JPH09276551A - ゲームシステム - Google Patents

ゲームシステム

Info

Publication number
JPH09276551A
JPH09276551A JP8112044A JP11204496A JPH09276551A JP H09276551 A JPH09276551 A JP H09276551A JP 8112044 A JP8112044 A JP 8112044A JP 11204496 A JP11204496 A JP 11204496A JP H09276551 A JPH09276551 A JP H09276551A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
symbols
symbol
player
bingo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8112044A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3579180B2 (ja
Inventor
Toshitake Inagaki
俊丈 稲垣
Kotaro Nakano
光太郎 中野
Junichiro Nagano
純一郎 永野
Manabu Yoneoka
学 米丘
Noriko Fujioka
紀子 藤岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Namco Ltd
Original Assignee
Namco Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Namco Ltd filed Critical Namco Ltd
Priority to JP11204496A priority Critical patent/JP3579180B2/ja
Publication of JPH09276551A publication Critical patent/JPH09276551A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3579180B2 publication Critical patent/JP3579180B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間で決着がつき、プレーヤにとっては面
白く、ゲームセンター側にとっては稼働率、収益率の高
いビンゴゲームシステムを提供すること。 【解決手段】 ビンゴゲーム用の板面をディスプレイに
表示するプレーヤステーション10と、ビンゴゲーム用
の抽選動作を行う抽選器40とを含むビンゴゲームシス
テムである。前記プレーヤステーション10は、1〜9
の選択用シンボルの中から任意のシンボルを選択すると
ともに、この選択に際し少なくとも1種類のシンボルを
重複して選択し前記ビンゴゲーム用の板面に配置する。
前記抽選器40は、1〜9の数字から任意の数字を、同
じ数字を重複させることなく5回だけ順次選択し、前記
ゲーム画面から該当する数字をクリアする。この抽選動
作によりゲーム画面内の重複数字が選択されると、該当
する複数の数字が同時にクリアされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明ゲームシステム、特に
ゲーム画面内にマトリクス配置されたシンボルを、抽選
動作により順次クリアしていき、ペイラインを完成させ
るゲームシステムに関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】従来よ
り、この種のゲームとしてはビンゴゲームなどが広く知
られている。ビンゴゲームは、一般に5行×5列にマト
リクス配置された升目に、1〜25または1〜75の数
字を、同じ数字がダブらないように(例えば数字[2]
が複数回登場しないように)、ランダムに配置してい
る。そして、所定の抽選器でランダムに1〜25または
1〜75の数字を発生させ、前記マトリクス配置された
25の升目の数字を次々にクリアしていき、最初に縦、
横、斜めの複数のビンゴ列の内いずれか1つができたプ
レーヤが勝利者となる。
【0003】このようなビンゴゲームを、単純にゲーム
システムに適用すると、一列のビンゴ列を作るために
は、抽選器を少なくとも5回作動させなければないらな
い。従って、このようなシステムを業務用のゲームシス
テムに適用すると、勝負の決着がつくまでに(1列のビ
ンゴ列が完成するまでに)、抽選の結果を最低5回待た
なければならず、ゲームが冗長になってしまい、プレー
ヤに緊張感がなくなり、ゲームの面白さが低減すると共
に、ゲームセンター側にとっては、極めて稼働率、収益
率の悪いゲームとなってしまう問題がある。
【0004】さらに、複数のプレーヤが同時にビンゴゲ
ームを行う場合には、最初にビンゴ列が完成したプレー
ヤは、他のプレーヤがビンゴ列を完成し、ゲームが終了
するまでの間、手持ちぶさたでゲーム終了を待たねばな
らず、この面からも、ゲームが冗長で面白くないものに
なってしまうという問題があった。
【0005】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、短時間で決着がつき、プレ
ーヤにとっては面白く、ゲームセンター側にとっては稼
働率、収益率の高いゲームシステムを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、複数のゲーム用升目がN次元
(Nは2以上の整数)にマトリクス配置され、前記マト
リクス配置に所定のペイラインが設定されたゲーム画面
をディスプレイに表示するゲーム画面表示手段と、所定
数の選択用シンボルの中から任意のシンボルを選択する
とともに、この選択に際し少なくとも1種類のシンボル
を重複して選択し前記複数のゲーム用升目に配置するこ
とで前記ゲーム画面内のシンボル配置を行う条件設定手
段と、前記シンボル配置後に、前記所定数の選択用シン
ボルの中から任意のシンボルを、同一シンボルを重複さ
せることなく所定回数だけ順次選択し、前記ゲーム画面
から該当するシンボルをクリアする抽選手段と、前記抽
選動作によりクリアされたシンボル配置に基づき、前記
ゲーム画面にペイラインが完成したかを判別する判別手
段と、を含み、前記抽選動作によりゲーム画面内の重複
シンボルが選択された際に、該当する複数のシンボルが
同時にクリアされることを特徴とする。
【0007】また、請求項2の発明は、複数のゲーム用
升目がN次元(Nは2以上の整数)にマトリクス配置さ
れ、前記マトリクス配置に所定のペイラインが設定され
たゲーム画面をディスプレイに表示するゲーム画面表示
手段と、所定数の選択用シンボルの中から任意のシンボ
ルを選択するとともに、この選択に際し少なくとも1種
類のシンボルを重複して選択し前記複数のゲーム用升目
に配置することで前記ゲーム画面内のシンボル配置を行
う条件設定手段と、前記ゲーム画面を見ながらプレーヤ
がベット入力を行うベット入力手段と、前記シンボル配
置後に、前記所定数の選択用シンボルの中から任意のシ
ンボルを、同一シンボルを重複させることなく所定回数
だけ順次選択し、前記ゲーム画面から該当するシンボル
をクリアする抽選手段と、前記抽選動作によりクリアさ
れたシンボル配置に基づき、前記ゲーム画面にペイライ
ンが完成したかを判別する判別手段と、前記判別結果お
よび前記ベット入力データに基づき、プレーヤに賭の払
い戻しを行う払戻手段と、を含み、前記抽選動作により
ゲーム画面内の重複シンボルが選択された際に、該当す
る複数のシンボルが同時にクリアされることを特徴とす
る。
【0008】また、請求項3の発明は、ゲーム画面を表
示するディスプレイを含むプレーヤステーションと、ゲ
ームの抽選動作を行う抽選手段と、を含み、前記プレー
ヤステーションは、複数のゲーム用升目がN次元(Nは
2以上の整数)にマトリクス配置され、前記マトリクス
配置に所定のペイラインが設定されたゲーム画面をディ
スプレイに表示するゲーム画面表示手段と、所定数の選
択用シンボルの中から任意のシンボルを選択するととも
に、この選択に際し少なくとも1種類のシンボルを重複
して選択し前記複数のゲーム用升目に配置することで前
記ゲーム画面内のシンボル配置を行う条件設定手段と、
前記ゲーム画面を見ながらプレーヤがベット入力を行う
ベット入力手段と、ゲーム結果を判定しプレーヤにベッ
トの払い戻しを行う判定払戻手段と、を含み、前記抽選
手段は、前記シンボル配置後に、前記所定数の選択用シ
ンボルの中から任意のシンボルを、同一シンボルを重複
させることなく所定回数だけ順次選択し、前記ゲーム画
面から該当するシンボルをクリアする抽選シンボル選択
手段と、抽選されたシンボルを表示する抽選用ディスプ
レイと、を含み、前記判定払戻手段は、前記抽選動作に
よりクリアされたシンボル配置に基づき、前記ゲーム画
面にペイラインが完成したかを判別する判別手段と、前
記判別結果および前記ベット入力データに基づき、プレ
ーヤに賭の払い戻しを行う払戻手段と、を含むことを特
徴とする。
【0009】請求項4の発明は、複数のゲーム用升目が
N次元(Nは2以上の整数)にマトリクス配置され、前
記マトリクス配置に複数のペイラインが設定されたゲー
