザ光線発
生装置7とを分割したが、これらを一体にしてもよい。
また受光器9で光信号を電気信号に変換したが、受光器
9を光学系のみとし、ここから光信号を光ファイバ等を
介して別途に設けた変換装置に送り、この変換装置で電
気信号に変換するようにしてもよい。
生装置7とを分割したが、これらを一体にしてもよい。
また受光器9で光信号を電気信号に変換したが、受光器
9を光学系のみとし、ここから光信号を光ファイバ等を
介して別途に設けた変換装置に送り、この変換装置で電
気信号に変換するようにしてもよい。
【0023】上記第1の実施の形態では、図2で示すよ
うに、正常時には投光器6から出たレーザ光Lは板ガラ
ス3の内部に入り、その良好な収束性により反射体5,
5で順次反射してガラス内をジグザグに進み、受光器9
に入り、この受光器9からほぼ一定の出力電圧を出力さ
せる。
うに、正常時には投光器6から出たレーザ光Lは板ガラ
ス3の内部に入り、その良好な収束性により反射体5,
5で順次反射してガラス内をジグザグに進み、受光器9
に入り、この受光器9からほぼ一定の出力電圧を出力さ
せる。
【0024】図3において、板ガラス3が破損させられ
ると、この破損部Bの投射面は、通常、不規則な向きに
形成される。このため、レーザ光Lの光軸が乱反射等に
より乱れ、板ガラス3の内部においてレーザ光Lが途中
で瞬時に平衡を崩したり、遮断されて受光器9に安定し
た光量が到達しなくなる。このため、受光器9の出力電
圧が変動して異常が検出され、この検出信号を入力した
制御装置11により警報装置12が作動する。
ると、この破損部Bの投射面は、通常、不規則な向きに
形成される。このため、レーザ光Lの光軸が乱反射等に
より乱れ、板ガラス3の内部においてレーザ光Lが途中
で瞬時に平衡を崩したり、遮断されて受光器9に安定し
た光量が到達しなくなる。このため、受光器9の出力電
圧が変動して異常が検出され、この検出信号を入力した
制御装置11により警報装置12が作動する。
【0025】上記の場合、正常時には反射回数に応じて
板ガラス内を通るレーザ光Lの本数は実質的に増えてい
るから、破損部Bの面積が小さくても、また、この破損
部Bが板ガラス3の一部に偏っていても、上記異常がよ
り確実に検出される。また板ガラス3を桟4ごと取り外
すなどして移動したときにも、レーザ光Lが受光器9ま
で到達しなくなるから、警報装置12が作動する。ま
た、矩形状である単純な形状の板ガラス3の端面に反射
体5を塗布等により設けるだけであるから、加工が容易
である。よって、板ガラス3の破損または移動による異
常は、破損面積や移動量の大小に関係なく、確実に、か
つ、安価に検出される。
板ガラス内を通るレーザ光Lの本数は実質的に増えてい
るから、破損部Bの面積が小さくても、また、この破損
部Bが板ガラス3の一部に偏っていても、上記異常がよ
り確実に検出される。また板ガラス3を桟4ごと取り外
すなどして移動したときにも、レーザ光Lが受光器9ま
で到達しなくなるから、警報装置12が作動する。ま
た、矩形状である単純な形状の板ガラス3の端面に反射
体5を塗布等により設けるだけであるから、加工が容易
である。よって、板ガラス3の破損または移動による異
常は、破損面積や移動量の大小に関係なく、確実に、か
つ、安価に検出される。
【0026】以下の各図は、第2〜5の実施の形態を示
している。これら各実施の形態は、前記第1の実施の形
態と構成作用において多くの点で共通しているため、こ
れら共通するものについては、図面に共通の符号を付し
てその重複した説明を省略し、異なる点につき主に説明
する。
している。これら各実施の形態は、前記第1の実施の形
態と構成作用において多くの点で共通しているため、こ
れら共通するものについては、図面に共通の符号を付し
てその重複した説明を省略し、異なる点につき主に説明
する。
【0027】(第2の実施の形態)
【0028】図4は、第2の実施の形態を示している。
【0029】この実施の形態は、壁25に対し、板ガラ
ス3と桟4が一体的に一方向に摺動するよう移動可能に
支持されている。符号15は開口2の開口縁に取り付け
られた固定側部材である窓枠であって、この窓枠15に
板ガラス3と桟4とが、摺動自在に支持されている。
ス3と桟4が一体的に一方向に摺動するよう移動可能に
支持されている。符号15は開口2の開口縁に取り付け
られた固定側部材である窓枠であって、この窓枠15に
