JPH09271870A - Diプレス機における缶胴体の抜取り装置および抜取り方法 - Google Patents

Diプレス機における缶胴体の抜取り装置および抜取り方法

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JPH09271870A
JPH09271870A JP8111999A JP11199996A JPH09271870A JP H09271870 A JPH09271870 A JP H09271870A JP 8111999 A JP8111999 A JP 8111999A JP 11199996 A JP11199996 A JP 11199996A JP H09271870 A JPH09271870 A JP H09271870A
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punch sleeve
pressure medium
pin
tip
punch
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JP8111999A
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Akira Tajiri
彰 田尻
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Sky Aluminium Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンデム式のDIプレス機のパンチスリーブ
からDI加工済みの缶胴体を抜取るための装置として、
缶胴体を傷付けたりすることなく、しかもコストも低廉
な装置を提供する。 【解決手段】 パンチスリーブの先端部分に、その先端
面に向って開口する摺動用凹部を形成し、その摺動用凹
部に、摺動可能でかつ前方へ突出可能な突き出しピンを
設け、その突き出しピンによってドーミング加工後の缶
胴体内側から押してパンチスリーブから抜き出すように
した。またその突き出しピンの駆動手段として圧力媒体
を用いることとした。さらに突き出しピンの先端に補助
圧力媒体吹出し口を設けて、パンチスリーブ抜取り時に
補助圧力を缶胴体の内側に与え、パンチスリーブからの
缶胴体の抜取りに補助圧力媒体の圧力を利用するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、絞りしごき加工
(DI加工)によって2ピース缶用の缶胴体を製造する
にあたって、再絞り加工と複数回のしごき加工およびド
ーミング加工をタンデムに行なうDIプレス機(ボデイ
メーカー)のパンチスリーブから加工済の缶胴体を抜取
るための抜取り装置および抜取り方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように2ピース缶は、絞りしごき
加工によって缶底を一体化した缶胴体(DI缶胴体)を
成形し、これに缶蓋を取付けることによって作られる。
そしてDI缶胴体の成形にあたっては、先ず素材のアル
ミニウム合金板あるいは錫メッキ鋼板などのブランクに
深絞り加工を施してカップ状素材に成形し、次いでその
カップ状素材について再絞り加工を施してから缶壁に対
し2〜3回程度のしごき加工を施し、その後缶胴体の底
面を内側にドーム状に湾曲させるドーム加工を行なうの
が通常である。このようなDI缶胴体の実際の量産工程
としては、最近では先ず深絞り用プレス機によってカッ
プ状素材を成形し、次いでそのカップ状素材について、
絞り通し型と称されるタンデム式のDIプレス機(ボデ
イメーカー)を用いて、再絞り加工から2〜3回のしご
き加工、ドーミング加工までを一連続に行なうことが多
い。この場合のDIプレス機の概要を図7に示す。
【0003】図7において、再絞りスリーブ1は前進後
退可能に設けられていて、その再絞りスリーブ1の前方
に再絞りダイス2が配置され、その再絞りダイス2の前
方に複数基、例えば3基のしごきダイス3A,3B,3
Cが直列状に配置され、さらにしごきダイス3Cの前方
にストリッパー4が配置され、そのストリッパー4の前
方にドーミングダイ5が配置されている。そしてパンチ
スリーブ6が再絞りスリーブ1の位置からドーミングダ
イ5の位置まで前進後退可能に設けられている。
【0004】このようなDIプレス機においては、予め
深絞り加工により得られたカップ状素材9を再絞りスリ
ーブ1に被せて再絞りスリーブ1を再絞りダイス2の位
置まで前進させるとともにパンチスリーブ6を再絞りダ
イス2の位置からさらに各しごきダイス3A,3B,3
