JPH09275694A - リニアモータの電機子コイル通電回路 - Google Patents
リニアモータの電機子コイル通電回路Info
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- JPH09275694A JPH09275694A JP8079864A JP7986496A JPH09275694A JP H09275694 A JPH09275694 A JP H09275694A JP 8079864 A JP8079864 A JP 8079864A JP 7986496 A JP7986496 A JP 7986496A JP H09275694 A JPH09275694 A JP H09275694A
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
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-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K41/00—Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
- H02K41/02—Linear motors; Sectional motors
- H02K41/03—Synchronous motors; Motors moving step by step; Reluctance motors
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P25/00—Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details
- H02P25/02—Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details characterised by the kind of motor
- H02P25/06—Linear motors
- H02P25/062—Linear motors of the induction type
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- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P6/00—Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 界磁マグネットの磁束分布における最大振幅
値が変動しても該最大振幅の変動の影響を減少させるこ
とができ、また、リニアモータを三相駆動するときには
その推力の変動を軽減することができるリニアモータの
電機子コイル通電回路を提供する。 【解決手段】 ホール素子huの出力V1 、V2 を基準
出力電圧V0 と比較するコンパレータ10u、11uに
入力し、該コンパレータの出力V3 、V4 を正弦波発生
回路20u、21uに入力し、該正弦波発生回路の出力
V5 、V6 を基準出力電圧V0 を重畳するためのオフセ
ット回路30u、31uに入力し、該オフセット回路の
出力V7 、V8 を差動増幅器4uに入力し、該差動増幅
器の出力V9 を電機子コイルLuに印加する。他の電機
子コイルLV 、LW にも同様に電圧印加する。
値が変動しても該最大振幅の変動の影響を減少させるこ
とができ、また、リニアモータを三相駆動するときには
その推力の変動を軽減することができるリニアモータの
電機子コイル通電回路を提供する。 【解決手段】 ホール素子huの出力V1 、V2 を基準
出力電圧V0 と比較するコンパレータ10u、11uに
入力し、該コンパレータの出力V3 、V4 を正弦波発生
回路20u、21uに入力し、該正弦波発生回路の出力
V5 、V6 を基準出力電圧V0 を重畳するためのオフセ
ット回路30u、31uに入力し、該オフセット回路の
出力V7 、V8 を差動増幅器4uに入力し、該差動増幅
器の出力V9 を電機子コイルLuに印加する。他の電機
子コイルLV 、LW にも同様に電圧印加する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアモータの電
機子コイル通電回路、特にホール素子を利用した電機子
コイル通電回路に関する。
機子コイル通電回路、特にホール素子を利用した電機子
コイル通電回路に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、リニアモータは種々のタイプのも
のが開発され、各種機器に応用されている。リニアモー
タは、通常、推進用(駆動用)界磁マグネットを有する
部分と、該界磁マグネットに臨む電機子コイルを有する
部分を含み、これらの部分のうち一方を固定子、他方を
可動子として可動子を推進させる。
のが開発され、各種機器に応用されている。リニアモー
タは、通常、推進用(駆動用)界磁マグネットを有する
部分と、該界磁マグネットに臨む電機子コイルを有する
部分を含み、これらの部分のうち一方を固定子、他方を
可動子として可動子を推進させる。
【0003】このようなリニアモータを各種機器に適用
する場合、可動子が固定子に対して、相対的にどの位置
にあっても一定の推力の発生が望まれることが多々あ
る。例えば、複写機等に搭載される画像読み取り装置の
光学系部品を搭載したスライダの駆動手段として、リニ
アモータを使用する場合がそうである。可動子と固定子
とが相対的にどの位置関係にあっても一定の推力を発生
させるリニアモータの駆動方式として、一般的に、三相
駆動と呼ばれる駆動方式が知られている。この駆動方式
は、次のような方法でリニアモータを駆動するものであ
る。
する場合、可動子が固定子に対して、相対的にどの位置
にあっても一定の推力の発生が望まれることが多々あ
る。例えば、複写機等に搭載される画像読み取り装置の
光学系部品を搭載したスライダの駆動手段として、リニ
アモータを使用する場合がそうである。可動子と固定子
とが相対的にどの位置関係にあっても一定の推力を発生
させるリニアモータの駆動方式として、一般的に、三相
駆動と呼ばれる駆動方式が知られている。この駆動方式
は、次のような方法でリニアモータを駆動するものであ
る。
【0004】例えば、図3に例示する界磁マグネット6
1を固定子6に、電機子コイル71を可動子7とするリ
