JPH09270715A - 送信回路とその初期設定方法 - Google Patents

送信回路とその初期設定方法

Info

Publication number
JPH09270715A
JPH09270715A JP7719096A JP7719096A JPH09270715A JP H09270715 A JPH09270715 A JP H09270715A JP 7719096 A JP7719096 A JP 7719096A JP 7719096 A JP7719096 A JP 7719096A JP H09270715 A JPH09270715 A JP H09270715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
output
transmission
value
control signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7719096A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Hoshigami
浩 星上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
Priority to JP7719096A priority Critical patent/JPH09270715A/ja
Publication of JPH09270715A publication Critical patent/JPH09270715A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動無線機送信回路の小型化、初期調整の簡
易化、及び製造時の歩留まり向上をはかる。 【解決手段】 メモリ11に制御信号Cと送信用電力増
幅器10出力との対応を示すデータを格納しておき、受
信電界検出系14出力に対応した電力で送信されるよう
な制御信号をCPU12はメモリ11を参照して決定
し、出力する。さらにメモリ11のデータは、CPU1
2から制御信号Cをかえながら出力し、そのときの送信
用電力増幅器10出力が所定値になるごとにその電力値
と制御信号値とを自動的にメモリ11へ格納して自動生
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信回路とその初
期設定方法に係り、とくに時分割多重化したチャネルで
通話を行う移動無線機に好適な送信回路とその初期設定
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】PHSのように1つの無線周波チャネル
を時分割多重化して複数の通話チャネルとして利用する
移動無線システムでは、移動無線機の送信用電力増幅器
の出力を、所定の値となるように初期設定する。さらに
移動無線機と基地局との間の電波伝播状態は大幅に変動
するから、受信電界を見て、それが基準レベルよりある
程度以上変化したときには、次のタイムスロットで出力
電力を増減するという制御が行われる。
【0003】図2は、上記した移動無線機の出力電力調
整回路の概略構成を示すブロック図で、送信信号を先ず
前段の増幅率可変の増幅器21で増幅したのち、送信用
電力増幅器22で電力増幅してアンテナ1から送信す
る。送信用電力増幅器22の動作点を所定の値とするた
めにハードウェア構成のバイアス調整回路23を設け、
これによって送信用電力増幅器の電力増幅素子等のばら
つきによる特性のばらつきが生じないように調整が行わ
れていた。また、電波伝播状態の変動に伴う出力電力の
調整は、増幅器21の増幅率を変えることによって行わ
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術で
は、出力電力調整のために増幅率可変の前段増幅器を設
置している。このためハード量がふえ、それだけ移動無
線機の寸法、重量が大きくなる。また、送信用電力増幅
器の特性を揃えるためのバイアス調整回路は、可変抵抗
器等を用いており、調整可能な範囲内に送信用電力増幅
器の特性が入っている必要がある。これは逆にみると送
信用電力増幅器構成部品のばらつきが制限され、コスト
高になる問題があった。
【0005】本発明の目的は、従来よりも必要とする工
数が少なくてよく、且つ移動無線機の寸法、重量も小さ
くできる送信回路とその初期設定方法を提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、送信信号を電
力増幅してアンテナへ供給するための電力増幅手段と、
入力されたディジタル制御信号に応じたバイアス電流を
生成して前記電力増幅手段へ供給するためのディジタル
/アナログ変換手段と、受信電界検出手段と、該手段に
より検出された受信電界に対応した電力で送信が行われ
るような前記ディジタル制御信号を出力するための制御
手段と、前記ディジタル制御信号と前記電力増幅手段の
出力電力の値の組が複数個格納されていて、該格納され
た値の組が前記制御手段により参照されるところの記憶
手段と、を備えたことを特徴とする送信回路を開示す
る。
【0007】さらに本発明は、前記電力増幅手段の出力
電力を検出するための電力検出手段と、該手段により検
出された出力電力と、前記制御手段から出力されたディ
ジタル制御信号に対応する出力電力との差が、予め定め
た第1の域値をこえたときにアラームを出力し、さらに
予め定めた第2の域値をこえたとき送信を停止するため
の監視手段と、を付加したことを特徴とする送信回路を
開示する。
【0008】さらに本発明は、送信回路の初期設定方法
であって、前記制御手段から前記ディジタル制御信号を
その値をかえながら出力し、その出力に応じて前記電力
増幅器から出力される出力電力を計測し、その計測値が
予め定めた電力値になるたびに、当該電力値と前記ディ
ジタル制御信号値とを組として前記記憶手段へ格納する
ようにしたことを特徴とする送信回路の初期設定方法を
開示する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明になる送信回路の一構成例を示すブ
ロック図で、送信信号は送信用電力増幅器10に直接入
力されている。一方、CPU12は、受信電界検出系1
4からの検出信号Rを取り込み、その値に応じたディジ
タル制御信号Cを出力する。この信号はD/A変換器1
3で直流のバイアス電に変換され、送信用電力増幅器1
0のバイアス調整を行ってその出力電力を制御する。
【0010】図1の送信回路において、制御信号Cによ
って送信用電力増幅器のバイアス電流が変化して出力電
力が制御されるから、製造時の初期設定方法として、制
御信号Cの値をかえながら送信用電力増幅器10の出力
電力を計測し、制御信号の値Cjとそれに対応する送信
用電力増幅器10の出力電力Pjの値の組(Cj
j)、j=0、1、…をメモリ11へ格納しておく。
具体的な計測点としては、例えばP0を送信用電力増幅
器10の許容された最大出力値とし、以下、通常の送信
電力として実際に使用される出力値P1、P2、…(P0
>P1>P2…)とそれを与える制御信号の値C1、C2
…の組とする。この計測は、部品のばらつきがあるから
送信回路ごとに行っておかねばならないが、例えばCP