Cの位置を経てドーミングダイ5に突当たる位置まで連
続的に前進させる。この過程においてカップ状素材9は
再絞りダイス2によって再絞り加工され、続いてしごき
ダイス3A,3B,3Cによって缶壁にしごき加工が施
され、さらにドーミングダイ5に突当てられることによ
り缶底にドーム加工が施される。このようにパンチスリ
ーブ6の前進過程でカップ状素材9に対してDI加工が
施された後、パンチスリーブ6を後退させ、その後退途
中でDI加工済みの缶胴体がストリッパー4によってパ
ンチスリーブ6から抜取られる。このようにして成形さ
れた缶胴体7の一例を図8に示す。
【0005】ここで、前述のような複数回のしごき加工
においては、パンチスリーブの外周面に対して缶胴体の
側壁部が強く密着される。しかもこのしごき加工では、
図8に示すように缶胴体7の開口端部7Aの側壁厚さT
Aは、缶胴体7の中央部(胴部)7Bの側壁厚みTBよ
りもわずかに厚く形成され、開口端部7Aの内径RAは
中央部7Bの内径RBよりわずかに小さくなる。そのた
めパンチスリーブ6からDI加工済みの缶胴体7を引抜
くにあたっては、缶胴体7の開口端部7Aがその内径よ
り大きい外径を有するパンチスリーブ先端部分を通過し
なければならないため、大きな抵抗が生じる。そこで前
述のようにDI加工後の缶胴体を強制的にパンチスリー
ブから引抜くためのストリッパーが必要となるのであ
る。
【0006】上述のようなストリッパー4としては、例
えば特公昭43−19697号、実公昭54−2635
号、特公昭60−133号等に示されているように、環
状に配列された複数のフィンガーを備えていて、そのフ
ィンガーが環状スプリングの如き弾性部材によってフィ
ンガー先端の爪部を閉じる方向に常時付勢された構成の
ものが一般的である。このようなストリッパーでは、パ
ンチスリーブの前進時すなわちしごき加工時には、パン
チスリーブの外周上に密着している缶胴体により前記弾
性部材の弾性力に抗してフィンガーが押し拡げられて、
パンチスリーブの先端部および缶胴体がストリッパーの
位置を通過する。そしてパンチスリーブの後退時には、
フィンガーの爪部が缶胴体の開口端に係合し、パンチス
リーブの後退に伴なって缶胴体がパンチスリーブ先端部
から抜取られる。
【0007】また上述のようなフィンガータイプのスト
リッパー装置のほか、ノックアウト方式のストリッパー
装置も考えられている。すなわち、タンデム式(絞り直
し型)ではない一般的なプレス機械では、パンチを貫通
して進退するノックアウトピンを設けておき、プレス加
工後にノックアウトピンをパンチから進出させてプレス
成形体をパンチから押し外すノックアウト方式が適用さ
れており、このようなノックアウトピンを用いたノック
アウト方式のストリッパー装置をDIプレス機に適用す
ることも考えられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のようなフィンガ
ータイプのストリッパー装置では、次のような問題があ
った。すなわちこの種のストリッパー装置においては、
パンチスリーブが挿通していない状態では、フィンガー
の爪部は弾性部材によって閉じられている。そしてパン
チスリーブが前進してしごき加工直後の缶胴体がストリ
ッパー装置を通過する際に、缶胴体の底部周縁部がフィ
ンガーの爪部の内側コーナー部に当接して、弾性部材の
弾発力に抗してフィンガーを強制的に拡げることにな
る。このとき、パンチスリーブは高速で前進してしごき
加工直後の缶胴体の底部周縁部がフィンガーの爪部に衝
撃的に当接するため、缶胴体の底部周縁部に当り疵が生
じやすい。またパンチスリーブの前進に伴なって缶胴体
の外周面がフィンガーの爪部先端に擦られるため、缶胴
体外周面に擦り疵が生じやすい。特に樹脂等をラミネー
トあるいは塗装したプレコート素材をDI加工するにあ
たっては、表面のコート層に当り疵、擦り疵が付きやす
く、そのため商品価値を損なってしまう問題がある。さ
らに缶胴体の先端をドーミングダイに突き当ててドーム
加工を行なった後、パンチスリーブが後退復帰する際
に、フィンガーの爪部が缶胴体の開口端に引掛って缶胴
体をパンチスリーブから離脱させることになるが、この
時の爪部の衝撃によって缶胴体の開口端の一部が潰れた
り、引き裂け(ロールバック)が生じたりしやすく、特
に前述のようなプレコート素材を用いた場合にはパンチ
スリーブに対する缶胴体の密着力が高いため、缶胴体開
口端の潰れや引き裂けが生じやすい問題がある。一方フ
ィンガーの爪部についても、缶胴体が通過するたびごと
に繰返し衝撃的に缶胴体に当るため、摩耗が激しくまた
