JPH0927928A - 固体撮像素子及びそれを用いた固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像素子及びそれを用いた固体撮像装置

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JPH0927928A
JPH0927928A JP7176258A JP17625895A JPH0927928A JP H0927928 A JPH0927928 A JP H0927928A JP 7176258 A JP7176258 A JP 7176258A JP 17625895 A JP17625895 A JP 17625895A JP H0927928 A JPH0927928 A JP H0927928A
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JP
Japan
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solid
camera shake
photodiode
transfer ccd
vertical
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JP7176258A
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Shinichi Tashiro
信一 田代
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手振れ補正機能を有する固体撮像装置の垂直
方向の手振れ補正を、メモリを用いることなく、1/2
画素以下の単位で行う。 【解決手段】 2次元的に配列されたフォトダイオード
16につきそれぞれ3以上の垂直転送CCD17のゲー
トV1〜V4を割り当て、各フォトダイオード16に蓄
積された電荷を分割して垂直方向に転送し、垂直方向に
複数配列された水平転送CCD18により垂直転送CC
D17からの電荷を混合することなく水平方向に転送
し、水平転送CCD18から転送される2本の電荷出力
を所定の比率(例えば、1:2)で混合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオ一体型カメ
ラ等に利用される固体撮像装置、特に手振れ補正機能を
有する固体撮像装置及びそれに適する固体撮像素子に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオ一体型カメラの小型・軽量
・高機能化に伴い、手振れ補正システムは必須機能とな
っている。手振れ補正機能を有する従来の固体撮像装置
の構成を図4に示す。図4において、従来の固体撮像装
置は、テレビジョン信号の1画面を構成する有効画素1
aより大きな撮像領域1bを有する固体撮像素子1と、
固体撮像素子の垂直及び水平転送CCD駆動用のLSI
2と、手振れ検出器4からの手振れ方向及び手振れ距離
情報に基づいて固体撮像素子1の切出し位置を演算する
マイクロコンピュータ3と、加速度センサーや角速度セ
ンサー等を利用した手振れ検出器4と、固体撮像素子1
の出力信号にノイズ除去、ブランキング処理、γ処理を
実施し、テレビジョン信号等の映像信号として出力する
信号処理部5等で構成されている。
【0003】次に、上記従来の固体撮像装置における固
体撮像素子1の構成を図5に示す。図5において、固体
撮像素子1は、2次元状に配置されたフォトダイオード
6と、フォトダイオード6から読み出された電荷を垂直
方向に転送し、1つのフォトダイオードあたりにそれぞ
れ2相で、4種類の転送ゲートV1〜V4を有する垂直
転送CCD7と、垂直転送CCD7より転送された電荷
を水平方向に転送する2相ゲートH1及びH2を有する
水平転送CCD8と、水平CCD8より転送された電荷
を電圧に変換する電荷検出器9等で構成されている。
【0004】次に、上記従来の固体撮像装置における手
振れ補正機能の動作、特に垂直方向におけるインターラ
イン型手振れ補正動作を説明する。撮影中に手振れが発
生した場合、手振れ検出器4は、加速度センサーや角速
