JPH09281410A - 双眼鏡の光学系 - Google Patents

双眼鏡の光学系

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JPH09281410A
JPH09281410A JP9276796A JP9276796A JPH09281410A JP H09281410 A JPH09281410 A JP H09281410A JP 9276796 A JP9276796 A JP 9276796A JP 9276796 A JP9276796 A JP 9276796A JP H09281410 A JPH09281410 A JP H09281410A
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JP
Japan
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binoculars
prism
optical system
objective lens
roof
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Application number
JP9276796A
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English (en)
Inventor
Fumio Tomikawa
文雄 冨川
Yasuo Yamazaki
康夫 山崎
Tetsuhisa Asai
哲久 浅井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、対物レンズ系からプリズム光学系
の入射面までの間隔を近接して配置して、漏光の発生を
防止する双眼鏡の光学系を提供する。を提供する。 【解決手段】 対物レンズ系と接眼レンズ系との間の光
路中にダハプリズム13,14(R,L)を有する双眼
鏡の光学系において、対物レンズ系から入射した光線を
反射する面のうち第2反射面がダハ面となるようにダハ
プリズムを配置し、また、ダハプリズムを左右両眼用に
一対並列して有し、2つのダハプリズムの各ダハ面を対
向する外側方向に配置する。そして、対物レンズ群から
入射した光線を反射する面のうち第2反射面がダハ面と
なるようにダハプリズムを配置すると共に、対物レンズ
群をダハプリズムの入射面近傍に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、双眼鏡の光学
系、詳しくは対物レンズ系と接眼レンズ系との間の光路
中にダハプリズムを有する双眼鏡の光学系に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、双眼鏡の光学系において、対
物レンズ系と接眼レンズ系との間の光路中にダハプリズ
ムを適用したものについては一般的に実用化されてい
る。
【0003】例えば、図23は、双眼鏡の光学系におい
て対物レンズ系と接眼レンズ系との間の光路中にダハプ
リズムが適用された一般的な双眼鏡の光学系について、
その概略構成を示す図である。なお、この図23におい
ては、左右一対の鏡筒光学系は左右対称に並列して配置
されているものであり、各鏡筒光学系の内部構成につい
ては同様であるので、一方の光学系の構成についてのみ
図示している。
【0004】また、図24は、上記図23の双眼鏡の光
学系の要部拡大図であって、対物レンズ系からプリズム
光学系の入射面までの間隔(距離)が充分に離れて配置
されている場合を示すものである。なお、図24におい
ては、対物レンズ系の中心を透過し、プリズム光学系を
透過して接眼レンズ系(図示せず)に入射する光線を一
点鎖線によって示している(後述する図25においても
同様。)。
【0005】図24において、実線で示す光線74は、
第1プリズム71のA面において反射せずに、この第1
プリズム71を透過して平行板73に設けられた孔部一
杯を透過することにより漏光となるものであるが、上記
対物レンズ枠75の最も外側を通る光線76(図24に
おいて鎖線によって示す。)は、上記平行板73の孔部
の外側を通ることとなるので、実際には上記光線74に
示す漏光の心配はない。
【0006】つまり、上記対物レンズ枠75に保持され
た対物レンズ群80等からなる対物レンズ系から、第
