JPH09280952A - 調色システム - Google Patents
調色システムInfo
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- JPH09280952A JPH09280952A JP8092891A JP9289196A JPH09280952A JP H09280952 A JPH09280952 A JP H09280952A JP 8092891 A JP8092891 A JP 8092891A JP 9289196 A JP9289196 A JP 9289196A JP H09280952 A JPH09280952 A JP H09280952A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】撮影された見本色を所望光源下で観察する場合
の色をプリンタ上で容易に再現することができるように
する。 【解決手段】プリンタ等の出力装置を備えたカラー変換
システムにおいて、撮影された見本色を、種々の光源下
で観察する場合の色をプリンタ上でシミュレートする装
置であって、光源情報とプリンタの特性を考慮して、前
記撮影された見本色の色分解値を種々の光源下で観察す
る場合の色に変換する調色システムとして、 見本色の
色分解値を読み込む入力部1と、該見本色の色分解値信
号を少なくとも3つの主成分ベクトル係数信号に変換す
る変換部2と、該見本色の少なくとも3つの主成分ベク
トル係数信号を分光分布信号に変換する変換部3と、見
本色の分光分布信号をあらかじめメモリ部6に記憶さた
と所望する光源の分光情報信号あるいは測定により得ら
れた光源の分光情報信号を用いて、該光源下での色彩値
信号に変換する変換部4と、見本色の色彩値信号をプリ
ンタで表示するために適した色分解値信号に変換する変
換部5、変換された色分解値を出力する出力部7からな
る。
の色をプリンタ上で容易に再現することができるように
する。 【解決手段】プリンタ等の出力装置を備えたカラー変換
システムにおいて、撮影された見本色を、種々の光源下
で観察する場合の色をプリンタ上でシミュレートする装
置であって、光源情報とプリンタの特性を考慮して、前
記撮影された見本色の色分解値を種々の光源下で観察す
る場合の色に変換する調色システムとして、 見本色の
色分解値を読み込む入力部1と、該見本色の色分解値信
号を少なくとも3つの主成分ベクトル係数信号に変換す
る変換部2と、該見本色の少なくとも3つの主成分ベク
トル係数信号を分光分布信号に変換する変換部3と、見
本色の分光分布信号をあらかじめメモリ部6に記憶さた
と所望する光源の分光情報信号あるいは測定により得ら
れた光源の分光情報信号を用いて、該光源下での色彩値
信号に変換する変換部4と、見本色の色彩値信号をプリ
ンタで表示するために適した色分解値信号に変換する変
換部5、変換された色分解値を出力する出力部7からな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調色システムにか
かり、撮影された見本色と等色な混合色を得るための基
本色材の各色成分の配合比を迅速、性格に得るための調
色システムに関する。
かり、撮影された見本色と等色な混合色を得るための基
本色材の各色成分の配合比を迅速、性格に得るための調
色システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、基本色材を混合したときの色の予
測をするには、予め登録された基本色材の分光反射率分
布あるいは分光透過率分布から、入力された見本色の分
光反射率分布あるいは分光透過率分布にあった基本色材
の配合比を算出していた。見本色の分光反射率分布ある
いは分光透過率分布あるいは、CIEXYZ値やCIEL*a*b* 値
等の色彩値から基本色材の各色成分の配合比を算出して
いた。(特開平04-113236 号公報、特開平04-235322 号
公報、特開昭62-11119号公報、特開昭61-30726号公報、
特開昭48-56483等号公報)。
測をするには、予め登録された基本色材の分光反射率分
布あるいは分光透過率分布から、入力された見本色の分
光反射率分布あるいは分光透過率分布にあった基本色材
の配合比を算出していた。見本色の分光反射率分布ある
いは分光透過率分布あるいは、CIEXYZ値やCIEL*a*b* 値
等の色彩値から基本色材の各色成分の配合比を算出して
いた。(特開平04-113236 号公報、特開平04-235322 号
公報、特開昭62-11119号公報、特開昭61-30726号公報、
