JPH09272461A - 車両のボデー構造 - Google Patents
車両のボデー構造Info
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- JPH09272461A JPH09272461A JP8782496A JP8782496A JPH09272461A JP H09272461 A JPH09272461 A JP H09272461A JP 8782496 A JP8782496 A JP 8782496A JP 8782496 A JP8782496 A JP 8782496A JP H09272461 A JPH09272461 A JP H09272461A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数枚のパネルをスポット溶接により結合し
て構成される車両のボデー構造において、スポット溶接
作業時に溶接ガンがパネルの非溶接面に干渉することを
簡易な構造で防止できるようにする。 【解決手段】 クォータアウトサイドパネル2の端部
に、パネル本体2aと交差する方向に内向きのフランジ
部2bが形成され、そのフランジ部2aにクォータパネ
ルエクステンション4の端部を重ねてスポット溶接によ
り結合する構成の車両のボデー構造において、前記クォ
ータパネルエクステンション4の端末に折曲部4aを設
けるとともに、その折曲部4aには溶接ガン11の挿入
位置規制用の突起帯5を設ける。そして、スポット溶接
時に挿入される溶接ガン11の過剰な挿入を抑えてクォ
ータアウトサイドパネル2のパネル本体2aに干渉しな
いようにした。
て構成される車両のボデー構造において、スポット溶接
作業時に溶接ガンがパネルの非溶接面に干渉することを
簡易な構造で防止できるようにする。 【解決手段】 クォータアウトサイドパネル2の端部
に、パネル本体2aと交差する方向に内向きのフランジ
部2bが形成され、そのフランジ部2aにクォータパネ
ルエクステンション4の端部を重ねてスポット溶接によ
り結合する構成の車両のボデー構造において、前記クォ
ータパネルエクステンション4の端末に折曲部4aを設
けるとともに、その折曲部4aには溶接ガン11の挿入
位置規制用の突起帯5を設ける。そして、スポット溶接
時に挿入される溶接ガン11の過剰な挿入を抑えてクォ
ータアウトサイドパネル2のパネル本体2aに干渉しな
いようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のボデー構造
に係り、詳しくは複数枚のパネルをスポット溶接により
結合して構成されるボデー構造に関する。
に係り、詳しくは複数枚のパネルをスポット溶接により
結合して構成されるボデー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は車両のボデー全体の概略側面図で
あり、図6は図5のC−C線断面図、即ち、車両の最後
部ピラー(以下、リヤピラーという)の断面図であり、
スポット溶接機によるスポット溶接作業態様を示してい
る。リヤピラー21はクォータアウトサイドパネル22
と、ルーフサイドインナパネル23と、クォータパネル
エクステンション24とをスポット溶接で結合すること
により袋断面構造に形成されている。なお、図中の×印
がスポット溶接個所を示す。
あり、図6は図5のC−C線断面図、即ち、車両の最後
部ピラー(以下、リヤピラーという)の断面図であり、
スポット溶接機によるスポット溶接作業態様を示してい
る。リヤピラー21はクォータアウトサイドパネル22
と、ルーフサイドインナパネル23と、クォータパネル
エクステンション24とをスポット溶接で結合すること
により袋断面構造に形成されている。なお、図中の×印
がスポット溶接個所を示す。
【0003】リヤピラー21は、まずクォータアウトサ
イドパネル22の後端部にクォータパネルエクステンシ
ョン24の一端をスポット溶接で結合(図中D部)し、
次いでクォータアウトサイドパネル22の前端部と、ク
ォータパネルエクステンション24の他端に、ルーフサ
イドインナパネル23の各端部をそれぞれスポット溶接
で結合(図中E部及びF部)することによって組付けら
れる。
イドパネル22の後端部にクォータパネルエクステンシ
ョン24の一端をスポット溶接で結合(図中D部)し、
次いでクォータアウトサイドパネル22の前端部と、ク
ォータパネルエクステンション24の他端に、ルーフサ
イドインナパネル23の各端部をそれぞれスポット溶接
で結合(図中E部及びF部)することによって組付けら
れる。
【0004】上記結合個所のうち、クォータアウトサイ
ドパネル22とクォータパネルエクステンション24と
の結合個所のスポット溶接は、図示の如く、クォータア
ウトサイドパネル22のフランジ部22aにクォータパ
ネルエクステンション23の一端が重なるようにセット
後、その重合部分をスポット溶接機の一対の溶接ガン1