板ガラス3と桟4とが、摺動自在に支持されている。
【0030】投光器6、および受光器9が上記窓枠15
に固定されている。
に固定されている。
【0031】従って、この実施の形態の作用、および効
果は前記第1の実施の形態とほぼ同様であるが、更に、
侵入者が板ガラス3と桟4を、図5の実線の状態から仮
想線の状態へスライドさせたときにも、レーザ光Lが途
中で遮断され、あるいは空中に発散して受光器9に到達
しなくなり、警報装置12が作動するから、鍵の締め忘
れ等の原因により侵入されたときでも、これを検出して
警報が作動させられる。
果は前記第1の実施の形態とほぼ同様であるが、更に、
侵入者が板ガラス3と桟4を、図5の実線の状態から仮
想線の状態へスライドさせたときにも、レーザ光Lが途
中で遮断され、あるいは空中に発散して受光器9に到達
しなくなり、警報装置12が作動するから、鍵の締め忘
れ等の原因により侵入されたときでも、これを検出して
警報が作動させられる。
【0032】(第3の実施の形態)
【0033】図5は、第3の実施の形態を示している。
【0034】この実施の形態は、桟4が板ガラス3と共
に縦軸16周りに移動可能、つまり、回動自在となるよ
う開口2の開口縁の固定側部材である窓枠15に支持さ
れている。そして投光器6、および受光器9が窓枠15
に支持されている。
に縦軸16周りに移動可能、つまり、回動自在となるよ
う開口2の開口縁の固定側部材である窓枠15に支持さ
れている。そして投光器6、および受光器9が窓枠15
に支持されている。
【0035】従って、この実施の形態の作用、および効
果は上記第3の実施の形態とほぼ同様であり、侵入者が
板ガラス3と共に桟4を、図6の実線の状態から仮想線
の状態へ回動させたときには、レーザ光Lが途中で遮断
され、あるいは空中に発散して受光器9に到達しなくな
り、警報装置12が作動するから、鍵の締め忘れ等の原
因により侵入されたときでも、これを検出して警報を作
動させることができる。
果は上記第3の実施の形態とほぼ同様であり、侵入者が
板ガラス3と共に桟4を、図6の実線の状態から仮想線
の状態へ回動させたときには、レーザ光Lが途中で遮断
され、あるいは空中に発散して受光器9に到達しなくな
り、警報装置12が作動するから、鍵の締め忘れ等の原
因により侵入されたときでも、これを検出して警報を作
動させることができる。
【0036】以上の各実施の形態では、投光器6、およ
び受光器9が、板ガラス3の外方で壁25や窓枠15に
固定されている場合を説明したが、投光器6、および受
光器9をブラケットなどを介して板ガラス3に固定して
もよい。このようにすれば、投光器6、および受光器9
を板ガラス3と一体的にユニットとして取り扱うことが
できて、施工に際して作業性が良い。
び受光器9が、板ガラス3の外方で壁25や窓枠15に
固定されている場合を説明したが、投光器6、および受
光器9をブラケットなどを介して板ガラス3に固定して
もよい。このようにすれば、投光器6、および受光器9
を板ガラス3と一体的にユニットとして取り扱うことが
できて、施工に際して作業性が良い。
【0037】また、上記各実施の形態では窓1について
説明したが、これらの構成は板ガラス3を備えたドアに
ついても用いることができる。
説明したが、これらの構成は板ガラス3を備えたドアに
ついても用いることができる。
【0038】また、複数の板ガラス3を並設し、もしく
は複数の板ガラス3を箱等に組み立て、一つの板ガラス
3の内部に投光器6によりレーザ光Lを照射し、上記一
つの板ガラス3の内部で反射を繰り返した後、この板ガ
ラス3から出てくるレーザ光Lを他の板ガラス3の内部
に導いて照射させる光ファイバーを設け、上記他の板ガ
ラス3の内部で反射を繰り返した後、この板ガラス3か
ら出てくるレーザ光Lを受光器9で受光させるようにし
てもよい。
は複数の板ガラス3を箱等に組み立て、一つの板ガラス
3の内部に投光器6によりレーザ光Lを照射し、上記一
つの板ガラス3の内部で反射を繰り返した後、この板ガ
ラス3から出てくるレーザ光Lを他の板ガラス3の内部
に導いて照射させる光ファイバーを設け、上記他の板ガ
ラス3の内部で反射を繰り返した後、この板ガラス3か
ら出てくるレーザ光Lを受光器9で受光させるようにし
てもよい。
【0039】上記異常検出装置Aの用途としては、既述
した建物の窓やドア、また、ショーケースの他に次のも