傷付きやすく、そのためフィンガーの寿命も短いから、
フィンガーの交換を頻繁に行なわなければならず、生産
性を損なうという問題もあった。
【0009】これに対しノックアウト方式によるストリ
ッパー装置は、一般のプレス機械によって比較的浅い容
器を成形する場合にはさほど問題はないが、タンデム式
のDIプレス機(ボデイメーカー)に適用しようとする
場合、パンチスリーブおよびこれを取付けたラムの長さ
が一般のプレス機械の場合よりも格段に長く、そのため
ノックアウトピンの長さも著しく長くせざるを得ず、そ
のため実際にはノックアウト方式のストリッパー装置を
DIプレス機に組込むことは困難であった。すなわち、
著しく長いパンチスリーブ内に、その全長にわたって細
長いノックアウトピンを貫通させた構造とするために
は、加工コストが著しく嵩み、またその細長いノックア
ウトピンを進退可能に支持する構造を組込むために高コ
ストを招き、したがってタンデム式のDIプレス機にノ
ックアウト方式のストリッパー装置を適用することは著
しいコスト上昇を招かざるを得ず、そのため実際には適
用されていなかったのが実情である。
【0010】この発明は以上の事情を背景としてなされ
たもので、従来のフィンガータイプのストリッパー装置
の場合のように缶胴体に擦り疵や当り疵が生じたりある
いは缶胴体の開口端に潰れや引き裂きが生じたりするこ
とがなく、しかも一般のプレス機械に用いられているノ
ックアウト方式を適用した場合の問題点も生じないよう
にしたDIプレス機の缶胴体抜取り装置およびそれを用
いた缶胴体抜取り方法を提供することを目的とするもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明では、基本的に
は、従来の一般のプレス機に適用されているノックアウ
ト方式を応用しつつも、DIプレス機に適した構成とし
て、前述の課題を解決することとした。
【0012】具体的には、請求項1の発明のDIプレス
機における缶胴体の抜取り装置は、再絞りダイスと複数
のしごきダイスとドーミングダイとをその順に直列状に
配列し、パンチスリーブを再絞りダイスからドーミング
ダイの位置まで連続的に前進させることにより、カップ
状素材に対する再絞り加工、しごき加工、およびドーミ
ング加工を連続的に行なって缶胴体を成形するようにし
たDIプレス機において、前記パンチスリーブの先端部
分に、パンチスリーブの先端面に向って開口する摺動用
凹部が形成され、その摺動用凹部内に、パンチスリーブ
の中心軸線方向に沿って摺動可能でかつパンチスリーブ
の先端からその前方へ突出可能となるように突き出しピ
ンが設けられており、かつその突き出しピンをパンチス
リーブの軸線方向に沿って摺動させる駆動手段を備えて
いることを特徴とするものである。
【0013】また請求項2の発明のDIプレス機におけ
る缶胴体の抜取り装置は、請求項1に記載のDIプレス
機における缶胴体の抜取り装置において、前記パンチス
リーブの後端側からパンチスリーブの内部を通って前記
摺動用凹部内における突き出しピンの後方の空間に連通
する圧力媒体通路が形成されており、この圧力媒体通路
を介して前記駆動手段としての圧力媒体を前記空間に導
入するようにしたものである。
【0014】さらに請求項3の発明のDIプレス機にお
ける缶胴体の抜取り装置は、請求項1に記載のDIプレ
ス機における缶胴体の抜取り装置において、前記摺動用
凹部内に、その後端面から前方へ突出する案内軸が設け
られており、かつ前記突き出しピンには、前記案内軸の
先端側の部分が挿入される案内室が形成されているもの
である。
【0015】そしてまた請求項4の発明のDIプレス機
における缶胴体の抜取り装置は、請求項3に記載のDI
プレス機における缶胴体の抜取り装置において、前記案
内軸にはパンチスリーブの後端側から連通しかつ前記案
内室に開口する補助圧力媒体通路が形成されており、か
つ突き出しピンの先端面中央部には前記案内室から連通
する補助圧力媒体吹出し口が形成されているものであ
る。
【0016】一方請求項5、請求項6の発明は、いずれ
も請求項4の発明の抜取り装置を用いてDI加工後の缶
胴体をパンチスリーブから抜取る方法についてのもので
ある。 すなわち請求項5の発明は、請求項4に記載の
抜取り装置を用いてドーミング加工後の缶胴体をパンチ
スリーブから抜取るにあたり、ドーミング加工終了直後
にパンチスリーブが後退を開始するに際して前記突き出
しピンを前記駆動手段によってパンチスリーブの先端か
ら突出させて缶胴体の底面をその内側から押すことによ
りパンチスリーブからの缶胴体の抜取りを開始させ、か
つパンチスリーブの後退開始時もしくはその直前に補助