1、第2プリズム71,72およびこの第1、第2プリ
ズム71,72間に設けられた平行板73等からなるプ
リズム光学系の入射面までの間隔が充分に離れて配置さ
れている場合、即ち、図24において示す距離L2が充
分に大である場合においては、特に問題はない。
【0007】なお、ここで、上記平行板73は、上記第
1、第2プリズム71,72の間に挟まれて、この両プ
リズム71,72間に空気間隔を設けるよう位置され、
光線の透光部(孔部)および遮光部を有する板状部材で
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図25は、
上記図23の双眼鏡の光学系の要部拡大図であって、対
物レンズ系からプリズム光学系の入射面までの間隔(距
離)が近接して配置されている場合を示すものである
が、この図25に示すような対物レンズ系とプリズム光
学系の配置とした場合においては、上記第1プリズム7
1のA面において反射せずに、この第1プリズム71を
透過して上記平行板73に設けられた孔部一杯を透過す
ることにより漏光となる光線74a(図25において実
線で示す。)よりも、上記対物レンズ枠75の最も外側
を通る光線77(図25において鎖線によって示す。)
の方が、プリズム光学系を透過した後の光線高さが低い
ので、上記光線77は、上記平行板73の孔部の内側を
通ることとなり、漏光となってしまうという問題点があ
る。
【0009】つまり、上記対物レンズ枠75に保持され
た対物レンズ群80等からなる対物レンズ系から、第
1、第2プリズム71,72およびこの第1、第2プリ
ズム71,72間に設けられた平行板73等からなるプ
リズム光学系の入射面までの間隔が近接して配置されて
いる場合、即ち、図25において示す距離L1が小であ
る場合においては漏光の問題が生じる。
【0010】本発明の目的は、上記従来の問題点を解消
し、対物レンズ系と接眼レンズ系との間の光路中にダハ
プリズムを有する双眼鏡の光学系において、対物レンズ
系からプリズム光学系の入射面までの間隔(距離)を近
接して配置した場合に、漏光の発生を防止することので
きる双眼鏡の光学系を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による双眼鏡の光
学系は、対物レンズ系と接眼レンズ系との間の光路中に
ダハプリズムを有する双眼鏡の光学系において、上記対
物レンズ系から入射した光線を反射する面のうち第2反
射面がダハ面となるように上記ダハプリズムを配置した
ことを特徴とする。
【0012】また、上記双眼鏡は、上記ダハプリズムを
左右両眼用に一対並列して有し、2つの上記ダハプリズ
ムの各ダハ面を対向する外側方向に配置したことを特徴
とする。
【0013】そして、対物レンズ群と接眼レンズ群との
間の光路中にダハプリズムを含むプリズム光学系を有す
る双眼鏡の光学系において、上記対物レンズ群から入射
した光線を反射する面のうち第2反射面がダハ面となる
ように上記ダハプリズムを配置すると共に、上記対物レ
ンズ群を上記ダハプリズムの入射面近傍に配置したこと
を特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1、図2、図3、図4、図5は、
本発明の一実施の形態の双眼鏡の外観構成を示す図であ
って、図1は、この一実施の形態の双眼鏡の上面側から
見た際の平面図を、図2は、この双眼鏡を正面側(対物
レンズ側)から見た際の正面図を、図3は、この双眼鏡
を背面側(接眼レンズ側)から見た際の背面図を、図4
は、この双眼鏡を底面側から見た際の底面図を、図5
は、この双眼鏡を側面から見た際の側面図を、それぞれ
示している。
【0015】図1〜図5に示すように、この一実施の形
態の双眼鏡は、双眼鏡本体であり各種内部機構が配置さ
れている下地板1を、上側から上部カバー2によって、
下側から下部カバー3によって、両側面から側面カバー
4によって、それぞれ覆われるように構成されている。
【0016】上記上部カバー2、下部カバー3等は、双
眼鏡自体を小型化するために、例えば金属等の部材によ
って形成されている。
【0017】上記下地板1の接眼レンズ群23(L,
R)が配設されている側の面の略中央部には、ピント調
整用の回転式操作部材からなる距離ツマミ5が回動自在
に配設されており、この距離ツマミ5の一端面には距離
蓋36が配設されている(図3参照)。
【0018】図4に示すように、上記下部カバー3の下
