JPH09280388A - 可変式流量制限オリフィスおよびこのオリフィスを用いた配管構造体 - Google Patents

可変式流量制限オリフィスおよびこのオリフィスを用いた配管構造体

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JPH09280388A
JPH09280388A JP9831896A JP9831896A JPH09280388A JP H09280388 A JPH09280388 A JP H09280388A JP 9831896 A JP9831896 A JP 9831896A JP 9831896 A JP9831896 A JP 9831896A JP H09280388 A JPH09280388 A JP H09280388A
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orifice
flow rate
slide plate
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hole
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JP9831896A
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Hirosato Mandokoro
所 宏 諭 政
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Toshiba Corp
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)
  • Sliding Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設定作業を容易に行うことができる流量制限
オリフィスを提供する。 【解決手段】 流量制限オリフィス1は保持体10を有
し、この保持体10は配管2a,2bに固着されてい
る。保持体10の側壁12a,12b間にはガイド空間
13が形成され、このガイド空間内13にはスライド板
30が摺動自在に配置されている。スライド板30には
異なる直径を有する複数のオリフィス穴31a〜35a
が形成されており、これらオリフィス穴31a〜35a
のうちいずれかを側壁12a,12bに形成された開口
14a,14bに一致させることにより配管2a,2b
内を流れる流体の流量が調節できるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般の配管系統、
および原子力プラントに設けられた配管系統を流れる流
体の流量を適正に保持するための流量制限オリフィスに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な原子力プラントの冷却設備の系
統図を図5に示す。図5に示す冷却設備において、冷却
水はポンプ7から冷却器8に送られ、この冷却器8によ
り温度置換をされる。その後冷却水は熱交換器9に送ら
れ、再度冷却された後、ポンプ9に戻るようになってい
る。このような冷却設備においては、冷却器8を流れる
冷却水の流量を適性値に正確に保持することが重要であ
り、流量制限オリフィス100がその役割を果たしてい
る。
【0003】従来から用いられている流量制限オリフィ
ス100は、図7に示すように、全体として略円盤形状
を有し、その中央部にはオリフィス穴100aが形成さ
れている。流量制限オリフィス100は、図6に示すよ
うに、互いに隣接する配管2a,2bの対向するフラン
ジ部3a,3b間に配置されており、配管2aの端面4
aおよび配管2bの端面4bと流量制限オリフィス10
0との間には、それぞれ環状のガスケットパッキン5
a,5bが配置されている。フランジ部3a,3bは互
いにボルト6aおよびナット6bにより締結され、端面
4a,4bと流量制限オリフィス100との間は密封係
合されている。
【0004】上述した流量制限オリフィス100の設定
にあたっては、まず、ポンプ揚程、配管圧損、および配
管の内径等に基づいて、適切なオリフィス穴径が計算に
より求められる。次に、当該穴径を有する流量制限オリ
フィス100が準備され、上述したような手順で互いに
隣接する配管2a,2b間に取付けられる。
【0005】次いで、ポンプ7が起動され、実際に冷却
器8を流れる冷却水の流量が測定される。ここで、冷却