U12で制御信号Cの値をプログラムで自動的に変化さ
せながら出力電力測定値を取り込み、その値が予め定め
た値P0、P1、…となったとき、あるいはそれらの値と
所定値以下の偏差で一致したときの制御信号Cの値をメ
モリへ格納するようにすれば、ほとんど自動的に初期設
定が可能である。但し出力電力測定をこの初期設定時の
みに行う場合は、その測定手段の接続・設定等の作業は
必要となる。また、出力電力測定を他の目的もかねて後
述するように常時行うようにする場合には、この測定手
段も移動無線機に組み込まれるので、この手段を利用す
れば初期設定時の作業は一層自動化できる。
【0011】次に、上記のようにして初期設定された送
信回路による運用時の出力電力制御について説明する。
図3は時分割多重化された1つの無線周波チャネルに於
て、1つの移動無線機の送信出力が示されている。当該
移動無線機は、Tn-1、Tn、Tn+1、…で示した時間帯
に送信しており、それらの間の時間帯Wn、Wn+1、…で
は、PHSの場合は、同一無線周波チャネルを使ってい
る他の移動無線機の送受信や、当該移動無線機の受信動
作が行われている。またセルラー無線電話方式では
n、Wn+1、…には他の移動無線機による送信が行われ
る。図1の受信電界検出系14は、非送信時、例えば時
間帯Wnの間に受信電界を検出し、CPU12はその検
出信号Rを見て、次の時間帯Tnに於る送信レベルを決
め、D/A変換器13を介して送信用電力増幅器10の
バイアス電流を調整する。この調整にあたっては、受信
電界レベルに応じた出力となるように、受信電界レベル
とメモリ11に初期設定時に格納した制御信号Cの値と
の対応を予め定めておく。このようにして、送信用電力
増幅器の出力電力を容易に受信電界に応じて制御でき
る。
【0012】本実施例によると、CPUとメモリ及びD
/A変換器によるバイアス電流の調整は非常に広い可変
範囲を容易に実現でき、その初期設定も自動化が可能で
あるから、製造時に使用できる部品特性のばらつきの許
容範囲が大きくとれ、その作業も簡単になる。さらにC
PU11、メモリ12等は、移動無線機の他の制御にも
従来から用いられているものを利用でき、従って従来の
送信回路に比べれば大きさ、重量ともに減少し、経済性
も向上する。
【0013】次に、本発明の送信回路の別の構成例を図
4を用いて説明する。図4で図1と同一符号が付された
回路は同一の回路を示しており、図1と異なるのは、送
信用電力増幅器10の出力部の電力検出器16と、その
出力をディジタル化してCPU11へ入力するA/D変
換器15が付加されている点である。
【0014】この構成例においては、CPU11は自分
が出力した制御信号Cに対する実際の送信用電力増幅器
出力を、A/D変換器15の出力から知ることができ
る。そこで、出力制御信号により予定されている出力
と、実際の検出出力をCPU11で比較し、その差が所
定値以内であればそのまま送信を継続するが、所定値を
こえたときには図示しないスピーカあるいは表示器を用
いてアラームを出す。さらに上記の差が上記の所定値あ
るいは別に定めた域値をこえたときに送信を自動停止す
るようにしてもよい。こうして、本構成例により、送信
回路の信頼性を向上させることができると同時に、前述
したように初期設定に電力検出器16とA/D変換器1
5を利用することもできる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、回路構成が簡単になる
とともに自動的な初期設定が可能で、この結果移動無線
機の製造コストを下げ、且つ重量・寸法も小さくできる
効果がある。さらに送信用電力増幅器バイアス電流の調
整可能な範囲を広くとれるので、移動無線機構成部品の
特性ばらつきの許容範囲をより大きくすることができ、
不良品発生率の低下とあいまってコスト削減に効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる送信回路の一構成例を示すブロッ
ク図である。
【図2】従来の送信回路の一構成例を示すブロック図で
ある。
【図3】移動無線機の送信タイミングの説明図である。
【図4】本発明になる送信回路の他の構成例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
10 送信用電力増幅器 11 メモリ 12 CPU 13 D/A変換器 14 受信電界検出系 15 A/D変換器 16 電力検出器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信信号を電力増幅してアンテナへ供給
    するための電力増幅手段と、 入力されたディジタル制御信号に応じたバイアス電流を
    生成して前記電力増幅手段へ供給するためのディジタル
    /アナログ変換手段と、 受信電界検出手段と、 該手段により検出された受信電界に対応した電力で送信
    が行われるような前記ディジタル制御信号を出力するた
    めの制御手段と、 前記ディジタル制御信号と前記電力増幅手段の出力電力
    の値の組が複数個格納されていて、該格納された値の組
    が前記制御手段により参照されるところの記憶手段と、 を備えたことを特徴とする送信回路。
  2. 【請求項2】 前記電力増幅手段の出力電力を検出する
    ための電力検出手段と、 該手段により検出された出力電力と、前記制御手段から
    出力されたディジタル制御信号に対応する出力電力との
    差が、予め定めた第1の域値をこえたときにアラームを
    出力し、さらに予め定めた第2の域値をこえたとき送信
    を停止するための監視手段と、 を付加したことを特徴とする請求項1に記載の送信回
    路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の送信回路の初
    期設定方法であって、 前記制御手段から前記ディジタル制御信号をその値をか
    えながら出力し、その出力に応じて前記電力増幅器から
    出力される出力電力を計測し、その計測値が予め定めた
    電力値になるたびに、当該電力値と前記ディジタル制御
    信号値とを組として前記記憶手段へ格納するようにした
    ことを特徴とする送信回路の初期設定方法。
JP7719096A 1996-03-29 1996-03-29 送信回路とその初期設定方法 Pending JPH09270715A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7719096A JPH09270715A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 送信回路とその初期設定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7719096A JPH09270715A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 送信回路とその初期設定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09270715A true JPH09270715A (ja) 1997-10-14