特開昭48-56483等号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、見本色
と等色な混合色を得るための基本色材の各色成分の配合
比を得るためには、見本色の分光反射率分布あるいは分
光透過率分布あるいは、CIEXYZ値やCIEL*a*b* 値等の色
彩値が必要であり、これら色の情報値を得るためには、
分光測色装置等を用いなければならず、デジタルカメ
ラ、ビデオ、スキャナー等で得られたRed,Green,Blue
(RGB )、Cyan,Magenta,Yelow,Black(CMYK)等の色分
解値からは、前記色情報値を導出することができないた
め、基本色材の各色成分の配合比を算出することはでき
なという問題があった。
と等色な混合色を得るための基本色材の各色成分の配合
比を得るためには、見本色の分光反射率分布あるいは分
光透過率分布あるいは、CIEXYZ値やCIEL*a*b* 値等の色
彩値が必要であり、これら色の情報値を得るためには、
分光測色装置等を用いなければならず、デジタルカメ
ラ、ビデオ、スキャナー等で得られたRed,Green,Blue
(RGB )、Cyan,Magenta,Yelow,Black(CMYK)等の色分
解値からは、前記色情報値を導出することができないた
め、基本色材の各色成分の配合比を算出することはでき
なという問題があった。
【0004】また、ビデオカメラやデジタルカメラ等の
撮影装置を用いて見本色を撮影する場合には、この撮影
装置から出力される原画像に対応する信号は、見本色を
撮影したときの照明光源の色特性に依存した色を帯びた
信号となる。従って、装置からの信号を用いてプリンタ
などで原画像を出力させてものを目視すると、出力され
た画像は見本色の本来の色とは異なる色で再現されるこ
とになる。例えば、蛍光灯の室内の標準光で撮影した見
本色と、太陽光の元で撮影した見本色とは同一の見本色
であっても、異なる色で再現される。発明の目的とする
ところは、上記事実を考慮して、撮影した見本色と等色
な混合色を得るための基本色材の各色成分の配合比でき
る調色システムを得ることである。
撮影装置を用いて見本色を撮影する場合には、この撮影
装置から出力される原画像に対応する信号は、見本色を
撮影したときの照明光源の色特性に依存した色を帯びた
信号となる。従って、装置からの信号を用いてプリンタ
などで原画像を出力させてものを目視すると、出力され
た画像は見本色の本来の色とは異なる色で再現されるこ
とになる。例えば、蛍光灯の室内の標準光で撮影した見
本色と、太陽光の元で撮影した見本色とは同一の見本色
であっても、異なる色で再現される。発明の目的とする
ところは、上記事実を考慮して、撮影した見本色と等色
な混合色を得るための基本色材の各色成分の配合比でき
る調色システムを得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、見本色を
撮影すると共に、該見本色を撮影することによって得た
色情報値を出力するための入力手段と、前記見本色を各
色の分光反射率分布または分光透過率分布を多変量解析
することにより得られる少なくとも3つの特徴パラメー
タと特徴パラメータ係数で表現し、前記色情報値で定ま
る多数色の各々について少なくとも3つの特徴パラメー
タ及び特徴パラメータを記憶すると共に、前記入力手段
に入力された色情報値を、該色情報値に対応する少なく
とも3つの特徴パラメータ係数に変換する第1の変換手
段と前記第1の変換部からの少なくとも3つの特徴パラ
メータ係数を、前記多変量解析により得られた少なくと
も3つの特徴パラメータ信号により分光反射率信号若し
くは分光透過率信号あるいは色彩値に変換する第2の変
換手段と、前記第2の変換手段で変換された分光反射率
分布または分光透過率分布あるいは色彩値を、前記見本
色と等色な混合色を得るための基本色材の各色成分の配
合比に変換する第3の変換手段と、前記第3の変換手段
で変換された基本色材の各色成分の配合比を出力する出
力手段と、を具備してなる調色システムである。
撮影すると共に、該見本色を撮影することによって得た
色情報値を出力するための入力手段と、前記見本色を各
色の分光反射率分布または分光透過率分布を多変量解析
することにより得られる少なくとも3つの特徴パラメー
タと特徴パラメータ係数で表現し、前記色情報値で定ま
る多数色の各々について少なくとも3つの特徴パラメー
タ及び特徴パラメータを記憶すると共に、前記入力手段
に入力された色情報値を、該色情報値に対応する少なく
とも3つの特徴パラメータ係数に変換する第1の変換手
段と前記第1の変換部からの少なくとも3つの特徴パラ
メータ係数を、前記多変量解析により得られた少なくと