度センサー等を用いて手振れ方向及び手振れ距離を検出
し、その情報をマイクロコンピュータ3に出力する。マ
イクロコンピュータ3は、手振れ検出器4からの手振れ
方向及び手振れ距離情報に基づいて、手振れ情報と逆方
向に固体撮像素子1の画面切出し位置を演算し、演算さ
れた切出し位置を基に、固体撮像素子1からの電荷読出
しスタート位置を決定する電荷排出段数を演算し、CC
D駆動用LSI2に出力する。さらに、マイクロコンピ
ュータ3は、垂直方向に手振れ距離情報に基づいて、垂
直方向の第n行目のフォトダイオード6の電荷と第n+
1行目又は第n−1行目のフォトダイオード6の電荷を
混合するか否かを決定し、その結果を電荷混合ペアの情
報としてCCD駆動用LSI2に出力する。CCD駆動
用LSI2は、マイクロコンピュータ3からの水平転送
CCD8及び垂直転送CCD7の電荷排出段数に基づい
て、所定のCCD駆動パルスを固体撮像素子1に印加す
る。固体撮像素子1では、垂直転送CCD7については
垂直ブランキング期間、水平転送CCD8については水
平ブランキング期間に、それぞれ不要な電荷を排出し、
その後、手振れ情報とは逆方向及び距離の位置からテレ
ビジョン信号の有効画素数分だけの電荷が、水平転送C
CD8及び電荷検出器9を経由して、電圧出力される。
この出力電圧は、信号処理部5によりノイズ除去、ブラ
ンキング処理、γ処理等を施された後、テレビジョン信
号等の映像信号として出力される。
【0005】一般に、垂直方向の手振れ距離が、固体撮
像素子1のフォトダイオード6の配列間隔(画素間隔)
のちょうど整数倍となるとは限らず、その場合補完を行
う必要がある。従来の固体撮像素子1における手振れ補
正時の電荷混合の模式図を図6に示す。図6では、第n
行目のフォトダイオードの電荷と第n+1行目のフォト
ダイオードの電荷を、垂直転送CCD7上で加算する例
を示している。第n行目のフォトダイオードの電荷と第
n+1行目のフォトダイオードの電荷を混合する割合は
1:1となるため、疑似的に第n+1/2行目の情報が
得られる。このように、インターライン動作では、各フ
ォトダイオード6から垂直転送CCD7に電荷を読み出
した直後に上下2画素分の電荷を加算し、垂直方向に転
送を行うため、高速動作が可能である。この動作を毎フ
ィールド繰り返すことにより、手振れ補正動作を行うこ
とができる。
【0006】なお、水平方向の手振れ補正に関しては、
上記垂直方向の手振れ補正と異なり、垂直転送CCD7
及び水平転送CCD8を制御して固体撮像素子1の切出
し位置を求めることはできず、高速動作が困難である。
そのため、各フォトダイオードの出力を一旦メモリに蓄
積し、信号処理を施すことにより水平方向の切出しを行
っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の固体撮像装
置では、水平方向の手振れ補正に関してはメモリを用い
てディジタル信号処理を行うことにより、1/2画素以
下、例えば1/3画素や1/4画素の手振れ補正が可能
である。一方、垂直方向の手振れ補正に関しては、メモ
リを用いないため高速動作が可能であるが、1/2画素
単位でしか手振れ補正できない。ところが、撮像レンズ
の画角(又は焦点距離)や被写体のクローズアップの度
合いによっては、垂直方向の1/2画素単位の補正で
は、手振れを十分に除去することは困難であるという問
題点を有していた。また、垂直方向に関しても手振れを
1/2画素以下の単位で補正しようとすると、少なくと
も3ライン以上のラインメモリを必要とし装置の構成が
複雑になると共に、水平方向だけ出なく垂直方向の手振
れ補正もディジタル信号処理により行う必要があり、演
算処理速度が低下するという問題点を有していた。
【0008】本発明は上記従来例の問題点を解決するた
めになされたものであり、垂直方向の手振れ補正を、デ
ィジタル信号処理を行うことなく、1/2画素以下の単
位で補正可能な固体撮像素子及びそれを用いた固体撮像
装置を提供することを目的としている。
【0009】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の固体撮像素子は、テレビジョン信号の1画
