JPH09278453A - ロッドレンズ用素材の製造方法 - Google Patents

ロッドレンズ用素材の製造方法

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JPH09278453A
JPH09278453A JP8093868A JP9386896A JPH09278453A JP H09278453 A JPH09278453 A JP H09278453A JP 8093868 A JP8093868 A JP 8093868A JP 9386896 A JP9386896 A JP 9386896A JP H09278453 A JPH09278453 A JP H09278453A
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JP
Japan
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base material
refractive index
rod lens
soot
index distribution
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Pending
Application number
JP8093868A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Sasaki
隆 佐々木
Shinji Ishikawa
真二 石川
Hiroshi Suganuma
寛 菅沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B19/00Other methods of shaping glass
    • C03B19/14Other methods of shaping glass by gas- or vapour- phase reaction processes
    • C03B19/1469Means for changing or stabilising the shape or form of the shaped article or deposit

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 VAD法によりGI形屈折率分布のロッドレ
ンズ用素材を形成する場合、外周付近の屈折率が比較的
高くなる傾向があり、ロッドレンズを作成すると集光性
が劣化し所定のレンズ特性を得ることが困難であった。 【解決手段】 断面の屈折率分布がGI形を有する外径
Dの円柱形のスート母材を形成し、該スート母材を脱水
・焼結し、これを所定の外径に引延ばしてロッドレンズ
用素材の製造方法において、GI形屈折率分布1から外
れているスート母材の外周部△((D−d)/2)を切
削加工により除去して屈折率分布を修正し、所定のプロ
ファイル2に近づけることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グレーデッドイン
デックス形(GI形)屈折率分布を有するロッドレンズ
用素材を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】GI形屈折率分布を有する円柱形のロッ
ドレンズは、外形が単純であり製造しやすい特徴を有す
るので光通信の分野で広く用いられている。従って、ロ
ッドレンズ用素材の製造方法はVAD法(気相軸付け
法)等種々の方法が開発されてきた。この中、VAD法
を図3によって説明する。回転しながら上方向に移動す
る基板15の下端に煤状ガラス微粒子(スート)を堆積
して第1スート母材11を形成し、基板15を引き上げ
ながらスートを軸方向に成長させて棒状の多孔質ガラス
母材11を形成した後、脱水・焼結して透明ガラスの棒
状体を形成する方法である(例えば、特公昭56−33
327号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、VAD法に
よりロッドレンズ用素材を形成する場合、火炎内の反応
状態やスートの流れや温度分布等によって種々の屈折率
分布が形成される。この場合、図5の実線1で示すよう
に外周付近aにおける屈折率のばらつきが大きくなる傾
向がある。外周付近aにおける屈折率は比較的高いプロ
ファイルのロッドレンズ集光性が劣化し設計に即したレ
ンズ特性を得ることができない。そこで、火炎内の反応
状態やスートの流れや温度分布等を調整することにより
屈折率分布を良好にしようとする試みもあるが、満足な
結果は得られず、外周付近aにおける屈折率のばらつき
を抑制する方法の出現が要望されていた。本発明は外周
付近における屈折率分布を点線2に示すように修正し
て、GI形分布を有するロッドレンズ用素材の製造方法
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるロッドレ
ンズ用素材の製造方法は、断面の屈折率分布がGI形を
有する円柱形のスート母材を形成し、該スート母材を脱
水・焼結し、これを所定の外径に引延ばして形成するロ
ッドレンズ用素材の製造方法において、GI形屈折率分
布から外れているスート母材あるいはガラス母材の外周
部を除去するか、又はGI形屈折率分布から外れている
スート母材あるいはガラス母材の外周部を除去した後、
該母材の外周にGI形屈折率分布を有するスートあるい
はガラスを堆積することによって、外周部の屈折率分布
を修正することを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施例を説明する。なお、図面の説明において同一要
素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図1
は本発明に係わるロッドレンズ用素材の製造方法を説明
するための屈折率分布(同図a)及び断面図(同図b)
であり、断面の屈折率分布がGI形を有する外径Dの円
柱形のスート母材を形成し、該スート母材を脱水・焼結
し、これを所定の外径に引延ばしてロッドレンズ用素材
