JPH09282283A - オンライントランザクションのトレース方法、性能評価方法およびオンライントランザクション処理システム - Google Patents

オンライントランザクションのトレース方法、性能評価方法およびオンライントランザクション処理システム

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JPH09282283A
JPH09282283A JP8093884A JP9388496A JPH09282283A JP H09282283 A JPH09282283 A JP H09282283A JP 8093884 A JP8093884 A JP 8093884A JP 9388496 A JP9388496 A JP 9388496A JP H09282283 A JPH09282283 A JP H09282283A
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JP8093884A
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Inventor
Shigetoshi Takahashi
重敏 高橋
Shigefumi Fukaya
重文 深谷
Koji Nakai
耕治 中井
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Hitachi Engineering and Services Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Kiso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一括処理される多重化トランザクションの個々
の処理時間を把握し、複雑なトランザクションシステム
の性能評価を向上する。 【解決手段】複数のトランザクション2を入力し、個別
あるいは多重化して、複数の業務タスク10で処理す
る。トランザクション処理手段20は、多重化要求が含
まれている場合はトランザクションバッファ70に、管
理情報の更新(多重化トランザクションID等の追加)
と、個別トランザクションのデータ書き込みを行なう。
受信の場合はトランザクション重み係数を算出する。ト
レース手段40は重み係数を含むトレース情報ファイル
100へ出力する。性能解析手段110はトレース情報
から、業務タスクIDを取得して解析テーブル150に
エントリし、順次、トレース種別に応じて解析情報を蓄
積する。多重化トランザクションIDの場合、同一業務
タスクのエントリに当該多重化IDを設定、当該ID内
の個別トランザクションIDと重み係数を取得してラン
タイムを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単一または複数ノ
ードによるオンライントランザクション処理システムに
関し、特に複数の業務タスクにより処理されるトランザ
クションのトレース方式及び性能評価方式に関する。
【0002】
【従来の技術】オンライントランザクションシステム
は、ACID特性を有する処理単位がトランザクション
として定義され、業務タスクの宣言により開始し(トラ
ンザクション生成)、一般に複数個の業務タスクの処理
を経由して消滅する(トランザクションの正常/異常終
了)。この種のシステムでは、トランザクションのCP
U使用時間、終了までの経過時間などの性能情報を採取
して、処理オーバヘッドの削減や処理効率の向上などの
性能改善に役立たせている。
【0003】例えば特開平4−33860号公報には、
トランザクションの開始後にタイマから起動される一定
時間ごとに、アプリケーションプログラムの実行アドレ
スとそのアドレスを取得した現時間を含む性能情報を取
得し、トランザクションの終了後に出力し、アプリケー
ションプログラムの内部の各処理の実行時間の内訳を把
握できるオンライントランザクション制御システムの記
載がある。
【0004】ところで、トランザクション処理システム
では処理性能の向上のために、複数のトランザクション
の電文の連結と分解が行なわれる。データの連結とは少
量のデータを1つずつネットワーク上に送出するのでは
なく、連結して1つのデータとしてネットワーク上に送
出し(一括処理)、ネットワークの使用効率を高める。
一方、受信したトランザクションではそれらを分解し
て、アプリケーションプログラムに個々のトランザクシ
ョンデータを別々に通知する。このような処理方式は、
OSI分散トランザクション処理などに周知で、データ
の連結や分解はトランザクションプロトコル部分におけ
る内部機構として、アプリケーションはそれを意識する
ことがない。
【0005】オンライントランザクション処理システム
内で、複数のトランザクションの多重化(多重/ネスト
トランザクション)と分解(単一トランザクション)
は、資源のロック範囲を限定し、トランザクションの並
行実行度を上げるのに有効である。特に、マルチプロセ
ッサシステムにおいては、可能な限りトランザクション
を分割し、トランザクションのシステム内保留時間(端
末問い合わせの場合は端末レスポンスに相当)を最小化
することが行なわれている。なお、単一のトランザクシ
ョンが、その消滅とともにACID特性を有する別の1
つないし複数のトランザクション(カスケードトランザ
クション)を生成する場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のトランザクショ
ンのトレース方式では、トランザクションが多重化され
た場合に、それを一括処理する業務タスクの処理時間を