圧力媒体を突き出しピン先端面の補助圧力媒体吹出し口
から吹き出させ、これにより缶胴体内側の空間に補助圧
力媒体を供給することを特徴とするものである。
【0017】また請求項6の発明は、請求項5に記載の
DIプレス機における缶胴体の抜取り方法において、パ
ンチスリーブ先端からの前記突き出しピンの突出可能な
ストロークを、缶胴体の全長より短くかつ缶胴体の開口
端部の肉厚部分の長さより長く設定しておき、突き出し
ピンをパンチスリーブ先端から突き出させることにより
抜取りを開始して、突き出しピンが最大突出長さまで突
出した後には、前記缶胴体内の空間に供給される補助圧
力媒体の圧力により缶胴体の抜取りを継続させることを
特徴とするものである。
【0018】前述のような請求項1の発明の抜取り装置
においては、突き出しピンがパンチスリーブの軸線方向
に沿って前進して、カップ状素材に対する再絞り加工、
しごき加工、およびドーミング加工が連続的に行なわれ
て、所定の形状、寸法の缶胴体に成形された後、パンチ
スリーブの後退時に、突き出しピンが駆動手段により前
進させられて、パンチスリーブの先端面から突き出しピ
ンが突出し、これによってパンチスリーブ先端に嵌合し
ている缶胴体が、突き出しピンにより内側から押されて
パンチスリーブ先端から抜き取られる。
【0019】ここで、突き出しピンは、パンチスリーブ
の先端部分に形成された摺動用凹部内を摺動するもので
あって、その長さはパンチスリーブ全体の長さと比較し
て極くわずかで足り、また摺動ストロークも極くわずか
で足りる。
【0020】また請求項2の発明の抜取り装置において
は、パンチスリーブを前進駆動させるための駆動手段と
して圧力媒体、例えば空気圧あるいは油圧などが用いら
れており、パンチスリーブに形成された圧力媒体通路を
通じて摺動用凹部内の摺動用ピンの後方空間に圧力媒体
を導入することによって、突き出しピンが前進せしめら
れる。
【0021】一方請求項3の発明の抜取り装置において
は、突き出しピンの外周面側が駆動用凹部の内面によっ
て案内されるばかりでなく、突き出しピンの内側に形成
した案内室の内周面側が案内軸によって案内されるた
め、突き出しピンを円滑に安定して進退させることがで
きる。すなわち突き出しピンはその全長が前述のように
著しく短く、そのため突き出しピンの進退を案内するガ
イド部分の長さも著しく短くならざるを得ないが、この
ような短いピンを短いガイド部分で案内しながら前進さ
せる場合、突き出しピンの姿勢が不安定となって円滑に
進退させ得なくなるおそれがあるが、突き出しピンの外
周面、内周面の両方を案内することによって突き出しピ
ンの進退時の姿勢を安定化し、円滑かつ安定して突き出
しピンを進退させることができる。
【0022】さらに請求項4の発明の抜取り装置におい
ては、缶胴体を抜き取るにあたって、パンチスリーブ先
端部から突き出しピンを突出させて、機械的な抜取り力
を缶胴体に与えるばかりでなく、補助圧力媒体通路、突
き出しピンの内側の被案内室を経て加圧空気などの補助
圧力媒体を突き出しピン先端面の補助圧力媒体吹き出し
口から吹き出させて、缶胴体内面に流体圧力を作用させ
る。すなわち機械的な抜取り力と流体圧力による抜取り
力とを併用する。そしてこのように補助圧力媒体を吹込
むことによって、缶胴体を円滑に抜き取ることが可能と
なる。すなわち缶胴体は再絞り加工、しごき加工によっ
てパンチスリーブの外周面に密着しており、そのため突
き出しピンによって缶胴体を抜き取り方向へ押しただけ
では、缶胴体内が負圧となってパンチスリーブからの抜
き取りが困難となることが多く、またその負圧によって
缶胴体が潰れてしまうこともあるが、パンチスリーブ先
端の吹き出し口から缶胴体の内面側へ補助圧力媒体を吹
込むことによって、前述の負圧の発生を回避し、円滑に
缶胴体を抜き取ることが可能となり、また負圧による缶
胴体の潰れを防止することができるのである。
【0023】また請求項5の発明の抜取り方法によれ
ば、請求項4に関して前述したように、突き出しピンの
パンチスリーブからの突出による機械的な力と、補助圧
力媒体によって缶胴体内に加えられる流体圧力との両者
を併用しており、この場合前述のように缶胴体内の負圧
の発生を回避することができる。
【0024】さらに請求項6の発明の抜取り方法によれ
ば、大きな抜取り力が必要な抜取り開始初期には突き出
しピンによる機械的な大きな抜取り力が作用し、その後
は補助圧力媒体の吹込みによる流体圧力で抜取りの進行
が継続されることになる。すなわち、既に述べたように
缶胴体の開口端部は缶胴体の胴部よりも肉厚でその内径
が胴部よりもわずかに小径となっており、そのため抜取