面を構成する有効画素より大きな撮像領域に2次元的に
配列されたフォトダイオードと、前記フォトダイオード
1個あたり3以上のゲート有し、前記各フォトダイオー
ドに蓄積された電荷を垂直方向に転送する垂直転送CC
Dと、前記垂直転送CCDからの前記電荷を水平方向に
転送する水平転送CCDと、前記水平転送CCDから転
送される前記電荷をそれぞれ電流又は電圧に変換する電
荷検出器とを具備する。
【0010】上記構成において、前記水平転送CCD
は、前記垂直転送CCDの垂直1ライン当たり前記垂直
転送CCDの前記フォトダイオード1個あたりのゲート
数と少なくとも同数のゲートを有することが好ましい。
【0011】または、前記水平転送CCDは複数の水平
転送CCDを垂直方向に複数配列したものであり、前記
水平転送CCDの垂直1ライン当たりの合計のゲート数
が前記垂直転送CCDの前記フォトダイオード1個あた
りのゲート数と少なくとも同数であることが好ましい。
【0012】一方、本発明の固体撮像装置は、上記いず
れかの構成を有する固体撮像素子と、手振れ方向及び手
振れ距離を検出する手振れ検出手段と、前記手振れ検出
手段からの手振れ方向及び手振れ距離情報に基づいて固
体撮像素子の切出し位置を演算する切出し位置演算手段
と、前記手振れ距離情報に基づいて、垂直方向の第n行
目のフォトダイオードの電荷と第n+1行目又は第n−
1行目のフォトダイオードの電荷を混合するか否か、及
びその混合比を決定する電荷混合判定手段と、前記電荷
混合判定手段からの混合比情報により、前記垂直方向の
第n行目のフォトダイオードの電荷と第n+1行目又は
第n−1行目のフォトダイオードの電荷を混合する電荷
混合手段とを具備する。
【0013】
【発明の実施の形態】以上のように構成された本発明の
固体撮像素子によれば、2次元的に配列されたフォトダ
イオードはテレビジョン信号の1画面を構成する有効画
素より大きな撮像領域を有するので、手振れ補正を行う
ことにより固体撮像素子の切出し位置がシフトしても、
画面切れを起こすことはない。また、垂直転送CCDは
フォトダイオード1個あたり3以上のゲート有するの
で、各フォトダイオードの電荷を3以上に分割し、この
段階では加算することなく分離したまま垂直方向に転送
する。水平転送CCDは、垂直転送CCDからの電荷を
順に水平方向に転送する。電荷検出器は水平転送CCD
から転送される電荷をそれぞれ電流又は電圧に変換す
る。
【0014】水平転送CCDの垂直転送CCDの垂直1
ライン当たりのゲート数を、垂直転送CCDのフォトダ
イオード1個あたりのゲート数と少なくとも同数とする
ことにより、水平転送CCDと垂直転送CCDを、配列
方向を除いて実質的に同一の構造とすることができる。
または、水平転送CCDを複数の水平転送CCDを垂直
方向に複数配列したものとし、水平転送CCDの垂直1
ライン当たりの合計のゲート数を垂直転送CCDのフォ
トダイオード1個あたりのゲート数と少なくとも同数と
することにより、水平転送CCDを従来例と同様の2相
ゲートを有するものを使用することができる。この場
合、平行して複数の電荷が水平転送されるため、転送時
間が短縮される。
【0015】一方、本発明の固体撮像装置によれば、上
記いずれかの構成を有する固体撮像素子を用い、加速度
センサーや角速度センサー等を利用した手振れ検出手段
により手振れ方向及び手振れ距離を検出し、切出し位置
演算手段及び電荷混合判定手段として機能するマイクロ
コンピュータ等の演算手段により手振れ検出手段からの
手振れ方向及び手振れ距離情報に基づいて固体撮像素子
の切出し位置を演算し、また手振れ距離情報に基づい
て、垂直方向の第n行目のフォトダイオードの電荷と第
n+1行目又は第n−1行目のフォトダイオードの電荷
を混合するか否か、及びその混合比を決定し、電荷混合
手段により混合比情報に基づいて垂直方向の第n行目の
フォトダイオードの電荷と第n+1行目又は第n−1行
目のフォトダイオードの電荷を混合するので、垂直方向
の第n行目のフォトダイオードの電荷と第n+1行目又
は第n−1行目のフォトダイオードの電荷を1:1のみ
ならず、1:2、1:3・・・の割合で混合することが