個々のトランザクションの処理時間にマッピングするこ
とができない。このため、多重化トランザクションの精
密な性能評価が困難になる。また、論理的に関係する複
数の業務タスクによって処理されるトランザクションの
性能を、個別にあるいは総合的に分析し評価するのには
多大な時間が掛かり、複雑な処理形態のアプリケーショ
ンには適用できないという問題がある。
【0007】本発明の目的は、従来技術の現状に鑑み、
多重化トランザクションやカスケードトランザクション
等、複雑なトランザクションの処理形態の場合に関連す
るトランザクション全体、あるいは個々のトランザクシ
ョンの性能評価を簡単且つ、精度良く行なうことのでき
るトランザクショントレース方式及び性能評価方式を提
供することにある。
【0008】また、1つまたは複数のトランザクション
を複数の業務タスクで処理する場合の性能解析を、トラ
ンザクション毎に行なうことのできる性能評価方式を提
供することにある。
【0009】さらに、これらの方式を適用可能とするト
ランザクション処理システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、トランザク
ションの生成から消滅までの間に多重化と分解を含みな
がら、1または複数の業務タスクで処理される計算機の
オンライントランザクション処理方法において、前記業
務タスクから多重化モードによる所定トレース種別のト
ランザクション要求がある場合、要求時刻、要求した業
務タスクID、トレース種別とともに多重化トランザク
ションID、多重化する個別トランザクションID毎に
付与した所定の重み係数を含むトレース情報を出力し、
前記トランザクション要求の度にオンラインに蓄積する
ことにより達成される。
【0011】前記重み係数は、多重化トランザクション
の全体サイズに対する多重化される個別トランザクショ
ンの比率に応じて設定されることを特徴とする。
【0012】上記他の目的は、トランザクションが複数
の業務タスクで処理される計算機のオンライントランザ
クション処理方法において、前記業務タスクから多重化
モードによる所定トレース種別のトランザクション要求
がある場合、要求時刻、要求した業務タスクID、トレ
ース種別とともに多重化トランザクションID、多重化
する個別トランザクションID毎に付与した所定の重み
係数を含むトレース情報を出力し、前記トランザクショ
ン要求の度にオンラインに蓄積するとともに、前記トレ
ース情報をオフラインに参照して、最初は業務タスクI
Dの下に開始時刻やトランザクションIDを解析テーブ
ルにエントリし、業務タスクの終了時刻で業務タスク内
ランタイムを算出し、続いて他の業務タスクが開始する
とその業務タスクIDで前回のIDを更新しながらその
業務タスク内ランタイムを算出し、各業務タスク内ラン
タイムを加算して同一トランザクションID毎のランタ
イムを算出することにより達成される。
【0013】前記トレース情報から取得した多重化トラ
ンザクションIDが前記解析テーブルにエントリされて
いない場合は、それをエントリするとともに、多重化ト
ランザクションID下の個別トランザクションIDと前
記重み係数を取得し、前記業務内ランタイムに重み係数
を乗じて個別トランザクションのランタイムを算出する
ことを特徴とする。
【0014】本発明の作用として、多重化トランザクシ
ョンを一括処理する業務タスクの処理時間を、重み係数
を用いて個々のトランザクションの処理時間にマッピン
グすることができる。
【0015】即ち、複数の業務タスクにより処理される
トランザクションの処理時間(CPU占有時間)Tall
は、単一トランザクションの処理を行う業務タスクの処
理時間Ttask_sの和と、多重化トランザクションの処理
を行なう業務タスクの当該トランザクションの処理時間
Ttask_pの和の総和として、数1により算出される。
【0016】
【数1】 Tall=Σ(Ttask_si ; i=1〜J)+Σ(Ttask_pi ; i=1〜K)…(1) ここで、J,Kは処理している業務タスク数である。
【0017】また、数1の第2項における個々の業務タ
スクの処理時間Ttask_pは、第2項の多重化トランザク
ションの処理を行なうトータル時間をTtotal、個々の
トランザクション処理又はトランザクション数に依存し
ない業務タスクの処理時間Toverhead、業務タスクにて
処理を行なう多重化トランザクションの多重化数N、多
重化されたトランザクションの重み係数をCとして、数
2により算出される。
【0018】
【数2】 Ttask_pki=Toverhead/N+(Ttotal−Toverhead)×C …(2) なお、重み係数Cは電文サイズの比率やトランザクショ
ン数により算出する方法、あるいは予め設定されたテー
ブル値による方法等がある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態を
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施形態によるトラン
ザクション処理システムの構成図である。図示例は単一
計算機による場合で、トランザクション処理を行う計算
機1と、回線にて接続された複数のトランザクション外
部入力装置2a〜2nと、外部出力装置3及び、LAN
にて接続された端末装置4より構成される。計算機1
は、業務に依存したトランザクション処理を行う複数の
業務タスク10a〜10nと、業務に依存したトランザ
クションを処理し、トランザクションのトレース情報の
取得、解析を行うトランザクション処理装置20を有し
ている。