ム画面をディスプレイに表示するゲーム画面表示手段
と、所定数の選択用シンボルの中から任意のシンボルを
選択するとともに、この選択に際し少なくとも1種類の
シンボルを重複して選択し前記複数のゲーム用升目に配
置することで前記ゲーム画面内のシンボル配置を行う条
件設定手段と、前記ゲーム画面を見ながらプレーヤがベ
ット入力を行うベット入力手段と、前記シンボル配置後
に、前記所定数の選択用シンボルの中から任意のシンボ
ルを、同一シンボルを重複させることなく所定回数だけ
順次選択し、前記ゲーム画面から該当するシンボルをク
リアする抽選手段と、前記抽選動作によりクリアされた
シンボル配置に基づき、前記ゲーム画面にどのペイライ
ンが完成したかを判別する判別手段と、前記判別結果お
よび前記ベット入力データに基づき、プレーヤに賭の払
い戻しを行う払戻手段と、を含み、前記払戻手段は、完
成したペイラインに応じてプレーヤへの賭の払い戻しを
多くすることを特徴とする。
【0010】請求項4の態様の一つとして、請求項5の
発明は、請求項4において、前記払戻手段は、完成した
ペイラインが多いほどプレーヤへの賭の払い戻しを多く
することを特徴とする。
【0011】また、請求項10の発明は、請求項1〜
3,6〜9のいずれかにおいて、前記払戻手段は、完成
したペイラインに応じてプレーヤへの賭の払い戻しを多
くすることを特徴とする。
【0012】請求項10の態様の一つとして、請求項1
1の発明は、請求項10において、前記払戻手段は、完
成したペイラインが多いほどプレーヤへの賭の払い戻し
を多くすることを特徴とする。
【0013】請求項1〜4のゲームシステムは、複数の
ゲーム用升目がマトリクス配置されたゲーム画面がディ
スプレイ上に表示される。前記マトリクス配置された複
数の升目内には、所定数の選択用シンボルから任意に選
択されたシンボルが配置される。
【0014】本発明の特徴は、前記各升目へのシンボル
の選択配置に際し、少なくとも1種類のシンボルを重複
して選択し配置することにある。すなわち、前記マトリ
クス配置された複数の升目内には、少なくとも1種類の
シンボルが2個以上重複して配置される。
【0015】このようなゲーム画面が、プレーヤに初期
ゲーム画面として設定表示され、その後、抽選手段によ
り、前記所定数の選択用シンボルの中から任意のシンボ
ルが選択される。前記ゲーム画面内に選択されたシンボ
ルが存在する場合には、当該シンボルが順次クリアされ
ていく。このとき、同一シンボルは重複して抽選させる
ことはない。
【0016】そして、この抽選動作により、クリアされ
たシンボル配置に基づき、前記ゲーム画面内にペイライ
ンが完成したか否かが判断される。
【0017】このようにして、本発明によれば、最初
に、ディスプレイ上に複数のシンボルがランダムに配置
されたゲーム画面が与えられ、その後の抽選動作によ
り、このゲーム画面内に、ペイラインが完成するか否か
というゲームを楽しむことができる。
【0018】ここにおいて、本発明の特徴的な事項は、
前記初期ゲーム画面内に、少なくとも1種類のシンボル
が重複して配置される構成を採用することにあり、これ
により、1回の抽選動作により、運よくこのゲーム画面
内の重複シンボルが選択された際には、複数回の抽選を
行ったのと同様に、該当する複数のシンボルが同時にク
リアされることとなる。
【0019】従って、例えばペイラインを完成するため
に少なくともK個(Kは整数)のシンボルをクリアする
必要がある場合、従来のシステムでは1回の抽選で1個
のシンボルしかクリアされないため、少なくともK回の
抽選動作を行う必要があったが、本発明では前記重複シ
ンボルの配置により、1回の抽選で複数回の抽選動作を
行ったのと同様な動作を行い、より少ない抽選回数でペ
イラインを完成することができ、この結果、プレーヤに
とってはスピード感、緊張感に富んだ面白いゲームを提
供することができ、ゲームセンター側にとっては稼働
率、収益率の高いゲームシステムを提供することが可能
となる。
【0020】特に、請求項2の発明によれば、プレーヤ
はディスプレイ上に表示されたゲーム画面を見ながら、
その中のシンボル配列に基づき、所望のベット入力を行
うことができる。例えば、ペイラインが完成しやすいゲ
ーム画面が表示されている場合には、多くのクレジット
をベット入力し、またシンボル配置が良くないと判断し
た場合には、少ないクレジットをベット入力するように
して、ゲームを楽しむことができる。
【0021】さらに、請求項3のゲームシステムでは、
プレーヤステーションと、前記抽選動作を行う抽選手段
とを設け、前記抽選手段に、抽選されたシンボルを表示
する抽選用ディスプレイを設けている。
【0022】これにより、プレーヤは抽選用ディスプレ
イに表示されるシンボルを見ながら、ゲーム画面内に配
置されたどのシンボルがクリアされるかを視覚的に楽し
みながらゲームを行うことができ、より緊張感に富んだ
面白いゲームシステムを実現することができる。
【0023】さらに請求項4,10のゲームシステム
は、完成したペイラインの数に基づきプレーヤへの払い
戻しを行うように形成されている。すなわち、所定回数
の抽選動作が行われる場合に、例えば1回の抽選動作で
ペイラインが完成してしまったプレーヤは、残りの抽選
動作期間内は全くゲームに参加しないことになる。
【0024】しかし、本発明によれば、完成したペイラ
インの数に基づきプレーヤへの払い戻しを行うように形
成されているため、プレーヤはゲームの最初から最後ま
でゲームへの興味を失うことなく、緊張感に富んだ面白
いゲームを行うことができる。
【0025】このとき、例えば完成したペイラインの本
数が少ないほど払い戻しを多くするように設定すること
もできるが、本発明では請求項5,11のゲームシステ
ムのように構成することが好ましい。これにより、最初
のペイラインが完成しても、次のペイラインが完成すれ
ばさらにプレーヤへの払い戻しが多くなるため、プレー
ヤはゲームの最初から最後までゲームへの興味を失うこ
となく、より緊張感に富んだ面白いゲームを行うことが
できる。
【0026】また、請求項6の発明は、請求項1〜5の
いずれかにおいて、プレーヤの操作する操作手段を含
み、前記条件設定手段は、異なるシンボル配置がされ、
かつ前記シンボル配置に対応した固有のオッズが設定さ
れた複数のゲーム画面を用意し、前記選択手段の操作に
よりプレーヤに任意のゲーム画面を選択させるよう形成
されたことを特徴とする。
【0027】このように、本発明のゲームシステムで
は、シンボル配置の異なる複数のゲーム画面を用意して
おき、プレーヤに任意のゲーム画面を選択させる。この
とき、各ゲーム画面には、それぞれ固有のオッズが設定
されており、例えばペイラインが完成しやすいシンボル
配置のゲーム画面は低いオッズ、ペイラインが完成しに
くいゲーム画面には高いオッズが設定されるようになっ
ている。
【0028】従って、プレーヤは、各ゲーム画面のシン
ボル配置とオッズとを対比しながら、所望のゲーム画面
を選択するという楽しさを味わうことができ、より緊張
感と変化に富んだ面白いゲームシステムを実現すること
ができる。
【0029】また、請求項7の発明は、請求項1〜6の
いずれかにおいて、前記ゲーム画面表示手段は、複数の
ゲーム用升目がM行、M列にマトリクス配置され、前記
ペイラインとして複数のビンゴ列が設定されたビンゴゲ
ーム用板面をゲーム画面として表示し、前記条件設定手
段は、所定数のビンゴゲーム用選択シンボルの中から任
意のシンボルを選択するとともに、この選択に際し少な
くとも1種類のシンボルを重複して選択し前記ビンゴゲ
ーム用板面の各升目に配置し、前記抽選動作により重複
シンボルが抽選されたとき、前記ビンゴゲーム用板面か
ら該当する複数の升目が同時にクリアされること特徴と
する。
【0030】本発明のゲームシステムは、ゲーム画面内
に、M行、M列に升目がマトリクス配置されたビンゴゲ
ーム用板面を表示し、このゲーム用板面に配置されたシ
ンボルを、抽選動作により順次クリアしていく。
【0031】このとき、ビンゴゲーム用板面には、少な
くとも1種類のシンボルが重複して配置されているた
め、この重複シンボルが抽選動作により選択された場合
には、同時に複数の升目がクリアされる。
【0032】従って、例えば、ある特定のシンボルがM
個重複してビンゴゲーム用板面に配置している場合に
は、当該シンボルが抽選により選択されると、1回の抽
選動作でビンゴ列が完成することになり、よりスピーデ
ィで緊張感に富んだ面白いビンゴゲームを行うことが可
能となる。
【0033】また、請求項8の発明は、請求項7におい
て、使用するシンボルの種類は、M×M個より少ない値
に設定され、前記条件設定手段は、少なくとも1個の選
択対象シンボルを、少なくとも1回の抽選動作により1
個のビンゴ列が完成する数だけ重複選択すること特徴と
する。
【0034】本発明によれば、使用するシンボルの種類
を、マトリクスを構成する升目の数、すなわちM×M個
より少ない数に設定している。これにより、ゲーム画面
内に、抽選されたシンボルが存在する確率が高くなり、
よりスピーディなビンゴゲームを行うことができる。
【0035】これに加えて、本発明によれば少なくとも
1個の選択したシンボルを、少なくとも1個の抽選動作
により1個のビンゴ列が完成する数だけ重複選択するよ
うに構成されている。これにより、重複配置されたシン