1,12により挟み込んでから、可動側(図示下側)の
溶接ガン12を図示仮想線の如くストロークさせ、溶接
ガン11,12の先端の溶接チップ13,14にて加圧
し、通電することにより行う。なお、このときの溶接ポ
イントの位置決めはフランジ部22aの先端を目安にし
て行われ、また、溶接打点はフランジ部22aの長手方
向に沿って所定ピッチで形成される。
ドパネル22とクォータパネルエクステンション24と
の結合個所のスポット溶接は、図示の如く、クォータア
ウトサイドパネル22のフランジ部22aにクォータパ
ネルエクステンション23の一端が重なるようにセット
後、その重合部分をスポット溶接機の一対の溶接ガン1
1,12により挟み込んでから、可動側(図示下側)の
溶接ガン12を図示仮想線の如くストロークさせ、溶接
ガン11,12の先端の溶接チップ13,14にて加圧
し、通電することにより行う。なお、このときの溶接ポ
イントの位置決めはフランジ部22aの先端を目安にし
て行われ、また、溶接打点はフランジ部22aの長手方
向に沿って所定ピッチで形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のボデー構造によると、一方の溶接ガン11をクォー
タアウトサイドパネル22の内側に回り込むように挿入
してスポット溶接を行う関係で、溶接ガン11が過剰に
挿入されると、その先端が図示の如くクォータアウトサ
イドパネル22の内面に干渉して歪みが発生する虞があ
る。そして、この歪みの発生個所が車両表面に顕在する
部位であり、品質を損ねることになるため、歪み取りの
ための面修正作業を必要とする。特に溶接ガンのパネル
に対する干渉問題は、人手によるスポット溶接作業時に
発生し易い。なお、上記の干渉対策として、例えば溶接
治具に干渉回避の手段を施すことも可能であるが、その
ときは治具が複雑化してしまう。
来のボデー構造によると、一方の溶接ガン11をクォー
タアウトサイドパネル22の内側に回り込むように挿入
してスポット溶接を行う関係で、溶接ガン11が過剰に
挿入されると、その先端が図示の如くクォータアウトサ
イドパネル22の内面に干渉して歪みが発生する虞があ
る。そして、この歪みの発生個所が車両表面に顕在する
部位であり、品質を損ねることになるため、歪み取りの
ための面修正作業を必要とする。特に溶接ガンのパネル
に対する干渉問題は、人手によるスポット溶接作業時に
発生し易い。なお、上記の干渉対策として、例えば溶接
治具に干渉回避の手段を施すことも可能であるが、その
ときは治具が複雑化してしまう。
【0006】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、複数枚のパネル
をスポット溶接により結合して構成される車両のボデー
構造において、スポット溶接作業時に溶接ガンがパネル
の非溶接面に干渉することを簡易な構造で防止できるよ
うにする。
ものであり、その目的とするところは、複数枚のパネル
をスポット溶接により結合して構成される車両のボデー
構造において、スポット溶接作業時に溶接ガンがパネル
の非溶接面に干渉することを簡易な構造で防止できるよ
うにする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したものである。即ち、請
求項1の発明は、一方のパネルの一端に、そのパネルの
パネル本体の面方向と交差する方向にフランジ部が形成
され、前記フランジ部に他方のパネルの端部を重ねてス
ポット溶接により結合する構成の車両のボデー構造であ
って、前記他方のパネルには、スポット溶接時に前記フ
ランジ部の面に沿って前記パネル本体側へ挿入される溶
接ガンの挿入位置を規制する規制部を設けたことを特徴
とする。
に、本発明は次のように構成したものである。即ち、請
求項1の発明は、一方のパネルの一端に、そのパネルの
パネル本体の面方向と交差する方向にフランジ部が形成
され、前記フランジ部に他方のパネルの端部を重ねてス
ポット溶接により結合する構成の車両のボデー構造であ
って、前記他方のパネルには、スポット溶接時に前記フ
ランジ部の面に沿って前記パネル本体側へ挿入される溶
接ガンの挿入位置を規制する規制部を設けたことを特徴
とする。
【0008】上記のように構成された請求項1の発明に
よると、一方のパネルのフランジ部に他方のパネルを重
ねてスポット溶接する場合において、溶接ガンがパネル
本体側に向かって挿入されたとき、規制部が溶接ガンに
当接することにより該溶接ガンの挿入位置を規制する。
このことにより、溶接ガンがパネルのパネル本体に干渉
することを回避することができる。
よると、一方のパネルのフランジ部に他方のパネルを重
ねてスポット溶接する場合において、溶接ガンがパネル
本体側に向かって挿入されたとき、規制部が溶接ガンに
当接することにより該溶接ガンの挿入位置を規制する。
このことにより、溶接ガンがパネルのパネル本体に干渉
することを回避することができる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の車両の