【0021】トランザクション処理装置20はトランザ
クションのトレースを行うオンライン機能として、業務
タスクインタフェース部30、トレース情報を取得する
トランザクショントレース手段40、トランザクション
バッファ70、トランザクションの管理情報を格納する
トランザクション管理テーブル80、トレース情報をバ
ッファリングするトランザクショントレースバッファ9
0、トランザクショントレース情報ファイル100及
び、外部入出力装置2、3や端末装置4とのインタフェ
ースを持つ入出力インタフェース機構170を有してい
る。
【0022】トランザクショントレース手段40は、非
同期に処理可能なトランザクションを多重化するトラン
ザクション結合手段50と、多重化したトランザクショ
ンの処理時間から個々のトランザクションの処理時間を
算出するためのトランザクション重み係数算出手段60
からなる。
【0023】また、トランザクション処理装置20は、
トランザクションの性能評価を行うオフライン機能とし
て、オンラインにて取得したトランザクション性能情報
をトレース情報ファイル100から読み込みトランザク
ション性能解析を行う性能解析手段110、性能解析の
ための詳細なデータを格納する解析テーブル150及び
トランザクションの性能解析結果を格納する解析結果フ
ァイル160から構成される。
【0024】性能解析手段110は、計算機1のCPU
負荷解析手段140、トランザクションの実行時間を解
析するランタイム解析手段130及びトランザクション
のシステム内保留時間を解析する保留時間解析手段12
0を有している。
【0025】図2は、本発明の別の実施形態によるトラ
ンザクション処理システムの構成図である。図示例は、
ネットワークに接続された複数の計算機1a〜1cによ
る分散トランザクション処理システムで、各計算機1a
〜1cは図1の単体ノードの場合と同様のオンライン動
作機能(図示省略)を備えている。
【0026】計算機1aはオフライン機能として、分散
されたノード計算機1b〜1cにより取得したトレース
情報を収集するトレース情報収集手段180と、計算機
1b〜1cから収集したトレース情報ファイル100
b、100c及び、計算機1aからのトレース情報ファ
イル100aのトレース情報を編集・解析し、解析結果
ファイル160に出力する編集解析手段190を有して
いる。これらの手段は、図1に示す単一計算機の場合の
性能解析手段110に対応され、手段190には図1の
手段120〜140も含まれる。
【0027】次に、トランザクション処理システムの動
作を説明する。図3は、トランザクション処理システム
の処理の概要を示している。まず、オンライン処理でト
ランザクショントレース情報の取得とトレース情報ファ
イル100への格納を行う(S10)。次に、オフライ
ン処理によって性能評価を行なう。即ち、ノード間通信
の有無をチエックし(S20)、有る場合には計算機1
b〜1cより各々のトランザクション処理装置20が出
力したトレース情報を収集し(S30)、これらの情報
を編集してトランザクションシステムの性能解析を行う
(S40)。単一計算機のトランザクション処理ではス
テップS20は省略される。
【0028】図4は、複数の業務タスクとそのタスクが
処理するトランザクションの流れを示す模式図である。
図示は、単一の計算機のトランザクション処理に適用し
た例である。
【0029】外部入力装置2a,2bから、計算機1に
対しトランザクション、が入力され、業務タスクA
〜Cにて処理が行われる。業務タスクAはバッファ取り
込みで、トランザクションの多重化モード指定により、
トランザクション、の電文を多重化して業務タスク
Bに送信する。業務タスクBは中継処理で、受信した多
重化トランザクションの電文を、多重化状態を保持し
たまま業務処理(ここでは中継のみ)を行い、業務タス
クCに対し多重化トランザクションの電文を送信す
る。業務タスクCは受信と分割で、多重化トランザクシ
ョンを受信した後、その多重化状態を保持したまま業
務処理を行い、多重化トランザクションを終了する。次
いで、多重化トランザクションを構成する複数のトラン
ザクション、を個別に処理し、それぞれ外部装置
3、端末装置4へデータを出力した後、トランザクショ
ン処理を完了する。
【0030】図5は、業務タスクとトランザクション処
理装置間の制御シーケンスを示している。図示の左側に
業務タスク10の処理、右側にトランザクション処理装
置20の処理を対応して示す。シーケンス上の丸付き数
字は、図4で示した単一トランザクション、または
多重化トランザクションに対応している。
【0031】業務タスクAは、トランザクション入力装
置2からトランザクション、を受信する度に、トラ
ンザクションの開始要求(TR_START)a,cをトランザ
クション処理装置20に発行し、業務タスクBに対する
トランザクションの電文の送信(TR_SEND)b,dを行
う。
【0032】業務タスクBは、トランザクション処理装
置20より一定周期で起動(タイマー起動)eされる
と、トランザクション処理装置20にトランザクション
受信要求(TR_RECV)fを発行し、次に業務タスクCに
対し、トランザクション電文を送信(TR_SEND)gする。
業務タスクCは、業務タスクBの送信要求と同期して、
トランザクション処理装置20から起動hされた後、ト
ランザクション受信要求(TR_TRCV)iをトランザクショ
ン装置20に発行し、トランザクション電文を受信した
後、多重化トランザクションを終了(TR_END)jする。
次に、個々のトランザクションの処理を開始し、その終
了とともにトランザクションの終了要求(TR_END)k,
lをトランザクション処理装置20に発行する。