ボルが、抽選動作により選択された場合には、1度に多
数のシンボルがクリアされ、特に前記重複配置されたシ
ンボルがビンゴ列に沿って配置されている場合には、1
回の抽選動作によりビンゴ列が完成し、より緊張感とス
ピード感に富んだ面白いビンゴゲームを行うことができ
る。
【0036】また、請求項9のゲームシステムは、請求
項1〜8のいずれかにおいて、前記ゲーム画面表示手段
は、複数のゲーム用升目が5行、5列にマトリクス配置
され、前記ペイラインとして縦、横、斜めの複数のビン
ゴ列が設定されたビンゴゲーム用板面をゲーム画面とし
て表示し、前記条件設定手段は、1〜9の数字からなる
ビンゴゲーム用選択シンボルの中から任意のシンボルを
選択するとともに、この選択に際し少なくとも1種類の
シンボルを少なくとも1回の抽選動作により1個のビン
ゴ列が完成する数だけ重複選択し前記ビンゴゲーム用板
面の各升目に配置し、前記抽選動作により重複シンボル
が抽選されたとき、前記ビンゴゲーム用板面から該当す
る複数の升目が同時にクリアされること特徴とする。
【0037】本発明のシステムは、ディスプレイ上に表
示するビンゴゲーム用板面に、升目が5行、5列にマト
リクス配置され、しかもペイラインとして、縦、横、斜
めの複数のビンゴ列が設定されている。
【0038】そして、前記ビンゴゲーム用板面には、1
〜9のビンゴ用選択シンボルの中から任意のシンボルが
選択配置されている。この選択配置に際し、少なくとも
1種類のシンボルは、少なくとも1回の抽選動作により
1個のビンゴ列が完成する数だけ重複選択して配置され
る。
【0039】このようにすることにより、1回の抽選動
作により、前記重複設定シンボルが抽選されたときに、
ビンゴゲーム用板面から該当する複数の升目が同時にク
リアされることになる。特に、前記重複選択配置された
シンボルが、所定のビンゴ列に沿って配置されている場
合には、当該シンボルが抽選により選択されると、1回
の抽選動作により一列のビンゴ列が完成し、勝負の決着
が短時間につくことになる。
【0040】この結果、本発明のゲームシステムによれ
ば、よりスピーディでかつ緊張感の高い面白いビンゴゲ
ームを行うことができる。
【0041】また、請求項12の発明は、請求項3,請
求項3に従属する請求項6〜11のいずれかにおいて、
前記プレーヤステーションは複数個設けられ、同時に複
数のプレーヤがゲームを行うことを特徴とする。
【0042】本発明によれば、プレーヤステーションが
複数設けられ、同時に複数のプレーヤがゲームに参加で
きる。これにより、例えば複数のプレーヤが、最初にペ
イラインを完成することを競い合いながらゲームを楽し
むことができる。
【0043】特に、本発明のゲームシステムは、請求項
5,11の発明のように、完成したペイラインが多いほ
どプレーヤの払い戻しを多くするように形成することが
好ましい。これにより、例えば最初にペイラインが完成
したプレーヤは、より多くのペイラインが完成すること
に注意を払いながら、ゲームを楽しむことができ、最初
にペイラインが完成したプレーヤから、最後にペイライ
ンが完成するプレーヤまで、ゲームに参加したプレーヤ
全員を飽きさせることなく面白いゲームを行うことが可
能となる。
【0044】また、請求項13の発明は、請求項1〜1
2のいずれかにおいて、前記判定手段は、前記抽選動作
が終了したときに存在するクリアされたシンボルの個数
を判別し、前記払戻手段は、クリアされたシンボル数に
応じてプレーヤへのボーナス払い戻しを行うことを特徴
とする。
【0045】請求項13の態様の1つとして、請求項1
4の発明は、請求項13において、前記払戻手段は、ク
リアされたシンボル数が最低基準値に満たないとき、及
び/または最大基準値を上回ったときにプレーヤへのボ
ーナス払い戻しを行うことを特徴とする。
【0046】前述したように、本発明では、前記初期ゲ
ーム画面内に、少なくとも1種類のシンボルが重複して
配置される構成を採用している。従って、1回の抽選動
作により、運よくこのゲーム画面内の重複シンボルが選
択された際には、複数回の抽選を行ったのと同様に、該
当する複数のシンボルが同時にクリアされ、重複シンボ
ルが選択されなかった場合には1個のシンボルしかクリ
アされない。
【0047】この結果、規定回数の抽選が終了したとき
にクリアされたシンボルの個数はゲームの度に少なかっ
たり、多かったりする。
【0048】請求項13の発明は、この点に着目し、抽
選動作終了時にクリアされたシンボルの総数に基づき、
プレーヤへのボーナス払い戻しを行う構成を採用するこ
とにより、単にペイラインの完成のみならず、クリアさ
れるシンボルの総数もゲームの結果に影響することとな
るため、より変化に富み、緊張感の高い面白いゲームを
提供することができる。
【0049】ここにおいて請求項14の発明のように、
抽選動作終了時にクリアされたシンボルの総数が最低基
準値に満たないとき、及び/または最大基準値を上回っ
たときにプレーヤへのボーナス払い戻しを行う構成を採
用することにより、よりわかりやすく高い面白いゲーム
を提供することができる。
【0050】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施の形態
を、ビンゴゲームを行うゲームシステムを例に取り詳細
に説明する。
【0051】図1には、実施例のビンゴゲームシステム
の一例が示され、実施例のゲームシステムは、複数のプ
レーヤステーション10a〜10eと、複数のディスプ
レイD1〜D9を組み合わせて構成されたメインディス
プレイ42とを含んで構成される。
【0052】プレーヤステーション10a〜10eは、
複数のプレーヤa〜e(図示せず)の各々がゲーム操作
を行うために設けられたものであり、これらのプレーヤ
ステーション10a〜10e上には、操作部12a〜1
2eとサブディスプレイ16a〜16e等が設けられて
いる。さらに、プレーヤステーション10a〜10eに
は、コイン投入部22と、コイン払戻部24とが設けら
れている。
【0053】メインディスプレイ40は、アトラクト画
面の表示や、後述する抽選用の画面表示を行うものであ
る。
【0054】図2には、実施例のゲームシステムの機能
ブロック図が示されている。このゲームシステムは、複
数のプレーヤステーション10a,10b,10c…1
0eと、抽選器40とが、データ伝送ラインを介して互
いに接続されている。
【0055】図3には、各プレーヤステーション10の
機能ブロック図が示されている。
【0056】実施例のプレーヤステーション10は、操
作部12と、画像合成部14と、ディスプレイ16と、
アンプ18と、スピーカ20と、コイン投入部22と、
コイン払戻部24と、ステーション制御部30とを含ん
で構成されてる。
【0057】前記ステーション制御部30は、具体的に
はプログラム及びその他のデータが記憶されたROM
と、作業領域として機能するRAMと、CPUとを含ん
で構成され、ゲーム画面表示部32、条件設定部34、
判定払戻部36として機能するように構成されている。
【0058】実施例のゲームシステムは、各プレーヤス
テーション10a,10b…10eで全くゲームが行わ
れてない場合には、原則としてアトラクトモードに制御
されている。この場合には、各プレーヤステーション1
0においては、ゲーム画面表示部32はアトラクトモー
ド画面を演算し、画像合成部14を介しディスプレイ1
6上にアトラクト画面を表示すると共に、ステーション
制御部30は、アンプ18を介してスピーカ20からア
トラクト用の音声を出力する。
【0059】このとき、後述する抽選器40のメインデ
ィスプレイ42上には、同様にしてアトラクト用の画面
が表示される。
【0060】そして、プレーヤが操作部12のゲーム開
始ボタンを操作すると、ステーション制御部30は、ア
トラクトモードからゲームモードに切替制御され、他の
プレーヤステーション10及び抽選器40へ向けゲーム
モードへの切替信号を出力する。これにより、実施例の
ゲームシステム全体は、アトラクトモードからゲームモ
ードに切り替わることになる。
【0061】実施例のゲームシステムにおいて、ゲーム
モードは、最初に設定されるベットモードと、その後に
行われる抽選モードと、払戻モードとを含んで構成され
ている。
【0062】このモード切替は、各プレーヤステーショ
ン10a,10b…10eが、それぞれ独立に行うよう
に構成してもよいが、本実施例では最初にゲームにエン
トリーしたプレーヤステーション10のステーション制
御部30が制御するように形成されている。
【0063】すなわち、ゲームシステムがアトラクトモ
ードから、ゲームモードに切り替わると、ステーション
制御部30は、最初の30秒間、ゲームシステム全体を
ベットモードに制御し、その後ゲームシステム全体を抽
選モードに切替制御する。
【0064】そして、ベットモード時に、ステーション
制御部30は、ディスプレイ16上にビンゴカードを表
すゲーム画面を表示すると共に、このビンゴカードに対
する、プレーヤのベット(賭け)動作の受付を行う。
【0065】ベットモードにゲームシステムが制御され
ると、ゲームに参加した各プレーヤステーション10で
は、そのゲーム画面表示部32が、画像合成部14を介
してディスプレイ16上に図8に示すビンゴゲーム用板
面をゲーム画面として表示する。このビンゴゲーム用板