の製造方法において、GI形屈折率分布1から外れてい
るスート母材の外周部△((D−d)/2)を切削加工
により除去して屈折率分布を修正し、所定のプロファイ
ル2に近づけることを特徴とする。ここで、GI形屈折
率分布とは円柱体の相対半径がrの場合、(1−r)n
で表され、nは1.6〜2.0の範囲がよく用いられ
る。
【0006】スート母材の外周部△を切削加工する方法
としては、スート母材を形成する工程において図3に示
すように、切削バイト13によって回転する第1スート
母材11の外周部を削除して第2スート母材12を形成
する場合と、一旦第1スート母材11を形成した後、ガ
ラス旋盤(図4参照)によって除去する方法がある。除
去する量は同一条件によって作成されたスート母材のプ
ロファイルを予め測定することによって決定される。
【0007】上記の修正方法は、スート母材を透明ガラ
ス化した後にガラス母材の外周部を除去しても良い。こ
の場合の除去方法は、ガラス母材の表面をサンドペーパ
等による機械研磨、火炎バーナを用いて表面を研磨ある
いは弗酸溶液に沈漬して処理又はこれらを併用して行な
われる。
【0008】図2は本発明に係わる他の製造方法を説明
するための屈折率分布(同図a)及び断面図(同図b)
であり、断面の屈折率分布がGI形を有する外径Dの円
柱形のスート母材を形成し、該スート母材を脱水・焼結
し、これを所定の外径に引延ばしてロッドレンズ用素材
の製造方法において、GI形屈折率分布から外れている
スート母材の外周部(△1+△2)を切削加工により除去
した後、該母材の外周にGI形屈折率分布2を有するス
ート層△1を堆積して外周部の屈折率分布を修正するこ
とを特徴とする。ここで、△1=(d2−d1)/2、△2
=(D−d2)/2である。
【0009】スート母材の外周部(△1+△2)を切削加
工する方法は前記の通りである。スート母材の外周部
(△1+△2)を除去した後、該母材の外周に所定の屈折
率分布2を有するスート層△1を堆積する方法は、図4
に示すようにガラス旋盤20に第1スート母材11を取
り付け、トラバース機構23によって火炎反応バーナ2
4を左右に移動すると共に屈折率を変化させた原料ガス
供給する外付け法によって行なうことが好ましい。この
方法は一層毎に屈折率をかえることができるので所望の
層に所望の屈折率を堆積することが出来る。
【0010】屈折率分布を修正する他の方法は、第1ス
ート母材11を透明なガラス体とし、このガラス母材の
外周部(△1+△2)を除去した後、該母材の外周に所定
の屈折率分布2を有するスートあるいはガラスの層△1
を堆積する方法である。ガラス母材の外周部を除去は前
記の通りである。外周部を除去したガラス母材の外周に
所定の屈折率分布を有するスートあるいはガラスを堆積
する方法は、前記の通り外付け法によって行なわれる。
火炎反応バーナの反応温度によってスートあるいはガラ
スの層が形成される。
【0011】
【実施例】図6はGI型屈折率分布を有するロッドレン
ズを用いて形成したコリメータの構成を示す図である。
ロッドレンズ31とシングルモードファイバ32をガラ
ス管33の中に挿入し、融着した後ロッドレンズ31の
端面を研磨してコリメータ30形成した。図において、
シングルモードファイバ32の左側から入射した光はコ
ア34に沿って伝搬する。この光はロッドレンズ31の
中を通過して外部へ送出される。外部の空間では経路3
5のように一旦収束するが、焦点距離を通過すると拡散
する。先ず、従来のVAD法によって屈折率差が1.0
%、外径150μmのロッドレンズ素材を作成し、長さ
Lが900μmのロッドレンズ31を形成した。 この
ロッドレンズを用いてコリメータ30を作成したとこ
ろ、焦点距離Sは1.4mm、ビームウエスト直径は3
8μmと所望のレンズ特性が得られず、また、同種コリ
メータ間の結合損失も1.5dBと非常に大きかった。
そこで、図2に示すようにロッドレンズ素材の外周を除
去し、その上にGI形屈折率分布のガラス層△1を堆積
し、これを引延ばして上記と同一寸法のロッドレンズ3
1を用いてコリメータ30を作成した。その結果、焦点
距離Sは1.5mm、ビームウエスト直径は55μmと
設計値と酷似した特性が得られ、また、コリメータ間の
結合損失は0.2dBと低くすることが出来た。
【0012】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0013】スート母材あるいはガラス母材の段階でG
I形屈折率分布から外れた不整部を除去するので、実用
上問題のないロッドレンズを得ることが出来る。
【0014】さらに、不整部を除去した上にGI形屈折
率分布を有する層を設けるので、正確なGI形屈折率分
布を有するロッドレンズ用素材を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる製造方法を説明するためのスー
ト母材の屈折率分布(同図a)と断面図(同図b)であ
る。
【図2】本発明に係わる他の製造方法を説明するための
スート母材の屈折率分布(同図a)と断面図(同図b)
である。
【図3】スート母材の外周部を除去する方法を説明する
ための縦断面図(同図a)と横断面図(同図b)であ
る。
【図4】ガラス旋盤の概略図である。
【図5】従来の方法によって形成されたスート母材の屈
折率分布を示す図である。
【図6】ロッドレンズを用いて形成したコリメータの構
成を示す図である。
【符号の説明】
1:変形した屈折率分布 2:GI形屈折率分布 10:反応容器 11:第1スート母材 12:第2スート母材 13:切削バイト 14:酸水素バーナ 15:基板 16:回転軸 20:ガラス旋盤 21:フレーム 22:チャック 23:トラバース機構 24:酸水素バーナ 30:コリメータ 31:ロッドレンズ 32:シングルモードファイバ 33:ガラス管 34:コア 35:光の経路 a:外周付近の半径 D:第1スート母材の外径 d、d1:第2スート母材の外径 d2:第3スート母材の外径 △:(D−d)/2 △1:(d2−d1)/2 △2:(D−d2)/2 L:ロッドレンズの長さ r:相対半径 S:焦点距離