【0033】一方、トランザクション処理装置20で
は、業務タスクからの各種トランザクション要求のつ
ど、業務インタフェース部30からトレース手段40に
対しトレース要求(TRS_WRITE)m〜vを行い、トレー
ス手段40はトランザクションのトレース情報をトレー
スバッファ90に書き込む。トランザクショントレース
バッファ90の内容は、定周期でトレース情報ファイル
100に格納される。
【0034】次に、トランザクショントレース方式の詳
細を図6〜図11に従って説明する。業務タスクA〜C
から、トランザクションの開始要求(TR_START)または
終了要求(TR_END)の場合に、開始あるいは終了のトレ
ース(S),(E)を書き込み、送/受信要求(TR_SEN
D/TR_RECV)の場合に、送信あるは受信のトレース(S
N),(R)を書き込む。開始要求(TR_START)、終了
要求(TR_END)要求の処理の場合は、単一または多重化
によるトランザクションでの相違はない。
【0035】図6は、業務タスクがトランザクションの
電文送信要求(TR_SEND)を行ったときのトランザクシ
ョン処理装置の処理フローである。トランザクション処
理装置20は、トランザクション電文の送信要求(TR_S
END)に、多重化送信モードが指定されているか否か判定
する(S1005)。多重化モードでない場合は個別送
信処理に移行し(S1010)、直ちに送信要求のあっ
たトランザクション電文を送信先の業務タスクに送信す
る。
【0036】多重化モードの場合は、トランザクション
管理テーブル80の管理情報に、多重化フラグ、多重化
トランザクションID(親)、全データサイズ、トラン
ザクション数を追加又は更新(S1015)、要求のあ
ったトランザクション電文をトランザクションバッファ
70のデータ部に格納する(S1020)。この後、ト
レースバッファ90に、トランザクション送信のトレー
ス情報(SN)を書き込む(S1025)。
【0037】図9に、トランザクション管理テーブル、
図10にトランザクションバッファの構成を示す。トラ
ンザクション管理テーブル80は、トランザクションを
識別するトランザクションIDと、業務タスクを識別す
る業務タスクIDを対応付けるテーブルであり、トラン
ザクションの開始時にエントリされる。本テーブルは、
トランザクションのトレースを取得するときに、当該ト
ランザクションを処理しているタスクIDを取り出すた
めに利用される。
【0038】トランザクションバッファ70は、多重化
フラグ、多重化トランザクションID、全データサイ
ズ、トランザクション数を有するバッファ管理部と、個
々のトランザクション毎に多重化フラグ、トランザクシ
ョンID(子)、親トランザクションID、重み係数、
トランザクションサイズ、データを有するトランザクシ
ョンデータ部から構成されている。
【0039】図7は、業務タスクがトランザクション受
信要求を行ったときのトランザクション処理装置の処理
フローである。トランザクション電文の受信要求に、多
重化受信モードが指定されているか判定を行う(S10
50)。多重化モード指定の場合、トランザクション重
み係数算出手段60が起動され、業務タスクが受信する
トランザクション電文のデータサイズ等の属性情報をト
ランザクションバッファ70より取得し、多重化トラン
ザクションを構成する個々のトランザクションの処理の
重み係数を算出する(S1055)。次に、トランザク
ション受信のトレース情報(R)に算出した重み係数を
付加して、トランザクショントレースバッファ90に格
納し(S1060)、トランザクションバッファ70の
データ部分をユーザ空間へコピーし(S1065)、ト
ランザクション管理情報とともに、制御を業務タスク1
0に戻す(S1070)。
【0040】図8に、重み係数算出の処理フローを示
す。この重み係数は、多重化トランザクションの処理時
間を個々のトランザクションの処理時間にマッピングす
るための重み付けに用いる。重み係数の算出はトランザ
クションの性質により異なる。本処理による算出例は、
多重化を構成する個々のトランザクションの処理時間
が、トランザクションの電文サイズに依存する特性を有
している場合である。
【0041】まず、トランザクションバッファ70よ
り、受信する多重化トランザクションの電文サイズを取
得する(S1055A)。次に、多重化トランザクショ
ンを構成する個々のトランザクション全ての電文サイズ
を取得し(S1055B)、多重化トランザクションの
電文サイズに対する個々の電文サイズの比率から、重み
付け係数を算出する(S1055C)。
【0042】図11にトレース情報ファイルの構成を示
す。トランザクションの度にトレースバッファ90に出
力されたトレース情報は、周期的にトレース情報ファイ
ル100に格納される。トランザクショントレース情報
は時系列に格納され、時刻、業務タスクID、トレース
種別、トランザクションID、多重化トランザクション
ID(親)、個別トランザクションID(子)1〜Nと
その重み係数が含まれる。ここでは、トランザクション
IDと多重化トランザクションIDは同一となる。
【0043】次に、以上により取得したトレース情報に
よる性能解析の方法を、図12〜図18に従って詳細に
説明する。性能解析手段110はトレース情報ファイル
100を読み出し、解析テーブル150をバッファとし
ながら解析し、結果をファイル160に蓄積する。
【0044】図12に、解析テーブルの構成を示す。解
析テーブル150には、1つのトランザクションの開始
から終了まで、エントリ、更新、クリアを繰り返しなが
ら、複数の業務タスクにわたるトランザクションの解析