ニアモータLDMの場合、界磁マグネット61は、複数
個のN極マグネットとS極マグネットを長手方向に交互
に並べて形成され、長手方向に磁束分布が正弦波となる
ように着磁されている。また、電機子コイルLu、L
v、Lwの推力発生に寄与する有効導体部は、前記磁束
分布の正弦波の位相角で、コイルLuを基準にすると2
π/3〔rad〕ずつずらして(2π/3〔rad〕ず
らした位置と同位相の位置でもよい)配置される。
1を固定子6に、電機子コイル71を可動子7とするリ
ニアモータLDMの場合、界磁マグネット61は、複数
個のN極マグネットとS極マグネットを長手方向に交互
に並べて形成され、長手方向に磁束分布が正弦波となる
ように着磁されている。また、電機子コイルLu、L
v、Lwの推力発生に寄与する有効導体部は、前記磁束
分布の正弦波の位相角で、コイルLuを基準にすると2
π/3〔rad〕ずつずらして(2π/3〔rad〕ず
らした位置と同位相の位置でもよい)配置される。
【0005】そして、各コイルLu、Lv、Lwには、
各コイルの有効導体部位置における磁束密度Bu、B
v、Bwの大きさ及び向きに比例した電流Iu、Iv、
Iwが通電される。磁束密度Buを Bu=B0 sinθ (式1) と表すとすると、磁束密度Bv、Bwは Bv=B0 sin(θ−2π/3) (式2) Bw=B0 sin(θ−4π/3) (式3) と表すことができる。ここで、B0 は磁束密度の最大振
幅、θは位相角を表す。
各コイルの有効導体部位置における磁束密度Bu、B
v、Bwの大きさ及び向きに比例した電流Iu、Iv、
Iwが通電される。磁束密度Buを Bu=B0 sinθ (式1) と表すとすると、磁束密度Bv、Bwは Bv=B0 sin(θ−2π/3) (式2) Bw=B0 sin(θ−4π/3) (式3) と表すことができる。ここで、B0 は磁束密度の最大振
幅、θは位相角を表す。
【0006】また、電流Iu、Iv、Iwは、それぞれ
磁束密度Bu、Bv、Bwの大きさ及び向きに比例させ
るので、 Iu=k1 B0 sinθ (式4) Iv=k1 B0 sin(θ−2π/3) (式5) Iw=k1 B0 sin(θ−4π/3) (式6) と表すことができる。ここで、k1 は比例定数である。
このとき、このリニアモータが発生する推力Fは、 F=k2 (BuIu+BvIv+BwIw)=3k2 B
0 2/2 となり、位相角θ、すなわち、固定子と可動子の位置関
係によらず一定の推力Fが得られる。ここで、k2 は比
例定数であり、コイルの有効導体長及び巻き数に比例す
る。
磁束密度Bu、Bv、Bwの大きさ及び向きに比例させ
るので、 Iu=k1 B0 sinθ (式4) Iv=k1 B0 sin(θ−2π/3) (式5) Iw=k1 B0 sin(θ−4π/3) (式6) と表すことができる。ここで、k1 は比例定数である。
このとき、このリニアモータが発生する推力Fは、 F=k2 (BuIu+BvIv+BwIw)=3k2 B
0 2/2 となり、位相角θ、すなわち、固定子と可動子の位置関
係によらず一定の推力Fが得られる。ここで、k2 は比
例定数であり、コイルの有効導体長及び巻き数に比例す
る。
【0007】このような三相駆動を行うためのリニアモ
ータの電機子コイル通電回路としては図5に例示するよ
うなホール素子を用いた回路が知られている。この回路
は一般的にプッシュ・プル方式と呼ばれる回路である。
ホール素子hu、hv、hwは、各電機子コイルLu、
Lv、Lwの有効導体部にそれぞれ配置されている。ホ
ール素子は磁電変換素子であり、該ホール素子への入力
電圧Vinと該ホール素子が位置する位置での磁界の強さ
及び向きに応じた電圧を出力する。この回路では、各電
機子コイルLu、Lv、Lwの有効導体部にそれぞれ配
置されたホール素子hu、hv、hwの各出力を差動増
幅器40u、40v、40wでそれぞれ増幅して、各電
機子コイルLu、Lv、Lwに通電することにより、各
電機子コイルには入力電圧Vinと各ホール素子位置での
磁界の強さ及び向きに応じた電流をそれぞれ流すことが
でき、このリニアモータの発生する推力は可動子と固定
子とが相対的にどの位置関係にあっても一定となる。
ータの電機子コイル通電回路としては図5に例示するよ
うなホール素子を用いた回路が知られている。この回路
は一般的にプッシュ・プル方式と呼ばれる回路である。
ホール素子hu、hv、hwは、各電機子コイルLu、
Lv、Lwの有効導体部にそれぞれ配置されている。ホ
ール素子は磁電変換素子であり、該ホール素子への入力
電圧Vinと該ホール素子が位置する位置での磁界の強さ
及び向きに応じた電圧を出力する。この回路では、各電
機子コイルLu、Lv、Lwの有効導体部にそれぞれ配
置されたホール素子hu、hv、hwの各出力を差動増
幅器40u、40v、40wでそれぞれ増幅して、各電
機子コイルLu、Lv、Lwに通電することにより、各
電機子コイルには入力電圧Vinと各ホール素子位置での
磁界の強さ及び向きに応じた電流をそれぞれ流すことが
でき、このリニアモータの発生する推力は可動子と固定
子とが相対的にどの位置関係にあっても一定となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、界磁マグネ
ットは実際には、磁束分布を正弦波状に着磁する段階で
誤差等により、その最大振幅が一定に着磁されずホール
素子の出力もその最大振幅がばらついてしまう。する
と、式1から式6までの磁束密度の最大振幅B0 が変動
してしまい、その結果、推力Fも一定とはならず、最大
振幅B0 の略2乗に比例して変動する。
ットは実際には、磁束分布を正弦波状に着磁する段階で
誤差等により、その最大振幅が一定に着磁されずホール
素子の出力もその最大振幅がばらついてしまう。する
と、式1から式6までの磁束密度の最大振幅B0 が変動
してしまい、その結果、推力Fも一定とはならず、最大
振幅B0 の略2乗に比例して変動する。
【0009】そこで本発明は、推進用界磁マグネット
と、該界磁マグネットに臨み、該界磁マグネットによる
磁界の強さと向きを検出するためのホール素子が配置さ
れている電機子コイルとを備えるリニアモータの電機子
コイル通電回路であり、前記ホール素子の検出する磁界
の強さと向きに応じた該ホール素子の出力に基づいて前
記電機子コイルに通電する電機子コイル通電回路であっ
て、界磁マグネットの磁束分布における最大振幅値が変
動しても該最大振幅の変動の影響を減少させることがで
