JPH09281363A - 光半導体モジュール用樹脂モールド - Google Patents
光半導体モジュール用樹脂モールドInfo
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- JPH09281363A JPH09281363A JP8096376A JP9637696A JPH09281363A JP H09281363 A JPH09281363 A JP H09281363A JP 8096376 A JP8096376 A JP 8096376A JP 9637696 A JP9637696 A JP 9637696A JP H09281363 A JPH09281363 A JP H09281363A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は光半導体モジュール用樹脂モールドに
関し,光半導体モジュールを光回路モジュールに接続す
る場合の絶縁を確実に実現すると共に光半導体モジュー
ルをプリント板や筐体に光出力変動を起こすことなく実
装することを目的とする。 【解決手段】一端に光ファイバが接続されて他端に信号
用を含む複数の電源端子を備え,光ファイバからの光を
電気信号に変換する受光素子及び送信信号を光信号に変
換する発光素子を備えると共に,光ファイバの光軸を前
記各素子の光軸と一致させるための素子を組み合わせた
光半導体モジュールの容器を,絶縁性材料を用いた樹脂
モールドにより全体を覆うことにより,光半導体モジュ
ール全体を電気的にフロート状態にするよう構成する。
関し,光半導体モジュールを光回路モジュールに接続す
る場合の絶縁を確実に実現すると共に光半導体モジュー
ルをプリント板や筐体に光出力変動を起こすことなく実
装することを目的とする。 【解決手段】一端に光ファイバが接続されて他端に信号
用を含む複数の電源端子を備え,光ファイバからの光を
電気信号に変換する受光素子及び送信信号を光信号に変
換する発光素子を備えると共に,光ファイバの光軸を前
記各素子の光軸と一致させるための素子を組み合わせた
光半導体モジュールの容器を,絶縁性材料を用いた樹脂
モールドにより全体を覆うことにより,光半導体モジュ
ール全体を電気的にフロート状態にするよう構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光半導体モジュール
用樹脂モールドに関する。光通信網の普及により,低コ
ストで量産性の高い光半導体モジュールの要求が高まっ
ている。光ファイバにより交換機と加入者宅内や,交換
機間を接続し,光により通信を行うシステムでは,光フ
ァイバを終端する交換機または宅内には,受光,発光を
行うことにより光・電気の相互変換を行う光半導体モジ
ュールが設けられている。この光半導体モジュールは光
ファイバの軸(中心線)を光・電気を行うパッケージの
軸と一致するよう構成され,光半導体モジュールをさら
に電子回路を収容した筐体に固定する必要があるが,固
定する時の微小な形状変化により光出力が変化する。
用樹脂モールドに関する。光通信網の普及により,低コ
ストで量産性の高い光半導体モジュールの要求が高まっ
ている。光ファイバにより交換機と加入者宅内や,交換
機間を接続し,光により通信を行うシステムでは,光フ
ァイバを終端する交換機または宅内には,受光,発光を
行うことにより光・電気の相互変換を行う光半導体モジ
ュールが設けられている。この光半導体モジュールは光
ファイバの軸(中心線)を光・電気を行うパッケージの
軸と一致するよう構成され,光半導体モジュールをさら
に電子回路を収容した筐体に固定する必要があるが,固
定する時の微小な形状変化により光出力が変化する。
【0002】
【従来の技術】図12は従来のシリンダタイプ光半導体
モジュール,図13は従来の光半導体モジュールの実装
構造を示す。
モジュール,図13は従来の光半導体モジュールの実装
構造を示す。
【0003】図12,図13において,80は光半導体
モジュール,81は送・受信の信号端子を含む複数個の
電源端子(この例では4個),82は光半導体モジュー
ル80を筐体に固定するためのフランジ,83は光ファ
イバ,84は光ファイバの他端に設けられた光半導体モ
ジュール(またはコネクタ),85は光ファイバへ出力
する送信信号を発生する回路,光ファイバからの受信信
号を処理する回路,光ファイバからの受信信号のモニタ
信号を処理する回路等を搭載する光回路モジュール,8
6は光半導体モジュール80を光回路モジュール85の
筐体に固定する固定用ネジ,87は光半導体モジュール
80に設けられた接続ピンである。
モジュール,81は送・受信の信号端子を含む複数個の
電源端子(この例では4個),82は光半導体モジュー
ル80を筐体に固定するためのフランジ,83は光ファ
イバ,84は光ファイバの他端に設けられた光半導体モ
ジュール(またはコネクタ),85は光ファイバへ出力
する送信信号を発生する回路,光ファイバからの受信信
号を処理する回路,光ファイバからの受信信号のモニタ
信号を処理する回路等を搭載する光回路モジュール,8
6は光半導体モジュール80を光回路モジュール85の
筐体に固定する固定用ネジ,87は光半導体モジュール
80に設けられた接続ピンである。
【0004】図12のA.はシリンダタイプ光半導体モ
ジュールの上面図,B.は側面図,C.はフランジの正
面図であり,図13のA.は光半導体モジュールを実装
した光回路モジュールの上面図,B.は光半導体モジュ
ール側からの正面図,C.は側面図である。
ジュールの上面図,B.は側面図,C.はフランジの正
面図であり,図13のA.は光半導体モジュールを実装
した光回路モジュールの上面図,B.は光半導体モジュ
ール側からの正面図,C.は側面図である。
【0005】従来の中低速系の光半導体モジュール80
は,図12に示すシリンダタイプがコストの面で主流に
なっており,このようなシリンダタイプの光半導体モジ
ュール80は,金属容器に各部(後述する図14に示