器8を流れる冷却水の流量が計算値と合致しない場合、
流量制限オリフィス100は異なるオリフィス穴径を有
するものと交換され、再度冷却器8を流れる冷却水の流
量が測定される。このように、異なるオリフィス穴径を
有する流量制限オリフィス100を順次交換してゆくこ
とにより、最適流量が得られる流量制限オリフィス10
0の設定が行われている。
【0006】また、冷却装置の経年変化等により圧損変
化等が発生し、冷却器8を流れる冷却水の流量が変化し
た場合にも、上述したような方法により流量制限オリフ
ィス100の再設定が行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
法により流量制限オリフィスの設定を行う場合には、互
いに異なるオリフィス穴径を有する流量制限オリフィス
多数準備する必要がある。また、一度使用したガスケッ
トパッキンの再使用はできないため、ガスケットパッキ
ンも多数準備する必要があり、無駄なコストがかかるこ
とになる。さらに、所望の冷却水流量が得られるまで、
流量制限オリフィスを何度も付け替える作業が必要とな
るため、多大な労力および時間が必要となっている。
【0008】本発明は、このようなことを考慮してなさ
れたものであり、設定作業を容易に行うことができる流
量制限オリフィスを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
配管内を流れる流体の流量を適性量に保持するための流
量制限オリフィスにおいて、配管内を流れる流体の流れ
方向に直交して配置され、互いの間にガイド空間を形成
する一対の側壁を有する保持体と、前記一対の側壁間の
ガイド空間に摺動自在に配置されるとともに、各々異な
る直径を有する複数のオリフィス穴を有するスライド板
とを備え、前記一対の側壁の互いに対向する位置に前記
ガイド穴を側壁外側に連通する開口を各々形成し、この
開口と前記複数のオリフィス穴のいずれかとを一致させ
ることにより流量を変化させることを特徴としている。
【0010】請求項1記載の発明によれば、スライド板
を移動させることにより複数のオリフィス穴のうちいず
れか1のオリフィス穴を、保持体の側壁に形成された開
口と一致させる。各オリフィス穴は互いに径が異なるた
め、開口と一致させるオリフィス穴を適宜選定すること
により、流量制限オリフィスを通過する流体の流量を変
化させることができる。また、流量制限オリフィスの保
持体のみが配管に対して固着され、スライド板は保持体
に対して自由に摺動することができるため、流量制限オ
リフィスを配管から取り外すことなく流体の流量を変化
させることができる。
【0011】請求項2記載の発明は、前記スライド板
は、前記オリフィス穴の各々に対応するとともに当該オ
リフィス穴と所定間隔をおいて配置された凹部または穴
を有し、前記保持部の所定位置に前記複数の凹部または
穴と係合するスライド板係止手段を設けたことを特徴と
している。
【0012】請求項2記載の発明によれば、凹部または
穴はオリフィス穴の各々に対応して設けられ、当該オリ
フィス穴と所定間隔をおいて配置されているため、いず
れのオリフィス穴を使用する場合でも、保持部の所定位
置に設けられたスライド板係止手段を対応するスライド
板の凹部または穴と係合させることにより、オリフィス
穴を側壁に形成された開口と一致させた状態でスライド
板を保持体に対して容易かつ確実に固定することができ
る。
【0013】請求項3記載の発明は、前記スライド板
に、前記オリフィス穴の各々に対応するとともに当該オ
リフィス穴と所定間隔をおいて配置された符号が設けら
れていることを特徴としている。
【0014】請求項3記載の発明によれば、符号を目標
としてスライド板の位置決めをすることにより、所望の
オリフィス穴を側壁に形成された開口と容易に一致させ
ることができる。
【0015】請求項4記載の発明は、前記保持体に固着
されたシール保持部材と、前記シール保持部材により保
持されるとともに、前記保持体と前記スライド板との間
をシールするシール部材とを更に備えたことを特徴とし
ている。
【0016】請求項4記載の発明によれば、保持体とス
ライド板との間から流体がリークすることはなく、流量
制限オリフィスの機能が損なわれることはない。
【0017】請求項5記載の発明は、互いに隣接する一
対の配管と、前記配管の相対する端部間に保持された請
求項1乃至4いずれかに記載の可変式流量制限オリフィ
スと、を備えたことを特徴とする配管構造体である。
【0018】請求項5記載の発明によれば、流量が適正