きる、また、リニアモータを三相駆動するときにはその
推力の変動を軽減することができるリニアモータの電機
子コイル通電回路を提供することを課題とする。
と、該界磁マグネットに臨み、該界磁マグネットによる
磁界の強さと向きを検出するためのホール素子が配置さ
れている電機子コイルとを備えるリニアモータの電機子
コイル通電回路であり、前記ホール素子の検出する磁界
の強さと向きに応じた該ホール素子の出力に基づいて前
記電機子コイルに通電する電機子コイル通電回路であっ
て、界磁マグネットの磁束分布における最大振幅値が変
動しても該最大振幅の変動の影響を減少させることがで
きる、また、リニアモータを三相駆動するときにはその
推力の変動を軽減することができるリニアモータの電機
子コイル通電回路を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、推進用界磁マグネットと、該界磁マグネット
に臨み、該界磁マグネットによる磁界の強さと向きを検
出するためのホール素子が配置されている電機子コイル
とを備えるリニアモータの電機子コイル通電回路であ
り、前記ホール素子の検出する磁界の強さと向きに応じ
た該ホール素子の出力に基づいて前記電機子コイルに通
電する電機子コイル通電回路であって、前記ホール素子
の出力を、該ホール素子出力の最大振幅を該ホール素子
への基準入力電圧に応じた一定のものに補正するための
補正回路を介して前記電機子コイルに通電することを特
徴とするリニアモータの電機子コイル通電回路を提供す
る。
するため、推進用界磁マグネットと、該界磁マグネット
に臨み、該界磁マグネットによる磁界の強さと向きを検
出するためのホール素子が配置されている電機子コイル
とを備えるリニアモータの電機子コイル通電回路であ
り、前記ホール素子の検出する磁界の強さと向きに応じ
た該ホール素子の出力に基づいて前記電機子コイルに通
電する電機子コイル通電回路であって、前記ホール素子
の出力を、該ホール素子出力の最大振幅を該ホール素子
への基準入力電圧に応じた一定のものに補正するための
補正回路を介して前記電機子コイルに通電することを特
徴とするリニアモータの電機子コイル通電回路を提供す
る。
【0011】前記補正回路は、例えば前記ホール素子出
力と該ホール素子が磁界のないときに出力する前記基準
入力電圧に応じた基準出力電圧とを比較するためのコン
パレータと、前記コンパレータの出力を該出力と同周期
の正弦波に変換するための正弦波発生回路と、前記正弦
波発生回路の出力にオフセット電圧を重畳するためのオ
フセット回路により構成することができる。
力と該ホール素子が磁界のないときに出力する前記基準
入力電圧に応じた基準出力電圧とを比較するためのコン
パレータと、前記コンパレータの出力を該出力と同周期
の正弦波に変換するための正弦波発生回路と、前記正弦
波発生回路の出力にオフセット電圧を重畳するためのオ
フセット回路により構成することができる。
【0012】前記ホール素子は磁電変換素子であり、該
ホール素子のある位置での磁界の強さの大きさと向き
(或いは、磁束密度の大きさと向き)に比例した電圧を
出力する。一般的に、ホール素子には、前記基準入力電
圧を入力するための入力端子があり、該ホール素子出力
電圧は該基準入力電圧にも比例する。また、一般的にホ
ール素子には出力するための出力端子が2つあり、該2
つの出力端子から出力される電圧は、該ホール素子が磁
界のない場所にあるときは、両出力端子間には電位差は
なく、該両出力端子は共に前記基準入力電圧に比例した
一定の基準出力電圧を出力する。また、ホール素子が磁
界中にあるときには、該両出力端子から出力される電圧
は、該基準出力電圧を中心にしたものとなり、すなわ
ち、一方の出力端子の出力電圧と該基準出力電圧との電
位差及び該基準出力電圧と他方の出力端子の出力電圧と
の電位差は等しくなる。
ホール素子のある位置での磁界の強さの大きさと向き
(或いは、磁束密度の大きさと向き)に比例した電圧を
出力する。一般的に、ホール素子には、前記基準入力電
圧を入力するための入力端子があり、該ホール素子出力
電圧は該基準入力電圧にも比例する。また、一般的にホ
ール素子には出力するための出力端子が2つあり、該2
つの出力端子から出力される電圧は、該ホール素子が磁
界のない場所にあるときは、両出力端子間には電位差は
なく、該両出力端子は共に前記基準入力電圧に比例した
一定の基準出力電圧を出力する。また、ホール素子が磁
界中にあるときには、該両出力端子から出力される電圧
は、該基準出力電圧を中心にしたものとなり、すなわ
ち、一方の出力端子の出力電圧と該基準出力電圧との電
位差及び該基準出力電圧と他方の出力端子の出力電圧と
の電位差は等しくなる。
【0013】本発明にかかるリニアモータの電機子コイ
ル通電回路によると、前記界磁マグネットによる磁界分
布における最大振幅値が該電機子コイルの移動方向に沿
って変動し、一定でないときでも、前記補正回路により
該磁界の強さの大きさと向きを検出するホール素子の出
力が、その最大振幅値が一定になるように補正された後
に、電機子コイルに印加されるので、該電機子コイルに
流される電流はその最大振幅が一定となり、界磁マグネ
ットの磁束分布における最大振幅値の変動の影響を減少
させることができる。また、この電機子コイル通電回路
を使ってリニアモータを三相駆動するときには、各相の
電機子コイルには最大振幅が一定の電流が流されるた
め、リニアモータの推力の変動はそれだけ軽減すること
ができる。
ル通電回路によると、前記界磁マグネットによる磁界分
布における最大振幅値が該電機子コイルの移動方向に沿
って変動し、一定でないときでも、前記補正回路により
該磁界の強さの大きさと向きを検出するホール素子の出
力が、その最大振幅値が一定になるように補正された後
に、電機子コイルに印加されるので、該電機子コイルに
流される電流はその最大振幅が一定となり、界磁マグネ
ットの磁束分布における最大振幅値の変動の影響を減少
させることができる。また、この電機子コイル通電回路
を使ってリニアモータを三相駆動するときには、各相の
電機子コイルには最大振幅が一定の電流が流されるた
め、リニアモータの推力の変動はそれだけ軽減すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。本発明の電機子コイル通電回路は
図3に例示するリニアモータの電機子コイル通電回路と
して利用できる。そこで、先ずこのリニアモータの構成
を概略説明する。図3(A)はリニアモータの斜視図で