す)が収容され,その一方の側の先端に光ファイバ83
と光半導体モジュール80との接着部を保護するゴムブ
ッシュ80aが設けられ,他方の側に送受信信号を含む
複数の電源端子81が設けられている。光半導体モジュ
ール80は,片方向の信号伝送用と双方向の信号伝送用
のものが存在するが,この例は双方法伝送を行うモジュ
ールである。
は,図12に示すシリンダタイプがコストの面で主流に
なっており,このようなシリンダタイプの光半導体モジ
ュール80は,金属容器に各部(後述する図14に示
す)が収容され,その一方の側の先端に光ファイバ83
と光半導体モジュール80との接着部を保護するゴムブ
ッシュ80aが設けられ,他方の側に送受信信号を含む
複数の電源端子81が設けられている。光半導体モジュ
ール80は,片方向の信号伝送用と双方向の信号伝送用
のものが存在するが,この例は双方法伝送を行うモジュ
ールである。
【0006】光半導体モジュール80は図13に示すよ
うな光回路モジュール85に実装されて,光半導体モジ
ュール80の複数の電極端子81により内部のプリント
基板と電気的に接続される。光半導体モジュール80を
実装する場合は,ネジ固定用のフランジ82を用いて,
固定用ネジ86を用いて固定する工程が必要であった。
うな光回路モジュール85に実装されて,光半導体モジ
ュール80の複数の電極端子81により内部のプリント
基板と電気的に接続される。光半導体モジュール80を
実装する場合は,ネジ固定用のフランジ82を用いて,
固定用ネジ86を用いて固定する工程が必要であった。
【0007】図14は双方向伝送用の光半導体モジュー
ルの構成を示し,A.は断面図,B.は原理図を示す。
交換機の光加入系に使用される双方向伝送用の光半導体
モジュールは,光ファイバ83を固定して光ファイバ8
3の端部にプリズム801を備えた光ファイバ部800
と,レンズ803を備えたレンズ部802及び気密パッ
ケージ805を備えた光素子部804とで構成される。
この中の光素子部804,レンズ部802,光ファイバ
部800のゴムブッシュ80a以降のプリズム801ま
での部分はシリンダ状の金属容器に収納されている。双
方向伝送のために,気密パッケージ850内には,図1
4のB.に示すように送信用のLD(レーザダイオー
ド),受信用のPD(フォットダイオード)及びモニタ
用のPDの合計3個の光素子が設けられている。このよ
うな,双方向伝送用光モジュールとしてLD/PDを一
体化したモジュールは,本願と同一出願人により「送方
向伝送用光モジュール」(特願平6−178862号,
特開平7−191241号公報)として先に提案されて
いる。
ルの構成を示し,A.は断面図,B.は原理図を示す。
交換機の光加入系に使用される双方向伝送用の光半導体
モジュールは,光ファイバ83を固定して光ファイバ8
3の端部にプリズム801を備えた光ファイバ部800
と,レンズ803を備えたレンズ部802及び気密パッ
ケージ805を備えた光素子部804とで構成される。
この中の光素子部804,レンズ部802,光ファイバ
部800のゴムブッシュ80a以降のプリズム801ま
での部分はシリンダ状の金属容器に収納されている。双
方向伝送のために,気密パッケージ850内には,図1
4のB.に示すように送信用のLD(レーザダイオー
ド),受信用のPD(フォットダイオード)及びモニタ
用のPDの合計3個の光素子が設けられている。このよ
うな,双方向伝送用光モジュールとしてLD/PDを一
体化したモジュールは,本願と同一出願人により「送方
向伝送用光モジュール」(特願平6−178862号,
特開平7−191241号公報)として先に提案されて
いる。
【0008】双方向伝送用光モジュールでは,上記のL
D/PDモジュールとして,CD(Compact Disc) 用の
CDパッケージが低コストであることから多く採用され
るようになっており,そのCDパッケージでは図12に
示すように電源端子81は4端子構成である。
D/PDモジュールとして,CD(Compact Disc) 用の
CDパッケージが低コストであることから多く採用され
るようになっており,そのCDパッケージでは図12に
示すように電源端子81は4端子構成である。
【0009】図15は各光素子と電源端子の配置を示す
図である。図15のA.は,CDパッケージのコモン
(ケース電位)の端子aに負電位を供給する例で,これ
に対しLD,モニタ用PD,受信用PDの3つの光素子
を図のような極性で接続する3つの端子b〜dが設けら
れている。B.はCDパッケージのコモンの端子aに正
電位を供給し,3つの光素子を図のような極性で接続す
る例である。
図である。図15のA.は,CDパッケージのコモン
(ケース電位)の端子aに負電位を供給する例で,これ
に対しLD,モニタ用PD,受信用PDの3つの光素子
を図のような極性で接続する3つの端子b〜dが設けら
れている。B.はCDパッケージのコモンの端子aに正
電位を供給し,3つの光素子を図のような極性で接続す
る例である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した光半導体モジ
ュールにおいて,光素子部に4端子の電源端子を備えた
双方向伝送用のCDパッケージを用いると,パッケージ
全体が電位を持つため,光半導体モジュールを光回路モ
ジュール(図13の85)に固定する場合に,光半導体
モジュールを光回路モジュールから絶縁する必要があ
る。この場合,図12に示すようなフランジを用いたネ
ジ固定では,絶縁が充分とれないため光素子を駆動する
ことができないので,このような装置が実用化できなか
った(双方向伝送用のパッケージでなく,単方向伝送用
のパッケージであれば3端子でありフランジを用いたネ
ジ固定が可能)。
ュールにおいて,光素子部に4端子の電源端子を備えた
双方向伝送用のCDパッケージを用いると,パッケージ
全体が電位を持つため,光半導体モジュールを光回路モ
ジュール(図13の85)に固定する場合に,光半導体