面側の略中央部には、眼幅調整用の回転式操作部材から
なる眼幅ツマミ6が配設されており、この眼幅ツマミ6
の周囲において、上記下部カバー3上には、眼幅の位置
を示す複数の指標3aが、例えば上記眼幅ツマミ6を中
心とする放射方向に刻印等によって設けられている。
【0019】また、上記下部カバー3の下面側におい
て、上記眼幅ツマミ6を挟んでその両側には、複数の筋
状の凸部3bが設けられている。これは、この双眼鏡の
携帯性、保持性を良好にするために設けられているもの
であり、双眼鏡を保持する際の指掛かりとなるものであ
る。
【0020】そして、上記下部カバー3の下面側におい
て、その一方の側(図4においては、右眼用接眼レンズ
群23Rの配設される側)には孔部が設けられており、
この孔部には視度調整用のスライド式操作部材からなる
視度ツマミ7が光軸と直交する方向に摺動自在に配設さ
れている。そして、この視度ツマミ7の近傍の、上記下
部カバー3上には、例えば+(プラス)、−(マイナ
ス)、基準位置等の指標3cが刻印等によって設けられ
ている。
【0021】一方、図2に示すように、この双眼鏡の対
物レンズ群18(L,R)が配設されている側の面に
は、透明な保護部材等からなる前部カバー8が配設され
ており、この双眼鏡内部に対し、例えば塵芥、異物等の
外部からの侵入を防止している。
【0022】これと同様に、図3に示すように、この双
眼鏡の接眼レンズ群23(L,R)が配設されている側
の面には、上述の前部カバー8と同様の透明な保護部材
等からなる後部カバー9が配設されており、この双眼鏡
内部に対し、例えば塵芥、異物等の外部からの侵入を防
止している。
【0023】他方、図5に示すように、この双眼鏡の両
側面部においては、例えばこの双眼鏡を携帯するための
ストラップ等を取り付けるための吊り環10が配設され
ている。以上説明したように、上記一実施の形態の双眼
鏡は、その外観が構成されている。
【0024】次に、上記一実施の形態の双眼鏡の内部構
成について、以下に説明する。図6は、この双眼鏡の光
学系についての内部機構を分解して示す概略斜視図であ
り、図7は、この双眼鏡の上記上部カバー2を取り外し
た状態で上面側より見た際の横断面図を、図8は、この
双眼鏡の上記上部カバー2を取り外し、かつ繰り出し機
構部を取り外した状態において上面側より見た際の横断
面図を、それぞれ示している。また、図9は、上記図7
におけるA−A線に沿う線の縦断面図を示している。
【0025】まず、図6、図7、図8によって、この双
眼鏡の光学系について、以下に説明する。図6〜図8に
示すように、この双眼鏡の光学系を保持すると共に保護
する左右一対の鏡筒光学系である鏡筒11(L,R)
は、例えば金属、樹脂等の部材によって形成されてお
り、対物レンズ群18(L,R)、対物レンズ枠17
(L,R)等からなる鏡筒対物部と、鏡筒本体部12
(L,R)と、接眼レンズ群23(L,R)、接眼レン
ズ枠22(L,R)等からなる鏡筒接眼部の3つのブロ
ックによって構成されている。
【0026】上記鏡筒本体部12(L,R)には、第1
プリズム13(L,R)および第2プリズム14(L,
R)がそれぞれ配設されており、この第1、第2プリズ
ム13,14(L,R)は、プリズム受け部材15、プ
リズムバネ16等によって、上記鏡筒本体部12(L,
R)内の所定の位置に固定されるようになっている。
【0027】上記鏡筒本体部12(L,R)の前部側、
つまり物体側には、上記鏡筒対物部を形成する対物レン
ズ枠17(L,R)が配設されており、この対物レンズ
枠17(L,R)には、小判形状からなる複数のレンズ
等によって形成される対物レンズ群18(L,R)が保
持されている。
【0028】また、上記対物レンズ枠17(L,R)の
一端部には、光学系の光軸方向と同方向に延出された合
焦支持軸である対物軸19(L,R)が配設されてい
る。この対物軸19(L,R)の一方の対物軸19L
は、その一端側(対物レンズ群18L側)の先端部がT
カラー20を介して上記鏡筒本体部12Lに設けられた
孔部に嵌合されていると共に、他端側(接眼レンズ23
L側)の先端部は上記鏡筒本体部12Lに設けられた孔
部に嵌合されており、これにより、上記鏡筒対物部が光
軸方向に所定量だけ移動されるように位置決めがなされ
ている。
【0029】また、上記対物軸19(L,R)の他方の
対物軸19Rは、上記対物軸19Lとは逆に、その一端