できる。その結果、1/2画素以下の1/3画素、1/
4画素・・・単位で手振れを補正することができる。
【0016】
【実施例】本発明の固体撮像素子及びそれを用いた固体
撮像装置の一実施例について図1から図3を参照しつつ
説明する。図1は、本実施例の固体撮像素子10を用い
た手振れ補正機能を有する固体撮像装置(ビデオカメ
ラ)の構成を示すブロック図である。図1に示す固体撮
像装置は、テレビジョン信号の1画面を構成する有効画
素10aより大きな撮像領域10bを有する固体撮像素
子10と、固体撮像素子の垂直及び水平転送CCD駆動
用のLSI11と、手振れ検出器13からの手振れ方向
及び手振れ距離情報に基づいて固体撮像素子10の切出
し位置を演算するマイクロコンピュータ12と、加速度
センサーや角速度センサー等を利用した手振れ検出器1
3と、マイクロコンピュータ12からの混合ペア信号に
基づいて垂直方向の第n行目のフォトダイオードの電荷
と第n+1行目又は第n−1行目のフォトダイオードの
電荷を混合する混合器14と、混合器14からの出力信
号にノイズ除去、ブランキング処理、γ処理を実施し、
テレビジョン信号等の映像信号として出力する信号処理
部15等で構成されている。
【0017】次に、固体撮像素子10の構成を図2に示
す。固体撮像素子10は、2次元状に配列されたフォト
ダイオード16と、フォトダイオード16から読み出さ
れた電荷を垂直方向に転送し、1個のフォトダイオード
あたりに4相で4種類の転送ゲートV1〜V4を有する
垂直CCD17と、垂直CCD17から転送された電荷
を水平方向に転送する2相ゲートH1及びH2を有し、
垂直方向に配列された2本の水平CCD18と、水平C
CD18から転送された電荷を電圧に変換する2個の電
荷検出器19等で構成されている。
【0018】次に、本実施例の固体撮像装置における手
振れ補正機能の動作、特に垂直方向におけるインターラ
イン型手振れ補正動作を説明する。撮影中に手振れが発
生した場合、手振れ検出器13は、加速度センサーや角
速度センサー等を用いて手振れ方向及び手振れ距離を検
出し、その情報をマイクロコンピュータ12に出力す
る。マイクロコンピュータ12は、手振れ検出器13か
らの手振れ方向及び手振れ距離情報に基づいて、手振れ
情報と逆方向に固体撮像素子10の画面切出し位置を演
算し、演算された切出し位置を基に、固体撮像素子10
からの電荷読出しスタート位置を決定する不必要な電荷
排出段数を演算し、CCD駆動用LSI11に出力す
る。さらに、マイクロコンピュータ12は、垂直方向に
手振れ距離情報に基づいて、垂直方向の第n行目のフォ
トダイオード16の電荷と第n+1行目又は第n−1行
目のフォトダイオード16の電荷を混合するか否か及び
混合する場合における固体撮像素子10の電荷検出器1
9からの出力電圧2本の混合比を決定し、その結果を電
荷混合ペアの情報として混合器14に出力する。
【0019】CCD駆動用LSI11は、マイクロコン
ピュータ12からの水平転送CCD18及び垂直転送C
CD17の電荷排出段数に基づいて、所定のCCD駆動
パルスを固体撮像素子10に印加する。固体撮像素子1
0では、垂直CCD17については垂直ブランキング期
間、水平CCD18については水平ブランキング期間に
不要な電荷を排出した後、手振れ情報とは逆方向・距離
の位置からテレビジョン信号の有効画素数分、但し垂直
方向に関しては2倍分の画素数だけ、電荷が2本の水平
CCD18と2個の電荷検出器19を経由して2ライン
分電圧出力される。
【0020】手振れ検出器13により検出された垂直方
向における手振れ距離が固体撮像素子10のフォトダイ
オード16の配列間隔(画素間隔)のちょうど整数倍で
ない場合、垂直方向に隣接する第n行目及び第n+1行
目又は第n−1行目のフォトダイオード16の電荷を用
いて画素間を補完する。本実施例では、1個のフォトダ
イオード16あたり垂直転送CCD17の4ゲートが割
り当てられているため、1個のフォトダイオードの電荷
を4つに分割し、それぞれ独立して転送することができ
る。すなわち、本実施例では、垂直方向に隣接する第n
行目及び第n+1行目又は第n−1行目のフォトダイオ