モジュールを光回路モジュールから絶縁する必要があ
る。この場合,図12に示すようなフランジを用いたネ
ジ固定では,絶縁が充分とれないため光素子を駆動する
ことができないので,このような装置が実用化できなか
った(双方向伝送用のパッケージでなく,単方向伝送用
のパッケージであれば3端子でありフランジを用いたネ
ジ固定が可能)。
【0011】また,光半導体モジュールは,光回路モジ
ュールのプリント板や筐体へ固定した時の微小な形状変
化でも敏感に光出力が変動してしまい,その調整作業の
上で問題があった。更に,光半導体モジュールは光回路
モジュールで発生する熱により微小な変化をするという
問題があった。
ュールのプリント板や筐体へ固定した時の微小な形状変
化でも敏感に光出力が変動してしまい,その調整作業の
上で問題があった。更に,光半導体モジュールは光回路
モジュールで発生する熱により微小な変化をするという
問題があった。
【0012】本発明は光半導体モジュールを光回路モジ
ュールに接続する場合の絶縁を確実に実現すると共に光
半導体モジュールをプリント板や筐体に光出力変動を起
こすことなく実装することができる光半導体モジュール
用樹脂モールドを提供することを目的とする。
ュールに接続する場合の絶縁を確実に実現すると共に光
半導体モジュールをプリント板や筐体に光出力変動を起
こすことなく実装することができる光半導体モジュール
用樹脂モールドを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の構成説明
図であり,図1のA.は光半導体モジュールを樹脂モー
ルドの下側半分に収納した状態の上面図,B.は同じ状
態の横面図,C.は同じ状態の電極側からの正面図であ
る。図2は本発明による樹脂モールドの上,下を組み合
わせた全体の構成を示し,図2のA.は上面図,B.は
横面図,C.は電極側からの正面図である。
図であり,図1のA.は光半導体モジュールを樹脂モー
ルドの下側半分に収納した状態の上面図,B.は同じ状
態の横面図,C.は同じ状態の電極側からの正面図であ
る。図2は本発明による樹脂モールドの上,下を組み合
わせた全体の構成を示し,図2のA.は上面図,B.は
横面図,C.は電極側からの正面図である。
【0014】図1において,1は光半導体モジュールを
収納した光半導体モジュールの容器,2は電源及び信号
用の複数(図では4本)の電源端子,3は光ファイバ,
4は絶縁性の樹脂を用いた樹脂モールドを表し(図
2),4aは下側の樹脂モールド,4bは上側の樹脂モ
ールド(図2)であり,上側と下側の樹脂モールドを組
み合わせて一体化される。5は中空部であり斜線で表
す。また,40は上側の樹脂モールド4bとの位置合わ
せと上側の樹脂モールド4bの対応位置に設けた凹部と
の嵌合用の突起,41はプリント板に取り付けるための
取付用溝である。
収納した光半導体モジュールの容器,2は電源及び信号
用の複数(図では4本)の電源端子,3は光ファイバ,
4は絶縁性の樹脂を用いた樹脂モールドを表し(図
2),4aは下側の樹脂モールド,4bは上側の樹脂モ
ールド(図2)であり,上側と下側の樹脂モールドを組
み合わせて一体化される。5は中空部であり斜線で表
す。また,40は上側の樹脂モールド4bとの位置合わ
せと上側の樹脂モールド4bの対応位置に設けた凹部と
の嵌合用の突起,41はプリント板に取り付けるための
取付用溝である。
【0015】光半導体モジュールの容器1は金属製であ
り,上記した従来の光半導体モジュールの光素子部,レ
ンズ部,光ファイバ部のプリズムと光ファイバ3の接続
部分が格納されると共に電源端子2が設けられている。
一方,樹脂モールド4の上側4bと下側4aにはそれぞ
れ,A.に示すように上記光半導体モジュールの容器1
を収容しても中空部5ができる形状及び容量を備えた凹
部が設けられ,電源端子2側の面にはC.に示すように
各端子と接触しないような開放部(図では半円形)が設
けられ,光ファイバ側の面にも同様に光ファイバを通す
開放部が設けられている。
り,上記した従来の光半導体モジュールの光素子部,レ
ンズ部,光ファイバ部のプリズムと光ファイバ3の接続
部分が格納されると共に電源端子2が設けられている。
一方,樹脂モールド4の上側4bと下側4aにはそれぞ
れ,A.に示すように上記光半導体モジュールの容器1
を収容しても中空部5ができる形状及び容量を備えた凹
部が設けられ,電源端子2側の面にはC.に示すように
各端子と接触しないような開放部(図では半円形)が設
けられ,光ファイバ側の面にも同様に光ファイバを通す
開放部が設けられている。
【0016】下側の樹脂モールド4aに光半導体モジュ
ールの金属容器を図1のA.及びB.に示すように収納
した上で,図1のB.に示すように上側の樹脂モールド
4bを上側から載置して,組み合わせることにより,図
2に示すように一体化した樹脂モールド4が完成する。
なお,光半導体モジュールの容器1は,図1のA.に示
すように電源端子2が設けられた側の一定部分(中空部
が無い部分)において樹脂モールド4a,4bと圧接さ
れて,固定される。これにより,光半導体モジュール全
体が電源端子を除いて絶縁性の樹脂モールド4により覆
われて,光半導体モジュールの絶縁が実現される。ま
た,樹脂モールドの材質を断熱性材料にすることによ
り,光回路モジュール(図13の85)のドライブIC
やパワートランジスタ等の発熱部品からの伝導熱,輻射
熱を遮断することができる。
ールの金属容器を図1のA.及びB.に示すように収納
した上で,図1のB.に示すように上側の樹脂モールド
4bを上側から載置して,組み合わせることにより,図
2に示すように一体化した樹脂モールド4が完成する。
なお,光半導体モジュールの容器1は,図1のA.に示
すように電源端子2が設けられた側の一定部分(中空部
が無い部分)において樹脂モールド4a,4bと圧接さ
れて,固定される。これにより,光半導体モジュール全
体が電源端子を除いて絶縁性の樹脂モールド4により覆
われて,光半導体モジュールの絶縁が実現される。ま