のが挙げられる。
した建物の窓やドア、また、ショーケースの他に次のも
のが挙げられる。
【0040】異常検出装置Aを建物の躯体や間仕切り壁
に埋め込むことにより、防犯壁を形成する。また、異常
検出装置Aを高層ビルにおける自殺防止保護設備、刑務
所防備設備、コンピュータ室、開発研究室、金庫室、医
薬品・爆薬・毒物保管庫等における立入り禁止部に設け
る。
に埋め込むことにより、防犯壁を形成する。また、異常
検出装置Aを高層ビルにおける自殺防止保護設備、刑務
所防備設備、コンピュータ室、開発研究室、金庫室、医
薬品・爆薬・毒物保管庫等における立入り禁止部に設け
る。
【0041】また、上記異常検出装置Aを地中に埋め
て、地滑りに伴い板ガラス3を破断させるようにして地
中の異常を検出させるようにしてもよい。
て、地滑りに伴い板ガラス3を破断させるようにして地
中の異常を検出させるようにしてもよい。
【0042】
【0043】本発明による効果は、次の如くである。
【0044】請求項1の発明は、板ガラスの端面にレー
ザ光を反射する反射体を形成し、同上板ガラスのガラス
面に沿った方向でこの板ガラスの内部にレーザ光を照射
する投光器を設けると共に、そのレーザ光を受光する受
光器を設けてある。
ザ光を反射する反射体を形成し、同上板ガラスのガラス
面に沿った方向でこの板ガラスの内部にレーザ光を照射
する投光器を設けると共に、そのレーザ光を受光する受
光器を設けてある。
【0045】このため、投光器から出たレーザ光はガラ
ス内部に入り、反射体で順次反射してガラス内をジグザ
グに進み、受光器に入ることから、その反射回数に応じ
て板ガラス内を通るレーザ光の本数が実質的に増えるこ
ととなる。
ス内部に入り、反射体で順次反射してガラス内をジグザ
グに進み、受光器に入ることから、その反射回数に応じ
て板ガラス内を通るレーザ光の本数が実質的に増えるこ
ととなる。
【0046】よって、上記板ガラスが小さい面積で破損
させられたり、この破損部が上記板ガラスの一部に偏っ
ていても、投光器からのレーザ光はこの破損部により確
実に達し、ここで、上記受光器に向うことが阻止され
る。
させられたり、この破損部が上記板ガラスの一部に偏っ
ていても、投光器からのレーザ光はこの破損部により確
実に達し、ここで、上記受光器に向うことが阻止され
る。
【0047】この結果、固定側部材に対し板ガラスを移
動させることなく、単に破損させただけでも、異常が検
出されることとなって、異常の発生がより確実に検出さ
れる。
動させることなく、単に破損させただけでも、異常が検
出されることとなって、異常の発生がより確実に検出さ
れる。
【0048】また、上記異常検出装置は、単純な形状の
板ガラスの端面に反射体を塗布等により成形させただけ
であるから、加工が容易である。
板ガラスの端面に反射体を塗布等により成形させただけ
であるから、加工が容易である。
【0049】よって、異常検出装置の構成が簡単になっ
て、安価に提供されることとなる。
て、安価に提供されることとなる。
【0050】請求項2の発明は、固定側部材に対し板ガ
ラスを移動可能に支持させ、同上固定側部材に投光器と
受光器とを支持させある。
ラスを移動可能に支持させ、同上固定側部材に投光器と
受光器とを支持させある。
【0051】このため、固定側部材に対し、板ガラスが
移動すれば、投光器からのレーザ光が遮断され、このレ
ーザ光が受光器に向うことが阻止される。
移動すれば、投光器からのレーザ光が遮断され、このレ
ーザ光が受光器に向うことが阻止される。
【0052】よって、板ガラスが移動したときの異常を
確実に検出することができる。
確実に検出することができる。
【0053】請求項3の発明は、上記投光器と受光器と
を上記板ガラスに支持させてある。
を上記板ガラスに支持させてある。
【0054】このため、異常検出装置を固定側部材に取
り付ける場合など、この異常検出装置における板ガラ
ス、投光器、および受光器の相対位置が正確に保たれ
る。
り付ける場合など、この異常検出装置における板ガラ
ス、投光器、および受光器の相対位置が正確に保たれ
る。
【0055】よって、上記異常検出装置による異常検出
の精度は良好に保たれる。
の精度は良好に保たれる。
【0056】また、異常検出装置は、上記板ガラス、投
光器、および受光器を一体的にしたユニットとして取り
扱うことができる。
光器、および受光器を一体的にしたユニットとして取り