ード16の電荷を1:1、1:2、1:3及びその逆の
比率で混合することが可能である。
【0021】次に、混合器14における手振れ補正時の
電荷混合の模式図を図3に示す。混合器14は、マイク
ロコンピュータ12の混合ペア情報により、固体撮像素
子10から読み出された第n行目のフォトダイオード1
6の電荷に対して、読み出された第n+1行又は第n−
1行目のフォトダイオード16の電荷を、所定の混合比
情報を基に加算(混合)する。例えば図3の場合、第n
行目のフォトダイオード16の電荷と第n+1行のフォ
トダイオード16の電荷を1:2の比率で加算する場合
を示している。ここでは、第n行目と第n+1行目を
1:2の割合で混合することから、第n+2/3行目の
電荷を疑似的に出力していることを示す。
【0022】混合器14で混合された信号は、信号処理
部15でノイズ除去、ブランキング処理、γ処理等を施
された後、テレビジョン信号等の映像信号として出力さ
れる。この動作を毎フィールド繰り返すことにより、手
振れ補正動作を行うことができる。
【0023】なお、本実施例の垂直CCD17では、フ
ォトダイオード1個当たり4個のゲートを設けている
が、これに限定されるものではなく、フォトダイオード
1個あたり3以上のゲート数であればよい。
【0024】また、本実施例では、図4から図6に示す
従来例と比較して、垂直方向に2倍の電荷が出力される
ため、これらの電荷を所定期間内に水平方向に転送すべ
く、水平転送CCD18を垂直方向に2個並列配置して
いるが、これに限定されるものではない。例えば、水平
転送CCD18の垂直転送CCD17の垂直1ライン当
たりのゲート数を、垂直転送CCD17のフォトダイオ
ード1個あたりのゲート数(例えば4個)と少なくとも
同数とすることにより、水平転送CCD18を2個以上
垂直方向に並列させる必要がなくなる。また、この場
合、水平転送CCD18と垂直転送CCD17を、配列
方向を除いて実質的に同一の構造とすることができる。
あるいは、水平転送CCD18を垂直方向に3以上配列
し、水平転送CCD18の垂直1ライン当たりの合計の
ゲート数を垂直転送CCD17のフォトダイオード1個
あたりのゲート数と少なくとも同数とするように構成し
てもよい。この場合、平行して複数の電荷が水平転送さ
れるため、転送時間が短縮される。
【0025】また、本実施例では、垂直方向の信号の混
合比を変えて加算する動作を固体撮像素子10の外部の
混合器14で行っているが、固体撮像素子10の電荷検
出器19にゲインを変える機能を設け、固体撮像素子1
0の内部で混合するように構成してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明の固体撮像素子及
びそれを用いた固体撮像装置によれば、2次元的に配列
されたフォトダイオードはテレビジョン信号の1画面を
構成する有効画素より大きな撮像領域を有するので、固
体撮像素子の切出し位置がシフトしても、画面切れを起
こすことなく手振れ補正を行うことができる。また、垂
直転送CCDはフォトダイオード1個あたり3以上のゲ
ート有するので、各フォトダイオードの電荷を3以上に
分割し、この段階では加算することなく分離したまま垂
直方向に転送することができる。これら分割された各フ
ォトダイオードの電荷を混合する際、混合比を変え、
1:1、1:2、1:3・・・の割合で混合することに
より、任意の第n+1/2行目、第n+1/3行目、第
n+2/3行目等の電荷を疑似的に出力することがで
き、メモリを用いることなく、1/2画素以下の1/3
画素、1/4画素・・・単位で垂直方向の手振れを補正
することができる。その結果、従来よりきめ細かに手振
れ補正がされ、自然な画像が得られるという顕著な効果
を奏する。
【0027】また、水平転送CCDの垂直転送CCDの
垂直1ライン当たりのゲート数を、垂直転送CCDのフ
ォトダイオード1個あたりのゲート数と少なくとも同数
とすることにより、水平転送CCDと垂直転送CCD
を、配列方向を除いて実質的に同一の構造とすることが
できる。または、水平転送CCDを複数の水平転送CC
Dを垂直方向に複数配列したものとし、水平転送CCD
の垂直1ライン当たりの合計のゲート数を垂直転送CC