側(対物レンズ18R側)の先端部を上記鏡筒本体部1
2Rに設けられた孔部に嵌合されていると共に、他端側
(接眼レンズ群23R側)の先端部がTカラー20を介
して上記鏡筒本体部12Rに設けられた孔部に嵌合され
ており、これにより、上記鏡筒対物部が光軸方向に所定
量だけ移動されるように位置決めがなされている。
【0030】そして、上記対物軸19Lにはその一端側
に、上記対物軸19Rにはその他端側に、それぞれバネ
部材である対物バネ21(L,R)が巻回されて配設さ
れており、この対物バネ21(L,R)のそれぞれの一
端部は上記対物レンズ枠17L,17Rに係合されてい
ると共に、それぞれの他端部は上記鏡筒本体部12
(L,R)の孔部に嵌合される上記Tカラー20に係合
されている。これにより、上記対物バネ21(L,R)
は、上記対物軸19(L,R)回りにモーメント力が働
いて、上記対物レンズ枠17(L,R)を上記鏡筒本体
部12(L,R)の底面側に設けられたストッパ部材1
2aL,12aR(図8参照)に、それぞれ当接させる
方向に常に付勢するようになっている。
【0031】なお、上記対物レンズ枠17(L,R)
は、ピント調整機構および視度調整機構に連動して光学
系の光軸方向に移動するようになっており、これによ
り、ピント調節および視度調節が行なわれるようになっ
ている。
【0032】一方、上記鏡筒本体部12(L,R)の後
部側、つまり瞳側には、鏡筒接眼部を形成する接眼レン
ズ枠22(L,R)が、例えばネジ等によって上記鏡筒
本体部12(L,R)に固定されており、この接眼レン
ズ枠22(L,R)には、小判形状からなる複数のレン
ズ等によって形成される接眼レンズ群23(L,R)が
保持されていると共に、この接眼レンズ枠22(L,
R)の前部側には視野絞り24(L,R)が配設されて
いる。
【0033】そして、上記左右一対の鏡筒11(L,
R)は、この双眼鏡の光学系の光軸と直交する方向に、
ガイド部材である第1ガイド軸25、第2ガイド軸26
によって摺動自在に案内(ガイド)されるようになって
いる。
【0034】つまり、上記第1ガイド軸25は、上記下
地板1の両側面部に設けられた孔部に嵌合されることに
よって、その光軸方向の位置決めがなされるようになっ
ており、また、上記第2ガイド軸26は、その一端部が
上記鏡筒本体部12Lに対して接着固定されていると共
に、他端部が上記鏡筒本体部12Rに対して摺動自在に
保持されている。そして、上記第1ガイド軸25と上記
第2ガイド軸26とは、光学系の光軸に直交する方向に
おいて、互いに平行になるように配置されている。
【0035】これにより、眼幅調整が行なわれる際に
は、上記第1ガイド軸25と上記第2ガイド軸26に沿
って、上記左右一対の鏡筒11(L,R)が移動して、
互いの間隔を変更することができるようになっている。
【0036】なお、図9に示すように、上記第2ガイド
軸26は、下地板1と第2ガイド軸押え部材27との間
に挟持されるようになっており、これにより、上記第1
ガイド軸25を回転中心として上記左右一対の鏡筒11
(L,R)が回動してしまうことを防止するようになっ
ている。
【0037】このように構成された上記一実施の形態の
双眼鏡において、視度調整機構およびピント調整機構に
ついて、以下に説明する。
【0038】この一実施の形態の双眼鏡においては、上
記対物レンズ枠17(L,R)を繰り込み、または繰り
出すことによって、視度調整およびピント調整を行なう
ようになっており、上記対物レンズ枠17(L,R)を
繰り出すための機構については、視度調整機構とピント
調整機構の2つの機構に分かれて配置されている。
【0039】まず、視度調整機構について、以下に説明
する。視度調整を行なう際には、上記視度ツマミ7の摺
動操作を行なうことで、この双眼鏡の略中央部に配設さ
れ、対物ネジ28等によって構成されるレンズ群移動手
段である繰り出し機構(図7参照)によって、右側の対
物レンズ枠17Rのみを繰り出し、または繰り込む動作
を行なうことで行なわれる。
【0040】上記視度ツマミ7は、操作部7aと一体的
に設けられたギアー部7bによって形成されている。こ
のギアー部7bは、図7、図9に示すように、上記繰り
出し機構を構成する対物ネジ28に嵌合している視度ギ
アー29と噛合している。また、上記対物ネジ28の中
程には視度ネジ30が嵌合しており、上記視度ツマミ7
の摺動動作によって、そのギアー部7bが摺動されるこ