た,樹脂モールドの材質を断熱性材料にすることによ
り,光回路モジュール(図13の85)のドライブIC
やパワートランジスタ等の発熱部品からの伝導熱,輻射
熱を遮断することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図3,図4は樹脂モールドの実装
構成を示す図(その1),(その2)であり,図3は側
面から見た構成を示し,図4は上面から見た構成を示
す。
構成を示す図(その1),(その2)であり,図3は側
面から見た構成を示し,図4は上面から見た構成を示
す。
【0018】図中,2は電源端子,3は光ファイバ,4
は樹脂モールド,6は光回路モジュールの筐体のプリン
ト板(または筐体の底板),7は取付板である。筐体の
プリント板6は図3に示す側面の構成を備え,図4に示
す上面の構成から分かるように,4個の薄い取付板7が
設けられている。図4に示すようにこれらの4つの取付
板7に,樹脂モールド4の両側面に垂直に2個ずつ設け
られた合計4個の各取付用溝41を嵌合させるよう,図
3に示すようにプリント板6の上側から下側へ下ろして
プリント板6に固定される。この時,取付板7の位置精
度,及び板厚精度によっては,樹脂モールド4に著しい
歪みを与える可能性がある。この歪みを取り除くため
に,樹脂モールド4の取付用溝41を取付板7より広め
にし,溝の内部に小突起42を設け,取付板7の挿入時
に,小突起42が弾性変形して取付応力を吸収する。こ
れにより,樹脂モールド4への応力,取付板の精度を緩
和することができる。こうして,樹脂モールド4はネジ
を用いることなく筐体のプリント板6に固定される。
は樹脂モールド,6は光回路モジュールの筐体のプリン
ト板(または筐体の底板),7は取付板である。筐体の
プリント板6は図3に示す側面の構成を備え,図4に示
す上面の構成から分かるように,4個の薄い取付板7が
設けられている。図4に示すようにこれらの4つの取付
板7に,樹脂モールド4の両側面に垂直に2個ずつ設け
られた合計4個の各取付用溝41を嵌合させるよう,図
3に示すようにプリント板6の上側から下側へ下ろして
プリント板6に固定される。この時,取付板7の位置精
度,及び板厚精度によっては,樹脂モールド4に著しい
歪みを与える可能性がある。この歪みを取り除くため
に,樹脂モールド4の取付用溝41を取付板7より広め
にし,溝の内部に小突起42を設け,取付板7の挿入時
に,小突起42が弾性変形して取付応力を吸収する。こ
れにより,樹脂モールド4への応力,取付板の精度を緩
和することができる。こうして,樹脂モールド4はネジ
を用いることなく筐体のプリント板6に固定される。
【0019】図5,図6は光半導体モジュール固定のた
めの構造(その1),(その2)を示す。図5のA.は
固定部を示す上面図,Bは電極側からの正面図であり,
図6のA.は樹脂モールドの上面図,B.は正面図,
C.は固定部の上面図,D.は固定部の断面図,E.は
固定部の外観図である。
めの構造(その1),(その2)を示す。図5のA.は
固定部を示す上面図,Bは電極側からの正面図であり,
図6のA.は樹脂モールドの上面図,B.は正面図,
C.は固定部の上面図,D.は固定部の断面図,E.は
固定部の外観図である。
【0020】光半導体モジュールは,サブミクロンの精
度で光軸調整されており,微小な形状変化でも敏感に光
出力が変動してしまう。光半導体モジュールは,上記図
14のB.に示すように,光素子部,レンズ部,光ファ
イバ部の3個の光学素子で構成され,レーザダイオード
(LD)とレンズの間,レンズと光ファイバ間及び光素
子−レンズ−光ファイバ間の何れか一つでも位置の変動
があると光出力が変動する。
度で光軸調整されており,微小な形状変化でも敏感に光
出力が変動してしまう。光半導体モジュールは,上記図
14のB.に示すように,光素子部,レンズ部,光ファ
イバ部の3個の光学素子で構成され,レーザダイオード
(LD)とレンズの間,レンズと光ファイバ間及び光素
子−レンズ−光ファイバ間の何れか一つでも位置の変動
があると光出力が変動する。
【0021】そのため,金属の光半導体モジュールの容
器1(以下,単に光半導体モジュール1という)は,図
5に示すように樹脂モールド4との接触位置(固定する
位置)を,一つの光学素子だけにすることにより,各光
学素子間の位置変動を抑えることができる。図5の場
合,樹脂モールド4の電源端子2側の斜線で示す固定部
43は,一定長の断面が円形(下側と上側の各樹脂モー
ルド4a,4bでは半円形)とし,光半導体モジュール
の光素子部(LD,PDを含む)だけで固定部43と接
触する。
器1(以下,単に光半導体モジュール1という)は,図
5に示すように樹脂モールド4との接触位置(固定する
位置)を,一つの光学素子だけにすることにより,各光
学素子間の位置変動を抑えることができる。図5の場
合,樹脂モールド4の電源端子2側の斜線で示す固定部
43は,一定長の断面が円形(下側と上側の各樹脂モー
ルド4a,4bでは半円形)とし,光半導体モジュール
の光素子部(LD,PDを含む)だけで固定部43と接
触する。
【0022】樹脂モールド4内部の固定部43には,光
半導体モジュールを安定に固定するため,三角または四
角の小突起44を上側及び下側の樹脂モールドのそれぞ
れに1個または複数個設ける。図6の例では,A.,
C.〜E.に示すように,片側の樹脂モールド4に3個
の断面が三角形の小突起44が設けられ,光半導体モジ
ュール1の取り付け及び樹脂モールドの上側を組み合わ
せた時の圧力により小突起44が弾性変形して取付応力
を吸収する。これにより,光半導体モジュールへの応力
を最小に抑えられる。
半導体モジュールを安定に固定するため,三角または四
角の小突起44を上側及び下側の樹脂モールドのそれぞ
れに1個または複数個設ける。図6の例では,A.,
C.〜E.に示すように,片側の樹脂モールド4に3個
の断面が三角形の小突起44が設けられ,光半導体モジ
ュール1の取り付け及び樹脂モールドの上側を組み合わ
