JPH09271129A - プルボックス - Google Patents

プルボックス

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Publication number
JPH09271129A
JPH09271129A JP8068456A JP6845696A JPH09271129A JP H09271129 A JPH09271129 A JP H09271129A JP 8068456 A JP8068456 A JP 8068456A JP 6845696 A JP6845696 A JP 6845696A JP H09271129 A JPH09271129 A JP H09271129A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
lid
elastic piece
engaging portion
cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP8068456A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimiyoshi Yamamoto
公義 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yashima Kogyo KK
Original Assignee
Yashima Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yashima Kogyo KK filed Critical Yashima Kogyo KK
Priority to JP8068456A priority Critical patent/JPH09271129A/ja
Publication of JPH09271129A publication Critical patent/JPH09271129A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネジを使わずに蓋が取り付けられ、しかも、
蓋の落下も防止できるようにしたプルボックスを提供す
る。 【解決手段】 電線の接続あるいは分岐に用いられるプ
ルボックスの蓋1が被せられるケース3の開口2の周囲
に、端部を内側に折り曲げた係合部4を形成する。一
方、その蓋1の裏面の対向する辺に、前記係合部4の下
方に挿通されて係合部の下面に湾曲部12が当接する波
型に形成された第1の弾性片10と第2の弾性片11設
け、その第1の弾性片10と第2の弾性片11とをケー
ス3の係合部4に係合させて、ネジを使わずに蓋の取り
付けと取り外しがワンタッチでできるようにする。ま
た、前記第1の弾性片10の湾曲12”に、ケースの係
合部が嵌入できる長さに形成された保持部13を設け、
その保持部13が、蓋1を取り外した際に、ケース3の
係合部4と係合するようにして、蓋の落下が防止できる
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、配線同士の接続
や分岐などの際、接続ボックスあるいは分岐ボックスと
して用いられるプルボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】屋外配線を屋内に引き込んだ際の屋内配
線との接続や屋内配線同士の分岐等の電気配線を行う際
の接続ボックスや分岐ボックスとしてプルボックスが用
いられている。
【0003】プルボックスは、例えば図9に示すよう
に、板状の蓋1とその蓋1が開口2に着脱自在に取り付
けられる箱型ケース3からなり、前記箱型ケース3は、
その開口端部を内側に折り曲げて係合部4を形成し、そ
の係合部4の四隅にネジ溝の切られた取り付け孔5を設
けるとともに、その取り付け孔5と一致する孔5’を前
記蓋1の四隅に設け、ネジ止めにより蓋1を取り付ける
ようになっている。
【0004】そして、このようなプルボックスでは、開
口2の周囲を囲む側面あるいは開口と対向する底面に、
電線挿通用の孔と取り付け用のネジ孔とを適宜設け、そ
の適宜設けたネジ孔を介して建物の壁面や天井などにネ
ジ止めして取り付けるとともに、前記電線挿通用の孔に
例えば電線配管を介して屋外配線や屋内配線を導入し、
その導入した配線の接続や分岐を内部で行うようになっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このプ
ルボックスは、上述したように、屋外配線と屋内配線と
の接続や屋内配線同士の分岐などに用いられるため、引
き込み線近くの建物の天井や天井近くの壁面などに取り
付けられることが多く、そのため、蓋の取り付けや取り
外しの際には、片手で蓋の落下を防ぎながら、他方の手
でドライバーを用いてネジの取り外しや取り付けを行な
わなければならず、高所の辛い作業となっている。
【0006】また、このようなことから、作業中に誤っ
て蓋やネジを落下させたり、その落下させたネジの回収
ができず、ネジを欠落させたままで蓋を取り付けてしま
うこともあり、作業性が悪いばかりでなく、安全面から
も問題があった。
【0007】さらに、このネジにより蓋を取り付けるも
のでは、ケースの肉厚が薄く、ネジ溝を2山程度しか切
れないため、ねじ込み時にはネジを係合しにくく、しか
も、強度的にも弱い問題があった。
【0008】そこで、この発明の課題は、ネジを使わず
に蓋が取り付けられ、しかも、蓋の落下も防止できるよ