Dのフォトダイオード1個あたりのゲート数と少なくと
も同数とすることにより、水平転送CCDを従来例と同
様の2相ゲートを有するものを使用することができる。
この場合、平行して複数の電荷が水平転送されるため、
転送時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における固体撮像装置の一実施例の構成
を示すブロック図
【図2】図1における固体撮像素子の構成を示す図
【図3】本発明の一実施例における電荷混合模式図
【図4】従来の固体撮像装置の構成を示すブロック図
【図5】図4における固体撮像素子の構成を示す図
【図6】従来例における電荷混合模式図
【符号の説明】
1、10 :固体撮像素子 2、11 :CCD駆動用LSI 3、13 :手振れ検出器 4、12 :マイクロコンピュータ 5、15 :信号処理部 6、16 :フォトダイオード 7、17 :垂直転送CCD 8、18 :水平転送CCD 9、19 :電荷検出器 14 :混合器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン信号の1画面を構成する有
    効画素より大きな撮像領域に2次元的に配列されたフォ
    トダイオードと、前記フォトダイオード1個あたり3以
    上のゲート有し、前記各フォトダイオードに蓄積された
    電荷を垂直方向に転送する垂直転送CCDと、前記垂直
    転送CCDからの前記電荷を水平方向に転送する水平転
    送CCDと、前記水平転送CCDから転送される前記電
    荷をそれぞれ電流又は電圧に変換する電荷検出器とを具
    備する固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 前記水平転送CCDは、前記垂直転送C
    CDの垂直1ライン当たり前記垂直転送CCDの前記フ
    ォトダイオード1個あたりのゲート数と少なくとも同数
    のゲートを有する請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 【請求項3】 前記水平転送CCDは複数の水平転送C
    CDを垂直方向に複数配列したものであり、前記水平転
    送CCDの垂直1ライン当たりの合計のゲート数が前記
    垂直転送CCDの前記フォトダイオード1個あたりのゲ
    ート数と少なくとも同数である請求項1記載の固体撮像
    素子。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の固体
    撮像素子と、手振れ方向及び手振れ距離を検出する手振
    れ検出手段と、前記手振れ検出手段からの手振れ方向及
    び手振れ距離情報に基づいて固体撮像素子の切出し位置
    を演算する切出し位置演算手段と、前記手振れ距離情報
    に基づいて、垂直方向の第n行目のフォトダイオードの
    電荷と第n+1行目又は第n−1行目のフォトダイオー
    ドの電荷を混合するか否か、及びその混合比を決定する
    電荷混合判定手段と、前記電荷混合判定手段からの混合
    比情報により、前記垂直方向の第n行目のフォトダイオ
    ードの電荷と第n+1行目又は第n−1行目のフォトダ
    イオードの電荷を混合する電荷混合手段とを具備する固
    体撮像装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002135659A (ja) * 2000-10-27 2002-05-10 Nikon Corp 撮像装置
JP2008047008A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Mitsubishi Electric Corp 認識装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002135659A (ja) * 2000-10-27 2002-05-10 Nikon Corp 撮像装置
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