ボデー構造において、前記ガン規制部が、スポット溶接
の打点方向に沿って延設された突起帯からなることを特
徴とする。従って、請求項2の発明によると、フランジ
部の長手方向に沿ってスポット溶接を行う場合、突起帯
が溶接ガンを打点方向に沿って移動する際のガイドして
機能し、溶接ガンを滑らかに移動することができる。
ボデー構造において、前記ガン規制部が、スポット溶接
の打点方向に沿って延設された突起帯からなることを特
徴とする。従って、請求項2の発明によると、フランジ
部の長手方向に沿ってスポット溶接を行う場合、突起帯
が溶接ガンを打点方向に沿って移動する際のガイドして
機能し、溶接ガンを滑らかに移動することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は車両の最後部ピラ
ー(以下、リヤピラーという)の概略図側面であり、図
2は図1のA−A線断面図、図3は図2のB−B線断面
図である。なお、図中×印は溶接打点を示す。図2に基
づいてリヤピラーの構造を説明する。リヤピラー1は概
ねクォータアウトサイドパネル2と、ルーフサイドイン
ナパネル3と、クォータパネルエクステンション4との
3枚のパネルから断面袋構造に構成されている。
に基づいて具体的に説明する。図1は車両の最後部ピラ
ー(以下、リヤピラーという)の概略図側面であり、図
2は図1のA−A線断面図、図3は図2のB−B線断面
図である。なお、図中×印は溶接打点を示す。図2に基
づいてリヤピラーの構造を説明する。リヤピラー1は概
ねクォータアウトサイドパネル2と、ルーフサイドイン
ナパネル3と、クォータパネルエクステンション4との
3枚のパネルから断面袋構造に構成されている。
【0011】リヤピラー1の組付順序は、まず、クォー
タアウトサイドパネル2とクォータパネルエクステンシ
ョン4とを図示しない組付用治具にセットし、それら両
パネル2,3の重合部(図中A部)をスポット溶接によ
り結合する。次に、ルーフサイドインナパネル3を組付
用治具にセットし、クォータアウトサイドパネル2との
重合部(図中B部)及びアウタパネルエクステンション
4との重合部(図中C部)をそれぞれスポット溶接によ
り結合する。
タアウトサイドパネル2とクォータパネルエクステンシ
ョン4とを図示しない組付用治具にセットし、それら両
パネル2,3の重合部(図中A部)をスポット溶接によ
り結合する。次に、ルーフサイドインナパネル3を組付
用治具にセットし、クォータアウトサイドパネル2との
重合部(図中B部)及びアウタパネルエクステンション
4との重合部(図中C部)をそれぞれスポット溶接によ
り結合する。
【0012】さて、上記結合部のうち、例えばクォータ
アウトサイドパネル2とアウタパネルエクステンション
4との結合部は、クォータアウトサイドパネル2の端末
にそのパネル本体2aから内面側にL字状に折り曲げら
れたフランジ部2bが形成されており、そのフランジ部
2bの内面側に断面略コ字形のエクステンションアウタ
パネル4の一端を重ねて結合するようになっている。
アウトサイドパネル2とアウタパネルエクステンション
4との結合部は、クォータアウトサイドパネル2の端末
にそのパネル本体2aから内面側にL字状に折り曲げら
れたフランジ部2bが形成されており、そのフランジ部
2bの内面側に断面略コ字形のエクステンションアウタ
パネル4の一端を重ねて結合するようになっている。
【0013】従って、上記結合部をスポット溶接する場
合は、図2に示す如く、一方の溶接ガン11をクォータ
アウトサイドパネル2のパネル本体部2aとフランジ部
2bとのコーナーに回り込むように挿入後、これに対向
する可動側(図示下側)の他方の溶接ガン12をストロ
ークし、溶接ガン11,12の先端の溶接チップ13,
14にてスポット溶接を行うが、このスポット溶接時に
おいて、前記コーナーに挿入される溶接ガン11が過剰
に挿入されると、その端部がパネル本体部2aに干渉し
て歪みを発生する虞がある。
合は、図2に示す如く、一方の溶接ガン11をクォータ
アウトサイドパネル2のパネル本体部2aとフランジ部
2bとのコーナーに回り込むように挿入後、これに対向
する可動側(図示下側)の他方の溶接ガン12をストロ
ークし、溶接ガン11,12の先端の溶接チップ13,
14にてスポット溶接を行うが、このスポット溶接時に
おいて、前記コーナーに挿入される溶接ガン11が過剰
に挿入されると、その端部がパネル本体部2aに干渉し
て歪みを発生する虞がある。
【0014】この干渉を回避すべく、本実施の形態で
は、前記クォータパネルエクステンション4の端末に略
直角に折り曲げられた折曲部4aが形成され、その折曲
部4aがクォータアウトサイドパネル2のパネル本体2
aの内面に対して所要の間隔を保持するようにクォータ
パネルエクステンション4がセットされる。そして、折
曲部4aには前記コーナー部に向かって差し込まれる溶
接ガン11の挿入位置を規制する規制部としての突起帯