せた時の圧力により小突起44が弾性変形して取付応力
を吸収する。これにより,光半導体モジュールへの応力
を最小に抑えられる。
【0023】図7,図8は樹脂モールドの他の細部の構
造(その1),(その2)を示し,図7においてA.は
光半導体モジュールを搭載した樹脂モールド(下側)の
上面図,B.は側面図,C.は断面図であり,図8の
A.は樹脂モールド単体の上面図,B.はU−Vの断面
図,C.はW−Xの断面図,DはY−Zの断面図であ
る。
造(その1),(その2)を示し,図7においてA.は
光半導体モジュールを搭載した樹脂モールド(下側)の
上面図,B.は側面図,C.は断面図であり,図8の
A.は樹脂モールド単体の上面図,B.はU−Vの断面
図,C.はW−Xの断面図,DはY−Zの断面図であ
る。
【0024】樹脂モールド内部で光半導体モジュール
は,回転方向や光軸方向(抜け方向)にずれることなく
安定に固定される必要がある。回転方向へのずれを防ぐ
ために,図7のA.〜C.に示すように光半導体モジュ
ール1の円周上に溝状の回転止め用切欠10を設け,樹
脂モールド側には図8のA.及びB.に示すように回転
止め用突起45を設ける。なお,図8のB.に下側の樹
脂モールド4aの回転止め用突起45があるU−Vの位
置の断面を示し,この例では突起は三角形である。
は,回転方向や光軸方向(抜け方向)にずれることなく
安定に固定される必要がある。回転方向へのずれを防ぐ
ために,図7のA.〜C.に示すように光半導体モジュ
ール1の円周上に溝状の回転止め用切欠10を設け,樹
脂モールド側には図8のA.及びB.に示すように回転
止め用突起45を設ける。なお,図8のB.に下側の樹
脂モールド4aの回転止め用突起45があるU−Vの位
置の断面を示し,この例では突起は三角形である。
【0025】光半導体モジュール1を下側及び上側の樹
脂モールド4a,4bに取付ける際に,回転止め用突起
45を光半導体モジュール1の回転止め用切欠10に嵌
合させることにより,回転を抑えることができる。光半
導体モジュール1の回転止め用切欠10及び樹脂モール
ド4の回転止め用突起45は,1個所または複数個所の
何れでもよい。
脂モールド4a,4bに取付ける際に,回転止め用突起
45を光半導体モジュール1の回転止め用切欠10に嵌
合させることにより,回転を抑えることができる。光半
導体モジュール1の回転止め用切欠10及び樹脂モール
ド4の回転止め用突起45は,1個所または複数個所の
何れでもよい。
【0026】光軸方向の抜けを防止するには図7のA.
及びB.に示すように光半導体モジュール1の光軸方向
に対して垂直な抜け止め用切欠11を設け,図8のA.
に示すように樹脂モールド4側に,前記の抜け止め用切
欠11と嵌合する抜け止め用突起46を設ける。図8の
C.は抜け止め用突起46を設けた下側の樹脂モールド
4aのW−Yの位置の断面構造を示す。
及びB.に示すように光半導体モジュール1の光軸方向
に対して垂直な抜け止め用切欠11を設け,図8のA.
に示すように樹脂モールド4側に,前記の抜け止め用切
欠11と嵌合する抜け止め用突起46を設ける。図8の
C.は抜け止め用突起46を設けた下側の樹脂モールド
4aのW−Yの位置の断面構造を示す。
【0027】このようにして,光半導体モジュールを樹
脂モールドに取付けた後で,光半導体モジュールが樹脂
モールドに対して回転や,抜けを防止できる。また,上
記の従来例(図12)では,光ファイバの接着部を保護
するためにゴムブッシュを被せていたが,樹脂モールド
4が光ファイバ接着部まで覆うことにより,樹脂モール
ドに光ファイバ接着部の保護機能を持たせることができ
る。
脂モールドに取付けた後で,光半導体モジュールが樹脂
モールドに対して回転や,抜けを防止できる。また,上
記の従来例(図12)では,光ファイバの接着部を保護
するためにゴムブッシュを被せていたが,樹脂モールド
4が光ファイバ接着部まで覆うことにより,樹脂モール
ドに光ファイバ接着部の保護機能を持たせることができ
る。
【0028】図9,図10は電源端子のレイアウト変換
の構成図(その1),(その2)である。図9のA.は
光素子部にCDパッケージを使用した場合の4端子の電
源端子の配置を示し,4つの電源端子がそれぞれ2a,
2b,2c,2dとすると,各端子は四角形を形成する
位置に配置されている。これらの電源端子は,光回路モ
ジュールに接続する場合,この電源端子とほぼ同じ高さ
の外部(プリント板)の水平に並ぶ端子と接続する場
合,外部の垂直方向に並ぶ端子と接続する場合,及び樹
脂モールドが置かれた下面に設けられた外部(プリント
板)の端子と接続する場合がある。
の構成図(その1),(その2)である。図9のA.は
光素子部にCDパッケージを使用した場合の4端子の電
源端子の配置を示し,4つの電源端子がそれぞれ2a,
2b,2c,2dとすると,各端子は四角形を形成する
位置に配置されている。これらの電源端子は,光回路モ
ジュールに接続する場合,この電源端子とほぼ同じ高さ
の外部(プリント板)の水平に並ぶ端子と接続する場
合,外部の垂直方向に並ぶ端子と接続する場合,及び樹
脂モールドが置かれた下面に設けられた外部(プリント
板)の端子と接続する場合がある。
【0029】図9のB.及びC.はA.に示す4本の端
子の配置を,電源端子の中央の位置と水平方向に1列に
なるよう変換する例を示し,B.は側面図,C.は上面
図である。図9のB.及びC.の左側に示すように4本
の端子はそれぞれ水平方向に一定の間隔となるように曲
げられる。図9のD.は電源端子を水平方向に並べる場
合の,樹脂モールド4a(下側)の電源端子側の構造を
示す。D.に示すように,樹脂モールド4aの電源端子
側を水平方向の高さまで塞ぐ構造とし,樹脂モールド4
b(上側)と接触する面上に端子フォーミング用の4本
のモールドガイド溝47を設ける。このモールドガイド
溝47は各電源端子2a〜2dをそれぞれの方向へ曲げ
て対応する溝に嵌合させることにより水平方向に1列に
並べられる。