面は、本実施例ではゲーム用の升目が5行、5列にマト
リクス配置されており、ペイラインとして、縦、横、斜
めの複数のビンゴ列が設定されている。
【0066】そして、条件設定部34は、1〜9のビン
ゴゲーム用選択シンボルの中から、任意のシンボルを選
択し、ビンゴ用板面の、各升目に配置する。本実施例で
は、ビンゴ用板面の25個の升目の内、中央の升目には
「フリー」のシンボルを表示し、残り24個の升目に前
記1〜9の数字を選択配置している。前記「フリー」の
シンボルは、最初からクリアされているシンボルであ
る。
【0067】本実施例の特徴は、このような1〜9の数
字を選択しビンゴ用板面に配置する際に、少なくとも1
種類の数字を重複選択し、ビンゴ用板面の升目に配置し
たことにある。
【0068】すなわち、本実施例ではビンゴ用板面を、
5×5の25個の升目で構成し、この中の1個に「フリ
ー」のシンボルを配置し、残りの24個の升目に1〜9
の数字を配置している。従って、(25−1−9)=1
4個の升目には、同じ数字が繰り返して配置されること
になる。
【0069】図7には、1〜9の各シンボルの重複配置
の回数が示されている。前記条件設定部34は、図7に
示すルールに従い、1〜9の各数字を重複選択し、各升
目にランダムに配置することでビンゴカードの形成を行
う。
【0070】例えば、図8に示すビンゴカードを例にと
ると、[1]、[2]のシンボルは4個の升目に配置さ
れ、[3][4][5][6]のシンボルはそれぞれ3
個の升目に配置され、[7]は2個の升目に配置され、
[8][9]は、それぞれ1個の升目に配置されてい
る。すなわち、図7に示すルールに従い、1〜9の重複
選択数を合計すると、合計24個となり、これらのシン
ボルがビンゴゲーム板面の24個の升目にそれぞれラン
ダムに選択配置されることになる。
【0071】ここにおいて、注目すべき点は、[1]
[2]のシンボルは、1回の抽選動作によりビンゴ列が
完成する度に必要な最低限の回数だけ重複配置されてい
る。従って、これらのシンボルがペイラインに沿って1
列に配置されていれば、「フリー」のシンボルとの組み
合わせにより、1回の抽選動作でビンゴ列が完成するこ
とになる。
【0072】[3][4][5][6]のシンボルは、
3個の升目に重複配置されており、従ってこれら各シン
ボルがペイラインに沿って1列に配置されていれば、少
なくとも2回の抽選動作によりシンボル列が完成するこ
とになる。
【0073】このように、図7に示すルールに従い1〜
9の各シンボルをビンゴゲーム用板面に重複配置するこ
とにより、少ない抽選回数で、ビンゴ列の発生する確率
が高くなり、よりスピーディで緊張感に富んだ面白いゲ
ームを実現することができる。
【0074】なお、実施例の条件設定部34は、図8に
示すようなビンゴゲーム用のカードを最初に5種類演算
すると共に、各ビンゴカードに対応して、そのカードの
オッズを初期条件として設定する。ビンゴ列ができやす
いカードは、低いオッズに、ビンゴ列ができにくいカー
ドは高いオッズに条件を初期設定する。
【0075】プレーヤは、操作部12を操作することに
より、このような5種類のビンゴカードとそのオッズを
ディスプレイ16上に次々に繰り替え表示させ、任意の
カードを選択することができる。
【0076】そして、プレーヤカードを選択した後、操
作部12を操作し、所定枚数のクレジット(実施例では
コイン)を賭けるベット入力を行う。このとき、クレジ
ットは、コイン投入部22からコインを順次投入するこ
とによりインクリメントされていき、そのクレジットの
中から何枚のクレジットを賭けるかを指示してもよく、
また前回のゲームでストックしたクレジットの中から所
望枚数のクレジットをベットしてもよい。
【0077】このとき、選択したゲーム画面に対応して
設定された初期オッズは、ベットするクレジットの枚数
が増えると、これにつれて増加する。さらに、ベット枚
数が多くなるとボーナスゲームが設定されるようにも構
成される。このようなオッズの変更及びボーナスゲーム
の追加は、ベットされるクレジットの枚数に基づき、条
件設定部34が行う。
【0078】ここにおいて特徴的なことは、オッズの変
更は、ベット枚数に単純に比例して配当が増えるよう行
われるのではなく、段階的に(不連続に)配当が増える
ように行なわれることにある。これにより、あと1枚の
ベットでオッズが上がるかもしれないという期待をプレ
ーヤに持たせることができ、1ゲーム当たりのベット枚
数を決定する際にも、プレーヤに期待と緊張感を与えよ
り面白いゲームを行わせることができる。
【0079】さらに、このようなオッズの変更以外に、
ベット枚数によってボーナスの権利が順次発生するとい
う構成を採用することにより、カード選択の楽しみ以外
に、ボーナスチャンスを獲得しゲームを楽しむことがで
きる。
【0080】そして、ステーション制御部30は、所定
時間のベットモードが終了すると、システム全体を抽選
モードに切替制御する。これにより、抽選器10によ
る、抽選動作が開始されることになる。
【0081】図2に示すよう、抽選器40は、メインデ
ィスプレイ42と、画像合成部44と、制御部46とを
含んで構成されてる。そして、制御部46は、画像合成
部44を介してディスプレイ42上に、アトラクトモー
ド時にはアトラクト用の画面、ベットモード時にはベッ
トモード用の演出画面、抽選モード時には抽選モード用
の画面を画像表示させる。
【0082】前記制御部46は、所定のプログラム及び
その他のデータが記憶されたROMと、作業領域として
のRAMと、CPUとを含んで構成されており、抽選モ
ード設定時には抽選用シンボル発生部48としても機能
するように構成されている。
【0083】そして、前記抽選用シンボル発生部48
は、1〜9のビンゴゲーム用シンボルの中から、同一数
字(同一シンボル)を重複させることなく、所定回数
(実施例第5回)だけ順次選択し、当該選択シンボルを
メインディスプレイ42上に表示する。そして、選択さ
れたシンボルは、伝送ラインを介して各プレーヤステー
ション10a,10b…10eに伝送される。図9〜図
11には、このような一連の抽選動作が示されている。
【0084】まず、ベットモードから、抽選モードへの
切替が行われると、抽選用シンボル発生部48は、画像
合成部40を介してディスプレイ42上に、図9(A)
に示すカーテンを表示し、次に同図(B)に示すようこ
のカーテンを開き抽選動作を開始することをプレーヤに
視覚的に表示する。
【0085】次に同図(C)に示すよう複数枚(9枚)
のカードを、画面中央に積み重ねた状態で表示し、これ
を同図(D)に示すように順次配り始め、図10(A)
に示すように9枚のカードを配った時点で、カード配り
動作を終了する。
【0086】その後、裏返しに配られた9枚のカードの
中から、ランダムに1枚若しくは2枚のカードを順次ハ
イライト表示し、ハイライト表示されたカードはひっく
り返されてそのナンバーを順次表示していく。ハイライ
ト表示され、数字が表示されるカードは順次変わってい
き、最終的にどのカードが選択されるかは、このカード
めくり動作が終了するまでプレーヤにはわからない。当
然のことながら、配られた9枚のカードは、それぞれ1
〜9の各数字に対応している。
【0087】そして、図10(A)〜(D)に示すカー
ドめくり動作が終了し、最終的に図11(A)に示すよ
うに、例えば「7」のカードが抽選により選択される
と、そのカードには1番目に選択されたことを表す「1
st」の文字が重ね合わせて表示され、その後図11
(B)に示すようハイライト表示が終了する。
【0088】このような抽選動作を、実施例では5回繰
り返して行う。図11(C)には、全ての抽選動作が終
了した時点における、ディスプレイ42の表示画面が示
されている。ここでは、7,5,2,3,6の各数字
が、5回の抽選動作により順次選択されたことを表して
いる。
【0089】そして、制御部46は、このような抽選動
作が行われる度に、抽選された数字を各プレーヤステー
ション10a,10b…10eに向け伝送する。
【0090】各プレーヤステーション10では、ステー
ション制御部30が判定払戻部36として機能し、抽選
された数字をクリアしていく。ここにおいてクリアと
は、例えば通常のビンゴゲームのように、抽選された数
字の存在する升目(スポット)に穴を開けて有効化して
いくような動作をいい、ここでは抽選された数字は他の
数字と区別できるようにハイライト表示される。
【0091】さらに、判定払戻部36は、抽選動作が行
われる度にディスプレイ16上に表示されているビンゴ
カード内にビンゴ列が完成したか否かの判断を行う。ビ
ンゴ列が完成すると、当該ビンゴ列をハイライト表示す
ると共に、ディスプレイ16上に払戻コインの枚数を表
示する。
【0092】例えば、1回目の抽選動作によって、ビン
ゴ列が完成した場合には、ジャックポットというボーナ
スゲームを獲得したと判断し、ディスプレイ16上に表
示されるビンゴゲーム用の板面の外側に、「ジャックポ
ット」の文字を一時的に点滅表示する。そして、このジ
ャックポットを獲得した場合には、ベット枚数に関係な
く、所定枚数のコインの払い戻しを行い、この払戻コイ
ン数(クレジット数)をディスプレイ16上に表示す
る。
【0093】また、プレーヤが2回目,3回目のチャン
スボーナスの権利を獲得している場合には、2回目,3