に制御された配管系統を得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図5は本発明の一
実施の形態を示す図である。
【0020】図1(c)および図2に示すように、流量
制限オリフィス1は、一対の側壁12a,12bを有
し、これら側壁12a,12bの間にガイド空間13が
形成された保持体10と、このガイド空間13内に摺動
自在に配置されたスライド板30とを備えている。
【0021】このうちまず、保持体10について詳述す
る。図1(b)および図4に示すように、保持体10
は、流量制限オリフィス1が取付けられる配管の内径よ
りやや大きい直径を有する円盤形状部10aと、円盤形
状部10aの上端部に設けられた凸部10bとからな
る。
【0022】また、図2に示すように、側壁12a,1
2bの間に形成されたガイド空間13は長円形状の断面
を有し、このガイド空間13の上部および下部にはシー
ル収納空間13a,13cおよび凹部13b,13dが
それぞれ形成されている。
【0023】また、図1(b)(c)に示すように、側
壁12a,12bの円盤形状部11の中心位置に対応す
る位置には、ガイド空間13を側壁12a,12bの外
側に連通する開口14a,14bがそれぞれ形成されて
いる。
【0024】また、図1(a)〜(c)に示すように、
シール収納空間13aには、保持体10とスライド板3
0の摺動面との間をシールするシール部材16が挿入さ
れており、このシール部材16は、開口14a,14b
から保持体10とスライド板30の摺動面との間に侵入
してくる流体が外部に流出することを防止している。さ
らにシール収納空間13aの上部に形成された凹部13
bには、シール部材16を下方に押し付け保持するため
のシール保持部材17が挿入されている。このシール保
持部材17は、スライド板30の断面形状に対応した穴
17aを有し、ボルト18により保持体10に固着され
ている。また、ガイド空間13の下部に形成されたシー
ル収納空間13cおよび凹部13dにも、同様にシール
部材16およびシール保持部材17が取付けられてい
る。
【0025】保持体10の凸部10bには、穴21a,
21bが形成されており、また、シール保持部材17の
穴21a,21bに対応する位置に、ねじが切られたボ
ルト穴22a,22bが形成されている。これら穴21
a,21bおよびボルト穴22a,22bにはそれぞれ
ボルト(スライド板係止手段)20a,20bが取付け
られており、これらボルト20a,20bを締め付け
て、それぞれ後述するスライド板30の凹部31b〜3
5b,31c〜35cに係合させることにより、保持体
10に対してスライド板30を固定することができるよ
うになっている。
【0026】次に、スライド板30について詳述する。
図1(a)(c)に示すように、スライド板30は、ガ
イド空間13に対応した長円形状の断面を有し、保持体
10のガイド空間13内に摺動自在に配置されている。
また図1(c)および図3に示すように、スライド板3
0の長手方向下側には、各々異なる直径を有する5つの
オリフィス穴31a〜35a(1番オリフィス穴31a
〜5番オリフィス穴35a)が設けられており、これら
オリフィス穴31a〜35aは、スライド板30の中心
線30aに沿って等間隔をおいて一列に配置されてい
る。
【0027】また、スライド板30の長手方向上部に
は、オリフィス穴31a〜35aにそれぞれ対応して5
組の凹部31b,31c(1番凹部)、32b,32c
(2番凹部)、…、35b,35c(5番凹部)が形成
されている。このうち符号の末尾のアルファベットが共
通する凹部31b〜35bおよび31c〜35cは、そ
れぞれスライド板30の中心線30aに対して互いに対
称位置に位置し、中心線30aと平行な直線30b、3
0c上に等間隔をおいて配置されている。これにより、
凹部31b〜35bおよび凹部31c〜35cは、符号
1の位が対応するオリフィス穴31a〜35aから互い
に等しい所定間隔をおいてそれぞれ配置されいる。ま
た、図1(b)(c)に示すように、1番〜5番オリフ
ィス穴31a〜35aのいずれかを保持体10の開口1
4a,14bに一致させた場合、同じ番号の(符号の末
尾のアルファベットが共通する)1番〜5番凹部31b
〜35bおよび1番〜5番凹部31c〜35cが、ボル
ト20a,20bが取付けられる穴21a,21bおよ
びボルト穴22a,22bの位置と一致するようになっ
ている。
【0028】なお、オリフィス穴31a〜35aは必ず