子の配置を,電源端子の中央の位置と水平方向に1列に
なるよう変換する例を示し,B.は側面図,C.は上面
図である。図9のB.及びC.の左側に示すように4本
の端子はそれぞれ水平方向に一定の間隔となるように曲
げられる。図9のD.は電源端子を水平方向に並べる場
合の,樹脂モールド4a(下側)の電源端子側の構造を
示す。D.に示すように,樹脂モールド4aの電源端子
側を水平方向の高さまで塞ぐ構造とし,樹脂モールド4
b(上側)と接触する面上に端子フォーミング用の4本
のモールドガイド溝47を設ける。このモールドガイド
溝47は各電源端子2a〜2dをそれぞれの方向へ曲げ
て対応する溝に嵌合させることにより水平方向に1列に
並べられる。
【0030】図10は,図9のA.に示す4本の端子2
a〜2dを樹脂モールドが置かれた下面の位置と水平な
位置に設けられた外部(プリント板)の端子に向けて上
側から下側へ垂直方向に1列になるよう変換する例を示
す。図10のA.は側面図,B.は上面図であり,A.
及びB.の左側に電源端子側からの正面図を示す。
a〜2dを樹脂モールドが置かれた下面の位置と水平な
位置に設けられた外部(プリント板)の端子に向けて上
側から下側へ垂直方向に1列になるよう変換する例を示
す。図10のA.は側面図,B.は上面図であり,A.
及びB.の左側に電源端子側からの正面図を示す。
【0031】図10のC.は,電源端子を垂直方向に並
べる場合の,樹脂モールド4a(下側)の電源端子側の
構造を示し,図のように樹脂モールド4b(上側)と接
触する面上及び外側の面に連続する,端子フォーミング
用の4本のモールドガイド48を設ける。すなわち,光
半導体モジュールの電源端子2a〜2dは最初は上記図
9のB.〜D.と同様に水平方向に1列に並べられ,次
に図10に示すように下側へ垂直に曲げられる。
べる場合の,樹脂モールド4a(下側)の電源端子側の
構造を示し,図のように樹脂モールド4b(上側)と接
触する面上及び外側の面に連続する,端子フォーミング
用の4本のモールドガイド48を設ける。すなわち,光
半導体モジュールの電源端子2a〜2dは最初は上記図
9のB.〜D.と同様に水平方向に1列に並べられ,次
に図10に示すように下側へ垂直に曲げられる。
【0032】図11は光回路モジュールが搭載された筐
体への樹脂モールドの実装構成の例を示す。図11にお
いて,2は電源端子,3は光ファイバ,4は光半導体モ
ジュール1を内蔵した樹脂モールド4,12は筐体,1
3は光回路モジュールである。
体への樹脂モールドの実装構成の例を示す。図11にお
いて,2は電源端子,3は光ファイバ,4は光半導体モ
ジュール1を内蔵した樹脂モールド4,12は筐体,1
3は光回路モジュールである。
【0033】図11のA.は樹脂モールド4の全体を筐
体内部に収容した例であり,上記図3,図4に示す構成
により4つの取付板7を筐体内部のプリント板6(また
は筐体の底板)に設け,樹脂モールド4をこの取付板7
に固定し,電源端子2は光回路モジュール13の端子の
高さが,樹脂モールド4の電源端子2の高さとほぼ同じ
場合は,上記図9に示すように平行方向に整列するよう
変換を行って,電源端子2の各端子を光回路モジュール
13の端子と接続し,光回路モジュール13の端子また
は,筐体の底板のプリント板の端子と接続する場合は上
記図10に示すように下向きの垂直方向に変換して接続
を行う。
体内部に収容した例であり,上記図3,図4に示す構成
により4つの取付板7を筐体内部のプリント板6(また
は筐体の底板)に設け,樹脂モールド4をこの取付板7
に固定し,電源端子2は光回路モジュール13の端子の
高さが,樹脂モールド4の電源端子2の高さとほぼ同じ
場合は,上記図9に示すように平行方向に整列するよう
変換を行って,電源端子2の各端子を光回路モジュール
13の端子と接続し,光回路モジュール13の端子また
は,筐体の底板のプリント板の端子と接続する場合は上
記図10に示すように下向きの垂直方向に変換して接続
を行う。
【0034】図11のB.は樹脂モールド4の一部を筐
体12の外部に残し,残りを筐体12の内部に収容した
例であり,筐体12の側板12aに開口部を設け,その
開口部の長さを樹脂モールド4の長手方向に対し直角方
向に並んだ2列の取付用溝の間隔と同じになるように設
定する。これにより,樹脂モールド4を筐体12の開口
部に置いて取付ける時,筐体の側板12aの開口部を構
成する2つの板の端部が樹脂モールドの一方の列の2つ
の取付用溝に嵌合されて,固定することができる。樹脂
モールド4に設けられた取付用溝41の中で,光ファイ
バ3側の2つの取付用溝41に筐体12の開口部の板を
嵌合させる場合は,筐体内部に他方の列の取付板7を2
つ設けておけば,樹脂モールド4に設ける取付板7を図
3,図4の場合より少なくすることができるし,筐体1
2を小型化することができる。
体12の外部に残し,残りを筐体12の内部に収容した
例であり,筐体12の側板12aに開口部を設け,その
開口部の長さを樹脂モールド4の長手方向に対し直角方
向に並んだ2列の取付用溝の間隔と同じになるように設
定する。これにより,樹脂モールド4を筐体12の開口
部に置いて取付ける時,筐体の側板12aの開口部を構
成する2つの板の端部が樹脂モールドの一方の列の2つ
の取付用溝に嵌合されて,固定することができる。樹脂
モールド4に設けられた取付用溝41の中で,光ファイ
バ3側の2つの取付用溝41に筐体12の開口部の板を
嵌合させる場合は,筐体内部に他方の列の取付板7を2
つ設けておけば,樹脂モールド4に設ける取付板7を図
3,図4の場合より少なくすることができるし,筐体1
2を小型化することができる。
【0035】この図11のB.の場合も,電源端子2と
光回路モジュール13の端子との接続は上記図11の
A.の場合と同様に実現することができる。
光回路モジュール13の端子との接続は上記図11の
A.の場合と同様に実現することができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば,光半導体モジュールを