あり、図3(B)は同モータの断面図である。なお、本
発明の電機子コイル通電回路が適用できるリニアモータ
は図3に示すものに限定されるものではない。
を参照して説明する。本発明の電機子コイル通電回路は
図3に例示するリニアモータの電機子コイル通電回路と
して利用できる。そこで、先ずこのリニアモータの構成
を概略説明する。図3(A)はリニアモータの斜視図で
あり、図3(B)は同モータの断面図である。なお、本
発明の電機子コイル通電回路が適用できるリニアモータ
は図3に示すものに限定されるものではない。
【0015】図3に示すリニアモータLDMは、機械加
工可能且つ着磁可能の材料で形成した断面円形状の直線
棒状部材60からなる固定子6に沿って可動子7が往復
動作できるものである。固定子6は表面にN極とS極を
同ピッチで交互に配置され、固定子長手方向に略正弦波
状の磁束分布となるように着磁された推進用界磁マグネ
ット61を有する。さらに、固定子6は固定子長手方向
に延びる断面四角形状の凹溝の形態の段差部60aを備
えている。この段差部60aの底には可動子7の速度制
御のための磁気方式のエンコーダの一部を構成するファ
イン着磁部50を着磁形成してある。ファイン着磁部5
0はN極とS極を細かいピッチで交互に着磁したもので
ある。
工可能且つ着磁可能の材料で形成した断面円形状の直線
棒状部材60からなる固定子6に沿って可動子7が往復
動作できるものである。固定子6は表面にN極とS極を
同ピッチで交互に配置され、固定子長手方向に略正弦波
状の磁束分布となるように着磁された推進用界磁マグネ
ット61を有する。さらに、固定子6は固定子長手方向
に延びる断面四角形状の凹溝の形態の段差部60aを備
えている。この段差部60aの底には可動子7の速度制
御のための磁気方式のエンコーダの一部を構成するファ
イン着磁部50を着磁形成してある。ファイン着磁部5
0はN極とS極を細かいピッチで交互に着磁したもので
ある。
【0016】固定子6の両端部62は、図示しない支持
手段により支持されている。可動子7は固定子6に間隙
をおいて外嵌する複数のリング形状のコイルからなる電
機子コイル71を備えており、この電機子コイルは円筒
形の可動子ヨーク72の内側に支持されている。可動子
ヨーク72の両端部には軸受け73を設けてあり、可動
子7はこの軸受け73によって固定子6に案内されて移
動できる。
手段により支持されている。可動子7は固定子6に間隙
をおいて外嵌する複数のリング形状のコイルからなる電
機子コイル71を備えており、この電機子コイルは円筒
形の可動子ヨーク72の内側に支持されている。可動子
ヨーク72の両端部には軸受け73を設けてあり、可動
子7はこの軸受け73によって固定子6に案内されて移
動できる。
【0017】また、可動子7の電機子コイル71は、前
記磁束分布の電気角で2π/3ずつずらした位置に配置
した3相のリング形状コイルLu、Lv、Lwからなっ
ており、u相コイルLuにはホール素子huが、v相コ
イルLvには同様にホール素子hvが、w相コイルLw
には同様にホール素子hwが、それぞれ界磁マグネット
61に対向させて配置されている。また、可動子ヨーク
72には、前記の段差部60a底のファイン着磁部50
に対向する磁気センサ(ここではMR素子と呼ばれる磁
気抵抗素子からなるセンサ)51を設けてある。
記磁束分布の電気角で2π/3ずつずらした位置に配置
した3相のリング形状コイルLu、Lv、Lwからなっ
ており、u相コイルLuにはホール素子huが、v相コ
イルLvには同様にホール素子hvが、w相コイルLw
には同様にホール素子hwが、それぞれ界磁マグネット
61に対向させて配置されている。また、可動子ヨーク
72には、前記の段差部60a底のファイン着磁部50
に対向する磁気センサ(ここではMR素子と呼ばれる磁
気抵抗素子からなるセンサ)51を設けてある。
【0018】このような構成のリニアモータを図1に示
す本発明の電機子コイル通電回路で駆動する。図1は、
本発明の一実施形態であるリニアモータを3相駆動する
ための電機子コイル通電回路である。この回路は、3相
駆動を行うためにu相用通電回路Cu、v相用通電回路
Cv、w相用通電回路Cwを有する。これら各相用通電
回路は図中、部品参照符号中の添字「u」、「v」、
「w」の相違があるだけで同じ構成となっているので、
以下、u相用電機子コイル通電回路Cuを例にとってそ
の構成、動作について説明する。
す本発明の電機子コイル通電回路で駆動する。図1は、
本発明の一実施形態であるリニアモータを3相駆動する
ための電機子コイル通電回路である。この回路は、3相
駆動を行うためにu相用通電回路Cu、v相用通電回路
Cv、w相用通電回路Cwを有する。これら各相用通電
回路は図中、部品参照符号中の添字「u」、「v」、
「w」の相違があるだけで同じ構成となっているので、
以下、u相用電機子コイル通電回路Cuを例にとってそ
の構成、動作について説明する。
【0019】u相用通電回路Cuは、ホール素子hu、
コンパレータ10u、11u、正弦波発生回路20u、
21u、オフセット回路30u、31uと差動増幅器4
uとからなり、u相コイルLuに通電する。これらコン
パレータ、正弦波発生回路及びオフセット回路は補正回
路Auを形成している。ホール素子huには、保護抵抗
Ra、Rbを介して基準入力電圧Vinが印加される。ホ
ール素子huは磁電変換素子(その抵抗値をRcとす
る。)であり、そのホール素子が検知する磁界の強さ、
向き及び基準入力電圧Vinに応じた電圧を2つの出力端
子hu1、hu2から出力する。
コンパレータ10u、11u、正弦波発生回路20u、
21u、オフセット回路30u、31uと差動増幅器4
uとからなり、u相コイルLuに通電する。これらコン
パレータ、正弦波発生回路及びオフセット回路は補正回
路Auを形成している。ホール素子huには、保護抵抗
Ra、Rbを介して基準入力電圧Vinが印加される。ホ
ール素子huは磁電変換素子(その抵抗値をRcとす
る。)であり、そのホール素子が検知する磁界の強さ、
向き及び基準入力電圧Vinに応じた電圧を2つの出力端
子hu1、hu2から出力する。
【0020】そして、ホール素子huが磁界のない位置
にあるときには、各出力端子hu1、hu2の出力電圧
V1 、V2 には電位差はなく、その出力電圧V0 (=V
1 =V2 )は、
にあるときには、各出力端子hu1、hu2の出力電圧
V1 、V2 には電位差はなく、その出力電圧V0 (=V
1 =V2 )は、
【0021】