Family

ID=13626907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7719096A Pending JPH09270715A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 送信回路とその初期設定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09270715A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100318908B1 (ko) * 1998-12-04 2002-04-22 윤종용 무선단말기의출력전력제어장치
JP2007522746A (ja) * 2004-02-13 2007-08-09 トムソン ライセンシング 減少した消費電力を有する無線送信機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100318908B1 (ko) * 1998-12-04 2002-04-22 윤종용 무선단말기의출력전력제어장치
JP2007522746A (ja) * 2004-02-13 2007-08-09 トムソン ライセンシング 減少した消費電力を有する無線送信機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6334050B1 (en) Arrangement and a method relating to a radio unit
US5669066A (en) Dynamic control of transmitting power at a transmitter and attenuation at a receiver
KR970000157B1 (ko) 전력 증폭기 포화 검출과 보정방법 및 장치
KR100291413B1 (ko) 이동통신단말기의송신전력제어장치
US6205189B1 (en) Digital automatic gain control method and device for use in communication terminal of mobile radio communication system
KR0184993B1 (ko) 이동 무선 유닛 및 이를 자동적으로 이득 제어하는 방법
US5551067A (en) Amplifier control system
US6236841B1 (en) Transmission output power control circuit for controlling each of antennas to optimal states
US5826177A (en) Radio transmitter
US20080311864A1 (en) Determining the Current Value of Transmission Power of a Radio Telecommunication Device
JP3289713B2 (ja) 無線送受信機
EP0388895A2 (en) Variable transmission power type transmitter
US5199110A (en) Transmitting power control circuit
RU2124809C1 (ru) Устройство и способ отслеживания мощности передачи с использованием сообщения о рабочей нагрузке
JPH09270715A (ja) 送信回路とその初期設定方法
JP3197467B2 (ja) 送信出力制御装置
KR20070021794A (ko) 이동 단말기의 출력 전력을 제어하는 장치 및 그 방법
US6701157B2 (en) Transmitter circuit architecture and method for reducing in-band noise in point to multipoint communication systems
JPH08506232A (ja) 送信パワーを調整する方法及びベースステーション
JP3125804B2 (ja) 受信信号強度測定装置
EP0948227A1 (en) Calibration technique
JP3063891B2 (ja) 携帯電話
JP2834043B2 (ja) 受信電界監視装置
KR100700594B1 (ko) 단말기의 출력 전력을 제어하는 장치 및 그 방법
GB2341055A (en) Transmission power control circuit