とにより、これと噛合している上記視度ギアー29が回
動し、これに伴って、上記対物ネジ28が回動すること
により、上記視度ネジ30も同方向に回動するようにな
っている。そして、この視度ネジ30には、右腕部材3
1aが螺合しており、上記視度ネジ30の回動動作に従
って、上記右腕部材31aが光学系の光軸方向に移動す
るようになっている。
【0041】そして、上記右腕部材31aには、図7に
示すように、上記対物レンズ枠17Rに植設されている
軸部材32Rの一端部が係合しており、上記右腕部材3
1aの光軸方向への移動に伴って、上記対物レンズ枠1
7Rを光軸方向に移動させるようになっており、これに
より、視度調整が行なわれるようになっている。
【0042】次に、ピント調整機構について、以下に説
明する。図7、図9に示すように、上記距離ツマミ5は
下地板1の後部側(瞳側)の略中央部に穿設された孔部
に挿入されており、抜け止めとしてCリング33が嵌合
されることにより上記下地板1に回動自在に配設されて
いる。この距離ツマミ5には、その一方の先端部(後部
側;瞳側)にネジ部が設けられているレンズ群移動手段
である繰り出し機構を構成する上記対物ネジ28が螺合
するようになっている。また、この対物ネジ28の前部
側(物体側)の先端部は、小判形状に形成されており、
この小判形状からなる先端部が、上記下地板1に設けら
れた固定部材1aに穿設されている小判形状の孔部に嵌
合するようになっている。
【0043】これにより、上記距離ツマミ5を回動させ
ることで、上記対物ネジ28が上記距離ツマミ5の回動
動作に伴って、繰り込み、および繰り出し動作を行なう
ようになっている。
【0044】そして、上記対物ネジ28には、左腕部材
31bが螺合しており、この左腕部材31bが上記対物
ネジ28の回動動作に連動して光軸方向に移動するよう
になっており、上記左腕部材31bには、上記右腕部材
31aと同様に、上記対物レンズ枠17Lに植設されて
いる軸部材32Lの一端部が係合しているので、上記左
腕部材31bの光軸方向への移動に伴って、上記対物レ
ンズ枠17Lが光軸方向に移動するようになっている。
【0045】なお、上記左腕部材31bは、上記対物レ
ンズ枠17Lの上記対物軸19Lに挿通している対物バ
ネ21Lによって、常に対物ネジ28側に当接するよう
に付勢されている。
【0046】一方、上記視度ギアー29と視度ネジ30
との間においては、視度バネ34が上記対物ネジ28に
挿通された状態で配設されており、上記視度ネジ30の
一端部が上記対物ネジ28の中程に設けられたフランジ
部28aに常に当接された状態となるようにされてお
り、これにより、上記右腕部材31aの位置決めがなさ
れている。
【0047】このような構成によって、上記距離ツマミ
5を回動させることで、上記対物ネジ28が上記距離ツ
マミ5と同方向に回動し、これによって、上記対物レン
ズ枠17(L,R)の繰り出し、および繰り込み動作が
行なわれる。この場合において、上記左右の腕部材31
a,31bが、同一方向に一体的に移動することで、上
記対物レンズ枠17(L,R)が連動して光軸方向へと
移動し、同時に同量の繰り出し、または繰り込み動作が
行なわれ、これにより、ピント調整が行なわれるように
なっている。
【0048】一方、眼幅調整については、図8、図9に
示すように、上記眼幅ツマミ6を回動させることによ
り、左右一対の鏡筒11(L,R)の間隔を変化させる
ことによって行なうものである。
【0049】この眼幅調整を行なう眼幅調整機構につい
て、以下に説明する。上記眼幅ツマミ6は、図8、図9
に示すように、上記下地板1に対してビス35によって
回動自在に軸支されている。上記眼幅ツマミ6には、2
本のカム溝6aが設けられており、このカム溝6aに
は、上記鏡筒本体部12(L,R)の底面側に下方に向
けて植設されているカムフォロワーピン12b(L,
R)がそれぞれ係合されている。
【0050】そして、上記眼幅ツマミ6を回動させるこ
とで、上記カムフォロワーピン12b(L,R)が上記
カム溝6aに沿って移動することで、これに連動して上
記鏡筒本体部12(L,R)が移動するようになってい
る。このとき、上記鏡筒本体部12(L,R)を含む上
記鏡筒11(L,R)は、上述したように、上記第1ガ
イド軸25、第2ガイド軸26の2本のガイド軸によっ
て光学系の光軸と直交する方向に摺動自在に保持されて
