JPH09275581A - 携帯用無線装置 - Google Patents

携帯用無線装置

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Publication number
JPH09275581A
JPH09275581A JP8083628A JP8362896A JPH09275581A JP H09275581 A JPH09275581 A JP H09275581A JP 8083628 A JP8083628 A JP 8083628A JP 8362896 A JP8362896 A JP 8362896A JP H09275581 A JPH09275581 A JP H09275581A
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JP
Japan
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battery
time
voltage
wireless device
clock
Prior art date
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Application number
JP8083628A
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English (en)
Inventor
Norio Hama
範夫 浜
Akira Kitahara
明 北原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Publication of JPH09275581A publication Critical patent/JPH09275581A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者の要求に応じて携帯用無線装置を時計
として機能させることができると共に、その際、時計と
して通常要求される程度の電池寿命で使用することが可
能な携帯用無線装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 間欠受信が可能に構成されている無線通
信手段22と時計手段23とを備え電池装着部41に装
着された電池Bによって駆動される携帯用無線装置1に
おいて、電池Bの電池電圧を検出する電圧検出部23
と、装着された電池Bが規定された仕様の電池であるか
否かを電圧検出部23によって検出された検出電圧に基
づいて判別する電池判別手段23と、電池判別手段23
によって仕様外電池であると判別されたときに、無線通
信手段22の受信動作を停止および予め規定した時間帯
のみでの間欠受信動作のいずれか一方に制御する受信動
作制御手段23とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腕装着型やカード
型などの携帯用無線装置に関し、詳しくは、時計機能を
有する携帯用無線装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、腕装着型の携帯用無線装置であ
るいわゆるページャでは、一般的に、ボタン型電池によ
って駆動されると共に、間欠受信が可能な受信部と、受
信部が受信データを受信した際に作動するバイブレータ
と、液晶表示器に時刻を表示させる時計部とを備えてい
る。この場合、時計部が消費する電流よりも受信部やバ
イブレータによって消費される電流の方が一般的に大き
い。このため、ボタン型電池として、リチウム電池に比
べて出力電流が大きく、かつ電池電圧が低い空気電池が
一般的に使用されている。この従来のページャでは、間
欠受信の際に、受信部が作動停止しているときには、時
計部が液晶表示器に時刻を表示させ、受信部が作動して
受信データを受信したときは、受信データの内容を時刻
に優先して液晶表示器に表示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のページャには、以下の問題点がある。すなわち、
使用者がページャを腕時計として使用したい場合や、ペ
ージャメーカが時計として販売したい場合がある。この
ような場合、従来のページャに使用されている空気電池
は、空気との化学反応の関係上、その電池寿命が約3カ
月であり、時計として使用する場合には極めて短い寿命
である。一方、ボタン型空気電池(例えば、PR233
0型)と一般的に市販されているボタン型リチウム電池
(例えば、CR2330型)とは同一形状のため、リチ