5(外形が略半円形の凸状ビード)が長手方向に形成さ
れ、その突起帯5は溶接ガン11の挿入方向に対向する
側に突出し、溶接チップ13の側面に当接することで溶
接ガン11の過剰挿入を阻止する。
は、前記クォータパネルエクステンション4の端末に略
直角に折り曲げられた折曲部4aが形成され、その折曲
部4aがクォータアウトサイドパネル2のパネル本体2
aの内面に対して所要の間隔を保持するようにクォータ
パネルエクステンション4がセットされる。そして、折
曲部4aには前記コーナー部に向かって差し込まれる溶
接ガン11の挿入位置を規制する規制部としての突起帯
5(外形が略半円形の凸状ビード)が長手方向に形成さ
れ、その突起帯5は溶接ガン11の挿入方向に対向する
側に突出し、溶接チップ13の側面に当接することで溶
接ガン11の過剰挿入を阻止する。
【0015】本実施の形態は上述のように構成したもの
であり、従ってスポット溶接作業時には、フランジ部2
bの先端を目安にして溶接ガン11,12の位置を決定
するが、その場合、仮に溶接ガン11がパネル本体2a
側に過剰に挿入された場合であっても、突起帯5が溶接
チップ13に当接してそれ以上の挿入を阻止し、溶接ガ
ン11の端部がパネル本体2aに干渉することを回避す
る。
であり、従ってスポット溶接作業時には、フランジ部2
bの先端を目安にして溶接ガン11,12の位置を決定
するが、その場合、仮に溶接ガン11がパネル本体2a
側に過剰に挿入された場合であっても、突起帯5が溶接
チップ13に当接してそれ以上の挿入を阻止し、溶接ガ
ン11の端部がパネル本体2aに干渉することを回避す
る。
【0016】また、クォータアウトサイドパネル2とク
ォータパネルエクステンション4とのスポット溶接は、
図1に×印で示すように、上下方向に所定ピッチで連続
して行う。従って、溶接ガン11,12を図3に示す如
くフランジ部2bの長手方向に順次移動するが、前記突
起帯5は溶接ガン11の移動を案内するガイド部材とし
ても機能する。そして、本実施の形態では、規制部を外
形が略半円形の凸形状をなす突起帯5から構成してある
ため、溶接ガン11を滑らかに移動することができる。
ォータパネルエクステンション4とのスポット溶接は、
図1に×印で示すように、上下方向に所定ピッチで連続
して行う。従って、溶接ガン11,12を図3に示す如
くフランジ部2bの長手方向に順次移動するが、前記突
起帯5は溶接ガン11の移動を案内するガイド部材とし
ても機能する。そして、本実施の形態では、規制部を外
形が略半円形の凸形状をなす突起帯5から構成してある
ため、溶接ガン11を滑らかに移動することができる。
【0017】ところで、スポット溶接時における溶接ガ
ン11のパネルに対する干渉問題は、図示のリヤピラー
1の場合においてもクォータパネルエクステンション4
とルーフサイドインナパネル3との接合部(図中C点)
でも生ずる。しかし、この部位は車両表面に顕在しない
部位であるため、仮に多少の歪みが発生しても品質管理
上無視し得るものである。従って、わざわざ規制部とし
ての突起帯5を設定するまでもない。
ン11のパネルに対する干渉問題は、図示のリヤピラー
1の場合においてもクォータパネルエクステンション4
とルーフサイドインナパネル3との接合部(図中C点)
でも生ずる。しかし、この部位は車両表面に顕在しない
部位であるため、仮に多少の歪みが発生しても品質管理
上無視し得るものである。従って、わざわざ規制部とし
ての突起帯5を設定するまでもない。
【0018】なお、突起帯5の設定部位はクォータパネ
ルエクステンション4の端部に限るものではなく、例え
ば図4に示すように、溶接ガン11の一部に当接し得る
ようにクォータパネルエクステンション4の中程に設定
することも可能である。また、規制部は図示の如き形状
の突起帯5に限られるものでもなく、溶接ガン11の過
剰な挿入を阻止できるものであればよい。
ルエクステンション4の端部に限るものではなく、例え
ば図4に示すように、溶接ガン11の一部に当接し得る
ようにクォータパネルエクステンション4の中程に設定
することも可能である。また、規制部は図示の如き形状
の突起帯5に限られるものでもなく、溶接ガン11の過
剰な挿入を阻止できるものであればよい。
【0019】さらにまた、実施の形態はリヤピラー1の
場合で説明しているが、複数枚のパネルを相互に重ねて
スポット溶接により結合することにより構成される車両
のボデー構造中、溶接ガン11をパネルの内側に挿入し
てスポット溶接を行うような部位であって、溶接ガンと
の干渉に起因する歪みの発生を防止する必要のある部位
であれば適用できる。
場合で説明しているが、複数枚のパネルを相互に重ねて
スポット溶接により結合することにより構成される車両
のボデー構造中、溶接ガン11をパネルの内側に挿入し
てスポット溶接を行うような部位であって、溶接ガンと
の干渉に起因する歪みの発生を防止する必要のある部位