回目の抽選により、ビンゴ列が完成したか否かを判断す
る。そして、2回目,3回目のチャンスボーナスの権利
を有するプレーヤが、2回目または3回目の抽選でビン
ゴ列を完成した場合には、同様にベット枚数に関係なく
ボーナス用のコインの払い戻しが行われる。なおゲーム
中は、この払戻コイン数(クレジット数)が、ディスプ
レイ16上に表示される。
【0094】当然のことながら、ジャックポット、2回
目または3回目のチャンスボーナスを獲得した場合に
は、前記ボーナス用の払い戻し以外に、設定されたオッ
ズに基づくコインの払い戻しも行われる。
【0095】このようにして払い戻されるコインは、払
戻判定部36によりその都度計算され、その合計枚数が
ディスプレイ16上に順次更新表示される。
【0096】そして、5回の抽選動作が終了すると、プ
レーヤステーション10のステーション制御部30は、
システムのモードを抽選モードから払戻モードに切り替
え制御する。
【0097】これにより、各プレーヤステーション10
a,10b…10eの判定払戻部36は、ゲームより獲
得したコイン(クレジット)の払い戻しを、プレーヤに
対して行う。この際、プレーヤが操作部12によりコイ
ンによる払い戻しを選択すると、獲得した枚数のコイン
はコイン払戻部24からプレーヤに払い戻される。ま
た、獲得したコインのストックを選択して、次のゲーム
にチャレンジする場合には、新たに獲得したコインと、
現在保有しているクレジットとのトータル枚数のコイン
が、プレーヤの所持しているクレジットとしてメモリに
記憶され、次のゲームを行う際の掛け金として用いるこ
とができる。
【0098】図4には、本実施例のゲームシステムの動
作フローチャートが示されており、図5にはベットモー
ド時における動作フローチャート、図6には抽選モード
時における動作フローチャートが示されている。
【0099】まず、ゲームシステムがアトラクトモード
に設定されている場合には(ステップS10)、ディス
プレイ42及び各プレーヤステーション10a,10b
…10eのサブディスプレイ16a,16b…16e上
には、アトラクトモード画面が表示される。
【0100】この状態で、いずれか1台のプレーヤステ
ーション10に、プレーヤがエントリーすると(ステッ
プS12)、システム全体が所定時間(実施例では30
秒間)だけベットモードに制御される(ステップS1
4)。
【0101】図5には、ベットモード時におけるゲーム
システムの動作フローチャートが示されている。
【0102】まず、ベットモードに切替制御されると、
各プレーヤステーション10a,10b…10eのディ
スプレイ16上には、それぞれ5種類のビンゴゲーム用
のカードが用意される(ステップS100)。図8に
は、このとき設定されるビンゴゲーム用のカードの一例
が示されている。
【0103】各プレーヤステーション10a,10b…
10eでは、それぞれ独自に5種類のカードを演算設定
するため、各ステーションで選択されるビンゴカードは
それぞれ全く異なったものとなる。
【0104】これら各ビンゴカードは、前述したように
図7に示すルールに従って、同一の数字が複数回重複し
て配置されるように構成されている。そして、5×5の
升目のビンゴカードの内、中央の升目には「フリー」の
シンボルが配置され、残りの24の升目の中に1〜9の
9種類の数字シンボルが、図7に示す組み合わせでラン
ダムに配置される。必ず、どの数字も1個は配置され
る。
【0105】図7に示すようなルールに従って各ビンゴ
カードを作成することにより、カードの数字の並びは極
めて興味深い配置となり、メリハリのあるビンゴゲーム
を行うことができる。
【0106】すなわち、プレーヤに配られたビンゴカー
ドの24スポットには、1〜9の数字が配置されてお
り、1枚のカードの中に1つの数字が最高4箇所存在
し、1図の抽選動作により抽選された数字によって、1
度に4箇所のスポットが有効になる可能性を持ってい
る。5回の抽選によって最低でも10箇所、最高17箇
所のスポットが有効となり、有効スポットが縦、横、斜
めに5個並ぶビンゴ列が、最高5ラインまで完成する可
能性を持っている。
【0107】このことから、プレーヤが選択するカード
によって、ビンゴ列が複数本できる確率と、ビンゴ列が
完成するまでのスピード異なり、プレーヤのカード選択
によってゲームの結果に大きな影響がでることになる。
【0108】さらに、各プレーヤに加える5種類のカー
ドには、それぞれビンゴ列ができる確率の相違により、
異なる初期オッズが設定されている。従って、プレーヤ
は初期オッズと、ビンゴカードと見比べながら、所望の
カードを選択することができる。
【0109】このときディスプレイ16上に表示される
ビンゴカードの内、このカード内に存在する数字で4個
のものだけは、色によって他の数字と識別表示し、その
他の3〜2個のものは通常に表示する。または1個しか
ない数字は、暗く表示することによって外れのような印
象をもたせる。これにより、数多くのスポットを開け、
完成ライン数を多くするという目的を、視覚的にプレー
ヤに認識させる。
【0110】実施例のゲームでは、ビンゴ列が複数でき
るという特性を利用し、ビンゴ列が多くできるほど高い
配当を行うようにゲーム設定されている。従って、よい
条件のカードを選択することが、プレーヤの楽しみとな
る。
【0111】ステップS102〜ステップS112に
は、このカード選択手順が示されている。まず、プレー
ヤステーション10が、5種類のビンゴカードを用意す
ると(ステップS100)、最初に1枚目のカードがデ
ィスプレイ上に表示される(ステップS102,S10
4)。このとき、ゲーム画面上には、1枚目のカードに
対向して設定された初期オッズが、ゲームの初期条件と
して表示される(ステップS106)。
【0112】カードを変更したい場合には、操作部12
のカード変更ボタンを操作することにより、1枚目のカ
ードから順に2枚目、3枚目というようにカードが変更
表示され、これに伴い当該カードに付随するオッズも表
示される(ステップS108,S110,S112,S
104,S106)。そして、5枚目のカードまで変更
し、さらに次のカードに変更する場合には最初のカード
が再度表示される(ステップS110,S102,S1
04)。
【0113】このようにして、5枚のカードが、カード
を変更する度にサイクリックに表示されることになる。
【0114】そして、所望のカードの選択が終了し、プ
レーヤが当該カードに対するクレジットのベット動作を
行うと(ステップS114)、当該クレジットのベット
枚数に対応したゲーム条件の設定が行われる(ステップ
S116)。
【0115】このベット入力は、プレーヤステーション
10のディスプレイ16上に表示されるクレジットの枚
数の範囲内で行われる。クレジットの枚数は、コイン投
入部22からコインを投入する毎にインクリメントされ
る。
【0116】そして、プレーヤが操作部12のベットボ
タンを操作しベット入力を行う毎に、1ゲーム当たりの
ベット枚数がディスプレイ16上にインクリメント表示
される。クレジットのベット枚数を順次増やしていく
と、初期オッズがより高いオッズに突然変更されたり、
ボーナスゲームの権利が発生する。
【0117】例えば、初心者向けには、前述したカード
選択の楽しみの他に、所定数枚からのベットによって権
利が発生するボーナスチャンスをいくつか設定し、変化
のあるゲームが行われるように構成されている。
【0118】また、上級者向けには、ベット枚数を増や
すことによって、ボーナスポイントが段階的にアップす
るというシステムを採用し、ベット枚数が増えるほど有
利な条件でゲームに参加できるように構成されている。
【0119】さらに、前述したオッズは、ベット枚数に
単純に比例して配当が増えるのではなく、段階的に配当
が決定されるシステムを採用し、あと1枚のベットでオ
ッズが上がるかもしれないという期待をプレーヤに持た
せることによって、ベット入力時におけるプレーヤの緊
張感を高め、より面白いゲームを楽しむことができるよ
うに構成されている。
【0120】当然のことながら、ベット入力を行う毎
に、ディスプレイ上に表示される残りのクレジットの数
はディクリメントされる。
【0121】このようにして、所定時間のベットモード
が終了すると(ステップS16)、次に抽選モードが開
始される(ステップS18)。
【0122】図6に示すよう、抽選モードが開始される
と、抽選器40は、5回の抽選動作を行う。図9,図1
0,図11に示すように、ディスプレイ42上に、1〜
9の数字の中から、5個の数字を順次選択し、これをデ
ィスプレイ上に表示する。プレーヤは、このようにして
表示される画面を見ながら、抽選動作が行われる毎に、
手持ちのビンゴカードにビンゴ列が完成するか否かを、
緊張感をもって眺め、ゲームを楽しむことができる。
【0123】そして、抽選動作が行われる毎に、抽選さ
れた数字は、各プレーヤステーション10へ向け送信さ
れる。
【0124】各プレーヤステーション10では、抽選さ
れた数字を受信する毎に、手持ちのビンゴカード内に表
示されている当該抽選数字シンボルを識別表示する(ス
テップS200,S202,S204,S206)。さ
らに、抽選された数字によって、手持ちのビンゴカード
にビンゴ列が完成したか否かを判断する(ステップS2
08)。
【0125】このような一連の動作を、5回の抽選動作