ウム電池を装着することも可能であるが、リチウム電池
は、公称容量が小さいため、ページャに使用すると、も
っと短い寿命になってしまう。この結果、いずれの電池
を使用したとしても、一般的に時計として少なくとも必
要な1年から1年6カ月の電池寿命よりも極めて短期間
しか使用できないことになり、使用者からその改善が望
まれており、ページャメーカでもその改善を速急に講じ
なければならないという問題点がある。
【0004】また、ページャを時計のみに使用したい場
合を考慮し、ボタン型リチウム電池を装着可能にすると
共に、ページャ機能と時計機能を切り換える切換スイッ
チを設け、使用者の選択に委ねることも可能である。し
かし、かかる場合には、ページャとして機能させたい場
合に、使用者が誤って切換スイッチを操作することによ
って受信部を停止状態にさせてしまうことがあるという
他の問題点が生じる。
【0005】本発明は、かかる課題に鑑みてなされたも
のであり、使用者の要求に応じて携帯用無線装置を時計
として自動的に機能させることができると共に、その
際、時計として通常要求される程度の電池寿命で使用す
ることが可能な携帯用無線装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の携帯用無線装置は、間欠受信が可能に構成
されている無線通信手段と時計手段とを備え電池装着部
に装着された電池によって駆動される携帯用無線装置に
おいて、電池の電池電圧を検出する電圧検出部と、装着
された電池が規定された仕様の電池であるか否かを電圧
検出部によって検出された検出電圧に基づいて判別する
電池判別手段と、電池判別手段によって仕様外電池であ
ると判別されたときに、無線通信手段の受信動作を停止
および予め規定した時間帯のみでの間欠受信動作のいず
れか一方に制御する受信動作制御手段とを備えているこ
とを特徴とする。
【0007】この携帯用無線装置では、例えば、電池電
圧が1.4Vである仕様通りの空気電池が装着されてい
る場合には、電池判別手段が、電圧検出手段によって検
出された電池電圧に基づいて仕様電池と判別し、これに
より、無線通信手段による間欠受信動作が行われる。一
方、電池電圧が例えば3Vの仕様外電池であるリチウム
電池が装着された場合には、電池判別手段が、電圧検出
手段によって検出された電池電圧に基づいて仕様外電池
と判別する。この場合には、使用者が携帯用無線装置の
時計機能のみを欲しているものとして、受信動作制御手
段が無線通信部の受信動作を強制的に停止または予め規
定した時間帯のみでの間欠受信動作のいずれかに制御す
る。この結果、携帯用無線装置は、自動的に時計として
機能し、しかも長期間の作動を可能にする。
【0008】請求項2記載の携帯用無線装置は、請求項
1記載の携帯用無線装置において、電池電圧および形状
が仕様電池と異なる仕様外電池を収納可能に構成された
装着補助具を備え、仕様電池に代えて仕様外電池を収納
した装着補助具を電池装着部に装着することによって仕
様外電池によって駆動されるように構成されていること
を特徴とする。
【0009】例えば、PR2330型の空気電池に代え
て、一般的に使用されている小型の二酸化マンガンリチ
ウムボタン型電池などを装着する場合には、電池装着部
に装着することができない。この携帯用無線装置では、
使用者が、このような小型の二酸化マンガンリチウムボ
タン型電池などを収納した装着補助具を電池装着部に装
着すると、電池判別手段が、電圧検出手段によって検出
された電池電圧に基づいて仕様外電池と判別する。これ
により、受信動作制御手段は、仕様電池と同じ形状の仕
様外電池が装着された場合と同じようにして携帯用無線
装置を時計として機能させる。
【0010】請求項3記載の携帯用無線装置は、請求項
1または2記載の携帯用無線装置において、無線通信手
段と通信可能な送信装置から予め規定した時間帯に時刻
修正データが送信されてきたときに、無線通信手段によ
って受信された時刻修正データに基づいて時計手段によ
る時刻を修正する時刻修正手段を備えていることを特徴
とする。
【0011】この携帯用無線装置では、送信装置が、例
えば毎時0分というように予め規定した時間帯に時刻修
正データを送信すると、時刻修正手段が、無線通信手段
によって受信された時刻修正データに基づいて、自動的
に時刻を修正する。この結果、携帯用無線装置は、送信
装置側に配設されている親時計とほぼ同一の精度を有す
る時計として機能する。
【0012】請求項4記載の携帯用無線装置は、請求項
3記載の携帯用無線装置において、時刻修正データを受
信した後、予め記憶している呼出番号に応じて時刻修正
データに基づく時刻を補正する時刻補正手段を備えてい
ることを特徴とする。