扱うことができる。
【0057】よって、固定側部材に対する異常検出装置
の設置等の取り扱い作業が容易にできることとなる。
の設置等の取り扱い作業が容易にできることとなる。
【図1】第1の実施の形態で、全体概略構成を示す図で
ある。
ある。
【図2】第1の実施の形態で、板ガラスと正常時におけ
る投光器および受光器とを示す斜視図である。
る投光器および受光器とを示す斜視図である。
【図3】第1の実施の形態で、板ガラスの破損時におけ
る図2に相当する図である。
る図2に相当する図である。
【図4】第2の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
る。
【図5】第3の実施の形態で、図2に相当する図であ
る。
る。
1 窓 2 開口 3 板ガラス 5 反射体 6 投光器 9 受光器 15 窓枠(固定側部材) 25 壁(固定側部材) A 異常検出装置 L レーザ光
Claims (3)
- 【請求項1】 板ガラスの端面にレーザ光を反射する反
射体を形成し、同上板ガラスのガラス面に沿った方向で
この板ガラスの内部にレーザ光を照射する投光器を設け
ると共に、そのレーザ光を受光する受光器を設けた異常
検出装置。 - 【請求項2】 固定側部材に対し板ガラスを移動可能に
支持させ、同上固定側部材に投光器と受光器とを支持さ
せた請求項1記載に記載の異常検出装置。 - 【請求項3】 上記投光器と受光器とを上記板ガラスに
支持させた請求項1に記載の異常検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11551196A JPH09282567A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 異常検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11551196A JPH09282567A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 異常検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09282567A true JPH09282567A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14664341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11551196A Pending JPH09282567A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 異常検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09282567A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004318306A (ja) * | 2003-04-14 | 2004-11-11 | Bitsugu Sons:Kk | 映像記憶装置 |
WO2012077661A1 (ja) * | 2010-12-07 | 2012-06-14 | シャープ株式会社 | 太陽光発電装置 |
CN105243774A (zh) * | 2015-11-18 | 2016-01-13 | 南京业祥科技发展有限公司 | 精确定位光线感应报警系统 |
-
1996
- 1996-04-12 JP JP11551196A patent/JPH09282567A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004318306A (ja) * | 2003-04-14 | 2004-11-11 | Bitsugu Sons:Kk | 映像記憶装置 |
WO2012077661A1 (ja) * | 2010-12-07 | 2012-06-14 | シャープ株式会社 | 太陽光発電装置 |
CN105243774A (zh) * | 2015-11-18 | 2016-01-13 | 南京业祥科技发展有限公司 | 精确定位光线感应报警系统 |
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