いるので、上記眼幅ツマミ6の回動によって、上記鏡筒
11(L,R)は、互いに接近、または離間するように
移動するようになっている。
【0051】次に、プリズム光学系の配置について、以
下に説明する。図10〜図20は、この一実施の形態の
双眼鏡に適用するプリズム光学系を構成するプリズムの
形状を示す図であって、図10〜図15は、第1プリズ
ム13(R)の形状を、図16〜図20は、第2プリズ
ム14(R)の形状を、それぞれ示している。
【0052】即ち、図10は、上記第1プリズム13
(R)の上面図を、図11は、上記第1プリズム13
(R)を上記双眼鏡に配置した場合において接眼レンズ
系が配置される側から見た際の側面図を、図12は、上
記第1プリズム13(R)を上記双眼鏡に配置した場合
において対物レンズ系が配置される側から見た際の側面
図を、図13は、上記第1プリズム13(R)を上記双
眼鏡に配置した場合における右側面図を、図14は、上
記第1プリズム13(R)を上記双眼鏡に配置した場合
における左側面図を、図15は、上記第1プリズム13
(R)の図1に示す矢印X方向から見た際の矢視図を、
それぞれ示している。
【0053】また、図16は、上記第2プリズム14
(R)の上面図を、図17は、上記第2プリズム14
(R)を上記双眼鏡に配置した場合において対物レンズ
系が配置される側から見た際の側面図を、図18は、上
記第2プリズム14(R)を上記双眼鏡に配置した場合
において接眼レンズ系が配置される側から見た際の側面
図を、図19は、上記第2プリズム14(R)を上記双
眼鏡に配置した場合における右側面図を、図20は、上
記第2プリズム14(R)を上記双眼鏡に配置した場合
における左側面図を、それぞれ示している。
【0054】そして、図21、図22は、上記一実施の
形態の双眼鏡の鏡筒光学系のうち右側の鏡筒11R内に
おけるプリズム光学系を構成する第1、第2プリズム1
3R,14Rの配置について示す要部概略構成図であっ
て、図21は、対物レンズ系とプリズム光学系の入射面
の間隔(距離)が近接して配置されている場合を、図2
2は、対物レンズ系とプリズム光学系の入射面の間隔
(距離)が充分に離れて配置されている場合を、それぞ
れ示している。なお、図21、図22においては、対物
レンズ系の中心を透過し、プリズム光学系を透過して接
眼レンズ系(図示せず)に入射する光線を一点鎖線によ
って示している。
【0055】また、上記図10〜図22においては、上
記双眼鏡における左右一対の鏡筒光学系のうち右側の鏡
筒11R内に配置される第1、第2プリズム13R,1
4Rについてのみ図示しているが、左側の鏡筒11L内
に配置される第1、第2プリズム13L,14Lについ
ては、上記第1、第2プリズム13R,14Rと対称形
状である以外は同様であるので、その図示を省略するも
のとする。
【0056】この一実施の形態の双眼鏡のプリズム光学
系においては、そのプリズム光学系の第1プリズム13
Rのダハ面を第2反射面となるように配置されている。
そして、左右両眼用に一対並列して配設される2つのダ
ハプリズムの各ダハ面を対向する外側方向に配置されて
いる。この場合において、まず、図21に示すように、
対物レンズ系を構成する上記対物レンズ枠17Rに保持
された上記対物レンズ群18Rからプリズム光学系を構
成する上記第1プリズム13Rの入射面までの間隔が近
接して配置されている場合、即ち、図21において示す
距離L1が小である場合について説明する。
【0057】図21において、実線で示す光線54は、
第1プリズム13RのA面において反射せずに、この第
1プリズム13Rを透過して平行板52に設けられた孔
部一杯を透過することにより漏光となるものであるが、
上記対物レンズ枠17Rの最も外側を通る光線53(図
21において鎖線によって示す。)よりも外側を通るこ
ととなるので、実際には上記光線54に示す漏光の心配
はない。
【0058】なお、上記平行板52は、上記第1、第2
プリズム13R,14Rの間に挟まれて、この両プリズ
ム13R,14R間に空気間隔を設けるよう位置され、
光線の透光部(孔部)および遮光部を有する板状部材で
ある。
【0059】一方、上記対物レンズ枠17Rの最も外側
を通る光線53(図21において鎖線で示す。)は、上
記第1プリズム13RのA面で反射せずに、このプリズ
ム光学系(第1、第2プリズム13R,14R)を透過
した後におけるその光線高さは、上記光線54よりも高