り開始初期は大きな引抜き力が必要となるが、その段階
では突き出しピンによる大きな機械的な力で容易に抜取
りを開始させることができる。一方、抜き出しピンの突
き出しのみによって缶胴体をパンチスリーブから完全に
離脱させようとする場合には、突き出しピンの突き出し
ストロークを缶胴体の全長以上の長さとしなければなら
ず、そのため突き出しピンの長さ自体もある程度長くな
らざるを得ないが、前述のように抜取り開始初期のみに
突き出しピンによる機械的な力を利用し、その後は補助
圧力媒体の圧力を利用することによって、突き出しピン
の長さを短くすることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1にこの発明の引抜き装置を適
用したDIプレス機のパンチスリーブの先端部分の構成
の一例を示す。
【0026】図1において、パンチスリーブ6の外形は
従来一般のDIプレス機のパンチスリーブと同様であ
る。なおしごき加工において缶胴体7の開口端部7Aを
缶胴体7の胴部7Bよりもわずかに肉厚とするため、パ
ンチスリーブ6の外周上に浅い凹溝部分(浅溝部分)6
Aが円周方向に沿って形成されている点も、従来と同様
である。
【0027】前記パンチスリーブ6の先端部分には、そ
のパンチスリーブの中心軸線に沿いかつパンチスリーブ
6の先端に向って開口する摺動用凹部10が形成されて
いる。この摺動用凹部10は、開口端側の部分10Aの
円筒状内面の径よも内奥側(後方)の部分10Bの円筒
状内面の径が若干大径となるように作られている。また
パンチスリーブ6における前記摺動用凹部10よりも後
方の部分には、その中心軸線と平行に細孔状の圧力媒体
通路12が形成されており、この圧力媒体通路12の前
端は、前記摺動用凹部10の後端面10Cに開口してい
る。なお圧力媒体通路12の後方部分は、パンチスリー
ブ6の外部において開閉制御弁14を介在させた配管1
8を経て空気圧ポンプあるいは高圧ガス源、油圧シリン
ダなどの圧力媒体供給手段16に接続されており、また
配管18の中途には圧力開放弁20が接続されている。
【0028】さらにパンチスリーブ6の摺動用凹部10
内においては、その後端面10Cから前方へパンチスリ
ーブ6の中心軸線に沿って所定長さだけ突出する案内軸
22が設けられている。この案内軸22の中心には、パ
ンチスリーブ6の中心軸線に沿いそのパンチスリーブ6
の後方へ連続する補助圧力媒体通路24が形成されてお
り、この補助圧力媒体通路24は案内軸22の先端面2
2Aに開口している。またその補助圧力媒体通路24
は、パンチスリーブ6の後端側において、中間に開閉制
御弁26を介在させた配管28を経て空気加圧用ポンプ
あるいは高圧ガス源などの補助圧力媒体供給手段30に
接続されており、また配管28の中途には圧力開放弁3
2が接続されている。
【0029】またパンチスリーブ6の摺動用凹部10内
には、パンチスリーブ6の軸線方向に沿って進退可能な
突き出しピン34が配設されている。この突き出しピン
34は、摺動用凹部10の内奥側の大径部分10Bの内
周面および案内軸22の外周面に摺動可能に接する環状
のピストン部36と、摺動用凹部10の開口端側の小径
部分10Aの内周面に摺動可能に接しかつ案内軸22の
先端部分の外周面を取囲む中空円筒状のピン本体部38
を一体化した構成とされており、環状のピストン部36
の内面側と中空円筒状のピン本体部38の内面側が、案
内軸22を案内する案内室40とされている。そして前
記ピストン部36の外周面および内周面には、シール材
42,44が配設されている。またピン本体部38の先
端面38Aは、ドーミング加工のためのドーミングダイ
の形状に対応して凹湾曲状に形成され、またその先端面
38Aの中央には、案内室40から貫通する補助圧力媒
体吹出し口46が形成されている。
【0030】以上のような図1に示される抜取り装置を
備えたパンチスリーブを用いて缶胴体を成形して、缶胴
体をパンチスリーブから抜取る動作について、図2〜図
6を参照して説明する。
【0031】カップ状素材に対して再絞り加工、2回以
上のしごき加工、ドーミング加工を行なうまでのパンチ
スリーブ6の動作は従来と同様である。すなわち、図7
に示したように、パンチスリーブ6は再絞りダイス2、
しごきダイス3A,3B,3Cの各位置を通って前進し
て、カップ状素材9に対して再絞り加工、複数回のしご
き加工を施した後、さらにドーミングダイ5に突当るま
で前進する。ドーミングダイ5に突当る直前の再絞り加
工、しごき加工終了後の状態を図2に示す。ドーミング
ダイ5に突当るまでは、突き出しピン34は、その先端
がパンチスリーブ6の先端部分に密着嵌合している缶胴