しも等間隔に配置されている必要はなく、例えば、1番
オリフィス穴31aと2番オリフィス穴32aとの間の
間隔と、2番オリフィス穴32aと3番オリフィス穴3
3aとの間の間隔とが異なっていてもよい。ただしこの
場合、1番オリフィス穴31aと1番凹部31b,31
cとの間隔、2番オリフィス穴32aと2番凹部32
b,32cとの間隔、3番オリフィス穴33aと2番凹
部33b,33cとの間隔は、互いに等しくなっていな
ければならない。すなわち、凹部31b〜35bおよび
凹部31c〜35cは、それぞれ符号1の位が対応する
オリフィス穴31a〜35aから互いに等しい所定間隔
をおいてそれぞれ配置されていることが必要である。
【0029】また、スライド板30の凹部31b〜35
b、31c〜35cの位置に、凹部31b〜35b、3
1c〜35cに代えて貫通穴を設けてもよい。この場
合、保持体10およびシール保持部材17を貫通する穴
を形成し、スライド板30の貫通穴と保持体10および
シール保持部材17を貫通する穴とにピンを通すことに
より、保持体10に対してスライド板30を固定しても
よい。
【0030】また、図3に示すように、各凹部31b〜
35bの左上の所定位置に、凹部31b〜35bの番号
を示す1から5の数字31d〜35dが付されている。
これら数字31d〜35dは、符号1の位が対応するオ
リフィス穴31a〜35aから互いに等しい所定間隔を
おいてそれぞれ配置されており、保持体10の開口14
a,14bと一致しているオリフィス穴31a〜35a
の番号を示す数字31d〜35dの下端が、図1(b)
に示すように、保持体10の凸部10の上端と一致する
ようになっている。数字31d〜35dの下にアンダー
ラインを付し、このアンダーラインを保持体10の凸部
10bの上端と一致するようにしてもよい。
【0031】また、各オリフィス穴31a〜35aの左
下には、オリフィス穴31a〜35aの番号を示す数字
31e〜35eが記載されている。これら数字31e〜
35eは保持体10の開口14a,14bから確認でき
るようになっている。なお数字31d〜35dおよび3
1e〜35eに代えてオリフィス穴についての情報を示
す記号を付してもよい。
【0032】次に、このような構成からなる本実施の形
態の作用について説明する。
【0033】まず、図1に示すように、保持体10のガ
イド空間13内に配置されたスライド板30は、オリフ
ィス穴31a〜35aのうち予め計算により適当な流量
が得られると判断されたオリフィス穴、例えば、図1に
示すように、3番オリフィス穴31cが、開口14a,
14bと一致するように位置決めされる。次いで、ボル
ト20a,20bが締付けられ、保持体10に対してス
ライド板30が固定される。
【0034】次に、流量制限オリフィス1が、従来の流
量制限オリフィス100が通常配置される位置と(図5
および図6参照)と同じ位置に取付けられる。
【0035】すなわち、図4に示すように、流量制限オ
リフィス1は、保持体10の側壁12a,12bが、配
管2a,2b内を流れる流体の流れ方向Aに直交するよ
うに互いに隣接する配管2a,2bの対向するフランジ
部3a,3b間に配置される。また、配管2aの端面4
aと保持体10の側壁12aとの間に環状のガスケット
パッキン4aが配置され、配管2bの端面4bと保持体
10の側壁12bとの間に環状のガスケットパッキン4
bがそれぞれ配置される。次いで、フランジ部3a,3
bは互いにボルト6aよびナット6bにより締結され、
端面4a,4bと側壁12a,12bとの間が互いに密
封係合される。
【0036】次に、ポンプ7(図5参照)が起動され、
図4に示すように、配管2b側から配管2a側に向かっ
て(図4矢印A方向)冷却水が流され、冷却器8(図5
参照)を実際に通過する冷却水の流量が測定される。
【0037】ここで、冷却水の流量が不適当な場合、ボ
ルト20a,20bが緩められる。次いで、スライド板
30は上下方向(図4矢印B方向)に適宜動かされ、3
番オリフィス穴31c以外のオリフィス穴が、開口14
a,14bと一致するように位置決めされ、再度流量測
定が行われる。このようにして、所望の流量が得られる
までこの作業が繰り返される。
【0038】この場合、図1(b)および図3に示すよ
うに、スライド板30の凹部31b〜35b、の左上所
定位置には、開口14a,14bと一致しているオリフ
ィス穴の番号を示す符号が付されているため、所望の凹
部31b〜35b、31c〜35cを、ボルト20a,
20bの先端と容易に係合させることができ、これによ