【数1】
【0022】となる。また、ホール素子huが磁界中に
あるときは、各出力電圧V1 、V2 は出力電圧V1 を
あるときは、各出力電圧V1 、V2 は出力電圧V1 を
【0023】
【数2】
【0024】とすると出力電圧V2 は
【0025】
【数3】
【0026】となり、出力電圧V1 、V2 は前記電圧V
0 を中心としたものになる。各出力電圧V1 、V2 はそ
れぞれコンパレータ10u、11uに入力され前記電圧
V0 と比較され、出力電圧V3 、V4 となる。該出力電
圧V3 、V4 は、それぞれ正弦波発生回路20u、21
uに入力される。この正弦波発生回路は一般的によく知
られているもので、そのなかから周波数の安定度、出力
レベルの安定度等に応じて選択したものである。
0 を中心としたものになる。各出力電圧V1 、V2 はそ
れぞれコンパレータ10u、11uに入力され前記電圧
V0 と比較され、出力電圧V3 、V4 となる。該出力電
圧V3 、V4 は、それぞれ正弦波発生回路20u、21
uに入力される。この正弦波発生回路は一般的によく知
られているもので、そのなかから周波数の安定度、出力
レベルの安定度等に応じて選択したものである。
【0027】正弦波発生回路20u、21uの出力電圧
V5 、V6 は、オフセット回路30u、31uに入力さ
れ、前記電圧V0 と同じ電圧のオフセット電圧が重畳さ
れる。そして、オフセット後の出力電圧V7 、V8 は従
来と同様に差動増幅器4uに入力され、該差動増幅器4
uの出力電圧に応じた電圧がトランジスタ回路9uを介
してu相の電機子コイルLuに印加される。
V5 、V6 は、オフセット回路30u、31uに入力さ
れ、前記電圧V0 と同じ電圧のオフセット電圧が重畳さ
れる。そして、オフセット後の出力電圧V7 、V8 は従
来と同様に差動増幅器4uに入力され、該差動増幅器4
uの出力電圧に応じた電圧がトランジスタ回路9uを介
してu相の電機子コイルLuに印加される。
【0028】以下、ホール素子hu、コンパレータ10
u、11u、正弦波発生回路20u、21u、オフセッ
ト回路30u、31u及び差動増幅器4uの動作を各部
の電圧波形等を示す図面を参照して説明する。図2に示
す各波形はホール素子huの界磁マグネット61に対す
る位置との関係を示すものであり、図2(A)はホール
素子huが検知する磁束密度B(或いは、磁界の強さ
H)を示す図、図2(B)、(C)はそれぞれホール素
子の出力電圧V1 、V2 を示す図、図2(D)、(E)
はそれぞれコンパレータの出力電圧V3 、V4 を示す
図、図2(F)、(G)はそれぞれ正弦波発生回路の出
力電圧V5 、V6 を示す図、図2(H)、(I)はそれ
ぞれオフセット回路の出力電圧V7 、V8 を示す図、図
2(J)は差動増幅器の出力電圧V9 を示す図である。
u、11u、正弦波発生回路20u、21u、オフセッ
ト回路30u、31u及び差動増幅器4uの動作を各部
の電圧波形等を示す図面を参照して説明する。図2に示
す各波形はホール素子huの界磁マグネット61に対す
る位置との関係を示すものであり、図2(A)はホール
素子huが検知する磁束密度B(或いは、磁界の強さ
H)を示す図、図2(B)、(C)はそれぞれホール素
子の出力電圧V1 、V2 を示す図、図2(D)、(E)
はそれぞれコンパレータの出力電圧V3 、V4 を示す
図、図2(F)、(G)はそれぞれ正弦波発生回路の出
力電圧V5 、V6 を示す図、図2(H)、(I)はそれ
ぞれオフセット回路の出力電圧V7 、V8 を示す図、図
2(J)は差動増幅器の出力電圧V9 を示す図である。
【0029】ホール素子huは、モータ可動子7の移動
に伴い図2(A)に例示するような界磁マグネット61
による磁界の中を移動する。この磁界は略正弦波状に変
化するが、その磁束密度B(磁界の強さH)の最大振幅
は界磁マグネットの製造上の誤差等により変動する。ホ
ール素子huの移動に伴い該ホール素子に検出される磁
束密度Bの変化に対して、ホール素子huの出力電圧V
1 、V2 は図2(B)、(C)に示すように磁束密度B
と位相(或いは、周期)が同じで、その最大振幅は磁束
密度Bと同じように変動する正弦波状となり、図2
(B)と(C)は前記電圧V0 を中心に互いに反転した
波形となる。
に伴い図2(A)に例示するような界磁マグネット61
による磁界の中を移動する。この磁界は略正弦波状に変
化するが、その磁束密度B(磁界の強さH)の最大振幅
は界磁マグネットの製造上の誤差等により変動する。ホ
ール素子huの移動に伴い該ホール素子に検出される磁
束密度Bの変化に対して、ホール素子huの出力電圧V
1 、V2 は図2(B)、(C)に示すように磁束密度B
と位相(或いは、周期)が同じで、その最大振幅は磁束
密度Bと同じように変動する正弦波状となり、図2
(B)と(C)は前記電圧V0 を中心に互いに反転した
波形となる。
【0030】出力電圧V1 、V2 を前記電圧V0 と比較
するコンパレータ10u、11uにそれぞれ入力する
と、図2(D)、(E)に示すような電圧0〔V〕を中
心とした、矩形波状の出力電圧V3 、V4 となる。この
コンパレータ出力電圧V3 、V 4 もコンパレータ10
u、11uの入力電圧V1 、V2 と同周期となる。コン
パレータの出力電圧V3 、V4 をそれぞれ正弦波発生回
路20u、21uに入力すると、図2(F)、(G)に
示すような電圧0〔V〕を中心とした正弦波状の出力電
圧V5 、V6 となる。この出力電圧V5 、V6 はホール
素子huの出力電圧V1 、V2 と同周期(同位相)で、
その最大振幅は一定である。
するコンパレータ10u、11uにそれぞれ入力する
と、図2(D)、(E)に示すような電圧0〔V〕を中
心とした、矩形波状の出力電圧V3 、V4 となる。この
コンパレータ出力電圧V3 、V 4 もコンパレータ10
u、11uの入力電圧V1 、V2 と同周期となる。コン
パレータの出力電圧V3 、V4 をそれぞれ正弦波発生回
路20u、21uに入力すると、図2(F)、(G)に
示すような電圧0〔V〕を中心とした正弦波状の出力電
圧V5 、V6 となる。この出力電圧V5 、V6 はホール
素子huの出力電圧V1 、V2 と同周期(同位相)で、
その最大振幅は一定である。
【0031】そして、正弦波発生回路の出力電圧V5 、
V6 をオフセット回路30u、31uに入力すると、前
記電圧V0 が重畳され、電圧V0 を中心として、その最
大振幅が一定の、又周期(位相)が電圧V5 、V6 とそ