【0013】この携帯用無線装置では、例えば、時刻修
正データを受信する時間が呼出番号に応じて遅延するよ
うな場合であっても、時刻修正データに基づく時刻を各
携帯用無線装置の呼出番号に応じて補正することがで
き、受信時の遅延時間を補正することができる。また、
同一の呼出番号を有する複数の携帯用無線装置毎に異な
る時刻修正データを送信することもでき、この場合に
は、その複数の携帯用無線装置毎に任意の時刻を設定す
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る携帯用無線装置をいわゆるページャに適用した
実施の形態について説明する。
【0015】図1は、ページャ1の平面図を示してい
る。このページャ1は、無線機ケース2と、無線機ケー
ス2を手首に装着するためのバンド3とを備えている。
【0016】無線機ケース2の表面の中央部には、液晶
パネル4が配設され、液晶パネル4の下方には、時刻合
わせ時に時分を指定するなど各種のモードを指定するた
めのモードボタン5と、内蔵のバイブレータ28(図4
参照)の作動を停止させたり時刻合わせ時に指定した時
分にセットしたりするセットボタン6と、後述する制御
部23(図4参照)のプログラムを検査する際に正常に
作動しているか否かを確認するためのLED7とがそれ
ぞれ配設され、液晶パネル4の左側には、受信時やアラ
ーム鳴音時における警報音を放音可能にするための放音
孔18が形成されている。
【0017】液晶パネル4には、数字表示部11、電池
寿命マーク表示部13、報知機能動作マーク表示部1
4、受信機能マーク表示部16およびアラーム設定マー
ク表示部17が設けられている。
【0018】数字表示部11は、通常時には、曜日や時
刻を表示し、数値データが送信装置(図示せず)から送
信されてきたときは、その数値を表示する。電池寿命マ
ーク表示部13は、電池交換すべき旨を警告するもので
あって、電池電圧が所定電圧よりも低下したときに点灯
する。報知機能動作マーク表示部14は、バイブレータ
28が作動可能な状態に指定されている時に点灯する。
受信機能マーク表示部16は、後述する受信部22(図
4参照)が作動しているときに「ON」が点灯し、作動
停止しているときに「OFF」が点灯する。アラーム設
定マーク表示部17は、アラームが設定されている個数
に応じてマークが点灯する。
【0019】無線機ケース2の裏面側には、図2に示す
ように、ボタン型電池であるPR2330型の空気電池
B(図示せず)を装着可能な電池装着部41が形成され
ている。電池装着部41は、ボタン型電池Bとほぼ相補
的な凹形状に形成されており、その底部には、空気電池
Bのマイナス電極に接続可能な金属製のマイナス電極端
子42が形成されており、マイナス電極端子42は、装
着される空気電池B側に突出するように板バネ状に付勢
されている接触片43を備えている。一方、電池装着部
41の周壁には、空気電池Bのプラス電極に接触可能な
板バネ状の接触片44が形成されている。なお、両接触
片43,44は、無線機ケース2内の電気回路にそれぞ
れ接続されている。
【0020】また、ページャ1は、空気電池Bと異形状
のリチウム電池でも作動可能なようにアタッチメント部
材(装着補助具)51を備えている。アタッチメント部
材51は、樹脂を主材料として空気電池Bとほぼ同一の
大きさに形成されており、その中央部やや縁部よりに、
例えば、CR2016型のリチウム電池BLを収納可能
な電池収納部52を備えている。電池収納部52は、無
線機ケース2の電池装着部41とほぼ同じ様な構造で形
成され、リチウム電池BLのマイナス電極に接触可能な
接触片54を有するマイナス電極端子53と、リチウム
電池BLのプラス電極に接触可能な接触片55とが形成
されている。この場合、マイナス電極端子53は、図3
に示すように、短絡用リード線61によって、アタッチ
メント部材51の底部に形成された金属製のマイナス電
極56に接続されている。一方、接触片55は、同図に
示すように、短絡用リード線62によって、アタッチメ
ント部材51の周壁に沿って形成された金属製のプラス
電極57に接続されている。このマイナス電極56およ
びプラス電極57は、電池装着部41にアタッチメント
部材51を装着したときに、電池装着部41のマイナス
電極42および接触片44にそれぞれ接触して電気的に
導通する。なお、マイナス電極端子56とプラス電極端
子57は、樹脂63によって互いに絶縁されている。こ
の結果、ページャ1は、異形状のリチウム電池BLを収
納したアタッチメント部材51を電池装着部41に装着
することによって、リチウム電池BLの電池電力を電気
回路に供給することができる。