データが集積される。
【0045】即ち、解析テーブル150はトランザクシ
ョン(またはOS)のエントリ順に、業務タスクID、
トランザクションID、トランザクション(またはO
S)の開始/終了等の情報を区別するためのトランザク
ション種別、重み係数、トランザクションの開始時刻、
トランザクションの終了時刻、ランタイム算出の基準と
なるランタイム算出ポイント時刻、トランザクションを
処理する個々の業務タスクの動作時間を示す業務タスク
内ランタイム、トランザクションが開始してから終了す
るまでのトータル業務タスク動作時間を示すランタイ
ム、トランザクションの開始から終了までの保留時間及
びCPU負荷を蓄積する。
【0046】図13に、解析結果ファイルの構成を示
す。解析結果ファイル160はトランザクションのエン
トリ順に、トランザクションID、トランザクションの
開始時刻、終了時刻、トータル業務タスク動作時間を示
すランタイム、保留時間、単位時間当たりの処理時間の
割合を示すCPU負荷を蓄積する。
【0047】図14は、単一トランザクションを2つの
業務タスクA,Bで処理するときの模式図である。#1
は業務タスクA開始、#2はトランザクション開始、#
3はトランザクション送信、#4は業務タスクAの終
了、#5は業務タスクBの開始、#6はトランザクショ
ン受信、#7はトランザクション終了、#8は業務タス
クBの終了を示す。
【0048】図14の模式図に従ったトレース情報ファ
イル100の出力例を、図15に示す。以下、このトレ
ース情報を基にして、単一トランザクションの場合の性
能解析評価方法を説明する。
【0049】図16は、単一トランザクションの場合の
トレース情報解析処理フローである。#1の業務タスク
開始では、トレース種別から業務タスク開始を判定し
(S4005)、解析テーブル150の空きエントリを
検索し、業務タスクIDに開始したタスクAのID、ト
ランザクション開始時刻にタスクAの開始時刻、ランタ
イム算出ポイント時刻にタスクAの開始時刻をそれぞれ
設定する(S4010)。
【0050】#2のトランザクション開始では、トレー
ス種別からトランザクション開始を判定し(S400
5)、トレース情報ファイル100よりトランザクショ
ン開始した業務タスクAのIDとトランザクションID
を取得し、解析テーブル150から同一の業務タスクI
Dのエントリを検索し(S4015)、そのエントリに
トランザクションIDを設定する(S4020)。
【0051】#3のトランザクション送信では、トレー
ス種別からトランザクション送信を判定し(S400
5)、トレース情報ファイル100よりトランザクショ
ン送信したトランザクションIDを取得し、解析テーブ
ル150から同一トランザクションIDのエントリを検
索し(S4025)、テーブル上のトランザクション種
別をトランザクションが送信したことを示す“1”へ変
更する(S4030)。#4の業務タスク終了では、ト
レース種別から業務タスク終了を判定し(S400
5)、後述する(図17)タスク終了情報設定を行う
(S4035)。
【0052】#5の業務タスク開始では、トレース種別
から業務タスク開始を判定し(S4005)、#1と同
様の処理を行なう。#6のトランザクション受信では、
トレース種別からトランザクション受信を判定し(S4
005)、後述する(図18)トランザクション受信情
報設定を行う(S4040)。#7のトランザクション
終了では、トレース種別からトランザクション終了を判
定し(S4005)、トレース情報ファイル100より
該当するトランザクションIDを取得し、解析テーブル
150から同一トランザクションIDを検索し(S40
45)、そのトランザクション種別をトランザクション
終了を示す“2”へ変更する(S4050)。#8の業
務タスク終了では、ステップ4035と同様のタスク終
了情報設定を行う。
【0053】図17に、業務タスク終了情報設定の処理
フローを示す。ステップS4035の業務タスク終了情
報設定は、トレース情報ファイル100より業務タスク
IDを取得し、解析テーブル150の同一業務タスクI
Dのエントリを検索し(S4035A)、そのランタイ
ム算出ポイント時刻から業務タスク終了時刻の差分を算
出して業務タスク内ランタイムを設定する(S4035
B)。次に、当該トランザクション種別を判定し(S4
035C)、トランザクション送信“1”であればエン
トリの業務タスク(ここではタスクA)は終了となるの
で、そのIDをクリアする(S4035D)。
【0054】一方、ステップ4035Cの判定でトラン
ザクション終了”2”であれば、トランザクション終了
時刻に業務タスク終了時刻を設定する(S4035
E)。また、トランザクション開始時刻と、トランザク
ション終了時刻の差分よりトランザクション保留時間を
算出し(S4035F)、CPU負荷を算出し(S40
35G)、解析結果ファイル160へトランザクション
開始時刻、トランザクション終了時刻、トランザクショ
ンランタイム、トランザクションの保留時間、CPU負
荷を出力し(S4035H)、トランザクションIDに
対応する解析テーブル150該当管理エントリの情報を
クリアする(S4035I)。
【0055】ここで、トランザクション開始時刻は#1
の時刻、トランザクション終了時刻は#8の時刻、トラ
ンザクションランタイムは#1〜#4の時間と#5〜#
8の時間の和(後述)、トランザクションの保留時間は
#1〜#8の時間となる。CPU負荷は、単位時間当た
りの処理時間となる。
【0056】図18に、トランザクション受信情報設定
の処理フローを示す。ステップS4040の受信情報設
定は、まずトレース情報ファイル100よりトランザク