くなるが、このプリズム光学系と上記接眼レンズ系との
間に配設された上記視野絞り24Rによって、上記光線
53はけられることとなるので、漏光の発生は防止され
ることとなる。
【0060】次に、図22に示すように、対物レンズ系
を構成する上記対物レンズ枠17Rに保持された上記対
物レンズ群18Rからプリズム光学系を構成する上記第
1プリズム13Rの入射面までの間隔が充分に離れて配
置されている場合、即ち、図22において示す距離L2
が大である場合について説明する。
【0061】図22において、実線で示す光線54は、
上述したように、上記第1プリズム13RのA面におい
て反射せずに、この第1プリズム13Rを透過して上記
平行板52に設けられた孔部一杯を透過することにより
漏光となるものであるが、上記対物レンズ枠17Rの最
も外側を通る光線53(図21において鎖線によって示
す。)よりも外側を通ることとなるので、実際には上記
光線54に示す漏光の心配はないことは同様である。
【0062】一方、上記対物レンズ枠17Rの最も外側
を通る光線55(図22において鎖線で示す。)は、上
記第1プリズム13RのA面で反射せずに、このプリズ
ム光学系(第1、第2プリズム13R,14R)を透過
した後におけるその光線高さは、上記光線54よりも高
くなり、上記視野絞り24R等により光線高さを決定す
る個所の開口部よりも、その光線高さが低くなってしま
うことにより、上記視野絞り24Rによってけられるこ
となく、接眼レンズ系側に漏光が発生してしまうことと
なる。
【0063】この漏光を防止するためには、例えばプリ
ズム光学系と接眼レンズ系との間に光線高さを決定する
ための機構をさらに配設する必要が生じてくる。しかし
ながら、このような対策を行なうことにより、例えば実
視界が減少してしまい、双眼鏡自体の性能劣化につなが
ってしまうこととなる。
【0064】以上説明したように上記一実施の形態の双
眼鏡によれば、上記第1プリズム13(L,R)のダハ
面を対向する外側方向に配置するようにしたので、この
双眼鏡の略中央部において、例えばピント調整、視度調
整等の機構部を配設することができると共に、双眼鏡自
体の小型化に寄与することが容易にできる。
【0065】また、上記視野絞り24(L,R)をプリ
ズム光学系と接眼レンズ系との間に配置することにより
漏光を防止すると共に、双眼鏡の小型化に寄与すること
ができる。
【0066】そして、対物レンズ系とプリズム光学系と
の間隔を近接させることによって生じる漏光を防止する
と共に、双眼鏡自体の小型化に寄与することが容易にで
きる。
【0067】[付記] (1) 対物レンズ群と接眼レンズ群との間の光路中に
プリズム光学系を有する双眼鏡の光学系において、上記
プリズム光学系と上記接眼レンズ群との間に配設された
視野絞りと、上記プリズム光学系の一部であって、上記
対物レンズ系から入射した光線を反射する面のうち第2
反射面がダハ面となるように配置されたダハプリズム
と、を具備する双眼鏡の光学系。
【0068】(2) 対物レンズ光学系と、第1および
第2のプリズムと、この2つのプリズムの間に挟まれて
両プリズム間に空気間隔を設けるよう位置され、光線の
透光部および遮光部を有する板状部材とを備え、上記対
物光学系から上記第1のプリズムに入射し上記透光部を
通過した光線が上記第2のプリズムから出射するように
構成した組み合わせプリズム光学系と、上記プリズム光
学系から出射した光線を結像する接眼光学系とを有する
双眼鏡の光学系において、上記第1のプリズムは、上記
対物レンズ光学系から入射した光線を反射する面のうち
第2反射面がダハ面となるように配置されたダハプリズ
ムを具備する双眼鏡の光学系。
【0069】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、対物
レンズ系と接眼レンズ系との間の光路中にダハプリズム
を有する双眼鏡の光学系において、対物レンズ系からプ
リズム光学系の入射面までの間隔(距離)を近接して配
置した場合に、漏光の発生を防止することのできる双眼
鏡の光学系を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の双眼鏡の外観構成を示
す図であって上面側から見た際の平面図。
【図2】上記図1の双眼鏡を正面側(対物レンズ側)か
ら見た際の正面図。
【図3】上記図1の双眼鏡を背面側(接眼レンズ側)か
ら見た際の背面図。