うにしたプルボックスを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明の請求項1に係る発明では、平板状の蓋が
開口に着脱自在に取り付けられる箱型ケースからなり、
前記ケースに電線挿通用の孔を設け、その挿通孔から導
入した電線の接続あるいは分岐をケース内で行うプルボ
ックスにおいて、上記ケースの開口の周囲に、端部を内
側に折り曲げた係合部を設け、かつ、上記蓋の裏面の対
向する辺に、折り曲げられた前記ケースの係合部の下方
に挿通されて係合部の裏面に湾曲部分が当接する波型に
形成された第1の弾性片と第2の弾性片をそれぞれ設け
るとともに、前記蓋の裏面に設けた前記第1の弾性片の
湾曲の後端に、ケースの係合部が嵌入される大きさに形
成された保持部を設けた構成を採用したのである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明のプルボックスの
実施の形態を図面に基づいて説明することにする。
【0011】図1に第1実施形態として請求項1の発明
に係るプルボックスを示す。
【0012】このプルボックスは、平板状の蓋1とその
蓋1が開口2に着脱自在に取り付けられる箱型ケース3
からなっている。
【0013】前記箱型ケース3の開口2の周囲には、係
合部4が形成されている。係合部4は開口2の端部を内
側に90度折り曲げたものとなっており、上記蓋1の裏
面の周縁が当接するようになっている。
【0014】一方、蓋1は、この形態の場合、箱型ケー
ス3の開口2の設けられた上面と同寸法の正方形の平板
で、その蓋1の裏面には、図2及び図3に示すように、
対向する辺に沿って、第1と第2の弾性片10,11
が、この形態では二個づつ計四個、所定の間隔をおいて
取り付けられている。
【0015】前記第1と第2の弾性片10,11は、例
えばバネ材や樹脂などを波型に形成したもので、図4で
示すように、湾曲部12がケース3の係合部4の裏面と
当接し、弾性圧によりケース3に係合するようになって
いる。
【0016】このとき、第2の弾性片11の湾曲部12
は第1の湾曲12’のみの1個としてある。
【0017】また、他方の第1の弾性片10の湾曲部1
2は、第1と第2の湾曲12’12”の2個とし、第2
の湾曲12”をストッパーとして前記係合部4の先端と
当接させて蓋1のガタ付きが防止できるようにしてい
る。
【0018】さらに、第1の弾性片10では、第2の湾
曲12”の後端を蓋1の裏面に対して垂直に、かつ、ケ
ース3の係合部4を嵌入できる長さに延長した保持部1
3を設けることにより、ケース3に蓋1が保持されるよ
うにしている。
【0019】すなわち、この形態では、図4に示すよう
に、ケース3の係合部4の長さをaとし、第1の弾性片
10の保持部13の長さをaより少し大きくしてある
(以下>aのように表記)。また、第1の弾性片10の
湾曲部12の先端から後端までをほぼa(≒a)として
同じ長さに形成するとともに、第2の弾性片11の湾曲
12の先端から後端までをb(=b)とし、蓋1の側辺
から第1の弾性片10の先端までの距離をbより少しだ
け小さく(<b)し、ほぼ同じ長さになるように構成す
ることにより、図8に示すように、蓋1を取り外した
際、ケース3の係合部4に前記保持部13が嵌入し、蓋
1の保持ができるようになっている。次に、その作用を
中心に蓋1の取り外しと、取り付け方法を説明すること
にする。
【0020】なお、図中符号14は溝であり、この溝1
4は、例えばドライバーの先端を挿入することにより、
挿入したドライバーを梃にして蓋1の取り外しができる
ようにするためものである。
【0021】この実施形態は以上のように構成され、例
えば図5に示すように、天井などに取り付けられたケー
ス3から蓋1を取り外す場合は、蓋1の溝14にドライ
バーなどを挿入し、図6に示すように、矢印(イ)の方
向に向かって押すと、第1の弾性片10の後端が、第2
の弾性片11の湾曲部12の全長と同じbだけ蓋1の側
辺から離れて取り付けられているため、蓋1がスライド
し(この形態ではドライバーを用いてスライドさせる例
を示しているが、ドライバーを用いないで、素手でスラ
イドさせるようにしてもよい)、ケース3の係合部4の
先端が第1の弾性片10の保持部13の後端と当接す
る。
【0022】このとき、蓋1の第2の弾性片11の湾曲
部12の全長は、スライド距離と同じbとしたことによ
り、第2の弾性片11とケース3の係合部4との係合が
解除され、図7及び図8に示すように、第1の弾性片1
0を支点として、ほぼ、90度回転する。このとき、ケ
ース3の係合部4は、第1の弾性片10の保持部13を
蓋1の裏面に対して垂直になるように形成してあるた
め、保持部13が嵌入し、保持部13の弾性圧により抜
け落ちが防止される。このため、蓋1の落下を防止する
ことができる。
【0023】この際、ケース3の係合部4の保持部13
への嵌入は、保持部13が湾曲12”を延長したもので
あるため、その延長部分はテーパー状に形成されてお
り、加えて、保持部13は、弾性を有することから、第
1の弾性片10がケース3の係合部4と係合を保ったま
まスムースに行われるようになっている。
【0024】このため、この状態で内部での配線の接続
や分岐作業を行なえば、蓋1の落下を防止しながら、安
全に作業を行うことができ、しかも、蓋を取り外さない
ので取り外した蓋の置き場所も不要になるため、作業も
スムースに行える。
【0025】また、蓋1をケース3から取り外す場合
は、図8に示すように、蓋1を矢印方向に引っ張れば、