ションID、業務タスクIDを取得し(S4040
A)、解析テーブル150から同一トランザクションI
Dのエントリを検索し(S4040B)、そこに業務タ
スクID(ここではタスクB)を設定するとともに、ト
ランザクション種別をトランザクション受信を示す
“0”へ変更する(S4040C)。
【0057】また、解析テーブル150から業務タスク
B開始時に設定した業務タスクIDのエントリを検索し
(S4040D)、そこに格納されているトランザクシ
ョン開始時刻(ここでは、#5で設定した業務タスクB
開始時刻)を取得し(S4040E)、ランタイム算出
ポイント時刻を設定し(S4040F)、#5の業務タ
スク開始で設定したエントリ情報を全てクリアする。
【0058】次に、多重化トランザクションの場合の性
能解析評価方法を、図20のフローチャートに従って説
明する。ここでは、図4の業務タスクBによる受信から
送信までの処理を、図19のトレース情報ファイル10
0の出力例によって説明する。なお、先行する業務タス
クAの処理の性能解析で、既に多重化トランザクション
を構成する個別トランザクションの解析情報が解析テー
ブル150に設定されているものとする。
【0059】#11の業務タスクB開始では、トレース
種別で業務タスクの開始を判定し(S4105)、解析
テーブル150の空きエントリを検索して、業務タスク
IDに開始した業務タスクBのID、トランザクション
開始時刻にタスクBの開始時刻、ランタイム算出ポイン
ト時刻にタスクBの開始時刻を設定する(S411
0)。
【0060】次に、#12のトランザクション受信で
は、トランザクションの受信であることを判定し(S4
105)、後述する(図21)トランザクション受信解
析により情報設定を行う(S4115)。#13のトラ
ンザクション送信では、トランザクションの送信である
ことを判定し(S4105)、後述する(図22)トラ
ンザクション送信解析により情報設定を行う(S412
0)。#14の業務タスクB終了では、業務タスクの終
了であることを判定し(S4105)、後述する(図2
3)業務タスク終了情報設定を行う(S4125)。
【0061】図21に、トランザクション受信解析によ
る情報設定の処理フローを示す。ステップS4115
は、トレース情報ファイル100より多重化トランザク
ションID、業務タスクIDを取得する(S4115
A)。次に、同一トランザクションIDの解析テーブル
150からの検索可否を判定する(S4115B)。単
一の場合には、解析テーブル150に同一のトランザク
ションIDが存在する(検索OK)。しかし、解析テー
ブル150には、まだ多重化トランザクションIDの設
定がなされていないので(検索NG)、同一の業務タス
クIDのエントリ(#11で設定したエントリ)を検索
し(S4115C)、そこに多重化トランザクションI
Dを設定する(S4115D)。
【0062】次に、個別トランザクションにおいては、
トレース情報ファイル100から多重化トランザクショ
ンID内の個別トランザクションID、重み係数を取得
し(S4115E)、解析テーブル150からすでに設
定されている同一トランザクションIDのエントリを検
索し(S4115F)、ここに業務タスクID、重み係
数を設定し、トランザクション種別をトランザクション
受信“0”へ種別更新し(S4115G)、ランタイム
算出ポイント時刻にステップS4115Cで検索したエ
ントリのランタイム算出ポイント時刻を設定する(S4
115H)。
【0063】図22に、トランザクション送信解析によ
る情報設定の処理フローを示す。ステップS4120
は、トレース情報ファイル100より多重化トランザク
ションIDを取得し(S4120A)、解析テーブル1
50から同一トランザクションIDのエントリ(上記の
受信解析で設定)を検索し(S4120B)、トランザ
クション種別をトランザクションの送信“1”に変更す
る(S4120C)。
【0064】また、個別トランザクションについても、
トレース情報ファイル100から多重化トランザクショ
ンID内の個別トランザクションIDを取得し(412
0D)、解析テーブル150から同一トランザクション
IDのエントリを検索し(S4120E)、トランザク
ション種別をトランザクションの送信“1”に変更する
(S4120F)。
【0065】図23に、業務タスク終了情報設定の処理
フローを示す。ステップ4125は、トレース情報ファ
イル100から業務タスクIDを取得し(S4125
A)、解析テーブル150から同一業務タスクIDのエ
ントリを検索し(S4125B)、ランタイム算出ポイ
ント時刻から業務タスク終了時刻までの時間を業務タス
ク内ランタイムに設定する(S4125C)。
【0066】次に、重み係数有り(個別トランザクショ
ン)/無し(多重化トランザクション)を判定する(S
4125D)。多重化トランザクションであれば、業務
タスク内ランタイムをトランザクションランタイムへ加
算し(S4125E)、業務タスクIDをクリアする
(S4125H)。個別トランザクションであれば、業
務タスク内ランタイムに重み係数を掛けた時間をトラン
ザクションランタイムに加算し(S4125F)、重み
係数をクリアし(S4125G)、業務タスクIDをク
リアする(S4125H)。
【0067】図24に、トレース情報ファイル100の
出力例を示す。本例は、トランザクショントレース手段
40により、図4のトランザクション、を、業務タ
スクA、B及びCを通じて処理した一まとまりのトラン
ザクショントレース情報である。
【0068】図中、業務タスクA、B及びCのタスクI
Dは100、200及び300、単一トランザクション