体7の底部内面7Cに接した状態を保って、パンチスリ
ーブ6と一体となって前進する。なおこの状態では圧力
媒体供給配管18の開閉弁14(図1参照)は閉状態と
されていて、圧力媒体通路12には新たな圧力媒体は供
給されないが、圧力開放弁20を適切に制御して、摺動
用凹部10の内奥側大径部分10Bを適切な圧力に設定
しておくことにより、突出ピン34の先端が缶胴体7の
底部内面7Cに接した状態を保つことができる。
【0032】次いでパンチスリーブ6の先端がドーミン
グダイ5に突当った瞬間の状態、すなわち缶胴体7の底
部に対するドーミング加工がなされた瞬間の状態を図3
に示す。パンチスリーブ6の先端(缶胴体7の底面7
C)がドーミングダイ5に突当った時には、突き出しピ
ン34は、ドーミングダイ5の先端湾曲凸部に押されて
若干後退し、これによって缶胴体7の底面7Cにドーミ
ングダイ5の先端凸湾曲面形状通りのドーミング加工が
施される。
【0033】なお補助圧力媒体供給配管28の開閉弁2
6(図1参照)は、パンチスリーブ6の先端がドーミン
グダイ5に突当る瞬間もしくはその直前に開放されて、
補助圧力媒体供給通路24を経て突き出しピン34内側
の案内室40に加圧空気などの補助圧力媒体が供給さ
れ、突き出しピン34の先端の吹出し口46から缶胴体
7の内面への補助圧力媒体の吹き出しが開始される。
【0034】ドーミング加工終了直後、パンチスリーブ
6は直ちに後退を開始するが、この後退開始時に圧力媒
体供給配管18の開閉弁14が開放されて、圧力媒体供
給通路12を経て摺動用凹部10の内奥側大径部分10
Bに導入される加圧空気あるいは加圧油などの圧力媒体
により突き出しピンのピストン部36が押されて、パン
チスリーブ6に対し相対的に突き出しピン34が前進す
る。
【0035】このようにしてドーミング加工後、パンチ
スリーブ6が後退を開始した直後の状態を図4に示す。
缶胴体7は、パンチスリーブ6に対する突き出しピン3
4の相対的な前進によって前方へ突き出されてパンチス
リーブ6からの抜き出しが開始される。すなわち、缶胴
体7の肉厚な開口端部7A(前述のように中央部7Bの
内径よりもわずかに内径が小さい部分)が対応するパン
チスリーブ6のわずかに小径の浅溝部分6Aから強制的
に抜き出され、缶胴体7がパンチスリーブ6に対する相
対的な前進移動を開始する。この抜き出しの開始に伴な
って、缶胴体7の前端部側の内側にはパンチスリーブ6
の先端面から突き出た突き出しピン34の外面と缶胴体
7の内面との間に空間Sが形成されるが、吹出し口46
から吹き出される補助圧力媒体がその空間に満たされ
て、上記空間が負圧となることが防止される結果、その
負圧によって缶胴体7の抜き出しが困難となったり、負
圧により缶胴体7が潰れたりすることが防止される。ま
たそればかりでなく、吹出し口46から吹き出される補
助圧力媒体の圧力は、缶胴体7をパンチスリーブ6から
抜き出すための補助的な圧力としても作用する。
【0036】上述のようにしてパンチスリーブ6の後退
に伴なってその先端部からの缶胴体7の抜き出しが開始
され、突き出しピン34が前進限に至った後には、もっ
ぱら吹出し口46からの補助圧力媒体の圧力によって缶
胴体7がパンチスリーブ6に対し相対的に前方へ押さ
れ、パンチスリーブ6からの抜き出しが継続的に進行す
る。この状態を図5に示す。
【0037】その後、さらにパンチスリーブ6が後退す
れば、図6に示すように缶胴体7はパンチスリーブ6の
先端部から完全に抜き出される。
【0038】以上の例では抜き出しピン34による機械
的な突き出し力と補助圧力媒体の流体圧力とを併用して
缶胴体7を抜き取るようにしており、そのため突き出し
ピン34の進退ストロークは極めてわずかで足りる。す
なわち、突き出しピン34による突き出し力は、抜き出
し開始初期において缶胴体の相対的にわずかに厚い開口
端部(フランジ部)7Aをパンチスリーブ6における対
応するわずかに小径の浅溝部分6Aから抜け出させるた
めに用いられ、その後は補助圧力媒体の圧力によって缶
胴体7がパンチスリーブ6から抜け出させられるから、
突き出しピン34のストロークは、缶胴体7の肉厚な開
口端部7Aがパンチスリーブ6の対応する浅溝部分6A
から抜け出るまでのストロークがあれば足りる。具体的
には、上述の開口端部7Aの長さ(浅溝部分6Aの長
さ)は一般に15mm程度であるから、突き出しピン3
4のストロークは15mm以上、20mm程度で足り
る。そしてこのように突き出しピン34のストロークが
缶胴体7の全長よりも格段に短くて済むため、突き出し
ピン34自体の長さや摺動用凹部10の長さが、著しく
短くて済むことになる。