【0021】次に、ページャ1の電気回路について、図
4を参照して説明する。
【0022】ページャ1は、アンテナ21、受信部2
2、制御部23、ROM24、RAM25、液晶パネル
駆動回路26、電源制御部27、バイブレータ28、バ
イブレータ28を駆動するバイブレータ駆動部29、空
気電池B、並びに、前述したモードボタン5およびセッ
トボタン6の押圧によってそれぞれ作動するモードスイ
ッチ30およびセットスイッチ31を備えている。
【0023】受信部22は、シングルコンバージョンの
UHF帯の周波数を受信するFM受信機であって、通常
動作時には、アンテナ21を介して入射した無線信号を
間欠受信によって受信すると共にその無線信号を復調
し、復調した受信データを制御部23に出力する。一
方、リチウム電池BLなどの空気電池と異なる仕様の電
池が装着されたときは、制御部23の制御下で、受信動
作が停止させられるか、または予め規定した時間帯間に
おいてのみ間欠受信動作を実行する。なお、受信部22
は、ダブルコンバージョン方式やダイレクトコンバージ
ョン方式に構成してもよい。
【0024】制御部23は、本発明における時計手段、
電圧検出部、電池判別部、受信動作制御手段および時刻
修正手段を構成するものであって、1チップのマイクロ
コンピュータで構成されている。制御部23は、受信部
22の間欠受信動作を制御する受信動作制御処理や、液
晶パネル4に時刻を表示する時刻修正処理をはじめとし
て種々の処理を実行する。また、制御部23は、空気電
池Bの電池電圧をA/D変換ポートに入力して電池電圧
を検出すると共に、空気電池Bの電池電圧低下や、異仕
様電池装着の有無を判別する。
【0025】ROM24は、制御部23の動作プログラ
ム、空気電池Bの電池電圧低下を判別するための下限値
および仕様電池であるか否かを判別するための上限値で
ある基準電圧データ、並びにページャ毎に予め決められ
たID番号などを記憶する。RAM25は、制御部23
によって転送された受信データなどを一時的に記憶す
る。液晶パネル駆動回路26は、制御部23の駆動信号
に従い液晶パネル4を駆動する。電源制御回路27は、
制御部23からの間欠受信制御信号に従い受信部22に
電源を出力する。バイブレータ28は、バイブレータ駆
動回路29を介して制御部23から出力されるバイブレ
ータ駆動信号に従って振動し、受信データがあったこと
を伝達する。
【0026】次に、ページャ1の受信動作制御処理およ
び時刻修正処理について説明する。
【0027】最初に、通常作動時における受信動作制御
処理について説明する。通常作動時には、制御部23
は、図5に示すように、1秒当たり数mSのデューティ
比で間欠受信信号を電源制御回路27に出力することに
よって、受信部22をそのデューティ比で作動させる。
そして、受信部22が送信装置側から送信されてくる送
信データを受信したときは、制御部23は、間欠受信制
御信号をハイレベル信号に切り替えることによって受信
部22を連続的に受信させる。
【0028】一方、アタッチメント部材51を使用して
異形状のリチウム電池BLが装着されたときや、空気電
池Bと同一形状のリチウム電池BLが装着されたときに
は、制御部23は、A/D変換ポートに入力される電池
電圧が基準電圧データの上限値を超えているか否かで、
仕様外電池が装着されたか否かを判別する。上限値を超
えており仕様外電池が装着されたと判別したときは、制
御部23は、バイブレータ駆動回路29にバイブレータ
駆動信号を出力することによってバイブレータ28を振
動させる。これにより、使用者に対して、仕様外電池が
装着されたことを警告する。警告後、所定時間が経過し
た場合であっても電池交換がなされない場合には、制御
部23は、使用者がページャ1を時計として機能させた
いものとして、次に説明する通常外バッテリーセーブ動
作処理を開始する。
【0029】通常外バッテリーセーブ動作処理では、制
御部23は、間欠受信制御信号をロウレベルにすること
によって受信部22の作動を停止させる。また、同時
に、制御部23は、一般的な時計の機能である時刻表示
処理と、使用者が設定したアラーム時刻に達したときに
バイブレータ28を振動させるアラーム報知処理とを継
続して実行すると共に、装着された電池の電池電圧を監
視し、所定電圧以下に達したときには電池寿命マーク表
示部13に所定の表示を行う。
【0030】次に、時刻修正処理について説明する。上
記した通常外バッテリーセーブ動作処理において、使用
者が、例えばモードボタン5によって時刻修正機能を選
択したときは、制御部23は、毎時0分を中心として±
2分間の時間帯においてのみ間欠受信制御信号を出力す
る。この時間帯では、受信部22は、図6に示すよう