、及び多重化トランザクションのトランザクショ
ンIDは11、12及び13、トランザクションIDの
後の数値は重み係数である。例えば、#10における業
務タスクBによるトランザクションの受信は、多重化ト
ランザクションID=13の重み係数は0、個別トラン
ザクションID=11の重み係数は0.6、個別トラン
ザクションID=12の重み係数は0.4を示してい
る。トレース時刻欄の6桁数値は時間μ秒を表す。
【0069】図25に、性能解析手段110による図2
4のトレース情報を解析した解析結果ファイル160の
出力例を示す。トランザクションID毎に、トランザク
ション開始時刻、終了時刻、ランタイム、保留時間及び
CPU負荷がファイル160に蓄積され、入出力インタ
ーフェース170を通じて端末装置4に表示される。I
D=11,12の値には多重化ID=13の値は含まれ
ていない。
【0070】以上、本実施形態によれば、複数の業務タ
スクを連携してトランザクション処理を行う場合、多重
化されたトランザクションの一括処理を行う業務タスク
の処理時間を、個々のトランザクションの処理時間にマ
ッピングすることができるので、トランザクション毎の
処理時間をトレースできる。これにより、トランザクシ
ョン毎の処理時間に基づくシステムの評価を、簡単且つ
精度よく行なえる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、多重化されたトランザ
クションの一括処理を含む各業務タスクの処理時間を、
個々のトランザクションの処理時間にマッピングするこ
とができるので、オンライントランザクション処理シス
テムの開発途上、あるいは、運用後のシステムの性能評
価を容易に、精度よく評価できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態(単一計算機)によるトラ
ンザクション処理システムの構成図。
【図2】本発明の別の実施形態(分散システム)による
トランザクション処理システムの構成図。
【図3】一実施形態によるトランザクショントレース方
式及び性能評価方式の概略フロー図。
【図4】単一計算機のシステムに適用したトランザクシ
ョン処理の模式図。
【図5】トランザクショントレース時の業務タスクとト
ランザクション処理装置間の制御シーケンス。
【図6】トランザクション送信要求時のトレース処理フ
ロー図。
【図7】トランザクション受信要求時のトレース処理フ
ロー図。
【図8】トランザクション処理時間の重み付け処理フロ
ー図。
【図9】トランザクション管理テーブルの構成図。
【図10】トランザクションバッファの構成図。
【図11】トランザクショントレースバッファ又はトラ
ンザクショントレース情報ファイルの構成図。
【図12】解析テーブルの構成図。
【図13】解析結果ファイルの構成図。
【図14】単一トランザクション処理の模式図。
【図15】単一トランザクションのトレース情報ファイ
ルの出力図。
【図16】単一トランザクションのトレース解析処理の
概略フロー図。
【図17】単一トランザクションの終了解析処理フロー
図。
【図18】単一トランザクションの受信解析処理フロー
図。
【図19】多重化トランザクションのトレース情報ファ
イルの出力図。
【図20】多重化トランザクションのトレース解析処理
の概略フロー図。
【図21】多重化トランザクションの受信解析処理フロ
ー図。
【図22】多重化トランザクションの送信解析処理フロ
ー図。
【図23】多重化トランザクションの業務タスク終了解
析処理フロー図。
【図24】トレース情報ファイル出力図(図4の処理
例)。
【図25】図24のトレース情報を基に解析した解析結
果ファイル出力図。
【符号の説明】
1…計算機、2a〜2n…トランザクション外部入力装
置、3…外部出力装置、4…端末装置、10a〜10n
…業務タスク、20…トランザクション処理装置、30
…業務インタフェース部、40…トランザクショントレ
ース手段、50…トランザクション結合手段、60…ト
ランザクション重み付け係数算出手段、70…トランザ
クションバッファ、80…トランザクション管理テーブ
ル、90…トランザクショントレースバッファ、100
…トレース情報ファイル、110…性能解析手段、12
0…保留時間解析手段、130…ランタイム解析手段、
140…CPU負荷解析手段、150…解析テーブル、
160…解析結果ファイル、170…入出力インタフェ
ース機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中井 耕治 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランザクションの生成から消滅までの
    間に多重化と分解を含みながら、1または複数の業務タ
    スクで処理される計算機のオンライントランザクション
    処理方法において、 前記業務タスクから多重化モードによる所定トレース種
    別のトランザクション要求がある場合、要求時刻、要求
    した業務タスクID、トレース種別とともに多重化トラ
    ンザクションID、多重化する個別トランザクションI
    D毎に付与した所定の重み係数を含むトレース情報を出
    力し、前記トランザクション要求の度にオンラインに蓄
    積することを特徴とするオンライントランザクションの
    トレース方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記重み係数は、多重化トランザクションの全体サイズ
    に対する多重化される個別トランザクションの比率に応
    じて設定されることを特徴とするオンライントランザク