も3つの特徴パラメータ信号により分光反射率信号若し
くは分光透過率信号あるいは色彩値に変換する第2の変
換手段と、前記第2の変換手段で変換された分光反射率
分布または分光透過率分布あるいは色彩値を、前記見本
色と等色な混合色を得るための基本色材の各色成分の配
合比に変換する第3の変換手段と、前記第3の変換手段
で変換された基本色材の各色成分の配合比を出力する出
力手段と、を具備してなる調色システムである。
【0006】第二の発明は、多変量解析として主成分分
析を用い、該主成分分析することによって得られる分光
反射率分布又は分光透過率分布の主成分ベクトルを特徴
パラメータとし、該主成分ベクトルによる該分光反射率
または分光透過率の展開係数を前記特徴パラメータ係数
とすることを特徴とする第一発明に記載の調色システム
である。第三の発明は、第1の変換手段は、入力された
色情報値に対応する少なくとも3つの特徴パラメータ係
数に変換するように学習された多層フィードフォワード
型ニューラルネットワークであることを特徴とする第一
発明に記載の調色システムである。
析を用い、該主成分分析することによって得られる分光
反射率分布又は分光透過率分布の主成分ベクトルを特徴
パラメータとし、該主成分ベクトルによる該分光反射率
または分光透過率の展開係数を前記特徴パラメータ係数
とすることを特徴とする第一発明に記載の調色システム
である。第三の発明は、第1の変換手段は、入力された
色情報値に対応する少なくとも3つの特徴パラメータ係
数に変換するように学習された多層フィードフォワード
型ニューラルネットワークであることを特徴とする第一
発明に記載の調色システムである。
【0007】第四の発明は、第1の変換手段は、前記色
情報値と該色情報値に対応する少なくとも3つの特徴パ
ラメータ係数との対応関係を記憶したルックアップテー
ブルであることを特徴とする第一発明に記載の調色シス
テムである。
情報値と該色情報値に対応する少なくとも3つの特徴パ
ラメータ係数との対応関係を記憶したルックアップテー
ブルであることを特徴とする第一発明に記載の調色シス
テムである。
【0008】
【発明の実施の形態】まず、本発明の考え方について説
明する。人間が物体の色を判断する場合、物体から反射
された光源の色を人間の目がとらえ、各種視覚フィルタ
ーを通して脳へ伝えられ行われる。ここで、物体の分光
分布、光源の分光分布及び人間の視覚特性が、色を判断
する際に重要なポイントとなる。例えば、同じ物体を異
なる光源下で観察した場合、人間は違う色と判断する。
一方、従来から、色の分光分布を主成分分析(KL展開)
を用いて近似する方法に関する研究が行われ、少ない主
成分ベクトルで分光分布が精度良く近似できることが知
られている。主成分分析手法により、物体の分光分布を
近似再現することにより、光源の分光分布及び人間の視
覚特性を考慮した所望する光源下での色の見えをシミュ
レートすることができる。
明する。人間が物体の色を判断する場合、物体から反射
された光源の色を人間の目がとらえ、各種視覚フィルタ
ーを通して脳へ伝えられ行われる。ここで、物体の分光
分布、光源の分光分布及び人間の視覚特性が、色を判断
する際に重要なポイントとなる。例えば、同じ物体を異
なる光源下で観察した場合、人間は違う色と判断する。
一方、従来から、色の分光分布を主成分分析(KL展開)
を用いて近似する方法に関する研究が行われ、少ない主
成分ベクトルで分光分布が精度良く近似できることが知
られている。主成分分析手法により、物体の分光分布を
近似再現することにより、光源の分光分布及び人間の視
覚特性を考慮した所望する光源下での色の見えをシミュ
レートすることができる。
【0009】以下、本発明の実施例について、図面を参
照して説明する。本実施の形態は、デジタルカメラやビ
デオなどで見本色を撮影することにより得られるRGB 等
の色分解値により表現される見本色の色と等色な混合色
を得るための基本色材の配合比を算出させる調色システ
ムに本発明を適用したものである。図1は本発明の調色
システムの要部構成を示すブロック図である。撮影した
見本色の色と等色な混合色を得るための基本色材の配合
比を算出するにあたり、前記撮影した見本色のRGB 色分
解値を基本色材の配合比に変換する調色システムは、図
1に示すように、入力部1、変換部2、変換部3、変換
部4、メモリ部6、出力部7より構成されている。
照して説明する。本実施の形態は、デジタルカメラやビ
デオなどで見本色を撮影することにより得られるRGB 等
の色分解値により表現される見本色の色と等色な混合色
を得るための基本色材の配合比を算出させる調色システ