【0039】なお以上の例においては、突き出しピン3
4を進退駆動させるための駆動手段として圧力媒体を用
いているが、場合によってはパネやゴム等の機械的駆動
手段、あるいは電磁シリンダなどの電磁気的駆動手段な
どを用いたり、あるいはこれらを組合せたりすることも
できる。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明の抜取り装置によれば、
従来のDIプレス機に適用されていたフィンガータイプ
のストリッパー装置の如く缶胴体を傷付けたりするおそ
れがないばかりでなく、一般的なプレス機に用いられて
いるノックアウト方式のストリッパー装置をDIプレス
機に適用した場合よりも格段に低コスト化を図ることが
できる。すなわち、再絞り加工、しごき加工、ドーミン
グ加工後の缶胴体をパンチスリーブ先端部から突き出す
ための突き出しピンは、パンチスリーブの先端部分にお
いてのみ摺動すれば良いから、その長さはパンチスリー
ブの全長に比べて格段に短くて足り、またその突き出し
ピンが摺動する摺動用凹部も短くて足り、そのため従来
のノックアウト方式を適用してノックアウトピンをパン
チスリーブの全長に亘って貫通させる場合と比較して、
加工コストが格段に安価となるとともに、ピンを摺動可
能に支持する構造をパンチスリーブに組込むことも容易
になり、そのためトータルとして従来の一般的なノック
アウト方式をDIプレス機に適用した場合よりも格段に
低コスト化を図ることができる。
【0041】また請求項2の発明の抜取り装置によれ
ば、圧力媒体を突き出しピンの駆動手段として用いてい
るため、パンチスリーブの外部から圧力媒体を導入する
だけで突き出しピンを駆動することができ、そのためパ
ンチスリーブ内における突き出しピン駆動のための構造
が著しく簡単化される。
【0042】さらに請求項3の発明の抜取り装置によれ
ば、突き出しピンの進退がその内外両側で案内されるた
め、突き出しピンの進退を円滑かつ安定して行なうこと
ができる。
【0043】そしてまた請求項4の発明の抜取り装置、
請求項5の発明の抜取り方法によれば、突出しピンによ
って缶胴体のパンチスリーブ先端からの抜き出しを開始
してパンチスリーブ先端部内面と突き出しピンとの間に
形成された空間に補助圧力媒体が導入されるため、缶胴
体の抜き出しをより円滑かつ確実に行なうことができる
とともに、前記空間に負圧が生じて缶胴体が潰れてしま
ったりすることも有効に防止できる。
【0044】さらに請求項6の発明の抜取り方法によれ
ば、突き出しピンの突き出しストロークが、パンチスリ
ーブからの缶胴体の抜き出し開始初期に必要な極く短い
ストロークで足りるため、突き出しピンの全長、摺動用
凹部の長さをより一層短くして、加工コスト、組込みコ
ストのより一層の削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の抜取り装置を適用したパンチスリー
ブの先端部付近の一例を示す縦断側面図である。
【図2】図1に示されるパンチスリーブを用いてパンチ
スリーブをドーミングダイに突き当てる直前の状況を示
す縦断側面図である。
【図3】図1に示されるパンチスリーブを用いてパンチ
スリーブをドーミングダイに突き当てた瞬間の状況を示
す縦断側面図である。
【図4】図1に示されるパンチスリーブを用いてパンチ
スリーブをドーミングダイに突き当てた後、パンチスリ
ーブ後退開始直後の状況を示す縦断側面図である。
【図5】図1に示されるパンチスリーブを用いてパンチ
スリーブをドーミングダイに突き当てた後のパンチスリ
ーブ後退工程における缶胴体抜取り中途の状況を示す縦
断側面図である。
【図6】図1に示されるパンチスリーブを用いてパンチ
スリーブをドーミングダイに突き当てた後のパンチスリ
ーブ後退工程において缶胴体を完全に抜取った後の状況
を示す縦断側面図である。
【図7】タンデム型DIプレス機の一般的な例を示す略
解図である。
【図8】DIプレス機によって成形された缶胴体の代表
的な例を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
2 再絞りダイス 3A,3B,3C しごきダイス 5 ドーミングダイ 6 パンチスリーブ 7 缶胴体 10 摺動用凹部 12 圧力媒体通路 16 圧力媒体供給手段 22 案内軸 24 補助圧力媒体通路 30 補助圧力媒体供給手段 34 突き出しピン 40 案内室 46 補助圧力媒体吹出し口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再絞りダイスと複数のしごきダイスとド
    ーミングダイとをその順に直列状に配列し、パンチスリ