に、POCSAG通信フォーマットで送信されてくる送
信データのプリアンブル信号を受信すると、送信データ
を受信した旨のデータを制御部23に出力する。この
後、制御部23は、間欠受信制御信号をハイレベルの連
続受信信号に切り換え、受信部22を連続受信させる。
受信部22は、プリアンブル信号の後に連続して送信さ
れてくる同期信号、ID信号および時刻修正データを受
信し、これらのデータを制御部23に出力する。制御部
23は、受信した時刻修正データと一致するように内部
の時刻データを修正する。この結果、ページャ1の時刻
は、送信装置側の時計の時刻と一致する。この場合、送
信装置側の時計が、例えば、セシウム原子時計のときに
は、その精度で時刻表示を行うことが可能になり、極め
て高い精度の時刻を表示することができる。この場合、
毎時0分の前後2分間のみ間欠受信させているのは、使
用者が手動によって時刻修正したときに起こりうる誤差
を考慮したものである。この場合、ページャ1の時計精
度が低くても時刻修正データを常に受信することができ
る。なぜならば、ページャ1の時計精度が例えば月差±
30秒のときであっても、1時間当たりの誤差は約±
0.041秒程度であるため、ページャ1の時計は、必
ず毎時0分の前後2分間以内の時刻になっているからで
ある。一方、このように1時間当たり4分程度の間欠受
信を行ったときでも、最大受信時間は、通常使用時の1
/15程度となるため、消費電流が極めて少なくなり、
通常の時計に要求される電池寿命を満足することができ
る。
【0031】さらに、数多くのページャ1が、複数のグ
ループに分けられ、各グループにそれぞれ対応するグル
ープID番号を付与されている場合には、各グループ毎
に時刻修正をおこなうことができる。具体的には、PO
CSAG通信フォーマットは、プリアンブル信号および
同期信号の後に、各グループの各々宛にデータを送信す
ることができるようにグループデータを付加することが
できる。このため、そのグループデータを、図7に示す
ように、各グループに属するページャ1毎の時刻修正デ
ータとして使用することができる。この場合、時刻修正
データを受信する時間が、同期信号の後側のグループ程
遅延する。このため、送信装置側では、その遅延時間を
考慮した時刻修正データを送信することによって、各グ
ループに属するすべてのページャ1の時刻を同一に修正
することができる。
【0032】以上のように、この実施形態に係るページ
ャ1によれば、空気電池Bに代えて3V電池電圧のリチ
ウム電池BLを装着すれば、ページャ1が自動的に時計
として機能する。この結果、消費電流が低下し、1回の
電池交換で長期間の連続使用を行うことができる。ま
た、送信装置側から時刻修正データを送信させることに
より、ページャ1を極めて高い精度の時計として作動さ
せることができる。
【0033】なお、本発明は、上記実施の形態で示した
構成に限定されない、例えば、電池電圧が現在市販され
ている電池電圧(1.4)よりも高い電圧(例えば6
V)の空気電池Bが開発されたときには、それよりも低
い電池電圧(3V)のリチウム電池に交換されたときに
時計として機能させることもできる。
【0034】さらに、アタッチメント部材51の形状も
限定されず、種々の異形状の電池にそれぞれ対応する形
状のアタッチメント部材51を予め用意しておくことに
より、種々の電池をページャ1に装着することができ
る。
【0035】また、時刻修正に関しては、例えば、使用
者によるモードボタン5とセットボタン6の操作によっ
て、個々のページャ1毎に、送信装置側から送信される
時刻修正データに対し所定時間だけ進めたり遅らせたり
できるようにしてもよい。
【0036】また、ページャ1はROM24に予め記憶
されている自己のID番号により決められるフレームの
時刻修正データを取り込むので、0フレームから自身の
取り込むフレームまでの時間分が遅延時間となる。した
がって、取り込んだ時刻修正データに遅延時間分を補正
時間として加えれば正確な時刻に修正することができ
る。このようにすれば、送信装置側において遅延時間を
考慮した時刻修正データを作る必要もなくなる。具体的
には、例えば、512bpsで送信している場合におい
て、0〜7フレームにはすべて同一の時刻修正データが
入っているとする。この場合、1フレーム当たりの遅延
時間は、POCSAG通信フォーマットでは例えば1/
8秒となるから、自身の呼出番号が5フレームに含まれ
る場合には、0フレームを基準として、1/8秒×5
(フレーム数)の遅延時間となる。したがって、この遅
延時間を5フレームに入っていた時刻修正データに加算
することにより補正された時刻が計算される。なお、す