ムに本発明を適用したものである。図1は本発明の調色
システムの要部構成を示すブロック図である。撮影した
見本色の色と等色な混合色を得るための基本色材の配合
比を算出するにあたり、前記撮影した見本色のRGB 色分
解値を基本色材の配合比に変換する調色システムは、図
1に示すように、入力部1、変換部2、変換部3、変換
部4、メモリ部6、出力部7より構成されている。
【0010】入力部1は、見本色を撮影し、該見本色の
RGB 色分解値を読み込むもので、デジタルカメラやビデ
オカメラ、及びスチルカメラがある。また、見本色の色
分解値が外部記憶手段に記憶されている場合は、該記憶
手段から読み込むこともできる。変換部2は、情報値変
換に先立ちあらかじめ構築された変換系で、前記入力部
からの原画像のRGB 色分解値を少なくとも3つの主成分
ベクトルの展開係数に変換するもので、該変換には、ル
ックアップテーブル若しくはニューラルネットワークな
どが用いられる。
RGB 色分解値を読み込むもので、デジタルカメラやビデ
オカメラ、及びスチルカメラがある。また、見本色の色
分解値が外部記憶手段に記憶されている場合は、該記憶
手段から読み込むこともできる。変換部2は、情報値変
換に先立ちあらかじめ構築された変換系で、前記入力部
からの原画像のRGB 色分解値を少なくとも3つの主成分
ベクトルの展開係数に変換するもので、該変換には、ル
ックアップテーブル若しくはニューラルネットワークな
どが用いられる。
【0011】以下ニューラルネットワークを用いた場合
の該変換系構築の実施例について図2を用いて説明す
る。まず、該変換部構築にあたり、準備段階として、色
分解値が既知の複数の物体または色票の分光分布を主成
分分析することにより少なくとも3つの主成分ベクトル
を求める。この色分解値が既知の色票の分光分布の主成
分分析により得た少なくとも3つの主成分ベクトルを用
いて、ニューラルネットワークを構築する。この色票の
色の分光反射率を主成分分析することにより得られる低
次の主成分ベクトルを用い、該色票の色の分光反射率を
次の(4)式で近似復元できる。主成分分析は次元削減
の統計的手法として一般に用いられており、数値計算法
としては、ハウスホルダー法、バイセクション法、原点
移動べき乗法等がある。以下に主成分分析の一例を示
す。
の該変換系構築の実施例について図2を用いて説明す
る。まず、該変換部構築にあたり、準備段階として、色
分解値が既知の複数の物体または色票の分光分布を主成
分分析することにより少なくとも3つの主成分ベクトル
を求める。この色分解値が既知の色票の分光分布の主成
分分析により得た少なくとも3つの主成分ベクトルを用
いて、ニューラルネットワークを構築する。この色票の
色の分光反射率を主成分分析することにより得られる低
次の主成分ベクトルを用い、該色票の色の分光反射率を
次の(4)式で近似復元できる。主成分分析は次元削減
の統計的手法として一般に用いられており、数値計算法
としては、ハウスホルダー法、バイセクション法、原点
移動べき乗法等がある。以下に主成分分析の一例を示
す。
【0012】
【数1】
【0013】但し、i=1 、2 、・・・・rであり、Φ
は次の(5)式で定義される共分散行列、%は固有値、
&は固有ベクトル(主成分ベクトル)、及びtは転置を
表している。
は次の(5)式で定義される共分散行列、%は固有値、
&は固有ベクトル(主成分ベクトル)、及びtは転置を
表している。
【0014】
【数2】
【0015】但し、行列 'は各色の分光反射率を成分と
する行列Rから分光反射率の平均値ベクトルERを引いた
ものである。E[]は[]内の平均を表す。主成分分析
から得られる第K番目までの主成分ベクトル (を用いた
ときの分光反射率Rは、次式で近似できる。
する行列Rから分光反射率の平均値ベクトルERを引いた
ものである。E[]は[]内の平均を表す。主成分分析
から得られる第K番目までの主成分ベクトル (を用いた
ときの分光反射率Rは、次式で近似できる。
【0016】
【数3】
【0017】ここでψは、 * で定義される係数であ
る。このように得られた前記標準色見本の少なくとも3
つの主成分ベクトル係数を教師信号とし、前記標準色見
本の既知の色分解値を入力信号としてニューラルネット
ワークに与え学習を行わせる。ニューラルネットワーク
として、フィードフォワード結合型ニューラルネットワ
ークを用いており、該ネットワークの学習方法は各種の
方法があるが、例えば、バックプロパゲーションアルゴ
リズム(ラメルハート[Runmelhert, D.E and Mc Clel
land, J.L.(Eds), "Parallel Distributied Processing
