JPH09276003A - 靴の底体 - Google Patents

靴の底体

Info

Publication number
JPH09276003A
JPH09276003A JP11574296A JP11574296A JPH09276003A JP H09276003 A JPH09276003 A JP H09276003A JP 11574296 A JP11574296 A JP 11574296A JP 11574296 A JP11574296 A JP 11574296A JP H09276003 A JPH09276003 A JP H09276003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
design
shoes
floor surface
soles
friction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11574296A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Umada
営一 馬田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MoonStar Co
Original Assignee
MoonStar Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MoonStar Co filed Critical MoonStar Co
Priority to JP11574296A priority Critical patent/JPH09276003A/ja
Publication of JPH09276003A publication Critical patent/JPH09276003A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 体育館シューズ及びビルのオフィス、病院、
デパート等に於ける靴の底体と床面との摩擦によって発
する音を軽減することを目的とする。 【構成】 靴の底体に施す意匠を、接地面で繋がってい
る連続意匠とし、該連続意匠の凸部の先端(接地面)に
意匠と略直交する小さい切欠部を適宜数設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は室内履き、中でも体育館
において履用する靴の音を軽減させることを目的とした
靴底に関するものである。
【0002】
【従来の技術】体育館で運動する人達は、小、中、高校
生或いは大学生の体育、或いは、健康保持を目的に軽く
スポーツを行なう人、レクリエーションを楽しむ人等様
々である。これらの人は普通体育館シューズ(専門的な
スポーツを行なう人の履く靴は別)と呼ばれる靴を履用
する。又、ビルのオフィス、病院、デパート等に努める
女性は、通勤時に履用する靴とは異なる、所謂室内履き
と呼ばれ、疲れ難く、歩き易い中底材の内部や、本底の
内部に、低反発弾性を持った衝撃吸収材を装着させたク
ッション性に優れた靴に履き変える人が多い。
【0003】体育館の床、ビルのオフィス、病院、デパ
ート等の床は良く清掃した上で、床を仕上げ剤で拭き上
げているので滑り易い。従って、これらの人が履く靴の
底体は履用に際し、滑り難くより安全性(防滑性)がな
くてはならず、磨耗し難く耐久性に優れたものでなけれ
ばならない。しかも出来るだけ軽く疲れにくい等の基本
的な機能が要求されており、それらを充分に備えていな
ければならない。
【0004】そこで、底体としては素材に滑り難く、磨
耗しにくいゴムを用いてゴム底を形成することが多く
(室内履きには軽量化を図りウレタン底も多い)、底体
の硬度も多少硬めにしている。その他、意匠の面から防
滑性を付与する為に、底体の接地面に、種々の凹凸意匠
を形成させるなどの滑り止め加工を施している。又、滑
りや磨耗の点から、意匠は独立した意匠を少なくし、接
地面で繋がった連続意匠としていることが多い。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】従来技術に記載した如
く、靴底の底体は滑り難くくする為の素材を用いて、硬
度、意匠を考慮し成形されている。しかしながら、硬度
を硬めに、或いは磨耗しにくい底体を形成するにあた
り、特別のゴムを用いたり、充填剤等を配合する場合、
多様性に欠けるだけではなく、色やデザイン等の観点か
らして、種々の制約が生じるのである。
【0006】又、滑り難く、磨耗、強度等の面から底体
に色々な意匠を施しているが所望の滑り止め機能はなか
なか得られないだけではなく、デザインの面からもこの
すべり止め加工には種々の制約が有り、必ずしも満足す
るものが得られない。その上、最近はビジュアル的なデ
ザインが要求されるために、従来、彫刻ロールによる連
続的に成形したロール底から、意匠のハッキリする型底
(金型を用いて成形する)で成形したものが多くなって
いる。
【0007】ロール底の場合は、彫刻ロールと無地ロー
ルとの圧延によるものであるから、意匠の角をハッキリ
とした角に成形することは先ず不可能といってよく、従
って意匠の角が丸みを帯びており、意匠が“だれ”た様
に感じられ、消費者に喜ばれない。これが金型で成形さ
れる理由であり、金型成形は意匠の接地面をはじめ全て
の角が、ハッキリと成形出来るために、消費者に高級感
を与えている。
【0008】又、滑りを防止する為に摩擦面を多くした
意匠として、接地面で繋がった(一部を省いて)連続意
匠を設け、該連続意匠に凹凸を形成させた意匠がある。
しかしながら、この様に底体に接地面で繋がった(一部
を省いて)連続意匠を設けることは、接地面積が広く摩
擦による音が大きくなる。又、ゴムの弾性が強く床面に
着地した際に、床面に接地する意匠の凸部が柔軟に動か
ない。従って、接地面との振動が大きくなり、それに伴
って気圧の変化が大きく、床面との摩擦音が大きくな
る。さらに、接地した際に床面と底体の意匠の凹部との
間の空気の逃げ場が無く音が大きくなる。これらの音が
相伴って多人数による相乗音となり、不愉快な騒音とな
る。
【0009】さらに、体育館で履用するゴム底の体育館
シューズばかりではなく、室内用のウレタンソールにお
いても歩行する際に、キュキュ音、ペタペタ音等の不快
音が発生する。これらの不快音を解消するための対策
は、色々なされているが、これといった対策は未だ確立
されていないのが実情である。特に病院等においては深
夜勤務の際、足音が院内に響き渡り、就寝中の患者に不
愉快な思いをさせており、この不快音の解消が強く望ま
れている。本発明は上記の課題を解決するために行なわ
れたものである。
【0010】
【問題を解決する為の手段】本発明の方法は、接地面で
繋がっている凹凸を有する連続意匠の、凸部の先端(接
地面)を意匠方向に、ほぼ直交させた小さな切欠部を適
宜数設けたものである。
【0011】
【作用】接地面で繋がっている凹凸を有する連続意匠の
凸部の先端に切欠部を設けることによって、接地面積も
小さく、摩擦も小さく、意匠も柔軟性が出て振動が少な
く、音の出が小さい。
【0012】
【実施例】本発明の実施例について図面に基づき説明す
る。図1は、本発明の体育館シューズの靴の底体(5)
の平面図(本図は踏付部の一部分)である。図2は現行
品(発明前)の図である。図1と図2を比較して明らか
の様に、図1には、接地面(1)で繋がっている凹凸を
有する連続意匠(2)の凸部の先端(3)(接地面
(1))を意匠方向に、略直交させた小さな切欠部
(4)を適宜数設けている。該、切欠部(4)の大きさ
は、幅1.5mm、深さ1.0mm、間隔及び切欠部
(4)の数は適宜である。
【0013】上記、切欠部(4)を施した体育館シュー
ズを用いて、現行品(切欠部を設ける前)の体育館シュ
ーズとの騒音、滑りについて比較テストを行なった。テ
スト条件とその結果を次に記載する。
【0014】 1.比較テスト品 (体育館シューズ、ゴム底) 発 明 品 現 行 品 底 体 連続意匠付き 連続意匠付き ゴム硬度 HS(A)58 HS(A)58 切欠幅 1.5mm なし 切欠深さ 1.0mm なし 切欠数 適宜数 なし
【0015】 2.騒音テスト 条 件 体育館にて靴を履き踏付部の底体を床面に付け回転摩擦する 周波数補正特性:A特性 時間:10秒間 繰り返し 試験機:JIS C 1502計量法 普通騒音計 結 果 (表 1参照) 1000〜8000HZの騒音が低減している
【0016】
【表1】
【0017】3.滑りテスト 試験機:小野式滑り試験機 結 果:CRS(滑り抵抗値) 床 材 発 明 品 現 行 品 体育館DRY 0.62 0.65 体育館WET 0.67 0.71 (僅かに切欠部を設けた発明品の値が低い)
【0018】
【効果】接地面で繋がっている連続意匠の接地面に切欠
部を設けることによって、靴底の意匠を大幅に変更する
ことなく、防滑効果も落とすことなく床面との摩擦によ
って発する音を軽減した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の切欠部を有する底体の部分平面図
【図2】従来の底体の部分平面図
【図3】(イ) 図1の部分拡大図 (ロ) (イ)のA矢視図(切欠部の図)
【符号の説明】
1 接地面 2 連続意匠 3 先端 4 切欠部 5 靴の底体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地面(1)で繋がっている凹凸を有す
    る連続意匠(2)の凸部の先端(3)「接地面(1)」
    を意匠方向に、略直交させた小さな切欠部(4)を適宜
    数設けたことを特徴とする靴の底体(5)。
JP11574296A 1996-04-12 1996-04-12 靴の底体 Pending JPH09276003A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11574296A JPH09276003A (ja) 1996-04-12 1996-04-12 靴の底体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11574296A JPH09276003A (ja) 1996-04-12 1996-04-12 靴の底体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09276003A true JPH09276003A (ja) 1997-10-28