保持部13が弾性体であるため、容易に取り外すことが
できる。
【0026】一方、蓋1を取り付ける場合は、上述と逆
の手順を行えば簡単に蓋1を取り付けることができる。
【0027】すなわち、図8のように、蓋1が係合部4
に保持されている場合は、図7の矢印(ロ)に示すよう
に、蓋1を回転させて裏面をケース3の係合部4に当接
させ、図6の矢印(ロ)に示すように、スライドさせれ
ば、第2の弾性片11がケース3の係合部4の裏面に当
接し、蓋1を取り付けることができる。
【0028】また、蓋1が取り外されている場合は、第
1の弾性片10の保持部13を一旦ケース3の係合部4
へ嵌入し、上述した手順で取り付けるか、あるいは、第
1の弾性片10が弾性を有することから、図7で示すよ
うに、直接第1の弾性片10をケース3の係合部13に
係合させてたのち、図6の矢印(ロ)に示すように、ス
ライドさせれば、取り付けることができる。
【0029】このように、このプルボックスでは、弾性
片10,11を用いることにより、ネジを用いないで、
蓋の取り付けをワンタッチで行うことができるため、例
えば高所での作業が容易に行える。
【0030】また、そのため、ネジの落下の危険性もな
く、しかも、その際、弾性片10,11に保持部13を
設けて、蓋1がをケース3に保持されるようにしたの
で、蓋1の落下を防ぐこともできるため、安全性にも優
れている。
【0031】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る発明は、以上
のように構成し、ケースの開口の周囲に、端部を内側に
折り曲げた係合部を設け、かつ、上記蓋の裏面の対向す
る辺に、折り曲げられた前記ケースの係合部の下方に挿
通されて係合部の裏面に湾曲部分が当接する波型に形成
された第1の弾性片と第2の弾性片をそれぞれ設け、前
記蓋の裏面に設けた前記第1の弾性片に、湾曲の後端が
ケースの係合部が嵌入される保持部を形成することによ
り、ネジを用いず弾性片でもって蓋を止めるようにした
ので、蓋の取り付け取り外しがワンタッチで行え、しか
も、蓋を開けた際、蓋をケースで保持できるので、蓋の
落下を防ぐこともできる安全性と作業性の向上を図った
プルボックスを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の分解斜視図
【図2】第1実施形態の蓋の裏面を示す正面図
【図3】第1実施例の蓋の断面図
【図4】第1実施例を説明するための図
【図5】第1実施例を説明するための図
【図6】第1実施例を説明するための図
【図7】第1実施例を説明するための図
【図8】第1実施例を説明するための図
【図9】従来例の分解斜視図
【符号の説明】
1 蓋 2 開口 3 ケース 4 係合部 10 第1の弾性片 11 第2の弾性片 12 湾曲部 12’第1の湾曲 12”第2の湾曲 13 保持部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の蓋が開口に着脱自在に取り付けら
    れる箱型ケースからなり、前記ケースに挿通孔を設け、
    その挿通孔から導入した電線の接続あるいは分岐をケー
    ス内で行うプルボックスにおいて、 上記ケースの開口の周囲に、端部を内側に折り曲げた係
    合部を設け、かつ、上記蓋の裏面の対向する辺に、折り
    曲げられた前記ケースの係合部の下方に挿通されて係合
    部の裏面に湾曲部分が当接する波型に形成された第1の
    弾性片と第2の弾性片をそれぞれ設けるとともに、前記
    蓋の裏面に設けた前記第1の弾性片の湾曲の後端に、ケ
    ースの係合部が嵌入される大きさに形成された保持部を
    設けたプルボックス。
JP8068456A 1996-03-25 1996-03-25 プルボックス Pending JPH09271129A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8068456A JPH09271129A (ja) 1996-03-25 1996-03-25 プルボックス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8068456A JPH09271129A (ja) 1996-03-25 1996-03-25 プルボックス

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ID=13374227

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JP8068456A Pending JPH09271129A (ja) 1996-03-25 1996-03-25 プルボックス

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JP (1) JPH09271129A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010164165A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Mirai Ind Co Ltd 取着体の取付部構造、取着体、及び取着体の取着装置
JP2020037343A (ja) * 2018-09-05 2020-03-12 株式会社豊田自動織機 パネル構造

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