    ーブを再絞りダイスからドーミングダイの位置まで連続
    的に前進させることにより、カップ状素材に対する再絞
    り加工、しごき加工、およびドーミング加工を連続的に
    行なって缶胴体を成形するようにしたDIプレス機にお
    いて、 前記パンチスリーブの先端部分に、パンチスリーブの先
    端面に向って開口する摺動用凹部が形成され、その摺動
    用凹部内に、パンチスリーブの中心軸線方向に沿って摺
    動可能でかつパンチスリーブの先端からその前方へ突出
    可能となるように突き出しピンが設けられており、かつ
    その突き出しピンをパンチスリーブの軸線方向に沿って
    摺動させる駆動手段を備えていることを特徴とする、ド
    ーミング加工後の缶胴体をパンチスリーブから抜取るた
    めのDIプレス機における缶胴体の抜取り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のDIプレス機における
    缶胴体の抜取り装置において、 前記パンチスリーブの後端側からパンチスリーブの内部
    を通って前記摺動用凹部内における突き出しピンの後方
    の空間に連通する圧力媒体通路が形成されており、この
    圧力媒体通路を介して前記駆動手段としての圧力媒体を
    前記空間に導入するようにした、DIプレス機における
    缶胴体の抜取り装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のDIプレス機における
    缶胴体の抜取り装置において、 前記摺動用凹部内に、その後端面から前方へ突出する案
    内軸が設けられており、かつ前記突き出しピンには、前
    記案内軸の先端側の部分が挿入される案内室が形成され
    ている、DIプレス機における缶胴体の抜取り装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のDIプレス機における
    缶胴体の抜取り装置において、 前記案内軸にはパンチスリーブの後端側から連通しかつ
    前記案内室に開口する補助圧力媒体通路が形成されてお
    り、かつ突き出しピンの先端面中央部には前記案内室か
    ら連通する補助圧力媒体吹出し口が形成されている、D
    Iプレス機における缶胴体の抜取り装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の抜取り装置を用いてド
    ーミング加工後の缶胴体をパンチスリーブから抜取るに
    あたり、 ドーミング加工終了直後にパンチスリーブが後退を開始
    するに際して前記突き出しピンを前記駆動手段によって
    パンチスリーブの先端から突出させて缶胴体の底面をそ
    の内側から押すことによりパンチスリーブからの缶胴体
    の抜取りを開始させ、かつパンチスリーブの後退開始時
    もしくはその直前に補助圧力媒体を突き出しピン先端面
    の補助圧力媒体吹出し口から吹き出させ、これにより缶
    胴体内側の空間に補助圧力媒体を供給することを特徴と
    する、DIプレス機における缶胴体の抜取り方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のDIプレス機における
    缶胴体の抜取り方法において、 パンチスリーブ先端からの前記突き出しピンの突出可能
    なストロークを、缶胴体の全長より短くかつ缶胴体の開
    口端部の肉厚部分の長さより長く設定しておき、突き出
    しピンをパンチスリーブ先端から突き出させることによ
    り抜取りを開始して、突き出しピンが最大突出長さまで
    突出した後には、前記缶胴体内の空間に供給される補助
    圧力媒体の圧力により缶胴体の抜取りを継続させること
    を特徴とする、DIプレス機における缶胴体の抜取り方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11239828A (ja) * 1997-12-05 1999-09-07 Crown Cork & Seal Technol Corp 缶体を形成するのに使用される装置
JP2005279661A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Toyo Seikan Kaisha Ltd しごき加工成形体のストリッピング方法

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