",Exploraation in the Microstructure of Cognitio
n. Voll,2,MIT Press,Cammbridge(1989) 参照])の最
急降下法などを用いる。ネットワークの学習が十分に行
われた時のネットワークの構造、ウェイトを保存し、変
換系の構築を終了する。
る。このように得られた前記標準色見本の少なくとも3
つの主成分ベクトル係数を教師信号とし、前記標準色見
本の既知の色分解値を入力信号としてニューラルネット
ワークに与え学習を行わせる。ニューラルネットワーク
として、フィードフォワード結合型ニューラルネットワ
ークを用いており、該ネットワークの学習方法は各種の
方法があるが、例えば、バックプロパゲーションアルゴ
リズム(ラメルハート[Runmelhert, D.E and Mc Clel
land, J.L.(Eds), "Parallel Distributied Processing
",Exploraation in the Microstructure of Cognitio
n. Voll,2,MIT Press,Cammbridge(1989) 参照])の最
急降下法などを用いる。ネットワークの学習が十分に行
われた時のネットワークの構造、ウェイトを保存し、変
換系の構築を終了する。
【0018】そして、変換時には、該ネットワークに前
記入力部からの原画像の色分解値を入力することにより
少なくとも3つの主成分ベクトル係数に変換される。変
換部3は、変換部2から導出した少なくとも3つの主成
分ベクトル係数を、前記あらかじめ導出された少なくと
も3つの主成分ベクトルを用いて、分光分布に変換す
る。
記入力部からの原画像の色分解値を入力することにより
少なくとも3つの主成分ベクトル係数に変換される。変
換部3は、変換部2から導出した少なくとも3つの主成
分ベクトル係数を、前記あらかじめ導出された少なくと
も3つの主成分ベクトルを用いて、分光分布に変換す
る。
【0019】
【数4】
【0020】但し、ψi :変換部2から出力された主成
分ベクトル係数 λi :主成分ベクトル 変換部4は、変換部3からの原画像の分光反射率を、あ
らかじめメモリ部6に記憶さたと基本色材の分光情報あ
るいは測定により得られた分光情報を用いて、見本色と
等色な混合色を得るための基本色材の配合比に変換する
手段である。ここで色彩値はCIEXYZ、CIEL*a*b* 、CIEL
*u*v* 等が利用される。この変換には、ニューラルネッ
トワークからなる。図3のフローを用いて説明する。準
備時において、あらかじめ基本色材の配合比が既知であ
る複数の基本色材を混合した見本色の分光分布を入力値
として与え、前記基本色材の配合比が既知である複数の
見本色の基本色材の配合比を教師信号として与え、ニュ
ーラルネットワークの学習を行なわせる機能と、変換時
には前記第2の変換手段で変換された分光反射率分布ま
たは分光透過率分布を学習済みのネットワークに入力す
ることにより、前記見本色と等色な混合色を得るための
基本色材の各色成分の配合比に変換する。出力部5は変
換部4からの基本色材の配合比の信号を出力する手段で
ある。本実施例では、変換部4において、分光反射率ま
たは分光透過率から見本色と等色な混合色を得るための
基本色材の配合比を得るにあたり、ニューラルネットワ
ークを用いているが、従来の調色システムで用いられて
いるクベルカームンクの混色理論、ダンカンの混色理論
による計算法でも良い。以下に、従来法について記す。
これらの理論は、基本色材の分光反射率または分光透過
率と光学的な定数と配合比の関係式を用いていた。すな
わち下記のごとき連立方程式を解いて、基本色材の配合
比を求めている。完全隠ぺい表面無反射な色材について
は、
分ベクトル係数 λi :主成分ベクトル 変換部4は、変換部3からの原画像の分光反射率を、あ
らかじめメモリ部6に記憶さたと基本色材の分光情報あ
るいは測定により得られた分光情報を用いて、見本色と
等色な混合色を得るための基本色材の配合比に変換する
手段である。ここで色彩値はCIEXYZ、CIEL*a*b* 、CIEL
*u*v* 等が利用される。この変換には、ニューラルネッ
トワークからなる。図3のフローを用いて説明する。準
備時において、あらかじめ基本色材の配合比が既知であ
る複数の基本色材を混合した見本色の分光分布を入力値
として与え、前記基本色材の配合比が既知である複数の
見本色の基本色材の配合比を教師信号として与え、ニュ
ーラルネットワークの学習を行なわせる機能と、変換時
には前記第2の変換手段で変換された分光反射率分布ま
たは分光透過率分布を学習済みのネットワークに入力す