絶縁材料の樹脂モールドで覆うことにより,電気回路の
筐体またはプリント板との間が絶縁されて筐体(ケー
ス)の電位により影響を受けることがなくなる。また光
半導体モジュールを断熱材の樹脂モールドで覆うことに
より筐体またはプリント板の回路から発生する熱により
影響を受けることがなくなる。
絶縁材料の樹脂モールドで覆うことにより,電気回路の
筐体またはプリント板との間が絶縁されて筐体(ケー
ス)の電位により影響を受けることがなくなる。また光
半導体モジュールを断熱材の樹脂モールドで覆うことに
より筐体またはプリント板の回路から発生する熱により
影響を受けることがなくなる。
【0037】更に,光半導体モジュールを樹脂モールド
と光学素子の一つで接触して固定することにより,光回
路モジュールのケース(筐体)への取付において柔軟性
を持って取り付けられ,光軸を一定に保つことができて
光出力変動を抑えることができる。
と光学素子の一つで接触して固定することにより,光回
路モジュールのケース(筐体)への取付において柔軟性
を持って取り付けられ,光軸を一定に保つことができて
光出力変動を抑えることができる。
【0038】また,光半導体モジュールと樹脂モールド
が接触して固定する部分に,部品の公差を吸収する小突
起を設けたり,光半導体モジュールの回転や抜けを防止
するための工夫を施すことにより,樹脂モールドに光半
導体モジュールが安定かつ確実に収納することができ
る。
が接触して固定する部分に,部品の公差を吸収する小突
起を設けたり,光半導体モジュールの回転や抜けを防止
するための工夫を施すことにより,樹脂モールドに光半
導体モジュールが安定かつ確実に収納することができ
る。
【0039】また,樹脂モールドを筐体またはプリント
板への実装が簡単な構造により精度良く安定した固定化
することができる。また,光半導体モジュールのCDパ
ッケージの端部の面の円状または方形状に配置した複数
の端子を,樹脂モールドのガイド溝を設けて水平方向ま
たは垂直方向に変換して外部の端子との接続が容易にな
る。
板への実装が簡単な構造により精度良く安定した固定化
することができる。また,光半導体モジュールのCDパ
ッケージの端部の面の円状または方形状に配置した複数
の端子を,樹脂モールドのガイド溝を設けて水平方向ま
たは垂直方向に変換して外部の端子との接続が容易にな
る。
【図1】本発明の構成説明図である。
【図2】本発明による樹脂モールドの上,下を組み合わ
せた全体の構成を示す図である。
せた全体の構成を示す図である。
【図3】樹脂モールドの実装構成を示す図(その1)で
ある。
ある。
【図4】樹脂モールドの実装構成を示す図(その2)で
ある。
ある。
【図5】光半導体モジュール固定のための構造を示す図
(その1)である。
(その1)である。
【図6】光半導体モジュール固定のための構造を示す図
(その2)である。
(その2)である。
【図7】樹脂モールドの他の細部の構造を示す図(その
1)である。
1)である。
【図8】樹脂モールドの他の細部の構造を示す図(その
2)である。
2)である。
【図9】電源端子のレイアウト変換のための構成を示す
図(その1)である。
図(その1)である。
【図10】電源端子のレイアウト変換のための構成を示
す図(その2)である。
す図(その2)である。
【図11】光回路モジュールが搭載された筐体への樹脂
モールドの実装構成の例を示す図である。
モールドの実装構成の例を示す図である。
【図12】従来のシリンダタイプ光半導体モジュールを
示す図である。
示す図である。
【図13】従来の光半導体モジュールの実装構造を示す
図である。
図である。
【図14】双方向伝送用の光半導体モジュールの構成を
示す図である。
示す図である。
【図15】各光素子と電源端子の配置を示す図である。
1 光半導体モジュールの容器 2 電源端子 3 光ファイバ 4 樹脂モールド 4a 下側の樹脂モールド 4b 上側の樹脂モールド 5 中空部(斜線) 40 突起 41 取付用溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/02 (72)発明者 宮田 定之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】 一端に光ファイバが接続されて他端に信
号用を含む複数の電源端子を備え,光ファイバからの光
を電気信号に変換する受光素子及び送信信号を光信号に
変換する発光素子を備えると共に,光ファイバの光軸を
前記各素子の光軸と一致させるための素子を組み合わせ
た光半導体モジュールの容器を,絶縁性材料を用いた樹
脂モールドにより全体を覆うことにより,光半導体モジ
ュール全体を電気的にフロート状態にすることを特徴と
する光半導体モジュール用樹脂モールド。 - 【請求項2】 一端に光ファイバが接続されて他端に信
号用を含む複数の電源端子を備え,光ファイバからの光
を電気信号に変換する受光素子及び送信信号を光信号に
変換する発光素子を備えると共に,光ファイバの光軸を
前記各素子の光軸と一致させる素子を組み合わせた光半
導体モジュールの容器を,断熱性材料を用いた樹脂モー
ルドにより全体を覆うことにより,光半導体モジュール
の容器全体を外部の電気回路から発生する熱から遮断す
ることを特徴とする光半導体モジュール用樹脂モール
ド。 - 【請求項3】 請求項1または2において,前記光半導
体モジュールの容器は,前記光半導体モジュールの光学
系を構成する複数の光学素子の一つが設けられた部分に
おいてだけ前記樹脂モールドと接触して固定され,他の
部分は樹脂モールド内に設けられた中空内に収容するこ
とにより,光ファイバの光軸と光素子の光軸の一致を保
持して光出力変動を抑制することを特徴とする光半導体
モジュール用樹脂モールド。 - 【請求項4】 請求項1乃至3において,前記樹脂モー
ルドは,前記光半導体モジュールの長手方向に上下に分
離された2つの樹脂モールドを組合わせて構成され,前
記上側及び下側の各樹脂モールドの前記光半導体モジュ