り、所望のオリフィス穴31a〜35aを容易に開口1
4a,14bと一致させることができる。
【0039】このように、本実施の形態によれば、保持
体10のスライド空間13内を自在に摺動できるスライ
ド板30を上下させ最適流量が得られるオリフィス穴3
1a〜35aを選定することにより、配管2a,2bを
流れる冷却水の流量を容易かつ正確に調節することがで
きる。このため、流量制限オリフィス1の設定に必要と
される時間を大幅に短縮することができる。また、冷却
設備の経時変化等によりオリフィス穴径を変更する必要
が生じた場合でも、容易に対応することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
流量制限オリフィス自体の着脱を行うことなく、スライ
ド板を摺動させスライド板の保持体に対する位置を変更
することのみにより流量制限オリフィスを通過する流体
の流量を変化させることができる。このため、配管を流
れる流体の流量を容易に設定、変更することができ、流
量制限オリフィスの設定、変更作業に必要な労力および
時間を短縮することができる。また、ガスケットパッキ
ンの無駄をなくすことができる。また、本発明の流量制
限オリフィスを原子力発電所の冷却装置に用いた場合、
流量制限オリフィス自体の着脱を行うことなく流量の設
定および変更が容易に行えるため、作業者の被爆量を低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による流量制限オリフィスを示す図。
【図2】保持体の構造を示す断面図。
【図3】スライド板の正面図。
【図4】流量制限オリフィスを配管に取付けた状態を示
す断面図。
【図5】流量制限オリフィスが適用される冷却装置の一
例を示す配管図。
【図6】従来の流量制限オリフィスを配管に取付けた状
態を示す断面図。
【図7】従来の流量制限オリフィスを示す斜視図。
【符号の説明】
1 流量制限オリフィス 2a,2b 配管 10 保持体 12a,12b 側壁 13 ガイド空間 14a,14b 開口 16 シール部材 17 シール保持部材 20a,20b ボルト(スライド板係止手段) 30 スライド板 31a〜35a オリフィス穴 31b〜35b、31c〜35c 凹部 31d〜35d 数字(符号)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配管内を流れる流体の流量を適性量に保持
    するための流量制限オリフィスにおいて、 配管内を流れる流体の流れ方向に直交して配置されると
    ともに互いの間にガイド空間を形成する一対の側壁を有
    する保持体と、 前記一対の側壁間のガイド空間に摺動自在に配置される
    とともに、各々異なる直径を有する複数のオリフィス穴
    を有するスライド板と、を備え、 前記側壁の互いに対向する位置に前記ガイド空間を前記
    側壁外側に連通する開口を形成し、この開口と前記複数
    のオリフィス穴のいずれかとを一致させることにより流
    量を変化させることを特徴とする流量制限オリフィス。
  2. 【請求項2】前記スライド板は、前記オリフィス穴の各
    々に対応するとともに当該オリフィス穴と所定間隔をお
    いて配置された凹部または穴を有し、 前記保持部の所定位置に前記複数の凹部または穴と係合
    するスライド板係止手段を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の流量制限オリフィス。
  3. 【請求項3】前記スライド板に、前記オリフィス穴の各
    々に対応するとともに当該オリフィス穴と所定間隔をお
    いて配置された符号が設けられていることを特徴とする
    請求項1または2記載の流量制限オリフィス。
  4. 【請求項4】前記保持体に固着されたシール保持部材
    と、 前記シール保持部材により保持されるとともに、前記保
    持体と前記スライド板との間をシールするシール部材
    と、を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至3いず
    れかに記載の流量制限オリフィス。
  5. 【請求項5】互いに隣接する一対の配管と、 前記配管の相対する端部間に保持された請求項1乃至4
    いずれかに記載の流量制限オリフィスと、を備えたこと
    を特徴とする配管構造体。
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