が終了するまで繰り返して行う。
【0126】そして、ビンゴ列が完成したと判断した場
合には(ステップS208)、ビンゴ列完成のゲーム演
出をゲーム画面上で行い、完成ビンゴ列を点滅表示し
(ステップS210)、さらに当該ビンゴ列に対応した
払戻コインの演算を行いこれをディスプレイ上に表示す
る(ステップS212)。
【0127】当然のことながら、完成するビンゴ列の数
が多くなればなるほど、払戻コインの枚数が増えること
になる。
【0128】従って、本実施例のように、複数のプレー
ヤが参加するビンゴゲームにおいて、最初に1列のビン
ゴ列が完成した後でも、2列目,3列目のビンゴ列の完
成により払戻コインが増えるため、各プレーヤはゲーム
の最初から最後までゲームに集中し、ゲームを楽しむこ
とが可能となる。
【0129】これに加えて、実施例のゲームシステムで
は、ジャックポットや、2回目,3回目のチャンスボー
ナスシステムを採用している。そして、1回目の抽選に
よりビンゴ列が完成した場合には、これをジャックスポ
ットと認定し、通常のビンゴ列完成時に払戻コイン枚数
に、ジャックポット用のボーナスを加算しコインを払い
戻すように演出する。
【0130】さらに、プレーヤがチャンスボーナスの権
利を獲得している場合には、2回目,3回目の抽選動作
によりビンゴ列が完成した場合に、ジャックポットと同
様に、ボーナス用のコインを払い戻す。
【0131】このように、通常のビンゴ列以外に、ジャ
ックポットや、チャンスボーナスという演出を行うこと
により、初心者から上級者まで幅広くゲームを楽しむこ
とができる。
【0132】特に、本発明によれば、1回の抽選動作に
より、最大4個のスポットが有効になる(クリアされ
る)という特徴を有するため、少ない抽選動作により多
くのビンゴ列が完成するチャンスが発生することとな
り、プレーヤにとってはスピーディで緊張感に富んだ面
白いビンゴゲームを行うことができ、またはゲームセン
ター側にとっては、稼働率が高く収益性の高いゲームシ
ステムとなる。
【0133】そして、5回の抽選動作が終了すると(ス
テップS214)、払戻コインの枚数を決定する処理を
開始する(ステップS216,S218,S220)。
すなわち、抽選動作終了時に、このビンゴカードの中で
開いた(クリアされた)スポットの数がX個(例えば1
2個)以下の場合には、無条件で所定枚数のコインをボ
ーナスポイントとして与えるゲーム演出を行う(ステッ
プS216,S218)。
【0134】なお、抽選動作終了時に、このビンゴカー
ドの中で開いた(クリアされた)スポットの数がY個
(例えば16個)以上の場合には、無条件で所定枚数の
コインをボーナスポイントとして与えるゲーム演出を行
うようにしてもよい。
【0135】そして、このゲーム画面に対応して設定さ
れたオッズ、入力されたベット数、完成したビンゴ列の
本数、獲得したボーナスポイント等に基づき当該ゲーム
でのトータルの払戻コイン数(払い戻しクレジット数)
を決定する(ステップS220)。
【0136】このようにして、一連の抽選モード時にお
ける動作が終了すると(ステップS20)、システムは
払戻モードに制御され(ステップS22)、プレーヤに
獲得したコインの枚数と、現在手持ちのクレジットの枚
数を表示する。ここでプレーヤは、実際のコインでの払
い戻しを選択すると、コイン払戻部24からコインの払
い戻しが受けられる。クレジットに加算することを選択
すると、獲得したコインを、手持ちのクレジットに加算
し、次のゲームにチャレンジすることができる。
【0137】このようにして、コインの払い戻しを終了
し、ゲームを終了すると(ステップS24)、ゲームシ
ステムはアトラクトモードに再度切替制御されることに
なる。
【0138】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で各種の変形実施が
可能である。
【0139】例えば、前記実施例では、5×5の升目の
ビンゴ用板面を用い、ビンゴゲームを行う場合を例にと
り説明したが、本発明はこれに限らず、これ以外にM
行、M列(Mは整数)のビンゴゲーム用板面を用いてゲ
ームを行うように構成してもよく、またはM行、N列
(M,Nは異なる値の整数)のビンゴ用板面を用いゲー
ムを行うように構成してもよい。
【0140】また、前記実施例では、ビンゴ用板面を2
次元的に形成する場合を例にとり説明したが、本発明は
これに限らず複数のゲーム用升目をN次元(Nは3以上
の整数)にマトリクス配置し、同様のビンゴゲームを行
うように構成してもよい。
【0141】また、前記実施例では、1〜9の数字をビ
ンゴゲーム用のシンボルとして用いる場合を例とり説明
したが、本発明はこれに限らず、これ以外のシンボル、
例えば複数種類のキャラクターを用い、同様のゲームを
行うように構成することもできる。
【0142】また、プレーヤへの払い戻しについて、完
成するペイラインの本数を、プレーヤに予め選択させ、
ゲームの結果、完成したペイラインの本数が予め選択し
たペイライン数と合致した場合、払い戻しを行うように
構成してもよい。
【0143】このようにすれば、プレーヤが選択したペ
イライン数に対して、実際に完成したペイライン数が多
くても少なくても払い戻しが行われないので、ゲームの
始めから終わりまでプレーヤの興味を持続させることが
できる。
【0144】また、必要に応じベットするコインの枚数
が増えるほど、前記「フリー」のシンボルの存在する升
目(スポット)の個数が増える構成としてもよく、これ
によりプレーヤに対しベット入力時により多くの楽しみ
を与えることができる。この際、必要に応じ、増えた
「フリー」のシンボルのスポット配置をプレーヤが任意
に設定できるように構成してもよく、またCPUにより
ランダムに設定するように構成してもよい。
【0145】また、前記抽選器40には必ずしもディス
プレイを設ける必要はなく、抽選結果を、例えば音声に
よりプレーヤに伝達するように構成してもよい。
【0146】さらに、実施例では、抽選用の画面を、1
種類だけを用いる場合を例にとり説明したが、例えばゲ
ームに変化を付けるため、メインディスプレイ42上に
表示される抽選用の画面を複数種類用意し、1回のゲー
ムが終了する毎に、抽選用画面の種類を切り替えて使用
するように構成してもよい。このようにすれば、プレー
ヤが繰り返してビンゴゲームを行う場合でも、抽選用ゲ
ーム画面の視覚的な変化により、プレーヤは飽きること
なく繰り返しゲームにチャレンジすることはできる。
【0147】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のゲームシステムの外観説明図である。
【図2】実施例のゲームシステムの機能ブロック図であ
る。
【図3】実施例のプレーヤステーションの機能ブロック
図である。
【図4】実施例のシステムのメインフローチャート図で
ある。
【図5】実施例のシステムのベットモード動作を示すフ
ローチャート図である。
【図6】実施例のシステムの抽選モード動作を示すフロ
ーチャート図である。
【図7】ビンゴカードの形成ルールを示す説明図であ
る。
【図8】ビンゴカードの一例を示す説明図である。
【図9】抽選動作時にディスプレイに表示される画面の
説明図である。
【図10】抽選動作時に表示される画面の一例を示す説
明図である。
【図11】抽選動作時に表示される画面の一例を示す説
明図である。
【符号の説明】
10 プレーヤステーション 12 操作部 16 サブディスプレイ 30 ステーション制御部 32 ゲーム画面表示部 34 条件設定部 36 判定払戻部 40 抽選器 42 ディスプレイ 46 制御部 48 抽選用シンボル発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米丘 学 東京都大田区多摩川2丁目8番5号 株式 会社ナムコ内 (72)発明者 藤岡 紀子 東京都大田区多摩川2丁目8番5号 株式 会社ナムコ内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のゲーム用升目がN次元(Nは2以
    上の整数)にマトリクス配置され、前記マトリクス配置
    に所定のペイラインが設定されたゲーム画面をディスプ
    レイに表示するゲーム画面表示手段と、 所定数の選択用シンボルの中から任意のシンボルを選択
    するとともに、この選択に際し少なくとも1種類のシン
    ボルを重複して選択し前記複数のゲーム用升目に配置す
    ることで前記ゲーム画面内のシンボル配置を行う条件設
    定手段と、 前記シンボル配置後に、前記所定数の選択用シンボルの
    中から任意のシンボルを、同一シンボルを重複させるこ
    となく所定回数だけ順次選択し、前記ゲーム画面から該
    当するシンボルをクリアする抽選手段と、 前記抽選動作によりクリアされたシンボル配置に基づ
    き、前記ゲーム画面にペイラインが完成したかを判別す
    る判別手段と、 を含み、前記抽選動作によりゲーム画面内の重複シンボ
    ルが選択された際に、該当する複数のシンボルが同時に
    クリアされることを特徴とするゲームシステム。
  2. 【請求項2】 複数のゲーム用升目がN次元(Nは2以
    上の整数)にマトリクス配置され、前記マトリクス配置
    に所定のペイラインが設定されたゲーム画面をディスプ