Family

ID=14669946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11574296A Pending JPH09276003A (ja) 1996-04-12 1996-04-12 靴の底体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09276003A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006003740A1 (ja) * 2004-07-01 2006-01-12 Nisshin Rubber Co., Ltd. 耐滑性靴底
JP2019205801A (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 アサヒシューズ株式会社 靴底材

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006003740A1 (ja) * 2004-07-01 2006-01-12 Nisshin Rubber Co., Ltd. 耐滑性靴底
CN100438795C (zh) * 2004-07-01 2008-12-03 日进橡胶株式会社 防滑鞋底
EP2862464A1 (en) * 2004-07-01 2015-04-22 Nisshin Rubber Co., Ltd. Slip-resistant shoe sole
JP2019205801A (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 アサヒシューズ株式会社 靴底材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5601593B2 (ja) 衝撃分散機能と転がり歩行機能を有する履物の中敷き
US20190281923A1 (en) Sliding-shoe sole
US6082023A (en) Shoe sole
US1289106A (en) Sole.
US20120297641A1 (en) Shoe Sole Element
CA2231802A1 (en) An aerated cushioning structure with a variable density throughout
JP5431554B2 (ja) ボウリングシューズ
JP2003155611A (ja) すね当て
JPH09276003A (ja) 靴の底体
JPH07236503A (ja) 靴 底
KR20100029389A (ko) 충격분산기능과 구름보행기능을 가지는 신발중창
JP2006521839A (ja) 土踏まずを支持する中敷
KR200341150Y1 (ko) 헬스 신발
JPH0610808Y2 (ja) 多層靴底
EP0619960A1 (en) Sports shoes
JP5927714B2 (ja) 水中運動用レッグウェア
JPH0618481Y2 (ja) 運動靴底
CN213785702U (zh) 一种具有缓冲结构的防滑鞋面
CN215819996U (zh) 一种发泡橡胶鞋底
JP2569012Y2 (ja) カップインソール
JPH0742321Y2 (ja) 通気靴
KR200259854Y1 (ko) 공기유통 신발
JPH0355284Y2 (ja)
JPS6127448Y2 (ja)
JP4875860B2 (ja) 靴の中敷、靴、及び靴下