であれば適用できる。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
スポット溶接時において、簡易な構成でありながら、パ
ネルの非結合面に溶接ガンが干渉することを防止して干
渉に起因する歪みの発生を未然に防止することができ
る。このことは、パネルの面修正作業が不要となり、高
面品質の確保が可能となる。また、スポット溶接の作業
性が向上されるとともに、組付用治具に干渉回避対策を
施す必要がなく、治具の簡素化が可能となる。
スポット溶接時において、簡易な構成でありながら、パ
ネルの非結合面に溶接ガンが干渉することを防止して干
渉に起因する歪みの発生を未然に防止することができ
る。このことは、パネルの面修正作業が不要となり、高
面品質の確保が可能となる。また、スポット溶接の作業
性が向上されるとともに、組付用治具に干渉回避対策を
施す必要がなく、治具の簡素化が可能となる。
【図1】車両の最後部ピラーの概略側面図である。
【図2】図1のA−A線断面図であり、スポット溶接態
様を示す。
様を示す。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】突起帯の変更例を示す断面図である。
【図5】従来の車両の概略側面図である。
【図6】図5のC−C線断面図であり、スポット溶接態
様を示す。
様を示す。
1…最後部ピラー 2…クォータアウト
サイドパネル 2a…パネル本体 2b…フランジ部 3…ルーフサイドインナパネル 4…クォータパネル
エクステンション 5…突起帯
サイドパネル 2a…パネル本体 2b…フランジ部 3…ルーフサイドインナパネル 4…クォータパネル
エクステンション 5…突起帯
Claims (2)
- 【請求項1】 一方のパネルの一端に、そのパネルのパ
ネル本体の面方向と交差する方向にフランジ部が形成さ
れ、前記フランジ部に他方のパネルの端部を重ねてスポ
ット溶接により結合する構成の車両のボデー構造であっ
て、 前記他方のパネルには、スポット溶接時に前記フランジ
部に沿って前記パネル本体側へ挿入される溶接ガンの挿
入位置を規制する規制部を備えた車両のボデー構造。 - 【請求項2】 前記規制部が、スポット溶接の打点方向
に沿って延設された突起帯からなる請求項1記載の車両
のボデー構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8782496A JPH09272461A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 車両のボデー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8782496A JPH09272461A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 車両のボデー構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09272461A true JPH09272461A (ja) | 1997-10-21 |
Family
ID=13925711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8782496A Pending JPH09272461A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 車両のボデー構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09272461A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100383005C (zh) * | 2006-07-23 | 2008-04-23 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 轿车发动机悬挂安装支架与前边梁的组焊结构 |
US7551053B2 (en) | 2003-11-05 | 2009-06-23 | Tdk Corporation | Coil device |
-
1996
- 1996-04-10 JP JP8782496A patent/JPH09272461A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7551053B2 (en) | 2003-11-05 | 2009-06-23 | Tdk Corporation | Coil device |
CN100383005C (zh) * | 2006-07-23 | 2008-04-23 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 轿车发动机悬挂安装支架与前边梁的组焊结构 |
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