【図4】上記図1の双眼鏡を底面側から見た際の底面
図。
【図5】上記図1の双眼鏡を側面から見た際の側面図。
【図6】上記図1の双眼鏡の光学系についての内部機構
を分解して示す概略斜視図。
【図7】上記図1の双眼鏡の上部カバーを取り外した状
態で上面側より見た際の横断面図。
【図8】上記図1の双眼鏡の上部カバーを取り外し、か
つ繰り出し機構部を取り外した状態において上面側より
見た際の横断面図。
【図9】上記図7におけるA−A線に沿う線の縦断面
図。
【図10】上記図1の双眼鏡の第1プリズムの上面図。
【図11】上記図10の第1プリズムを上記図1の双眼
鏡に配置した場合において接眼レンズ系が配置される側
から見た際の側面図。
【図12】上記図10の第1プリズムを上記図1の双眼
鏡に配置した場合において対物レンズ系が配置される側
から見た際の側面図。
【図13】上記図10の第1プリズムを上記図1の双眼
鏡に配置した場合における右側面図。
【図14】上記図10の第1プリズムを上記図1の双眼
鏡に配置した場合における左側面図。
【図15】上記図10の第1プリズムの図1に示す矢印
X方向から見た際の矢視図。
【図16】上記図1の双眼鏡の第2プリズムの上面図。
【図17】上記図16の第2プリズムを上記図1の双眼
鏡に配置した場合において対物レンズ系が配置される側
から見た際の側面図。
【図18】上記図16の第2プリズムを上記図1の双眼
鏡に配置した場合において接眼レンズ系が配置される側
から見た際の側面図。
【図19】上記図16の第2プリズムを上記図1の双眼
鏡に配置した場合における右側面図。
【図20】上記図16の第2プリズムを上記図1の双眼
鏡に配置した場合における左側面図。
【図21】上記図1の双眼鏡の鏡筒光学系のプリズム光
学系の配置について示す要部概略構成図であって、対物
レンズ系とプリズム光学系の入射面の間隔(距離)が近
接して配置されている場合を示す図。
【図22】上記図1の双眼鏡の鏡筒光学系のプリズム光
学系の配置について示す要部概略構成図であって、対物
レンズ系とプリズム光学系の入射面の間隔(距離)が充
分に離れて配置されている場合を示す図。
【図23】双眼鏡の光学系において対物レンズ系と接眼
レンズ系との間の光路中にダハプリズムが適用された従
来の一般的な双眼鏡の光学系の概略構成を示す図。
【図24】上記図23の双眼鏡の光学系の要部拡大図で
あって、対物レンズ系からプリズム光学系の入射面まで
の間隔(距離)が充分に離れて配置されている場合を示
す図。
【図25】上記図23の双眼鏡の光学系の要部拡大図で
あって、対物レンズ系からプリズム光学系の入射面まで
の間隔(距離)が近接して配置されている場合を示す
図。
【符号の説明】
1……下地板 2……上部カバー 3……下部カバー 4……側面カバー 11L,11R……鏡筒(鏡筒光学系) 13R,13L,71……第1プリズム(プリズム光学
系) 14R,14L,72……第2プリズム(プリズム光学
系) 17L,17R……対物レンズ枠(対物レンズ系) 18L,18R……対物レンズ群(対物レンズ系) 22L,22R……接眼レンズ枠(接眼レンズ系) 23L,23R……接眼レンズ群(接眼レンズ系) 52,73……平行板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズ系と接眼レンズ系との間の
    光路中にダハプリズムを有する双眼鏡の光学系におい
    て、 上記対物レンズ系から入射した光線を反射する面のうち
    第2反射面がダハ面となるように上記ダハプリズムを配
    置したことを特徴とする双眼鏡の光学系。
  2. 【請求項2】 上記双眼鏡は、上記ダハプリズムを左
    右両眼用に一対並列して有し、 2つの上記ダハプリズムの各ダハ面を対向する外側方向
    に配置したことを特徴とする双眼鏡の光学系。
  3. 【請求項3】 対物レンズ群と接眼レンズ群との間の
    光路中にダハプリズムを含むプリズム光学系を有する双
    眼鏡の光学系において、 上記対物レンズ群から入射した光線を反射する面のうち
    第2反射面がダハ面となるように上記ダハプリズムを配
    置すると共に、上記対物レンズ群を上記ダハプリズムの
    入射面近傍に配置したことを特徴とする双眼鏡の光学
    系。
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