れぞれ同じ正弦波状の出力電圧V7 、V8 が得られる。
また、このオフセット回路の出力電圧V7 、V8 はホー
ル素子huの出力電圧V1 、V2 とそれぞれ同周期(同
位相)のものとなる。
V6 をオフセット回路30u、31uに入力すると、前
記電圧V0 が重畳され、電圧V0 を中心として、その最
大振幅が一定の、又周期(位相)が電圧V5 、V6 とそ
れぞれ同じ正弦波状の出力電圧V7 、V8 が得られる。
また、このオフセット回路の出力電圧V7 、V8 はホー
ル素子huの出力電圧V1 、V2 とそれぞれ同周期(同
位相)のものとなる。
【0032】そして、このオフセット回路の出力電圧V
7 、V8 を差動増幅器4uに通すことにより、図2
(A)に示す磁束密度Bの大きさ、向き(磁界の強さH
の大きさ、向き)に比例した、また、その最大振幅は一
定で、さらにその周期(位相)が磁束密度Bと同周期
(同位相)の出力V9 が得られ、この出力電圧V9 に応
じた電圧をトランジスタ回路9uを介して電機子コイル
Luに印加する。
7 、V8 を差動増幅器4uに通すことにより、図2
(A)に示す磁束密度Bの大きさ、向き(磁界の強さH
の大きさ、向き)に比例した、また、その最大振幅は一
定で、さらにその周期(位相)が磁束密度Bと同周期
(同位相)の出力V9 が得られ、この出力電圧V9 に応
じた電圧をトランジスタ回路9uを介して電機子コイル
Luに印加する。
【0033】なお、ホール素子の出力電圧には、その抵
抗分に何らかの幾何学的なズレが発生し、その出力が不
平衡になる場合があり、これを不平衡電圧と呼ぶが、オ
フセット回路はこの不平衡電圧の補正も行っている。な
お、ホール素子huの出力電圧V2 のみからコンパレー
タ、正弦波発生回路、増幅器等により、図2(A)に示
す磁束密度Bの大きさ、向き(磁界の強さHの大きさ、
向き)に比例した、また、その最大振幅は一定で、さら
にその周期(位相)が磁束密度Bと同周期(同位相)の
出力電圧(V9 に相当する出力電圧)を作ることも考え
られるが、本例のように最終的に差動増幅器を通すとコ
モン・モードノイズが除去できるので、ホール素子hu
の両出力電圧V1 、V2 から電圧V9 を作ることが望ま
しい。
抗分に何らかの幾何学的なズレが発生し、その出力が不
平衡になる場合があり、これを不平衡電圧と呼ぶが、オ
フセット回路はこの不平衡電圧の補正も行っている。な
お、ホール素子huの出力電圧V2 のみからコンパレー
タ、正弦波発生回路、増幅器等により、図2(A)に示
す磁束密度Bの大きさ、向き(磁界の強さHの大きさ、
向き)に比例した、また、その最大振幅は一定で、さら
にその周期(位相)が磁束密度Bと同周期(同位相)の
出力電圧(V9 に相当する出力電圧)を作ることも考え
られるが、本例のように最終的に差動増幅器を通すとコ
モン・モードノイズが除去できるので、ホール素子hu
の両出力電圧V1 、V2 から電圧V9 を作ることが望ま
しい。
【0034】以上説明したu相用通電回路と同じ回路
が、v相用及びw相用通電回路に設けてあり、これら回
路もu相用通電回路と同じ動作をする。ただし、ホール
素子hv、hwは、ホール素子huとは位相角にして2
π/3ずつずれた位置に配置されているので、電機子コ
イルLv、Lwに印加される電圧も前記電圧V9 と位相
角にして2π/3ずつずれた電圧が印加される。
が、v相用及びw相用通電回路に設けてあり、これら回
路もu相用通電回路と同じ動作をする。ただし、ホール
素子hv、hwは、ホール素子huとは位相角にして2
π/3ずつずれた位置に配置されているので、電機子コ
イルLv、Lwに印加される電圧も前記電圧V9 と位相
角にして2π/3ずつずれた電圧が印加される。
【0035】このように、本発明の電機子コイル通電回
路によると、界磁マグネットの磁束分布における最大振
幅値が変動しても、該最大振幅値の変動をコンパレー
タ、正弦波発生回路、オフセット回路及び差動増幅器に
より補正して、該磁束分布の磁束密度の大きさ、向き
(磁界の強さHの大きさ、向き)に比例した、また、そ
の周期(位相)が磁束密度と同周期(同位相)の、さら
にその最大振幅が一定の電流を電機子コイルに通電する
ことができ、界磁マグネットの磁束分布における最大振
幅値の変動の影響を減少させることができる。
路によると、界磁マグネットの磁束分布における最大振
幅値が変動しても、該最大振幅値の変動をコンパレー
タ、正弦波発生回路、オフセット回路及び差動増幅器に
より補正して、該磁束分布の磁束密度の大きさ、向き
(磁界の強さHの大きさ、向き)に比例した、また、そ
の周期(位相)が磁束密度と同周期(同位相)の、さら
にその最大振幅が一定の電流を電機子コイルに通電する
ことができ、界磁マグネットの磁束分布における最大振
幅値の変動の影響を減少させることができる。
【0036】また、本例のように三相駆動するときに
は、磁束分布における最大振幅値が変動しても、各相の
電機子コイルには、各相コイル位置での該磁束分布の磁
束密度の大きさ、向き(磁界の強さHの大きさ、向き)
に比例した、また、その周期(位相)が磁束密度と同周
期(同位相)の、さらにその最大振幅が一定の電流を電
機子コイルに通電することができ、リニアモータの推力
は磁束分布の変動に影響されることなく安定することが
できる。例えば、磁束密度が10%減少したときも、従
来ではリニアモータの推力は約81%にまで落ち込む
が、本発明の電機子コイル通電回路によると約90%の
推力を発生させることができる。
は、磁束分布における最大振幅値が変動しても、各相の
電機子コイルには、各相コイル位置での該磁束分布の磁
束密度の大きさ、向き(磁界の強さHの大きさ、向き)
に比例した、また、その周期(位相)が磁束密度と同周
期(同位相)の、さらにその最大振幅が一定の電流を電
機子コイルに通電することができ、リニアモータの推力
は磁束分布の変動に影響されることなく安定することが
できる。例えば、磁束密度が10%減少したときも、従
来ではリニアモータの推力は約81%にまで落ち込む
が、本発明の電機子コイル通電回路によると約90%の
推力を発生させることができる。
【0037】前述の電機子コイル通電回路は、PLL制
御(位相同期制御)用回路とともに使用して、リニアモ
ータ駆動回路を構成することもできる。この例を、図4
に示す。このリニアモータ駆動回路も図3に例示するリ
ニアモータの駆動に使用することができる。この駆動回
路の各相電機子コイル通電回路は、図1に示す回路では