    レイに表示するゲーム画面表示手段と、 所定数の選択用シンボルの中から任意のシンボルを選択
    するとともに、この選択に際し少なくとも1種類のシン
    ボルを重複して選択し前記複数のゲーム用升目に配置す
    ることで前記ゲーム画面内のシンボル配置を行う条件設
    定手段と、 前記ゲーム画面を見ながらプレーヤがベット入力を行う
    ベット入力手段と、 前記シンボル配置後に、前記所定数の選択用シンボルの
    中から任意のシンボルを、同一シンボルを重複させるこ
    となく所定回数だけ順次選択し、前記ゲーム画面から該
    当するシンボルをクリアする抽選手段と、 前記抽選動作によりクリアされたシンボル配置に基づ
    き、前記ゲーム画面にペイラインが完成したかを判別す
    る判別手段と、 前記判別結果および前記ベット入力データに基づき、プ
    レーヤに賭の払い戻しを行う払戻手段と、 を含み、前記抽選動作によりゲーム画面内の重複シンボ
    ルが選択された際に、該当する複数のシンボルが同時に
    クリアされることを特徴とするゲームシステム。
  3. 【請求項3】 ゲーム画面を表示するディスプレイを含
    むプレーヤステーションと、 ゲームの抽選動作を行う抽選手段と、 を含み、 前記プレーヤステーションは、 複数のゲーム用升目がN次元(Nは2以上の整数)にマ
    トリクス配置され、前記マトリクス配置に所定のペイラ
    インが設定されたゲーム画面をディスプレイに表示する
    ゲーム画面表示手段と、 所定数の選択用シンボルの中から任意のシンボルを選択
    するとともに、この選択に際し少なくとも1種類のシン
    ボルを重複して選択し前記複数のゲーム用升目に配置す
    ることで前記ゲーム画面内のシンボル配置を行う条件設
    定手段と、 前記ゲーム画面を見ながらプレーヤがベット入力を行う
    ベット入力手段と、 ゲーム結果を判定しプレーヤにベットの払い戻しを行う
    判定払戻手段と、を含み、 前記抽選手段は、 前記シンボル配置後に、前記所定数の選択用シンボルの
    中から任意のシンボルを、同一シンボルを重複させるこ
    となく所定回数だけ順次選択し、前記ゲーム画面から該
    当するシンボルをクリアする抽選シンボル選択手段と、 抽選されたシンボルを表示する抽選用ディスプレイと、 を含み、 前記判定払戻手段は、 前記抽選動作によりクリアされたシンボル配置に基づ
    き、前記ゲーム画面にペイラインが完成したかを判別す
    る判別手段と、 前記判別結果および前記ベット入力データに基づき、プ
    レーヤに賭の払い戻しを行う払戻手段と、 を含むことを特徴とするゲームシステム。
  4. 【請求項4】 複数のゲーム用升目がN次元(Nは2以
    上の整数)にマトリクス配置され、前記マトリクス配置
    に複数のペイラインが設定されたゲーム画面をディスプ
    レイに表示するゲーム画面表示手段と、 所定数の選択用シンボルの中から任意のシンボルを選択
    するとともに、この選択に際し少なくとも1種類のシン
    ボルを重複して選択し前記複数のゲーム用升目に配置す
    ることで前記ゲーム画面内のシンボル配置を行う条件設
    定手段と、 前記ゲーム画面を見ながらプレーヤがベット入力を行う
    ベット入力手段と、 前記シンボル配置後に、前記所定数の選択用シンボルの
    中から任意のシンボルを、同一シンボルを重複させるこ
    となく所定回数だけ順次選択し、前記ゲーム画面から該
    当するシンボルをクリアする抽選手段と、 前記抽選動作によりクリアされたシンボル配置に基づ
    き、前記ゲーム画面にどのペイラインが完成したかを判
    別する判別手段と、 前記判別結果および前記ベット入力データに基づき、プ
    レーヤに賭の払い戻しを行う払戻手段と、 を含み、 前記払戻手段は、 完成したペイラインに応じてプレーヤへの賭の払い戻し
    を多くすることを特徴とするゲームシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記払戻手段は、 完成したペイラインが多いほどプレーヤへの賭の払い戻
    しを多くすることを特徴とするゲームシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 プレーヤの操作する操作手段を含み、 前記条件設定手段は、 異なるシンボル配置がされ、かつ前記シンボル配置に対
    応した固有のオッズが設定された複数のゲーム画面を用
    意し、前記選択手段の操作によりプレーヤに任意のゲー
    ム画面を選択させるよう形成されたことを特徴とするゲ
    ームシステム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、 前記ゲーム画面表示手段は、 複数のゲーム用升目がM行、M列にマトリクス配置さ
    れ、前記ペイラインとして複数のビンゴ列が設定された
    ビンゴゲーム用板面をゲーム画面として表示し、 前記条件設定手段は、 所定数のビンゴゲーム用選択シンボルの中から任意のシ
    ンボルを選択するとともに、この選択に際し少なくとも
    1種類のシンボルを重複して選択し前記ビンゴゲーム用
    板面の各升目に配置し、 前記抽選動作により重複シンボルが抽選されたとき、前
    記ビンゴゲーム用板面から該当する複数の升目が同時に
    クリアされること特徴とするビンゴゲームシステム。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 使用するシンボルの種類は、 M×M個より少ない値に設定され、 前記条件設定手段は、 少なくとも1個の選択対象シンボルを、少なくとも1回
    の抽選動作により1個のビンゴ列が完成する数だけ重複
    選択すること特徴とするビンゴゲームシステム。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかにおいて、 前記ゲーム画面表示手段は、 複数のゲーム用升目が5行、5列にマトリクス配置さ
    れ、前記ペイラインとして縦、横、斜めの複数のビンゴ
    列が設定されたビンゴゲーム用板面をゲーム画面として
    表示し、 前記条件設定手段は、 1〜9の数字からなるビンゴゲーム用選択シンボルの中
    から任意のシンボルを選択するとともに、この選択に際
    し少なくとも1種類のシンボルを少なくとも1回の抽選
    動作により1個のビンゴ列が完成する数だけ重複選択し
    前記ビンゴゲーム用板面の各升目に配置し、 前記抽選動作により重複シンボルが抽選されたとき、前
    記ビンゴゲーム用板面から該当する複数の升目が同時に
    クリアされること特徴とするビンゴゲームシステム。
  10. 【請求項10】 請求項1〜3,6〜9のいずれかにお
    いて、 前記払戻手段は、 完成したペイラインに応じてプレーヤへの賭の払い戻し
    を多くすることを特徴とするゲームシステム。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記払戻手段は、 完成したペイラインが多いほどプレーヤへの賭の払い戻
    しを多くすることを特徴とするゲームシステム。
  12. 【請求項12】 請求項3,請求項3に従属する請求項
    6〜11のいずれかにおいて、 前記プレーヤステーションは複数個設けられ、同時に複
    数のプレーヤがゲームを行うことを特徴とするゲームシ
    ステム。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかにおいて、 前記判定手段は、 前記抽選動作が終了したときに存在するクリアされたシ
    ンボルの個数を判別し、 前記払戻手段は、 クリアされたシンボル数に応じてプレーヤへのボーナス
    払い戻しを行うことを特徴とするゲームシステム。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 前記払戻手段は、 クリアされたシンボル数が最低基準値に満たないとき、
    及び/または最大基準値を上回ったときにプレーヤへの
    ボーナス払い戻しを行うことを特徴とするゲームシステ
    ム。
JP11204496A 1996-04-09 1996-04-09 ゲームシステム Expired - Lifetime JP3579180B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11204496A JP3579180B2 (ja) 1996-04-09 1996-04-09 ゲームシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11204496A JP3579180B2 (ja) 1996-04-09 1996-04-09 ゲームシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09276551A true JPH09276551A (ja) 1997-10-28
JP3579180B2 JP3579180B2 (ja) 2004-10-20