べてのフレームに同一の時刻修正データを入れる必要は
なく、同一の呼出番号を有するグループ毎に異なる時刻
修正データを送信することもできる。この場合には、各
グループ毎に任意の時刻を設定することができる。
【0037】また、本実施形態では、携帯用無線装置と
して腕装着型受信装置であるページャ1を例に挙げて説
明したが、本発明は、これに限定されず、送受信装置を
有する携帯用無線装置やカード型の携帯用無線機にも適
用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の携帯用無線
装置によれば、仕様外電池であるリチウム電池などが装
着された場合には、受信動作制御手段が無線通信部の受
信動作を強制的に停止または予め規定した時間帯のみで
の間欠受信動作のいずれかに制御する結果、携帯用無線
装置は、自動的に時計として機能し、しかも1回の電池
交換によって長期間作動することができる。
【0039】また、請求項2記載の携帯用無線装置によ
れば、異仕様の電池を収納した装着補助具を電池装着部
に装着すれば、受信動作制御手段が、仕様電池と同じ形
状の仕様外電池が装着された場合と同じように携帯用無
線装置を時計として機能させることができる。
【0040】さらに、請求項3記載の携帯用無線装置に
よれば、時刻修正手段が、無線通信手段によって受信さ
れた時刻修正データに基づいて、自動的に時刻を修正す
ることができる結果、携帯用無線装置は、送信装置側に
配設されている親時計とほぼ同一の精度を有する時計と
して機能することができる。
【0041】さらに、請求項4記載の携帯用無線装置に
よれば、例えば、時刻修正データを受信する時間が呼出
番号に応じて遅延するような場合であっても、各ページ
ャの呼出番号に応じて時刻修正データを補正することが
でき、受信時の遅延時間などの誤差を補正することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るページャの平面図である。
【図2】本実施形態に係るページャの電池装着部および
アタッチメント部材の斜視図である。
【図3】アタッチメント部材の断面図である。
【図4】本実施形態に係るページャの電気回路ブロック
図である。
【図5】間欠受信制御信号の信号波形図である。
【図6】時刻修正時における間欠受信制御信号の信号波
形図および送信データのフォーマット図である。
【図7】グループ毎に時刻修正させる際の送信データの
フォーマット図である。
【符号の説明】
1 ページャ 22 受信部 23 制御部 41 電池装着部 51 アタッチメント部材 B 空気電池 BA リチウム電池

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間欠受信が可能に構成されている無線通
    信手段と時計手段とを備え電池装着部に装着された電池
    によって駆動される携帯用無線装置において、 前記電池の電池電圧を検出する電圧検出部と、前記装着
    された電池が規定された仕様の電池であるか否かを前記
    電圧検出部によって検出された検出電圧に基づいて判別
    する電池判別手段と、当該電池判別手段によって仕様外
    電池であると判別されたときに、前記無線通信手段の受
    信動作を停止および予め規定した時間帯のみでの間欠受
    信動作のいずれか一方に制御する受信動作制御手段とを
    備えていることを特徴とする携帯用無線装置。
  2. 【請求項2】 電池電圧および形状が前記仕様電池と異
    なる仕様外電池を収納可能に構成された装着補助具を備
    え、前記仕様電池に代えて前記仕様外電池を収納した前
    記装着補助具を前記電池装着部に装着することによって
    当該仕様外電池によって駆動されるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の携帯用無線装置。
  3. 【請求項3】 前記無線通信手段と通信可能な送信装置
    から前記予め規定した時間帯に時刻修正データが送信さ
    れてきたときに、前記無線通信手段によって受信された
    前記時刻修正データに基づいて前記時計手段による時刻
    を修正する時刻修正手段を備えていることを特徴とする
    請求項1または2記載の携帯用無線装置。
  4. 【請求項4】 前記時刻修正データを受信した後、予め
    記憶している呼出番号に応じて前記時刻修正データに基
    づく時刻を補正する時刻補正手段を備えていることを特
    徴とする請求項3記載の携帯用無線装置。
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