ホール素子hu、hv、hwの基準入力電圧がVin一定
であったに代わりに、この基準入力電圧をスイッチング
部86から出力される電圧Vin’とすること、コンパレ
ータの比較電圧をV0 に代えてV0 ’とすること及びオ
フセット回路のオフセット電圧V0 をV0 ’とすること
以外は図1に示す回路と実質的に同じ構成、動作であ
る。該電圧Vin’及びV0 ’については、後述する。な
お、図1に示す回路の部品と実質的に同じ動作をする部
品には同じ参照符号を付してある。
御(位相同期制御)用回路とともに使用して、リニアモ
ータ駆動回路を構成することもできる。この例を、図4
に示す。このリニアモータ駆動回路も図3に例示するリ
ニアモータの駆動に使用することができる。この駆動回
路の各相電機子コイル通電回路は、図1に示す回路では
ホール素子hu、hv、hwの基準入力電圧がVin一定
であったに代わりに、この基準入力電圧をスイッチング
部86から出力される電圧Vin’とすること、コンパレ
ータの比較電圧をV0 に代えてV0 ’とすること及びオ
フセット回路のオフセット電圧V0 をV0 ’とすること
以外は図1に示す回路と実質的に同じ構成、動作であ
る。該電圧Vin’及びV0 ’については、後述する。な
お、図1に示す回路の部品と実質的に同じ動作をする部
品には同じ参照符号を付してある。
【0038】図4において、81はリニアモータLDM
の所定の動作を指示するとともに、位相同期制御部84
に基準クロック信号を出力するマイクロコンピュータ、
82はコンピュータ81の入出力ポート、88はドライ
ブ制御回路、83は増幅器、86はスイッチング部、8
4は前記の位相同期制御部、85は補償回路である。図
4に示す制御回路によると、コンピュータ81から目的
とする速度に応じた基準クロック信号が位相同期制御部
(PLL制御部)84に入力されるとともに、固定子6
上のファイン着磁部50と可動子7上の磁気センサ51
からなるエンコーダ5から可動子7の移動速度信号がP
LL制御部84にフィードバック入力される。PLL制
御部84は、基準クロックのパルスとエンコーダからの
フィードバック信号のパルスの周波数と位相の差に応じ
た信号を出力し、補償回路85で伝達系の進み遅れ補償
を行い、スイッチング部86に入力する。
の所定の動作を指示するとともに、位相同期制御部84
に基準クロック信号を出力するマイクロコンピュータ、
82はコンピュータ81の入出力ポート、88はドライ
ブ制御回路、83は増幅器、86はスイッチング部、8
4は前記の位相同期制御部、85は補償回路である。図
4に示す制御回路によると、コンピュータ81から目的
とする速度に応じた基準クロック信号が位相同期制御部
(PLL制御部)84に入力されるとともに、固定子6
上のファイン着磁部50と可動子7上の磁気センサ51
からなるエンコーダ5から可動子7の移動速度信号がP
LL制御部84にフィードバック入力される。PLL制
御部84は、基準クロックのパルスとエンコーダからの
フィードバック信号のパルスの周波数と位相の差に応じ
た信号を出力し、補償回路85で伝達系の進み遅れ補償
を行い、スイッチング部86に入力する。
【0039】また、ドライブ制御回路88は、リニアモ
ータLDMの加速時と、定速時において、ホール素子へ
の指令電圧を切り換えることができ、該切り換えは、コ
ンピュータ81により入出力ポート82を介して行わ
れ、電圧値の異なる指令電圧V A 又はVB が選択され
る。なお、加速時にはホール素子に印加することができ
るほぼ最大電圧が印加される。該指令電圧は、増幅器8
3により増幅されてスイッチング部86に入力される。
ータLDMの加速時と、定速時において、ホール素子へ
の指令電圧を切り換えることができ、該切り換えは、コ
ンピュータ81により入出力ポート82を介して行わ
れ、電圧値の異なる指令電圧V A 又はVB が選択され
る。なお、加速時にはホール素子に印加することができ
るほぼ最大電圧が印加される。該指令電圧は、増幅器8
3により増幅されてスイッチング部86に入力される。
【0040】スイッチング部86では増幅器83及び補
償回路85からの入力に基づき、指令電圧及び目的とす
る速度に応じた基準クロックとエンコーダ信号との位相
差に応じた電圧Vin’を出力する。該出力電圧Vin’が
各相電機子コイル通電回路Cu、Cv、Cwのホール素
子hu、hv、hwの基準入力電圧となる。該電圧
Vin’は変化するので、各相通電回路Cu、Cv、Cw
のコンパレータにおける比較電圧V0 ’及びオフセット
回路におけるオフセット電圧V0 ’を式10で示すホー
ル素子基準入力電圧Vin’に対応した電圧に変換する電
圧変換回路部87が設けられている。この電圧変換回路
部87の出力が各相通電回路Cu、Cv、Cwのコンパ
レータに比較電圧V0 ’として、オフセット回路にオフ
セット電圧V0 ’として入力される。
償回路85からの入力に基づき、指令電圧及び目的とす
る速度に応じた基準クロックとエンコーダ信号との位相
差に応じた電圧Vin’を出力する。該出力電圧Vin’が
各相電機子コイル通電回路Cu、Cv、Cwのホール素
子hu、hv、hwの基準入力電圧となる。該電圧
Vin’は変化するので、各相通電回路Cu、Cv、Cw
のコンパレータにおける比較電圧V0 ’及びオフセット
回路におけるオフセット電圧V0 ’を式10で示すホー
ル素子基準入力電圧Vin’に対応した電圧に変換する電
圧変換回路部87が設けられている。この電圧変換回路
部87の出力が各相通電回路Cu、Cv、Cwのコンパ
レータに比較電圧V0 ’として、オフセット回路にオフ
セット電圧V0 ’として入力される。
【0041】
【数4】
【0042】したがって、この駆動回路では、磁束分布
における最大振幅値が変動しても、各相の電機子コイル
には、各相コイル位置での磁束密度Bの大きさ、向き
(磁界の強さHの大きさ、向き)に比例した、また、そ
の周期(位相)が磁束密度と同周期(同位相)の、さら
にその最大振幅が一定の電流を電機子コイルに通電する
ことができ、リニアモータの推力は磁束分布の変動に影
響されることなく安定化することができるとともに、P
LL制御回路84等により目的とする速度に応じた基準
クロックとエンコーダ信号との位相を合わせることがで
きる、すなわち、可動子7を目標速度と一致させること
ができ、速度安定性を高くすることができる。
における最大振幅値が変動しても、各相の電機子コイル
には、各相コイル位置での磁束密度Bの大きさ、向き
(磁界の強さHの大きさ、向き)に比例した、また、そ