Family

ID=14576622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11204496A Expired - Lifetime JP3579180B2 (ja) 1996-04-09 1996-04-09 ゲームシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3579180B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004507330A (ja) * 2000-08-27 2004-03-11 シーヴィー オン ネット エヌ.ヴィー. 賭博ゲーム
KR100783975B1 (ko) * 1999-12-13 2007-12-10 고나미 가부시끼가이샤 게임기 및 게임실행 방법, 기록 매체
KR100870266B1 (ko) * 1999-12-13 2008-11-25 고나미 가부시끼가이샤 게임기, 그 게임기의 제어 방법, 기록 매체
KR100883464B1 (ko) * 2002-09-02 2009-02-16 고나미 가부시끼가이샤 빙고 게임기
JP2020031704A (ja) * 2018-08-27 2020-03-05 株式会社バンダイナムコセブンズ プログラム及びゲームシステム
JP2021013500A (ja) * 2019-07-11 2021-02-12 株式会社ミクシィ 情報処理装置、及びプログラム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7466277B2 (ja) 2019-07-12 2024-04-12 株式会社バンダイナムコエンターテインメント プログラム及びゲームシステム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100783975B1 (ko) * 1999-12-13 2007-12-10 고나미 가부시끼가이샤 게임기 및 게임실행 방법, 기록 매체
KR100870266B1 (ko) * 1999-12-13 2008-11-25 고나미 가부시끼가이샤 게임기, 그 게임기의 제어 방법, 기록 매체
JP2004507330A (ja) * 2000-08-27 2004-03-11 シーヴィー オン ネット エヌ.ヴィー. 賭博ゲーム
KR100883464B1 (ko) * 2002-09-02 2009-02-16 고나미 가부시끼가이샤 빙고 게임기
JP2020031704A (ja) * 2018-08-27 2020-03-05 株式会社バンダイナムコセブンズ プログラム及びゲームシステム
JP2021013500A (ja) * 2019-07-11 2021-02-12 株式会社ミクシィ 情報処理装置、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3579180B2 (ja) 2004-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6234897B1 (en) Gaming device with variable bonus payout feature
AU2008200843B2 (en) Parallel Games on A Gaming Device
US8052529B2 (en) Gaming device for wagering on multiple game outcomes
US7963846B2 (en) Gaming machine having multiple level progressive feature with player controlled outcome
US6712699B2 (en) Apparatus and method for facilitating team play of slot machines
US6769984B2 (en) Method for playing an auxiliary game within a primary game with a prize rewarding system
US6855054B2 (en) Gaming methods and apparatus using interchangeable symbols
US7275989B2 (en) Slot machine method with individual symbol respin
US7329182B2 (en) Methods of conducting games of chance and gaming devices with multiple pay lines
US6769693B2 (en) Method and system for playing a casino game
US9576436B2 (en) Card selection game with feature
US6685561B2 (en) Gaming machine with sorting feature
US20070135207A1 (en) Game with changing odds and payouts
US20060166731A1 (en) Linked jackpot controller topology
US7993193B2 (en) Device and method for playing a bingo-like game
US20050079911A1 (en) Linked jackpot controller
WO1999010849A1 (en) Slot machine with background game
WO2005029429A1 (en) Multi-player bingo game with multiple cards per player
US20090023486A1 (en) Mahjong game machine and mahjong game system
US8721428B2 (en) Gaming machine with random symbol selection
AU738686B2 (en) Slot machine with background game
US20060035699A1 (en) Computer-based system and method for playing a bingo-like game
JPH09276551A (ja) ゲームシステム
US8337291B2 (en) Multi-player matching game
AU2005232305B2 (en) Linked jackpot controller topology

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040506

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040713

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040715

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070723

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100723

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100723

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110723

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110723

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120723

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120723

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120723

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120723

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term