ールの容器と接触する固定部分に断面の表面が半円の面
上に,長手方向に一定長の断面が三角または四角形等の
小突起を設け,光半導体モジュールの容器を樹脂モール
ドの下側に取り付ける時,及び樹脂モールドの上側と組
合わせる時に前記小突起を弾性変形させることによりモ
ジュール部品サイズの誤差を吸収することを特徴とする
光半導体モジュール用樹脂モールド。 - 【請求項5】 請求項1乃至4において,前記光半導体
モジュールの容器を収納した樹脂モールドの長手方向の
複数の位置に対応する左右の両側に,前記長手方向と直
角の方向に且つ,前記樹脂モールドの設置面と直角の方
向に取付用溝を設け,該取付用溝を構成する面の一方に
小突起を設け,前記樹脂モールドを実装する筐体または
プリント板上に前記樹脂モールドの取付用溝に対応する
位置に垂直方向に一定長の取付板を設け,前記モジュー
ルを上部から筐体またはプリント板に実装する時,前記
モジュールの取付用溝に前記筐体またはプリント板上の
取付板を挿入して,前記取付用溝の前記小突起の弾性変
形により取付板の厚さ,位置精度を吸収して樹脂モール
ドを固定することを特徴とする光半導体モジュール用樹
脂モールド。 - 【請求項6】 請求項3または4において,前記光半導
体モジュールの容器の前記樹脂モールドと接触する部分
の光軸方向と垂直方向に切り込みを設け,対応する樹脂
モールドに前記切り込みに対応する位置に前記切り込み
と嵌合する形状の突起を設けることにより,樹脂モール
ド内からの光半導体モジュールの容器の抜けを防止する
ことを特徴とする光半導体モジュール用樹脂モールド。 - 【請求項7】 請求項3,4及び6の何れかにおいて,
前記光半導体モジュールの容器の前記樹脂モールドと接
触する部分の円周上に光軸方向に溝状の切り込みを設
け,前記樹脂モールドの前記溝状の切り込みに対応した
位置に前記切り込みと嵌合する形状の突起を設けて樹脂
モールド内で光半導体モジュールの容器の回転を防止す
ることを特徴とする光半導体モジュール用樹脂モール
ド。 - 【請求項8】 請求項1乃至7に記載された前記光半導
体モジュールを収容した樹脂モールドを,電気回路を含
む光モジュールを収容した筐体に実装する時,前記光半
導体モジュールを前記筐体の側板に開けられた光ファイ
バを通す穴の位置から充分離れた位置に配置して,前記
光半導体モジュールと光ファイバの接触部を保護するこ
とを特徴とする光半導体モジュール用樹脂モールド。 - 【請求項9】 請求項3乃至8の何れかにおいて,複数
の電源端子が端部の面に円形または四角形の形状に配置
されたCDパッケージを光学素子として備える光半導体
モジュールを収容するため,前記光半導体モジュールに
配置された前記形状の複数の各電源端子を同じ方向に一
列に整列するためのガイド溝を備え,該ガイド溝に用い
て各電源端子の配列を変換することを特徴とする光半導
体モジュール用樹脂モールド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8096376A JPH09281363A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 光半導体モジュール用樹脂モールド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8096376A JPH09281363A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 光半導体モジュール用樹脂モールド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09281363A true JPH09281363A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14163252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8096376A Withdrawn JPH09281363A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 光半導体モジュール用樹脂モールド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09281363A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011151130A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-08-04 | Murata Mfg Co Ltd | 光伝送モジュール及び筐体 |
US10591690B2 (en) | 2017-06-02 | 2020-03-17 | Fujitsu Limited | Optical module and method of manufacturing the same |
-
1996
- 1996-04-18 JP JP8096376A patent/JPH09281363A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011151130A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-08-04 | Murata Mfg Co Ltd | 光伝送モジュール及び筐体 |
US10591690B2 (en) | 2017-06-02 | 2020-03-17 | Fujitsu Limited | Optical module and method of manufacturing the same |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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