の周期(位相)が磁束密度と同周期(同位相)の、さら
にその最大振幅が一定の電流を電機子コイルに通電する
ことができ、リニアモータの推力は磁束分布の変動に影
響されることなく安定化することができるとともに、P
LL制御回路84等により目的とする速度に応じた基準
クロックとエンコーダ信号との位相を合わせることがで
きる、すなわち、可動子7を目標速度と一致させること
ができ、速度安定性を高くすることができる。
【0043】
【発明の効果】本発明によると、推進用界磁マグネット
と、該界磁マグネットに臨み、該界磁マグネットによる
磁界の強さと向きを検出するためのホール素子が配置さ
れている電機子コイルとを備えるリニアモータの電機子
コイル通電回路であり、前記ホール素子の検出する磁界
の強さと向きに応じた該ホール素子の出力に基づいて前
記電機子コイルに通電する電機子コイル通電回路であっ
て、界磁マグネットの磁束分布における最大振幅値が変
動しても該最大振幅の変動の影響を減少させることがで
きる、また、リニアモータを三相駆動するときにはその
推力の変動を軽減することができるリニアモータの電機
子コイル通電回路を提供することができる。
と、該界磁マグネットに臨み、該界磁マグネットによる
磁界の強さと向きを検出するためのホール素子が配置さ
れている電機子コイルとを備えるリニアモータの電機子
コイル通電回路であり、前記ホール素子の検出する磁界
の強さと向きに応じた該ホール素子の出力に基づいて前
記電機子コイルに通電する電機子コイル通電回路であっ
て、界磁マグネットの磁束分布における最大振幅値が変
動しても該最大振幅の変動の影響を減少させることがで
きる、また、リニアモータを三相駆動するときにはその
推力の変動を軽減することができるリニアモータの電機
子コイル通電回路を提供することができる。
【図1】本発明の一実施形態である3相駆動するための
リニアモータの電機子コイル通電回路である。
リニアモータの電機子コイル通電回路である。
【図2】図1に示す通電回路の各部の波形を示す図であ
り、図2(A)はホール素子が検知する磁束密度B(或
いは、磁界の強さH)を示す図、図2(B)、(C)は
それぞれホール素子の出力電圧V1 、V2 を示す図、図
2(D)、(E)はそれぞれコンパレータの出力電圧V
3 、V4 を示す図、図2(F)、(G)はそれぞれ正弦
波発生回路の出力電圧V5 、V6 を示す図、図2
(H)、(I)はそれぞれオフセット回路の出力電圧V
7 、V8 を示す図、図2(J)は差動増幅器の出力電圧
を示す図である。
り、図2(A)はホール素子が検知する磁束密度B(或
いは、磁界の強さH)を示す図、図2(B)、(C)は
それぞれホール素子の出力電圧V1 、V2 を示す図、図
2(D)、(E)はそれぞれコンパレータの出力電圧V
3 、V4 を示す図、図2(F)、(G)はそれぞれ正弦
波発生回路の出力電圧V5 、V6 を示す図、図2
(H)、(I)はそれぞれオフセット回路の出力電圧V
7 、V8 を示す図、図2(J)は差動増幅器の出力電圧
を示す図である。
【図3】本発明の電機子コイル通電回路が適用されるリ
ニアモータの一例を示す図であり、図(A)は該モータ
の斜視図、図(B)は該モータの断面図である。
ニアモータの一例を示す図であり、図(A)は該モータ
の斜視図、図(B)は該モータの断面図である。
【図4】本発明の電機子コイル通電回路を使用した、P
LL制御も行うリニアモータ駆動回路を示す図である。
LL制御も行うリニアモータ駆動回路を示す図である。
【図5】従来のホール素子を使った電機子コイル通電回
路を示す図である。
路を示す図である。
Cu、Cv、Cw 電機子コイル通電回路 Au、Av、Aw 補正回路 hu、hv、hw ホール素子 10u、11u コンパレータ 20u、21u 正弦波発生回路 30u、31u オフセット回路 4u 差動増幅器 Lu、Lv、Lw 電機子コイル 5 エンコーダ 50 エンコーダのファイン着磁部 51 エンコーダの磁気センサ 6 固定子 60 棒状部材 60a 固定子6に設けられた段差部 61 界磁マグネット 62 固定子の端部 7 可動子 71 電機子コイル 72 可動子ヨーク 73 可動子7の軸受け 81 マイクロコンピュータ 82 入出力ポート 83 増幅器 84 位相同期制御部(PLL制御部) 85 補償回路 86 スイッチング部 87 電圧変換回路部 88 ドライブ制御回路
Claims (2)
- 【請求項1】推進用界磁マグネットと、該界磁マグネッ
トに臨み、該界磁マグネットによる磁界の強さと向きを
検出するためのホール素子が配置されている電機子コイ
ルとを備えるリニアモータの電機子コイル通電回路であ
り、前記ホール素子の検出する磁界の強さと向きに応じ
た該ホール素子の出力に基づいて前記電機子コイルに通
電する電機子コイル通電回路であって、前記ホール素子
の出力を、該ホール素子出力の最大振幅を該ホール素子
への基準入力電圧に応じた一定のものに補正するための
補正回路を介して前記電機子コイルに通電することを特
徴とするリニアモータの電機子コイル通電回路。 - 【請求項2】前記補正回路が、前記ホール素子出力と該
ホール素子が磁界のないときに出力する前記基準入力電
圧に応じた基準出力電圧とを比較するためのコンパレー
タと、 前記コンパレータの出力を該出力と同周期の正弦波に変
換するための正弦波発生回路と、 前記正弦波発生回路の出力にオフセット電圧を重畳する
ためのオフセット回路とからなる請求項1記載の電機子
コイル通電回路。
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JP8079864A JPH09275694A (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | リニアモータの電機子コイル通電回路 |
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JP8079864A JPH09275694A (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | リニアモータの電機子コイル通電回路 |
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JP (1) | JPH09275694A (ja) |
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