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面の屈折率分布がGI形を有する円柱
    形のスート母材を形成し、該スート母材を脱水・焼結
    し、これを所定の外径に引延ばして形成するロッドレン
    ズ用素材の製造方法において、 GI形屈折率分布から外れているスート母材あるいはガ
    ラス母材の外周部を除去するか、又はGI形屈折率分布
    から外れているスート母材あるいはガラス母材の外周部
    を除去した後、該母材の外周にGI形屈折率分布を有す
    るスートあるいはガラスを堆積することによって、外周
    部の屈折率分布を修正することを特徴とするロッドレン
    ズ用素材の製造方法。
  2. 【請求項2】 スート母材はVAD法によって形成され
    ることを特徴とする請求項1に記載のロッドレンズ用素
    材の製造方法。
  3. 【請求項3】 スート母材の外周部を除去する工程は切
    削加工によって行なわれることを特徴とする請求項1に
    記載のロッドレンズ用素材の製造方法。
  4. 【請求項4】 ガラス母材の外周部を除去する工程は機
    械研磨、火炎研磨、弗酸処理あるいはこれらを併用して
    行なわれることを特徴とする請求項1に記載のロッドレ
    ンズ用素材の製造方法。
  5. 【請求項5】 スート母材あるいはガラス母材の外周に
    GI形屈折率分布を有するスート層を堆積する工程、あ
    るいはガラス層を堆積する工程は外付け法によって行な
    われることを特徴とする請求項1に記載のロッドレンズ
    用素材の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008103631A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Hamamatsu Photonics Kk 光学部品
JP2012068664A (ja) * 2011-11-04 2012-04-05 Hamamatsu Photonics Kk 光学部品
EP2607325A1 (de) * 2011-12-23 2013-06-26 J-Plasma GmbH Verfahren zum Herstellen von Stablinsen und Vorrichtung hierfür

Cited By (4)

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