ることにより、前記見本色と等色な混合色を得るための
基本色材の各色成分の配合比に変換する。出力部5は変
換部4からの基本色材の配合比の信号を出力する手段で
ある。本実施例では、変換部4において、分光反射率ま
たは分光透過率から見本色と等色な混合色を得るための
基本色材の配合比を得るにあたり、ニューラルネットワ
ークを用いているが、従来の調色システムで用いられて
いるクベルカームンクの混色理論、ダンカンの混色理論
による計算法でも良い。以下に、従来法について記す。
これらの理論は、基本色材の分光反射率または分光透過
率と光学的な定数と配合比の関係式を用いていた。すな
わち下記のごとき連立方程式を解いて、基本色材の配合
比を求めている。完全隠ぺい表面無反射な色材について
は、
【0021】
【数5】
【0022】完全透明表面無反射な色材については、
【0023】
【数6】
【0024】
【数7】
【0025】ここで、R∞は入射光の強さに対する反射
光の強さ、Sは散乱係数、Kは吸収係数、C1 〜Ciは
基本色材の配合比を示す。あらかじめ基本色材の散乱係
数と吸収係数を求めておけば、任意の配合比Ci でのK
/ S値が求められ、反射光の強さR∞が求められる。
次に上記構成の本システムの動作をフローチャート図4
用いてを説明する。まず、入力部1より見本色のRGB 色
分解値信号を読み込む。また、見本色のRGB 色分解値信
号が外部記憶手段に記憶されている場合は、該記憶手段
から読み込む。
光の強さ、Sは散乱係数、Kは吸収係数、C1 〜Ciは
基本色材の配合比を示す。あらかじめ基本色材の散乱係
数と吸収係数を求めておけば、任意の配合比Ci でのK
/ S値が求められ、反射光の強さR∞が求められる。
次に上記構成の本システムの動作をフローチャート図4
用いてを説明する。まず、入力部1より見本色のRGB 色
分解値信号を読み込む。また、見本色のRGB 色分解値信
号が外部記憶手段に記憶されている場合は、該記憶手段
から読み込む。
【0026】次に見本色のRGB 色分解値信号は、変換部
2において、少なくとも3つの主成分ベクトル係数信号
に変換される。変換部3では、変換部2からの少なくと
も3つの主成分ベクトル係数信号を、前記あらかじめ導
出された少なくとも3つの主成分ベクトル信号を用い
て、分光分布信号に変換される。変換部4は、変換部3
からの見本色の分光分布信号を、あらかじめメモリ部6
に記憶された基本色材の分光情報信号あるいは測定によ
り得られた光源の分光情報信号を用いて、見本色と等色
な混合色を得るための基本色材の配合比に変換する。
2において、少なくとも3つの主成分ベクトル係数信号
に変換される。変換部3では、変換部2からの少なくと
も3つの主成分ベクトル係数信号を、前記あらかじめ導
出された少なくとも3つの主成分ベクトル信号を用い
て、分光分布信号に変換される。変換部4は、変換部3
からの見本色の分光分布信号を、あらかじめメモリ部6
に記憶された基本色材の分光情報信号あるいは測定によ
り得られた光源の分光情報信号を用いて、見本色と等色
な混合色を得るための基本色材の配合比に変換する。
【0027】そして最後に表示部6は変換部4からの基
本色材の配合比信号を出力する。
本色材の配合比信号を出力する。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
デジタルカメラなどで撮影し得られた色分解値から、被
写体の分光反射率または分光透過率を推定し、該被写体
と等色な混合色を得るための基本色材の配合比を算出す
る調色システムを提供できる。
デジタルカメラなどで撮影し得られた色分解値から、被
写体の分光反射率または分光透過率を推定し、該被写体
と等色な混合色を得るための基本色材の配合比を算出す
る調色システムを提供できる。
【図1】 本発明装置の構成を説明するためのブロック
図
図
【図2】 本発明装置の変換系構築時の動作を説明する
ためのフローチャート
ためのフローチャート
【図3】 本発明装置の変換系構築時の動作を説明する
ためのフローチャート
ためのフローチャート
【図4】 本発明装置の変換時の動作を説明するフロー
チャート
チャート
【符号の説明】 1----入力部 2----変換部 3----変換部 4----変換部 5----出力部変換部 6----メモリ部 7----表示部 8----色分解値信号 9----主成分ベクトル係数信号 10--- 分光分布信号 11--- 色彩値信号 12--- 光源情報値信号 13--- 色分解値信号
Claims (4)
- 【請求項1】見本色を撮影すると共に、該見本色を撮影
することによって得た色情報値を出力するための入力手