    ションのトレース方法。
  3. 【請求項3】 トランザクションが複数の業務タスクで
    処理される計算機のオンライントランザクション処理方
    法において、 前記業務タスクから多重化モードによる所定トレース種
    別のトランザクション要求がある場合、要求時刻、要求
    した業務タスクID、トレース種別とともに多重化トラ
    ンザクションID、多重化する個別トランザクションI
    D毎に付与した所定の重み係数を含むトレース情報を出
    力し、前記トランザクション要求の度にオンラインに蓄
    積するとともに、 前記トレース情報をオフラインに参照して、最初は業務
    タスクIDの下に開始時刻やトランザクションIDを解
    析テーブルにエントリし、業務タスクの終了時刻で業務
    タスク内ランタイムを算出し、続いて他の業務タスクが
    開始するとその業務タスクIDで前回のIDを更新しな
    がらその業務タスク内ランタイムを算出し、各業務タス
    ク内ランタイムを加算して同一トランザクションID毎
    のランタイムを算出することを特徴とするオンライント
    ランザクションの評価方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記トレース情報から取得した多重化トランザクション
    IDが前記解析テーブルにエントリされていない場合
    は、それをエントリするとともに、多重化トランザクシ
    ョンID下の個別トランザクションIDと前記重み係数
    を取得し、前記業務内ランタイムに重み係数を乗じて個
    別トランザクションのランタイムを算出することを特徴
    とするオンライントランザクションの評価方法。
  5. 【請求項5】 業務タスクを実行する計算機により構成
    され、トランザクションの生成から消滅までの間に多重
    化と分解を含みながら、1または複数の業務タスクで処
    理されるオンライントランザクション処理システムにお
    いて、 前記業務タスクから多重化モードによる所定トレース種
    別のトランザクション要求がある場合、要求時刻、要求
    した業務タスクID、トレース種別とともに多重化トラ
    ンザクションID、多重化する個別トランザクションI
    D毎に付与した所定の重み係数を含むトレース情報を出
    力し、前記トランザクション要求の度にオンラインに蓄
    積するトランザクショントレース手段を設けることを特
    徴とするオンライントランザクション処理システム。
  6. 【請求項6】 複数の業務タスクを実行する計算機によ
    り構成され、1つのトランザクションが複数の業務タス
    クで処理されるオンライントランザクション処理システ
    ムにおいて、 前記業務タスクから多重化モードによる所定トレース種
    別のトランザクション要求がある場合、要求時刻、要求
    した業務タスクID、トレース種別を含むトレース情報
    を出力し、前記トランザクション要求の度にオンライン
    に蓄積するトランザクショントレース手段と、 前記トレース情報をオフラインに参照して、最初は業務
    タスクIDの下に開始時刻やトランザクションIDを解
    析テーブルにエントリし、業務タスクの終了時刻で業務
    タスク内ランタイムを算出し、続いて他の業務タスクが
    開始するとその業務タスクIDで前回のIDを更新しな
    がらその業務タスク内ランタイムを算出し、各業務タス
    ク内ランタイムを加算して同一トランザクションID毎
    のランタイムを算出するトランザクション評価手段と、
    を設けることを特徴とするオンライントランザクション
    処理システム。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記トランザクショントレース手段は、前記業務タスク
    から多重化モードによる所定トレース種別のトランザク
    ション要求がある場合、多重化トランザクションID、
    多重化する個別トランザクションID毎に付与した所定
    の重み係数を含む前記トレース情報を出力する機能を有
    し、 前記トランザクション評価手段は、前記トレース情報か
    ら取得した多重化トランザクションIDが前記解析テー
    ブルにエントリされていない場合は、それをエントリす
    るとともに、多重化トランザクションID下の個別トラ
    ンザクションIDと前記重み係数を取得し、前記業務内
    ランタイムに重み係数を乗じて個別トランザクションの
    ランタイムを算出する機能を有していることを特徴とす
    るオンライントランザクション処理システム。
  8. 【請求項8】 請求項6または7において、 ネットワークで接続された複数の計算機に前記トランザ
    クショントレース手段を、その中の所定の計算機に前記
    トランザクション評価手段を備え、各計算機で蓄積され
    たトレース情報をノード間通信を介して前記所定の計算
    機に収集して、分散システム全体のトランザクション解
    析を可能にしたことを特徴とするオンライントランザク
    ション処理システム。
JP8093884A 1996-04-16 1996-04-16 オンライントランザクションのトレース方法、性能評価方法およびオンライントランザクション処理システム Pending JPH09282283A (ja)

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