段と、前記見本色を各色の分光反射率分布または分光透
過率分布を多変量解析することにより得られる少なくと
も3つの特徴パラメータと特徴パラメータ係数で表現
し、前記色情報値で定まる多数色の各々について少なく
とも3つの特徴パラメータ及び特徴パラメータを記憶す
ると共に、前記入力手段に入力された色情報値を、該色
情報値に対応する少なくとも3つの特徴パラメータ係数
に変換する第1の変換手段と前記第1の変換部からの少
なくとも3つの特徴パラメータ係数を、前記多変量解析
により得られた少なくとも3つの特徴パラメータ信号に
より分光反射率信号若しくは分光透過率信号あるいは色
彩値に変換する第2の変換手段と、前記第2の変換手段
で変換された分光反射率分布または分光透過率分布ある
いは色彩値を、前記見本色と等色な混合色を得るための
基本色材の各色成分の配合比に変換する第3の変換手段
と、前記第3の変換手段で変換された基本色材の各色成
分の配合比を出力する出力手段と、を具備してなる調色
システム。 - 【請求項2】多変量解析として主成分分析を用い、該主
成分分析することによって得られる分光反射率分布又は
分光透過率分布の主成分ベクトルを特徴パラメータと
し、該主成分ベクトルによる該分光反射率または分光透
過率の展開係数を前記特徴パラメータ係数とすることを
特徴とする請求項1に記載の調色システム。 - 【請求項3】第1の変換手段は、入力された色情報値に
対応する少なくとも3つの特徴パラメータ係数に変換す
るように学習された多層フィードフォワード型ニューラ
ルネットワークであることを特徴とする請求項1に記載
の調色システム。 - 【請求項4】第1の変換手段は、前記色情報値と該色情
報値に対応する少なくとも3つの特徴パラメータ係数と
の対応関係を記憶したルックアップテーブルであること
を特徴とする請求項1に記載の調色システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8092891A JPH09280952A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 調色システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8092891A JPH09280952A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 調色システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09280952A true JPH09280952A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14067091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8092891A Pending JPH09280952A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 調色システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09280952A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100482790B1 (ko) * | 2001-12-26 | 2005-04-14 | 주식회사 베리텍 | 디지털 영상의 알지비(rgb) 3차원 색 좌표계에서의조명 추정방법 |
JP2008152619A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Fuji Xerox Co Ltd | データ処理装置およびデータ処理プログラム |
-
1996
- 1996-04-15 JP JP8092891A patent/JPH09280952A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100482790B1 (ko) * | 2001-12-26 | 2005-04-14 | 주식회사 베리텍 | 디지털 영상의 알지비(rgb) 3차원 색 좌표계에서의조명 추정방법 |
JP2008152619A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Fuji Xerox Co Ltd | データ処理装置およびデータ処理プログラム |
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